JP2007093043A - 給湯システム - Google Patents
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Abstract
【課題】効率が向上し、作動圧力を低下させることができる自然冷媒利用の給湯システムを提供する。
【解決手段】本給湯システムは二酸化炭素を用いるCO2サイクルと、このCO2サイクルの凝縮器からの排熱により大気圧よりも低圧の水を蒸発させる水側蒸発器と、この水側蒸発器で蒸発した蒸気を吸込んで圧縮し高温蒸気を吐出する水側圧縮機とを備え、高温蒸気より市水を加熱する水回路とからなる。
【選択図】 図1
【解決手段】本給湯システムは二酸化炭素を用いるCO2サイクルと、このCO2サイクルの凝縮器からの排熱により大気圧よりも低圧の水を蒸発させる水側蒸発器と、この水側蒸発器で蒸発した蒸気を吸込んで圧縮し高温蒸気を吐出する水側圧縮機とを備え、高温蒸気より市水を加熱する水回路とからなる。
【選択図】 図1
Description
本発明は給湯システムに係り、CO2ヒートポンプサイクル及このヒートポンプで生成された水蒸気を高温蒸気にする水側圧縮機を用いて湯を生成する給湯システムに関する。
近年、HFC冷媒の地球温暖化への懸念から、自然冷媒を利用したシステムの開発が行われている。特に、給湯分野では、二酸化炭素(CO2)冷媒の超臨界状態の特性を利用したCO2給湯ヒートポンプシステムが商品化されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、このようなCO2給湯ヒートポンプシステムは、従来のヒートポンプ給湯システムより高効率で、かつ高温出湯が可能な自然冷媒利用システムであるものの、作動圧力が10MPa以上と高いため取り扱いにくく、機器が高価である欠点を有している。
特開2005−83585号公報
本発明は上述した事情を考慮してなされたもので、高成績係数(COP)で、作動圧力を低減でき、安価な構成機器の使用が可能な自然冷媒利用の給湯システムを提供することを目的とする。
上述した目的を達成するため、本発明に係る給湯システムは、圧縮機、凝縮器、膨張装置、蒸発器を備え、冷媒として二酸化炭素を用いるCO2サイクルと、このCO2サイクルの凝縮器からの排熱により大気圧よりも低圧の水を蒸発させる水側蒸発器と、この水側蒸発器で蒸発した蒸気を吸込んで圧縮し高温蒸気を吐出する水側圧縮機とを備え、この水側圧縮機から吐出される高温蒸気により水を加熱する水回路とからなることを特徴とする。
本発明に係る給湯システムによれば、高COPで、作動圧力を低減でき、安価な構成機器の使用が可能な自然冷媒利用の給湯システムを提供することができる。
以下、本発明の第1実施形態に係る給湯システムについて添付図面を参照して説明する。
図1は本発明に係る給湯システムの概念図である。
図1に示すように、本発明に係る給湯システム1は、多段式のヒートポンプサイクルを有しており、低段側として、ヒートポンプサイクルであるCO2サイクル2を備え、このCO2サイクル2は圧縮機3、凝縮器4、膨張装置5、蒸発器6とからなる閉回路で構成され、冷媒として二酸化炭素を用いる。
また、給湯システム1は、高段側として、CO2サイクル2の排熱を熱源とし、水を冷媒とするヒートポンプサイクルである水サイクル7を備え、この水サイクル7は、凝縮器4からの排熱により大気圧よりも低圧の水を蒸発させるように凝縮器4と熱交換可能に設けた水側蒸発器8と、この水側蒸発器8で蒸発した蒸気を吸込んで圧縮し高温蒸気を吐出する水側圧縮機9と、水側凝縮器10と、水側膨張装置11を備えて閉サイクルを構成している。
さらに、給湯システム1は、市水を給水する給水路12を備え、この給水路12には給水ポンプ13を設け、給水側熱交換器14を介して水側凝縮器10と熱交換し、加熱され生成された湯を貯湯槽15に貯える。
上記構成の本第1実施形態の給湯システムは、CO2サイクル2において、蒸発器6により外気の熱を採熱した冷媒を圧縮機3で圧縮し高温高圧にして凝縮器4で水側蒸発器8を介して水サイクル7の水を加熱する。
例えば、図2のモリエル線図(サイクル構成要素に対応する符号を付す。)に示すようにCO2サイクル2は、CO2冷媒を循環させ、蒸発温度2℃(蒸発圧力3.7MPa)で蒸発器6により外気の熱を採熱し、3℃スーパーヒートさせて、圧縮機3に吸込み、29℃で吐出させ、凝縮器4において凝縮温度15℃(蒸発圧力5MPa)で凝縮させ、3℃過冷却させ、膨張装置5で減圧し、蒸発器6で膨張させる。このとき、CO2サイクルの理論COPは17.56である。
一方、図3のモリエル線図に示すような水冷媒状態で運転される水サイクル7は、凝縮器4と熱交換して、蒸発温度10℃(蒸発圧力1.2kPa)で蒸発器6で蒸発させ3°スーパーヒートさせて、圧縮機3に吸込み、110℃で吐出させ、水側凝縮器10で給水側熱交換器14と熱交換し、水側凝縮器10において凝縮温度30℃(凝縮圧力3kPa)で凝縮させ、3°過冷却させ、水側膨張装置11で減圧し、水側蒸発器8で膨張させる。このとき、水サイクル7の理論COPは13.75である。
給水側熱交換器14で熱交換し沸き上げられた温水は、貯湯槽15に貯えられ、給湯端末からの出水要求がある場合に貯湯槽15の温水を供給する。
上記のように、低段側にCO2サイクルを用いることにより、配管径を小さくできるとともに、小さな圧縮機でも低外気温からの採熱が可能となる。
また、高段側に水サイクルを用いることにより、低作動圧力にて、高温給湯が可能となりかつ、水サイクルの低圧側配管径を小さくできる。さらに、水サイクル内の水の冬期凍結を防ぐことができる。すなわち、上述した貯湯温度80℃を得る図2及び図3に示す両サイクルの動作条件では、CO2サイクル側の凝縮/蒸発温度=15℃/2℃、水サイクル側の凝縮/蒸発温度=30℃/10℃であり、この場合、水サイクルの高圧側の圧力は、4kPaであり、一方CO2側の高圧側圧力は、5MPaとなり、図8に示す従来の単段のCO2ヒートポンプサイクルの場合の11MPaに比べて、作動圧力が半分になる。出湯温度80℃のとき、この多段サイクルの理論COPは8.46である。
本実施形態によれば、COPが向上し、作動圧力を低下させることができる自然冷媒利用の給湯システムが実現される。
次に本発明の第2実施形態に係る給湯システムについて説明する。
第1実施形態は市水が水サイクルの水側凝縮器と熱交換するのに対して、本第2実施形態は市水がCO2サイクルの凝縮器で熱交換する。
例えば、図4に示すように、第2実施形態の給湯システム21は、第1実施形態と同様に低段側としてCO2サイクル2を備え、後段として水サイクル22を備えている。
この水サイクル22は、ポンプ13に連通し、絞り弁23、空気除去手段24、凝縮器4と熱交換する水側蒸発器8、水側圧縮機9、貯湯槽15からなる一側水回路と、この一側水回路と並列で、ポンプ13に連通し、流体制御弁25、貯湯槽15からなる他側水回路からなる閉サイクルで構成されている。この水サイクル22においては、給水は一側水回路と他側水回路を並列に流れ、一側水回路の水は絞り弁23で絞られ、空気除去手段24で水中の空気が除去され、水側蒸発器8で蒸発する。蒸発した蒸気は水側圧縮機9で圧縮され高温蒸気となり、貯湯槽15に導入される。一方他側水回路の水は流体制御弁25により流量が制御されて貯湯槽15に導かれる。一側水回路から導入された高温蒸気と一側水回路から導入された水は貯湯槽15内で合流し、湯が生成され貯湯される。
なお、他の構成は図1に示す給湯システムと異ならないので、同一符号を付して説明は省略する。
従って、水サイクルに高圧側の熱交換器を必要とせず、市水との熱交換時、熱交換効率の低下を防ぐことができ、より高効率の貯湯が可能となる。
