JP2007058729A - ファイル中継システム、ファイル中継方法、ユーザ端末、中継サーバ、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

ファイル中継システム、ファイル中継方法、ユーザ端末、中継サーバ、プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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厚 太田
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Abstract

【課題】 大容量のファイル転送を行う際に、ユーザ端末が直接通信する時間を短縮することにより、快適な操作環境をユーザに提供する。
【解決手段】 ファイル中継システムは、インターネット100と、個別ネットワーク101と、ストレージサーバ103と、個別ネットワーク102と、ユーザ端末104と、中継サーバ105とからなる。ユーザ端末は、ストレージサーバ103内に蓄積されているファイルを中継サーバ105内に転送する指示を、中継サーバ105に対して送る。中継サーバ105は、ストレージサーバ103からインターネット100を経由して、ファイルをダウンロードするとともに、これを自装置内に蓄積する。ユーザ端末は、中継サーバ105に蓄積されたファイルを、個別ネットワーク102を経由して、ダウンロードする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ネットワーク経由で、効率的に大容量のファイル転送を行うファイル中継システムに関する。
近年、インターネットの普及が目覚しい。ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)や光ファイバを用いた通信は、ユーザが直接接続するネットワークとの間の通信速度を50Mbps〜100Mbps程度にまで引き上げられている。一方で、インターネット経由での通信は、インターネット内のどこかに通信速度の遅いボトルネックが存在した場合、そこでの通信速度がEnd−to−Endでの通信の速度を支配することになる。
さらには、ネットワーク上での輻輳やビットエラーに伴うデータの損失を補償するために、ファイル転送においては上位レイヤにおけるプロトコルとしてTCP(Transmission Control Protocol)を用いることが一般的である。このTCPにおいては、転送するデータパケットにシーケンス番号を付与し、通信相手との間で確認応答を行い、相手からの正常受信の確認が得られない場合にはデータパケットの再送を行うという制御を採用している(非特許文献1)。
図13に、従来のファイル転送における確認応答の概要を示す。図において、100はインターネット、101と102は個別ネットワーク、103はストレージサーバ、104はユーザ端末である。個別ネットワーク101、102とは、如何なるネットワークでも構わなく、例えばある企業の社内ネットワークであったり個人のネットワークであったりする。これらのネットワーク内には、多数の端末、サーバが接続されている。また、個別ネットワーク101、102は様々な形でインターネット100とつながっている。例えば個人の家庭内ネットワークの場合、ADSLや光ファイバなどを経由して、何らかのサービスプロバイダ経由でインターネットアクセスが可能となる。インターネット100とは、この様な多様なネットワークの集合体であり、ある種のデータを転送する場合には、必ずしも高速な回線のみを経由して転送を完了することが出来るとは限らず、部分的に低速の回線を経由することもありうる。
ストレージサーバ103とは、ネットワークに接続したユーザが、ネットワーク経由でアクセスして、ストレージサーバ103内のデータファイルをダウンロードしたり、アップロードすることが出来るサーバをさしている。ここでのユーザとは、認証等により限定的に制限されたユーザである場合と、任意のユーザである場合の両方があり、例えば、後者の例としては、ネットワーク上に所定のグループが情報を共有するために、ネットワーク上に情報(データファイル)を保存し、複数地点からパスワード等を用いて自由にアクセスできるようにしたり、個人的な情報をネットワーク上に情報倉庫を設けて管理するなど、様々な利用形態がある。当然、データはストレージサーバ103からダウンロードするだけでなく、アップロードすることも可能である。本発明におけるストレージサーバ103の位置づけは、以上説明したように、ネットワークに接続した任意の地点からアクセスし、ユーザ端末104との間で直接的にファイルの送受信を行い、ファイルのダウンロードないしはアップロードを行うサーバをさしている。
次に、一例として、個別ネットワーク101内のあるストレージサーバ103内に収容されたデータファイルを、個別ネットワーク102内のユーザ端末104がダウンロードするケースを考えてみる。ユーザ端末104は、インターネット100経由でストレージサーバ103に対してデータファイルのファイル転送要求(m−101)を行うと、これに応答する形でストレージサーバ103はデータファイルの転送を行う(m−102)。ここで、例えば個別ネットワーク101とインターネット100との間が1.5Mbps (例えばISDN(Integrated Service Digital Network)や1.5MbpsのADSL)である場合を仮定すると、仮に個別ネットワーク102内がギガビット級の高速ネットワークであったとしても、個別ネットワーク101とインターネット100との間がボトルネックとなり、1.5Mbps以上の伝送速度は実現できない。
また、経由するルートの物理的な距離や、途中のノードにおける処理過程において、多大の遅延時間が発生した場合、上位レイヤでTCPを用いていたりすると、輻輳回避のメカニズムであるウィンドウ制御の影響で、実効的なスループットが低くなる。図14に、TCPにおけるウィンドウ制御の概要を示す。図において、左側はユーザ端末104、右側はストレージサーバ103とし、縦軸が時間を表わす(上から下に時間が流れている)。斜めの矢印は、時間と共に交換されるデータバケット及び制御パケットの流れを表わしている。各データパケットには、パケットの通し番号に相当するシーケンス番号が付与される。このシーケンス番号は、1、2、3・・・という通し番号であっても、これまでに転送された情報量の累積値(単位:バイト)であっても構わないが、ここでは簡単のため、通し番号を用いて説明を行う。例えば、ユーザ端末104側からストレージサーバ103にファイル転送要求を送信すると(m−101a)、ストレージサーバ103は通し番号1番、2番、3番、4番、5番が付与されたデータ(m−102a〜m−102e)を送信する。これに対し、受信局側のユーザ端末104は適当な周期で何処までを受け取ったかを確認通知するACKメッセージを返送する(m−101b)。一例として、例えば4番のデータパケット(m−102d)が途中でエラーにより紛失してしまった際には、受信局側は3番までのデータパケットの受け取り完了を通知する。
一般に、インターネット100経由でのファイル転送では、ファイルの転送のための遅延時間がかかるため、データパケット1個に対して1個の確認応答をするのではなく、ある程度まで先走って送信を行うことが許されている。図では、確認応答なしに5個分のデータパケットまでは先走って送れるものとしている(これをウィンドウサイズと呼ぶ)。もし、5個のデータパケットを送信完了後に、確認応答として3番目のデータパケットまでの受信完了通知があった場合には、ストレージサーバ103は4番以降のデータパケットを再送する(m−102f〜m−102j)。先ほどと同様に、5個分のデータパケットを先走って送れるのであれば、送信局は4番から8番までのデータパケットを送信可能である。ユーザ端末104では5番のデータパケット(m−102eとm−102g)を2回受信することになるが、同一のデータパケットの受信に関しては、一方を破棄することで重複を回避する。仮に、送信すべきデータが#1〜#8で全てであれば、データ#8(m−102j)の受信完了を持って、ユーザ端末104はファイル転送の完了を認識する。したがって、メッセージm−101aの送信とデータ#8(m−102j)の受信の間の時間が、ユーザが体感するファイル転送に要する時間である。
例えばOS(Operating System)がWindows(登録商標)のPC(Personal Computer)を例にとれば、PCの画面上でファイル転送中はファイル転送を通知する画面が表示され、このファイル転送が完了しない限りはユーザ端末104であるPCの電源を落とすことが出来ない。また、ファイル転送をバックグランドで行う場合であっても、ファイル転送中に他のアプリケーションを実行すると、CPUの処理能力にも依存するが、アプリケーションの動作に影響を与える場合もある。したがって、ユーザはネットワークからのファイルのダウンロード、ないしはアップロードを行う際の体感スピード(ファイル転送に要する時間)は可能な限り短く済ませられることを求めている。
竹下隆史、村山公保、荒井透、苅田幸雄 共著、「マスタリングTCP/IP入門編」、第2版、株式会社オーム社、平成11年、p.178−192
通常、TCPにおいては、シーケンス番号の変わりに送信するデータ長の累積値を用い、確認応答無しに先行して送れるデータパケットは、通し番号の代わりにデータ長として規定される。この値はウィンドウサイズと呼ばれ、8KByteから64KByteの間で設定可能である。
例えば、このウィンドウサイズが最大サイズの64KByteであったとする。送信局と受信局の間での確認応答までに必要な往復の伝搬遅延(複数のノードを経由するために、物理的な伝搬に関する遅延のみではなく、ノード内の待ち合わせ時間もこの遅延には含まれる)が仮に50m秒であったとすると、この50m秒内に64KByteのデータは送ることが可能であるが、それ以上のデータを送ることが出来ない。これが意味することは、スループットとして実現可能な最大の速度は、64KByte/50m秒であり、つまり10.24Mbpsが上限となる。これは、現在の光ファイバやADSLなどで実現可能なアクセス系の伝送速度(50〜100Mbps)よりも大幅に小さい。
さらには、インターネット上のあるサーバのアクセス系の回線が、1.5MbpsのADSLであった場合、そのサーバから何らかのファイルのダウンロードを試みる場合、どんなにユーザ側のアクセス回線が高速であったとしても、1.5Mbps以上の速度を実現することはできない。
特に最近は、高精細な写真ファイルや、動画ファイルなどを転送するユーザが増え、ファイル転送のファイルサイズは大きくなる傾向にある。例えば、100MByteのファイルを転送するのに、100Mbpsの高速で転送できれば約8秒で完了するのに、10Mbpsの場合にはその10倍の80秒、1.5Mbpsでは9分近くの時間を要することになる。1GByteクラスのファイルに関しては、10Mbpsでは10分以上、1.5Mbpsでは90分という長時間を要する。
ユーザが、ユーザ端末としてPCなどを用いて、インターネット上のあるサーバ内のこのような大容量のファイルをダウンロードすると、ユーザ端末上にはファイルのダウンロード中の画面が現れ、他の作業をユーザ端末上で行うことは可能であっても、その操作性は、ファイルのダウンロード中、長時間にわたって悪くなるという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、大容量のファイル転送を行う際に、ユーザ端末が直接通信する時間を短縮することにより、快適な操作環境をユーザに提供することにある。
この発明は上述した課題を解決するためになされたもので、請求項1に記載の発明は、ネットワークと、該ネットワークに接続されたストレージサーバと、該ネットワークに接続された個別ネットワークと、該個別ネットワークに接続されたユーザ端末と、前記個別ネットワークに接続された中継サーバとを備えるファイル中継システムにおいて、前記ユーザ端末は、前記ストレージサーバ内に蓄積されているファイルを前記中継サーバ内に転送する指示を、前記中継サーバに対して送る転送指示手段と、前記中継サーバ内に転送された前記ファイルを、該ユーザ端末内に転送する要求を前記中継サーバに発行し、該ファイルを、前記個別ネットワーク経由で、前記中継サーバから受信する第1の転送手段とを備え、前記中継サーバは、前記転送指示手段からの指示を受けて、前記ストレージサーバ内に蓄積されている前記ファイルを、該中継サーバ内に転送する要求を前記ストレージサーバに発行し、該ファイルを、前記ネットワークおよび前記個別ネットワーク経由で、前記ストレージサーバから受信して、該中継サーバ内に蓄積する第2の転送手段と、前記第1の転送手段から転送の要求を受けて、該中継サーバ内に転送された前記ファイルを、前記個別ネットワーク経由で、前記ユーザ端末に送信する第1の送信手段とを備え、前記ストレージサーバは、前記第2の転送手段からの要求を受けて、該ストレージサーバ内に蓄積されている前記ファイルを、前記ネットワークおよび前記個別ネットワーク経由で、前記中継サーバに送信する第2の送信手段を備えることを特徴とするファイル中継システムである。
また、請求項2に記載の発明は、ネットワークと、該ネットワークに接続されたストレージサーバと、該ネットワークに接続された個別ネットワークと、該個別ネットワークに接続されたユーザ端末と、前記個別ネットワークに接続された中継サーバとを備えるファイル中継システムにおいて、前記ユーザ端末は、前記ストレージサーバ内に蓄積されているファイルを前記中継サーバ内に転送する指示を、前記ストレージサーバに対して送る転送指示手段と、前記中継サーバ内に転送された前記ファイルを、該ユーザ端末内に転送する要求を前記中継サーバに発行し、該ファイルを、前記個別ネットワーク経由で、前記中継サーバから受信する第1の転送手段とを備え、前記ストレージサーバは、前記転送指示手段からの要求を受けて、該ストレージサーバ内に蓄積されている前記ファイルを、前記ネットワークおよび前記個別ネットワーク経由で、前記中継サーバに送信する第1の送信手段を備え、前記中継サーバは、前記ネットワークおよび前記個別ネットワーク経由で、前記ストレージサーバから前記ファイルを受信して、該中継サーバ内に蓄積する第2の転送手段と、前記第1の転送手段からの要求を受けて、該中継サーバ内に転送された前記ファイルを、前記個別ネットワーク経由で、前記ユーザ端末に送信する第2の送信手段とを備えることを特徴とするファイル中継システムである。
また、請求項3に記載の発明は、ネットワークと、該ネットワークに接続されたストレージサーバと、該ネットワークに接続された個別ネットワークと、該個別ネットワークに接続されたユーザ端末と、前記個別ネットワークに接続された中継サーバとを備えるファイル中継システムにおいて、前記ユーザ端末は、該ユーザ端末に蓄積されているファイルを、前記個別ネットワーク経由で前記中継サーバに送信する第1の送信手段と、前記中継サーバ内に転送された前記ファイルを、前記ストレージサーバ内に転送する指示を、前記中継サーバに対して送る転送指示手段とを備え、前記中継サーバは、前記ユーザ端末の第1の送信手段から、前記個別ネットワーク経由で前記ファイルを受信して、該中継サーバ内に蓄積する第1の受信手段と、前記ユーザ端末の転送指示手段から前記転送の指示を受けて、該中継サーバ内に転送された前記ファイルを、前記個別ネットワークおよび前記ネットワーク経由で、前記ストレージサーバに送信する第2の送信手段とを備え、前記ストレージサーバは、前記中継サーバの第2の送信手段から、前記個別ネットワークおよび前記ネットワーク経由で、前記ファイルを受信して、該ストレージサーバ内に蓄積する第2の受信手段を備えることを特徴とするファイル中継システムである。
また、請求項4に記載の発明は、ネットワークと、該ネットワークに接続されたストレージサーバと、該ネットワークに接続された個別ネットワークと、該個別ネットワークに接続されたユーザ端末と、前記個別ネットワークに接続された中継サーバとを備えるファイル中継システムにおいて、前記ユーザ端末は、該ユーザ端末に蓄積されているファイルを、前記個別ネットワーク経由で、前記中継サーバに送信する第1の送信手段と、前記中継サーバ内に蓄積されている前記ファイルを、前記ストレージサーバ内に転送する指示を、前記ストレージサーバに対して送る転送指示手段とを備え、前記ストレージサーバは、前記ユーザ端末の転送指示手段からの指示を受けて、前記中継サーバ内に転送された前記ファイルを、該ストレージサーバ内に転送する要求を前記中継サーバに発行し、該ファイルを、前記個別ネットワークおよび前記ネットワーク経由で、前記中継サーバから受信して、該ストレージサーバ内に蓄積する転送手段を備え、前記中継サーバは、前記ユーザ端末の第1の送信手段から、前記個別ネットワーク経由で、前記ファイルを受信して、該中継サーバ内に蓄積する受信手段と、前記ストレージサーバから転送の要求を受けて、該中継サーバ内に転送された前記ファイルを、前記個別ネットワークおよび前記ネットワーク経由で、前記ストレージサーバに送信する第2の送信手段とを備えることを特徴とするファイル中継システムである。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1に記載のファイル中継システムであって、前記個別ネットワークに接続された複数の前記中継サーバを備え、前記ユーザ端末は、前記複数の中継サーバの中から一つの中継サーバを選択する選択手段を備え、前記ユーザ端末の転送指示手段は、前記ファイルを、前記選択手段により選択された中継サーバ内に転送する指示を、前記選択された中継サーバに対して送ることを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、請求項2に記載のファイル中継システムであって、前記個別ネットワークに接続された複数の前記中継サーバを備え、前記ユーザ端末は、前記複数の中継サーバの中から一つの中継サーバを選択する選択手段を備え、前記ユーザ端末の転送指示手段は、前記ファイルを、前記選択手段により選択された中継サーバ内に転送する指示を、前記ストレージサーバに対して送ることを特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、請求項3に記載のファイル中継システムであって、前記個別ネットワークに接続された複数の前記中継サーバを備え、前記ユーザ端末は、前記複数の中継サーバの中から一つの中継サーバを選択する選択手段を備え、前記ユーザ端末の第1の送信手段は、前記ファイルを、前記選択手段により選択された中継サーバに、前記個別ネットワーク経由で送信することを特徴とする。
また、請求項8に記載の発明は、請求項4に記載のファイル中継システムであって、前記個別ネットワークに接続された複数の前記中継サーバを備え、前記ユーザ端末は、前記複数の中継サーバの中から一つの中継サーバを選択する選択手段を備え、前記ユーザ端末の第1の送信手段は、前記ファイルを、前記個別ネットワーク経由で、前記選択手段により選択された中継サーバに送信することを特徴とする。
また、請求項9に記載の発明は、請求項5から請求項8のいずれかの項に記載のファイル中継システムであって、前記個別ネットワークに接続された中継サーバデータベースを備え、前記中継サーバデータベースは、前記個別ネットワークへの選択可能な複数の接続地点に関する情報と、該各接続地点に対応する通信状態の良好な中継サーバに関する情報を格納し、前記ユーザ端末の選択手段は、前記中継サーバデータベースを参照して、前記ユーザ端末に入力された接続地点情報に対応する通信状態の良好な中継サーバを選択することを特徴とする。
また、請求項10に記載の発明は、請求項9に記載のファイル中継システムであって、前記ユーザ端末の選択手段は、前記中継サーバデータベースを参照して、前記接続地点に関する情報の候補をユーザに提示し、ユーザが該候補の中から接続地点を指定することで、該接続地点に対応する通信状態の良好な中継サーバを選択することを特徴とする。
また、請求項11に記載の発明は、請求項1から請求項10のいずれかの項に記載のファイル中継システムであって、前記ネットワークおよび前記個別ネットワークにおいて、ファイル転送のプロトコルとしてTCP(Transmission Control Protocol)を用いていることを特徴とする。
また、請求項12に記載の発明は、請求項1から請求項11のいずれかの項に記載のファイル中継システムであって、前記中継サーバは、該中継サーバ内に蓄積されているファイルを、蓄積されてから所定の時間以上経過した場合、または前記ユーザ端末内に前記ファイルを転送した場合、または前記ストレージサーバ内に前記ファイルを転送した場合に消去するファイル消去手段を備えることを特徴とする。
また、請求項13に記載の発明は、ネットワークと、該ネットワークに接続されたストレージサーバと、該ネットワークに接続された個別ネットワークと、該個別ネットワークに接続されたユーザ端末と、前記個別ネットワークに接続された中継サーバとを備えるファイル中継システムにおいて、前記ユーザ端末が、前記ストレージサーバ内に蓄積されているファイルを前記中継サーバ内に転送する指示を、前記中継サーバに対して送る第1の過程と、前記中継サーバが、前記ユーザ端末からの指示を受けて、前記ストレージサーバ内に蓄積されている前記ファイルを、該中継サーバ内に転送する要求を前記ストレージサーバに発行する第2の過程と、前記ストレージサーバが、前記第2の転送手段からの要求を受けて、該ストレージサーバ内に蓄積されている前記ファイルを、前記個別ネットワークおよび前記ネットワーク経由で、前記中継サーバに送信する第3の過程と、前記中継サーバが、前記ファイルを、前記ネットワークおよび前記個別ネットワーク経由で、前記ストレージサーバから受信して、該中継サーバ内に蓄積する第4の過程と、前記ユーザ端末が、前記中継サーバ内に転送された前記ファイルを、該ユーザ端末内に転送する要求を前記中継サーバに発行する第5の過程と、前記中継サーバが、前記ユーザ端末から転送の要求を受けて、該中継サーバ内に転送された前記ファイルを、前記個別ネットワーク経由で、前記ユーザ端末に送信する第6の過程と、前記ユーザ端末が、前記ファイルを、前記個別ネットワーク経由で、前記中継サーバから受信する第7の過程とを備えることを特徴とするファイル中継方法である。
また、請求項14に記載の発明は、ネットワークと、該ネットワークに接続されたストレージサーバと、該ネットワークに接続された個別ネットワークと、該個別ネットワークに接続されたユーザ端末と、前記個別ネットワークに接続された中継サーバとを備えるファイル中継システムにおいて、前記ユーザ端末が、前記ストレージサーバ内に蓄積されているファイルを前記中継サーバ内に転送する指示を、前記ストレージサーバに対して送る第1の過程と、前記ストレージサーバが、前記転送指示手段からの要求を受けて、該ストレージサーバ内に蓄積されている前記ファイルを、前記ネットワークおよび前記個別ネットワーク経由で、前記中継サーバに送信する第2の過程と、 前記中継サーバが、前記ネットワークおよび前記個別ネットワーク経由で、前記ストレージサーバから前記ファイルを受信して、該中継サーバ内に蓄積する第3の過程と、前記ユーザ端末が、前記中継サーバ内に転送された前記ファイルを、該ユーザ端末内に転送する要求を前記中継サーバに発行する第4の過程と、前記中継サーバが、前記ユーザ端末からの要求を受けて、該中継サーバ内に転送された前記ファイルを、前記個別ネットワーク経由で、前記ユーザ端末に送信する第5の過程と、前記ユーザ端末が、前記ファイルを、前記個別ネットワーク経由で、前記中継サーバから受信する第6の過程とを備えることを特徴とするファイル中継方法である。
また、請求項15に記載の発明は、ネットワークと、該ネットワークに接続されたストレージサーバと、該ネットワークに接続された個別ネットワークと、該個別ネットワークに接続されたユーザ端末と、前記個別ネットワークに接続された中継サーバとを備えるファイル中継システムにおいて、前記ユーザ端末が、該ユーザ端末に蓄積されているファイルを、前記個別ネットワーク経由で前記中継サーバに送信する第1の過程と、前記中継サーバが、前記ユーザ端末から前記ファイルを、前記個別ネットワーク経由で受信して、該中継サーバ内に蓄積する第2の過程と、前記ユーザ端末が、前記中継サーバ内に転送された前記ファイルを、前記ストレージサーバ内に転送する指示を、前記中継サーバに対して送る第3の過程と、前記中継サーバが、前記ユーザ端末から前記転送の指示を受けて、該中継サーバ内に転送された前記ファイルを、前記個別ネットワークおよび前記ネットワーク経由で、前記ストレージサーバに送信する第4の過程と、前記ストレージサーバが、前記中継サーバから、前記個別ネットワークおよび前記ネットワーク経由で、前記ファイルを受信して、該ストレージサーバ内に蓄積する第5の過程とを備えることを特徴とするファイル中継方法である。
また、請求項16に記載の発明は、ネットワークと、該ネットワークに接続されたストレージサーバと、該ネットワークに接続された個別ネットワークと、該個別ネットワークに接続されたユーザ端末と、前記個別ネットワークに接続された中継サーバとを備えるファイル中継システムにおいて、前記ユーザ端末が、該ユーザ端末に蓄積されているファイルを、前記個別ネットワーク経由で、前記中継サーバに送信する第1の過程と、前記中継サーバが、前記ユーザ端末から、前記個別ネットワーク経由で、前記ファイルを受信して、該中継サーバ内に蓄積する第2の過程と、前記ユーザ端末が、前記中継サーバ内に蓄積されている前記ファイルを、前記ストレージサーバに転送する指示を、前記ストレージサーバに対して送る第3の過程と、前記ストレージサーバが、前記ユーザ端末からの指示を受けて、前記中継サーバ内に転送された前記ファイルを、該ストレージサーバに転送する要求を前記中継サーバに発行する第4の過程と、前記中継サーバが、前記ストレージサーバから転送の要求を受けて、該中継サーバ内に転送された前記ファイルを、前記個別ネットワークおよび前記ネットワーク経由で、前記ストレージサーバに送信する第5の過程と、前記ストレージサーバが、前記所定ファイルを、前記個別ネットワークおよび前記ネットワーク経由で、前記中継サーバから受信して、該ストレージサーバ内に蓄積する第6の過程とを備えることを特徴とするファイル中継方法である。
また、請求項17に記載の発明は、前記ファイル中継システムは、請求項13に記載のファイル中継方法であって、前記個別ネットワークに接続された複数の前記中継サーバを備え、前記第1の過程は、前記ユーザ端末が、前記複数の中継サーバの中から一つの中継サーバを選択し、前記ファイルを前記選択された中継サーバ内に転送する指示を、該選択された中継サーバに対して送ることを特徴とする。
また、請求項18に記載の発明は、請求項14に記載のファイル中継方法であって、前記ファイル中継システムは、前記個別ネットワークに接続された複数の前記中継サーバを備え、前記第1の過程は、前記ユーザ端末が、前記複数の中継サーバの中から一つの中継サーバを選択し、前記選択された中継サーバに対して、前記ファイルを前記選択された中継サーバ内に転送する指示を、前記ストレージサーバに対して送ることを特徴とする。
また、請求項19に記載の発明は、請求項15に記載のファイル中継方法であって、前記ファイル中継システムは、前記個別ネットワークに接続された複数の前記中継サーバを備え、前記第1の過程は、前記ユーザ端末が、前記複数の中継サーバの中から一つの中継サーバを選択し、前記ファイルを、前記個別ネットワーク経由で前記選択された中継サーバに送信することを特徴とする。
また、請求項20に記載の発明は、請求項16に記載のファイル中継方法であって、前記ファイル中継システムは、前記個別ネットワークに接続された複数の前記中継サーバを備え、前記第1の過程は、前記ユーザ端末が、前記複数の中継サーバの中から一つの中継サーバを選択し、前記ファイルを、前記個別ネットワーク経由で、前記選択された中継サーバに送信することを特徴とする。
また、請求項21に記載の発明は、請求項17から請求項20のいずれかの項に記載のファイル中継方法であって、前記ファイル中継システムは、前記個別ネットワークに接続され、前記個別ネットワークへの選択可能な複数の接続地点に関する情報と、該各接続地点に対応する通信状態の良好な中継サーバに関する情報が格納された中継サーバデータベースを備え、前記第1の過程は、前記ユーザ端末が、前記複数の中継サーバの中から一つの中継サーバを選択する際に、前記中継サーバデータベースを参照して、該ユーザ端末に入力された接続地点情報に対応する通信状態の良好な中継サーバを選択することを特徴とする
また、請求項22に記載の発明は、請求項21に記載のファイル中継方法であって、前記第1の過程は、前記ユーザ端末が、前記複数の中継サーバの中から一つの中継サーバを選択する際に、前記中継サーバデータベースを参照して、前記接続地点に関する情報の候補をユーザに提示し、ユーザが該候補の中から接続地点を指定することで、該接続地点に対応する通信状態が良好な中継サーバを選択することを特徴とする。
また、請求項23に記載の発明は、請求項13から請求項22のいずれかの項に記載のファイル中継方法であって、前記ネットワークおよび前記個別ネットワークにおいて、プロトコルとしてTCPを用いていることを特徴とする。
また、請求項24に記載の発明は、請求項13から請求項23のいずれかの項に記載のファイル中継方法であって、前記中継サーバが、該中継サーバ内に蓄積されているファイルを、蓄積されてから所定の時間以上経過した場合、または前記ユーザ端末内に前記ファイルを転送した場合、または前記ストレージサーバ内に前記ファイルを転送した場合に消去する第8の過程を備えることを特徴とする。
また、請求項25に記載の発明は、ストレージサーバに対しネットワークおよび個別ネットワークを介して接続され、且つ、中継サーバに対し個別ネットワークを介して接続されたユーザ端末において、前記ストレージサーバ内に蓄積されているファイルを前記中継サーバ内に転送する指示を、前記中継サーバに対して送る転送指示手段と、前記ストレージサーバから前記中継サーバ内に転送された前記ファイルを、該ユーザ端末内に転送する要求を前記中継サーバに発行し、該ファイルを、前記個別ネットワーク経由で、前記中継サーバから受信する転送手段とを備えることを特徴とするユーザ端末である。
また、請求項26に記載の発明は、ストレージサーバに対しネットワークおよび個別ネットワークを介して接続され、且つ、中継サーバに対し個別ネットワークを介して接続されたユーザ端末において、前記ストレージサーバ内に蓄積されているファイルを前記中継サーバ内に転送する指示を、前記ストレージサーバに対して送る転送指示手段と、前記ストレージサーバから前記中継サーバ内に転送された前記ファイルを、該ユーザ端末内に転送する要求を前記中継サーバに発行し、該ファイルを、前記個別ネットワーク経由で、前記中継サーバから受信する転送手段とを備えることを特徴とするユーザ端末である。
また、請求項27に記載の発明は、ストレージサーバに対しネットワークおよび個別ネットワークを介して接続され、且つ、中継サーバに対し個別ネットワークを介して接続されたユーザ端末において、該ユーザ端末に蓄積されているファイルを、前記個別ネットワーク経由で前記中継サーバに送信する送信手段と、該ユーザ端末から前記中継サーバ内に転送された前記ファイルを、前記ストレージサーバ内に転送する指示を、前記中継サーバに対して送る転送指示手段とを備えることを特徴とするユーザ端末である。
また、請求項28に記載の発明は、ストレージサーバに対しネットワークおよび個別ネットワークを介して接続され、且つ、中継サーバに対し個別ネットワークを介して接続されたユーザ端末において、該ユーザ端末に蓄積されているファイルを、前記個別ネットワーク経由で、前記中継サーバに送信する送信手段と、該ユーザ端末から前記中継サーバ内に転送された前記ファイルを、前記ストレージサーバ内に転送する指示を、前記ストレージサーバに対して送る転送指示手段とを備えることを特徴とするユーザ端末である。
また、請求項29に記載の発明は、ストレージサーバに対しネットワークおよび個別ネットワークを介して接続され、且つ、複数の中継サーバに対し個別ネットワークを介して接続されたユーザ端末において、前記複数の中継サーバの中から一つの中継サーバを選択する選択手段と、前記ストレージサーバ内に蓄積されているファイルを前記選択手段により選択された中継サーバ内に転送する指示を、前記選択された中継サーバ対して送る転送指示手段と、前記ストレージサーバから前記選択された中継サーバ内に転送された前記ファイルを、該ユーザ端末内に転送する要求を前記選択された中継サーバに発行し、該ファイルを、前記個別ネットワーク経由で、前記選択された中継サーバから受信する転送手段とを備えることを特徴とするユーザ端末である。
また、請求項30に記載の発明は、ストレージサーバに対しネットワークおよび個別ネットワークを介して接続され、且つ、複数の中継サーバに対し個別ネットワークを介して接続されたユーザ端末において、前記複数の中継サーバの中から一つの中継サーバを選択する選択手段と、前記ストレージサーバ内に蓄積されているファイルを前記選択手段により選択された中継サーバ内に転送する指示を、前記ストレージサーバに対して送る転送指示手段と、前記ストレージサーバから前記選択された中継サーバ内に転送された前記ファイルを、該ユーザ端末に転送する要求を前記選択された中継サーバに発行し、該ファイルを、前記個別ネットワーク経由で、前記選択された中継サーバから受信する転送手段とを備えることを特徴とするユーザ端末である。
また、請求項31に記載の発明は、ストレージサーバに対しネットワークおよび個別ネットワークを介して接続され、且つ、複数の中継サーバに対し個別ネットワークを介して接続されたユーザ端末において、前記複数の中継サーバの中から一つの中継サーバを選択する選択手段と、該ユーザ端末に蓄積されているファイルを、前記選択手段により選択された中継サーバに、前記個別ネットワーク経由で送信する送信手段と、該ユーザ端末から前記選択された中継サーバ内に転送された前記ファイルを、前記ストレージサーバ内に転送する指示を、前記選択された中継サーバに対して送る転送指示手段とを備えることを特徴とするユーザ端末である。
また、請求項32に記載の発明は、ストレージサーバに対しネットワークおよび個別ネットワークを介して接続され、且つ、複数の中継サーバに対し個別ネットワークを介して接続されたユーザ端末において、前記複数の中継サーバの中から一つの中継サーバを選択する選択手段と、該ユーザ端末に蓄積されているファイルを、前記個別ネットワーク経由で、前記選択手段により選択された中継サーバに送信する送信手段と、該ユーザ端末から前記選択手段により選択された中継サーバ内に転送された前記ファイルを、前記ストレージサーバ内に転送する指示を、前記ストレージサーバに対して送る転送指示手段とを備えることを特徴とするユーザ端末である。
また、請求項33に記載の発明は、請求項29から請求項32のいずれかの項に記載のユーザ端末であって、前記選択手段は、前記個別ネットワークに接続された中継サーバデータベースを参照して、前記該ユーザ端末に入力された接続地点情報に対応する通信状態の良好な中継サーバを選択することを特徴とする。
また、請求項34に記載の発明は、請求項33に記載のユーザ端末であって、前記選択手段は、前記中継サーバデータベースを参照して、前記接続地点に関する情報の候補をユーザに提示し、ユーザが該候補の中から接続地点を指定することで、該接続地点に対応する通信状態の良好な中継サーバを選択することを特徴とする。
また、請求項35に記載の発明は、ストレージサーバに対しネットワークおよび個別ネットワークを介して接続され、且つ、ユーザ端末に対し個別ネットワークを介して接続された中継サーバにおいて、前記ユーザ端末からの指示を受けて、前記ストレージサーバ内に蓄積されているファイルを、該中継サーバ内に転送する要求を前記ストレージサーバに発行し、該ファイルを、前記ネットワークおよび前記個別ネットワーク経由で、前記ストレージサーバから受信して、該中継サーバ内に蓄積する転送手段と、前記ユーザ端末から転送の要求を受けて、該中継サーバ内に転送された前記ファイルを、前記個別ネットワーク経由で、前記ユーザ端末に送信する送信手段とを備えることを特徴とする中継サーバである。
また、請求項36に記載の発明は、ストレージサーバに対しネットワークおよび個別ネットワークを介して接続され、且つ、ユーザ端末に対し個別ネットワークを介して接続された中継サーバにおいて、前記ネットワークおよび前記個別ネットワーク経由で、前記ストレージサーバからファイルを受信して、該中継サーバ内に蓄積する転送手段と、前記ユーザ端末からの要求を受けて、該中継サーバ内に転送された前記ファイルを、前記個別ネットワーク経由で、前記ユーザ端末に送信する送信手段とを備えることを特徴とする中継サーバである。
また、請求項37に記載の発明は、ストレージサーバに対しネットワークおよび個別ネットワークを介して接続され、且つ、ユーザ端末に対し個別ネットワークを介して接続された中継サーバにおいて、前記ユーザ端末から、前記個別ネットワーク経由でファイルを受信して、該中継サーバ内に蓄積する受信手段と、前記ユーザ端末から前記転送の指示を受けて、該中継サーバ内に蓄積されている前記ファイルを、前記個別ネットワークおよび前記ネットワーク経由で、前記ストレージサーバに送信する送信手段とを備えることを特徴とする中継サーバである。
また、請求項38に記載の発明は、ストレージサーバに対しネットワークおよび個別ネットワークを介して接続され、且つ、ユーザ端末に対し個別ネットワークを介して接続された中継サーバにおいて、前記ユーザ端末から、前記個別ネットワーク経由で、ファイルを受信して、該中継サーバ内に蓄積する受信手段と、前記ストレージサーバから転送の要求を受けて、該中継サーバ内に転送された前記ファイルを、前記個別ネットワークおよび前記ネットワーク経由で、前記ストレージサーバに送信する送信手段とを備えることを特徴とする中継サーバである。
また、請求項39に記載の発明は、請求項35から請求項38のいずれかの項に記載の中継サーバであって、該中継サーバ内に蓄積されているファイルを、蓄積されてから所定の時間以上経過した場合、または前記ユーザ端末内に前記ファイルを転送した場合、または前記ストレージサーバ内に前記ファイルを転送した場合に消去するファイル消去手段を備えることを特徴とする。
また、請求項40に記載の発明は、ストレージサーバに対しネットワークおよび個別ネットワークを介して接続され、且つ、中継サーバに対し個別ネットワークを介して接続されたコンピュータを、前記ストレージサーバ内に蓄積されているファイルを前記中継サーバ内に転送する指示を、前記中継サーバに対して送る転送指示手段、前記ストレージサーバから前記中継サーバ内に転送された前記ファイルを、該コンピュータ内に転送する要求を前記中継サーバに発行し、該ファイルを、前記個別ネットワーク経由で、前記中継サーバから受信する転送手段として機能させるためのプログラムである。
また、請求項41に記載の発明は、ストレージサーバに対しネットワークおよび個別ネットワークを介して接続され、且つ、中継サーバに対し個別ネットワークを介して接続されたコンピュータを、前記ストレージサーバ内に蓄積されているファイルを前記中継サーバ内に転送する指示を、前記ストレージサーバに対して送る転送指示手段、前記ストレージサーバから前記中継サーバ内に転送された前記ファイルを、該コンピュータ内に転送する要求を前記中継サーバに発行し、該ファイルを、前記個別ネットワーク経由で、前記中継サーバから受信する転送手段として機能させるためのプログラムである。
また、請求項42に記載の発明は、ストレージサーバに対しネットワークおよび個別ネットワークを介して接続され、且つ、中継サーバに対し個別ネットワークを介して接続されたコンピュータを、該コンピュータに蓄積されているファイルを、前記個別ネットワーク経由で前記中継サーバに送信する送信手段、該コンピュータから前記中継サーバ内に転送された前記ファイルを、前記ストレージサーバ内に転送する指示を、前記中継サーバに対して送る転送指示手段として機能させるためのプログラムである。
また、請求項43に記載の発明は、ストレージサーバに対しネットワークおよび個別ネットワークを介して接続され、且つ、中継サーバに対し個別ネットワークを介して接続されたコンピュータを、該コンピュータに蓄積されているファイルを、前記個別ネットワーク経由で、前記中継サーバに送信する送信手段、該コンピュータから前記中継サーバ内に転送された前記ファイルを、前記ストレージサーバ内に転送する指示を、前記ストレージサーバに対して送る転送指示手段として機能させるためのプログラムである。
また、請求項44に記載の発明は、ストレージサーバに対しネットワークおよび個別ネットワークを介して接続され、且つ、複数の中継サーバに対し個別ネットワークを介して接続されたコンピュータを、前記複数の中継サーバの中から一つの中継サーバを選択する選択手段、前記ストレージサーバ内に蓄積されているファイルを前記選択手段により選択された中継サーバ内に転送する指示を、前記選択された中継サーバ対して送る転送指示手段、前記ストレージサーバから前記選択された中継サーバ内に転送された前記ファイルを、該コンピュータ内に転送する要求を前記選択された中継サーバに発行し、該ファイルを、前記個別ネットワーク経由で、前記選択された中継サーバから受信する転送手段として機能させるためのプログラムである。
また、請求項45に記載の発明は、ストレージサーバに対しネットワークおよび個別ネットワークを介して接続され、且つ、複数の中継サーバに対し個別ネットワークを介して接続されたコンピュータを、前記複数の中継サーバの中から一つの中継サーバを選択する選択手段、前記ストレージサーバ内に蓄積されているファイルを前記選択手段により選択された中継サーバ内に転送する指示を、前記ストレージサーバに対して送る転送指示手段、前記ストレージサーバから前記選択された中継サーバ内に転送された前記ファイルを、該コンピュータ内に転送する要求を前記選択された中継サーバに発行し、該ファイルを、前記個別ネットワーク経由で、前記選択された中継サーバから受信する転送手段として機能させるためのプログラムである。
また、請求項46に記載の発明は、ストレージサーバに対しネットワークおよび個別ネットワークを介して接続され、且つ、複数の中継サーバに対し個別ネットワークを介して接続されたコンピュータを、前記複数の中継サーバの中から一つの中継サーバを選択する選択手段、該コンピュータに蓄積されているファイルを、前記選択手段により選択された中継サーバに、前記個別ネットワーク経由で送信する送信手段、該コンピュータから前記選択された中継サーバ内に転送された前記ファイルを、前記ストレージサーバ内に転送する指示を、前記選択された中継サーバに対して送る転送指示手段として機能させるためのプログラムである。
また、請求項47に記載の発明は、ストレージサーバに対しネットワークおよび個別ネットワークを介して接続され、且つ、複数の中継サーバに対し個別ネットワークを介して接続されたコンピュータを、前記複数の中継サーバの中から一つの中継サーバを選択する選択手段と、該コンピュータに蓄積されているファイルを、前記個別ネットワーク経由で、前記選択手段により選択された中継サーバに送信する送信手段、該コンピュータから前記選択手段により選択された中継サーバ内に転送された前記ファイルを、前記ストレージサーバ内に転送する指示を、前記ストレージサーバに対して送る転送指示手段として機能させるためのプログラムである。
また、請求項48に記載の発明は、請求項44から請求項47のいずれかの項に記載のプログラムであって、前記選択手段は、前記個別ネットワークに接続された中継サーバデータベースを参照して、該コンピュータに入力された接続地点情報に対応する通信状態の良好な中継サーバを選択することを特徴とする。
また、請求項49に記載の発明は、請求項48に記載のプログラムであって、前記選択手段は、前記中継サーバデータベースを参照して、前記接続地点に関する情報の候補をユーザに提示し、ユーザが該候補の中から接続地点を指定することで、該接続地点に対応する通信状態の良好な中継サーバを選択することを特徴とする。
また、請求項50に記載の発明は、ストレージサーバに対しネットワークおよび個別ネットワークを介して接続され、且つ、ユーザ端末に対し個別ネットワークを介して接続されたコンピュータを、前記ユーザ端末からの指示を受けて、前記ストレージサーバ内に蓄積されているファイルを、該コンピュータに転送する要求を前記ストレージサーバに発行し、該ファイルを、前記ネットワークおよび前記個別ネットワーク経由で、前記ストレージサーバから受信して、該コンピュータ内に蓄積する転送手段、前記ユーザ端末から転送の要求を受けて、該コンピュータ内に転送された前記ファイルを、前記個別ネットワーク経由で、前記ユーザ端末に送信する送信手段として機能させるためプログラムである。
また、請求項51に記載の発明は、ストレージサーバに対しネットワークおよび個別ネットワークを介して接続され、且つ、ユーザ端末に対し個別ネットワークを介して接続されたコンピュータを、前記ネットワークおよび前記個別ネットワーク経由で、前記ストレージサーバからファイルを受信して、該コンピュータ内に蓄積する転送手段、前記ユーザ端末からの要求を受けて、該コンピュータ内に転送された前記ファイルを、前記個別ネットワーク経由で、前記ユーザ端末に送信する送信手段として機能させるためのプログラムである。
また、請求項52に記載の発明は、ストレージサーバに対しネットワークおよび個別ネットワークを介して接続され、且つ、ユーザ端末に対し個別ネットワークを介して接続されたコンピュータを、前記ユーザ端末から、前記個別ネットワーク経由でファイルを受信して、該コンピュータ内に蓄積する受信手段、前記ユーザ端末から前記転送の指示を受けて、該コンピュータ内に蓄積されている前記ファイルを、前記個別ネットワークおよび前記ネットワーク経由で、前記ストレージサーバに送信する送信手段として機能させるためのプログラムである。
また、請求項53に記載の発明は、ストレージサーバに対しネットワークおよび個別ネットワークを介して接続され、且つ、ユーザ端末に対し個別ネットワークを介して接続されたコンピュータを、前記ユーザ端末から、前記個別ネットワーク経由で、ファイルを受信して、該コンピュータ内に蓄積する受信手段、前記ストレージサーバから転送の要求を受けて、該コンピュータ内に転送された前記ファイルを、前記個別ネットワークおよび前記ネットワーク経由で、前記ストレージサーバに送信する送信手段として機能させるためのプログラムである。
また、請求項54に記載の発明は、請求項50から請求項53のいずれかの項に記載のプログラムであって、前記コンピュータを、該コンピュータ内に蓄積されているファイルを、蓄積されてから所定の時間以上経過した場合、または前記ユーザ端末内に前記ファイルを転送した場合、または前記ストレージサーバ内に前記ファイルを転送した場合に消去するファイル消去手段としても機能させることを特徴とする。
また、請求項55に記載の発明は、請求項40から請求項54のいずれかの項に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
この発明によれば、大容量のファイル転送を行う際に、ユーザ端末とストレージサーバ間のファイル転送を2段階に分け、ユーザ端末との通信環境が良好な中継サーバを途中に介在させ、バックグラウンドでストレージサーバと中継サーバ間でファイル転送を行うことにより、ユーザ端末は高速に通信可能な中継サーバとの間でファイル転送し、その結果としてユーザ端末が、直接通信する時間を短縮することにより、快適な操作環境をユーザに提供することが可能である。
〔実施形態1〕
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。図1に本発明の第1の実施形態におけるファイル中継システムの概要ブロックを示す。100は、様々なネットワークから成り立っており、通信速度が保証されていないインターネットである。101は、インターネットに接続された個別ネットワークである。102は、広帯域のネットワークであり、該ネットワークに接続されたノード間で高速に通信可能な個別ネットワークである。103は、要求に応じて格納しているファイルを送信するストレージサーバである。104は、ユーザが利用するユーザ端末である。105は、ストレージサーバ103からユーザ端末104へのファイルのダウンロードを中継する中継サーバである。
次に、本発明の第1の実施形態における動作を図1から図4を用いて説明する。ここで、個別ネットワーク102が、ある通信会社の高速ネットワークであり、途中でボトルネックの存在するインターネット100を経由せずに、その通信会社の高速ネットワーク内に閉じてユーザ端末104と中継サーバ105は高速に通信できる状況にあるものとする。
ここで、例えばストレージサーバ103内のあるファイルのダウンロードをユーザ端末104がこころみる場合を考える。その際、図1および図3のように、ユーザ端末104は中継サーバ105に対して、ストレージサーバ103のファイル転送を指示する(メッセージm−103)。この指示を受けた中継サーバ105は、ストレージサーバ103に対してファイル転送の要求を行う(m−104a)。ストレージサーバ103は、この指示を受け、データの送信を開始する。図14の場合と同様に、ここでもデータにはシーケンス番号が付与されており、まずはデータ#1からデータ#5 (m−105a〜m−105e)を送信する。このデータの受け取り手である中継サーバ105は、これらのデータに対する確認通知(m−104b)をストレージサーバ103に対して返信する。例えば、データ#4(m−105d)が何らかの理由で正常に中継サーバ105にて受信できない場合には、確認通知のACKメッセージ(m−104b)では、データ#3(m−105c)までの正常受信を通知する。ストレージサーバ103では、データ#5(m−105e)までの送信後、送信ウィンドウいっぱいまでのデータ送信により、一旦、データ送信をペンディング状態とし、確認応答(m−104b)の受信後、データ#4からデータ#8までの送信を行う(m−105f〜m−105j)。以上の処理においては、ファイル中継指示(m−103)の後、メッセージ(m−104a〜m−104c)の処理の間は、ユーザ端末104は何ら関与していない。したがって、この期間においては、ユーザ端末104は、電源をOFFにしたり、個別ネットワーク102から切り離すなどを含め、任意の処理を行うことが可能である。
次に、中継サーバ105は、図1および図3に示した処理において、ストレージサーバ103からのデータファイルの転送を完了しており、内部にデータファイルを蓄積した状態である。この状態で、図2および図4のように、ユーザ端末104が中継サーバ105に対し、データファイルを指定してファイルダウンロード(ファイル転送)を指示する(m−106a)。中継サーバ105はデータ#1からデータ#5(m−107a〜m−107e)、データ#4からデータ#8(m−107f〜m−107j)とユーザ端末104に送信し、ユーザ端末104からは逐次確認応答(m−106b、m−106c)が返信される。この際、個別ネットワーク102が高速のネットワークであり、且つこの個別ネットワーク102とユーザ端末104及び中継サーバ105との回線が高速で、伝搬・処理遅延が十分に短いので、上位レイヤでTCPが使用されていても、実効上のスループットは非常に高い値に維持することが可能である。
以上の説明の図においては、縦方向が時間軸であり、例えば図3のファイル転送要求メッセージ(m−103)は図3の他のメッセージ(m−104a〜m−105j)と比べて傾斜が緩やかである。同様に、図4のメッセージ(m−106a〜m−107j)も図3のメッセージ(m−104a〜m−105j)と比べて傾斜が緩やかである。この図の意図するところは、中継サーバ105とユーザ端末104の間のメッセージは短時間で送信完了するのに対し、中継サーバ105とストレージサーバ103との間のメッセージは長時間の処理遅延(伝搬遅延を含む)がかかっていることを明に表現している。また、図4において、ユーザがファイルのダウンロードに要する時間はファイル転送要求(m−106a)の送信からデータ#8(m−107j)の受信までの時間であり、図14の従来方式の場合に比べて時間の短縮が図られている。これは、実際にファイル転送において時間がかかる部分を図3の様に切り分け、これをネットワーク上でバックグラウンド処理として実施するためであり、図3に示す中継処理に要する負荷をユーザ端末は全く感知しない。したがって、ユーザが体感するファイルダウンロードに要する時間は非常に高速化されることになる。
〔実施形態2〕
以上に説明した本発明の原理は、その他の実施形態によっても実現することが可能となる。図5に、本発明の第2の実施形態におけるファイル中継システムの概要ブロックを示す。基本的な構成は図1の第1の実施形態と全く同様であり、図1からの差分はユーザ端末104がファイル中継を指示する相手はストレージサーバ103となっていることである。
次に、本発明の第2の実施形態における動作を図5および図6を用いて説明する。ユーザ端末104からストレージサーバ103に対しファイル中継指示(m−108)が送信されると、ストレージサーバ103は中継サーバ105に対しファイル転送通知(m−109a)を送信する。中継サーバ105は、このファイル転送通知に対する確認応答(m−110a)をストレージサーバ103に対し返送する。ストレージサーバ103は、確認応答受信の後、データの送信を開始する。図3の場合と同様に、データ#1からデータ#5 (m−109b〜m−109f)、データ#4からデータ#8(m−109g〜m−109k)と中継サーバ105に送信し、中継サーバ105からは逐次確認応答(m−110b、m−110c)が返信される。ユーザ端末104が最終的にファイルをダウンロードする際には、図2および図4と同様に処理が行われる。
〔実施形態3〕
図7に、本発明の第3の実施形態におけるファイル中継システムの構成例を示す。図においては、図1における個別ネットワーク102よりもネットワーク的に下流に当たる部分を切り出して説明を行う。即ち、個別ネットワーク102はインターネット100と接続されていることを前提とする。図7において、個別ネットワーク102にはユーザ端末104に加えて、複数の中継サーバである中継サーバ106a、中継サーバ106b、中継サーバ106cが接続している。ユーザ端末104は、この中の任意の中継サーバを選んでファイル中継を行うことができる。この際、理想的な条件の中継サーバとは、中継サーバからユーザ端末104にファイルのダウンロードを行う際に、処理遅延が最も短いもの(すなわち、実効上のスループットが最も高いと期待される中継サーバ)が選ばれることが好ましい。
ただし、一般にはどの中継サーバが条件的に好ましいかは、ユーザには知りえないので、この手の情報を管理するデータベースがネットワーク上にあることが好ましい。図8に、本発明の第3の実施例におけるファイル中継システムの別の構成例を示す。図7との差分は、図7に加えて中継サーバデータベース107が個別ネットワーク102に接続されている点である。例えば、中継サーバデータベース107のURLが周知されている場合などは、ユーザは容易に中継サーバデータベース107にアクセスし、情報を引き出すことができる。この情報の引き出し方としては、例えば、ユーザ端末104から中継サーバデータベース107に対し、情報の要求メッセージ(m−201)を送信し、それに対する応答として情報を提供(m−202)する。ユーザ端末104は、この情報をもとに中継サーバ106a〜106cの中から選択し、例えば中継サーバ106cに対しファイル転送指示メッセージ(m−203)を送信する。
ここでのユーザ端末104が発行する情報要求メッセージ(m−201)は、如何なる形態のものでも良いが、例えば、ユーザ端末104から、ユーザ端末104がある場所の地名情報(新宿や品川等の地名)であったり、地点情報(例えば新宿駅や品川駅等の施設の名称)をキーワードに指定しても良い。中継サーバデータベース107は、地名情報もしくは地点情報を情報要求メッセージ(m−201)のキーワードとして受けると、該地名情報もしくは地点情報に、ネットワーク的に最も近い位置にある中継サーバを選び出し、該中継サーバのURL情報やIPアドレスなどをユーザ端末104に提供する(m−202)。ユーザ端末104は、該情報に基づき、中継サーバに対しファイル転送指示メッセージ(m−203)を送信する。もしくは、ユーザ端末104が発行する情報要求メッセージ(m−201)で中継サーバのリストを要求しても良い。中継サーバデータベース107は、中継サーバのリスト要求を情報要求メッセージ(m−201)として受けると、提供する情報(m−202)として、URL情報やIPアドレスなどとリンクさせた中継サーバが設置されている地名や地点名などの羅列のリストをユーザ端末104に送信する。ユーザ端末104は、それらの地名や地点名を提示し、ユーザがその中のひとつを選択すると、その地名や地点名にリンクされた情報として中継サーバの情報を得るという形態であっても構わない。
なお、第3の実施形態として、第1の実施形態に対して中継サーバが複数配置された場合を説明したが、第2の実施形態に対して中継サーバが複数配置された場合も考えられる。この場合、ユーザ端末104は、中継サーバ106a〜106cの中から、例えば、中継サーバ106cを選択した後、第2の実施形態と同様に、ストレージサーバ103に対し、中継サーバ106cへファイルを転送するよう転送指示メッセージを送信する。
〔実施形態4〕
以上の第1から第3の実施形態においては、ユーザ端末104はネットワーク上のストレージサーバ103からファイルのダウンロードを行うことを想定していた。しかし、本発明は原理的にはその逆方向、即ちファイルのアップロードにも用いることは可能である。
図9に、本発明の第4の実施形態におけるファイルアップロードの概要を示す。図においては、図2の場合と同様に、図1における個別ネットワーク102、ユーザ端末104、中継サーバ105のみを切り出して説明を行っており、個別ネットワーク102は図1と同様にインターネット100に接続している。ユーザ端末104は、最終的なファイルの転送先であるストレージサーバ103へ中継サーバ105からファイル転送するファイル転送指示(m−191)を、中継サーバ105に対して行った後、ファイルのアップロードを中継サーバ105に対して実施する(m−192)。なお、場合によっては、ファイルのアップロードを中継サーバ105に対して実施(m−192)した後、最終的なファイルの転送先であるストレージサーバ103へ中継サーバ105からファイル転送するファイル転送指示(m−191)を、中継サーバ105に対して行っても良い。どちらの順番にせよ、一旦、ユーザ端末104上のデータファイルは中継サーバ105上に蓄積されることになる。
図10は、本発明の第4の実施形態におけるファイル中継転送の概要を示す。図9の処理により、中継サーバ105上に蓄積されたデータファイルは、中継サーバ105からストレージサーバ103に転送され(m−193)、その確認応答(m−194)が中継サーバ105に通知される。
〔実施形態5〕
図11に、本発明の第5の実施形態におけるファイルアップロードの概要を示す。ユーザ端末104はファイルを中継サーバ105に転送(m−195)し、中継サーバ105は確認応答(m−196)を返送する。中継サーバ105ヘのアップロードが完了すると、ユーザ端末104はストレージサーバ103に対して、中継サーバ105からストレージサーバ103へのファイル転送の指示(m−197)を行う。
図12に、本発明の第5の実施形態におけるファイル中継転送の概要を示す。図11の処理後、ユーザ端末104からの指示を受けたストレージサーバ103は、中継サーバ105に対してファイル転送要求(m−198)を行い、これに対応して中継サーバ105はファイルの転送を行う(m−199)。
なお、以上の第4及び第5の実施形態においても、図7及び図8で示したように、複数の中継サーバ106a〜106cが存在する中から、ひとつの中継サーバを選択してファイルのアップロードを行うことも当然ながら可能である。
なお、以上の第1〜第5の実施形態の説明において中継サーバ105、106a〜106c内に一時的に保存されるデータファイルは、あくまでも一時的に保存されるものであり、何らかの条件で自動的に消去されることが好ましい。例えば、ダウンロード時においてはユーザ端末104からのダウンロード完了を契機に、ないしはアップロード時にはストレージサーバ103ヘのファイル転送完了を契機に、自動的にファイル消去することにより、不要なファイルを中継サーバ104内に残さずに済ませることが出来る。ないしは、ファイル中継以降、一定以上の時間が経過した時点でファイルを消去することにしても良い。例えば、一時的なファイルの保存時に時刻を記録しておき、周期的(例えば1日に1回)に一定以上時間が経過したファイルがないかを検索し、一定以上経過したファイルを選択的に消去する。
以上、詳細に説明してきたように、本発明においてはユーザ端末104とストレージサーバ103間のファイル転送を直接行う代わりに、間に中継サーバ105を介在させ、その中継サーバ105を経由して2段階でファイルの転送を行う。この際、各種メッセージに対しては、受信側からの確認応答(ACK)のためのメッセージを逐次送信することがある。これまでの実施形態においては、これらの確認応答のメッセージを陽に明記せずに説明してきたが、一般的にはこれらのメッセージを含むことも可能である。
また、ユーザ端末104や各種サーバ103〜107は、必ずしもネットワーク101、102との間で有線接続されている必要はなく、無線接続されていても構わない。またさらに、ユ−ザ端末104は移動可能であり、ファイル中継の指示を行った際と、実際にファイルのダウンロードを行う際とで物理的に別の場所(接続地点)であっても構わない。例えば、自宅からファイル中継指示を行った後、オフィスや無線LANのホットスポット等において最終的なファイルのダウンロードを行うものであっても構わない。この際、中継サーバの選択肢が複数ある場合には、ユーザは最終的なファイルのダウンロードを行う際のネットワークへの接続地点に対し、通信状態が良好な中継サーバを選択することになる。
さらには、ファイル中継の指示を行った際と、実際にファイルのダウンロードを行う際とで別のユーザ端末104を用いても構わない。例えば、小型の携帯端末でファイル中継の指示を行った後、ファイルのダウンロードはPCで行うことも可能である。
またさらに、ストレージサーバ103はユーザ端末104が接続した個別ネットワーク102とは異なる外部のネットワークに接続しているものとして説明を行ってきたが、本発明の請求項におけるネットワークとは、いわゆるインターネットである必要はなく、またこのネットワークと個別ネットワークとの間には物理的ないしは論理的な区別がある必要もない。例えば、国内に複数の拠点がある企業のLANを例として考えてみる。各拠点毎のLANは、例えば専用線で接続されていて、それら全体で一つ(個別)ネットワークとみることも可能である。しかし、北海道と九州のように離れている場合には、伝播・処理遅延が避けられないので、北海道内のユーザは、九州のストレージサーバ内の情報を一旦北海道内の中継サーバに転送してから、2段階でダウンロードした方が効率的である。この場合には、北海道内のネットワーク(LAN)を個別ネットワークとみなし、他方を(外部の)ネットワークとみなすことが可能である。この様に、ネットワークと個別ネットワークとの間に明らかな物理的ないしは論理的な区別がない場合には、中継サーバ105を経由することによる改善効果は低くなる可能性があるが、この様なケースであっても本発明は適用可能である。
また、実施形態1〜5におけるユーザ端末104および中継サーバ105、106a〜106cの機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによりファイル転送を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
この発明の第1の実施形態によるファイル中継システムの構成を示すブロック図である。 同実施形態におけるユーザ端末104と中継サーバ105との間のファイル転送を説明するブロック図である。 同実施形態におけるファイル中継システムの動作を説明するシーケンス図である。 同実施形態におけるファイル中継システムの動作を説明するシーケンス図である。 この発明の第2の実施形態によるファイル中継システムの構成を示すブロック図である。 同実施形態におけるファイル中継システムの動作を説明するシーケンス図である。 この発明の第3の実施形態によるファイル中継システムの構成の一部を示すブロック図である。 同実施形態によるファイル中継システムの他の構成の一部を示すブロック図である。 この発明の第4の実施形態によるファイル中継システムの構成の一部とユーザ端末104と中継サーバ105との間のファイル転送を説明するブロック図である。 同実施形態によるファイル中継システムの構成と中継サーバ105とストレージサーバ103との間のファイル転送を説明するブロック図である。 この発明の第5の実施形態によるファイル中継システムの構成とユーザ端末104と中継サーバ105との間のファイル転送を説明するブロック図である。 同実施形態による中継サーバ105とストレージサーバ103との間のファイル転送を説明するブロック図である。 従来のファイル中継システムの構成を示すブロック図である。 従来のファイル中継システムの動作を説明するシーケンス図である。
符号の説明
100…インターネット
101…個別ネットワーク
102…個別ネットワーク
103…ストレージサーバ
104…ユーザ端末
105…中継サーバ
106a〜106c…中継サーバ
107…中継サーバデータベース

Claims (55)

  1. ネットワークと、該ネットワークに接続されたストレージサーバと、該ネットワークに接続された個別ネットワークと、該個別ネットワークに接続されたユーザ端末と、前記個別ネットワークに接続された中継サーバとを備えるファイル中継システムにおいて、
    前記ユーザ端末は、
    前記ストレージサーバ内に蓄積されているファイルを前記中継サーバ内に転送する指示を、前記中継サーバに対して送る転送指示手段と、
    前記中継サーバ内に転送された前記ファイルを、該ユーザ端末内に転送する要求を前記中継サーバに発行し、該ファイルを、前記個別ネットワーク経由で、前記中継サーバから受信する第1の転送手段と
    を備え、
    前記中継サーバは、
    前記転送指示手段からの指示を受けて、前記ストレージサーバ内に蓄積されている前記ファイルを、該中継サーバ内に転送する要求を前記ストレージサーバに発行し、該ファイルを、前記ネットワークおよび前記個別ネットワーク経由で、前記ストレージサーバから受信して、該中継サーバ内に蓄積する第2の転送手段と、
    前記第1の転送手段から転送の要求を受けて、該中継サーバ内に転送された前記ファイルを、前記個別ネットワーク経由で、前記ユーザ端末に送信する第1の送信手段と
    を備え、
    前記ストレージサーバは、前記第2の転送手段からの要求を受けて、該ストレージサーバ内に蓄積されている前記ファイルを、前記ネットワークおよび前記個別ネットワーク経由で、前記中継サーバに送信する第2の送信手段を備えること
    を特徴とするファイル中継システム。
  2. ネットワークと、該ネットワークに接続されたストレージサーバと、該ネットワークに接続された個別ネットワークと、該個別ネットワークに接続されたユーザ端末と、前記個別ネットワークに接続された中継サーバとを備えるファイル中継システムにおいて、
    前記ユーザ端末は、
    前記ストレージサーバ内に蓄積されているファイルを前記中継サーバ内に転送する指示を、前記ストレージサーバに対して送る転送指示手段と、
    前記中継サーバ内に転送された前記ファイルを、該ユーザ端末内に転送する要求を前記中継サーバに発行し、該ファイルを、前記個別ネットワーク経由で、前記中継サーバから受信する第1の転送手段と
    を備え、
    前記ストレージサーバは、前記転送指示手段からの要求を受けて、該ストレージサーバ内に蓄積されている前記ファイルを、前記ネットワークおよび前記個別ネットワーク経由で、前記中継サーバに送信する第1の送信手段を備え、
    前記中継サーバは、
    前記ネットワークおよび前記個別ネットワーク経由で、前記ストレージサーバから前記ファイルを受信して、該中継サーバ内に蓄積する第2の転送手段と、
    前記第1の転送手段からの要求を受けて、該中継サーバ内に転送された前記ファイルを、前記個別ネットワーク経由で、前記ユーザ端末に送信する第2の送信手段と
    を備えること
    を特徴とするファイル中継システム。
  3. ネットワークと、該ネットワークに接続されたストレージサーバと、該ネットワークに接続された個別ネットワークと、該個別ネットワークに接続されたユーザ端末と、前記個別ネットワークに接続された中継サーバとを備えるファイル中継システムにおいて、
    前記ユーザ端末は、
    該ユーザ端末に蓄積されているファイルを、前記個別ネットワーク経由で前記中継サーバに送信する第1の送信手段と、
    前記中継サーバ内に転送された前記ファイルを、前記ストレージサーバ内に転送する指示を、前記中継サーバに対して送る転送指示手段と
    を備え、
    前記中継サーバは、
    前記ユーザ端末の第1の送信手段から、前記個別ネットワーク経由で前記ファイルを受信して、該中継サーバ内に蓄積する第1の受信手段と、
    前記ユーザ端末の転送指示手段から前記転送の指示を受けて、該中継サーバ内に転送された前記ファイルを、前記個別ネットワークおよび前記ネットワーク経由で、前記ストレージサーバに送信する第2の送信手段と
    を備え、
    前記ストレージサーバは、前記中継サーバの第2の送信手段から、前記個別ネットワークおよび前記ネットワーク経由で、前記ファイルを受信して、該ストレージサーバ内に蓄積する第2の受信手段を備えること
    を特徴とするファイル中継システム。
  4. ネットワークと、該ネットワークに接続されたストレージサーバと、該ネットワークに接続された個別ネットワークと、該個別ネットワークに接続されたユーザ端末と、前記個別ネットワークに接続された中継サーバとを備えるファイル中継システムにおいて、
    前記ユーザ端末は、
    該ユーザ端末に蓄積されているファイルを、前記個別ネットワーク経由で、前記中継サーバに送信する第1の送信手段と、
    前記中継サーバ内に蓄積されている前記ファイルを、前記ストレージサーバ内に転送する指示を、前記ストレージサーバに対して送る転送指示手段と
    を備え、
    前記ストレージサーバは、前記ユーザ端末の転送指示手段からの指示を受けて、前記中継サーバ内に転送された前記ファイルを、該ストレージサーバ内に転送する要求を前記中継サーバに発行し、該ファイルを、前記個別ネットワークおよび前記ネットワーク経由で、前記中継サーバから受信して、該ストレージサーバ内に蓄積する転送手段を備え、
    前記中継サーバは、
    前記ユーザ端末の第1の送信手段から、前記個別ネットワーク経由で、前記ファイルを受信して、該中継サーバ内に蓄積する受信手段と、
    前記ストレージサーバから転送の要求を受けて、該中継サーバ内に転送された前記ファイルを、前記個別ネットワークおよび前記ネットワーク経由で、前記ストレージサーバに送信する第2の送信手段と
    を備えることを特徴とするファイル中継システム。
  5. 前記個別ネットワークに接続された複数の前記中継サーバを備え、
    前記ユーザ端末は、前記複数の中継サーバの中から一つの中継サーバを選択する選択手段を備え、
    前記ユーザ端末の転送指示手段は、前記ファイルを、前記選択手段により選択された中継サーバ内に転送する指示を、前記選択された中継サーバに対して送ることを特徴とする請求項1に記載のファイル中継システム。
  6. 前記個別ネットワークに接続された複数の前記中継サーバを備え、
    前記ユーザ端末は、前記複数の中継サーバの中から一つの中継サーバを選択する選択手段を備え、
    前記ユーザ端末の転送指示手段は、前記ファイルを、前記選択手段により選択された中継サーバ内に転送する指示を、前記ストレージサーバに対して送ること
    を特徴とする請求項2に記載のファイル中継システム。
  7. 前記個別ネットワークに接続された複数の前記中継サーバを備え、
    前記ユーザ端末は、前記複数の中継サーバの中から一つの中継サーバを選択する選択手段を備え、
    前記ユーザ端末の第1の送信手段は、前記ファイルを、前記選択手段により選択された中継サーバに、前記個別ネットワーク経由で送信すること
    を特徴とする請求項3に記載のファイル中継システム。
  8. 前記個別ネットワークに接続された複数の前記中継サーバを備え、
    前記ユーザ端末は、前記複数の中継サーバの中から一つの中継サーバを選択する選択手段を備え、
    前記ユーザ端末の第1の送信手段は、前記ファイルを、前記個別ネットワーク経由で、前記選択手段により選択された中継サーバに送信すること
    を特徴とする請求項4に記載のファイル中継システム。
  9. 前記個別ネットワークに接続された中継サーバデータベースを備え、
    前記中継サーバデータベースは、前記個別ネットワークへの選択可能な複数の接続地点に関する情報と、該各接続地点に対応する通信状態の良好な中継サーバに関する情報を格納し、
    前記ユーザ端末の選択手段は、前記中継サーバデータベースを参照して、前記ユーザ端末に入力された接続地点情報に対応する通信状態の良好な中継サーバを選択すること
    を特徴とする請求項5から請求項8のいずれかの項に記載のファイル中継システム。
  10. 前記ユーザ端末の選択手段は、前記中継サーバデータベースを参照して、前記接続地点に関する情報の候補をユーザに提示し、ユーザが該候補の中から接続地点を指定することで、該接続地点に対応する通信状態の良好な中継サーバを選択することを特徴とする請求項9に記載のファイル中継システム。
  11. 前記ネットワークおよび前記個別ネットワークにおいて、ファイル転送のプロトコルとしてTCP(Transmission Control Protocol)を用いていることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれかの項に記載のファイル中継システム。
  12. 前記中継サーバは、該中継サーバ内に蓄積されているファイルを、蓄積されてから所定の時間以上経過した場合、または前記ユーザ端末内に前記ファイルを転送した場合、または前記ストレージサーバ内に前記ファイルを転送した場合に消去するファイル消去手段を備えることを特徴とする請求項1から請求項11のいずれかの項に記載のファイル中継システム。
  13. ネットワークと、該ネットワークに接続されたストレージサーバと、該ネットワークに接続された個別ネットワークと、該個別ネットワークに接続されたユーザ端末と、前記個別ネットワークに接続された中継サーバとを備えるファイル中継システムにおいて、
    前記ユーザ端末が、前記ストレージサーバ内に蓄積されているファイルを前記中継サーバ内に転送する指示を、前記中継サーバに対して送る第1の過程と、
    前記中継サーバが、前記ユーザ端末からの指示を受けて、前記ストレージサーバ内に蓄積されている前記ファイルを、該中継サーバ内に転送する要求を前記ストレージサーバに発行する第2の過程と、
    前記ストレージサーバが、前記第2の転送手段からの要求を受けて、該ストレージサーバ内に蓄積されている前記ファイルを、前記個別ネットワークおよび前記ネットワーク経由で、前記中継サーバに送信する第3の過程と、
    前記中継サーバが、前記ファイルを、前記ネットワークおよび前記個別ネットワーク経由で、前記ストレージサーバから受信して、該中継サーバ内に蓄積する第4の過程と、
    前記ユーザ端末が、前記中継サーバ内に転送された前記ファイルを、該ユーザ端末内に転送する要求を前記中継サーバに発行する第5の過程と、
    前記中継サーバが、前記ユーザ端末から転送の要求を受けて、該中継サーバ内に転送された前記ファイルを、前記個別ネットワーク経由で、前記ユーザ端末に送信する第6の過程と、
    前記ユーザ端末が、前記ファイルを、前記個別ネットワーク経由で、前記中継サーバから受信する第7の過程と
    を備えることを特徴とするファイル中継方法。
  14. ネットワークと、該ネットワークに接続されたストレージサーバと、該ネットワークに接続された個別ネットワークと、該個別ネットワークに接続されたユーザ端末と、前記個別ネットワークに接続された中継サーバとを備えるファイル中継システムにおいて、
    前記ユーザ端末が、前記ストレージサーバ内に蓄積されているファイルを前記中継サーバ内に転送する指示を、前記ストレージサーバに対して送る第1の過程と、
    前記ストレージサーバが、前記転送指示手段からの要求を受けて、該ストレージサーバ内に蓄積されている前記ファイルを、前記ネットワークおよび前記個別ネットワーク経由で、前記中継サーバに送信する第2の過程と、
    前記中継サーバが、前記ネットワークおよび前記個別ネットワーク経由で、前記ストレージサーバから前記ファイルを受信して、該中継サーバ内に蓄積する第3の過程と、
    前記ユーザ端末が、前記中継サーバ内に転送された前記ファイルを、該ユーザ端末内に転送する要求を前記中継サーバに発行する第4の過程と、
    前記中継サーバが、前記ユーザ端末からの要求を受けて、該中継サーバ内に転送された前記ファイルを、前記個別ネットワーク経由で、前記ユーザ端末に送信する第5の過程と、
    前記ユーザ端末が、前記ファイルを、前記個別ネットワーク経由で、前記中継サーバから受信する第6の過程と
    を備えることを特徴とするファイル中継方法。
  15. ネットワークと、該ネットワークに接続されたストレージサーバと、該ネットワークに接続された個別ネットワークと、該個別ネットワークに接続されたユーザ端末と、前記個別ネットワークに接続された中継サーバとを備えるファイル中継システムにおいて、
    前記ユーザ端末が、該ユーザ端末に蓄積されているファイルを、前記個別ネットワーク経由で前記中継サーバに送信する第1の過程と、
    前記中継サーバが、前記ユーザ端末から前記ファイルを、前記個別ネットワーク経由で受信して、該中継サーバ内に蓄積する第2の過程と、
    前記ユーザ端末が、前記中継サーバ内に転送された前記ファイルを、前記ストレージサーバ内に転送する指示を、前記中継サーバに対して送る第3の過程と、
    前記中継サーバが、前記ユーザ端末から前記転送の指示を受けて、該中継サーバ内に転送された前記ファイルを、前記個別ネットワークおよび前記ネットワーク経由で、前記ストレージサーバに送信する第4の過程と、
    前記ストレージサーバが、前記中継サーバから、前記個別ネットワークおよび前記ネットワーク経由で、前記ファイルを受信して、該ストレージサーバ内に蓄積する第5の過程と
    を備えることを特徴とするファイル中継方法。
  16. ネットワークと、該ネットワークに接続されたストレージサーバと、該ネットワークに接続された個別ネットワークと、該個別ネットワークに接続されたユーザ端末と、前記個別ネットワークに接続された中継サーバとを備えるファイル中継システムにおいて、
    前記ユーザ端末が、該ユーザ端末に蓄積されているファイルを、前記個別ネットワーク経由で、前記中継サーバに送信する第1の過程と、
    前記中継サーバが、前記ユーザ端末から、前記個別ネットワーク経由で、前記ファイルを受信して、該中継サーバ内に蓄積する第2の過程と、
    前記ユーザ端末が、前記中継サーバ内に蓄積されている前記ファイルを、前記ストレージサーバに転送する指示を、前記ストレージサーバに対して送る第3の過程と、
    前記ストレージサーバが、前記ユーザ端末からの指示を受けて、前記中継サーバ内に転送された前記ファイルを、該ストレージサーバに転送する要求を前記中継サーバに発行する第4の過程と、
    前記中継サーバが、前記ストレージサーバから転送の要求を受けて、該中継サーバ内に転送された前記ファイルを、前記個別ネットワークおよび前記ネットワーク経由で、前記ストレージサーバに送信する第5の過程と、
    前記ストレージサーバが、前記所定ファイルを、前記個別ネットワークおよび前記ネットワーク経由で、前記中継サーバから受信して、該ストレージサーバ内に蓄積する第6の過程と
    を備えることを特徴とするファイル中継方法。
  17. 前記ファイル中継システムは、前記個別ネットワークに接続された複数の前記中継サーバを備え、
    前記第1の過程は、前記ユーザ端末が、前記複数の中継サーバの中から一つの中継サーバを選択し、前記ファイルを前記選択された中継サーバ内に転送する指示を、該選択された中継サーバに対して送ること
    を特徴とする請求項13に記載のファイル中継方法。
  18. 前記ファイル中継システムは、前記個別ネットワークに接続された複数の前記中継サーバを備え、
    前記第1の過程は、前記ユーザ端末が、前記複数の中継サーバの中から一つの中継サーバを選択し、前記選択された中継サーバに対して、前記ファイルを前記選択された中継サーバ内に転送する指示を、前記ストレージサーバに対して送ること
    を特徴とする請求項14に記載のファイル中継方法。
  19. 前記ファイル中継システムは、前記個別ネットワークに接続された複数の前記中継サーバを備え、
    前記第1の過程は、前記ユーザ端末が、前記複数の中継サーバの中から一つの中継サーバを選択し、前記ファイルを、前記個別ネットワーク経由で前記選択された中継サーバに送信すること
    を特徴とする請求項15に記載のファイル中継方法。
  20. 前記ファイル中継システムは、前記個別ネットワークに接続された複数の前記中継サーバを備え、
    前記第1の過程は、前記ユーザ端末が、前記複数の中継サーバの中から一つの中継サーバを選択し、前記ファイルを、前記個別ネットワーク経由で、前記選択された中継サーバに送信すること
    を特徴とする請求項16に記載のファイル中継方法。
  21. 前記ファイル中継システムは、前記個別ネットワークに接続され、前記個別ネットワークへの選択可能な複数の接続地点に関する情報と、該各接続地点に対応する通信状態の良好な中継サーバに関する情報が格納された中継サーバデータベースを備え、
    前記第1の過程は、前記ユーザ端末が、前記複数の中継サーバの中から一つの中継サーバを選択する際に、前記中継サーバデータベースを参照して、該ユーザ端末に入力された接続地点情報に対応する通信状態の良好な中継サーバを選択すること
    を特徴とする請求項17から請求項20のいずれかの項に記載のファイル中継方法。
  22. 前記第1の過程は、前記ユーザ端末が、前記複数の中継サーバの中から一つの中継サーバを選択する際に、前記中継サーバデータベースを参照して、前記接続地点に関する情報の候補をユーザに提示し、ユーザが該候補の中から接続地点を指定することで、該接続地点に対応する通信状態が良好な中継サーバを選択することを特徴とする請求項21に記載のファイル中継方法。
  23. 前記ネットワークおよび前記個別ネットワークにおいて、プロトコルとしてTCPを用いていることを特徴とする請求項13から請求項22のいずれかの項に記載のファイル中継方法。
  24. 前記中継サーバが、該中継サーバ内に蓄積されているファイルを、蓄積されてから所定の時間以上経過した場合、または前記ユーザ端末内に前記ファイルを転送した場合、または前記ストレージサーバ内に前記ファイルを転送した場合に消去する第8の過程を備えることを特徴とする請求項13から請求項23のいずれかの項に記載のファイル中継方法。
  25. ストレージサーバに対しネットワークおよび個別ネットワークを介して接続され、且つ、中継サーバに対し個別ネットワークを介して接続されたユーザ端末において、
    前記ストレージサーバ内に蓄積されているファイルを前記中継サーバ内に転送する指示を、前記中継サーバに対して送る転送指示手段と、
    前記ストレージサーバから前記中継サーバ内に転送された前記ファイルを、該ユーザ端末内に転送する要求を前記中継サーバに発行し、該ファイルを、前記個別ネットワーク経由で、前記中継サーバから受信する転送手段と
    を備えることを特徴とするユーザ端末。
  26. ストレージサーバに対しネットワークおよび個別ネットワークを介して接続され、且つ、中継サーバに対し個別ネットワークを介して接続されたユーザ端末において、
    前記ストレージサーバ内に蓄積されているファイルを前記中継サーバ内に転送する指示を、前記ストレージサーバに対して送る転送指示手段と、
    前記ストレージサーバから前記中継サーバ内に転送された前記ファイルを、該ユーザ端末内に転送する要求を前記中継サーバに発行し、該ファイルを、前記個別ネットワーク経由で、前記中継サーバから受信する転送手段と
    を備えることを特徴とするユーザ端末。
  27. ストレージサーバに対しネットワークおよび個別ネットワークを介して接続され、且つ、中継サーバに対し個別ネットワークを介して接続されたユーザ端末において、
    該ユーザ端末に蓄積されているファイルを、前記個別ネットワーク経由で前記中継サーバに送信する送信手段と、
    該ユーザ端末から前記中継サーバ内に転送された前記ファイルを、前記ストレージサーバ内に転送する指示を、前記中継サーバに対して送る転送指示手段と
    を備えることを特徴とするユーザ端末。
  28. ストレージサーバに対しネットワークおよび個別ネットワークを介して接続され、且つ、中継サーバに対し個別ネットワークを介して接続されたユーザ端末において、
    該ユーザ端末に蓄積されているファイルを、前記個別ネットワーク経由で、前記中継サーバに送信する送信手段と、
    該ユーザ端末から前記中継サーバ内に転送された前記ファイルを、前記ストレージサーバ内に転送する指示を、前記ストレージサーバに対して送る転送指示手段と
    を備えることを特徴とするユーザ端末。
  29. ストレージサーバに対しネットワークおよび個別ネットワークを介して接続され、且つ、複数の中継サーバに対し個別ネットワークを介して接続されたユーザ端末において、
    前記複数の中継サーバの中から一つの中継サーバを選択する選択手段と、
    前記ストレージサーバ内に蓄積されているファイルを前記選択手段により選択された中継サーバ内に転送する指示を、前記選択された中継サーバ対して送る転送指示手段と、
    前記ストレージサーバから前記選択された中継サーバ内に転送された前記ファイルを、該ユーザ端末内に転送する要求を前記選択された中継サーバに発行し、該ファイルを、前記個別ネットワーク経由で、前記選択された中継サーバから受信する転送手段と
    を備えることを特徴とするユーザ端末。
  30. ストレージサーバに対しネットワークおよび個別ネットワークを介して接続され、且つ、複数の中継サーバに対し個別ネットワークを介して接続されたユーザ端末において、
    前記複数の中継サーバの中から一つの中継サーバを選択する選択手段と、
    前記ストレージサーバ内に蓄積されているファイルを前記選択手段により選択された中継サーバ内に転送する指示を、前記ストレージサーバに対して送る転送指示手段と、
    前記ストレージサーバから前記選択された中継サーバ内に転送された前記ファイルを、該ユーザ端末に転送する要求を前記選択された中継サーバに発行し、該ファイルを、前記個別ネットワーク経由で、前記選択された中継サーバから受信する転送手段と
    を備えることを特徴とするユーザ端末。
  31. ストレージサーバに対しネットワークおよび個別ネットワークを介して接続され、且つ、複数の中継サーバに対し個別ネットワークを介して接続されたユーザ端末において、
    前記複数の中継サーバの中から一つの中継サーバを選択する選択手段と、
    該ユーザ端末に蓄積されているファイルを、前記選択手段により選択された中継サーバに、前記個別ネットワーク経由で送信する送信手段と、
    該ユーザ端末から前記選択された中継サーバ内に転送された前記ファイルを、前記ストレージサーバ内に転送する指示を、前記選択された中継サーバに対して送る転送指示手段と
    を備えることを特徴とするユーザ端末。
  32. ストレージサーバに対しネットワークおよび個別ネットワークを介して接続され、且つ、複数の中継サーバに対し個別ネットワークを介して接続されたユーザ端末において、
    前記複数の中継サーバの中から一つの中継サーバを選択する選択手段と、
    該ユーザ端末に蓄積されているファイルを、前記個別ネットワーク経由で、前記選択手段により選択された中継サーバに送信する送信手段と、
    該ユーザ端末から前記選択手段により選択された中継サーバ内に転送された前記ファイルを、前記ストレージサーバ内に転送する指示を、前記ストレージサーバに対して送る転送指示手段と
    を備えることを特徴とするユーザ端末。
  33. 前記選択手段は、前記個別ネットワークに接続された中継サーバデータベースを参照して、前記該ユーザ端末に入力された接続地点情報に対応する通信状態の良好な中継サーバを選択することを特徴とする請求項29から請求項32のいずれかの項に記載のユーザ端末。
  34. 前記選択手段は、前記中継サーバデータベースを参照して、前記接続地点に関する情報の候補をユーザに提示し、ユーザが該候補の中から接続地点を指定することで、該接続地点に対応する通信状態の良好な中継サーバを選択すること
    を特徴とする請求項33に記載のユーザ端末。
  35. ストレージサーバに対しネットワークおよび個別ネットワークを介して接続され、且つ、ユーザ端末に対し個別ネットワークを介して接続された中継サーバにおいて、
    前記ユーザ端末からの指示を受けて、前記ストレージサーバ内に蓄積されているファイルを、該中継サーバ内に転送する要求を前記ストレージサーバに発行し、該ファイルを、前記ネットワークおよび前記個別ネットワーク経由で、前記ストレージサーバから受信して、該中継サーバ内に蓄積する転送手段と、
    前記ユーザ端末から転送の要求を受けて、該中継サーバ内に転送された前記ファイルを、前記個別ネットワーク経由で、前記ユーザ端末に送信する送信手段と
    を備えることを特徴とする中継サーバ。
  36. ストレージサーバに対しネットワークおよび個別ネットワークを介して接続され、且つ、ユーザ端末に対し個別ネットワークを介して接続された中継サーバにおいて、
    前記ネットワークおよび前記個別ネットワーク経由で、前記ストレージサーバからファイルを受信して、該中継サーバ内に蓄積する転送手段と、
    前記ユーザ端末からの要求を受けて、該中継サーバ内に転送された前記ファイルを、前記個別ネットワーク経由で、前記ユーザ端末に送信する送信手段と
    を備えることを特徴とする中継サーバ。
  37. ストレージサーバに対しネットワークおよび個別ネットワークを介して接続され、且つ、ユーザ端末に対し個別ネットワークを介して接続された中継サーバにおいて、
    前記ユーザ端末から、前記個別ネットワーク経由でファイルを受信して、該中継サーバ内に蓄積する受信手段と、
    前記ユーザ端末から前記転送の指示を受けて、該中継サーバ内に蓄積されている前記ファイルを、前記個別ネットワークおよび前記ネットワーク経由で、前記ストレージサーバに送信する送信手段と
    を備えることを特徴とする中継サーバ。
  38. ストレージサーバに対しネットワークおよび個別ネットワークを介して接続され、且つ、ユーザ端末に対し個別ネットワークを介して接続された中継サーバにおいて、
    前記ユーザ端末から、前記個別ネットワーク経由で、ファイルを受信して、該中継サーバ内に蓄積する受信手段と、
    前記ストレージサーバから転送の要求を受けて、該中継サーバ内に転送された前記ファイルを、前記個別ネットワークおよび前記ネットワーク経由で、前記ストレージサーバに送信する送信手段と
    を備えることを特徴とする中継サーバ。
  39. 該中継サーバ内に蓄積されているファイルを、蓄積されてから所定の時間以上経過した場合、または前記ユーザ端末内に前記ファイルを転送した場合、または前記ストレージサーバ内に前記ファイルを転送した場合に消去するファイル消去手段を備えることを特徴とする請求項35から請求項38のいずれかの項に記載の中継サーバ。
  40. ストレージサーバに対しネットワークおよび個別ネットワークを介して接続され、且つ、中継サーバに対し個別ネットワークを介して接続されたコンピュータを、
    前記ストレージサーバ内に蓄積されているファイルを前記中継サーバ内に転送する指示を、前記中継サーバに対して送る転送指示手段、
    前記ストレージサーバから前記中継サーバ内に転送された前記ファイルを、該コンピュータ内に転送する要求を前記中継サーバに発行し、該ファイルを、前記個別ネットワーク経由で、前記中継サーバから受信する転送手段
    として機能させるためのプログラム。
  41. ストレージサーバに対しネットワークおよび個別ネットワークを介して接続され、且つ、中継サーバに対し個別ネットワークを介して接続されたコンピュータを、
    前記ストレージサーバ内に蓄積されているファイルを前記中継サーバ内に転送する指示を、前記ストレージサーバに対して送る転送指示手段、
    前記ストレージサーバから前記中継サーバ内に転送された前記ファイルを、該コンピュータ内に転送する要求を前記中継サーバに発行し、該ファイルを、前記個別ネットワーク経由で、前記中継サーバから受信する転送手段
    として機能させるためのプログラム。
  42. ストレージサーバに対しネットワークおよび個別ネットワークを介して接続され、且つ、中継サーバに対し個別ネットワークを介して接続されたコンピュータを、
    該コンピュータに蓄積されているファイルを、前記個別ネットワーク経由で前記中継サーバに送信する送信手段、
    該コンピュータから前記中継サーバ内に転送された前記ファイルを、前記ストレージサーバ内に転送する指示を、前記中継サーバに対して送る転送指示手段
    として機能させるためのプログラム。
  43. ストレージサーバに対しネットワークおよび個別ネットワークを介して接続され、且つ、中継サーバに対し個別ネットワークを介して接続されたコンピュータを、
    該コンピュータに蓄積されているファイルを、前記個別ネットワーク経由で、前記中継サーバに送信する送信手段、
    該コンピュータから前記中継サーバ内に転送された前記ファイルを、前記ストレージサーバ内に転送する指示を、前記ストレージサーバに対して送る転送指示手段
    として機能させるためのプログラム。
  44. ストレージサーバに対しネットワークおよび個別ネットワークを介して接続され、且つ、複数の中継サーバに対し個別ネットワークを介して接続されたコンピュータを、
    前記複数の中継サーバの中から一つの中継サーバを選択する選択手段、
    前記ストレージサーバ内に蓄積されているファイルを前記選択手段により選択された中継サーバ内に転送する指示を、前記選択された中継サーバ対して送る転送指示手段、
    前記ストレージサーバから前記選択された中継サーバ内に転送された前記ファイルを、該コンピュータ内に転送する要求を前記選択された中継サーバに発行し、該ファイルを、前記個別ネットワーク経由で、前記選択された中継サーバから受信する転送手段
    として機能させるためのプログラム。
  45. ストレージサーバに対しネットワークおよび個別ネットワークを介して接続され、且つ、複数の中継サーバに対し個別ネットワークを介して接続されたコンピュータを、
    前記複数の中継サーバの中から一つの中継サーバを選択する選択手段、
    前記ストレージサーバ内に蓄積されているファイルを前記選択手段により選択された中継サーバ内に転送する指示を、前記ストレージサーバに対して送る転送指示手段、
    前記ストレージサーバから前記選択された中継サーバ内に転送された前記ファイルを、該コンピュータ内に転送する要求を前記選択された中継サーバに発行し、該ファイルを、前記個別ネットワーク経由で、前記選択された中継サーバから受信する転送手段
    として機能させるためのプログラム。
  46. ストレージサーバに対しネットワークおよび個別ネットワークを介して接続され、且つ、複数の中継サーバに対し個別ネットワークを介して接続されたコンピュータを、
    前記複数の中継サーバの中から一つの中継サーバを選択する選択手段、
    該コンピュータに蓄積されているファイルを、前記選択手段により選択された中継サーバに、前記個別ネットワーク経由で送信する送信手段、
    該コンピュータから前記選択された中継サーバ内に転送された前記ファイルを、前記ストレージサーバ内に転送する指示を、前記選択された中継サーバに対して送る転送指示手段
    として機能させるためのプログラム。
  47. ストレージサーバに対しネットワークおよび個別ネットワークを介して接続され、且つ、複数の中継サーバに対し個別ネットワークを介して接続されたコンピュータを、
    前記複数の中継サーバの中から一つの中継サーバを選択する選択手段と、
    該コンピュータに蓄積されているファイルを、前記個別ネットワーク経由で、前記選択手段により選択された中継サーバに送信する送信手段、
    該コンピュータから前記選択手段により選択された中継サーバ内に転送された前記ファイルを、前記ストレージサーバ内に転送する指示を、前記ストレージサーバに対して送る転送指示手段
    として機能させるためのプログラム。
  48. 前記選択手段は、前記個別ネットワークに接続された中継サーバデータベースを参照して、該コンピュータに入力された接続地点情報に対応する通信状態の良好な中継サーバを選択することを特徴とする請求項44から請求項47のいずれかの項に記載のプログラム。
  49. 前記選択手段は、前記中継サーバデータベースを参照して、前記接続地点に関する情報の候補をユーザに提示し、ユーザが該候補の中から接続地点を指定することで、該接続地点に対応する通信状態の良好な中継サーバを選択すること
    を特徴とする請求項48に記載のプログラム。
  50. ストレージサーバに対しネットワークおよび個別ネットワークを介して接続され、ユーザ端末に対し個別ネットワークを介して接続されたコンピュータを、
    前記ユーザ端末からの指示を受けて、前記ストレージサーバ内に蓄積されているファイルを、該コンピュータに転送する要求を前記ストレージサーバに発行し、該ファイルを、前記ネットワークおよび前記個別ネットワーク経由で、前記ストレージサーバから受信して、該コンピュータ内に蓄積する転送手段、
    前記ユーザ端末から転送の要求を受けて、該コンピュータ内に転送された前記ファイルを、前記個別ネットワーク経由で、前記ユーザ端末に送信する送信手段
    として機能させるためプログラム。
  51. ストレージサーバに対しネットワークおよび個別ネットワークを介して接続され、且つ、ユーザ端末に対し個別ネットワークを介して接続されたコンピュータを、
    前記ネットワークおよび前記個別ネットワーク経由で、前記ストレージサーバからファイルを受信して、該コンピュータ内に蓄積する転送手段、
    前記ユーザ端末からの要求を受けて、該コンピュータ内に転送された前記ファイルを、前記個別ネットワーク経由で、前記ユーザ端末に送信する送信手段
    として機能させるためのプログラム。
  52. ストレージサーバに対しネットワークおよび個別ネットワークを介して接続され、且つ、ユーザ端末に対し個別ネットワークを介して接続されたコンピュータを、
    前記ユーザ端末から、前記個別ネットワーク経由でファイルを受信して、該コンピュータ内に蓄積する受信手段、
    前記ユーザ端末から前記転送の指示を受けて、該コンピュータ内に蓄積されている前記ファイルを、前記個別ネットワークおよび前記ネットワーク経由で、前記ストレージサーバに送信する送信手段
    として機能させるためのプログラム。
  53. ストレージサーバに対しネットワークおよび個別ネットワークを介して接続され、且つ、ユーザ端末に対し個別ネットワークを介して接続されたコンピュータを、
    前記ユーザ端末から、前記個別ネットワーク経由で、ファイルを受信して、該コンピュータ内に蓄積する受信手段、
    前記ストレージサーバから転送の要求を受けて、該コンピュータ内に転送された前記ファイルを、前記個別ネットワークおよび前記ネットワーク経由で、前記ストレージサーバに送信する送信手段
    として機能させるためのプログラム。
  54. 前記コンピュータを、該コンピュータ内に蓄積されているファイルを、蓄積されてから所定の時間以上経過した場合、または前記ユーザ端末内に前記ファイルを転送した場合、または前記ストレージサーバ内に前記ファイルを転送した場合に消去するファイル消去手段としても機能させることを特徴とする請求項50から請求項53のいずれかの項に記載のプログラム。
  55. 請求項40から請求項54のいずれかの項に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

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