JP2007064348A - 一方向クラッチおよびクラッチ内蔵プーリ - Google Patents

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Abstract

【課題】保持器の軸方向への移動を確実に防止することができるようにした一方向クラッチを提供することである。
【解決手段】円筒形内面13を有する外輪11の内側に内輪12を組込み、その内輪12の外周に複数のカム面17を設ける。内輪12の軸方向一端側から内輪12の外側に嵌合される保持器18の内周にカム面17と係合する係合面19を設ける。保持器18に各カム面17に対向してポケット21を形成し、各ポケット21内に係合子22と、その係合子22が円筒形内面13とカム面17に係合する方向に係合子22を付勢する弾性部材23とを組込む。保持器18の一端部に内向きのフランジ20を形成し、そのフランジ20の内径面に突出部25を設け、この突出部25を内輪12のフランジ嵌合面15bに形成された係合溝24に係合して保持器18を軸方向に位置決めする。
【選択図】図3

Description

この発明は、駆動軸の一方向の回転トルクを従動軸に伝達する一方向クラッチおよびクラッチ内蔵プーリに関するものである。
一般に、エンジンのクランク軸の回転をベルト伝動装置によってエンジン補機の回転軸に伝えるようにした補機駆動装置においては、エンジンを急減速した場合、エンジン補機の回転軸に取付けられたプーリも同様に急減速しようとする。このとき、エンジン補機がオルタネータの場合、そのオルタネータの回転軸は慣性力が大きいため、エンジンが急減速されても回転軸は急減速されることはなく、その回転軸上に取付けられたプーリは一定の速度で回り続けようとする。
この場合、クランク軸上のプーリとオルタネータの回転軸上のプーリ間に大きな回転速度差が生じ、ベルトの張力が増大して破損し易くなる。
また、クランク軸は1回転中において角速度が変化しており、その角速度変動に起因してプーリとベルトの間で滑りを生じ、その滑りによってベルトが摩耗し、耐久性が低下することになる。
そのような不都合を解消するため、オルタネータの回転軸とその回転軸上に設けられたプーリとの間に一方向クラッチを組込み、オルタネータの回転軸の回転速度がプーリの回転速度を上回ったとき、一方向クラッチによりプーリと回転軸の結合を解除して、プーリから回転軸への回転伝達を遮断し、プーリをフリー回転させるようにしたベルト伝動装置が提案されている。
上記ベルト伝動装置に採用される一方向クラッチとして、特許文献1に記載されたものが従来から知られている。
図7および図8は上記特許文献1に記載された一方向クラッチを示す。この一方向クラッチは、プーリ50の内径面に圧入される外輪51に円筒形内面52を形成し、外輪51の内側に組込まれた内輪53の外周に上記円筒形内面52との間でくさび状空間を形成する複数のカム面54を設け、内輪53の軸方向一端からその内輪53の外側に保持器55を嵌合し、その保持器55の内周に形成された係合面56とカム面54の係合により、保持器55を内輪53に対して回り止めし、保持器55の挿入方向後端から内向きに形成されたフランジ57と内輪53の保持器受入れ側の端面の当接によって保持器55を軸方向に位置決めしている。
また、保持器55には内輪53の各カム面54と対向する位置にポケット58を形成し、そのポケット58内にローラ59と、そのローラ59をくさび状空間の狭小部に向けて付勢する弾性部材(図示省略)とを組込み、外輪51の一方向への回転時に、ローラ59を円筒形内面52およびカム面54に係合させて外輪51の回転を内輪53に伝えるようにしている。
特開2001−3961号公報
ところで、上記従来の一方向クラッチにおいては、外輪51の両側にその外輪51を挟み込むと共に、プーリ50と内輪53とを相対的に回転自在に支持する一対の軸受60、61を組込み、一方の軸受60の軸受内輪60aと一方向クラッチの内輪53の肩部53aとで保持器55のフランジ57を挾み込んで保持器55の軸方向への移動を防止する構成であるため、公差の組み合わせによっては、図8に示すように、軸受内輪60aとフランジ57の対向面間に隙間62が形成される場合がある。
