JP2007078583A - 計器用文字盤およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 立体感がより強められた見映えの計器用文字盤、およびその製造方法を提供する。
【解決手段】 文字盤2を形成する各平面部21、23、26、各斜面部22、24、垂直面部25に対して、互いに隣り合う各面に施された着色層の明度が異なるように着色処理を施し且つ隣り合う各面の両着色層の境界を両面の交線と一致させている。これにより各面の境界の見映えをシャープなものとして立体感が強調された見映えの文字盤2を提供できる。また、各斜面部22、24、垂直面部25に対しては、文字盤2の成型加工後にデジタル印刷で着色層を施している。これにより、各着色層の形状・位置精度を高めつつコスト増大を抑えて、立体感がより強められた見映えの文字盤2を容易に製作可能な製造方法を提供できる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、たとえば自動車に搭載されて各種情報を表示するコンビネーションメータ等に用いられる計器用文字盤およびその製造方法に関するものである。
従来の計器用文字盤としては、たとえば、凸部分と凹部分と両部分を連結する壁面部分とを有する段差文字板において、凸部分と壁面部分との境目の稜線部に沿ってデザイン線を設けたものがある(特許文献1参照)。
実開昭60−176128号公報
段差文字板は、一般的に製造コスト抑制のために樹脂等の薄板に成型加工を施して製作されている。このとき、成型加工された製品、すなわち文字板の角部、つまり稜線部はきちんとした角ではなく、わずかな半径の曲面として形成される。したがって、立体的に構成されるものの角が甘く見えるので文字板の見映えが低下してしまう。
上述の、従来の文字盤においては、凸部分と壁面部分との境目の稜線部に沿ってデザイン線を設けることにより、段差文字板の立体感を強調することを狙っている。
しかし、単に稜線部に沿ってデザイン線を設けただけでは見映えが単調なものになる可能性がある。
本発明は、上記の問題点に鑑みなされたもので、容易な手段の採用により、立体感がより強められた見映えの計器用文字盤を提供すること、およびその製造方法を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成する為、以下の技術的手段を採用する。
本発明の請求項1に記載の計器用文字盤は、視認方向において距離を隔てて配置される複数の平面と隣接する平面同士を連結する壁面とを備える計器用文字盤であって、平面を第1の色で着色し、壁面を第2の色で着色し、第1の色と第2の色の境界が平面と壁面との交線をなし、第1の色と第2の色とは明度および色相の少なくとも一方が異なっていることを特徴としている。
上述した構成によれば、着色された平面と壁面とは、それらの色の明度および色相の少なくとも一方が異なっているため、各面の存在が明確に視認されて計器用文字盤の見映えが立体感豊かなものになる。
また、各面の交線と各色の境界線とが一致しているので、各面の交線がシャープに見える。このため、各面の交差部が成型加工上曲面となっている場合においては、各面の交差部、つまり稜線部が、あたかもきちんとした角となっているように見える。これにより、各面を互いに異なる色調で着色するという容易な手段を採用しつつ、立体感がより強められた見映えの計器用文字盤を提供することができる。
本発明の請求項2に記載の計器用文字盤は、第1の色は第2の色よりも明度が高いことを特徴としている。
一般的に、物体に光が当たっている場合、光の照射方向と交差する面は明るく見え、一方光の照射方向と略平行な面は暗く見え、これにより、物体が立体感豊かに視認される。
したがって、本発明の請求項2に記載の計器用文字盤の場合、視認者に対する表示面である平面が明るい色で着色された平面は、暗い色で着色された壁面よりも視認者側に浮き上がって見える。すなわち、もともと段差を有する文字盤の見映えを、立体感をより強調したものとすることができる。
本発明の請求項3に記載の計器用文字盤は、壁面は視認方向において視認者に近い側の第1壁面と視認者から遠い側の第2壁面とから構成され、第1壁面は第2の色である第3の色で着色され、第2壁面は第2の色である第4の色で着色され、第3の色と第4の色の境界が平面と壁面との交線をなし、第3の色と第4の色とは明度および色相の少なくとも一方が異なり、第3の色は第4の色よりも明度が高いことを特徴としている。
上述した構成によれば、着色された平面と各壁面とは、それらの色の明度および色相の少なくとも一方が異なっているため、各面の存在が明確に視認されて計器用文字盤の見映えが立体感豊かなものになる。
また、視認者に近い側の第1壁面の明度が視認者から遠い側の第2壁面の明度よりも高いので、もともと段差を有する文字盤の見映えを、立体感をより強調したものとすることができる。
また、各面の交線と各色の境界線とが一致しているので、各面の交線がシャープに見える。このため、各面の交差部が成型加工上曲面となっている場合においては、各面の交差部、つまり稜線部が、あたかもきちんとした角となっているように見える。これにより、各面を互いに異なる色調で着色するという容易な手段を採用しつつ、立体感がより強められた見映えの計器用文字盤を提供することができる。
本発明の請求項4に記載の計器用文字盤は、平面と壁面との交線部を第5の色で線状に着色したことを特徴している。
上述した構成によれば、平面と壁面との交線部の各色の境界に追加された第3の色の線により平面と壁面との交線部の陰影が強められるので、各面の交差部、つまり稜線部の見映えをよりシャープなものにできる。
本発明の請求項5に記載の計器用文字盤は、平面と第1壁面との交線部、第1壁面と第2壁面との交線部および第2壁面と平面との交線部の少なくとも一つを第5の色で線状に着色したことを特徴としている。
この場合も、本発明の請求項4に記載の計器用文字盤と同様に、平面と壁面との交線部の各色の境界に追加された第3の色の線により平面と壁面との交線部の陰影が強められるので、各面の交差部、つまり稜線部の見映えをよりシャープなものにできる。
本発明の請求項6に記載の計器用文字盤の製造方法は、請求項1または請求項2に記載の計器用文字盤の製造方法であって、透光性材質からなる薄板の少なくとも前記平面となる領域に第1の色で着色する第1着色工程と、薄板に成型加工を施して所定形状に形成する成型工程と、成型工程の後に壁面をデジタル印刷により第2の色で着色する第2着色工程とを備えることを特徴としている。
従来、薄板に成型加工を施して立体的な計器用文字盤を製作する場合、薄板は、成型加工前に着色されている。この方法では、成型加工後の各色の位置精度がばらつく可能性がある。また、成型加工後の立体状の製品に精度良い着色処理を施すのは困難である。デジタル印刷工法によれば、立体状の製品に精度良い着色処理を施すことは可能であるがコストが増大する。
上述した製造方法によれば、平面部は成型加工前に着色し、壁面部を成型加工後にデジタル印刷により着色している。したがって、コストの高いデジタル印刷を適用する面積を必要最小限度としてコスト増大を抑えつつ、各色の位置精度、つまり各色の境界線を高精度で各面の交差部と一致されることができる。
以上により、立体感がより強められた見映えの計器用文字盤を容易に製作可能な製造方法を実現できる。
本発明の請求項7に記載の計器用文字盤の製造方法は、請求項5に記載の計器用文字盤の製造方法であって、透光性材質からなる薄板の少なくとも平面となる領域に第1の色で着色する第1着色工程と、薄板に成型加工を施して所定形状に形成する成型工程と、成型工程の後に第1壁面をデジタル印刷により第3の色で着色する第2着色工程と、
前記第2着色工程の後に第2壁面をデジタル印刷により第4の色で着色する第3着色工程とを備えることを特徴としている。
上述した製造方法によれば、平面部は成型加工前に着色し、壁面部である第1壁面部および第2壁面部を成型加工後にデジタル印刷により順次着色している。したがって、コストの高いデジタル印刷を適用する面積を必要最小限度としてコスト増大を抑えつつ、各色の位置精度、つまり各色の境界線を高精度で各面の交差部と一致されることができる。
以上により、立体感がより強められた見映えの計器用文字盤を容易に製作可能な製造方法を実現できる。
本発明の請求項8に記載の計器用文字盤の製造方法は、請求項4に記載の計器用文字盤の製造方法であって、透光性材質からなる薄板の少なくとも平面となる領域に第1の色で着色する第1着色工程と、薄板に成型加工を施して所定形状に形成する成型工程と、成型工程の後に壁面をデジタル印刷により第2の色で着色する第2着色工程と、第2着色工程の後に平面と壁面との交線部をデジタル印刷により第5の色で線状に着色する第3着色工程とを備えることを特徴としている。
上述した製造方法によれば、コストの高いデジタル印刷を適用する面積を必要最小限度としてコスト増大を抑えつつ、立体感がより強められた見映えの計器用文字盤を容易に製作可能な製造方法を実現できる。
本発明の請求項9に記載の計器用文字盤の製造方法は、請求項5に記載の計器用文字盤の製造方法であって、透光性材質からなる薄板の少なくとも平面となる領域に第1の色で着色する第1着色工程と、薄板に成型加工を施して所定形状に形成する成型工程と、成型工程の後に第1壁面をデジタル印刷により第3の色で着色する第2着色工程と、
第2着色工程の後に第2壁面をデジタル印刷により第4の色で着色する第3着色工程と、
第3着色工程の後に平面と第1壁面との交線部、第1壁第2壁面との交線部および第2壁面と平面との交線部の少なくとも一つをデジタル印刷により第5の色で線状に着色する第4着色工程とを備えることを特徴としている。
上述した製造方法によれば、コストの高いデジタル印刷を適用する面積を必要最小限度としてコスト増大を抑えつつ、立体感がより強められた見映えの計器用文字盤を容易に製作可能な製造方法を実現できる。
以下、本発明による計器用文字盤を、自動車のコンビネーションメータ1に用いられる文字盤2に適用した場合を例に図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態による文字盤2の部分正面図である。
図2は、図1中のII−II線断面図である。なお、図2において、左側が運転席であり、コンビネーションメータ1は、図2の左側から視認される。
図3は、本発明の一実施形態による文字盤2の部分斜視外観図である。
図4は、図2中のIV部拡大図である。
図5は、図2中のV部拡大図である。
文字盤2は、透光性材質からなる薄板、たとえば無色透明のポリカーボネート樹脂あるいはアクリル樹脂等の薄板からなるシート基板20の表面に印刷を施して着色するとともに、シート基板20に成型加工を施して図3に示すような立体的な形状に形成されている。
文字盤2は、図3に示すように、視認方向において距離を隔てて配置される複数の平面である平面部21、23、26と、隣接する両平面を連結する壁面、すなわち平面部21、23を連結する壁面である斜面部22、および平面部23、26を連結する壁面である斜面部24および垂直面部25とを備えている。これにより、文字盤2の見映えが凹凸のある立体的なものとなる。
ここで、文字盤2において、平面部21と斜面部22との境界線Aは、図1に示すように、円形に形成されている。同様に、斜面部22と平面部23との境界線B、平面部23と斜面部24との境界線C、斜面部24と垂直面部25との境界線D、および垂直面部25と平面部26との境界線Eも、それぞれ円形に形成されている。また、各境界線A、B、C、D、Eは、指針(図示せず)の回転軸(図示せず)と同軸上、言い換えると貫通孔27と同軸上に形成されている。
文字盤2は、図3に示すように、指針(図示せず)を回転させるためのムーブメント(図示せず)の回転軸(図示せず)を挿通させるための貫通孔27を備えている。文字盤2は、図3に示すように、コンビネーションメータ1が備える計器の表示意匠である目盛2aおよび文字2bを備えている。目盛2aおよび文字2bは、文字盤2において光透過性を具えるように形成され文字板2の背後に配置される光源、たとえば発光ダイオード(図示せず)が発する光により透過照明される。
