JP2007075915A - 切削加工方法および切削加工装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 加工可能な被削材の表面形状の自由度を大幅に向上させることができ、シャープなエッジ形状の形成も可能にする切削加工方法を提供する。
【解決手段】 互いに異なる3つの方向においてそれぞれ変位可能に支持された切削工具3を、被削材2に対する切削工具3の相対移動に応じて、3つの方向において独立に変位させるように制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、被削材を保持する基部主軸の回転と同期させると共に、当該被削材に対して切削工具をさらに高速で変位させながら切削を行う切削加工方法および切削加工装置に関する。
従来、被削材に対して相対移動する切削工具をその被削材に対してさらに変位させながら切削を行う切削加工装置が知られている(例えば、非特許文献1参照)。非特許文献1では、被削材が取り付けられた旋盤の主軸の回転に同期して切削工具による切り込み量を高速に制御し、所定の表面形状を作ることを目的とした切削加工装置が開示されている。この切削加工装置では、切削工具は圧電素子を用いた駆動手段によって駆動されて変位し、切削工具による切り込み量が制御されるようになっている。
岡崎 祐一、「ダイヤモンド切削による微細表面形状の創成」、真空、第40巻、第6号、1997
しかしながら、特許文献1に記載された切削加工装置では、旋盤の主軸回転に同期して切削工具を変位させて切削を行うが、圧電素子を用いた駆動手段によって1軸方向にのみ切削工具を変位させることで切り込み量の制御が行われるようになっている。このため、加工可能な被削材の表面形状は、被削材の回転運動と切削工具の1軸方向の変位との組み合わせによって得られる形状に限定されてしまい、加工可能な形状の自由度が制約されてしまうという問題がある。とくに、被削材の回転運動と切削工具の1軸方向の変位との組み合わせの場合、被削材の表面にシャープなエッジ形状を形成することは本質的に困難であり、そのようなエッジ形状が所望される場合は、被削材と切削工具との相対速度を大幅に低下させることで近似した形状を形成しなくてはならないことになり、生産性の低下を招き易く、十分な寸法精度を確保することも困難になってしまう。
本発明は、上記実情に鑑みることにより、被削材に対して相対移動する切削工具をその被削材に対してさらに変位させながら切削を行う切削加工方法および切削加工装置に関し、加工可能な被削材の表面形状の自由度を大幅に向上させることができ、シャープなエッジ形状の形成も可能にすることを目的とする。
課題を解決するための手段及び効果
上記目的を達成するための本発明に係る切削加工方法は、被削材を保持する基部主軸の回転と同期させると共に、当該被削材に対して切削工具をさらに高速で変位させながら切削を行う切削加工方法に関する。
そして、本発明は、上記目的を達成するための以下のようないくつかの特徴を有している。すなわち、本発明は、以下の特徴を単独で、若しくは、適宜組み合わせて備えている。
上記目的を達成するための本発明に係る切削加工方法における第1の特徴は、互いに異なる3つの方向においてそれぞれ変位可能に支持された前記切削工具を、前記被削材に対する当該切削工具の相対移動に応じて、当該3つの方向において独立に変位させるように制御する3方向独立制御ステップを備えていることである。
この構成によると、被削材を保持する基部主軸の回転と同期させながら切削工具を被削材に対してさらに高速で3つの方向に独立に変位させて被削材の表面形状を切削加工することができる。このため、3次元空間内で被削材に対して切削工具を任意の方向に任意の距離移動させることができ、これにより、被削材の表面に対して任意の3次元形状を転写することが可能となる。また、3つの方向における切削工具の各変位を適宜組み合わせることで、旋盤の主軸の回転に同期させながらシャープなエッジ形状を形成することもできる。そして、そのようなシャープなエッジ形状を形成しても、生産性の低下を招くことを抑制でき、さらに十分な寸法精度も容易に確保することができる。したがって、本発明の切削加工方法によると、加工可能な被削材の表面形状の自由度を大幅に向上させることができ、シャープなエッジ形状の形成も可能にすることができる。
本発明に係る切削加工方法における第2の特徴は、前記3方向独立制御ステップでは、前記切削工具の前記3つの方向それぞれにおける変位量を計測してフィードバック制御を行うことである。
この構成によると、切削工具の3つの方向それぞれの変位量をフィードバック制御することで、切削工具の変位の目標への追従性を向上させてより高精度の切削加工を実現できるとともに、3つの方向それぞれにおける変位が相互に影響し合うことによって発生する目標変位に対する偏差を補正することができる。
本発明に係る切削加工方法における第3の特徴は、前記3つの方向は、互いに直交していることである。
この構成によると、切削工具の変位を直交する3つの方向において制御するため、3次元空間において切削工具の位置決めを直交座標系に基づいて容易に行うことができ、また、相互に影響し合う3つの方向における変位の関係が複雑化してしまうことを抑制できその補正を容易に行うことができる。
上記目的を達成するための本発明に係る切削加工装置は、被削材を保持する基部主軸の回転と同期させると共に、当該被削材に対して切削工具をさらに高速で変位させながら切削を行う切削加工装置に関する。
そして、本発明は、上記目的を達成するための以下のようないくつかの特徴を有している。すなわち、本発明は、以下の特徴を単独で、若しくは、適宜組み合わせて備えている。
上記目的を達成するための本発明に係る切削加工装置における第1の特徴は、前記切削工具を支持するベース部と、前記ベース部を互いに異なる第1の方向、第2の方向、および第3の方向にそれぞれ変位させるように駆動する駆動機構であって、前記第1の方向に変位させる第1駆動手段と、前記第2の方向に変位させる第2駆動手段と、前記第3の方向に変位させる第3駆動手段と、を有する駆動機構と、前記ベース部を前記第1の方向、前記第2の方向、および前記第3の方向にそれぞれ独立して変位させるように前記第1駆動手段、前記第2駆動手段、および前記第3駆動手段を制御する制御手段と、を備えていることである。
この構成によると、被削材を保持する基部主軸の回転と同期させながら切削工具を被削材に対してさらに高速で第1乃至第3の方向にそれぞれ独立に変位させて被削材の表面形状を切削加工することができる。このため、3次元空間内で被削材に対して切削工具を任意の方向に任意の距離移動させることができ、これにより、被削材の表面に対して任意の3次元形状を転写することが可能となる。また、3つの方向における切削工具の各変位を適宜組み合わせることで、旋盤の主軸の回転に同期させながらシャープなエッジ形状を形成することもできる。そして、そのようなシャープなエッジ形状を形成しても、生産性の低下を招くことを抑制でき、さらに十分な寸法精度も容易に確保することができる。したがって、本発明の切削加工装置によると、加工可能な被削材の表面形状の自由度を大幅に向上させることができ、シャープなエッジ形状の形成も可能にすることができる。
本発明に係る切削加工装置における第2の特徴は、前記ベース部の前記第1の方向、前記第2の方向、および前記第3の方向それぞれにおける変位量を検出する変位センサをさらに備え、前記制御手段は、前記変位センサで検出された結果に基づいて前記ベース部の変位のフィードバック制御を行うことである。
この構成によると、切削工具の第1乃至第3の方向それぞれの変位量をフィードバック制御することで、切削工具の変位の目標への追従性を向上させてより高精度の切削加工を実現できるとともに、第1乃至第3の方向それぞれにおける変位が相互に影響し合うことによって発生する目標変位に対する偏差を補正することができる。
本発明に係る切削加工装置における第3の特徴は、前記第1の方向、前記第2の方向、および前記第3の方向は、互いに直交していることである。
この構成によると、切削工具の変位を直交する第1乃至第3の方向において制御するため、3次元空間において切削工具の位置決めを直交座標系に基づいて容易に行うことができ、また、相互に影響し合う第1乃至第3の方向における変位の関係が複雑化してしまうことを抑制できその補正を容易に行うことができる。
本発明に係る切削加工装置における第4の特徴は、前記第1駆動手段、前記第2駆動手段、および前記第3駆動手段は、圧電素子を用いて形成されていることである。
この構成によると、第1乃至第3駆動手段を圧電素子を用いて形成することで、第1乃至第3の方向においてそれぞれ微小変位の制御を高速に行うことができる駆動機構を容易に実現することができる。
