JP2007062713A - 回転電機を搭載する鞍乗型車両、及び回転電機の取り付け方法 - Google Patents

回転電機を搭載する鞍乗型車両、及び回転電機の取り付け方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007062713A
JP2007062713A JP2006058663A JP2006058663A JP2007062713A JP 2007062713 A JP2007062713 A JP 2007062713A JP 2006058663 A JP2006058663 A JP 2006058663A JP 2006058663 A JP2006058663 A JP 2006058663A JP 2007062713 A JP2007062713 A JP 2007062713A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
stator
type vehicle
teeth
angle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006058663A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4969873B2 (ja
Inventor
Masumi Nakajima
真澄 中嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
Priority to JP2006058663A priority Critical patent/JP4969873B2/ja
Priority to TW95123078A priority patent/TWI310257B/zh
Priority to EP06016377.1A priority patent/EP1750359A3/en
Publication of JP2007062713A publication Critical patent/JP2007062713A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4969873B2 publication Critical patent/JP4969873B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K7/00Arrangements for handling mechanical energy structurally associated with dynamo-electric machines, e.g. structural association with mechanical driving motors or auxiliary dynamo-electric machines
    • H02K7/006Structural association of a motor or generator with the drive train of a motor vehicle
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K21/00Synchronous motors having permanent magnets; Synchronous generators having permanent magnets
    • H02K21/12Synchronous motors having permanent magnets; Synchronous generators having permanent magnets with stationary armatures and rotating magnets
    • H02K21/24Synchronous motors having permanent magnets; Synchronous generators having permanent magnets with stationary armatures and rotating magnets with magnets axially facing the armatures, e.g. hub-type cycle dynamos

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)

Abstract

【課題】回転電機の取り付け作業がより容易になる鞍乗型車両を提供することにある。
【解決手段】自動二輪車は、ステータと、ステータに対して回転可能に設けられクランクシャフト51とともに回転するロータ21とを含む回転電機と、クランクシャフト51の軸線方向でロータ21に対向して配置されるフライホイール56とを備える。ステータはロータ21を回転可能に支持する。ロータ21は凸部22cを有し、フライホイール56は、前記軸線方向から凸部22cと係合する凹部56eを有する。
【選択図】図8