次に、本発明の一実施形態による文字盤2の製造方法について説明する。
本発明の一実施形態による文字盤2の製造工程は、大きくは、無色透明の樹脂薄板からシート基板20を形成する工程、シート基板20に着色する工程、シート基板20に成型加工を施して立体的形状に形成する工程、および成型加工後に着色する工程から構成されている。
先ず、無色透明のポリカーボネート樹脂あるいはアクリル樹脂等の薄板にプレス加工を施してシート基板20を形成する。このとき、回転軸(図示せず)を挿通させるための貫通孔27も同時に形成される。
次に、第1着色工程を実施する。すなわち、シート基板20の、少なくとも平面部21、23、26となる領域を第1の色である白色塗料で塗装して白色層3を形成する。本発明の一実施形態による文字盤2の製造方法における第1着色工程においては、シート基板20全体を白色塗装している。このとき、目盛2aおよび文字2bも同時に形成される。すなわち、目盛2aおよび文字2bを無色透明のままとする、あるいは透光性着色層を施し、且つ目盛2aおよび文字2bを除いた部分に白色層3が形成される。
次に、第1着色工程が完了したシート基板20に、成型工程を実施する。すなわち、プレス加工、たとえば、加熱した金型にシート基板20を空気圧により押し付けて、図2に示す断面形状を持つ立体形状に加工する。このとき、成型加工後の文字盤2の各面の交差部は、成型加工の生産性を向上するために、きちんとした角ではなくて、図4、図5に示すように、円弧状となっている。
次に、成型工程が完了したシート基板20に、第2着色工程を実施する。すなわち、図4に示すように、斜面部22に第2の色である黒色塗料を用いてデジタル印刷により黒色層4を形成する。ここで、第1の色である白色は第2の色である黒色よりも明度が高くなっている。このとき、黒色層4は、白色層3と黒色層4との境界である境界線Aが平面部21と斜面部22との仮想交線とほぼ一致し、且つ黒色層4と白色層3との境界である境界線Bが斜面部22と平面部23との仮想交線とほぼ一致するようにして施される。ここで、境界線Aが平面部21と斜面部22との仮想交線とほぼ一致する状態とは、図4に示すように、平面部21と斜面部22の仮想交線Xと、白色層3と黒色層4との境界である境界線Aとが、視認方向Z(図4において左右方向)においてほぼ一致することを意味している。
次に、第2着色工程終了後、第3着色工程を実施する。すなわち、図5に示すように、斜面部24に灰色塗料を用いてデジタル印刷により灰色層5を形成する。このとき、灰色層5は、その平面部23側端部が灰色層5と白色層3との境界である境界線Cが平面部23と斜面部24との仮想交線とほぼ一致するように、一方、垂直面25側端部が垂直面25内に少し進入するようにして施される。
次に、第3着色工程終了後、第4着色工程を実施する。すなわち、図5に示すように、垂直面部25に濃灰色塗料を用いてデジタル印刷により濃灰色層6を形成する。ここで、第3の色である灰色は第4の色である濃灰色よりも明度が高くなっている。このとき、濃灰色層6は、灰色層5と濃灰色層6との境界である境界線Dが斜面部24と垂直面部25との仮想交線とほぼ一致致し、且つ濃灰色層6と白色層3との境界である境界線Eが垂直面部25と平面部26との仮想交線とほぼ一致するようにして施される。
ところで、第3着色工程においては、斜面部24に施す灰色層5を垂直面部25内に少し進入させている。これにより、第4着色工程において濃灰色層6は灰色層5の上に重ねて施されるので、灰色層5と濃灰色層6との境界を明瞭に形成することができる。
以上で、文字盤2が完成する。
以上説明した、本発明の一実施形態による文字盤2によれば、文字盤2を形成する各平面部21、23、26、各斜面部22、24、垂直面部25に対して、互いに隣り合う各面に施された着色層の明度が異なるように着色処理を施している。このとき、隣り合う各面の両着色層の境界を両面の交線と一致させている。
