JP3665622B2 - ソースアドレス選択システム、ルータ装置、通信ノード及びソースアドレス選択方法 - Google Patents

ソースアドレス選択システム、ルータ装置、通信ノード及びソースアドレス選択方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、家庭やSOHOなどがIPv6を用いて複数のISPを介してインターネットで常時接続された場合において、適切に出口ルータを選択するためのソースアドレス選択システム、ルータ装置、通信ノード及びソースアドレス選択方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、世界最大のコンピュータネットワーク「インターネット(Internet)」の利用が普及しており、このインターネットと接続し、公開された情報、サービスを利用したり、逆にインターネットを通してアクセスしてくる外部ユーザに対し、情報、サービスを提供することで、新たなコンピュータビジネスが開拓されている。また、インターネット利用に関して、新たな技術開発、展開がなされている。インターネットでは、各計算機がIPアドレスと呼ばれる識別子を持ち、このIPアドレスをもとに、パケットの交換が行われる。通常、インターネットに接続する場合には、ISP(Internet Service Provider)と契約してアドレスの割り当てを受けることになる。
【0003】
現在のIPv6のアドレスの割り当ては、プロバイダ・ベース(rovider Base)である。すなわち、あるプロバイダと契約した場合に、そのプロバイダがすでに割り当てられているアドレスの部分集合を、割り当ててもらうことになる。
【0004】
今後、家庭やSOHOなど小規模なネットワークであっても、インターネットの安定した利用等を目的として、複数のプロバイダと契約をすることが考えられる。この場合、このネットワークとインターネットとの接続点は複数となり、このような状況をマルチホームと呼ぶ。
【0005】
図12に示すように、ノードNがプロバイダAとBを介してインターネットと接続しているとする。IPv6では、ノードが複数のアドレスを持てるため、この場合、ノードNは、プロバイダAにより割り当てられたアドレスと、プロバイダBにより割り当てられたアドレスとを使うことが可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、図12において、プロバイダAで障害が発生し、インターネットからAを経由してノードNにパケットを届けることができなくなったとする。
【0007】
もし、ノードNが、プロバイダAに属するアドレスをソースアドレス(送信元アドレス)(source address)に使ってサーバSと通信しようとした場合には、サーバSと通信することはできないことになる。ノードNから、プロバイダAに属するアドレスをソースアドレスとして、パケットを送信すると、プロバイダA側は障害が発生しているため、サーバSへの経路が絶たれてしまっているからである。
【0008】
そこで、例えば、現在のIPv4プロトコルが行なっているように、プロバイダAに属するアドレス宛のパケットをプロバイダBを経由して届くように経路を変更することができれば解決可能であるが、このような変更は経路表の大幅な増加につながり、アドレス空間が広大なIPv6プロトコルでの実現は、従来の技術では極めて困難である。
【0009】
なお、かりに、上記のプロバイダAに属するアドレスをソースアドレスとしたパケットがプロバイダBの経路を経由してサーバSへ到達したと仮定する。この場合、サーバSは、前述したプロバイダAに属するアドレスをソースアドレスとして持つパケットを受信すると、このソースアドレスに基づいて送信元ノードと通信しようと試みるため、プロバイダAの経路を経由した通信を確立しようとする。しかしながら、サーバSからの返信パケットは、プロバイダAに障害があるためノードNに到達することができず、通信ができない。加えて、IPv6では、ingress filter(イングレス・フィルタ)(IETF RFC2267、RFC2827)が導入される場合が非常に多いが、それが導入されるている場合には、そもそもプロバイダAに属するするアドレスを宛先に持つパケットがプロバイダBを通ることが許されず、サーバSにパケットが届かない。
【0010】
SOHOなどにおいて、このような問題のためにマルチホームが効率的に利用出来ない場合、インターネットの信頼性を向上させることは困難である。
【0011】
以上のように、従来の技術では、IPv6環境でマルチホームを有効に利用することは困難であった。
【0012】
本発明は、上記事情を考慮してなされたもので、マルチホーム環境を有効に利用することを可能とするソースアドレス選択システム、ルータ装置、通信ノード及びソースアドレス選択方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、複数のインターネットサービスプロバイダに接続されたルータ装置と、このルータに接続された通信ノードとを含むソースアドレス選択システムにおいて、前記ルータ装置は、前記インターネットサービスプロバイダとの接続性を確認する第1の確認手段と、前記第1の確認手段により接続性が確認できた前記インターネットサービスプロバイダが提供するネットワークプレフィクスを受信する第1の受信手段と、前記受信したネットワークプレフィクスを前記通信ノード宛に通知する通知手段とを具備し、前記通信ノードは、前記ルータから前記ネットワークプレフィクスを受信する第2の受信手段と、前記ネットワークプレフィクスと自通信ノード固有の識別子に基づいてネットワークアドレスを生成する生成手段と、パケットを送信する際に前記ネットワークアドレスをソースアドレスとしてヘッダに付与して送信する送信手段とを具備し、前記ルータ装置は更に、前記通信ノードから受信したパケットが、自ルータ装置が接続性を確認できているインターネットサービスプロバイダから受信したネットワークプレフィクスを持つソースアドレスか否かを確認する第2の確認手段と、前記ソースアドレスが、自ルータ装置が接続性を確認できているインターネットサービスプロバイダから受信したネットワークプレフィクスを持っているソースアドレスであった場合は、該ネットワークプレフィクスを受信したインターネットサービスプロバイダ宛に該パケットを転送し、前記ソースアドレスが、自ルータ装置が接続性を確認できているインターネットサービスプロバイダから受信したネットワークプレフィクスを持っているソースアドレスではなかった場合は、該パケットの転送を行わず、前記通信ノード宛に該パケットの転送を行わなかったことを通知するとともに、前記第1の確認手段により接続性が確認できた前記インターネットサービスプロバイダが提供するネットワークプレフィクスを前記通信ノード宛に通知する制御手段とを具備したことを特徴とする。
また、本発明は、複数のインターネットサービスプロバイダに接続されたルータ装置と、このルータに接続された通信ノードとを含むソースアドレス選択システムにおいて、前記ルータ装置は、前記インターネットサービスプロバイダとの接続性を確認する第1の確認手段と、前記第1の確認手段により接続性が確認できた前記インターネットサービスプロバイダが提供するネットワークプレフィクスを受信する第1の受信手段と、前記受信したネットワークプレフィクスを前記通信ノード宛に通知する通知手段とを具備し、前記通信ノードは、前記ルータから前記ネットワークプレフィクスを受信する第2の受信手段と、前記ネットワークプレフィクスと自通信ノード固有の識別子に基づいてネットワークアドレスを生成する生成手段と、パケットを送信する際に前記ネットワークアドレスをソースアドレスとしてヘッダに付与して送信する送信手段とを具備し、前記ルータ装置は更に、前記通信ノードから受信したパケットが、自ルータ装置が接続性を確認できているインターネットサービスプロバイダから受信したネットワークプレフィクスを持つソースアドレスか否かを確認する第2の確認手段と、前記ソースアドレスが、自ルータ装置が接続性を確認できているインターネットサービスプロバイダから受信したネットワークプレフィクスを持っているソースアドレスであった場合は、該ネットワークプレフィクスを受信したインターネットサービスプロバイダ宛に該パケットを転送し、前記ソースアドレスが、自ルータ装置が接続性を確認できているインターネットサービスプロバイダから受信したネットワークプレフィクスを持っているソースアドレスではなかった場合は、該パケットの転送を行わず、前記通信ノード宛に該パケットの転送を行わなかったことを通知する制御手段とを具備し、前記ルータ装置の前記制御手段は、前記ソースアドレスが、自ルータ装置が接続性を確認できているインターネットサービスプロバイダから受信したネットワークプレフィクスを持っているソースアドレスではなかった場合に、前記第1の確認手段により接続性が確認できている前記インターネットサービスプロバイダがその時点で存在しないならば、該パケットの転送を行わず、前記通信ノード宛に該パケットの転送を行わなかったことを通知するとともに、前記パケットの送信先とすべき他のルータ装置を前記通信ノード宛に通知する機能を更に具備することを特徴とする。
また、本発明は、複数のインターネットサービスプロバイダに接続されたルータ装置と、このルータに接続された通信ノードとを含むソースアドレス選択システムにおいて、前記ルータ装置は、前記インターネットサービスプロバイダとの接続性を確認する第1の確認手段と、前記第1の確認手段により接続性が確認できた前記インターネットサービスプロバイダが提供するネットワークプレフィクスを受信する第1の受信手段と、前記受信したネットワークプレフィクスを前記通信ノード宛に通知する通知手段とを具備し、前記通信ノードは、前記ルータから前記ネットワークプレフィクスを受信する第2の受信手段と、前記ネットワークプレフィクスと自通信ノード固有の識別子に基づいてネットワークアドレスを生成する生成手段と、パケットを送信する際に前記ネットワークアドレスをソースアドレスとしてヘッダに付与して送信する送信手段とを具備し、前記ルータ装置は更に、前記通信ノードから受信したパケットが、自ルータ装置が接続性を確認できているインターネットサービスプロバイダから受信したネットワークプレフィクスを持つソースアドレスか否かを確認する第2の確認手段と、前記ソースアドレスが、自ルータ装置が接続性を確認できているインターネットサービスプロバイダから受信したネットワークプレフィクスを持っているソースアドレスであった場合は、該ネットワークプレフィクスを受信したインターネットサービスプロバイダ宛に該パケットを転送し、前記ソースアドレスが、自ルータ装置が接続性を確認できているインターネットサービスプロバイダから受信したネットワークプレフィクスを持っているソースアドレスではなかった場合は、該パケットの転送を行わず、前記通信ノード宛に該パケットの転送を行わなかったことを通知する制御手段とを具備し、前記ルータ装置の前記制御手段は、前記ソースアドレスが、自ルータ装置が接続性を確認できているインターネットサービスプロバイダから受信したネットワークプレフィクスを持っているソースアドレスであっても、所定の条件を満たす場合には、前記通信ノード宛に該パケットの転送を行わなかったことを通知するとともに、使用すべき前記インターネットサービスプロバイダが提供するネットワークプレフィクスを前記通信ノード宛に通知する機能を更に具備することを特徴とする。
