JP2007101952A - 液晶表示装置 - Google Patents

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Norihiro Yoshida
典弘 吉田
Arihiro Takeda
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Abstract

【課題】表示品位に優れた液晶表示装置を提供する。
【解決手段】液晶表示装置は、第1基板と、第2基板と、液晶層と、それぞれ透過領域R2を含んだ複数の画素部7とを備えている。各画素部7は、画素電極15と、突起26とを有している。突起26は、第1突起部26aと、少なくとも第1突起部の幅w2と異なる幅w3および第1突起部の高さと異なる高さの何れかを有した第2突起部26bとを含んでいる。
【選択図】 図2

Description

この発明は、液晶表示装置に関する。
一般に、液晶表示装置は、軽量、薄型、低消費電力等の特徴を有しているため、OA(オフィス‐オートメーション)機器、情報端末機、時計およびテレビ等様々な分野に応用されている。特に、液晶表示装置は、スイッチング素子として薄膜トランジスタを備えることにより高速応答性が得られるため、携帯テレビやコンピュータ等、多量の情報を表示する電子機器の表示部に用いられている。
近年、情報量の増加に伴い、画像の高精細化や表示速度の高速化に対する要求が高まっている。画像の高精細化は、例えば、上述したTFTが形成されたアレイ基板の構造を微細化することで実現されている。
一方、表示速度の高速化に関しては、従来の表示モードの代わりに、ネマティック液晶を用いたOCB(Optically Compensated Birefringence)モード、VA(Vertically Aligned)モード、HAN(Hybrid Aligned Nematic)モード、π配列モードやスメクチック液晶を用いた界面安定型強誘電性液晶(Surface Stabilized Ferroelectric Liquid Crystal)モードおよび反強誘電性液晶モードを採用することが検討されている。
これら表示モードのうち、VAモードでは、従来のTN(Twisted Nematic)モードよりも速い応答速度を得ることができ、しかも垂直配向のため、静電気破壊などの不良を発生させるラビング処理が不要である。なかでも、マルチドメイン型VA(Multi-domain Vertical Alignment)モードは、視野角の拡大が比較的容易であることから特に注目を集めている。
MVAモードは、例えば、マスクラビング、画素電極構造の工夫、画素内に突起を設けるなどして実現している。これにより、液晶層に電圧を印加した際に液晶分子の配列方向が互いに90°の角度となるよう画素内を4つの領域に配向分割をして、視角特性の対称性改善と反転現象の抑止を実現している(例えば、特許文献1参照)。
さらに、液晶分子が垂直に配列した状態、すなわち黒色表示状態での液晶層の位相差の視角依存性を負の位相差板を用いて補償し、コントラスト(CR)視角を良好にした液晶表示装置が知られている。また、負の位相差板に面内位相差をもたせて2軸位相差板とすることで、偏光板の視角依存性も補償し、さらに優れたCR視角特性を実現した液晶表示装置が知られている。
特開平11−258606号公報
しかしながら、従来のMVAモードは、中間調や白色表示の視角補償は不十分であり、表示画面を正面から見た場合と斜めから見た場合とで階調特性が異なり、多色表示した場合に表示画面を斜めから見た場合は、中間調表示を維持できず、全体的に白茶けて見えてしまう問題がある。また、白色表示した場合に表示画面を斜めから見た場合は、中間調の輝度が白色表示の輝度と差のない状態となり、中間調表示において全体的に白茶けた表示に見えるという問題もある。
特に、2分割配向MVAでは、配向分割の方向が左右の2つの配向領域間で互いに平行となって逆方向に液晶分子が配向するため、上下方向では中間調における位相差の異方性を補償しあう。ところが、左右方向では位相差の異方性は一様に作用するため正面と左右方向で印加電圧に対する位相差の変化度が変わり、中間調視角特性は劣ってしまう。
