JP2007055422A - 車両のブレーキ配管構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ABSユニット用ブラケットの作成が容易で、かつ、そのブラケットでABSユニットを跳石,跳水等から有効に保護でき、さらには、ブレーキ管の配索作業が容易な車両のブレーキ配管構造を提供すること。
【解決手段】 ABSユニット用ブラケット11の底壁上面にABSユニット10を配設し、該ABSユニット10を、前記ABSユニット用ブラケット11を介して、車体フレーム1のクロスメンバ後方で、車体フレーム1の一方のサイドメンバaの車両幅方向内側面に設置した構造。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両のブレーキ配管構造に関する。
自動車のABS(アンチロック・ブレーキ・システム)は、車両の減速度を検出する加速度センサ,各車輪の回転速度を検出する回転速度センサ,それらのセンサの検出値に基づいて各車輪の最適回転速度を算出する制御コンピュータ,該コンピュータの指令によって各車輪の回転速度を制御するブレーキ液圧制御ユニット,該制御ユニットから各車輪に液圧を伝達するブレーキ管等によって構成されている。
ところで、ブレーキ液圧制御ユニット作動時の作動音,振動が車室に伝達されるのを防止するために、制御コンピュータおよびブレーキ液圧制御ユニットを一体にして成るABSユニットを、車体の床下で車体フレームのサイドメンバに設置したものがある(例えば、特許文献1)。
この特許文献1では、ABSユニットを、車体フレームのサイドメンバ,エンジン、トランスミッション,およびフューエルタンクによって囲まれた空間に設置して、跳石,跳水等が直接当たらないように保護している。
特開平10−297457号公報(図1〜図8参照)
ところで、特許文献1では、ABSユニットの前方が開放されているので、ABSユニット取付けブラケットの前部に保護カバーを形成しなければならない。この前部保護カバーをブラケット本体と一体に形成するには、ブラケットの形状が複雑になって成形コストが高くなり、前部保護カバーをブラケット本体と別に形成し、その前部保護カバーをブラケットに取付けるには、組付け作業が増えて、製造コストが高くなってしまう。
さらに、ABSユニットのブレーキ管、特に後輪用のブレーキ管は、配管距離が長いために配索に手間がかかる。
本発明は、上記課題を解決し、ABSユニット用ブラケットの作成が容易で、かつ、そのブラケットでABSユニットを跳石,跳水等から有効に保護でき、さらには、ブレーキ管の配索作業が容易な車両のブレーキ配管構造を提供することを目的とする。
本発明は上記課題を解決するため、ABSユニット用ブラケットの底壁上面にABSユニットを配設し、該ABSユニットを、前記ABSユニット用ブラケットを介して、車体フレームのクロスメンバ後方で、車体フレームの一方のサイドメンバの車両幅方向内側面に設置したことにある。
前記クロスメンバは、エンジンマウント用クロスメンバであり、上方に張出して形成されたエンジンマウント用ブラケットの後方で、前記サイドメンバとトランスミッションとの間に、前記ABSユニットを位置させたことにある。
前記ABSユニット用ブラケットにおける前記ABSユニットの前方に加速度センサを設置したことにある。
前記ABSユニット用ブラケットの後部に、ジョイントを固定し、該ジョイントを介して、前記ABSユニットを車両後方のブレーキ管に連結することにある。
前記ABSユニット用ブラケットの後端に、後部保護カバーを、前記ジョイントと共締めによって配設したことにある。
前記ABSユニット用ブラケットに2つの穴を形成し、一方の穴に溶接ナットを配設し、他方の穴に溶接ボルトを配設するとともに、前記保護カバーおよび前記ジョイントの前記ABSユニット用ブラケットの穴に対応する部位に穴をそれぞれ形成し、前記溶接ボルトに保護カバーの一方の穴を嵌合させ、前記溶接ボルトの先端にナットを螺合させ、前記保護カバーの他方の穴およびジョイントの穴にボルトを挿通させ、その先端を前記溶接ナットに螺合させて、前記保護カバーおよび前記ジョイントを前記ABSユニット用ブラケットに固定するようにしたことにある。
