JP2007086856A - ユーザインタフェース装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 タッチパネル方式のユーザインタフェース装置において、視覚障害者であっても所望の処理を容易に実行することを可能にする。
【解決手段】 複合機100の記憶部5は、画像読取部2および画像形成部3が実行する処理を示す処理種別情報と、その処理に適用される設定項目を示す設定情報とを記憶している。制御部7は記憶部5に記憶された情報に基づいてUI部6にあるタッチパネルの表示を制御する。ユーザがタッチパネル上にある設定項目を示すボタンに触れたとき、制御部7は、そのときに行われる処理と、その処理に適用される設定項目とを示す音声信号を生成し、音声出力部4に出力させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、タッチパネルを有するユーザインタフェース装置における視覚障害者のための入力支援に関する。
タッチパネルは、表示装置と入力装置を兼ねることができるため、操作が直感的でわかりやすく、また、表示画面を切り替えることで複数の機能を実現できるので、コンパクトな表示領域で多様な入力操作を行わせることができるという利点がある。そのため、タッチパネルを備えるユーザインタフェース装置(以下「タッチパネル式入力装置」という。)が、銀行のATM(Automatic Teller Machine)や駅の自動券売機、あるいはオフィスの複合機(複写機およびスキャナの機能を兼備した処理装置)など、さまざまな処理装置において利用されている。
ところが、上述の利点は晴眼者(視覚に障害のない者)にとって好都合であるに過ぎない。タッチパネル式入力装置においては、入力ボタンは視覚的にのみ認識されるものであるため、視覚障害者はどの入力ボタンがどの位置にあるのかまったく認識できない。また、表示される画面も常に一定ではないため、仮に所望の処理を行うための入力ボタンの位置を経験的に認識していたとしても、画面表示が意図していたものと異なっていた場合には、所望の処理を行うことができない。それゆえ、視覚障害者にとっては、タッチパネル式入力装置による入力操作は困難を極めるものとなる。
このような視覚障害者の困難を取り除くべく、視覚障害者のタッチパネル式入力装置による入力操作を支援する取り組みがなされている。例えば、特許文献1においては、ユーザがタッチパネルに接触したときに、接触した位置に関する情報を音声として出力する技術が開示されている。この技術を複写機に適用すれば、例えば、ユーザがタッチパネル上の濃度設定ボタンに触れたときには、「濃度は“ふつう”です」といったような案内が音声によって得られる。この技術によって、視覚障害者は自身が触れているボタンを認識することができるので、入力操作にまつわる不都合をある程度解消することができる。
特開平11−110107号公報
しかし、上述した特許文献1に記載された技術のみでは解決できない不都合も依然として存在する。例えば、上述の複合機においては、コピー処理とスキャン処理が実行可能であるが、かかる場合において、視覚障害者であるユーザが、例えば「倍率は“100%”です」という案内を音声で聞いたとしても、その“100%”である倍率がどの処理の倍率のことを指しているのか不明である。このような状態で処理を実行させると、本来は“100%”の倍率で原稿のコピーを行おうとしていたのに、ユーザの意図に反して“100%”の倍率で原稿のスキャンが行われてしまうといった不都合が生じるおそれがある。
また、タッチパネルにおいては、ある項目を設定しようとした場合に、画面が遷移してさらに詳細あるいは具体的な設定を行えるように構成されていることが多い。例えば複合機であれば、コピー処理の「倍率」を選択するときには、「100%」や「70%」といった選択肢が提示される。このような場合においても、ユーザが例えば「倍率」というボタンを選択したときに、単に「“倍率”です」とか「“倍率”が選択できます」と説明されても、所望の倍率で処理するためには具体的にどのようにすればいいのか不明である。なお、ユーザが仮に「70%」を示す領域(入力ボタン)に接触したとしても、そのときの音声による案内が「“倍率”は“70%”です」といったものでしかなければ、他にどのような選択肢があるのか不明である。
つまり、上述のような従来技術においては、ユーザが視覚障害者である場合に、ユーザがタッチパネル上のある領域に触れただけでは、実行される処理を容易に特定することができないという不都合があった。
本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、タッチパネル方式のユーザインタフェース装置において、視覚障害者であっても所望の処理を容易に実行することができる技術を提供することにある。