例えば、CO2サイクル2は図2のモリエル線図に示すようなCO2冷媒状態で運転され、水サイクル22は図5のモリエル線図に示すような水冷媒状態で運転される。CO2サイクル側の凝縮/蒸発温度=15℃/2℃、水サイクル側の吐出し圧力/蒸発温度=0.1MPa/10℃、乾き度x=0.8とした場合、水サイクルのCOPは14.9、多段サイクルのCOPは、8.81であり、第1実施形態のCOP8.47、図8に示す単段のCO2ヒートポンプサイクルの場合のCOP5.7を上回る。また、殺菌などへの利用も可能な高温蒸発の供給も可能である。
また、本発明の第3実施形態に係る給湯システムについて説明する。
本第3実施形態は、第2実施形態に酸素分離膜を付加したものである。
例えば、図6に示すように、本第3実施形態の給湯システム31は、第2実施形態と同様の水サイクル22の絞り弁23と水側蒸発器8間に酸素分離膜32が設けられる。
これにより、市水に溶存している空気が水サイクル内へ侵入するのを防ぎ、水サイクルの蒸発性能低下を防ぐことができる。
また、本発明の第4実施形態に係る給湯システムについて説明する。
本第4実施形態は、第2実施形態に真空ポンプを付加したものである。
例えば、図7に示すように、本第4実施形態の給湯システム41は、第2実施形態と同様の水サイクル22の絞り弁22と水側蒸発器8間に真空ポンプ42が設けられる。
これにより、市水に溶存している空気などにより、水サイクル内圧力が設定値を上回った場合、真空ポンプが稼働し、水サイクル内の空気の除去を行ない、蒸発性能もしくは凝縮性能の低下を防ぐことができる。
1…給湯システム、2…CO2サイクル、3…圧縮機、4…凝縮器、5…膨張装置、6…蒸発器、7…水サイクル、8…水側蒸発器、9…水側圧縮機、10…水側凝縮器、11…水側膨張装置、12…給水路、13…給水ポンプ、14…給水側熱交換器、15…貯湯槽。
Claims (3)
- 圧縮機、凝縮器、膨張装置、蒸発器を備え、冷媒として二酸化炭素を用いるCO2サイクルと、前記凝縮器からの排熱により大気圧よりも低圧の水を蒸発させる水側蒸発器と、この水側蒸発器で蒸発した蒸気を吸込んで圧縮し高温蒸気を吐出する水側圧縮機とを備え、この水側圧縮機から吐出される高温蒸気により水を加熱する水回路とからなることを特徴とする給湯システム。
- 前記水回路は、さらに水側凝縮器、水側膨張装置を備えた閉サイクルを構成し、前記水側凝縮器の排熱により水を加熱することを特徴とする請求項1に記載の給湯システム。
- 前記水回路に水を絞り手段を介して給水して前記水側蒸発器で蒸発させ、前記水側圧縮機で圧縮して高温蒸気にし、この高温蒸気と水を直接接触させて水を加熱することを特徴とする請求項1に記載の給湯システム。
Priority Applications (1)
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KR101212698B1 (ko) * | 2010-11-01 | 2013-03-13 | 엘지전자 주식회사 | 히트 펌프식 급탕장치 |
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CN106440487A (zh) * | 2016-11-25 | 2017-02-22 | 天津大学 | 一种组合型双级蒸汽热泵*** |
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2005
- 2005-09-27 JP JP2005279871A patent/JP2007093043A/ja active Pending
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