本発明を実施するための形態について図面を参照しつつ説明する。なお、本発明の実施形態に係る切削加工装置および切削加工方法は、FTS(Fast Tool Servo)のように、被削材に対して相対移動する切削工具をその切削工具に対してさらに変位させながら切削を行う場合に広く適用することができるものである。
図1は、本発明の実施形態に係る切削加工装置1を示す模式図である。この図1に示す切削加工装置1は、超精密加工用の旋盤(図示せず)に対して設けられており、被削材2に対して相対移動する切削工具3を被削材2に対してさらに変位させながら切削を行うように構成されている。被削材2は、例えば、旋盤の主軸に取り付けられており、その主軸の回転とともに図中矢印Bで示す方向に回転するように配設されている。そして、切削加工装置1におけるハウジング10は、その旋盤の主軸に対して図中矢印Aで示す1軸方向に移動するように配設されている。
図2は、本実施形態の切削加工装置1の制御ブロック図を示したものである。図1および図2に示すように、本実施形態の切削加工装置1は、取付ブロック4、駆動機構5、変位センサ9、コントローラ9、ハウジング10などを備えて構成されている。
図1に示すように、取付ブロック4は、切削工具3を支持するベース部であって、ハウジング10に対して駆動機構5を介して取り付けられている。駆動機構5は、取付ブロック4を互いに異なる3つの方向である第1の方向、第2の方向、および第3の方向にそれぞれ変位させるように駆動するように構成されている。本実施形態では、この第1乃至第3の方向は、互いに直交しているX軸方向(第1の方向)、Y軸方向(第2の方向)、およびZ軸方向(第3の方向)として設定されている。
また、駆動機構5は、第1アクチュエータ6、第2アクチュエータ7、および第3アクチュエータ8を備えて構成されている。第1アクチュエータ6は、取付ブロック4をハウジング10に対してX軸方向に変位させる第1駆動手段として構成されている。そして、第2アクチュエータ7は取付ブロック4をハウジング10に対してY軸方向に変位させる第2駆動手段として、第3アクチュエータ8は取付ブロック4をハウジング10に対してZ軸方向に変位させる第3駆動手段として構成されている。これらの第1アクチュエータ6、第2アクチュエータ7、および第3アクチュエータ8は、いずれも圧電素子を用いて構成されている。
変位センサ9は、図1に示すように、取付ブロック4のX軸方向の変位量を検出するX軸変位センサ9aと、取付ブロック4のY軸方向の変位量を検出するY軸変位センサ9bと、取付ブロック4のZ軸方向の変位量を検出するZ軸変位センサ9cとを備えて構成されている。これらの各軸方向の変位センサ9a・9b・9cは、ハウジング10に対して取り付けられた静電容量センサとして構成されている。そして、取付ブロック4にそれぞれ取り付けられている被測定片17a・17b・17cとの距離をそれぞれ測定することで、取付ブロック4のハウジング10に対する各軸方向における変位量、すなわち切削工具3の各軸方向における変位量を計測するようになっている。
コントローラ11は、図示しないCPU(Central Processing Unit)やメモリ(ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory))、電流制御回路などを備えて構成されている。そして、このコントローラ11は、取付ブロック4をX軸方向、Y軸方向、およびZ軸方向にそれぞれ独立して変位させるように第1アクチュエータ9a、第2アクチュエータ9b、および第3アクチュエータ9cを制御する制御手段として構成されている。
また、このコントローラ11は、図2の制御ブロック図に示すように、変位センサ9(9a、9b、9c)で検出された結果に基づいて取付ブロック4の変位のフィードバック制御を行うように構成されている。まず、超精密加工用の旋盤のステージエンコーダ(図示せず)からの座標信号として、図1中の矢印A方向における切削工具3の位置座標および主軸の回転位置座標であるB軸座標が、リアルタイムにコントローラ11に読み込まれる。コントローラ11にはリアルタイム目標値演算部12が構築されており、読み込まれた上述の座標に応じて、所定の計算式に基づいて切削工具3(すなわち、取付ブロック4)の各軸(X軸、Y軸、Z軸)方向における目標位置(目標変位)がそれぞれ計算される。