JP2007065906A - 携帯端末装置および文字列処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】自装置内の様々な情報を活用して入力文字列の変換効率を向上させる。
【解決手段】時節を示す文字列がキー操作部15から入力され、記憶部12に記憶された電子決済データ、GPSデータ、スケジュールデータに、その時節が示す時間情報に対応する文字情報がある場合には、制御部17は、その文字情報および類推文字情報に対して、その時節に応じた時間係数等を考慮した動的変換優先度を算出し、その動的変換優先度を通常辞書の優先度とマージし、そのマージ後の優先度の順に変換候補の文字情報等(文字列)を表示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、携帯電話機などに代表される携帯端末装置上での文章作成等で使用される文字列変換技術に関する。
携帯電話機に代表される携帯端末装置では、筐体の大きさに応じて操作キーの数が制限されるとともに、パーソナルコンピュータ等のフルキーボードによる操作に比べて高速な文字入力が困難であるために、ユーザが入力した文字列を所望の変換候補文字列に変換する際の変換効率を向上させるための技術が知られている。
たとえば下記特許文献1には、時節などの環境因子に基づいて入力文字列を変換することで変換効率を向上させた文字変換装置が開示されている。
特開2003−296320号公報
ところで、近年の携帯端末装置には様々な機能が備わってきており、この様々な機能を通して様々な種類の情報が装置内に日々取り込まれているが、従来の技術では、入力文字列の変換処理に際し、携帯端末装置内の様々な情報を十分に活用できていない。
本発明は、上述した観点に鑑みてなされてものであって、その目的は、自装置内の様々な情報を活用して入力文字列の変換効率を向上させた携帯端末装置および文字列処理方法を提供することにある。
上記課題を克服するために、本発明の第1の観点は、表示部と、操作部と、前記操作部に対する所定の操作に応じて前記表示部に文字列の入力画面を表示するとともに、当該入力画面を介して前記操作部による文字列の入力を受付け、当該文字列を前記表示部に表示する制御部と、時間情報に対応付けて文字情報を複数記憶する記憶部と、を備え、前記制御部は、前記操作部により時節を示す文字列が入力されると、前記記憶部を参照し、当該時節が示す時間情報に対応する文字情報を、入力された前記文字列の変換候補として表示することを特徴とする携帯端末装置である。
好適には、前記制御部は、電子決済が生じると、当該決済を行った商品に関する文字情報を、決済した時間情報と対応付けて前記記憶部に記憶する。
好適には、前記制御部は、イベントを示す文字情報を、時間情報として指定された所望の時刻と対応付けて前記記憶部に記憶する。
好適には、位置情報取得部をさらに有し、前記制御部は、前記位置情報取得部により位置情報を取得した際には、取得した位置情報に関する文字情報を、取得時の時間情報と対応付けて前記記憶部に記憶する。
好適には、前記記憶部は、一の文字情報に対して類推文字情報をあらかじめ対応付けて記憶し、前記制御部は、前記操作部により時節を示す文字列が入力されて、当該時節が示す時間情報に対応する文字情報を検索した際に、当該文字情報に対応する類推文字情報があることを条件として、当該類推文字情報を入力された前記文字列の変換候補として表示する。
好適には、前記制御部は、前記操作部により時節を示す文字列が入力されて、当該時節が示す時間情報に対応する文字情報を検索した際に、検索により得られた文字情報が複数ある場合には、それぞれの文字情報に付される重み付けの順に従い、入力された前記文字列の変換候補として表示する。
好適には、前記制御部は、検索により得られた前記複数の文字情報の重み付けを、各文字情報に対応する時間情報が、入力された前記時節を示す時間情報に近い順に大きくする。
好適には、前記位置情報取得部は、前記操作部の指示に応じて位置情報を取得する自発取得、および、前記操作部の操作によらず位置情報を取得する自動取得、を実行可能であり、前記制御部は、前記操作部により時節を示す文字列が入力されて、当該時節の示す時間情報に対応する文字情報を検索した際に、位置情報に関する文字情報が複数ある場合には、各位置情報の取得が自発取得のものを自動取得のものよりも優先して、入力された前記文字列の変換候補として表示する。
上記課題を克服するために、本発明の第2の観点は、表示部と、操作部と、時間情報に対応付けて文字情報を複数記憶する記憶部、を備えた携帯端末装置における文字列処理方法であって、前記操作部に対する所定の操作に応じて前記表示部に文字列の入力画面を表示し、当該入力画面を介して前記操作部による文字列の入力を受付け、当該文字列を前記表示部に表示し、前記操作部により時節を示す文字列が入力されると、前記記憶部を参照し、当該時節が示す時間情報に対応する文字情報を、入力された前記文字列の変換候補として表示することを特徴とする文字列処理方法である。
本発明によれば、携帯端末装置内の様々な情報を活用して入力文字列の変換効率を向上させることができる。
以下、本発明の実施形態を添付図面に関連付けて説明する。
図1は、本発明の携帯端末装置の一実施形態としての携帯電話機1のシステム構成図である。図2は、実施形態に係る携帯電話機1の外観の一例を図解した図である。
図1に示すように、携帯電話機1は、主要な機能ブロックとして、送受信アンテナ111を含む無線通信部11、記憶部12、スピーカ131およびマイクロフォン132を含む音声処理部13、表示部14、キー操作部15、送受信アンテナ161を含むRFID部16、制御部17、を有している。
携帯電話機1は、GPS(Global Positioning System)機能、スケジュール機能を備えており、これらの機能ブロックは、制御部17に包含されている。
また、携帯電話機1は、電子決済機能(いわゆる「電子マネー」)を備えており、この機能は、制御部17による制御のもと、RFID部16が主体となって実行される。
図1において、無線通信部11は、基地局を介した無線通信動作、たとえば、電話番号の発呼動作や電子メールの送受信動作などを行う。
無線通信部11は、送受信アンテナ111を含んで構成され、電波を利用した無線通信を行うために、制御部17で処理された音声情報、電子メール等の様々なデータを変調し、送受信アンテナ111により図示しない基地局に送信(出力)する。
また、無線通信部11は、基地局から無線により送信され、送受信アンテナ111で受信した電子メールや音声情報等の各種データを復調し、制御部17に供給する。
記憶部12は、EEPROM等の不揮発性メモリを含んで構成され、通話やメールの送受信のための制御プログラム、インターネットブラウザ、メッセージデータ、名前および電話番号が登録されたアドレス帳、画像データなどの各種データを記憶(格納)する。
記憶部12は、文字列変換のための通常辞書のデータを記憶する。
通常辞書では、入力文字列と、その変換候補の文字列および優先度とが対応付けられている。なお、優先度(後述する動的変換優先度を含む)は本発明の「重み付け」に対応する。制御部17は、文字列が入力されると、対応する変換候補の文字列を優先度が大きい順に、表示部14に表示する。この通常辞書は、ユーザにより以前に選択された変換候補の文字列の優先度を上げる等の処理を行う学習機能を備える。
記憶部12は、キー操作部15を介して入力された文字列の変換のために、テキストなどの文字情報を時間情報と対応付けて記憶する。なお、ここで、時間情報とは、時刻に限らず、日付、季節、年など、時を意味する包括的な情報を指す。
時間情報と対応付けられた文字情報として、本実施形態では、後述する「電子決済データ」、「GPSデータ」、「スケジュールデータ」を例として説明するが、これに限られない。この記憶された文字情報は、制御部17による文字列変換処理において参照される。
記憶部12は、文字情報とその類推文字情報とを予め対応付けて記憶したデータベースを含む。類推文字情報は、文字情報と関連した情報であれば何でもよく、たとえば文字情報としての「渋谷」に対して、「ハチ公」は類推文字情報となり得る。
類推文字情報は文字情報に対して1:1とは限らず、1つの文字情報に対して複数の類推文字情報が対応付けられていてもよい。
この類推文字情報が記憶されたデータベースは、制御部17による文字列変換処理において参照される。
音声処理部13は、音声処理回路を有し、通話機能のために音声出力を行うスピーカ131と音声入力を行うマイクロフォン132が接続されている。
音声処理部13は、マイクロフォン132により集音した音声に対して符号化等の所定の処理を行って制御部17に供給する。
音声処理部13は、制御部17により供給された音声情報に対して復号化等の所定の処理を行ってスピーカ131から出力させる。
