JP2007049824A - 長尺材の敷設・回収装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 リールの交換をより迅速に行うことが可能な長尺材の敷設・回収装置を提供すること。
【解決手段】 敷設・回収装置1は、リール3を回転自在に枢支可能な台車10と、台車10に枢支された状態のリール3を上下に駆動する油圧シリンダ29とを備えており、さらに、台車10は、その走行方向に対して両側にそれぞれ配置されて、後端側部分においてのみ互いに連結された2つの側部14aを有する。そして、この敷設・回収装置1において、油圧シリンダ29によりリール3が下方へ駆動されて台車10の走行面100に接触し、且つ、リール3の枢支状態が解除された状態では、台車10の前端側部分からリール3を2つの側部14aの間に出入可能となっている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、消防ホースやケーブル等の長尺材を敷設し、あるいは、回収する際に用いられる敷設・回収装置に関する。
従来より、消防ホース等の長尺材を敷設する場合には、リールに巻取られた長尺材を人力により繰り出して敷設作業を行うことも多い。しかし、長尺材を長い距離にわたって敷設する場合には労力も大きくなるし、また、敷設作業にかなりの時間がかかる。そこで、消防ホースをより容易に敷設・回収することが可能な装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この敷設・回収装置は、自走車両上に支持軸を中心に回転自在に枢支されたリールと、このリールを回転駆動する駆動ローラを備えており、自走車両を走行させながら駆動ローラによりリールを回転させて、消防ホースを繰り出す(または巻き取る)ことが可能に構成されている。
さらに、この敷設・回収装置には、リールを交換するためのウインチが設けられている。そして、このウインチで、リールの支持軸に連結されたワイヤを巻上げる又は繰り出すことにより、支持軸の軸受の位置から下方且つ後方に傾斜して延びる傾斜腕に沿ってリールを上げ下ろしして、リールを交換することが可能になっている。
特開平8−318004号公報
ところで、火災発生現場においては、リールの交換を含む消防ホースの敷設に関する一連の作業はできる限り短時間で行うことが望ましい。しかし、前記特許文献1の消防ホースの敷設・回収装置においては、リールを交換する際に、斜め後方に延びる傾斜腕に沿ってリールを上げ下ろしすることから、ウインチによるワイヤの巻取量が多くなり、リールの交換作業にかなりの時間がかかってしまう。
本発明の目的は、リールの交換をより迅速に行うことが可能な長尺材の敷設・回収装置を提供することである。
課題を解決するための手段及び発明の効果
第1の発明の長尺材の敷設・回収装置は、長尺材が巻かれるリールを軸部材を介して回転自在に枢支可能で、且つ、複数の走行輪を備えた台車と、前記複数の走行輪を駆動する走行駆動手段と、前記リールを回転駆動する回転駆動手段と、前記台車に枢支された状態の前記リールを上下に駆動する上下駆動手段とを備え、前記台車は、その走行方向に対して両側にそれぞれ配置されて、前記軸部材を支持する2つの側部を有し、前記2つの側部は、前記走行方向の一方側部分においてのみ互いに連結されており、前記上下駆動手段により前記リールが下方へ駆動されて前記台車の走行面に接触し、且つ、前記軸部材によるリールの枢支状態が解除された状態で、前記台車の他方側部分から前記リールを前記2つの側部の間に出入自在に構成されていることを特徴とするものである。
この長尺材の敷設・回収装置は、走行駆動手段により走行輪を駆動して台車を走行させながら、軸部材を介して枢支されたリールを回転駆動手段により回転させて、長尺材をリールから繰り出すよう、あるいは、リールに巻取るように構成されている。ここで、軸部材を支持する台車の2つの側部は、台車の走行方向一方側部分においてのみ互いに連結されており、台車の他方側部分からリールを2つの側部の間に出し入れすることが可能になっている。そのため、リールが台車に取り付けられている状態で、2つの側部の間で上下駆動手段によりリールを下方へ駆動して走行面に接触させてから、軸部材による枢支状態を解除した後にリールを台車に対して走行方向に相対移動させることにより、2つの側部が連結されていない走行方向他方側からリールを簡単に取り出すことができる。逆に、リールが台車に取り付けられていない状態で、走行方向他方側から2つの側部の間にリールを配置してから、上下駆動手段によりリールを上方へ駆動してリールを走行面から離間させることにより、リールを台車上に簡単に設置することができる。従って、リールの交換が容易になり、リール3の重量が大きい場合でも、長尺材の敷設作業をより迅速に行うことが可能になる。
第2の発明の長尺材の敷設・回収装置は、前記第1の発明において、前記回転駆動手段は、前記台車に回転自在に設けられ且つ前記リールに接触する駆動ローラ及び従動ローラと、前記駆動ローラを回転駆動するローラ駆動手段とを備え、前記従動ローラは、前記台車に対してその走行方向と平行に相対移動可能に構成されており、前記従動ローラが前記台車の前記走行方向の一方側に位置しているときに、前記台車の他方側部分から前記リールを前記2つの側部の間に出入自在であることを特徴とするものである。