また、本発明は、複数のインターネットサービスプロバイダに接続されるとともに、ローカルネットワークに接続され、このローカルネットネットワークに接続された通信ノードのパケットを転送するルータ装置において、前記インターネットサービスプロバイダとの接続性を確認する第1の確認手段と、前記第1の確認手段により接続性が確認できた前記インターネットサービスプロバイダが提供するネットワークプレフィクスを受信する受信手段と、前記受信したネットワークプレフィクスを前記ローカルネットワークに対し通知する通知手段と、前記通信ノードから受信したパケットが、自ルータ装置が接続性を確認できているインターネットサービスプロバイダから受信したネットワークプレフィクスを持つソースアドレスか否かを確認する第2の確認手段と、前記ソースアドレスが、自ルータ装置が接続性を確認できているインターネットサービスプロバイダから受信したネットワークプレフィクスを持っているソースアドレスであった場合は、該ネットワークプレフィクスを受信したインターネットサービスプロバイダ宛に該パケットを転送し、前記ソースアドレスが、自ルータ装置が接続性を確認できているインターネットサービスプロバイダから受信したネットワークプレフィクスを持っているソースアドレスではなかった場合は、該パケットの転送を行わず、前記通信ノード宛に該パケットの転送を行わなかったことを通知するとともに、前記第1の確認手段により接続性が確認できた前記インターネットサービスプロバイダが提供するネットワークプレフィクスを前記通信ノード宛に通知する制御手段とを具備したことを特徴とする。
また、本発明は、複数のインターネットサービスプロバイダに接続されるとともに、ローカルネットワークに接続され、このローカルネットネットワークに接続された通信ノードのパケットを転送するルータ装置において、前記インターネットサービスプロバイダとの接続性を確認する第1の確認手段と、前記第1の確認手段により接続性が確認できた前記インターネットサービスプロバイダが提供するネットワークプレフィクスを受信する受信手段と、前記受信したネットワークプレフィクスを前記ローカルネットワークに対し通知する通知手段と、前記通信ノードから受信したパケットが、自ルータ装置が接続性を確認できているインターネットサービスプロバイダから受信したネットワークプレフィクスを持つソースアドレスか否かを確認する第2の確認手段と、前記ソースアドレスが、自ルータ装置が接続性を確認できているインターネットサービスプロバイダから受信したネットワークプレフィクスを持っているソースアドレスであった場合は、該ネットワークプレフィクスを受信したインターネットサービスプロバイダ宛に該パケットを転送し、前記ソースアドレスが、自ルータ装置が接続性を確認できているインターネットサービスプロバイダから受信したネットワークプレフィクスを持っているソースアドレスではなかった場合は、該パケットの転送を行わず、前記通信ノード宛に該パケットの転送を行わなかったことを通知する制御手段とを具備し、前記制御手段は、前記ソースアドレスが、自ルータ装置が接続性を確認できているインターネットサービスプロバイダから受信したネットワークプレフィクスを持っているソースアドレスではなかった場合に、前記第1の確認手段により接続性が確認できている前記インターネットサービスプロバイダがその時点で存在しないならば、該パケットの転送を行わず、前記通信ノード宛に該パケットの転送を行わなかったことを通知するとともに、前記パケットの送信先とすべき他のルータ装置を前記通信ノード宛に通知する機能を更に具備することを特徴とする。
また、本発明は、複数のインターネットサービスプロバイダに接続されるとともに、ローカルネットワークに接続され、このローカルネットネットワークに接続された通信ノードのパケットを転送するルータ装置において、前記インターネットサービスプロバイダとの接続性を確認する第1の確認手段と、前記第1の確認手段により接続性が確認できた前記インターネットサービスプロバイダが提供するネットワークプレフィクスを受信する受信手段と、前記受信したネットワークプレフィクスを前記ローカルネットワークに対し通知する通知手段と、前記通信ノードから受信したパケットが、自ルータ装置が接続性を確認できているインターネットサービスプロバイダから受信したネットワークプレフィクスを持つソースアドレスか否かを確認する第2の確認手段と、前記ソースアドレスが、自ルータ装置が接続性を確認できているインターネットサービスプロバイダから受信したネットワークプレフィクスを持っているソースアドレスであった場合は、該ネットワークプレフィクスを受信したインターネットサービスプロバイダ宛に該パケットを転送し、前記ソースアドレスが、自ルータ装置が接続性を確認できているインターネットサービスプロバイダから受信したネットワークプレフィクスを持っているソースアドレスではなかった場合は、該パケットの転送を行わず、前記通信ノード宛に該パケットの転送を行わなかったことを通知する制御手段とを具備し、前記制御手段は、前記ソースアドレスが、自ルータ装置が接続性を確認できているインターネットサービスプロバイダから受信したネットワークプレフィクスを持っているソースアドレスであっても、所定の条件を満たす場合には、前記通信ノード宛に該パケットの転送を行わなかったことを通知するとともに、使用すべき前記インターネットサービスプロバイダが提供するネットワークプレフィクスを前記通信ノード宛に通知する機能を更に具備することを特徴とする。
また、本発明は、複数のインターネットサービスプロバイダに接続されたルータ装置を介して所望の通信ノードとの通信を行う通信ノードにおいて、前記ルータから、インターネットサービスプロバイダが提供するネットワークプレフィクスを受信する受信手段と、前記ネットワークプレフィクスと自通信ノード固有の識別子に基づいてネットワークアドレスを生成する生成手段と、パケットを送信する際に前記ネットワークアドレスをソースアドレスとしてヘッダに付与して送信する送信手段とを具備し、前記送信手段にて送信したパケットに対し前記ルータから転送を行わなかった通知を受けるとともに接続性が確認できた前記インターネットサービスプロバイダのネットワークプレフィクスの通知を受けた場合には、前記パケットのソースアドレスを、新たに前記通知を受けたネットワークプレフィクスと自通信ノード固有の識別子に基づいて生成されたネットワークアドレスに変更し、前記パケットを再度送信することを特徴とする。
【0027】
なお、装置に係る本発明は方法に係る発明としても成立し、方法に係る本発明は装置に係る発明としても成立する。
また、装置または方法に係る本発明は、コンピュータに当該発明に相当する手順を実行させるための(あるいはコンピュータを当該発明に相当する手段として機能させるための、あるいはコンピュータに当該発明に相当する機能を実現させるための)プログラムとしても成立し、該プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体としても成立する。
【0028】
本発明によれば、インターネットサービスプロバイダとの接続状況を考慮し、インターネットへの出口ルータに応じたソースアドレスの選択ができるようにすることで、マルチホーム環境を有効に利用可能とすることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら発明の実施の形態を説明する。
【0030】
図1に、本発明の一実施形態に係るマルチホーム環境を含むネットワーク・システムの構成例を示す。図1では、家庭内やSOHOなどにおかれたネットワーク構成の例を示している。
【0031】
図1において、Nは、IPv6アドレスを持つ通信ノードである。通信ノードNは、典型的には、計算機であるが、これに限らず、複数のインターネットサービスプロバイダをそれぞれ介してインターネットに接続することが可能なものであれば、携帯電話端末や情報家電等、どのような形態のものでもよい。
【0032】
Iは、インターネットである。
【0033】
Sは、インターネットに接続されたサーバであり、本実施形態では、通信ノードNの通信相手の一例として示している。もちろん、通信ノードNの通信相手は、サーバ以外の種類の通信ノードであっても構わない。
【0034】
R1,R2は、いずれも、ルータであり、通信ノードNからみたインターネットへの出口ルータである。
【0035】
ISPaとISPbは、いずれも、インターネットへ接続され、通信ノードに対してインターネットへの接続サービスを提供するインターネットサービスプロバイダ(のネットワーク)であり、通信ノードNからみると、ルータR1側に接続されている。
【0036】
ISPcとISPdは、いずれも、インターネットへ接続され、通信ノードに対してインターネットへの接続サービスを提供するインターネットサービスプロバイダ(のネットワーク)であり、通信ノードNからみると、ルータR2側に接続されている。
【0037】
本例では、各インターネットサービスプロバイダISPa〜ISPdは、通信ノードNへ、インターネット上のサーバSとの通信を可能とするサービスを提供している(以下、インターネットサービスプロバイダを、適宜、プロバイダあるいはISPと記述する)。
【0038】
ここで、プロバイダISPaとルータR1との間は、専用線での常時接続のような接続形態であってもよいし、ダイヤルアップのような接続形態であってもよい。プロバイダISPbとルータR1との間の接続形態、プロバイダISPcとルータR2との間の接続形態、プロバイダISPdとルータR2との間の接続形態のいずれについても、同様である。
【0039】
なお、“Pa”は、プロバイダISPaが提供するプレフィクス(ネットワークプレフィクス)を示すものとする。同様に、“Pb”,“Pc”,“Pd”は、それぞれ、プロバイダISPb,ISPc,ISPdが提供するプレフィクスを示す。
【0040】
また、通信ノードNが各プロバイダISPa,ISPb,ISPc,ISPdからそれぞれプレフィクスをもらうとすると、通信ノードNのインターフェースID(Interface ID)(通信ノードNに固有の識別子)をNとすれば、通信ノードNは、“Pa::N”,“Pb::N”,“Pc::N”,“Pd::N”の4つのネットワークアドレス(この場合、グローバルアドレス)を持つことになる。ここでは、128bitのIPv6アドレスのうち、「上位64bit」は「プロバイダからもらうプレフィクス」からなり、「下位64bit」は「インタフェースID」からなるものと仮定する。なお、ネットワークアドレスは、通常、各インタフェースに付与されることになる。
【0041】
なお、図1の構成例では、通信ノードNは、2台のルータのいずれかを介して4つのISPを利用可能としているが、もちろん、何台のルータであってもよいし、幾つのISPが利用可能でもよい。また、1台のルータを介して幾つのISPが利用可能でもよい。
【0042】
また、図1の構成例では、通信ノードを1台のみ示しているが、通信ノードNと同一のサブネットに他の通信ノードが存在しても構わない。
【0043】
また、図1の構成例では、通信ノードNの通信相手を1台のみ示しているが、もちろん、それ以外にも存在し得る。また、通信ノードNの通信相手は、直接、インターネットに接続されていてもよいし、通信ノードNとは異なるISPを介して接続されていてもよいし、通信ノードNと同一のISPを介して接続されていてもよいし、ISP以外のサブネットを介して接続されていてもよい。また、通信ノードNの通信相手が、本発明を適用したマルチホームの利用者であってもよいし、そうでなくてもよい。
【0044】
以下では、主にルータR1を例にとってその構成・動作について説明するが、ルータR1のみについて説明している部分は、ルータR2についても基本的には同様である。
【0045】
図2に、本発明の一実施形態に係るルータ(R1,R2)の構成例を示す。
【0046】
図2に示されるように、本実施形態のルータは、通信ノードN(に繋がる各回線)側またはISP(に繋がる各回線)側からパケットを受信するための受信部31、通信ノードN(に繋がる各回線)側またはISP(に繋がる各回線)側へパケットを送信するための送信部32、通常のルータの役割であるパケットを転送するために必要な処理とともに、詳しくは後述するように、ISPとの接続性に基づく通信ノードからのパケットのISPへの転送の可否の判断、パケットを転送しなかった際の通信ノードNへの通知、通信ノードへの使用すべきプレフィクスの通知等の処理を行うためのパケット転送処理部33、対象となるISPの状態を管理(接続性を確認)するためのISP状態管理部34、対象となるISPから提供されたプレフィクスを管理するためのプレフィクス管理部35を備えている。なお、ISPの状態に関する情報(例えば、接続性が確認されているか否かを示す情報)や割当てられたプレフィクス等の必要な情報は、適当な記憶装置に格納される。また、図2では、通信ノードNが接続されたサブネットに接続するための通信インタフェースや、各々のISPに繋がる回線に接続するための各々の通信インタフェースは、省略している。
【0047】
なお、本ルータR1は、コンピュータを使用して実現可能であり、また、処理の全部又は一部をプログラムによって実施することが可能であるし、処理の全部又は一部を専用の半導体集積回路によって実施することも可能である。
【0048】
図3に、本発明の一実施形態に係る通信ノードNの構成例を示す。
【0049】
図3に示されるように、本実施形態の通信ノードは、ルータR1,R2が接続されたサブネットからパケットを受信するための受信部11、該サブネットへパケットを送信するための送信部12、通信相手との間でパケットのやり取りを行うために必要な処理とともに、詳しくは後述するように、使用すべきISPの選択や、ルータ(R1,R2)からの通知に対する処理等の処理を行うためのパケット転送処理部13、ルータ(R1,R2)から通知されたプレフィクスを管理するためのプレフィクス管理部14、ルータ(R1,R2)から通知されたプレフィクスと自通信ノードのインタフェースIDとに基づいてネットワークアドレスを生成するためのネットワークアドレス生成部15を備えている。なお、それらプレフィクスやネットワークアドレス等の必要な情報は、適当な記憶装置に格納される。また、図3では、通信インタフェースは、省略している。
【0050】
なお、本通信ノードは、処理の全部又は一部をプログラムによって実施することが可能であるし、処理の全部又は一部を専用の半導体集積回路によって実施することも可能である。
【0051】
以下、本実施形態の動作について説明する。
【0052】
まず、初期の段階について説明する。
【0053】
ルータR1は、ISPa,ISPbとの接続性を確認し、接続性が確認できたISPが提供するプレフィクスを受信し、受信したプレフィクスを格納して管理するとともに、その全部又は一部を通信ノードNに通知する(あるいは、サブネット内に広告する)。
【0054】
同様に、ルータR2は、ISPc,ISPdとの接続性を確認し、接続性が確認できたISPが提供するプレフィクスを受信し、受信したプレフィクスを格納して管理するとともに、その全部又は一部を通信ノードNに通知する(あるいは、サブネット内に広告する)。
【0055】
一方、通信ノードNは、ルータR1やルータR2からプレフィクスを受信し、受信したプレフィクスを格納するとともに、プレフィクスと自通信ノードのインタフェースIDとに基づいてネットワークアドレスを生成して、該当するインタフェースへ付与する。例えば、先に例示したように、“Pa::N”,“Pb::N”,“Pc::N”,“Pd::N”の4つのネットワークアドレスが生成され、(インタフェースに)付与される。
【0056】
通信ノードNは、1つ以上のネットワークアドレスが生成された後に、(当該ISPに接続性があれば)サーバSと通信可能になる。
【0057】
また、通信ノードNは、2つ以上のネットワークアドレスが生成され同一のインタフェースに付与された後には、該インタフェースについて、ソースアドレスとして使用すべきネットワークアドレスを適宜選択すればよい。なお、選択の方法は、例えば、ランダムに選択する方法、何らかの順番で選択するという基準、プレフィクスがライフタイムを持つ場合には、最も遅く期限が切れるライフタイムを持つものを選択する、など、種々のバリエーションがある。また、通信を行う通信主体(例えば、アプリケーションソフトウェア等)によっては、使用すべきISPの属性(例えば、転送速度、サービス内容、料金等)に応じて優先順位が指定される場合もある。また、通信主体によっては、使用すべきISPの属性が指定される場合もある。
【0058】
次に、ルータによる各ISPとの接続性の定期的な確認について説明する。
【0059】
なお、ルータR1は、ISPa,ISPbとの接続性を定期的に確認し、接続性に変化があれば、プレフィクスの管理内容を更新する。例えば、それまで接続性が確認されていたISPの接続性が確認できなかった場合には、接続性の確認されたISPから割当てを受けたプレフィクスを保持した管理情報において、その接続性が確認できないものに転じたISPから割当てを受けていたプレフィクスを使用不可に更新し、あるいは該管理情報から、そのプレフィクスを削除する。また、例えば、それまで接続性が確認されていなかったISPの接続性が確認できた場合には、接続性の確認されたISPから割当てを受けたプレフィクスを保持した管理情報において、その接続性が確認でるものに転じたISPから割当てを受けたプレフィクスを使用可能に更新し、あるいはそのISPからプレフィクスを受信して該管理情報に追加する。接続性に変化があった場合に、通信ノードNに通知(あるいは、サブネット内に広告)してもよいが、それ以降に通信ノードNからパケットを受信した際に必要に応じて(例えば、受信パケットのソースアドレスのプレフィクスに基づいて判断して必要があれば)通信ノードNに通知するようにしてもよい。
【0060】
ルータR1が各ISPの接続性を定期的に確認する方法は、特に限定されないが、例えば、所定の間隔で、確認したいISPを介して近接探索パケットを所望の通信ノード宛に送信するようにしてもよい。また、例えば、ISP側から定期的に、接続が正常である通知を受け取るようにしてもよいし、接続されたISPよりもさらに上流の通信路の状態を受け取るようにしてもよい。
【0061】
次に、図4に、ルータR1が通信ノードNからパケットを受信した場合の処理手順の一例を示す。
【0062】
ルータR1は、通信ノードNからのパケットを受け取ると(ステップS1)、そのパケットのヘッダ部にあるソースアドレス(src addr)が所定の条件を満たすかどうか確認する(ステップS2)。
【0063】
ここで、所定の条件とは、受信パケットのソースアドレスのプレフィクスが、接続性を確認できているISPから提供されたプレフィクスであること、である。すなわち、例えば、ISPaとISPbの接続性が確認されている場合には、ルータR1は、そのソースアドレスが、現在、自ルータが接続しているISPaから割当てを受けているプレフィクスとISPbから割当てを受けているプレフィクスのいずれかに該当するプレフィクスが付いているアドレスであるか否か確認する。また、例えば、ISPaのみの接続性が確認されている場合には、ルータR1は、そのソースアドレスが、現在、自ルータが接続しているISPaから割当てを受けているプレフィクスのいずれかに該当するプレフィクスが付いているアドレスであるか否か確認する。
【0064】
通信ノードNからの受信パケットのソースアドレスが、現在、自ルータが接続しているISPから割当てを受けているプレフィクスのいずれかに該当するプレフィクスが付いているアドレスであった場合(ステップS3)、ルータR1は、該受信パケットを該当するISPに向けて転送する(ステップS4)。
【0065】
一方、そのソースアドレスが、現在、自ルータが接続しているISPから割当てを受けているプレフィクスのいずれかにも該当しないプレフィクスが付いているアドレスであった場合(ステップS3)、そのパケットを送信してきた通信ノードNに対し、例えばICMP(Internet Control Message Protocol)を用いて、パケットの転送を行わなかった旨(すなわち、そのソースアドレスが持つプレフィクスは使用できない旨)を示す情報(prefix−incorrect)を送信する(ステップS5)。
【0066】
次に、図5に、通信ノードNがサーバSを宛先とするパケットを送信し、これがルータR1へ転送され、ルータR1が該パケットを転送しなかった場合の処理手順の一例を示す。
【0067】
まず、通信ノードNが、サーバSを宛先とするパケットを送信する(ステップS11)。
【0068】
その際、ソースアドレスとして選択したアドレスのプレフィクスが、ルータR1により現在接続性が確認されていない状態になったISPに係るものであったとする。この場合、前述のように、ルータR1は、通信ノードNに対し、パケットの転送を行わなかった旨を含む通知メッセージを送信することになる。
【0069】
しかして、通信ノードNは、ルータR1から、パケットの転送を行わなかった旨の通知を受信した場合(ステップS12)、その通知を受けた当該パケットについて送信時に使用したソースアドレスのプレフィクスとは異なるプレフィクスによるネットワークアドレスが、サーバSを宛先とするパケットのソースアドレスとして使用可能かどうか調べる(ステップS13)。
【0070】
使用可能であれば(ステップS14)、その使用可能なネットワークアドレスをソースアドレスとしてヘッダに付与して、サーバSを宛先とするパケットを、再度、送信する(ステップS15)。
【0071】
一方、使用不可(異なるプレフィクスによるネットワークアドレスがない場合の他に、それがあっても何らかに理由によって当該通信には使用できない場合がある)であれば(ステップS14)、エラー処理を行う(ステップS16)。エラー処理としては、何もしない、上位レイヤに通信に失敗した旨(当該ソースアドレスが持つプレフィクスは使用できない旨)を通知する、一定時間待ってステップS13に戻る、など、種々のバリエーションが考えられる。
【0072】
なお、ステップS13で、上記の代わりに、その通知を受けた当該パケットについて送信時に使用したソースアドレスのプレフィクスに係るISPとは異なるISPに係るプレフィクスによるネットワークアドレスが、サーバSを宛先とするパケットのソースアドレスとして使用可能かどうか調べるようにしてもよい。
【0073】
また、ステップS12で、ルータR1から、パケットの転送を行わなかった旨の通知を受信した場合には、直ちに、エラー処理(例えば、何もしない、上位レイヤに通信に失敗した旨(当該ソースアドレスが持つプレフィクスは使用できない旨)を通知する、通信に失敗した旨及びその際に使用したプレフィクスを通知する、など)に移行してしまう方法もある(後は、例えば、上位レイヤによる処理あるいはユーザによる対処がなされる)。
【0074】
次に、図6に、ルータR1が通信ノードNからパケットを受信した場合の処理手順の他の例を示す。
【0075】
図4の手順例では、受信パケットのソースアドレスが所定の条件を満たさないために該パケットを転送しなかった場合には、ルータR1は、通信ノードNに対し、パケットの転送を行わなかった旨を通知したが、この手順例では、その際に、この通知(例えば、ICMPメッセージ)に、現在接続性が確認されているISPから提供されたプレフィクスをも含めて、通信ノードNへ通知するようにするものである(ステップS23,S25)。
【0076】
例えば、ISPaが何らかの理由で接続が絶たれており、ISPbのみの接続が確認されている場合に、通信ノードNからISPbに係るプレフィクス以外のプレフィクス(例えば、ISPaに係るプレフィクス)によるソースアドレスを持つパケットを受信したならば、ISPbから提供されたプレフィクスPbのみを通信ノードNに通知する。
【0077】
また、例えば、ISPa及びISPbの両方の接続性が確認されてる場合に、通信ノードNからISPa及びISPbに係るプレフィクス以外のプレフィクスによるソースアドレスを持つパケットを受信したならば、ISPaから提供されたプレフィクスPa及びISPbから提供されたプレフィクスPbを通信ノードNに通知する。
【0078】
図7に、この場合のICMP(prefix−incorrect)メッセージの構成例を示す。
【0079】
図7において、
「IPv6ヘッダ」(図中、21)は、IPv6パケットであること示すヘッダ、
「ICMPヘッダ」(図中、22)は、ICMPメッセージであることを示すヘッダ、
「target dst prefixlen(対象宛先プレフィクス長)」(図中、23)は、このICMPメッセージに含まれるpreferred−prefix(推奨プレフィクス)が有効な宛先(destination)となるアドレスレンジを示すためのフィールド、
「number of preferred−prefix(推奨プレフィクス数)」(図中、24)は、このICMPメッセージに含まれるpreferred−prefixの数を示すためのフィールド、
「preferred−prefix(推奨プレフィクス)」(図中、25〜27)は、それぞれ、使用を推奨するプレフィクスを示すためのフィールド、
「原因パケット」(図中、28)は、このICMPメッセージがルータR1から発せられる原因となったパケットである。
【0080】
ここで、「target dst prefixlen」は、例えば128なら“/128”という意味であり、上位128ビットで有効なアドレスレンジを指定している。通常、原因となったパケットの宛先そのものにしか有効でないが、例えば、この値が64なら、上位64bitのプレフィクスが一致する場合に限り、このpreferred−prefixを使用することで、有効なISPを介してパケットを送信することができる。ルータR1は、何らかの方法でこの値を得られる場合には、得られた適切な値を入れる。そうでなければ、−1を入れる(128が入るのは、明らかなホストルータ(host route)を持っている場合である)。
【0081】
次に、図8に、通信ノードNの処理手順の他の例(図6の手順例に対応する例)を示す。
【0082】
まず、通信ノードNが、サーバSを宛先とするパケットを送信する(ステップS31)。
【0083】
その際、ソースアドレスとして選択したアドレスのプレフィクスが、ルータR1により現在接続性が確認されていない状態になったISPに係るものであったとすると、ルータR1は、通信ノードNに対し、パケットの転送を行わなかった旨及び現在接続性が確認されているISPから提供されたプレフィクスを含む通知を含む通知メッセージを送信することになる。
【0084】
しかして、通信ノードNは、ルータR1から、パケットの転送を行わなかった旨及び現在接続性が確認されているISPから提供されたプレフィクスを含む通知を受信する(ステップS32)。
【0085】
この場合、通信ノードNは、必要に応じて、その通知を受けたプレフィクスとプレフィクスと自通信ノードのインタフェースIDとに基づいてネットワークアドレスを生成し(ステップS33)、その通知を受けたパケットについて、ソースアドレスを、この生成されたアドレスに変更して(生成されたアドレスを、ソースアドレスとしてヘッダに付与して)、再度、送信する(ステップS34)。
【0086】
なお、該当するアドレスが既に生成されて、インタフェースに付与されている場合には、ステップS33はスキップしても構わない。
【0087】
また、複数のプレフィクスが通知された場合には、複数のネットワークアドレスが生成可能であるが、この場合に、ソースアドレスとして使用すべきネットワークアドレスを先に例示した選択方法などで適宜選択すればよい。
【0088】
また、アプリケーションソフトウェア等の通信主体によっては、通知されたプレフィクスによるネットワークアドレスがソースアドレスとして使用できない場合もあり得る。
【0089】
ところで、ルータR1において、どのようなパケット転送制御を行うか、あるいはどのようにpreferred−prefix(推奨プレフィクス)の通知の仕方をするかについては、種々のバリエーションが考えられる。
【0090】
例えば、ルータR1は、ISPa側の回線の帯域が広いことを予め知っており、デフォルトでISPa側を使用する設定であったとしても、通信ノードN側から受信したパケットのソースアドレスにISPb側のプレフィクスPbが使われている場合には、この指示を優先しISPb側にそのパケットを転送するように制御してもよい。
【0091】
また、例えば、ISPa側の回線の帯域がISPbよりも大幅に広い場合で通信ノードNから受信したパケットがISPb側のプレフィクスを使用したソースアドレスであった場合には、(たとえISPbの接続性が確認されていても)ICMP(prefix−incorrect)等のメッセージを通信ノードNに通知すると同時にISPaのプレフィクスを使用するように通知するようにしてもよい。これにより、通信ノードNは、最初に送信したパケットではISPbを使用していたが、ルータR1よりISPa側のプレフィクスの通知を受けることにより、より帯域の広いISPaを介した通信が可能となる。
【0092】
また、例えば、ルータR1は、自通信ノードが接続されるISPa,ISPbに係るプレフィクスを通信ノードNに通知する代わりに、ルータR2へのリダイレクトを応答する制御も考えられる。
【0093】
さて、以下では、図9及び図10のシーケンス例を参照しながら、ルータR1の動作例について説明する。
【0094】
まず、図1の構成例において、ルータR1が通信ノードNからパケットを受信した際にISPaの接続性が確認されている場合を考える。
【0095】
この場合に、通信ノードNが、図9(a)のように、ソースアドレス=“Pa::N”、宛先アドレス=“S”とするパケット(src=Pa::N , dst=S)をルータR1に向けて送信したとする(S101)。ここで、ISPaがルータR1において優先すべきISPであると予め定められていたとすると、この場合には、ルータR1は、通信ノードNから受信したパケットをISPaに転送する(S102)。
【0096】
次に、ルータR1が通信ノードNからパケットを受信した際にISPaの接続性が絶たれていた場合を考える。
【0097】
この場合に、通信ノードNが、図9(b)のように、ソースアドレス=“Pa::N”、宛先アドレス=“S”とするパケット(src=Pa::N , dst=S)をルータR1に向けて送信したとする(S121)。
【0098】
ここで、受信したパケットを接続性が保たれている他のISPbに転送してもingress filterが導入されていることが多く、ISPbにてこのパケットの転送を拒絶されることが予めわかっているので、ルータR1は、通信ノードNに対し、ICMPメッセージ(図7参照)を送信するものとする(S122)。このICMPメッセージは、prefix−incorrectと、推奨するpreffered Prefix:Pbを含む。
【0099】
通信ノードNは、この通知を受けて、ソースアドレス=“Pb::N”、宛先アドレス=“S”とするパケット(src=Pb::N , dst=S)をルータR1に向けて送信すると(S123)、この場合には、ルータR1は、通信ノードNから受信したパケットをISPbに転送する(S124)。
【0100】
次に、通信ノードNが、図9(c)のように、ソースアドレス=“Pa::N”、宛先アドレス=“S”とするパケット(src=Pa::N , dst=S)をルータR2に向けて送信した場合を考える(S131)。
【0101】
この場合には、ルータR2は、基本的には、上記のルータR1と同じ動作をすることになる。
【0102】
すなわち、通信ノードNから、上記のパケットを受信したルータR2は、受信したパケットのソースアドレスに付与されたプレフィクスPaが自ルータR2と接続しているISPから通知されたプレフィクスかどうかを確認する。
【0103】
このプレフィクスPaは、自ルータR2と接続しているISPから通知されたプレフィクスではないので、通信ノードNに向けてICMPメッセージを送信する(S132)。このICMPメッセージは、prefix−incorrectと、ルータR2が推奨するprefferd Prefix:Pc,Pd(ただし、ISPcとISPdの接続性がいずれも確認できている場合)を含む。ここで、ISPc,ISPdの接続性は予め確認しておくものとする。
【0104】
通信ノードNは、この通知を受けて、例えば、Pcを選択して、ソースアドレス=“Pc::N”、宛先アドレス=“S”とするパケット(src=Pc::N , dst=S)をルータR2に向けて送信し(S133)、ルータR2は、通信ノードNから受信したパケットをISPcに転送する(S134)。
【0105】
次に、ISPa,ISPbの両方の接続が絶たれている場合を想定する。この場合、ルータR1は、インターネットへの接続性を果たさない。
【0106】
ここで、通信ノードNが、図10のように、ソースアドレス=“Pa::N”、宛先アドレス=“S”とするパケット(src=Pa::N , dst=S)をルータR1に向けて送信したとする(S141)。
【0107】
この場合、ルータR1は、ISPa,ISPbの接続が絶たれているため、通信ノードNに対し、ICMPメッセージとしてredirect(リダイレクト)を送信し、これにより、通信ノードNに対し、パケットの送信先としてルータR2を選択させるよう指示を行うようにしてもよい(S142)。
【0108】
なお、ルータR1は、(例えば、ルータ間の情報交換等により)リダイレクトの対象となる他のルータとしてルータR2が存在することを知っている(あるいは知ることができる)ものとする。
【0109】
通信ノードNは、このICMPメッセージに基づいて、まず、ソースアドレス=“Pa::N”、宛先アドレス=“S”とするパケット(src=Pa::N
, dst=S)をルータR2に向けて送信する(S143)。
【0110】
ここで、ルータR2は、自ルータR2が接続されていないISPのプレフィクスであることから、prefix−incorrectと、ルータR2が推奨するprefferd Prefix:Pc,Pd(ただし、ISPcとISPdの接続性がいずれも確認できている場合)を含むICMPメッセージを送信する(S144)。
【0111】
通信ノードNは、この通知を受けて、例えば、Pcを選択して、ソースアドレス=“Pc::N”、宛先アドレス=“S”とするパケット(src=Pc::N , dst=S)をルータR2に向けて送信し(S145)、ルータR2は、通信ノードNから受信したパケットをISPcに転送する(S146)。
【0112】
なお、ISPa,ISPbの両方の接続が絶たれている場合において、ルータR1は、リダイレクトの対象となるルータが複数存在するならば、通信ノードNに対して、それらから適宜選択した1つのルータを返すようにしてもよい。
【0113】
また、ISPa,ISPbの両方の接続が絶たれている場合において、ルータR1は、リダイレクトの対象となるルータがもともと存在しないか、またはリダイレクトの対象となるルータがすべてダウンしているとを知っているならば、通信ノードNに対して、エラーを返すようにすると好ましい。
【0114】
次に、以下では、図9及び図10のシーケンス例を参照しながら、通信ノードNの動作例について説明する。
【0115】
まず、前述のように通信ノードNがICMPメッセージを受信する場合について説明する。
【0116】
通信ノードNは、ソースアドレス=“Pa::N”、宛先アドレス=“S”とするパケット(src=Pa::N , dst=S)をルータR1に向けて送信する(図9(b)のS121参照)。
【0117】
ここで、ソースアドレスとして用いられるプレフィクスは、例えば、デフォルトルータであるルータR1から予め通知を受けているものとする。
【0118】
次に、前述したようにこの受信したパケットが指定しているISPaの接続が絶たれていた場合を想定する。この場合は、ルータR1から図7に示すICMPメッセージが届く。このICMPメッセージは、prefix−incorrectと、推奨するpreffered Prefix:Pbを含む(図9(b)のS122参照)。
【0119】
通信ノードNは、このICMPメッセージを受信すると、このメッセージがどのパケットの送信に対するメッセージであるのかを、図7の原因となるパケット(28)から判断する。
【0120】
次に、このメッセージに含まれるpreffered prefix(ここでは、Pb)から原因となった先のパケットのソースアドレスを書き換えて再度送信する。
【0121】
その際、prefferd prefixとして受信したプレフィクス(Pb)と通信ノードNが持つインターフェースIDとの組合せにより作成したネットワークアドレス“Pb::N”が予め用意されていなければ、これを作成して使用する。
【0122】
また、ここで、原因となるパケットを調べ、それに対応しているコネクションが現在あるかどうかどうかを調べてからパケットを再送信するよう制御してもよい。
【0123】
原因となるパケットに関連するコネクションがある場合、それが確立前、すなわち発呼中であるかを調べる。例えば、TCP上でSYN_SENTの状態かどうかを調べることにより実現できる。
【0124】
発呼中である場合、そのコネクションのソースアドレスを先のICMPメッセージで受信したプレフィックスを付与したソースアドレスにより再度コネクションの設定を行う。ただし、アプリケーションがソースアドレスを明示的に指定している場合には、再設定を行わないように制御してもよい。一例として、一般的なソケットを使っている場合には、connect()を呼ぶ前にbind()を呼び、そこでソースアドレスを明示的に指定してきた場合などである。
【0125】
さらに、ルータR1またはR2から受信したICMPメッセージを、図11に例示するようなプレフィクス管理テーブルとして保持するようにしてもよい。ここでは、ICMPメッセージを受信したら、その結果を、宛先のアドレスまたはアドレスレンジと、preferred−prefixとの組で、記憶する。
【0126】
一例として、“S::a”にパケットを送信して、これに対しルータR1からprefic−incorrectのICMPメッセージを受信した場合について説明する。
【0127】
このICMPメッセージの中には、preferred−prefix(推奨プレフィクス)として“Pa”が記載されている。この結果を、アドレスまたはアドレスレンジと、プレフィクスとの組で記憶しておくことにより、次回、“S::a”宛にパケットを送信する際に、このテーブルを参照し、ソースアドレスを推奨プレフィクスである“Pa::a”と変更してパケットを送信する。
【0128】
また、“S::/64”というプレフィクスを持つアドレスの場合、このテーブルを参照し、Paを優先的に使用するように制御してもよい。これにより、予め推奨のプレフィクスを優先的に使用することができるため、ルータからICMPメッセージを受信する回数を少なくすることができる。さらに、このテーブルの記憶は、デフォルトルータが変更になったり、通信ノードNにおけるパケット送信先のルールが変更になった場合は、破棄するようにしてもよい。
【0129】
次に、通信ノードNが、ソースアドレス=“Pa::N”、宛先アドレス=“S”とするパケット(src=Pa::N , dst=S)をルータR2に向けて送信した場合について説明する(図10のS131参照)。このパケットは、例えば、TCPコネクション設定のためのパケットである場合を想定する。
【0130】
このパケットを受信したルータR2は、このパケットのソースアドレスに含まれるPaのプレフィクスを検出することにより、このPaのプレフィクスはルータR2の上流のISPからは割り当てられていないことがわかる。
【0131】
これにより、ルータR2は、このパケットを送信した通信ノードNに対して、ICMPメッセージ(prefix−incorrect)を送信する(図10のS132参照)。このICMPメッセージには、ルータR2が推奨するプレフィクスであるpreferred−prefix:Pc,Pdが含まれている。
【0132】
通信ノードNは、このICMPメッセージを受信すると、まず、自通信ノードN(通信ノードNのインターフェースであるインターフェースN)に設定されているアドレスと受信したpreferred−prefixとを比較する。通信ノードNは、PcとPdのプレフィクスをもつアドレスも保持しているため、いずれかを選択してソースアドレスとする。ここでは、Pcを選択し、ソースアドレスを“Pc::N”とする。
【0133】
次に、ICMPメッセージの中の原因となったパケットを調べる。この際、原因となったパケットのソースアドレス(src addr)、宛先アドレス(dst addr)、ソースポート(src port)、宛先ポート(dst port)の4つの組を調べることにより、どの接続先へのどのような要求かがわかる。次に、前述したようにこの要求が確立前、すなわち発呼中であるかを調べる。その後、確立前であった場合には、ソースアドレスを“Pc::N”に変更してパケットを再度送信する。
【0134】
以下では、通信ノードNにおける、ルータからICMPメッセージ等で通知されたプレフィクスの管理方法について説明する。
【0135】
ルータからICMPメッセージ等で通知されたプレフィクスを、いつまで使用するか、あるいはいつ破棄するかについては、種々のバリエーションがある。
【0136】
なお、プレフィクス管理テーブルを、キャッシュとすれば、基本的には、いつ破棄しても通信に支障はない。
【0137】
以下、幾つかのバリエーションを示す。
【0138】
(1)通知されたプレフィクスは、そのときのパケットの再送にのみ使用して、破棄する。
メモリの量が少ない通信ノードが通信する場合には、このようにすると、好ましい。同じ通信相手に対して、再度、新しいコネクションを張ろうとする場合には、同じ手順が繰り返される。
【0139】
(2)通知されたプレフィクスは、予め定められたイベントが起きるまで、保持し、予め定められたイベントが起きたら、その全部又は一部を破棄する、という処理を、定常的に行う。
例えば、テーブルの大きさを決めて、データが溢れたならば、その時点で、(例えば、最後に参照したエントリを)順次捨てる。
【0140】
(3)基本的には、定常的な処理としては、破棄は行わず、破棄すべき状況になった際に、通知されたプレフィクスの全部又は一部を破棄する。
破棄すべき状況とは、例えば、
(3−1)Redirectを受けた
(3−2)使っていたルータが(今さっき)ダウンした
などである。
【0141】
上記の(3−1)のRedirectを受けた場合について説明する。
例えば、ノードNが、ルータR1とルータR2を介してインターネットに接続可能な状況で、過去にルータR2から、Prefix−incorrectを受けて、prefix:pdを通知されたとする。すると、通信ノードNは、R2から「Sについてはプレフィクスpdを推奨する」という通知を受けたことを記憶する。しばらく、pdによって通信可能であったが、ある時点で、ルータR2から「Sについては、ルータR1を推奨する」と通知された(ICMP redirect)とする。このような場合に、pdは、ルータR2に依存したプレフィクスなので、少なくともこれは破棄する。また、いままで使ってた経路で突然redirectを受けるのは、ルータR1,R2を取り巻く状況が大きく変化した可能性が高いので(例えば、ルータR2の先のlinkが全部落ちたなど)、プレフィクスを全て破棄するようにしてもよい。
【0142】
上記の(3−2)の使っていたルータが(今さっき)ダウンした場合について説明する。
「SについてはルータR2に転送する」という情報を保持している場合に、ルータR2がダウンしたことがわかったならば(例えば、IPv6ノードは、定期的に自分が使ってるルータに対して、生存確認を行うので(NUD,RFC2461)、これによって知ることができる)、かなり状況が変わっているので、保持しているプレフィクスは、無意味であり、それらを全て廃棄するようにしてもよい。
【0143】
この(3)の処理は、(1)のケースでない限り、実施するのが望ましい(無駄な手順の増加を回避できる)。
【0144】
(4)ライフタイム(lifetime)を使う
通信ノードNは、プレフィクスをテーブル等に登録する際に、そのライフタイム(例えば、n秒)を、(例えば通信ノードNが独自に)決定して、該プレフィクスに対応付けて登録するようにしてもよい。この場合には、その時間が経過した際に、破棄する。
【0145】
なお、以上の各機能は、ソフトウェアとして実現可能である。
また、本実施形態は、コンピュータに所定の手段を実行させるための(あるいはコンピュータを所定の手段として機能させるための、あるいはコンピュータに所定の機能を実現させるための)プログラムとして実施することもでき、該プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体として実施することもできる。
【0146】
なお、この発明の実施の形態で例示した構成は一例であって、それ以外の構成を排除する趣旨のものではなく、例示した構成の一部を他のもので置き換えたり、例示した構成の一部を省いたり、例示した構成に別の機能あるいは要素を付加したり、それらを組み合わせたりすることなどによって得られる別の構成も可能である。また、例示した構成と論理的に等価な別の構成、例示した構成と論理的に等価な部分を含む別の構成、例示した構成の要部と論理的に等価な別の構成なども可能である。また、例示した構成と同一もしくは類似の目的を達成する別の構成、例示した構成と同一もしくは類似の効果を奏する別の構成なども可能である。
また、この発明の実施の形態で例示した各種構成部分についての各種バリエーションは、適宜組み合わせて実施することが可能である。
また、この発明の実施の形態は、個別装置としての発明、関連を持つ2以上の装置についての発明、システム全体としての発明、個別装置内部の構成部分についての発明、またはそれらに対応する方法の発明等、種々の観点、段階、概念またはカテゴリに係る発明を包含・内在するものである。
従って、この発明の実施の形態に開示した内容からは、例示した構成に限定されることなく発明を抽出することができるものである。
【0147】
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、その技術的範囲において種々変形して実施することができる。
【0148】
【発明の効果】
本発明によれば、マルチホーム環境を有効に利用することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るネットワーク・システムの構成例を示す図
【図2】同実施形態に係るルータの構成例を示す図
【図3】同実施形態に係る通信ノードの構成例を示す図
【図4】同実施形態に係るルータの処理手順の一例を示すフローチャート
【図5】同実施形態に係る通信ノードの処理手順の一例を示すフローチャート
【図6】同実施形態に係るルータの処理手順の他の例を示すフローチャート
【図7】同実施形態に係るICMPメッセージの構成例を示す図
【図8】同実施形態に係る通信ノードの処理手順の他の例を示すフローチャート
【図9】同実施形態に係るネットワーク・システムのシーケンス例を示す図
【図10】同実施形態に係るネットワーク・システムのシーケンス例を示す図
【図11】同実施形態に係るプレフィクス管理テーブルの構成例を示す図
【図12】従来のマルチホーム環境のネットワーク・システムについて説明するための図
【符号の説明】
N…通信ノード
R1,R2…ルータ
I…インターネット
ISPa,ISPb,ISPc,ISPd…インターネットサービスプロバイダ
S…サーバ
11,31…受信部
12,32…送信部
13,33…パケット転送処理部
14,35…プレフィクス管理部
15…ネットワークアドレス生成部
34…ISP状態管理部

Claims (23)

  1. 複数のインターネットサービスプロバイダに接続されたルータ装置と、このルータに接続された通信ノードとを含むソースアドレス選択システムにおいて、
    前記ルータ装置は、
    前記インターネットサービスプロバイダとの接続性を確認する第1の確認手段と、
    前記第1の確認手段により接続性が確認できた前記インターネットサービスプロバイダが提供するネットワークプレフィクスを受信する第1の受信手段と、
    前記受信したネットワークプレフィクスを前記通信ノード宛に通知する通知手段とを具備し、
    前記通信ノードは、
    前記ルータから前記ネットワークプレフィクスを受信する第2の受信手段と、
    前記ネットワークプレフィクスと自通信ノード固有の識別子に基づいてネットワークアドレスを生成する生成手段と、
    パケットを送信する際に前記ネットワークアドレスをソースアドレスとしてヘッダに付与して送信する送信手段とを具備し、
    前記ルータ装置は更に、
    前記通信ノードから受信したパケットが、自ルータ装置が接続性を確認できているインターネットサービスプロバイダから受信したネットワークプレフィクスを持つソースアドレスか否かを確認する第2の確認手段と、
    前記ソースアドレスが、自ルータ装置が接続性を確認できているインターネットサービスプロバイダから受信したネットワークプレフィクスを持っているソースアドレスであった場合は、該ネットワークプレフィクスを受信したインターネットサービスプロバイダ宛に該パケットを転送し、前記ソースアドレスが、自ルータ装置が接続性を確認できているインターネットサービスプロバイダから受信したネットワークプレフィクスを持っているソースアドレスではなかった場合は、該パケットの転送を行わず、前記通信ノード宛に該パケットの転送を行わなかったことを通知するとともに、前記第1の確認手段により接続性が確認できた前記インターネットサービスプロバイダが提供するネットワークプレフィクスを前記通信ノード宛に通知する制御手段とを具備したことを特徴とするソースアドレス選択システム。
  2. 前記通信ノードは、送信したパケットに対し前記ルータから転送を行わなかった通知を受けるとともに接続性が確認できた前記インターネットサービスプロバイダのネットワークプレフィクスの通知を受けた場合には、前記パケットのソースアドレスを、新たに前記通知を受けたネットワークプレフィクスと自通信ノード固有の識別子に基づいて生成されたネットワークアドレスに変更し、前記パケットを再度送信することを特徴とする請求項に記載のソースアドレス選択システム。
  3. 前記通信ノードは、送信したパケットに対し前記ルータから転送を行わなかった通知を受けるとともに接続性が確認できた前記インターネットサービスプロバイダのネットワークプレフィクスの通知を受けた場合に、該ネットワークプレフィクスに基づく前記ネットワークアドレスを、当該パケットの再送信についてのみ使用することを特徴と請求項に記載のソースアドレス選択システム。
  4. 前記通信ノードは、送信したパケットに対し前記ルータから転送を行わなかった通知を受けるとともに接続性が確認できた前記インターネットサービスプロバイダのネットワークプレフィクスの通知を受けた場合に、該ネットワークプレフィクスに基づく前記ネットワークアドレスを、それが無効になるまで使用することを特徴と請求項に記載のソースアドレス選択システム。
  5. 複数のインターネットサービスプロバイダに接続されたルータ装置と、このルータに接続された通信ノードとを含むソースアドレス選択システムにおいて、
    前記ルータ装置は、
    前記インターネットサービスプロバイダとの接続性を確認する第1の確認手段と、
    前記第1の確認手段により接続性が確認できた前記インターネットサービスプロバイダが提供するネットワークプレフィクスを受信する第1の受信手段と、
    前記受信したネットワークプレフィクスを前記通信ノード宛に通知する通知手段とを具備し、
    前記通信ノードは、
    前記ルータから前記ネットワークプレフィクスを受信する第2の受信手段と、
    前記ネットワークプレフィクスと自通信ノード固有の識別子に基づいてネットワークアドレスを生成する生成手段と、
    パケットを送信する際に前記ネットワークアドレスをソースアドレスとしてヘッダに付与して送信する送信手段とを具備し、
    前記ルータ装置は更に、
    前記通信ノードから受信したパケットが、自ルータ装置が接続性を確認できているインターネットサービスプロバイダから受信したネットワークプレフィクスを持つソースアドレスか否かを確認する第2の確認手段と、
    前記ソースアドレスが、自ルータ装置が接続性を確認できているインターネットサービスプロバイダから受信したネットワークプレフィクスを持っているソースアドレスであった場合は、該ネットワークプレフィクスを受信したインターネットサービスプロバイダ宛に該パケットを転送し、前記ソースアドレスが、自ルータ装置が接続性を確認できているインターネットサービスプロバイダから受信したネットワークプレフィクスを持っているソースアドレスではなかった場合は、該パケットの転送を行わず、前記通信ノード宛に該パケットの転送を行わなかったことを通知する制御手段とを具備し、
    記ルータ装置の前記制御手段は、前記ソースアドレスが、自ルータ装置が接続性を確認できているインターネットサービスプロバイダから受信したネットワークプレフィクスを持っているソースアドレスではなかった場合に、前記第1の確認手段により接続性が確認できている前記インターネットサービスプロバイダがその時点で存在しないならば、該パケットの転送を行わず、前記通信ノード宛に該パケットの転送を行わなかったことを通知するとともに、前記パケットの送信先とすべき他のルータ装置を前記通信ノード宛に通知する機能を更に具備することを特徴とするソースアドレス選択システム。
  6. 複数のインターネットサービスプロバイダに接続されたルータ装置と、このルータに接続された通信ノードとを含むソースアドレス選択システムにおいて、
    前記ルータ装置は、
    前記インターネットサービスプロバイダとの接続性を確認する第1の確認手段と、
    前記第1の確認手段により接続性が確認できた前記インターネットサービスプロバイダが提供するネットワークプレフィクスを受信する第1の受信手段と、
    前記受信したネットワークプレフィクスを前記通信ノード宛に通知する通知手段とを具備し、
    前記通信ノードは、
    前記ルータから前記ネットワークプレフィクスを受信する第2の受信手段と、
    前記ネットワークプレフィクスと自通信ノード固有の識別子に基づいてネットワークアドレスを生成する生成手段と、
    パケットを送信する際に前記ネットワークアドレスをソースアドレスとしてヘッダに付与して送信する送信手段とを具備し、
    前記ルータ装置は更に、
    前記通信ノードから受信したパケットが、自ルータ装置が接続性を確認できているインターネットサービスプロバイダから受信したネットワークプレフィクスを持つソースアド レスか否かを確認する第2の確認手段と、
    前記ソースアドレスが、自ルータ装置が接続性を確認できているインターネットサービスプロバイダから受信したネットワークプレフィクスを持っているソースアドレスであった場合は、該ネットワークプレフィクスを受信したインターネットサービスプロバイダ宛に該パケットを転送し、前記ソースアドレスが、自ルータ装置が接続性を確認できているインターネットサービスプロバイダから受信したネットワークプレフィクスを持っているソースアドレスではなかった場合は、該パケットの転送を行わず、前記通信ノード宛に該パケットの転送を行わなかったことを通知する制御手段とを具備し、
    記ルータ装置の前記制御手段は、前記ソースアドレスが、自ルータ装置が接続性を確認できているインターネットサービスプロバイダから受信したネットワークプレフィクスを持っているソースアドレスであっても、所定の条件を満たす場合には、前記通信ノード宛に該パケットの転送を行わなかったことを通知するとともに、使用すべき前記インターネットサービスプロバイダが提供するネットワークプレフィクスを前記通信ノード宛に通知する機能を更に具備することを特徴とするソースアドレス選択システム。
  7. 複数のインターネットサービスプロバイダに接続されるとともに、ローカルネットワークに接続され、このローカルネットネットワークに接続された通信ノードのパケットを転送するルータ装置において、
    前記インターネットサービスプロバイダとの接続性を確認する第1の確認手段と、
    前記第1の確認手段により接続性が確認できた前記インターネットサービスプロバイダが提供するネットワークプレフィクスを受信する受信手段と、
    前記受信したネットワークプレフィクスを前記ローカルネットワークに対し通知する通知手段と、
    前記通信ノードから受信したパケットが、自ルータ装置が接続性を確認できているインターネットサービスプロバイダから受信したネットワークプレフィクスを持つソースアドレスか否かを確認する第2の確認手段と、
    前記ソースアドレスが、自ルータ装置が接続性を確認できているインターネットサービスプロバイダから受信したネットワークプレフィクスを持っているソースアドレスであった場合は、該ネットワークプレフィクスを受信したインターネットサービスプロバイダ宛に該パケットを転送し、前記ソースアドレスが、自ルータ装置が接続性を確認できているインターネットサービスプロバイダから受信したネットワークプレフィクスを持っているソースアドレスではなかった場合は、該パケットの転送を行わず、前記通信ノード宛に該パケットの転送を行わなかったことを通知するとともに、前記第1の確認手段により接続性が確認できた前記インターネットサービスプロバイダが提供するネットワークプレフィクスを前記通信ノード宛に通知する制御手段とを具備したことを特徴とするルータ装置。
  8. 複数のインターネットサービスプロバイダに接続されるとともに、ローカルネットワークに接続され、このローカルネットネットワークに接続された通信ノードのパケットを転送するルータ装置において、
    前記インターネットサービスプロバイダとの接続性を確認する第1の確認手段と、
    前記第1の確認手段により接続性が確認できた前記インターネットサービスプロバイダが提供するネットワークプレフィクスを受信する受信手段と、
    前記受信したネットワークプレフィクスを前記ローカルネットワークに対し通知する通知手段と、
    前記通信ノードから受信したパケットが、自ルータ装置が接続性を確認できているインターネットサービスプロバイダから受信したネットワークプレフィクスを持つソースアドレスか否かを確認する第2の確認手段と、
    前記ソースアドレスが、自ルータ装置が接続性を確認できているインターネットサービスプロバイダから受信したネットワークプレフィクスを持っているソースアドレスであった場合は、該ネットワークプレフィクスを受信したインターネットサービスプロバイダ宛 に該パケットを転送し、前記ソースアドレスが、自ルータ装置が接続性を確認できているインターネットサービスプロバイダから受信したネットワークプレフィクスを持っているソースアドレスではなかった場合は、該パケットの転送を行わず、前記通信ノード宛に該パケットの転送を行わなかったことを通知する制御手段とを具備し、
    記制御手段は、前記ソースアドレスが、自ルータ装置が接続性を確認できているインターネットサービスプロバイダから受信したネットワークプレフィクスを持っているソースアドレスではなかった場合に、前記第1の確認手段により接続性が確認できている前記インターネットサービスプロバイダがその時点で存在しないならば、該パケットの転送を行わず、前記通信ノード宛に該パケットの転送を行わなかったことを通知するとともに、前記パケットの送信先とすべき他のルータ装置を前記通信ノード宛に通知する機能を更に具備することを特徴とするルータ装置
  9. 複数のインターネットサービスプロバイダに接続されるとともに、ローカルネットワークに接続され、このローカルネットネットワークに接続された通信ノードのパケットを転送するルータ装置において、
    前記インターネットサービスプロバイダとの接続性を確認する第1の確認手段と、
    前記第1の確認手段により接続性が確認できた前記インターネットサービスプロバイダが提供するネットワークプレフィクスを受信する受信手段と、
    前記受信したネットワークプレフィクスを前記ローカルネットワークに対し通知する通知手段と、
    前記通信ノードから受信したパケットが、自ルータ装置が接続性を確認できているインターネットサービスプロバイダから受信したネットワークプレフィクスを持つソースアドレスか否かを確認する第2の確認手段と、
    前記ソースアドレスが、自ルータ装置が接続性を確認できているインターネットサービスプロバイダから受信したネットワークプレフィクスを持っているソースアドレスであった場合は、該ネットワークプレフィクスを受信したインターネットサービスプロバイダ宛に該パケットを転送し、前記ソースアドレスが、自ルータ装置が接続性を確認できているインターネットサービスプロバイダから受信したネットワークプレフィクスを持っているソースアドレスではなかった場合は、該パケットの転送を行わず、前記通信ノード宛に該パケットの転送を行わなかったことを通知する制御手段とを具備し、
    前記制御手段は、前記ソースアドレスが、自ルータ装置が接続性を確認できているインターネットサービスプロバイダから受信したネットワークプレフィクスを持っているソースアドレスであっても、所定の条件を満たす場合には、前記通信ノード宛に該パケットの転送を行わなかったことを通知するとともに、使用すべき前記インターネットサービスプロバイダが提供するネットワークプレフィクスを前記通信ノード宛に通知する機能を更に具備することを特徴とするルータ装置
  10. 複数のインターネットサービスプロバイダに接続されたルータ装置を介して所望の通信ノードとの通信を行う通信ノードにおいて、
    前記ルータから、インターネットサービスプロバイダが提供するネットワークプレフィクスを受信する受信手段と、
    前記ネットワークプレフィクスと自通信ノード固有の識別子に基づいてネットワークアドレスを生成する生成手段と、
    パケットを送信する際に前記ネットワークアドレスをソースアドレスとしてヘッダに付与して送信する送信手段とを具備し、
    前記送信手段にて送信したパケットに対し前記ルータから転送を行わなかった通知を受けるとともに接続性が確認できた前記インターネットサービスプロバイダのネットワークプレフィクスの通知を受けた場合には、前記パケットのソースアドレスを、新たに前記通知を受けたネットワークプレフィクスと自通信ノード固有の識別子に基づいて生成されたネットワークアドレスに変更し、前記パケットを再度送信することを特徴とする通信ノード。
  11. 前記通信ノードは、送信したパケットに対し前記ルータから転送を行わなかった通知を受けるとともに接続性が確認できた前記インターネットサービスプロバイダのネットワークプレフィクスの通知を受けた場合に、該ネットワークプレフィクスに基づく前記ネットワークアドレスを、当該パケットの再送信についてのみ使用することを特徴と請求項10に記載の通信ノード
  12. 前記通信ノードは、送信したパケットに対し前記ルータから転送を行わなかった通知を受けるとともに接続性が確認できた前記インターネットサービスプロバイダのネットワークプレフィクスの通知を受けた場合に、該ネットワークプレフィクスに基づく前記ネットワークアドレスを、それが無効になるまで使用することを特徴と請求項10に記載の通信ノード
  13. 複数のインターネットサービスプロバイダに接続されるとともに、ローカルネットワークに接続され、このローカルネットネットワークに接続された通信ノードのパケットを転送するルータ装置におけるソースアドレス選択方法であって、
    前記インターネットサービスプロバイダとの接続性を確認する確認ステップと
    接続性が確認できた前記インターネットサービスプロバイダが提供するネットワークプレフィクスを受信するステップと
    前記受信したネットワークプレフィクスを前記ローカルネットワークに対し通知するステップと
    前記通信ノードから受信したパケットが、自ルータ装置が接続性を確認できているインターネットサービスプロバイダから受信したネットワークプレフィクスを持つソースアドレスか否かを確認するステップと
    前記ソースアドレスが、自ルータ装置が接続性を確認できているインターネットサービスプロバイダから受信したネットワークプレフィクスを持っているソースアドレスであった場合は、該ネットワークプレフィクスを受信したインターネットサービスプロバイダ宛に該パケットを転送し、前記ソースアドレスが、自ルータ装置が接続性を確認できているインターネットサービスプロバイダから受信したネットワークプレフィクスを持っているソースアドレスではなかった場合は、該パケットの転送を行わず、前記通信ノード宛に該パケットの転送を行わなかったことを通知するとともに、前記確認ステップにおいて接続性が確認できた前記インターネットサービスプロバイダが提供するネットワークプレフィクスを前記通信ノード宛に通知する制御ステップとを有することを特徴とするソースアドレス選択方法。
  14. 複数のインターネットサービスプロバイダに接続されるとともに、ローカルネットワークに接続され、このローカルネットネットワークに接続された通信ノードのパケットを転送するルータ装置におけるソースアドレス選択方法であって、
    前記インターネットサービスプロバイダとの接続性を確認する確認ステップと、
    接続性が確認できた前記インターネットサービスプロバイダが提供するネットワークプレフィクスを受信するステップと、
    前記受信したネットワークプレフィクスを前記ローカルネットワークに対し通知するステップと、
    前記通信ノードから受信したパケットが、自ルータ装置が接続性を確認できているインターネットサービスプロバイダから受信したネットワークプレフィクスを持つソースアドレスか否かを確認するステップと、
    前記ソースアドレスが、自ルータ装置が接続性を確認できているインターネットサービスプロバイダから受信したネットワークプレフィクスを持っているソースアドレスであった場合は、該ネットワークプレフィクスを受信したインターネットサービスプロバイダ宛 に該パケットを転送し、前記ソースアドレスが、自ルータ装置が接続性を確認できているインターネットサービスプロバイダから受信したネットワークプレフィクスを持っているソースアドレスではなかった場合は、該パケットの転送を行わず、前記通信ノード宛に該パケットの転送を行わなかったことを通知する制御ステップとを有し、
    前記制御ステップにおいては、前記ソースアドレスが、自ルータ装置が接続性を確認できているインターネットサービスプロバイダから受信したネットワークプレフィクスを持っているソースアドレスではなかった場合に、前記確認ステップにおいて接続性が確認できている前記インターネットサービスプロバイダがその時点で存在しないならば、該パケットの転送を行わず、前記通信ノード宛に該パケットの転送を行わなかったことを通知するとともに、前記パケットの送信先とすべき他のルータ装置を前記通信ノード宛に通知することを特徴とするソースアドレス選択方法。
  15. 複数のインターネットサービスプロバイダに接続されるとともに、ローカルネットワークに接続され、このローカルネットネットワークに接続された通信ノードのパケットを転送するルータ装置におけるソースアドレス選択方法であって、
    前記インターネットサービスプロバイダとの接続性を確認する確認ステップと、
    接続性が確認できた前記インターネットサービスプロバイダが提供するネットワークプレフィクスを受信するステップと、
    前記受信したネットワークプレフィクスを前記ローカルネットワークに対し通知するステップと、
    前記通信ノードから受信したパケットが、自ルータ装置が接続性を確認できているインターネットサービスプロバイダから受信したネットワークプレフィクスを持つソースアドレスか否かを確認するステップと、
    前記ソースアドレスが、自ルータ装置が接続性を確認できているインターネットサービスプロバイダから受信したネットワークプレフィクスを持っているソースアドレスであった場合は、該ネットワークプレフィクスを受信したインターネットサービスプロバイダ宛に該パケットを転送し、前記ソースアドレスが、自ルータ装置が接続性を確認できているインターネットサービスプロバイダから受信したネットワークプレフィクスを持っているソースアドレスではなかった場合は、該パケットの転送を行わず、前記通信ノード宛に該パケットの転送を行わなかったことを通知する制御ステップとを有し、
    前記制御ステップにおいては、前記ソースアドレスが、自ルータ装置が接続性を確認できているインターネットサービスプロバイダから受信したネットワークプレフィクスを持っているソースアドレスであっても、所定の条件を満たす場合には、前記通信ノード宛に該パケットの転送を行わなかったことを通知するとともに、使用すべき前記インターネットサービスプロバイダが提供するネットワークプレフィクスを前記通信ノード宛に通知することを特徴とするソースアドレス選択方法。
  16. 複数のインターネットサービスプロバイダに接続されるとともに、ローカルネットワークに接続され、このローカルネットネットワークに接続された通信ノードのパケットを転送するルータ装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、
    前記プログラムは、
    前記インターネットサービスプロバイダとの接続性を確認する第1の確認機能と、
    前記第1の確認機能により接続性が確認できた前記インターネットサービスプロバイダが提供するネットワークプレフィクスを受信する第1の受信機能と、
    前記受信したネットワークプレフィクスを前記ローカルネットワークに対し通知する通知機能と、
    前記通信ノードから受信したパケットが、自ルータ装置が接続性を確認できているインターネットサービスプロバイダから受信したネットワークプレフィクスを持つソースアドレスか否かを確認する第2の確認機能と、
    前記ソースアドレスが、自ルータ装置が接続性を確認できているインターネットサービスプロバイダから受信したネットワークプレフィクスを持っているソースアドレスであった場合は、該ネットワークプレフィクスを受信したインターネットサービスプロバイダ宛に該パケットを転送し、前記ソースアドレスが、自ルータ装置が接続性を確認できているインターネットサービスプロバイダから受信したネットワークプレフィクスを持っているソースアドレスではなかった場合は、該パケットの転送を行わず、前記通信ノード宛に該パケットの転送を行わなかったことを通知するとともに、前記第1の確認機能により接続性が確認できた前記インターネットサービスプロバイダが提供するネットワークプレフィクスを前記通信ノード宛に通知する制御機能とをコンピュータに実現させるためのプログラム。
  17. 複数のインターネットサービスプロバイダに接続されるとともに、ローカルネットワークに接続され、このローカルネットネットワークに接続された通信ノードのパケットを転送するルータ装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、
    前記プログラムは、
    前記インターネットサービスプロバイダとの接続性を確認する第1の確認機能と、
    前記第1の確認機能により接続性が確認できた前記インターネットサービスプロバイダが提供するネットワークプレフィクスを受信する第1の受信機能と、
    前記受信したネットワークプレフィクスを前記ローカルネットワークに対し通知する通知機能と、
    前記通信ノードから受信したパケットが、自ルータ装置が接続性を確認できているインターネットサービスプロバイダから受信したネットワークプレフィクスを持つソースアドレスか否かを確認する第2の確認機能と、
    前記ソースアドレスが、自ルータ装置が接続性を確認できているインターネットサービスプロバイダから受信したネットワークプレフィクスを持っているソースアドレスであった場合は、該ネットワークプレフィクスを受信したインターネットサービスプロバイダ宛に該パケットを転送し、前記ソースアドレスが、自ルータ装置が接続性を確認できているインターネットサービスプロバイダから受信したネットワークプレフィクスを持っているソースアドレスではなかった場合は、該パケットの転送を行わず、前記通信ノード宛に該パケットの転送を行わなかったことを通知する制御機能とをコンピュータに実現させるためのものであるとともに、
    前記制御機能は、前記ソースアドレスが、自ルータ装置が接続性を確認できているインターネットサービスプロバイダから受信したネットワークプレフィクスを持っているソースアドレスではなかった場合に、前記第1の確認機能により接続性が確認できている前記インターネットサービスプロバイダがその時点で存在しないならば、該パケットの転送を行わず、前記通信ノード宛に該パケットの転送を行わなかったことを通知するとともに、前記パケットの送信先とすべき他のルータ装置を前記通信ノード宛に通知するものであることを特徴とするプログラム。
  18. 複数のインターネットサービスプロバイダに接続されるとともに、ローカルネットワークに接続され、このローカルネットネットワークに接続された通信ノードのパケットを転送するルータ装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、
    前記プログラムは、
    前記インターネットサービスプロバイダとの接続性を確認する第1の確認機能と、
    前記第1の確認機能により接続性が確認できた前記インターネットサービスプロバイダが提供するネットワークプレフィクスを受信する第1の受信機能と、
    前記受信したネットワークプレフィクスを前記ローカルネットワークに対し通知する通知機能と、
    前記通信ノードから受信したパケットが、自ルータ装置が接続性を確認できているインターネットサービスプロバイダから受信したネットワークプレフィクスを持つソースアドレスか否かを確認する第2の確認機能と、
    前記ソースアドレスが、自ルータ装置が接続性を確認できているインターネットサービスプロバイダから受信したネットワークプレフィクスを持っているソースアドレスであった場合は、該ネットワークプレフィクスを受信したインターネットサービスプロバイダ宛に該パケットを転送し、前記ソースアドレスが、自ルータ装置が接続性を確認できているインターネットサービスプロバイダから受信したネットワークプレフィクスを持っているソースアドレスではなかった場合は、該パケットの転送を行わず、前記通信ノード宛に該パケットの転送を行わなかったことを通知する制御機能とをコンピュータに実現させるためのものであるとともに、
    前記制御機能は、前記ソースアドレスが、自ルータ装置が接続性を確認できているインターネットサービスプロバイダから受信したネットワークプレフィクスを持っているソースアドレスであっても、所定の条件を満たす場合には、前記通信ノード宛に該パケットの転送を行わなかったことを通知するとともに、使用すべき前記インターネットサービスプロバイダが提供するネットワークプレフィクスを前記通信ノード宛に通知するものであることを特徴とするプログラム。
  19. 複数のインターネットサービスプロバイダに接続されたルータ装置を介して所望の通信ノードとの通信を行う通信ノードにおけるソースアドレス選択方法であって、
    前記ルータから、インターネットサービスプロバイダが提供するネットワークプレフィクスを受信し
    前記ネットワークプレフィクスと自通信ノード固有の識別子に基づいてネットワークアドレスを生成し、
    パケットを送信する際に前記ネットワークアドレスをソースアドレスとしてヘッダに付与して送信し、
    送信した前記パケットに対し前記ルータから転送を行わなかった通知を受けるとともに接続性が確認できた前記インターネットサービスプロバイダのネットワークプレフィクスの通知を受けた場合には、前記パケットのソースアドレスを、新たに前記通知を受けたネットワークプレフィクスと自通信ノード固有の識別子に基づいて生成されたネットワークアドレスに変更し、前記パケットを再度送信することを特徴とする通信ノードにおけるソースアドレス選択方法。
  20. 複数のインターネットサービスプロバイダに接続されたルータ装置を介して所望の通信ノードとの通信を行う通信ノードとしてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、
    前記ルータから、インターネットサービスプロバイダが提供するネットワークプレフィクスを受信する受信機能と、
    前記ネットワークプレフィクスと自通信ノード固有の識別子に基づいてネットワークアドレスを生成する生成機能と、
    パケットを送信する際に前記ネットワークアドレスをソースアドレスとしてヘッダに付与して送信する送信機能と、
    前記送信機能にて送信したパケットに対し前記ルータから転送を行わなかった通知を受けるとともに接続性が確認できた前記インターネットサービスプロバイダのネットワークプレフィクスの通知を受けた場合には、前記パケットのソースアドレスを、新たに前記通知を受けたネットワークプレフィクスと自通信ノード固有の識別子に基づいて生成されたネットワークアドレスに変更し、前記パケットを再度送信する機能とをコンピュータに実現させるためのプログラム。
  21. 複数のインターネットサービスプロバイダに接続されたルータ装置と、このルータに接続された通信ノードとを含むソースアドレス選択システムにおけるソースアドレス選択方法であって、
    前記ルータ装置は、
    前記インターネットサービスプロバイダとの接続性を確認する確認ステップと、
    前記確認ステップにおいて接続性が確認できた前記インターネットサービスプロバイダが提供するネットワークプレフィクスを受信するステップと
    前記受信したネットワークプレフィクスを前記通信ノード宛に通知するステップとを有し
    前記通信ノードは、
    前記ルータから前記ネットワークプレフィクスを受信するステップと
    前記ネットワークプレフィクスと自通信ノード固有の識別子に基づいてネットワークアドレスを生成するステップと
    パケットを送信する際に前記ネットワークアドレスをソースアドレスとしてヘッダに付与して送信するステップとを有し
    前記ルータ装置は更に、
    前記通信ノードから受信したパケットが、自ルータ装置が接続性を確認できているインターネットサービスプロバイダから受信したネットワークプレフィクスを持つソースアドレスか否かを確認するステップと
    前記ソースアドレスが、自ルータ装置が接続性を確認できているインターネットサービスプロバイダから受信したネットワークプレフィクスを持っているソースアドレスであった場合は、該ネットワークプレフィクスを受信したインターネットサービスプロバイダ宛に該パケットを転送し、前記ソースアドレスが、自ルータ装置が接続性を確認できているインターネットサービスプロバイダから受信したネットワークプレフィクスを持っているソースアドレスではなかった場合は、該パケットの転送を行わず、前記通信ノード宛に該パケットの転送を行わなかったことを通知するとともに、前記確認ステップにおいて接続性が確認できた前記インターネットサービスプロバイダが提供するネットワークプレフィクスを前記通信ノード宛に通知する制御ステップとを有すること特徴とするソースアドレス選択方法。
  22. 複数のインターネットサービスプロバイダに接続されたルータ装置と、このルータに接続された通信ノードとを含むソースアドレス選択システムにおけるソースアドレス選択方法であって、
    前記ルータ装置は、
    前記インターネットサービスプロバイダとの接続性を確認する確認ステップと、
    前記確認ステップにおいて接続性が確認できた前記インターネットサービスプロバイダが提供するネットワークプレフィクスを受信するステップと、
    前記受信したネットワークプレフィクスを前記通信ノード宛に通知するステップとを有し、
    前記通信ノードは、
    前記ルータから前記ネットワークプレフィクスを受信するステップと、
    前記ネットワークプレフィクスと自通信ノード固有の識別子に基づいてネットワークアドレスを生成するステップと、
    パケットを送信する際に前記ネットワークアドレスをソースアドレスとしてヘッダに付与して送信するステップとを有し、
    前記ルータ装置は更に、
    前記通信ノードから受信したパケットが、自ルータ装置が接続性を確認できているインターネットサービスプロバイダから受信したネットワークプレフィクスを持つソースアドレスか否かを確認するステップと、
    前記ソースアドレスが、自ルータ装置が接続性を確認できているインターネットサービスプロバイダから受信したネットワークプレフィクスを持っているソースアドレスであった場合は、該ネットワークプレフィクスを受信したインターネットサービスプロバイダ宛に該パケットを転送し、前記ソースアドレスが、自ルータ装置が接続性を確認できているインターネットサービスプロバイダから受信したネットワークプレフィクスを持っている ソースアドレスではなかった場合は、該パケットの転送を行わず、前記通信ノード宛に該パケットの転送を行わなかったことを通知する制御ステップとを有し、
    前記ルータ装置における前記制御ステップにおいて、前記ソースアドレスが、自ルータ装置が接続性を確認できているインターネットサービスプロバイダから受信したネットワークプレフィクスを持っているソースアドレスではなかった場合に、前記確認ステップにおいて接続性が確認できている前記インターネットサービスプロバイダがその時点で存在しないならば、該パケットの転送を行わず、前記通信ノード宛に該パケットの転送を行わなかったことを通知するとともに、前記パケットの送信先とすべき他のルータ装置を前記通信ノード宛に通知することを特徴とするソースアドレス選択方法。
  23. 複数のインターネットサービスプロバイダに接続されたルータ装置と、このルータに接続された通信ノードとを含むソースアドレス選択システムにおけるソースアドレス選択方法であって、
    前記ルータ装置は、
    前記インターネットサービスプロバイダとの接続性を確認する確認ステップと、
    前記確認ステップにおいて接続性が確認できた前記インターネットサービスプロバイダが提供するネットワークプレフィクスを受信するステップと、
    前記受信したネットワークプレフィクスを前記通信ノード宛に通知するステップとを有し、
    前記通信ノードは、
    前記ルータから前記ネットワークプレフィクスを受信するステップと、
    前記ネットワークプレフィクスと自通信ノード固有の識別子に基づいてネットワークアドレスを生成するステップと、
    パケットを送信する際に前記ネットワークアドレスをソースアドレスとしてヘッダに付与して送信するステップとを有し、
    前記ルータ装置は更に、
    前記通信ノードから受信したパケットが、自ルータ装置が接続性を確認できているインターネットサービスプロバイダから受信したネットワークプレフィクスを持つソースアドレスか否かを確認するステップと、
    前記ソースアドレスが、自ルータ装置が接続性を確認できているインターネットサービスプロバイダから受信したネットワークプレフィクスを持っているソースアドレスであった場合は、該ネットワークプレフィクスを受信したインターネットサービスプロバイダ宛に該パケットを転送し、前記ソースアドレスが、自ルータ装置が接続性を確認できているインターネットサービスプロバイダから受信したネットワークプレフィクスを持っているソースアドレスではなかった場合は、該パケットの転送を行わず、前記通信ノード宛に該パケットの転送を行わなかったことを通知する制御ステップとを有し、
    前記ルータ装置における前記制御ステップにおいては、前記ソースアドレスが、自ルータ装置が接続性を確認できているインターネットサービスプロバイダから受信したネットワークプレフィクスを持っているソースアドレスであっても、所定の条件を満たす場合には、前記通信ノード宛に該パケットの転送を行わなかったことを通知するとともに、使用すべき前記インターネットサービスプロバイダが提供するネットワークプレフィクスを前記通信ノード宛に通知することを特徴とするソースアドレス選択方法。
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