JP2007071979A - 結像光学系及びそれを用いた撮像装置、認証装置 - Google Patents

結像光学系及びそれを用いた撮像装置、認証装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007071979A
JP2007071979A JP2005256524A JP2005256524A JP2007071979A JP 2007071979 A JP2007071979 A JP 2007071979A JP 2005256524 A JP2005256524 A JP 2005256524A JP 2005256524 A JP2005256524 A JP 2005256524A JP 2007071979 A JP2007071979 A JP 2007071979A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical system
imaging optical
lens
lens group
imaging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005256524A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4800713B2 (ja
JP2007071979A5 (ja
Inventor
Yuji Kamo
裕二 加茂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Imaging Corp
Original Assignee
Olympus Imaging Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Imaging Corp filed Critical Olympus Imaging Corp
Priority to JP2005256524A priority Critical patent/JP4800713B2/ja
Priority to US11/514,448 priority patent/US7385769B2/en
Publication of JP2007071979A publication Critical patent/JP2007071979A/ja
Publication of JP2007071979A5 publication Critical patent/JP2007071979A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4800713B2 publication Critical patent/JP4800713B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B13/00Optical objectives specially designed for the purposes specified below
    • G02B13/04Reversed telephoto objectives
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B13/00Optical objectives specially designed for the purposes specified below
    • G02B13/16Optical objectives specially designed for the purposes specified below for use in conjunction with image converters or intensifiers, or for use with projectors, e.g. objectives for projection TV

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Lenses (AREA)