トレーリングアームを介してリヤアクスルハウジングを前記車体フレームに支持させ、前記リヤアクスルハウジングの後方にラテラルロッド用ブラケットを介してラテラルロッドを配設し、前記アクスルハウジングの後方にショックアブソーバを配設して成るサスペンションを備え、前記リヤアクスルハウジングの上面に、ブレーキ管用ブラケットを配設し、該ブラケットに前記ブレーキ管の一端部を支持させ、そのブレーキ管を、前記ブレーキ管用ブラケットから、前記アクスルハウジング、前記ラテラルロッド用ブラケット、前記ショックアブソーバによって画成される空間を経て他端部を後輪まで配管させたことにある。
ABSユニット用ブラケットの底壁上面にABSユニットを配設し、該ABSユニットを、前記ABSユニット用ブラケットを介して、車体フレームのクロスメンバ後方で、車体フレームの一方のサイドメンバの車両幅方向内側面に設置したので、ABSユニットは、その下部がABSユニット用ブラケットの底壁によって、前部が、車体フレームのクロスメンバによって、一方の側部が車体フレームのサイドメンバによって、飛石やはね泥等からそれぞれ保護される。
したがって、ABSユニット用ブラケットは、前壁を形成する必要がないので、ブラケットの加工が容易になり、前壁の取付け作業も必要がないので、ABSユニット用ブラケットを安価に得ることができる。
前記クロスメンバは、エンジンマウント用クロスメンバであり、上方に張出して形成されたエンジンマウント用ブラケットの後方で、前記サイドメンバとトランスミッションとの間に、前記ABSユニットを位置させたので、ABSユニットの前方に、エンジンマウントが配置され、さらに、側方に車体フレームのサイドメンバおよびトランスミッションが位置しているので、ABSユニットの前部,両側部を、跳石,跳水からより確実に保護することができる。
前記ABSユニット用ブラケットにおける前記ABSユニットの前方に加速度センサを設置したので、加速度センサをABSユニットに近接配置したので、ABSユニットと加速度センサとの間のハーネスの配索作業が容易になる。
また、前記ABSユニット用ブラケットの後部に、ジョイントを固定し、該ジョイントを介して、前記ABSユニットを車両後方のブレーキ管に連結したので、車両の後方側ブレーキ配管をフレーム等に予め配管するとともに、ABSユニットの配管を部組みしておき、それらの配管を、ジョイントによって互いに接続すればよいので、ブレーキの配管作業が容易になる。
さらに、前記ABSユニット用ブラケットの後端に、後部保護カバーを、前記ジョイントと共締めによって配設したので、後部保護カバーによって、ABSユニットの後部が保護され、しかも、ジョイントと共締めされるので、組付け作業の簡略化が図れる。
またさらに、前記ABSユニット用ブラケットに2つの穴を形成し、一方の穴に溶接ナットを配設し、他方の穴に溶接ボルトを配設するとともに、前記保護カバーおよび前記ジョイントの前記ABSユニット用ブラケットの穴に対応する部位に穴をそれぞれ形成し、前記溶接ボルトに保護カバーの一方の穴を嵌合させ、前記溶接ボルトの先端にナットを螺合させ、前記保護カバーの他方の穴およびジョイントの穴にボルトを挿通させ、その先端を前記溶接ナットに螺合させて、前記保護カバーおよび前記ジョイントを前記ABSユニット用ブラケットに固定するようにしたので、後部保護カバーおよびジョイントが、仮止めしながらブラケット本体に取付けられるので、組付け作業が容易になる。
また、トレーリングアームを介してリヤアクスルハウジングを前記車体フレームに支持させ、 前記リヤアクスルハウジングの後方にラテラルロッド用ブラケットを介してラテラルロッドを配設し、前記アクスルハウジングの後方にショックアブソーバを配設して成るサスペンションを備え、前記リヤアクスルハウジングの上面に、ブレーキ管用ブラケットを配設し、該ブラケットに前記ブレーキ管の一端部を支持させ、そのブレーキ管を、前記ブレーキ管用ブラケットから、前記アクスルハウジング、前記ラテラルロッド用ブラケット、前記ショックアブソーバによって画成される空間を経て他端部を後輪まで配管させたので、車両後部のブレーキ配管が、ショックアブソーバ,ショックアブソーバ用ブラケット,ラテラルロッド用ブラケット,アクスルハウジングによって、跳石,跳水等から保護される。