この発明は以上の点に鑑みなされたもので、その目的は、表示品位に優れた液晶表示装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の態様に係る液晶表示装置は、
第1基板と、この第1基板に隙間を置いて対向配置された第2基板と、前記第1基板および第2基板間に狭持された液晶層と、前記第1基板上に形成されている画素電極と、前記第2基板上に形成されている対向電極と、前記第2基板上に形成され液晶層の液晶分子の傾く方向を制御する前記第1基板側に突出している突起とを具備し、前記突起は、第1突起部と、この第1突起部と異なる幅および異なる高さの少なくとも何れかを有した第2突起部によって構成されることを特徴としている。
また、本発明の他の態様に係る液晶表示装置は、第1基板と、この第1基板に隙間を置いて対向配置された第2基板と、前記第1基板および第2基板間に狭持された液晶層と、前記第1基板上に形成されている画素電極と、前記第2基板上に形成されている対向電極と、前記第2基板上に形成され液晶層の液晶分子の傾く方向を制御する前記第1基板側に突出している突起とを具備し、前記画素電極は、第1電極と、この第1電極と異なる幅を有した第2電極によって構成されることを特徴としている。
また、本発明の他の態様に係る液晶表示装置は、第1基板と、この第1基板に隙間を置いて対向配置された第2基板と、前記第1基板および第2基板間に狭持された液晶層と、前記第1基板上に形成されている画素電極と、前記第2基板上に形成されている対向電極と、前記第2基板上に形成され液晶層の液晶分子の傾く方向を制御する前記第1基板側に突出している突起とを具備し、前記突起は、第1突起部と、この第1突起部と異なる幅および異なる高さの少なくとも何れかを有した第2突起部によって構成され、前記画素電極は、第1電極と、この第1電極と異なる幅を有した第2電極によって構成されることを特徴としている。
この発明によれば、表示品位に優れた液晶表示装置を提供することができる。
以下、図面を参照しながらこの発明の実施の形態に係る半透過型の液晶表示装置について詳細に説明する。
図1、図2および図3に示すように、液晶表示装置は、第1基板としてのアレイ基板1と、このアレイ基板に所定の隙間を置いて対向配置された第2基板としての対向基板2と、これらアレイ基板および対向基板間に狭持された液晶層3とを備えている。
アレイ基板1は、透明な絶縁基板としてのガラス基板10を備えている。このガラス基板10上には、複数の信号線11および図示しない複数の走査線が配設されている。信号線11は第1方向d1に配設され、走査線は第1方向に直交する第2方向d2に配設されている。隣合う2本の信号線11および隣合う2本の走査線でそれぞれ囲まれた複数の画素領域R1は第1方向d1および第2方向d2にマトリクス状に設けられ、これら複数の画素領域内にはそれぞれ画素部7が形成されている。例えば、各画素部7は、第1方向d1の長さが150μmであり、第2方向の幅が50μmである。なお、第1方向d1および第2方向d2は、アレイ基板1の平面および対向基板2の平面に平行な方向である。
アレイ基板1において、画素部7は、ガラス基板10上に形成され、スイッチング素子として、アモルファスシリコンまたはポリシリコン等の半導体膜を有したTFT(薄膜トランジスタ)12を有している。上記したように、ガラス基板10上には信号線11、走査線およびTFT12等のアレイパターン13が形成されている。
アレイパターン13の他、ガラス基板10上には、金属薄膜としてのアルミニウム薄膜等光を反射する材料の薄膜からなる複数の反射部14およびITO(インジウム・ティン・オキサイド)等の透明な導電膜からなる複数の画素電極15が形成されている。なお、図示しないが、反射部14は、対向基板2に対向した側に小さな凹凸状の表面Sを有している。反射部14および画素電極15は、それぞれ画素領域R1に重なって画素部7を形成している。また、ガラス基板10上には、画素電極15を覆った垂直配向膜16が成膜されている。垂直配向膜16上には複数本の柱状スペーサ17が形成されている。
対向基板2は、透明な絶縁基板としてのガラス基板20を備えている。このガラス基板20上には、ブラックマトリクスとして機能する格子状の遮光層22と、複数の赤色の着色層23R、複数の緑色の着色層23Gおよび複数の青色の着色層23Bを有したカラーフィルタ21とが配設されている。各着色層23R、23G、23Bは、その周縁部が遮光層22に重なって配設されている。
