JP2007061898A - 板状体の取り扱い装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 板金加工工場等における残材、製品用板材の取り扱いを容易、かつ、安全に行えるようにする。
【解決手段】 略水平位置において板状体を載置可能とし、かつ、斜めもしくは略垂直位置において板状体を保持可能とするように構成された板状体の設置手段2と、設置手段2を略水平位置と斜め位置もしくは略垂直位置とに変位させる変位手段と、当該装置を移動させるための移動手段18とを備えてなる板状体の取り扱い装置。
【選択図】 図1
【解決手段】 略水平位置において板状体を載置可能とし、かつ、斜めもしくは略垂直位置において板状体を保持可能とするように構成された板状体の設置手段2と、設置手段2を略水平位置と斜め位置もしくは略垂直位置とに変位させる変位手段と、当該装置を移動させるための移動手段18とを備えてなる板状体の取り扱い装置。
【選択図】 図1
Description
この発明は、板金加工工場等において使用される板状体の取り扱い装置に関する。
板金加工工場では、最初の工程において板金基材から必要な部分をプレス加工により切り抜き、その残材は小さく裁断して廃棄したり、また、利用できる場合その残材をさらに裁断、プレス加工工程に移送する。
上記の残材は、元の基材の外形寸法(例えば90cm×180cm)を維持しているのでその外形が大きく、したがってそれら残材を取り扱うのには少なくとも2人以上の作業者が必要となって作業性が悪く、また、取り扱いを誤ると怪我をするという安全面における問題点があった。なお、始めのプレス加工により切り抜かれた製品用板材が大きい形態である場合にもその取り扱いに際し同様の問題が発生した。
この発明は上記の事情に鑑みて行なったもので、板金加工工場等における残材、製品用板材の取り扱いを容易、かつ、安全に行えるようにすることを目的とする。
さらには、板金加工工場等における各種板材の保管、移動、作業用として好適に使用される装置を提供することを目的とする。
この発明では、略水平位置において板状体を載置可能とし、かつ、斜めもしくは略垂直位置において板状体を保持可能とするように構成された板状体の設置手段と、前記設置手段を略水平位置と斜め位置もしくは略垂直位置とに変位させる変位手段と、当該装置を移動させるための移動手段とを備えてなることを特徴とする板状体の取り扱い装置を提供する。
この発明の装置によれば、斜めもしくは略垂直位置における設置手段に板状体を保持させ、その状態において移動手段により該装置を所望位置まで移動し、その位置で変位手段により設置手段を略水平位置に変位し、板状体を水平の状態として他の加工機械等に供給可能な状態とできる。上記の板状体の移動、変位は一人の作業者により可能となり、また、あまり板状体に触れることなく作業が行えることで怪我の発生も防止される。
この発明によれば、板状体の移動、変位が一人の作業者により可能となるとともに板状体に触れることなくその作業が行えるようになるので、これにより、板金加工工場等における残材等の取り扱いの作業性、安全性をともに向上できるようになる。
図1はこの発明の板状体の取り扱い装置の実施形態の外観斜視図である。
板状体の取り扱い装置1は、板状体の設置プレート(設置手段)2と、その設置プレート2を支持する支持台3とからなる。設置プレート2は鉄板よりなり平面形状が120cm×210cmの長方形で、90cm×180cmの板材が余裕を待って載置できる大きさとされている。載置プレート2の一方の長手方向の縁部面に沿っては鉄製の中空状の枠体5が溶接により固着されている。
設置プレート2は、短手方向の両側縁の略中央位置において回動可能に軸支されて支持台3に取り付けられ、このように回動可能に設けられていることで設置プレート2は、図2に示すように、回動されて斜め位置とされることが可能とされている。この設置プレート2の支持台3への回動可能な軸支構造が変位手段を構成する。
7はその回動動作を補助する補助機構であり、作動連結具8と鉄製のガイド溝15が設けられたガイドレバー9とからなる。作動連結具8はシリンダー部10とその内部から加圧により弾力的に延び出し可能に設けられるロッド部11とからなり、ロッド部11の一端が設置プレート2の枠体5が設けられた側の端部に付設された連結片13に回動可能に軸支され、シリンダー部10の上端が支持台3の垂直片14の途中部に回動可能に軸支されて取り付けられている。ガイドレバー9はその一端がロッド部11の端部とともに設置プレート2の連結片13に回動可能に軸支され、逆端側はガイド溝15にシリンダー部10の上端の支持台3への軸支部16が移動可能に差し入れられることで支持されている。この作動連結具8は、図には現れないが、装置1の逆側にも取り付けられており、この一対の作動連結具8それぞれにより設置プレート2の回動がスムーズに安定して行われるようになっている。
18のそれぞれは装置1の移動用のキャスター(移動手段)であり、支持台3の下面の4隅位置に取り付けられている。
以下、装置1の使用について説明する中で、装置1のさらなる構成とその動作、作用について述べる。板金工場において始めのプレス工程で主要必要箇所が打ち抜かれた板状の残材は、装置1が図2示す状態、すなわち、設置プレート2が斜め位置とされた状態において、枠体5上に載せられて設置プレート2面に沿って立てかけられて装置1に保管される。この状態においては、補助機構7も傾斜状態に位置し、作動連結具8のロッド部11はほぼシリンダー部10内に納まっている。また、この状態においては、図3に示すように、シリンダー部12の軸支部16がガイドプレート9のガイド溝15の下端に設けられたロック部19内に入って係止され、軸支部16が係止固定されることで設置プレート2は傾斜する状態に固定維持される。
装置1に複数枚の残材が上記のようして保管された段階において、それらを廃棄や再利用のために裁断機やプレス加工機に供給する場合は、図2に示す状態において装置1を押してそれら加工機械位置までキャスター18の回動により移動させる。そして、加工機械に対する所定の位置において設置プレート2を図1に示すように水平にし、その設置プレート2上から加工機械に残材を供給する。
なお、上記残材の保管、移動を水平方向として行うと広い保管スペース、移動スペースが必要となり、工場スペースの利用効率が悪くなるので残材を立てかけた状態として保管、移動し、これに対し加工機械への残材の供給方向は通常水平方向となるので、その間に残材の方向変換作業が必要となる。
上記において、設置プレート2を水平にするには 設置プレート2が傾斜する状態において、ガイドレバー9を図2において矢印A方向に少し引くと、シリンダー部10の軸支部16が図3において矢印B方向にスライド移動してガイド溝15のロック部19から外れ、次に作動連結具8においてシリンダー部10からロッド部11が設定される圧により突出されることでシリンダー部10の軸支部16がガイド溝15に沿って他端側に進み、この動作に伴って設置プレート2は回動して水平となる。20のそれぞれはロック片であり、設置プレート2が水平になった際には合わされたロック片20のロック穴21にロックピン22が嵌められてその水平状態が維持されるようになっている。
上記の設置プレート2の水平方向への回動変位に際しては、設置プレート2にその長手方向において若干の捻れが発生し、捻じれが発生すると設置プレート2の両端の回動量に差が生じることとなって、全体としてスムーズな回転が行われなくなる。このような問題を解消するように、載置プレート2の長手方向の縁部面に沿って鉄製の中空状の枠体5を溶接により固着して設置プレート2を補強することで捻じれの発生を防止しており、かつ、その枠体5は設置プレート2が傾斜時の残材1の載置部に兼用しているものである。
設置プレート2を水平状態から傾斜状態にするには、ロックピン22を外し、設置プレート2の側位置に設けられた把手25を持って設置プレート2をロッド部11の突出圧力に抗して回転させることにより行う。設置プレート2を完全に傾斜させた状態においては、ガイドレバー9がその自重により図2における矢印A方向と逆方向に移動し、これにより、シリンダー部10の軸支部16が図3における矢印B方向と逆方向にスライド移動してガイド溝15のロック部19に入り込む。
上記した、装置1に納められた残材を他の加工機械に供給するまでの作業が、この装置1を用いることで全て一人の作業者により可能となるものである。すなわち、従来の場合は、プレス処理後に溜められた残材を運び、また、その残材の方向変換作業等に少なくとも二人の作業者を要したが、この装置1を使用することで、その作業が一人で、かつ、安全に行われるようになる。始めのプレス加工により得られる製品用板材が大きい形態の場合も、この装置1を用いることで同様に作業が行われる。
また、この装置1は設置プレート2を水平とする状態においては単なる作業台として有用に使用できるものである。
1 板状体の取り扱い装置
2 設置プレート(設置手段)
7 補助機構
8 作動連結具
18 キャスター(移動手段)
2 設置プレート(設置手段)
7 補助機構
8 作動連結具
18 キャスター(移動手段)
Claims (1)
- 略水平位置において板状体を載置可能とし、かつ、斜めもしくは略垂直位置において板状体を保持可能とするように構成された板状体の設置手段と、
前記設置手段を略水平位置と斜め位置もしくは略垂直位置とに変位させる変位手段と、
当該装置を移動させるための移動手段と、
を備えてなることを特徴とする板状体の取り扱い装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005291685A JP2007061898A (ja) | 2005-08-31 | 2005-08-31 | 板状体の取り扱い装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005291685A JP2007061898A (ja) | 2005-08-31 | 2005-08-31 | 板状体の取り扱い装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007061898A true JP2007061898A (ja) | 2007-03-15 |
Family
ID=37924709
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005291685A Pending JP2007061898A (ja) | 2005-08-31 | 2005-08-31 | 板状体の取り扱い装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007061898A (ja) |
-
2005
- 2005-08-31 JP JP2005291685A patent/JP2007061898A/ja active Pending
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