Abstract

【課題】高性能を有しながらレンズ枚数を少なくでき、小型で低コスト化できる生体認証にも利用可能な結像光学系を提供する。
【解決手段】物体側から順に、全て負のレンズからり1枚もしくは2枚の負レンズからなる負レンズ群G1と、入射面が物体側に凹を向けた形状に形成され、射出面が像側に凸を向けた形状に形成されているプリズムPと、明るさ絞りSと、全て正のレンズからなり、1枚もしくは2枚の正レンズからなる正レンズ群G2で構成されていることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、CCDやCMOSなどの固体撮像素子等を用いた結像光学系に関するものであり、例えば携帯電話、パソコン、車などに搭載される生体認証装置に利用できる結像光学系及びそれを用いた撮像装置、認証装置に関するものである。
セキュリティを重視する施設への入退室や、情報システムへのログインなどでは従来からICカードや暗証番号を用いて機密を守ってきていた。しかしながら偽造やなりすましなどの不正行為により、情報の漏洩やハッキングがしばしば発生しており、より高い認証方法が求められてきている。そのため近年では、指紋、掌紋、虹彩、静脈など人間の身体的な特徴を使って本人確認を行う生体認証(バイオメトリクス)が普及してきている。
このような生体認証用の光学系に関する技術として、例えば、特許文献1が提案されている。
特開平8−334691号公報
しかし、特許文献1に記載のものは、物体側テレセントリック光学系を構成しているため、最も物体側に配置されるレンズのレンズ径が物体面の大きさ、すなわち指のサイズに依存してしまい、光学系の小型化については設計上考慮されておらず、光学系の小型化が困難であるということが問題となっていた。
この点に関し、光学系の小型化を図る手段として、光路中に反射部材を配置して光軸を折り曲げる方法がある。こうした反射部材を用いて光軸を折り曲げる光学系に関する技術として、例えば、特許文献2乃至4が提案されている。
特開2000−292692号公報 特開昭51−62053号公報 特開平11−205664号公報
特許文献2及び3に記載の光学系は、いずれも物体側から順に、第1レンズ群と、光路を曲げるための反射部材と、第2レンズ群を配置して構成されている。
また、特許文献4に記載の光学系は、物体側から順に、第1レンズ群と、光路を曲げるための反射部材とを配置して構成されている。
しかし、特許文献2に記載のものは、広い波長域の白色光源下で使用することを前提としたデジタルカメラ用の光学系であり、色収差の補正を行なっている。そのため、色収差を補正するために配置されるレンズの枚数の分だけ光学系を構成するレンズの枚数が多くなってしまうという問題があった。
また、特許文献3に記載のものにも、同様に比較的広い波長域で使用する内視鏡用の光学系であり色収差の補正を行なっており、色収差の補正を行なうために配置されるレンズの枚数の分だけ光学系を構成するレンズ枚数が多くなってしまうという問題があった。更に、反射部材として配置されているプリズムは単に光軸を屈曲させる手段として用いられているだけであり、収差を補正する上では有効に作用していなかった。
また、特許文献4に記載のものは、レンズとプリズムを1つずつで構成しているため低コストではあるが、広い画角の光学系を構成することは性能上限界があるという問題があった。
そこで、本発明は、従来構成の有する上記のような問題点に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、高性能を有しながらレンズ枚数を少なくでき、小型で低コスト化できる生体認証にも利用可能な結像光学系を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明の結像光学系は、物体側から順に、全て負のレンズからなり、1枚もしくは2枚の負レンズからなる負レンズ群と、入射面が物体側に凹を向けた形状に形成され、射出面が像側に凸を向けた形状に形成されているプリズムと、明るさ絞りと、全て正のレンズからなり、1枚もしくは2枚の正レンズからなる正レンズ群で構成されていることを特徴とする。
また、本発明の結像光学系は、物体側から順に、全て負のレンズからなり、1枚もしくは2枚の負レンズからなる負レンズ群と、光路偏向素子と、明るさ絞りと、
全て正のレンズからなり、1枚もしくは2枚の正レンズからなる正レンズ群で構成され、次の条件式を満足することを特徴とする。
0.05<d0/Oh<0.8
但し、d0は物点から最も物体側のレンズまでの軸上距離であり、Ohは最大物体高である。
また、本発明の結像光学系においては、好ましくは、次の条件式を満足することを特徴とする。
−3.0<fn/fp<−0.2
但し、fnは負レンズ群の焦点距離であり、fpは正レンズ群の焦点距離である。
本発明の結像光学系によれば、高性能を有しながらレンズ枚数を少なくでき、小型で低コスト化できる生体認証にも利用可能な結像光学系を得ることができる。
本発明の実施形態の説明に先立ち、本発明においてこのような構成をとった理由と作用効果について説明する。
まず本発明の結像光学系の1つめの目的である光学系の小型化を効果的に行なうためには、レンズ径の縮小と光学系全長の短縮の2点が必要である。レンズ径の縮小については、従来例のように物体側テレセントリック光学系の構成にしてしまうと、原理的に最も物体側のレンズは物体高とほぼ同じ大きさになってしまいレンズ径を小さくすることが難しくなってしまう。
そこで、本発明の結像光学系では、基本構成として、物体高に対してレンズに入射する光線高が小さくなるように広角光学系を構成した。即ち、広角光学系に適したレトロフォーカスタイプ、すなわち物体側から負のレンズ群、正のレンズ群の順に配置した。
しかしながら、単純にレトロフォーカスタイプの光学系を構成すると、光学系全長が長くなってしまうため、光学系全長の短縮化が難しくなってくる。そこで、光路の途中に光路偏向素子を配置して、光軸を折り曲げることにより光学系の厚さ方向を小さくするようにして小型化した。ここで、光路偏向素子とは、光路を折り曲げる素子を意味し、例えば、反射面を有するプリズム、ミラー、光ファイバー等が挙げられる。
また、2つめの目的である低コスト化を図るためには、用途に応じた最小のレンズ枚数で構成する必要がある。多くの正レンズと負レンズを組み合わせると収差を打ち消しあって補正できるため高性能を達成できるが、構成枚数を少なくすることができないため低コスト化が難しい。一方で、単純に構成枚数を少なくしていくと性能が確保できなくなってくる。
そこで、本発明の結像光学系のように、物体側から順に、全て負のレンズからなり、1枚もしくは2枚の負レンズからなる負レンズ群と、全て正のレンズからなり、1枚もしくは2枚の正レンズからなる正レンズ群で構成すれば、結像光学系を構成するレンズの枚数を最小に抑えることができるため、コスト化を抑えることができる。
また、本発明の結像光学系のように、負レンズ群及び正レンズ群を構成する各レンズを、異なる符号のパワーを有するレンズを混在させないで構成すれば、必要以上に各レンズのパワーを強くする必要がなく球面収差、コマ収差の発生を小さく抑えることができる。
また、本発明の結像光学系のように、光路偏向素子として入射面が物体側に凹を向けた形状に形成され、射出面が像側に凸を向けた形状に形成されているプリズムで構成すれば、収差補正効果を持たせることができるため、光学系を構成するレンズの枚数をより少ない枚数としても性能を確保することができる。
また、本発明の結像光学系のように、プリズムの入射面を物体側に凹を向けた形状に形成すれば、負レンズ効果をもたせることができるため、プリズムよりも物体側に配置される負レンズ群のパワーを分割することが可能になり、コマ収差の発生を小さくすることができる。
更に、本発明のように、プリズムの入射面を物体側に凹を向けた形状に形成すれば、
入射瞳位置をより物体側に移動することが可能になるため、負レンズ群の入射光線側の光線高を低くすることができ、各レンズ径を小さくすることもできる。
また、本発明の結像光学系のように、プリズムの射出面を像側に凸を向けた形状に形成すれば、正レンズ効果をもたせることができるため、プリズムよりも像側に配置される正レンズ群のパワーを分割することが可能になり、同様にコマ収差の発生を小さくすることができる。
また、本発明の結像光学系のように、明るさ絞りをプリズム射出面と正レンズ群の間に配置することにより、負レンズ群のレンズ径を小さくすると共に受光素子に平行に近い角度で入射させることができCCDを用いた場合でも光線を効率よく受光できる。
また、本発明の結像光学系のは、次の条件式(1)を満足することを特徴としている。
0.05<d0/Oh<0.8 ・・・(1)
但し、d0は物点から最も物体側のレンズまでの軸上距離であり、Ohは最大物体高である
条件式(1)は、物体の大きさに対する物点からの距離を規定したものである。上記条件式(1)を満たせば、光学系を広角化しても、少ないレンズ枚数で性能を確保することができる。
0/Ohの値が、条件式(1)の上限を上回ると、物点距離を含めた光学系全長が大きくなりすぎ、光路偏向素子を用いたとしても十分に光学系を小型化できなくなってしまうため、好ましくない。
即ち、d0/Ohの値が、条件式(1)の下限を下回ると、広角化しすぎ、レトロフォーカスの負レンズ群、正レンズ群ともパワーが強くなり、球面収差、コマ収差が悪化して性能を確保することができなくなってしまうため、好ましくない。
また、本発明の結像光学系においては、条件式(1)は、次の条件式(1−1)を満足するのがより好ましい。
0.12<d0/Oh<0.6 ・・・ (1−1)
また、本発明の結像光学系は、レトロフォーカスタイプを形成する負レンズ群と正レンズ群が次の条件式(2)を満足するのが好ましい。
−3.0<fn/fp<−0.2 ・・・ (2)
但し、fnは負レンズ群の焦点距離であり、fpは正レンズ群の焦点距離である。
fn/fpの値が、条件式(2)の上限を上回ると、負レンズ群のパワーが強くなりすぎてコマ収差、ディストーションの発生が過剰になってしまうか、正レンズ群のパワーが弱くなりすぎて光学系全長が大型化してしまう。
他方、fn/fpの値が、条件式(2)の下限を下回ると、正レンズ群のパワーが強くなりすぎて球面収差、コマ収差の発生が過剰になってしまうか、負レンズ群のパワーが弱くなりすぎて負レンズの径が大きくなってしまう。
また、本発明の結像光学系においては、条件式(2)は、次の条件式(2−1)を満足するのがより好ましい。
−2.0<fn/fp<−0.35 ・・・ (2−1)
また、本発明の結像光学系は、光軸を偏向させる位置が次の条件式(3)を満足するのが好ましい。
0.15<df/dr<1.5 ・・・ (3)
但し、dfは負レンズ群の第1面から光軸を偏向させる位置までの光軸に沿った距離であり、drは光軸を偏向させる位置から像面までの光軸に沿った距離である。
df/drの値が、条件式(3)の上限を上回ると、厚さ方向のサイズが大きくなりすぎてしまう。
他方、df/drの値が、条件式(3)の下限を下回ると、折り曲げ方向のサイズが大きくなりすぎてしまい共に小型化を達成できなくなってしまう。
また、本発明の結像光学系においては、次の条件式(3−1)を満足するのがより好ましい。
0.25<df/dr<1.2 ・・・ (3−1)
また、本発明の結像光学系においては、レトロフォーカスタイプを形成する負レンズ群が次の条件式(4)を満足するのが好ましい。
−5<fn/Ih<−1 ・・・ (4)
但し、fnは負レンズ群の焦点距離であり、Ihは最大像高である。
fn/Ihの値が、条件式(4)の上限を上回ると、負のパワーが強くなりすぎてコマ収差、ディストーションの発生が大きくなりすぎてしまう。
他方、fn/Ihの値が、条件式(4)の下限を下回ると、負のパワーが弱くなりすぎて十分なバックフォーカスがとれなくなったり、広角化の構成が難しくなってしまい効果的に小型化しにくくなる。
また、本発明の結像光学系においては、次の条件式(4−1)を満足するのがより好ましい。
−4<fn/Ih<−1.2 ・・・ (4−1)
また、本発明の結像光学系においては、レトロフォーカスタイプを形成する正レンズ群が次の条件式(5)を満足するのが好ましい。
1<fp/Ih<5 ・・・ (5)
但し、fpは正レンズ群の焦点距離であり、Ihは最大像高である。
fp/Ihの値が、条件式(5)の上限を上回ると、正のパワーが弱くなりすぎて十分なバックフォーカスが取れなくなったり、広角化の構成が難しくなってしまい効果的に小型化しにくくなってしまう。
