JP2007060742A - 電力ネットワークの制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 なるべく少ない情報で電力ネットワークを構成する分散型電源の制御量を算出でき、かつ、各分散型電源が自律的に出力制御を行うことが可能な電力ネットワークの制御システムを提供すること。
【解決手段】 複数の分散型電源21,・・・,25と負荷14との間を送配電線11により接続し、大規模送配電網100とは切り離されて運用される比較的小規模の電力ネットワーク1の制御システムで、電力ネットワーク1における系統周波数の変動の大きさを検出し、系統周波数の変動の大きさΔfと、各分散型電源に設定された、系統周波数を所定値に回復させるための制御量ΔPGとの関係に基き、系統周波数の変動の大きさΔfに対応する分散型電源の制御量ΔPGを求め、電力ネットワーク1における電力の需給アンバランスΔPにより系統周波数の変動が生じた場合、この変動を抑制するように各分散型電源で自律的に発生電力の制御を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、特定区域に設けられた複数の分散型電源と負荷との間を送配電線により接続し、大規模送配電網に対して、連系系統または単独系統として運用される比較的小規模の電力ネットワークの制御システムに関する。
近年、電力会社等の大規模な送配電網にとは別に、複数の分散型電源や負荷、これらを接続する自営の送配電線網等で構成される特定区域の比較的小規模な電力ネットワークが用いられるようになってきた。これは、地方自治体など、所定地域(コミュニティ)内の分散型電源を備えた電力需要家を含む複数の電力需要家への配電と、これら需要家間の電力供給を低コストで行うことができるシステムである。
このようなシステムでは、所定地域(コミュニティ)内の分散型電源の供給電力合計とコミュニティ組織に加盟している需要家の需要合計をうまくバランスさせ、総合的な需給バランスを制御する必要がある。また、全需要に対して分散型電源の発電容量では補いきれない分は、他の売電事業者(例えば、電力会社等の電気事業者)からの高価な買電で補いつつ、コミュニティ組織が管轄する電力系統全体の需給バランスを取る。この場合、コミュニティ外部からの購入電力量は高価であるので、最低限の一定電力量で契約する方がコスト的に有利となる(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−10500号公報
しかしながら、従来方式では、複数の分散型電源や負荷を制御し、総合的に需給バランスを制御する方式であるため、制御対象機器が多くなり、需給情報や制御指令などやり取りする情報量が多くなる。これは、システム規模が大きくなる方向であり、システム規模が大きくなるとコスト面でも高くなり易く、また、メンテナンス性も悪くなり易い。
本発明の目的は、なるべく少ない情報で電力ネットワークを構成する分散型電源の制御量を算出でき、かつ、各分散型電源が自律的に出力制御を行うことが可能な電力ネットワークの制御システムを提供することにある。
本発明の電力ネットワークの制御システムは、特定区域に設けられた複数の分散型電源と負荷との間を送配電線により接続し、大規模送配電網とは切り離された単独系統として運用される比較的小規模の電力ネットワークの制御システムであって、前記電力ネットワークにおける系統周波数の変動の大きさを検出する周波数検出手段と、前記系統周波数の変動の大きさと前記系統周波数を所定値に回復させるための制御量とが関係付けられて前記各分散型電源に設定された制御特性に基き、検出された前記系統周波数の変動の大きさに対応する分散型電源の制御量を求める制御量演算手段とを備え、前記電力ネットワークにおける需給アンバランスにより系統周波数の変動が生じた場合、この変動を抑制するように各分散型電源で自律的に発生電力を制御することを特徴とする。
また、本発明の電力ネットワークの制御システムは、特定区域に設けられた複数の慣性特性を有する分散型電源と負荷との間を送配電線により接続し、大規模送配電網とは切り離された単独系統として運用される比較的小規模の電力ネットワークの制御システムであって、前記電力ネットワークにおける系統周波数の変動を検出し、その変化率を求める周波数変化率検出手段と、前記系統周波数の変化率から前記電力ネットワークでの需給アンバランス量を推定し、この推定された需給アンバランス量と各分散型電源の周波数変動発生前の出力とから、前記需給アンバランスを解消させる各分散型電源の制御量を求める制御量演算手段とを備え、前記電力ネットワークにおける需給アンバランスにより系統周波数の変動が生じた場合、この変動を抑制するように各分散型電源で自律的に発生電力の制御を行う。
さらに、本発明の電力ネットワークの制御システムは、特定区域に設けられた慣性特性を有する分散型電源及び慣性特性を持たない分散型電源と負荷との間を送配電網により接続し、大規模送配電網とは切り離された単独系統として運用される比較的小規模の電力ネットワークの制御システムであって、慣性特性を持たない分散型電源については、前記電力ネットワークにおける系統周波数の変動の大きさを検出する周波数検出手段と、前記系統周波数の変動の大きさと前記系統周波数を所定値に回復させるための制御量とが関係付けられて前記各分散型電源に設定され制御特性に基き、検出された前記系統周波数の変動の大きさに対応する分散型電源の制御量を求める第1の制御量演算手段とを設け、慣性特性を有する分散型電源については、前記電力ネットワークにおける系統周波数の変動を検出し、その変化率を求める周波数変化率検出手段と、前記系統周波数の変化率から前記電力ネットワークでの需給アンバランス量を推定し、この推定された需給アンバランス量と各分散型電源の周波数変動発生前の出力とから、前記需給アンバランスを解消させる各分散型電源の制御量を求める第2の制御量演算手段とを設け、前記電力ネットワークにおける需給アンバランスにより系統周波数の変動が生じた場合、この変動を抑制するように各分散型電源で自律的に発生電力を制御する。
本発明では、電力ネットワーク内での電力需要と供給との需給アンバランスと系統周波数の変動の大きさとの関係から、各分散型電源では、前記需給アンバランスを回復するために分担可能な発生電力の制御量を予め求め、各制御量演算手段は、この求められた制御量と前記系統周波数の変動の大きさとを対応付けた制御特性を記憶し、系統周波数の変動の大きさに対応した制御量を出力する。
また、本発明では、制御量演算手段は、系統周波数の変化率と、予め求められた電力ネットワークにおける等価縮約発電機の単位慣性定数とから、電力ネットワークでの需給アンバランス量を推定する。
また、本発明の電力ネットワークの制御システムは、特定区域に設けられた複数の分散型電源と負荷との間を送配電網により接続し、大規模送配電網とも接続されて連系系統として運用される比較的小規模の電力ネットワークの制御システムであって、前記電力ネットワークと大規模送配電網との間の連系線潮流を検出し、前記各分散型電源に通知する連系線監視装置と、前記連系線潮流の変化分から求まる電力ネットワークの需給アンバランス量とこの需給アンバランスを解消するための制御量とが関係付けられて各分散型電源に設定された制御特性により、前記需給アンバランス量に対応する分散型電源の制御量を出力する制御量演算手段とを備え、前記電力ネットワークにおける電力の需給アンバランスにより連系線潮流の変動が生じた場合、この変動を抑制するように各分散型電源で自律的に発生電力を制御する。
さらに、本発明の電力ネットワークの制御システムは、特定区域に設けられた複数の分散型電源と負荷との間を送配電網により接続し、大規模送配電網との連系線が接離可能に構成され、連系系統または単独系統として運用される比較的小規模の電力ネットワークの制御システムであって、前記電力ネットワークと大規模送配電網との間の連系線の接続有無及び接続時における連系線潮流を検出し、この連系線の接続有無及び連系線潮流量を前記各分散型電源に通知する連系線監視装置と、前記連系線潮流の変化分から求まる電力ネットワークの需給アンバランス量とこの需給アンバランスを解消するための制御量とが関係付けられて各分散型電源に設定された制御特性により、前記需給アンバランス量に対応する分散型電源の制御量を出力し、前記連系線接続有りの通知がない場合は、電力系統における周波数の変化分または変化率を検出して、これら変化分または変化率に対応して設定され関係から、変化分または変化率に対応する制御量を出力する変化量演算手段とを備え、前記電力ネットワークにおける電力の需給アンバランスが生じた場合、この需給アンバランスを解消する方向に各分散型電源で自律的に発生電力を制御する。
本発明によれば、各分散型電源の制御量を算出する際に、演算に必要な計測量としては分散型電源自端で計測可能な系統周波数のみのため、演算に必要な情報量(計測量)が少なく、かつ、分散型電源が個々に自律的に出力制御を行える。
また、大規模送配電網と連系する場合は、電力ネットワーク内で負荷脱落等による需給アンバランスが生じても、系統周波数はほとんど変化しないので、系統周波数を用いた分散型電源の制御量の算出は行なわずに、連系線潮流を用いて分散型電源の制御量の算出を行う。この場合、演算に必要な計測量としては連系線潮流のみでよく、演算に必要な情報量(計測量)が少なく、かつ、分散型電源が個々に自律的に出力制御を行える。
更に、大規模送配電網との連系線接続状態情報を用いて、分散型電源の制御量の算出方法を切り換えることにより、連系状態によらず分散型電源の制御量を算出できる。
以下、本発明による電力ネットワークの制御システムの一実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
本発明が制御対象とする電力ネットワークの構成を、図1を用いて説明する。この電力ネットワーク1は、複数の分散型電源21,22,23,24,25と負荷14とが、送配電線11により相互に接続された特定区域における比較的小規模の電力ネットワークである。この電力ネットワーク1は、電力会社などによる大規模送配電網100と電気所10に設けられた連系線用遮断機・断路器(以下、連系線開閉器と呼ぶ)13により連系線12を介して連系可能に構成されている。ただし、この実施の形態では、連系線開閉器13が開いており、電力ネットワーク1は大規模送配電網100とは切り離された単独系統として運用されているものとする。
また、前記分散型電源としては、例えば、二次電池21、マイクロガスタービン22、燃料電池23、風力発電24、同期発電機25などが用いられる。同期発電機25は、比較的大容量であり発電電力がそのまま出力されるため、周知のように慣性特性を有する。これに対し、それ以外の上記各電源21,22,23,24は、発電電力がインバータなどを介して出力されるため慣性特性を持たない。
この実施の形態では、送配電線11に対して慣性特性を持たない上記各電源21,22,23,24のみが接続し、これらによって負荷14に電力を供給しており、慣性特性を有する同期発電機25は送配電網11には接続していないものとする。
この実施の形態では、図1で示すように、電力ネットワーク1と電力会社等の大規模送配電網100とは非連系で、電力ネットワーク1が単独系統として運用される。このような電力ネットワーク1内において、負荷脱落3や分散型電源の緊急停止などの外乱が生じ、電力需要と供給が釣り合わずに需給アンバランスΔPが生じたとき、この実施の形態では需給アンバランスを系統周波数の変動の大きさでとらえ、需給アンバランスを回復させように制御する。
このために、各分散型電源21,22,23,24には、図3で示すように、電力ネットワーク1における系統周波数の変動の大きさΔfを検出する周波数検出手段31を設ける。すなわち、周波数検出手段31には基準周波数fと系統周波数f(図1では4)が入力されており、これらから周波数変動の大きさΔfが検出される。
また、系統周波数の変動の大きさΔfに対応する各分散型電源21,22,23,24の制御量ΔPGを求める制御量演算手段32を設けている。すなわち、制御量演算手段32には、系統周波数の変動の大きさΔfと、この系統周波数を所定値に回復させるための制御量ΔPGとの関係(Δf−ΔPG制御特性)が、各分散型電源21,22,23,24について設定されており、この設定関係(Δf−ΔPG制御特性)に基き、制御量ΔPGが求められる。
そして、電力ネットワーク1における電力の需給アンバランスにより系統周波数の変動が生じた場合、この変動を抑制するように各分散型電源21,22,23,24で自律的に発生電力の制御を行う。
以下、詳細に説明する。先ず、事前に各分散型電源21,22,23,24に記憶させる整定値を決める以下の作業を行う。
電力ネットワーク1内において、負荷脱落や分散型電源の緊急停止などの外乱により、電力需要と供給が釣り合わず需給アンバランスΔPが生じたとき、系統周波数fがどの程度変動するかを把握する。これを電力ネットワーク1におけるΔP−Δf特性と呼ぶ。
このΔP−Δf特性、つまり、需給アンバランスΔPが生じたときの周波数変化Δfは、電源脱落時は以下の(1a)式により、負荷脱落時は(1b)式により求められる。この他の方法として、実測するか、あるいは、シミュレーション等により求めてもよい。
Figure 2007060742
Figure 2007060742
ここで、Kは電源の周波数特性定数、Kは負荷の周波数特性定数で、単位は[%/Hz]。これは、周波数が1Hz変化したとき、電源あるいは負荷が何%変化するかを表すもので、この数値は経験的数値か既存の手法で求めた値を用いる。
次に、需給アンバランスΔPを、どの分散型電源の出力PGを制御して解消するかを決定する。どの分散型電源を制御するかは、分散型電源の制御優先順位、出力特性、効率、発電予備力等を考慮して決定する。
分散型電源の制御パターンの一例として、例えば、効率が良い分散型電源から制御する等の理由から、分散型電源の制御優先順位を決めて制御したい場合には、各分散型電源21,22,23,24の制御優先順位と、需給アンバランスΔPを解消するために各分散型電源が負担する量(出力増加できる最大量ΔPGmaxと出力低下できる最大量ΔPGmin)を決定する。そして、電力ネットワーク1におけるΔP−Δf特性と、分散型電源の制御優先順位と最大負担量(ΔPGmax、ΔPGmin)とから、周波数変動が発生したときの各分散型電源21,22,23,24の制御パターンを決定する。つまり、周波数変化Δfに対して、どの分散型電源の出力をいくら増減するか(出力増減量ΔPG)を決める。これは前述のように、各分散型電源21,22,23,24のΔf−ΔPG制御特性と呼ばれる。
図4は、電力ネットワーク1におけるΔP−Δf特性と、各分散型電源の負担量の一例を示す図で、電力ネットワーク1において、需給アンバランスΔPが35kW(負荷脱落時=電力供給過剰側を正とし、電源脱落時=電力供給不足側を負とする)生じるとき、Δfは0.35Hz変化することを示している。また、需給アンバランスΔPを解消するための分散型電源の制御優先順位は、分散型電源21(2次電池:BTR)、分散型電源22(マイクロガスタービン:MGT)、分散型電源23(燃料電池:FC)の順とする。そして、各分散型電源の最大負担量(ΔPGmax,ΔPGmin)を、BTR21は、ΔPGmax=+10kW、ΔPGmin=−10kW、MGT22も同じくΔPGmax=+10kW、ΔPGmin=−10kW、FC23は、ΔPGmax=+15kW、ΔPGmin=−15kWとした例である。この場合の各分散型電源のΔf−ΔPG制御特性は、図5a、図5b、図5cに示す通りとなる。
すなわち、周波数の変動の大きさΔfが+0.1、−0.1までの間は、優先順位「1」のBTR21が、−10kW〜+10kWの範囲で出力を変化させる。同様に、周波数の変動の大きさΔfが+0.1、−0.1を越えて+0.2、−0.2までの間は、優先順位「2」のMGT22が、−10kW〜+10kWの範囲で出力を変化させる。さらに、周波数の変動の大きさΔfが+0.2、−0.2を越えて+0.35、−0.35までの間は、優先順位「3」のFC23が、−15kW〜+15kWの範囲で出力を変化させる。
以上のように求めた各分散型電源のΔf−ΔPG制御特性を、対応する分散型電源21,22,23,24の制御量演算手段32に事前に記憶させておく。
なお、分散型電源の他の制御パターンとして、各分散型電源21,22,23を同時に制御したい場合には、各分散型電源21,22,23のΔf−ΔPG制御特性を、図6a、図6b、図6cのように設定する。周波数変動が発生したら、BTR、MGT、FCともに制御する(各分散型電源の最大負担量ΔPGmax、ΔPGminは図5の例と同じ)。各分散型電源の負担量を電力ネットワーク1におけるΔP−Δf特性上で表すと図7のようになる。
更に、分散型電源の他の制御パターンとして、いち早く周波数変動を抑制したい場合には、制御優先順位や負担量を決めず、つまり、図5や図6のような制御特性を設定せずに、各分散型電源の出力応答特性に応じて動作するようにして、需給アンバランスを解消してもよい。この場合、応動の速い分散型電源が主体となって制御するとともに、最大出力あるいは最小出力まで出力を変化させることになる。
次に、実運用時の動作を図2のフローチャートを参照しながら説明する。まず、各分散型電源において、時々刻々と系統周波数fを計測し(ステップ201)、基準周波数fからの変化分Δfを算出する(ステップ202)。
ある時点で、負荷脱落や分散型電源の緊急停止などの外乱が発生すると、電力需要と供給が釣り合わずに需給アンバランスΔPが生じ、系統周波数fが大きく変動(Δf大)する(ステップ203)。このため、予め設定したΔf−ΔPG制御特性により周波数変化Δfに応じた分散型電源の出力増減量(制御量)ΔPGを算出する(ステップ204)。そして、その結果を基に分散型電源の出力PGを制御し(ステップ205)、電力ネットワーク1の需給アンバランスを解消して、系統周波数fを基準周波数fに回復させる。Δfに応じたΔPGの算出方法は、前記の通り求め各分散型電源に事前に記憶したΔf−ΔPG制御特性と、算出したΔfとから算出する。
上記説明は、分散型電源として慣性特性を持たない電源21,22,23,24のみを送配電網11に接続した場合についてであるが、次に、慣性特性を有する同期発電機25のみを送配電網に11に接続し、同期発電機25(図では1個示されているが複数個設けられているものとする)により負荷に電力を供給している場合を説明する。
この実施の形態は、電力ネットワーク1内において、負荷脱落3や分散型電源の緊急停止などの外乱が生じ、これにより、電力需要と供給が釣り合わず需給アンバランスΔPが生じたとき、これを系統周波数の変化率によりとらえ、需給アンバランスを解消させるものである。
すなわち、需給アンバランスによる周波数変動が発生した場合、時々刻々と計測した系統周波数fの変化率df/dtを算出し、その変化率df/dtを用いて需給アンバランス量ΔPを推定し、ΔP推定値と周波数変動発生前の分散型電源出力PGとから出力増減量(制御量)ΔPGを算出する。
ここで、需給アンバランス量ΔPの推定方法と制御量ΔPGの算出方法は次のとおりである。すなわち、周波数変化率df/dt(=Δf)を用いて、以下の(2a)式により需給アンバランス量ΔPを推定し、このΔPと周波数変動発生前の分散型電源出力PGを用いて、(2b)式により制御量ΔPGを算出する。
Figure 2007060742
Figure 2007060742
ここで、Δfは周波数変化率df/dt、Mは等価縮約発電機の単位慣性定数[秒]で、電力ネットワーク1を一負荷一発電機の等価系統モデルに等価縮約したときの定数を、事前に求めて設定した値であり、電力ネットワーク内の各同期発電機の定格出力で加重平均した値である。PGは周波数変動発生前の各分散型電源の発電量[MW]である。
なお、(2a)式は、発電機の運動方程式から次のように導くことができる。電力ネットワーク1を一負荷一発電機の等価縮約系統モデルとして考え、同期発電機25の機械入力をP、電気出力をP(=負荷の消費電力P)、等価発電機の慣性定数をMとすると、発電機の運動方程式より以下の(3)式が成り立つ。
Figure 2007060742
(3)式について、周波数変化率df/dt=Δf、需給アンバランス量(P−P)=ΔPとすると、ΔPは(2a)式で求めることができる。
(2a)式で推定される需給アンバランス量ΔPは、例えば、周波数低下側を例にとって説明すると、等価発電機モデルの定常時の電気出力Pe(=負荷の消費電力PL)を基準(1.0)としたときの発電量不足分である。周波数変化率df/dt=0.01(ここでは仮に周波数低下側を正とし、10ms間の変化分)、等価発電機モデルの単位慣性定数M=5秒とすると、需給アンバランス量ΔPは(2a)式から0.01×5.0=0.05で、電力ネットワーク1内の総負荷量に対して総発電量が5%不足していることになる。よって、電力ネットワーク1内の総発電量の5%を増加させる、つまり、各分散型電源25において5%出力を増加すれば、需給アンバランスが解消され周波数低下を抑制できる。
次に、ΔP推定値から各分散型電源の出力増減量ΔPGを算出する場合、例えば、分散型電源25の周波数変動発生前の出力PGが50kWの場合は、出力増減量ΔPGは、50kWの5%の+2.5kWとなる。
なお、電力ネットワーク1内の系統周波数は、ほぼ同じ様相で変動するので、各分散型電源端で推定したΔPはほぼ同じとなる。したがって、分散型電源25が電力ネットワーク1内に分散配置された構成でも、各分散型電源25において一律5%の制御を実施できるので、電力ネットワーク1全体として5%の出力増加を行える。
次に、実運用時の動作を図8のフローチャートを参照しながら説明する。まず、各分散型電源25において、時々刻々と系統周波数fを計測する(ステップ801)とともに、基準周波数fからの変化分Δfを算出する(ステップ802)。
ある時点で、負荷脱落や分散型電源の緊急停止などの外乱が発生すると、電力需要と供給が釣り合わず需給アンバランスが生じ、系統周波数fが大きく変動(Δf大)する(ステップ803)。このように周波数変動が発生した場合(Δf大)には、時々刻々と計測した系統周波数fの変化率df/dtを算出する(ステップ804)。さらに、その変化率df/dtを用いて需給アンバランス量ΔPを推定する(ステップ805)。そして、ΔP推定値と周波数変動発生前の分散型電源出力PGとから出力増減量ΔPGを算出する(ステップ806)。このようにして求めた出力増減量(制御量)ΔPGにより、分散型電源25の出力PGを制御し(ステップ807)、電力ネットワーク1の需給アンバランスを解消して、系統周波数fを基準周波数fに回復させる。
次に、電力ネットワーク1内の分散型電源として、慣性特性を有する同期発電機25とそれ以外の種類の発電機器21,22,23,24が混在する場合について説明する。
この場合、同期発電機25以外の慣性特性を持たない分散型電源、例えば、2次電池21、マイクロガスタービン22、燃料電池23等では、図2で説明した手順で制御量を算出する。つまり、各分散型電源に事前に記憶したΔf−ΔPG制御特性と、算出したΔfとから、Δfに応じたΔPGを算出する。
一方、慣性特性を有する同期発電機25では、図8で説明した手順で制御量を算出する。つまり、周波数変化率df/dt(=Δf)を用いて、(2a)式によりΔPを推定し、ΔPと周波数変動発生前の分散型電源PGを用いて、(2b)式によりΔPGを算出する。
なお、各分散電源がΔPGの算出結果を基に出力PGを制御している間は、周波数は外乱発生前の値に戻る方向で変化し、最終的には外乱発生前の値(定格周波数)に戻るので、定常周波数に戻るまでは各分散電源はΔPGの算出結果分の出力制御のみを行う。但し、定常周波数に戻るまでの間や、定常周波数に戻った後に、新たな外乱が発生し、周波数変化Δfが大となれば、ΔPGの算出と出力制御を再度実施して、新たな外乱が発生しても常に周波数を定格周波数に制御する。
これらの実施の形態によれば、各分散型電源の制御量を算出する際に、演算に必要な計測量としては分散型電源自端で計測可能な系統周波数のみのため、演算に必要な情報量(計測量)が少なく、かつ、分散型電源が個々に自律的に出力制御を行える。
次に、図9で示すように、電力ネットワーク1と電力会社等の大規模送配電網100とが、閉状態の連系線開閉器13により連系線12を介して接続し、連系系統として運用される場合について説明する。なお、平常時における連系線潮流量(連系線潮流基準値Pt)は、大規模送配電網100を運営する電力会社等の電気事業者との契約により決まり、零か、ある一定値以下とする。
このような状態において、電力ネットワーク1内で、負荷脱落や分散型電源の緊急停止などの外乱により電力ネットワーク1内の電力需要と供給が変化し、不足分あるいは過剰分(需給アンバランス)が生じると、これらの電力が連系線12を介して大規模送配電網100との間で相互に授受される。このため、連系線潮流量は、前記連系線潮流基準値Ptに対して変化する。この場合、前述した電気事業者との契約条件から、連系線潮流量を外乱発生前の状態に早急に戻す必要がある。
また、電力ネットワーク1での前記外乱による需給アンバランス量は、大規模送配電網100の系統容量に対して絶対的に小さいため、系統周波数はほとんど変化しない。そこで、この実施の形態では、電力ネットワーク1における需給アンバランスを連系線潮流量の変化としてとらえている。
このため、図9で示すように、連系線部分に連系線監視手段5を設け、電力ネットワーク1と大規模送配電網100との間の連系線12の接続有無(連系線開閉器13の開閉状態)及び連系線接続時における連系線潮流を検出し、この連系線12の接続有無及び連系線潮流量を各分散型電源21,22,23,24,25に通知するように構成している。
また、各分散型電源21,22,23,24,25には、図11で示すように、連系線潮流基準値Ptと通知された連系線潮流量Ptとから連系線潮流の変化分ΔPtを求める変化分検出手段41を設けると共に制御量演算手段42を設けている。制御量演算手段42は、連系線潮流の変化分ΔPtを電力ネットワークの需給アンバランスΔPとみなして、この需給アンバランスΔPを回復するための発生電力の制御量ΔPGを、予め設定された関係(ΔPt−ΔPG制御特性)を用いて算出し、出力する。
これにより、電力ネットワーク1における電力の需給アンバランスΔPにより連系線潮流の変動(変化分ΔPt)が生じた場合、この変動を抑制するように各分散型電源21,22,23,24,25において自律的に発生電力の制御を行うことが出来る。
以下、詳細に説明する。先ず、事前に各分散型電源21,22,23,24,25に記憶させる整定値を決める以下の作業を行う。
電力ネットワーク1内において、負荷脱落や分散型電源の緊急停止などの外乱が生じ、電力ネットワーク1内の電力需要と供給が変化すると、不足分あるは過剰分の電力、つまり、需給アンバランスΔP分の電力が連系線12を介して大規模送配電網100と授受される。需給アンバランスΔPと連系線潮流変化分ΔPtはほぼ等しいので、電力ネットワーク1内の分散型電源の出力PGをΔPt分変化させれば需給アンバランスは解消する。そこで、どの分散型電源の出力PGを制御して需給アンバランスを解消するかを決定する。どの分散型電源を制御するかは、分散型電源21,22,23,24,25の制御優先順位、出力特性、効率、発電予備力等を考慮して決定する。
分散型電源の制御パターンの一例として、例えば、効率が良い分散型電源から制御する等の理由から、分散型電源の制御優先順位を決めて制御したい場合には、各分散型電源の制御優先順位と、需給アンバランスΔPを解消するために各分散型電源が負担する量(出力増加できる最大量ΔPGmaxと出力低下できる最大量ΔPGmin)を決定する。
そして、それを基に連系線潮流が変化したときの各分散型電源の制御パターンを決定する。つまり、連系線潮流変化分ΔPtに対して、どの分散型電源の出力をいくら増減するか、出力増減量ΔPGを決める。これは前述のように、各分散型電源のΔPt−ΔPG制御特性と呼ばれる。
図12は、連系線潮流の変化分ΔPtに対する、各分散型電源の負担量の一例を示す図で、電力ネットワーク1における需給アンバランスΔPは、負荷脱落時=電力供給過剰側を正とし、電源脱落時=電力供給不足側を負とする。連系線潮流の変化分ΔPtは、大規模送配電網100に送電する向きの潮流を正とする。この例では、需給アンバランスΔPを解消するための分散型電源として、2次電池:BTR21、マイクロガスタービン:MGT22、燃料電池:FC23を用いており、これらの制御優先順位は、BTR、MGT、FCの順とする。そして、これら各分散型電源21,22,23の最大負担量(ΔPGmax、ΔPGmin)は、BTR21では、ΔPGmax=+10kW、ΔPGmin=−10kW、MGT22も同じくΔPGmax=+10kW、ΔPGmin=−10kW、FC23は、ΔPGmax=+15kW、ΔPGmin=−15kWとしている。この場合の各分散型電源21,22,23のΔPt−ΔPG制御特性は、図13a、図13b、図13cに示す通りとなる。
以上のように求めた各分散型電源のΔPt−ΔPG制御特性を、各分散型電源21,22,23の制御量演算手段42に事前に記憶させておくものとする。
なお、制御量の算出にΔPt−ΔPG制御特性を用いているので、分散型電源には慣性特性の有無にかかわらずどのようなものを用いてもよく、例えば、図12におけるFC23をSG25に置き換えても問題はない。
他の分散型電源の制御パターンとして、各分散型電源とも同時に制御したい場合には、各分散型電源のΔPt−ΔPG制御特性を、図14a、図14b、図14cのように設定する。連系線潮流が変化した場合には、BTR、MGT、FCともに制御する(各分散型電源の最大負担量ΔPGmax、ΔPGminは図13の例と同じ)。ΔPtに対する各分散型電源の負担量を表すと図15のようになる。
更に、他の分散型電源の制御パターンとして、いち早く連系線潮流量を外乱発生前の状態に戻したい場合には、制御優先順位や負担量を決めず、つまり、図13や図14のような制御特性を設定せずに、分散型電源の出力応答特性に応じて動作するようにして、需給アンバランスを解消してもよい。この場合、応動の速い分散型電源が主体となって制御するとともに、最大出力あるいは最小出力まで出力を変化させることになる。
次に、実運用時の動作を図10のフローチャートにより説明する。まず、大規模送電網100との連系線の状態を監視する連系線監視装置5では、大規模送配電網100と電力ネットワーク1とが連系しているかを確認する(ステップ1001)。連系状態であれば連系線潮流Pt(連系線に流れる有効電力)を計測する(ステップ1002)。そして、この連系線接続状態(連系線開閉器13の閉状態)と連系線潮流Ptの計測結果を各分散型電源へ送信する(ステップ1003)。なお、非連系の場合は、連系線接続状態(連系線開閉器13の開状態)のみを各分散型電源へ送信する。
各分散型電源では、連系線監視装置5から送られてくる連系線接続状態、連系線潮流Ptを受信する(ステップ1011)とともに、連系線潮流基準値Ptからの変化分ΔPtを算出する(ステップ1012)。
ある時点で、電力ネットワーク1内で、負荷脱落や分散型電源の緊急停止などの外乱が発生すると、電力ネットワーク1内の電力需要と供給が変化し、不足分あるは過剰分の電力(=需給アンバランスΔP)が連系線12を介して大規模送配電網100と授受される。このため、連系線潮流Ptが大きく変化(ΔPt大)する(ステップ1013)。この場合、連系線潮流の変化分ΔPtに応じた分散型電源の出力増減量ΔPGを、予め設定されたΔPt−ΔPG制御特性により算出し(ステップ1014)、その結果を基に分散型電源の出力PGを制御する(ステップ1015)。この結果、電力ネットワーク1の需給アンバランスを解消して、連系線潮流Ptを外乱発生前の状態に戻すことが出来る。
このように、電力ネットワーク1が大規模送配電網100と連系する場合は、電力ネットワーク1内で負荷脱落等による需給アンバランスが生じても、系統周波数はほとんど変化しないので、系統周波数を用いた分散型電源の制御量の算出は行わずに、連系線潮流の変化分を用いるので、分散型電源の制御量の算出が可能となる。また、演算に必要な計測量としては連系線潮流のみのため、演算に必要な情報量(計測量)が少なく、かつ、分散型電源が個々に自律的に出力制御を行える。
上記説明は、電力ネットワーク1が連系線12により大規模送配電網100と連系されている場合に付いて行ったが、この電力ネットワーク1と大規模送配電網100とは、連系線12に設けた連系線開閉器13により任意に非連系状態に切り換えることが出来る。すなわち、電力ネットワーク1は、図9で示した電力会社等の大規模送配電網100との連系系統の場合と、図1に示した大規模送配電網100とは非連系で単独系統として運用される場合がある。
そして、大規模送配電網100と非連系時は、連系線が開放されており潮流情報はなく、また、連系時は、電力ネットワーク1内において負荷脱落や分散型電源の緊急停止などの外乱が発生しても、系統容量が大きい大規模送配電網100と連系しているため、系統周波数はほとんど変動しない。これらの場合に付いては、それぞれ各分散型電源における制御量の適切な求め方について、前述のように提案しているので、連系の有無に応じて制御量の求め方を適切に選択すればよい。
すなわち、各分散型電源に図3で示した周波数検出手段31及びΔf−ΔP制御特性を設定した制御量演算手段32や図11で示した潮流変化分検出手段41及びΔPt−ΔP制御特性を設定した制御量演算手段42などを設け、これらを、連系線監視装置5から送信される連系線接続状態に応じて選択し、適用すればよい。
以下、図16の処理フローを参照しながら説明する。まず、大規模送電網100との連系線の状態を監視する連系線監視装置5では、大規模送配電網100と電力ネットワーク1とが連系しているかを確認する(ステップ1601)。連系状態であれば連系線潮流Pt(連系線に流れる有効電力)を計測する(ステップ1602)。そして、この連系線接続状態(連系線開閉器13の閉状態)と連系線潮流Ptの計測結果を各分散型電源へ送信する(ステップ1603)。なお、非連系の場合は、連系線接続状態(連系線開閉器13の開状態)のみを各分散型電源へ送信する。
各分散型電源では、時々刻々と系統周波数fを計測する(ステップ1611)とともに、連系線監視装置5から送られてくる連系線接続状態、連系線潮流Ptを受信する(ステップ1612)。
連系線接続状態情報により連系ありか非連系かを判断する(ステップ1613)。その結果、大規模送配電網100と非連系の場合には、周波数変化に基づき、分散型電源の制御量を算出する(ステップ1614,1615,1616)。これに対し、大規模送配電網100と連系している場合には、潮流の変化分に基づき分散型電源の制御量を算出する(ステップ1624,1625,1626)。そして、このようにして求めた制御量により、各分散型電源の出力制御を行う。
このように大規模送配電網100との連系線接続状態情報を用いて、分散型電源の制御量の算出方法を切り換えることにより、連系状態によらず分散型電源の制御量を算出できる。
本発明による電力ネットワークの制御システムの一実施の形態を示す系統図である。 同上一実施の形態の動作を説明するフローチャートである。 同上一実施の形態の要部機能を示す機能ブロック図である。 同上一実施の形態における電力系統での電力需給アンバランスと系統周波数の変動の大きさとの関係を説明する特性図である。 同上一実施の形態における複数の分散型電源に優先順位を付けた場合の、分散型電源の1つである二次電池のΔf−ΔPG制御特性を示す特性図である。 同上一実施の形態における複数の分散型電源に優先順位を付けた場合の、分散型電源の1つであるマイクロガスタービンのΔf−ΔPG制御特性を示す特性図である。 同上一実施の形態における複数の分散型電源に優先順位を付けた場合の、分散型電源の1つである燃料電池のΔf−ΔPG制御特性を示す特性図である。 同上一実施の形態における複数の分散型電源を同時に制御する場合の、分散型電源の1つである二次電池のΔf−ΔPG制御特性を示す特性図である。 同上一実施の形態における複数の分散型電源を同時に制御する場合の、分散型電源の1つであるマイクロガスタービンのΔf−ΔPG制御特性を示す特性図である。 同上一実施の形態における複数の分散型電源を同時に制御する場合の、分散型電源の1つである燃料電池のΔf−ΔPG制御特性を示す特性図である。 同上一実施の形態における電力需給アンバランス対する系統周波数の変動を抑制すべく各分散型電源が出力制御する際の分担状況を表す特性図である。 本発明の電力需給アンバランスを系統周波数の変化率により推定する実施の形態の動作を説明するフローチャートである。 本発明の、大規模送配電網と連携した場合の実施の形態を示す系統図である。 同上実施の形態の動作を説明するフローチャートである。 同上実施の形態の要部機能を示す機能ブロック図である。 同上実施の形態における電力系統での電力需給アンバランスと連系線潮流変化との関係を説明する特性図である。 同上実施の形態における複数の分散型電源に優先順位を付けた場合の、分散型電源の1つである二次電池のΔPt−ΔPG制御特性を示す特性図である。 同上実施の形態における複数の分散型電源に優先順位を付けた場合の、分散型電源の1つであるマイクロガスタービンのΔPt−ΔPG制御特性を示す特性図である。 同上実施の形態における複数の分散型電源に優先順位を付けた場合の、分散型電源の1つである燃料電池のΔPt−ΔPG制御特性を示す特性図である。 同上実施の形態における複数の分散型電源を同時に制御する場合の、分散型電源の1つである二次電池のΔPt−ΔPG制御特性を示す特性図である。 同上実施の形態における複数の分散型電源を同時に制御する場合の、分散型電源の1つであるマイクロガスタービンのΔPt−ΔPG制御特性を示す特性図である。 同上実施の形態における複数の分散型電源を同時に制御する場合の、分散型電源の1つである燃料電池のΔPt−ΔPG制御特性を示す特性図である。 同上実施の形態における電力需給アンバランス対する連系線潮流の変動を抑制すべく各分散型電源が出力制御する際の分担状況を表す特性図である。 本発明の、連系線開閉器を任意に開閉できるようにした実施の形態における制御動作を説明するフローチャートである。
符号の説明
1 電力ネットワーク
3 負荷脱落
4 系統周波数
5 連系線監視装置
6 連系線接続状態及び連系線潮流
12 連系線
13 連系線開閉器
14 負荷
21 分散型電源の1つである二次電池
22 分散型電源の1つであるマイクロガスタービン
23 分散型電源の1つである燃料電池
24 分散型電源の1つである風力発電
25 分散型電源の1つである同期発電機
31 周波数検出手段
32 Δf−ΔPG制御特性を有する制御量演算手段
41 連系線潮流の変化分検出手段
42 ΔPt−ΔPG制御特性を有する制御量演算手段
100 大規模送配電網

Claims (7)

  1. 特定区域に設けられた複数の分散型電源と負荷との間を送配電線により接続し、大規模送配電網とは切り離された単独系統として運用される比較的小規模の電力ネットワークの制御システムであって、
    前記電力ネットワークにおける系統周波数の変動の大きさを検出する周波数検出手段と、
    前記系統周波数の変動の大きさと前記系統周波数を所定値に回復させるための制御量とが関係付けられて前記各分散型電源に設定された制御特性に基き、検出された前記系統周波数の変動の大きさに対応する分散型電源の制御量を求める制御量演算手段とを備え、
    前記電力ネットワークにおける需給アンバランスにより系統周波数の変動が生じた場合、この変動を抑制するように各分散型電源で自律的に発生電力を制御することを特徴とする電力ネットワークの制御システム。
  2. 特定区域に設けられた複数の慣性特性を有する分散型電源と負荷との間を送配電線により接続し、大規模送配電網とは切り離された単独系統として運用される比較的小規模の電力ネットワークの制御システムであって、
    前記電力ネットワークにおける系統周波数の変動を検出し、その変化率を求める周波数変化率検出手段と、
    前記系統周波数の変化率から前記電力ネットワークでの需給アンバランス量を推定し、この推定された需給アンバランス量と各分散型電源の周波数変動発生前の出力とから、前記需給アンバランスを解消させる各分散型電源の制御量を求める制御量演算手段とを備え、
    前記電力ネットワークにおける需給アンバランスにより系統周波数の変動が生じた場合、この変動を抑制するように各分散型電源で自律的に発生電力の制御を行うことを特徴とする電力ネットワークの制御システム。
  3. 特定区域に設けられた慣性特性を有する分散型電源及び慣性特性を持たない分散型電源と負荷との間を送配電網により接続し、大規模送配電網とは切り離された単独系統として運用される比較的小規模の電力ネットワークの制御システムであって、
    慣性特性を持たない分散型電源については、
    前記電力ネットワークにおける系統周波数の変動の大きさを検出する周波数検出手段と、
    前記系統周波数の変動の大きさと前記系統周波数を所定値に回復させるための制御量とが関係付けられて前記各分散型電源に設定され制御特性に基き、検出された前記系統周波数の変動の大きさに対応する分散型電源の制御量を求める第1の制御量演算手段とを設け、
    慣性特性を有する分散型電源については、
    前記電力ネットワークにおける系統周波数の変動を検出し、その変化率を求める周波数変化率検出手段と、
    前記系統周波数の変化率から前記電力ネットワークでの需給アンバランス量を推定し、この推定された需給アンバランス量と各分散型電源の周波数変動発生前の出力とから、前記需給アンバランスを解消させる各分散型電源の制御量を求める第2の制御量演算手段とを設け、
    前記電力ネットワークにおける需給アンバランスにより系統周波数の変動が生じた場合、この変動を抑制するように各分散型電源で自律的に発生電力を制御することを特徴とする電力ネットワークの制御システム。
  4. 電力ネットワーク内での電力需要と供給との需給アンバランスと系統周波数の変動の大きさとの関係から、各分散型電源では、前記需給アンバランスを回復するために分担可能な発生電力の制御量を予め求め、各制御量演算手段は、この求められた制御量と前記系統周波数の変動の大きさとを対応付けた制御特性を記憶し、系統周波数の変動の大きさに対応した制御量を出力することを特徴とする請求項1または請求項3に記載の電力ネットワークシステム。
  5. 制御量演算手段は、系統周波数の変化率と、予め求められた電力ネットワークにおける等価縮約発電機の単位慣性定数とから、電力ネットワークでの需給アンバランス量を推定することを特徴とする請求項2または請求項3に記載の電力ネットワークシステム。
  6. 特定区域に設けられた複数の分散型電源と負荷との間を送配電網により接続し、大規模送配電網とも接続されて連系系統として運用される比較的小規模の電力ネットワークの制御システムであって、
    前記電力ネットワークと大規模送配電網との間の連系線潮流を検出し、前記各分散型電源に通知する連系線監視装置と、
    前記連系線潮流の変化分から求まる電力ネットワークの需給アンバランス量とこの需給アンバランスを解消するための制御量とが関係付けられて各分散型電源に設定された制御特性により、前記需給アンバランス量に対応する分散型電源の制御量を出力する制御量演算手段とを備え、
    前記電力ネットワークにおける電力の需給アンバランスにより連系線潮流の変動が生じた場合、この変動を抑制するように各分散型電源で自律的に発生電力を制御することを特徴とする電力ネットワークの制御システム。
  7. 特定区域に設けられた複数の分散型電源と負荷との間を送配電網により接続し、大規模送配電網との連系線が接離可能に構成され、連系系統または単独系統として運用される比較的小規模の電力ネットワークの制御システムであって、
    前記電力ネットワークと大規模送配電網との間の連系線の接続有無及び接続時における連系線潮流を検出し、この連系線の接続有無及び連系線潮流量を前記各分散型電源に通知する連系線監視装置と、
    前記連系線潮流の変化分から求まる電力ネットワークの需給アンバランス量とこの需給アンバランスを解消するための制御量とが関係付けられて各分散型電源に設定された制御特性により、前記需給アンバランス量に対応する分散型電源の制御量を出力し、前記連系線接続有りの通知がない場合は、電力系統における周波数の変化分または変化率を検出して、これら変化分または変化率に対応して設定され関係から、変化分または変化率に対応する制御量を出力する変化量演算手段とを備え、
    前記電力ネットワークにおける電力の需給アンバランスが生じた場合、この需給アンバランスを解消する方向に各分散型電源で自律的に発生電力を制御することを特徴とする電力ネットワークの制御システム。
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