JP2007107296A - 作業装置の取付部材及びこれを備えた作業機械 - Google Patents

作業装置の取付部材及びこれを備えた作業機械 Download PDF

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雅之 村上
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Abstract

【課題】着脱される複数種類の作業装置に共通のモータを使用しながら、コストの低減及び走行体の小型化を図ることができる作業装置の取付部材及びこれを備えた作業機械を提供すること。
【解決手段】後端部がメインフレーム8に連結されるとともに前端部が除雪機3に着脱自在とされたアーム15と、アーム15の前端部に設けられた保持部16と、保持部16に保持されているとともに除雪機3の入力軸J8に対し着脱自在な出力軸J12を有するモータ18とを備え、保持部16は、アーム15の前端部が除雪機3に装着されることにより、モータ18の出力軸J12が除雪機3の入力軸J8に連結自在となるように、モータ18を位置決めして保持するようになっている。
【選択図】図2

Description

本発明は、除雪機や草刈機等の作業装置を自走式の走行体に装着するための技術に関するものである。
従来から、前記作業装置としては、トラクター等の自走式の走行体に着脱自在に構成されたものが知られている。この種の作業装置は、走行体との干渉を防止するためにアーム等の取付部材を介して所定の間隔を空けて走行体に取り付けられるのが一般である。
また、前記作業装置は、その入力軸にモータの回転駆動力が伝達されることにより除雪用オーガや草刈刃等の駆動対象物を回転駆動するようになっている。
具体的に、前記入力軸にモータの出力軸が直接連結された作業装置が知られている。しかしながら、この作業装置においては、取付部材に着脱する複数種類の作業装置のそれぞれについてモータが必要となり、作業装置自体がコスト高となる。ここで、出力軸と入力軸とを着脱自在としてモータを複数の作業装置で共通に使用することも考えられるが、この場合には、モータを着脱自在とする作業装置の改造を要するだけでなく、作業装置の交換のたびに、走行体に配線等を介して接続されたモータを別の作業装置に装着しなければならず、モータの装着作業及びその際の配線等の取り回しに手間がかかり作業性が悪い。
一方、例えば、特許文献1に示されるように、駆動車(走行体)と吸込式除雪装置(作業装置)とがリンク(取付部材)を介して所定の間隔で連結された吸込式除雪機において、駆動車に設けられた駆動源(モータ)に連結された作業出力用プロペラシャフトを、吸込式除雪装置まで延ばすとともにカップリングを介して吸込式除雪装置の回転軸(入力軸)に着脱自在に連結するようにしたものも知られている。
この特許文献1の吸込式除雪装置によれば、駆動車から延びる作業出力用プロペラシャフトを、吸込式除雪装置との間で掛け渡すようにして入力軸に装着するという簡便な操作で、リンクに着脱される複数種類の作業装置に対し共通の駆動源を利用することができる。
特開昭58−160417号公報
しかしながら、前記特許文献1の技術では、取付部材に着脱される複数種類の作業装置に対し共通のモータを利用することができるものの、走行体と作業装置との間に作業出力用のシャフトが必要となるため、コストが増大するという問題があった。
さらに、特許文献1の技術では、モータを設けるための大きなスペースを走行体に確保する必要があるので、当該走行体を小型化することが難しかった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、着脱される複数種類の作業装置に共通のモータを使用しながら、コストの低減及び走行体の小型化を図ることができる作業装置の取付部材及びこれを備えた作業機械を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明は、入力軸にモータの回転駆動力が伝達されることにより駆動対象物を駆動する作業装置を、自走式の走行体に対し所定の間隔を空けて取り付けるための部材であって、一方の端部が前記走行体に連結されるとともに他方の端部が前記作業装置に着脱自在とされたアームと、前記アームの前記他方の端部に設けられた保持部と、この保持部に保持されているとともに、前記入力軸に対し着脱自在な出力軸を有するモータとを備え、前記保持部は、前記アームの他方の端部が前記作業装置に装着されることにより、前記モータの出力軸が前記作業装置の入力軸に連結自在となるように、前記モータを位置決めして保持することを特徴とする作業装置の取付部材を提供する。
本発明によれば、保持部に装着されたモータの出力軸と、アームに装着される作業装置の入力軸とを連結することができるので、アームに着脱される複数種類の作業装置に共通のモータを利用することができる。
さらに、本発明では、アームの端部(保持部)に保持されたモータによって作業装置を駆動することができるので、走行体自体にモータを配置することが不要となり、当該走行体の小型化を図ることができる。
また、本発明では、モータが保持されるアームの端部に作業装置を装着することによって、当該作業装置の入力軸とモータの出力軸とを直接連結することができるので、これら両軸の間に駆動力伝達用のシャフト等の特別な構成を要する場合と比較してコストを低減することができるだけでなく、当該シャフトを省略できる分だけ作業装置と走行体との間のスペースを有効に活用することができる。
したがって、本発明によれば、着脱される複数種類の作業装置に共通のモータを使用しながら、コストの低減及び走行体の小型化を図ることができる。
前記アームを走行体に対し着脱不能に取り付けてもよいが、前記アームは、前記走行体に対し着脱自在に構成されていることが好ましい。
この構成によれば、作業装置を使用しないときに、アームを取り外すことにより走行体をコンパクトな形態とすることができる。
前記作業装置の取付部材において、前記アームは、前記走行体に対し水平軸回りに揺動自在に支持されているとともに、前記走行体とアームとの間に設けられ当該走行体に対し前記アームを揺動させる駆動部をさらに備えていることが好ましい。
この構成によれば、駆動部により作業装置を昇降させることができる。
さらに、前記アームの揺動動作の際に前記作業装置の姿勢が維持されるように、前記走行体と前記作業装置との間に設けられたリンク部材を備えていることが好ましい。
この構成によれば、リンク部材によって作業装置の姿勢を維持させながら当該作業装置を昇降させることができる。
また、本発明は、前記取付部材と、この取付部材によって所定の間隔を空けて連結された作業装置及び走行体と、この走行体に旋回自在に搭載された旋回体とを備えた作業機械を提供する。
この構成によれば、取付部材によって作業機械に複数種類の作業装置を取り付けることができ、さらに、これらの作業装置を共通のモータで駆動することができる。
前記作業機械において、前記アームは、走行体の排土ブレードを取り付ける取付部に対し水平軸回りに揺動自在に支持されることが好ましい。
この構成によれば、排土ブレード用の取付部を、アーム取付用として兼用することができるので、当該アームを取り付けるために走行体に特別な設計変更等を行うことが不要となる。
本発明によれば、着脱される複数種類の作業装置に共通のモータを使用しながら、コストの低減及び走行体の小型化を図ることができる。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係る除雪機が装着された油圧ショベルの全体構成を示す側面図である。図2は、図1の油圧ショベルの下部走行体、取付部材及び除雪機の構成を示す平面一部断面図である。
各図を参照して、作業機械の一例としての油圧ショベル1は、ショベル本体2と、除雪機(作業装置)3と、これらショベル本体2と除雪機3とを所定の間隔を空けて連結する取付部材4とを備えている。
ショベル本体2は、下部走行体5と、この下部走行体5上に旋回自在に搭載される上部旋回体6と、この上部旋回体6に起伏自在に装備され、先端に図略のバケットが装着されたアタッチメント7とを備えている。
下部走行体5は、上部旋回体6が搭載されるメインフレーム8と、このメインフレーム8の両側に配置されたクローラ9とを備え、これらクローラ9に巻回されたクローラベルト9aを回転させることにより走行することが可能とされている。なお、クローラ9の長手方向を前後方向とし、各クローラ9が対向する方向を左右方向として以下説明する。
メインフレーム8には、図略の排土ブレードを取り付ける取付部10が前方に延びて形成されている。
具体的に、取付部10は、左右一対のアームブラケット11a及びアームブラケット11bと、これらアームブラケット11a、11bの間に配置されたシリンダブラケット12とを備えている。このシリンダブラケット12には、油圧シリンダ(駆動部)14のロッド14aが左右に延びる軸J1回りに揺動自在に支持されている。
一方、アームブラケット11a、11bには、取付部材4が支持されている。
図3は、図2のIII−III線断面図である。
図2及び図3を参照して、取付部材4は、前記アームブラケット11a、11bに支持されたアーム15と、このアーム15の先端部(前端部)に設けられた保持部16と、この保持部16と前記シリンダブラケット12との間に支持されたリンク17と、前記保持部16に装着されたモータ18とを備えている。
アーム15は、左右一対のアーム板19a及びアーム板19bと、これらアーム板19a、19bを長手方向の途中部で連結するステー20とを備えている。
アーム板19a、19bは、それぞれアームブラケット11a、11bに対し左右に延びる水平軸J2及び水平軸J3回りに揺動自在に軸支されているとともに、これら水平軸J2、J3を挿抜することによりアームブラケット11a、11bに着脱可能とされている。