本発明に係るユーザインタフェース装置は、上述の目的を達成すべく、自装置に接続される処理装置が実行可能な処理を示す処理種別情報と、前記処理に適用される設定項目を示す設定情報とを関連付けて記憶する記憶手段と、前記設定項目の音声による読み上げの指示が入力される第1の入力手段と、前記処理の前記処理装置による実行開始の指示が入力される第2の入力手段と、ユーザの接触を感知する表示領域を有する表示入力手段であって、前記記憶手段に記憶された設定情報を表示領域の一部に画像として表示すると共に、ユーザが前記表示領域のある位置に接触し、その接触位置に前記画像が表示されている場合には、当該画像が示す前記設定情報を供給する表示入力手段と、前記第1の入力手段に指示が入力された場合に、前記表示入力手段が供給する設定情報に関連付けて記憶されている処理種別情報を前記記憶手段から読み出し、当該処理種別情報と当該設定情報とが示す処理及び設定項目を表す音声信号を生成する信号生成手段と、前記信号生成手段により生成された音声信号に基づいて、当該音声信号が表す処理及び設定項目を音声として発音する発音手段と、前記発音手段が前記処理及び設定項目を発音し、かつ、前記第2の入力手段に指示が入力された場合に、前記表示入力手段により供給された設定情報が示す設定項目を適用して前記処理を実行する旨の指示を前記処理装置に出力する出力手段とを備える。
かかるユーザインタフェース装置によれば、ユーザがある処理を実行しようとして表示入力手段の表示領域のある位置に接触したとき、その接触位置に表示されている画像が示す処理とその設定項目とを表す音声が出力される。そのため、ユーザが表示領域を認識できない視覚障害者であっても、自身の操作により行われる処理を確実に認識することが可能となる。
また、本発明のユーザインタフェース装置において、前記設定情報は、前記処理に係る基本的な設定項目である基本設定項目を示す上位設定情報と、前記基本設定項目に係る詳細設定項目を示す下位設定情報とを有し、前記信号生成手段は、前記第1の入力手段に指示が入力された場合であって、かつ、前記表示入力手段により供給される設定情報が前記下位設定情報である場合に、当該下位設定情報が示す詳細設定項目とその基本設定項目とを表す音声信号を生成する構成であってもよい。
また、本発明のユーザインタフェース装置において、前記設定情報は、前記処理に係る基本的な設定項目である基本設定項目を示す上位設定情報と、前記基本設定項目に係る詳細設定項目を示す下位設定情報とを有し、前記信号生成手段は、前記第1の入力手段に指示が入力された場合であって、かつ、前記表示入力手段により供給される設定情報が前記上位設定情報である場合に、当該上位設定情報が示す基本設定項目とその詳細設定項目とを表す音声信号を生成する構成であってもよい。
このような構成とすることにより、ユーザは実行される処理の態様をより具体的に認識することができる。
また、本発明のユーザインタフェース装置において、前記表示入力手段は、前記接触位置に表示されている画像が前記設定情報を示す画像でない場合に、当該接触位置の近傍に表示されている画像が示す設定情報と、当該接触位置を基準としたときの当該画像の方向を示す方向情報とを前記信号生成手段に供給し、前記信号生成手段は、前記第1の入力手段に指示が入力された場合に、前記表示入力手段により供給された設定情報と方向情報とに基づいて、当該設定情報に関連付けて記憶されている処理種別情報を前記記憶手段から読み出すと共に、当該処理種別情報と当該設定情報とが示す処理及び設定項目並びに当該方向情報が示す方向を表す音声信号を生成する構成であってもよい。
このような構成とすることにより、特定の機能を割り当てられていない領域にユーザが触れた場合であっても、ユーザが所望する処理を実行できるように案内することができる。
また、本発明のユーザインタフェース装置において、前記表示入力手段は、前記接触位置がある方向に移動していることを感知した場合に、当該方向を示す方向情報と、当該接触位置から見て前記方向に表示されている画像が示す設定情報とを前記信号生成手段に供給し、前記信号生成手段は、前記表示入力手段により供給された設定情報と方向情報とに基づいて、当該設定情報が示す設定項目及び当該方向情報が示す方向を表す音声信号を生成する構成であってもよい。
このような構成とすることにより、ユーザが表示領域に触れながらその接触位置をスライドさせることによって、表示領域にどのような設定項目があるのかを認識することができる。
また、本発明のユーザインタフェース装置において、前記出力手段は、前記第1の入力手段に指示が入力されず、かつ、前記第2の入力手段に指示が入力された場合に、前記表示入力手段により供給された設定情報が示す設定項目を適用して前記処理を実行する旨の指示を前記処理装置に出力する構成であってもよい。
このような構成とすることにより、処理や設定項目を読み上げながら処理を実行するモード(音声読み上げモード)と、音声の読み上げを必要としないモード(ノーマルモード)とを1台で実行することができる。すなわち、晴眼者と視覚障害者とが共用しながら、双方が簡便な操作で所望の処理を行うことが可能となる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。ここでは、本発明の一実施形態として、タッチパネル方式のユーザインタフェース装置を備えた複合機を例示して説明する。ここで「複合機」とは、コピー処理とスキャン処理とを実行可能な処理装置のことである。
[1.構成]
図1は、本発明の一実施形態に係る複合機100の構成を概略的に示したブロック図である。同図に示すように、複合機100は、通信部1と、画像読取部2と、画像形成部3と、音声出力部4と、記憶部5と、UI(User Interface)部6と、制御部7とを備える。
