JP2007074122A - 通信制御装置および通信端末装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 再送を行なう無線通信システムにおいて、再送時に異なる位相系列を用いて異なる周波数スペクトラムを形成することにより、再送による誤りの改善度合いを更に向上して良好な通信を実現する。
【解決手段】 データの再送を要求する旨の再送要求情報、および誤りを生じたデータの変調方式等を含む再送要求データに基づいて、変調方式、符号化率、チップパターン、繰り返し回数、および位相系列を含み、データ再送時に使用する再送無線リソース制御情報を生成する再送無線リソース制御部(4)と、その再送無線リソース制御情報を入力し、無線パラメータに関する制御情報を出力する送信制御部(7)と、送信制御部から出力された制御情報に基づいて、通信相手に対し、再送無線リソース制御情報および再送データを送信する無線送信部(8,9,10,11,12,13)と、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、通信相手からデータの再送を要求する旨の再送要求データを受信した場合に、前記通信相手に対してデータの再送を行なう通信制御装置、および通信相手から受信したデータの誤りを検出した場合に、前記通信相手に対してデータの再送を要求する通信端末装置に関する。
近年、IMT−2000(International Mobile Telecommunication 2000)の次世代の無線通信システムの研究開発が進められている。例えば、特許文献1(特開2004−297756号公報)で提案されているように、有力候補の一つとしてIFDMAの原理をDS−CDMAに適用した無線通信システムがある(以下、「無線通信システムA」と呼称する)。この無線通信システムAは、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)やマルチキャリアCDMA等のように、多数のサブキャリアを用いる無線通信システムと比較して、ピーク電力対平均電力比を低く抑えることができ、アップリンクにおけるキャリア当たりのパイロットチャネルの電力が大きく、また、マルチセル環境において隣接セルからの干渉を低減できるなどの利点を有するDS−CDMAを基にしている。
無線通信システムAは、シンボル繰り返しを行ない、移動局固有の位相系列を乗算することにより各移動局からの信号を周波数軸上で相互に重なり合わない様に配置するIFDMAの原理を適用している。具体的には、繰り返し単位をシンボル単位ではなくチップ単位で行なっている。無線通信システムAは、DS−CDMAにIFDMAを適用することにより高い周波数利用効率を維持しつつ、マルチセル環境に適した無線通信システムを実現している。
図22は、無線通信システムAの送信部の概略構成を示すブロック図である。この送信部200において、送信制御部201は、送信部200の各ブロックのパラメータを制御しており、各ブロックに設定したパラメータに関する制御情報を出力している。チャネル符号化部202は、送信制御部201から入力された符号化率で上位レイヤから送られてきたデータ信号に対してチャネル符号化を行なう。変調部203は、送信制御部201から入力された変調方式でチャネル符号化データ信号に対して変調を行なう。拡散部204は、送信制御部201から入力された拡散符号で変調データ信号に対して乗算を行ない、拡散を行なう。チップ繰り返し部205は、送信制御部201から入力されたチップ長(Qチップ)で拡散データ信号に対して並び替えを行ない、同様に送信制御部201から入力された繰り返し回数(CRF回数)でQチップを周期として繰り返しを行なう。位相乗算部206は、送信制御部201から入力された位相系列でチップ繰り返しデータ信号に対して位相系列の乗算を行なう。無線部207は、位相乗算部206から入力されたデータ信号を無線信号に変換して、送受信アンテナ208を介してデータ信号の送信を行なう。
図23は、無線通信システムAの主要動作を示す図である。変調データシンボル系列は、拡散率SFの拡散符号による拡散後、チップ繰り返しを行なうためQチップ毎にブロック化される。次に、Qチップの各チップ長を圧縮し、Qチップ毎にCRF回繰り返すことにより、チップ繰り返しを適用した系列を生成する。
図24は、送信信号が形成する周波数スペクトラムの一例を示す図である。前記生成された系列はQチップを周期として一定のチップパターンが現れるため、周波数スペクトラムは限られた成分のみが存在し、図24に示すくしの歯状の周波数スペクトラムが生成される。ここで、くしの歯の数はQ本、くしの歯とくしの歯の間隔は(CRF−1)となる。なお、図24では、CRF=3の場合を示している。さらに、セル内の同時アクセス移動局間で、直交するくしの歯状の周波数スペクトルを割り当てるため、移動局毎に異なる固有の位相系列を乗算する。図24に示すように、移動局Aと移動局Bで異なる位相系列をチップ繰り返し後の系列に乗算することにより、移動局Aと移動局B間の周波数領域での直交化を実現することができる。
また、Qチップ長のブロックをCRF回繰り返す際に、(Q×CRF)の値を一定に保ちつつ、QとCRFの配分を変更して、可変レート伝送を実現する方法が提案されている(例えば、非特許文献1)。
図25は、Q×CRFを一定に保ちつつ、QとCRFの配分を変更した場合の周波数スペクトラムの変化を示す図である。図25に示すように、QとCRFに応じて形成される周波数スペクトラムが変化する、つまり伝送レートが変化する様子がわかる。
図26は、無線通信システムAの受信部の概略構成を示すブロック図である。受信部240において、受信制御部241は、受信部240の各ブロックのパラメータを制御しており、各ブロックに設定したパラメータ、言い換えれば送信部200で用いたパラメータに関する制御情報を出力している。無線部242は、送受信アンテナ208を介してデータ信号の受信を行ない、アナログ無線信号をデジタルベースバンド信号に変換する。位相乗算部243は、受信制御部241から入力された位相系列でデジタルベースバンド信号に対して位相系列の乗算を行ない、送信部200において乗算されたデータ信号の位相を再び元の位相に戻す。
チップ繰り返し合成部244は、受信制御部241から入力された繰り返し回数とチップ長で位相乗算部243から入力されたチップ繰り返しが施されたデータ信号に対して再合成を行なう。逆拡散部245は、受信制御部241から入力された拡散符号でチップ繰り返し合成されたデータ信号に対して乗算を行ない、逆拡散を行なう。復調部246は、受信制御部241から入力された変調方式で逆拡散データ信号に対して復調を行なう。チャネル復号部247は、受信制御部241から入力された符号化率で復調データ信号に対してチャネル復号を行なう。チャネル復号化された2値のデータ信号は上位レイヤに送られる。
また、劣悪な伝搬路環境では受信データ信号に誤りが生じるため、良好な通信を実現する一技術として、同一の情報からなる送信データ信号の再送を行なう無線通信システムがある。再送の方法としては、主に時間ダイバーシチ効果を狙った方法として、送信側が受信側において誤りが生じた送信データ信号と同様の送信データ信号を送信し、受信側が誤った受信データ信号は廃棄し、再送されたデータ信号の復調を行なう方法(例えば、非特許文献2)、時間ダイバーシチ効果に加えて更にSNR(Signal to Noise Ratio)の増大を図った方法として、送信側が受信側において誤りが生じた送信データ信号と同様の送信データ信号を送信し、受信側が誤った受信データ信号と再送されたデータ信号を合成して復調を行なう方法(Chase combining法)(例えば、非特許文献3)、時間ダイバーシチ効果に加えて更に符号化利得の向上を図った方法として、送信側が受信側において誤りが生じた送信データ信号と異なる消去規則によるパンクチャド符号を用いて生成した送信データ信号を送信し、受信側が誤った受信データ信号と再送されたデータ信号を併せて復号を行なう方法(Incremental Redundancy法)(例えば、非特許文献4)等が、従来から提案され、用いられている。
特開2004−297756号公報 2004年電子情報通信学会通信ソサイエティ大会 B−5−40「上りリンク可変拡散率・チップ繰り返しファクタ(VSCRF)−CDMAブロードバンド無線アクセスにおける可変レート伝送法」 "Automatic repeat request error control schemes" S.Lin,D.J.Costello,and M.J.Miller,IEEE Trans.Commun.Mag.,vol.22,PP.5−17,Dec.1984 "A Diversity Combining DS/CDMA system with convolutional encoding and Viterbi decoding" S.Souissi and S.Wicker,IEEE Trans.Veh.Techol.,vol.44,No.2,PP.304−312,May 1995 "Rate−compatible punctured convolutional codes and their applications" J.Hagenauer,IEEE Trans.Commun.,vol.36,PP.389−400,April 1988
しかしながら、伝搬路環境の時間的変化が非常に緩やかな場合、初期送信時と再送時で伝搬路環境がほぼ同様で再送時においても伝搬路環境が非常に劣悪な状況が存在する。そのような状況下では、Chase combining法やIncremental Redundancy法を用いたとしても、非常に少ない再送回数では誤りの改善度合いが小さく、非常に多い再送回数では誤りの改善度合いは大きいが再送遅延の増大によりスループットの低下を招いてしまう。
なお、伝送遅延、処理遅延などから、初期送信時と再送時には間隔があくため、その間隔の間に基地局装置が接続移動局数の増加や要求伝送速度の増加などから、移動局装置に初期送信時とは異なる無線リソースを移動局装置に割り当ててしまうと、基地局装置は上記再送方法に適切な無線リソースを判断する、割り当てることができない。そのため、移動局装置から初期送信時の無線リソースに関する情報を再送要求と同様に通知するか、基地局装置において再送要求があったデータ信号の無線リソースに関する情報を一定区間、記憶保持しておく必要がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、再送を行なう無線通信システムにおいて、再送時に異なる位相系列を用いて異なる周波数スペクトラムを形成することにより、再送による誤りの改善度合いを更に向上して良好な通信を実現することができる通信制御装置および通信端末装置を提供することを目的とする。
(1)上記の目的を達成するために、本発明は、以下のような手段を講じた。すなわち、本発明に係る通信制御装置は、通信相手から、データの再送を要求する旨の再送要求情報と、誤りを生じたデータの変調方式、符号化率、チップパターン、繰り返し回数、および位相系列とを含む再送要求データを受信した場合に、前記通信相手に対してデータの再送を行なう通信制御装置であって、前記受信した再送要求データに基づいて、変調方式、符号化率、チップパターン、繰り返し回数、および位相系列を含み、データ再送時に使用する再送無線リソース制御情報を生成する再送無線リソース制御部と、前記再送無線リソース制御部によって生成された再送無線リソース制御情報を入力し、無線パラメータに関する制御情報を出力する送信制御部と、前記送信制御部から出力された制御情報に基づいて、前記通信相手に対し、前記再送無線リソース制御情報および再送データを送信する無線送信部と、を備えることを特徴としている。
このように、通信相手から、データの再送を要求する旨の再送要求情報と、誤りを生じたデータの変調方式、符号化率、チップパターン、繰り返し回数、および位相系列とを含む再送要求データを受信した場合、その再送要求データに基づいて、変調方式、符号化率、チップパターン、繰り返し回数、および位相系列を含み、データ再送時に使用する再送無線リソース制御情報を生成し、その再生無線リソース制御情報および再送データを通信相手に送信するので、再生処理に適切な無線リソースを割り当てることができる。その結果、再送による誤りの改善度合いを向上し、良好な通信を実現することができる。
(2)また、本発明に係る通信制御装置は、通信相手から受信したデータの誤りを検出した場合に、前記通信相手に対してデータの再送を要求する通信制御装置であって、前記受信したデータに基づいて、変調方式、符号化率、チップパターン、繰り返し回数、および位相系列を含み、前記通信相手がデータ再送時に使用する再送無線リソース制御情報を生成する再送無線リソース制御部と、無線パラメータに関する制御情報を出力する送信制御部と、前記送信制御部から出力された制御情報に基づいて、前記通信相手に対し、前記生成された再送無線リソース制御情報およびデータの再送を要求する旨の再送要求情報を送信する無線送信部と、を備えることを特徴としている。
このように、通信相手から受信したデータの誤りを検出した場合、その受信したデータに基づいて、変調方式、符号化率、チップパターン、繰り返し回数、および位相系列を含み、通信相手がデータ再送時に使用する再送無線リソース制御情報を生成し、その再生無線リソース制御情報および再送要求情報を通信相手に送信するので、再生処理に適切な無線リソースを割り当てることができる。その結果、再送による誤りの改善度合いを向上し、良好な通信を実現することができる。
(3)また、本発明に係る通信制御装置において、前記再送無線リソース制御部は、前記送信制御部によって初期送信時に割り当てられた位相系列とは異なる位相系列を選択して再送無線リソース制御情報を生成することを特徴としている。
このように、初期送信時に割り当てられた位相系列とは異なる位相系列を選択して再送無線リソース制御情報を生成するので、周波数ダイバーシチ効果が得られ、再送時の誤り率の向上を図ることが可能となる。
(4)また、本発明に係る通信制御装置において、前記再送無線リソース制御部は、周波数軸上で、前記送信制御部によって初期送信時に割り当てられた位相系列を構成する周波数スペクトラムから最も離れた位置を検出し、その検出した位置に周波数スペクトラムが形成される位相系列を選択して再送無線リソース制御情報を生成することを特徴としている。
このように、送信制御部によって初期送信時に割り当てられた位相系列を構成する周波数スペクトラムから最も離れた位置に周波数スペクトラムが形成される位相系列を選択して再送無線リソース制御情報を生成するので、初期送信時と再送時における周波数スペクトラム間の相関を低くすることが可能となり、周波数ダイバーシチ効果をさらに向上させることが可能となる。
(5)また、本発明に係る通信制御装置において、前記再送無線リソース制御部は、周波数軸上で、前記送信制御部によって初期送信時に割り当てられた位相系列を構成する周波数スペクトラムのうち、隣接する周波数スペクトラムからの距離の二乗和が最も小さい位置を検出することを特徴としている。
このように、隣接する周波数スペクトラムからの距離の二乗和が最も小さい位置を検出するので、送信制御部によって初期送信時に割り当てられた位相系列を構成する周波数スペクトラムから最も離れた位置を、簡易かつ確実に検出することが可能となる。
(6)また、本発明に係る通信制御装置において、前記再送無線リソース制御部は、再送が2回目以上となる場合、前記送信制御部によって初期送信時および前回までの再送時に割り当てられた位相系列とは異なる位相系列を選択して再送無線リソース制御情報を生成することを特徴としている。
このように、再送が2回目以上となる場合、送信制御部によって初期送信時および前回までの再送時に割り当てられた位相系列とは異なる位相系列を選択して再送無線リソース制御情報を生成するので、複数回再送を行なう場合においても、周波数ダイバーシチ効果を得ることができ、再送時の誤り率の向上を図ることが可能となる。
(7)また、本発明に係る通信制御装置において、前記再送無線リソース制御部は、再送が2回目以上となる場合、周波数軸上で、前記送信制御部によって初期送信時および前回までの再送時に割り当てられた位相系列を構成する周波数スペクトラムから最も離れた位置を検出し、その検出した位置に周波数スペクトラムが形成される位相系列を選択して再送無線リソース制御情報を生成することを特徴としている。
このように、再送が2回目以上となる場合、周波数軸上で、送信制御部によって初期送信時および前回までの再送時に割り当てられた位相系列を構成する周波数スペクトラムから最も離れた位置に周波数スペクトラムが形成される位相系列を選択して再送無線リソース制御情報を生成するので、送信完了となったとき、すなわち、誤りがなくなったとき、または最大再送回数に到達したときまでに形成される周波数スペクトラム間の相関を低くすることができ、周波数ダイバーシチ効果を更に向上させることが可能となる。
(8)また、本発明に係る通信制御装置において、前記再送無線リソース制御部は、周波数軸上で、前記送信制御部によって初期送信時および前回までの再送時に割り当てられた位相系列を構成する周波数スペクトラムからの距離の和が最も大きい位置を特定し、その特定した位置からの距離の二乗和が最も小さい位置を検出することを特徴としている。
このように、初期送信時および前回までの再送時に割り当てられた位相系列を構成する周波数スペクトラムからの距離の和が最も大きい位置を特定し、その特定した位置からの距離の二乗和が最も小さい位置を検出するので、送信制御部によって初期送信時および前回までの再送時に割り当てられた位相系列を構成する周波数スペクトラムから最も離れた位置を、簡易かつ確実に検出することが可能となる。
(9)また、本発明に係る通信制御装置において、前記再送無線リソース制御部は、初期送信時に使用された変調多値数、符号化率、および繰り返し回数よりも小さい値の変調多値数、符号化率、および繰り返し回数を選択すると共に、初期送信時に使用されたチップ長よりも大きい値のチップ長を選択して再送無線リソース制御情報を生成することを特徴としている。
このように、再送時に、初期送信時に使用された変調多値数、符号化率、および繰り返し回数よりも小さい値の変調多値数、符号化率、および繰り返し回数を選択すると共に、初期送信時に使用されたチップ長よりも大きい値のチップ長を選択して再送無線リソース制御情報を生成するので、使用する周波数スペクトラムを拡張し、伝送速度を維持しつつ、誤り率を改善し、データの通信完了時間を短縮して良好な通信を実現することが可能となる。
(10)また、本発明に係る通信制御装置において、前記再送無線リソース制御部は、通信相手から受信したデータに基づいて再送時の受信状況が劣化する推定がなされた場合、初期送信時に使用された変調多値数、符号化率、および繰り返し回数よりも小さい値の変調多値数、符号化率、および繰り返し回数を選択すると共に、初期送信時に使用されたチップ長よりも大きい値のチップ長を選択して再送無線リソース制御情報を生成することを特徴としている。
