JP2007053863A - 管路構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 製造コストの増大を招くことなく管路に曲部を形成することができる管路構造を提供する。
【解決手段】 互いに軸線を一致させて配置される複数の直線状の直管部材11の挿入端14を、該挿入端に隣接して配置された直管部材11の接続端15に、各直管部材11の軸線と該各直管部材に隣接して配置された直管部材11の軸線とが交わる点Pを中心に枢動可能となるように挿入する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば電話線のような通信ケーブルを地中で案内するための管路構造に関する。
従来、例えば電話線のような通信ケーブルを地中で案内するための管路構造は、互いに軸線を一致させて地中に埋設され、通信ケーブルを案内する管路を構成すべく互いに接続される複数の直線状の直管部材を備える。この管路構造では、管路の途中に配置された例えば筒状のマンホールを回避して通信ケーブルを敷設する場合、管路に湾曲した曲部を形成する必要がある。管路に曲部を形成する際、マンホールを挟むように配置された一対の直管部材間に、管路に曲部を形成するための専用の複数の湾曲した曲管部材をマンホールの外周に沿って互いに軸線を一致させて配置し、各曲管部材を互いに接続する(例えば、特許文献1参照。)。
この各曲管部材で構成された曲部に沿って通信ケーブルを案内することにより、通信ケーブルの敷設がマンホールにより妨げられることを防止することができる。
特開2005−192329号(第8頁、図11)
しかしながら、通信ケーブルの管路に曲部を形成する度に、曲部の形成のための専用の曲管部材を直管部材とは別に用意する必要があり、また、各曲管部材の配置態様を設計する必要があることから、部品点数及び配管工事の工程数が増大するため、製造コストの増大を招く。
そこで、本発明の目的は、製造コストの増大を招くことなく管路に曲部を形成することができる管路構造を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、軸線を互いに一致させて配置され、管路を形成すべく互いに接続される複数の直線状の直管部材を備え、該各直管部材は、その一端部に、該一端部に隣接して配置された前記直管部材の他端部に挿入される挿入端を有し、その前記他端部に、該他端部に隣接して配置された前記直管部材の前記挿入端を前記各直管部材の枢動を許すように受け入れる接続端を有することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記各直管部材の前記挿入端は、その外周面と前記挿入端に隣接して配置された前記直管部材の前記接続端に該接続端における内周面との間に全周に亘って間隔がおかれるように挿入されており、前記各直管部材の前記挿入端の外周面には、それぞれ前記接続端への挿入状態で前記外周面から前記接続端の前記内周面に向けて張り出す張出部が形成されており、該各張出部と前記接続端の前記内周面との間には、それぞれ互いに隣接して配置された前記直管部材間をシールするための弾性変形可能なシール部材が設けられていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記各直管部材の前記接続端における前記内周面には、前記接続端内からの前記挿入端の脱落を防止すべく前記張出部に係合可能な抜止部が設けられていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の発明において、前記各直管部材は、それぞれ幹線用ケーブルと、該幹線用ケーブルから分岐し、建物に引き込まれる引込用ケーブルとを収容し、前記各直管部材内には、該各直管部材内に前記幹線用ケーブル及び前記引込用ケーブルをそれぞれ分離して収容するための収容部を規定すべく前記各直管部材内を分割するための分割部材がそれぞれ設けられていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、各直管部材の挿入端が、隣接した直管部材の接続端にそれぞれ枢動可能に挿入されることから、各直管部材を互いに接続した状態で互いに隣接する各直管部材の軸線のなす角度を各直管部材の枢動範囲内で自由に調節することができる。これにより、例えば通信ケーブルを案内するための管路構造に本発明を適用した場合、管路の途中に配置されたマンホールを回避させて通信ケーブルを敷設する際に、各直管部材をそれぞれの軸線と該各直管部材に隣接して配置された直管部材の軸線とが交わる点を中心に枢動させることにより、従来のような専用の曲管部材を用いることなく管路に曲部を形成することができる。従って、管路の曲部を各直管部材で構成することができることから、管路に曲部を形成する度に従来のような曲管部材を用いることによる部品点数及び配管工事の工程数の増大が抑制されるので、製造コストの削減を図ることができる。
請求項2に記載の発明によれば、各直管部材の挿入端に形成された張出部と接続端の内周面との間に、弾性変形可能なシール部材が設けられていることから、各直管部材が例えば地中に埋設された場合に、互いに隣接した各直管部材間から例えば地下水や塵埃等が浸入することを確実に防止することができる。
また、各シール部材が弾性変形可能であることから、各直管部材から各シール部材に押圧力を作用させることによってシール部材を弾性変形させることにより、各直管部材をそれぞれ容易に枢動させることができる。
更に、各シール部材が各直管部材の枢動時に弾性変形することから、各直管部材は、それぞれに隣接して配置された直管部材の接続端における内周面に各シール部材が当接した状態で枢動する。これにより、各直管部材の枢動時も、隣接する直管部材間が各シール部材によりシールされるので、各直管部材の枢動角度に拘わらず各直管部材間から例えば水や塵埃等が浸入することを確実に防止することができる。
請求項3に記載の発明によれば、各直管部材の接続端における内周面に、接続端内からの挿入端の脱落を防止すべく張出部に係合可能な抜止部が設けられていることから、地中に埋設された各直管部材に該各直管部材を隣接した直管部材から引き抜く方向に力が作用した場合でも、接続端に設けられた抜止部の抜け止め作用により接続端内に挿入された挿入端が接続端内から脱落することを防止することができる。これにより、接続端内から挿入端が脱落することによる各直管部材内への水及び塵埃等の浸入を確実に防止することができる。
請求項4に記載の発明によれば、直管部材内に、幹線用ケーブルと、該幹線用ケーブルから分岐し、建物に引き込まれる引込用ケーブルとが収容されており、各直管部材内に、該各直管部材内に幹線用ケーブル及び引込用ケーブルをそれぞれ分離して収容するための収容部を規定すべく各直管部材内を分割するための分割部材がそれぞれ設けられていることから、幹線用ケーブル及び引込用ケーブルが単一の管部材内に互いに異なる空間内で収容される。これにより、引込用ケーブルの引込時に、幹線用ケーブル及び引込用ケーブルが単一の管部材内に混在する場合のような引込用ケーブルの破損を防止することができる。
また、管路の前記した曲部を各直管部材で構成することができることから、引込用ケーブルを建物に引き込む際に、引込用ケーブルを管路から建物に案内するための引込管を管路の曲部にたとえ取り付けたとしても、管路の曲部が曲管部材で構成された場合に比べて引込管と曲管部材との間に隙間が形成され難い。これにより、引込管及び曲管部材間に水密性を確保することができる。
本発明を図示の実施例に沿って説明する。
図1は、電話線のような通信ケーブル12の幹線用ケーブル13を地中で案内するための管路構造10に本発明を適用した例を示す。幹線用ケーブル13は、従来よく知られているように、例えば電話局間を結ぶケーブルの束で構成されている。
本発明に係る管路構造10は、図1に示すように、直線状をなした複数の直管部材11を備える。各直管部材11は、図示の例では、例えば硬質塩化ビニルのような強度の高い合成樹脂材料で形成された円筒部材からなり、長手方向に一様の口径を有する。各直管部材11は、互いに軸線を一致させて地中に配置され、互いに接続されることにより、幹線用ケーブル13を地中で案内する管路Rを構成する。
本発明に係る直管部材11は、一端部に、該一端部に隣接して配置された直管部材11の他端部に挿入される挿入端14を有し、他端部に、該他端部に隣接して配置された直管部材11の挿入端14を受け入れる接続端15を有する。
