JP2007070143A - 砕砂製造装置及び砕砂製造方法 - Google Patents

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勇二 相米
Hironori Ono
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Abstract

【課題】 回収される砕砂の粗粒率を狙い通りの値とする。
【解決手段】 供給された砕石を粉砕する粉砕機104と、粉砕機104により粉砕された粉砕物を粗粒と粗粒より小さな細粒とに篩い分ける第1篩部材106と、第1篩部材106により選り分けられた粗粒を粉砕機へ再投入する再投入手段と、第1篩部材106により選り分けられた細粒を第1細粒と第1細粒より小さな第2細粒とに篩い分ける第2篩部材112と、第2篩部材112にて篩い分けられた第1細粒と第2細粒の重量比を計測する計測手段と、第2篩部材112にて篩い分けられた第1細粒及び第2細粒を回収する加水混合機118と、計測手段にて計測された重量比に基づいて加水混合機118の砕砂の粗粒率が予め設定された設定範囲となるように第2篩部材112に進入する細粒の性状を制御する制御部120と、を備えた。
【選択図】 図2

Description

本発明は、粉砕機により粉砕された粉砕物を篩い分けて砕砂を製造する砕砂製造装置及び砕砂製造方法に関する。
コンクリート、道路等に用いられる細骨材は、我が国においては河川・海等の自然砂の採取が禁止されているため、外国から輸入した砂を用いるか、人工的に製造された砂を用いて製造されている。ここで、外国から輸入される砂については性状を保証することが困難であり、コンクリートのように粗粒率(FM値)等の要求性能が高い細骨材には不向きであることから、性状が安定している人工砂が用いられることが多い。人工砂のうちコスト及び供給量の点から有利なものは、砕石を破砕して所定の粒度分布となるよう分粒、分級等して得られる砕砂である。ここで、「分粒」とは粒状物を所定の粒径を基準として分別することをいい、「分級」とは粒状物と微粉とを分別することをいうものとする。
この種の砕砂の製造装置として、特許文献1に開示されたものが知られている。図7は従来の砕砂製造装置の概略ブロック図である。ここで、従来の製造装置について簡単に説明する。
図7に示すように、原料ホッパに投入された砕石は粉砕機により粉砕物となり、一次篩分機により粗粒と細粒とに分粒される。粗粒は原料ホッパに再投入され、細粒は配分器により任意の割合で製品対象砂と原料ホッパに戻す再投入砂とに配分される。再投入砂は、二次篩分機により分粒され、粒径の粗いものは計量器を経て原料ホッパに戻される。再投入砂のうち、粒径の細かいものは製品対象砂と混合される。この混合の後、製品対象砂は、計量器を経て微粉を除去する分級処理が施された後、製品として出荷される。そして、各計量器において計量された砕砂の重量から製品化率を演算して、製品化率を表示する。
特開平9−103745号公報
しかしながら、特許文献1に記載の砕砂の製造方法では、製品として回収される砕砂の重量と第2篩分機の篩上分の重量から、製品化率を演算することができるものの、粗粒率を制御することは困難である。すなわち、配分器により一部の細粒を取り出し、この細粒の篩上分の重量だけ計量したのでは、粒径分布を把握することはできない。尚、特許文献1には、得られた砕砂の粗粒率が示されているが、これは配分器における配分比率を変更すると粗粒率が変化するという当然の結果であり、製品化率と粗粒率との相関関係は何ら開示されていない。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、回収される砕砂の粗粒率を狙い通りの値とすることのできる砕砂製造装置及び砕砂製造方法を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明では、
供給された砕石を粉砕する粉砕機と、
前記粉砕機により粉砕された粉砕物を、粗粒と該粗粒より小さな細粒とに篩い分ける第1篩部材と、
前記第1篩部材により選り分けられた前記粗粒を前記粉砕機へ再投入する再投入手段と、
前記第1篩部材により選り分けられた前記細粒を、第1細粒と該第1細粒より小さな第2細粒とに篩い分ける第2篩部材と、
前記第2篩部材にて篩い分けられた前記第1細粒と前記第2細粒の重量比を計測する計測手段と、
前記第2篩部材にて篩い分けられた前記第1細粒及び前記第2細粒を回収する回収部と、
