JP2007093402A - 情報処理装置、そのシステム、その方法、そのプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

情報処理装置、そのシステム、その方法、そのプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】過去の交通状況に関する適切なVICS過去情報を容易に利用させることができるナビゲーションシステムを提供する。
【解決手段】ナビゲーションシステム100の端末装置400は、利用者による例えば所定の地点および所定の日時を特定する入力操作に基づいて、所定地点情報および所定日時情報を有する過去VICS要求情報を生成してサーバ装置300へ送信する。サーバ装置300は、端末装置400から過去VICS要求情報を取得すると、この過去VICS要求情報の所定地点情報で特定される地点包含領域を認識し、この地点包含領域において所定日時情報の日時に実施される現在以降イベントの実施状況を認識する。サーバ装置300は、現在以降イベントと実施状況が対応する過去イベント実施時のVICS過去情報を取得して、端末装置400へ送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、過去の交通状況に関する過去交通情報を取得する情報処理装置、そのシステム、その方法、そのプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体に関する。
従来、車載用のナビゲーション装置において、例えば日本にて開発されて利用されているVICS(Vehicle Information Communication System:道路交通情報通信システム(登録商標))によるサービスが提供されない領域について渋滞発生の有無を予測して、この予測を考慮に入れた移動経路を探索する構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載ものは、ナビゲーション装置にて、設定経路付近に大型店舗などの渋滞発生要因があるか否かを検索し、この検索した渋滞発生要因に係る特定のサービス情報を情報センタから受信する。そして、この受信した特定のサービス情報に基づいて、経路付近に渋滞発生が予測されるか否かを判定し、渋滞予測区域や迂回路を適宜表示する。
特開2002−365074号公報(第3頁左欄−第5頁左欄)
ところで、特許文献1のような構成に利用されるVICSからの過去の交通状況に関する情報(以下、VICS過去情報と称す)を参照可能な構成が知られている。利用者は、このような構成を利用して、現在あるいは未来の渋滞予測を参考とするために過去の日時を指定して、この指定日時におけるVICS過去情報を参照している。しかしながら、このような指定日時におけるVICS過去情報を参照する構成では、現在あるいは未来の渋滞予測の参考とする指定日時を利用者が自ら設定するため、現在あるいは未来の渋滞状況により近いVICS過去情報の参照が困難で労力を要するおそれがあるという問題点が一例として挙げられる。
本発明の目的は、このような実情などに鑑みて、過去の交通状況に関する適切な過去交通情報を容易に利用可能な情報処理装置、そのシステム、その方法、そのプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体を提供することである。
請求項1に記載の発明は、所定の領域における過去の交通状況に関する所定の過去交通情報を取得する情報処理装置であって、所定の地点に関する所定地点情報および現在以降に実施される所定のイベントを特定するためのイベント特定情報を取得する情報取得手段と、前記所定地点情報の地点を含む所定範囲の領域において前記イベント特定情報で特定される前記イベントが現在以降に実施されることを認識すると、前記イベントの実施状況を認識する実施状況認識手段と、前記所定範囲の領域において前記実施状況認識手段で認識した前記実施状況に対応する実施状況で任意のイベントが過去に実施されたことがあるか否かを判断する過去実施判断手段と、この過去実施判断手段で前記任意のイベントが過去に実施されたことがあると判断された場合、前記所定範囲の領域における前記任意のイベントが過去に実施された際の前記過去交通情報を取得する過去交通情報取得手段と、を具備したことを特徴とした情報処理装置である。
請求項10に記載の発明は、請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の情報処理装置と、この情報処理装置にネットワークを介して各種情報が送受信可能に接続され、前記所定地点情報および前記イベント特定情報を生成して前記ネットワークを介して前記情報処理装置へ送信する送信用情報生成手段、および、前記情報処理装置から前記ネットワークを介して送信される前記過去交通情報を受信して取得する端末情報取得手段を備えた端末装置と、を具備し、前記情報取得手段は、前記端末装置から前記ネットワークを介して送信される前記所定地点情報および前記イベント特定情報を取得し、前記過去交通情報取得手段は、前記取得した前記過去交通情報を前記ネットワークを介して前記端末装置へ送信することを特徴とした情報処理システムである。
請求項11に記載の発明は、端末装置にネットワークを介して各種情報が送受信可能に接続されたサーバ装置にて、所定の領域における過去の交通状況に関する所定の過去交通情報を端末装置へ送信する情報処理システムであって、前記端末装置は、所定の地点に関する所定地点情報および現在以降に実施される所定のイベントを特定するためのイベント特定情報を生成して前記サーバ装置へ送信する送信用情報生成手段と、前記サーバ装置から送信される前記過去交通情報を受信して取得する端末情報取得手段と、を備え、前記サーバ装置は、前記端末装置から送信される前記所定地点情報および前記イベント特定情報を取得する情報取得手段と、前記所定地点情報の地点を含む所定範囲の領域において前記イベント特定情報で特定される前記イベントが現在以降に実施されることを認識すると、前記イベントの実施状況を認識する実施状況認識手段と、前記所定範囲の領域において前記実施状況認識手段で認識した前記実施状況に対応する実施状況で任意のイベントが過去に実施されたことがあるか否かを判断する過去実施判断手段と、この過去実施判断手段で前記任意のイベントが過去に実施されたことがあると判断された場合、前記所定範囲の領域における前記任意のイベントが過去に実施された際の前記過去交通情報を取得して前記端末装置へ送信する過去交通情報取得手段と、を備えたことを特徴とした情報処理システムである。
請求項17に記載の発明は、演算手段により、所定の領域における過去の交通状況に関する所定の過去交通情報を取得する情報処理方法であって、前記演算手段は、所定の地点に関する所定地点情報および現在以降に実施される所定のイベントを特定するためのイベント特定情報を取得し、前記所定地点情報の地点を含む所定範囲の領域において前記イベント特定情報で特定される前記イベントが現在以降に実施されることを認識すると、前記イベントの実施状況を認識し、前記所定範囲の領域において前記認識した前記実施状況に対応する実施状況で任意のイベントが過去に実施されたことがあるか否かを判断し、前記任意のイベントが過去に実施されたことがあると判断された場合、前記所定範囲の領域における前記任意のイベントが過去に実施された際の前記過去交通情報を取得することを特徴とする情報処理方法である。
請求項18に記載の発明は、演算手段により、端末装置にネットワークを介して各種情報が送受信可能に接続されたサーバ装置に、所定の領域における過去の交通状況に関する所定の過去交通情報を端末装置へ送信させる情報処理方法であって、前記演算手段は、前記端末装置に、所定の地点に関する所定地点情報および現在以降に実施される所定のイベントを特定するためのイベント特定情報を生成させて前記サーバ装置へ送信させ、前記サーバ装置から送信される前記過去交通情報を受信させて取得させ、前記サーバ装置に、前記端末装置から送信される前記所定地点情報および前記イベント特定情報を取得させ、前記所定地点情報の地点を含む所定範囲の領域において前記イベント特定情報で特定される前記イベントが現在以降に実施されることを認識すると、前記イベントの実施状況を認識させ、前記所定範囲の領域において前記認識させた前記実施状況に対応する実施状況で任意のイベントが過去に実施されたことがあるか否かを判断させ、前記任意のイベントが過去に実施されたことがあると判断された場合、前記所定範囲の領域における前記任意のイベントが過去に実施された際の前記過去交通情報を取得させて前記端末装置へ送信させることを特徴とする情報処理方法である。
請求項19に記載の発明は、演算手段を、請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の情報処理装置として機能させることを特徴とした情報処理プログラムである。
請求項20に記載の発明は、演算手段を、請求項10ないし請求項16のいずれかに記載の情報処理システムとして機能させることを特徴とした情報処理プログラムである。
請求項21に記載の発明は、請求項17または請求項18に記載の情報処理方法を演算手段に実行させることを特徴とした情報処理プログラムである。
請求項22に記載の発明は、請求項19ないし請求項21のいずれかに記載の情報処理プログラムが演算手段にて読取可能に記録されたことを特徴とする情報処理プログラムを記録した記録媒体である。
以下、本発明に係る一実施の形態を図面に基づいて説明する。本実施の形態では、本発明の情報処理システムとしてのナビゲーションシステムであって、移動体である例えば車両の移動状況としての走行を案内誘導したり、所定の領域における過去の交通状況を報知したりする構成を例示して説明する。なお、本発明の情報処理システムとしては、車両の走行案内誘導する構成に限らず、いずれの移動体の交通状況を報知する構成が対象となる。図1は、本実施の形態におけるナビゲーションシステムの概略構成を示すブロック図である。図2は、サーバ装置の概略構成を示すブロック図である。図3は、VICS(Vehicle Information Communication System:道路交通情報通信システム(登録商標))過去データベースの概略構成を示す模式図である。図4は、イベントデータベースの概略構成を示す模式図である。図5は、天気データベースの概略構成を示す模式図である。図6は、サーバ装置を構成するCPUの概略構成を示すブロック図である。図7は、端末装置の概略構成を示すブロック図である。図8は、地図情報を構成する表示用データのテーブル構造を模式的に示す概念図である。図9は、地図情報を構成するマッチングデータのテーブル構造を模式的に示す概念図である。図10は、端末装置を構成する処理部の概略構成を示すブロック図である。図11は、過去交通情報表示画面の概略構成を示す模式図である。なお、以下において、現在以降に実施されるイベントを現在以降イベントと、過去に実施されたイベントを過去イベントと、それぞれ称して説明する。さらに、現在の渋滞、交通事故、工事、交通規制などの交通情報をVICS情報と、過去の交通情報をVICS過去情報と、それぞれ称して説明する。
〔ナビゲーションシステムの構成〕
図1において、100はナビゲーションシステムである。このナビゲーションシステム100は、例えば車両や航空機、船舶などの移動体の移動の状態に対応して案内を報知したり、過去の交通状況を報知したりするシステムである。そして、ナビゲーションシステム100は、ネットワーク200と、情報処理装置としてのサーバ装置300と、端末装置400と、を備えている。
ネットワーク200には、サーバ装置300および端末装置400が接続されている。そして、ネットワーク200は、サーバ装置300と端末装置400とを情報の送受信が可能な状態に接続する。このネットワーク200としては、例えばTCP/IPなどの汎用のプロトコルに基づくインターネット、イントラネット、LAN(Local Area Network)、無線媒体により情報が送受信可能な複数の基地局がネットワークを構成する通信回線網や放送網などのネットワーク、さらには、サーバ装置300および端末装置400間で情報を直接送受信するための媒体となる無線媒体自体などが例示できる。ここで、無線媒体としては、電波、光、音波、電磁波などのいずれの媒体をも適用できる。
サーバ装置300は、ネットワーク200を介して端末装置400と情報の送受信が可能となっている。また、サーバ装置300は、気象庁や警視庁などの各種官庁、民間団体、VICS、企業などの各種機関に設置された図示しないサーバなどから、ネットワーク200を介して各種情報を取得可能となっている。この取得する情報としては、例えば気象情報や、VICS情報、ガソリンスタンドや飲食店などの各種店舗に関する店舗情報など、車両の移動に関する情報、すなわち車両の移動の際に利用される各種の移動関連情報が例示できる。そして、サーバ装置300は、図2に示すように、インターフェース310と、入力部320と、表示部330と、サーバメモリ340と、VICS過去情報データベース350と、イベントデータベース360と、天気データベース370と、演算手段としてのCPU(Central Processing Unit)380と、などを備えている。
インターフェース310は、ネットワーク200を介して端末装置400に接続されるとともに、CPU380に接続されている。このインターフェース310は、ネットワーク200を介して入力されるサーバ信号Ssに対してあらかじめ設定されている入力インターフェース処理を実行し、処理サーバ信号としてCPU380へ出力する。また、インターフェース310は、CPU380から端末装置400に対して送信すべき処理サーバ信号が入力されると、入力された処理サーバ信号に対してあらかじめ設定されている出力インターフェース処理を実行し、サーバ信号Ssとしてネットワーク200を介して端末装置400へ出力する。なお、サーバ信号Ssは、処理サーバ信号に記載された情報に基づいて、適宜所定の端末装置400のみに出力させることも可能である。
入力部320は、例えばキーボードやマウスなどで、入力操作される図示しない各種操作ボタンや操作つまみなどを有している。これら操作ボタンや操作つまみなどの入力操作は、サーバ装置300の動作内容の設定や、VICS過去情報データベース350、イベントデータベース360、天気データベース370の情報の設定入力や更新、などの設定事項の設定入力である。そして、入力部320は、設定事項の入力操作により、設定事項に対応する信号をCPU380へ適宜出力して設定入力させる。なお、入力操作としては、操作ボタンや操作つまみなどの操作に限らず、例えば表示部330に設けられたタッチパネルによる入力操作や、音声による入力操作などにより、各種設定事項を設定入力する構成としてもできる。
表示部330は、CPU380にて制御されCPU380からの画像データの信号を画面表示させる。この表示部330としては、例えば液晶パネルや有機EL(Electro Luminescence)パネル、PDP(Plasma Display Panel)、CRT(Cathode-Ray Tube)、FED(Field Emission Display)、電気泳動ディスプレイパネルなどが例示できる。また、この表示部330に表示させる画像データとしては、サーバメモリ340からの画像データやネットワーク200を介して外部のサーバから取得した画像データなどが例示できる。
サーバメモリ340は、端末装置400あるいは外部のサーバなどから受信した各種情報を適宜に読み出し可能に記憶する。このサーバメモリ340としては、HD(Hard Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、光ディスク、メモリカードなどの記録媒体に読み出し可能に記憶するドライブやドライバなどを備えた構成としてもよい。なお、格納する情報として例えば入力部320の入力操作により入力された情報をも記憶可能で、入力操作により格納された情報の内容が適宜更新可能となっている。また、サーバメモリ340には、サーバ装置300全体およびナビゲーションシステム100全体を動作制御するOS(Operating System)上に展開される各種プログラムなどをも情報として記憶している。
さらに、サーバメモリ340には、端末装置400を用いてナビゲーションシステム100を利用する利用者に関する情報である個人情報が記憶されている。個人情報としては、氏名、住所、利用者毎に付与されるIDナンバやパスワードなどの他、ナビゲーションシステム100を利用する端末装置400の形態、端末装置400と情報を送受信するためのアドレス番号、などである。その他、サーバメモリ340には、ナビゲーション処理の実行に利用される各種情報を、CPU380にて適宜読み取り可能に記憶する。
VICS過去情報データベース350は、過去の交通状況に関する情報のデータベースである。このVICS過去情報データベース350は、CPU380により適宜更新される。そして、VICS過去情報データベース350は、図3に示すように、少なくとも1つの過去交通情報としてのVICS過去情報351が1つのデータ構造として構成されている。
VICS過去情報351は、所定の領域における過去の交通状況に関するデータである。そして、VICS過去情報351は、エリアID情報351Aと、リンクID情報351Bと、日時情報351Cと、渋滞状況情報351Dと、を備えている。
エリアID情報351Aは、交通状況が表される領域を表示させるための後述する表示用メッシュ情報VMxに付与された固有の番号(以下、メッシュコードと称す)を示す情報である。
リンクID情報351Bは、交通状況が表されるリンクL(図9参照)に付与された固有の番号(以下、リンクIDと称す)を示す情報である。
日時情報351Cは、交通状況が発生した日時に関する情報である。この日時情報351Cは、年を示す年情報351C1と、月を示す月情報351C2と、日を示す日情報351C3と、時刻を示す時刻情報351C4と、曜日を示す曜日情報351C5と、を備えている。
渋滞状況情報351Dは、具体的な交通状況に関する情報である。この渋滞状況情報351Dは、渋滞度情報351D1と、渋滞長情報351D2と、リンク旅行時間情報351D3と、事故渋滞状況情報351D4と、を備えている。渋滞度情報351D1は、渋滞の度合いを示す情報である。具体的には、渋滞していない状態である「渋滞なし」、渋滞している状態である「渋滞」、渋滞なしおよび渋滞の間の状態である「混雑」を示すフラグ情報である。渋滞長情報351D2は、渋滞の長さを示す情報である。リンク旅行時間情報351D3は、リンクID情報351Bで表されるリンクLの通過に要する時間を示す情報である。事故渋滞状況情報351D4は、事故渋滞が発生していたか否かに関する情報である。具体的には、「事故渋滞あり」または「事故渋滞なし」を示すフラグ情報である。
イベントデータベース360は、現在以降イベントや過去イベントに関する情報のデータベースである。このイベントデータベース360は、CPU380により適宜更新される。そして、イベントデータベース360は、図4に示すように、少なくとも1つのイベントデータ361が1つのデータ構造として構成されている。
イベントデータ361は、所定のイベントに関するデータである。そして、イベントデータ361は、エリアID情報361Aと、実施イベント種別情報361Bと、実施イベント名称情報361Cと、過去未来識別情報361Dと、実施日時情報361Eと、を備えている。
エリアID情報361Aは、イベントが実施される領域のメッシュコードを示す情報である。
実施イベント種別情報361Bは、イベントの種別を示す情報である。ここで、実施イベント種別情報361Bで示される種別としては、「花火大会」、「サッカー」などが例示できる。
実施イベント名称情報361Cは、イベントの名称を示す情報である。
過去未来識別情報361Dは、イベントデータ361で表されるイベントが現在以降イベントまたは過去イベントである旨を示す情報である。具体的には、現在以降イベントである旨の「現在」または過去イベントである旨の「過去」を示すフラグ情報である。
実施日時情報361Eは、イベントが実施される時間に関する情報である。この実施日時情報361Eは、曜日を示す曜日情報361E1と、年を示す年情報361E2と、月を示す月情報361E3と、日を示す日情報361E4と、開始時刻を示す開始時刻情報361E5と、終了時刻を示す終了時刻情報361E6と、を備えている。
天気データベース370は、現在や未来あるいは過去の天気に関する情報のデータベースである。この天気データベース370は、CPU380により適宜更新される。そして、天気データベース370は、図5に示すように、少なくとも1つの天気データ371が1つのデータ構造として構成されている。
天気データ371は、所定の領域における所定の日時の天気に関するデータである。そして、天気データ371は、エリアID情報371Aと、現在過去未来識別情報371Bと、日時情報371Cと、天気内容情報371Dと、を備えている。
エリアID情報371Aは、天気が示される領域のメッシュコードを示す情報である。
現在過去未来識別情報371Bは、天気データ371で表される天気が現在、過去、または、未来のものである旨を示す情報である。具体的には、現在のものである「現在」、過去のものである「過去」、未来のものである「未来」を示すフラグ情報である。