通信部1は、コンピュータ等の外部装置とデータの送受信を行うためのネットワークインタフェース装置である。画像読取部2はいわゆるスキャナであり、ユーザが載置した原稿を光学的に読み取って原稿に応じた画像データを生成する。画像形成部3は、通信部1や画像読取部2を介して画像データを受信し、外部から供給された用紙にトナー等の色材を用いて画像を形成する。音声出力部4はいわゆるスピーカであり、供給された音声信号に従って音声を出力する。
記憶部5はハードディスク等の記憶装置である。記憶部5は、複合機100が実行可能な処理を示す情報を記憶している。記憶部5が記憶している情報は、例えば図2のようなものである。同図が示しているのは、複合機100が実行可能な処理を示す「処理種別情報」と、各処理において適用される設定項目を示す「設定情報」である。上述したように、本実施形態の複合機100の場合はコピー処理とスキャン処理を実行可能であるから、処理種別情報には「コピー」と「スキャン」の2種類がある。
設定情報は、処理種別情報により示される各処理をどのような態様で行うかを示す情報である。複写機や複合機でコピー処理を行う場合、コピー倍率を選択したり、用紙のサイズを選択できるのが一般的であるが、設定情報とはこの種の情報を示すものである。本実施形態の複合機100の場合、コピー処理に係る設定情報には、まず「基本コピー」、「応用コピー」および「その他設定」の3種類がある。そして、それぞれの設定項目にはより詳細な設定項目が設けられており、設定項目はツリー状の階層構造を形成している。
例えば、「基本コピー」という設定情報には、さらに「倍率」、「濃度」、「用紙」および「原稿画質」といった設定項目を示す設定情報が係属している。ここで、「倍率」とは原稿に対してどのような倍率でコピーを行うかを示す設定情報である。この設定情報には、さらに、例えば「自動」、「100%」、「70%」といったより具体的な倍率を示す設定情報が係属している。
なお、図2には図示しないが、「応用コピー」や「その他の設定」、あるいは「濃度」、「用紙」および「原稿画質」といった設定情報についても、同様の要領でより詳細な設定項目を示す設定情報がツリー状に係属している。また、スキャン処理を示す処理種別情報についても同様であり、倍率や濃度、読取解像度等についての設定情報を有している。
ここで、複合機100の各部の説明に戻る。UI部6はユーザが入力操作をするためのインタフェース装置であり、タッチパネルと各種のハードボタンとを備える。UI部6の外観は、例えば図3のようになっている。同図に示すように、UI部6は、タッチパネルTPと、音声読み上げボタンB1と、スタートボタンB2とを備える。
タッチパネルTPは、複合機100の動作に係る各種画面を表示する所定の表示領域を有するとともに、この表示領域にユーザが接触したことを感知する機能を有し、その接触位置に関する情報(例えば、座標情報)を制御部7に供給する。この表示領域において、メッセージ領域t1は、複合機100のステータス(状態)を示す領域であり、例えば「コピーできます」、「スキャンできます」、「お待ちください」といったメッセージを表示する。また、タブ領域t2は、各処理に係る設定項目のうちの最も上位の設定項目(以下「基本設定項目」という。)を示しており、例えばコピー処理であれば、「基本コピー」、「応用コピー」および「その他の設定」の3種類のタブを有している。ユーザがタブ領域t2のある基本設定項目のタブを選択すると、詳細設定領域t3には選択された基本設定項目に係属する設定項目(以下「詳細設定項目」という。)が一覧表示される。
なお、上述の詳細設定項目において、さらに選択可能な設定項目が存在する場合には、その詳細選択項目が選択されたときには詳細設定領域t3の表示が変化する。例えば、「基本コピー」の「倍率」の選択において「その他(の倍率)」が選択された場合には、UI部6は詳細設定領域t3にテンキーを表示するなどして、ユーザが任意の倍率を入力できるようにする。
また、各設定項目には、例えば、「倍率」であれば「自動」、「濃度」であれば「ふつう」、「用紙」であれば「自動」といった具合に、あらかじめ初期値が設定されていることが望ましい。このようにすれば、ユーザがタッチパネルTPで設定を行わずにすぐに処理を実行させても、その処理に最も一般的な設定項目を適用することが可能となる。
音声読み上げボタンB1は押下式のハードボタンであり、押下時には複合機100が「音声読み上げモード」で動作するように構成されている。スタートボタンB2もまた押下式のハードボタンであり、押下するとユーザが設定した条件でコピーまたはスキャン処理が実行されるように構成されている。なお、音声読み上げボタンB1およびスタートボタンB2には、視覚障害者による操作時に目標となるべく、その表面に文字やマーク等の識別模様が凹凸を有して形成されている。
再び複合機100の各部の説明に戻る。制御部7はCPU(Central Processing Unit)やROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備えており、内部に記憶されたプログラムに基づいて上述した各部の動作を制御する。例えば、制御部7は記憶部5に記憶されたデータに基づいてタッチパネルTPに操作のための画面を表示させ、ユーザからの入力に応じてその表示を切り替えたり、ユーザが入力した設定項目を適用して画像読取部2や画像形成部3に処理を行わせる。
また、制御部7は、上述の処理種別情報や設定情報に基づいて、その処理種別情報や設定情報が示す処理や設定項目を表す音声信号を生成する機能を有している。音声信号を生成する際には、あらかじめ決められたパターンの音声メッセージを表すデータを複数記憶しておき、必要なデータを合成することにより生成するような態様が好適である。
[2.動作]
以上の構成のもと、複合機100はコピー処理やスキャン処理を実行する。具体的には、まず、複合機100の制御部7が、UI部6のタッチパネルTPに各種処理を開始させるための画面を表示させる。このとき行う処理がコピー処理であれば、タッチパネルTPに表示される画面は図3のような画面である。
ここで、このとき行う処理に係る設定項目が選択され、スタートボタンB2が押下されると、制御部7は選択された設定項目を適用し、選択された処理を行うように複合機100全体を制御する。例えば、このとき選択された処理がコピー処理であれば、制御部7は選択された設定項目により示される倍率や濃度、用紙等に関する情報を画像データとともに画像形成部3に供給し、画像形成部3はその情報に従って画像を形成する。
以上の動作が、複合機100が通常行う「ノーマルモード」の動作である。一方、音声読み上げボタンB1が押下されているときには、複合機100は自装置が行う処理を音声で説明する「音声読み上げモード」で動作を行う。このときの動作について、以下では4種類の動作例を挙げて説明する。
[2−1.動作例1]
まず、ユーザの接触位置が設定項目である場合、より詳細には、ユーザの接触位置に表示されている画像が設定情報に対応する画像である場合の動作を説明する。図4は、このときの複合機100の処理を示したフローチャートであり、以下、この図に沿って説明する。なお、同図においては、本動作例で説明する動作に関連のない部分については省略している。
はじめに、複合機100の制御部7は、UI部6の音声読み上げボタンB1が押下されているか否かを判断する(S101)。このボタンが押下されていなければ(S101;NO)、制御部7は複合機100に上述した「ノーマルモード」で動作を行わせる。一方、音声読み上げボタンB1が押下されている状態であれば(S101;YES)、制御部7はUI部6を介して、ユーザがタッチパネルTPのどの位置に接触しているかを検出する(S102)。
続いて制御部7は、現在表示されている画面において、その接触位置に描画された画像を特定する(S103)。さらに、制御部7はその画像の種別を判断し(S104)、設定情報に対応する画像であると判断された場合には(S104;YES)、その設定項目を読み上げるための処理を行う一方、設定情報に対応する画像でない場合には(S104;NO)、その領域に応じた処理を行う。例えば、接触位置がメッセージ領域t1である場合には、制御部7はメッセージ領域t1に表示されているメッセージを読み上げるための処理を行う。
接触位置が設定情報に対応する場合、制御部7はその設定情報が示す設定項目を読み上げる処理を行うが、このとき、制御部7は接触位置に対応する設定項目だけでなく、その設定項目が係属しているより上位の設定項目についても読み上げる。すなわち、接触位置が上述の詳細設定項目である場合には、制御部7はその設定項目が係属している基本設定項目と、その基本設定項目が係属している処理とについて同時に読み上げる。また、接触位置が基本設定項目である場合には、制御部7はその基本設定項目が係属している処理について同時に読み上げる。このような動作を実現するために、制御部7は記憶部5に記憶された情報の階層構造を解析し、まだ読み上げていない上位の設定項目や処理が存在するか否かを判断する(S105)。
読み上げていない情報が存在する場合(S105;YES)、制御部7は、接触位置に対応する設定項目を表す音声信号と、その設定項目が係属している処理(および設定項目)とを表す音声信号を生成し、これを音声出力部4に供給する(S106)。また、読み上げていない情報が存在しない場合には(S105;NO)、制御部7は接触位置に対応する設定項目を表す音声信号を生成し、これを音声出力部4に供給する(S107)。音声出力部4は供給された音声信号に応じた音声を出力する(S108)。
なお、「ノーマルモード」においては、ユーザが設定項目に対応する画像に接触した時点でその設定項目が選択されるが、この「音声読み上げモード」においては、その設定項目が読み上げられるだけで選択は行われない。「音声読み上げモード」においては、音声読み上げボタンB1の押下状態の解除が、ユーザによる選択が行われたことを表す動作となっている。そこで、制御部7は、音声の出力後に音声読み上げボタンB1が解除されたか否かを判断する(S109)。そして、音声読み上げボタンB1が解除されたときには(S109;YES)、制御部7は読み上げた設定項目を一時的に記憶する(S110)。また、音声読み上げボタンB1が解除されない場合には(S109;NO)、制御部7は、ユーザは読み上げた設定項目を選択しなかったと判断し、再びステップS102からの処理を行う。
音声読み上げボタンB1が解除された後、制御部7はスタートボタンB2が押下されたか否かを判断する(S111)。そして、スタートボタンB2が押下されると(S111;YES)、制御部7はステップS110において記憶した設定項目を適用した処理を画像読取部2または画像形成部3に行わせる(S112)。なお、複数の設定項目について設定を行うときには、スタートボタンB2を押下せずに上述のステップS101からの処理を繰り返す(S111;NO)。