前記計測手段にて計測された前記重量比に基づいて、前記回収部の砕砂の粗粒率が予め設定された設定範囲となるように、前記第2篩部材に進入する前記細粒の性状を制御する制御部と、を備えた砕砂製造装置が提供される。
本発明の砕砂製造装置によれば、粉砕機により粉砕された粉砕物は、まず第1篩部材により粗粒と細粒とに篩い分けられる。粗粒は再投入手段により粉砕機側へ送出され、細粒は第2篩部材により第1細粒と第2細粒とに篩い分けられる。そして、計測手段により第1細粒と第2細粒の重量比が計測された後、第1細粒と第2細粒が混合して回収部により回収され、所定の粗粒率の製品となる。
このとき、制御部は、第1細粒と第2細粒の重量比に基き、例えば第2篩部材の上流側に配置される機器等の制御状態を変更するなどして、回収部の粗粒率が予め設定された値となるように、第2篩部材に進入する細粒の性状をフィードバック制御する。ここで、第2篩部材に進入する全ての細粒について、所定径を基準として第1細粒と第2細粒とに分別して計測するので、全体の粒径分布を的確に把握することができ、狙い通りの砕砂の粗粒率を実現することができる。
また、上記砕砂製造装置において、
前記制御部は、前記粉砕機の運転状態を調整して前記第2篩部材に進入する前記細粒の性状を制御する構成とすることができる。
この砕砂製造装置によれば、粉砕機における投入砕石に付与されるエネルギ量を増減することにより、第2篩部材に進入する細粒の性状を変化させることができる。この構成により、第2篩部材に進入する全ての細粒が回収部にて回収される製品となるので、粗粒率を的確に制御しつつ砕砂の製品化率を飛躍的に向上させることができる。
また、上記砕砂製造装置において、
前記第2篩部材にて篩い分けられた前記第1細粒を、前記粉砕機に再投入されるものと、前記回収部に回収されるものと、に所定の配分比で配分する配分器を備え、
前記制御部は、前記配分器の前記配分比を調整して前記第2篩部材に進入する前記細粒の性状を制御する構成とすることができる。
この砕砂製造装置によれば、配分器における配分比の調整により、簡単容易に回収部の砕砂の粗粒率を制御することができる、
また、上記砕砂製造装置において、
前記第2篩部材は、1.2mmを基準として、前記第1細粒と前記第2細粒とを篩い分ける構成とすることができる。
以上、本発明の構成について説明したが、本発明は、これに限られず様々な態様を含む。たとえば、本発明によれば、
粉砕機により粉砕された粉砕物を篩い分けて砕砂を製造する砕砂製造方法であって、
前記粉砕機に砕石を供給して粉砕物を生成する粉砕工程と、
前記粉砕工程にて生成された前記粉砕物を、粗粒と該粗粒より小さな細粒とに篩い分けるとともに、該粗粒を前記粉砕機へ再投入する第1篩工程と、
前記第1篩工程により選り分けられた前記細粒を、第1細粒と該第1細粒より小さな第2細粒とに篩い分ける第2篩工程と、
前記第2篩工程にて篩い分けられた前記第1細粒と前記第2細粒の重量比を計測する計測工程と、
前記第2篩工程にて篩い分けられた前記第1細粒及び前記第2細粒を回収する回収工程と、
前記計測工程にて計測された前記重量比に基づいて、前記回収工程にて得られる砕砂の粗粒率が予め設定された設定範囲となるように、前記第2篩工程にて篩い分けの対象となる前記細粒の性状を調整する調整工程と、を備えたことを特徴とする砕砂製造方法が提供される。
また、上記砕砂製造方法において、
前記調整工程は、前記粉砕機の運転状態を調整して前記第2篩工程にて篩い分けの対象となる前記細粒の性状を調整する構成とすることができる。
このように、本発明によれば、回収される砕砂の粗粒率を狙い通りの値とすることができ、良質な細骨材の原料を得ることができる。
図1から図5は本発明の一実施形態を示すもので、図1は砕砂製造装置の概略構成を示す説明図、図2は砕砂製造装置の概略構成ブロック図、図3は制御部の内部構成を示すブロック図、図4は第1細粒の全体に対する割合と粗粒率との相関関係を示すグラフ、図5は本実施形態の砕砂製造装置にて得られた製品と従来品を比較したグラフである。
本実施形態の砕砂製造装置100は、砕砂製造工程に配された第2篩部材112によって篩い分けられた各粒状物の重量比を計測して、最終的に得られる砕砂の粗粒率が予め設定された設定範囲となるように、第2篩部材112に進入する細粒の性状を制御するものである。
具体的には、図1に示すように、砕砂製造装置100は、砕石が投入される原料ホッパ102と、原料ホッパ102から供給された砕石を粉砕する粉砕機104と、粉砕機104により粉砕された粉砕物を粗粒と粗粒より小さな細粒とに篩い分ける第1篩部材106と、第1篩部材106により選り分けられた粗粒を粉砕機104へ再投入する再投入手段としての搬送部108と、を備えている。
