JP2007052056A - 画像形成装置、及び、画像形成システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザ等にとって利便性の高い画像形成装置、及び、画像形成システムを実現する。
【解決手段】現像装置がリサイクル品であるか否かを示す現像装置情報、を格納するためのメモリを備えた現像装置と、該現像装置による前記潜像の現像の際に濃淡ムラが発生すること、を防止するために前記現像の事前準備動作として前記現像剤担持体の回転動作を実行させるコントローラと、を有する画像形成装置であって、前記コントローラは、前記回転動作に関する制御モードとして、前記現像装置情報により、前記現像装置がリサイクル品である場合に対応した制御と、前記現像装置がリサイクル品でない場合に対応した制御とを有するする第一制御モードと、前記現像装置情報に関わらず、前記回転動作に関する制御を前記現像装置がリサイクル品である場合に対応した制御とする第二制御モードと、を実行することを特徴とする。
【選択図】図9

Description

本発明は画像形成装置、及び、画像形成システに関する。
レーザビームプリンタ等の画像形成装置は既によく知られている。かかる画像形成装置は、例えば、潜像を担持するための像担持体と、現像剤を担持するための回転可能な現像剤担持体を備え、当該現像剤担持体に担持された現像剤によって像担持体に担持された潜像を現像する現像装置と、を有しており、ホストコンピュータなどの外部装置から画像信号等が送信されると、現像装置を像担持体と対向する現像位置に位置決めし、像担持体に担持された潜像を、現像剤担持体に担持された現像剤で現像して現像剤像を形成し、当該現像剤像を媒体に転写して、最終的に媒体に画像を形成する。
ところで、現像装置による現像が長い間実行されていない状態(換言すれば、前記現像剤担持体が長い間回転していない状態)で、当該現像装置が潜像を現像すると、当該現像により得られる現像剤像(最終的には、画像)に濃淡ムラが発生することが知られており、かかる現象(又は、濃淡ムラ自体)は、放置バンディングと呼ばれている。
放置バンディングは、現像剤担持体が回転しない(動かない)状態が継続すると、現像剤担持体に担持された現像剤の帯電量が当該現像剤担持体の周方向において不均一となること、に起因して発生する。そして、当該放置バンディングの発生を防止するために前記現像の事前準備動作として現像剤担持体の回転動作(当該回転動作を、便宜上、準備回転動作と呼ぶ)を実行させて、現像の前に現像剤の帯電量を均一化させておく方策が提案されている。例えば、画像形成装置の電源投入の際や画像形成装置の電源が投入されている状態で現像剤担持体が継続した回転していない時間が所定時間を超えた際等に、現像剤担持体を回転させることにより、現像の際に放置バンティングが発生することを適切に防止することができる。
特開2004−126089号公報
ところで、資源の節約及び環境保護やコストの低減化等の観点から、現像装置のリサイクル(再利用)が、一般的に行われている。現像装置が使用されることにより現像装置内の現像剤がなくなった際に、当該現像装置は、現像装置の供給者等により回収される。そして、現像剤が、当該供給者等により再充填(リフィル)され、現像装置がリサイクル品として再生されることとなる。
そして、現像装置がリサイクル品である場合には、非リサイクル品(新規品)と比べて、現像装置に多少の劣化が認められることを考慮して、前述した準備回転動作に関する制御を、前記現像装置がリサイクル品であるか否かに応じて変化させる方策が有効である。当該方策としては、例えば、現像装置に備えられたメモリに、現像装置がリサイクル品であるか否かを示す現像装置情報(当該情報を、便宜上、リサイクル情報と呼ぶ)を格納しておき、当該リサイクル情報が、現像装置がリサイクル品であることを示している場合には、準備回転動作に関する制御を前記現像装置がリサイクル品である場合に対応した制御とし、現像装置がリサイクル品でないことを示している場合には、準備回転動作に関する制御を前記現像装置がリサイクル品でない場合に対応した制御とする方策が考えられる。
しかしながら、かかる方策が実行される際には、ユーザ等の利便性という観点で、下記の不都合が生ずる可能性がある。すなわち、ユーザ等が、リサイクル品でありながらリサイクル情報が非リサイクル品を示している現像装置(ユーザ等自身やサードパーティにより現像剤が現像装置に充填された場合等に、このような現像装置が製造される可能性がある)を使用する際に、現像装置がリサイクル品であるにもかかわらず、前記準備回転動作に関する制御が、現像装置がリサイクル品でない場合に対応した制御となる不都合が生ずることとなる。したがって、前記利便性を向上させるためには、ユーザ等がこのような現像装置を使用する場合に当該不都合が生じないようにするための方策が要請される。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ユーザ等にとって利便性の高い画像形成装置、及び、画像形成システムを実現することにある。
主たる本発明は、潜像を担持するための像担持体と、現像剤を担持するための回転可能な現像剤担持体を備え、該現像剤担持体に担持された現像剤によって前記像担持体に担持された潜像を現像する現像装置であって、該現像装置がリサイクル品であるか否かを示す現像装置情報、を格納するためのメモリを備えた現像装置と、該現像装置による前記潜像の現像の際に濃淡ムラが発生すること、を防止するために前記現像の事前準備動作として前記現像剤担持体の回転動作を実行させるコントローラと、を有する画像形成装置であって、前記コントローラは、前記回転動作に関する制御モードとして、前記現像装置情報が、前記現像装置がリサイクル品であることを示している場合には、前記回転動作に関する制御を前記現像装置がリサイクル品である場合に対応した制御とし、前記現像装置がリサイクル品でないことを示している場合には、前記回転動作に関する制御を前記現像装置がリサイクル品でない場合に対応した制御とする第一制御モードと、前記現像装置情報に関わらず、前記回転動作に関する制御を前記現像装置がリサイクル品である場合に対応した制御とする第二制御モードと、を実行することを特徴とする画像形成装置である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも次のことが明らかにされる。
潜像を担持するための像担持体と、現像剤を担持するための回転可能な現像剤担持体を備え、該現像剤担持体に担持された現像剤によって前記像担持体に担持された潜像を現像する現像装置であって、該現像装置がリサイクル品であるか否かを示す現像装置情報、を格納するためのメモリを備えた現像装置と、該現像装置による前記潜像の現像の際に濃淡ムラが発生すること、を防止するために前記現像の事前準備動作として前記現像剤担持体の回転動作を実行させるコントローラと、を有する画像形成装置であって、前記コントローラは、前記回転動作に関する制御モードとして、前記現像装置情報が、前記現像装置がリサイクル品であることを示している場合には、前記回転動作に関する制御を前記現像装置がリサイクル品である場合に対応した制御とし、前記現像装置がリサイクル品でないことを示している場合には、前記回転動作に関する制御を前記現像装置がリサイクル品でない場合に対応した制御とする第一制御モードと、前記現像装置情報に関わらず、前記回転動作に関する制御を前記現像装置がリサイクル品である場合に対応した制御とする第二制御モードと、を実行することを特徴とする画像形成装置。
かかる場合には、ユーザ等にとって利便性の高い画像形成装置が実現される。
また、前記現像装置がリサイクル品である場合に対応した制御は、前記回転動作を実行させる際に、前記現像剤担持体の回転速度を遅くする制御であり、前記現像装置がリサイクル品でない場合に対応した制御は、前記回転動作を実行させる際に、前記現像剤担持体の回転速度を速くする制御であることとしてもよい。
また、前記現像装置がリサイクル品である場合に対応した制御は、前記回転動作を実行させる際に、前記現像剤担持体の回転時間を長くする制御であり、前記現像装置がリサイクル品でない場合に対応した制御は、前記回転動作を実行させる際に、前記現像剤担持体の回転時間を短くする制御であることとしてもよい。
また、前記現像装置がリサイクル品である場合に対応した制御は、前記回転動作を実行させる際に、前記像担持体に潜像を形成して前記現像剤担持体上の現像剤を前記像担持体へ移動させる制御であり、前記現像装置がリサイクル品でない場合に対応した制御は、前記回転動作を実行させる際に、前記像担持体に潜像を形成しない制御であることとしてもよい。
また、ユーザからの指令の入力を受け付けるための入力受け付け部を有し、該入力受け付け部にて前記第一制御モードから前記第二制御モードへの変更指令が入力された際に、前記コントローラは、実行する前記制御モードを前記第一制御モードから前記第二制御モードへ変更することとしてもよい。
かかる場合には、第一制御モードから第二制御モードへの変更が短時間で実行される。
また、ユーザからの指令の入力を受け付けるための入力受け付け部を有し、前記コントローラは、前記入力受け付け部にて入力された指令に基づいて、前記像担持体に担持された潜像を前記現像装置に現像させ、現像により得られた現像剤像に発生した濃淡ムラの発生程度に基づいて、実行する前記制御モードを前記第一制御モードから前記第二制御モードへ変更するか否かを決定することとしてもよい。
かかる場合には、使用する現像装置が、リサイクル品でありながらリサイクル情報が非リサイクル品を示している現像装置、であることをユーザ等が完全には認識していない状況においても、ユーザ等が躊躇することなく、制御モードの変更を決断することができる。
また、ユーザからの指令の入力を受け付けるための入力受け付け部を有し、前記コントローラは、前記入力受け付け部にて入力された指令に基づいて、前記像担持体に潜像が形成されていない状態で、前記現像剤担持体に現像バイアスを印加して、前記像担持体上にかぶりを発生させ、発生したかぶりの発生程度に基づいて、実行する前記制御モードを前記第一制御モードから前記第二制御モードへ変更するか否かを決定することとしてもよい。
かかる場合には、使用する現像装置が、リサイクル品でありながらリサイクル情報が非リサイクル品を示している現像装置、であることをユーザ等が完全には認識していない状況においても、ユーザ等が躊躇することなく、制御モードの変更を決断することができる。
また、前記コントローラは、前記現像装置情報に関わらず、前記回転動作に関する制御を前記現像装置がリサイクル品でない場合に対応した制御とする第三制御モードを実行し、前記発生程度が予め設定された閾値より大きいときには、実行する前記制御モードを前記第一制御モードから前記第二制御モードへ変更し、前記発生程度が前記閾値より小さいときには、実行する前記制御モードを前記第一制御モードから前記第三制御モードへ変更することとしてもよい。