このように、再送時の受信状況が劣化すると推定された場合、初期送信時に使用された変調多値数、符号化率、および繰り返し回数よりも小さい値の変調多値数、符号化率、および繰り返し回数を選択すると共に、初期送信時に使用されたチップ長よりも大きい値のチップ長を選択して再送無線リソース制御情報を生成するので、周波数スペクトラムの拡張を適切に制御し、スループットの低下を回避することが可能となる。なお、再送時の受信状況を推定するためには、ダウンリンクの場合は、通信相手が受信状況を測定する機能(例えば、受信状況測定部を備える)を有しており、測定結果を本通信制御装置へ送信することとなる。また、アップリンクの場合は、本通信制御装置が受信状況を測定する機能(例えば、受信状況測定部を備える)を有することとなる。
(11)また、本発明に係る通信制御装置において、前記送信制御部は、再送が必要となった通信相手に対して優先的に位相系列を割り当てて、その後、通常の送信を行なう通信相手に対して位相系列を割り当てることを特徴としている。
このように、再送が必要となった通信相手に対して優先的に位相系列を割り当てて、その後、通常の送信を行なう通信相手に対して位相系列を割り当てるので、再送が必要となった通信相手に対して所望の位相系列を割り当てやすくすることができる。
(12)また、本発明に係る通信端末装置は、通信相手から受信したデータの誤りを検出した場合に、前記通信相手に対してデータの再送を要求する通信端末装置であって、データの再送を要求する旨の再送要求情報と、誤りを生じたデータの変調方式情報、符号化率、チップパターン、繰り返し回数、および位相系列とを含む再送要求データを生成する再送要求データ生成部と、前記再送要求データ生成部により生成された再送要求データを請求項1、請求項3から請求項11のいずれかに記載の通信制御装置へ送信する無線送信部と、を備えることを特徴としている。
このように、再送要求データを上記のいずれかに記載の通信制御装置へ送信するので、再送要求データを受信した通信制御装置は、上記の再送制御を行なうことが可能となる。
(13)また、本発明に係る通信端末装置は、通信相手から受信したデータの誤りを検出した場合に、前記通信相手に対してデータの再送を要求する通信端末装置であって、データの再送を要求する旨の再送要求情報と、誤りを生じたデータの変調方式情報、符号化率、チップパターン、繰り返し回数、および位相系列とを含む再送要求データを生成する再送要求データ生成部と、通信相手先から受信したデータに基づいて、再送時の受信状況を推定する受信状況推定部と、前記再送要求データ生成部により生成された再送要求データおよび前記受信状況推定部により推定された再送時の受信状況を請求項10記載の通信制御装置へ送信することを特徴としている。
このように、再送要求データおよび受信状況推定部により推定された再送時の受信状況を上記の通信制御装置へ送信するので、再送要求データおよび上記推定された再送時の受信状況を受信した通信制御装置は、上記の再送制御を行なうことが可能となる。
(14)また、本発明に係る基地局装置は、請求項1から請求項11のいずれかに記載の通信制御装置を備えることを特徴としている。
本発明に係る基地局装置によれば、データ再送時に使用する再送無線リソース制御情報を生成し、その再送無線リソース制御情報および再送データを通信相手に送信するので、再送処理に適切な無線リソースを割り当てることができる。
(15)また、本発明に係る移動局装置は、請求項12または請求項13記載の通信端末装置を備えることを特徴としている。
本発明に係る移動局装置によれば、再送要求データを上記の通信制御装置を備える基地局装置へ送信するので、再送要求データを受信した基地局装置は、上記の再送制御を行なうことが可能となる。
(16)また、本発明に係る無線通信システムは、請求項14記載の基地局装置と、請求項15記載の移動局装置とから構成されることを特徴としている。
本発明に係る無線通信システムによれば、基地局装置において、データ再送時に使用する再送無線リソース制御情報を生成し、その再送無線リソース制御情報および再送データを移動局装置に送信するので、再送処理に適切な無線リソースを割り当てることができる。
本発明によれば、通信相手からデータの再送を要求する旨の再送要求データを受信した場合、その再送要求データに基づいて、データ再送時に使用する再送無線リソース制御情報を生成し、その再送無線リソース制御情報および再送データを通信相手に送信するので、再送処理に適切な無線リソースを割り当てることができる。その結果、再送による誤りの改善度合いを向上し、良好な通信を実現することができる。特に、IFDMAによる通信システムに適用する場合において顕著な効果を奏する。
次に、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。ここでは、本発明に係る通信制御装置を基地局装置に適用し、また、本発明に係る通信端末装置を移動局装置に適用した例を説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明の一例に過ぎず、これらに限定されるものではない。
(第1の実施形態)
第1の実施形態に係る基地局装置は、ダウンリンクにおいては、移動局装置から再送要求情報、変調方式、符号化率、チップパターン、繰り返し回数、位相系列からなる再送要求データが通知され、通知された再送要求データを基に、移動局装置への再送を制御する。これにより、基地局装置は移動局装置に再送処理に適切な無線リソースを割り当てることができる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る基地局装置の概略構成を示すブロック図であり、ダウンリンクでの再送を行なう場合に使用するブロックを表わした図である。この基地局装置1は、送信部2、受信部3、再送無線リソース制御部4および送受信アンテナ5から構成されている。また、送信部2は、送信制御部7、チャネル符号化部8、変調部9、拡散部10、チップ繰り返し部11、位相乗算部12、および無線部13から構成されている。
再送無線リソース制御部4は、移動局装置から通知された再送要求データに基づいて、使用する再送方法に応じて適切な変調方式、符号化率、チップパターン、繰り返し回数、位相系列を選択し、選択した再送無線リソース制御情報を送信制御部7に出力する。
送信制御部7は、送信部2の各ブロックのパラメータを制御しており、移動局装置への再送に関しては再送無線リソース制御部4から入力された再送無線リソース制御情報に基づいて、各ブロックに設定した再送パラメータに関する制御情報を出力する。
チャネル符号化部8は、送信制御部7から入力された符号化率で再送データ信号に対してチャネル符号化を行なう。変調部9は、送信制御部7から入力された変調方式でチャネル符号化再送データ信号に対して変調を行なう。拡散部10は、送信制御部7から入力された拡散符号で変調再送データ信号に対して乗算を行ない、拡散を行なう。チップ繰り返し部11は、送信制御部7から入力されたチップ長(Qチップ)で拡散再送データ信号に対して並び替えを行ない、同様に送信制御部7から入力された繰り返し回数(CRF回数)でQチップを周期として繰り返しを行なう。
位相乗算部12は、送信制御部7から入力された位相系列でチップ繰り返し再送データ信号に対して位相系列の乗算を行なう。無線部13は、位相乗算部12から入力された再送データ信号を無線信号に変換して、送受信アンテナ5を介してデータ信号の再送を行なう。
受信部3は、移動局装置から送信された信号の受信を行ない、再送要求データ信号を受信した場合、その再送要求データを再送無線リソース制御部4に出力する。
なお、一定期間、例えば、移動局装置よりACK信号(受信完了通知)が通知されるまで、移動局装置に割り当てた無線リソース情報を再送無線リソース制御部でデータ信号毎にナンバリングして記憶保持しておく構成としてもよい。その場合、移動局装置からは再送要求情報のみが通知される。
また、チャネル符号化部8、変調部9、拡散部10、チップ繰り返し部11、位相乗算部12および無線部13は、無線送信部を構成する。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る基地局装置の概略構成を示すブロック図であり、アップリンクでの再送を行なう場合に使用するブロックを表わした図である。第1の実施形態に係る基地局装置は、アップリンクにおいては、移動局装置から受信したデータが誤っていた場合、直接誤り結果を再送無線リソース制御部4に出力し、再送無線リソース制御情報と共に再送要求情報を移動局装置に通知する。
受信部3において、受信制御部15は、受信部3の各ブロックのパラメータを制御しており、各ブロックに設定したパラメータ、言い換えれば送信部2で用いたパラメータに関する制御情報を出力している。
無線部16は、送受信アンテナ5を介してデータ信号の受信を行ない、アナログ無線信号をデジタルベースバンド信号に変換する。位相乗算部17は、受信制御部15から入力された位相系列でデジタルベースバンド信号に対して位相系列の乗算を行ない、送信部2において乗算されたデータ信号の位相を再び元の位相に戻す。チップ繰り返し合成部18は、受信制御部15から入力された繰り返し回数とチップ長で位相乗算部17から入力されたチップ繰り返しが施されたデータ信号に対して再合成を行なう。
逆拡散部19は、受信制御部15から入力された拡散符号でチップ繰り返し合成されたデータ信号に対して乗算を行ない、逆拡散を行なう。復調部20は、受信制御部15から入力された変調方式で逆拡散データ信号に対して復調を行なう。チャネル復号部22は、受信制御部15から入力された符号化率で復調データ信号に対してチャネル復号を行なう。