ここで、軸受内輪60aとフランジ57の対向面間に隙間62が形成されると、一方向クラッチの係合時に保持器55およびローラ59が軸方向にずれ動き、ローラ59の噛み合いが不完全になって係合不良が生じたり、また、一方向クラッチの空転時に保持器55およびローラ59が軸方向に振動して異音が発生する可能性がある。
この発明の課題は、保持器の軸方向への移動を防止することができるようにした一方向クラッチおよびクラッチ内蔵プーリを提供することである。
上記の課題を解決するため、第1の発明に係る一方向クラッチにおいては、円筒形内面を有する外輪内に内輪を組込み、その内輪の外周に前記外輪の円筒形内面との間でくさび状空間を形成する複数のカム面を周方向に設け、前記内輪の軸方向一端から内輪の外周に嵌合される保持器には、前記カム面に係合して保持器を回り止めする係合面と、内輪の保持器受入れ側の端面に対向するフランジとを設け、前記保持器には前記各カム面と対向する位置にポケットを形成し、各ポケット内に係合子と、その係合子をくさび状空間の狭小部に向けて付勢する弾性部材とを組込んだ一方向クラッチにおいて、前記保持器を合成樹脂の成形品とし、その保持器のフランジ内周と内輪外周の対向面における一方に周方向に延びる係合溝を形成し、他方にその係合溝に係合する突出部を設けた構成を採用したのである。
上記第1の発明に係る一方向クラッチにおいて、フランジの片面内周部に前記突出部と対応する部位を薄肉厚とする盗みを形成すると、フランジの内径部が径方向に弾性変形し易くなり、係合溝に対して突出部を容易に係合させることができる。
第2の発明に係る一方向クラッチにおいては、外輪の内側に円筒形外面を有する内輪を組込み、外輪の内周には前記内輪の円筒形外面との間でくさび状空間を形成する複数のカム面を周方向に設け、前記外輪の軸方向一端からその外輪内に嵌合される保持器には、前記カム面に係合して保持器を回り止めする係合面と、外輪の保持器受入れ側の端面に対向するフランジとを設け、前記保持器には前記各カム面と対向する位置にポケットを形成し、各ポケット内に係合子と、その係合子をくさび状空間の狭小部に向けて付勢する弾性部材とを組込んだ一方向クラッチにおいて、前記保持器を合成樹脂の成形品とし、その保持器のフランジ外周と外輪内周の対向面における一方に周方向に延びる係合溝を形成し、他方にその係合溝に係合する突出部を設けた構成を採用したのである。
上記第2の発明に係る一方向クラッチにおいて、フランジの片面外周部に前記突出部と対応する部位を薄肉厚とする盗みを形成すると、フランジの外径部が径方向に弾性変形し易くなり、係合溝に対して突出部を容易に係合させることができる。
第1の発明に係る一方向クラッチおよび第2の発明に係る一方向クラッチにおいて、係合溝と突出部の相互間に半径方向のしめしろを設けると、係合溝に突出部を強固に係合させることができ、保持器の軸方向の移動をより確実に防止することができる。
第3の発明に係るクラッチ内蔵プーリにおいては、プーリの内径面に第1の発明に係る一方向クラッチ又は第2の発明に係る一方向クラッチの外輪を圧入し、その外輪の両側にプーリと内輪とを相対的に回転自在に支持する一対の軸受を設けた構成を採用したのである。
上記第1の発明のように、保持器に形成されたフランジの内周と内輪外周の対向面における一方に係合溝を形成し、他方にその係合溝に係合する突出部を設けたことにより、保持器が軸方向に移動するのを防止することができる。
また、第2の発明のように、保持器に形成されたフランジの外周と外輪内周の対向面における一方に係合溝を形成し、他方にその係合溝に係合する突出部を設けたことにより、保持器が軸方向に移動するのを防止することができる。