また、砕砂製造装置100は、第1篩部材106により選り分けられた細粒から微粉を除去する空気分級部110と、微粉が除去された細粒を第1細粒と第1細粒より小さな第2細粒とに篩い分ける第2篩部材112と、第2篩部材112にて篩い分けられた第1細粒の重量を計量する第1計量器114と、第2篩部材112にて篩い分けられた第2細粒の重量を計測する第2計量器116と、第1細粒及び第2細粒を混合して回収する回収部としての加水混合機118と、を備えている。本実施形態においては、第1計量器114及び第2計量器116で、第1細粒と第2細粒の重量比を計測する計測手段をなす。
さらに、砕砂製造装置100は、第1細粒と第2細粒の重量比に基づいて、加水混合機118の砕砂の粗粒率が予め設定された設定範囲となるように、第2篩部材112に進入する細粒の性状を制御する制御部120を備えている。
図2に示すように、原料ホッパ102に投入された砕石は、例えばコンベア等を経由した後、供給口から粉砕機104に進入する。本実施形態においては、粉砕機104としてサンドベッド式のロータミルが用いられる。尚、粉砕機104は、リングライナ式のロータミルであってもよい。粉砕機104は制御部120に接続され、粉砕用のロータの回転速度が制御部120からの指令に応じて変更可能となっている。
図2に示すように、粉砕機104により粉砕された粉砕物は、続いて、第1篩部材106に進入する。本実施形態においては、第1篩部材106、空気分級部110及び第2篩部材112は、一の分粒分級装置130に内蔵されている。ここで、「分粒」とは粒状物を所定の粒径を基準として分別することをいい、「分級」とは粒状物と微粉とを分別することをいうものとする。
図1に示すように、分粒分級装置130は、第1篩部材106と第2篩部材112が上下に離隔してそれぞれ略水平に配された2段振動スクリーンである。第1篩部材106と第2篩部材112の間に空気を流通させることにより、第1篩部材106を通過した細粒から微粉が除去されるようになっている。すなわち、第1篩部材106による粗粒と細粒への篩い分け、この細粒からの微粉の分級、第2篩部材112による微粉除去後の細粒についての第1細粒と第2細粒への篩い分けが連続的に行われる。本実施形態においては、第1篩部材106は5.0mmを基準として粗粒と細粒の篩い分けを行い、第2篩部材112は1.2mmを基準として第1細粒と第2細粒の篩い分けを行う。
粗粒は分粒分級装置130の側方から排出され、搬送部108により粉砕機104の供給口まで搬送される。ここで、搬送部108の構成は任意であり、例えばベルトコンベアにより構成することができる。
また、微粉は分粒分級装置130の側方から排出され、図示しない集塵機により回収される。
第1細粒及び第2細粒は分粒分級装置130の下方から排出され、それぞれ第1計量器114と第2計量器116により計量される。各計量器114,116は、第1細粒及び第2細粒の流通経路の仕様等に応じて任意に構成することができ、例えばインパクトライン流量計やベルトスケールを用いることができる。図1に示すように、各計量器114,116は制御部120に接続されており、制御部120側にて第1細粒及び第2細粒の重量が監視される。
各計量器114,116を通過した第1細粒及び第2細粒は、加水混合機118により混合して回収される。すなわち、本実施形態においては、回収された細粒に加水処理を施して、砕砂の表面水率等を調整した後、製品として出荷される。
図3に示すように、制御部120は、各計量器114,116からデータを受け付けるデータ受付部140と、データ受付部140により受け付けられたデータから第1細粒と第2細粒の重量比を演算する演算部142と、入力部144から粗粒率の設定範囲の入力を受け付ける入力受付部146と、第1細粒と第2細粒の重量比と粗粒率の相関関係が記憶された記憶部148とを有している。また、制御部120は、入力された粗粒率の設定範囲に対応する設定重量比を判断し、検出されている重量比と比較して粉砕機104のロータ速度の加速、減速または維持を判断する判断部150を有し、判断部150の信号を受けた駆動部152が粉砕機104に対してロータ速度に関する信号を送信する。
ここで、図4に、1.2mmの径で振り分けた際の第1細粒と第2細粒との重量比と、粗粒率との相関関係を示す。尚、図4においては、全体における第1細粒の割合を示している。ここで、コンクリート等に好適な粗粒率は2.6〜3.1程度であり、1.2mmを基準とすると精度良く粗粒率との相関関係が得られることがわかる。この相関関係から、制御部120は加水混合機118にて得られる製品の粗粒率が設定範囲となるように、粉砕機104のロータの回転速度を調整して、第2篩部材112に進入する細粒の性状をフィードバック制御する。
具体的に説明すると、例えば、入力部144にて粗粒率の設定範囲が2.85と入力されたとする。これに対応する重量比は、図4における数値で説明すると、第1細粒の全体に対する割合はおおよそ42.5%である。ここで、本実施形態においては設定重量比は5%の幅で管理されており、設定重量比は40%〜45%であると判断される。そして判断部150は、各計量器114,116により検出されている現実の第1細粒の全体に対する割合と設定重量比とを比較する。現実の割合が40%を下回ると粉砕機104のロータを加速して粒径が細かくなるようにし、45%を上回ると粉砕機104のロータを減速して粒径が粗くなるように制御する。ここで、現実の割合が40%〜45%の範囲であれば、ロータの速度を維持する。
尚、ここでは説明の便宜のために、全体に対する第1細粒の割合を用いて説明しているが、実際には第1細粒と第2細粒との重量比で演算、判断等が行われている。
このように、本実施形態の砕砂製造方法は、粉砕機104に砕石を供給して粉砕物を生成する粉砕工程と、粉砕工程にて生成された粉砕物を粗粒と粗粒より小さな細粒とに篩い分けるとともに粗粒を粉砕機104へ再投入する第1篩工程と、第1篩工程により選り分けられた細粒を第1細粒と第1細粒より小さな第2細粒とに篩い分ける第2篩工程と、第2篩工程にて篩い分けられた第1細粒と第2細粒の重量比を計測する計測工程と、第2篩工程にて篩い分けられた第1細粒及び第2細粒を混合して回収する回収工程と、計測工程にて計測された重量比に基づいて回収工程にて得られる砕砂の粗粒率が予め設定された設定範囲となるように第2篩工程にて篩い分けの対象となる細粒の性状を調整する調整工程と、を備えている。この調整工程は、粉砕機104の運転状態を調整して第2篩工程にて篩い分けの対象となる細粒の性状を調整する。
そして、本実施形態の砕砂製造装置100及び砕砂製造方法では、第2篩部材112に進入する全ての細粒について、所定径を基準として第1細粒と第2細粒とに分別して計測するので、全体の粒径分布を的確に把握することができ、狙い通りの砕砂の粗粒率を実現することができる。
また、本実施形態においては、従来のように細粒を粉砕機104へ戻すことがないので、第1篩部材106を通過した細粒を、微粉を除き、ほぼ全て製品として利用することができ、歩留まりが飛躍的に向上する。これにより、従来はトレードオフの関係であった製品化率の向上及び粗粒率の向上を、ともに実現することができる。
また、本実施形態においては、微粉が除去された状態で第2篩部材112へ細粒が進入することから、第2篩部材112にて選り分けられる細粒は製品として回収される砕砂に近い性状となっている。すなわち、第2篩部材112の篩い分け後に微粉の分級を行い、微粉除去前の細粒について評価を行う従来のものに比べて、細粒の評価を的確に行うことができる。
この砕砂製造装置100を用いて製造された砕砂のデータを図5に示す。原料Aについては、粗粒率が3.24であるものに対して、コンクリート等に好適な2.85程度を目標として原料Aの処理を行った。図5に示すように、本実施形態の砕砂製造装置100により製造された砕砂は、粗粒率が2.84となり、ほぼ狙い通りの品質の砕砂が得られたことがわかる。これに対し、従来手法により原料Aを処理して得られた砕砂は、粗粒率は3.11までにしか改善されなかった。
尚、前記実施形態においては、粗粒率の設定範囲が2.85と入力され、篩い分けの基準値を1.2mmとし、第1細粒の全体に対する割合が40%〜45%となるよう制御するものを示したが、これらの各数値は篩の基準値、設定される粗粒率の範囲等に応じて任意に設定できることは勿論である。
また、前記実施形態においては、制御部120が粉砕機104の運転状態を調整するものを示したが、例えば図6に示すように、第2篩部材112にて篩い分けられた第1細粒を粉砕機104に再投入されるものと加水混合機118に回収されるものとに所定の配分比で配分する配分器160を備え、制御部120が配分器160の配分比を調整して第2篩部材112に進入する細粒の性状を制御するようにしてもよい。この場合、配分器160における配分比の調整により、簡単容易に加水混合機118の砕砂の粗粒率を制御することができる。
さらに、例えば、粉砕機104への砕石の単位時間あたりの投入量を調整しても、第2篩部材112に進入する細粒の性状を制御することが可能である。
また、前記実施形態においては、計測手段が2つの計量器114,116からなり、第1細粒と第2細粒の両方の重量を計量して重量比を算出するものを示したが、例えば、いずれか一方の重量と全体の重量とを取得しても重量比を算出することは可能である。
また、前記実施形態においては、回収部が加水混合機118であり、砕砂に加水処理が施されるものを示したが、回収部は加水処理することなく第1細粒及び第2細粒を回収するものであってもよいし、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
本発明の一実施形態を示すものであって、砕砂製造装置の概略構成を示す説明図である。 砕砂製造装置の概略構成ブロック図である。 制御部の内部構成を示すブロック図である。 第1細粒の全体に対する割合と粗粒率との相関関係を示すグラフである。 本実施形態の砕砂製造装置にて得られた製品と従来品を比較したグラフである。 変形例を示す砕砂製造装置の概略構成ブロック図である。 従来の砕砂製造装置の概略ブロック図である。
符号の説明
100 砕砂製造装置
102 原料ホッパ
104 粉砕機
106 第1篩部材
108 搬送部
110 空気分級部
112 第2篩部材
114 計量器
116 計量器
118 加水混合機
120 制御部
130 分粒分級装置
130 配分器
140 データ受付部
142 演算部
144 入力部
146 入力受付部
148 記憶部
150 判断部
152 駆動部
160 配分器

Claims (6)

  1. 供給された砕石を粉砕する粉砕機と、
    前記粉砕機により粉砕された粉砕物を、粗粒と該粗粒より小さな細粒とに篩い分ける第1篩部材と、
    前記第1篩部材により選り分けられた前記粗粒を前記粉砕機へ再投入する再投入手段と、
    前記第1篩部材により選り分けられた前記細粒を、第1細粒と該第1細粒より小さな第2細粒とに篩い分ける第2篩部材と、
    前記第2篩部材にて篩い分けられた前記第1細粒と前記第2細粒の重量比を計測する計測手段と、
    前記第2篩部材にて篩い分けられた前記第1細粒及び前記第2細粒を回収する回収部と、
    前記計測手段にて計測された前記重量比に基づいて、前記回収部の砕砂の粗粒率が予め設定された設定範囲となるように、前記第2篩部材に進入する前記細粒の性状を制御する制御部と、を備えたことを特徴とする砕砂製造装置。
  2. 前記制御部は、前記粉砕機の運転状態を調整して前記第2篩部材に進入する前記細粒の性状を制御することを特徴とする請求項1に記載の砕砂製造装置。
  3. 前記第2篩部材にて篩い分けられた前記第1細粒を、前記粉砕機に再投入されるものと、前記回収部に回収されるものと、に所定の配分比で配分する配分器を備え、
    前記制御部は、前記配分器の前記配分比を調整して前記第2篩部材に進入する前記細粒の性状を制御することを特徴とする請求項1に記載の砕砂製造装置。
  4. 前記第2篩部材は、1.2mmを基準として、前記第1細粒と前記第2細粒とを篩い分けることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の砕砂製造装置。
  5. 粉砕機により粉砕された粉砕物を篩い分けて砕砂を製造する砕砂製造方法であって、
    前記粉砕機に砕石を供給して粉砕物を生成する粉砕工程と、
    前記粉砕工程にて生成された前記粉砕物を、粗粒と該粗粒より小さな細粒とに篩い分けるとともに、該粗粒を前記粉砕機へ再投入する第1篩工程と、
    前記第1篩工程により選り分けられた前記細粒を、第1細粒と該第1細粒より小さな第2細粒とに篩い分ける第2篩工程と、
    前記第2篩工程にて篩い分けられた前記第1細粒と前記第2細粒の重量比を計測する計測工程と、
    前記第2篩工程にて篩い分けられた前記第1細粒及び前記第2細粒を回収する回収工程と、
    前記計測工程にて計測された前記重量比に基づいて、前記回収工程にて得られる砕砂の粗粒率が予め設定された設定範囲となるように、前記第2篩工程にて篩い分けの対象となる前記細粒の性状を調整する調整工程と、を備えたことを特徴とする砕砂製造方法。
  6. 前記調整工程は、前記粉砕機の運転状態を調整して前記第2篩工程にて篩い分けの対象となる前記細粒の性状を調整することを特徴とする請求項5に記載の砕砂製造方法。
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