また、再送が行われる場合に、誤ったデータ信号と再送信号の合成を行なうために、復調部20は復調したデータ信号をパケット合成部21に出力する。なお、Chase combining法では、デマッピング前のシンボル系列で合成を行なう方法とデマッピング後のビット系列で合成を行なう方法があるため、用いる方法に応じて復調したデータ信号をパケット合成部21に出力する。Incremental Redundancy法では、デマッピング後のビット系列をパケット合成部21に出力する。
パケット合成方法としてIncremental Redanduncy法を用いた場合や、符号化率を変更して再送データ信号が再送された場合には、誤ったデータ信号とは異なるパラメータがチャネル復号部22に入力され、そのパラメータに応じたチャネル復号を行なう。
誤り検出部23は、チャネル復号部22から入力された2値のデータ信号に対して誤りの検出を行ない、その結果をパケット合成部21、再送無線リソース制御部4および送信部2に出力する。ここで、誤りが検出されなかった場合は、2値のデータ信号を上位レイヤに送り、誤りが検出された場合はチャネル復号化された2値のデータ信号は廃棄する。なお、再送回数の上限に達した場合には、誤りが検出された場合でも2値のデータ信号を上位レイヤに送る。
パケット合成部21は、復調部20から入力されたデータ信号を一時格納し、再送データ信号と合成を行った後、合成したデータ信号をチャネル復号部22に出力する。Chase combining法では、パケット合成部21は推定した伝搬路変動値の係数を用いてデータ信号を重み付け合成(最大比合成)し、シンボル系列で合成を行った場合はデマッピングをしてビット系列に変換した後にチャネル復号部22に出力し、ビット系列で合成を行った場合は重み付けしたデータ信号をそのままチャネル復号部22に出力する。Incremental Redundancy法では、パケット合成部21は一時格納した誤ったデータ信号と再送データ信号を併せて並び替えを行なって調整したデータ信号をチャネル復号部22に出力する。ここで、パケット合成部21は、誤り検出部23から誤りが検出されなかったことを通知された場合、該当する一時格納したデータ信号を廃棄する。
再送無線リソース制御部4は、誤り検出部23から入力された誤り検出結果に基づいて、使用する再送方法に応じて適切な変調方式、符号化率、チップパターン、繰り返し回数、位相系列を選択し、選択した再送無線リソース制御情報を送信部2に出力する。
送信部2は、誤り検出部23から、誤りが検出されたことを通知された場合、誤りが検出されたデータ信号の受信処理に用いた変調方式、符号化率、チップパターン、繰り返し回数、位相系列と再送要求情報(NACK)からなる再送要求データを生成し、その再送要求データと共に、再送無線リソース制御部4から入力された再送無線リソース制御情報を移動局装置に送信する。また、送信部は、誤り検出部から、誤りが検出されなかったことを通知された場合、受信完了情報(ACK)を移動局装置に送信する。
上記のように、ダウンリンクでの再送を行なう場合、移動局装置から受信した再送要求データに基づいて、データ再送時に使用する再送無線リソース制御情報を生成し、その再送無線リソース制御情報および再送データを移動局装置に送信するので、再送処理に適切な無線リソースを割り当てることができる。また、アップリンクでの再送を行なう場合、移動局装置から受信した誤ったデータに基づいて、移動局装置がデータ再送時に使用する再送無線リソース制御情報を生成し、その再送無線リソース制御情報および再送要求情報を移動局装置に送信するので、再送処理に適切な無線リソースを割り当てることができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態に係る基地局装置は、再送時には初期送信時と異なる位相系列を移動局装置に割り当てて、再送を行なう。これにより、更に周波数ダイバーシチ効果を得て、再送の誤り率向上を図ることができる。
第2の実施形態に係る基地局装置の送信部の構成は、図1および図2に示す第1の実施形態と同様である。また、第2の実施形態は、ダウンリンクおよびアップリンク双方に適用することが可能である。ここでは、ダウンリンクでの再送を例にとって説明する。
再送無線リソース制御部4は、初期送信時に割り当てられた位相系列とは異なる位相系列を選択し、再送無線リソース制御情報を送信制御部7に出力する。
図3は、第2の実施形態に係る基地局装置の送信信号が形成する周波数スペクトラムの一例を示す図である。図3に示すように、一定周期で形成される周波数スペクトラムを初期送信時と再送時で異なるものにすることにより、トータルで広い周波数スペクトラムを用いる。
図4は、第2の実施形態に係る基地局装置の再送無線リソース制御に関する動作を示すフローチャートである。先ず、再送要求データを移動局装置より受信する(ステップL1)。次に、再送要求データを基に、再送データ信号に初期送信時と異なる位相系列を割り当てる(ステップL2)。次に、制御チャネルを用いて移動局装置に無線リソース制御情報を通知する(ステップL3)。次に、データチャネルを用いて割り当てた位相系列を用いて生成した再送データ信号を送信する(ステップL4)。
以上のように、第2の実施形態によれば、初期送信時に割り当てられた位相系列とは異なる位相系列を選択して再送無線リソース制御情報を生成するので、周波数ダイバーシチ効果が得られ、再送時の誤り率の向上を図ることが可能となる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態に係る基地局装置は、再送時には初期送信時と異なる位相系列を移動局装置に割り当て、且つ選択可能な周波数スペクトラムパターンの中で、再送時に形成される周波数スペクトラムが初期送信時と最も離れた位置になるように位相系列を割り当て、再送を行なう。これにより、初期送信時と再送時の周波数スペクトラム間の相関を低くすることができ、周波数ダイバーシチ効果の向上を更に図ることができる。
第3の実施形態に係る基地局装置の送信部の構成は、図1および図2に示す第1の実施形態と同様である。また、第3の実施形態は、ダウンリンクおよびアップリンク双方に適用することが可能である。ここでは、ダウンリンクでの再送を例にとって説明する。
再送無線リソース制御部4は、再送時に形成される周波数スペクトラムが初期送信時と最も離れた位置になるような位相系列を選択し、再送無線リソース制御情報を送信制御部7に出力する。ここで、最も離れた位置を検出するために、再送時の周波数スペクトラムの位置に対する両隣の初期送信時の周波数スペクトラムとの距離の二乗和を検出し、その二乗和が最も小さい位置になるように位相系列を割り当てる。
図5は、第3の実施形態に係る基地局装置の送信信号が形成する周波数スペクトラムの一例を示す図である。図5に示すように、一定周期で形成される周波数スペクトラムを初期送信時と再送時で異なるものにし、且つ周波数スペクトラムの位置の候補の中から最も離れた位置に再送時の周波数スペクトラムを形成することにより、トータルで広く、且つ相関の低い周波数スペクトラムを再送に用いることが可能となる。
図6は、第3の実施形態に係る基地局装置の再送無線リソース制御に関する動作を示すフローチャートである。先ず、再送要求データを移動局装置より受信する(ステップM1)。次に、再送要求データを基に、初期送信時の周波数スペクトラムに対して割り当て候補の周波数スペクトラム位置の中から両端の初期送信時の周波数スペクトラムとの距離の二乗和が最も小さい周波数スペクトラム位置を検出する(ステップM2)。ここで、検出した周波数スペクトラム位置が複数ないかどうかを判断する(ステップM3)。ステップM3において、複数なければステップM4へ移行し、検出した周波数スペクトラムを形成する位相系列を割り当てる。一方、ステップM3において、複数あればステップM5へ移行し、検出した周波数スペクトラムの中からランダムに選択して、選択した周波数スペクトラムを形成する位相系列を割り当てる。これは、初期送信時の周波数スペクトラムの間が偶数の場合(CRFが3以上の奇数)、初期送信時の周波数スペクトラム間の真ん中2つが検出されるため、上記のような処理を行なう必要があるからである。次に、制御チャネルを用いて移動局装置に無線リソース制御情報を通知する(ステップM6)。次に、データチャネルを用いて割り当てた位相系列を用いて生成した再送データ信号を送信する(ステップM7)。
以上のように、第3の実施形態によれば、初期送信時に割り当てられた位相系列を構成する周波数スペクトラムから最も離れた位置に周波数スペクトラムが形成される位相系列を選択して再送無線リソース制御情報を生成するので、初期送信時と再送時における周波数スペクトラム間の相関を低くすることが可能となり、周波数ダイバーシチ効果をさらに向上させることが可能となる。また、隣接する周波数スペクトラムからの距離の二乗和が最も小さい位置を検出するので、送信制御部によって初期送信時に割り当てられた位相系列を構成する周波数スペクトラムから最も離れた位置を、簡易かつ確実に検出することが可能となる。
(第4の実施形態)
第4の実施形態に係る基地局装置は、再送時には初期送信時と異なる位相系列を移動局装置に割り当てて、更に再送を行なう場合にそれまで用いた位相系列と異なる位相系列を移動局装置に割り当てて、再送を行なう。これにより、複数回再送を行なう場合においても、更に周波数ダイバーシチ効果を得て、再送の誤り率向上を図ることができる。
第4の実施形態に係る基地局装置の送信部の構成は、図1および図2に示す第1の実施形態と同様である。また、第4の実施形態は、ダウンリンクおよびアップリンク双方に適用することが可能である。ここでは、ダウンリンクでの再送を例にとって説明する。