ステー20は、左右に延びるとともにその左右略中央位置から後方へ延びるシリンダブラケット20aを備え、このシリンダブラケット20aには、前記油圧シリンダ14のシリンダ本体14bが左右に延びる軸J4回りに揺動自在に支持されている。したがって、油圧シリンダ14のロッド14aが伸縮することに応じて、アーム15が水平軸J2、J3回りに揺動することになる。
図4は、図3の保持部16を示す背面図である。
図2〜図4を参照して、保持部16は、各アーム板19a、19bの先端部に対し左右一対の軸J10及び軸J11回りに揺動自在に支持されている。これら軸J10、J11は、それぞれ左右に延びる同一軸線上に配置されている。
具体的に、保持部16は、各アーム板19a、19bの間で前記軸J10、J11により支持された枠状フレーム21と、この枠状フレーム21に固定された取付板22とを備えている。
枠状フレーム21は、下方へ開くコの字型の底板部21aと、この底板部21aの外縁に沿って後方へ直角に折り返された側壁部21bと、この側壁部21bから底板部21aよりも下方に延びる左右一対の脚部21cとを備え、これら脚部21cが前記軸J10、J11によってそれぞれ各アーム板19a、19bに軸支されている。
底板部21aの右側位置には、左右一対のリンクブラケット23が後方へ延びて形成されている。そして、前記リンク17は、その後端部がシリンダブラケット12に対し前記軸J1回りに、その前端部がリンクブラケット23に対し軸J6回りにそれぞれ揺動自在に支持されており、このリンク17と前記各アーム板19a、19bとによって平行リンク機構が形成されている。そのため、保持部16は、各アーム板19a、19bの揺動動作に応じてその姿勢を保持したまま(前後への傾動を阻止されながら)昇降することになる。
側壁部21bの上部には、連結支柱24が立設されている。この連結支柱24は、左右方向に延びる連結軸J7によって後述する除雪機3に対し揺動自在、かつ、着脱自在に装着されるようになっている。
一方、取付板22は、コの字型の底板部21aの3片に跨るように複数のボルトB1によって当該底板部21aに固定されている。
この取付板22には、前後に貫通する貫通孔22aが形成され、この貫通孔22aの縁部にモータ18がボルトB2によって取り付けられている。この取付状態において、モータ18の出力軸J12は、貫通孔22aを通って前方へ導出されている(図2参照)。
一方、図1〜図3を参照して、除雪機3は、本体カバー25と、この本体カバー25内に収容された排雪機構26とを備えている。
本体カバー25は、前方に開口する導入部27と、この導入部27から後方に連通するとともに後方開口部が裏板28aによって閉塞された収集部28と、この収集部28から上方に延びるシュート部29とを備え、前記導入部27から導入された雪を収集部28及びシュート部29を通して上方へ排雪する経路を構成する。
排雪機構26は、前記導入部27内に設けられたオーガ30と、導入部27から裏板28aを貫通して後方に延びる入力軸J8と、この入力軸J8の回転駆動力をオーガ30に伝達するギヤ31と、入力軸J8の後部に固定されたブロアファン32とを備えている。
オーガ30は、左右に延びる軸J9と、この軸J9に固定されたオーガ羽根33とを備え、軸J9の回転駆動に応じてオーガ羽根33によって前方の雪を後方(収集部28側)へかき出すようになっている。
ギヤ31は、入力軸J8回りの回転駆動力を軸J9回りの回転駆動力に変換して当該軸J9に伝達するようになっている。
ブロアファン32は、前記収集部28内に配設され、軸J9の回転駆動に応じて前記オーガ羽根33によってかき出された雪を上方へ跳ね上げて前記シュート部29を介して上方へ噴出すようになっている。
そして、前記本体カバー25には、収集部28から後方へ延びる左右一対の取付ブラケット34a及び取付ブラケット34bと、これら取付ブラケット34a、34bの上方で前記導入部27から後方に延びる上部ブラケット35(図1参照)とを備えている。
取付ブラケット34a、34bは、前記各アーム板19a、19bのそれぞれを左右外側から挟み込むことができる寸法だけ左右に離間して配置されている。そして、これら取付ブラケット34a、34bは、前記軸J10及び軸J11によってそれぞれ各アーム板19a、19bに対し揺動自在、かつ、着脱自在に装着することが可能とされている。
すなわち、図4に示すように、軸J10は、取付ブラケット34a、アーム板19a及び右側の脚部21cを貫通するとともに左右両端にナットN1が締結されて、これら3者を一体に保持している。この状態において、取付ブラケット34a、アーム板19a及び枠状フレーム21は、それぞれ軸J10回りに揺動自在とされている。一方、前記ナットN1を取り外して軸J10を引き抜くことにより取付ブラケット34aをアーム板19aから取り外すことができる。
同様に、軸J11は、取付ブラケット34b、アーム板19b及び左側の脚部21cを貫通するとともに左右両端にナットN2が締結されて、これら3者を一体に保持している。この状態において、取付ブラケット34b、アーム板19b及び枠状フレーム21は、それぞれ軸J11回りに揺動自在とされている。一方、前記ナットN2を取り外して軸J11を引き抜くことにより取付ブラケット34bをアーム板19bから取り外すことができる。
一方、上部ブラケット35は、前記連結支柱24に対し連結軸J7回りに揺動自在、かつ、着脱自在に装着することが可能とされている。
すなわち、上部ブラケット35は、連結支柱24を左右に跨ぐように二股状に形成されている一方、連結軸J7は、この上部ブラケット35及び連結支柱24を左右に貫通するとともに左右両端にナットN3が締結されて、これら両者を一体に保持している。この状態において、上部ブラケット35と連結支柱24とは、それぞれ連結軸J7回りに揺動自在とされている。一方、前記ナットN3を取り外して連結軸J7を引き抜くことにより上部ブラケット35を連結支柱24から取り外すことができる。
このように、上部ブラケット35によって保持部16と除雪機3とが連結されているので、当該保持部16と除雪機3とは、これら両者の位置関係を保ったまま前記軸J10、J11回りに取付ブラケット34a、34bに対し揺動することになる。
そして、前記取付ブラケット34a、34b及び上部ブラケット35によって、除雪機3が保持部16に装着された状態においては、モータ18の出力軸J12と入力軸J8とが連結自在に配置される。
すなわち、前記保持部16は、装着される除雪機3の入力軸J8と出力軸J12とが同一軸線上に配置されるように、モータ18を取り付けることが可能とされている。
そして、これら入力軸J8と出力軸J12とは、図5に示すように、カップリング36を介して連結自在とされている。
図5は、モータの出力軸と除雪機の入力軸とを連結するカップリングを示す斜視図である。
図5を参照して、カップリング36は、出力軸J12及び入力軸J8にそれぞれ設けられた噛合部材37と、これら噛合部材37の間に配置されるエレメント38とを備えている。
このカップリング36は、各噛合部材37の爪部37aが相手側の凹部37bに相互に係合することにより前記出力軸J12の回転駆動力が入力軸J8に伝達されるとともに、爪部37aと凹部37bの側面との間に介在するエレメント38が緩衝材として機能することにより各爪部37aの破損等を抑制するようになっている。
そして、前述したように各軸J7、J10及びJ11による保持部16と除雪機3との連結状態においては入力軸J8と出力軸J12とが同一軸線上に位置決めされるので、これら保持部16と除雪機3とを装着することによって両軸J8、J12をカップリング36を介して連結することができる。
また、除雪機3が保持部16に装着された状態においては、油圧シリンダ14のロッド14aを伸縮させることにより、アーム15を揺動して当該アーム15の前端部に装着された除雪機3を昇降させることができる。
このとき、保持部16とメインフレーム8との間にはリンク17が設けられて前記アーム15との間で平行リンク機構が形成されているので、昇降動作中における除雪機3の軸J7、J10及びJ11回りの傾動を抑止することができる。
なお、前記実施形態では、作業装置として除雪機3を例示したが、草刈機等、他の種類の作業装置も前記アーム15(各アーム板19a、19b)に装着することができる。すなわち、作業装置は、種類の別にかかわらず、各アーム板19a、19bとの取付位置、及びこの取付位置と入力軸(前記実施形態では入力軸J8)との位置関係が予め設定されているので、前述した除雪機3に限定されず他の種類の作業装置をアーム15に装着した場合であっても、その入力軸に対しモータ18の出力軸J12を着脱することができる。
以上説明したように、油圧ショベル1によれば、保持部16に装着されたモータ18の出力軸J12と、アーム15に装着される除雪機3の入力軸J8とを連結することができるので、アーム15に着脱される複数種類の作業装置に共通のモータ18を利用することができる。
さらに、油圧ショベル1では、アーム15の端部(保持部16)に保持されたモータ18によって除雪機3を駆動することができるので、ショベル本体2自体にモータ18を配置することが不要となり、当該ショベル本体2の小型化を図ることができる。
また、油圧ショベル1では、モータ18が保持されるアーム15の端部に除雪機3を装着することによって当該除雪機3の入力軸J8とモータ18の出力軸J12とを直接連結することができるので、これら両軸J8、J12の間に駆動力伝達用のシャフト等の特別な構成を要する場合と比較してコストを低減することができるだけでなく、当該シャフトを省略できる分だけ除雪機3とショベル本体2との間のスペースを有効に活用することができる。
したがって、上述した油圧ショベル1によれば、着脱される複数種類の作業装置に共通のモータ18を使用しながら、コストの低減及びショベル本体2の小型化を図ることができる。
特に、前記実施形態のように取付部材4によって除雪機3が取り付けられた油圧ショベル1は、道幅の狭い道路上の雪を除雪する場合に、その道路に侵入する手前の位置から前記アタッチメント7を倒伏させるとともにそのバケットにより前記道路上の雪を油圧ショベル1側へ引き寄せた上で、この雪を除雪機3によって排雪することができるので、道幅の狭い道路に侵入することなく当該道路上の雪を除雪することができる。
したがって、道幅の狭い道路内で油圧ショベル1を走行させるという不安定な作業を避けることができるだけでなく、仮に前記道路の道幅が油圧ショベル1の浸入できない道幅であっても、少なくともアタッチメント7を倒伏できる道幅であれば、前記油圧ショベル1によって道路上の雪を排雪することができる。
また、前記実施形態では、アーム15がメインフレーム8に対し着脱可能とされているので、除雪機3を使用しないときに、アーム15を取り外すことによりショベル本体2をコンパクトな形態とすることができる。
そして、前記実施形態では、油圧シリンダ14のロッド14aの伸縮動作によりアーム15を水平軸J2、J3回りに揺動させることができるので、この油圧シリンダ14によって除雪機3を昇降させることができる。
さらに、前記実施形態では、アーム15とリンク17によって平行リンク機構が形成されているので、除雪機3の姿勢を維持させながら当該除雪機3を昇降させることができる。
また、アーム15が排土ブレード(図示せず)を取り付ける取付部10に対し水平軸J2、J3回りに揺動自在に支持された前記実施形態によれば、排土ブレード用の取付部10をアーム15の取付用として兼用することができるので、当該アーム15を取り付けるためにショベル本体2に特別な設計変更等を行うことが不要となる。
なお、前記実施形態では、各アーム板19a、19bと保持部16とを別々とした構成について説明したが、これら両者を一体に構成してもよい。すなわち、各アーム板19a、19bに直接モータ18を装着するようにしてもよい。
本発明に係る除雪機が装着された油圧ショベルの全体構成を示す側面図である。 図1の油圧ショベルの下部走行体、取付部材及び除雪機の構成を示す平面一部断面図である。 図2のIII−III線断面図である。 図3の保持部を示す背面図である。 図2のカップリングの構成を示す斜視図である。
符号の説明
1 油圧ショベル(作業機械)
2 ショベル本体(走行体)
3 除雪機(作業装置)
4 取付部材
10 取付部
14 油圧シリンダ(駆動部)
15 アーム
16 保持部
17 リンク
18 モータ
36 カップリング
J2 水平軸
J3 水平軸
J8 入力軸
J12 出力軸

Claims (6)

  1. 入力軸にモータの回転駆動力が伝達されることにより駆動対象物を駆動する作業装置を、自走式の走行体に対し所定の間隔を空けて取り付けるための部材であって、
    一方の端部が前記走行体に連結されるとともに他方の端部が前記作業装置に着脱自在とされたアームと、
    前記アームの前記他方の端部に設けられた保持部と、
    この保持部に保持されているとともに、前記入力軸に対し着脱自在な出力軸を有するモータとを備え、
    前記保持部は、前記アームの他方の端部が前記作業装置に装着されることにより、前記モータの出力軸が前記作業装置の入力軸に連結自在となるように、前記モータを位置決めして保持することを特徴とする作業装置の取付部材。
  2. 前記アームは、前記走行体に対し着脱自在に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の作業装置の取付部材。
  3. 前記アームは、前記走行体に対し水平軸回りに揺動自在に支持されているとともに、前記走行体とアームとの間に設けられ当該走行体に対し前記アームを揺動させる駆動部をさらに備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の作業装置の取付部材。
  4. 前記アームの揺動動作の際に前記作業装置の姿勢が維持されるように、前記走行体と前記作業装置との間に設けられたリンク部材をさらに備えていることを特徴とする請求項3に記載の作業装置の取付部材。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載の取付部材と、この取付部材によって所定の間隔を空けて連結された作業装置及び走行体と、この走行体に旋回自在に搭載された旋回体とを備えた作業機械。
  6. 前記アームは、走行体の排土ブレードを取り付ける取付部に対し水平軸回りに揺動自在に支持されることを特徴とする請求項5に記載の作業機械。
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