JP2007084288A - 作業機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】 作業腕先端に取り付けられた作業具の対地角を一定に維持できる作業機械を提供する。
【解決手段】 機能スイッチ83がオンされると、専用コントローラ80からの制御信号が本体コントローラ60へ入力されるように専用コントローラ80はリレー84の接点を切り換える。専用コントローラ80は、フロント作業腕101の姿勢変化によるグラップルバケット14の対地角変化を打ち消すように、制御信号を演算して本体コントローラ60へ出力する。そして、本体コントローラ60が比例電磁式減圧弁51a,51bの設定圧力を制御する。機能スイッチ83がオフされると、専用コントローラ80は、作業具レバー装置70からの操作信号が本体コントローラ60へ入力されるようにリレー84の接点を切り換える。操作レバー71の操作量に基づいて本体コントローラ60が比例電磁式減圧弁51a,51bの設定圧力を制御する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、作業具が取り付けられる多関節の作業腕を有する作業機械に関する。
多関節の作業腕の先端に吊り下げ式の作業具が取り付けられた作業機械が知られている。この作業機械では、作業腕の姿勢にかかわらず、吊り下げ式の作業具の向きがその自重によって鉛直下向きとなる(特許文献1参照)。
特開平8−40681号公報
しかし従来の作業機械では、作業腕の姿勢が変化すると吊り下げ式の作業具が揺れ、鉛直下向きに維持するのが困難であった。
(1) 請求項1の発明による作業機械は、多関節の作業腕と、作業腕の先端に取り付けられて、アクチュエータによって作業腕に対する角度が変更される作業具と、作業具の対地角を検出する検出手段と、作業腕の姿勢変化にかかわらず、検出手段で検出された作業具の対地角があらかじめ定めた角度となるようにアクチュエータを制御する姿勢制御手段とを備えることを特徴とする。
(2) 請求項2の発明は、請求項1に記載の作業機械において、検出手段は、作業具に設けられた対地角センサであり、姿勢制御手段は、対地角センサで検出した作業具の対地角度があらかじめ定めた角度となるようにアクチュエータをフィードバック制御することを特徴とする。
(3) 請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載の作業機械において、あらかじめ定めた角度を設定する対地角設定手段をさらに備え、姿勢制御手段は、作業腕の姿勢変化にかかわらず、作業具が対地角設定手段で設定したあらかじめ定めた角度となるようにアクチュエータを制御することを特徴とする。
(4) 請求項4の発明は、請求項3に記載の作業機械において、対地角設定手段は、あらかじめ定めた角度を設定するスイッチを含み、スイッチが操作されると、スイッチが操作されたときに検出手段で検出された作業具の対地角をあらかじめ定めた角度として設定することを特徴とする。
(5) 請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の作業機械において、あらかじめ定めた角度があっても、検出手段で検出した作業具の対地角にかかわらず、姿勢制御手段により作業具が作業腕に対して任意の角度位置に駆動されるようにアクチュエータを制御するモードに切り替えるモード切り替え手段をさらに備えることを特徴とする。
本発明によれば、作業腕の姿勢変化にかかわらず、検出手段で検出された作業具の対地角があらかじめ定めた角度となるようにアクチュエータを制御するように構成した。これにより、作業腕の姿勢が変化しても、作業腕の先端に取り付けられた作業具の対地角を一定に維持できるので、吊り下げ式の作業具を用いたときのように、作業腕の姿勢変化によって作業具が揺れることがなくなり、作業しやすく、作業効率が向上する。
−−−第1の実施の形態−−−
図1〜3を参照して、本発明による作業機械の第1の実施の形態を説明する。図1は、本発明が適用される作業機械の一例である油圧ショベルをベースとした作業機械を側面からみた図である。作業機械100においては、走行体1に旋回体3が旋回可能に取り付けられている。旋回体3の前部には運転室4が取り付けられている。運転室4の後方にはエンジンおよび油圧ポンプを含む主要駆動装置5が設けられている。
旋回体3には多関節の腕を有するフロント作業腕101が取り付けられている。フロント作業腕101は、ブームシリンダ11により上下方向に揺動自在に旋回体3に取り付けられたブーム10と、ブーム10に連結されてアームシリンダ13により上下方向に揺動自在に取り付けられたアーム12と、アーム12の先端部分に連結されて作業具シリンダ15により上下方向に回動自在に取り付けられた作業具であるチルト式のグラップルバケット14とを有する。