再送無線リソース制御部4は、初期送信時に割り当てられた位相系列とは異なる位相系列を選択し、2回目以上の再送に関してはそれまでに用いた位相系列とは異なる位相系列を選択し、再送無線リソース制御情報を送信制御部7に出力する。
図7は、第4の実施形態に係る基地局装置の送信信号が2回再送を行なう場合に形成する周波数スペクトラムの一例を示す図である。図7に示すように、一定周期で形成される周波数スペクトラムを初期送信時と再送時毎に異なるものにすることにより、トータルで広い周波数スペクトラムを用いることが可能となる。
図8は、第4の実施形態に係る基地局装置の再送無線リソース制御に関する動作を示すフローチャートである。先ず、再送要求データを移動局装置より受信する(ステップN1)。次に、再送要求データを基に、再送データ信号に前回送信時と異なる位相系列を割り当てる(ステップN2)。ここで、割り当てた位相系列が以前に(初期送信時から前回再送時までに)設定したことがないかどうかを判断し(ステップN3)、設定したことがあればステップN2へ移行し、再度異なる位相系列の割り当てを行なう。一方、ステップN3において、設定したことがなければ、制御チャネルを用いて移動局装置に無線リソース制御情報を通知する(ステップN4)。次に、データチャネルを用いて割り当てた位相系列を用いて生成した再送データ信号を送信する(ステップN5)。
なお、複数回再送を行った後に、位相系列の割り当てが一巡した場合には、それまで保持していた割り当てた位相系列の記憶をリセットし、再度、最初から位相系列の割り当てを行なう。その際、再送要求データから前回再送時とは異なる位相系列が選択される。
以上のように、第4の実施形態によれば、再送が2回目以上となる場合、初期送信時および前回までの再送時に割り当てられた位相系列とは異なる位相系列を選択して再送無線リソース制御情報を生成するので、複数回再送を行なう場合においても、周波数ダイバーシチ効果を得ることができ、再送時の誤り率の向上を図ることが可能となる。
(第5の実施形態)
第5の実施形態に係る基地局装置は、2回以上再送を行なう基地局装置であって、再送時には以前に割り当てた位相系列とは異なる位相系列を割り当て、且つ選択可能な周波数スペクトラムパターンの中で、前回再送時までに形成された周波数スペクトラムと最も離れた位置になるように位相系列を割り当て、再送を行なう。これにより、送信完了(誤りがなくなった場合、最大再送回数に達した場合)までに形成される周波数スペクトラム間の相関を低くすることができ、周波数ダイバーシチ効果の向上を更に図ることができる。
第5の実施形態に係る基地局装置の送信部の構成は、図1および図2に示す第1の実施形態と同様である。まず、ダウンリンクでの再送について説明する。
再送無線リソース制御部4は、今回再送時に形成される周波数スペクトラムが前回再送時までに形成された周波数スペクトラムと最も離れた位置になるように位相系列を選択し、再送無線リソース制御情報を送信制御部7に出力する。
ここで、最も離れた位置を検出するために、今回再送時の周波数スペクトラム位置に対する両隣の前回再送時までに形成された周波数スペクトラムとの距離の和を検出し、検出した和が最も大きい周波数スペクトラムに対して更に距離の二乗和を検出し、その二乗和が最も小さい位置になるように位相系列を割り当てる。
図9は、第5の実施形態に係る基地局装置の送信信号が形成する周波数スペクトラムの一例を示す図である。ここでは、3回再送時までの周波数スペクトラムを示す。図9に示すように、一定周期で形成される周波数スペクトラムを初期送信時と再送時毎に異なるものにし、且つ再送時毎に前回送信時までに形成した周波数スペクトラムに対して最も離れた位置に周波数スペクトラムを形成することにより、トータルで広く、且つ相関の低い周波数スペクトラムを用いることが可能となる。
図10は、第5の実施形態に係る基地局装置の再送無線リソース制御に関する動作を示すフローチャートである。先ず、再送要求データを移動局装置より受信する(ステップO1)。次に、再送要求データを基に、前回送信時までに形成した周波数スペクトラムに対して割り当て候補の周波数スペクトラム位置の中から両端の前回送信時までの周波数スペクトラムとの距離の和が最も大きい周波数スペクトラム位置を検出する(ステップO2)。次に、検出した周波数スペクトラム位置の中から両端の前回送信時までの周波数スペクトラムとの距離の二乗和が最も小さい周波数スペクトラム位置を検出する(ステップO3)。ここで、検出した周波数スペクトラム位置が複数ないかどうかを判断する(ステップO4)。ステップO4において、複数なければステップO5へ移行し、検出した周波数スペクトラムを形成する位相系列を割り当てる。
一方、ステップO4において、複数あればステップO6へ移行し、検出した周波数スペクトラムの中からランダムに選択して、選択した周波数スペクトラムを形成する位相系列を割り当てる。これは、前回送信時までに形成される周波数スペクトラム間が偶数の場合、ステップO3の処理においてその周波数スペクトラム間の真ん中2つが検出されるため、上記のような処理を行なう必要があるからである。次に、制御チャネルを用いて移動局装置に無線リソース制御情報を通知する(ステップO7)。次に、データチャネルを用いて割り当てた位相系列を用いて生成した再送データ信号を送信する(ステップO8)。
次に、アップリンクでの再送について説明する。
図11は、第5の実施形態に係る基地局装置の再送無線リソース制御に関する動作を示すフローチャートである。先ず、移動局装置から受信したデータに誤りを検出すると(ステップS1)、前回送信時までに形成した周波数スペクトラムに対して割り当て候補の周波数スペクトラム位置の中から両端の前回送信時までの周波数スペクトラムとの距離の和が最も大きい周波数スペクトラム位置を検出する(ステップS2)。次に、検出した周波数スペクトラム位置の中から両端の前回送信時までの周波数スペクトラムとの距離の二乗和が最も小さい周波数スペクトラム位置を検出する(ステップS3)。ここで、検出した周波数スペクトラム位置が複数ないかどうかを判断する(ステップS4)。ステップS4において、複数なければステップS5へ移行し、検出した周波数スペクトラムを形成する位相系列を割り当てる(ステップS5)。
一方、ステップS4において、複数あればステップS6へ移行し、検出した周波数スペクトラムの中からランダムに選択して、選択した周波数スペクトラムを形成する位相系列を割り当てる(ステップS6)。これは、前回送信時までに形成される周波数スペクトラム間が偶数の場合、ステップS3の処理においてその周波数スペクトラム間の真ん中2つが検出されるため、上記のような処理を行なう必要があるからである。次に、制御チャネルを用いて移動局装置に無線リソース制御情報を通知する(ステップS7)。
以上のように、第5の実施形態によれば、再送が2回目以上となる場合、周波数軸上で、送信制御部によって初期送信時および前回までの再送時に割り当てられた位相系列を構成する周波数スペクトラムから最も離れた位置に周波数スペクトラムが形成される位相系列を選択して再送無線リソース制御情報を生成するので、送信完了となったとき、すなわち、誤りがなくなったとき、または最大再送回数に到達したときまでに形成される周波数スペクトラム間の相関を低くすることができ、周波数ダイバーシチ効果を更に向上させることが可能となる。また、初期送信時および前回までの再送時に割り当てられた位相系列を構成する周波数スペクトラムからの距離の和が最も大きい位置を特定し、その特定した位置からの距離の二乗和が最も小さい位置を検出するので、送信制御部によって初期送信時および前回までの再送時に割り当てられた位相系列を構成する周波数スペクトラムから最も離れた位置を、簡易かつ確実に検出することが可能となる。
(第6の実施形態)
第6の実施形態に係る基地局装置は、再送時に変調多値数または/および符号化率を下げて、繰り返し回数を小さくし、チップ長を大きくして、再送を行なう。これにより、用いる周波数スペクトラムを拡張して、伝送速度を維持しつつ、誤り率を改善し、データの通信完了時間を短縮して良好な通信を図ることができる。
第6の実施形態に係る基地局装置の送信部の構成は、図1および図2に示す第1の実施形態と同様である。まず、ダウンリンクでの再送について説明する。
再送無線リソース制御部4は、再送時に初期送信時に用いた変調多値数または/および符号化率、繰り返し回数を小さい値、チップ長を大きい値に選択し、再送無線リソース制御情報を送信制御部7に出力する。
ここで、繰り返し回数およびチップ長の変更に伴い、位相系列を初期送信時と異なるものにしてもよい。また、再送毎に変調多値数または/および符号化率、繰り返し回数、チップ長を変更する制御でも、複数回の再送毎に変調多値数または/および符号化率、繰り返し回数、チップ長を変更する制御を用いてよい。
図12は、第6の実施形態に係る基地局装置の送信信号が形成する周波数スペクトラムの一例を示す図である。なお、ここでは再送毎に変調多値数、繰り返し回数、チップ長を変更し、符号化率は一定のままであり、3回再送時までの周波数スペクトラムを示す。図12に示すように、再送毎に用いる周波数スペクトラム数を増やしつつ、変調方式を下げていく。具体的には、第1回再送時には初期送信時と比較して用いる周波数スペクトラム数を2倍に増やし、変調多値数を16QAMから1/2倍の伝送速度となるQPSKを割り当てることにより、2倍×1/2倍=1倍からわかるように初期送信時と第1回再送時のトータルの伝送速度を等しいものにしつつ、データ信号を再送する。更に、第2回再送時には第1回再送時と比較して用いる周波数スペクトラム数を2倍に増やし、変調多値数をQPSKから1/2倍の伝送速度となるBPSKを割り当てる。