日時情報371Cは、天気が示される日時に関する情報である。この日時情報371Cは、年を示す年情報371C1と、月を示す月情報371C2と、日を示す日情報371C3と、時刻を示す時刻情報371C4と、曜日を示す曜日情報371C5と、を備えている。
天気内容情報371Dは、天気の内容を示す情報である。具体的には、天気内容情報は、例えば、「晴れ」、「曇り」、「雨」、「台風」、「強風」などを示す情報である。
CPU380は、サーバメモリ340に記憶された各種プログラムとして、図6に示すように、データベース更新手段381と、情報取得手段としても機能する実施状況認識手段382と、優先度設定手段としてのポイント算出手段383と、過去実施判断手段としても機能する過去交通情報取得手段としてのVICS過去情報取得手段384と、サーバ計時手段385と、などを備えている。
データベース更新手段381は、VICS過去情報データベース350、イベントデータベース360、天気データベース370を、それぞれ適宜更新する。具体的には、データベース更新手段381は、インターフェース310を介して、例えば所定時間毎にVICS情報を取得して、サーバメモリ340に一時的に記憶させる。そして、サーバ計時手段385からのサーバ現在日時情報に基づいて、日付が変わったことを認識すると、サーバメモリ340に記憶させたVICS情報に基づいて、VICS過去情報351を生成してVICS過去情報データベース350に記憶させる処理、すなわちVICS過去情報データベース350の更新処理を実施する。なお、例えば所定時間毎にVICS情報をサーバメモリ340に記憶させずに、日付が変わったことを認識した際に、前日のVICS情報をインターフェース310を介してVICSから取得して、VICS過去情報データベース350の更新処理を実施する構成としてもよい。
また、データベース更新手段381は、例えばインターフェース310を介して、所定時間毎に現在以降イベントに関する各種情報を取得する。そして、この取得した情報に基づいて、エリアID情報361Aと、実施イベント種別情報361Bと、実施イベント名称情報361Cと、実施日時情報361Eと、を生成する。さらに、現在以降イベントである旨を示す過去未来識別情報361Dを生成し、これらを組み込んだイベントデータ361をイベントデータベース360に記憶させる。また、データベース更新手段381は、例えば日付が変わったことを認識すると、実施日時情報361Eに基づいて、前日に実施された現在以降イベントを認識する。そして、この認識した現在以降イベントに対応するイベントデータ361の過去未来識別情報361Dを、過去イベントである旨を示す状態に変更する。
また、データベース更新手段381は、例えばインターフェース310を介して、所定時間毎に気象情報を取得する。そして、この気象情報に基づいて、エリアID情報371Aと、日時情報371Cと、天気内容情報371Dと、を生成する。さらに、現在または未来の天気である旨を示す現在過去未来識別情報371Bを生成し、これらを組み込んだ天気データ371を天気データベース370に記憶させる。また、データベース更新手段381は、所定時間が経過したことを認識すると、日時情報371Cに基づいて、現在の天気を表す天気データ371を過去のものを表す状態に、あるいは、未来の天気を表す天気データ371を現在のものを表す状態に、天気データ371の現在過去未来識別情報371Bを適宜変更する。
なお、VICS過去情報データベース350、イベントデータベース360、天気データベース370の更新処理を、入力部320の入力操作により実施する構成としてもよい。
実施状況認識手段382は、所定の領域で実施される現在以降イベントの実施状況を認識する。具体的には、実施状況認識手段382は、端末装置400から後述する過去VICS要求情報を取得する。そして、この過去VICS要求情報に後述する所定地点情報および所定日時情報が組み込まれている場合、以下のような処理を実施する。すなわち、所定地点情報で表される地点を包含する所定範囲の領域(以下、地点包含領域と称す)を認識し、この地点包含領域のメッシュコードを認識する。また、所定日時情報で表される日時を認識する。そして、これら認識したメッシュコードが記載されたエリアID情報361Aと、日時が記載された実施日時情報361Eと、を有し、かつ、過去未来識別情報361Dが現在以降イベントを示すイベントデータ361を、イベントデータベース360から検索する。さらに、所定日時情報の日時が記載された日時情報371Cを有する天気データ371を、天気データベース370から検索する。
また、実施状況認識手段382は、過去VICS要求情報に所定地点情報および後述するイベント名称情報が組み込まれている場合、以下のような処理を実施する。すなわち、地点包含領域のエリアID情報361Aと、イベント名称情報で表されるイベントの名称が記載された実施イベント名称情報361Cと、を有するイベントデータ361を検索する。さらに、このイベントデータ361の実施日時情報361Eの日時に対応する天気データ371を検索する。
そして、実施状況認識手段382は、これら検索したイベントデータ361や天気データ371に記載されたイベントの名称や日時あるいは天気を、現在以降イベントの実施状況として認識する。
ポイント算出手段383は、端末装置400に送信するVICS過去情報351を選出する際の基準となる優先度としての対応度合いポイントを算出する処理をする。具体的には、ポイント算出手段383は、地点包含領域のメッシュコードが記載され、かつ、過去未来識別情報361Dが過去イベントを示すイベントデータ361を、イベントデータベース360から検索する。そして、イベントデータ361を検索できたことを認識すると、現在以降イベントと実施状況が対応する過去イベントが存在すると判断する。また、このイベントデータ361の実施日時情報361Eに基づいて、過去イベントが実施された日時のVICS過去情報351および天気データ371を、VICS過去情報データベース350および天気データ371からそれぞれ検索する。そして、これら検索したイベントデータ361および天気データ371すなわち過去イベントの実施状況と、実施状況認識手段382で認識された現在以降イベントの実施状況と、以下の表1に示すような条件と、に基づいて、対応度合いポイントを算出する。
Figure 2007093402
すなわち、ポイント算出手段383は、実施イベント名称情報361Cに基づいて、現在以降イベントおよび過去イベントの名称が一致することを認識すると、この過去イベントに対応するVICS過去情報351の対応度合いポイントに10ポイントを加算する。また、実施日時情報361Eに基づいて、現在イベントおよび過去イベントの実施日時の間隔、季節、曜日の対応状態に対応する各ポイントを、対応度合いポイントに適宜加算する。さらに、天気内容情報371Dに基づいて、現在以降イベントおよび過去イベントの実施時の天気が一致する場合、対応度合いポイントに3ポイントを加算する。また、過去イベント実施時の天気が特殊気象であった旨、例えば台風、強風であった場合、対応度合いポイントから2ポイントを減算する。さらに、VICS過去情報351の事故渋滞状況情報351D4に事故渋滞が発生していた旨が記載されている場合、対応度合いポイントから2ポイントを減算する。そして、ポイント算出手段383は、検索した全てのVICS過去情報351について対応度合いポイントを算出する。
VICS過去情報取得手段384は、対応度合いポイントに基づいて、端末装置400に送信するVICS過去情報351を抽出して取得する。具体的には、VICS過去情報取得手段384は、ポイント算出手段383でポイントの算出処理が終了すると、対応度合いポイントが多い5つのVICS過去情報351を抽出して取得する。すなわち、現在以降イベントと実施状況の対応度合いが大きい過去イベントのVICS過去情報351を取得する。そして、これら取得したVICS過去情報351は、これらVICS過去情報351に対応するイベントデータ361とともに、サーバメモリ340に記憶されて、インターフェース310により端末装置400に適宜送信される。
また、VICS過去情報取得手段384は、端末装置400から後述する特定日時送信要求情報を取得する。そして、この特定日時送信要求情報で特定される過去の日時に関するVICS過去情報351を検索して取得する。このVICS過去情報351は、サーバメモリ340に記憶されて、インターフェース310により端末装置400に適宜送信される。
サーバ計時手段385は、例えば内部クロックなどの基準パルスに基づいて現在日時を認識する。そして、この現在日時に関するサーバ現在日時情報を適宜出力する。
また、CPU380は、入力部320の入力操作により入力部320から入力される信号に基づいて、入力操作に対応する内容で適宜演算し、信号などを適宜生成する。そして、生成した信号を表示部330やインターフェース310、サーバメモリ340に適宜出力して動作させ、入力された内容を実施させる。
端末装置400は、例えば移動体としての車両に搭載される車載型、携帯型、PDA(Personal Digital Assistant)、携帯電話、PHS(Personal Handyphone System)、携帯型パーソナルコンピュータなどである。端末装置400は、サーバ装置300からネットワーク200を介して送信されるVICS過去情報351に基づいて、目的地までの案内や、所定の領域における過去の交通状況の報知を実施する。また、現在位置や目的地に関する情報、最寄りの所定の施設の検索やその表示あるいは施設のサービス内容に関する情報の表示などを実施する。そして、端末装置400は、図7に示すように、送受信器410と、センサ部420と、交通情報受信部430と、端末入力部440と、報知手段としての端末表示部450と、報知手段としての音声出力部460と、端末記憶手段470と、端末メモリ480と、演算手段としての処理部490と、などを備えている。
送受信器410は、ネットワーク200を介してサーバ装置300に接続されるとともに、処理部490に接続されている。この送受信器410は、ネットワーク200を介してサーバ装置300から端末信号Stを受信可能で、この端末信号Stの取得によりあらかじめ設定されている入力インターフェース処理を実施し、処理端末信号として処理部490に出力する。また、送受信器410は、処理部490から処理端末信号が入力可能で、この入力される処理端末信号の取得によりあらかじめ設定されている出力インターフェース処理を実施し、端末信号Stとしてネットワーク200を介してサーバ装置300に送信する。
センサ部420は、移動体である例えば車両の移動の状態、すなわち現在位置や走行状況などを検出して処理部490に所定の信号として出力する。このセンサ部420は、例えば図示しない、GPS(Global Positioning System)受信部と、速度センサと、方位角センサと、加速度センサと、などを備えている。GPS受信部は、図示しない人工衛星であるGPS衛星から出力される航法電波を図示しないGPSアンテナにて受信する。そして、受信した航法電波に対応した信号に基づいて現在位置の擬似座標値を演算し、GPSデータとして処理部490に出力する。速度センサは、車両の走行速度に対応して変動する信号に基づいて、車両の走行速度を検出し、速度データとして処理部490へ出力する。方位角センサは、図示しないいわゆるジャイロセンサを有し、車両の方位角すなわち車両が前進する走行方向を検出し、方位角データとして処理部490へ出力する。加速度センサは、車両の走行方向における加速度を検出し、加速度データとして処理部490へ出力する。
交通情報受信部430は、VICS情報を受信する。この交通情報受信部430としては、VICS受信装置などが利用できる。このVICS受信装置を用いたこの交通情報受信部430は、図示しないVICSアンテナを有し、このVICSアンテナによりVICS情報を取得する。そして、取得したVICS情報を処理部490に出力する。
端末入力部440は、例えばキーボードやマウスなどで、入力操作される図示しない各種操作ボタンや操作つまみなどを有している。この操作ボタンや操作つまみの入力操作の内容としては、例えば端末装置400の動作内容の設定などの設定事項である。具体的には、取得する情報の内容や取得する条件などの設定、目的地の設定、探索する経路に関する設定事項情報の設定、情報の検索、車両の移動状況である走行状態の表示などが例示できる。そして、端末入力部440は、設定事項の入力操作により、所定の信号を処理部490へ適宜出力して設定させる。なお、この端末入力部440としては、操作ボタンや操作つまみなどの入力操作に限らず、例えば端末表示部450に設けられたタッチパネルによる入力操作や、音声による入力操作など、各種設定事項を設定入力可能ないずれの構成が適用できる。
端末表示部450は、処理部490にて制御され処理部490からの画像データの信号を画面表示させる。画像データとしては、例えば地図情報などの画像データの他、図示しないTV受信機で受信したTV画像データ、外部装置など光ディスクや磁気ディスク、メモリカードなどの記録媒体に記録されドライブやドライバなどにて読み取った画像データ、端末メモリ480からの画像データなどである。この端末表示部450としては、サーバ装置300の表示部330と同様の構成、すなわち例えば液晶パネルや有機ELパネル、PDP、CRT、FED、電気泳動ディスプレイパネルなどが例示できる。
音声出力部460は、例えば図示しないスピーカなどの発音手段を有する。この音声出力部460は、処理部490にて制御され、処理部490からの音声データなどの各種信号を発音手段から音声により出力する。音声により出力する情報としては例えば車両の走行方向や走行状況、交通状況などで、車両の走行を案内する上で運転者などの搭乗者に報知する。なお、発音手段は、例えばTV受信機で受信したTV音声データや記録媒体さらには端末メモリ480などに記録された音声データなどをも適宜出力可能である。また、音声出力部460は、発音手段を設けた構成に限らず、車両に配設されている発音手段を利用する構成としてもよい。
端末記憶手段470は、例えば図8および図9に示すような地図情報などを格納、すなわち読み出し可能に記憶する。この端末記憶手段470としては、HD、DVD、光ディスク、メモリカードなどの記録媒体に読み出し可能に記憶するドライブやドライバなどが例示できる。
ここで、地図情報は、例えば図8に示すようないわゆるPOI(Point Of Interest)データである表示用データVMと、例えば図9に示すようなマッチングデータMMと、移動経路探索用地図データと、などを備えている。
表示用データVMは、例えばそれぞれメッシュコードが付加された複数の表示用メッシュ情報VMxを備えている。すなわち、表示用データVMは、一部の領域に関する表示用メッシュ情報VMxに複数分割され、表示用メッシュ情報VMxが縦横に複数連続して構成されている。なお、表示用メッシュ情報VMxは、適宜一部の領域に関する下層の表示用メッシュ情報VMxにさらに複数分割されていてもよい。そして、表示用メッシュ情報VMxは、例えば交差点の名称などの名称情報VMxAと、道路情報VMxBと、背景情報VMxCと、にて構成されている。
一方、マッチングデータMMは、表示用データVMと同様に、例えばそれぞれ固有の番号が付加された一部の領域に関するマッチングメッシュ情報MMxに複数分割され、マッチングメッシュ情報MMxが縦横に複数連続して構成されている。なお、マッチングメッシュ情報MMxは、適宜一部の領域に関する下層のマッチングメッシュ情報MMxにさらに複数分割されていてもよい。また、マッチングメッシュ情報MMxは、表示用メッシュ情報VMxと異なる領域を表すデータ構造、すなわち分割される領域の縮尺が異なっていてもよい。
そして、マッチングデータMMは、例えば車両の移動状態を地図情報に重畳させて表示させる際に、車両を表す表示が道路上ではなく建物上に位置するなどの誤表示を防止するため、車両を表す表示が道路上に位置するように表示を修正するマップマッチング処理に利用される。このマッチングデータMMは、複数のリンク列ブロック情報を有している。
リンク列ブロック情報は、図9に示すように、道路を構成し地点を表す地点情報としてのノードNを結ぶ線分である線分情報としてのリンクLが、所定の規則性で複数関連付けられたデータのテーブル構造である。そして、リンクLは、各リンクL毎に付加されたリンクIDと、リンクLが結ぶ2つのノードNを表す固有の番号などのノード情報とを有している。また、リンクLは、VICSリンクに関連付けられ、VICS情報と地図表示との位置関係が対応するようになっている。
また、ノードNは、各道路の交差点や屈曲点、分岐点、合流点などの結節点に相当する。そして、ノードNに関する情報は、リンク列ブロック情報におけるノードN毎に付加された固有の番号である地点固有情報と、各ノードNが存在する位置の座標情報と、交差点や分岐点などの複数のリンクが交差する分岐位置か否かの分岐情報であるフラグ情報と、を有している。
さらに、マッチングデータMMのリンク列ブロック情報には、道路の構成に関する情報、例えば車線数、本線か否か、国道や県道、有料道路などの種別やトンネル内などの構成などが関連付けられている。これら道路の構成に関する情報により、表示用データVMに対応して道路を地図表示可能となっている。
また、移動経路探索用地図情報は、例えばマッチングデータMMと同様のテーブル構造、すなわち道路を表すノードNのように地点を表す地点情報とリンクLのように地点を結ぶ線分情報とを有したテーブル構造で、各移動経路を探索するために道路を表すための情報構造となっている。
端末メモリ480は、ネットワーク200を介して取得した各種情報や、端末入力部440で入力操作される設定事項、あるいは音楽データや画像データなどを適宜記憶する。また、端末メモリ480には、端末装置400全体を動作制御するOS上に展開される各種プログラムなどを記憶している。なお、端末メモリ480としては、HDや光ディスクなどの記録媒体に読み出し可能に記憶するドライブやドライバなどを備えた構成としてもよい。
処理部490は、図示しない各種入出力ポート、例えば送受信器410が接続される通信ポート、センサ部420のGPS受信部が接続されるGPS受信ポート、センサ部420の各種センサがそれぞれ接続されるセンサポート、交通情報受信部430が接続されるVICSポート、端末入力部440が接続されるキー入力ポート、端末表示部450が接続される表示制御ポート、音声出力部460が接続される音声出力ポート、端末記憶手段470が接続される記憶ポート、端末メモリ480が接続されるメモリポートなどを有する。そして、処理部490は、各種プログラムとして、図10に示すように、現在位置情報取得手段としての現在位置認識手段491と、目的地情報取得手段としての目的地認識手段492と、送信用情報生成手段としての要求情報生成手段493と、案内報知手段494と、表示制御手段495と、端末情報取得手段および報知制御手段としても機能する平均渋滞情報生成手段496と、マップマッチング手段497と、地図情報取得手段としても機能する経路設定手段としての経路処理手段498と、端末情報検索手段499と、端末計時手段500と、などを備えている。
現在位置認識手段491は、車両の現在位置を認識する。具体的には、現在位置認識手段491は、センサ部420の速度センサおよび方位角センサから出力される速度データおよび方位角データに基づいて、車両の現在の疑似位置を複数算出する。さらに、GPS受信部から出力される現在位置に関するGPSデータに基づいて、車両の現在の疑似座標値を認識する。そして、算出した現在の疑似位置と、認識した現在の疑似座標値と、を比較し、別途取得された地図上における車両の現在位置を算出し、現在位置を認識する。また、加速度センサから出力される加速度データに基づいて、走行する道路の傾斜や高低差を判断し、車両の現在の疑似位置を算出し、現在位置を認識する。なお、現在位置認識手段491は、現在位置として上述した車両の現在位置の他、端末入力部440にて設定入力された基点となる出発地点などを、疑似現在位置として認識可能である。そして、現在位置認識手段491で得られた各種情報は、端末メモリ480に適宜記憶される。
目的地認識手段492は、例えば端末入力部440の入力操作により設定入力された目的地に関する目的地情報を取得し、目的地の位置を認識する。この目的地情報としては、例えば緯度・経度などの座標、住所、電話番号など、場所を特定するための各種情報が利用可能である。そして、この目的地情報は、端末メモリ480に適宜記憶される。
要求情報生成手段493は、所定の領域に関する所定のVICS過去情報351の送信を要求するための過去VICS要求情報を生成する。具体的には、要求情報生成手段493は、端末入力部440の入力操作により設定入力された所定の地点、例えば1週間後などの移動時における目的地あるいは経由地などに関する所定地点情報を取得する。ここで、所定地点情報を、地点を表す文字列の設定入力に基づいて生成する構成としてもよいし、端末表示部450に地図を表示させ所定の地点を選択する旨の設定入力に基づいて生成する構成としてもよい。また、要求情報生成手段493は、端末入力部440の入力操作により設定入力された所定の日時例えば所定地点情報で表される地点に移動する日時に関するイベント特定情報としての所定日時情報、または、所定のイベントの名称を表すイベント特定情報としてのイベント名称情報を取得する。そして、要求情報生成手段493は、所定地点情報と、所定日時情報またはイベント名称情報と、を組み込んだ過去VICS要求情報を生成する。この過去VICS要求情報は、端末メモリ480に適宜記憶されて、送受信器410によりサーバ装置300に適宜送信される。
