JP2007055923A - ミトコンドリア機能障害抑制剤 - Google Patents

ミトコンドリア機能障害抑制剤 Download PDF

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Abstract

【課題】細胞におけるATP産生を促進し、老化の予防、症状の改善に有効なミトコンドリア機能障害抑制剤および/または老化防止用組成物を提供する。
【解決手段】トコフェリルリン酸エステル誘導体および/またはその塩(リン酸エステル基のアルコール部分として、アルキル基、アリール基、アシル基、酢酸エチレンから選ばれる基を有する)を含有することを特徴とするミトコンドリア障害抑制剤に関する。トコフェリルリン酸エステル誘導体および/またはその塩は、ミトコンドリア障害を抑制し、シワ、タルミの形成等をはじめとする細胞や生体組織の老化の改善に有用である。
【選択図】なし

Description

本発明は、細胞内のミトコンドリア機能障害抑制剤に関し、これを有効成分として配合することによりミトコンドリアの機能低下を抑制し、細胞機能の改善に効果を発揮する老化防止用組成物に関する。
ミトコンドリアは、細胞内のエネルギー産生の中心となるオルガネラであり、電子伝達系において、酸化的リン酸化反応により酸素を消費してATPを産生する。この反応過程で生じたプロトンがミトコンドリア外膜と内膜の間(膜間間隙)に汲み出され、電位差(ミトコンドリア膜電位)が生じる。次いで、膜間間隙のプロトンがATP合成酵素により利用され、ATPが産生される。
老化した細胞や紫外線によるダメージを受けた細胞では、活性酸素や、これによる脂質過酸化産物が生成する(非特許文献1、2)。このような細胞ではミトコンドリア膜電位の低下や電子伝達系の異常、ATP産生の低下が認められる。したがって、ミトコンドリアは老化や光老化と密接な関わりがあると考えられている。
Masaki H, et al., J. Dermatol. Sci., 1997, 14, 207−216 Djavaheri−Mergny M, et al., Free Radic. Res., 2001, 34, 583−594
老化した細胞や紫外線などのストレスによりダメージを受けた細胞において、ミトコンドリアの機能障害を抑制することにより、細胞の機能低下を防ぐことが出来ると考えられる。これまで、ミトコンドリア機能障害を抑制するペプチドや、N−acetyl L−cysteineおよびグルタチオンなどの抗酸化物質が報告されているが、より効果の高い物質が期待されている(非特許文献3〜5)。
WANG Chun−Bo, et al., Acta. Pharmacol. Sin., 2003, 24, 692−696 Perianayagam MC, et al., Eur. J. Clin. Invet., 2005, 35, 148−153 Zhang S, et al., Toxicol. In Vitro., 2004, 18, 71−77
本発明においては、ミトコンドリア機能障害を抑制することにより、細胞機能の改善に効果を発揮する老化防止組成物を提供することを目的とした。
このような事情により、本発明者らは鋭意研究を重ねた結果、化学式(1)で表される化合物および/またはそれらの塩が安定で、優れたミトコンドリア機能障害抑制効果を持つことを見出し、さらに化学式(1)で表される化合物および/またはそれらの塩を含有する組成物が優れた老化防止効果を有することを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、化学式(1)で表される化合物および/またはそれらの塩を含有することを特徴とするミトコンドリア機能障害抑制剤である。R1、R2はそれぞれ水素、アルキル基、アリール基、アシル基、酸化エチレンから選ばれる。
Figure 2007055923
本発明の化学式(1)で表される化合物および/またはそれらの塩は、天然由来のものを利用することができるほか、市販されているトコフェロールから常法により合成でき、下記の文献も参考にできる。
特公昭61−20583 特公平3−32558
また、本発明においては化学式(1)の塩も使用可能であり、塩の種類は限定されないが、一般的にはナトリウム、カリウム等のアルカリ金属塩、カルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類金属塩が用いられる。とくにナトリウム塩は市販されており、利用ができる。
本発明のミトコンドリア機能障害抑制剤は、医薬品、医薬部外品、化粧品または食品いずれにも用いることができ、その剤型としては、例えば、散剤、丸剤、錠剤、注射剤、座剤、乳剤、カプセル剤、顆粒剤、液剤(チンキ剤、流エキス剤、酒精剤、懸濁剤、リモナーデ剤等を含む)、化粧水、クリーム、乳液、ゲル剤、エアゾール剤、パック、洗浄剤、浴用剤、ファンデーション、打粉、口紅、軟膏、パップ剤、ペースト剤、プラスター剤、エッセンス、錠菓、飲料等が挙げられる。また、本発明の効果を損なわない範囲内で、通常の化粧品、医薬部外品、医薬品、食品等に用いられる各種成分、例えば油性成分、乳化剤、保湿剤、増粘剤、薬効成分、防腐剤、顔料、粉体、pH調整剤、紫外線吸収剤、抗酸化剤、香料等を適宜配合することができる。
油性成分としては、例えば流動パラフィン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス、スクワラン、ホホバ油、ミツロウ、カルナウバロウ、ラノリン、オリーブ油、ヤシ油、高級アルコール、脂肪酸、高級アルコールと脂肪酸のエステル、シリコーン油等が挙げられる。乳化剤としては、例えばポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油等の非イオン界面活性剤、ステアロイル乳酸ナトリウム等のアニオン界面活性剤、大豆リン脂質等の両性界面活性剤、塩化アルキルトリメチルアンモニウム等のカチオン界面活性剤が挙げられる。保湿剤としては、例えばグリセリン、ソルビトール、キシリトール、マルチトール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、1,3−ブチレングリコールなどが挙げられる。増粘剤としては、例えばカルボキシビニルポリマー、キサンタンガム、メチルセルロース、ポリビニルピロリドン、ゼラチン、ベントナイト等の粘土鉱物等が挙げられる。薬効成分としては、例えば各種ビタミンおよびその誘導体、アラントイン、グリチルリチン酸およびその誘導体、各種動植物抽出物等が挙げられる。
本発明のミトコンドリア機能障害抑制剤中に配合される化合物の量は、剤型や期待する効果の程度により異なるが、通常0.0001〜50重量%、好ましくは0.001〜5重量%程度配合するのがよい。0.0001重量%未満では十分な効果は望みにくい場合があり、50重量%を超えて配合した場合、効果の増強は認められにくく不経済である。
本発明の新規な化学式(1)で表される化合物および/またはそれらの塩は、優れたミトコンドリア障害抑制効果を有し、細胞および生体組織の老化を抑制する。
次に本発明による効果を具体的な実施例を挙げ説明する。これらの実施例は効果を具体的に説明するもので、発明の範囲を限定するものではない。実施例中の配合量は重量%である。
本発明の化学式(1)で表される化合物および/またはそれらの塩は、処方例として下記の製剤化を行うことができる。
処方例1 クリーム 配合量
1.dl−α−トコフェリルリン酸ナトリウム 2.0重量%
2.スクワラン 5.5
3.オリーブ油 3.0
4.ステアリン酸 2.0
5.ミツロウ 2.0
6.ミリスチン酸オクチルドデシル 3.5
7.ポリオキシエチレンセチルエーテル(20E.O.) 3.0
8.ベヘニルアルコール 1.5
9.モノステアリン酸グリセリン 2.5
10.香料 0.1
11.1,3−ブチレングリコール 8.5
12.パラオキシ安息香酸エチル 0.05
13.パラオキシ安息香酸メチル 0.2
14.精製水にて全量を100とする
[製造方法]成分2〜9を加熱溶解して混合し、70℃に保ち油相とする。成分1および11〜14を加熱溶解して混合し、75℃に保ち水相とする。油相に水相を加えて乳化して、かき混ぜながら冷却し、45℃で成分10を加え、さらに30℃まで冷却して製品とする。
比較例1 従来のクリーム
処方例1において、dl−α−トコフェリルリン酸ナトリウムを精製水に置き換えたものを従来のクリームとした。
処方例2 化粧水 配合量
1.d−α−トコフェリルリン酸ナトリウム 0.05重量%
2.d−α−トコフェリルリン酸ジナトリウム 0.05
3.1,3−ブチレングリコール 8.0
4.グリセリン 2.0
5.キサンタンガム 0.02
6.クエン酸 0.01
7.クエン酸ナトリウム 0.1
8.エタノール 5.0
9.パラオキシ安息香酸メチル 0.1
10.ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(40E.O.) 0.1
11.香料 適量
12.精製水にて全量を100とする
[製造方法]成分1〜7および121と、成分8〜11をそれぞれ均一に溶解し、両者を混合し濾過して製品とする。
処方例3 乳液 配合量
1.dl−α−トコフェリルリン酸ジナトリウム 0.5重量%
2.スクワラン 5.0
3.オリーブ油 5.0
4.ホホバ油 5.0
5.セタノール 1.5
6.モノステアリン酸グリセリン 2.0
7.ポリオキシエチレンセチルエーテル(20E.O.) 3.0
8.ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート(20E.O.) 2.0
9.香料 0.1
10.プロピレングリコール 1.0
11.グリセリン 2.0
12.パラオキシ安息香酸メチル 0.2
13.精製水にて全量を100とする
[製造方法]成分2〜8を加熱溶解して混合し、70℃に保ち油相とする。成分1および10〜13を加熱溶解して混合し、75℃に保ち水相とする。油相に水相を加えて乳化して、かき混ぜながら冷却し、45℃で成分9を加え、さらに30℃まで冷却して製品とする。
処方例4 ゲル剤 配合量
1.d−α−トコフェリルリン酸カリウム 0.1重量%
2.エタノール 5.0
3.パラオキシ安息香酸メチル 0.1
4.ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.1
5.香料 適量
6.1,3−ブチレングリコール 5.0
7.グリセリン 5.0
8.キサンタンガム 0.1
9.カルボキシビニルポリマー 0.2
10.水酸化カリウム 0.2
11.精製水にて全量を100とする
[製造方法]成分2〜5と、成分1および6〜11をそれぞれ均一に溶解し、両者を混合して製品とする。
処方例5 軟膏 配合量
1.dl−α−トコフェリルリン酸ナトリウム 5.0重量%
2.ポリオキシエチレンセチルエーテル(30E.O.) 2.0
3.モノステアリン酸グリセリン 10.0
4.流動パラフィン 5.0
5.セタノール 6.0
6.パラオキシ安息香酸メチル 0.1
7.プロピレングリコール 10.0
8.精製水にて全量を100とする
[製造方法]成分2〜5を加熱溶解して混合し、70℃に保ち油相とする。成分1および6〜8を加熱溶解して混合し、75℃に保ち水相とする。油相に水相を加えて乳化し、かき混ぜながら30℃まで冷却して製品とする。
処方例6 パック 配合量
1.dl−α−トコフェリルリン酸カリウム 0.1重量%
2.ポリビニルアルコール 12.0
3.エタノール 5.0
4.1,3−ブチレングリコール 8.0
5.パラオキシ安息香酸メチル 0.2
6.パラオキシエチレン硬化ヒマシ油(20E.O.) 0.5
7.クエン酸 0.1
8.クエン酸ナトリウム 0.3
9.香料 適量
10.精製水にて全量を100とする
[製造方法]成分1〜10を均一に溶解し製品とする。
処方例7 ファンデーション 配合量
1.d−α−トコフェリルリン酸ジナトリウム 0.05重量%
2.ステアリン酸 2.4
3.ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート(20E.O.) 1.0
4.ポリオキシエチレンセチルエーテル(20E.O.) 2.0
5.セタノール 1.0
6.液状ラノリン 2.0
7.流動パラフィン 3.0
8.ミリスチン酸イソプロピル 6.5
9.パラオキシ安息香酸ブチル 0.1
10.カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.1
11.ベントナイト 0.5
12.プロピレングリコール 4.0
13.トリエタノールアミン 1.1
14.パラオキシ安息香酸メチル 0.2
15.二酸化チタン 8.0
16.タルク 4.0
17.ベンガラ 1.0
18.黄酸化鉄 2.0
19.香料 適量
20.精製水にて全量を100とする
[製造方法]成分2〜9を加熱溶解し、80℃に保ち油相とする。成分20に成分10をよく膨潤させ、続いて、成分1および11〜14を加えて均一に混合する。これに粉砕機で粉砕混合した成分15〜18を加え、冷却し、45℃で成分19を加え、かき混ぜながら30℃まで冷却して製品とする。
処方例8 浴用剤 配合量
1.dl−α−トコフェリルリン酸ナトリウム 1.0重量%
2.炭酸水素ナトリウム 50.0
3.黄色202号 適量
4.香料 適量
5.無水硫酸ナトリウムにて全量を100とする
[製造方法]成分1〜5を均一に混合し製品とする。
処方例9 飲料 配合量
1.d−α−トコフェリルリン酸ジナトリウム 1.0重量%
2.ステビア 0.05
3.リンゴ酸 5.0
4.香料 0.1
5.精製水 92.85
[製造方法]成分1〜5を混合溶解し、製品とする。
処方例10 錠剤 配合量
1.dl−α−トコフェリルリン酸カリウム 1.0重量%
2.乾燥コーンスターチ 25.0
3.カルボキシメチルセルロースカルシウム 20.0
4.微結晶セルロース 40.0
5.ポリビニルピロリドン 7.0
6.タルク 3.0
[製造方法]成分1〜5を混合し、次いで成分6の水溶液を結合剤として加えて顆粒成形する。成形した顆粒に成分6を加えて打錠する。1錠0.52gとする。
次に、本発明の効果を詳細に説明するため、実験例を挙げる。
実験例1 ミトコンドリア障害抑制効果
ヒト皮膚由来線維芽細胞NB1−RGB細胞におけるミトコンドリア障害抑制効果を、ミトコンドリア膜電位を指標に下記の条件にて測定した。
コンフルエントな状態のNB1−RGB細胞に10μMの試料を添加した0.5%ウシ胎児血清を含むDMEM培地にて1時間培養した後、培地をPBSに置換し、A領域の紫外線(UVA)を照射10J/cm、あるいは100μMとなるように過酸化水素を添加したPBSを培地に置換し、さらに6時間培養した。蛍光物質5,5‘,6,6’−tetrachloro−1,1‘,3,3’−tetraethylbenzimidazoilcarbocyanine iodide(JC−1)は、膜電位が高いほどミトコンドリアに多く取り込まれ、赤色の蛍光を発し、膜電位が低いとミトコンドリアに取り込まれず、緑色の蛍光を発する。このJC−1を培地に添加し、30分間培養した後、培地を捨て、細胞をPBSで洗浄し、蛍光顕微鏡により観察した。ランダムに細胞を20個選択し、画像解析ソフト(NIH image)を用いて赤色/緑色の蛍光強度の値(相対蛍光強度)を算出した。
これらの試験結果を表1に示した。その結果、化学式(1)で表される化合物および/またはそれらの塩には、UVA照射や過酸化水素といったストレスによるミトコンドリア膜電位の低下に対する抑制効果が認められた。また、この効果は代表的な抗酸化剤であるdl−α−トコフェロールやアスコルビン酸に比べて顕著に優れていた。
Figure 2007055923
実験例2 抗老化作用の評価
30週齢の老化促進マウス(SAM P10)を雌雄5匹ずつ、対照群、dl−α−トコフェリルリン酸ナトリウム投与群を設けた。対照群には生理食塩水を、dl−α−トコフェリルリン酸ナトリウム投与群は、dl−α−トコフェリルリン酸ナトリウムを0.1%となるように生理食塩水に溶解したものを、シェーバーで剃毛したマウス背部の皮内に投与した。投与1週間後に、刈毛したマウスの背部皮膚を、母指と人差指で挟んでつまみ上げ、直ちに離し、皮膚のシワが復元する秒数を測定した。その結果、表2に示すように、対照群に比べdl−α−トコフェリルリン酸ナトリウム投与群では、復元時間が有意に短くなった。
Figure 2007055923
実験例3 使用試験
処方例1のクリームおよび比較例1のクリームを用いて、各々女性30人(25〜45才)を対象に2ヶ月間の使用試験を行った。使用後、皮膚の乾燥状態、小じわ、くすみ、肌のキメの乱れの改善効果についてのアンケート調査を行って、老化防止効果を判定した。アンケートの評価基準は、有効なもの「優」、やや有効なものを「良」、わずかに有効なものを「可」、無効なものを「不可」として評価した。
これらの結果を表3に示した。本発明のミトコンドリア機能障害抑制剤を含有した組成物は優れた皮膚の老化防止効果を示した。なお、試験期間中皮膚トラブルは一人もなく、安全性においても問題なかった。
Figure 2007055923
処方例2〜10について同様な使用試験を行ったところ、いずれも安全で優れた皮膚の老化防止効果を示した。
本発明の化学式(1)で表される化合物および/またはその塩は、ミトコンドリア機能障害を抑制し、シワ、タルミの形成等をはじめとする細胞や生体組織の老化を予防または改善する医薬品、医薬部外品、化粧品または食品に配合することが可能である。





Claims (3)

  1. 化学式(1)で表される化合物および/またはこれらの塩を配合することを特徴とするミトコンドリア機能障害抑制剤。
    Figure 2007055923
  2. R1および/またはR2がナトリウムであることを特徴とする請求項1記載の皮膚細胞におけるミトコンドリア機能障害抑制剤。
  3. 請求項1または2記載のミトコンドリア機能障害抑制剤を含有することを特徴とする老化防止用組成物。

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JP2016050196A (ja) * 2014-08-29 2016-04-11 昭和電工株式会社 皮膚色改善剤及び皮膚色改善用組成物

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