そして、この各軸ごとの目標位置に取付ブロック4の変位が追従するように、第1アクチュエータ9a、第2アクチュエータ9b、第3アクチュエータ9cの駆動が制御される。すなわち、PID制御器13a、D/A変換器14a、アンプ16a、A/D変換器15aを備えて構成されるX軸フィードバック制御系によって、変位センサ9aでの検出結果に基づいてX軸目標位置に対して取付ブロック4の変位を追従させるように、第1アクチュエータ9aが駆動される。また、PID制御器13b、D/A変換器14b、アンプ16b、A/D変換器15bを備えて構成されるY軸フィードバック制御系によって、変位センサ9bでの検出結果に基づいてY軸目標位置に対して取付ブロック4の変位を追従させるように、第2アクチュエータ9bが駆動される。また、PID制御器13c、D/A変換器14c、アンプ16c、A/D変換器15cを備えて構成されるZ軸フィードバック制御系によって、変位センサ9cでの検出結果に基づいてZ軸目標位置に対して取付ブロック4の変位を追従させるように、第3アクチュエータ9cが駆動される。
なお、本実施形態の切削加工方法は、切削加工装置1が作動することによって実現されることになる。すなわち、本実施形態の切削加工方法は、互いに直交している3つの方向(X軸方向、Y軸方向、Z軸方向)においてそれぞれ変位可能に支持された切削工具3を、被削材2に対する切削工具3の相対移動に応じて、X・Y・Z軸方向の3つの方向において独立に変位させるように制御する3方向独立制御ステップを備えるものとして構成されることになる。この3方向独立制御ステップでは、前述のように、切削工具3のX・Y・Z軸方向の3つのそれぞれにおける変位量が変位センサ9によって計測されてコントローラ11によってフィードバック制御が行われることになる。
ここで、本実施形態の切削加工装置1における制御性能を確認するために応答特性を評価した結果について説明する。図3および図4は、Z軸方向において0.25μmステップ送りの指令を与えて制御を行った場合におけるステップ応答動作評価の結果を示したものであり、図3はオープンループ制御を行った場合について、図4はフィードバック制御を行った場合についてそれぞれ示したものである。図3に示すオープンループ制御ではZ軸方向の送りにともなってX軸およびY軸方向にも取付ブロック4が変位して干渉が発生しているのに対して、図4に示すフィードバック制御ではこのような干渉の発生を補正できることが確認できた。また、図5は、周波数応答特性を示したものである。この図5に示すように、X軸方向、Y軸方向、およびZ軸方向のいずれにおいてもほぼ同様の周波数特性が得られており、600〜800Hz程度までは十分な応答が得られることが確認できた。
以上説明したように、本実施形態の切削加工方法および切削加工装置1によると、被削材2を保持する基部主軸の回転と同期させながら切削工具3を被削材2に対してさらに高速で第1乃至第3の方向にそれぞれ独立に変位させて被削材2の表面形状を切削加工することができる。このため、3次元空間内で被削材2に対して切削工具3を任意の方向に任意の距離移動させることができ、これにより、被削材2の表面に対して任意の3次元形状を転写することが可能となる。また、3つの方向における切削工具3の各変位を適宜組み合わせることで、旋盤の主軸の回転に同期させながらシャープなエッジ形状を形成することもできる。そして、そのようなシャープなエッジ形状を形成しても、生産性の低下を招くことを抑制でき、さらに十分な寸法精度も容易に確保することができる。したがって、本実施形態の切削加工方法および切削加工装置1によると、加工可能な被削材の表面形状の自由度を大幅に向上させることができ、シャープなエッジ形状の形成も可能にすることができる。
また、本実施形態の切削加工方法および切削加工装置1によると、切削工具3の第1乃至第3の方向それぞれの変位量をフィードバック制御することで、切削工具3の変位の目標への追従性を向上させてより高精度の切削加工を実現できるとともに、第1乃至第3の方向それぞれにおける変位が相互に影響し合うことによって発生する目標変位に対する偏差を補正することができる。
また、本実施形態の切削加工方法および切削加工装置1によると、切削工具3の変位を直交する第1乃至第3の方向において制御するため、3次元空間において切削工具3の位置決めを直交座標系に基づいて容易に行うことができ、また、相互に影響し合う第1乃至台の方向における変位の関係が複雑化してしまうことを抑制できその補正を容易に行うことができる。
また、切削加工装置1によると、第1乃至第3アクチュエータ(6、7、8)を圧電素子を用いて形成することで、第1乃至第3の方向においてそれぞれ微小変位の制御を高速に行うことができる駆動機構を容易に実現することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な変更が可能なものである。例えば、本実施形態においては、第1乃至第3の方向が互いに直交している場合を例にとって説明したが、必ずしもこの通りでなくてもよく任意の座標系を設定することができる。また、本実施形態においては第1乃至第3駆動手段として圧電素子を用いて形成されているものを例にとって説明したが、必ずしもこの通りでなくてもよく、ボイスコイルや油圧機器等を用いて形成されているものであってもよい。
本発明の一実施の形態に係る切削加工装置を示す模式図である。 図1に示す切削加工装置における制御ブロック図である。 図1の示す切削加工装置においてオープンループ制御を行った場合のステップ応答動作評価の結果を示したものである。 図1に示す切削加工装置においてフィードバック制御を行った場合のステップ応答動作評価の結果を示したものである。 図1に示す切削加工装置における周波数応答特性を示したものである。
符号の説明
1 切削加工装置
2 被削材
3 切削工具
4 取付ブロック(ベース部)
5 駆動機構
6 第1アクチュエータ(第1駆動手段)
7 第2アクチュエータ(第2駆動手段)
8 第3アクチュエータ(第3駆動手段)
9 変位センサ
11 コントローラ(制御手段)

Claims (7)

  1. 被削材を保持する基部主軸の回転と同期させると共に、当該被削材に対して切削工具をさらに高速で変位させながら切削を行う切削加工方法であって、
    互いに異なる3つの方向においてそれぞれ変位可能に支持された前記切削工具を、前記被削材に対する当該切削工具の相対移動に応じて、当該3つの方向において独立に変位させるように制御する3方向独立制御ステップを備えていることを特徴とする切削加工方法。
  2. 前記3方向独立制御ステップでは、前記切削工具の前記3つの方向それぞれにおける変位量を計測してフィードバック制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の切削加工方法。
  3. 前記3つの方向は、互いに直交していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の切削加工方法。
  4. 被削材を保持する基部主軸の回転と同期させると共に、当該被削材に対して切削工具をさらに高速で変位させながら切削を行う切削加工装置であって、
    前記切削工具を支持するベース部と、
    前記ベース部を互いに異なる第1の方向、第2の方向、および第3の方向にそれぞれ変位させるように駆動する駆動機構であって、前記第1の方向に変位させる第1駆動手段と、前記第2の方向に変位させる第2駆動手段と、前記第3の方向に変位させる第3駆動手段と、を有する駆動機構と、
    前記ベース部を前記第1の方向、前記第2の方向、および前記第3の方向にそれぞれ独立して変位させるように前記第1駆動手段、前記第2駆動手段、および前記第3駆動手段を制御する制御手段と、
    を備えていることを特徴とする切削加工装置。
  5. 前記ベース部の前記第1の方向、前記第2の方向、および前記第3の方向それぞれにおける変位量を検出する変位センサをさらに備え、
    前記制御手段は、前記変位センサで検出された結果に基づいて前記ベース部の変位のフィードバック制御を行うことを特徴とする請求項4に記載の切削加工装置。
  6. 前記第1の方向、前記第2の方向、および前記第3の方向は、互いに直交していることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の切削加工装置。
  7. 前記第1駆動手段、前記第2駆動手段、および前記第3駆動手段は、圧電素子を用いて形成されていることを特徴とする請求子4乃至請求項6のいずれか1項に記載の切削加工装置。
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