案内報知手段494は、端末メモリ480に記憶され、車両の走行状況に対応してあらかじめ取得した後述する移動経路情報などに基づいて車両の移動に関する案内、例えば車両の走行を支援する内容の案内を、端末表示部450による画像表示や音声出力部460による発音にて報知する。具体的には、所定の矢印や記号などを端末表示部450の表示画面に表示したり、「700m先、○○交差点を△△方面右方向です。」、「移動経路から逸脱しました。」、「この先、渋滞です。」などの音声出力部460における音声により発音したり、することなどが例示できる。
表示制御手段495は、端末表示部450を適宜制御して各種情報を端末表示部450で表示させる。この表示制御手段495は、例えば端末入力部440による入力操作を促して各種情報を設定入力するための各種表示画面などをも表示制御する。
平均渋滞情報生成手段496は、過去VICS要求情報の要求に基づきサーバ装置300から送信されるVICS過去情報351の渋滞状態を適宜平均化して、この平均化した内容に関する平均渋滞情報を生成する。具体的には、平均渋滞情報生成手段496は、サーバ装置300から送信されたVICS過去情報351およびイベントデータ361を取得する。さらに、過去VICS要求情報の所定地点情報で表される地点を包含する地点包含領域を認識し、この地点包含領域の地図情報を、端末記憶手段470から取得する。そして、表示制御手段495を制御して、例えば図11に示すような過去交通情報表示画面800を端末表示部450に表示させる。
ここで、過去交通情報表示画面800は、取得情報リスト領域810と、過去交通状況表示領域820と、表示情報日時領域830と、付帯情報領域840と、などを備えている。
取得情報リスト領域810は、過去交通情報表示画面800における右側に縦長の長方形状に設けられている。この取得情報リスト領域810は、上下方向に並んだ状態で設けられた、主題領域811と、告知領域812と、情報選択領域813と、過去特定日時指定領域814と、平均情報生成選択領域815と、を備えている。
主題領域811には、取得情報リスト領域810の主題が表示される。告知領域812には、イベントデータ361に基づいて、過去VICS要求情報で特定される地点および日時に実施される現在以降イベントに関する告知が表示される。情報選択領域813には、5個の過去イベント時選択領域813Aが上下方向に並んだ状態で設けられている。この過去イベント時選択領域813Aには、取得したVICS過去情報351に基づいて、現在以降イベントと実施状況が対応する過去イベントが実施された日時や曜日などが表示される。そして、過去イベント時選択領域813Aは、現在以降イベントに対応する過去イベントが実施された日時などの交通状況の表示を要求する際に選択される。また、過去イベント時選択領域813Aのそれぞれの左側には、チェックボックスが表示されたチェックボックス領域813Bが設けられている。このチェックボックス領域813Bは、平均渋滞情報を生成する際に利用する複数の過去イベント時選択領域813Aの日時を指定する際に選択される。過去特定日時指定領域814は、過去特定日時に関する交通状況の表示を要求する際に選択される。平均情報生成選択領域815は、平均渋滞情報の生成を要求する際に選択される。
過去交通状況表示領域820は、取得情報リスト領域810の右側に横長の長方形状に設けられている。この過去交通状況表示領域820には、過去VICS要求情報に基づき取得した地図情報に基づいて、地点包含領域の地図が表示される。さらに、チェックボックス領域813Bや過去特定日時指定領域814で選択された日時などのVICS過去情報351、あるいは平均渋滞情報に基づいて、地点包含領域における過去の交通状況が表示される。
表示情報日時領域830は、過去交通状況表示領域820における右下側に横長の長方形状に設けられている。この表示情報日時領域830には、過去交通状況表示領域820で表示された交通状況の日時が、例えば文字列および時計の図形により表示される。
付帯情報領域840は、取得情報リスト領域810の下側に設けられている。この付帯情報領域840には、過去交通状況表示領域820で表示された地図の付帯情報、すなわち緯度経度、縮尺、地名などが表示される。
そして、平均渋滞情報生成手段496は、所定の過去イベント時選択領域813Aを選択する旨の設定入力を認識すると、この選択された過去イベント時選択領域813Aに対応するVICS過去情報351を取得する。さらに、この取得したVICS過去情報351に基づいて、交通状況を過去交通状況表示領域820に表示させる。
また、平均渋滞情報生成手段496は、複数のチェックボックス領域813Bを選択する旨および平均情報生成選択領域815を選択する旨の設定入力を認識すると、選択されたそれぞれのチェックボックス領域813Bに対応するVICS過去情報351を取得する。さらに、これら取得したVICS過去情報351で示される渋滞状態を平均化する処理をする。具体的には、渋滞度情報351D1で示される渋滞の度合いを平均化する。例えば3つの渋滞度情報351D1の渋滞度が「渋滞なし」、「渋滞」、「混雑」の場合、平均化した渋滞の度合いが「混雑」であると設定する処理をする。また、渋滞長情報351D2で示される渋滞長を平均化する。例えば渋滞長が0m、50m、100mの場合、平均化した渋滞長が50mであると設定する処理をする。さらに、リンク旅行時間情報351D3で示される通過に要する時間の長さを平均化する処理をする。例えば通過に要する時間が2分、30分、7分の場合、平均化した時間が13分であると設定する処理をする。そして、これら設定した内容に関する平均渋滞情報を生成して、過去交通状況表示領域820に適宜表示させる。この平均渋滞情報は、端末メモリ480に適宜記憶される。なお、平均渋滞情報としては、渋滞の度合い、渋滞長、リンクLの通過に要する時間をそれぞれ平均化した内容のうち、少なくともいずれか1つのみを有する構成としてもよい。また、音声出力部460を本発明の報知手段として機能させ、平均渋滞情報の内容を音声にて出力させる構成としてもよい。
さらに、平均渋滞情報生成手段496は、過去特定日時指定領域814を選択する旨の設定入力を認識すると、過去特定日時を指定する旨を要求する画面を表示させる。また、過去特定日時を指定する旨の設定入力を認識すると、この過去特定日時に関する特定日時送信要求情報をサーバ装置300へ送信する処理をする。そして、特定日時送信要求情報に対応するVICS過去情報351を取得すると、このVICS過去情報351に基づいて、過去特定日時の交通状況を過去交通状況表示領域820に表示させる。
マップマッチング手段497は、端末記憶手段470から取得する地図情報に基づいて、現在位置認識手段491にて認識した現在位置を適切に表示させるためのマップマッチング処理をする。このマップマッチング手段497は、上述したように、例えばマッチングデータMMを用い、現在位置を端末表示部450で地図に重畳して表示される位置が、端末表示部450で表示される地図を構成する要素である道路から逸脱しないように、現在位置情報を適宜修正すなわち補正して表示させるマップマッチング処理を実施する。
経路処理手段498は、利用者により設定入力される経路設定のための設定事項情報、交通情報受信部430にて取得したVICS情報、端末記憶手段470に記憶された地図情報、平均渋滞情報生成手段496で取得されたVICS過去情報351、平均渋滞情報生成手段496で生成された平均渋滞情報などに基づいて、現在位置から目的地までの車両の移動経路を演算してルート探索する。
具体的には、経路処理手段498は、所定の日時に関するVICS過去情報351を利用して移動経路を探索する旨の設定入力を認識した場合、現在位置情報、目的地情報、VICS情報、VICS過去情報351、および、設定事項情報を取得する。さらに、経路処理手段498は、各種情報を取得すると、これら各種情報に基づいて、地図情報の移動経路探索用地図情報を利用し、例えば車両が通行可能な道路を探索する。そして、所要時間が短い移動経路、あるいは移動距離が短い移動経路、現在あるいは1つの過去イベント実施時における交通渋滞場所や交通規制場所を回避した移動経路などを設定した移動経路情報を生成する。この移動経路情報は、例えば車両の走行の際に誘導して走行を補助する経路案内情報をも有する。この経路案内情報は、案内報知手段494による制御により、端末表示部450で適宜表示あるいは音声出力部460で適宜音声出力され、走行が補助される。この移動経路情報は、端末メモリ480に適宜記憶される。
また、経路処理手段498は、平均渋滞情報を利用して移動経路を探索する旨の設定入力を認識した場合、現在位置情報、目的地情報、VICS情報、平均渋滞情報、および、設定事項情報を取得する。そして、所定のVICS過去情報351を利用した場合と同様にして、平均渋滞情報に基づく交通渋滞場所、すなわち複数の過去イベント実施時における渋滞が発生しやすい場所を回避した移動経路などを設定した移動経路情報を生成する。さらに、経路処理手段498は、VICS過去情報351および平均渋滞情報を利用せずに移動経路を探索する旨の設定入力を認識した場合、現在位置情報、目的地情報、VICS情報、および、設定事項情報を取得する。そして、所要時間が短い移動経路、あるいは移動距離が短い移動経路、現在の交通渋滞場所や交通規制場所を回避した移動経路に関する移動経路情報を生成する。
端末情報検索手段499は、例えば端末入力部440にて設定入力された検索情報の検索要求により、端末記憶手段470に記憶された例えば地図情報における所定の地点の情報である検索情報に基づいて検索して、検索要求に応じた情報を取得する。そして、取得した検索結果の情報は、端末メモリ480に適宜記憶される。
端末計時手段500は、例えば内部クロックなどの基準パルスに基づいて現在日時を認識する。そして、この現在日時に関する現在日時情報を適宜出力する。
〔ナビゲーションシステムの動作〕
次に、ナビゲーションシステム100の動作として、過去イベント実施時の交通状況の表示処理および移動経路の探索処理について図12に基づいて説明する。図12は、過去イベント実施時の交通状況の表示処理および移動経路の探索処理を示すフローチャートである。
まず、利用者は、端末入力部440の入力操作により、過去VICS要求情報を生成するための各種事項を設定入力する。具体的には、地点および日時に関する事項、または地点およびイベント名称に関する事項を設定入力する。そして、端末装置400は、処理部490の要求情報生成手段493にて、図12に示すように、設定入力された事項に基づいて、過去VICS要求情報を生成する(ステップS101)。この後、要求情報生成手段493は、送受信器410にネットワーク200を介して、この過去VICS要求情報および端末装置400を特定する端末固有情報などをサーバ装置300へ送信させる(ステップS102)。
サーバ装置300は、インターフェース310で過去VICS要求情報および端末固有情報などを受信すると(ステップS103)、CPU380にて、対応度合いポイントの算出処理を実施する(ステップS104)。具体的には、CPU380は、実施状況認識手段382にて、過去VICS要求情報で特定される地点包含領域を認識する。さらに、実施状況認識手段382は、この地点包含領域で実施される現在以降イベントに対応するイベントデータ361および天気データ371を取得して、現在以降イベントの実施状況を認識する。この後、CPU380は、ポイント算出手段383にて、地点包含領域で実施された過去イベントのVICS過去情報351を検索し、表1に示すような条件などに基づいて、これら検索した各VICS過去情報351の対応度合いポイントを算出する。
そして、CPU380は、VICS過去情報取得手段384にて、対応度合いポイントが多い5つのVICS過去情報351を抽出する(ステップS105)。この後、VICS過去情報取得手段384は、インターフェース310にネットワーク200を介して、これらVICS過去情報351をイベントデータ361とともに、端末固有情報で特定される端末装置400へ送信させる(ステップS106)。
端末装置400は、送受信器410でVICS過去情報351およびイベントデータ361を受信すると(ステップS107)、平均渋滞情報生成手段496にて、VICS過去情報351に基づいて、過去交通情報表示画面800を端末表示部450に表示させる(ステップS108)。この後、平均渋滞情報生成手段496は、利用者によりVICS過去情報351が選択されたか否かを判断する(ステップS109)。このステップS109において、選択されていないと判断した場合、例えば所定時間経過後にステップS109の処理を再び実施する。一方、ステップS109において、選択されたと判断した場合、複数のチェックボックス領域813Bの選択により、複数のVICS過去情報351が選択されたか否かを判断する(ステップS110)。
このステップS110において、平均渋滞情報生成手段496は、複数のVICS過去情報351が選択されたと判断した場合、これら選択されたVICS過去情報351に基づいて、平均渋滞情報を生成する(ステップS111)。そして、このステップS111の処理の後、あるいは、ステップS110において1つのVICS過去情報351が選択されたと判断した場合、過去の交通状況の表示が要求されているか否かを判断する(ステップS112)。
このステップS112において、過去の交通状況の表示が要求されていると判断した場合、過去交通状況表示領域820に過去の交通状況を表示させて(ステップS113)、処理を終了する。ここで、ステップS113において、ステップS111の処理を実施している場合、平均渋滞情報に基づいて、複数のVICS過去情報351で表される渋滞の度合いを平均化した交通状況を表示させる。また、ステップS111の処理を実施していない場合、選択された1つのVICS過去情報351に基づいて、交通状況を表示させる。
一方、ステップS112において、過去の交通状況の表示が要求されていないと判断した場合、移動経路の探索が要求されているか否かを判断する(ステップS114)。このステップS114において、移動経路の探索が要求されていないと判断した場合、ステップS112の処理を実施する。一方、ステップS114において、移動経路の探索が要求されていると判断した場合、移動経路の探索処理を実施する(ステップS115)。具体的には、交通情報受信部430、現在位置認識手段491、目的地認識手段492にて、VICS情報、現在位置情報、目的地情報を取得する。そして、ステップS111の処理を実施している場合、これら各種情報と、平均渋滞情報と、などに基づいて、過去の交通渋滞場所を回避した移動経路を探索して設定する。また、ステップS111の処理を実施していない場合、選択されたVICS過去情報351などに基づいて、移動経路を設定する。この後、CPU380は、案内報知手段494にて、車両の移動に関する案内を報知することにより、車両の移動を案内誘導して(ステップS116)、処理を終了する。
〔ナビゲーションシステムの作用効果〕
上述したように、上記実施の形態では、ナビゲーションシステム100の端末装置400は、要求情報生成手段493にて、利用者による例えば所定の地点および所定の日時を特定する入力操作に基づいて、所定地点情報および所定日時情報を有する過去VICS要求情報を生成してサーバ装置300へ送信する。そして、サーバ装置300は、実施状況認識手段382にて、端末装置400から過去VICS要求情報を取得すると、この過去VICS要求情報の所定地点情報で特定される地点包含領域を認識する。さらに、この地点包含領域において所定日時情報の日時に実施される現在以降イベントを特定し、この現在以降イベントの実施状況を認識する。この後、VICS過去情報取得手段384にて、現在以降イベントと実施状況が対応する過去イベント実施時のVICS過去情報351を取得して、端末装置400へ送信する。そして、端末装置400は、サーバ装置300からのVICS過去情報351を取得する。
このため、ナビゲーションシステム100は、サーバ装置300で取得された現在以降イベントと実施状況が対応する過去イベント実施時のVICS過去情報351を端末装置400へ送信することにより、利用者に現在以降イベント実施時の交通状況により近い交通状況を参照させることができる。また、利用者に例えば移動する日時を特定する設定入力させるだけでよく、従来のように利用者が自ら参照するVICS過去情報351の日時を設定する必要がない。したがって、利用者に過去の交通状況に関する適切なVICS過去情報351を容易に利用させることができる。また、統計処理されていないVICS過去情報351を取得するので、サーバ装置300で統計処理や統計処理したVICS過去情報351の更新処理を実施する必要がなく処理負荷を低減できる。
そして、実施状況認識手段382は、所定日時情報を有する過去VICS要求情報を取得して、地点包含領域において所定日時情報の日時に実施される現在以降イベントを特定する。このため、利用者に例えば車両で移動する日時を設定させるので、移動する日時に実施される現在以降イベントの名称がわからない場合であっても、適切なVICS過去情報351を利用させることができる。
また、実施状況認識手段382は、イベント名称情報を有する過去VICS要求情報を取得して、地点包含領域においてイベント名称情報の名称を有する現在以降イベントを特定する。このため、利用者に現在以降イベントの名称を設定させるので、現在以降イベントの実施日時がわからない場合であっても、適切なVICS過去情報351を利用させることができる。
さらに、サーバ装置300は、ポイント算出手段383にて、現在以降イベントの実施状況と、過去イベントの実施状況と、の対応している度合いに基づいて、VICS過去情報351に対して対応度合いポイントを設定する。そして、VICS過去情報取得手段384は、対応度合いポイントに基づいて、VICS過去情報351を取得する。このため、対応度合いポイントに基づいて、現在以降イベントの実施状況により近い状況で過去イベントが実施された際のVICS過去情報351を取得でき、さらに適切なVICS過去情報351を利用させることができる。
また、ポイント算出手段383は、現在以降イベントと同じ曜日または季節に実施された過去イベントの対応度合いポイントを、異なる曜日または季節に実施されたものと比べて高く設定する。このため、交通状況との関連性がある曜日、季節が現在以降イベントと同じ過去イベントのVICS過去情報351を優先的に取得でき、さらに適切なVICS過去情報351を利用させることができる。
さらに、ポイント算出手段383は、現在以降イベントと同じ天気で実施された過去イベントの対応度合いポイントを、異なる天気で実施されたものと比べて高く設定する。このため、交通状況との関連性がある天気が現在以降イベントと同じ過去イベントのVICS過去情報351を優先的に取得でき、さらに適切なVICS過去情報351を利用させることができる。
そして、ポイント算出手段383は、VICS過去情報351の事故渋滞状況情報351D4に事故渋滞が発生していた旨が記載されていることを認識すると、このVICS過去情報351の対応度合いポイントから2ポイントを減算する。このため、現在以降イベントの実施時に発生する可能性が低い事故により交通状況が変化したときのVICS過去情報351の優先度を低く設定でき、さらに適切なVICS過去情報351を利用させることができる。
また、ポイント算出手段383は、現在以降イベントとの実施日時の間隔が1ヶ月以内あるいは1年以内の過去イベントの対応度合いポイントを、1ヶ月以上あるいは1年以上の過去イベントのものと比べて、5ポイントあるいは3ポイント高く設定する。このため、例えば新たな道路の開通などにより道路の接続状態が変化した場合、道路の接続状態が変化する前に実施された過去イベントのVICS過去情報351を適宜低く設定でき、さらに適切なVICS過去情報351を利用させることができる。
そして、VICS過去情報取得手段384は、5つのVICS過去情報351を取得する。このため、利用者により多くのVICS過去情報351を参照させることができるとともに、利用者の判断基準に最も適合するVICS過去情報351を選択させることができる。したがって、1つのVICS過去情報351を取得する構成と比べて利便性を向上できる。
さらに、端末装置400は、平均渋滞情報生成手段496にて、利用者により選択された複数のVICS過去情報351を認識する。そして、これら複数のVICS過去情報351で示される渋滞状態を平均化して、この平均化した内容に関する平均渋滞情報を生成する。このため、複数の過去イベント実施時における平均的な渋滞状態を反映させた交通状況や移動に関する情報を生成でき、より多様な交通状況や移動に関する情報を提供できる。
また、平均渋滞情報生成手段496は、平均渋滞情報やVICS過去情報351を端末表示部450で表示させる。このため、端末装置400は、複数の過去イベント実施時における平均的な渋滞状態を反映させた交通状況や、所定の過去イベント実施時における交通状況を報知できる。したがって、端末装置400の利便性を向上できる。