このため、第1の発明および第2の発明のいずれの発明においても、一方向クラッチの係合時に係合子をくさび状空間の狭小部に確実に噛み込ませることができると共に、一方向クラッチの空転時に保持器および係合子が軸方向に振動することがなくなり、異音の発生を防止することができる。
さらに、第3の発明のように、プーリの内側に一方向クラッチの外輪を圧入して、プーリと一方向クラッチとをユニット化することにより、プーリと一方向クラッチの組付けを同時に行なうことができるため、補機の回転速度がエンジンの回転速度を上回った際にエンジンから補機への動力伝達を遮断するベルト伝動装置の組立ての容易化を図ることができる。
以下、この発明の実施形態を図1乃至図6に基づいて説明する。図1および図2は、クラッチ内蔵プーリを示す。このクラッチ内蔵プーリは、プーリ1と、その内側に組込まれた一方向クラッチ10とを有し、上記プーリ1の外周にはVリブドベルトを案内する複数のV溝2が形成されている。
一方向クラッチ10は、外輪11と、その外輪11の内側に組込まれた内輪12とを有し、上記外輪11はプーリ1の内径面に圧入されてプーリ1と共に回転するようになっている。また、外輪11には円筒形内面13が形成されている。
内輪12は、カムリング部14の両端に一対の小径筒部15を設けた構成とされている。各小径筒部15の外周には軸受嵌合面15aが設けられ、一方の小径筒部15には軸受嵌合面15aとカムリング部14との間に軸受嵌合面15aより大径のフランジ嵌合面15bが形成されている。
軸受嵌合面15aのそれぞれには軸受16が嵌合され、その軸受16により外輪11は挟まれて軸方向に位置決めされると共に、内輪12とプーリ1は相対的に回転自在とされている。
図1および図2に示すように、カムリング部14の外周には、外輪11の円筒形内面13との間でくさび状空間を形成する複数のカム面17が周方向に等間隔に設けられている。
外輪11と内輪12との間には保持器18が組込まれている。保持器18は合成樹脂の成形品からなる。この保持器18の内周には内輪12のカム面17に係合する複数の係合面19が設けられ、その係合面19とカム面17の係合によって保持器18は内輪12に対して回り止めされている。
保持器18は、内輪12の軸方向一端側からカムリング部14の外周に嵌合され、その嵌合時に後側となる端部に内向きのフランジ20が形成されている。
保持器18には内輪12の各カム面17に対向してポケット21が形成され、各ポケット21内にローラから成る係合子22と、その係合子22をくさび状空間の狭小部に向けて付勢する弾性部材23とが組込まれている。
図3に示すように、フランジ20はフランジ嵌合面15bに嵌合されている。フランジ嵌合面15bには周方向に延びる係合溝24が形成され、一方、フランジ20の内径面には上記係合溝24に係合する突出部25が設けられている。
ここで、係合溝24と突出部25はぴったりと嵌り合う係合であってもよく、あるいは図4に示すように、半径方向にしめしろδをもつ係合であってもよい。その係合によって保持器18は軸方向に位置決めされている。
また、突出部25は周方向に連続するものであってもよく、あるいは、周方向に不連続のものであってもよい。また、突起であってもよい。
フランジ20の外側面における内周部には突出部25と対応する部分を薄肉厚とする盗み26が設けられている。盗み26は、フランジ20の内径部を弾性変形し易くして係合溝24に対する突出部25の係合の容易化を図るためのものであり、突出部25の形状に応じて適切な形状を採るようにする。
例えば、突出部25が周方向に連続するものである場合、盗み26は環状溝とし、また、突出部25が周方向に不連続のもの、あるいは突起から成るものの場合、弧状溝又は切欠部とする。弧状溝や切欠部から成る盗み26においては突出部25と対応する位置に設けるようにする。
図3に示す例では、フランジ20の内径面に突出部25を設け、フランジ嵌合面15bに係合溝24を形成するようにしたが、上記と逆に、フランジ20の内径面に係合溝を形成し、フランジ嵌合面15bに突出部を設けるようにしてもよい。
実施の形態で示すクラッチ内蔵プーリは上記の構造から成り、プーリ1が図2の矢印で示す方向に回転すると、係合子22が外輪11の円筒形内面13および内輪12のカム面17に係合し、プーリ1の回転は係合子22を介して内輪12に伝達される。
内輪12の回転速度がプーリ1の回転速度を上回ると、円筒形内面13およびカム面17に対する係合子22の係合が解除され、プーリ1から内輪12への回転伝達が遮断される。
このため、オルタネータの回転軸にクラッチ内蔵プーリの内輪12を取付け、そのクラッチ内蔵プーリのプーリ1とクランク軸に取付けたプーリ間にベルトをかけ渡してオルタネータを駆動すると、エンジンの急減速等によってオルタネータの回転速度がクランク軸の回転速度を上回った場合に、プーリ1をフリー回転させることができる。したがって、プーリ1とベルトの接触部で滑りが生じたり、ベルトの張力が増大するのを防止することができ、ベルトの破損防止に効果を挙げることができる。
ここで、内輪12に対する保持器18の組付けは、図4に示すように、内輪12の軸方向一端側に保持器18を配置し、その保持器18の係合面19と内輪12のカム面17とを位置合わせしたのち、カムリング部14の外周に保持器18を嵌合する。
カムリング部14に対する保持器18の嵌合量が多くなると、フランジ嵌合面15bに保持器18のフランジ20が嵌合し始め、その内径面に設けられた突出部25が上記フランジ嵌合面15bに接触し始めると、フランジ20の内径部が弾性変形する。
このとき、フランジ20の外側面の内周部には盗み26が設けられているため、フランジ20の内径部は径方向外方に容易に弾性変形する。
突出部25が係合溝24と対向する位置まで保持器18が嵌合されると、係合溝24に突出部25が係合し、その係合によって保持器18は軸方向に位置決めされる。この場合、係合溝24と突出部25の相互間に、図4に示すように、半径方向のしめしろδを設けておくことにより、係合溝24に対する突出部25の係合力が強く、保持器18をより確実に軸方向に位置決めすることができる。
このように、保持器18は、係合溝24と突出部25の係合によって軸方向に位置決めされるため、一方向クラッチの係合時に、保持器18および係合子22が軸方向に移動することはない。このため、係合子22を円筒形内面13とカム面17とで形成されるくさび状空間の狭小部に確実に噛み込ませることができ、一方向クラッチに係合不良が発生するのを防止することができる。
また、一方向クラッチの空転時に、保持器18および係合子22が軸方向に振動することがなく、異音の発生を防止することができる。
図5および図6は、クラッチ内蔵プーリの他の実施形態を示す。この実施形態と図1および図2に示す実施形態のクラッチ内蔵プーリとは一方向クラッチ10の構成が相違する。
図6に示す一方向クラッチ10は、外輪31の内側に組込まれた内輪32に円筒形外面33を形成し、外輪31の内周には上記円筒形外面33との間でくさび状空間を形成する複数のカム面34を周方向に等間隔に設け、そのカム面34と係合する係合面36を外周に有する保持器35を外輪31内に嵌合し、上記保持器35には各カム面34と対向する位置にポケット37を設け、各ポケット37内にローラから成る係合子38と、その係合子38をくさび状空間の狭小部に向けて付勢する弾性部材39とを組込んでいる。
また、外輪31の一端部内周にフランジ嵌合面40を形成し、保持器35にはそのフランジ嵌合面40に嵌合される外向きのフランジ41を設け、上記フランジ嵌合面40に係合溝42を形成し、フランジ41の外径面に上記係合溝42に係合する突出部43を設け、上記フランジ41の外側面外周部に盗み44を形成している。
上記のように、フランジ嵌合面40に係合溝42を形成し、その係合溝42にフランジ41の外径面に設けた突出部43を係合させることにより、保持器35を軸方向に位置決めすることができるため、図1および図2に示す一方向クラッチと同様に、係合不良が発生するのを防止することができると共に、空転時に異音が発生するのを防止することができる。
