JP2007077756A - 横枝管支持金具及びこれを用いた横枝管支持構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 排水ヘッダーに並列接続した横枝管を支持する横枝管支持金具の端部が横枝管から突出して作業者が躓く等の危険を可及的に解消する。
【解決手段】 横枝管支持金具A1〜A3の支持プレート3上に配置した支持バンド4の下位バンド片41に下向きボルト5を設置し,この下向きボルト5を支持プレート3の透孔32又は長孔33を挿通させて支持プレート3の下面で下向きボルト5にナット52を締着して支持バンド4を支持プレート3に載置固定する。ナット52を緩めれば支持バンド4を水平方向に回動して支持プレート3との角度を可変とすることができるから,横枝管支持金具A1〜A3を横枝管7に傾斜配置して該横枝管7を支持バンド4で支持することによってその端部の横枝管7からの突出幅を小さく抑制できる。
【選択図】 図12

Description

本発明は,排水ヘッダーに並列接続した横枝管をコンクリートスラブ上に支持するに用いる横枝管支持金具及びこれを用いた横枝管支持構造に関する。
この種横枝管支持金具として,本出願人は,ベースプレートと,該ベースプレートの長手方向両端に起立した一対の起立ボルトと,該起立ボルトに螺装したナットによって一対の起立ボルト間に架設配置した支持プレートと,該支持プレート上に配置した上下位一対にして下位バンド片に横枝管を載置し開閉自在の上位バンド片によって該横枝管を被嵌する支持バンドとを備え,横枝管に直交して配置して該横枝管を支持するようにした横枝管支持金具を提案済みであり,このとき該横枝管支持金具は,その支持バンドを上記支持プレート上で該支持プレート長手方向にスライド自在としたものとされている。
特開2005−194835号公報
この場合,起立ボルトに対する支持プレートの高さを調整することによって,排水ヘッダーに並列接続した横枝管の距離に応じて水勾配を付するための横枝管傾斜に対応し,また排水ヘッダーに接続した横枝管のピッチは一般に12cmの規格ピッチとされるところ,エルボで接続することによって屈曲するに際して横枝管のピッチを,床形成に使用する床支持脚との衝接を避け,横枝管の配管工事の作業性を向上する目的で,例えば15cmとすることが多いが,上記支持バンドを支持プレート上でスライドすることによってピッチ変化にも対応して,横枝管の直線部及びコーナー部における支持を,その高さ及びピッチの如何を問わずに簡単な作業によって効率よく行うことが可能となる。
しかし乍らこの場合,横枝管支持金具における支持プレートの長さは,その両端部に支持バンドをスライドしても起立ボルトに衝接しないようにした余裕幅を配置した長さとなり,またベースプレートの長さは,該支持プレートの長さ乃至該支持プレートを支持する起立ボルト位置からコンクリートスラブにアンカーで固定するための固定幅を配置した長さとなることによって,横枝管支持金具の長さが横枝管の並列合計幅より相当程度長くなる傾向を避けられず,このとき該横枝管支持金具は,上記排水ヘッダーに並列接続した横枝管に対して直交するように配置して該横枝管の支持を行うように使用するから,該横枝管支持金具を用いた横枝管の支持にあっては,横枝管の幅方向端部に横枝管支持金具の長手方向端部,特にベースプレートや支持プレートの端部が比較的大きく突出することを避け得ず,多数の配管等が配置されるコンクリートスラブに該突出部分が存在することによって,例えば作業者がベースプレートのアンカーに躓いたり,支持プレート端部の起立ボルトにズボンの裾を引っ掛けて転倒したりする危険を招き易いという問題点が残されている。
またこの場合,横枝管支持金具は,横枝管に直交して配置して横枝管を支持するものとされるから,例えば図11に示すように,先行する横枝管支持金具を用いて並列接続した複数の横枝管におけるコーナー部を連結した場合に,該コーナー部において内側に位置する横枝管にあっては,横枝管支持金具の支持がコーナー部においてなされるために,エルボを含めた荷重を支持することができるが,中間乃至外側の支持はコーナー部から離れた直線部でなされるために,該内側以外の中間乃至外側の横枝管には更にこれを支持する横枝管支持金具を設置する必要を生じることになり,結局コーナー部における横枝管支持金具による横枝管の支持を安定且つ確実に行うためには,該横枝管支持金具の数が増加するという問題点が残されている。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので,その解決課題とするところは,上記排水ヘッダーに並列接続した複数の横枝管の並列合計幅に対する突出幅を可及的に減少した設置使用を可能とするとともにコーナー部に使用することによって上記先行する横枝管支持金具より少ない数で横枝管を安定且つ確実に支持し得るようにした横枝管支持金具を提供するにあり,また該横枝管支持金具を用いた横枝管支持構造を提供するにある。
上記課題に沿って本発明は,支持バンドを支持プレートに対して水平方向角度自在に配置することによって,横枝管支持金具を,排水ヘッダーに並列接続した横枝管に対して傾斜交差した状態に設置して,支持バンドを傾斜してその角度を横枝管に合せることによって該傾斜交差の状態で横枝管を支持するようにして,横枝管から該横枝管支持金具の端部が突出するのを可及的に減少し得るようにする一方,並列接続した内外複数の横枝管のコーナー部同士を直接に連結するように該コーナー部に傾斜配置して横枝管の支持を行うことによって,コーナー部における内外中間乃至外側の横枝管支持のための横枝管支持金具の数を可及的に減少し得るようにしたものであって,即ち請求項1に記載の発明を,ベースプレートと,該ベースプレートの長手方向両端に起立した一対の起立ボルトと,該起立ボルトに螺装したナットによって一対の起立ボルト間に架設配置した支持プレートと,該支持プレート上に配置した上下位一対にして下位バンド片に横枝管を載置し開閉自在の上位バンド片によって該横枝管を被嵌する支持バンドとを備えた横枝管支持用の支持金具であって,上記支持プレート上で支持バンドを水平方向角度自在に配置することによって上記横枝管に傾斜交差して該横枝管を支持自在としてなることを特徴とする横枝管支持金具としたものである。
請求項2に記載の発明は,上記に加えて,横枝管支持金具による横枝管の安定且つ確実な支持を損なうことなく,支持バンドの支持プレートに対する水平方向角度の自在性を可及的簡易な構造にして確実に確保し得るものとするように,これを,上記支持バンドの下位バンド片に下向きボルトを配置し,該下向きボルトを支持プレートに挿通し該支持プレート下面側からのナット締着で該支持バンドを支持プレートに固定し,該ナットの緩和による支持バンドの水平方向回動を許容することによって該支持バンドを上記水平方向角度自在としてなることを特徴とする請求項1に記載の横枝管支持金具としたものである。
請求項3に記載の発明は,同じく上記に加えて,上記横枝管支持金具における支持バンドを上記水平角度の自在性とともにスライド自在性を有するものとすることによって,上記先行する横枝管支持金具のメリットを維持してその使い勝手を向上するように,これを,上記支持バンドを,上記支持プレート上でその長手方向にスライド自在に配置することによって上記水平方向角度と長手方向スライドとの双方を自在としてなることを特徴とする請求項1又は2に記載の横枝管支持金具としたものである。
請求項4に記載の発明は,同じく上記に加えて,該支持バンドを水平角度自在にしてスライド自在とするについて,横枝管支持金具による横枝管の安定且つ確実な支持を損なうことなく,可及的簡易な構造にして確実に確保し得るものとするように,これを,上記支持バンドの下位バンド片に下向きボルトを配置し,該下向きボルトを支持プレートに一連又は断続して透設した支持プレート長手方向に向けた長孔に挿通し該支持プレート下面側からのナット締着で該支持バンドを支持プレートに固定し,該ナットの緩和による支持バンドの水平方向回動を許容することによって該支持バンドを上記水平角度自在とするとともにスライド自在としてなることを特徴とする請求項3に記載の横枝管支持金具としたものである。