そして、端末装置400は、経路処理手段498にて、平均渋滞情報を利用して、複数の過去イベント実施時における渋滞が発生しやすい場所を回避した現在位置から目的地までの移動経路を設定する。さらに、経路処理手段498にて、VICS過去情報351を利用して、1つの過去イベント実施時に渋滞が発生した場所を回避した移動経路を設定する。このため、端末装置400は、複数の過去イベント実施時の平均的な渋滞状態、あるいは1つの過去イベント実施時の渋滞状態を考慮に入れた移動経路を、現在以降イベント実施時の移動経路として設定できる。したがって、端末装置400の利便性をさらに向上できる。
〔実施の形態の変形〕
なお、本発明は、上述した一実施の形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲で以下に示される変形をも含むものである。ここで、以下において、立寄り地の設定に関する変形を適宜例示するが、目的地の設定に関する変形も同様に含むものとする。
すなわち、要求情報生成手段493にて、所定日時情報およびイベント名称情報のうちいずれか一方のみを過去VICS要求情報に組み込む構成としてもよい。このような構成にすれば、要求情報生成手段493および実施状況認識手段382の構成を簡略にできる。
そして、ポイント算出手段383を設けずに、VICS過去情報取得手段384にて、現在以降イベントと名称が一致する過去イベントが実施された際のVICS過去情報351を取得する構成としてもよい。このような構成にすれば、CPU380の構成を簡略にできる。また、VICS過去情報351の取得処理を迅速にでき、利用者により迅速に交通状況を参照させることができる。
また、対応度合いポイントを算出する際に、曜日、季節、天気、事故渋滞の有無、実施日時の間隔のうち少なくとも1つを考慮に入れない構成としてもよい。このような構成にすれば、対応度合いポイントの算出処理を容易にできる。
さらに、対応度合いポイントを算出する際に、現在以降イベントおよび過去イベントの実施時刻を考慮に入れる構成としてもよい。このような構成にすれば、交通状況との関連性がある時刻が現在以降イベントと同じ過去イベントのVICS過去情報351を優先的に取得でき、さらに適切なVICS過去情報351を利用させることができる。
そして、VICS過去情報取得手段384にて、VICS過去情報351を1つのみ取得する構成としてもよい。このような構成にすれば、端末装置400に送信する情報量を最小限に抑えることができ、サーバ装置300の処理負荷を低減できる。
また、端末装置400に平均渋滞情報生成手段496を設けない構成としてもよい。さらに、端末装置400に、移動経路を設定して報知する機能、すなわち現在位置認識手段491、目的地認識手段492、案内報知手段493、マップマッチング手段497、経路処理手段498を設けない構成としてもよい。そして、平均渋滞情報生成手段496をサーバ装置300に設け、サーバ装置300から平均渋滞情報を端末装置400に送信する構成としてもよい。これらのような構成にすれば、端末装置400の構成を簡略にできる。
さらに、平均渋滞情報生成手段496に、平均渋滞情報を表示させる機能を設けない構成としてもよい。また、経路処理手段498に、平均渋滞情報やVICS過去情報351に基づいて移動経路を設定する機能を設けない構成としてもよい。これらのような構成にすれば、平均渋滞情報生成手段496や経路処理手段498の構成を簡略にできる。
そして、平均渋滞情報生成手段496にて、VICS過去情報351を取得したことを認識した際に、自動的に平均渋滞情報を生成する構成としてもよい。このような構成にすれば、利用者に平均情報生成選択領域815を選択する旨の設定入力を実施させることなく平均渋滞情報を生成でき、端末装置400の利便性をさらに向上できる。
また、VICS過去情報351を送信する構成について例示したが、これに限らず、実際に走行している車両から、速度や位置などのデータをネットワークを通じてリアルタイムに収集し、このデータに基づいて生成される渋滞情報や天候情報などであるいわゆるプローブ情報を送信する構成としてもよい。また、VICS過去情報351およびプローブ情報を組み合わせて送信する構成としてもよい。
そして、本発明の情報処理装置をサーバ装置300に適用した構成に限らず、実施状況認識手段382、ポイント算出手段383、VICS過去情報取得手段384を独立させた構成としてもよい。さらに、本発明の情報処理装置としては、ポイント算出手段383を設けない構成としてもよい。
また、上述した各機能をプログラムとして構築したが、例えば回路基板などのハードウェアあるいは1つのIC(Integrated Circuit)などの素子にて構成するなどしてもよく、いずれの形態としても利用できる。なお、プログラムや別途記録媒体から読み取らせる構成とすることにより、上述したように取扱が容易で、利用の拡大が容易に図れる。
その他、本発明の実施の際の具体的な構造および手順は、本発明の目的を達成できる範囲で他の構造などに適宜変更できる。
〔実施の形態の効果〕
上述したように、上記実施の形態では、ナビゲーションシステム100のサーバ装置300は、端末装置400から例えば所定地点情報および所定日時情報を有する過去VICS要求情報を取得すると、この過去VICS要求情報の所定地点情報で特定される地点包含領域を認識する。そして、この地点包含領域において所定日時情報の日時に実施される現在以降イベントを特定し、この現在以降イベントの実施状況を認識する。この後、現在以降イベントと実施状況が対応する過去イベント実施時のVICS過去情報351を取得する。
このため、サーバ装置300にて、現在以降イベントの実施状況に対応する実施状況で過去イベントが実施された際のVICS過去情報351を取得するので、利用者に、現在以降イベント実施時の交通状況により近い交通状況を参照させることができる。また、利用者に現在以降イベントが実施される日時に関する所定日時情報を入力させるだけでよく、従来のように利用者が自ら参照するVICS過去情報351の日時を設定する必要がない。したがって、サーバ装置300は、利用者に過去の交通状況に関する適切なVICS過去情報351を容易に利用させることができる。
また、ナビゲーションシステム100の端末装置400は、利用者による入力操作に基づいて、過去VICS要求情報を生成してサーバ装置300へ送信する。そして、サーバ装置300は、端末装置400から過去VICS要求情報を取得すると、この過去VICS要求情報の所定地点情報で特定される地点包含領域において所定日時情報の日時に実施される現在以降イベントを特定し、この現在以降イベントの実施状況を認識する。この後、サーバ装置300は、現在以降イベントと実施状況が対応する過去イベント実施時のVICS過去情報351を取得して、端末装置400へ送信する。そして、端末装置400は、サーバ装置300からのVICS過去情報351を取得する。
このため、ナビゲーションシステム100は、サーバ装置300で取得された現在以降イベントと実施状況が対応する過去イベント実施時のVICS過去情報351を端末装置400へ送信することにより、利用者に現在以降イベント実施時の交通状況により近い交通状況を参照させることができる。また、従来のように利用者が自ら参照するVICS過去情報351の日時を設定する必要がない。したがって、ナビゲーションシステム100は、利用者に過去の交通状況に関する適切なVICS過去情報351を容易に利用させることができる。
本発明の一実施の形態に係るナビゲーションシステムの概略構成を示すブロック図である。 前記一実施の形態におけるサーバ装置の概略構成を示すブロック図である。 前記一実施の形態におけるVICS過去データベースの概略構成を示す模式図である。 前記一実施の形態におけるイベントデータベースの概略構成を示す模式図である。 前記一実施の形態における天気データベースの概略構成を示す模式図である。 前記一実施の形態におけるサーバ装置を構成するCPUの概略構成を示すブロック図である。 前記一実施の形態における端末装置の概略構成を示すブロック図である。 前記一実施の形態における地図情報を構成する表示用データのテーブル構造を模式的に示す概念図である。 前記一実施の形態における地図情報を構成するマッチングデータのテーブル構造を模式的に示す概念図である。 前記一実施の形態における端末装置を構成する処理部の概略構成を示すブロック図である。 前記一実施の形態における過去交通情報表示画面の概略構成を示す模式図である。 前記一実施の形態における過去イベント実施時の交通状況の表示処理および移動経路の探索処理を示すフローチャートである。
符号の説明
100…情報処理システムとしてのナビゲーションシステム
200…ネットワーク
300…情報処理装置としてのサーバ装置
351…過去交通情報としてのVICS過去情報
380…演算手段としてのCPU
382…情報取得手段としても機能する実施状況認識手段
383…優先度設定手段としてのポイント算出手段
384…過去実施判断手段としても機能する過去交通情報取得手段としてのVICS過去情報取得手段
400…端末装置
450…報知手段としての端末表示部
460…報知手段としての音声出力部
490…演算手段としての処理部
491…現在位置情報取得手段としての現在位置認識手段
492…目的地情報取得手段としての目的地認識手段
493…送信用情報生成手段としての要求情報生成手段
496…端末情報取得手段および報知制御手段としても機能する平均渋滞情報生成手段
498…地図情報取得手段としても機能する経路設定手段としての経路処理手段

Claims (22)

  1. 所定の領域における過去の交通状況に関する所定の過去交通情報を取得する情報処理装置であって、
    所定の地点に関する所定地点情報および現在以降に実施される所定のイベントを特定するためのイベント特定情報を取得する情報取得手段と、
    前記所定地点情報の地点を含む所定範囲の領域において前記イベント特定情報で特定される前記イベントが現在以降に実施されることを認識すると、前記イベントの実施状況を認識する実施状況認識手段と、
    前記所定範囲の領域において前記実施状況認識手段で認識した前記実施状況に対応する実施状況で任意のイベントが過去に実施されたことがあるか否かを判断する過去実施判断手段と、
    この過去実施判断手段で前記任意のイベントが過去に実施されたことがあると判断された場合、前記所定範囲の領域における前記任意のイベントが過去に実施された際の前記過去交通情報を取得する過去交通情報取得手段と、
    を具備したことを特徴とした情報処理装置。
  2. 請求項1に記載の情報処理装置であって、
    前記イベント特定情報は、前記現在以降の所定の日時に関する所定日時情報であり、
    前記実施状況認識手段は、前記所定範囲の領域において前記所定日時情報の日時に前記イベントが実施されることを認識すると、前記イベントの実施状況を認識する
    ことを特徴とした情報処理装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の情報処理装置であって、
    前記イベント特定情報は、前記現在以降に実施される所定のイベントの名称に関するイベント名称情報であり、
    前記実施状況認識手段は、前記所定範囲の領域において前記イベント名称情報の名称の前記イベントが現在以降に実施されることを認識すると、前記イベントの実施状況を認識する
    ことを特徴とした情報処理装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の情報処理装置であって、
    前記実施状況認識手段で認識した前記実施状況と、前記過去実施判断手段で前記過去に実施されたことがあると認識された前記任意のイベントの実施状況と、の対応している度合いに基づいて、前記任意のイベントが過去に実施された際の前記過去交通情報に対して取得する優先度を設定する優先度設定手段を具備し、
    前記過去交通情報取得手段は、前記優先度設定手段で設定された前記優先度に基づいて前記過去交通情報を取得する
    ことを特徴とした情報処理装置。
  5. 請求項4に記載の情報処理装置であって、
    前記実施状況は、前記イベントが実施される時刻、日付、曜日、季節のうち少なくともいずれか1つである
    ことを特徴とした情報処理装置。
  6. 請求項4または請求項5に記載の情報処理装置であって、
    前記実施状況は、前記イベントの実施時における天気である
    ことを特徴とした情報処理装置。
  7. 請求項4ないし請求項6のいずれかに記載の情報処理装置であって、
    前記優先度設定手段は、前記過去交通情報に事故により交通状況が変化した旨が記録されていることを認識すると、前記変化した旨が記載されていない場合と比べて前記優先度を低く設定する
    ことを特徴とした情報処理装置。
  8. 請求項4ないし請求項7のいずれかに記載の情報処理装置であって、
    前記優先度設定手段は、前記実施状況認識手段で実施状況が認識された前記イベントの実施日から、前記過去実施判断手段で前記過去に実施されたことがあると認識された前記任意のイベントの実施日までの間隔が所定間隔よりも短いことを認識すると、前記所定間隔よりも長い場合と比べて前記優先度を高く設定する
    ことを特徴とした情報処理装置。
  9. 請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の情報処理装置であって、
    前記過去交通情報取得手段は、複数の前記過去交通情報を取得する
    ことを特徴とした情報処理装置。
  10. 請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の情報処理装置と、
    この情報処理装置にネットワークを介して各種情報が送受信可能に接続され、前記所定地点情報および前記イベント特定情報を生成して前記ネットワークを介して前記情報処理装置へ送信する送信用情報生成手段、および、前記情報処理装置から前記ネットワークを介して送信される前記過去交通情報を受信して取得する端末情報取得手段を備えた端末装置と、
    を具備し、
    前記情報取得手段は、前記端末装置から前記ネットワークを介して送信される前記所定地点情報および前記イベント特定情報を取得し、
    前記過去交通情報取得手段は、前記取得した前記過去交通情報を前記ネットワークを介して前記端末装置へ送信する
    ことを特徴とした情報処理システム。
  11. 端末装置にネットワークを介して各種情報が送受信可能に接続されたサーバ装置にて、所定の領域における過去の交通状況に関する所定の過去交通情報を端末装置へ送信する情報処理システムであって、
    前記端末装置は、
    所定の地点に関する所定地点情報および現在以降に実施される所定のイベントを特定するためのイベント特定情報を生成して前記サーバ装置へ送信する送信用情報生成手段と、
    前記サーバ装置から送信される前記過去交通情報を受信して取得する端末情報取得手段と、
    を備え、
    前記サーバ装置は、
    前記端末装置から送信される前記所定地点情報および前記イベント特定情報を取得する情報取得手段と、
    前記所定地点情報の地点を含む所定範囲の領域において前記イベント特定情報で特定される前記イベントが現在以降に実施されることを認識すると、前記イベントの実施状況を認識する実施状況認識手段と、
    前記所定範囲の領域において前記実施状況認識手段で認識した前記実施状況に対応する実施状況で任意のイベントが過去に実施されたことがあるか否かを判断する過去実施判断手段と、
    この過去実施判断手段で前記任意のイベントが過去に実施されたことがあると判断された場合、前記所定範囲の領域における前記任意のイベントが過去に実施された際の前記過去交通情報を取得して前記端末装置へ送信する過去交通情報取得手段と、
    を備えた
    ことを特徴とした情報処理システム。
  12. 請求項10または請求項11に記載の情報処理システムであって、
    前記過去交通情報取得手段は、複数の前記過去交通情報を取得して前記端末装置へ送信し、
    前記端末装置は、
    前記複数の過去交通情報で前記交通状況として示される渋滞の状態の平均に関する平均渋滞情報を生成する平均渋滞情報生成手段を備えた
    ことを特徴とした情報処理システム。
  13. 請求項12に記載の情報処理システムであって、
    前記端末装置は、
    前記平均渋滞情報を報知手段で報知させる報知制御手段を備えた
    ことを特徴とした情報処理システム。
  14. 請求項12または請求項13に記載の情報処理システムであって、
    前記端末装置は、
    移動体の現在位置に関する現在位置情報を取得する現在位置情報取得手段と、
    前記移動体が移動する目的地の位置に関する目的地情報を取得する目的地情報取得手段と、
    地図情報を取得する地図情報取得手段と、
    前記現在位置情報、前記目的地情報、前記地図情報、および、前記平均渋滞情報に基づいて、前記移動体の現在位置から前記目的地までの移動経路を設定する経路設定手段と、
    を備えた
    ことを特徴とした情報処理システム。
  15. 請求項10ないし請求項14のいずれかに記載の情報処理システムであって、
    前記端末装置は、
    前記過去交通情報を報知手段で報知させる報知制御手段を備えた
    ことを特徴とした情報処理システム。
  16. 請求項10ないし請求項15のいずれかに記載の情報処理システムであって、
    前記端末装置は、
    移動体の現在位置に関する現在位置情報を取得する現在位置情報取得手段と、
    前記移動体が移動する目的地の位置に関する目的地情報を取得する目的地情報取得手段と、
    地図情報を取得する地図情報取得手段と、
    前記現在位置情報、前記目的地情報、前記地図情報、および、前記過去交通情報に基づいて、前記移動体の現在位置から前記目的地までの移動経路を設定する経路設定手段と、
    を備えた
    ことを特徴とした情報処理システム。
  17. 演算手段により、所定の領域における過去の交通状況に関する所定の過去交通情報を取得する情報処理方法であって、
    前記演算手段は、
    所定の地点に関する所定地点情報および現在以降に実施される所定のイベントを特定するためのイベント特定情報を取得し、
    前記所定地点情報の地点を含む所定範囲の領域において前記イベント特定情報で特定される前記イベントが現在以降に実施されることを認識すると、前記イベントの実施状況を認識し、
    前記所定範囲の領域において前記認識した前記実施状況に対応する実施状況で任意のイベントが過去に実施されたことがあるか否かを判断し、
    前記任意のイベントが過去に実施されたことがあると判断された場合、前記所定範囲の領域における前記任意のイベントが過去に実施された際の前記過去交通情報を取得する
    ことを特徴とする情報処理方法。
  18. 演算手段により、端末装置にネットワークを介して各種情報が送受信可能に接続されたサーバ装置に、所定の領域における過去の交通状況に関する所定の過去交通情報を端末装置へ送信させる情報処理方法であって、
    前記演算手段は、
    前記端末装置に、
    所定の地点に関する所定地点情報および現在以降に実施される所定のイベントを特定するためのイベント特定情報を生成させて前記サーバ装置へ送信させ、
    前記サーバ装置から送信される前記過去交通情報を受信させて取得させ、
    前記サーバ装置に、
    前記端末装置から送信される前記所定地点情報および前記イベント特定情報を取得させ、
    前記所定地点情報の地点を含む所定範囲の領域において前記イベント特定情報で特定される前記イベントが現在以降に実施されることを認識すると、前記イベントの実施状況を認識させ、
    前記所定範囲の領域において前記認識させた前記実施状況に対応する実施状況で任意のイベントが過去に実施されたことがあるか否かを判断させ、
    前記任意のイベントが過去に実施されたことがあると判断された場合、前記所定範囲の領域における前記任意のイベントが過去に実施された際の前記過去交通情報を取得させて前記端末装置へ送信させる
    ことを特徴とする情報処理方法。
  19. 演算手段を、請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の情報処理装置として機能させる
    ことを特徴とした情報処理プログラム。
  20. 演算手段を、請求項10ないし請求項16のいずれかに記載の情報処理システムとして機能させる
    ことを特徴とした情報処理プログラム。
  21. 請求項17または請求項18に記載の情報処理方法を演算手段に実行させる
    ことを特徴とした情報処理プログラム。
  22. 請求項19ないし請求項21のいずれかに記載の情報処理プログラムが演算手段にて読取可能に記録された
    ことを特徴とする情報処理プログラムを記録した記録媒体。
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