各直管部材11の接続端15における内周面11aには、図示の例では、該内周面を廻り接続端15の端面に開放する第一の凹部16がそれぞれ形成されている。各第一の凹部16は、図示の例では、それぞれ各直管部材11の長手方向に所定の幅寸法を有する。各直管部材11の挿入端14における外周面11bには、図示の例では、該外周面を廻り挿入端14の端面に開放する第二の凹部17がそれぞれ形成されている。各第二の凹部17は、それぞれ各直管部材11の長手方向に各第一の凹部16とほぼ等しい大きさの幅寸法を有する。各第二の凹部17の底面17aで規定される径すなわち各挿入端14の外径は、第一の凹部16の底面16aで規定される径すなわち各接続端15の内径よりも小さくなるように設定されている。これにより、各接続端15への各挿入端14の挿入が可能となり、各接続端15への各挿入端14の挿入状態では、各接続端15の第一の凹部16の底面16aと各挿入端14の第二の凹部17の底面17aとの間に全周に亘って間隔がおかれる。
各第二の凹部17の底面17aの開放端17bには、図2に示すように、該開放端から各直管部材の径方向外方へ張り出す張出部18がそれぞれ形成されている。各張出部18は、図示の例では、それぞれ開放端17bを各直管部材11の周方向へ廻るように形成されている。各第二の凹部17の底面17aの開放端17bからの各張出部18の張り出し量は、各第一の凹部16の底面16aと各第二の凹部17の底面17aとの間の間隔よりも小さくなるように設定されている。各張出部18の先端18aには、図示の例では、互いに隣接した各直管部材11間をシールするための環状のシール部材19が設けられている。各シール部材19は、それぞれ例えばゴムのように弾性変形可能な材料で成形されており、各張出部18の先端18aに沿って配置されている。各接続端15への各挿入端14の挿入状態で各シール部材19がそれぞれ各第一の凹部16の底面16aに当接することにより、互いに隣接した各直管部材11間が封止される。また、各第一の凹部16及び各第二の凹部17が、前記したように、それぞれ各直管部材11の長手方向に所定の幅寸法を有することから、各シール部材19を各第一の凹部16の底面16aに各直管部材11の長手方向に沿って摺動させることにより、各接続端15への各挿入端14の挿入量が調節可能となり、従って、管路13がその長手方向に沿って伸縮可能となる。これにより、管路13全体の長さ寸法を調節することができる。更に、各直管部材11から各シール部材19に各第一の凹部16の底面16aへ向けての押圧力を作用させることにより、各直管部材11は、図1に示すように、それぞれシール部材19の弾性変形により封止機能が保持された状態で、各直管部材11の軸線と該各直管部材に隣接して配置された直管部材11の軸線とが交わる点Pを中心に枢動可能となる。
各第一の凹部16の底面16aには、図2に示すように、各接続端15からの各挿入端14の脱落を防止するための抜止部20が設けられている。各抜止部20は、図示の例では、それぞれ各第一の凹部16の底面16aの開放端16bに該開放端から各直管部材11の径方向内方へ突出して設けられている。各第一の凹部16の底面16aの開放端16bからの各抜止部20の突出量は、各接続端15への各挿入端14の挿入状態で各接続端15から各挿入端14を引き抜く方向へ各直管部材11が移動したときに、各張出部18に係合可能な大きさに設定されており、図示の例では、各第一の凹部16の底面16aと各第二の凹部17の底面17aとの間の間隔よりも小さくなるように設定されている。各抜止部20の先端20aには、図示の例では、それぞれ前記したと同様の環状のシール部材21が設けられている。各シール部材21は、各接続端15への各挿入端14の挿入状態で、各シール部材21がそれぞれ各第二の凹部17の底面17aに当接することにより、互いに隣接した各直管部材11間を各シール部材19と共同して封止する。
このように、各直管部材11の挿入端14が、隣接した直管部材11の接続端15にそれぞれ各直管部材11の軸線と該各直管部材に隣接して配置された直管部材11の軸線とが交わる点Pを中心に枢動可能に挿入されることから、各直管部材11を互いに接続した状態で互いに隣接する各直管部材11の軸線のなす角度を各直管部材11の枢動範囲内で自由に調節することができる。
これにより、例えば管路Rの途中に配置された図示しないマンホールを回避させて幹線用ケーブル13を敷設する際、各直管部材11をそれぞれ枢動させることにより、従来のような専用の曲管部材を用いることなく管路Rに曲部を形成することができる。
従って、管路Rの曲部を各直管部材11で構成することができることから、管路Rに曲部を形成する度に従来のような曲管部材を用いることによる部品点数及び配管工事の工程数の増大が抑制されるので、製造コストの削減を図ることができる。