カラーフィルタ21上には複数の突出部24が形成されている。突出部24は、例えば感光性アクリルレジストで形成されている。突出部24の厚さは、例えば1.8μmである。突出部24は画素部7を形成している。なお、突出部24は、TFT12や画素電極15等の能動素子が形成されたアレイ基板1と対向する対向基板2に設けることが好ましい。突出部24は透明であり、透光性を有している。
カラーフィルタ21および突出部24上には、ITO等の透明な導電膜からなる対向電極25が形成されている。対向電極25上には複数の突起26が形成されている。対向電極25および突起26上に垂直配向膜27が成膜されている。なお、垂直配向膜16、27の膜厚は100nm程度である。
アレイ基板1および対向基板2は、これら両基板の周縁部に配設されたシール材30により互いに接合され、柱状スペーサ17により所定の隙間を置いて保持して対向配置されている。液晶層3は、アレイ基板1、対向基板2およびシール材30間に狭持されている。液晶層3は、誘電率異方性が負の液晶材料で形成されている。液晶層3は、液晶分子の配列が垂直配向となる垂直配向型である。液晶層3の層厚は、例えば3.6μmである。
アレイ基板1の外面には第1光学部4が設けられ、対向基板2の外面には第2光学部5が設けられている。この実施の形態において、第1光学部4および第2光学部5はそれぞれ偏光板で形成されている。
第1光学部4の外面側にバックライトユニット6が設けられている。バックライトユニット6は、第1光学部4と対向し導光板を含む導光体6aと、この導光体の一側縁に対向配置された光源6bおよび反射板6cとを有している。上記したように、マルチドメイン型VAモードの半透過型の液晶表示装置が完成する。
以下、上記のように構成された画素部7、特に、突起26について詳述する。なお、実施例1、2、3、4および比較例1、2において、他の構成は上述した実施例1と同一であり、同一の部分には同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
(実施例1)
図2、図3、図4および図5に示すように、画素部7は、アレイ基板1および対向基板2間にマトリクス状に設けられている。画素部7(画素領域R1)は、第1方向d1に平行な長軸を有し、矩形状である。画素部7(画素領域R1)は、画素部(画素領域)の長軸の方向に隣接して並んだ矩形状の透過領域R2および矩形状の反射領域R3を含んでいる。
複数の突出部24は、第2方向d2に延出しているとともに第1方向d1に並んで形成されている。突出部24はストライプ状または島状に形成されている。複数の突出部24は、それぞれ第2方向d2に並んだ複数の反射領域R3に重なって設けられている。突出部24はアレイ基板1側に突出し、透過領域R2と反射領域R3とに段差を形成している。このため、反射領域R3と対向した液晶層3の層厚は、透過領域R2と対向した液晶層3の層厚より薄くなっている。
反射部14は矩形状であり、反射領域R3に重なっている。画素電極15は第1方向d1に長軸を有した矩形状であり、透過領域R2および反射領域R3に重なっている。なお、言うまでもないが、反射領域R3において、反射部14および画素電極15は重なっている。
突起26は、透過領域R2および反射領域R3に位置している。突起26は、第1突起部26aおよび第2突起部26bを有している。第1突起部26aおよび第2突起部26bは、第1方向d1に隣接して並んでいる。突起26は、第1突起部26aおよび第2突起部26bが一体となりストライプ状に形成されている。第1突起部26aおよび第2突起部26bは対向電極25の表面からアレイ基板1側に突出している。突起26は、透過領域R2および反射領域R3と対向した液晶層3の液晶分子の傾く方向を制御する機能を有している。突起26は、透過領域R2および反射領域R3を第2方向d2に2等分するように形成されている。
第1突起部26aおよび第2突起部26bは、それぞれほぼ半円形の断面を有した凸部が第1方向d1に延出して形成されている。第2方向d2において、突起26の幅w1は不均一であるため、第1突起部26aの幅w2と第2突起部26bの幅w3とは異なっている。突起26の高さh1は不均一であるため、第1突起部26aの高さh2と第2突起部26bの高さh3とは異なっている。
この実施例において、第1突起部26aの幅w2は8μmであり、その高さh2は1.0μmである。第2突起部26bの幅w3は20μmであり、その高さh3は1.6μmである。また、第1突起部26aは第1方向d1に分断して形成され、第2突起部26bは、分断された第1突起部26a間、かつ、透過領域R2の中央に位置している。なお、第2方向d2において、画素電極15の幅w4は均一であり、例えば、40μmである。
次に、上記実施例1の液晶表示装置の視野角に対する輝度の変化について説明する。ここでは、液晶表示装置が8階調表示を行うものとして説明する。
図6に示すように、表示画面の正面方向(0°)において、液晶表示装置の8階調の輝度Lは均等に分けられている。表示画面の左右方向において、液晶表示装置の8階調の輝度Lは不均等に分けられ、正面方向に比べて高輝度である。1つの階調で、表示画面の正面方向の輝度が最小値Lminを示すため、左右方向において輝度が最大値Lmaxを示すことになる。輝度の最大値Lmaxと輝度の最小値Lminとの差をΔLとする。また、最大値Lmaxを100%とする。すると、8階調の内、中間調においてΔLが最大となり、中間調において、ΔLは25%となる。上記のことから、液晶表示装置は、視野角に対する輝度のばらつきを抑制しているため、視角特性に優れている。
次に、比較例1、2として、液晶表示装置の突起26が均一な幅および均一な高さに形成された場合について説明する。
(比較例1)
図10に示すように、比較例1では、突起26は、ほぼ半円形の断面を有した凸部が第1方向d1に延出して形成されている。突起26の幅w1および高さh1は均一である。比較例1では、突起26の幅w1は20μmであり、その高さh1は1.6μmである。
ここで、比較例1の液晶表示装置の視野角に対する輝度の変化について説明する。ここでは、液晶表示装置が8階調表示を行うものとして説明する。
図11に示すように、表示画面の正面方向(0°)において、液晶表示装置の8階調の輝度Lは均等に分けられているものの、表示画面の左右方向において、液晶表示装置の8階調の輝度Lは不均等に分けられ、正面方向に比べて格段に高輝度である。比較例1の液晶表示装置の中間調において、ΔLは45%である。
(比較例2)
比較例2では、比較例1とほぼ同様に形成されているが、突起26の幅w1および高さh1が比較例1と異なっている。比較例2では、突起26の幅w1は8μmであり、その高さh1は1.0μmである。なお、図示しないが、比較例2の液晶表示装置の中間調において、ΔLは、比較例1とほぼ同等であり45%程度である。
上記したことから、実施例1の液晶表示装置のΔLは、比較例1、2のΔLに比べ20%程度小さい。このため、その20%分、実施例1の液晶表示装置が視角特性に優れている。
また、図12に示すように、実施例1の液晶表示装置の印加電圧(V)に対する透過率(T)は、比較例1および比較例2の間の値を示すことが確認できる。
(実施例2)
図7に示すように、実施例2では、突起26は第1突起部26aおよび第2突起部26bを有し、第1突起部26aは反射領域R3に、第2突起部26bは透過領域R2に位置している。第1突起部26aおよび第2突起部26bは、ほぼ半円形の断面を有した凸部が第1方向d1に延出して形成されている。第2方向d2において、第1突起部26aの幅w2と第2突起部26bの幅w3とは異なっている。第1突起部26aの高さh2と第2突起部26bの高さh3とは異なっている。
この実施例において、第1突起部26aの幅w2は8μmであり、その高さh2は1.0μmである。第1突起部26aに隣接した側の第2突起部26bの一端の幅w3minは8μmであり、その一端の高さh3minは1.0μmである。第2突起部26bの他端の幅w3maxは20μmであり、その他端の高さh3maxは1.6μmである。第2突起部26bは一端側と他端側とで幅および高さが異なっている。第2突起部26bは、一端側から他端側に向かって連続的に体積が大きくなるよう変形して形成されている。
この実施例2の中間調において、ΔLは実施例1と同様25%である。上記したことから、液晶表示装置は、視野角に対する輝度のばらつきを抑制しているため、視角特性に優れている。
(実施例3)