他方、fp/Ihの値が、条件式(5)の下限を下回ると、正のパワーが強くなりすぎて球面収差、コマ収差が悪化してしまう。
また、本発明の結像光学系においては、次の条件式(5−1)を満足するのがより好ましい。
1.2<fp/Ih<4 ・・・ (5−1)
また、本発明の結像光学系においては、次の条件式(6)を満足するのが好ましい。
0.01<Ih/Oh<0.1 ・・・ (6)
但し、Ihは最大像高であり、Ohは最大物体高である。
Ih/Ohの値が、条件式(6)の上限を上回ると、縮小倍率が大きくなりすぎ光学系が大型化してしまうため、小型化が難しくなってしまう。
他方、Ih/Ohの値が、条件式(6)の下限を下回ると、縮小倍率が小さくなりすぎて光学系のパワーがきつくなるので球面収差、コマ収差等の発生が大きくなってしまい性能が劣化する。
また、本発明の結像光学系においては、次の条件式(6−1)を満足するのがより好ましい。
0.02<Ih/Oh<0.085 ・・・ (6−1)
また、本発明の結像光学系においては、光路偏向素子をプリズムで構成すれば、入射屈折面と反射屈折面において収差補正効果を持つことができるため、光学性能上好ましい。
また、本発明の結像光学系においては、プリズムの入射屈折面の曲率半径が次の条件式(7)を満足するのが好ましい。
0.05<|r1r/rin|<0.9 ・・・ (7)
但し、r1rは第1負レンズの像側曲率半径であり、rinはプリズムの入射屈折面の曲率半径である。
|r1r/rin|の値が、条件式(7)の上限を上回ると、プリズムの入射屈折面の負レンズ効果が相対的に強くなりすぎて入射屈折面におけるコマ収差、非点収差の発生、特に高次収差が大きくなってしまうか、プリズムの物体側に配置される負レンズ群のパワーが弱くなりすぎて全長やレンズ径が大型化してしまう。
他方、|r1r/rin|の値が、条件式(7)の下限を下回ると、プリズムの入射屈折面の負レンズ効果が相対的に弱くなりすぎて収差補正効果が少なくなるため、性能が劣化したり入射瞳位置のコントロールが難しくなってレンズ径が大型化してしまうか、プリズムの物体側に配置される負レンズ群のパワーの方が強くなりすぎて、コマ収差、ディストーションの発生量が大きくなって性能が劣化してしまう。
また、本発明の結像光学系においては、次の条件式(7−1)を満足するのがより好ましい。
0.1<|r1r/rin|<0.8 ・・・ (7−1)
また、本発明の結像光学系においては、プリズムの射出屈折面の曲率半径が次の条件式(8)を満足するのが好ましい。
0.1<|fp/rout|<1.5 ・・・ (8)
但し、fpは正レンズ群の焦点距離であり、routはプリズムの射出屈折面の曲率半径である。
|fp/rout|の値が、条件式(8)の上限を上回ると、プリズムの射出屈折面の正レンズ効果が相対的に強くなりすぎて射出屈折面における球面収差の補正量が過剰になり性能が劣化してしまうか、もしくはプリズムの像側に配置される正レンズ群のパワーが相対的に弱くなって小型化が難しくなってしまう。
他方、|fp/rout|の値が、条件式(8)の下限を下回ると、射出屈折面の正レンズ効果が相対的に弱くなりすぎて収差補正効果が少なくなって性能が劣化してしまうか、プリズムの像側に配置される正レンズ群のパワーの方が強くなりすぎて球面収差、コマ収差の発生量が大きくなって性能が劣化してしまう。
また、本発明の結像光学系においては、次の条件式(8−1)を満足するのがより好ましい。
0.15<|fp/rout|<1.2 ・・・ (8−1)
また、本発明の結像光学系においては、結像にかかわる全てのレンズの屈折率が次の条件式(9)を満足するのが好ましい。
1.45<navg<1.65 ・・・ (9)
但し、navgは結像にかかわる全てのレンズの屈折率の平均値である。
avgの値が、条件式(9)の上限を上回ると、ガラスのコストが高くなって低コスト化が望めなくなってしまう。
他方、navgの値が、条件式(9)の下限を下回ると、各レンズの収差発生量が大きくなって性能が劣化したり製造誤差による影響が大きくなってしまう。
また、本発明の結像光学系においては、次の条件式(9−1)を満足するのがより好ましい。
1.5<navg<1.63 ・・・ (9−1)
更に、本発明の結像光学系においては、次の条件式(9−2)を満足するとより一層好ましい。
1.5<navg<1.6 ・・・ (9−2)
また、本発明の結像光学系においては、光路偏向素子による光軸の折り曲げ角度が次の条件式(10)を満足するのが好ましい。
70°<θ<110° ・・・ (10)
但し、θは負レンズ群の光軸と正レンズ群の光軸とのなす角度である。
θの値が、条件式(10)の上限を上回ると、厚さ方向の効果的な薄型化が難しくなってしまう。
他方、θの値が、条件式(10)の下限を下回ると、負レンズ群と正レンズ群が干渉してしまったり、他の部材の配置が困難になってしまう。
また、本発明の結像光学系においては、次の条件式(10−1)を満足するのがより好ましい。
80°<θ<100° ・・・ (10−1)
また、本発明の結像光学系においては、光学系の使用波長が次の条件式(11)を満足するのが好ましい。
600nm<λ<950nm ・・・ (11)
但し、λは光学系の使用波長である。
λの値が、条件式(11)の上限を上回るか、または、下限を下回ると、色収差の影響が大きくなって性能が劣化してしまう。
また、本発明の結像光学系においては、次の条件式(11−1)を満足するのがより好ましい。
650nm<λ<900nm ・・・ (11−1)
また、本発明の結像光学系においては、次の条件式(11−2)を満足するのがより一層好ましい。
700nm<λ<850nm ・・・ (11−2)
以下、本発明の結像光学系の実施例について図面を用いて説明する。
第1実施例
図1は、本発明の結像光学系の第1実施例であって、結像光学系の光学構成を直進系で表した断面図である。図2は、第1実施例の結像光学系の光学構成を実際に光線を折り曲げた光軸に沿って表わした断面図である。図3は、第1実施例における結像光学系の無限遠合焦時における収差図であり、(a)は球面収差、(b)は非点収差、(c)は歪曲収差をそれぞれ示している。
第1実施例の結像光学系は、図1、2に示すように、物体側から撮像面Iに向かって、順に、負レンズ群G1と、プリズムPと、正レンズ群G2で構成されている。図中、Sは明るさ絞りであり、CGはカバーガラスであり、Iは撮像面である。
負レンズ群G1は、物体側に凸面を向けた第1レンズとしての負メニスカスレンズL11で構成されていて、負の屈折力を有している。
プリズムPは、物体側に凹を向けた非球面の入射屈折面と、反射面と、像側に凸を向けた射出屈折面で構成されている。
正レンズ群G2は、明るさ絞りSを挟んで上記プリズムPの撮像面I側にあって、光軸近傍(レンズ中心部)において両凸形状の第2レンズとしての正レンズL21で構成されていて、全体として正の屈折力を有している。また、光軸近傍(レンズ中心部)において両凸形状の第2レンズとしての正レンズL21の像側の面は、光軸中心とその周辺で曲率が異なる構成となっている。
非球面は、プリズムPの物体側に凹を向けた入射屈折面と、正レンズ群G2の光軸近傍(レンズ中心部)において両凸形状の第2レンズとしての正レンズL21の両側面にそれぞれ設けられている。
また、プリズムPと光軸近傍(レンズ中心部)において両凸形状の第2レンズとしての正レンズL21は、アモルファスポリオレフィン系のゼオネックス(登録商標)から構成されている。
次に、第1実施例の結像光学系を構成する光学部材の数値データを以下に示す。
ここで、数値データ中、r1、r2・・・は各光学部材の面の曲率半径(mm)、d1、d2・・・は各光学部材の肉厚又はそれらの空気間隔(mm)、nd1、nd2・・・は各光学部材のd線の波長(587.6nm)における屈折率、νd1、νd2・・・は各光学部材のd線の波長(587.6nm)におけるアッベ数を表している。fは全系の焦点距離を表している。
また、光軸に対して回転対象な非球面形状は、光軸方向をzとし,光軸に直交する方向をyとし、zとyの直交する方向をxとして、円錐係数をk、光軸に対して回転対称な非球面係数をA4、A6、A8、A10とした時、次式で定義される。
z=(y2/r)/〔1+[1−(1+k)(y/r)2]1/2〕+A44+A66+A88+A1010
なお、これらの記号は、後述の第2実施例乃至第8実施例の数値データにおいても共通である。
数値データ1
最大像高(有効撮像領域の対角長の半分の長さ)Ih:0.987mm
焦点距離f:0.633mm
Fno.(Fナンバー):2.400
最大物体高Oh:25.00mm
0=∞ d0=5.00
1=10.088 d1=1.00 nd1=1.78590 νd1=44.20
2=1.867 d2=2.25
3=-2.829(非球面) d3=2.00 nd3=1.52542 νd3=55.78
4=∞(反射面) d4=2.00 nd4=1.52542 νd4=55.78
5=-5.273 d5=1.67
6=∞(絞り) d6=1.41
7=1.876(非球面) d7=3.63 nd7=1.52542 νd7=55.78
8=-1.590(非球面) d8=0.59
9=∞ d9=0.50 nd9=1.51633 νd9=64.14
10=∞
11=∞(撮像面)
非球面係数
面番号 k A46810
3 -5.527 -1.99081×10-3 1.35735×10-3
7 -1.132 2.10816×10-3 4.64410×10-3
8 0.224 1.19891×10-1 6.69058×10-2 -7.04458×10-2 3.68355×10-2
第2実施例
図4は、本発明の結像光学系の第2実施例であって、結像光学系の光学構成を直進系で表した断面図である。図5は、第2実施例の結像光学系の光学構成を実際に光線を折り曲げた光軸に沿って表わした断面図である。図6は、第2実施例における結像光学系の無限遠合焦時における収差図であり、(a)は球面収差、(b)は非点収差、(c)は歪曲収差をそれぞれ示している。
第2実施例の結像光学系は、図4、5に示すように、物体側から撮像面Iに向かって、順に、負レンズ群G1と、プリズムPと、正レンズ群G2で構成されている。図中、Sは明るさ絞りであり、CGはカバーガラスであり、Iは撮像面である。
負レンズ群G1は、物体側に凸面を向けた第1レンズとしての負メニスカスレンズL11で構成されていて、負の屈折力を有している。
プリズムPは、物体側に凹を向けた非球面の入射屈折面と、反射面と、像側に凸を向けた射出屈折面で構成されている。
正レンズ群G2は、明るさ絞りSを挟んで上記プリズムPの撮像面I側にあって、物体側から順に、像側に凸面を向けた第2レンズとしての正メニスカスレンズL21’と、物体側に凸面を向けた第3レンズとしての正メニスカスレンズL22で構成されていて、全体として正の屈折力を有している。
非球面は、プリズムPの物体側に凹を向けた入射屈折面と、正レンズ群G2の像側に凸面を向けた第2レンズとしての正メニスカスレンズL21’の両側面と、物体側に凸面を向けた第3レンズとしての正メニスカスレンズL22の像側面にそれぞれ設けられている。
また、プリズムPと第2レンズとしての正メニスカスレンズL21’と物体側に凸を向けた第3レンズとしての正メニスカスレンズL22はアモルファスポリオレフィン系のゼオネックス(登録商標)から構成されている。
次に、第2実施例の結像光学系を構成する光学部材の数値データを以下に示す。
数値データ2
最大像高(有効撮像領域の対角長の半分の長さ)Ih:0.990mm
焦点距離f:0.633mm
Fno.(Fナンバー):2.400
最大物体高Oh:25.00mm
0=∞ d0=5.00
1=9.659 d1=1.00 nd1=1.78590 νd1=44.20
2=1.803 d2=1.92
3=-4.433(非球面) d3=1.70 nd3=1.52542 νd3=55.78
4=∞(反射面) d4=1.69 nd4=1.52542 νd4=55.78
5=-12.356 d5=0.20
6=∞(絞り) d6=0.56
7=-8.014(非球面) d7=1.70 nd7=1.52542 νd7=55.78
8=-1.338(非球面) d8=0.20
9=2.431 d9=1.20 nd9=1.52542 νd9=55.78
10=87.556(非球面) d10=0.67
11=∞ d11=0.50 nd11=1.51633 νd11=64.14

12=∞
13=∞(撮像面)
非球面係数
面番号 k A46810
3 0.000 3.51603×10-2 -1.98452×10-3
7 0.000 -1.95001×10-1 1.45796×10-3
8 0.000 -2.20193×10-2 7.23950×10-3 -6.18380×10-3 8.75043×10-3
10 0.000 9.81131×10-2 4.15516×10-3 -1.51055×10-2
第3実施例
図7は、本発明の結像光学系の第3実施例であって、結像光学系の光学構成を直進系で表した断面図である。図8は、第3実施例の結像光学系の光学構成を実際に光線を折り曲げた光軸に沿って表わした断面図である。図9は、第3実施例における結像光学系の無限遠合焦時における収差図であり、(a)は球面収差、(b)は非点収差、(c)は歪曲収差をそれぞれ示している。
第3実施例の結像光学系は、図7、8に示すように、物体側から撮像面Iに向かって、順に、負レンズ群G1と、プリズムPと、正レンズ群G2で構成されている。図中、Sは明るさ絞りであり、CGはカバーガラスであり、Iは撮像面である。
負レンズ群G1は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた第1レンズとしての負メニスカスレンズL11と物体側に凸面を向けた第2レンズとしての負メニスカスレンズL12で構成されていて、全体として負の屈折力を有している。
プリズムPは、物体側に凹を向けた入射屈折面と、反射面と、像側に凸を向けた射出屈折面で構成されている。
正レンズ群G2は、明るさ絞りSを挟んで上記プリズムPの撮像面I側にあって、物体側から順に、両凸形状の第3レンズとしての正レンズL21’’と、光軸近傍(レンズ中心部)において両凸形状の第4レンズとしての正レンズL22’で構成されていて、全体として正の屈折力を有している。
非球面は、正レンズ群G2の光軸近傍(レンズ中心部)において両凸形状の第4レンズとしての正レンズL22’の両側面にそれぞれ設けられている。
また、正レンズ群G2の光軸近傍(レンズ中心部)において両凸形状の第4レンズとしての正レンズL22’はアモルファスポリオレフィン系のゼオネックス(登録商標)から構成されている。
次に、第3実施例の結像光学系を構成する光学部材の数値データを以下に示す。
数値データ3
最大像高(有効撮像領域の対角長の半分の長さ)Ih:0.902mm
焦点距離f:0.719mm
Fno.(Fナンバー):2.400
最大物体高Oh:25.00mm
0=∞ d0=5.00
1=7.144 d1=1.00 nd1=1.78590 νd1=44.20
2=1.728 d2=1.50
3=12.292 d3=1.00 nd3=1.60311 νd3=60.64
4=1.908 d4=0.90
5=-8.165 d5=1.30 nd5=1.60311 νd5=60.64
6=∞(反射面) d6=1.30 nd6=1.60311 νd6=60.64
7=-7.453 d7=0.20
8=∞(絞り) d8=0.68
9=5.599 d9=1.87 nd9=1.60311 νd9=60.64
10=-9.083 d10=0.81
11=2.470(非球面) d11=1.50 nd11=1.52542 νd11=55.78
12=-4.657(非球面) d12=1.57
13=∞ d13=0.50 nd13=1.51633 νd13=64.14
14=∞
15=∞(撮像面)
非球面係数
面番号 k A46810
11 0.000 -7.62116×10-3 -2.23578×10-4 8.68256×10-4 -1.98761×10-4
12 0.000 1.69860×10-2 -1.51621×10-3 1.92114×10-3 -3.73340×10-4
第4実施例
図10は、本発明の結像光学系の第4実施例であって、結像光学系の光学構成を直進系で表した断面図である。図11は、第4実施例の結像光学系の光学構成を実際に光線を折り曲げた光軸に沿って表わした断面図である。図12は、第4実施例における結像光学系の無限遠合焦時における収差図であり、(a)は球面収差、(b)は非点収差、(c)は歪曲収差をそれぞれ示している。
第4実施例の結像光学系は、図10、11に示すように、物体側から撮像面Iに向かって、順に、負レンズ群G1と、プリズムPと、正レンズ群G2で構成されている。図中、Sは明るさ絞りであり、CGはカバーガラスであり、Iは撮像面である。
負レンズ群G1は、両凹形状の第1レンズとしての負レンズL11’で構成されていて、負の屈折力を有している。
プリズムPは、物体側に凹を向けた非球面の入射屈折面と、反射面と、像側に凸を向けた射出屈折面で構成されている。
正レンズ群G2は、明るさ絞りSを挟んで上記プリズムPの撮像面I側にあって、光軸近傍(レンズ中心部)において両凸形状の第2レンズとしての正レンズL21で構成されていて、正の屈折力を有している。
非球面は、プリズムPの物体側に凹を向けた入射屈折面と、正レンズ群G2の光軸近傍(レンズ中心部)において両凸形状の第2レンズとしての正レンズL21の両側面にそれぞれ設けられている。
また、プリズムPと光軸近傍(レンズ中心部)において両凸形状の第2レンズとしての正レンズL21はアモルファスポリオレフィン系のゼオネックス(登録商標)から構成されている。
次に、第4実施例の結像光学系を構成する光学部材の数値データを以下に示す。
数値データ4
最大像高(有効撮像領域の対角長の半分の長さ)Ih:1.765mm
焦点距離f:1.5mm
Fno.(Fナンバー):2.400
最大物体高Oh:25.00mm
0=∞ d0=15.0
1=-42.268 d1=1.00 nd1=1.51633 νd1=64.14
2=1.743 d2=1.38
3=-9.496(非球面) d3=2.00 nd3=1.52542 νd3=55.78
4=∞(反射面) d4=2.00 nd4=1.52542 νd4=55.78
5=-3.730 d5=0.20
6=∞(絞り) d6=1.76
7=3.884(非球面) d7=6.78 nd7=1.52542 νd7=55.78
8=-1.697(非球面) d8=1.13
9=∞ d9=0.50 nd9=1.51633 νd9=64.14
10=∞
11=∞(撮像面)
非球面係数
面番号 k A468
3 -211.088 -1.28544×10-3 2.38331×10-3
7 -11.696 1.54380×10-2 -1.52099×10-3
8 -1.025 3.73843×10-2 -5.19955×10-3 5.00000×10-4
以上、上記第1実施例乃至4実施例の結像光学系では、ディストーションを発生させて、fθ特性になるように構成している。また、使用波長は860nmである。
第5実施例
図13は、本発明の第5実施例における結像光学系の無限遠合焦時における収差図であり、(a)は球面収差、(b)は非点収差、(c)は歪曲収差をそれぞれ示している。第5実施例の結像光学系には、第1実施例と同様のものを用いているため、ここではその詳細についての説明は省略する。
第6実施例
図14は、本発明の第6実施例における結像光学系の無限遠合焦時における収差図であり、(a)は球面収差、(b)は非点収差、(c)は歪曲収差をそれぞれ示している。第6実施例の結像光学系には、第2実施例と同様のものを用いているため、ここではその詳細についての説明は省略する。
第7実施例
図15は、本発明の第5実施例における結像光学系の無限遠合焦時における収差図であり、(a)は球面収差、(b)は非点収差、(c)は歪曲収差をそれぞれ示している。第7実施例の結像光学系には、第3実施例と同様のものを用いているため、ここではその詳細についての説明は省略する。
第8実施例
図16は、本発明の第8実施例における結像光学系の無限遠合焦時における収差図であり、(a)は球面収差、(b)は非点収差、(c)は歪曲収差をそれぞれ示している。第8実施例の結像光学系には、第4実施例と同様のものを用いているため、ここではその詳細についての説明は省略する。
以上、上記第5実施例乃至8実施例の結像光学系では、ディストーションを発生させて、fθ特性になるように構成している。また、使用波長は760nmである。
なお、上記各実施例において、プラスチックで構成しているレンズをガラスで構成しているレンズを用いてもかまわない。同様に、ガラスで構成しているレンズをプラスチックで構成しているレンズを用いてもかまわない。
さらに、本発明の各実施例における結像光学系を構成するレンズは、例えば、上記各実施例よりも屈折率の高いガラスを用いればさらに高性能を達成できる。また、結像光学系を構成するレンズは、上記各実施例よりも屈折率の低いガラスを用いれば低コスト化を達成できる。
また、本発明の各実施例における結像光学系を構成するレンズは、特殊低分散ガラスを用いれば色収差の補正に効果がある。特に、結像光学系を構成するレンズをプラスチックで構成する場合には、低吸湿材料を用いることにより環境変化による性能劣化が軽減されるので好ましい(例えば日本ゼオン社のゼオネックス(登録商標)等がある)。
また、本発明の各実施例の結像光学系において、ゴースト、フレア等の不要光をカットするために、明るさ絞り以外にフレア絞りを配置してもかまわない。フレア絞りは上記各実施例の結像光学系において物体面と第1レンズとの間、第1レンズと第2レンズとの間、第2レンズと第3レンズとの間、第3レンズと明るさ絞りとの間、明るさ絞りと第4レンズとの間、第5レンズと第6レンズとの間、第6レンズと像面との間のいずれの場所に配置しても良い。
また、本発明の各実施例の結像光学系において、枠によりフレア光線をカットするように構成しても良いし、別の部材を構成しても良い。また光学系に直接印刷したり、塗装したり、シールなどを接着しても良い。また、その形状は円形、楕円形、矩形、多角形、関数曲線で囲まれる範囲等、いかなる形状でもかまわない。また有害光束をカットするだけでなく画面周辺のコマフレア等の光束をカットしても良い。
また、本発明の各実施例の結像光学系において、各レンズには反射防止コートを行い、ゴースト、フレアを軽減してもかまわない。また波長をカットするコートをレンズ面、カバーガラス等に行ってもかまわない。
また、本発明の各実施例の結像光学系において、ピント調節を行うためにフォーカシングを行っても良い。レンズ系全体を繰り出してフォーカスを行っても良いし、一部のレンズを繰り出し、もしくは繰り込みしてフォーカスしても良い。
また、本発明の各実施例の結像光学系において、画像周辺部の明るさ低下をCCDのマイクロレンズをシフトすることにより軽減しても良い。例えば、各像高における光線の入射角に合わせてCCDのマイクロレンズの設計を変えても良い。更に、画像処理により画像周辺部の低下量を補正しても良い。また、光学系で発生するディストーションは画像処理によって補正してもかまわない。
次に、上記各実施例における条件式に対応した値を次の表1に示す。
表1
Figure 2007071979
以上のような本発明の結像光学系は、指紋、虹彩、声紋、顔、筆跡、静脈(指、掌、手の甲)等を利用した認証装置に用いることができる。以下に、その一実施形態を例示する。
図17は、認証装置としての指静脈認証装置1に本発明の結像光学系を適用した一例である。図17に示すように、指静脈認証装置1は、撮像部10と、認証処理部20とから構成されている。
撮像部10は、撮像対象物としての指に近赤外光線を照射する光源11と、指を載置する透明部材12と、本発明の実施例1の結像光学系を有する撮像系(撮像装置)13と、撮像系13によって撮像された画像から静脈パターン(対象物特有の情報)を抽出する静脈パターン抽出部14を備える。
認証処理部20は、静脈パターンを参照パターン(参照情報)として登録する登録データベース21と、静脈パターン抽出部14から得られた静脈パターンと登録データベース21に登録された参照パターンとを照合して認証を行う認証部22を備える。
まず、登録データベース21に参照パターンとして使用する静脈パターンを登録する工程について説明する。
対象者の指を透明部材12上に載置し、指の裏側(手の甲側)から近赤外光線を照射する。指を透過した光線は、透明部材12と撮像系13を通過し、CCD、CMOS等の撮像素子に結像する。そして、撮像系13によって得られた画像は、静脈パターン抽出部14に送られ、静脈パターンが抽出される。抽出された静脈パターンは、認証処理部20の登録データベース21に登録・保存される。
次に、新たに得られた静脈パターンを認証する工程について説明する。対象者の静脈パターンを抽出するまでの工程については、上述の登録工程と同様のため、詳細な説明は省略する。
静脈パターン抽出部14より抽出された静脈パターンと予め登録データベース21に登録されている対象者の参照パターンとが認証処理部20の認証部22に送られ、新たに得られた静脈パターンと参照パターンとの照合が行われる。そして、静脈パターンと参照パターンとの照合・認証結果に関する信号がパソコン、セキュリティーロック、銀行の現金預払機、携帯電話、ソフトウェアプログラム等の認証を必要としている種々の制御対象に送信され、認証部22において静脈パターンと参照パターンとが合致した場合のみ、対象者は制御対象にアクセス等することができる。
尚、登録モードまたは認証モードとする方法については、任意の方法を用いてよい。また、認証部22から制御対象へは、静脈パターンと参照パターンとが合致した場合のみに信号を送信する構成であってもよいし、静脈パターンと参照パターンとが合致した場合は合致した旨の信号を、合致しない場合は合致しない旨の信号を送信する構成としてもよい。
以上、本発明の結像光学系を用いた認証装置の一実施形態について説明したが、本発明の結像光学系を用いた認証装置はこれに限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、認証装置として指静脈パターンを抽出する装置を例示しているが、本発明の結像光学系を用いた認証装置はこれに限らず、掌・手の甲の静脈、指紋、虹彩、声紋、顔、筆跡等を利用した認証装置にも適用可能である。
また、撮像部10と認証処理部20とは、必ずしも1:1で対応している必要はなく、例えば、複数の撮像部10を1つの認証処理部20に接続可能にした形態としてもよい。さらに、光源の配置箇所については、目的とする生体パターンを得るための画像が撮像系13を介して得られればどこであってもよい。
以上説明したように、本発明の結像光学系及びそれを用いた撮像装置、認証装置は、特許請求の範囲に記載された発明の他に、次に示すような特徴も備えている。
〔1〕 次の条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の結像光学系。
0.15<df/dr<1.5
但し、dfは負レンズ群の第1面から光軸を偏向させる位置までの光軸に沿った距離であり、drは光軸を偏向させる位置から像面までの光軸に沿った距離である。
〔2〕 次の条件式を満足することを特徴とする請求項1〜3、上記〔1〕の何れかに記載の結像光学系。
−5<fn/Ih<−1
但し、fnは負レンズ群の焦点距離であり、Ihは最大像高である。
〔3〕 次の条件式を満足することを特徴とする請求項1〜3、上記〔1〕〜〔2〕の何れかに記載の結像光学系。
1<fp/Ih<5
但し、fpは正レンズ群の焦点距離であり、Ihは最大像高である。
〔4〕 次の条件式を満足することを特徴とする請求項1〜3、上記〔1〕〜〔3〕の何れかに記載の結像光学系。
0.01<Ih/Oh<0.1
但し、Ihは最大像高であり、Ohは最大物体高である。
〔5〕 光路偏向素子がプリズムで構成され、次の条件式を満足することを特徴とする請求項1〜3、上記〔1〕〜〔4〕の何れかに記載の結像光学系。
0.05<|r1r/rin|<0.9
但し、r1rは最も物体側のレンズの像側曲率半径であり、rinはプリズムの入射屈折面の曲率半径である。
〔6〕 光路偏向素子がプリズムで構成され、次の条件式を満足することを特徴とする請求項1〜3、上記〔1〕〜〔5〕の何れかに記載の結像光学系。
0.1<|fp/rout|<1.5
但し、fpは正レンズ群の焦点距離であり、routはプリズムの射出屈折面の曲率半径である。
〔7〕 次の条件式を満足することを特徴とする請求項1〜3、上記〔1〕〜〔6〕の何れかに記載の結像光学系。
1.45<navg<1.65
但し、navgは結像にかかわる全てのレンズの屈折率の平均値である。
〔8〕 次の条件式を満足することを特徴とする請求項1〜3、上記〔1〕〜〔7〕の何れかに記載の結像光学系。
70°<θ<110°
但し、θは負レンズ群の光軸と正レンズ群の光軸とのなす角度である。
〔9〕 次の条件式を満足することを特徴とする請求項1〜3、上記〔1〕〜〔8〕の何れかに記載の結像光学系。
600nm<λ<950nm
但し、λは光学系の使用波長である。
〔10〕 請求項1〜3、上記〔1〕〜〔9〕の何れか1つに記載の結像光学系と、
前記結像光学系の像側に配置された撮像素子とを備えることを特徴とする撮像装置。
〔11〕 対象物に光を照射する光源と、
前記光源から光を照射された対象物からの光を撮像する上記〔10〕に記載の撮像装置とを備えることを特徴とする認証装置。
〔12〕 前記撮像装置より撮像した画像データに基づいて得られる前記対象物特有の情報と、
予め登録されている参照情報とを照合して認証する認証処理手段をさらに備えることを特徴とする上記〔11〕に記載の認証装置。
〔13〕 物体側から順に、負レンズと、入射面が物体側に凹を向けた形状に形成され、射出面が像側に凸を向けた形状に形成されているプリズムと、明るさ絞りと、両凸正レンズから構成されることを特徴とする結像光学系。
〔14〕 物体側から順に、負レンズと、入射面が物体側に凹を向けた形状に形成され、射出面が像側に凸を向けた形状に形成されているプリズムと、明るさ絞りと、第1正レンズと、第2正レンズから構成されることを特徴とする結像光学系。
〔15〕 物体側から順に、第1負レンズと、第2負レンズと、入射面が物体側に凹を向けた形状に形成され、射出面が像側に凸を向けた形状に形成されているプリズムと、明るさ絞りと、第1正レンズと、第2正レンズから構成されることを特徴とする結像光学系。
〔16〕 物体側から順に、負レンズと、光路偏向素子と、明るさ絞りと、像側に凸を向けた正メニスカスレンズと、正レンズから構成されることを特徴とする結像光学系。
〔17〕 物体側から順に、第1負レンズと、第2負レンズと、光路偏向素子と、明るさ絞りと、第1正レンズと、第2正レンズから構成されることを特徴とする結像光学系。
〔18〕 物体側から順に、負レンズと、光路偏向素子と、明るさ絞りと、第1正レンズと、第2正レンズから構成されることを特徴とする結像光学系。
本発明の第1実施例に係る結像光学系の光学構成を直進系で表した断面図である。 本発明の第1実施例に係る結像光学系の光学構成を実際に光線を折り曲げた光軸に沿って表わした断面図である。 第1実施例における結像光学系の無限遠合焦時における収差図であり、(a)は球面収差、(b)は非点収差、(c)は歪曲収差をそれぞれ示している。 本発明の第2実施例に係る結像光学系の光学構成を直進系で表した断面図である。 本発明の第2実施例に係る結像光学系の光学構成を実際に光線を折り曲げた光軸に沿って表わした断面図である。 第2実施例における結像光学系の無限遠合焦時における収差図であり、(a)は球面収差、(b)は非点収差、(c)は歪曲収差をそれぞれ示している。 本発明の第3実施例に係る結像光学系の光学構成を直進系で表した断面図である。 本発明の第3実施例に係る結像光学系の光学構成を実際に光線を折り曲げた光軸に沿って表わした断面図である。 第3実施例における結像光学系の無限遠合焦時における収差図であり、(a)は球面収差、(b)は非点収差、(c)は歪曲収差をそれぞれ示している。 本発明の第4実施例に係る結像光学系の光学構成を直進系で表した断面図である。 本発明の第4実施例に係る結像光学系の光学構成を実際に光線を折り曲げた光軸に沿って表わした断面図である。 第4実施例における結像光学系の無限遠合焦時における収差図であり、(a)は球面収差、(b)は非点収差、(c)は歪曲収差をそれぞれ示している。 第5実施例における結像光学系の無限遠合焦時における収差図であり、(a)は球面収差、(b)は非点収差、(c)は歪曲収差をそれぞれ示している。 第6実施例における結像光学系の無限遠合焦時における収差図であり、(a)は球面収差、(b)は非点収差、(c)は歪曲収差をそれぞれ示している。 第7実施例における結像光学系の無限遠合焦時における収差図であり、(a)は球面収差、(b)は非点収差、(c)は歪曲収差をそれぞれ示している。 第8実施例における結像光学系の無限遠合焦時における収差図であり、(a)は球面収差、(b)は非点収差、(c)は歪曲収差をそれぞれ示している。 認証装置としての指静脈認証装置1に本発明の結像光学系を適用した一例である。
符号の説明
S 明るさ絞り
P プリズム
CG カバーがラス
I 撮像面
G1 負レンズ群
G2 正レンズ群
L11 物体側に凸面を向けた第1レンズとしての負メニスカスレンズ
L11’ 両凹形状の第1レンズとしての負レンズ
L12 物体側に凸面を向けた第2レンズとしての負メニスカスレンズ
L21 光軸近傍(レンズ中心部)において両凸形状の第2レンズとしての正レンズ
L21’ 像側に凸面を向けた第2レンズとしての正メニスカスレンズ
L21’’ 両凸形状の第3レンズとしての正レンズ
L22 物体側に凸面を向けた第3レンズとしての正メニスカスレンズ
L22’ 光軸近傍(レンズ中心部)において両凸形状の第4レンズとしての正レンズ
1 指静脈認証装置
10 撮像部
11 光源
12 指を載置する透明部材
13 撮像系(撮像装置)
14 静脈パターン抽出部
20 認証処理部
21 登録データベース
22 認証部

Claims (3)

  1. 物体側から順に、
    全て負のレンズからなり、1枚もしくは2枚の負レンズからなる負レンズ群と、
    入射面が物体側に凹を向けた形状に形成され、射出面が像側に凸を向けた形状に形成されているプリズムと、
    明るさ絞りと、
    全て正のレンズからなり、1枚もしくは2枚の正レンズからなる正レンズ群で構成されていることを特徴とする結像光学系。
  2. 物体側から順に、
    全て負のレンズからなり、1枚もしくは2枚の負レンズからなる負レンズ群と、
    光路偏向素子と、
    明るさ絞りと、
    全て正のレンズからなり、1枚もしくは2枚の正レンズからなる正レンズ群で構成され、
    次の条件式を満足することを特徴とする結像光学系
    0.05<d0/Oh<0.8
    但し、d0は物点から最も物体側のレンズまでの軸上距離であり、Ohは最大物体高である。
  3. 次の条件式を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載の結像光学系。
    −3.0<fn/fp<−0.2
    但し、fnは負レンズ群の焦点距離であり、fpは正レンズ群の焦点距離である。
JP2005256524A 2005-09-05 2005-09-05 結像光学系及びそれを用いた撮像装置、認証装置 Expired - Fee Related JP4800713B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005256524A JP4800713B2 (ja) 2005-09-05 2005-09-05 結像光学系及びそれを用いた撮像装置、認証装置
US11/514,448 US7385769B2 (en) 2005-09-05 2006-08-31 Image forming optical system, and image pickup apparatus and identification apparatus using the system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005256524A JP4800713B2 (ja) 2005-09-05 2005-09-05 結像光学系及びそれを用いた撮像装置、認証装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2007071979A true JP2007071979A (ja) 2007-03-22
JP2007071979A5 JP2007071979A5 (ja) 2008-08-14
JP4800713B2 JP4800713B2 (ja) 2011-10-26

Family

ID=37829814

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005256524A Expired - Fee Related JP4800713B2 (ja) 2005-09-05 2005-09-05 結像光学系及びそれを用いた撮像装置、認証装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7385769B2 (ja)
JP (1) JP4800713B2 (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009003455A (ja) * 2007-06-25 2009-01-08 Ricoh Co Ltd 画像形成レンズ系を有する画像処理システム
WO2009015243A1 (en) * 2007-07-23 2009-01-29 Stereo Display, Inc. Compact image taking lens system with a lens-surfaced prism
JP2009086566A (ja) * 2007-10-03 2009-04-23 Olympus Corp 撮像光学系
JP2011158508A (ja) * 2010-01-29 2011-08-18 Fujifilm Corp 撮像レンズおよび撮像装置
JP2012073337A (ja) * 2010-09-28 2012-04-12 Fujifilm Corp 投写用レンズおよび投写型表示装置
WO2015025516A1 (ja) * 2013-08-19 2015-02-26 日立マクセル株式会社 撮像レンズ系及びこれを備えた撮像装置
JP2017134359A (ja) * 2016-01-29 2017-08-03 日立マクセル株式会社 撮像レンズ系及び撮像装置
JP2017134358A (ja) * 2016-01-29 2017-08-03 日立マクセル株式会社 撮像レンズ系及び撮像装置
JP2017161847A (ja) * 2016-03-11 2017-09-14 株式会社ニコン 光学系、光学機器および光学系の製造方法
JP2017161876A (ja) * 2016-03-11 2017-09-14 株式会社ニコン 光学系、光学装置、光学系の製造方法
US9823445B2 (en) 2016-04-20 2017-11-21 Largan Precision Co., Ltd. Imaging optical lens assembly, image capturing unit and electronic device
JP2020030443A (ja) * 2019-11-28 2020-02-27 マクセル株式会社 撮像レンズ系及び撮像装置
JP2020170205A (ja) * 2020-07-22 2020-10-15 マクセル株式会社 撮像レンズ系及び撮像装置
WO2020262488A1 (ja) * 2019-06-24 2020-12-30 日本電産サンキョー株式会社 広角レンズ

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI432773B (zh) * 2009-04-20 2014-04-01 Largan Precision Co Ltd 攝影透鏡組
CN102880867B (zh) * 2011-09-06 2015-10-28 友尼嗯可缪尼体有限公司 光学指纹采集装置
DE102014201749B4 (de) * 2014-01-31 2015-08-20 Sypro Optics Gmbh Mikrolinsenanordnung und Beleuchtungsvorrichtung zur gleichmäßigeren Ausleuchtung mit Mikrolinsenanordnung
EP3623857B1 (en) * 2015-02-27 2022-10-26 FotoNation Limited An optical system for an image acquisition device
TWI600940B (zh) 2017-03-01 2017-10-01 大立光電股份有限公司 光學影像透鏡系統組、取像裝置及電子裝置
CN109491050B (zh) * 2018-12-28 2020-08-25 瑞声通讯科技(常州)有限公司 摄像光学镜头
TWI716293B (zh) * 2020-03-10 2021-01-11 新鉅科技股份有限公司 近距離成像用微型鏡頭組
CN115616747A (zh) * 2022-12-20 2023-01-17 西安中科立德红外科技有限公司 一种中波红外镜头及探测器

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004163986A (ja) * 2004-03-10 2004-06-10 Olympus Corp レンズ系

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5162053A (ja) 1974-11-27 1976-05-29 Olympus Optical Co
JPH08334691A (ja) 1995-06-09 1996-12-17 Sony Corp 結像レンズ装置
JPH11205664A (ja) 1998-01-08 1999-07-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 撮像装置とビデオカメラ
US6339508B1 (en) 1999-01-02 2002-01-15 Olympus Optical Co., Ltd. Photographic optical system
JP2002297257A (ja) 2001-03-30 2002-10-11 Mitsubishi Electric Corp 携帯端末およびこれに用いられる個人識別用モジュール
JP5226166B2 (ja) 2001-09-21 2013-07-03 オリンパス株式会社 折り曲げ結像光学系
JP2003187235A (ja) 2001-12-18 2003-07-04 Hitachi Software Eng Co Ltd 指静脈認識装置
JP2003307673A (ja) 2002-04-18 2003-10-31 Fuji Photo Optical Co Ltd 撮影光学系
JP3770241B2 (ja) 2003-03-04 2006-04-26 株式会社日立製作所 個人認証装置及び個人認証方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004163986A (ja) * 2004-03-10 2004-06-10 Olympus Corp レンズ系

Cited By (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009003455A (ja) * 2007-06-25 2009-01-08 Ricoh Co Ltd 画像形成レンズ系を有する画像処理システム
WO2009015243A1 (en) * 2007-07-23 2009-01-29 Stereo Display, Inc. Compact image taking lens system with a lens-surfaced prism
JP2009086566A (ja) * 2007-10-03 2009-04-23 Olympus Corp 撮像光学系
JP2011158508A (ja) * 2010-01-29 2011-08-18 Fujifilm Corp 撮像レンズおよび撮像装置
JP2012073337A (ja) * 2010-09-28 2012-04-12 Fujifilm Corp 投写用レンズおよび投写型表示装置
WO2015025516A1 (ja) * 2013-08-19 2015-02-26 日立マクセル株式会社 撮像レンズ系及びこれを備えた撮像装置
JP2016170446A (ja) * 2013-08-19 2016-09-23 日立マクセル株式会社 撮像レンズ系及びこれを備えた撮像装置
JP2016218471A (ja) * 2013-08-19 2016-12-22 日立マクセル株式会社 撮像レンズ系及びこれを備えた撮像装置
JPWO2015025516A1 (ja) * 2013-08-19 2017-03-02 日立マクセル株式会社 撮像レンズ系及びこれを備えた撮像装置
JP2017134358A (ja) * 2016-01-29 2017-08-03 日立マクセル株式会社 撮像レンズ系及び撮像装置
JP2017134359A (ja) * 2016-01-29 2017-08-03 日立マクセル株式会社 撮像レンズ系及び撮像装置
JP2017161847A (ja) * 2016-03-11 2017-09-14 株式会社ニコン 光学系、光学機器および光学系の製造方法
JP2017161876A (ja) * 2016-03-11 2017-09-14 株式会社ニコン 光学系、光学装置、光学系の製造方法
US9823445B2 (en) 2016-04-20 2017-11-21 Largan Precision Co., Ltd. Imaging optical lens assembly, image capturing unit and electronic device
US10365459B2 (en) 2016-04-20 2019-07-30 Largan Precision Co., Ltd. Imaging optical lens assembly, image capturing unit and electronic device
WO2020262488A1 (ja) * 2019-06-24 2020-12-30 日本電産サンキョー株式会社 広角レンズ
CN114008507A (zh) * 2019-06-24 2022-02-01 日本电产三协株式会社 广角透镜
CN114008507B (zh) * 2019-06-24 2023-10-10 日本电产三协株式会社 广角透镜
JP7512276B2 (ja) 2019-06-24 2024-07-08 ニデックインスツルメンツ株式会社 広角レンズ
JP2020030443A (ja) * 2019-11-28 2020-02-27 マクセル株式会社 撮像レンズ系及び撮像装置
JP2020170205A (ja) * 2020-07-22 2020-10-15 マクセル株式会社 撮像レンズ系及び撮像装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20070053075A1 (en) 2007-03-08
JP4800713B2 (ja) 2011-10-26
US7385769B2 (en) 2008-06-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4800713B2 (ja) 結像光学系及びそれを用いた撮像装置、認証装置
US11150441B2 (en) Electronic device
CN112394477B (zh) 摄像镜头
KR101850962B1 (ko) 렌즈 광학계 및 촬상 장치
JP5405360B2 (ja) 撮像レンズおよび撮像装置
TWI505199B (zh) 陣列式影像擷取系統及指紋辨識裝置
JP5539818B2 (ja) 撮像レンズおよび撮像装置
US11163134B2 (en) Imaging lens system, identification module and electronic device
JP6550787B2 (ja) 撮像光学系およびステレオカメラ装置および車載カメラ装置
JP2007279547A (ja) 撮像光学系
CN106483634B (zh) 摄像透镜以及摄像装置
JP2011107527A (ja) 撮像レンズ及び撮像装置
CN109416459B (zh) 内窥镜物镜光学***
JP6416070B2 (ja) 撮像レンズおよび撮像レンズを備えた撮像装置
JP2008164989A (ja) 撮像光学系
KR101580463B1 (ko) 홍채인식용 렌즈
JP2009186625A (ja) 撮像レンズおよびこの撮像レンズを用いた撮像装置
JP5633054B2 (ja) 撮像装置
JP3725520B2 (ja) 3枚構成単焦点レンズ
JP2009223085A (ja) 撮像装置及びそれを用いた静脈認証装置
JP2007147830A (ja) 超広角レンズおよびそれを搭載した認識デバイス
KR101869965B1 (ko) 렌즈 광학계 및 촬상 장치
JP3714663B2 (ja) 単焦点レンズ
JP2020170139A (ja) 短波長赤外線用撮像レンズ及び撮像装置
KR20200074745A (ko) 렌즈 광학계

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080701

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080701

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110518

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110524

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110624

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110802

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110804

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140812

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4800713

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140812

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees