JP2007095111A - 映像データ及び検査データの記録システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 映像及び当該映像に関する検査のデータを記録する記録システムで、データの記録について効率化を図る。
【解決手段】 映像を撮像する撮像手段11と、検査を行う検査手段12、14〜16と、データを記録する記録手段21と、前記撮像手段11により撮像された映像から得られた各時点におけるデータと前記検査手段12、14〜16により得られた前記各時点に対応した検査のデータをまとめたものを、時系列的に連続したデータが連続した記録領域に記録されるように、前記記録手段21に記録する記録制御手段17と、を備えた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、映像データ及び検査データを記録する記録システムに関し、特に、データの記録について効率化を図った記録システムに関する。
例えば、鉄道の線路などについて巡回検査を行い、当該巡回検査の結果を表示することが行われている(例えば、特許文献1参照。)。
巡回検査システムでは、線路上を走行する車両に設置されたTVカメラにより窓からの映像を撮影し、その映像に加速度センサからの動揺データと距離程検出装置からの距離程データ及び速度データを重畳装置により重畳させて、一元化した映像としてVTRのVTRテープに記録する。
このような巡回検査システムにより記録された映像では、位置情報とその地点における動揺値や速度などの情報が映像信号に一元化されて重畳されているため、その映像を再生することにより、揺れが大きい箇所などの異常箇所の特定や、周辺状況の確認などを行うことができる。
特開平8−5521号公報
しかしながら、上述のような巡回検査システムでは、VTRテープに映像及び検査データを記録していたため、異常箇所の特定などの作業を行う場合には、動揺超過箇所のデータを収集するためにテープをもう一度再生する必要があった。また、特定箇所の映像を表示するためには、テープの再生、早送り、巻戻し、コマ送りなどの操作をする必要があり、このような作業に多大な時間を要していた。
本発明は、このような従来の事情に鑑み為されたもので、映像データ及び検査データの記録について効率化を図った記録システムを提供することを目的とする。本発明では、例えば、記録された映像データ及び検査データを用いて行われる異常箇所の特定などの作業を簡易化し、このような作業に要する時間を短縮化することを図る。
上記目的を達成するため、本発明に係る記録システムでは、次のような構成により、映像及び当該映像に関する検査のデータを記録する。
すなわち、撮像手段が映像を撮像し、検査手段が検査を行い、データを記録する記録手段に対して、記録制御手段が、前記撮像手段により撮像された映像から得られた各時点におけるデータと前記検査手段により得られた前記各時点に対応した検査のデータをまとめたものを、時系列的に連続したデータが連続した記録領域に記録されるように、前記記録手段に記録する。
従って、時系列的に連続した映像データ及び検査データのまとまりが連続した記録領域に記録されることにより、映像データ及び検査データの記録について効率化を図ることができ、また、例えば、記録された映像データ及び検査データを用いて行われる異常箇所の特定などの作業を簡易化することができ、このような作業に要する時間を短縮化することができる。
ここで、映像としては、種々な対象の映像が用いられてもよく、例えば、鉄道などの移動体が所定の行程を走行する場合に当該移動体から見える景色の映像などを用いることができる。
また、撮像手段としては、例えばカメラなど、種々なものが用いられてもよい。
また、例えば、映像とともに、音声が用いられてもよい。
また、検査としては、種々な対象の検査が用いられてもよく、例えば、動揺(振動)量や、移動の速度や、存在する位置や、日にち或いは時刻或いは日にちと時刻(日時)、などの検査を用いることができる。
また、検査のデータとしては、例えば、検査により得られた結果のデータが用いられ、具体的には、動揺量などの検査では、検出された動揺量などの値そのものや、或いは、その値に基づいて得られた他の値などのデータが用いられる。
また、記録手段としては、例えばハードディスクなど、種々なものが用いられてもよい。
また、映像から得られる各時点におけるデータとしては、例えば、時間的に連続した映像について、一定の時間間隔毎の時点などのように予め設定された条件により特定される各時点における画像のフレーム(例えば、静止画)のデータを用いることができる。
また、前記各時点に対応した検査のデータとしては、例えば、前記各時点における検査のデータつまり前記各時点における映像のデータが撮像されたのと同時又はほぼ同時に検出された検査のデータを用いることや、或いは、検査を行う位置に対して離隔した位置を撮像するために、映像に映る景色と検査により得られる結果に対応する景色との間に時間差があるような場合には、このような時間差を考慮して、取得時刻から時間差分だけずらした検査のデータを用いることができる。
また、映像のデータと検査のデータをまとめたものとしては、例えば、1レコード化したようなものを用いることができる。
以上説明したように、本発明に係る記録システムによると、映像を撮像するとともに、検査を行い、撮像された映像から得られた各時点におけるデータと当該各時点に対応した検査のデータを各時点毎にまとめたものを、時系列的に連続したデータが連続した記録領域に記録されるように、記録するようにしたため、映像データ及び検査データの記録について効率化を図ることができ、また、記録されたデータに関する検索などについて効率化を図ることができる。
本発明に係る実施例を図面を参照して説明する。
図1には、本発明の一実施例に係る鉄道の巡回検査システムの構成例として、検査に用いられる鉄道の車両1と、検査対象となる線路2と、線路2に設けられた地上子3を示してあり、また、線路2の周辺に沿って(線路2上のレールに沿って)移動することが可能な検査用の車両1に搭載された各機器11〜18を示してある。
このような機器として、車両1には、TVカメラ(テレビカメラ)11と、加速度センサ12と、マイク13と、速度発電機14と、車上子15と、距離程検出装置16と、ハードディスク21を内蔵する或いは着脱可能とする映像・データ記録部17と、モニタ装置18を備えている。なお、本例では、加速度センサ12とマイク13が一体化されている。
また、地上子3は、基準地点となっている基準駅から予め決められた距離毎に、線路2の脇に設置されている。
車両1に備えられた機器11〜18により行われる動作の一例を示す。
撮影装置であるTVカメラ11は、線路2及びその周辺を撮影(撮像)することができる位置に設置されており、車両1の窓から前方の映像を撮影し、撮影した映像信号を映像・データ記録部17へ出力する。
加速度センサ12は、車両1の加速度を検出する機能を有しており、加速度に基づく動揺(振動)の大きさを示すデータ(動揺データ)を映像・データ記録部17へ出力する。
マイク13は、音を入力して、入力した音の信号(音声信号)を映像・データ記録部17へ出力する。
速度発電機14は、車両1の車輪に設けられており、車輪の回転速度に基づいて車両1の走行速度を検出し、当該検出の結果の情報を距離程検出装置16へ出力する。
地上子3は、一定距離毎に線路2上に設置されており、それぞれの場所の正確な距離程の情報を記録している。
車上子15は、通信可能な範囲に存在する地上子3との間で無線により通信することで、地上子3に記録された距離程の情報を受信し、受信した情報を距離程検出装置16へ出力する。
距離程検出装置16は、速度発電機14から入力された情報及び車上子15から入力された情報に基づいて、正確な速度のデータと正確な距離程のデータ(位置のデータ)を検出し、検出した速度データと距離程データを映像・データ記録部17へ出力する。
ここで、速度データは、速度発電機14からの情報に基づいて検出され、また、距離程データは、車上子15からの情報に基づいて検出される。なお、距離程データを求めるために、例えば、速度発電機14からの情報が用いられてもよい。
映像・データ記録部17は、TVカメラ11からの映像信号と、加速度センサ12からの動揺データと、マイク13からの音声信号と、距離程検出装置16からの速度データ及び距離程データを入力し、これらを重畳させて一元化したデータを生成し、生成したデータを記録装置であるハードディスク21に記録する。
モニタ装置18は、映像・データ記録部17からデータを入力し、入力したデータに基づく映像をモニタ画面に表示出力することや、入力したデータに基づく音声をスピーカから出力することを行う。
図2には、映像・データ記録部17の構成例を示してある。
本例の映像・データ記録部17は、インタフェース(I/F)部31と、中央処理装置CPU(Central Processing Unit)32と、ROM(Read Only Memory)33と、RAM(Random Access Memory)34と、例えばイーサネット(登録商標)を用いて構成された通信部35と、パネル制御インタフェース部36と、操作パネル37と、CPUのバス38a、38b、38cと、入力処理部41と、圧縮部42と、バッファメモリ43と、ハードディスク(HDD)制御部44と、再生部45と、出力処理部46と、グラフィック重畳部47を備えている。
また、本例の映像・データ記録部17は、着脱可能(リムーバブル)なハードディスク(HDD)21を備えている。
ここで、バス38a、38b、38cは、インタフェース部31と、CPU32と、ROM33と、RAM34と、通信部35と、パネル制御インタフェース部36と、ハードディスク制御部44と、グラフィック重畳部47を接続する。
また、例えばパーソナルコンピュータから構成された操作装置51は、車両1の中又は外に設けられており、通信部35との間で無線により通信する。
また、スピーカ52や外部モニタ53は、例えば、図1に示されるモニタ装置18から構成される。
本例の映像・データ記録部17により行われる動作の一例を示す。
操作パネル37は、基本的な操作を行うための操作スイッチを有しており、人により操作されて、映像・データ記録部17における録画の開始、停止、再生、一時停止などの指示を入力する基本操作を行うことが可能である。
パネル制御インタフェース部36は、操作パネル37とバス38aとの間のインタフェースである。
なお、操作装置51が、人により操作されて、各種の指示を通信部35へ送信することも可能である。通信部35は、操作装置51とバス38aとの間の通信を中継する。
まず、記録時における処理の流れについて説明する。
操作パネル37或いは操作装置51において録画開始を示す操作スイッチが押されると、TVカメラ11からの映像信号が入力処理部41のビデオエンコード機能によりデジタル符号化され、そのデジタル信号が圧縮部42の画像圧縮機能により画像圧縮され、その画像圧縮データがバッファメモリ43を経由した後にハードディスク制御部44により記録媒体であるハードディスク21に記録される。
なお、本例では、TVカメラ11としてNTSC規格のカメラが用いられており、入力処理部41では、NTSC方式のコンポジット映像信号を輝度信号(Y)と色信号(C)に分離することが行われ、カラーデコードが行われる。
また、映像信号と同時に、マイク13からの音声信号が、入力処理部41のA/D(Analog to Digital)変換機能によりアナログ信号からデジタル信号へ変換され、そのデジタル信号が圧縮部42の音声圧縮(オーディオ圧縮)機能により音声圧縮され、その音声圧縮データがバッファメモリ43を経由した後にハードディスク制御部44により記録媒体であるハードディスク21に記録される。
また、映像信号と同時に、加速度センサ12からの動揺データ、距離程検出装置16からの速度データ及び距離程データといった検査データが、データ入力のインタフェース部31によりデジタルデータとして入力され、CPU32によりバス38aを経由してハードディスク制御部44へ送られ、ハードディスク制御部44により記録媒体であるハードディスク21に記録される。
また、映像信号と同時に、動揺データや速度データや距離程データ以外に必要な検査データとして、CPU32により記録演算されている日付及び時刻のデータ(日時データ)が、CPU32によりバス38aを経由してハードディスク制御部44へ送られ、ハードディスク制御部44により記録媒体であるハードディスク21に記録される。
本例では、映像データ、音声データ、及び検査データとして動揺データ、速度データ、距離程データ、日時データなどの全てのデータを、映像の同期信号を基準として、それに同期させてハードディスク21に記録する。映像に同期させてデータを記録する理由は、再生時に実際の速度の映像(動画)として再生することが可能であるためであり、また、その映像に対する場所に関するデータをその映像に重畳させることにより一元化されて理解し易いためである。
また、本例では、TVカメラ11としてNTSC規格のカメラが用いられており、同期信号としては(1/30)秒であり、1秒間に30枚(30枚/秒)の映像を記録している。そこで、1枚のデータとして、1枚の静止画の映像データと、その映像の地点における音声データと、その映像の地点における検査データを1レコードに記録する。
このため、動画像として連続した画像のデータと、各画像の地点における音声データや検査データを同時に記録するに際して、30枚/秒の映像が全て1枚毎に静止画データとして必要になる。例えば、一般に動画に対する圧縮方式ではフレーム間相関が行われることから静止画を得るために大きな処理が必要となるため、本例では、静止画に対する圧縮方式を用いて連続記録する。このような本例の場合には、各コマの画像データの容量が大きく、高速に記録することが可能な方式が必要となるため、本例では、記録方式として、一般的なパーソナルコンピュータなどで使用されているファイルシステム方式を使用せずに、物理的記録方式を使用することとした。物理的記録方式を使用して、ハードディスク21上に連続的に映像データ、音声データ及び検査データを記録することにより、映像などを高速に記録することと、映像などを高速に検索することを実現する。
ここで、本例の記録方式を説明する。
図3(a)には、一般的な通常のファイルシステムによる記録方式を使用した場合におけるデータの記録状態の一例を示してある。
通常のファイルシステムでは、ファイルシステムからの制御により、データのレコードA1、A2、・・・An、B1、B2、・・・Bn、C1、C2、・・・Cn、・・・をそれぞれハードディスクの空領域にランダムに記録するため、ハードディスクの磁気ヘッドの移動時間などの影響により、高速処理には不向きである。
図3(b)には、本例(本提案)の記録方式を使用した場合におけるデータの記録状態の一例を示してある。
本例の記録方式では、ハードディスク21の先頭から、映像データと音声データと検査データの纏まりである1レコードを、複数のレコードについて連続的に記録する。具体的には、連続した複数のレコードA1、A2、・・・Anや、連続した複数のレコードB1、B2、・・・Bnや、連続した複数のレコードC1、C2、・・・Cnをレコードの順序に従って連続的にハードディスク21に記録する。
なお、実際のハードディスク21では、例えば、先頭の第1シリンダ領域については他のシステムに間違えて装着されても問題が生じないように未使用領域とし、第2シリンダ領域についてはディレクトリ領域に1セクタを使用して残りの領域を不良レコード管理に使用しており、第3シリンダ領域以降を使用して映像データと音声データと検査データの纏まりが記録される。
図4には、記録される単位である1レコードの記録データの構成例を示してある。
1レコードの記録データは、ヘッダのデータと、その後に続く音声のデータと、その後に続く画像(映像)のデータから構成されている。
ヘッダのデータには、当該ヘッダが含まれるレコードに関するデータや、当該ヘッダに対応した画像の記録時点における各種の検査データなどが含まれる。
具体的には、ヘッダのデータは、レコードの番号を示すレコード番号と、映像データの長さを示す映像データ長と、各種の検査データと、各種の設定情報から構成される。また、検査データとしては、検査に関する累積番号と、車両1の水平方向(図1における左右方向)の加速度と、車両1の垂直方向(図1における上下方向)の加速度と、車両1の水平方向における全振幅動揺値と、車両1の垂直方向における全振幅動揺値と、キロ単位で表された距離程(キロ程)と、速度と、日時と、その他の情報が含まれる。
本例では、1レコードの記録データの容量は固定長として管理されており、全てのレコードは同一長として記録される。なお、画像の容量については、画像圧縮時に変動が予想されるため、画像データを格納する領域としてその変動を許容することが可能な程度の容量を確保してある。
記録データをハードディスク21に記録するときには、1レコード毎のデータを映像の同期信号に同期させて、本例では(1/30)秒毎に、ハードディスク21に記録する。
最初に記録するレコードを第1レコードA1として、その後に記録するレコードを連続番号で表すと、最初の記録から1時間記録した場合には、108000レコード(=30レコード/秒 × 3600秒)記録されることから、第1レコードA1から第108000レコードA108000までの記録データが1ディレクトリとして記録される。
その後、再度に録画を開始すると、新しいディレクトリ(例えば、レコードBのディレクトリ)として記録データが記録される。これにより、複数の連続画像を同一のハードディスク21内に記録することができる。
次に、記録した画像、音声及び検査データを再生して、検索を行うときにおける処理の流れを説明する。
操作パネル37の操作などにより再生対象として指定され或いは検索されるなどした画像、音声及び検査のデータが、ハードディスク21内からハードディスク制御部44により読み出されて、画像及び音声のデータがバッファメモリ43を経由して再生部45に入力され、検査データがバス38a、38b、38cを経由してグラフィック重畳部47に入力される。
再生部45では、入力された画像データ(圧縮された画像データ)が画像伸張機能により伸張されることで復元されて、復元された画像データが出力処理部46へ出力され、また、入力された音声データが音声復元(オーディオ復元)機能により復元されて、復元された音声がスピーカ52へ出力される。
出力処理部46では、入力された画像のデータがカラーエンコードされて、その結果がグラフィック重畳部47へ出力される。
グラフィック重畳部47では、出力処理部46から入力された映像(画像)に対して、ハードディスク制御部44からバス38a、38b、38cを経由して入力された検査データを重畳して、当該重畳の結果を外部モニタ53へ出力する。ここで、検査データは、例えば、グラフ表示を用いて映像に重畳され、或いは、文字スーパーインポーズによる文字表示化を用いて映像に重畳される。
そして、映像に対して対応する検査データが重畳されたものが外部モニタ53により画面表示されるとともに、その映像に対応する音声がスピーカ52により出力される。
図5には、外部モニタ53の画面に表示される映像及び検査データの一例を示してある。
画面には、車両1から見た前方の画像61が表示され、また、その前方画像61に対応して、距離程データ62や、速度データ63や、水平方向の動揺データ64aや、垂直方向の動揺データ64bや、動揺の量が所定の基準値を超えた箇所を表す動揺超過箇所表示65が表示される。
水平方向の動揺データ64aや、垂直方向の動揺データ64bでは、バーグラフを用いた表示が行われる。
動揺超過箇所表示65では、動揺箇所の番号(NO)と、動揺箇所の距離程(km)と、動揺の方向(Hは水平方向を表し、Vは垂直方向を表す)と、動揺の量(G)が表示される。
このように、本例の画面では、映像に各検査データをバーグラフや文字表示により重畳表示してあり、映像に映される各場所の状態が一画面上で容易に把握される。本例では、映像に検査データを重畳させる(重畳オン)か否(重畳オフ)かが、操作パネル37などによる操作に応じて、グラフィック重畳部47により切り替えられる。
ここで、本例では、動揺量が所定の基準値を超える箇所(地点)を検出しており、このように車両1の動揺量が大きく異常になっている理由としては、例えば、線路盛土の流出、枕木の破損、レールの磨耗、レール固定用釘の脱落などがある。
本例の記録方式によりデータを記録した場合には、映像(画像)、音声及び検査のデータが時系列的に連続してハードディスク21内に記録されるため、再生時には、再生対象となるレコード群の先頭のレコードから順次再生することにより、これらのレコードのデータを時系列的に再生することが可能である。このため、例えば一般のファイルシステムのような制御によりランダムにアクセスする方式と比べて、磁気ヘッドの移動を少なくして再生の高速化を図ることができ、機械的な負担を減少させることができる。
また、本例の記録方式による記録データでは、特定の場所の映像を検索する場合に、高速で検索することが可能である。
例えば、時刻を検索キーとして対応するデータを検索する場合には、本例では(1/30)秒間隔でデータを記録していることに基づいて、先頭のレコードの時刻から検索するデータの時刻を演算して、瞬時に、検索対象となる時刻に対応したレコードの映像、音声及び検査のデータを検出することが可能であり、高速に検索することができる。
また、例えば、位置のデータである距離程を検索キーとして、指定した場所の検索を行う場合には、例えば速度の違いにより記録容量が変化することから単純には検索できないが、1ディレクトリ内の中心のデータに対応した距離程を検出して、その距離程と比べて検索対象の距離程が上であるか或いは下であるか(大きいか或いは小さいか)を判断し、次いで、該当する上側又は下側のデータ群の中心を基準として同様な上下判断を行うことを繰り返して検索することにより、全てのデータを検索する必要がなく、高速に特定の映像、音声及び検査のデータを検索することができる。
以上のように、本例の記録システムでは、TVカメラ11からの映像信号と、マイク13からの音声信号と、動揺などといった目的箇所の症状を検出するセンサ12や目的箇所における速度や位置を検出するセンサ14、15からの検出結果をデジタル化されたデータとして扱い、これらのデータを映像信号に同期させて、ハードディスクなどのランダムアクセス可能な記録媒体に一元化して記録する。また、記録領域の記録開始点を決めておき、連続したデータを連続した領域に記録する。
従って、本例の記録システムでは、映像データや音声データと検査データを同時に物理的記録方式によりシーケンシャルに記録することにより、高速な記録処理を実現することができ、また、記録されたデータから高速に特定箇所を検出することができる。これにより、鉄道の線路の巡回検査などにおいて、保全管理作業の効率化を図ることができる。
なお、一般の映像記録用のハードディスクレコーダでは、計測データ(検査データ)などを記録する機能を有しないため、映像や音声と検査データとの同時記録はできない。これに対して、本例では、映像や音声と検査データとの同時記録が可能である。
また、従来のVTRテープ方式では各コマ送りが可能であるが、本例においても、映像を各コマ毎の静止画を複数並べた連続画像として記録するため、各コマ送りが可能である。
ここで、本例の記録システムでは、例えば、車両1から見える映像を記録する処理が開始されて終了されるまで、常に、動揺データを記録する態様が用いられてもよく、或いは、車両1上で所定の閾値と比べて大きな動揺(振動)が検出されたときにのみ、検出された動揺データを一旦バッファメモリ43に格納し、この動揺(振動)が所定の閾値と比べて小さくなったときに当該動揺データを当該バッファメモリ43からハードディスク21へ転送するような態様が用いられてもよい。
また、本例では、TVカメラ11により車両1の前方の映像を撮像する場合を示したが、他の構成例として、車両1の最後尾にTVカメラを設けて、後方の映像を撮像することも可能である。
また、本例では、記録システムを鉄道の車両1に適用した場合を示したが、例えば、自動車など、他のものに適用することも可能である。
なお、本例の記録システムでは、車両1において、TVカメラ11の機能により撮像手段が構成されており、マイク13の機能により音声取得手段が構成されており、動揺データを検出する加速度センサ12の機能や速度データを検出する速度発電機14及び距離程検出装置16の機能や地上子3との非接触通信により距離程データを検出する車上子15及び距離程検出装置16の機能により検査手段が構成されており、ハードディスク21の機能により記録手段が構成されており、ハードディスク21に対して映像データや音声データや動揺データや速度データや距離程データを記録する映像・データ記録部17の機能により記録制御手段が構成されている。
ここで、本発明に係るシステムや各装置などの構成としては、必ずしも以上に示したものに限られず、種々な構成が用いられてもよい。また、本発明は、例えば、本発明に係る処理を実行する方法或いは方式や、このような方法や方式を実現するためのプログラムや当該プログラムを記録する記録媒体などとして提供することも可能であり、また、種々な装置やシステムとして提供することも可能である。
また、本発明の適用分野としては、必ずしも以上に示したものに限られず、本発明は、種々な分野に適用することが可能なものである。
また、本発明に係るシステムや各装置などにおいて行われる各種の処理としては、例えばプロセッサやメモリ等を備えたハードウエア資源においてプロセッサがROM(Read Only Memory)に格納された制御プログラムを実行することにより制御される構成が用いられてもよく、また、例えば当該処理を実行するための各機能手段が独立したハードウエア回路として構成されてもよい。
また、本発明は上記の制御プログラムを格納したフロッピー(登録商標)ディスクやCD(Compact Disc)−ROM等のコンピュータにより読み取り可能な記録媒体や当該プログラム(自体)として把握することもでき、当該制御プログラムを当該記録媒体からコンピュータに入力してプロセッサに実行させることにより、本発明に係る処理を遂行させることができる。
本発明の一実施例に係る記録システムの構成例を示す図である。 映像・データ記録部の構成例を示す図である。 (a)、(b)はハードディスクの記録方式の例を示す図である。 記録データの構成例を示す図である。 画面表示の例を示す図である。
符号の説明
1・・車両、 2・・線路、 3・・地上子、 11・・TVカメラ、 12・・加速度センサ、 13・・マイク、 14・・速度発電機、 15・・車上子、 16・・距離程検出装置、 17・・映像・データ記録部、 18・・モニタ装置、 21・・ハードディスク、 31、36・・インタフェース部、 32・・CPU、 33・・ROM、 34・・RAM、 35・・通信部、 37・・操作パネル、 38a〜38c・・バス、 41・・入力処理部、 42・・圧縮部、 43・・バッファメモリ、 44・・ハードディスク制御部、 45・・再生部、 46・・出力処理部、 47・・グラフィック重畳部、 51・・操作装置、 52・・スピーカ、 53・・外部モニタ、 61・・前方画像、62 ・・距離程データ、 63・・速度データ、 64a、64b・・動揺データ、 65・・動揺超過箇所表示、

Claims (1)

  1. 映像及び当該映像に関する検査のデータを記録する記録システムにおいて、
    映像を撮像する撮像手段と、
    検査を行う検査手段と、
    データを記録する記録手段と、
    前記撮像手段により撮像された映像から得られた各時点におけるデータと前記検査手段により得られた前記各時点に対応した検査のデータをまとめたものを、時系列的に連続したデータが連続した記録領域に記録されるように、前記記録手段に記録する記録制御手段と、
    を備えたことを特徴とする記録システム。
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