JP2007057704A - カメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】 消費電力を抑えつつレスポンスの良いカメラを提供すること。
【解決手段】 複数の受光部を有し、受光部からの出力に基づいて撮影前の被写界の画像データを生成するセンサであって、所定の画素数の画像データを生成する第1モードと、所定の画素数より少ない画素数の画像データを生成する第2モードとの何れかのモードを設定して画像データを生成するセンサと、カメラの動作状況に応じて、撮影前に第1モードと第2モードとの何れかのモードを選択する選択部とを備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、被写界の像を撮像するカメラに関する。
従来より、被写体の像を撮像して画像データを生成するセンサを備えたカメラにおいて、画素加算を行う技術が考えられている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の発明では、画素加算を行うか否かが切換可能に設定される。
特開2001−292376号公報
しかし、前述した特許文献1の発明では、画素加算を行うことが望ましいのに、切換設定が適切に行われない場合がある。このような場合、画素加算を行わない通常の撮像を行うことになり、結果として消費電力が大きくなるとともにレスポンスが悪くなる。
本発明は、消費電力を抑えつつレスポンスの良いカメラを提供することを目的とする。
本発明のカメラは、複数の受光部を有し、前記受光部からの出力に基づいて撮影前の被写界の画像データを生成するセンサであって、所定の画素数の画像データを生成する第1モードと、前記所定の画素数より少ない画素数の画像データを生成する第2モードとの何れかのモードを設定して前記画像データを生成するセンサと、カメラの動作状況に応じて、撮影前に前記第1モードと前記第2モードとの何れかのモードを選択する選択部とを備える。
なお、好ましくは、前記センサとは別に、記録用画像を撮像する撮像センサを備えるようにしても良い。
また、好ましくは、前記カメラの電源起動直後には、前記選択部は前記第2モードを選択するようにしても良い。
また、好ましくは、前記被写界を測光する測光部をさらに備え、前記測光部の測光結果が所定の値より低い場合には、前記選択部は前記第2モードを選択するようにしても良い。
また、好ましくは、前記被写界の像を連続して撮像する連写撮影を設定可能な設定部をさらに備え、前記設定部により前記連写撮影が設定されると、前記選択部は前記第2モードを選択するようにしても良い。
また、好ましくは、人物撮影用の撮影モードを設定する設定部をさらに備え、前記設定部により前記人物撮影用の撮影モードが設定されると、前記選択部は前記第1モードを選択するようにしても良い。
また、好ましくは、前記被写界に対して発光を行う発光部をさらに備え、前記発光部により本発光量を決定するための予備発光が行われる際には、前記選択部は前記第2モードを選択するようにしても良い。
また、好ましくは、前記カメラの電池残量を検出する残量検出部と電源の種類を検出する種類検出部と省電力モードを設定可能な設定部との少なくとも1つをさらに備え、前記選択部は、前記電池残量と、前記電源の種類と、前記設定部により前記省電力モードが設定されたか否かとの少なくとも1つに基づいて、前記第1モードと前記第2モードとの何れかのモードを選択するようにしても良い。
また、好ましくは、前記センサは、前記第2モードを設定して前記画像データを出力する際に、前記受光部からの出力時にアナログ加算を行うようにしても良い。
また、好ましくは、前記センサは、所定の周波数にしたがって前記受光部からの出力を行うとともに、前記第2モードを設定して前記画像データを出力する際には、前記第1モードを設定して前記画像データを出力する際よりも前記周波数を低く設定して前記受光部からの出力を行うようにしても良い。
また、好ましくは、前記センサは、前記アナログ加算を行う際に、前記被写界の状況に応じて前記アナログ加算時の加算数を決定するようにしても良い。
本発明によれば、消費電力を抑えつつレスポンスの良いカメラを提供することができる。
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。本実施形態では、本発明のカメラの一例として、一眼レフタイプの電子カメラを用いて説明を行う。
図1は、本実施形態の電子カメラ1の構成を示す図である。図1に示すように、電子カメラ1は、撮影レンズ2、絞り3、クイックリターンミラー4、サブミラー5、拡散スクリーン6、コンデンサレンズ7、ペンタプリズム8、ビームスプリッタ9、接眼レンズ10、結像レンズ11、解析用センサ12、シャッタ13、記録用センサ14、焦点検出部15、閃光発光部16の各部を備える。
非撮影時、すなわち撮影を行わない場合には、クイックリターンミラー4は、図1に示すように、45°の角度に配置される。そして、撮影レンズ2および絞り3を通過した光束は、クイックリターンミラー4で反射され、拡散スクリーン6、コンデンサレンズ7、ペンタプリズム8、ビームスプリッタ9を介して接眼レンズ10に導かれる。撮影者は、撮影レンズ10を介して被写体の像を目視することにより構図確認を行う。一方、ビームスプリッタ9により、上方に分割された光束は、結像レンズ11を介して解析用センサ12の撮像面上に再結像される。また、クイックリターンミラー4を透過した光束は、サブミラー5を介して焦点検出部15に導かれる。
一方、撮影時には、クイックリターンミラー4が、破線で示す位置に退避してシャッタ13が開放し、撮影レンズ2からの光束は記録用センサ14に導かれる。
図2は、本実施形態の電子カメラ1の機能ブロック図である。解析用センサ12は、被写体状況を解析するためのセンサであり、図3に示すように320×200画素程度の分割数を有しているCCD(Charge Coupled Device)などのセンサである。解析用センサ12からの出力は、アナログゲイン回路やA/D変換回路を内蔵する解析用プリプロセス回路20へ入力され、デジタルデータに変換される。解析用プリプロセス回路20によりデジタル化された画像データは、画素補間演算、色生成、ガンマ補正などを行う解析用デジタルプロセス回路21へ入力され、320×200のそれぞれの画素についてRGB3色の情報を持つ画像データヘ変換される。解析用デジタルプロセス回路21により変換された画像データは、解析用演算部22へ入力される。解析用演算部22は、32×20の領域にブロック化した輝度データの作成、被写界内に人物の顔が存在するかどうかを判別する顔検出、被写界内を被写体毎にブロック化するグルーピング、主要被写体の位置と大きさを判別する主要被写体認識、指定枠内の被写体の移動に追従して枠を移動させる被写体追尾機能、適正露出の算出などの演算を行う。なお、これらの各処理は、従来技術と同様に行われるため、説明を省略する。解析用演算部22による演算結果は、焦点検出部15、解析用プリプロセス回路20、解析用デジタルプロセス回路21、解析用センサドライバ23、カメラコントロール部24の各部へ適宜入力される。解析用センサドライバ23は、解析用演算部22による入力に基づいて、解析用センサ12からを320×200画素の画像データを読み出す第1の撮像モード(以下、「通常モード」と称する)と、垂直方向に10画素分アナログ加算して320×20画素の画像データを読み出す第2の撮像モード(以下、「加算モード」と称する)との何れかで解析用センサ12を駆動する(詳細は後述する)。焦点検出部15は、解析用演算部22による入力に基づいて、撮影画面内の主要被写***置に対応する焦点検出エリアにピントを合わせるための焦点検出を行い、レンズ駆動部25を駆動して撮影レンズ2を合焦状態へ導く。
記録用センサ14は、例えば、総画素数6メガピクセル程度の静止画記録用の撮像センサでありCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの半導体デバイスである。電子カメラ1は、記録用センサ14についても、上述した解析用センサ12と同様に、記録用センサドライバ26、記録用プリプロセス回路27、記録用デジタルプロセス回路28を備える。記録用センサドライバ26、記録用プリプロセス回路27、記録用デジタルプロセス回路28の各部は、記録用演算部29によって、撮影された画像が最適な品質になるような制御が行われる。また、記録用センサ14により撮像され、記録用プリプロセス回路27、記録用デジタルプロセス回路28により各処理が施された画像は、記録回路30を介して、半導体メモリなどで構成されるメモリカード31に記録される。
カメラコントロール部24は、電子カメラ1の撮影モードの設定や撮影シーケンスの制御を行う演算回路であり、1チップマイクロコントローラなどで構成される。カメラコントロール部24は、閃光発光部16、解析用演算部22、記録用演算部29、シーケンス駆動部32を含む電子カメラ1の各部を制御するとともに、設定部33、レリーズボタン34の状態を検知する。
シーケンス駆動部32は、カメラコントロール部24の指示に応じて、メインミラー4の制御、絞り3およびシャッタ13の制御等を行う。設定部33は、電子カメラ1の撮影モードの設定に関わるユーザ操作を受け付ける部材である。例えば、ポートレートモード、風景モード、接写モード、スポーツモード、連写モードなどの撮影モードの設定に関わるユーザ操作を受け付けると、カメラコントロール部24は、設定された撮影モードに応じて、各部を制御し、露出、ピント合わせ、連写あるいは単写撮影、画像処理などの設定を最適に行う。レリーズボタン34が半押しされると、カメラコントロール部24はこれを検知し、各種プログラムを開始する。そして、レリーズボタン34が全押しされると、カメラコントロール部24はこれを検知し、設定状況に合わせてシーケンス駆動部32をおよび記録用演算部29を制御する。また、撮影の際に閃光発光部16がONされている場合には、カメラコントロール部24は、撮影動作の直前に閃光発光部16をモニタ発光させ、その時の反射光を解析用センサ12によって撮像することにより撮影時の本発光量を決定する。
次に、本発明の特徴である解析用センサ12について、詳細に説明する。解析用センサ12は、図3に示すように320×200画素程度の分割数を有しているCCDなどのセンサである。解析用センサ12は、G画素がR画素およびB画素の2倍の画素数を有するいわゆるベイヤー配列のセンサである。
図4は、解析用センサ12の構造を簡単に示した図であり、図5は、読み出しのタイミングについて説明する図である。図4では、解析センサ12の一部を拡大表示している。解析用センサ12は、G画素、R画素、B画素に対応する各受光部、垂直レジスタ120、水平レジスタ121、FD(Floating Diffusion)部122、アンプ123を備える。
解析用センサ12は、320×200画素の画像データを読み出す通常モードにおいては、図5Aに示すように、aの部分で奇数フィールドの受光部から垂直レジスタ120へ電荷を移動し、bの部分で垂直レジスタ120から水平レジスタ121へ1画素分電荷を移動し、cの部分で水平レジスタ121からFD部122へ電荷を移動する。偶数フィールドについても同様である。その結果、図3に示したように、320×200画素の画像データが読み出される。
一方、解析用センサ12は、垂直方向に10画素分アナログ加算して320×20画素の画像データを読み出す加算モードにおいては、図5Bに示すように、aの部分で奇数フィールドの受光部から垂直レジスタ120へ電荷を移動し、b’の部分で垂直レジスタ120から水平レジスタ121へ10画素分電荷を移動し、cの部分で水平レジスタ121からFD部122へ電荷を移動する。偶数フィールドについても同様である。つまり、加算モードにおいては、垂直方向に10画素分加算して読み出しを行う。その結果、図6に示すように、図3と比較して垂直方向に10画素分加算された320×20画素の画像データが読み出される。
解析用センサ12により読み出された画像データは、解析用デジタルプロセス回路21により画素補間演算が施される。その結果、通常モードにより読み出された画像データは、図7Aに示すように、320×200画素のそれぞれについて、RGBの情報を有する画像データが生成される。一方、加算モードにより読み出された画像データは、画素補間演算により、水平方向に対してデジタル加算が施される。その結果、図7Bに示すように、32×20画素のそれぞれについて、RGBの情報を有する画像データが生成される。ただし、図7Bにおける1画素は、図3の縦10画素、横10画素に相当する。これは、読み出し時のアナログ加算により垂直方向に10画素分加算され、画素補間演算時のデジタル加算により水平方向に10画素分加算されることによる。
以上説明した構成の電子カメラ1の撮影時の動作について、図8に示すフローチャートを用いて説明する。
ステップS1において、カメラコントロール部24は、解析用センサ12を初期化する。
ステップS2において、カメラコントロール部24は、解析用センサドライバ23を介して解析用センサ12を駆動し、加算モードにより画像データを取得する。
ステップS3において、カメラコントロール部24は、ステップS2で取得した画像データに基づいて、輝度値を算出する。
ステップS4において、カメラコントロール部24は、ステップS3で算出した輝度値に基づいて、適正露出演算を行う。
ステップS5において、カメラコントロール部24は、レリーズボタン34が全押しされたか否かを判定する。カメラコントロール部24は、レリーズボタン34が全押しされたと判定するとステップS6に進み、レリーズボタン34が全押しされていないと判定すると、ステップS12に進む。
ステップS6において、カメラコントロール部24は、閃光発光部16による閃光発光がONされているか否かを判定する。カメラコントロール部24は、閃光発光がONされていると判定するとステップS7に進み、閃光発光がONされていないと判定すると、ステップS11に進む。
ステップS7において、カメラコントロール部24は、閃光発光部16を制御してモニタ発光を行う。
ステップS8において、カメラコントロール部24は、解析用センサドライバ23を介して解析用センサ12を駆動し、加算モードにより画像データを取得する。
ステップS9において、カメラコントロール部24は、ステップS8で取得した画像データに基づいて、輝度値を算出する。
ステップS10において、カメラコントロール部24は、ステップS9で算出した輝度値に基づいて、閃光発光部16による本発光量を算出する。
ステップS11において、カメラコントロール部24は、記録用センサドライバ26を介して記録用センサ14を駆動し、加算モードにより画像データを取得する。このとき、カメラコントロール部24は、ステップS10で算出した本発光量に基づいて、閃光発光部16による発光を行う。
ステップS5においてレリーズボタン34が全押しされていないと判定した場合、ステップS12において、カメラコントロール部24は、ステップS3で算出した輝度値に基づいて、被写界が低輝度状態であるか否かを判定する。なお、低輝度状態であるか否かの判定は、ステップS3で算出した輝度値と所定の輝度値とを比較することにより行う。カメラコントロール部24は、低輝度状態であると判定するとステップS13に進み、低輝度状態でないと判定すると、ステップS17に進む。
ステップS13において、カメラコントロール部24は、解析用センサドライバ23を介して解析用センサ12を駆動し、加算モードにより画像データを取得する。
ステップS14において、カメラコントロール部24は、ステップS13で取得した画像データに基づいて、輝度値を算出する。
ステップS15において、カメラコントロール部24は、解析用演算部22を制御して、被写体追尾を行う。被写体追尾とは、図9Aに示すように、被写体Aが被写体A’に移動した場合に、追尾して焦点調節を行う手法である。カメラコントロール部24は、解析用センサ12の出力に基づいて被写体追尾を行う。なお、被写体追尾に関しては、通常モードと加算モードとの何れのモードにより取得した画像データであっても良い。
ステップS16において、カメラコントロール部24は、ステップS14で算出した輝度値に基づいて、適正露出演算を行う。
ステップS12において低輝度状態でないと判定した場合、ステップS17において、カメラコントロール部24は、連写モードが設定されているか否かを判定する。カメラコントロール部24は、連写モードが設定されていると判定すると上述したステップS13に進み、ステップS13以降の処理を行う。一方、連写モードが設定されていないと判定すると、ステップS18に進む。なお、連写モードは、被写界の像を連続して撮像する撮影モードであり、設定部33を介したユーザ操作に基づいて設定される。
ステップS18において、カメラコントロール部24は、解析用センサドライバ23を介して解析用センサ12を駆動し、通常モードにより画像データを取得する。
ステップS19において、カメラコントロール部24は、ステップS18で取得した画像データに基づいて、輝度値を算出する。
ステップS20において、カメラコントロール部24は、解析用演算部22を制御して、グルーピング処理を行う。グルーピング処理とは、被写界を複数の領域にグループ化する手法である。解析用演算部22は、図10Aに示す被写界を、例えば、図10BのA1〜A5に示す複数の領域に分割する。なお、領域を分割する際には、輝度や色相をもとに、隣接する画素を同一の被写体とみなしてグループ化する。カメラコントロール部24は、通常モードにより取得した解析用センサ12の出力に基づいてグルーピング処理を行う。
ステップS21において、カメラコントロール部24は、ポートレートモードが設定されているか否かを判定する。カメラコントロール部24は、ポートレートモードが設定されていると判定すると、ステップS21に進む。一方、ポートレートモードが設定されていないと判定すると、上述したステップS15に進み、ステップS15以降の処理を行う。なお、ポートレートモードは、人物撮影用の撮影モードであり、設定部33を介したユーザ操作に基づいて設定される。
ステップS22において、カメラコントロール部24は、解析用演算部22を制御して、顔検出を行う。顔検出とは、図9Bに示すように、被写体Aおよび被写体Bの顔の部分を検出する処理である。カメラコントロール部24は、通常モードにより取得した解析用センサ12の出力に基づいて顔検出を行う。