グラップルバケット14は、アーム12の先端に取り付けられるグラップルバケット本体20と、対象物を把持できるように対向する2本を一組として、把持方向を90度ずらして設けられた2組(計4本)の把持爪21と、それぞれの把持爪21を駆動する4つのシリンダ30とを有する。グラップルバケット本体20には、グラップルバケット14の対地角を検出する角度センサ81が設けられている。
図2は、作業機械100の作業具シリンダ15を駆動する油圧回路および電気回路を示す図である。この油圧回路および電気回路には、メインポンプ40と、コントロール弁41と、メインリリーフ弁42と、作動油タンク43とが設けられている。また、この油圧回路および電気回路には、油圧回路の各構成機器を制御するために、パイロットポンプ50と、比例電磁式減圧弁51a,51bと、リリーフ弁52と、本体コントローラ60と、作業具レバー装置70とが設けられている。また、後述するグラップルバケット14の姿勢制御を行うために、専用コントローラ80と、上述した角度センサ81と、電源スイッチ82と、機能スイッチ83と、リレー84とが設けられている。作業具レバー装置70は、いわゆる電気レバーと呼ばれる操作装置であり、操作レバー71の操作量に応じた制御信号を出力する。
図示しないエンジンによりメインポンプ40が駆動されると、作動油タンク43の作動油がコントロール弁41を介して作業具シリンダ15のボトム室またはロッド室へ供給される。作業具シリンダ15へ供給される圧油の最高圧力は、メインリリーフ弁42によって規定される。コントロール弁41は、比例電磁式減圧弁51a,51bからのパイロット圧油によってスプールが駆動されて、作業具シリンダ15への圧油の流れを制御する。なお、比例電磁式減圧弁51a,51bは、後述するように、本体コントローラ60から出力される励磁信号によって制御される。パイロット圧油の最高圧力は、リリーフ弁52によって規定される。
本体コントローラ60は、後述するように、リレー84の接点切り替えによって、作業具レバー装置70から出力される制御信号、または、専用コントローラ80から出力される制御信号のいずれかに基づいて、比例電磁式減圧弁51a,51bの設定圧力を制御する。専用コントローラ80は、リレー84の接点を切り替える信号を出力するとともに、リレー84を介して本体コントローラ60に後述する制御信号を出力する。
角度センサ81は、上述したようにグラップルバケット本体20に取り付けられて、グラップルバケット14の対地角を検出して専用コントローラ80に出力する。電源スイッチ82は、専用コントローラ80の電源のオン/オフするスイッチである。機能スイッチ83は、グラップルバケット14の姿勢制御を行うか否かを選択するスイッチである。
−−−グラップルバケット14の姿勢制御について−−−
グラップルバケット14の姿勢制御は、次のように行われる。電源スイッチ82がオンされた状態で機能スイッチ83がオンされると、専用コントローラ80から出力される制御信号に基づいて本体コントローラ60が比例電磁式減圧弁51a,51bの設定圧力を制御するように、専用コントローラ80はリレー84の接点を切り替える。また、専用コントローラ80は、機能スイッチ83がオンされたときの角度センサ81の出力信号からグラップルバケット14の対地角を演算して記憶する。そして、フロント作業腕101の姿勢変化に関わらず、機能スイッチ83がオンされたときのグラップルバケット14の対地角を維持するように本体コントローラ60へ制御信号を出力する。
すなわち、電源スイッチ82がオンされた状態で機能スイッチ83がオンされると、フロント作業腕101の姿勢変化によるグラップルバケット14の対地角変化を打ち消すように、制御信号が専用コントローラ80で演算されて本体コントローラ60へ出力される。これにより、フロント作業腕101の姿勢が変化しても、グラップルバケット14の対地角がフィードバック制御によって、機能スイッチ83がオンされたときの対地角に維持される。
電源スイッチ82がオフされるか、電源スイッチ82がオンされた状態で機能スイッチ83がオフされると、操作レバー71の操作量に基づいて本体コントローラ60が比例電磁式減圧弁51a,51bの設定圧力を制御するように、専用コントローラ80はリレー84の接点を切り替える。これにより、従来の作業機械と同様に、操作レバー71の操作量に基づいて作業具シリンダ15を速度指令で駆動できる。すなわち、操作レバー71の操作によって、アーム12の先端においてグラップルバケット14が任意の角度位置に回動される。
上述した作業機械100では、たとえば、次のように操作できる。まず、電源スイッチ82または機能スイッチ83の少なくともいずれか一方がオフされた状態で、操作レバー71の操作によってグラップルバケット14を任意の対地角に回動させる。その後、電源スイッチ82および機能スイッチ83の双方がオンされると、以後、フロント作業腕101の姿勢が変化しても、グラップルバケット14の対地角は変化しない。
このため、グラップルバケット14の対地角を一定に保った状態で行うことが必要とされる様々な作業において、フロント作業腕101の姿勢変化に応じて作業具レバー装置70の操作レバー71の操作を行わなくてもグラップルバケット14の対地角を一定に保てる。再び、電源スイッチ82または機能スイッチ83の少なくともいずれか一方がオフされると、操作レバー71の操作によってグラップルバケット14を任意の対地角に回動できる。
たとえば、グラップルバケット14によって把持する荷を昇降させるような作業を行う場合、グラップルバケット14が常に鉛直下向きとなることが望ましい。このような作業を行う際には、たとえば、電源スイッチ82をオンした状態で機能スイッチ83をオフして、操作レバー71の操作によってグラップルバケット14を鉛直下向きに回動させ、その後、機能スイッチ83をオンすることで、フロント作業腕101の姿勢が変化しても、グラップルバケット14の姿勢は鉛直下向きに維持される。
また、河川の堤防などの法面施工を行う際には、グラップルバケット14に代えて、図3に示すような法面施工用バケット31を作業具として用いることで、法面施工を容易にできる。
上述した第1の実施の形態の作業機械100では、次の作用効果を奏する。
(1) フロント作業腕101の姿勢が変化しても、フロント作業腕101の先端に取り付けられた作業具の対地角を一定に維持できるので、吊り下げ式の作業具を用いたときのように、フロント作業腕101の姿勢変化によって作業具が揺れることがなくなり、作業しやすく、作業効率が向上する。
(2) グラップルバケット本体20に設けられた角度センサ81によって、グラップルバケット14の対地角を検出するように構成した。これにより、グラップルバケット14の対地角を一定に維持するために必要な角度センサは1つだけであるので、コストアップがわずかである。また、角度センサ81に基づいてフィードバック制御を行うことによって、フロント作業腕101の姿勢が変化しても、グラップルバケット14の対地角が、機能スイッチ83がオンされたときの対地角に維持される。これにより、簡単な構成でグラップルバケット14の対地角を一定に維持できるので、故障が少なく、信頼性が高い。
(3) フロント作業腕101の姿勢変化にかかわらず、グラップルバケット14の姿勢を鉛直下向きに維持できるので、荷の昇降作業でフロント作業腕101の姿勢が変化しても、グラップルバケット14が揺れることがないので、作業を高速化できるとともに作業者の疲労を低減できる。
(4) 機能スイッチ83のオンオフによって、グラップルバケット14の姿勢制御を行うか、従来どおり操作レバー71の操作でグラップルバケット14の角度位置を変更するかを選択できるように構成した。これにより、作業内容に応じてグラップルバケット14の姿勢制御の要不要を作業者が選択できるので、様々な作業に適した汎用性ある作業機械を実現できる。
(5) グラップルバケット14の姿勢制御は、任意の対地角で制御できるように構成した。これにより、作業内容に応じた対地角を設定できるので、様々な作業で作業効率を向上できる。
(6) 機能スイッチ83をオンすると、グラップルバケット14の対地角が、機能スイッチ83がオンされたときの対地角に維持されるように構成した。これにより、維持すべきグラップルバケット14の対地角の設定が容易となる。
(7) 作業具レバー装置70からの制御信号を本体コントローラ60へ出力する信号線の途中にリレー84を挿入し、リレー84の接点切り替えによって、作業具レバー装置70から出力される制御信号、または、専用コントローラ80から出力される制御信号のいずれかに基づいて、比例電磁式減圧弁51a,51bの設定圧力を制御するように構成した。これにより、従来の作業機械においても、作業具レバー装置から本体コントローラへ制御信号を出力する信号線の途中にリレー84を挿入することで、上述のように専用コントローラ80から出力される制御信号に基づいて、比例電磁式減圧弁51a,51bの設定圧力を制御できる。したがって、従来の作業機械であっても、簡単な改造を施すことで、上述した作用効果を奏する作業機械とすることができる。
−−−第2の実施の形態−−−
図4を参照して、本発明による作業機械の第2の実施の形態を説明する。以下の説明では、第1の実施の形態と同じ構成要素には同じ符号を付して相違点を主に説明する。特に説明しない点については、第1の実施の形態と同じである。第2の実施の形態の作業機械100では、パイロットポンプ50の圧油を作業具レバー装置170で直接制御する点で、第1の実施の形態と異なる。すなわち、本実施の形態の作業具レバー装置170は、油圧レバー式の操作装置であり、パイロットポンプ50の圧油を直接制御するパイロット弁を有する。
図4は、作業機械100の作業具シリンダ15を駆動する油圧回路および電気回路を示す図である。この油圧回路および電気回路には、メインポンプ40と、コントロール弁41と、メインリリーフ弁42と、作動油タンク43とが設けられている。また、この油圧回路および電気回路には、油圧回路の各構成機器を制御するために、パイロットポンプ50と、比例電磁式減圧弁51a,51bと、リリーフ弁52と、電磁切替弁55と、作業具レバー装置170とが設けられている。また、グラップルバケット14の姿勢制御を行うために、専用コントローラ80と、角度センサ81と、電源スイッチ82と、機能スイッチ83とが設けられている。
コントロール弁41は、電磁切替弁55によって切り替えられて供給される作業具レバー装置170、または、比例電磁式減圧弁51a,51bからのパイロット圧油によってスプールが駆動されて、作業具シリンダ15への圧油の流れを制御する。
−−−グラップルバケット14の姿勢制御について−−−
グラップルバケット14の姿勢制御は、次のように行われる。電源スイッチ82がオンされた状態で機能スイッチ83がオンされると、専用コントローラ80は、比例電磁式減圧弁51a,51bからのパイロット圧油でコントロール弁41のスプールを駆動するように電磁切替弁55を切り替える。また、専用コントローラ80は、機能スイッチ83がオンされたときの角度センサ81の出力信号からグラップルバケット14の対地角を演算して記憶する。そして、フロント作業腕101の姿勢変化に関わらず、機能スイッチ83がオンされたときのグラップルバケット14の対地角を維持するように、比例電磁式減圧弁51a,51bの設定圧力を制御する制御信号を出力する。
すなわち、電源スイッチ82がオンされた状態で機能スイッチ83がオンされると、フロント作業腕101の姿勢の変化によるグラップルバケット14の対地角の変化を打ち消すようにコントロール弁41のスプールを駆動するための制御信号が専用コントローラ80で演算されて比例電磁式減圧弁51a,51bへ出力される。これにより、フロント作業腕101の姿勢が変化しても、グラップルバケット14の対地角がフィードバック制御によって、機能スイッチ83がオンされたときの対地角に維持される。
電源スイッチ82がオフされるか、電源スイッチ82がオンされた状態で機能スイッチ83がオフされると、専用コントローラ80は、作業具レバー装置170からのパイロット圧油でコントロール弁41のスプールを駆動するように電磁切替弁55を切り替える。これにより、従来の作業機械と同様に、操作レバー171の操作量に基づいて作業具シリンダ15を速度指令で駆動できる。すなわち、操作レバー171の操作によって、アーム12の先端においてグラップルバケット14が任意の角度位置に回動される。
上述した第2の実施の形態の作業機械100では、第1の実施の形態の作業機械の作用効果に加えて、次の作用効果を奏する。
(1) 油圧レバー式の作業具レバー装置170と、コントロール弁41との間に電磁切替弁55を挿入し、比例電磁式減圧弁51a,51bからのパイロット圧油によってもコントロール弁41のスプールが駆動されるように構成した。これにより、油圧レバー式の作業具レバー装置を有する従来の作業機械に対しても、比例電磁式減圧弁51a,51b、電磁切替弁55、専用コントローラ80、角度センサ81、電源スイッチ82、および機能スイッチ83を追加することで、グラップルバケット14の姿勢制御が可能な作業機械を容易に実現できる。
−−−変形例−−−
(1) 上述の説明では、機能スイッチ83がオンされると、そのときのグラップルバケット14の対地角が維持されるように構成したが、本発明はこれに限定されない。たとえば、グラップルバケット14の対地角が任意の対地角であっても、機能スイッチ83がオンされると、たとえば鉛直下向きなどの、あらかじめ定められた所定の対地角にグラップルバケット14が回動されて、その対地角を維持するように構成してもよい。また、任意の対地角を入力して設定する対地角設置器を運転室4に設けて、機能スイッチ83がオンされると、グラップルバケット14の対地角が対地角設置器で設定された対地角に維持されるように構成してもよい。
(2) 上述の説明では、アーム12の先端部分に連結される作業具は、グラップルバケット14や法面施工用バケット31であるが、本発明はこれに限定されない。たとえば、作業具として、チルト式の作業具であるフォークグラップルやリフティングマグネットなど、チルト式の各作業具を用いることができる。