また、前記したように、各直管部材11の挿入端14に形成された張出部18の先端18aに、弾性変形可能なシール部材19が設けられていることから、地中に互いに隣接して埋設された各直管部材11間から例えば地下水や塵埃等が浸入することを確実に防止することができる。
更に、前記したように、各張出部18に設けられた各シール部材19が弾性変形可能であることから、各直管部材11から各シール部材19に押圧力を作用させることによって各シール部材19を弾性変形させることにより、各直管部材11をそれぞれ容易に枢動させることができる。
また、前記したように、各直管部材11は、それぞれに隣接して配置された直管部材11の接続端15における内周面11aに各シール部材19が当接した状態で枢動することから、各直管部材11の枢動時も隣接する直管部材11間が各シール部材19によりシールされる。これにより、各直管部材11の枢動角度に拘わらず各直管部材11間から例えば地下水や塵埃等が浸入することを確実に防止することができる。
更に、前記したように、各直管部材11の接続端15における内周面11aに、接続端15内からの挿入端14の脱落を防止すべく各張出部18に係合可能な抜止部20が設けられていることから、地中に埋設された各直管部材11に該各直管部材を隣接した直管部材11から引き抜く方向に力が作用した場合でも、接続端15に設けられた抜止部20の抜け止め作用により接続端15内に挿入された挿入端14が接続端15内から脱落することを防止することができる。これにより、接続端15内から挿入端14が脱落することによる各直管部材11内への水及び塵埃等の浸入を確実に防止することができる。
また、前記したように、各抜止部20の先端20aに、互いに隣接した各直管部材11間を各張出部18に設けられた各シール部材19と共同して封止するシール部材21が設けられていることから、互いに隣接した各直管部材11間から地下水や塵埃等が浸入することをより確実に防止することができる。
本実施例では、互いに接続された各直管部材11で構成された管路R内に通信ケーブル12の幹線用ケーブル13が収容された例を示したが、幹線用ケーブル13に加え、該幹線用ケーブルから分岐して図示しない住宅や店舗等の建物に引き込まれる複数の引込用ケーブル22を管路R内に収容することができる。
この場合、図3(a)に示すように、各引込用ケーブル22を管路R内に各幹線用ケーブル13と分離して収容するために、各直管部材11の内部をその横断面で見て上下に二つに分割するための分割部材23を管路R内に設けることができる。
分割部材23は、図示の例では、管路Rの長手方向に沿って伸びるように配置されている。これにより、各直管部材11内は、その横断面で見て上下に二つに分割され、各直管部材11内には、幹線用ケーブル13及び引込用ケーブル22をそれぞれ収容するための収容部がそれぞれ規定される。これにより、幹線用ケーブル13及び引込用ケーブル22が、単一の管部材内に互いに異なる空間内で収容される。
分割部材23は、図3(b)に示す例では、各直管部材11の長手方向の長さ寸法とほぼ等しい長さ寸法毎に切断されており、分割部材23の切断された複数の部分間を、例えばゴムのように弾性変形可能な材料からなる連結部材24により互いに連結されている。これにより、分割部材23を各直管部材11の枢動に追従させることができる。分割部材23を各直管部材11の枢動に追従させるために、分割部材23を複数の部分に切断することに代えて、各直管部材11の接続部分に対応する位置で分割部材23の幅方向に沿って伸びる図示しないスリットを形成することができる。
各引込用ケーブル22を管路Rから建物に引き込む際、従来よく知られているように、各引込用ケーブル22を管路Rから取り出すための図示しない開口を管路Rに形成し、引込用ケーブル22を管路13から建物に案内するための図示しない引込管を管路Rに前記開口で管路R内に開放するように取り付ける。
従来、管路Rの前記した曲部が湾曲した図示しない曲管部材で構成された場合、曲部に前記引込管を取り付けたときに該引込管と前記曲管部材との間に隙間が形成され易く、前記引込管及び前記曲管部材間に水密性を確保することが困難である。
これに対し、図3に示す例によれば、前記したように、管路Rの図3(b)に示すような曲部を各直管部材11で構成することができることから、各引込用ケーブル22を建物に引き込む際に管路Rの曲部に前記引込管をたとえ取り付けたとしても、前記引込管を従来のように前記曲管部材に取り付ける場合に比べて前記引込管と前記曲管部材との間に隙間が形成され難い。これにより、前記引込管及び前記曲管部材間に水密性を確保することができる。
また、図3に示す例によれば、前記したように、幹線用ケーブル13及び引込用ケーブル22が単一の管部材内に互いに異なる空間内で収容されることから、引込用ケーブル22の引込時に、幹線用ケーブル13及び引込用ケーブル22が単一の管部材内に混在する場合のような引込用ケーブル22の破損を防止することができる。
また、本実施例では、各挿入端14の第二の凹部17の底面17aに形成された張出部18及び各接続端15の第一の凹部16の底面16aに形成された抜止部20にそれぞれシール部材19,21が設けられた例を示したが、これに代えて、各第一の凹部16及び各第二の凹部17内にそれぞれ張出部18の先端18a及び抜止部20の先端20aに当接可能なシール部材を設けることができる。
更に、本実施例では、各接続端15に各挿入端14を挿入可能とすべく、各挿入端14及び各接続端15にそれぞれ凹部16,17を形成した例を示したが、これに代えて、例えば各挿入端14をその端面に向けて各直管部材11の外径が漸減するように形成することができる。
また、本実施例では、地中に単に埋設される通信ケーブル12を案内する管路構造10に本発明を適用した例を示したが、これに代えて、例えば図示しないが従来よく知られた電線共同溝を用いた管路構造に本発明を適用することができる。この場合、地中に埋設された前記電線共同溝から地中を伸びる通信ケーブルを案内する管路に本発明を適用することができる。
更に、本実施例では、通信ケーブル12を地中で案内するための管路構造10に本発明を適用した例を示したが、これに代えて、例えば電力ケーブルのような通信ケーブル12以外のケーブルを案内するための管路構造に本発明を適用することができる。
本発明に係る管路構造を概略的に示す縦断面図である。 本発明に係る直管部材同士の接続状態を概略的に示す縦断面図である。 (a)は、各直管部材内に分割部材が設けられた例を概略的に示す横断面図であり、(b)は、各直管部材内に分割部材が設けられた例を概略的に示す縦断面図である。
符号の説明
10 管路構造
11 直管部材
11a 内周面
11b 外周面
12 ケーブル(通信ケーブル)
14 挿入端
15 接続端
18 張出部
19,21 シール部材
20 抜止部
23 分割部材

Claims (4)

  1. 軸線を互いに一致させて配置され、管路を形成すべく互いに接続される複数の直線状の直管部材を備え、該各直管部材は、その一端部に、該一端部に隣接して配置された前記直管部材の他端部に挿入される挿入端を有し、その前記他端部に、該他端部に隣接して配置された前記直管部材の前記挿入端を前記各直管部材の枢動を許すように受け入れる接続端を有することを特徴とする管路構造。
  2. 前記各直管部材の前記挿入端は、その外周面と前記挿入端に隣接して配置された前記直管部材の前記接続端に該接続端における内周面との間に全周に亘って間隔がおかれるように挿入されており、前記各直管部材の前記挿入端の外周面には、それぞれ前記接続端への挿入状態で前記外周面から前記接続端の前記内周面に向けて張り出す張出部が形成されており、該各張出部と前記接続端の前記内周面との間には、それぞれ互いに隣接して配置された前記直管部材間をシールするための弾性変形可能なシール部材が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の管路構造。
  3. 前記各直管部材の前記接続端における前記内周面には、前記接続端内からの前記挿入端の脱落を防止すべく前記張出部に係合可能な抜止部が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の管路構造。
  4. 前記各直管部材は、それぞれ幹線用ケーブルと、該幹線用ケーブルから分岐し、建物に引き込まれる引込用ケーブルとを収容し、前記各直管部材内には、該各直管部材内に前記幹線用ケーブル及び前記引込用ケーブルをそれぞれ分離して収容するための収容部を規定すべく前記各直管部材内を分割するための分割部材がそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の管路構造。
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