この第2の発明の長尺材の敷設・回収装置は、リールが駆動ローラと従動ローラに接触している状態で、ローラ駆動手段により駆動ローラを回転駆動することで、軸部材を中心にリールを回転させる。さらに、従動ローラは台車に対してその走行方向と平行に相対移動可能に構成されており、リールの交換作業の際に、従動ローラを台車の走行方向一方側に移動させることができるため、台車の他方側部分からリールを2つの側部の間に出し入れするときに従動ローラが邪魔にならない。
第3の発明の長尺材の敷設・回収装置は、前記第2の発明において、前記軸部材は、前記台車に対して回動可能なアームを介して前記台車に取り付けられ、前記軸部材を介して前記台車に枢支された前記リールが前記駆動ローラ及び前記従動ローラに接触している状態で、前記従動ローラを前記台車の前記走行方向と平行に移動させることにより、前記アームを回動させつつ前記リールを上下に駆動するように構成されていることを特徴とするものである。この構成によれば、リールが駆動ローラ及び従動ローラに接触している状態で従動ローラを台車の走行方向と平行に移動させることにより、リールを上下に駆動することができるため、上下駆動手段を別に設ける必要がない。
第4の発明の長尺材の敷設・回収装置は、前記第1の発明において、その一端部が前記上下駆動手段に連結されるとともに、その他端部が前記軸部材に連結されたリンク部材と、前記側部に固定されるとともに、前記リンク部材をその長さ方向途中部において回転自在に枢支する枢支部材とを有することを特徴とするものである。この構成によれば、上下駆動手段の駆動力が、枢支部材に支持されたリンク部材を介して軸部材に伝達されるため、上下駆動手段の作動量を小さくすることができ、その分、装置を小型化することが可能になる。
第5の発明の長尺材の敷設・回収装置は、前記第1〜第4の何れかの発明において、前記軸部材は、前記リールに形成された中心孔に両側からそれぞれ挿入される2つの回転軸部からなり、これら2つの回転軸部の挿入長さは、前記リールの幅の半分よりも短いことを特徴とするものである。この構成では、リールの中心孔に1本の軸部材を完全に挿通させる場合と比較して、各々の回転軸部の挿入量が少なくなるため、挿入作業が容易になるし、また、回転軸部を出し入れするために必要な周囲の空間も小さくて済む。
第6の発明の長尺材の敷設・回収装置は、前記第1〜第4の何れかの発明において、前記台車に、走行面上に存在して前記長尺材の敷設を阻害する物体を排除する、阻害物排除手段が設けられていることを特徴とするものである。この構成では、阻害物排除手段により走行面上に存在する石等の物体を排除しながら長尺材を敷設することができるため、長尺材が石等の上に乗り上げてしまうのを防止できる。また、長尺材の敷設前に石等の物体を予め排除する必要がなく、敷設作業をさらに迅速に行うことができる。
第7の発明の長尺材の敷設・回収装置は、前記第1〜第5の何れかの発明において、前記長尺材を前記リールから繰り出すとき、あるいは、前記リールにより巻取るときに、前記リールに巻取られていない前記長尺材の部分を、リールに対して前記軸部材と平行な方向に相対移動させるトラバース手段を有することを特徴とするものである。この構成では、トラバース手段により長尺材をリールの回転軸である軸部材と平行な方向に移動させながら、長尺材のリールからの繰り出し又はリールへの巻き取りを行うことができるため、繰り出し時又は巻取り時に長尺材が絡まったり、ねじ曲がったりするのを極力防止することができるため、敷設・回収作業の効率が向上する。
本発明の第1実施形態について説明する。この第1実施形態は、特に、コンビナート等の広い敷地面積を有する現場において消火活動を行う際に用いられる、長尺且つ大径の消防ホースを敷設・回収する敷設・回収装置に本発明を適用した一例である。尚、図1における左方を前方とし、さらに、図1の紙面垂直方向を左右方向と定義して以下説明する。
図1〜図3に示すように、第1実施形態の敷設・回収装置1は、消防ホース2が巻かれるリール3を回転自在に枢支可能で、且つ、2つの駆動輪20及び2つの従動輪21を備えた台車10と、2つの駆動輪20をそれぞれ駆動する走行駆動モータ22,23(走行駆動手段)と、リール3を回転駆動する回転駆動モータ24(回転駆動手段:図4参照)と、走行駆動モータ22,23及び回転駆動モータ24等において消費する電力を発電する発電機12と、走行駆動モータ22,23や回転駆動モータ24を含む、敷設・回収装置1の全体の制御を司る制御装置13を備えている。尚、図2においては、敷設・回収装置1の内部構成がわかりやすくなるように発電機12及び制御装置13等の図示を省略している。
そして、第1実施形態の敷設・回収装置1は、台車10を自走させながらリール3を回転させることにより、消防ホース2を敷設し、又は、回収するように構成されている。そのため、この敷設・回収装置1は、比較的大径で且つ重量の大きなホース(例えば、径が400mm、幅が約60cm、長さが約200m程度)を敷設し又は回収するのに特に適している。