上述の構成とすることにより、互いに隣り合う各面、たとえば白色層3が設けられた平面部21と黒色層4が設けられた斜面部22とは、着色層の明度が異なるため両面部21、22がそれぞれ独立した存在として明確に視認される。したがって、文字盤2の見映えが立体感豊かなものになる。
また、互いに隣り合う各面、たとえば白色層3が設けられた平面部21と黒色層4が設けられた斜面部22との交差部において、白色層3と黒色層4の境界線Aが平面部21と斜面部22との仮想交線とほぼ一致している。このため、実際の平面部21と斜面部22との交差部が断面円弧状の曲面、つまりシャープさに欠ける見映えの形状として形成されているにもかかわらず、白色層3と黒色層4の境界線A、すなわちコントラストの強い線を設けることによって平面部21と斜面部22との交差部があたかも角状になっているかのようなシャープな見映えとすることができる。これにより、文字盤2を構成する各面を互いに異なる色調で着色するという容易な手段を採用しつつ、立体感がより強められた見映えの文字盤2を提供することができる。
以上説明した、本発明の一実施形態による文字盤2の製造方法によれば、シート基板20を成型加工して立体的な形状とした後に実施される第2〜第4着色工程にデジタル印刷を採用している。デジタル印刷工法によれば、立体状の製品に着色形状の精度が高い着色処理を施すことが可能である。ところで、本発明の一実施形態による文字盤2において、デジタル印刷によって着色される各面、つまり斜面部22、24、垂直面部25の面積は、平面部21、23、26の面積に比較して遥かに狭い。これにより、デジタル印刷の長所を最大限活用し、且つデジタル印刷を施す面積を必要最小限度としてコスト増大を抑えつつ、立体感がより強められた見映えの文字盤2を容易に製作可能な製造方法を実現できる。
なお、以上説明した、本発明の一実施形態による文字盤2は、各面に施す着色層を、白色層3、黒色層4、灰色層5および濃灰色層6のいわゆるモノトーン調としているが、このような色調に限る必要は無く、他の色の組合せとしてもよい。その場合も、平面部21、23、26に施す着色層の明度を斜面部22、24に施す着色層の明度よりも高くし、斜面部24に施す着色層の明度を垂直面部25に施す着色層の明度よりも高く設定すれば、上述した本発明の一実施形態による文字盤2と同等の効果を得ることができる。
また、以上説明した本発明の一実施形態による文字盤2に対して、各着色層の境界に形成される境界線A、B、C、D、Eの少なくとも一つに沿って、デジタル印刷により細線Y(図示せず)を施してもよい。この場合、細線Yの色である第5の色は、白色層3、黒色層4、灰色層5および濃灰色層6のうちの何れかと同じでもよいし、あるいは、それらとは異なる色としてもよい。
また、以上説明した実施形態は、本発明による文字盤2の用途を、自動車の車室内に設置されたコンビネーションメータ1としているが、コンビネーションメータ1に限る必要は無く、他の種類の計器、たとえば各種計測器、民生用電化製品等が備える計器に適用してもよい。
本発明の一実施形態による文字盤2の部分正面図である。 図1中のII−II線断面図である。 本発明の一実施形態による文字盤2の斜視外観図である。 図2中のIV部拡大図である。 図2中のV部拡大図である。
符号の説明
1 コンビネーションメータ
2 文字盤(計器用文字盤)
2a 目盛
2b 文字
20 シート基板(薄板)
21 平面部(平面)
22 斜面部(壁面)
23 平面部(平面)
24 斜面部(壁面、第1壁面)
25 垂直面部(壁面、第2壁面)
26 平面部(平面)
27 貫通孔
3 白色層(第1の色)
4 黒色層(第2の色)
5 灰色層(第3の色)
6 濃灰色層(第4の色)
A 境界線(交線)
B 境界線(交線)
C 境界線(交線)
D 境界線(交線)
E 境界線(交線)
X 仮想交線
Z 視認方向

Claims (9)

  1. 視認方向において距離を隔てて配置される複数の平面と隣接する前記平面同士を連結する壁面とを備える計器用文字盤であって、
    前記平面は第1の色で着色され、
    前記壁面は第2の色で着色され、
    前記第1の色と前記第2の色の境界が前記平面と前記壁面との交線をなし、
    前記第1の色と前記第2の色とは明度および色相の少なくとも一方が異なることを特徴とする計器用文字盤。
  2. 前記第1の色は前記第2の色よりも明度が高いことを特徴とする請求項1に記載の計器用文字盤。
  3. 前記壁面は視認方向において視認者に近い側の第1壁面と視認者から遠い側の第2壁面とから構成され、
    前記第1壁面は前記第2の色である第3の色で着色され、
    前記第2壁面は前記第2の色である第4の色で着色され、
    前記第3の色と前記第4の色の境界が前記第1壁面と前記第2壁面との交線をなし、
    前記第3の色と前記第4の色とは明度および色相の少なくとも一方が異なり、
    前記第3の色は前記第4の色よりも明度が高いことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の計器用文字盤。
  4. 前記平面と前記壁面との交線部を第5の色で線状に着色したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の計器用文字盤。
  5. 前記平面と前記第1壁面との交線部、前記第1壁面と前記第2壁面との交線部および前記第2壁面と前記平面との交線部の少なくとも一つを第5の色で線状に着色したことを特徴とする請求項3に記載の計器用文字盤。
  6. 請求項1または請求項2に記載の計器用文字盤の製造方法であって、
    透光性材質からなる薄板の少なくとも前記平面となる領域に第1の色で着色する第1着色工程と、
    前記薄板に成型加工を施して所定形状に形成する成型工程と、
    前記成型工程の後に前記壁面をデジタル印刷により第2の色で着色する第2着色工程とを備えることを特徴とする計器用文字盤の製造方法。
  7. 請求項3に記載の計器用文字盤の製造方法であって、
    透光性材質からなる薄板の少なくとも前記平面となる領域に第1の色で着色する第1着色工程と、
    前記薄板に成型加工を施して所定形状に形成する成型工程と、
    前記成型工程の後に前記第1壁面をデジタル印刷により第3の色で着色する第2着色工程と、
    前記第2着色工程の後に前記第2壁面をデジタル印刷により第4の色で着色する第3着色工程とを備えることを特徴とする計器用文字盤の製造方法。
  8. 請求項4に記載の計器用文字盤の製造方法であって、
    透光性材質からなる薄板の少なくとも前記平面となる領域に第1の色で着色する第1着色工程と、
    前記薄板に成型加工を施して所定形状に形成する成型工程と、
    前記成型工程の後に前記壁面をデジタル印刷により第2の色で着色する第2着色工程と、前記第2着色工程の後に前記平面と前記壁面との交線部をデジタル印刷により第5の色で線状に着色する第3着色工程とを備えることを特徴とする計器用文字盤の製造方法。
  9. 請求項5に記載の計器用文字盤の製造方法であって、
    透光性材質からなる薄板の少なくとも前記平面となる領域に第1の色で着色する第1着色工程と、
    前記薄板に成型加工を施して所定形状に形成する成型工程と、
    前記成型工程の後に前記第1壁面をデジタル印刷により第3の色で着色する第2着色工程と、
    前記第2着色工程の後に前記第2壁面をデジタル印刷により第4の色で着色する第3着色工程と、
    前記第3着色工程の後に前記平面と前記第1壁面との交線部、前記第1壁面と前記第2壁面との交線部および前記第2壁面と前記平面との交線部の少なくとも一つをデジタル印刷により第5の色で線状に着色する第4着色工程とを備えることを特徴とする計器用文字盤の製造方法。
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JP2017144824A (ja) * 2016-02-16 2017-08-24 矢崎総業株式会社 車両表示装置用装飾部品、及び、車両表示装置

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