(3) 上述した第1の実施の形態では、電源スイッチ82がオンされた状態で機能スイッチ83がオンされると、専用コントローラ80から出力される制御信号に基づいて本体コントローラ60が比例電磁式減圧弁51a,51bの設定圧力を制御するように構成されているが、本発明はこれに限定されない。たとえば、図5に示すように、作業機械100について、専用コントローラ80および本体コントローラ60の機能を有する1つのコントローラ160によって、比例電磁式減圧弁51a,51bの設定圧力を制御するようにしてもよい。このように構成することで、いわゆる電気レバー式の操作装置を有する従来の作業機械のコントローラを上述したコントローラ160に置き換え、角度センサ81および機能スイッチ83を追加することで、従来の作業機械であってもグラップルバケット14の姿勢制御を行うことが可能となる。
(4) 上述した各実施の形態および変形例は、それぞれ組み合わせてもよい。
以上の実施の形態および変形例において、たとえば、作業腕はフロント作業腕101に、検出手段および対地角センサは角度センサ81に、スイッチは機能スイッチ83にそれぞれ対応する。姿勢制御手段は、第1の実施の形態における本体コントローラ60と専用コントローラ80、第2の実施の形態における専用コントローラ80、および、変形例におけるコントローラ160に対応する。対地角設定手段は、作業具レバー装置70,170、角度センサ81、機能スイッチ83、および、専用コントローラ80またはコントローラ160によって実現される。モード切り替え手段は、第1の実施の形態における機能スイッチ83と専用コントローラ80とによって、第2の実施の形態における機能スイッチ83と専用コントローラ80と電磁切替弁55とによって、および、変形例における機能スイッチ83とコントローラ160とによって実現される。なお、以上の説明はあくまで一例であり、発明を解釈する際、上記の実施形態の記載事項と特許請求の範囲の記載事項の対応関係になんら限定も拘束もされない。
第1の実施の形態の作業機械100を側面からみた図である。 作業機械100の作業具シリンダ15を駆動する油圧回路および電気回路を示す図である。 法面施工用バケット31の側面図である。 第2の実施の形態の作業機械100の作業具シリンダ15を駆動する油圧回路および電気回路を示す図である。 作業機械100の作業具シリンダ15を駆動する油圧回路および電気回路の変形例を示す図である。
符号の説明
10 ブーム 12 アーム
14 グラップルバケット 31 法面施工用バケット
15 作業具シリンダ 41 コントロール弁
51a,51b 比例電磁式減圧弁 55 電磁切替弁
60 本体コントローラ 70,170 作業具レバー装置
80 専用コントローラ 81 角度センサ
83 機能スイッチ 84 リレー
101 フロント作業腕 160 コントローラ

Claims (5)

  1. 多関節の作業腕と、
    前記作業腕の先端に取り付けられて、アクチュエータによって前記作業腕に対する角度が変更される作業具と、
    前記作業具の対地角を検出する検出手段と、
    前記作業腕の姿勢変化にかかわらず、前記検出手段で検出された前記作業具の対地角があらかじめ定めた角度となるように前記アクチュエータを制御する姿勢制御手段とを備えることを特徴とする作業機械。
  2. 請求項1に記載の作業機械において、
    前記検出手段は、前記作業具に設けられた対地角センサであり、
    前記姿勢制御手段は、前記対地角センサで検出した前記作業具の対地角度があらかじめ定めた角度となるように前記アクチュエータをフィードバック制御することを特徴とする作業機械。
  3. 請求項1または請求項2に記載の作業機械において、
    前記あらかじめ定めた角度を設定する対地角設定手段をさらに備え、
    前記姿勢制御手段は、前記作業腕の姿勢変化にかかわらず、前記作業具が前記対地角設定手段で設定した前記あらかじめ定めた角度となるように前記アクチュエータを制御することを特徴とする作業機械。
  4. 請求項3に記載の作業機械において、
    前記対地角設定手段は、前記あらかじめ定めた角度を設定するスイッチを含み、前記スイッチが操作されると、前記スイッチが操作されたときに前記検出手段で検出された前記作業具の対地角を前記あらかじめ定めた角度として設定することを特徴とする作業機械。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の作業機械において、
    前記あらかじめ定めた角度があっても、前記検出手段で検出した前記作業具の対地角にかかわらず、前記姿勢制御手段により前記作業具が前記作業腕に対して任意の角度位置に駆動されるように前記アクチュエータを制御するモードに切り替えるモード切り替え手段をさらに備えることを特徴とする作業機械。
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