台車10は、水平フレーム14と、この水平フレーム14の後端部に設けられた鉛直フレーム15とを備え、リール3の重量に十分に耐えうる堅固な構造を有する。さらに、水平フレーム14は、走行方向(前後方向)に関して両側にそれぞれ配置された2つの側部14aと、これら2つの側部14aの後端部同士を連結する水平な連結部14bとを有する。尚、水平フレーム14の連結部14bの上面に鉛直フレーム15が立設されている。
水平フレーム14の連結部14bの左右両側部には、2つの駆動輪20がそれぞれ回転自在に設けられている。そして、図2に示すように、これら2つの駆動輪20には、軸受25により支持された2つの走行駆動モータ22,23の出力軸がそれぞれ直結されており、2つの駆動輪20は走行駆動モータ22,23によりそれぞれ回転駆動される。このように、各駆動輪20に独立に走行駆動モータ22,23が連結されているため、後述の制御装置13の走行方向変更部61(図4参照)により、走行駆動モータ22,23を独立に制御することで、2つの駆動輪20の回転速度を互いに異ならせて台車10の走行方向を変更することが可能になっている。一方、水平フレーム14の2つの側部14aの前端部の左右両側部には、2つの従動輪21がそれぞれ回転自在に設けられている。尚、台車10の走行速度及び走行方向は、リモートコントローラ65(図4参照)により任意に設定することが可能である。
図2に示すように、2つの側部14aは、リール3の幅よりも広い間隔を空けた状態でそれらの後端部においてのみ連結部14bを介して互いに連結され、これら2つの側部14aの間の空間は前方へ開放されている。そのため、これら2つの側部14aの間に前方からリール3を出し入れすることが可能になっている。
ところで、2つの側部14aの前後方向途中部には、上下に延びる矩形板状の2つの枢支部材26がそれぞれ固定されている。また、各枢支部材26の上端部には、略矩形板状のリンク部材27の長さ方向途中部が回転自在に枢支連結されている。一方、図2に示すように、リール3の中心部には、このリール3を幅方向(左右方向)に貫通する中心孔3aが形成されている。また、左右のリンク部材27の先端部には2つの回転軸部28がそれぞれ貫通状に連結され、さらに、これら2つの回転軸部28は、2つの側部14aの間に配設されたリール3の中心孔3aにそれぞれ挿入される。つまり、リール3の中心孔3aに挿入された2つの回転軸部28はリンク部材27及び枢支部材26を介して2つの側部14aにそれぞれ支持される。
さらに、2つの側部14aには、リンク部材27を介してリール3を上下に駆動する2つの油圧シリンダ29(上下駆動手段)が設けられている。各油圧シリンダ29は、側部14aの上面に固定されたブラケット33に回動自在に取り付けられたシリンダ本体30と、このシリンダ本体30内に進退自在に設けられたロッド31とを有する。各油圧シリンダ29のシリンダ本体30は、油圧ポンプや切換弁等で構成された油圧供給源32(図4参照)に接続されており、油圧供給源32から供給された油圧によりロッド31が進退駆動されるように構成されている。また、ロッド31の先端部はリンク部材27の後端部に連結されている。従って、図1に示すように、ロッド31が最大限退入した状態では、リンク部材27を介してリール3が上方へ引き上げられて、リール3が走行面100から離間して左右2つの回転軸部28により回転自在に枢支された状態となる。一方、図3に示すように、ロッド31が最大限進出したときには、リール3が下がって走行面100に接触する。そのため、この状態でさらに2つの回転軸部28がリール3の中心孔3aから抜き取られて、回転軸部28によるリール3の枢支状態が解除されたときには、リール3を2つの側部14aの間から前方へ取り出すことができる。
また、敷設・回収装置1は、油圧シリンダ29の駆動力が枢支部材26に枢支されたリンク部材27を介して2つの回転軸部28に伝達されて、リール3が上下動するように構成されているが、この構成によれば、油圧シリンダ29により直接リール3を上下動させる構成に比べて、ロッド31のストロークを小さくすることができ、その分、装置を小型化することが可能になる。
尚、各回転軸部28の外端部にはハンドル34が設けられており、回転軸部28をリール3の中心孔3aに挿通しやすくなっている。また、図2に示すように、中心孔3aに挿入される回転軸部28の挿入長さLはリール3の幅Bの半分よりも短くなっている。従って、リール3の中心孔3aに回転軸となる1本の長い軸部材をリール3の全幅に亙って挿通させる場合と比較して、その挿入作業が容易になるし、回転軸部28を出し入れするために必要な周囲の空間も小さくて済む。
図1〜図3に示すように、左側(図1の紙面手前側)の回転軸部28は、この回転軸部28に対応してリンク部材27及び枢支部材26の内側に設けられたチェーン35,36及びスプロケット37,38,39等を介して、回転駆動モータ24(図4参照)に連結されている。従って、回転駆動モータ24の駆動力がチェーン35,36及びスプロケット37,38,39を介して左側の回転軸部28に伝達されて、この駆動力により左右2つの回転軸部28で枢支されたリール3が回転駆動される。尚、リール3の回転速度は、リモートコントローラ65(図4参照)により任意に設定することが可能である。
台車10の連結部14bの上側には発電機12と制御装置13が配設されている。制御装置13には、リモートコントローラ65(図4参照)から、台車10の走行動作やリール3の回転動作など、敷設・回収装置1の各種動作に関する種々の信号が入力される。この制御装置13の作用については後ほど詳しく説明する。また、発電機12は、制御装置13からの指令に基づいて、走行駆動モータ22,23や回転駆動モータ24等で必要とされる電力を発電するように構成されている。
さらに、図1〜図3に示すように、台車10の鉛直フレーム15には、消防ホース2のリール3からの繰り出し、及び、リール3による巻取りをスムーズに行うために、リール3に巻取られていない消防ホース2の部分を台車10に対して相対的に左右方向(リール3の回転軸である回転軸部28に平行な方向)に往復移動させるトラバース機構16(トラバース手段)が設けられている。このトラバース機構16は、鉛直フレーム15に対して左右方向に移動可能な移動フレーム50と、この移動フレーム50を左右方向に移動させる駆動モータ51(図4参照)と、移動フレーム50に回転自在に設けられた送りローラ52を有する。
図2に示すように、移動フレーム50は、左右2枚の板部材55,56が、リール3に巻かれた消防ホース2の幅よりも広い間隔を空けて連結された構造を有し、この移動フレーム50の板部材55,56には、それぞれ内側へ突出し且つ内部にネジ部を有する筒部55a,56aが一体形成されている。一方、鉛直フレーム15の上端部には、左右方向に延びるネジ軸57が回転自在に設けられ、さらに、このネジ軸57の下側にはガイド軸58も設けられている。ネジ軸57には、移動フレーム50の筒部55a,56aが外嵌状に螺合しており、図示しないが、このネジ軸57は駆動モータ51と連結されている。さらに、移動フレーム50の板部材55,56にはガイド軸58が挿通されている。
送りローラ52は、移動フレーム50の左右の板部材55,56の間に回転自在に設けられている。さらに、移動フレーム50の、送りローラ52の両端部に近接する位置には、鉛直方向に延びる2本のガイドローラ59がそれぞれ回転自在に設けられている。従って、リール3から繰り出され、あるいは、リール3に巻取られる消防ホース2は、2本のガイドローラ59の間において送りローラ52で前後方向に送られる。
そして、リール3から消防ホース2が繰り出される際、あるいは、リール3に消防ホース2が巻取られる際には、ネジ軸57が駆動モータ51により回転駆動され、そのネジ軸57の回転に伴って移動フレーム50がガイド軸58にガイドされつつ左右に往復移動する。そして、2本のガイドローラ59の間で送りローラ52により送られる消防ホース2の部分が、リール3の回転と同期して左右に移動しながらリール3から繰り出され、あるいは、リール3に巻取られるため、消防ホース2が絡んだり、ねじ曲がってしまうのを防止できる。
尚、消防ホース2の回収時に、消防ホース2がリール3に最後まで巻取られたときに、消防ホース2の接続部2aから水を排出しやすくするために、移動フレーム50の位置はできるだけ高い位置にあることが好ましい。
また、トラバース機構16よりも下斜め後方の位置には、送りローラ45が回転自在に設けられている。そのため、トラバース機構16から後方に送られた消防ホース2が、さらにこの送りローラ45で送られながら走行面100に敷設されるため、消防ホース2が絡んだり、あるいは、ねじ曲がってしまうのをより確実に防止できる。
また、図1〜図3に示すように、台車10(連結部14b)の後端部の左右方向中央部には、先端が走行面100に接触する多数の毛を有するブラシ40(阻害物排除手段)が設けられており、このブラシ40は、ブラシ駆動モータ41(図4参照)により回転駆動される。そして、このブラシ40が回転している状態で台車10を走行させると、走行面100に消防ホース2が敷設される直前に、この走行面100上に存在する石などの物体が跳ね飛ばされて、消防ホース2の敷設経路から排除されるため、このような石などの物体の上に消防ホース2が乗り上げた状態で敷設されてしまうのを防止できる。また、ブラシ40により石などを排除しつつ、台車10を走行させて消防ホース2を敷設することができるため、消防ホース2の敷設前に石などを予め排除する必要がなく、敷設作業をさらに迅速に行うことができる。
次に、制御装置13を中心とする敷設・回収装置1の電気的な構成について、図7のブロック図を参照して説明する。
制御装置13は、中央処理装置であるCPU(Central Processing Unit)と、敷設・回収装置1の全体動作を制御する為の各種プログラムやデータ等が格納されたROM(Read Only Memory)と、CPUで処理されるデータ等を一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)等を備えている。
制御装置13は、台車10の走行速度を調整する走行速度調整部60と、台車10の走行方向を変更する走行方向変更部61と、リール3の回転速度を調整する回転速度調整部62と、トラバース機構16(トラバース駆動モータ51)を制御するトラバース制御部63とを有する。これら走行速度調整部60、走行方向変更部61、回転速度調整部62、及び、トラバース制御部63は、制御装置13内のCPU、ROM及びRAM等で構成されている。