図13は、第6の実施形態に係る基地局装置の再送無線リソース制御に関する動作を示すフローチャートである。先ず、再送要求データを移動局装置より受信する(ステップP1)。次に、再送要求データを基に、前回送信時に割り当てた無線リソースに対して、変調多値数または/および符号化率を下げて、繰り返し回数を小さくし、チップ長を大きくしたものを次回再送時の無線リソースに割り当てる(ステップP2)。次に、制御チャネルを用いて移動局装置に無線リソース制御情報を通知する(ステップP3)。次に、データチャネルを用いて設定した無線リソースを用いて生成した再送データ信号を送信する(ステップP4)。
なお、上記では初期送信と再送、再送間で伝送速度を等しくする場合について説明したが、受信側での再送処理を変更して送信側で異なる伝送速度で再送データを送信する構成にすることもできる。
図14は、第6の実施形態におけるアップリンクでの再送を示すフローチャートである。先ず、移動局装置から受信したデータに誤りを検出すると(ステップF1)、再送要求データを基に、前回送信時に割り当てた無線リソースに対して、変調多値数または/および符号化率を下げて、繰り返し回数を小さくし、チップ長を大きくしたものを次回再送時の無線リソースに割り当てる(ステップF2)。次に、制御チャネルを用いて移動局装置に無線リソース制御情報を通知する(ステップF3)。
以上のように、第6の実施形態によれば、再送時に、初期送信時に使用された変調多値数、符号化率、および繰り返し回数よりも小さい値の変調多値数、符号化率、および繰り返し回数を選択すると共に、初期送信時に使用されたチップ長よりも大きい値のチップ長を選択して再送無線リソース制御情報を生成するので、使用する周波数スペクトラムを拡張し、伝送速度を維持しつつ、誤り率を改善し、データの通信完了時間を短縮して良好な通信を実現することが可能となる。
(第7の実施形態)
第7の実施形態に係る基地局装置は、第6の実施形態に係る基地局装置に対して更に再送時に受信状況が劣化すると判断した場合に、変調多値数または/および符号化率を下げて、繰り返し回数を小さくし、チップ長を大きくして、再送を行なう。これにより、周波数スペクトラムの拡張を適切に制御して、余分なスループットの低下の低減を図ることができる。
第7の実施形態に係る基地局装置の送信部の構成は、図1および図2に示す第1の実施形態と同様である。また、第7の実施形態は、再送時に受信状況が劣化すると判断した場合に変調多値数などを変えるものであり、ダウンリンクおよびアップリンク双方に適用することが可能である。ダウンリンクでは、移動局装置から得た受信状況の通知に基づいて制御を行なう一方、アップリンクでは、基地局装置における受信状況の検出に基づいて制御を行なう。まず、ダウンリンクでの再送を例にとって説明する。
再送無線リソース制御部4は、移動局装置より通知された受信状況情報から次回再送時では受信状況が劣化すると判断した場合に、前回送信時に用いた変調多値数または/および符号化率、繰り返し回数を小さい値、チップ長を大きい値に選択し、再送無線リソース制御情報を送信制御部7に出力する。なお、次回再送時の受信状況が劣化すると判断しなかった場合は、前回送信時と同様の無線リソースを選択するか、位相系列のみを変更した無線リソースを選択する。
第7の実施形態に係る基地局装置の送信信号が形成する周波数スペクトラムは、第6の実施形態と同様である。
図15は、第7の実施形態に係る基地局装置の再送無線リソース制御に関する動作を示すフローチャートである。上記のように、ダウンリンクでは、移動局装置から得た受信状況の通知に基づいて制御を行なう。先ず、再送要求データと受信状況情報を移動局装置より受信する(ステップQ1)。ここで、受信状況情報を基に再送時に受信状況が劣化するかどうかを判断する(ステップQ2)。ステップQ2において、劣化すると判断した場合、ステップQ3へ移行し、変調多値数または/および符号化率を下げて、繰り返し回数を小さくし、チップ長を大きくしたものを次回再送時の無線リソースに割り当てる。一方、ステップQ2において、劣化しないと判断した場合、ステップQ4へ移行し、無線リソースを変更しない、または位相系列のみを変更したものを次回再送時の無線リソースに割り当てる。次に、制御チャネルを用いて移動局装置に無線リソース制御情報を通知する(ステップQ5)。次に、データチャネルを用いて設定した無線リソースを用いて生成した再送データ信号を送信する(ステップQ6)。
次に、アップリンクでの再送について説明する。
図16は、第7の実施形態の基地局装置の概略構成を示すブロック図である。図2に示す基地局装置の構成に比較して、受信状況測定部25を更に備えている。復調部20は、受信状況を測定するためのデータ信号の一部を受信状況測定部25に出力する。例えば、受信状況の測定は、伝搬路補償のためのパイロット信号から測定することができ、復調部20は受信したパイロット信号を受信状況測定部25に出力する。受信状況測定部25は、復調部20から入力された信号に基づいて受信状況の測定を行なう。そして、受信状況測定部25は、測定結果を再送無線リソース制御部4に出力する。
再送無線リソース制御部4は、受信状況測定部25に測定された受信状況情報から次回再送時では受信状況が劣化すると判断した場合に、前回送信時に用いた変調多値数または/および符号化率、繰り返し回数を小さい値、チップ長を大きい値に選択し、再送無線リソース制御情報を送信部2に出力する。なお、次回再送時の受信状況が劣化すると判断しなかった場合は、前回送信時と同様の無線リソースを選択するか、位相系列のみを変更した無線リソースを選択する。
図17は、第7の実施形態におけるアップリンクでの再送を示すフローチャートである。まず、基地局装置は、移動局装置からデータを受信し、その受信したデータに基づいて誤りを検出すると共に、受信状況を推定する(ステップT1)。次に、推定された受信状況が劣化するとされたかどうかを判断し(ステップT2)、劣化する場合は、変調多値数または/および符号化率を下げて、繰り返し回数を小さくし、チップ長を大きくする(ステップT3)。一方、ステップT2において、受信状況が劣化しない場合は、何も変更しないか、または位相系列のみ異なるものにする(ステップT4)。そして、無線リソース制御情報を移動局装置に対して通知する(ステップT5)。
以上のように、第7の実施形態によれば、再送時の受信状況が劣化すると推定された場合、初期送信時に使用された変調多値数、符号化率、および繰り返し回数よりも小さい値の変調多値数、符号化率、および繰り返し回数を選択すると共に、初期送信時に使用されたチップ長よりも大きい値のチップ長を選択して再送無線リソース制御情報を生成するので、周波数スペクトラムの拡張を適切に制御し、スループットの低下を回避することが可能となる。なお、再送時の受信状況を推定するためには、ダウンリンクでの再送の場合は、移動局装置が備える受信状況測定部で受信状況を測定し、測定結果を基地局装置へ送信する。また、アップリンクでの再送の場合は、基地局装置が備える受信状況測定部で受信状況を測定する。
(第8の実施形態)
第8の実施形態に係る基地局装置は、再送を行なう移動局装置に対して優先的に位相系列を割り当て、その後通常送信を行なう移動局装置に対して位相系列の割り当てを行なう。これにより、再送を行なう移動局装置に対して所望の位相系列を割り当てやすくすることができる。
第8の実施形態に係る基地局装置の送信部の構成は、図1および図2に示す第1の実施形態と同様である。また、第8の実施形態は、ダウンリンクおよびアップリンク双方に適用することが可能である。ここでは、ダウンリンクでの再送を例にとって説明する。
送信制御部7は、再送を行なう移動局装置に対して優先的に位相系列を割り当て、再送を行なう移動局装置に対しては再送パラメータに関する制御情報を各ブロックに出力し、通常送信を行なう移動局装置に対しては通常の送信パラメータに関する制御情報を各ブロックに出力する。
図18は、第8の実施形態に係る基地局装置の通常送信と再送を含めた無線リソース割り当て制御に関する動作を示すフローチャートである。先ず、再送データに位相系列を割り当てる(ステップR1)。ここで、全ての再送データに位相系列を割り当て終わったかどうかを判断し(ステップR2)、全ての再送データに位相系列を割り当て終わっていない場合は、ステップR1へ移行する。一方、全ての再送データに位相系列を割り当て終わった場合は、通常送信データに位相系列を割り当てる(ステップR3)。ここで、全ての通常送信データに位相系列を割り当て終わったかどうかを判断し(ステップR4)、全ての通常送信データに位相系列を割り当て終わっていない場合は、ステップR3へ移行する。一方、全ての通常送信データに位相系列を割り当て終わった場合は、処理を終了する。
以上のように、第8の実施形態によれば、再送が必要となった通信相手に対して優先的に位相系列を割り当てて、その後、通常の送信を行なう通信相手に対して位相系列を割り当てるので、再送が必要となった通信相手に対して所望の位相系列を割り当てやすくすることができる。
(第9の実施形態)
第9の実施形態に係る移動局装置は、前記第1〜8の実施形態に係る基地局装置において再送に係る情報を通知する。これにより、前記第1〜8の実施形態に係る基地局装置は本発明の再送制御を行なうことができる。
図19は、第9の実施形態に係る移動局装置の概略構成を示すブロック図であり、ダウンリンクでの再送を行なう場合に使用するブロックを表わした図である。移動局装置170は、受信部171と送信部172とから構成されている。受信部171において、受信制御部173は、受信部171の各ブロックのパラメータを制御しており、各ブロックに設定したパラメータ、言い換えれば送信部172で用いたパラメータに関する制御情報を出力している。ここで、各ブロックのパラメータに関する無線リソース制御情報は基地局装置より制御チャネルを用いてデータ信号の受信より前もって通知される。