以下に、本発明に係る車両のブレーキ配管構造を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1ないし図8は、本発明に係る車両のブレーキ配管構造の一実施形態を示したもので、図1はABSユニットの取付け位置を示した車体フレームの平面図、図2はABSユニット用ブラケットを示した斜視図、図3(a)〜(f)はABSユニットを車体フレームに取付ける手順を示した斜視図、図4はブレーキ系を示した斜視図、図5はABSユニットの設置状態を後方から視た斜視図、図6はABSユニットの後方ブレーキ管の配索状態を示した斜視図、図7はブレーキ管の後部車輪付近の配管を上方から視た車体後部斜視図、図8はブレーキ管の後部車輪付近の配管を後方から視た車体後部斜視図である。
本発明に係る車両の車体フレーム1は、図1に示すように、車両の幅方向両側部に、前後方向に配設されたサイドメンバ1a,1aと、このサイドメンバ1a,1aの前後方向中間部で、該サイドメンバ1a,1aに差し渡して設置されたエンジンマウント用クロスメンバ1bとを備えている。このクロスメンバ1bは、一方側部に、上方に張出したエンジンマウント用ブラケット1cを有している。
そして、エンジンマウント用ブラケット1cには、エンジンマウント2aを介してエンジン2が取付けられ、トランスミッション3は、エンジン2の後方に延設されている。
この車体フレーム1の後部には、リヤアクスルハウジング4がトレーリングアーム5によってサイドメンバ1aに支持されている。このリヤアクスルハウジング4と車体との間には、コイルスプリング6が介装されている。また、リヤアクスルハウジング4には、ラテラルロッド用ブラケット7aが後方に張出して配設され、該ラテラルロッド用ブラケット7aにラテラルロッド7の端部が連結されている。さらに、リヤアクスルハウジング4には、ショックアブソーバ用ブラケット8aが後方に張出して配設され、該ブラケット8aにショックアブソーバ8の下端が連結されている。
そして、本発明に係るブレーキ配管構造では、ABSユニット10がABSユニット用ブラケット11によって、一方のサイドメンバ1aに設置されている。
ABSユニット用ブラケット11は、図2に示すように、略L字状に折り曲げられ、底壁12aと側壁12bとが形成されたブラケット本体12と、該ブラケット本体12の後部に取付けられる保護カバー13とによって構成されている。
そして、ブラケット本体12の側壁12bの上端両側には、ABSユニット用ブラケット11を車体フレーム1のサイドメンバ1aに取付けるための、穴14が形成されている。また、ブラケット本体12底壁12aには、上方に向けてコ字状を成すABSユニット取付け部15が設けられ、かつ底壁12aの前方側延長部上に、加速度センサ取付け部16が形成されている。
また、このブラケット本体12の底壁12aの後端には、上方に折り曲げられた、後縁片12cが形成され、該後縁片12cには、保護カバー13とジョイント26を固定するための2つの取付け穴17,18と、1つのジョイント回り止め穴19が形成されている。さらに、後縁片12cの前面において、保護カバー13およびジョイント26が取り付けられる一方の取付け穴17に対応する部位には、ナット20が溶接されており、他方の保護カバー13が取り付けられる取付け穴18に対応する部位には、ボルト21が溶接されている。
また、保護カバー13には、後縁片12cの穴17,18に対応する位置に穴22,23が形成されている。
ブラケット本体12には、図3(a)に示すように、ABSユニット取付け部15(図2参照)にABSユニット10が設置され、加速度センサ取付け部16に加速度センサ24が設置される。次いで、図3(b)に示すように、ジョイント取付け穴18に固設したボルト21の先端に、保護カバー13の穴23(図2参照)を挿嵌し、ボルト21の先端にナット25を締結することによって後部保護カバー13が取付けられる。
次いで、図3(c)に示すように、ジョイント26の突起(図示せず)をブラケット本体12のジョイント回り止め穴19に挿通させ、ボルト27をジョイント26の穴28およびブラケット本体12の取付け穴17に挿通させ、ボルト27の先端をナット20(図2参照)に締結することによってジョイント26および保護カバー13がブラケット本体12に固定される。次いで、図3(d)に示すように、前方ブレーキ管29をABSユニット10に取付け、さらに、ABSユニット10とジョイント26との間に後方ブレーキ管30の一部がABSユニット10上方を通過するように取付けられる。
このようにして部組みされたABSユニット10のブラケット11は、図3(e)に示すように、側壁12bの穴14を介して、ボルト31によって車体フレーム1のサイドメンバ1aに固設される。そして、図3(f)に示すように、サイドメンバ1aに設置された後方ブレーキ管30の前端をジョイント26に接続することによって後方ブレーキ管30がABSユニット10に接続される。
なお、前方ブレーキ管29の前端部は、図4に示すように、ブレーキマスタシリンダ32や前輪のブレーキ装置に接続される。
このようにして、車体フレーム1のサイドメンバ1aに設置されたABSユニット10は、図5に示すように、エンジンマウント用クロスメンバ1bやエンジン取付けブラケット1cの後方に配置され、さらに、ABSユニット10のブラケット11の下端がエンジンマウント用クロスメンバ1bの下端よりも上方に設定され、エンジンマウント用クロスメンバ1bやエンジン取付けブラケット1cによってその前面が覆われるので、クロスメンバ1bによってABSユニット10の前部が、跳石,跳水等から保護される。
一方、後方ブレーキ管30は、図6に示すように、サイドメンバ1aの内方側面に沿って配索され、サスペンションの動きに対応するためホースを介して図7および図8に示すように、リヤアクスルハウジング4に配設される。リヤアクスルハウジング4に配設された後方ブレーキ管30aは、一端部がリヤアクスルハウジング4に配設されたブラケット4aに支持される。そして、その後方ブレーキ管30aの他端部は、該ブラケット4aから、リヤアクスルハウジング4の後方、ラテラルロッド7の前方で、ショックアブソーバ8の前方およびラテラルロッドブラケット7aの上方に画成される空間33を通過して後輪9まで配管される。詳細には、リヤアクスルハウジング4の上部に溶接固定されたブラケット4aから後方に伸びてリヤアクスルハウジング4の後方でラテラルロッドブラケット7aの側方を通り、次にラテラルロッド7の前方でラテラルロッドブラケット7aの上方を通り、下方に屈曲してラテラルロッドブラケット7aの側方を通りショックアブソーバ用ブラケット8aの上方でショックアブソーバ8の下端部分の前方を通過し、トレーリングアーム用ブラケット5aの下方を通過して、後方ブレーキ管30aは後輪9まで配管されている。
なお、後方ブレーキ管30aの中間部は、ショックアブソーバ用ブラケット8aにクランプ30bにて固定されている。
このように、空間33に配管される後方ブレーキ管30aは、その下面がリヤアクスルハウジング4,リヤアクスルハウジング4に溶接固定されていてラテラルロッド7を取り付けるラテラルロッド用ブラケット7a,ショックアブソーバ8,リヤアクスルハウジング4に溶接固定されていてショックアブソーバ8を取り付けるショックアブソーバ用ブラケット8a等によって、跳石,跳水等から保護される。
上記実施の形態によれば、ABSユニット用ブラケット11のブラケット本体12の底壁12a上面にABSユニット10を配設し、該ABSユニット10を、前記ABSユニット用ブラケット11を介して、車両の車体フレーム1のクロスメンバ1b後方で、車体フレーム1の一方のサイドメンバ1aの車両幅方向内側面に設置したので、ABSユニット10は、その下部がABSユニット用ブラケット11のブラケット本体12の底壁12aによって、前部が、車体フレーム1のクロスメンバ1bによって、一方の側部が車体フレーム1のサイドメンバ1aによって、飛石やはね泥等からそれぞれ保護される。
したがって、ABSユニット用ブラケット11は、前壁を形成する必要がないので、ABSユニット用ブラケット11の作製が容易になり、前壁の取付け作業も必要がないので、ABSユニット用ブラケット11を安価に得ることができる。
前記クロスメンバ1bは、エンジンマウント用クロスメンバ1bであり、上方に張出して形成されたエンジンマウント用ブラケット1cの後方で、前記サイドメンバ1aとトランスミッション3との間に、前記ABSユニット10を位置させたので、ABSユニット10の前方に、エンジンマウント2aが配置され、さらに、側方に車両の車体フレーム1のサイドメンバ1aおよびトランスミッション3が位置しているので、ABSユニット10の前部,両側部を、跳石,跳水からより確実に保護することができる。
前記ABSユニット用ブラケット11における前記ABSユニット10の前方に加速度センサ24を設置したので、加速度センサ24をABSユニット10に近接配置することができ、ABSユニット10と加速度センサ24との間のハーネスの配索作業が容易になる。また、前方にクロスメンバ1bやエンジンマウント2aが存在し、側方にサイドメンバ1aおよびトランスミッション3が存在し、後方にABSユニット10が存在する空間に配置しているので、加速度センサ24を、跳石,跳水からより確実に保護することができる。
また、前記ABSユニット用ブラケット11の後部に、ジョイント26を固定し、該ジョイント26を介して、前記ABSユニット10を車両後方のブレーキ管30に連結したので、車両の後方側ブレーキ配管30をフレーム等に予め配管するとともに、ABSユニット10の配管を部組みしておき、それらの配管を、ジョイント26によって互いに接続すればよいので、ABSユニット10を車体のフロアの下面に接近配置してもブレーキの配管作業が容易になる。
さらに、前記ABSユニット用ブラケット11はブラケット本体12の後端に、後部保護カバー13を、前記ジョイント26と共締めによって配設したので、後部保護カバー13によって、ABSユニット10の後部が保護され、しかも、ジョイント26と共締めされるので、組付け作業の簡略化が図れる。
またさらに、前記ABSユニット用ブラケット11はブラケット本体12の後縁片12cに、保護カバー13とジョイント26を固定するための2つの取付け穴17,18を形成し、一方の穴17に溶接ナット20を配設し、他方の穴18に溶接ボルト21を配設するとともに、前記保護カバー13および前記ジョイント26の前記ABSユニット用ブラケット11の穴に対応する部位に穴22,23をそれぞれ形成し、前記溶接ボルト21に保護カバー13の一方の穴23を嵌合させ、前記溶接ボルト21の先端にナット25を螺合させ、前記保護カバー13の他方の穴22およびジョイント26の穴28にボルト27を挿通させ、その先端を前記溶接ナット20に螺合させて、前記保護カバー13および前記ジョイント26を前記ABSユニット用ブラケット11に固定するようにしたので、後部保護カバー13およびジョイント26が、仮止めしながらブラケット本体12に取付けられることから、組付け作業が容易になる。また、誤組付けの防止ができる。
また、トレーリングアーム5を介してリヤアクスルハウジング4を前記車体フレーム1に支持させ、前記リヤアクスルハウジング4の後方にラテラルロッド用ブラケット7aを介してラテラルロッド7を配設し、前記アクスルハウジング4の後方にショックアブソーバ8を配設して成るサスペンションを備え、前記リヤアクスルハウジング4の上面に、ブレーキ管用ブラケット4aを配設し、該ブラケット4aに前記ブレーキ管30の一端部を支持させ、そのブレーキ管30の他端部を、前記ブレーキ管用ブラケット4aから、前記アクスルハウジング4、前記ラテラルロッド用ブラケット7a、前記ショックアブソーバ8によって画成される空間33を経て後輪9まで配管させたので、車両後部のブレーキ配管が、ショックアブソーバ8,ショックアブソーバ用ブラケット8a,ラテラルロッド用ブラケット7a,リヤアクスルハウジング4によって、跳石,跳水等から保護される。
なお、本発明は、上記実施の形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲内で適宜変更して実施し得ることは言うまでもない。
本発明に係る車両のブレーキ配管構造におけるABSユニットの取付け位置を示した車体フレームの平面図である。 本発明に係るABSユニットのブラケットを示した斜視図である。 (a)〜(f)は本発明に係るABSユニットを車体フレームに取付ける手順を示した斜視図である。 本発明に係るブレーキ系を示した斜視図である。 本発明に係るABSユニットの取付け状態を車体後方から視た斜視図である。 本発明に係るABSユニットの後方配管を示した車体フレームの側面図である。 本発明に係るブレーキ管の後部車輪付近の配管を上方から視た車体後部斜視図である。 本発明に係るブレーキ管の後部車輪付近の配管を後方から視た車体後部斜視図である。
符号の説明
1 フレーム
1a サイドメンバ
1b クロスメンバ
1c エンジンマウント用ブラケット
2 エンジン
2a マウント
3 トランスミッション
4 リヤアクスルハウジング
4a ブラケット
5 トレーリングアーム
6 コイルスプリング
7 ラテラルロッド
7a ラテラルロッド用ブラケット
8 ショックアブソーバ
8a ショックアブソーバ用ブラケット
9 後輪
10 ABSユニット
11 ブラケット
12 ブラケット本体
12a 底壁
12b 側壁
12c 後縁片
13 保護カバー
14 穴
15 ABSユニット取付け部
16 加速度センサ取付け部
17,18 ジョイント取付け穴
19 ジョイント回り止め穴
20 ナット
21 ボルト
22,23 穴
24 加速度センサ
25 ナット
26 ジョイント
27 ボルト
28 穴
29 前方ブレーキ管
30 後方ブレーキ管
30a 後端部
32 ブレーキマスタシリンダ
33 空間

Claims (7)

  1. ABSユニット用ブラケットの底壁上面にABSユニットを配設し、該ABSユニットを、前記ABSユニット用ブラケットを介して、車体フレームのクロスメンバ後方で、車体フレームの一方のサイドメンバの車両幅方向内側面に設置したことを特徴とする車両のブレーキ配管構造。
  2. 前記クロスメンバは、エンジンマウント用クロスメンバであり、上方に張出して形成されたエンジンマウント用ブラケットの後方で、前記サイドメンバとトランスミッションとの間に、前記ABSユニットを位置させたことを特徴とする請求項1に記載の車両のブレーキ配管構造。
  3. 前記ABSユニット用ブラケットにおける前記ABSユニットの前方に加速度センサを設置したことを特徴とする請求項1または2に記載の車両のブレーキ配管構造。
  4. 前記ABSユニット用ブラケットの後部に、ジョイントを固定し、該ジョイントを介して、前記ABSユニットを車両後方のブレーキ管に連結することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の車両のブレーキ配管構造。
  5. 前記ABSユニット用ブラケットの後端に、後部保護カバーを、前記ジョイントと共締めによって配設したことを特徴とする請求項4に記載の車両のブレーキ配管構造。
  6. 前記ABSユニット用ブラケットに2つの穴を形成し、一方の穴に溶接ナットを配設し、他方の穴に溶接ボルトを配設するとともに、前記保護カバーおよび前記ジョイントの前記ABSユニット用ブラケットの穴に対応する部位に穴をそれぞれ形成し、前記溶接ボルトに保護カバーの一方の穴を嵌合させ、前記溶接ボルトの先端にナットを螺合させ、前記保護カバーの他方の穴およびジョイントの穴にボルトを挿通させ、その先端を前記溶接ナットに螺合させて、前記保護カバーおよび前記ジョイントを前記ABSユニット用ブラケットに固定するようにしたことを特徴とする請求項5に記載の車両のブレーキ配管構造。
  7. トレーリングアームを介してリヤアクスルハウジングを前記車体フレームに支持させ、 前記リヤアクスルハウジングの後方にラテラルロッド用ブラケットを介してラテラルロッドを配設し、前記アクスルハウジングの後方にショックアブソーバを配設して成るサスペンションを備え、
    前記リヤアクスルハウジングの上面に、ブレーキ管用ブラケットを配設し、該ブラケットに前記ブレーキ管の一端部を支持させ、そのブレーキ管を、前記ブレーキ管用ブラケットから、前記アクスルハウジング、前記ラテラルロッド用ブラケット、前記ショックアブソーバによって画成される空間を経て他端部を後輪まで配管させたことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の車両のブレーキ配管構造。
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