また、潜像を担持するための像担持体と、現像剤を担持するための回転可能な現像剤担持体を備え、該現像剤担持体に担持された現像剤によって前記像担持体に担持された潜像を現像する現像装置であって、該現像装置がリサイクル品であるか否かを示す現像装置情報、を格納するためのメモリを備えた現像装置と、該現像装置による前記潜像の現像の際に濃淡ムラが発生すること、を防止するために前記現像の事前準備動作として前記現像剤担持体の回転動作を実行させるコントローラと、を有する画像形成装置であって、前記コントローラは、前記回転動作に関する制御モードとして、前記現像装置情報が、前記現像装置がリサイクル品であることを示している場合には、前記回転動作に関する制御を前記現像装置がリサイクル品である場合に対応した制御とし、前記現像装置がリサイクル品でないことを示している場合には、前記回転動作に関する制御を前記現像装置がリサイクル品でない場合に対応した制御とする第一制御モードと、前記現像装置情報に関わらず、前記回転動作に関する制御を前記現像装置がリサイクル品である場合に対応した制御とする第二制御モードと、を実行し、前記現像装置がリサイクル品である場合に対応した制御は、前記回転動作を実行させる際に、前記現像剤担持体の回転時間を長くする制御であり、前記現像装置がリサイクル品でない場合に対応した制御は、前記回転動作を実行させる際に、前記現像剤担持体の回転時間を短くする制御であり、前記現像装置がリサイクル品である場合に対応した制御は、前記回転動作を実行させる際に、前記現像剤担持体の回転速度を遅くする制御であり、前記現像装置がリサイクル品でない場合に対応した制御は、前記回転動作を実行させる際に、前記現像剤担持体の回転速度を速くする制御であり、前記現像装置がリサイクル品である場合に対応した制御は、前記回転動作を実行させる際に、前記像担持体に潜像を形成して前記現像剤担持体上の現像剤を前記像担持体へ移動させる制御であり、前記現像装置がリサイクル品でない場合に対応した制御は、前記回転動作を実行させる際に、前記像担持体に潜像を形成しない制御であり、ユーザからの指令の入力を受け付けるための入力受け付け部を有し、前記コントローラは、前記入力受け付け部にて入力された指令に基づいて、前記像担持体に担持された潜像を前記現像装置に現像させ、現像により得られた現像剤像に発生した濃淡ムラの発生程度に基づいて、実行する前記制御モードを前記第一制御モードから前記第二制御モードへ変更するか否かを決定し、前記コントローラは、前記現像装置情報に関わらず、前記回転動作に関する制御を前記現像装置がリサイクル品でない場合に対応した制御とする第三制御モードを実行し、前記発生程度が予め設定された閾値より大きいときには、実行する前記制御モードを前記第一制御モードから前記第二制御モードへ変更し、前記発生程度が前記閾値より小さいときには、実行する前記制御モードを前記第一制御モードから前記第三制御モードへ変更することを特徴とする画像形成装置も実現可能である。
このようにすれば、既述の殆どの効果を奏するため、本発明の目的がより有効に達成される。
また、コンピュータ、及び、このコンピュータに接続可能な画像形成装置であって、潜像を担持するための像担持体と、現像剤を担持するための回転可能な現像剤担持体を備え、該現像剤担持体に担持された現像剤によって前記像担持体に担持された潜像を現像する現像装置であって、該現像装置がリサイクル品であるか否かを示す現像装置情報、を格納するためのメモリを備えた現像装置と、該現像装置による前記潜像の現像の際に濃淡ムラが発生すること、を防止するために前記現像の事前準備動作として前記現像剤担持体の回転動作を実行させるコントローラと、を有する画像形成装置であって、前記コントローラは、前記回転動作に関する制御モードとして、前記現像装置情報が、前記現像装置がリサイクル品であることを示している場合には、前記回転動作に関する制御を前記現像装置がリサイクル品である場合に対応した制御とし、前記現像装置がリサイクル品でないことを示している場合には、前記回転動作に関する制御を前記現像装置がリサイクル品でない場合に対応した制御とする第一制御モードと、前記現像装置情報に関わらず、前記回転動作に関する制御を前記現像装置がリサイクル品である場合に対応した制御とする第二制御モードと、を実行する画像形成装置、を備えたことを特徴とする画像形成システムも実現可能である。
かかる場合には、ユーザ等にとって利便性の高い画像形成システムが実現される。
===画像形成装置(レーザビームプリンタ)の概要===
次に、図1及び図2を用いて、画像形成装置としてレーザビームプリンタ(以下、プリンタともいう。)10を例にとって、その概要について説明する。図1は、プリンタ本体10aに対する、現像装置51(52、53、54)及び感光体ユニット75の着脱構成を説明するための図である。図2は、プリンタ10を構成する主要構成要素を示した図である。なお、図2は、図1におけるX方向と垂直な断面の図である。また、図1、図2には、矢印にて上下方向を示しており、例えば、給紙トレイ92は、プリンタ10の下部に配置されており、定着ユニット90は、プリンタ10の上部に配置されている。
<<<着脱構成>>>
プリンタ本体10aには、現像装置51(52、53、54)、及び感光体ユニット75が着脱可能である。これら現像装置51(52、53、54)及び感光体ユニット75がプリンタ本体10aに装着されることにより、プリンタ10が構成される。
プリンタ本体10aは、開閉可能な第一開閉カバー10b、第一開閉カバー10bより内側に設けられ開閉可能な第二開閉カバー10c、感光体ユニット75を着脱するための感光体ユニット着脱開口10d、及び、現像装置51(52、53、54)を着脱するための現像装置着脱開口10eを有している。
ここで、ユーザ等が第一開閉カバー10bを開くことにより、感光体ユニット着脱開口10dを介して感光体ユニット75をプリンタ本体10aに対して着脱することが可能となる。感光体ユニット75は、プリンタ本体10aへ挿入されることにより、プリンタ本体10aに装着される。
さらに、ユーザ等が第二開閉カバー10cを開くことにより、現像装置着脱開口10eを介して現像装置51(52、53、54)をプリンタ本体10aに対して着脱することが可能となる。現像装置51(52、53、54)は、プリンタ本体10aへ挿入されることにより、プリンタ本体10aに装着される。
<<<プリンタ10の概要>>>
現像装置51(52、53、54)及び感光体ユニット75がプリンタ本体10aに装着された状態におけるプリンタ10の概要を説明する。
本実施の形態に係るプリンタ10は、図2に示すように、潜像を担持するための像担持体の一例としての感光体20の回転方向に沿って、帯電ユニット30、露光ユニット40、YMCK現像デバイス50、一次転写ユニット60、中間転写体70、クリーニングブレード76を有し、さらに、二次転写ユニット80、定着ユニット90、操作パネル95、及び、これらのユニット等を制御しプリンタ10の動作を制御するコントローラの一例としての制御ユニット100(図3)を有している。
感光体20は、円筒状の導電性基材とその外周面に形成された感光層を有し、中心軸を中心に回転可能であり、本実施の形態においては、図2中の矢印で示すように時計回りに回転する。
帯電ユニット30は、感光体20を帯電するための装置であり、露光ユニット40は、レーザを照射することによって帯電された感光体20上に潜像を形成する装置である。この露光ユニット40は、半導体レーザ、ポリゴンミラー、F−θレンズ等を有しており、パーソナルコンピュータ、ワードプロセッサ等の不図示のホストコンピュータから入力された画像信号に基づいて、変調されたレーザを帯電された感光体20上に照射する。
YMCK現像デバイス50は、回転体としてのロータリー55と、このロータリー55に装着された4つの現像装置を有している。ロータリー55は、回転可能であり、4つの現像装置51、52、53、54の各々を現像装置着脱開口10eを介して着脱可能な、4つの着脱部55b、55c、55d、55eを備えている。ブラック(K)トナーを収容したブラック現像装置51は、着脱部55bに対して着脱可能であり、マゼンタ(M)トナーを収容したマゼンタ現像装置52は、着脱部55cに対して着脱可能であり、シアン(C)トナーを収容したシアン現像装置53は、着脱部55dに対して着脱可能であり、イエロー(Y)トナーを収容したイエロー現像装置54は、着脱部55eに対して着脱可能である。
ロータリー55は、回転することにより、着脱部55b、55c、55d、55eにそれぞれ装着された前記4つの現像装置51、52、53、54を移動させる。すなわち、このロータリー55は、装着された4つの現像装置51、52、53、54を、中心軸55aを中心として、それらの相対位置を維持したまま回転させる。そして、感光体20に形成された潜像に、現像装置51、52、53、54を選択的に対向させ、それぞれの現像装置51、52、53、54に収容された現像剤の一例としてのトナーにて、感光体20上の潜像を現像する。なお、各現像装置の詳細については後述する。
一次転写ユニット60は、感光体20に形成された単色トナー像を中間転写体70に転写するための装置であり、4色のトナーが順次重ねて転写されると、中間転写体70にフルカラートナー像が形成される。
この中間転写体70は、PETフィルムの表面に錫蒸着層を設けさらにその表層に半導電塗料を形成、積層したエンドレスのベルトであり、感光体20とほぼ同じ周速度にて回転駆動される。中間転写体70の近傍には同期用読み取りセンサRSが設けられている。この同期用読み取りセンサRSは、中間転写体70の基準位置を検知するためのセンサであり、主走査方向と直交する副走査方向における同期信号Vsyncを得る。同期用読み取りセンサRSは、光を発するための発光部と、光を受光するための受光部とを有している。前記発光部から発せられた光が、中間転写体70の所定の位置に形成された穴を通過し、前記受光部によって受光された際に、同期用読み取りセンサRSは、パルス信号を発する。このパルス信号は、中間転写体70が一回転する毎に一つ発せられる。
また、中間転写体70の近傍には、中間転写体70上のトナー像の濃度を検出するためのパッチセンサ72が設けられている。プリンタ10は、所定のタイミングで、画像の濃度を制御するための制御動作を実行するが、かかる際に、当該パッチセンサ72が用いられる。すなわち、前記制御動作が実行される際には、トナー像としてのパッチ像(テストパターン)が現像され、当該パッチ像が中間転写体70に転写される。そして、中間転写体70に転写されたパッチ像の濃度が、パッチセンサ72により検出され、検出されたパッチ像の濃度に基づいて、画像の濃度が調整される。
二次転写ユニット80は、中間転写体70上に形成された単色トナー像やフルカラートナー像を紙、フィルム、布等の記録媒体に転写するための装置である。
定着ユニット90は、記録媒体上に転写された単色トナー像やフルカラートナー像を紙等の記録媒体に融着させて永久像とするための装置である。
クリーニングブレード76は、ゴム製であり、感光体20の表面に当接している。このクリーニングブレード76は、一次転写ユニット60によって中間転写体70上にトナー像が転写された後に、感光体20上に残存するトナーを掻き落として除去する。
操作パネル95は、ユーザとのインターフェイスとなる部分であり、ユーザからの指令の入力を受け付けるための入力受け付け部やユーザへ各種情報を与えるための情報出力部としての機能を発揮する。これらの機能を発揮するために、操作パネル95は、操作ボタン、液晶パネル等を備えている。
制御ユニット100は、図3に示すようにメインコントローラ101と、ユニットコントローラ102とで構成され、メインコントローラ101には画像信号が入力され、この画像信号に基づく指令に応じてユニットコントローラ102が前記各ユニット等を制御して画像を形成する。
感光体ユニット75は、一次転写ユニット60と露光ユニット40との間に設けられ、前記感光体20、前記帯電ユニット30、前記クリーニングブレード76、クリーニングブレード76により掻き落とされたトナーを収容する廃トナー収容部76a、ハウジング75b、及び、当該ハウジング75bに設けられたメモリユニット75a等、を有している。メモリユニット75aは、プリンタ本体10aに設けられた感光体ユニット用本体側アンテナ124aと無線通信することが可能となっている。
次に、このように構成されたプリンタ10の画像形成動作について説明する。
まず、不図示のホストコンピュータからの画像信号がインターフェイス(I/F)112を介してプリンタ10のメインコントローラ101に入力されると、このメインコントローラ101からの指令に基づくユニットコントローラ102の制御により感光体20、及び、中間転写体70が回転する。その後、同期用読み取りセンサRSにより中間転写体70の基準位置が検出され、パルス信号が出力される。このパルス信号は、シリアルインターフェイス121を介してユニットコントローラ102に送られ、当該パルス信号を基準として、換言すれば、当該パルス信号が送られてから所定時間経過後に、現像装置に設けられた後述する現像ローラ510が回転し始める。また、以下に述べる種々の動作も当該パルス信号に基づいて行われる。
感光体20は、回転しながら、帯電位置において帯電ユニット30により順次帯電される。感光体20の帯電された領域は、感光体20の回転に伴って露光位置に至り、露光ユニット40によって、第1色目、例えばイエローYの画像情報に応じた潜像が該領域に形成される。
感光体20上に形成された潜像は、感光体20の回転に伴って現像位置に至り、イエロー現像装置54によってイエロートナーで現像される。これにより、感光体20上にイエロートナー像が形成される。
感光体20上に形成されたイエロートナー像は、感光体20の回転に伴って一次転写位置に至り、一次転写ユニット60によって、中間転写体70に転写される。この際、一次転写ユニット60には、トナーの帯電極性とは逆の極性の一次転写電圧が印加される。なお、この間、感光体20と中間転写体70とは接触しており、また、二次転写ユニット80は、中間転写体70から離間している。
上記の処理が、第2色目、第3色目及び第4色目について繰り返して実行されることにより、各画像信号に対応した各色のトナー像が、中間転写体70に重なり合って転写される。これにより、中間転写体70上にはフルカラートナー像が形成される。
中間転写体70上に形成されたフルカラートナー像は、中間転写体70の回転に伴って二次転写位置に至り、二次転写ユニット80によって記録媒体に転写される。なお、記録媒体は、給紙トレイ92から、給紙ローラ94、レジローラ96を介して二次転写ユニット80へ搬送される。また、転写動作を行う際、二次転写ユニット80は中間転写体70に押圧されるとともに二次転写電圧が印加される。
記録媒体に転写されたフルカラートナー像は、定着ユニット90によって加熱加圧されて記録媒体に融着される。
一方、感光体20は一次転写位置を経過した後に、クリーニングブレード76によって、その表面に付着しているトナーが掻き落とされ、次の潜像を形成するための帯電に備える。掻き落とされたトナーは、廃トナー収容部76aに回収される。
===制御ユニットの概要===
次に、制御ユニット100の構成について図3を参照しつつ説明する。図3は、プリンタ10に設けられた制御ユニット100を示すブロック図である。
制御ユニット100のメインコントローラ101は、インターフェイス112を介してホストコンピュータと接続され、このホストコンピュータから入力された画像信号を記憶するための画像メモリ113を備えている。
制御ユニット100のユニットコントローラ102は、各ユニット(帯電ユニット30、露光ユニット40、一次転写ユニット60、感光体ユニット75、二次転写ユニット80、定着ユニット90、操作パネル95)及びYMCK現像デバイス50と電気的に接続され、それらが備えるセンサからの信号を受信することによって、各ユニット及びYMCK現像デバイス50の状態を検出しつつ、メインコントローラ101から入力される信号に基づいて、各ユニット及びYMCK現像デバイス50を制御する。各ユニット及びYMCK現像デバイス50を駆動するための構成要素として、図3では、感光体ユニット駆動制御回路、帯電ユニット駆動制御回路、露光ユニット駆動制御回路、YMCK現像デバイス駆動制御回路、一次転写ユニット駆動制御回路、二次転写ユニット駆動制御回路、及び、定着ユニット駆動制御回路、操作パネル駆動制御回路等が示されている。
また、ユニットコントローラ102が備えるCPU120は、シリアルインターフェイス(I/F)121を介して、シリアルEEPROM等の不揮発性記憶素子(以下、本体側メモリ122ともいう)に接続されている。
また、CPU120は、シリアルインターフェイス121、送受信回路123、及び、現像装置用本体側アンテナ124bを介して、各現像装置51、52、53、54に設けられた後述するメモリユニット51a、52a、53a、54aと、無線通信可能となっている。また、CPU120は、シリアルインターフェイス121、送受信回路123、及び、感光体ユニット用本体側アンテナ124aを介して、感光体ユニット75に設けられた前述したメモリユニット75aと無線通信可能となっている。無線通信の際に、現像装置用本体側アンテナ124bは、各現像装置51、52、53、54に設けられたメモリユニット51a、52a、53a、54aに情報を書き込む。また、現像装置用本体側アンテナ124bは、各現像装置51、52、53、54に設けられたメモリユニット51a、52a、53a、54aから情報を読み込むことも可能である。無線通信の際に、感光体ユニット用本体側アンテナ124aは、感光体ユニット75に設けられたメモリユニット75aに情報を書き込む。また、感光体ユニット用本体側アンテナ124aは、感光体ユニット75に設けられたメモリユニット75aから情報を読み込むことも可能である。
===現像装置の概要===
次に、図4乃至図7を用いて、現像装置の概要について説明する。図4は、ブラック現像装置51の主要構成要素を示した断面図である。図5は、ブラック現像装置51を現像ローラ510側から見た分解斜視図である。図6及び図7については後述する。なお、図4に示す断面図は、図5に示す長手方向に垂直な面でブラック現像装置51を切り取った断面を表したものである。また、図4においては、矢印にて上下方向を示しており、例えば、現像ローラ510の中心軸は、感光体20の中心軸よりも下方にある。また、図4では、ブラック現像装置51が、感光体20と対向する現像位置に位置している状態にて示されている。
ロータリー55には、ブラック(K)トナーを収容したブラック現像装置51、マゼンタ(M)トナーを収容したマゼンタ現像装置52、シアン(C)トナーを収容したシアン現像装置53及びイエロー(Y)トナーを収容したイエロー現像装置54が設けられているが、各現像装置の構成は同様であるので、以下、ブラック現像装置51について説明する。
ブラック現像装置51は、図4及び図5に示すように、ハウジング540、トナー収容体530、現像剤担持体の一例としての現像ローラ510、トナー供給ローラ550、規制ブレード560、シール部材520、メモリユニット51a等を備えている。
ハウジング540は、一体成形された上ハウジングと下ハウジング等を溶着して製造されたものであり、その内部に、トナーTを収容するためのトナー収容体530が形成されている。トナー収容体530は、内壁から内方へ(図4の上下方向)突出させたトナーTを仕切るための規制壁545により、二つのトナー収容部、すなわち、第一トナー収容部530aと第二トナー収容部530bと、に分けられている。第一トナー収容部530aと第二トナー収容部530bとは、上部が連通され、規制壁545によりトナーTの移動が規制されている。
また、第一トナー収容部530aの下部には、ハウジング540の外部と連通する開口541が設けられている。第一トナー収容部530aには、トナー供給ローラ550が、その周面を前記開口541に臨ませて設けられ、ハウジング540に回転可能に支持されている。また、ハウジング540の外側からは、開口541に周面を臨ませて、現像ローラ510が設けられ、この現像ローラ510は、トナー供給ローラ550に当接している。
現像ローラ510は、トナーTを担持して感光体20と対向する現像位置に搬送する。この現像ローラ510は、アルミニウム、ステンレス、鉄等により製造されており、必要に応じて、ニッケルメッキ、クロムメッキ等が施されている。また、図5に示すように、現像ローラ510は、その長手方向が、ブラック現像装置51の長手方向に沿うように設けられている。また、現像ローラ510は、中心軸を中心として回転可能であり、図4に示すように、感光体20の回転方向(図4において時計方向)と逆の方向(図4において反時計方向)に回転する。その中心軸は、感光体20の中心軸よりも下方にある。また、図4に示すように、ブラック現像装置51が感光体20と対向している状態では、現像ローラ510と感光体20との間には空隙が存在する。すなわち、ブラック現像装置51は、感光体20上に形成された潜像を非接触状態で現像する。なお、感光体20上に形成された潜像を現像する際には、現像ローラ510に直流電圧と交流電圧が重畳された現像バイアスが印加され、現像ローラ510と感光体20との間に交番電界が形成される。
トナー供給ローラ550は、トナーTを現像ローラ510に供給する。このトナー供給ローラ550は、ポリウレタンフォーム等からなり、弾性変形された状態で現像ローラ510に当接している。トナー供給ローラ550は、第一トナー収容部530aの下部に配置されており、第一トナー収容部530a及び第二トナー収容部530bに収容されたトナーTは、第一トナー収容部530aの下部にてトナー供給ローラ550によって現像ローラ510に供給される。トナー供給ローラ550は、中心軸を中心として回転可能であり、その中心軸は、現像ローラ510の回転中心軸よりも下方にある。また、トナー供給ローラ550は、現像ローラ510の回転方向(図4において反時計方向)と逆の方向(図4において時計方向)に回転する。なお、トナー供給ローラ550は、トナーTを現像ローラ510に供給する機能を有するとともに、現像ローラ510に当接した状態で回転して、現像後に現像ローラ510に残存しているトナーTを、現像ローラ510から掻き取る機能をも有している。
規制ブレード560は、現像ローラ510に当接して、現像ローラ510に担持されたトナーTの層厚を規制し、また、現像ローラ510に担持されたトナーTに電荷を付与する。この規制ブレード560は、ゴム部560aと、ゴム支持部560bとを有している。ゴム部560aは、シリコンゴム、ウレタンゴム等からなり、ゴム支持部560bは、リン青銅、ステンレス等のバネ性を有する薄板である。ゴム部560aは、ゴム支持部560bに支持されており、ゴム支持部560bは、その一端がブレード支持板金562に固定されている。この状態で、ゴム部560aは、ゴム支持部560bの撓みによる弾性力によって、現像ローラ510に押しつけられている。
また、規制ブレード560の現像ローラ510側とは逆側には、モルトプレーン等からなるブレード裏部材570が設けられている。ブレード裏部材570は、ゴム支持部560bとハウジング540との間にトナーTが入り込むことを防止して、ゴム支持部560bの撓みによる弾性力を安定させるとともに、ゴム部560aの真裏からゴム部560aを現像ローラ510の方向へ付勢することによって、ゴム部560aを現像ローラ510に押しつけている。したがって、ブレード裏部材570は、ゴム部560aの現像ローラ510への均一当接性及びシール性を向上させている。
規制ブレード560の、ブレード支持板金562に支持されている側とは逆側の端、すなわち、先端は、現像ローラ510に接触しておらず、該先端から所定距離だけ離れた部分が、現像ローラ510に幅を持って接触している。すなわち、規制ブレード560は、現像ローラ510にエッジにて当接しておらず、腹当たりにて当接している。また、規制ブレード560は、その先端が現像ローラ510の回転方向の上流側に向くように配置されており、いわゆるカウンタ当接している。なお、規制ブレード560が現像ローラ510に当接する当接位置は、現像ローラ510の中心軸よりも下方であり、かつ、トナー供給ローラ550の中心軸よりも下方である。
シール部材520は、ブラック現像装置51内のトナーTがユニット外に漏れることを防止するとともに、現像位置を通過した現像ローラ510上のトナーTを、掻き落とすことなく現像装置内に回収する。このシール部材520は、ポリエチレンフィルム等からなるシールである。シール部材520は、シール支持板金522によって支持されている。また、シール部材520の現像ローラ510側とは逆側には、モルトプレーン等からなるシール付勢部材524が設けられており、シール部材520は、シール付勢部材524の弾性力によって、現像ローラ510に押しつけられている。なお、シール部材520が現像ローラ510に当接する当接位置は、現像ローラ510の中心軸よりも上方である。
また、前述したハウジング540には、メモリユニット51aが設けられている。本実施の形態に係るメモリユニット51aは、小型かつ薄型の矩形形状を有する部材であり、メモリタグなどと呼ばれ、多種市販されているものである。