制御装置13には、リモートコントローラ65から、台車10の発進/停止の信号、台車10の走行速度の設定信号、台車10の走行方向の設定信号、リール3の回転開始/停止の信号、あるいは、リール3の回転速度の設定信号等の種々の信号が入力される。さらに、制御装置13からは、各駆動モータ22,23,24,41,51、油圧供給源32、発電機12等に対して、起動/停止の信号等の各種制御信号が出力される。
走行速度調整部60は、台車10の走行速度がリモートコントローラ65で設定された所定の速度となるように、2つの走行駆動モータ22,23の回転速度を制御する。また、走行方向変更部61は、台車10の走行方向がリモートコントローラ65で設定された所定の走行方向となるように、2つの走行駆動モータ22,23の回転速度(つまり、2つの駆動輪20の回転速度)を異ならせて、その回転速度差により台車10の方向を変更する。具体的には、リモートコントローラ65から台車10の走行方向を右方向に変更させる指示がされた場合には、走行方向変更部61は、右側の走行駆動モータ23の回転速度よりも左側の走行駆動モータ22の回転速度を大きくする。逆に、台車10の走行方向を左方向に変更させる指示がされた場合には、走行方向変更部61は、左側の走行駆動モータ2の回転速度よりも右側の走行駆動モータ23の回転速度を大きくする。ここで、指示された走行方向の変化が急なほど(つまり、台車10の曲がる角度が大きいほど)、2つの走行駆動モータ22,23の回転速度の差は大きくなる。
回転速度調整部62は、リール3の回転速度がリモートコントローラ65で設定された所定の速度となるように、回転駆動モータ24の回転速度(つまり、消防ホース2の繰り出し速度、又は、消防ホース2の巻取り速度)を制御する。トラバース制御部63は、回転速度調整部62で調整されるリール3の回転に同期してトラバース機構16の移動フレーム50が左右に往復移動するように、トラバース駆動モータ51を制御する。
次に、この消防ホース2の敷設・回収装置1の消防ホース2の敷設及び回収時の動作について説明する。尚、この第1実施形態において、1つのリール3に巻かれる1本の消防ホース2は、比較的大径で重量が大きなホース(例えば、径が400mm、幅が約60cm、長さが約200m)である。そして、複数のリール3を交換しながらこれらのリール3にそれぞれ巻かれた複数本の消防ホース2を順次敷設して、これら複数本の消防ホース2を接続部2aにおいて互いに接続することにより、消防ホース2を長い距離にわたって敷設する。
最初に、消防ホース2が巻かれたリール3を以下の手順で台車10に取り付ける。まず、停止した台車10に対して前方からリール3を転がして移動させる、あるいは、走行駆動モータ22,23により駆動輪20を回転駆動して台車10を前方へ走行させることにより、リール3を台車10に対して相対移動させて、台車10の前端側部分から2つの側部14aの間にリール3を入れる。次に、図3に示すように、左右のリンク部材27を貫通する2つの回転軸部28を、2つの側部14aの間に配設されたリール3の中心孔3aに左右両側からそれぞれ挿入する。そして、油圧供給源32から左右の油圧シリンダ29に油圧を供給し、油圧シリンダ29のロッド31を最大限退入させると、図1に示すように、リンク部材27を介してリール3が上方へ引き上げられ、リール3が走行面100から離間して左右2つの回転軸部28により回転自在に枢支された状態となる。
この状態で、リモートコントローラ65から台車10の走行速度が設定され、台車10の発進の指示がされると、2つの走行駆動モータ22,23が起動して台車10が走行し始めるとともに、制御装置13の走行速度調整部60により2つの走行駆動モータ22,23が制御されて、設定された走行速度で台車10が走行する。ここで、作業員が、走行する台車10の傍を歩きながらリモートコントローラ65を操作することができるように、台車10の走行速度は作業員が歩く速度と略等しい速度に設定される。
リモートコントローラ65から台車10の走行方向を変更する指示がなされた場合には、制御装置13の走行方向変更部61により2つの走行駆動モータ22,23がそれらの回転速度が互いに異なるように制御され、2つの駆動輪20の回転速度差が生じて台車10がリモートコントローラ65で設定された方向に曲がり、走行方向が変更される。
そして、リモートコントローラ65からリール3の回転速度が設定され、リール3の回転開始の指示がされると、回転駆動モータ24が起動してリール3が回転し始めるとともに、制御装置13の回転速度調整部62により回転駆動モータ24が制御されて、設定された回転速度でリール3が回転し、リール3から消防ホース2が繰り出される。このとき、制御装置13のトラバース制御部63によりトラバース駆動モータ51が制御されて、リール3の回転に同期してトラバース機構16の移動フレーム50が左右に往復移動する。そのため、消防ホース2が後方に略真っ直ぐに送られる位置に送りローラ52及び2本のガイドローラ59が位置することになり、これら送りローラ52及びガイドローラ59を介してリール3から消防ホース2がスムーズに繰り出される。
また、この敷設作業中に、リモートコントローラ65からブラシ40を駆動する指示がされると、ブラシ駆動モータ41によりブラシ40が回転駆動される。そして、ブラシ40が回転している状態で台車10が走行すると、走行面100に消防ホース2が敷設される(接触する)直前にこの走行面100上に存在する石などの物体が跳ね飛ばされて排除されるため、このような石などの物体の上に消防ホース2が乗り上げた状態で敷設されることがない。また、ブラシ40により石などを排除しつつ、台車10を走行させて消防ホース2を敷設することができるため、消防ホース2の敷設前に石などを予め排除する必要がなく、敷設作業をさらに迅速に行うことができる。
そして、リール3に巻き取られていた消防ホース2が全て敷設されたときには、以下のようにしてリール3を交換する。まず、図3に示すように、油圧シリンダ29のロッド31を最大限進出させ、リンク部材27を回転させてリール3を下げて、リール3を走行面100に接触(載置)させる。この状態からさらに2つの回転軸部28をリール3から抜き取って回転軸部28によるリール3の枢支状態を解除してから、この空のリール3を2つの側部14aの間から前方へ取り出し、代わりに、消防ホース2が巻かれた別のリール3を2つの側部14aの間に移動させて、リール3の交換を行う。この交換手順によれば、リール3の交換が容易であり、交換作業を迅速に行うことができるため、コンビナート等の広い敷地面積を有する火災現場において長い距離にわたって消防ホース2を敷設する必要がある場合でも、その敷設作業を短時間で完了することが可能になる。
尚、このリール3の交換に関して、複数のリール3をある所定の保管場所に保管しておき、リール3を交換する度に台車10を保管場所に移動させてリール3の交換作業を行うようにしてもよいが、予め、あるいは、火災が発生したときに、消防ホース2が敷設される経路に所定距離を空けて複数のリール3を配置しておき、その敷設経路の途中で空になったリール3を別のリール3に交換するようにしてもよい。この場合には、リール3を交換する度に台車10を保管場所と敷設経路との間で往復させる必要がない。
一方、敷設・回収装置1により、走行面100に敷設された消防ホース2を回収する場合には、空のリール3を台車10に取り付けた後、リモートコントローラ65から台車10の走行速度、台車10の走行方向、及び、リール3の回転速度が設定される。そして、走行速度調整部60及び走行方向変更部61により2つの走行駆動モータ22,23を制御して台車10を走行させながら、回転速度調整部62により回転駆動モータ24を制御して、前述の敷設時とは逆の方向に設定された回転速度でリール3を回転させて、消防ホース2を巻取ることになる。尚、巻取作業を進めていくにつれ、あるリール3にそれ以上消防ホース2を巻き取ることができなくなったときには、このリール3を別の空のリール3と交換してから回収作業を再開する。
以上説明した敷設・回収装置1によれば、リール3が台車10に取り付けられている状態で、2つの側部14aの間で油圧シリンダ29によりリール3を下方へ駆動して走行面100に接触させてから、2つの回転軸部28をリール3から抜いた後にリール3を台車10に対して走行方向(前後方向)に相対移動させることにより、2つの側部14aが互いに連結されていない前方からリール3を簡単に取り出すことができる。逆に、リール3が台車10に取り付けられていない状態で、前方から2つの側部14aの間にリール3を配置してから、油圧シリンダ29によりリール3を上方へ駆動してリール3を走行面100から離間させることにより、リール3を台車10上に簡単に設置することができる。従って、リール3の交換が容易になり、特に、大径且つ長尺な消防ホース2が巻かれてリール3の重量が大きい場合でも、消防ホース2の敷設作業を迅速に行うことができるようになる。
次に、前記第1実施形態に種々の変更を加えた変更形態について説明する。但し、前記第1実施形態と同じ構成を有するものについては、同じ符号を付して適宜その説明を省略する。
1]前記第1実施形態では、リモートコントローラ65から制御装置13に対して種々の信号が入力されるようになっているが、制御装置13に操作パネル等が設けられて、この操作パネル等から種々の指令が直接入力されるように構成されていてもよい。
2]リール3に巻取られていない消防ホース2の部分を左右に移動させるトラバース機構16を省略してもよい。この場合でも、リール3からの消防ホース2を繰り出す際、あるいは、リール3により消防ホース2を巻取る際に、作業員により消防ホース2を左右に移動させるようにすれば、消防ホース2が絡んだり、あるいは、ねじ曲がってしまうのを防止することができる。このとき、リール3から消防ホース2を繰り出す際にはリール3の回転速度をやや速くし、逆に、リール3で消防ホース2を巻取る際にはリール3の回転速度をやや遅くするようにして、消防ホース2が少し弛むようにすれば、消防ホース2を左右に移動させることがより容易になる。
3]走行駆動モータ22,23や回転駆動モータ24等の駆動力を発生させる駆動源としては、前記第1実施形態の発電機12の他、バッテリであってもよい。
4]前記第1実施形態では、油圧シリンダ29の駆動力が、枢支部材26に支持されたリンク部材27を介して回転軸部28(リール3)に伝達されるようになっているが、油圧シリンダ29のロッド31がリンク部材27を介さずに回転軸部28に連結されて、油圧シリンダ29によりリール3が直接上下に駆動されるように構成されていてもよい。また、リール3を上下に駆動する上下駆動手段として、油圧シリンダ29の代わりに、モータやネジ機構などを用いてもよい。
5]前記第1実施形態では、リール3は左右2つの回転軸部28により枢支されるようになっているが、リール3を貫通する1本の軸部材で枢支されるように構成されていてもよい。
6]前記第1実施形態では、走行面に存在する石などの物体を除去するためのブラシ40は回転駆動されるように構成されているが、ブラシが左右方向に往復駆動されるように構成されていても石などの物体を除去することは可能である。さらに、石などの物体を除去する手段(阻害物除去手段)としては、ブラシ以外のものも採用できる。例えば、図5に示すように、敷設・回収装置1Bが、台車10から後方に延びるとともにその後端からさらに走行面100付近まで下方に延びた、断面逆L字形の掻き取り部70を有し、台車10の走行に伴って掻き取り部70により走行面100に存在する物体を掻き取るように構成されていてもよい。
次に、本発明の第2実施形態について図6を参照して説明する。尚、図6における左方を前方とし、さらに、図6の紙面垂直方向を左右方向と定義して以下説明する。
図6に示すように、第2実施形態の敷設・回収装置51は、2つの駆動輪70及び2つの従動輪71を備え、且つ、リール3を回転自在に枢支する台車60を有する。前記第1実施形態と同様に、この第2実施形態の台車60も、走行方向(前後方向)に関して両側にそれぞれ配置された2つの側部60aと、これら2つの側部60aの一端部(前端部)同士を連結する水平な連結部60bとを有する。台車60の前端部には2つの駆動輪70とこれら駆動輪70をそれぞれ回転駆動する走行駆動モータ72が設けられ、一方、台車60の後端部には2つの従動輪71が設けられており、台車60は走行面100を自走可能である。
また、水平な連結部60bの上面には、走行駆動モータ72等において消費する電力を発電する発電機73と、敷設・回収装置51の全体の制御を司る制御装置(図示省略)などが配設されている。さらに、連結部60bの後端部には、リール3の中心孔に挿通される軸部材74にその一端部が連結されたアーム75が、軸部材74と反対側の端部を中心に回動可能に取り付けられている。
また、この敷設・回収装置51は、リール3を鉛直面内で回転させることにより、リール3に巻かれた消防ホース2を連結部60bの上方に配置されたローラ76,77,78,79を介して前方へ繰り出す、あるいは、リール3に消防ホース2を巻き取るために、以下のように構成されている。連結部60bの後端部には、左右方向(リール3の幅方向:図6の紙面垂直方向)に延びる駆動ローラ80が回転自在に設けられている。また、駆動ローラ80の近傍部には、この駆動ローラ80を回転駆動するローラ駆動モータ82(ローラ駆動手段)が設けられている。さらに、2つの側部60aには、左右方向に延びる従動ローラ81が、回転自在に、且つ、2つの側部60aに跨るように設けられている。そして、軸部材74を介して枢支されたリール3の下部が駆動ローラ80及び従動ローラ81にそれぞれ接触している状態で、ローラ駆動モータ82により駆動ローラ80を回転させることで、リール3を鉛直面内で回転させることができるようになっている。以上説明した、駆動ローラ80、従動ローラ81、及び、ローラ駆動モータ82などが、本発明の回転駆動手段に相当する。
また、2つの側部60aには、従動ローラ81の端部に連結されたネジ軸83と、このネジ軸83を回転駆動する駆動モータ84と、前後方向に延びるガイド軸85がそれぞれ設けられている。そして、駆動モータ84によりネジ軸83を回転駆動することにより、従動ローラ81をガイド軸85に沿って前後方向(台車60の走行方向と平行な方向)に相対移動させることができるように構成されている。従って、リール3の交換作業の際に、従動ローラ81を、図6の実線で示す後側(連結部60bと反対側)の位置から、図6の2点鎖線で示す前側の位置(連結部60b側)へ移動させることができるため、2つの側部60aの間にリール3を出し入れする際に従動ローラ81が邪魔にならなくなり、台車60の後端側部分から2つの側部60aの間にリール3を転がしながら出し入れすることが可能になる。
さらに、2つの側部60aの間に配置されたリール3に軸部材74が取り付けられ、この軸部材74を介してリール3が枢支された状態で、従動ローラ81を前後方向に移動させることにより、リール3を上下に駆動することが可能になる。即ち、従動ローラ81が図6の2点鎖線で示す前側の位置にあり、且つ、リール3が2つの側部60aの間で走行面100に接触している状態で、従動ローラ81を後方へ移動させると、軸部材74に連結されたアーム75が図6の反時計回りの方向に回動しつつ、従動ローラ81によりリール3が上方へ押し上げられ、駆動ローラ80によりリール3を回転駆動することが可能な状態となる。逆に、従動ローラ81が後側の位置(図6の実線で示す位置)にあり、リール3が回転可能な状態から、従動ローラ81を後方から前方へ移動させると、リール3の自重が従動ローラ81に受け止められなくなり、アーム75が図6の時計回りの方向に回動しつつ、リール3が下方へ落下して走行面100に接触し、台車60の後方からリール3を取り出すことが可能な状態となる。この構成によれば、前後方向に移動可能な従動ローラ81が、2つの側部60aの間に配置されたリール3を上下に駆動する手段を兼ねていることから、前記第1実施形態の油圧シリンダ29(図1参照)のような上下駆動手段を別に設ける必要がなく、製造コスト面で有利である。
以上説明した前記第1実施形態及び第2変更形態は、大径の消防ホースを敷設・回収する場合に本発明を適用した一例であるが、比較的小径の消防ホースを敷設・回収する場合にも本発明を適用できる。さらに、通信用あるいは動力供給用のケーブルや電線などの、リールにより巻取りや繰り出しが可能な他の長尺材を敷設・回収する場合にも適用できる。
本発明の第1実施形態に係る消防ホースの敷設・回収装置(リール枢支状態)の左側面図である。 図1の敷設・回収装置の平面図である。 敷設・回収装置(リール交換途中の状態)の左側面図である。 敷設・回収装置の電気的構成を示すブロック図である。 変更形態の消防ホースの敷設・回収装置の左側面図である。 第2実施形態の消防ホースの敷設・回収装置の左側面図である。
符号の説明
1,1A 敷設・回収装置
2 消防ホース
3 リール
3a 中心孔
10 台車
14a 側部
14b 連結部
16 トラバース機構
20 駆動輪
22,23 走行駆動モータ
24 回転駆動モータ
26 枢支部材
27 リンク部材
28 回転軸部
29 油圧シリンダ
40 ブラシ
51 敷設・回収装置
60 台車
60a 側部
70 駆動輪
72 走行駆動モータ
74 軸部材
75 アーム
80 駆動ローラ
81 従動ローラ
82 ローラ駆動モータ

Claims (7)

  1. 長尺材が巻かれるリールを軸部材を介して回転自在に枢支可能で、且つ、複数の走行輪を備えた台車と、
    前記複数の走行輪を駆動する走行駆動手段と、
    前記リールを回転駆動する回転駆動手段と、
    前記台車に枢支された状態の前記リールを上下に駆動する上下駆動手段とを備え、
    前記台車は、その走行方向に対して両側にそれぞれ配置されて、前記軸部材を支持する2つの側部を有し、
    前記2つの側部は、前記走行方向の一方側部分においてのみ互いに連結されており、
    前記上下駆動手段により前記リールが下方へ駆動されて前記台車の走行面に接触し、且つ、前記軸部材によるリールの枢支状態が解除された状態で、前記台車の他方側部分から前記リールを前記2つの側部の間に出入自在に構成されていることを特徴とする長尺材の敷設・回収装置。
  2. 前記回転駆動手段は、前記台車に回転自在に設けられ且つ前記リールに接触する駆動ローラ及び従動ローラと、前記駆動ローラを回転駆動するローラ駆動手段とを備え、
    前記従動ローラは、前記台車に対してその走行方向と平行に相対移動可能に構成されており、
    前記従動ローラが前記台車の前記走行方向の一方側に位置しているときに、前記台車の他方側部分から前記リールを前記2つの側部の間に出入自在であることを特徴とする請求項1に記載の長尺材の敷設・回収装置。
  3. 前記軸部材は、前記台車に対して回動可能なアームを介して前記台車に取り付けられ、
    前記軸部材を介して前記台車に枢支された前記リールが前記駆動ローラ及び前記従動ローラに接触している状態で、前記従動ローラを前記台車の前記走行方向と平行に移動させることにより、前記アームを回動させつつ前記リールを上下に駆動するように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の長尺材の敷設・回収装置。
  4. その一端部が前記上下駆動手段に連結されるとともに、その他端部が前記軸部材に連結されたリンク部材と、
    前記側部に固定されるとともに、前記リンク部材をその長さ方向途中部において回転自在に枢支する枢支部材と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の長尺材の敷設・回収装置。
  5. 前記軸部材は、前記リールに形成された中心孔に両側からそれぞれ挿入される2つの回転軸部からなり、
    これら2つの回転軸部の挿入長さは、前記リールの幅の半分よりも短いことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の長尺材の敷設・回収装置。
  6. 前記台車に、走行面上に存在して前記長尺材の敷設を阻害する物体を排除する、阻害物排除手段が設けられていることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の長尺材の敷設・回収装置。
  7. 前記長尺材を前記リールから繰り出すとき、あるいは、前記リールにより巻取るときに、前記リールに巻取られていない前記長尺材の部分を、リールに対して前記軸部材と平行な方向に相対移動させるトラバース手段を有することを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の長尺材の敷設・回収装置。
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