また、フランジ41の外側面外周部に盗み44を形成したことにより、フランジ41の外径部が弾性変形し易く、係合溝42に突出部43を容易に係合させることができる。
図6に示す例において、係合溝42と突出部43の相互間に、図4に示す場合と同様に半径方向のしめしろを設けておくと、保持器35をより確実に軸方向に位置決めすることができる。
図6に示す例では、フランジ嵌合面40に係合溝42を形成し、フランジ41の外径面に突出部43を設けたが、フランジ嵌合面40に突出部を設け、フランジ41の外径面に係合溝を形成してもよい。
この発明に係るクラッチ内蔵プーリの実施の形態を示す縦断正面図 図1のII−II線に沿った断面図 図1に示す保持器の軸方向位置決め部を拡大して示す断面図 保持器の組付け前の状態を示す断面図 この発明に係るクラッチ内蔵プーリの他の実施形態を示す断面図 図5に示す保持器の軸方向の位置決め部を拡大して示す断面図 従来のクラッチ内蔵プーリを示す断面図 図7に示す保持器の軸方向の位置決め部を拡大して示す断面図
符号の説明
1 プーリ
10 一方向クラッチ
11 外輪
12 内輪
13 円筒形内面
17 カム面
18 保持器
19 係合面
20 フランジ
21 ポケット
22 係合子
23 弾性部材
24 係合溝
25 突出部
26 盗み
31 外輪
32 内輪
33 円筒形外面
34 カム面
35 保持器
36 係合面
37 ポケット
38 係合子
39 弾性部材
41 フランジ
42 係合溝
43 突出部
44 盗み

Claims (6)

  1. 円筒形内面を有する外輪内に内輪を組込み、その内輪の外周に前記外輪の円筒形内面との間でくさび状空間を形成する複数のカム面を周方向に設け、前記内輪の軸方向一端から内輪の外周に嵌合される保持器には、前記カム面に係合して保持器を回り止めする係合面と、内輪の保持器受入れ側の端面に対向するフランジとを設け、前記保持器には前記各カム面と対向する位置にポケットを形成し、各ポケット内に係合子と、その係合子をくさび状空間の狭小部に向けて付勢する弾性部材とを組込んだ一方向クラッチにおいて、
    前記保持器を合成樹脂の成形品とし、その保持器のフランジ内周と内輪外周の対向面における一方に周方向に延びる係合溝を形成し、他方にその係合溝に係合する突出部を設けたことを特徴とする一方向クラッチ。
  2. 前記フランジの片面内周部に前記突出部と対応する部分を薄肉厚とする盗みを形成した請求項1に記載の一方向クラッチ。
  3. 外輪の内側に円筒形外面を有する内輪を組込み、外輪の内周には前記内輪の円筒形外面との間でくさび状空間を形成する複数のカム面を周方向に設け、前記外輪の軸方向一端からその外輪内に嵌合される保持器には、前記カム面に係合して保持器を回り止めする係合面と、外輪の保持器受入れ側の端面に対向するフランジとを設け、前記保持器には前記各カム面と対向する位置にポケットを形成し、各ポケット内に係合子と、その係合子をくさび状空間の狭小部に向けて付勢する弾性部材とを組込んだ一方向クラッチにおいて、
    前記保持器を合成樹脂の成形品とし、その保持器のフランジ外周と外輪内周の対向面における一方に周方向に延びる係合溝を形成し、他方にその係合溝に係合する突出部を設けたことを特徴とする一方向クラッチ。
  4. 前記フランジの片面外周部に前記突出部と対応する部分を薄肉厚とする盗みを形成した請求項3に記載の一方向クラッチ。
  5. 前記係合溝と突出部の相互間に半径方向のしめしろを設けた請求項1乃至4のいずれかに記載の一方向クラッチ。
  6. プーリの内径面に請求項1乃至5のいずれかに記載の一方向クラッチの外輪を圧入し、その外輪の両側にプーリと内輪を相対的に回転自在に支持する一対の軸受を設けたクラッチ内蔵プーリ。
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