このメモリユニット51aは、裏面に接着面(粘着面)を有しており、当該接着面がハウジング540の表面に接着することにより、ハウジング540に固定されている。より具体的には、ハウジング540は、図5に示すように、窪み540aを有しており、メモリユニット51aは、当該窪み540aに嵌り込むような状態で、当該窪み540aの表面に接着されている。また、メモリユニット51aは、ブラック現像装置51の長手方向端部に設けられている。なお、当該端部は、図5等に示すように、ブラック現像装置51をプリンタ本体10aへ挿入する際の挿入方向下流側に位置する方の端部である。なお、メモリユニット51aの構成については、後に詳しく説明する。
このように構成されたブラック現像装置51において、トナー供給ローラ550が、トナー収容体530に収容されているトナーTを現像ローラ510に供給する。現像ローラ510に供給されたトナーTは、現像ローラ510の回転に伴って、規制ブレード560の当接位置に至り、該当接位置を通過する際に、層厚が規制されるとともに、電荷が付与される。層厚が規制された現像ローラ510上のトナーTは、現像ローラ510のさらなる回転によって、感光体20に対向する現像位置に至り、該現像位置にて交番電界下で感光体20上に形成された潜像の現像に供される。現像ローラ510のさらなる回転によって現像位置を通過した現像ローラ510上のトナーTは、シール部材520を通過して、該シール部材520によって掻き落とされることなく現像装置内に回収される。
<<<メモリユニットの構成>>>
次に、図6及び図7を参照しつつ、メモリユニット51aの構成について説明する。図6は、メモリユニット51aの構成を示す平面図である。図7は、メモリユニット51aの内部構成を説明するためのブロック図である。
ブラック現像装置51以外の現像装置に設けられているメモリユニットは、ブラック現像装置51に設けられているメモリユニット51aと同様であるため、以下、ブラック現像装置51に設けられているメモリユニット51aを例にとって説明する。
メモリユニット51aは、長方形状の可撓性を有する薄板プラスチック製の基材としての薄板基材51i、銅箔を長方形の平面コイル状に配線したアンテナ51d、アンテナの両端部に設けられたアンテナ端子51j、メモリを有する素子としての非接触ICチップ51b、非接触ICチップ51bのチップ端子とアンテナ端子51jとを接続するアルミ製の2つの連結部51k、及び、これらを覆って51iとの間に挟むフィルム状の保護シート51mを有している。
図6に示すように、アンテナは、長方形状の薄板基材51iにおける長手方向の一方の端部側にアンテナ端子51jが配置され、薄板基材51iの外形に沿ってコイル状に約10周引き回され、そのアンテナ51dの内側にもう一つのアンテナ端子51jが設けられている。外側のアンテナ端子51jと内側のアンテナ端子51jとは、薄板基材51iの長手方向において同じ側に設けられている。薄板基材51i上では、長方形の縦及び横の辺に沿って、アンテナ51dの銅箔パターンが10本並べられており、薄板基材51iにおいてアンテナ端子51jが設けられている端部側の一方の角部にて5本ずつ分けられ、それらの間に非接触ICチップ51bが配置されている。そして、非接触ICチップ51bに設けられたチップ端子(不図示)とアンテナ端子51jとを接続する2つの連結部51kは、各々5本の銅箔パターン上に架け渡されて設けられている。すなわち、薄板基材51i上には、長手方向の一方の端側に、非接触ICチップ51b、2つのアンテナ端子51j、2つの連結部51kが設けられており、そのほかの領域には中央を除いてアンテナ51dとしての銅箔のパターンが引き回されている。
非接触ICチップ51bは、図7に示すように、共振用コンデンサ51c、整流器51e、信号解析部RF(Radio Frequency)51f、制御部51g、メモリ51hを有している。メモリ51hは、NAND型フラッシュROMなど電気的に読み書き可能な不揮発性のメモリであり、書き込まれた情報を記憶しておくこと、及び、記憶した情報を外部から読み取ることが可能なものである。
メモリ51hには、現像装置に関する情報(現像装置情報)が格納されている。例えば、当該情報として、ID情報、製造年月日、現像装置の仕向地を特定するための情報、現像装置の製造ラインを特定するための情報、現像装置の対応機種を特定するための情報等が格納されている。
また、発明が解決しようとする課題で説明したように、資源の節約及び環境保護やコストの低減化等の観点から、現像装置のリサイクル(再利用)が、一般的に行われている。現像装置が使用されることにより現像装置内のトナーがなくなった際に、当該現像装置は、現像装置の供給者等により回収される。そして、トナーが、当該供給者等により再充填(リフィル)され、現像装置がリサイクル品として再生されることとなる。そして、本実施の形態に係るプリンタ10においては、現像装置がリサイクル品であるか否かを示す情報(リサイクル情報)もメモリ51hに格納されている。
メモリユニット51aのアンテナ51dと、現像装置用本体側アンテナ124bとは、互いに無線にて通信し合い、メモリ51hに保存された情報の読み取りやメモリ51hへの情報の書き込みが行われる。また、プリンタ本体10aの前記送受信回路123で発生された高周波信号は、現像装置用本体側アンテナ124bを介して高周波磁界として誘起される。この高周波磁界は、メモリユニット51aのアンテナ51dを介して吸収され、整流器51eで整流されて非接触ICチップ51b内の各回路を駆動する直流電力源となる。
===ロータリーの概要===
次に、ロータリー55の概要について、図8A、図8B、及び、図8Cを用いて説明する。ロータリー55は、その中心に位置する中心軸55aを有し、この中心軸55aには現像装置を保持するための支持フレーム55fが固定され、中心軸55aは、プリンタ10の筐体をなす2枚のフレーム側板(図示せず)の間に架け渡されて、その両端部が支持されている。なお、中心軸55aの軸方向は、鉛直方向と交差している。
この支持フレーム55fは、前述した4つの現像装置51、52、53、54が着脱自在に保持される4つの着脱部を周方向に90°間隔で備えている。
中心軸55aには不図示のパルスモータがクラッチを介して接続されており、このパルスモータを駆動することで支持フレーム55fを回転させ、上記4つの現象ユニット51、52、53、54を所定の位置に位置決めできるようになっている。
図8A、図8B、及び、図8Cは、回転するロータリー55の3つの停止位置を示した図であり、図8Aは、画像形成の実行を待機しているときの待機位置であって、ロータリー55の回転方向の基準位置となる停止位置でもあるホームポジション位置(以下「HP位置」という)を、図8Bは、ロータリー55に装着されたイエロー現像装置54の通信位置を、図8Cは、イエロー現像装置54の着脱位置を、それぞれ示している。
ここで、図8B及び図8Cにおいて、通信位置と着脱位置はイエロー現像装置54を対象として示しているが、ロータリー55を90°ずつ回転させると、各現像装置の通信位置と着脱位置となる。
先ず、図8Aに示すHP位置について説明する。ロータリー55の中心軸55aの一方端側には、HP位置を検出するためのHP検出部(不図示)が設けられている。このHP検出部は、中心軸55aの一方端に固着された信号生成用の円盤と、発光部、受光部を備えたフォト・インタラプター等からなるHPセンサとで構成されている。円盤の周縁部は、HPセンサの発光部と受光部との間に位置するように配置され、円盤に形成されたスリット部がHPセンサの検出位置に移動してくると、HPセンサからの出力信号が「L」から「H」に変化する。そして、この信号レベルの変化とパルスモータのパルス数に基づきロータリー55のHP位置が検出され、このHP位置を基準として、各現像装置を通信位置等に位置決めすることができるようになっている。
図8Bは、前記HP位置から所定のパルス数分だけ、前記パルスモータを回転させたイエロー現像装置54の通信位置である。図8Bに示すイエロー現像装置54の通信位置において、イエロー現像装置54のメモリユニット54aは、プリンタ本体10aに設けられた現像装置用本体側アンテナ124bと無線通信する。なお、このイエロー現像装置54に対する通信位置は、ブラック現像装置51の現像ローラ510と感光体20とが対向してブラック現像装置51の現像位置となる。すなわち、イエロー現像装置54に係るロータリー55の通信位置は、ブラック現像装置51に係るロータリー55の現像位置である。また、パルスモータがロータリー55を90°反時計方向に回転させると、ブラック現像装置51の通信位置、及び、シアン現像装置53の現像位置となり、ロータリー55を90°回転する毎に順次各現像装置の通信位置、及び、現像位置となる。
また、前記ロータリー55を支持し、プリンタ10の筐体をなす2枚のフレーム側板の一方には、前述した現像装置着脱開口10eが設けられている。この現像装置着脱開口10eは、ロータリー55を回転させて、現像装置ごとにそれぞれ設定された着脱位置に停止させた際に、図8Cに示すように、該当する現像装置(ここでは、イエロー現像装置54)のみを中心軸55aに沿う方向に引き出して取り外すことが可能な位置に形成されている。また、現像装置着脱開口10eは、現像装置の外形より僅かに大きく形成され、着脱位置では、現像装置の取り外しだけでなく、この現像装置着脱開口10eを通して中心軸55aに沿う方向に新しい現像装置を進入させ、支持フレーム55fに現像装置を装着することもできる。そして、ロータリー55が着脱位置以外に位置する間は、その現像装置の着脱はフレーム側板によって規制されている。
そして、本実施の形態に係るプリンタ10においては、ロータリー55が図8Aに示した待機位置(HP位置)に位置する際に、前述した操作パネル95の入力受け付け部にて現像装置の交換(着脱)指令がユーザにより入力されると、ロータリー55は回転して図8Bに示した通信位置へ移動する。そして、当該通信位置で、メモリユニット54aと現像装置用本体側アンテナ124bとの間で無線通信が行われ、本体側メモリ122に格納されている現像装置情報(交換の対象となる現像装置の情報)がメモリユニット54aのメモリに書き込まれる。現像装置情報のメモリへの書き込みが完了すると、ロータリー55は、回転して図8Cに示した着脱位置へ移動する。そして、ユーザによる現像装置の交換(着脱)が完了すると、ロータリー55は、再度、図8Bに示した通信位置へ移動する。そして、当該通信位置で、メモリユニット54aと現像装置用本体側アンテナ124bとの間で無線通信が行われ、メモリユニット54aのメモリに格納されている現像装置情報(新たに装着された現像装置の情報)が本体側メモリ122に書き込まれる。現像装置情報の本体側メモリ122への書き込みが完了すると、ロータリー55は、回転して図8Aに示した待機位置(HP位置)へ移動する。
===放置バンディングと当該放置バンディングの発生を防止するための現像ローラ510の準備回転動作について===
背景技術の項等で説明したとおり、現像装置による現像が長い間実行されていない状態(換言すれば、現像ローラ510が長い間回転していない状態)で、当該現像装置が潜像を現像すると、濃淡ムラ(所謂放置バンディング)が発生する。そして、当該放置バンディングの発生を防止するために前記現像の事前準備動作として現像ローラ510の回転動作(すなわち、前述した準備回転動作)を実行させる方策が知られており、本実施の形態においても、当該方策が実施される。
ここでは、先ず、放置バンディンについて説明し、引き続いて、本実施の形態に係る現像ローラ510の準備回転動作について説明する。
<<<放置バンディングについて>>>
放置バンディングは、現像ローラ510の表面に付着した小粒径のトナー(微粉トナー)の状態が現像ローラ510の周方向において異なることが主要因となって発生すると考えられている。
本実施の形態に係る現像装置を例に挙げて説明すると、現像ローラ510の表面に付着した微粉トナーは、トナー収容体530内(図4において、シール部材520の現像ローラ510への当接部と規制ブレード560の現像ローラ510への当接部を境界としたときの左側部分)に位置しているかトナー収容体530外(図4において、前記二つの当接部を境界としたときの右側部分)に位置しているかによって、晒される環境が大きく異なっている。例えば、トナー収容体530内の微粉トナーは、その周辺に多量のトナーが存在するため、当該トナーにより圧力を受けている一方で、トナー収容体530外の微粉トナーは、かかる圧力をあまり受けない。また、トナー収容体530内は密閉した空間である一方で、トナー収容体530外は開放された空間であるため、トナー収容体530内の微粉トナーの周辺温度や周辺湿度とトナー収容体530外の微粉トナーの周辺温度や周辺湿度とは、互いに大きく異なっている。そして、現像ローラ510が回転しない(動かない)状態が長い間継続すると、前記環境が微粉トナーの状態に影響を与え、微粉トナーの状態が当該環境の前述した相違によりトナー収容体530の内外で大きく相違することとなる。
そして、かかる微粉トナーの状態の相違は、現像装置が潜像を現像したときの、トナー帯電量の現像ローラ510の周方向(トナー収容体530の内外)における不均一性、という問題を引き起こす。最終的には、当該帯電量の不均一性により現像装置から感光体20へのトナーの飛翔性が不均一となり、現像により得られるトナー像(最終的には、画像)に濃淡ムラ(所謂放置バンディング)が発生することとなる。
<<<現像ローラ510の準備回転動作について>>>
次に、現像ローラ510の準備回転動作について説明する。なお、発明が解決しようとする課題の項等で、現像装置としてリサイクル品が用いられ得ることについて説明したが、本実施の形態においては、準備回転動作に関する制御として、現像装置がリサイクル品である場合に対応した制御(当該制御を、リサイクル品用の制御とも呼ぶ)と、現像装置がリサイクル品でない場合に対応した制御(当該制御を、非リサイクル品用の制御とも呼ぶ)とが用意されており、双方の制御のうちのいずれか一方が実施される。以下、図9及び図10を用いて詳細に説明する。図9は、現像ローラ510の準備回転動作に係るフローチャートである。図10については、後述する。
なお、前記準備回転動作が実行されるときのプリンタ10の各種動作は、主として、制御ユニット100(図3)により実現される。特に、本実施の形態においては、ROMに格納されたプログラムをCPUが処理することにより実現される。そして、このプログラムは、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されている。
制御ユニット100は、予め定められた準備回転動作開始条件が満たされたときに、現像ローラ510の準備回転動作を開始させる(ステップS2:yes)。ここで、準備回転動作開始条件は、現像ローラ510が長い間回転していない状態、又は、現像ローラ510が長い間回転していない可能性が高い状態、にて準備回転動作が開始されるように、定められており、本実施の形態に係るプリンタ10においては、プリンタ10の電源が投入された際(第一開始条件とする)、現像装置がプリンタ本体10aへ装着された際(第二開始条件とする)、及び、プリンタ10の電源が投入されている状態で現像ローラ510が継続して回転していない時間が所定時間(閾値)を超えた際(第三開始条件とする)に、準備回転動作が開始されるようになっている。
なお、プリンタ10には、4つの現像装置が備えられているが、第三開始条件が満たされたかどうかは、現像装置毎に判定される。すなわち、制御ユニット100は、現像ローラ510の回転動作(画像形成が実施される際の回転動作、前記準備回転動作等)が終了した時間を現像装置毎に記憶し、プリンタ10内のタイマーを用いて前記継続して回転していない時間が所定時間を超えたかどうかを、現像装置毎に常時判定している。また、第二開始条件が満たされた場合には、装着された現像装置に設けられている現像ローラ510の準備回転動作のみが実行され、第一開始条件が満たされた場合には、総ての現像装置に設けられている現像ローラ510の準備回転動作が実行される。
ここでは、ブラック現像装置51について第三開始条件が満たされたものとして、フローチャートに戻って説明を続ける。制御ユニット100のユニットコントローラ102は、ブラック現像装置51に設けられている現像ローラ510を制御して現像ローラ510の準備回転動作を実行させる(ステップS12)が、当該実行の前に、制御ユニット100は、準備回転動作に関する制御を、前記リサイクル品用の制御とするか前記非リサイクル品用の制御とするか、決定する(ステップS8、ステップS10)。
ここで、本実施の形態における、リサイクル品用の制御と非リサイクル品用の制御との相違について説明する。準備回転動作は、現像装置による現像が長い間実行されていない状態で行われ得るため、当該準備回転動作が実行されるときには、現像ローラ510に担持されたトナーの電荷がリークしきった状態となっている。すなわち、前記準備回転動作が実行される際には、前記トナーの帯電量が低くなっており、そのため、現像ローラ510の回転により、規制ブレード560の現像ローラ510への当接部からトナーが漏れたり、シール部材520の現像ローラ510への当接部にてトナーが飛散したりする事象、が発生しやすい。一方、現像ローラ510の前記準備回転動作における回転速度に着目すると、当該回転速度を速くする方が効率的であるが、トナーの漏れや飛散の発生はより顕著となる。特に、現像装置がリサイクル品である場合には、非リサイクル品(新規品)と比べて、現像装置に多少の劣化が認められるため、トナーの漏れや飛散が発生しやすくなる。そこで、本実施の形態においては、トナーの漏れや飛散の発生を適切に抑止するために、前記リサイクル品用の制御として、現像ローラ510の回転速度を遅くする制御が実行され、前記非リサイクル品用の制御として、現像ローラ510の回転速度を速くする制御が実行される。図10に、準備回転動作に関する制御と準備回転動作における回転速度との対応表を示す。なお、本表においては、準備回転動作に関する制御が非リサイクル品用の制御である場合の回転速度を基準(1.0)として、準備回転動作に関する制御がリサイクル品用の制御である場合の回転速度を表している。
また、制御ユニット100は、準備回転動作に関する制御を前記リサイクル品用の制御(現像ローラ510の回転速度を遅くする制御)とするか前記非リサイクル品用の制御(現像ローラ510の回転速度を速くする制御)とするかを、準備回転動作に関する制御モードを参照して決定する(ステップS4)。
ここで、当該制御モードについて説明する。本実施の形態に係るプリンタ10においては、三つの制御モードが用意されている。
第一制御モードは、準備回転動作に関する制御を前記リサイクル品用の制御とするか前記非リサイクル品用の制御とするかが、前述したリサイクル情報に基づいて決定される制御モードである。すなわち、第一制御モードにおいて、制御ユニット100は、リサイクル情報が、現像装置がリサイクル品であることを示している場合には、準備回転動作に関する制御を前記リサイクル品用の制御(現像ローラ510の回転速度を遅くする制御)とし、リサイクル情報が、現像装置がリサイクル品でないことを示している場合には、準備回転動作に関する制御を前記非リサイクル品用の制御(現像ローラ510の回転速度を速くする制御)とする。
第二制御モード及び第三制御モードは、前述したリサイクル情報に関わらず、準備回転動作に関する制御が、前記リサイクル品用の制御又は前記非リサイクル品用の制御とされる制御モードである。第二制御モードにおいて、制御ユニット100は、リサイクル情報を参照することなく、準備回転動作に関する制御を前記リサイクル品用の制御(現像ローラ510の回転速度を遅くする制御)とする。また、第三制御モードにおいて、制御ユニット100は、リサイクル情報を参照することなく、準備回転動作に関する制御を前記非リサイクル品用の制御(現像ローラ510の回転速度を速くする制御)とする。
ここで、制御モード(制御モードが三つの制御モードのうちのどの制御モードであるか)に係る情報(当該情報を、制御モード情報とも呼ぶ)は、前述した本体側メモリ122に、4つの現像装置の各々毎に格納されており、制御ユニット100は、現像ローラ510の準備回転動作に関する制御を前記リサイクル品用の制御とするか前記非リサイクル品用の制御とするかを決定する際に、当該現像ローラ510が設けられている現像装置に対応する制御モード情報を参照する。現像装置がプリンタ本体10aに新たに装着された際に、制御ユニット100は、装着された現像装置に対応する制御モード情報を第一制御モードに設定する。そして、操作パネル95に設けられている入力受け付け部にてユーザ等により入力された指令に基づいて、前記制御モード情報が第一制御モードから第二制御モードや第三制御モードへ書き換えられる(詳細については、後述する)。すなわち、第一制御モードがデフォルトの制御モードであり、ユーザ等により前記指令が入力されない限りは、制御モード(制御モード情報)が第一制御モードである状態が維持される。
制御ユニット100によりブラック現像装置51に係る制御モード情報が参照され、参照された制御モード情報が第一制御モードであった場合には (ステップS4:第一制御モード)、制御ユニット100は、前述したリサイクル情報に基づいて、準備回転動作に関する制御を前記リサイクル品用の制御とするか前記非リサイクル品用の制御とするかを決定する(ステップS6)。すなわち、制御ユニット100は、リサイクル情報が、現像装置がリサイクル品であることを示している場合には、準備回転動作に関する制御を前記リサイクル品用の制御(現像ローラ510の回転速度を遅くする制御)とし(ステップS8)、リサイクル情報が、現像装置がリサイクル品でないことを示している場合には、準備回転動作に関する制御を前記非リサイクル品用の制御(現像ローラ510の回転速度を速くする制御)とする(ステップS10)ことを決定する。なお、ロータリーの概要の項で説明したとおり、リサイクル情報は、メモリ51hだけでなく本体側メモリ122にも格納されているから、制御ユニット100が、リサイクル情報に基づいて準備回転動作に関する制御を前記リサイクル品用の制御とするか前記非リサイクル品用の制御とするかを決定する際には、決定に要する時間を短縮するために、メモリ51hではなく本体側メモリ122に格納されているリサイクル情報を参照する。
制御ユニット100によりブラック現像装置51に係る制御モード情報が参照され、参照された制御モード情報が第二制御モードであった場合には (ステップS4:第二制御モード)、制御ユニット100は、前述したリサイクル情報に関わらず、準備回転動作に関する制御を前記リサイクル品用の制御とすることを決定する(ステップS8)。また、参照された制御モード情報が第三制御モードであった場合には (ステップS4:第三制御モード)、制御ユニット100は、前述したリサイクル情報に関わらず、準備回転動作に関する制御を前記非リサイクル品用の制御とすることを決定する(ステップS10)。
準備回転動作に関する制御を前記リサイクル品用の制御とするか前記非リサイクル品用の制御とするか(本例では、準備回転動作における回転速度)が決定されると(ステップS8、ステップS10)、ユニットコントローラ102は、ブラック現像装置51に設けられている現像ローラ510を制御して現像ローラ510の準備回転動作を実行させる(ステップS12)。また、ユニットコントローラ102は、決定された回転速度で現像ローラ510を回転させる。そして、現像ローラ510の当該準備回転動作により、トナー帯電量の現像ローラ510の周方向における不均一性という前述した問題が解消され、画像形成の際に現像により得られるトナー像(最終的には、画像)に放置バンディングが発生することが適切に防止される。
なお、本例においては、かかる準備回転動作の際に、感光体20に潜像は形成されず、また、現像ローラ510に現像バイアスは印加されない。すなわち、現像ローラ510上のトナーを感光体20へ移動させない制御が実行される。また、準備回転動作における現像ローラ510の回転時間を制御モードやリサイクル情報によらず一定としている。
上述したとおり、本実施の形態に係るプリンタ10は、リサイクル情報が、現像装置がリサイクル品であることを示している場合には、準備回転動作に関する制御をリサイクル品用の制御とし、リサイクル情報が、現像装置がリサイクル品でないことを示している場合には、準備回転動作に関する制御を非リサイクル品用の制御とする第一制御モードと、前記リサイクル情報に関わらず、準備回転動作に関する制御をリサイクル品用の制御とする第二制御モードと、を実行するコントローラ(制御ユニット100)、を備えている。このことにより、ユーザ等にとって利便性の高いプリンタ10等を実現することが可能となる。