異なる位相系列を用いて再送が行われた場合、その位相系列情報が無線リソース制御情報に含まれて基地局装置より前もって通知され、受信制御部173は、再送された信号に適した受信処理を行なうために、位相乗算部175に基地局装置から通知された、それまでとは変更されたパラメータを出力する。更に、異なる変調多値数または/および符号化率、繰り返し回数、チップ長を用いて再送が行われた場合、それらの情報が無線リソース制御情報に含まれて基地局装置より前もって通知され、受信制御部173は、各ブロックに基地局装置から通知された、それまでとは変更されたパラメータを出力する。
無線部174は、送受信アンテナ169を介してデータ信号の受信を行ない、アナログ無線信号をデジタルベースバンド信号に変換する。位相乗算部175は、受信制御部173から入力された位相系列でデジタルベースバンド信号に対して位相系列の乗算を行ない、送信部172において乗算されたデータ信号の位相を再び元の位相に戻す。チップ繰り返し合成部176は、受信制御部173から入力された繰り返し回数とチップ長で位相乗算部から入力されたチップ繰り返しが施されたデータ信号に対して再合成を行なう。逆拡散部177は、受信制御部173から入力された拡散符号でチップ繰り返し合成されたデータ信号に対して乗算を行ない、逆拡散を行なう。復調部178は、受信制御部173から入力された変調方式で逆拡散データ信号に対して復調を行なう。また、再送が行われる場合に、誤ったデータ信号と再送信号の合成を行なうために、復調部178は復調したデータ信号をパケット合成部179に出力する。
なお、Chase combining法では、デマッピング前のシンボル系列で合成を行なう方法とデマッピング後のビット系列で合成を行なう方法があるため、用いる方法に応じて復調したデータ信号をパケット合成部179に出力する。Incremental Redundancy法では、デマッピング後のビット系列をパケット合成部179に出力する。
チャネル復号部180は、受信制御部173から入力された符号化率で復調データ信号に対してチャネル復号を行なう。パケット合成方法としてIncremental Redanduncy法を用いた場合や、符号化率を変更して再送データ信号が再送された場合には、誤ったデータ信号とは異なるパラメータがチャネル復号部180に入力され、そのパラメータに応じたチャネル復号を行なう。誤り検出部181は、チャネル復号部から入力された2値のデータ信号に対して誤りの検出を行ない、その結果をパケット合成部179および送信部172に出力する。ここで、誤りが検出されなかった場合は、2値のデータ信号を上位レイヤに送り、誤りが検出された場合はチャネル復号化された2値のデータ信号は廃棄する。なお、再送回数の上限に達した場合には、誤りが検出された場合でも2値のデータ信号を上位レイヤに送る。
パケット合成部179は、復調部178から入力されたデータ信号を一時格納し、再送データ信号と合成を行った後、合成したデータ信号をチャネル復号部180に出力する。Chase combining法では、パケット合成部179は推定した伝搬路変動値の係数を用いてデータ信号を重み付け合成(最大比合成)し、シンボル系列で合成を行った場合はデマッピングをしてビット系列に変換した後にチャネル復号部180に出力し、ビット系列で合成を行った場合は重み付けしたデータ信号をそのままチャネル復号部180に出力する。Incremental Redundancy法では、パケット合成部179は一時格納した誤ったデータ信号と再送データ信号を併せて並び替えを行なって調整したデータ信号をチャネル復号部180に出力する。
ここで、パケット合成部179は、誤り検出部181から誤りが検出されなかったことを通知された場合、該当する一時格納したデータ信号を廃棄する。
送信部172は、誤り検出部181から、誤りが検出されたことを通知された場合、誤りが検出されたデータ信号の受信処理に用いた変調方式、符号化率、チップパターン、繰り返し回数、位相系列と再送要求情報(NACK)からなる再送要求データを生成し、基地局装置に送信する。また、送信部172は、誤り検出部181から、誤りが検出されなかったことを通知された場合、受信完了情報(ACK)を基地局装置に送信する。
また、第9の実施の形態では基本的に、基地局装置において、変調多値数または/および符号化率を下げて、繰り返し回数を小さくし、チップ長を大きくして、再送データ信号を送信する場合、誤ったデータ信号は廃棄して、パケット合成部179で再送データ信号は合成せずに単独で受信処理を行なう。
更に詳しくは、伝送速度を大幅に変更したり、符号化率を変えたりした場合には再送方法としてARQ法を用いる。しかしながら、誤ったデータ信号と再送データ信号の合成を行なうパケット合成は、前記第6、7の実施形態において、誤ったデータ信号と同一の伝送速度で再送を行なう場合に適用し、Chase combining法の一部やIncremental Redundancy法を用いる構成としてもよい。また、この場合、再送データ信号には異なる変調方式を用いるので1パケットのシンボル数が異なり、シンボル系列での合成が行えないため、Chase combining法はデマッピング後の数が等しいビット系列での重み付け合成を行なう。例えば、誤ったデータ信号の変調方式がQPSKの場合、再送データ信号の変調方式をQPSKの1/2の変調速度であるBPSKにして、更に用いる周波数スペクトルを2倍にすると、シンボル数は再送データ信号が誤ったデータ信号の2倍となるが、デマッピング後のビット数は等しくなる。
なお、この方法はシンボル長が一定のシステムで用いることを想定している。Incremental Redundancy法においても、伝送速度が等しく、符号化率を変えない場合に適用でき、誤ったデータ信号と再送データ信号を併せて並び替えを行なって調整したデータ信号をチャネル復号部180に出力する。また、変調多値数を下げて、繰り返し回数を小さくし、チップ長を大きくして、誤ったデータ信号の再送データ信号を生成する際に、伝送速度が全く同じではなく若干の余裕がある場合には、ビット系列での重み付け合成を行なうために、ゼロパディングなどの冗長データを挿入することにより伝送速度の整合をとり、再送を行なう構成にすることもできる。例えば、誤ったデータ信号の変調方式がQPSKの場合、再送データ信号の変調方式をQPSKの1/2の変調速度であるBPSKにして、更に用いる周波数スペクトルを2.2倍にすると、再送データ信号では誤ったデータ信号に比べて1/2×2.2=1.1倍の情報データを送信できる。ここで、データ量が異なることに起因する、パケット合成を行なう受信部の複雑さを軽減するため、余剰の0.1倍部分には冗長データを挿入して、データ量の整合をとる。
更に、前記第7の実施形態の基地局装置と通信を行なう場合、移動局装置は受信状況情報を基地局装置に通知する必要がある。その場合の移動局装置の構成を図20に示す。
図20は、第7の実施形態の基地局装置と通信を行なう移動局装置の概略構成を示すブロック図である。図19に示す移動局装置の構成に比較して、受信状況測定部185を更に備えている。復調部178は、受信状況を測定するためのデータ信号の一部を受信状況測定部185に出力する。例えば、受信状況の測定は、伝搬路補償のためのパイロット信号から測定することができ、復調部178は受信したパイロット信号を受信状況測定部185に出力する。
受信状況測定部185は、復調部178から入力された信号に基づいて受信状況の測定を行なう。ここで、受信状況測定部185は、測定結果、または基地局装置において受信状況が劣化するかどうかを判断するための指標を送信部172に出力する。送信部172は、誤り検出部181において誤りが検出された場合、再送要求データと共に受信状況測定部185の結果を基地局装置に送信する。
図21は、第9の実施形態に係る移動局装置の概略構成を示すブロック図であり、アップリンクでの再送を行なう場合に使用するブロックを表わした図である。アップリンクの場合、移動局装置は、受信状況の測定など再送に係る全ての処理は基地局装置で行われ、その結果が移動局装置に通知されるので、移動局装置は通知された情報に従って送信する。
図21において、送信制御部190は、送信部172の各ブロックのパラメータを制御しており、各ブロックに設定したパラメータに関する制御情報を出力している。チャネル符号化部191は、送信制御部190から入力された符号化率で上位レイヤから送られてきたデータ信号に対してチャネル符号化を行なう。変調部192は、送信制御部190から入力された変調方式でチャネル符号化データ信号に対して変調を行なう。拡散部193は、送信制御部190から入力された拡散符号で変調データ信号に対して乗算を行ない、拡散を行なう。
チップ繰り返し部194は、送信制御部190から入力されたチップ長(Qチップ)で拡散データ信号に対して並び替えを行ない、同様に送信制御部190から入力された繰り返し回数(CRF回数)でQチップを周期として繰り返しを行なう。位相乗算部195は、送信制御部190から入力された位相系列でチップ繰り返しデータ信号に対して位相系列の乗算を行なう。無線部196は、位相乗算部195から入力されたデータ信号を無線信号に変換して、送受信アンテナ169を介してデータ信号の送信を行なう。
以上のように、第9の実施形態によれば、再送要求データを上記のいずれかに記載の基地局装置へ送信するので、再送要求データを受信した基地局装置は、上記の再送制御を行なうことが可能となる。また、再送要求データおよび受信状況推定部により推定された再送時の受信状況を上記の基地局装置へ送信するので、再送要求データおよび上記推定された再送時の受信状況を受信した基地局装置は、上記の再送制御を行なうことが可能となる。
第1の実施形態に係る基地局装置の概略構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る基地局装置の概略構成を示すブロック図である。 第2の実施形態に係る基地局装置の送信信号が形成する周波数スペクトラムの一例を示す図である。 第2の実施形態に係る基地局装置の再送無線リソース制御に関する動作を示すフローチャートである。 第3の実施形態に係る基地局装置の送信信号が形成する周波数スペクトラムの一例を示す図である。 第3の実施形態に係る基地局装置の再送無線リソース制御に関する動作を示すフローチャートである。 第4の実施形態に係る基地局装置の送信信号が2回再送を行なう場合に形成する周波数スペクトラムの一例を示す図である。 第4の実施形態に係る基地局装置の再送無線リソース制御に関する動作を示すフローチャートである。 第5の実施形態に係る基地局装置の送信信号が形成する周波数スペクトラムの一例を示す図である。 第5の実施形態に係る基地局装置の再送無線リソース制御に関する動作を示すフローチャートである。 第5の実施形態に係る基地局装置の再送無線リソース制御に関する動作を示すフローチャートである。 第6の実施形態に係る基地局装置の送信信号が形成する周波数スペクトラムの一例を示す図である。 第6の実施形態に係る基地局装置の再送無線リソース制御に関する動作を示すフローチャートである。 第6の実施形態におけるアップリンクでの再送を示すフローチャートである。 第7の実施形態に係る基地局装置の再送無線リソース制御に関する動作を示すフローチャートである。 第7の実施形態の基地局装置の概略構成を示すブロック図である。 第7の実施形態におけるアップリンクでの再送を示すフローチャートである。 第8の実施形態に係る基地局装置の通常送信と再送を含めた無線リソース割り当て制御に関する動作を示すフローチャートである。 第9の実施形態に係る移動局装置の概略構成を示すブロック図である。 第7の実施形態の基地局装置と通信を行なう移動局装置の概略構成を示すブロック図である。 第9の実施形態に係る移動局装置の概略構成を示すブロック図である。 無線通信システムAの送信部の概略構成を示すブロック図である。 無線通信システムAの主要動作を示す図である。 送信信号が形成する周波数スペクトラムの一例を示す図である。 (Q×CRF)を一定に保ちつつ、QとCRFの配分を変更した場合の周波数スペクトラムの変化を示す図である。 無線通信システムAの受信部の概略構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 基地局装置
2 送信部
3 受信部
4 再送無線リソース制御部
7 送信制御部
21 パケット合成部
23 誤り検出部
25 受信状況測定部
170 移動局装置
171 受信部
172 送信部
173 受信制御部
179 パケット合成部
181 誤り検出部
185 受信状況測定部

Claims (16)

  1. 通信相手から、データの再送を要求する旨の再送要求情報と、誤りを生じたデータの変調方式、符号化率、チップパターン、繰り返し回数、および位相系列とを含む再送要求データを受信した場合に、前記通信相手に対してデータの再送を行なう通信制御装置であって、
    前記受信した再送要求データに基づいて、変調方式、符号化率、チップパターン、繰り返し回数、および位相系列を含み、データ再送時に使用する再送無線リソース制御情報を生成する再送無線リソース制御部と、
    前記再送無線リソース制御部によって生成された再送無線リソース制御情報を入力し、無線パラメータに関する制御情報を出力する送信制御部と、
    前記送信制御部から出力された制御情報に基づいて、前記通信相手に対し、前記再送無線リソース制御情報および再送データを送信する無線送信部と、を備えることを特徴とする通信制御装置。
  2. 通信相手から受信したデータの誤りを検出した場合に、前記通信相手に対してデータの再送を要求する通信制御装置であって、
    前記受信したデータに基づいて、変調方式、符号化率、チップパターン、繰り返し回数、および位相系列を含み、前記通信相手がデータ再送時に使用する再送無線リソース制御情報を生成する再送無線リソース制御部と、
    無線パラメータに関する制御情報を出力する送信制御部と、
    前記送信制御部から出力された制御情報に基づいて、前記通信相手に対し、前記生成された再送無線リソース制御情報およびデータの再送を要求する旨の再送要求情報を送信する無線送信部と、を備えることを特徴とする通信制御装置。
  3. 前記再送無線リソース制御部は、前記送信制御部によって初期送信時に割り当てられた位相系列とは異なる位相系列を選択して再送無線リソース制御情報を生成することを特徴とする請求項1または請求項2記載の通信制御装置。
  4. 前記再送無線リソース制御部は、周波数軸上で、前記送信制御部によって初期送信時に割り当てられた位相系列を構成する周波数スペクトラムから最も離れた位置を検出し、その検出した位置に周波数スペクトラムが形成される位相系列を選択して再送無線リソース制御情報を生成することを特徴とする請求項3記載の通信制御装置。
  5. 前記再送無線リソース制御部は、周波数軸上で、前記送信制御部によって初期送信時に割り当てられた位相系列を構成する周波数スペクトラムのうち、隣接する周波数スペクトラムからの距離の二乗和が最も小さい位置を検出することを特徴とする請求項4記載の通信制御装置。
  6. 前記再送無線リソース制御部は、再送が2回目以上となる場合、前記送信制御部によって初期送信時および前回までの再送時に割り当てられた位相系列とは異なる位相系列を選択して再送無線リソース制御情報を生成することを特徴とする請求項1または請求項2記載の通信制御装置。
  7. 前記再送無線リソース制御部は、再送が2回目以上となる場合、周波数軸上で、前記送信制御部によって初期送信時および前回までの再送時に割り当てられた位相系列を構成する周波数スペクトラムから最も離れた位置を検出し、その検出した位置に周波数スペクトラムが形成される位相系列を選択して再送無線リソース制御情報を生成することを特徴とする請求項6記載の通信制御装置。
  8. 前記再送無線リソース制御部は、周波数軸上で、前記送信制御部によって初期送信時および前回までの再送時に割り当てられた位相系列を構成する周波数スペクトラムからの距離の和が最も大きい位置を特定し、その特定した位置からの距離の二乗和が最も小さい位置を検出することを特徴とする請求項7記載の通信制御装置。
  9. 前記再送無線リソース制御部は、初期送信時に使用された変調多値数、符号化率、および繰り返し回数よりも小さい値の変調多値数、符号化率、および繰り返し回数を選択すると共に、初期送信時に使用されたチップ長よりも大きい値のチップ長を選択して再送無線リソース制御情報を生成することを特徴とする請求項1または請求項2記載の通信制御装置。
  10. 前記再送無線リソース制御部は、通信相手から受信したデータに基づいて再送時の受信状況が劣化する推定がなされた場合、初期送信時に使用された変調多値数、符号化率、および繰り返し回数よりも小さい値の変調多値数、符号化率、および繰り返し回数を選択すると共に、初期送信時に使用されたチップ長よりも大きい値のチップ長を選択して再送無線リソース制御情報を生成することを特徴とする請求項9記載の通信制御装置。
  11. 前記送信制御部は、再送が必要となった通信相手に対して優先的に位相系列を割り当てて、その後、通常の送信を行なう通信相手に対して位相系列を割り当てることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載の通信制御装置。
  12. 通信相手から受信したデータの誤りを検出した場合に、前記通信相手に対してデータの再送を要求する通信端末装置であって、
    データの再送を要求する旨の再送要求情報と、誤りを生じたデータの変調方式、符号化率、チップパターン、繰り返し回数、および位相系列とを含む再送要求データを生成する再送要求データ生成部と、
    前記再送要求データ生成部により生成された再送要求データを請求項1、請求項3から請求項11のいずれかに記載の通信制御装置へ送信する無線送信部と、を備えることを特徴とする通信端末装置。
  13. 通信相手から受信したデータの誤りを検出した場合に、前記通信相手に対してデータの再送を要求する通信端末装置であって、
    データの再送を要求する旨の再送要求情報と、誤りを生じたデータの変調方式、符号化率、チップパターン、繰り返し回数、および位相系列とを含む再送要求データを生成する再送要求データ生成部と、
    通信相手先から受信したデータに基づいて、再送時の受信状況を推定する受信状況推定部と、
    前記再送要求データ生成部により生成された再送要求データおよび前記受信状況推定部により推定された再送時の受信状況を請求項10記載の通信制御装置へ送信することを特徴とする通信端末装置。
  14. 請求項1から請求項11のいずれかに記載の通信制御装置を備えることを特徴とする基地局装置。
  15. 請求項12または請求項13記載の通信端末装置を備えることを特徴とする移動局装置。
  16. 請求項14記載の基地局装置と、請求項15記載の移動局装置とから構成されることを特徴とする無線通信システム。
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