図8に示すように、実施例3では、突出部24は、第2方向d2に延出せずに反射領域R3に重なって設けられている。切り欠き部分をもつ画素電極15が設けられ、また、突起26は第1方向d1に隙間を置いて設けられている。ここで、各画素部7において、突起26は、第1方向d1に隙間を置いて反射領域R3に1つ、透過領域R2に2つ設けられ、計3つ設けられている。画素電極15は、切り欠き部分を有する第1電極15aと、切り欠き部分を有する第2電極15bとからなり、第1電極15aおよび第2電極15bが一体となり形成されている。
第1方向d1において、画素電極15の切り欠き部の幅w5と幅w6とは異なっている。この実施例において、切り欠き部の幅w5は8μmであり、切り欠き部の幅w6は14μmである。突起26は、ほぼ半円形の断面を有した凸部が第2方向d2に延出して形成されている。第1方向d1において、突起26の幅w1は15μmである。また、突起26の高さh1は1.6μmである。
この実施例3の中間調において、ΔLは実施例1と同様25%である。上記したことから、液晶表示装置は、視野角に対する輝度のばらつきを抑制しているため、視角特性に優れている。
(実施例4)
図9に示すように、実施例4では、突出部24は、第2方向d2に延出せずに反射領域R3に重なって設けられている。画素電極15は、矩形状の第1電極15aと、第2電極15bとを有している。第1電極15aは反射領域R3に重なっている。なお、言うまでもないが、反射領域R3において、反射部14および第1電極15aは重なっている。第2電極15bは透過領域R2に重なっている。第2電極15bは、透過領域R2の第1方向d1の中間を境に第2方向d2の幅の異なる2つの矩形状の電極を有している。第1電極15aおよび第2電極15bは、第1方向d1に隣接して並んでいる。画素電極15は、第1電極15aおよび第2電極15bが一体となり形成されている。
第2方向d2において、画素電極15の幅w4は不均一であるため、第1電極15aおよび第2電極15bの幅w5と第2電極15bの幅w6とは異なっている。この実施例において、第1電極15aおよび第2電極15bの幅w5は40μmであり、第2電極15bの他の幅w6は28μmである。また、第2方向d2において、隣合う第1電極15aおよび第2電極15bの間隔s1は、8μmであり、隣合う第2電極15bの他の間隔s2は20μmである。
突起26は、透過領域R2および反射領域R3に位置している。突起26は、ほぼ半円形の断面を有した凸部が第1方向d1に延出してストライプ状に形成されている。突起26の幅w1および高さh1は均一である。実施例4では、突起26の幅w1は15μmであり、その高さh1は1.6μmである。突起26は、透過領域R2および反射領域R3を第2方向d2に2等分するように形成されている。
この実施例4の中間調において、ΔLは実施例1と同様25%である。上記したことから、液晶表示装置は、視野角に対する輝度のばらつきを抑制しているため、視角特性に優れている。
以上のように構成された実施例1、2、4の液晶表示装置によれば、画素電極15は、第1電極15aと、この第1電極の幅w5と異なる幅w6を有した第2電極15bとを含んでいる。または、突起26は、第1突起部26aと、少なくとも第1突起部の幅w2と異なる幅w3および第1突起部の高さh2と異なる高さh3の何れかを有した第2突起部26bとを含んでいる。
また、実施例3の液晶表示装置によれば、突起26は、第1方向d1に隙間を置いて設けられ、かつ、画素電極15は、切り欠き部分を有し、第1電極15aと、この第1電極と第2方向d2に並び、幅w5および幅w6を有した第2電極15bとを含んでいる。
このため、第1電極15aと対向した液晶分子と、第2電極15bと対向した液晶分子との傾斜角は異なっている。または、第1突起部26aと対向した液晶分子と、第2突起部26bと対向した液晶分子との傾斜角は異なっている。実施例2においては、第2突起部26bと対向した液晶分子の傾斜角は第1方向d1に連続的に変化している。
これにより、表示画面を斜めから見た場合において、実施例1ないし実施例4の液晶表示装置は、輝度の視角特性の良い階調を用いて表示するハーフトーン効果により、比較例1、2の液晶表示装置に比べて視角特性に優れている。また、表示画面を斜めから見た場合の多色表示および白色表示の中間調表示において、実施例1ないし実施例4の液晶表示装置は、全体的に白茶けた表示になることを防ぐことができ、中間調視角特性に優れている。上記したことから、表示品位に優れた液晶表示装置を得ることができる。
なお、この発明は、上述した実施の形態に限定されることなく、この発明の範囲内で種々変形可能である。例えば、図13に示すように、第2電極15bは、一端側から他端側に向かって連続的に幅が変形して形成されても上述した効果を得ることができる。画素電極15は第1電極15aおよび第2電極15bを有し、第1電極15aは反射領域R3に、第2電極15bは透過領域R2に位置している。第2方向d2において、第1電極15aの幅w5と第2電極15bの幅w6とは異なっている。この変形例において、第1電極15aの幅w5は40μmである。第1電極15aに隣接した側の第2電極15bの一端の幅w6maxは40μmであり、その他端の幅w6minは28μmである。
液晶表示装置は、第1電極15aとこの第1電極の幅w5と異なる幅w6を有した第2電極15bとを含む画素電極15と、第1突起部26aと少なくとも第1突起部の幅w2と異なる幅w3および第1突起部の高さh2と異なる高さh3の何れかを有した第2突起部26bとを含む突起26とを備えていても上述した効果を得ることができる。
液晶表示装置は、突起26および画素電極15が第1方向d1に隙間を置いて設けられ、かつ、突起26が、第1突起部26aと、この第1突起部と第2方向d2に並び、少なくとも第1突起部の幅w2と異なる幅w3および第1突起部の高さh2と異なる高さh3の何れかを有した第2突起部26bとを含んでいても上述した効果を得ることができる。
例えば、図14に示すように、突起26は第1方向d1に隙間を置いて設けられている。ここで、各画素部7において、突起26は、第1方向d1に隙間を置いて反射領域R3に1つ、透過領域R2に2つ設けられ、計3つ設けられている。
画素電極15は複数の切り欠き部を有している。第1方向d1において画素電極15の1つの切り欠き部の幅w4は10μmである。また、第2方向d2において画素電極15の切り欠き部分の幅w5は5μmである。
突起26は、第1突起部26aおよび第2突起部26bを有している。第1突起部26aおよび第2突起部26bは、第2方向d2に隣接して並んでいる。突起26は、第1突起部26aおよび第2突起部26bが一体となりストライプ状に形成されている。
第1突起部26aおよび第2突起部26bは、それぞれほぼ半円形の断面を有した凸部が第2方向d2に延出して形成されている。第1方向d1において、突起26の幅w1は不均一であるため、第1突起部26aの幅w2と第2突起部26bの幅w3とは異なっている。突起26の高さh1は不均一であるため、第1突起部26aの高さh2と第2突起部26bの高さh3とは異なっている。この変形例において、第1突起部26aの幅w2は8μmであり、第2突起部26bの幅w3は14μmである。
液晶表示装置は、突起26が第1方向d1に隙間を置いて設けられ、かつ、画素電極15が、突起26が、第1突起部26aと、この第1突起部と第2方向d2に並び、少なくとも第1突起部の幅w2と異なる幅w3および第1突起部の高さh2と異なる高さh3の何れかを有した第2突起部26bとを含んでいても上述した効果を得ることができる。
突起26を第1方向d1に隙間を置いて設けた場合、少なくとも1つの突起26が透過領域R2および反射領域R3のどちらか一方に設けられていれば上述した効果を得ることができる。
突起26の少なくとも一部が第1突起部26aから第2突起部26bに向かって連続的に変形して形成されても上述した効果を得ることができる。
突起26(第1突起部26a、第2突起部26b)の凸部の断面形状は半円形に限らず、三角形等、任意の多角形でも良い。液晶表示装置は半透過型に限らず、透過型であっても良い。
この発明の実施の形態に係る液晶表示装置の断面図、特に実施例1の液晶表示装置の断面図。 上記実施例1の液晶表示装置の画素電極、突出部および突起を取り出して対向基板側からみた平面図。 図2の線A−Aに沿った液晶表示装置の断面図。 図2の線B−Bに沿った対向基板の断面図。 図2の線C−Cに沿った対向基板の断面図。 上記実施例1の液晶表示装置の視野角に対する輝度の変化を示した図。 本発明の実施の形態の実施例2に係る液晶表示装置の画素電極、突出部および突起を取り出して対向基板側からみた平面図。 本発明の実施の形態の実施例3に係る液晶表示装置の画素電極、突出部および突起を取り出して対向基板側からみた平面図。 本発明の実施の形態の実施例4に係る液晶表示装置の画素電極、突出部および突起を取り出して対向基板側からみた平面図。 本発明の実施の形態の比較例に係る液晶表示装置の画素電極、突出部および突起を取り出して対向基板側からみた平面図。 上記比較例1の液晶表示装置の視野角に対する輝度の変化を示した図。 上記実施例1、比較例1および比較例2の液晶表示装置の印加電圧に対する透過率の変化を示した図。 上記液晶表示装置の変形例を示す液晶表示装置の画素電極、突出部および突起を取り出して対向基板側からみた平面図。 上記液晶表示装置の他の変形例を示す液晶表示装置の画素電極、突出部および突起を取り出して対向基板側からみた平面図。
符号の説明
1…アレイ基板、2…対向基板、3…液晶層、6…バックライトユニット、7…画素部、10…ガラス基板、14…反射部、15…画素電極、15a…第1電極、15b…第2電極、20…ガラス基板、21…カラーフィルタ、23R,23G,23B…着色層、24…突出部、25…対向電極、26…突起、26a…第1突起部、26b…第2突起部、d1…第1方向、d2…第2方向、h1,h2,h3…高さ、R1…画素領域、R2…透過領域、R3…反射領域、w1,w2,w3,w4,w5,w6…幅。

Claims (7)

  1. 第1基板と、
    この第1基板に隙間を置いて対向配置された第2基板と、
    前記第1基板および第2基板間に狭持された液晶層と、
    前記第1基板上に形成されている画素電極と、
    前記第2基板上に形成されている対向電極と、
    前記第2基板上に形成され液晶層の液晶分子の傾く方向を制御する前記第1基板側に突出している突起と、
    を具備し、
    前記突起は、第1突起部と、この第1突起部と異なる幅および異なる高さの少なくとも何れかを有した第2突起部によって構成されることを特徴とする液晶表示装置。
  2. 第1基板と、
    この第1基板に隙間を置いて対向配置された第2基板と、
    前記第1基板および第2基板間に狭持された液晶層と、
    前記第1基板上に形成されている画素電極と、
    前記第2基板上に形成されている対向電極と、
    前記第2基板上に形成され液晶層の液晶分子の傾く方向を制御する前記第1基板側に突出している突起と、
    を具備し、
    前記画素電極は、第1電極と、この第1電極と異なる幅を有した第2電極によって構成されることを特徴とする液晶表示装置。
  3. 第1基板と、
    この第1基板に隙間を置いて対向配置された第2基板と、
    前記第1基板および第2基板間に狭持された液晶層と、
    前記第1基板上に形成されている画素電極と、
    前記第2基板上に形成されている対向電極と、
    前記第2基板上に形成され液晶層の液晶分子の傾く方向を制御する前記第1基板側に突出している突起と、
    を具備し、
    前記突起は、第1突起部と、この第1突起部と異なる幅および異なる高さの少なくとも何れかを有した第2突起部によって構成され、
    前記画素電極は、第1電極と、この第1電極と異なる幅を有した第2電極によって構成されることを特徴とする液晶表示装置。
  4. 前記突起は、前記第1突起部および第2突起部が一体となりストライプ状に形成されていることを特徴とする請求項1または3に記載の液晶表示装置。
  5. 前記第2突起部は、連続的に変形して形成されていることを特徴とする請求項4に記載の液晶表示装置。
  6. 前記第1電極および第2電極はそれぞれ矩形状に形成され、
    前記画素電極は、前記第1電極および第2電極が一体となって形成されていることを特徴とする請求項2または3に記載の液晶表示装置。
  7. 前記画素電極は前記第1電極および第2電極が一体となって形成され、前記第2電極は、連続的に変形していることを特徴とする請求項6に記載の液晶表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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