すなわち、発明が解決しようとする課題の項等で説明したとおり、現像装置がリサイクル品である場合には、非リサイクル品(新規品)と比べて、現像装置に多少の劣化が認められることを考慮して、準備回転動作に関する制御を、前記現像装置がリサイクル品であるか否かに応じて変化させる方策が有効である。そして、本実施の形態においては、当該方策を実現するために、現像装置に備えられたメモリに、リサイクル情報を格納しておき、当該リサイクル情報が、現像装置がリサイクル品であることを示している場合には、準備回転動作に関する制御をリサイクル品用の制御とし、現像装置がリサイクル品でないことを示している場合には、準備回転動作に関する制御を非リサイクル品用の制御とする前記第一制御モードが(デフォルトで)用意されている。
しかしながら、かかる第一制御モードが実行される際には、ユーザ等の利便性という観点で、下記の不都合が生ずる可能性がある。すなわち、ユーザ等が、リサイクル品でありながらリサイクル情報が非リサイクル品を示している現像装置(ユーザ等自身やサードパーティによりトナーが現像装置に充填された場合等に、このような現像装置が製造される可能性がある。このような現像装置を、便宜上、非純正現像装置とも呼ぶ)を使用する際に、現像装置がリサイクル品であるにもかかわらず前記準備回転動作に関する制御が非リサイクル品用の制御となる不都合が生ずることとなる。
本実施の形態に係るプリンタ10においては、前記第一制御モードの他に、リサイクル情報に関わらず準備回転動作に関する制御をリサイクル品用の制御とする第二制御モードが用意されているため、かかる不都合を解消することができる。すなわち、第二制御モードが実行されていれば、ユーザ等が非純正現像装置を使用する際に、当該非純正現像装置に係るリサイクル情報が非リサイクル品を示していたとしても、準備回転動作に関する制御がリサイクル品用の制御となるから、前記不都合が生じず、したがって、ユーザ等の利便性(非純正現像装置を適切に使いこなせる)が向上することとなる。
===制御モードの変更について===
上述したとおり、本実施の形態に係るプリンタ10においては、準備回転動作に関する制御モードとして三つの制御モードが用意されており、操作パネル95に設けられている入力受け付け部にてユーザ等により入力された指令に基づいて、当該制御モードが、デフォルトの制御モードである第一制御モードから第二制御モードや第三制御モードへ変更される。ここでは、当該制御モードの変更について、図11を用いて説明する。図11は、制御モードに係る変更手順を示すフローチャートである。
なお、当該制御モードに係る変更手順が実行されるときのプリンタ10の各種動作は、主として、制御ユニット100により実現される。特に、本実施の形態においては、ROMに格納されたプログラムをCPUが処理することにより実現される。そして、このプログラムは、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されている。
このフローチャートは、ユーザ等が、前記入力受け付け部にて制御モードに係る変更手順の実施指令を入力することから始まる(ステップS102)。なお、ユーザ等は、4つの現像装置の各々毎に制御モードを変更可能であり、前記実施指令の入力の際に4つの現像装置のうちの一を指定する。また、ユーザ等は、第一制御モードから第二制御モードへ変更させるか、第一制御モードから第三制御モードへ変更させるかを選択可能であり、前記実施指令の入力の際にどちらか一方を指定する。
ここでは、ブラック現像装置51が前述した非純正現像装置であることをユーザ等が認識していることを想定し、ブラック現像装置51についての制御モードの、第一制御モードから第二制御モードへの変更が、ユーザ等により指定されることとする。
入力受け付け部にて入力された当該実施指令は、制御ユニット100により解釈され、制御ユニット100は、本体側メモリ122に格納されているブラック現像装置51に対応した制御モード情報を第一制御モードから第二制御モードへ書き換える(ステップS104)。このことにより、実行する制御モードが、ブラック現像装置51について、第一制御モードから第二制御モードへ変更される。
なお、上記においては、前記実施指令の入力の際に変更後の制御モードの選択(第二制御モードか第三制御モード)が可能であることとしたが、第三制御モードは存在せず、前記実施指令を入力すると、自動的に第二制御モードへの変更が行われることとしてもよい。
<<<制御モードの変更に係る他の例>>>
上述した制御モードの変更例は、ユーザ等自らの意志で制御モードを第二制御モードへ変更する例であるが、現像装置が非純正現像装置であることをユーザ等が完全には認識していない状況(疑いを持っている状況)において、ユーザ等が前記実施指令の入力を躊躇する可能性があり、したがって、前記例は、ユーザの利便性という観点において、若干不十分である。
以下で説明する例(変形例)は、当該問題を解決するものであり、当該変形例において、ユーザ等が前記実施指令の入力を行うと、プリンタ10は、現像装置がリサイクル品であるか否かを推定するための推定モードへ移行し、現像装置がリサイクル品であるか否かが推定される(かかる際に、前記リサイクル情報が参照されることはない)。そして、現像装置がリサイクル品であると推定されて、初めて、制御モードが第一制御モードから第二制御モードへ変更されるため、現像装置が非純正現像装置であることをユーザ等が完全には認識していない状況(疑いを持っている状況)においても、ユーザ等が躊躇することなく、前記実施指令の入力を実行することができる。以下、当該変形例について、図12乃至図14を用いて説明する。図12は、制御モードに係る変更手順の他の例を示すフローチャートである。図13及び図14については後述する。
このフローチャートは、ユーザ等が、前記入力受け付け部にて制御モードに係る変更手順の実施指令を入力することから始まる(ステップS202)。なお、ユーザ等は、4つの現像装置の各々毎に制御モードを変更可能であり、前記実施指令の入力の際に4つの現像装置のうちの一を指定する。ここでは、ブラック現像装置51が非純正現像装置であるとユーザ等が疑いを持っていることを想定し、ブラック現像装置51がユーザ等により指定されることとする。
入力受け付け部にて入力された当該実施指令は、制御ユニット100により解釈され、制御ユニット100は、先ず、現像装置がリサイクル品であるか否かを推定するための推定モードを実行させる。
現像装置がリサイクル品であるか否かを推定する方法については、いくつかの方法が考えられるが、ここでは、二つの例を示す。
第一の例(第一推定モード)において、制御ユニット100は、感光体20に担持された潜像を現像装置に現像させ、現像により得られたトナー像に発生した前記放置バンディングの発生程度に基づいて、現像装置がリサイクル品であるか否かを推定する。現像装置がリサイクル品である場合には、非リサイクル品(新規品)である場合と比べて、放置バンディング発生の主要因となる微粉トナーが現像ローラの表面により多く付着しており、したがって、放置バンディングの発生が顕著となる。したがって、当該方法により、現像装置がリサイクル品であるか否かを適切に推定することができる。そして、現像装置がリサイクル品であると推定された場合には、変更後の制御モードを第二制御モードとすることが決定され、現像装置が非リサイクル品であると推定された場合には、変更後の制御モードを第三制御モードとすることが決定される(ステップS204)。
第二の例(第二推定モード)において、制御ユニット100は、感光体20に潜像が形成されていない状態で、現像ローラ510に現像バイアスを印加して、感光体20上にかぶりを発生させ、発生したかぶりの発生程度に基づいて、現像装置がリサイクル品であるか否かを推定する。上記において、現像装置がリサイクル品である場合には、非リサイク品(新規品)である場合と比べて、現像装置に劣化が認められるため、トナーの漏れや飛散が発生しやすくなることについて説明したが、かぶりも同様に発生しやすくなる。したがって、当該方法により、現像装置がリサイクル品であるか否かを適切に推定することができる。そして、第一推定モードと同様、現像装置がリサイクル品であると推定された場合には、変更後の制御モードを第二制御モードとすることが決定され、現像装置が非リサイクル品であると推定された場合には、変更後の制御モードを第三制御モードとすることが決定される(ステップS204)。
なお、当該二つの推定モードについては、後に詳しく説明する。
そして、変更後の制御モードを第二制御モードとすることが決定された場合には、制御ユニット100は、本体側メモリ122に格納されているブラック現像装置51に対応した制御モード情報を第一制御モードから第二制御モードへ書き換える(ステップS206)。このことにより、実行する制御モードが、ブラック現像装置51について、第一制御モードから第二制御モードへ変更される。
また、変更後の制御モードを第三制御モードとすることが決定された場合には、制御ユニット100は、本体側メモリ122に格納されているブラック現像装置51に対応した制御モード情報を第一制御モードから第三制御モードへ書き換える(ステップS206)。このことにより、実行する制御モードが、ブラック現像装置51について、第一制御モードから第三制御モードへ変更される。
なお、上記においては、現像装置が非リサイクル品であると推定された場合には、変更後の制御モードを第三制御モードとすることが決定されることとしたが、第三制御モードは存在せず、現像装置が非リサイクル品であると推定された場合には、制御モードの変更が行われない(すなわち、制御モードが第一制御モードである状態が維持される)こととしてもよい。
<第一推定モードについて>
ここでは、第一推定モードが実行される際のプリンタ10の動作について、図13を用いて説明する。図13は、第一推定モードが実行される際のプリンタ10の動作を示すフローチャートである。
制御ユニット100は、前記入力受け付け部にて入力された制御モードに係る変更手順の実施指令に基づいて、感光体20、及び、中間転写体70を回転させる。その後、同期用読み取りセンサRSにより中間転写体70の基準位置が検出され、パルス信号が出力される。このパルス信号は、シリアルインターフェイス121を介してユニットコントローラ102に送られ、当該パルス信号を基準として、換言すれば、当該パルス信号が送られてから所定時間経過後に、現像装置に設けられた現像ローラ510が回転し始める。また、以下に述べる種々の動作も当該パルス信号に基づいて行われる。
感光体20は、回転しながら、帯電位置において帯電ユニット30により順次帯電される。感光体20の帯電された領域は、感光体20の回転に伴って露光位置に至り、露光ユニット40によって、潜像が該領域に形成される(ステップS302)。なお、ここでは、前記潜像としてハーフトーン像が、前記感光体20上に形成される。
感光体20上に形成された潜像は、感光体20の回転に伴って現像位置に至り、前記実施指令の入力の際にユーザ等により指定された現像装置(すなわち、ブラック現像装置51)によって現像される(ステップS304)。これにより、感光体20上にトナー像が形成される。
感光体20上に形成されたトナー像は、感光体20の回転に伴って一次転写位置に至り、一次転写ユニット60によって、中間転写体70に転写される(ステップS306)。そして、前述したパッチセンサ72により、中間転写体70上のトナー像の濃度が検出される(ステップS308)。
そして、制御ユニット100は、パッチセンサ72により検出されたトナー像の濃度に基づいて、トナー像に発生した放置バンディングの発生程度を求める。前述したとおり、放置バンディングは、現像装置が潜像を現像したときの、トナー帯電量の現像ローラ510の周方向(トナー収容体530の内外)における不均一性に起因して発生する。したがって、トナー収容体530内のトナーにより潜像が現像されることにより得られたトナー像(以下、第一トナー像と呼ぶ)の濃度と、トナー収容体530外のトナーにより潜像が現像されることにより得られたトナー像(以下、第二トナー像と呼ぶ)の濃度との濃度差を算出することにより(ステップS310)、放置バンディングの発生程度が求まることとなる。
なお、前記濃度差を算出するためには、どのタイミングでパッチセンサ72が第一トナー像の濃度を検出し、どのタイミングでパッチセンサ72が第二トナー像の濃度を検出したかについての情報が必要であるが、かかる情報は以下の原理により取得される。すなわち、プリンタ10の動作は、同期用読み取りセンサRSにより出力されるパルス信号を基準にして制御されるから、当該動作(例えば、現像ローラ510、感光体20、中間転写体70の動作)のタイミング(換言すれば、パルス信号が出力されてから、当該動作が実行されるまでの時間)は予め決められている。したがって、前記パルス信号が出力されてからパッチセンサ72が第一トナー像の濃度を検出するまでの時間や前記パルス信号が出力されてからパッチセンサ72が第二トナー像の濃度を検出するまでの時間については、現像ローラ510、感光体20、中間転写体70等の(予め決められている)動作タイミングに係る情報に基づいて算出することが可能である。
制御ユニット100は、放置バンディングの発生程度(すなわち、算出された濃度差)を予め設定された閾値と比較する。そして、当該濃度差が、閾値より大きいときには、現像装置がリサイクル品と推定され(ステップS312)、制御ユニット100が、本体側メモリ122に格納されているブラック現像装置51に対応した制御モード情報を第一制御モードから第二制御モードへ書き換える(図12のステップS206)ことにより、実行する制御モードが、ブラック現像装置51について、第一制御モードから第二制御モードへ変更される。一方、当該濃度差が、閾値より小さいときには、現像装置が非リサイクル品と推定され(ステップS312)、制御ユニット100が、本体側メモリ122に格納されているブラック現像装置51に対応した制御モード情報を第一制御モードから第三制御モードへ書き換える(図12のステップS206)ことにより、実行する制御モードが、ブラック現像装置51について、第一制御モードから第三制御モードへ変更される。
<第二推定モードについて>
次に、第二推定モードが実行される際のプリンタ10の動作について、図14を用いて説明する。図14は、第二推定モードが実行される際のプリンタ10の動作を示すフローチャートである。
制御ユニット100は、前記入力受け付け部にて入力された制御モードに係る変更手順の実施指令に基づいて、感光体20、及び、中間転写体70を回転させる。その後、同期用読み取りセンサRSにより中間転写体70の基準位置が検出され、パルス信号が出力される。このパルス信号は、シリアルインターフェイス121を介してユニットコントローラ102に送られ、当該パルス信号を基準として、換言すれば、当該パルス信号が送られてから所定時間経過後に、現像装置に設けられた現像ローラ510が回転し始める。また、以下に述べる種々の動作も当該パルス信号に基づいて行われる。
感光体20は、回転しながら、帯電位置において帯電ユニット30により順次帯電される。感光体20の帯電された領域は、露光ユニット40による潜像の形成が行われることなく、ブラック現像装置51に対向する位置に至る。そして、かかる際に、当該ブラック現像装置51の現像ローラ510には、現像バイアスが印加され、感光体20上にかぶりが発生する(ステップS402)。
感光体20上のかぶりは、感光体20の回転に伴って一次転写位置に至り、中間転写体70に転写される(ステップS404)。そして、前述したパッチセンサ72により、中間転写体70上のかぶりの濃度が検出される(ステップS406)。
なお、中間転写体70に転写されるかぶりの量は微小であり、かぶりの濃度がパッチセンサ72により適切に検出されない可能性があるため、中間転写体70上のかぶりの量をできるだけ多くするために、前記現像バイアスの値を通常の画像形成時の現像バイアスの値よりも、より大きな値とする。また、同様の理由で、中間転写体70を複数回回転させ、かぶりを中間転写体70上で何重にも重ねた上で、かぶりの濃度検出が実行される。
そして、制御ユニット100は、かぶりの発生程度、すなわち、パッチセンサ72により検出されたかぶりの濃度、を予め設定された閾値と比較する。そして、当該濃度が、閾値より大きいときには、現像装置がリサイクル品と推定され(ステップS408)、制御ユニット100が、本体側メモリ122に格納されているブラック現像装置51に対応した制御モード情報を第一制御モードから第二制御モードへ書き換える(図12のステップS206)ことにより、実行する制御モードが、ブラック現像装置51について、第一制御モードから第二制御モードへ変更される。一方、当該濃度が、閾値より小さいときには、現像装置が非リサイクル品と推定され(ステップS408)、制御ユニット100が、本体側メモリ122に格納されているブラック現像装置51に対応した制御モード情報を第一制御モードから第三制御モードへ書き換える(図12のステップS206)ことにより、実行する制御モードが、ブラック現像装置51について、第一制御モードから第三制御モードへ変更される。
===その他の実施の形態===
以上、上記実施の形態に基づき本発明に係る画像形成装置等を説明したが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはもちろんである。
上記実施の形態においては、画像形成装置として中間転写型のフルカラーレーザビームプリンタを例にとって説明したが、本発明は、中間転写型以外のフルカラーレーザビームプリンタ、モノクロレーザビームプリンタ、複写機、ファクシミリなど、各種の画像形成装置に適用可能である。
メモリユニット51a、52a、53a、54aも、実施の形態にて説明した前述した構成に限定されるものではなく、例えば、アンテナ51dが別体となっているもの等であってもよい。
また、上記実施の形態においては、前記リサイクル品用の制御として、準備回転動作を実行させる際に現像ローラ510の回転速度を遅くする制御を、前記非リサイクル品用の制御として、準備回転動作を実行させる際に現像ローラ510の回転速度を速くする制御を例にとって説明したが、これに限定されるものではない。
前述したとおり、現像装置がリサイクル品である場合には、非リサイクル品(新規品)である場合と比べて、放置バンディング発生の主要因となる微粉トナーが現像ローラの表面により多く付着している。
そのため、現像装置がリサイクル品である場合には、微粉トナーをより適切に掻き取ることを重視して、準備回転動作における現像ローラ510の回転時間を長くし、現像装置が非リサイクル品である場合には、プリンタ10の動作速度を重視して、準備回転動作における現像ローラ510の回転時間を短くする方策が有効となる。したがって、前記リサイクル品用の制御は、準備回転動作を実行させる際に現像ローラ510の回転時間を長くする制御であり、前記非リサイクル品用の制御は、準備回転動作を実行させる際に現像ローラ510の回転時間を短くする制御であることとしてもよい。図15に、準備回転動作に関する制御と準備回転動作における回転時間との対応表を示す。なお、本表においては、準備回転動作に関する制御が非リサイクル品用の制御である場合の回転時間を基準(1.0)として、準備回転動作に関する制御がリサイクル品用の制御である場合の回転時間を表している。
また、現像装置がリサイクル品である場合には、微粉トナーをより適切に掻き取ることを重視して、準備回転動作において感光体20に潜像を形成して現像ローラ510上のトナーを感光体20へ移動させ、現像装置が非リサイクル品である場合には、トナーの消費を節約することを重視して、準備回転動作において感光体20に潜像を形成しない方策も有効となる。したがって、前記リサイクル品用の制御は、準備回転動作を実行させる際に感光体20に潜像を形成して現像ローラ510上のトナーを感光体20へ移動させる制御であり、前記非リサイクル品用の制御は、準備回転動作を実行させる際に感光体20に潜像を形成しない制御であることとしてもよい。図16に、準備回転動作に関する制御と潜像形成の有無との対応表を示す。
また、上記において説明した三種類のリサイクル品用の制御、のうちの二以上が同時に実行されることとしてもよい。同様に、三種類の非リサイクル品用の制御、のうちの二以上が同時に実行されることとしてもよい。
===画像形成システム等の構成===
次に、本発明に係る実施の形態の一例である画像形成システムの実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図17は、画像形成システムの外観構成を示した説明図である。画像形成システム700は、コンピュータ702と、表示装置704と、プリンタ706と、入力装置708と、読取装置710とを備えている。コンピュータ702は、本実施形態ではミニタワー型の筐体に収納されているが、これに限られるものではない。表示装置704は、CRT(Cathode Ray Tube:陰極線管)やプラズマディスプレイや液晶表示装置等が用いられるのが一般的であるが、これに限られるものではない。プリンタ706は、上記に説明されたプリンタが用いられている。入力装置708は、本実施形態ではキーボード708Aとマウス708Bが用いられているが、これに限られるものではない。読取装置710は、本実施形態ではフレキシブルディスクドライブ装置710AとCD−ROMドライブ装置710Bが用いられているが、これに限られるものではなく、例えばMO(Magneto Optical)ディスクドライブ装置やDVD(Digital Versatile Disk)等の他のものであっても良い。
図18は、図17に示した画像形成システムの構成を示すブロック図である。コンピュータ702が収納された筐体内にRAM等の内部メモリ802と、ハードディスクドライブユニット804等の外部メモリがさらに設けられている。
なお、以上の説明においては、プリンタ706が、コンピュータ702、表示装置704、入力装置708、及び、読取装置710と接続されて画像形成システムを構成した例について説明したが、これに限られるものではない。例えば、画像形成システムが、コンピュータ702とプリンタ706から構成されても良く、画像形成システムが表示装置704、入力装置708及び読取装置710のいずれかを備えていなくても良い。
また、例えば、プリンタ706が、コンピュータ702、表示装置704、入力装置708、及び、読取装置710のそれぞれの機能又は機構の一部を持っていても良い。一例として、プリンタ706が、画像処理を行う画像処理部、各種の表示を行う表示部、及び、デジタルカメラ等により撮影された画像データを記録した記録メディアを着脱するための記録メディア着脱部等を有する構成としても良い。
このようにして実現された画像形成システムは、システム全体として従来システムよりも優れたシステムとなる。
プリンタ本体10aに対する、現像装置54(51、52、53)及び感光体ユニット75の着脱構成を説明するための図である。 プリンタ10を構成する主要構成要素を示した図である。 プリンタ10に設けられた制御ユニット100を示すブロック図である。 ブラック現像装置51の主要構成要素を示した断面図である。 ブラック現像装置51を現像ローラ510側から見た分解斜視図である。 メモリユニット51aの構成を示す平面図である。 メモリユニット51aの内部構成を説明するためのブロック図である。 図8Aは、HP位置を示した図である。図8Bは、イエロー現像装置54の通信位置を示した図である。図8Cは、イエロー現像装置54の着脱位置を示した図である。 現像ローラ510の準備回転動作に係るフローチャートである。 準備回転動作に関する制御と準備回転動作における回転速度との対応表である。 制御モードに係る変更手順を示すフローチャートである。 制御モードに係る変更手順の他の例を示すフローチャートである。 第一推定モードが実行される際のプリンタ10の動作を示すフローチャートである。 第二推定モードが実行される際のプリンタ10の動作を示すフローチャートである。 準備回転動作に関する制御と準備回転動作における回転時間との対応表である。 準備回転動作に関する制御と潜像形成の有無との対応表である。 画像形成システムの外観構成を示した説明図である。 図17に示した画像形成システムの構成を示すブロック図である。
符号の説明
10 プリンタ、
10a プリンタ本体、10b 第一開閉カバー、10c 第二開閉カバー、
10d 感光体ユニット着脱開口、10e 現像装置着脱開口
20 感光体、30 帯電ユニット、40 露光ユニット、
50 YMCK現像デバイス、51 ブラック現像装置、51a メモリユニット、
51b 非接触ICチップ、51c 共振用コンデンサ、51d アンテナ、
51e 整流器、51f 信号解析部RF、51g 制御部、51h メモリ、
51i 薄板基材、51j アンテナ端子、51k 連結部、51m 保護シート、
52 マゼンタ現像装置、52a メモリユニット、
53 シアン現像装置、53a メモリユニット、
54 イエロー現像装置、54a メモリユニット、
55 ロータリー、55a 中心軸、
55b,55c,55d,55e 着脱部、55f 支持フレーム、
60 一次転写ユニット、70 中間転写体、72 パッチセンサ、
75 感光体ユニット、75a メモリユニット、75b ハウジング、
76 クリーニングブレード、76a 廃トナー収容部、
80 二次転写ユニット、90 定着ユニット、92 給紙トレイ、
94 給紙ローラ、95 操作パネル、96 レジローラ、
100 制御ユニット、101 メインコントローラ、
102 ユニットコントローラ、112 インターフェイス、
113 画像メモリ、120 CPU、121 シリアルインターフェイス、
122 本体側メモリ、123 送受信回路、
124a 感光体ユニット用本体側アンテナ、124b 現像装置用本体側アンテナ、
510 現像ローラ、520 シール部材、522 シール支持板金、
524 シール付勢部材、530 トナー収容体、
530a 第一トナー収容部、530b 第二トナー収容部、
540 ハウジング、540a 窪み、
541 開口、545 規制壁、550 トナー供給ローラ、
560 規制ブレード、560a ゴム部、560b ゴム支持部、
562 ブレード支持板金、570 ブレード裏部材、
700 画像形成システム、702 コンピュータ、704 表示装置、
706 プリンタ、708 入力装置、708A キーボード、708B マウス、
710 読取装置、
710A フレキシブルディスクドライブ装置、
710B CD−ROMドライブ装置、
802 内部メモリ、804 ハードディスクドライブユニット、
T トナー、RS 同期用読み取りセンサ

Claims (10)

  1. 潜像を担持するための像担持体と、
    現像剤を担持するための回転可能な現像剤担持体を備え、該現像剤担持体に担持された現像剤によって前記像担持体に担持された潜像を現像する現像装置であって、該現像装置がリサイクル品であるか否かを示す現像装置情報、を格納するためのメモリを備えた現像装置と、
    該現像装置による前記潜像の現像の際に濃淡ムラが発生すること、を防止するために前記現像の事前準備動作として前記現像剤担持体の回転動作を実行させるコントローラと、
    を有する画像形成装置であって、
    前記コントローラは、前記回転動作に関する制御モードとして、
    前記現像装置情報が、前記現像装置がリサイクル品であることを示している場合には、前記回転動作に関する制御を前記現像装置がリサイクル品である場合に対応した制御とし、前記現像装置がリサイクル品でないことを示している場合には、前記回転動作に関する制御を前記現像装置がリサイクル品でない場合に対応した制御とする第一制御モードと、
    前記現像装置情報に関わらず、前記回転動作に関する制御を前記現像装置がリサイクル品である場合に対応した制御とする第二制御モードと、
    を実行することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記現像装置がリサイクル品である場合に対応した制御は、前記回転動作を実行させる際に、前記現像剤担持体の回転速度を遅くする制御であり、前記現像装置がリサイクル品でない場合に対応した制御は、前記回転動作を実行させる際に、前記現像剤担持体の回転速度を速くする制御であることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記現像装置がリサイクル品である場合に対応した制御は、前記回転動作を実行させる際に、前記現像剤担持体の回転時間を長くする制御であり、前記現像装置がリサイクル品でない場合に対応した制御は、前記回転動作を実行させる際に、前記現像剤担持体の回転時間を短くする制御であることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記現像装置がリサイクル品である場合に対応した制御は、前記回転動作を実行させる際に、前記像担持体に潜像を形成して前記現像剤担持体上の現像剤を前記像担持体へ移動させる制御であり、前記現像装置がリサイクル品でない場合に対応した制御は、前記回転動作を実行させる際に、前記像担持体に潜像を形成しない制御であることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の画像形成装置において、
    ユーザからの指令の入力を受け付けるための入力受け付け部を有し、
    該入力受け付け部にて前記第一制御モードから前記第二制御モードへの変更指令が入力された際に、前記コントローラは、実行する前記制御モードを前記第一制御モードから前記第二制御モードへ変更することを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の画像形成装置において、
    ユーザからの指令の入力を受け付けるための入力受け付け部を有し、
    前記コントローラは、
    前記入力受け付け部にて入力された指令に基づいて、
    前記像担持体に担持された潜像を前記現像装置に現像させ、
    現像により得られた現像剤像に発生した濃淡ムラの発生程度に基づいて、実行する前記制御モードを前記第一制御モードから前記第二制御モードへ変更するか否かを決定することを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の画像形成装置において、
    ユーザからの指令の入力を受け付けるための入力受け付け部を有し、
    前記コントローラは、
    前記入力受け付け部にて入力された指令に基づいて、
    前記像担持体に潜像が形成されていない状態で、前記現像剤担持体に現像バイアスを印加して、前記像担持体上にかぶりを発生させ、
    発生したかぶりの発生程度に基づいて、実行する前記制御モードを前記第一制御モードから前記第二制御モードへ変更するか否かを決定することを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項6又は請求項7に記載の画像形成装置において、
    前記コントローラは、前記現像装置情報に関わらず、前記回転動作に関する制御を前記現像装置がリサイクル品でない場合に対応した制御とする第三制御モードを実行し、
    前記発生程度が予め設定された閾値より大きいときには、実行する前記制御モードを前記第一制御モードから前記第二制御モードへ変更し、前記発生程度が前記閾値より小さいときには、実行する前記制御モードを前記第一制御モードから前記第三制御モードへ変更することを特徴とする画像形成装置。
  9. 潜像を担持するための像担持体と、
    現像剤を担持するための回転可能な現像剤担持体を備え、該現像剤担持体に担持された現像剤によって前記像担持体に担持された潜像を現像する現像装置であって、該現像装置がリサイクル品であるか否かを示す現像装置情報、を格納するためのメモリを備えた現像装置と、
    該現像装置による前記潜像の現像の際に濃淡ムラが発生すること、を防止するために前記現像の事前準備動作として前記現像剤担持体の回転動作を実行させるコントローラと、
    を有する画像形成装置であって、
    前記コントローラは、前記回転動作に関する制御モードとして、
    前記現像装置情報が、前記現像装置がリサイクル品であることを示している場合には、前記回転動作に関する制御を前記現像装置がリサイクル品である場合に対応した制御とし、前記現像装置がリサイクル品でないことを示している場合には、前記回転動作に関する制御を前記現像装置がリサイクル品でない場合に対応した制御とする第一制御モードと、
    前記現像装置情報に関わらず、前記回転動作に関する制御を前記現像装置がリサイクル品である場合に対応した制御とする第二制御モードと、
    を実行し、
    前記現像装置がリサイクル品である場合に対応した制御は、前記回転動作を実行させる際に、前記現像剤担持体の回転時間を長くする制御であり、前記現像装置がリサイクル品でない場合に対応した制御は、前記回転動作を実行させる際に、前記現像剤担持体の回転時間を短くする制御であり、
    前記現像装置がリサイクル品である場合に対応した制御は、前記回転動作を実行させる際に、前記現像剤担持体の回転速度を遅くする制御であり、前記現像装置がリサイクル品でない場合に対応した制御は、前記回転動作を実行させる際に、前記現像剤担持体の回転速度を速くする制御であり、
    前記現像装置がリサイクル品である場合に対応した制御は、前記回転動作を実行させる際に、前記像担持体に潜像を形成して前記現像剤担持体上の現像剤を前記像担持体へ移動させる制御であり、前記現像装置がリサイクル品でない場合に対応した制御は、前記回転動作を実行させる際に、前記像担持体に潜像を形成しない制御であり、
    ユーザからの指令の入力を受け付けるための入力受け付け部を有し、
    前記コントローラは、
    前記入力受け付け部にて入力された指令に基づいて、
    前記像担持体に担持された潜像を前記現像装置に現像させ、
    現像により得られた現像剤像に発生した濃淡ムラの発生程度に基づいて、実行する前記制御モードを前記第一制御モードから前記第二制御モードへ変更するか否かを決定し、
    前記コントローラは、前記現像装置情報に関わらず、前記回転動作に関する制御を前記現像装置がリサイクル品でない場合に対応した制御とする第三制御モードを実行し、
    前記発生程度が予め設定された閾値より大きいときには、実行する前記制御モードを前記第一制御モードから前記第二制御モードへ変更し、前記発生程度が前記閾値より小さいときには、実行する前記制御モードを前記第一制御モードから前記第三制御モードへ変更することを特徴とする画像形成装置。
  10. コンピュータ、及び、
    このコンピュータに接続可能な画像形成装置であって、潜像を担持するための像担持体と、現像剤を担持するための回転可能な現像剤担持体を備え、該現像剤担持体に担持された現像剤によって前記像担持体に担持された潜像を現像する現像装置であって、該現像装置がリサイクル品であるか否かを示す現像装置情報、を格納するためのメモリを備えた現像装置と、該現像装置による前記潜像の現像の際に濃淡ムラが発生すること、を防止するために前記現像の事前準備動作として前記現像剤担持体の回転動作を実行させるコントローラと、を有する画像形成装置であって、前記コントローラは、前記回転動作に関する制御モードとして、前記現像装置情報が、前記現像装置がリサイクル品であることを示している場合には、前記回転動作に関する制御を前記現像装置がリサイクル品である場合に対応した制御とし、前記現像装置がリサイクル品でないことを示している場合には、前記回転動作に関する制御を前記現像装置がリサイクル品でない場合に対応した制御とする第一制御モードと、前記現像装置情報に関わらず、前記回転動作に関する制御を前記現像装置がリサイクル品である場合に対応した制御とする第二制御モードと、を実行する画像形成装置、
    を備えたことを特徴とする画像形成システム。
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