ステップS23において、カメラコントロール部24は、解析用演算部22を制御して、主要被写体認識を行う。主要被写体認識とは、ステップS22の顔検出により複数の顔部分が検出された場合に、主要被写体を認識する手法である。例えば、図9Cに示すように、被写体Aおよび被写体Bの顔部分のうち、顔面積の大きさ等に基づいて、被写体Aを主要被写体として認識する。なお、ステップS22の顔検出により顔部分が1つだけ検出され場合には、その被写体を主要被写体として認識すれば良い。なお、カメラコントロール部24は、通常モードにより取得した解析用センサ12の出力に基づいて主要被写体認識を行う。
ステップS11、ステップS16の何れかの処理を終えると、ステップS24において、カメラコントロール部24は、カメラコントロール部24内の不図示のタイマーがUPしたか否かを判定する。カメラコントロール部24は、タイマーがUPしたと判定すると一連の処理を終了し、タイマーがUPしていないと判定すると、ステップS5に戻り、ステップS5以降の処理を繰り返す。
なお、電源起動直後には、図11Aに示すように、蓄積動作終了後、加算モードにより画像データを取得し、取得した画像データに基づいて、輝度値算出および適正露出演算を行う。電源起動直後は、より早く撮影準備を整える必要があるので、加算モードにより画像データを取得することにより、レスポンスを向上させることができる。
また、連写モード設定時は、図11Bに示すように、蓄積動作終了後、加算モードにより画像データを取得し、被写体追尾を行いつつ、取得した画像データに基づいて輝度値算出および適正露出演算を行う。すなわち、1回の撮影終了後、必要最低限の処理だけを行ってすぐに次の撮影動作に移行する。なお、連写モード設定時には動く被写体を撮影している場合が多いので、被写体追尾を行うことにより、被写体の動きを追尾して焦点調節をより的確に行うことができる。連写モード設定時は、コマ速を上げるために撮影を行う動作シーケンス以外の仕事量を減らし、処理時間を短縮するとともに消費電力を抑えることが好ましい。加算モードにより画像データを取得することにより、処理時間を短縮するとともに消費電力を抑えることができる。
また、閃光発光部16による閃光発光ON時は、図11Cに示すように、蓄積動作に同期してモニタ発光を行い、加算モードにより画像データを取得し、取得した画像データに基づいて輝度値算出および適正露出演算を行う。1回目のモニタ発光は所定光量(例えばガイドナンバ2/ISO100程度)で行うので、被写体の位置する距離によってはモニタ測光による画像データが適正レベルにならない場合がある。その場合に備え、輝度値算出時に適正レベルかどうかを判定して、適正レベルでない場合にはその輝度値から適切なモニタ発光量を算出して再びモニタ発光を行う処理を行う(図11Cでは2回モニタ発光を行う例を示す)。そして、本発光量を決定し、決定した発光量にしたがって本発光を行いつつ撮影を行う。閃光発光ON時は、閃光撮影時のレリーズタイムラグが発生しやすい。加算モードにより画像データを取得することにより、予備発光に要する時間を短縮しつつ消費電力を抑えることができる。
また、ポートレートモード設定時は、図12Aに示すように、蓄積動作終了後、通常モードにより画像データを取得し、グルーピング処理、顔検出、主要被写体認識、被写体追尾の各演算、および輝度値の算出を行う。そして、最後に、グルーピング処理、顔検出、主要被写体認識、追尾、および輝度値の情報を用いて適正露出の演算を行う。また、グルーピング処理、顔検出、主要被写体認識、追尾の際に得られた各情報は、被写体の解析結果として焦点検出部15での検出領域の選択や、記録用センサ14の画像処理にも用いる。解析結果のそれら技術への具体的な適用方法は本発明とは直接関係ないのでここでは詳しくは触れない。ポートレートモード設定時は、各種解析を行うためにある程度精細な画像データを取得することが好ましい。通常モードにより画像データを取得することにより、各種解析を行うのに十分な画像データを取得することができる。
また、ポートレートモード以外のモード設定時は、図12Bに示すように、蓄積動作終了後、通常モードにより画像データを取得し、グルーピング処理および輝度値の算出を行う。そして、最後に、グルーピング処理および輝度値の情報を用いて適正露出の演算を行う。すなわち、顔検出および主要被写体認識を省略することにより、処理時間を短縮することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、複数の受光部を有し、受光部からの出力に基づいて撮影前の被写界の画像データを生成するセンサであって、所定の画素数の画像データを生成する第1モード(通常モード)と、所定の画素数より少ない画素数の画像データを生成する第2モード(加算モード)との何れかのモードを設定して画像データを生成するセンサと、カメラの動作状況に応じて、撮影前に第1モード(通常モード)と第2モード(加算モード)との何れかのモードを選択する選択部とを備える。したがって、動作状況に応じてモードを選択することにより、消費電力を抑えつつレスポンスの良いカメラを実現することができる。
また、本実施形態によれば、カメラの電源起動直後には、選択部は第2モード(加算モード)を選択する。したがって、電源起動直後に、撮影可能状態となるまでの時間を短縮することができる。
また、本実施形態によれば、被写界を測光する測光部をさらに備え、測光部の測光結果が所定の値より低い場合には、選択部は第2モード(加算モード)を選択する。したがって、低輝度時であっても、画素加算を行うことにより解析に十分な情報を取得することができる。
また、本実施形態によれば、被写界の像を連続して撮像する連写撮影を設定可能な設定部をさらに備え、この設定部により記連写撮影が設定されると、選択部は第2モード(加算モード)を選択する。したがって、被写体解析に要する時間を短縮しつつ消費電力を抑えることが可能なため、高速連写撮影を実現することができる。
また、本実施形態によれば、人物撮影用の撮影モードを設定する設定部をさらに備え、この設定部により人物撮影用の撮影モードが設定されると、選択部は第1モード(通常モード)を選択する。したがって、人物撮影時には画素加算を行わずに、精細な情報を取得することができるので、より正確な顔検出や主要被写体認識などを行うことができる。
また、本実施形態によれば、被写界に対して発光を行う発光部をさらに備え、発光部により本発光量を決定するための予備発光が行われる際には、選択部は第2モード(加算モード)を選択する。したがって、予備発光に要する時間を短縮しつつ消費電力を抑えることが可能なため、閃光撮影時のレリーズタイムラグを短縮することができる。
また、本実施形態によれば、センサは、第2モード(加算モード)を設定して画像データを出力する際に、受光部からの出力時にアナログ加算を行う。したがって、解析用センサからの読み出し時間を大幅に短縮することができるとともに、低輝度時であっても、解析に十分な情報を取得することができる。
なお、本実施形態では、一眼レフタイプの電子カメラを例に挙げて説明を行ったが、本発明は、この構成に限定されない。例えば、撮像素子を1つだけ備えるコンパクトタイプの電子カメラに本発明を適用しても良い。また、銀塩カメラに本発明を適用しても良い。
また、本実施形態では、解析用センサ12はベイヤー配列のセンサである例を示したが、他の配列であっても良い。また、加算モード実行時のアナログ加算数を可変な構成としても良い。本実施形態では、加算モードでは10画素分アナログ加算を行う例を示したが、図5Bのb’の部分のパルス数を可変することにより、アナログ加算数を可変とすることができる。このように、アナログ加算を行う際に被写界の状況に応じてアナログ加算時の加算数を決定することにより、被写界の状況に応じて読み出し時間を短縮したり、画像データの大きさ(精密さ)を変更することができる。
また、本実施形態では、読み出し時の周波数について言及しなかったが、第2モード(加算モード)の際には、第1モード(通常モード)の際よりも周波数を低く設定すると良い。このように第2モード(加算モード)の際には周波数を低く設定することにより、消費電力をさらに抑えることができる。
また、本実施形態では、第2モード(加算モード)の際には、読み出し時にアナログ加算を行い、後のデジタル加算を行う例を示したが、何れかか一方であっても良い。
また、本実施形態において、図8のフローチャートで説明した処理の一部をカメラの構成に応じて省略しても良いし、図8のフローチャートの処理の順番を入れ替えても良い。
また、本実施形態では、いわゆる測光センサを兼用した解析用センサ12を備える例を示したが、測光センサと別に、輝度などに応じて解析用画像データを取得する解析専用センサを設けるようにしても良い。
また、本実施形態では、電源起動直後には、第2モード(加算モード)を選択し、レスポンスを向上させる例を説明したが、電源に関して、以下の構成としても良い。すなわち、カメラの電池残量を検出する残量検出部と、電源の種類を検出する種類検出部と、省電力モードを設定可能な設定部との少なくとも1つをさらに備え、電池残量と、電源の種類と、設定部により省電力モードが設定されたか否かとの少なくとも1つに基づいて、第1モード(通常モード)と第2モード(加算モード)との何れかのモードを選択する。このような構成にすることにより、電源の状態に応じて、消費電力を抑えつつレスポンスを向上させることができる。
本実施形態の電子カメラ1の構成を示す図である。 本実施形態の電子カメラ1の機能ブロック図である。 解析用センサ12について説明する図である。 解析用センサ12の構造を簡単に示した図である。 読み出しのタイミングについて説明する図である。 解析用センサ12について説明する図である。 解析用センサ12について説明する図である。 電子カメラ1の撮影時の動作を示すフローチャートである。 被写体追尾、顔検出、主要被写体認識について説明する図である。 グルーピング処理について説明する図である。 各処理のタイミングについて説明する図である。 各処理のタイミングについて説明する図である。
符号の説明
1,電子カメラ 12,解析用センサ 14,記録用センサ 16,閃光発光部 23,解析用センサドライバ 24,カメラコントロール部

Claims (11)

  1. 複数の受光部を有し、前記受光部からの出力に基づいて撮影前の被写界の画像データを生成するセンサであって、所定の画素数の画像データを生成する第1モードと、前記所定の画素数より少ない画素数の画像データを生成する第2モードとの何れかのモードを設定して前記画像データを生成するセンサと、
    カメラの動作状況に応じて、撮影前に前記第1モードと前記第2モードとの何れかのモードを選択する選択部と
    を備えたことを特徴とするカメラ。
  2. 請求項1に記載のカメラにおいて、
    前記センサとは別に、記録用画像を撮像する撮像センサを備える
    ことを特徴とするカメラ。
  3. 請求項1に記載のカメラにおいて、
    前記カメラの電源起動直後には、前記選択部は前記第2モードを選択する
    ことを特徴とするカメラ。
  4. 請求項1に記載のカメラにおいて、
    前記被写界を測光する測光部をさらに備え、
    前記測光部の測光結果が所定の値より低い場合には、前記選択部は前記第2モードを選択する
    ことを特徴とするカメラ。
  5. 請求項1に記載のカメラにおいて、
    前記被写界の像を連続して撮像する連写撮影を設定可能な設定部をさらに備え、
    前記設定部により前記連写撮影が設定されると、前記選択部は前記第2モードを選択する
    ことを特徴とするカメラ。
  6. 請求項1に記載のカメラにおいて、
    人物撮影用の撮影モードを設定する設定部をさらに備え、
    前記設定部により前記人物撮影用の撮影モードが設定されると、前記選択部は前記第1モードを選択する
    ことを特徴とするカメラ。
  7. 請求項1に記載のカメラにおいて、
    前記被写界に対して発光を行う発光部をさらに備え、
    前記発光部により本発光量を決定するための予備発光が行われる際には、前記選択部は前記第2モードを選択する
    ことを特徴とするカメラ。
  8. 請求項1に記載のカメラにおいて、
    前記カメラの電池残量を検出する残量検出部と電源の種類を検出する種類検出部と省電力モードを設定可能な設定部との少なくとも1つをさらに備え、
    前記選択部は、前記電池残量と、前記電源の種類と、前記設定部により前記省電力モードが設定されたか否かとの少なくとも1つに基づいて、前記第1モードと前記第2モードとの何れかのモードを選択する
    ことを特徴とするカメラ。
  9. 請求項1に記載のカメラにおいて、
    前記センサは、前記第2モードを設定して前記画像データを出力する際に、前記受光部からの出力時にアナログ加算を行う
    ことを特徴とするカメラ。
  10. 請求項1に記載のカメラにおいて、
    前記センサは、所定の周波数にしたがって前記受光部からの出力を行うとともに、前記第2モードを設定して前記画像データを出力する際には、前記第1モードを設定して前記画像データを出力する際よりも前記周波数を低く設定して前記受光部からの出力を行う
    ことを特徴とするカメラ。
  11. 請求項9に記載のカメラにおいて、
    前記センサは、前記アナログ加算を行う際に、前記被写界の状況に応じて前記アナログ加算時の加算数を決定する
    ことを特徴とするカメラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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