表示部14は、図1に示すように、携帯電話機1の筐体の上部に配設された液晶表示装置(LCD)等の表示デバイスを有し、制御部17の指示に基づいてテキストデータや画像等を表示デバイス上に表示する。
キー操作部15は、複数の入力キー(以下、単にキー)を含んで構成される。図2に示すように、複数のキーは、インターネットに接続するためのウェブキー15a、電子メール機能を行うためのメールキー15b、ソフト1キー15cおよびソフト2キー15f、上下左右キー15d、処理を確定させるための決定キー15e、発話するためのオフフックキー15g、クリアキー15h、終話するためのオンフックキー15i、「0」〜「9」の数字、「*」、「#」に対応したテンキー15jからなる。
このキー操作部15に対する操作入力により、変換対象の文字列が入力され、また、複数の変換候補の文字列の中から1つの文字列が選択される。
決定キー15e、ソフト1キー15cおよびソフト2キー15fは、表示部14の表示状態に応じて、操作に対する動作が異なるキーである。操作に対する動作内容は、表示部14の画面最下部に表示される。
上下左右キー15dは、上下左右の4方向の操作が可能なキーである。たとえば、表示部14が複数の選択項目をリスト表示している場合、上下左右キー15dを操作することで、ユーザは、複数の選択項目の中から1つの選択項目を指定することができる。
キー操作部15は、入力回路を有し、上述したキーに対するユーザの操作(押下)がなされると、入力回路を介して電気信号を制御部17に伝達する。制御部17は、この電気信号を検出して、操作されたキーに対応する処理を実行する。
RFID部16は、送受信アンテナ161を含む非接触ICカードを主要部として構成される。この非接触ICカードは、トランスポンダとして動作し、制御部17が電子決済機能を動作させた場合には、外部のRFIDリーダ・ライタ(図示しない)とRF通信を行うことで、電子決済(たとえば商品の購入)を行う。この電子決済に関するデータは、第一次的には、非接触ICカード内のEEPROMなどのメモリに記憶されるが、その後、制御部17は、そのEEPROMに記憶されたデータを記憶部12に転送し、決済を行った商品に関する文字情報(たとえば決済の場所、品目、金額)を決済した時間情報(たとえば年月日、時間の情報)と関連付け、記憶部12に「電子決済データ」として記憶する。
制御部17は、マイクロコンピュータを主体として構成され、携帯電話機1の全体の制御を行う。たとえば、制御部17は、無線通信部11における各種情報の無線による送受信の制御、音声処理部13に対する音声情報の処理、表示部14への情報の表示制御、キー操作部15の入力情報に応じた処理、記憶部12に対するアクセス制御等を行う。
制御部17は、GPSアンテナを含み、GPS機能を動作させた場合には、たとえば3つ等の複数のGPS衛星から受信した電波から、電波の電播時間と衛星の軌道情報を取得し、これらの情報に基づいて、GPS衛星からの距離とGPS衛星の位置を把握し、自己の位置情報を取得する。この自己の位置情報の取得は、ユーザによるキー操作部15の入力とは無関係に定期的に行う自動取得によるものと、ユーザによるキー操作部15の入力に応じて行なう自発取得によるものとがある。
制御部17は、GPS機能により得られた位置情報に関する文字情報(たとえば「新横浜駅」などの地名を示すテキスト)を、取得時の時間情報(GPS機能を動作開始した時刻など)と関連付け、記憶部12に「GPSデータ」として記憶する。その際、このGPSデータには、位置情報の取得が自動取得または自発取得により行われたかの別を含む。
なお、制御部17は、本発明の位置情報取得部の一実施形態である。
制御部17は、スケジュール機能を動作させた場合には、たとえばユーザによるキー操作部15の操作に応じて、イベントを示す文字情報(たとえば、ユーザの用件に関するテキスト)を、そのイベントに係る時間情報(たとえば、ユーザ所望の時刻)と関連付け、記憶部12に「スケジュールデータ」として記憶する。
制御部17は、入力文字列の変換処理を行う。
すなわち、制御部17は、キー操作部15に対する所定の操作に応じて表示部14に文字列の入力画面を表示するとともに、その入力画面を介してキー操作部15による文字列の入力を受付け、入力された文字列を表示部14に表示する。その際、時節を示す文字列が入力されると、記憶部12に記憶された電子決済データ、GPSデータ、スケジュールデータを参照し、その時節の示す時間情報に対応する文字情報があることを条件として、その文字情報を、入力された文字列の変換候補として表示する。そして、キー操作部15を介して、ユーザがこの変換候補の中から1つの変換候補を選択することで、入力文字列の変換が確定する。
制御部17は、時節を示す文字列が入力されない場合、または、時節を示す文字列が入力されても、記憶部12に記憶された電子決済データ、GPSデータ、スケジュールデータに、その時節の示す時間情報に対応する文字情報がない場合には、記憶部12に予め記憶された通常辞書に基づき、その優先度の順に変換候補(文字列)を表示する。
一方、時節を示す文字列が入力され、記憶部12に記憶された電子決済データ、GPSデータ、スケジュールデータに、その時節の示す時間情報に対応する文字情報がある場合には、その文字情報に対して後述する動的変換優先度を算出し、通常辞書の優先度とマージし、そのマージ後の優先度の順に従って変換候補(文字列)を表示する。
次に、制御部17による文字列変換動作について、図3のフローチャートを参照して述べる。
先ず、制御部17は、ユーザ操作に伴うキー操作部15を通して文字列の入力があると(ステップST1)、その入力された文字列が「時節」を示すか否かの判断を行う(ステップST2)。ここで時節は、時を表す広い概念であり、年月日、時刻、季節に限らず、「一昨日」、「さっき」などの時を示す表現も含まれる。
入力文字列が時節を示す場合には、その文字列から「基準時間」を算出する(ステップST3)。この基準時間は、文字列が示す時節を具体的な年月日および時刻として特定した時間データである。
次に、制御部17は、その時節の示す時間情報に対応する文字情報に基づいて、記憶部12のデータベースを参照して、文字情報に対応する類推文字情報を検索・特定する。そして、文字情報およびその類推文字情報のすべてに対して、動的変換優先度を算出する(ステップST4)。
この動的変換優先度を算出するためには、先ず、記憶部12に記憶された電子決済データ、GPSデータ、スケジュールデータを参照して、時間情報に対応する文字情報およびその類推文字情報(以下、文字情報等)を特定する。そして、この文字情報等のすべてに対して、反復してステップST4の処理を行う。
ステップST4では、先ず、文字情報等に対して、ステップST3で算出した基準時間に基づく「時間係数」を算出する(ステップST41)。時間係数は、文字情報等に対応した時間情報が、ステップST3で算出した基準時間に対して、時間的に近いか遠いかの度合いを示す係数である。
次に、制御部17は、動的変換優先度を、下記式(1)に従って算出する(ステップST42)。

動的変換優先度=[単語値]×[時間係数]×[特殊値] …(1)
上記式(1)において、「単語値」とは、各文字情報等が文字情報そのものにどれだけ近いかの度合いを示す値である。無論、文字情報そのものの単語値が最も大きな値となる。この単語値は、様々な観点から設定することが可能であるが、たとえば、基準となる文字情報との関連性が濃い類推文字情報ほど大きな値となり、文字情報との関連性が希薄な類推文字情報ほど小さな値となる。
なお、単語値は、予め記憶部12内のデータベースに設定されているか、または、文字列入力の都度に所定のルールに応じて算出される。
上記式(1)において、「特殊値」とは、文字情報等の検索の際に参照した電子決済データ、GPSデータ、スケジュールデータごとに定義した値である。すなわち、電子決済データ、GPSデータ、スケジュールデータは、それぞれ機能に応じて用途が異なるため、仮に時間情報が同一であったとしても用途に応じて重要度が異なる。たとえば、電子決済データでは、決済金額の多寡に応じて特殊値を変化させる。
この特殊値は、予め機能ごとに定義されたルールに応じて算出される。
このように、時節を示す文字列が入力されると、記憶部12内の時間情報に対応付けられた文字情報を含む電子決済データ、GPSデータ、スケジュールデータが参照され、上述した(1)式に従って算出された動的変換優先度によって入力に係る時節等が考慮された上で、文字情報の重み付けがなされる。
文字情報およびその類推文字情報のすべてに対して動的変換優先度が算出されると、記憶部12に予め記憶された通常辞書の優先度とマージされ(ステップST5)、そのマージされた優先度の順に変換候補の文字列が表示される(ステップST6)。
次に、制御部17による文字列変換動作の具体例について、図4〜7を参照して述べる。
図4は、単語値の具体例を説明するための図である。なお、図4(a)は、記憶部12に記憶された電子決済データ、GPSデータ、スケジュールデータの一例を示し、図4(b)は、文字情報等(図では「単語」)に対する単語値の一例を示す。
たとえば、GPSデータに記憶された「新横浜駅」という文字情報に対し、制御部17は、記憶部12内のデータベースを参照し、「新横浜駅」と関連した類推文字情報として、「横浜ホテル」、「横浜博物館」を抽出する。そして、データベースでは、GPSデータに記憶された文字情報そのものである「新横浜駅」の単語値に対して最大値の「5」、文字情報(「新横浜駅」)と「横浜」というテキストが共通(関連)する「横浜ホテル」の単語値は「3」、文字情報(「新横浜駅」)とテキスト自体は関連しないが間接的に地理上で関連がある「横浜博物館」の単語値は「1」となっている。
図5は、入力文字列に応じた時間係数の算出例を説明するための図である。なお、図5(a)は時間係数の一例を示す。図5(b)は、図4(b)と同一の図である。図5(c)は、図4(a)からGPSデータ、電子決済データを抜粋した図である。図5(d)は時間係数が文字情報等に割り付けられた例を示す図である。
図5(a)に示す例では、時節を示す文字列として「一昨日」が入力され、その入力された時点の現在時刻が「1月4日 13:00」である場合の時間係数の設定の一例である。この場合では、現在時刻から「一昨日」の日となる「1月2日」の全時間範囲が基準時間となる。そして、基準時間における時間係数を「2」、基準時間以外の時間係数を「0」とする。
図5(d)において、たとえばGPSデータでは、基準時間に合致する「新横浜駅」に対応する文字情報等の時間係数が「2」となり、基準時間に合致しない「映画館」に対応する文字情報等の時間係数が「0」となっている。
なお、電子決済で先払いをした場合等では、実際に商品を受け取る日時は基準時間から見て未来の日時になり得る。そして、この未来の日時が時間係数に反映される。
図6は、特殊値および動的変換優先度の算出例を説明するための図である。なお、図6(a)は、図5(c)と同一の図である。図6(b)は、特殊値および動的変換優先度の算出例を示す図である。図6(c)は、動的変換優先度が「0」でない文字情報等とその動的変換優先度を抜粋した図である。
ここで、GPSデータの場合、「新横浜駅」など文字情報としての位置情報が自発取得により得られた場合の特殊値を、自動取得により得られた場合の特殊値よりも大きくする。これは、ユーザが位置情報に興味を持ち、自発的に位置情報を取得した場合には、その位置情報が後でユーザに引用される可能性が高いと考えられるためである。
図6(b)に示す例では、自発取得(ユーザ測位)の場合の特殊値を「2」、自動取得(自動測位)の場合の特殊値を「1」としている。
また、電子決済データの場合、決済金額が高いものに対応する文字情報の特殊値を、決済金額が低いものに対応する文字情報の特殊値よりも大きくする。これは、ユーザが高い買い物をした場合には、その買い物に関連した文字情報が後でユーザに引用される可能性が高いと考えられるためである。
図6(b)に示す例では、決済金額が高い場合(「シャツ」等)の特殊値を「3」、決済金額が低い場合(「チケット」等)の場合の特殊値を「1」としている。
このように、動的変換優先度は、入力文字列における時節の示す時間情報に対応した文字情報、および、その類推文字情報に対して算出され、本例では、図6(b),(c)に示す値が得られる。なお、この動的変換優先度の算出は、図3のステップST4に対応する。
図7は、優先度に基づく通常辞書とのマージの一例を示す図である。なお、図7(a)は、図6(c)と同一の図である。図7(b)は、通常辞書(学習辞書)の優先度の一例を示す図である。図7(c)は、最終的な変換候補の表示順を示す図である。
図7に示すように、得られた動的変換優先度と、通常辞書の優先度とが昇順に整理されて、対応する文字情報等が最終的に変換候補として表示される。なお、この変換候補のマージおよび表示処理は、図3のステップST5,6に対応する。
次に、制御部17による文字列変換動作の別の具体例について、図8〜10を参照して述べる。
図8は、入力文字列に応じた時間係数の算出例を説明するための図であるが、時間係数の設定例以外のデータは、図5で説明したものと同一である。すなわち、図8(b)〜(c)は、それぞれ図5(b)〜(c)と同一である。
図8(a)は、時節を示す文字列として「さっき」が入力され、その入力された時点の現在時刻が「1月4日 13:00」である場合の時間係数の設定の一例である。この場合では、現在時刻から少し前の時間帯が基準時間となり、図8(a)に示す例では、現在時刻に近い「12:00〜13:00」の時間係数を最大の「3」、「11:00〜12:00」の時間係数を「2」、「11:00以前」の時間係数を「1」として、現在時刻から遠ざかるごとに時間係数を低下させている。
そして、図5(d)において、たとえばGPSデータでは、「1月2日 12:00」の時間情報に対応付けられた「新横浜駅」に対応する文字情報等の時間係数は「0」となり、「1月4日 10:00」の時間情報に対応付けられた「映画館」に対応する文字情報等の時間係数は「1」となる。
図9は、特殊値および動的変換優先度の算出例を説明するための図である。なお、図9(a)は、図6(a)と同一の図である。図9(b)は、特殊値および動的変換優先度の算出例を示す図である。図9(c)は、動的変換優先度が「0」でない文字情報等とその動的変換優先度を抜粋した図である。
GPSデータおよび電子決済データに対する特殊値の基準は、前述した図6の場合と同様であるが、時間係数が異なるため、図9(b),(c)に示すように、動的変換優先度が図6の場合と異なっている。
ここで、図8(d)では、「映画館」という文字情報が、GPSデータおよび電子決済データの双方から特定されており、図9(c)では、別々に算出された「映画館」という文字情報に対する動的変換優先度を合算している(「5+9=14」)。なお、この場合、いずれか大きい方の動的変換優先度を選択するようにしてもよい。
このように、動的変換優先度は、入力文字列における時節の示す時間情報に対応した文字情報、および、その類推文字情報に対して算出され、本例では、図9(c)に示す値が得られる。なお、この動的変換優先度の算出は、図3のステップST4に対応する。
図10は、優先度に基づく通常辞書とのマージの一例を示す図である。なお、図10(a)は、図9(c)と同一の図である。図10(b)は、通常辞書(学習辞書)の優先度の一例を示す図である。図10(c)は、最終的な変換候補の表示順を示す図である。
図10に示すように、得られた動的変換優先度と、通常辞書の優先度とが昇順に整理されて、対応する文字情報等が最終的に変換候補として表示される。なお、この変換候補のマージおよび表示処理は、図3のステップST5,6に対応する。
以上説明したように、本実施形態に係る携帯電話機1によれば、時節を示す文字列が入力され、記憶部12に記憶された電子決済データ、GPSデータ、スケジュールデータに、その時節の示す時間情報に対応する文字情報がある場合には、その文字情報および類推文字情報に対して、その時節に応じた時間係数等を考慮した動的変換優先度を算出し、その動的変換優先度を通常辞書の優先度とマージし、そのマージ後の優先度の順に変換候補の文字情報等(文字列)を表示する。
したがって、携帯電話機1が有する、時間情報に関連付けられた様々な情報を活用して、ユーザが入力した文字列の変換候補が最適な順に表示され、ユーザによる文字列変換効率が大幅に改善される。
また、本実施形態に係る携帯電話機1では、文字列変換候補の表示順序の決定のために算出される動的変換優先度は、時間情報のみならず、携帯電話機1が有する様々な機能に応じた特殊値が反映されているため、変換候補の表示順序がユーザに適したものとなる。
なお、本発明の実施形態は、上述した実施形態に拘泥せず、本発明の要旨を変更しない範囲内で様々な改変が可能である。
たとえば、時間情報に対応付けられた文字情報は、上述した電子決済データ、GPSデータ、スケジュールデータに限られず、携帯電話機1に追加された機能に応じて追加・利用することができる。
実施形態に係る携帯電話機のシステム構成図である。 実施形態に係る携帯電話機の外観の一例を図解した図である。 実施形態に係る携帯電話機の制御部による文字列変換動作を示すフローチャートである。 単語値の具体例を説明するための図である。 入力文字列に応じた時間係数の算出例を説明するための図である。 特殊値および動的変換優先度の算出例を説明するための図である。 優先度に基づく通常辞書とのマージの一例を示す図である。 入力文字列に応じた時間係数の算出例を説明するための図である。 特殊値および動的変換優先度の算出例を説明するための図である。 優先度に基づく通常辞書とのマージの一例を示す図である。
符号の説明
1…携帯電話機
11…無線通信部
111…送受信アンテナ
12…記憶部
13…音声処理部
131…スピーカ
132…マイクロフォン
14…表示部
15…キー操作部
16…RFID部
161…送受信アンテナ
17…制御部

Claims (9)

  1. 表示部と、
    操作部と、
    前記操作部に対する所定の操作に応じて前記表示部に文字列の入力画面を表示するとともに、当該入力画面を介して前記操作部による文字列の入力を受付け、当該文字列を前記表示部に表示する制御部と、
    時間情報に対応付けて文字情報を複数記憶する記憶部と、を備え、
    前記制御部は、前記操作部により時節を示す文字列が入力されると、前記記憶部を参照し、当該時節が示す時間情報に対応する文字情報を、入力された前記文字列の変換候補として表示する
    ことを特徴とする携帯端末装置。
  2. 前記制御部は、電子決済が生じると、当該決済を行った商品に関する文字情報を、決済した時間情報と対応付けて前記記憶部に記憶する
    ことを特徴とする請求項1に記載の携帯端末装置。
  3. 前記制御部は、イベントを示す文字情報を、時間情報として指定された所望の時刻と対応付けて前記記憶部に記憶する
    ことを特徴とする請求項1に記載の携帯端末装置。
  4. 位置情報取得部をさらに有し、
    前記制御部は、前記位置情報取得部により位置情報を取得した際には、取得した位置情報に関する文字情報を、取得時の時間情報と対応付けて前記記憶部に記憶する
    ことを特徴とする請求項1に記載の携帯端末装置。
  5. 前記記憶部は、一の文字情報に対して類推文字情報をあらかじめ対応付けて記憶し、
    前記制御部は、前記操作部により時節を示す文字列が入力されて、当該時節が示す時間情報に対応する文字情報を検索した際に、当該文字情報に対応する類推文字情報があることを条件として、当該類推文字情報を入力された前記文字列の変換候補として表示する
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一に記載の携帯端末装置。
  6. 前記制御部は、前記操作部により時節を示す文字列が入力されて、当該時節が示す時間情報に対応する文字情報を検索した際に、検索により得られた文字情報が複数ある場合には、それぞれの文字情報に付される重み付けの順に従い、入力された前記文字列の変換候補として表示する
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか一に記載の携帯端末装置。
  7. 前記制御部は、検索により得られた前記複数の文字情報の重み付けを、各文字情報に対応する時間情報が、入力された前記時節を示す時間情報に近い順に大きくする
    ことを特徴とする請求項6に記載の携帯端末装置。
  8. 前記位置情報取得部は、前記操作部の指示に応じて位置情報を取得する自発取得、および、前記操作部の操作によらず位置情報を取得する自動取得、を実行可能であり、
    前記制御部は、前記操作部により時節を示す文字列が入力されて、当該時節の示す時間情報に対応する文字情報を検索した際に、位置情報に関する文字情報が複数ある場合には、各位置情報の取得が自発取得のものを自動取得のものよりも優先して、入力された前記文字列の変換候補として表示する
    ことを特徴とする請求項4に記載の携帯端末装置。
  9. 表示部と、操作部と、時間情報に対応付けて文字情報を複数記憶する記憶部、を備えた携帯端末装置における文字列処理方法であって、
    前記操作部に対する所定の操作に応じて前記表示部に文字列の入力画面を表示し、
    当該入力画面を介して前記操作部による文字列の入力を受付け、
    当該文字列を前記表示部に表示し、
    前記操作部により時節を示す文字列が入力されると、前記記憶部を参照し、当該時節が示す時間情報に対応する文字情報を、入力された前記文字列の変換候補として表示する
    ことを特徴とする文字列処理方法。


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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009193415A (ja) * 2008-02-15 2009-08-27 Sharp Corp 文字入力装置

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