Description

本発明は、回転電機を搭載した鞍乗型車両、及び回転電機の取り付け方法に関し、回転電機の取り付け作業を容易にする技術に関する。
従来、自動二輪車をはじめとする鞍乗型車両において、エンジンの駆動を補助するために駆動したり、又は単体の駆動力で車両を走行させる回転電機を搭載するものが開発されている(例えば、特許文献1参照)。このような鞍乗型車両で使用されるアキシャルギャップ型の回転電機は、マグネットが接合された円盤状のロータと、当該ロータに対して回転軸の軸線方向で対向するステータと備えている。そして、ロータは、回転軸や該回転軸とともに回転するよう固定されたフライホイール等に取り付けられ、ステータはケース等に取り付けられている。
また、車両に搭載される回転電機にはラジアルギャップ型の回転電機が用いられる場合もある。ラジアルギャップ型の回転電機は、マグネットを有し軸線を囲むようにして形成されるロータと、ロータに対して径方向に対向し、同じく軸線を囲むように形成されるステータとを有している。そして、ラジアルギャップ型の回転電機においても、ロータは回転軸やフライホイール等に取り付けられ、ステータはケース等に取り付けられている。
特開2000−013913号公報
上記従来の回転電機のように、ロータが回転軸やフライホイール等に取り付けられ、ステータがケースなどに取り付けられる回転電機では、その組み立てがスムーズに行えない場合があった。例えば、ロータを回転軸やフライホイールに固定した後に、ステータをロータに対向させて配置しようとすると、ロータに取り付けられたマグネットとステータのティースとが引き合うために、ステータを正しい位置に設置した状態で取り付け作業を行うのは困難であった。特に、車両に用いられる回転電機のように、強い磁力を発生するマグネットが用いられる場合は、ステータを正しい位置に設置するのはより難しかった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、回転電機の取り付け作業がより容易になる鞍乗型車両、及び回転電機の取り付け方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る鞍乗型車両は、ステータと、前記ステータに対して回転可能に設けられ回転軸とともに回転するロータとを含む回転電機と、前記回転軸の軸線方向で前記ロータに対向して配置される回転部材とを備える。そして、前記ステータは前記ロータを回転可能に支持し、前記ロータは係合部を有し、前記回転部材は、前記軸線方向から前記係合部と係合する被係合部を有する。
また、本発明に係る鞍乗型車両を組み立てる方法は、前記ロータと前記ステータとを互いに対向させて、磁力によって一体化する工程と、一体化した前記ロータと前記ステータとを車体に取り付けて、前記ロータの前記係合部を前記回転部材の前記被係合部に係合させる工程と、を含む。
本発明によれば、ステータがロータを回転可能に支持するので、ステータとロータを一体化した上で、これらを車体に組み付けることができるようになり、回転電機の車体への組み付けが容易になる。つまり、例えば、ロータを回転部材に取り付けた上で、ステータを車体に取り付ける場合には、ステータがロータに引き寄せられるために、ステータを正しい姿勢にすることが困難である。本発明によればロータとステータを一体化した上で車体に取り付けることができるので、回転電機の取り付け作業が容易になる。
なお、ここで回転部材は、例えばクランクシャフトや、フライホイール、クラッチハウジング、無段変速機のシーブなどである。また、回転電機は、ロータが回転軸方向でステータに対向して配置されるアキシャルギャップ型の回転電機でもよいし、ロータとステータとが径方向に対向するラジアルギャップ型の回転電機でもよい。
本発明の一態様では、前記回転電機は、マグネットと当該マグネットとの間に形成される磁束の経路を決定するティースとを有し、前記ロータは、前記マグネット又は前記ティースのいずれか一方を有し、前記軸線方向にスライド可能に設けられ、前記ステータは、前記マグネット又は前記ティースのうち他方を有し、前記一方と前記他方の離間距離を保ちつつ前記ロータを回転可能に支持する。
この態様によれば、マグネットとティースとの離間距離を正確に設定することができる。例えば、回転部材の回転軸方向の取り付け位置や、ステータの回転軸方向の取り付け位置に誤差がある場合でも、ロータが回転軸方向にスライドすることでマグネットとティースとの間隔は正しい大きさに設定される。
また、この態様では、前記ロータは、軸受け被支持面を有し、前記ステータは、軸受け支持面を有し、前記軸受け支持面は、軸受けを介して前記軸受け被支持面を回転可能に支持してもよい。このようにすれば、マグネットとティースとの間の離間距離が正確に設定されるとともに、ロータの回転が円滑になる。なお、この場合、前記回転電機は、前記マグネット及び前記ティースを複数有し、前記複数のマグネット及び前記複数のティースは、前記回転軸を囲むように配置されてもよい。
また、この態様では、前記回転部材の回転角度には、当該回転部材が車体に対する基準姿勢となる基準角度が定められ、前記ロータの前記ステータに対する回転角度には、前記複数のマグネットと前記複数のティースとの吸引力によって、当該ロータが前記ステータに安定的に支持される安定角度が定められる。そして、前記係合部と前記被係合部とが設けられる位置は、前記ロータが前記安定角度に設置される状態で、且つ、前記回転部材が前記基準角度に設置される状態において、互いに正対する位置である。
また、この場合の鞍乗型車両を組み立てる方法は、前記安定角度において前記ロータを前記ステータによって支持し、前記ロータと前記ステータとを一体化する工程と、前記回転部材を前記基準角度に設置する工程と、前記ステータと一体化した前記ロータの前記係合部と、前記回転部材の前記被係合部とを正対させる工程と、一体化した前記ロータと前記ステータとを車体に取り付けて、前記ロータの前記係合部を前記回転部材の前記被係合部に係合させる工程とを含む。
このようにすれば、回転電機の取り付け時に、磁力によってロータを安定角度(ステータに対する相対回転が抑制される角度(コギングが抑制される角度))に配置するとともに、回転部材を基準角度(車体に対する基準姿勢)にすることで、係合部と被係合部とが正対するようになる。そのため、例えば、回転電機の組み付け作業時に係合部と被係合部の位置を視認し、これらが互いに正対していることを確認する必要がなくなり、回転電機の組み付け作業が容易になる。
ここで、前記回転電機を前記回転軸の前記軸線方向から覆い、前記ステータが取り付けられるカバーをさらに備え、前記回転電機の組み付け時には、前記ロータが前記安定角度で前記ステータに支持される状態において、前記ステータは前記カバーに取り付けられてもよい。
また、この場合の鞍乗型車両を組み立てる方法は、前記ステータによって前記回転角度が安定する位置で前記ロータを支持するとともに、当該ステータを前記カバーに取り付け、前記ロータ、前記ステータ及び前記カバーを一体化する工程と、前記回転部材を前記基準角度に配置する工程と、前記ロータの前記係合部と前記回転部材の前記被係合部とを正対させる工程と、一体化した前記ロータ、前記ステータ及び前記カバーを車体に取り付け、前記ロータの前記係合部を前記回転部材の前記被係合部に係合させる工程とを含む。
こうすることで、ステータをカバーに取り付け、当該ステータによってロータを安定角度(ステータに対する相対回転が抑制される角度(コギングが抑制される角度))で支持すると、回転部材が基準角度にあれば、係合部と被係合部とが正対する。その結果、回転電機及びカバーの組み付け時に、係合部と被係合部の位置を視認し、これらが互いに正対していることを確認する必要がなくなる。また、ステータをカバーに取り付け、当該ステータ、ロータ及びカバーを一体化した状態で、これらを車体に取り付けることができる。
また、ここで、前記複数のマグネットは、前記複数のティースとの間に磁束を形成し、前記ロータの前記安定角度は、互いに隣接する前記マグネットが形成する磁束の密度の疎密差が最小となる角度としてもよい。このようにすれば、回転電機の取り付け時に、ステータに対する相対回転が抑制される角度(ロータのコギングが抑制される角度)、すなわち安定角度に、容易にロータを配置することができる。つまり、疎密差が最小となる角度、すなわち、マグネットとティース間の空間磁束密度と、当該マグネットに隣接するマグネットとティース間の空間磁束密度との疎密差が最小となる角度では、ロータに加わる回転方向の磁力が均衡し、ロータのステータへの取り付け角度が安定する。
ここで、前記ロータの前記安定角度は、隣接する2つの前記マグネットが、それぞれ前記複数のティースのうちいずれか2つと正対し、当該2つのティースと前記軸線方向に重なる角度としてもよい。
また、前記ロータの前記安定角度は、隣接する2つの前記ティースの一部が、前記複数のマグネットのいずれか1つと、前記軸線方向に重なる角度であり、前記2つのティースの前記一部の大きさが互い等しくなるようにしてもよい。さらに、この場合の前記ロータの前記安定角度は、前記2つのティースのいずれか一方に隣接する前記ティースが、前記複数のマグネットのいずれかと正対する角度であってもよい。
また、本発明の一態様では、前記ロータの前記係合部と前記回転部材の前記被係合部のいずれか一方は、回転時の互いの衝突を緩衝するダンパ部を有してもよい。
この態様によれば、係合部と被係合部との衝突が緩衝され、例えば、回転電機の駆動音が低減される。
また、本発明の一態様では、前記回転部材はフライホイールである。このようにすれば、一般的な車体に備えられていない部品を新たに回転部材として設ける必要がなくなる。
以下、本発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施の形態による鞍乗型車両の例である自動二輪車1の側面図である。図2は当該自動二輪車1の後部の側面図であり、図3は図2のIII−III線断面図であり、図4は図3に示す回転電機20の拡大図であり、図5はクランクシャフト51に取り付けられるフライホイール56の正面図であり、図6は回転電機20のロータ21の正面図であり、図7はステータ25を構成する固定ステータ30の背面図及び可動ステータ40の正面図であり、図8はロータ21がクランクシャフト51の軸線方向(以下、単に軸線方向とする)にスライドして取り付けられる様子を示す図であり、図9は回転電機20の概略の分解斜視図である。なお、図2においては消音器及び車体カバーなどの記載が省略されている。また、図5の正面図はフライホール56のロータ21に対向する面を示し、図6の正面図はロータ21の固定ステータ30に対向する面を示している。また、図7(a)の正面図は固定ステータ30の可動ステータ40に対向する面を示し、図7(b)の正面図は可動ステータ40の固定ステータ30に対向する面を示している。
図1に示すように、自動二輪車1は、車体前側下部に前車輪3を備え、前車輪3はフロントフォーク5の下端部で回転可能に支持されている。フロントフォーク5の上端部には斜め上方に延伸するステアリング軸7が連結されている。ステアリング軸7の上端部には車幅方向に延伸するハンドル9が取り付けられている。ハンドル9の両端部にはグリップ11が取り付けられている。ステアリング軸7の中央部には、車体フレーム10が取り付けられている。
車体フレーム10は、車体の前部から後部に向けて斜め下方に延伸した後、屈曲し、真っ直ぐに延伸している。その後、さらに屈曲して、斜め上方に向けて延伸している。車体フレーム10の後部上方にはシート13が配置されている。車体フレーム10の後端部にはリヤサスペンション15の上端部が接続されている。リヤサスペンション15の下端部は、リヤアーム16の後端部16aに接続されている(図2参照)。リヤアーム16は後車輪17を回転可能に支持している。後車輪17はベルト式無段変速機などの駆動力伝達機構を介してエンジン50の駆動力が伝達されて回転駆動する。エンジン50は車体フレーム10の中央部下方に配置されている。
エンジン50の中心部にはシリンダ50aが備えられ、シリンダ50aにはピストン50bが収容されている。ピストン50bにはコンロッド50cの上端部が取り付けられ、コンロッド50cの下端部にはクランクシャフト51が取り付けられている。
エンジン50の車幅方向外方(図3に示すαの方向)には回転電機20が配置されている。回転電機20はクランクシャフト51に取り付けられている(図3参照)。回転電機20は、エンジン50の駆動をアシストしたり、単体の駆動力で車両を走行させる。また、回転電機20はバッテリ(不図示)の蓄電量が所定の値より低い場合などにおいては、発電機としても機能する。
図3又は図4に示すように、クランクシャフト51は軸受け52によって回転可能に支持され、この軸受け52はクランクケース50dを側方から覆うケースカバー19に保持される。また、クランクシャフト51の中心側は、クランクシャフト51の表面との間に油膜を形成する軸受け53により回転可能に支持され、この軸受け53はクランクケース50dに保持される。クランクシャフト51の端部51cには車幅方向の外側からシール部材54が嵌められている。
クランクシャフト51には、クランクシャフト51の中心側(コンロッド50cが連結される側)から端部51cに向けて、順に始動用減速ギア61と、ワンウェイクラッチ55と、フライホイール56と、回転電機20とが取り付けられている。
まず、始動用減速ギア61及びワンウェイクラッチ55について説明する。始動用減速ギア61は、セルモータ60の出力軸と噛み合うギア62に噛み合っており、エンジン始動時には、セルモータ60の駆動力をワンウェイクラッチ55に伝達する。ワンウェイクラッチ55に伝達された駆動力は、当該ワンウェイクラッチ55とともに回転するフライホイール56を介してクランクシャフト51へ伝達される。一方、エンジン50の始動が終了した後には、セルモータ60の駆動が停止するとともに、ワンウェイクラッチ55が始動用減速ギア61に対して独立して回転することで、エンジン50の駆動力はセルモータ60へ伝達されない。なお、始動用減速ギア61はクランクシャフト51に対して遊転している。
次に、フライホイール56(回転部材)について説明する。図4又は図5に示すように、フライホイール56は、円盤状の円盤部56aと、筒状の大径筒部56bと、筒状の小径筒部56cとを有している。円盤部56aの中心部にはクランクシャフト51が挿通される挿通孔が設けられている。大径筒部56bは、円盤部56aの外周の縁部から軸線方向に回転電機20側に立ち上がっている。小径筒部56cは、円盤部56aの挿通孔の縁から軸線方向に回転電機20側に延びている。
円盤部56aの所定半径の位置には、複数のボルト締め用の孔が形成されている。ワンウェイクラッチ55における、この孔に対応する位置にも、ボルト締め用のボルト孔が形成されている。円盤部56aの孔とワンウェイクラッチ55のボルト孔とがボルト締めされて、フライホイール56はワンウェイクラッチ55に固定される。
小径筒部56cの内周面には軸線方向に直線的に延伸する溝状の凹部56dが形成されている。一方、クランクシャフト51の側周面におけるフライホイール56の内周面に対応する位置には凹部が形成されている。この凹部には、その形状に相応する係合部材65が嵌められている。係合部材65の縁部の一部はクランクシャフト51の側周面から突出しており、フライホイール56の凹部56dと係合している。こうして、係合部材65がフライホイール56とクランクシャフト51の双方に係合することで、フライホイール56とクランクシャフト51との回転方向の相対位置が決められる。
また、小径筒部56cの内周面は、クランクシャフト51の端部51cに向かうに従って径が小さくなるよう形成されている(図4参照)。クランクシャフト51には端部51cに向かうに従って径が小さくなるテーパ部51bが設けられている。クランクシャフト51が小径筒部56cに挿通され、テーパ部51bの外周面に対して小径筒部56cの内周面が接することで、フライホイール56がテーパ部51bよりクランクシャフト51の中心側に移動することが規制される。これにより、クランクシャフト51の軸上でのフライホール56の位置が決められる。なお、クランクシャフト51には外側(端部51c側)からナット57が嵌められており、ナット57はフライホイール56をクランクシャフト51の中心側に押圧し、テーパ部51bの外周面に小径筒部56cの内周面を圧接する。これにより、フライホイール56はクランクシャフト51に摩擦締結する。
フライホイール56の大径筒部56bの内周面には、軸線方向に直線的に延伸する溝状の凹部(被係合部)56eが形成されている。この凹部56eは周方向に複数形成されている。これら凹部56eに回転電機20が有するロータ21のヨーク22が係合して、ロータ21はフライホイール56とともに回転する。なお、ヨーク22とフライホイール56の係合については、後において詳説する。
次に、回転電機20について説明する。回転電機20は、クランクシャフト51の中心側から順にロータ21と、ステータ25とを備えている。ここでは、ステータ25として、ロータ21と対向する固定ステータ30と、ロータ21とは反対側において固定ステータ30と対向する可動ステータ40とを備えるものが採用されている。後述するように、この構成により、ステータ25が発生する界磁を任意に変化させることができる。
図4又は図6に示すように、ロータ21はヨーク22とマグネット(界磁用磁石)23とを備えている。ヨーク22は、略円盤状の円盤部22aと、筒状の内筒部22bとを有している。円盤部22aの中心部には挿通孔が設けられ、内筒部22bは該挿通孔の縁から軸線方向に固定ステータ30側に向かって延びている。
内筒部22bには、クランクシャフト51とフライホイール56の小径筒部56cとが挿通されている。この内筒部22bと、フライホイール56の小径筒部56cとの間には、2つの円環状の弾性部材58,58が嵌められている。この弾性部材58,58は、内筒部22bの内周面とフライホイール56の小径筒部56cの外周面との間の間隙をシールして、例えば回転電機20の駆動時にロータ21が振動するのを抑制している。なお、複数のマグネット23はクランクシャフト51を囲むように円環状に配置され、円盤部22aの固定ステータ30側の面に接合されている。
図4又は図8に示すように、ロータ21は、軸線方向へスライドできるようにフライホイール56に取り付けられている。具体的には、ヨーク22の円盤部22aの外径はフライホイール56の大径筒部56bの内径と概ね等しくなるよう形成されている。円盤部22aの外周部には、径方向外方に突出する凸部22c(係合部)が、フライホイール56の凹部56e(被係合部)と同数形成されている。凸部22cが凹部56eに沿って移動することで、ロータ21は軸線方向にスライドできる。また、回転電機20の取り付け時には、ロータ21をフライホイール56側に移動させると、複数の凹部56eは凸部22cを受け入れて、当該凸部22cから回転力が伝達されるように係合する。なお、回転電機20の取り付け方法及び凹部56eと凸部22cが形成される位置については、後において詳細に説明する。
ここで、ステータ25について説明する。上述したように、ステータ25は固定ステータ30と可動ステータ40とを備えている。また、ステータ25は、電流が印加されて磁束を発生するコイル31を備えている。図4又は図7(a)に示すように、固定ステータ30は、鉄心で構成される複数の固定ティース34を備えている。固定ティース34のそれぞれにコイル31が巻回されている。固定ティース34はクランクシャフト51を囲んで円環状に配置されている。固定ティース34のロータ21側の端面34a(磁束発生領域)は、ロータ21のマグネット23に対向している。これら複数の固定ティース34とコイル31は潤滑剤を包含する樹脂で形成される樹脂部36によりモールドされ、この樹脂部36はクランクシャフト51の軸線を中心として円環状に形成されている。樹脂部36は、複数のコイル31からなるコイル群の内側(複数のコイル31よりクランクシャフト51側)に略筒状の内周部36aを有し、コイル群の外側に略筒状の外周部36bを有している(図3参照)。
外周部36bはケースカバー19に固定されている。すなわち、外周部36bはケースカバー19側に向かって延びるように形成されており、そのケースカバー19側の縁部には複数の係止部37が形成されている。係止部37は、外周部36bのカバー19側の縁部から径方向外方に向かって立ち上がっている(図6及び図7(a)参照)。各係止部37にはボルト締め用の孔が形成されている。一方、ケースカバー19の係止部37に対向する位置には、ボルト締め用のボルト孔59が形成されている。係止部37の孔は、それに対応するボルト孔59にボルト締めされている。これにより、固定ステータ30は、ケースカバー19に対して固定されている。
図4に示すように、固定ティース34の端面34aはヨーク22の円盤部22aと対向し、内周部36aはヨーク22の内筒部22bと対向している。
内周部36aの内側に軸受け63が配置され、内周部36aは固定ティース34とマグネット23との離間距離を保ちつつ、軸受け63を介してロータ21を回動可能に支持している。具体的には、内周部36aは軸受け支持部36iを有している。この軸受け支持部36iには、円環状の軸受け支持面36cと、軸受け接触面36jとが形成されている。軸受け支持面36cは、ロータ21に対向し、軸線方向に対して垂直に形成されている。軸受け接触面36jは軸受け63の外周面に全周に亘って接している。
また、ヨーク22の内筒部22bのクランクシャフト51の端部51c側(固定ステータ30側)には、軸受け被支持部22eが形成されている。この軸受け被支持部22eには、円環状の軸受け被支持面22dと軸受け接触面22fとが形成されている。軸受け被支持面22dは、固定ステータ30に対向し、軸線方向に対して垂直に形成されている。また、軸受け接触面22fは軸線を中心とする筒状に形成され、軸受け受け63の内周面に接している。
固定ステータ30の軸受け支持面36cとヨーク22の軸受け被支持面22dとの間に軸受け63が配置されている。上述したように、ロータ21は、クランクシャフト51の軸線方向にスライド可能となっている。このロータ21は、磁力により固定ステータ30側に引き寄せられている。そして、軸受け支持面36cが、軸受け63を介して磁力に抗してヨーク22の軸受け被支持面22dを支持している。これにより、マグネット23の固定ステータ30に対向する対向面23aが、固定ティース34のマグネット23に対向する端面34aから間隔hだけ離間している。
また、軸受け63は、内周部36aの軸受け接触面36jと、ヨーク22の軸受け接触面22fの双方に接している。そのため、ヨーク22は、径方向に揺動することなくクランクシャフト51の軸線周りを回転する。こうして、内周部36aは、軸受け63を介してロータ21を回動可能に支持している。なお、図9において、コイル31及び固定ティース34の記載は省略されている。
内周部36aの可動ステータ40側の形状について詳細に説明する。内周部36aの可動ステータ40側には、可動ステータ40に対向し軸線を囲む円環状の軸受け支持面36fと、軸線を囲み円環状に形成される凸部36gとが設けられている。軸受け支持面36fは、軸線方向に対して垂直に形成されている。凸部36gは、軸受け支持面36fの内周縁から可動ステータ40側に立ち上がるように形成されている。この凸部36gの外周面には、軸受け64の内周面が接している。軸受け支持面36fは軸受け64を支持している。
可動ステータ40は、上述したように、ロータ21とは反対側で固定ステータ30と対向している。この可動ステータ40は、固定ティース34と同数の可動ティース41と、円環状の基台42とを備えている(図4又は図7(b)参照)。基台42は、複数の可動ティース41がクランクシャフト51を囲み円環状に配置されるように当該可動ティース41を支持している。基台42と可動ティース41は、潤滑剤を包含する樹脂からなる樹脂部43によりモールドされている。樹脂部43は、複数の可動ティース41及び基台42の内側(クランクシャフト51の軸線側)に、円環状の内周部43eを有している。
この内周部43eには軸受け支持面43aが形成されている。軸受け支持面43aは軸線方向に対して垂直に成形され、固定ステータ30に対向している。軸受け支持面43aが軸受け64に支持されることで、可動ティース41の端面41aは固定ティース34の端面34bから間隔kだけ離間している。
つまり、軸受け支持面43aと固定ステータ30の軸受け支持面36fとの間に軸受け64が配置されている。可動ティース41は鉄心から構成されており、コイル31の磁力によって、可動ステータ40は固定ステータ30側へ引き寄せられる。軸受け支持面36fは、軸受け64を介して磁力に抗して可動ステータ40の軸受け支持面43aを支持している。これにより、可動ティース41の端面41aが固定ティース34の端面34bから間隔kだけ離間している。
なお、可動ステータ40の内周部43eの内周面は、軸受け64の外周面と接する接触面43bを有している。この接触面43bは軸受け64の外周面に接しており、可動ステータ40は径方向への移動が規制されつつ軸線周りを回転する。
また、図7(b)に示すように、樹脂部43の外周面には径方向に突出するギア係合部45が形成されている。ギア係合部45は周方向の長さを有している。このギア係合部45には、可動ステータ40を固定ステータ30に対して相対的に回転させるための係合部材(例えばギア)が係合する。
ここで、上述したロータ21の凸部22c及びフライホイール56の凹部56eが形成される位置と、回転電機20の車体への取り付け方法について詳細に説明する。
クランクシャフト51の回りで回転可能なフライホイール56の回転角度には、車体に対する基準姿勢となる基準角度が予め定められている。この基準角度は、例えば、フライホイール56の凹部56dが最上位置又は最下位置にある角度である。一方、ロータ21、ステータ25及びケースカバー19にも、取付時の姿勢である基準姿勢が予め定められている。ケースカバー19の基準姿勢は、車体への取付姿勢、すなわちクランクケース50dの取付位置とケースカバー19の取付位置とが相対する姿勢である。ステータ25の基準姿勢は、固定ステータ30の係止部37が、取付姿勢にあるケースカバー19のボルト孔59に相対する姿勢である。ロータ21の基準姿勢は、基準姿勢にある固定ステータ30に対する相対的な回転角度が安定角度となる姿勢である。ここで、安定角度は、マグネット23と固定ティース34との間の吸引力(磁力)によって、ロータ21が固定ステータ30に安定的に支持される角度である。そして、凸部22cと凹部56eとが設けられる位置は、フライホイール56が基準角度に設置され、且つ、ロータ21が安定角度に設置される状態において、互いに正対する位置である。つまり、フライホイール56が基準角度に配置され、ケースカバー19、ステータ25及びロータ21が基準姿勢に配されると、凸部22cと凹部56eは、互いに正対する。
ここで安定角度について詳細に説明する。安定角度は、互いに隣接するマグネット23と、固定ティース34との間に形成される磁束の密度の疎密差が最小となる角度であり、マグネット23に作用する磁力が均衡し、ロータ21に回転方向の力が加わらない角度である。そのため、固定ステータ30は、安定角度にあるロータ21を安定的に支持することができる。
図10は、ロータ21が安定角度に配置されている場合の、マグネット23と固定ティース34との位置関係の例を示す図である。なお、ここでは、8個のマグネット23を有するロータ21と、12個の固定ティース34を有する固定ステータ30とに基づいて説明する。図10において、固定ティース34は、二点差線で示されている。
図10(a)に示されるように、ロータ21が安定角度にある状態では、クランクシャフト51に対して直交する所定の中心線に対して、全てのマグネット23と固定ティース34とが左右対称に配置される。また、互いに隣接する固定ティース34L、34mは、それぞれ互いに隣接するマグネット23L、23mに対して軸線方向に重なっている。さらに、固定ティース34mに隣接する固定ティース34nは、互いに隣接するマグネット23m、23nとの中間位置に配されている。
なお、図10(b)に示されるように、安定角度は、隣接する2つの固定ティース34L、31mの一部が、マグネット23のいずれか一つと、軸線方向に重なる角度であって、当該一部の面積が互いに等しくなる角度でもよい。また、この場合、図10(b)に示されるように、固定ティース34Lに隣接する固定ティース34nが、マグネット23nに正対すれば好適である。
このように構成される自動二輪車1には、次のようにして回転電機20を取り付けることができる。
まず、固定ステータ30と可動ステータ40とロータ21とをマグネット23の磁力によって一体化する。このとき、ロータ21を固定ステータ30に対向させて、安定角度に配置する。また、可動ステータ40は、固定ステータ30を挟んでロータ21とは反対側に配置されるようにする。次に、固定ステータ30の係止部37をケースカバー19のボルト孔59にボルトで固定し、一体化したロータ21、固定ステータ30及び可動ステータ40をケースカバー19に取り付け、これらを基準姿勢に配置する。また、フライホイール56を上述した基準角度に配置する。その結果、フライホイール56の凹部56eとロータ21の凸部22cは、軸線方向で正対する。そして、ケースカバー19を、ロータ21、固定ステータ30及び可動ステータ40とともにクランクケース50dに取り付ける。このとき、ロータ21はフライホイール56側にスライドし、凹部56eは凸部22cを軸線方向から受け入れて回転力が伝達されるように互いに係合する。
以上説明した自動二輪車1によれば、固定ステータ30が磁力でロータ21を引き寄せて回転可能に支持する。このため、ステータ25、ケースカバー19及びロータ21をクランクシャフト51に取り付ける前に一体化することができる。また、フライホイール56には軸線方向に延伸する凹部56eが形成され、ロータ21には径方向外方に突出する凸部22cが形成されている。これにより、取り付け時にはロータ21をフライホイール56側に移動させて、ケースカバー19、ステータ25及びロータ21を車体に取り付けることができる。その結果、回転電機をより容易に車体に取り付けることができる。
また、以上説明した回転電機20によれば、固定ステータ30が、ケースカバー19に軸線方向への移動が不能となるように固定される一方で、ロータ21は、当該軸線方向への移動が可能となるようにフライホイール56に取り付けられている。また、固定ステータ30は軸受け63を介してロータ21を支持している。このため、ケースカバー19の形状やフライホイール56の取り付け位置に誤差が生じた場合でも、マグネット23の対向面23aと固定ティース34の端面34aとの離間距離が正確に設定される。
なお、回転電機20は、可動ステータ40が固定ステータ30に対して軸線周りに相対的に回転することにより、高トルク低速回転で駆動したり、低トルク高速回転で駆動するなど、その出力特性を変化させる。
図11は、可動ステータ40がクランクシャフト51の軸線周りに回転する様子を示す図である。なお、説明のため、同図において、図3に示す固定ステータ30の樹脂部36と、可動ステータ40の樹脂部43と、クランクシャフト51と、コイル31の記載は省略されている。また、この図において、図3と同一箇所には同一符号を付している。
図11(a)は固定ティース34に対して可動ティース41が正対する状態を示している。この状態では、固定ティース34の可動ティース側の端面34bと、可動ティース41の固定ティース34側の端面41aとの離間距離が最も小さい値kとなっている(図4参照)。このとき、固定ティース34、可動ティース41、基台42及びマグネット23に磁束が発生している。この磁束は、固定ティース34のマグネット23側の端面34aから反対側の端面34bまで、すなわちコイル31の内側を流れている。
後述するモータ66の駆動により可動ステータ40は回転する。可動ステータ40は、図11(b)に示す中間位置を経て、図11(c)に示す位置、すなわち可動ティース41が固定ティース34とそれに隣接する固定ティース34との間の中間に位置するまで回転する。このとき、固定ティース34の可動ティース41側の端面34bと、可動ティース41の固定ティース34側の端面41aとの離間距離が拡大し、磁束は最小となり、図11(a)に示す場合の磁束より弱い磁束となっている。そして、図11(c)に示す状態では、磁束が弱いため、回転電機20は低トルク高速回転型の回転電機となる。一方、図11(a)に示す状態では、磁束流はコイル31の内側を流れることにより、図11(c)に示す状態より強力な磁束となっており、回転電機20は高トルク低速回転型の回転電機となっている。
なお、可動ステータ40のこのような回転は、モータ66の駆動により可能となっている。具体的には、可動ステータ40の樹脂部43の外周面に設けられたギア係合部45は径方向外方に張り出し、ギア68と噛み合っている。このギア68には、ワイヤー66aが巻かれており、ワイヤー66aはモータ66に連結している(図2参照)。モータ66が正方向又は逆方向に回転することにより、可動ステータ40は軸線周りに固定ステータ30に対して相対的に回転する。また、ギア68には、ギア68の回転角度を検出する回転角度検出センサ69が取り付けられている。
次に本発明の他の実施の形態について説明する。
図12は本発明の他の実施の形態による自動二輪車100が備える回転電機200の断面図であり、図13は自動二輪車100が備えるフライホイール560の正面図であり、図14(a)は回転電機200が備えるロータ210の正面図であり、図14(b)はロータ210の背面図であり、図14(c)は、図14(a)のc−c線断面図である。図15は回転電機200をケースカバー19とともに車体に取り付ける様子を示す図である。なお、図13の正面図はフライホイール560のロータ210に対向する面を示し、図14において正面図は固定ステータ30に対向する面を示し、背面図はフライホイール560に対向する面を示す。また、これらの図において上述した自動二輪車1及び回転電機20と同一の箇所には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図12に示すように、自動二輪車100においてクランクシャフト51には、上述した自動二輪車1と同様に、始動用減速ギア61と、ワンウェイクラッチ55と、フライホール560と、回転電機200とが取り付けられている。フライホイール560は、図13に示すように、略円盤状の円盤部560aと、小径筒部560cと、慣性マス部560bとを有している。
円盤部560aの中心部には、クランクシャフト51が挿通される挿通孔が形成されており、小径筒部560cは当該挿通孔からクランクシャフトの軸線方向に延伸している(図12参照)。小径筒部560cの内周面には、軸線方向に延伸する凹部560dが形成されている。小径筒部560c及び円盤部560aの構成は、上述したフライホイール56が有する小径筒部56c及び円盤部56aと同様であるので、詳細な説明を省略する。
慣性マス部560dは、円盤状の取付円盤部560fと、当該取付円盤部560fの外周縁から軸線方向に回転電機200に向かって立ち上がる筒部560gとを含んでいる(図12参照)。取付円盤部560fには複数(ここでは4つ)のボルト締め用の孔が形成されている(図13参照)。この孔はクランクシャフト51の軸線から径方向に離間した位置に形成されている。円盤部560aにも同数のボルト締め用の孔が形成されている。取付円盤部560fの孔、それに対応する円盤部560aの孔、及びワンウェイクラッチ55に形成されるボルト孔にボルト560hが挿通され、これらがボルト締めされることで、フライホイール560はワンウェイクラッチ55に取り付けられる(図12参照)。なお、慣性マス部560dは、ボルト560hを取り外すことにより、例えば、異なる重量の慣性マス部に交換できる。
ボルト560hの頭部は軸線方向に回転電機200側に突出し、当該頭部には例えばゴムなどの弾性部材から構成される円環状のダンパ部560iが嵌められている。この頭部とダンパ部560iは、後述するロータ210の凹部240bが係合する凸部(被係合部)560jを構成している。この凸部560j及び凹部240bについては後において詳細に説明する。
回転電機200は、ロータ210とステータ25とを含んでいる。本実施の形態においても、上述した回転電機20と同様に、ステータ25には、固定ステータ30と可動ステータ40とを備えるものが採用されている。
図14に示すように、ロータ210は、ヨーク220と、マグネット230と、軸線方向の厚みを有する円環状の円環部240とを有している。ヨーク220は、円環状の内筒部220bと、当該内筒部220bの縁部から径方向外方に広がる円盤部220aを有している。内筒部220bの内径は、クランクシャフト51及びフライホイール560の小径筒部560cの外径より大径に形成されており、ロータ210は軸線方向へスライドできる。
円環部240の外径は円盤部220aの外径に相応している。円環部240は円盤部220aの裏面(フライホイール560の円盤部560aに対向する面)に複数(ここでは4つ)のリベット240aで固定されている。円環部240には、フライホイール560の凸部560jに対応する位置に、凸部560jに相応する大きさに凹む凹部(係合部)240bが形成されている(図14(c)参照)。凸部560jが凹部240b内で軸線方向に相対的に移動することで、ロータ210は軸線方向にスライドできる。また、回転電機200の取り付け時にロータ210がフライホイール560側にスライドすると、凸部560jは凹部240bを受け入れて、すなわち凹部240bに凸部560jが嵌ることで回転力が伝達されるよう互いに係合する。こうして、ロータ210はフライホイール560とともに回転する。なお、この凹部240b及び凸部560jについては後において詳細に説明する。
ヨーク220の内筒部220bは軸受け被支持部220eを有している、ヨーク220及びマグネット230は、上述した回転電機20が備えるヨーク22及びマグネット23と同様の構成であるので詳細な説明を省略する。
固定ステータ30は、上述した回転電機20と同様に、複数の固定ティース34と、当該複数の固定ティース34に巻回されるコイル31と、これらをモールドする樹脂部36とを含んでいる。樹脂部36の外周部36bは、ケースカバー19に向かって延びるように形成されており、その端縁には複数の係止部37が形成されている。係止部37は、ケースカバー19の係止部37に対応する位置の設けられたボルト孔59にボルト締めされる。なお、回転電機200においては、固定ステータ30には3つの係止部37が形成されており、図12に示す断面図においては1つの係止部37のみが示されている。
ケースカバー19には、クランクシャフト51の端部51cの周りで軸線方向に立設する筒状のステータ支持部19aが形成されている。ステータ支持部19aの外周面は、樹脂部36の内周部36aの内周面に接している。内周部36aは軸受け支持部36iを有している。当該軸受け支持部36iとロータ210の軸受け被支持部220eとの間に軸受け63が配置され、固定ステータ30はマグネット230と固定ティース34との離間距離を保ちつつ、当該軸受け63を介してロータ210を回転可能に支持している。
可動ステータ40は、上述した回転電機20と同様に、複数の可動ティース41と、基台42とを有し、これらは円環状の樹脂部43によってモールドされている。樹脂部43の内周面43fは、ステータ支持部19aの外周面に接している。また、樹脂部43の固定ステータ30に対向する面の内側(クランクシャフト51側)の部分は、内周部36aに接している。さらに、樹脂部43の固定ステータ30に対向する面とは反対側の面は、ステータ支持部19aの外周面に、軸線方向に対して垂直に形成されるステータ支持面19bに接している。このように、可動ステータ40は固定ステータ30とステータ支持面19bとに挟まれることで位置決めされ、且つ、その振動が抑制されている。
ここで、上述したロータ210の凹部240b及びフライホイール560の被係合部560jが形成される位置と、回転電機200の車体への取り付け方法について詳細に説明する。
凹部240bと凸部560jとの位置関係は、上述した回転電機20の凹部56e及び凸部22cの位置関係と同様である。すなわち、フライホイール560が基準角度に配置され、且つ、ロータ210が安定角度に配置される状態で、互いに正対するように凹部240bと凸部560jは設けられる。
ここで、ロータ210の安定角度は、上述したように、互いに隣接するマグネット230と、固定ティース34との間に形成される磁束の密度の疎密差が最小となる角度であり、マグネット230に作用する磁力が均衡し、ロータ210に回転方向の力が加わらない角度である。また、フライホイール560の基準角度は、例えば、フライホイール560の凹部560dが最上位置にくる角度である。
このように構成される自動二輪車100には、次のようにして回転電機200を取り付けることができる。
上述した回転電機20の取り付けと同様に、まず、固定ステータ30と可動ステータ40とロータ210とを、マグネット230と固定ティース34との間の吸引力によって一体化する。このとき、図15に示すように、ロータ210と固定ステータ30とを対向させるとともに、ロータ210の固定ステータ30に対する相対角度を安定角度にする。次に、固定ステータ30の係止部37をケースカバー19のボルト孔59にボルトで固定することで、一体化されたロータ210及びステータ25をケースカバー19に取り付け、これらを基準姿勢に配置する。また、フライホイール560を上述した基準角度に設置する。これによって、ロータ210の凹部240bは、フライホイール560の凸部560jに軸線方向で正対する。そして、ケースカバー19を、ロータ210及びステータ25とともに車体に取り付ける。このとき、ロータ210はクランクシャフト51の軸線方向にフライホイール560側にスライドし、凸部560jは対応する位置にある凹部240bに嵌り、回転力が伝達されるよう係合する。
以上説明した自動二輪車100によれば、固定ステータ30が磁力でロータ210を引き寄せて回転可能に支持する。このため、ステータ25、ケースカバー19及びロータ210をクランクシャフト51に取り付ける前に一体化することができる。また、フライホイール560には軸線方向で回転電機200向かって突出する凸部560jが形成され、ロータ210には凸部560jの形状に相応して凹む凹部240bが形成される。これにより、凸部560jが凹部240bに嵌ることで、一体化したケースカバー19、ステータ25及びロータ21がクランクシャフト51に取り付けられる。
なお、以上の説明では、アキシャルギャップ型の回転電機を搭載する自動二輪車について説明したが、本発明はラジアルギャップ型の回転電機を搭載する自動二輪車にも適用できる。この場合の回転電機は、例えば次のように構成される。
ステータは回転軸を囲む円環状に形成され、ロータのマグネットがティースに対して径方向に対向するように、ロータはステータを囲む円筒状に形成される。ステータのロータに対向する面によって、ステータはロータを回転可能に支持する。また、ロータのフライホイールに対向する面には、フライホイールと係合するための係合部が形成される。フライホイールは軸線方向で回転電機に対向するようにクランクシャフトに取り付けられる。フライホイールにはロータの係合部に対応する位置に被係合部が形成され、係合部と被係合部とが互いに係合することで、ロータはフライホイールとともに回転軸周りを回転する。
本発明の実施の形態に係る鞍乗型車両の例である自動二輪車の側面図である。 上記自動二輪車後部の側面図である。 図2のIII−III線断面図である。 図3の拡大図である。 上記自動二輪車のクランクシャフトに取り付けられるフライホールの正面図である。 上記自動二輪車が搭載する回転電機のロータの正面図である。 上記回転電機が備える固定ステータの背面図及び可動ステータの正面図である。 上記ロータがクランクシャフトの軸線方向にスライドして、フライホイールに係合する様子を示す図である。 上記回転電機の概略の分解斜視図である。 ロータが安定角度にある時のマグネットと固定ティースの配置位置を示す図である。 上記回転電機の可動ステータが固定ステータに対して相対的に回転する様子を示す図である。 本発明の他の実施の形態に係る鞍乗型車両の例である自動二輪車が搭載する回転電機の断面図である。 上記他の実施の形態による自動二輪車のクランクシャフトに取り付けられるフライホイールの正面図である。 上記他の実施の形態による自動二輪車が搭載する回転電機のロータの正面図、背面図及び断面図である。 上記他の実施の形態による自動二輪車の回転電機が取り付けられる様子を示す図である。
符号の説明
1,100 自動二輪車、3 前車輪、5 フロントフォーク、7 ステアリング軸、9 ハンドル、11 グリップ、13 シート、15 リヤサスペンション、16 リヤアーム、17 後車輪、19 ケースカバー(カバー)、20,200 回転電機、21,210 ロータ、22,220 ヨーク、22c 凸部(係合部)、22d 軸受け被支持面、23,230 マグネット、25 ステータ、30 固定ステータ、31 コイル、34 固定ティース、36 樹脂部、36c 軸受け支持面、37 係止部、40 可動ステータ、41 可動ティース、42 基台、43 樹脂部、50 エンジン、51 クランクシャフト(回転軸)、52 軸受け、53 軸受け、54 シール部材、55 ワンウェイクラッチ、56,560 フライホイール(回転部材)、56e 凹部(被係合部)、57 ナット、59 ボルト孔、60 セルモータ、61 始動用減速ギア、62,68 ギア、63 軸受け、64 軸受け、65 係合部材、66 モータ、240 円環部、240b 凹部(係合部)、560j 凸部(被係合部)、h 離間距離。

Claims (15)

  1. ステータと、前記ステータに対して回転可能に設けられ回転軸とともに回転するロータとを含む回転電機と、
    前記回転軸の軸線方向で前記ロータに対向して配置される回転部材と、を備える鞍乗型車両であって、
    前記ステータは前記ロータを回転可能に支持し、
    前記ロータは係合部を有し、
    前記回転部材は、前記軸線方向から前記係合部と係合する被係合部を有する、
    ことを特徴とする鞍乗型車両。
  2. 請求項1に記載の鞍乗型車両において、
    前記回転電機は、マグネットと当該マグネットとの間に形成される磁束の経路を決定するティースとを有し、
    前記ロータは、前記マグネット又は前記ティースのいずれか一方を有し、前記軸線方向にスライド可能に設けられ、
    前記ステータは、前記マグネット又は前記ティースのうち他方を有し、前記一方と前記他方の離間距離を保ちつつ前記ロータを回転可能に支持する、
    ことを特徴とする鞍乗型車両。
  3. 請求項2に記載の鞍乗型車両において、
    前記ロータは、軸受け被支持面を有し、
    前記ステータは、軸受け支持面を有し、
    前記軸受け支持面は、軸受けを介して前記軸受け被支持面を回転可能に支持する、
    ことを特徴とする鞍乗型車両。
  4. 請求項2に記載の鞍乗型車両において、
    前記回転電機は、前記マグネット及び前記ティースを複数有し、
    前記複数のマグネット及び前記複数のティースは、前記回転軸を囲むように配置される、
    ことを特徴とする鞍乗型車両。
  5. 請求項4に記載の鞍乗型車両において、
    前記回転部材の回転角度には、当該回転部材が車体に対して基準姿勢となる基準角度が定められ、
    前記ロータの前記ステータに対する回転角度には、前記複数のマグネットと前記複数のティースとの吸引力によって、当該ロータが前記ステータに安定的に支持される安定角度が定められ、
    前記係合部と前記被係合部とが設けられる位置は、前記ロータが前記安定角度に設置される状態で、且つ、前記回転部材が前記基準角度に設置される状態において、互いに正対する位置である、
    ことを特徴とする鞍乗型車両。
  6. 請求項5に記載の鞍乗型車両において、
    前記回転電機を前記回転軸の前記軸線方向から覆い、前記ステータが取り付けられるカバーをさらに備え、
    前記回転電機の組み付け時には、前記ロータが前記安定角度で前記ステータに支持される状態において、前記ステータは前記カバーに取り付けられる、
    ことを特徴とする鞍乗型車両。
  7. 請求項5に記載の鞍乗型車両において、
    前記複数のマグネットは、前記複数のティースとの間に磁束を形成し、
    前記ロータの前記安定角度は、互いに隣接する前記マグネットが形成する磁束の疎密差が最小となる角度である、
    ことを特徴とする鞍乗型車両。
  8. 請求項5に記載の鞍乗型車両において、
    前記ロータの前記安定角度は、隣接する2つの前記マグネットが、それぞれ前記複数のティースのうちいずれか2つと正対し、当該2つのティースと前記軸線方向に重なる角度である、
    ことを特徴とする鞍乗型車両。
  9. 請求項5に記載の鞍乗型車両において、
    前記ロータの前記安定角度は、隣接する2つの前記ティースの一部が、前記複数のマグネットのいずれか1つと、前記軸線方向に重なる角度であり、
    前記2つのティースの前記一部の大きさは互いに等しい、
    ことを特徴とする鞍乗型車両。
  10. 請求項9に記載の鞍乗型車両において、
    前記ロータの前記安定角度は、前記2つのティースのいずれか一方に隣接する前記ティースが、前記複数のマグネットのいずれかと正対する角度である、
    ことを特徴とする鞍乗型車両。
  11. 請求項1に記載の車両において、
    前記ロータの前記係合部と前記回転部材の前記被係合部のいずれか一方は、回転時の互いの衝突を緩衝するダンパ部を有する、
    ことを特徴とする鞍乗型車両。
  12. 請求項1に記載の鞍乗型車両において、
    前記回転部材はフライホイールである、
    ことを特徴とする鞍乗型車両。
  13. 請求項1に記載の鞍乗型車両を組み立てる方法であって、
    前記ロータと前記ステータとを互いに対向させて、磁力によって一体化する工程と、
    一体化した前記ロータと前記ステータとを車体に取り付けて、前記ロータの前記係合部を前記回転部材の前記被係合部に係合させる工程と、
    を含むことを特徴とする方法。
  14. 請求項5に記載の鞍乗型車両を組み立てる方法であって、
    前記安定角度において前記ロータを前記ステータによって支持し、前記ロータと前記ステータとを一体化する工程と、
    前記回転部材を前記基準角度に配置する工程と、
    前記ステータと一体化した前記ロータの前記係合部と、前記回転部材の前記被係合部とを正対させる工程と、
    一体化した前記ロータと前記ステータとを車体に取り付けて、前記ロータの前記係合部を前記回転部材の前記被係合部に係合させる工程と、
    を含むことを特徴とする組み立て方法。
  15. 請求項6に記載の鞍乗型車両を組立てる方法であって、
    前記安定角度で前記ロータを前記ステータに支持させ、当該ステータを前記カバーに取り付け、前記ロータ、前記ステータ及び前記カバーを一体化する工程と、
    前記回転部材を前記基準角度に配置する工程と、
    前記ロータの前記係合部と前記回転部材の前記被係合部とを正対させる工程と、
    一体化した前記ロータ、前記ステータ及び前記カバーを車体に取り付け、前記ロータの前記係合部を前記回転部材の前記被係合部に係合させる工程と、
    を含むことを特徴とする組み立て方法。
JP2006058663A 2005-08-05 2006-03-03 回転電機を搭載する鞍乗型車両、及び回転電機の取り付け方法 Expired - Fee Related JP4969873B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006058663A JP4969873B2 (ja) 2005-08-05 2006-03-03 回転電機を搭載する鞍乗型車両、及び回転電機の取り付け方法
TW95123078A TWI310257B (en) 2005-08-05 2006-06-27 Straddle type vehicle incorporating rotary electrical machine, and method for installing the rotary electrical machine
EP06016377.1A EP1750359A3 (en) 2005-08-05 2006-08-04 Straddle-type vehicle incorporating rotary electrical machine, and method for installing the rotary electrical machine

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005228943 2005-08-05
JP2005228943 2005-08-05
JP2006058663A JP4969873B2 (ja) 2005-08-05 2006-03-03 回転電機を搭載する鞍乗型車両、及び回転電機の取り付け方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007062713A true JP2007062713A (ja) 2007-03-15
JP4969873B2 JP4969873B2 (ja) 2012-07-04

Family

ID=37192485

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006058663A Expired - Fee Related JP4969873B2 (ja) 2005-08-05 2006-03-03 回転電機を搭載する鞍乗型車両、及び回転電機の取り付け方法

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP1750359A3 (ja)
JP (1) JP4969873B2 (ja)
TW (1) TWI310257B (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012091632A (ja) * 2010-10-26 2012-05-17 Yoshiaki Kawakita 回転慣性力補助部材及びこれを備えた自転車の駆動輪
KR101435306B1 (ko) * 2010-03-26 2014-08-27 혼다 기켄 고교 가부시키가이샤 구동용 모터를 구비하는 차량
KR101936803B1 (ko) * 2017-08-09 2019-01-10 엘에스오토모티브테크놀로지스 주식회사 레졸버

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55119579A (en) * 1979-03-09 1980-09-13 Masaru Ojima Vehicle
JPS5941065U (ja) * 1982-09-04 1984-03-16 本田技研工業株式会社 発電機装置
JPH0970163A (ja) * 1995-08-30 1997-03-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd アキシャル形ブラシレスモータ
JPH09240565A (ja) * 1996-03-13 1997-09-16 Seiko Epson Corp 電動自転車
JP2000013913A (ja) * 1998-06-24 2000-01-14 Honda Motor Co Ltd エンジン始動兼アシスト装置
JP2001097274A (ja) * 1999-09-30 2001-04-10 Sanyo Electric Co Ltd 補助動力付き車両
JP2001286114A (ja) * 2000-01-25 2001-10-12 Toshiba Corp 電動機及びエレベータ装置
WO2004015842A1 (ja) * 2002-08-09 2004-02-19 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha 回転電機
JP2004135486A (ja) * 2002-08-09 2004-04-30 Yamaha Motor Co Ltd 回転電機及び電動車両
JP2004285853A (ja) * 2003-03-19 2004-10-14 Honda Motor Co Ltd エンジン
WO2004088826A1 (ja) * 2003-03-31 2004-10-14 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha 回転電機及び電動車両

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
BE516779A (ja) * 1950-07-04
WO2005008865A1 (ja) * 2003-07-18 2005-01-27 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha 回転電機及びこの回転電機を備えた電動車両

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55119579A (en) * 1979-03-09 1980-09-13 Masaru Ojima Vehicle
JPS5941065U (ja) * 1982-09-04 1984-03-16 本田技研工業株式会社 発電機装置
JPH0970163A (ja) * 1995-08-30 1997-03-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd アキシャル形ブラシレスモータ
JPH09240565A (ja) * 1996-03-13 1997-09-16 Seiko Epson Corp 電動自転車
JP2000013913A (ja) * 1998-06-24 2000-01-14 Honda Motor Co Ltd エンジン始動兼アシスト装置
JP2001097274A (ja) * 1999-09-30 2001-04-10 Sanyo Electric Co Ltd 補助動力付き車両
JP2001286114A (ja) * 2000-01-25 2001-10-12 Toshiba Corp 電動機及びエレベータ装置
WO2004015842A1 (ja) * 2002-08-09 2004-02-19 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha 回転電機
JP2004135486A (ja) * 2002-08-09 2004-04-30 Yamaha Motor Co Ltd 回転電機及び電動車両
JP2004285853A (ja) * 2003-03-19 2004-10-14 Honda Motor Co Ltd エンジン
WO2004088826A1 (ja) * 2003-03-31 2004-10-14 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha 回転電機及び電動車両

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101435306B1 (ko) * 2010-03-26 2014-08-27 혼다 기켄 고교 가부시키가이샤 구동용 모터를 구비하는 차량
JP2012091632A (ja) * 2010-10-26 2012-05-17 Yoshiaki Kawakita 回転慣性力補助部材及びこれを備えた自転車の駆動輪
KR101936803B1 (ko) * 2017-08-09 2019-01-10 엘에스오토모티브테크놀로지스 주식회사 레졸버

Also Published As

Publication number Publication date
EP1750359A3 (en) 2013-11-13
EP1750359A2 (en) 2007-02-07
TWI310257B (en) 2009-05-21
TW200713757A (en) 2007-04-01
JP4969873B2 (ja) 2012-07-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7800277B2 (en) Engine with attached axial gap type rotating electric machine
US8674573B2 (en) Direct-current motor and hub unit
EP2423093A1 (en) Bicycle with auxiliary power unit
JP2010534051A (ja) 遊星歯車機構を備えた又は備えない外部回転子型電気モータ、外部回転子型電気モータを備えた車両及びこの車両の作動方法
JP2009177982A (ja) 回転式アクチュエータ
JP4730664B2 (ja) インホイールモータ
JP7324664B2 (ja) ドライブユニット
JP5089892B2 (ja) 回転電機
JP4969873B2 (ja) 回転電機を搭載する鞍乗型車両、及び回転電機の取り付け方法
EP3264572B1 (en) Brushless motor and electric bicycle provided with same
JP5039308B2 (ja) 回転電機
JP5039341B2 (ja) 回転電機、エンジン及び鞍乗型車両
JP2009159791A (ja) 二輪車、及び二輪車の駆動装置
JPWO2012014969A1 (ja) モールドモータ及びこれを搭載した移動体
JP2020079016A (ja) 電動自転車用動力伝達ユニット、及び電動自転車
JP2008017588A (ja) 駆動装置
JP4802014B2 (ja) 回転電機を搭載する鞍乗型車両
CN100574056C (zh) 装有旋转电机的跨骑型车辆和安装旋转电机的方法
JP6316470B1 (ja) 電動自転車に用いる電動モータ
JP2010057279A (ja) エンジンの交流発電機
JP4924846B2 (ja) アキシャルギャップ型モータ及びそのロータ製造方法
JP2020186706A (ja) モータ
JP2009291015A (ja) モータ
JP2018098943A (ja) 回転電機及び回転電機の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090223

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110118

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110120

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110318

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110816

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111007

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120321

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120404

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150413

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees