JP2007060138A - コイルアンテナ - Google Patents
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Abstract
【課題】 送受信に必要なL値や、感度、インピーダンス値などのスペックを満たすことはもとより、その上でコイルアンテナの磁芯として薄くしても割れ難くリフローにおける変形のない耐熱性を確保したコイルアンテナを提供することを目的とする。
【解決手段】 軟磁性体粉末と有機結合剤の混成物からなる可撓性を有するシート状磁性体4を耐熱性の樹脂5で覆った磁芯2に直接巻線3を施してなるコイルアンテナ1。
【選択図】 図1
Description
本発明は、車両用キーや住宅用キーなどのリモートキーシステムあるいは電波時計等に用いられる低中波帯の無線信号の送信及び/又は受信に使用されるコイルアンテナ用の磁気シート及びコイルアンテナに関し、特に、10kHz〜20MHzの範囲内での周波数における、無線信号の送信や受信に適したコイルアンテナに関する。
近年、通信端末の小型化、多用途化が進み、低中波帯の電波を利用した端末が多く見られる。例えば、特許文献1に開示された車両用キーレスシステムにおけるコイルアンテナなどがあり、低中波領域のコイルアンテナとしてフェライト材料の磁芯(焼結フェライト)を使用した、コイルアンテナが多く普及している。
この特許文献1では、3種類のフェライト磁芯形状を用いた多軸コイルアンテナを試作し、その結果が記載されている。しかしながら、磁芯サイズが10×10×1mm(試料品ロと記載)においては、磁芯に直接巻き回したコイルではなく、プラスチック製のボビンを使用して巻き回されている。これは、巻線品質の安定化のために行っていることが文中に記載されている。
しかしながら、フェライト材料の磁芯(焼結フェライト)を使用したコイルアンテナは、市場の要求である耐衝撃性(磁芯割れ等の不具合防止)や形状の多様化(異形状、指向性の多軸化、軽薄短小、大型化)に対して、耐衝撃、製作性が悪いなどの問題がある。
また、最近の自動車用リモートキー等は、ポケットにリモートキーを入れたまま、車体側のスイッチを押すか、或いは、静電容量センサー等を有するドアハンドルに手を触れることで所定のLF波が車体側から送信され、このリモートキーで車体側からの信号を受信することでドア開閉が可能となっている。しかし、常時携帯(ポケット、カバン等)の特徴から薄型・軽量化が強く求められる一方、落下衝撃による磁芯破損が致命的な故障となるため、耐衝撃性が必要となる。
実際に、焼結フェライト磁芯を単体のままで、0.5mから1m程度の高さから床面に自由落下させると、2〜3mm程度の厚みのフェライト磁芯でさえ相当の頻度で割れる。そのため、静特性における利点はあるものの、小型化、低背化(薄型化)し難い。また、多くの場合、衝撃を磁芯に直接伝播させないように、樹脂ケースやゴム材の保護機構を装着するが、これらの対策は、小型化、低背化を阻害する要因となる。
また樹脂と複合したプラスチックフェライトなども検討されているが、ある程度、衝撃性、製作性については改善されるが、アンテナとしての特性を追求するとフェライトの充填率を上げる必要があり、結局はアンテナ特性を満たすプラスチックフェライト材は焼結フェライトと同じように耐衝撃性が弱くなるという問題が発生する。
さて、車載または、住宅用の携帯リモートキーでは、その内部に別系統の開錠・施錠信号回路およびアンテナ系が混載されていることがあり、上記の薄型化、集積化を達成するにあたり、SMD部品であることと、リフロー対応であることが望まれている。また、鉛フリーはんだの本格的な導入により、そのリフロー温度は従来の鉛はんだリフローに比べて、高くなっている(240〜250℃程度)現状がある。
更に、携帯リモートキーとしてのデザイン性から薄型化の要求が増しており、例えば、リモートキーであれば、1〜2mm程度以下のカードタイブのデザインが望まれている。
従って、本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、送受信に必要なL値や、感度、インピーダンス値などのスペックを満たすことはもとより、その上でコイルアンテナの磁芯として、第1に薄くしても割れないこと、第2にリフローにおける変形のない耐熱性を確保したコイルアンテナを提供することを目的とする。
本発明は、前記課題を解決するために、接合面の面粗さにおけるアンカー効果と樹脂の接着効果について検討した結果、その相乗作用を見いだしたことでなされたものである。
即ち、本発明によれば、軟磁性体粉末と有機結合剤の混成物からなる可撓性を有するシート状磁性体を耐熱性樹脂で覆った磁芯に直接巻線を施してなるコイルアンテナが得られる。
また、本発明によれば、軟磁性体粉末と有機結合剤の混成物からなる可撓性を有するシート状磁性体からなる磁芯にボビンを装着し、該ボビンに巻線を施してなるコイルアンテナが得られる。
また、本発明によれば、前記軟磁性体粉末は、高周波における透磁率の大きな、鉄アルミ珪素合金(センダスト)、鉄ニッケル合金(パーマロイ)、鉄コバルト合金、鉄コバルトシリコン合金、鉄シリコンバナジューム合金、鉄コバルトボロン合金、コバルト系アモルフアス合金、鉄系アモルフアス合金、カーボニル鉄、モリブデンパーマロイ、純鉄粉のいずれか又はそれらの組み合わせからなるコイルアンテナが得られる。
また、本発明によれば、前記有機結合剤は、ポリエステル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリウレタン樹脂、セルロース系樹脂、ニトリル−ブタジエン系ゴム、スチレンーブタジエン系ゴム等の熱可塑性樹脂、或いはそれらの共重合体、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、アミド系樹脂、イミド系樹脂等の熱硬化性樹脂、あるいは有機系難燃剤であるハロゲン化物、臭素化ポリマーのいずれか又はそれらの組み合わせからなるコイルアンテナが得られる。
また、本発明によれば、軟磁性アモルファス材からなる可撓性を有するシート状磁性体を耐熱性樹脂で覆った磁芯に直接巻線を施してなるるコイルアンテナが得られる。
また、本発明によれば、軟磁性アモルファス材からなる可撓性を有するシート状磁性体からなる磁芯にボビンを装着し、該ボビンに巻線を施してなるコイルアンテナが得られる。
本発明によれば、磁芯が軟磁性体粉末と有機結合剤の混成物又は軟磁性アモルファス材からなる可撓性を有するシート状磁性体であることから、使用中に曲げられた場合であっても、又、曲げられた状態を保持したまま使用された場合であったとしても、10kHz〜20MHzの範囲の周波数帯域において、送受信に必要なL値や、感度、インピーダンス値などのスペックを満たすと共に、薄くしても割れ難く、しかもリフローにおける磁芯の変形のない耐熱性を確保したコイルアンテナが得られる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の実施の形態によるコイルアンテナの斜視図である。図1において、コイルアンテナ1は、磁芯2に巻き回された巻線3とで構成されており、磁芯2はシート状磁性体4を樹脂5で覆った構造となっている。
まず、割れ難い耐衝撃性の確保については、磁芯2に軟磁性体粉末と有機結合材からなる可撓性を有するシート状磁性体4を用いることで、焼結フェライト材に比べ大きく改善できる。
なお、この発明で用いるシート状磁性体4における軟磁性体粉末としては、高周波における透磁率の大きな、鉄アルミ珪素合金(センダスト)、鉄ニッケル合金(パーマロイ)、鉄コバルト合金、鉄コバルトシリコン合金、鉄シリコンバナジューム合金、鉄コバルトボロン合金、コバルト系アモルフアス合金、鉄系アモルフアス合金、カーボニル鉄、モリブデンパーマロイ、純鉄粉のいずれか又はそれらの組み合わせが用いられる。
また、軟磁性体粉末を結合する有機結合材は、多岐にわたり、ポリエステル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリビニルプチラール樹脂、ポリウレタン樹脂、セルロース系樹脂、ニトリル−プタジエン系ゴム、スチレン−ブタジエン系ゴム等の熱可塑性樹脂、或いはそれらの共重合体、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、アミド系樹脂、イミド系樹脂等の熱硬化性樹脂、あるいは有機系難燃剤であるハロゲン化物、臭素化ポリマーなどがある。
また、これらの有機結合材の中には、鉛フリーはんだリフローのプロセス条件(温度と時間)に対して、その耐性が不足する材料もあり、この有機結合材を用いたシート状磁性体4で磁芯2を形成したコイルアンテナ1では、組み立て時のリフロー工程での加熱により、磁芯2の変形や有機結合材が劣化するものもあり、その結果、アンテナ特性の品質劣化がおきる。
そこで、リフローにおいて、シート状磁性体4からなる磁芯2の変形がなく耐熱性の確保を同時に解決するために、本発明では2つの方法について検討した。その1つは、外側からボビン(図示せず)で磁芯2をおさえ付けて加熱時の変形を矯正する方法で、他のもう1つは、シート状磁性体4を構成する有機結合材をリフロー耐熱性のあるものに変更する方法である。
ボビン(図示せず)を用いる場合、構造上、外部から磁芯2を押さえ込めるため、加熱時の少なくとも膨張、変形に対しては、それらを抑制することができる。しかしながら、先に述べた、薄型化の観点から樹脂製ボビンの肉厚が結果的に磁芯2の厚みを減らす原因となり、磁芯2の断面積が目減りする結果、L値が低下しアンテナ特性が低下する。また、リフロー工程での加熱は、実際の使用環境温度とはかけ離れており、そのためにボビンを追加することはコストの観点からあまり望ましくない。
また、シート状磁性体4の有機結合材を変更することは、シート状磁性体4の製造工程上、必ずしも容易ではなく、おのおのの軟磁性材との相性、製造設備、工法の変更が生じ、結果として、相当の開発工数がかかる場合がある。
上記のことから、本発明では、リフロー時の磁芯2の変形を防止することに主眼をおき、シート状磁性体4に直接、耐熱性を有する樹脂5を塗布することで、前記のボビンの効果をもちながら、内部の磁芯2に用いられるシート状磁性体4の構成はそのままで適用できる構造体を得る方法を提供する。耐熱性を有する樹脂5は、例えば、液状エポキシ樹脂が適当である。
また、耐熱性を有する樹脂5によるシート状磁性体4への皮膜の形成方法については、ディップやポッティング、或いはスピンコート法等で塗布することが可能である。なお、スピンコート法は、少ない滴下量で、広い平面に均一な樹脂膜を形成したい場合に、特に適した工法である。
本発明では、樹脂5でシート状磁性体4の小片を覆う方法の1つとして、樹脂5を2段階にわけて形成する方法を行った。まず、携帯キー等に用いる磁芯2の寸法と比べて十分に大きなサイズ(例えば、150mm□)のシート状の磁性体板の片面もしくは、両面に上記の樹脂をもちいて、樹脂膜5を形成する。これにより、シート状の磁性体板よりも、樹脂膜の硬さによりシート状の磁性体板がハンドリングし易くなる効果がある。
次に、磁芯2としての所望寸法(例えば、幅5mm 長さ20mm 厚み0.5mm〜1mm)のシート状磁性体4に切り分けた後、それを上記と同一もしくは別の樹脂で外周を覆うことで、割れ難いことと耐熱性を兼ね備えた、薄い磁芯2が得られる。この磁芯2に巻線3を施すことで、厚さ数mm未満のカード形状のキーにも搭載が可能なコイルアンテナ1が得られる。
また、この樹脂膜5は絶縁性があり、巻線3と磁芯2の間の絶縁層としての役割も果たすことができる。更に、副次的に、樹脂膜5を形成した磁芯2に巻線3を施す時には、ある程度の硬さがある方が、巻線工程の観点では有利であり、樹脂膜5があることで作業性が安定する効果が期待できる。
他の方法として、最初にシート状磁性体4の小片に切り分けた後、同一工程で、液状樹脂でそれらの外周面に皮膜を形成することも可能である。また、別の方法として、先にフィルム状の樹脂(例えば、ポリイミド樹脂フィルム)をシート状磁性体4の小片に貼り付けた構造でも良い。
また、上記のシート状磁性体4の小片の外周を樹脂5で覆う場合、可能であれば、小片の全面を樹脂5で覆い、内部にシート状磁性体4を閉じ込める構造が最良であるが、必ずしも完全に閉じている必要は無い。例えば、磁芯2の形状がL×W×Hが5×20×2mmのように、細長い形状の場合、L×Hで形成する面積の狭い2面は閉じていなくても良いが、この良否はリフロー後のL値特性変化量が許容できるか否かである。
即ち、本発明では、筐体の薄型化に伴い微細化の進むコイルアンテナにおいて、可撓性が有り、割れ難い磁芯2と、この磁芯2に巻回された巻線3とを備え、且つ、耐リフロー性をも備えたことを特徴とするコイルアンテナ1が得られる。
以下に、本発明の具体的なコイルアンテナ例について説明する。軟磁性体粉末と有機結合材とからなる混成物であり可撓性を有する厚み1mm厚のシートを60mm□に切りシート状の磁性体板を作製した。このシート状の磁性体板に、液状エポキシ樹脂(粘度100cp程度)をスピンコーターで塗布後、70℃のN2雰囲気で1時間ベークを行い、反対の面に再度、同条件で液状エポキシ樹脂を塗布し、再度70℃のN2雰囲気で1時間ベークを行った。このようにして作製された樹脂で覆われたシート状の磁性体板を切断し、5×20×2mmのシート状磁性体4を作製した。
このシート状磁性体4をトレイに複数個ならベ、上から同一の樹脂を滴下し、100℃、2時間で硬化させ磁芯2を作製した。更に、この磁芯2に0.3mmφのポリウレタン線を巻回して(直巻き・約1200T程度)巻線3を形成し、コイルアンテナ1とした。尚、シート状磁性体4は、軟磁性体粉末と有機結合材とからなる混成物で、それ自体は可撓性があるが、シート状磁性体4の表面をエポキシ樹脂5で覆うことにより適度な表面の硬さの磁芯2が得られる。
このようにして製作された送信用コイルアンテナ及び受信用コイルアンテナについて検証すべく、このコイルアンテナの特性の測定を行った。また、比較例として、焼結フェライト磁芯を備えるコイルアンテナを送信用、受信用の2つ作製した。尚、比較例のコイルアンテナは、磁芯材料が異なることを除き、構造、形状、サイズとも本実施の形態と同じにした。その上で、比較例のコイルアンテナの特性も測定した。
本実施の形態による送信用コイルアンテナは、比較例の送信用コイルアンテナと比較してより優れた送信特性を有していた。同様に、本実施の形態による受信用コイルアンテナは、比較例の受信用コイルアンテナと比較してより優れた受信特性を有した。
更に、これらの実施の形態による送信/受信特性は、コイルアンテナ1が曲げられた場合であっても、特に劣化するようなことはなかった。これは、軟磁性体粉末の粉粒が互いに別個独立して、それぞれ“マイクロコア”として動作するためである。本実施の形態においては、各粉粒は酸化膜にて被膜されているため、コイルアンテナ1が曲げられた場合にもマイクロコアの総数には変化がなく、従って優れた送信/受信特性を維持することができるものと思われる。
以上のことから、薄型化が求められるキーレスシステムや電波時計、電子機器において、焼結フェライトを磁心として用いる場合、薄くすると割れるという問題を、割れ難いシート状磁性体4を磁芯2として用いることで解消し、薄い平板形状のコイルアンテナ1を作製し、かつ、リフロー工程における熱の影響をシート状磁性体4の外側に適切な樹脂5で覆うことにより、変形を防止し、熱による特性劣化を抑制することが可能なコイルアンテナ1を提供することができた。
本発明によるコイルアンテナは、10kHz〜20MHzの無線信号を送信/受信可能な無線送信/受信システムに適用可能であり、コイルアンテナを用いて受信した無線信号に従って自動的に時間調整を行う時間調整機構を備えた電波腕時計に適用することができる。また、遠隔キーレスエントリシステムにおいて、ユーザが携帯している物から送信されたユーザ識別信号を受信するためのアンテナとして用いることもできる。また、自動車のドア、ハンドル部などに本発明のコイルアンテナを搭載した場合、遠隔キーレスエントリシステム自動車がられる。
1 コイルアンテナ
2 磁芯
3 巻線
4 シート状磁性体
5 樹脂(樹脂膜)
2 磁芯
3 巻線
4 シート状磁性体
5 樹脂(樹脂膜)
Claims (6)
- 軟磁性体粉末と有機結合剤の混成物からなる可撓性を有するシート状磁性体を耐熱性樹脂で覆った磁芯に直接巻線を施してなることを特徴とするコイルアンテナ。
- 軟磁性体粉末と有機結合剤の混成物からなる可撓性を有するシート状磁性体からなる磁芯にボビンを装着し、該ボビンに巻線を施してなることを特徴とするコイルアンテナ。
- 前記軟磁性体粉末は、高周波における透磁率の大きな、鉄アルミ珪素合金(センダスト)、鉄ニッケル合金(パーマロイ)、鉄コバルト合金、鉄コバルトシリコン合金、鉄シリコンバナジューム合金、鉄コバルトボロン合金、コバルト系アモルフアス合金、鉄系アモルフアス合金、カーボニル鉄、モリブデンパーマロイ、純鉄粉のいずれか又はそれらの組み合わせからなることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のコイルアンテナ。
- 前記有機結合剤は、ポリエステル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリウレタン樹脂、セルロース系樹脂、ニトリル−ブタジエン系ゴム、スチレン−ブタジエン系ゴム等の熱可塑性樹脂或いはそれらの共重合体、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、アミド系樹脂、イミド系樹脂等の熱硬化性樹脂、あるいは有機系難燃剤であるハロゲン化物、臭素化ポリマーのいずれか又はそれらの組み合わせからなることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のコイルアンテナ。
- 軟磁性アモルファス材からなる可撓性を有するシート状磁性体を耐熱性樹脂で覆った磁芯に直接巻線を施してなることを特徴とするコイルアンテナ。
- 軟磁性アモルファス材からなる可撓性を有するシート状磁性体からなる磁芯にボビンを装着し、該ボビンに巻線を施してなることを特徴とするコイルアンテナ。
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Legal Events
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