請求項5に記載の発明は,上記横枝管支持金具を使用することによって,横枝管から該横枝管支持金具の端部が突出するのを可及的に減少し,またコーナー部における内外中間乃至外側の横枝管支持のための横枝管支持金具の数を可及的に減少し得る横枝管支持構造を提供するように,これを,請求項1,2,3又は4に記載の横枝管支持金具を用い,排水ヘッダーに接続した横枝管の直線部又はコーナー部において該横枝管支持金具を横枝管に傾斜交差して配置し該横枝管支持金具によって横枝管を支持してなることを特徴とする横枝管支持構造としたものである。
本発明はこれらをそれぞれ発明の要旨として上記課題解決の手段としたものである。
本発明は以上のとおりに構成したから,請求項1に記載の発明は,支持バンドを支持プレートに対して水平方向角度自在に配置することによって,横枝管支持金具を,排水ヘッダーに並列接続した横枝管に対して傾斜交差した状態に設置して,支持バンドを傾斜してその角度を横枝管に合せることによって該傾斜交差の状態で横枝管を支持するようにして,横枝管から該横枝管支持金具の端部が突出するのを可及的に減少し得るようにする一方,並列接続した内外複数の横枝管のコーナー部同士を直接に連結するように該コーナー部に傾斜配置して横枝管の支持を行うことによって,コーナー部における内外中間乃至外側の横枝管支持のための横枝管支持金具の数を可及的に減少し得るようにした横枝管支持金具を提供することができる。
請求項2に記載の発明は,上記に加えて,横枝管支持金具による横枝管の安定且つ確実な支持を損なうことなく,支持バンドの支持プレートに対する水平方向角度の自在性を可及的簡易な構造にして確実に確保し得るものとすることができる。
請求項3に記載の発明は,同じく上記に加えて,上記横枝管支持金具における支持バンドを上記水平角度の自在性とともにスライド自在性を有するものとすることによって,上記先行する横枝管支持金具のメリットを維持してその使い勝手を向上したものとすることができる。
請求項4に記載の発明は,同じく上記に加えて,該支持バンドを水平角度自在にしてスライド自在とするについて,横枝管支持金具による横枝管の安定且つ確実な支持を損なうことなく,可及的簡易な構造にして確実に確保し得るものとすることができる。
請求項5に記載の発明は,上記横枝管支持金具を使用することによって,横枝管から該横枝管支持金具の端部が突出するのを可及的に減少し,またコーナー部における内外中間乃至外側の横枝管支持のための横枝管支持金具の数を可及的に減少し得る横枝管支持構造を提供することができる。
以下図面の例に従って本発明を更に具体的に説明すれば,A1,A2及びA3は,本例にあって3種類とした各横枝管支持金具であって,これら横枝管支持金具A1,A2及びA3は,それぞれベースプレート1と,該ベースプレート1の長手方向両端に起立した一対の起立ボルト2と,該起立ボルト2に螺装したナット31によって一対の起立ボルト2間に架設配置した支持プレート3と,該支持プレート3上に配置した上下位一対にして下位バンド片41に横枝管7を載置し開閉自在の上位バンド片42によって該横枝管7を被嵌する,横枝管支持金具A1において3つの,横枝管支持金具A2において2つの,横枝管支持金具A3において単一の支持バンド4とを備えたものとし,このとき該横枝管支持金具A1,A2及びA3は,その上記支持プレート3上で支持バンド4を水平方向角度自在に配置することによって上記横枝管7に傾斜交差して該横枝管7を支持自在としたものとしてある。
ベースプレート1は,その長さを横枝管支持金具A1において50cm程度,横枝管支持金具A2において35cm程度,横枝管支持金具A3において23cm程度とし,幅をそれぞれ数cm程度とした厚肉鋼板製のプレートによるものとしてあり,その長手方向両端,必要に応じて更に中間位置にアンカー用の透孔11を透設し,また該両端の透孔11の内側表面に起立ボルト2螺装用のナット12を溶着固定したものとしてある。
一対の起立ボルト2は,その下端を上記ベースプレート1の上記ナット12に螺装することによって該ベースプレート1の表面に上向きに起立してあり,このとき該一対の起立ボルト2は,例えばその長さをそれぞれ12〜13cm程度としてある。
支持プレート3は,その長さを横枝管支持金具A1において40cm程度,横枝管支持金具A2において30cm程度,横枝管支持金具A3において18cm程度とした,例えば断面L字状の鋼製プレートを用い,その水平面の両端に透設したボルト透孔に上記起立ボルト2を挿通するとともに該起立ボルト2に螺装した各上下に一対のナット31によってその上記ボルト透孔の縁部を挟持することによって該起立ボルト2の上記12〜13cm程度における任意の高さで該一対の起立ボルト2に対して架設配置したものとしてある。
支持プレート3に設置した支持バンド4は,上下位一対にして半円のバンド片41,42を,その一端側の側面においてヒンジ43連結することによって下位バンド片41に対して上位バンド片42を開閉自在とし,上位バンド片42を閉鎖することによって円弧をなすとともに該円弧の内径を横枝管7の外径に合せた各横枝管支持金具A1,A2及びA3に共通径のものとしてあり,下位バンド片41に横枝管7を載置して上位バンド片42を閉鎖することによって該横枝管7を挟持状に被嵌支持するようにしてある。このとき下位バンド片41の自由端に下位締着片44を水平に突設するとともにその面内にボルト透孔を透設し,例えば該下位締着片41の下面にナット45を溶着することによって上記ボルト透孔の下面に雌ネジを形成する一方,上位バンド片42の自由端に同じく上位締着片46を水平に突設し,上下位の締着片44,46を重合した状態で,上位締着片46側から六角ボルト48を上記雌ネジに螺装することによってこれら締着片44,46を締着固定自在としてあり,このとき本例にあって上記上位締着片46の突出長さを下位締着片44より短寸とするとともに該上位締着片44の先端に,該先端を開口した半円乃至U字状等の先端凹部47を形成するとともに該先端凹部47の開口幅を六角ボルト48の頭の側面寸法より広くすることによって,該先端凹部47が六角ボルト48の頭を通過し得るようにしてあり,これによって予めナット45に六角ボルト48を螺装して該六角ボルト48を下位締着片44に起立した状態で,下位バンド片41に横枝管7を載置した後に,先端凹部47に六角ボルト48の頭を受入れるように上位バンド片42を閉鎖し,六角ボルト48の締着を行うことによって,支持バンド4による横枝管7の被嵌支持を可及的容易になし得るようにしてある。
本例にあって上記支持バンド4は,これを,支持プレート3上で水平方向角度自在に配置したものと,該支持バンド4を,上記支持プレート3上でその長手方向にスライド自在に配置することによって上記水平方向角度と長手方向スライドとの双方を自在としたものとの2種類としてあり,上記水平方向角度自在に配置したものは,上記支持バンド4の下位バンド片41に下向きボルト5を配置し,該下向きボルト5を支持プレート3に挿通し該支持プレート3下面側からのナット52締着で該支持バンド4を支持プレート3に固定し,該ナット52の緩和による支持バンド4の水平方向回動を許容することによって該支持バンド4を上記水平方向角度自在としたものとしてあり,また上記水平方向角度自在と長手方向スライドとの双方を自在としたものは,上記下向きボルト5の支持プレート3への挿通を,該支持プレート3に透設した長孔33を介して行うようにしてあり,即ち同様に上記支持バンド4の下位バンド片41に下向きボルト5を配置し,該下向きボルト5を支持プレート3に一連又は断続して透設した支持プレート3長手方向に向けた長孔33に挿通し該支持プレート3下面側からのナット52締着で該支持バンド4を支持プレート3に固定し,該ナット52の緩和による支持バンド4の水平方向回動を許容することによって該支持バンド4を上記水平角度自在とするとともにスライド自在としたものとしてある。
本例の支持バンド4は,該支持バンド4を3つ備えた横枝管支持金具A1にあってその中央を水平方向角度自在とし,両側一対を水平方向角度と長手方向スライドの双方を自在とし,該支持バンド を2つ備えた横枝管支持金具A2にあってその双方を水平方向角度と長手方向スライドを自在とし,また該支持バンド4を単一に備えた横枝管支持金具A3にあっては該支持バンドを水平方向角度自在としたものとしてある。
このとき本例の支持バンド4を設置した支持プレート3には,その断面L字状の鋼製プレートにおける水平面に上記支持バンド4の数,本例にあっては3つ,2つ及び単一の支持バンド4の数に応じて,例えば9mm径の下向きボルト5を挿通する透孔32及び/又は断続する3つの長孔33を透設し該透孔32又は長孔33に上記支持バンド4の下向きボルト5を挿通して支持バンド4の上記ナット52による締着を行うようにしてある。本例にあって上記長孔33は,その配置ピッチを12cm,長さを4cmとし,上記9mm径の下向きボルト5,即ち支持ボルト4を支持プレート3の長手方向に3cmスライドし得るようにしてあり,従って該長孔33を設けることによってスライド自在とした支持バンド4は,排水ヘッダー6に接続した規格の並列ピッチ12cmに応じた横枝管7の支持を可能とする一方,L字状のエルボ71を介して横枝管7を屈曲するについて上記12cmのピッチとする場合はもとより,例えば該12cmの並列ピッチとすることによる床形成に際して使用する図示省略の床支持脚との衝接を避けたり,並列ピッチを拡げることによって作業性を向上するために,例えば屈曲後の並列ピッチを最大15cmとする場合を含めて,現場における並列ピッチに対応した横枝管7の支持を可能とするようにしてある。
一方上記透孔32及び/又は長孔33に挿通する下向きボルト5は,例えば支持バンド4の下位バンド片41の長手方向中央下端にナット51を溶着し,該ナット51に螺装することによって下位バンド片41に一体的に設置してあり,該下向きボルト5を有する支持バンド4の上記支持プレート3への設置は,上記下向きボルト5を螺装したナット51と支持プレート3間にワッシャーを介設し,該下向きボルト5を上記透孔32及び/又は長孔33に挿通し,該下向きボルト5に支持プレート3の下面側から同じくワッシャーを介してナット52を締着することによって,支持プレート3に支持バンド4を載置固定するようにしてある。
このように形成した横枝管支持金具A1,A2及びA3は,排水ヘッダー6に接続した横枝管7の直線部又はコーナー部において該横枝管支持金具を横枝管7に傾斜交差して配置し該横枝管支持金具A1,A2又はA3によって横枝管7を支持するように,これを単独で又は,例えば横枝管支持金具A1及び/又はA2とA3とを併用して用いるものとしてある。
即ち図10は,上記3つの支持バンドを有する横枝管支持金具A1によって排水ヘッダー6に並列接続した3本の横枝管7を支持した例であり,本例にあって該横枝管支持金具A1は,これを排水ヘッダー6側の直線部で該横枝管7に直交して配置することによって該横枝管7を支持する一方,コーナー部において該横枝管支持金具A1を横枝管7に傾斜交差するように配置し,支持プレート3に対して水平方向に回動傾斜することによってその水平方向角度を傾斜した支持バンド4によって該横枝管7を支持し,また屈曲した後の直線部において該横枝管支持金具A1をコーナー部におけると同様に横枝管7に傾斜交差するように配置して同じく回動傾斜してその水平方向角度を傾斜した支持バンド4によって横枝管7を支持したものとしてあり,これによって該横枝管支持金具A1の端部の横枝管7からの突出幅を減少し,該端部の突出による作業者が躓くことによる危険や,作業者が起立ボルト2にズボンの裾を引掛けて転倒する危険を可及的に解消することができる。
また,例えばコーナー部において上記先行する横枝管支持金具Bを横枝管7に直交して配置して支持する場合に,図11に示すように,内外の内側に位置する横枝管7に対して内外中間乃至外側の横枝管7がコーナー部から離隔した位置で支持される結果,エルボ71を含めた横枝管7のコーナー部の荷重を支えて安定且つ確実な支持を行うために該内外中間乃至外側の横枝管7のコーナー部に更に他の横枝管支持金具Bを追加的に設置する必要を生じるところ,本例の上記横枝管支持金具A1によるコーナー部の支持は,該横枝管支持金具A1によって3本の横枝管7を,そのコーナー部の各エルボ71近傍で直接且つ同時になし得ることによって,コーナー部における内外中間乃至外側の横枝管7を支持する,例えば図11の4箇所の横枝管支持金具Bの設置を不要として,その数を減少することができる。
図12は,例えば2連の排水ヘッダー6に合計5本の横枝管7を並列接続して,1本の横枝管7を該排水ヘッダー6近傍で屈曲し,2本をその先で屈曲し,更に2本を排水ヘッダー6から並列状態のまま延長するようにした場合の横枝管7支持の形態を示したもので,該5本の横枝管7は,3本と2本に分けて,3つの支持バンド4を有する横枝管支持金具A1を排水ヘッダー6近傍で横枝管7に直交配置し,また2つの支持バンド4を有する横枝管支持金具A2を同様に排水ヘッダー6近傍で横枝管7に直交配置してそれぞれ3本と2本の横枝管7を支持する一方,3本の横枝管7のうち排水ヘッダー6近傍で屈曲した1本は,該屈曲した直線部で上記支持バンド4を1つ備えた横枝管支持金具A3を該横枝管7に傾斜回動するように配置して該横枝管7を支持し,上記その先で屈曲した横枝管7は,そのコーナー部において上記例と同様に横枝管支持金具A2を傾斜配置してエルボ71近傍を支持し,屈曲した直線部で同じく横枝管支持金具A2を傾斜配置して該横枝管7を支持し,また排水ヘッダー6から並列状態のまま延長した横枝管7は,その直線部分で2つの支持バンド4を有する横枝管支持金具A2を傾斜配置して該横枝管7を支持したものとしてある。これによって本例の横枝管支持装置にあっても,上記と同様にコーナー部の追加的な支持の必要を解消でき,また突出幅減少により作業者の躓き等の危険を可及的に防止できるようにしてある。
これら各横枝管支持金具A1,A2及びA3は,例えば現場でベースプレート1,起立ボルト2,支持プレート3及び支持バンド4を予め横枝管支持金具としてセットし,それぞれベースプレート1を横枝管7に対して直交配置又は傾斜配置するようにコンクリートスラブにアンカー固定するか,ベースプレート1をアンカー固定した後に該ベースプレート1に起立ボルト2,支持プレート3及び支持バンド4をセットした後に,該ベースプレート1に起立した一対の起立ボルト2のナット31位置を上下調整して支持プレート3の高さ調整を行い,上位バンド片42を回動開放して支持バンド4の下位バンド片41に排水ヘッダー6に並列接続した横枝管7を載置した後に上位バンド片42を回動閉鎖してその上位締着片46と下位締着片44とを六角ボルト48によって締着固定するようにして,各横枝管7を支持すればよい。
図示した例は以上のとおりとしたが,上記単一の支持バンドを有する横枝管支持金具の上記支持バンドを上記水平方向角度と支持プレート長手方向のスライドとの双方を自在とし,上記3つの支持バンドを有する横枝管支持金具の上記中央の支持バンドを同じく上記水平方向角度と支持プレート長手方向のスライドとの双方を自在とすること,また逆に上記水平方向角度と支持プレート長手方向のスライドとの双方を自在とした支持バンドを,それぞれ水平方向角度自在のものとすること,スライド自在のものとするために上記支持プレートの長孔を用いるとき,該長孔を一連のものとして支持バンドのスライドを行うようにすること,横枝管支持金具を,例えばコンクリートスラブの小石等の存在によってその傾斜配置が妨げられる事情があるときを含めて横枝管に直交配置することによって該横枝管を支持するようにすること等を含めて,本発明の実施に当って,横枝管支持金具,そのベースプレート,起立ボルト,支持プレート,支持バンド,排水ヘッダー,横枝管,必要に応じて用いる下向きボルト,該下向きボルトを挿通する透孔,長孔等の各具体的形状,構造,材質,これらの関係,これらに対する付加等は,上記発明の要旨に反しない限り様々の形態のものとすることができる。
横枝管支持金具の正面図である。 図1の横枝管支持金具の側面図である。 図1の横枝管支持金具の平面図である。 他の例に係る横枝管支持金具の正面図である。 図4の横枝管支持金具の側面図である。 図4の横枝管支持金具の平面図である。 更に他の例に係る横枝管支持金具の正面図である。 図7の横枝管支持金具の側面図である。 図7の横枝管支持金具の平面図である。 横枝管支持金具の使用形態を示す平面図である。 先行する横枝管支持金具の使用形態を示す平面図である。 他の例に係る横枝管支持金具の使用状態を示す平面図である。
符号の説明
A1,A2,A3 横枝管支持金具
B 先行する横枝管支持金具
1 ベースプレート
11 アンカー用透孔
12 ボルト起立用ナット
2 起立ボルト
21 ナット
3 支持プレート
31 ナット
32 透孔
33 長孔
4 支持バンド
41 下位バンド片
42 上位バンド片
43 ヒンジ
44 下位締着片
45 ナット
46 上位締着片
47 先端凹部
48 六角ボルト
5 下向きボルト
51 ナット
52 ナット
6 排水ヘッダー
7 横枝管
71 エルボ

Claims (5)

  1. ベースプレートと,該ベースプレートの長手方向両端に起立した一対の起立ボルトと,該起立ボルトに螺装したナットによって一対の起立ボルト間に架設配置した支持プレートと,該支持プレート上に配置した上下位一対にして下位バンド片に横枝管を載置し開閉自在の上位バンド片によって該横枝管を被嵌する支持バンドとを備えた横枝管支持用の支持金具であって,上記支持プレート上で支持バンドを水平方向角度自在に配置することによって上記横枝管に傾斜交差して該横枝管を支持自在としてなることを特徴とする横枝管支持金具。
  2. 上記支持バンドの下位バンド片に下向きボルトを配置し,該下向きボルトを支持プレートに挿通し該支持プレート下面側からのナット締着で該支持バンドを支持プレートに固定し,該ナットの緩和による支持バンドの水平方向回動を許容することによって該支持バンドを上記水平方向角度自在としてなることを特徴とする請求項1に記載の横枝管支持金具。
  3. 上記支持バンドを,上記支持プレート上でその長手方向にスライド自在に配置することによって上記水平方向角度と長手方向スライドとの双方を自在としてなることを特徴とする請求項1又は2に記載の横枝管支持金具。
  4. 上記支持バンドの下位バンド片に下向きボルトを配置し,該下向きボルトを支持プレートに一連又は断続して透設した支持プレート長手方向に向けた長孔に挿通し該支持プレート下面側からのナット締着で該支持バンドを支持プレートに固定し,該ナットの緩和による支持バンドの水平方向回動を許容することによって該支持バンドを上記水平角度自在とするとともにスライド自在としてなることを特徴とする請求項3に記載の横枝管支持金具。
  5. 請求項1,2,3又は4に記載の横枝管支持金具を用い,排水ヘッダーに接続した横枝管の直線部又はコーナー部において該横枝管支持金具を横枝管に傾斜交差して配置し該横枝管支持金具によって横枝管を支持してなることを特徴とする横枝管支持構造。
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