以上のように動作することで、複合機100はユーザが選択しようとしている設定項目を読み上げることができる。例えば、ユーザが図5のAの位置、すなわち、「コピー処理」の「基本コピー」にある「倍率」の設定項目であり、その倍率が「70%」である位置に接触している場合には、複合機100は、「現在、“コピー処理”の“基本コピー”の設定を行っています。あなたが現在選択している“倍率”は、“70%”です。」といった音声案内を再生する。この設定で処理を実行させたければ、ユーザは音声読み上げボタンB1を解除してスタートボタンB2を押下すればよい。また、設定を変更したい場合には、ユーザは音声読み上げボタンB1を解除せずに操作を続ければよい。音声読み上げボタンB1を解除しなければ設定は確定せず、接触位置の音声案内が改めて行われる。
以上に示した音声案内を行うことで、本実施形態の複合機100は、その後に行われる予定の処理とその設定項目を聴覚的に認識させることができる。その結果、本実施形態の複合機100によれば、視覚障害者であっても所望の処理を容易に実行することが可能となる。
なお、上述の図5の例において、複合機100が読み上げる設定項目は倍率のみ、すなわち、ユーザの接触位置に対応する設定項目のみであったが、このとき同時に、この時点で選択されている設定項目の全てを読み上げてもよい。つまり、図5の例で説明すれば、この場合に再生される音声案内は、「現在、“コピー処理”の“基本コピー”の設定を行っています。あなたが現在選択している“倍率”は、“70%”です。また、現在、“濃度”は“ふつう”、“用紙”は“自動”、“原稿画質”は“文字”に設定されています。」といったものとなる。このような処理は、音声信号を生成するステップ(S106)において、さらに、初期値として設定されている設定項目やステップS110において記憶された設定項目を参照した上で音声信号を生成することにより可能となる。
[2−2.動作例2]
続いて、本実施形態における他の動作例を説明する。ここでは、ユーザの接触位置に対応する設定項目が、選択肢によってより詳細に設定可能である設定項目である場合について説明する。図6は、このときの複合機100の処理を示したフローチャートであり、以下、この図に沿って説明する。なお、ステップS201〜S204の処理は、上述した動作例1のステップS101〜S104の処理と同様であるため、ここでは説明を省略する。また、上述の動作例1と同様に、同図においても本動作例で説明する動作に関連のない部分については省略する。
接触位置が設定情報に対応する場合(S204;YES)、制御部7はその設定情報に係属する下位の設定情報が存在するか否かを判断する(S205)。接触位置に対応する設定情報に下位の設定情報が係属している場合、すなわち、ユーザが選択しようとしている設定項目が詳細設定項目を選択肢として有している場合には(S205;YES)、制御部7は記憶部5に記憶された情報の階層構造を解析し、まだ読み上げていない上位の設定項目や処理が存在するか否かを判断する(S206)。なお、接触位置に対応する設定情報に下位の設定情報が係属していない場合には(S205;NO)、制御部7は上述の動作例1と同様の処理を行う。
ここで、読み上げていない情報が存在する場合(S206;YES)、制御部7は、接触位置に対応する設定項目を表す音声信号と、その設定項目が係属している処理(および設定項目)とを表す音声信号を生成し、これを音声出力部4に供給する(S207)。また、読み上げていない情報が存在しない場合には(S206;NO)、制御部7はステップS207の処理をスキップする。その後、制御部7は接触位置に対応する設定情報に係属する下位の設定情報を記憶部5から読み出し、その設定情報が示す設定項目を表す音声信号を生成して音声出力部4に供給する(S208)。音声出力部4は、供給されたこれらの音声信号に応じた音声を出力する(S209)。
続いて制御部7は、音声の出力後に音声読み上げボタンB1が解除されたか否かを判断する(S210)。そして、音声読み上げボタンB1が解除されたときには(S210;YES)、制御部7は読み上げた設定項目を一時的に記憶する(S211)。また、音声読み上げボタンB1が解除されない場合には(S210;NO)、制御部7は、ユーザが読み上げた設定項目を選択しなかったか、あるいはこれからより詳細な設定を行うものと判断し、再びステップS202からの処理を行う。
制御部7は、音声読み上げボタンB1が解除された後、所定の時間内にスタートボタンB2が押下されたか否かを判断する(S212)。そして、スタートボタンB2が押下されると(S212;YES)、制御部7はステップS212において記憶した設定項目を適用した処理を画像読取部2または画像形成部3に行わせる(S213)。なお、設定項目を変更したり、複数の設定項目について設定するときには、スタートボタンB2を押下せずに上述のステップS201からの処理を繰り返す(S212;NO)。
以上のように動作することで、複合機100はユーザが選択しようとしている設定項目と、その項目において設定可能な選択肢(詳細設定項目)を読み上げることができる。例えば、ユーザが図7のBの位置、すなわち、「コピー処理」の「基本コピー」のタブがある位置に接触している場合には、複合機100は、「現在、“コピー処理”の“基本コピー”の設定を行っています。ここでは、“倍率”、“用紙”、“濃度”、“原稿画質”の各項目について設定を行うことができます。」といった音声案内を再生する。なお、このとき、それぞれの項目についてあらかじめ初期値が設定されている場合には、上述の音声案内に加えて、例えば「現在、“倍率”は“自動”、“濃度”は“ふつう”、“用紙”は“自動”、“原稿画質”は“文字”に設定されています。」といった音声案内を再生してもよい。
また、ユーザが図7のCの位置、すなわち、「コピー処理」の「基本コピー」にある「倍率」の設定項目を示す位置に接触している場合には、複合機100は、「現在、“コピー処理”の“基本コピー”の設定を行っています。」といった音声案内に加え、「選択できる“倍率”は、“自動”、“100%”、“86%”、“70%”、“141%”、“他の倍率”の6種類です。」といった音声案内を再生する。なお、このときも、それぞれの項目についてあらかじめ初期値が設定されている場合には、その初期値を説明する音声案内を再生してもよい。
このような音声案内を行うことで、本実施形態の複合機100は、その後に行われる予定の処理とその設定項目に加え、その処理に適用可能なより詳細な設定項目を聴覚的に認識させるとともにことが可能となる。ゆえに、この複合機100によれば、視覚障害者であっても選択的な設定項目等を迷うことなく、所望の処理を容易に実行することが可能となる。
[2−3.動作例3]
上述の動作例1および2は、ユーザの接触位置が選択項目に対応する場合の動作例であった。しかし、タッチパネルTPの表示領域には、特にボタンが割り当てられていない領域も存在する。「ノーマルモード」においては、ユーザがこのような位置に接触しても特別な処理は行われないが、「音声読み上げモード」においては、視覚障害者の便宜を考慮し、ユーザがこのような位置に接触した場合にも音声案内を行うようになっている。本動作例においては、このような場合に行う処理を説明する。
図8は、本動作例において複合機100が行う処理を示したフローチャートである。なお、同図において、ステップS301〜S303の処理は上述の動作例1のステップS101〜S103の処理と同様である。そのため、ここではこれらのステップの説明を省略し、ステップS304の処理から説明する。
ステップS303において、ユーザの接触位置に描画された画像が特定されたら、制御部7はこの画像が「非特定画像」であるか否かを判断する(S304)。ここで「非特定画像」とは、所定の設定項目を示すボタンなど、ユーザの接触時に特定の音声を読み上げることがあらかじめ定義されている画像以外の画像のことであり、例えば、タッチパネルTPの表示領域における背景部分や、ボタンとボタンの間の部分が非特定画像に相当する。
接触位置の画像が非特定画像である場合(S304;YES)、制御部7はこの非特定画像の近傍にある非特定画像以外の画像を特定する(S305)。このとき同時に、制御部7は、UI部6の画面表示に基づいて、特定された画像の接触位置から見た方向を特定する。ここで特定される方向とは、「上」、「下」、「左」、「右」のような比較的簡単な情報であってもよい。もちろん、より詳細に方向を規定するものであってもよい。なお、接触位置の画像が非特定画像でない場合には(S304;NO)、制御部7は本処理を終了し、上述した動作例1または2と同様の処理を行う。
続いて制御部7は、ステップS305において特定された画像を説明するための音声信号を生成する(ステップS306)。例えば、特定された画像が設定情報に対応する画像であった場合には、制御部7はその設定情報が示す設定項目を表す音声信号を生成する。このとき制御部7は、接触位置を基準としたときのその設定項目の方向を示す情報を上述の音声信号に含める。そして、制御部7は生成した音声信号を音声出力部4に供給し、音声出力部4は供給された音声信号に応じた音声を出力する(S307)。
音声が出力されたら、制御部7は音声読み上げボタンB1が解除されているか否かを判断する(S308)。音声読み上げボタンB1が解除されていなければ(S308;NO)、制御部7は再びステップS302からの処理を実行する。一方、音声読み上げボタンB1が解除された場合には(S308;YES)、制御部7は本処理を終了し、上述した動作例1または2と同様の処理を行う。
以上のように動作することで、本実施形態の複合機100は、ユーザが特定の機能を有するボタンに接触するまでの間、接触位置の近傍にあるボタンを音声で案内することができる。換言すれば、本実施形態の複合機100は、タッチパネルTP上のボタン以外の部分等にユーザが接触しても、その接触位置からどの方向に移動すればボタン等があるかをユーザに教示することができる。
例えば、ユーザが図9のDの位置に接触している場合には、複合機100は、「現在タッチしている位置の“右”には、“コピー処理”・“基本コピー”の“用紙”を設定する項目があります。また、現在タッチしている位置の“左”には、“基本コピー”の“濃度”を設定する項目があります。」といった音声案内を再生する。さらにこのとき、「現在タッチしている位置の“上”には、“その他の設定”を選択するためのタブがあります。」といった音声案内を付加してもよい。このような音声案内を行えば、視覚障害者が所望の処理を実行するための操作を容易に行うことが可能となる。
[2−4.動作例4]
ここでは、上述した動作例3の応用例を説明する。上述の動作例3においては、接触位置の近傍にある設定項目を、その方向とともに音声で案内する場合の処理について説明したが、本動作例は、ユーザが接触位置をスライドさせることによって接触位置が連続的に移動するときに、その移動方向にある設定項目を音声で案内するものである。
図10は、本動作例において複合機100が行う処理を示したフローチャートであり、以下、この図に沿って説明する。なお、上述の動作例1および2と同様に、同図においても本動作例で説明する動作に関連のない部分については省略する。はじめに、複合機100の制御部7は、UI部6の音声読み上げボタンB1が押下されているか否かを判断する(S401)。このボタンが押下されていなければ(S401;NO)、制御部7は複合機100に上述した「ノーマルモード」で動作を行わせる。一方、音声読み上げボタンB1が押下されている状態であれば(S401;YES)、制御部7はUI部6を介して、ユーザがタッチパネルTPのどの位置に接触しているかを検出する(S402)。
ここで制御部7は、ユーザによる接触位置が時間的に連続的に変化しているか否かを判断する(S403)。接触位置が時間的に変化している場合には(S403;YES)、制御部7はその移動方向を特定する(S404)。一方、接触位置に変化がない場合には(S403;NO)、制御部7は上述の動作例1ないし3のいずれかと同様の処理を行う。
接触位置の移動方向を特定したら、制御部7は現在の接触位置からその移動方向にある画像と、その画像の種別(処理種別情報や設定情報)とを特定する(S405)。そして制御部7は、特定された画像が示す処理種別情報や設定情報を記憶部5から読み出し、これらの情報を表す音声信号を生成する(S406)。このとき制御部7は、ステップS404において特定された移動方向を示す情報を音声信号に含める。そして、制御部7は生成した音声信号を音声出力部4に供給し、音声出力部4は供給された音声信号に応じた音声を出力する(S407)。
音声が出力されたら、制御部7は音声読み上げボタンB1が解除されているか否かを判断する(S408)。音声読み上げボタンB1が解除されていなければ(S408;NO)、制御部7は再びステップS402からの処理を実行する。一方、音声読み上げボタンB1が解除された場合には(S408;YES)、制御部7は本処理を終了し、上述した動作例1ないし3のいずれかと同様の処理を行う。
以上のように動作することで、本実施形態の複合機100は、ユーザがタッチパネルTP上で接触位置を移動させると、その移動方向にある設定項目を音声で案内することができる。例えば、ユーザが図11のEの位置に接触し、その位置を右方向にスライドさせた場合には、複合機100は、「現在の位置から“右”に移動すると、“基本コピー”の“濃度”を設定することができます。」といった音声案内を再生する。
このような音声案内を行えるように構成することで、視覚障害者であるユーザは、例えば操作の途中で指をタッチパネルTPから離してしまったときなどに、タッチパネルTPの適当な位置に触れてからスライドさせることにより、その指をもとの位置へと簡単に戻すことができる。また、タッチパネルTPに指で触れ、その指を適当な方向にスライドさせていくことによって、タッチパネルTPの画面上にある設定項目を把握することができる。
[3.変形例]
以上においては一の好適な実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。以下ではその変形例をいくつか示す。
上述の実施形態に示した音声案内は、いずれも一例に過ぎない。音声案内には、必要に応じた適当なメッセージを用いればよい。上述の実施形態においては、便宜上、処理や設定項目を表す語の前後に適当な文言を付加した状態の音声を出力しているが、もちろん、処理や設定項目を表す語のみを順次出力してもよい。
また、上述の実施形態においては、音声を出力するのは接触位置を検出した後のみであったが、例えば、スタートボタンB2を押下したタイミングで設定項目等を復唱し、ユーザが再度確認できるようにしてもよい。あるいは、音声読み上げボタンB1とスタートボタンB2を同時に押下することで設定項目を復唱し、その後音声読み上げボタンB1のみ押下状態を解除することで処理が開始されるように構成してもよい。
また、上述の実施形態においては、視覚障害者の便宜のため、音声読み上げボタンB1およびスタートボタンB2をハードボタンにて構成している。しかしながら、もちろん、これらのボタンはハードボタンである必要はなく、タッチパネル上のある領域に割り当てられる構成であってもよい。
また、上述の実施形態においては、音声読み上げボタンB1とスタートボタンB2を異なるハードボタンにて構成しているが、1つのボタンで双方の機能を兼ねることもできる。例えば、あるボタンを押下した状態で音声の読み上げの指示が入力され、このボタンの押下状態を解除することで処理の実行開始の指示が入力されるように構成すればよい。
また、上述の実施形態においては、ユーザからの入力を受け付けるユーザインタフェース装置とコピー処理およびスキャン処理を実行する処理装置とを一体化した複合機について説明したが、ユーザインタフェース装置と処理装置はそれぞれ独立した装置であってもよい。
さらに、この処理装置は複写機やスキャナに限定されず、例えば、ATMや自動券売機など、タッチパネルを備える種々の処理装置に適用可能である。また、ディスプレイにタッチパネルの機能を搭載することによって、パーソナルコンピュータ等の計算機に適用することも可能である。例えば、処理装置がATMの場合であれば、残高照会や入出金、振込等が上述の「処理種別情報」の一例に相当する。
本発明の一実施形態に係る処理装置である複合機の構成を概略的に示したブロック図である。 複合機が記憶部に記憶している情報を例示した図である。 複合機のUI部の外観を例示した図である。 複合機が行う処理を示したフローチャートである(動作例1)。 ユーザの接触位置を説明するための図である。 複合機が行う処理を示したフローチャートである(動作例2)。 ユーザの接触位置を説明するための図である。 複合機が行う処理を示したフローチャートである(動作例3)。 ユーザの接触位置を説明するための図である。 複合機が行う処理を示したフローチャートである(動作例4)。 ユーザの接触位置を説明するための図である。
符号の説明
100…複合機、101…通信部、102…画像読取部、103…画像形成部、104…音声出力部、105…記憶部、106…UI部、107…制御部

Claims (6)

  1. 自装置に接続される処理装置が実行可能な処理を示す処理種別情報と、前記処理に適用される設定項目を示す設定情報とを関連付けて記憶する記憶手段と、
    前記設定項目の音声による読み上げの指示が入力される第1の入力手段と、
    前記処理の前記処理装置による実行開始の指示が入力される第2の入力手段と、
    ユーザの接触を感知する表示領域を有する表示入力手段であって、前記記憶手段に記憶された設定情報を表示領域の一部に画像として表示すると共に、ユーザが前記表示領域のある位置に接触し、その接触位置に前記画像が表示されている場合には、当該画像が示す前記設定情報を供給する表示入力手段と、
    前記第1の入力手段に指示が入力された場合に、前記表示入力手段が供給する設定情報に関連付けて記憶されている処理種別情報を前記記憶手段から読み出し、当該処理種別情報と当該設定情報とが示す処理及び設定項目を表す音声信号を生成する信号生成手段と、
    前記信号生成手段により生成された音声信号に基づいて、当該音声信号が表す処理及び設定項目を音声として発音する発音手段と、
    前記発音手段が前記処理及び設定項目を発音し、かつ、前記第2の入力手段に指示が入力された場合に、前記表示入力手段により供給された設定情報が示す設定項目を適用して前記処理を実行する旨の指示を前記処理装置に出力する出力手段と
    を備えることを特徴とするユーザインタフェース装置。
  2. 前記設定情報は、
    前記処理に係る基本的な設定項目である基本設定項目を示す上位設定情報と、
    前記基本設定項目に係る詳細設定項目を示す下位設定情報とを有し、
    前記信号生成手段は、
    前記第1の入力手段に指示が入力された場合であって、かつ、前記表示入力手段により供給される設定情報が前記下位設定情報である場合に、当該下位設定情報が示す詳細設定項目とその基本設定項目とを表す音声信号を生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載のユーザインタフェース装置。
  3. 前記設定情報は、
    前記処理に係る基本的な設定項目である基本設定項目を示す上位設定情報と、
    前記基本設定項目に係る詳細設定項目を示す下位設定情報とを有し、
    前記信号生成手段は、
    前記第1の入力手段に指示が入力された場合であって、かつ、前記表示入力手段により供給される設定情報が前記上位設定情報である場合に、当該上位設定情報が示す基本設定項目とその詳細設定項目とを表す音声信号を生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載のユーザインタフェース装置。
  4. 前記表示入力手段は、
    前記接触位置に表示されている画像が前記設定情報を示す画像でない場合に、当該接触位置の近傍に表示されている画像が示す設定情報と、当該接触位置を基準としたときの当該画像の方向を示す方向情報とを前記信号生成手段に供給し、
    前記信号生成手段は、
    前記第1の入力手段に指示が入力された場合に、前記表示入力手段により供給された設定情報と方向情報とに基づいて、当該設定情報に関連付けて記憶されている処理種別情報を前記記憶手段から読み出すと共に、当該処理種別情報と当該設定情報とが示す処理及び設定項目並びに当該方向情報が示す方向を表す音声信号を生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載のユーザインタフェース装置。
  5. 前記表示入力手段は、
    前記接触位置がある方向に移動していることを感知した場合に、当該方向を示す方向情報と、当該接触位置から見て前記方向に表示されている画像が示す設定情報とを前記信号生成手段に供給し、
    前記信号生成手段は、
    前記表示入力手段により供給された設定情報と方向情報とに基づいて、当該設定情報が示す設定項目及び当該方向情報が示す方向を表す音声信号を生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載のユーザインタフェース装置。
  6. 前記出力手段は、
    前記第1の入力手段に指示が入力されず、かつ、前記第2の入力手段に指示が入力された場合に、前記表示入力手段により供給された設定情報が示す設定項目を適用して前記処理を実行する旨の指示を前記処理装置に出力する
    ことを特徴とする請求項1に記載のユーザインタフェース装置。
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