JP2007049336A - 故障復旧方法および通信ノードならびにネットワーク - Google Patents

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Abstract

【課題】 事前設計型の復旧方式と同等の高速性を担保しつつ、復旧可能な故障ケースを増やし、通信網における多重故障復旧時のパスの復旧率を向上させる。
【解決手段】 複数の故障復旧方式を段階的に適用し、その際、高速な事前設計型の復旧方式で可能な限り多くの本数のパスを復旧し、復旧できないパスが存在する場合にはより適応性の高い動的設計型復旧方式に救済方式を遷移させる。また、後段の復旧時に救えるパス数が増加するように設計されたポリシを前段の復旧に適用して復旧処理を行う。また、前段の故障復旧方式に故障位置評定が簡易で高速なパス端切替方式を適用し、後段の復旧には、柔軟な経路設定を行うため任意の切替点でパス切替を可能とし、前段と後段の復旧方式の切替制御点を変化させる。
【選択図】 図19

Description

本発明は、ネットワークにおけるパス故障の復旧に利用する。
ネットワークの内、トラフィックが集約されたパス容量の大きくなる基幹網においては、パス故障によるサービス断がユーザに与える影響が甚大であるため、故障復旧には極めて短時間での復旧が要求される。また、複数のパスが故障した場合には可能な限り多くのパスを復旧し、復旧率を高める必要がある。
従来の故障復旧技術には、故障の事前に予備パスを設定する事前設計型の復旧方式と故障発生後に即時的な代替パス設定を行う動的設計型の復旧方式とが存在し、前者は高速性、後者は適応性に優れる。
動的設計型復旧方式は、故障発生後に故障位置の評定を行い、経路を割当て、波長を計算する方式であり、故障位置の評定、経路の割当て、波長の計算に時間を要するため、基幹網の復旧の高速性の要求を満たすことができず、適用可能なサービスクラスが大きく制限される。そのため、代替パスを故障発生前に設計する事前設計型復旧であるDedicated protection,shared restoration(例えば、非特許文献1参照)などの高速復旧が可能な技術が考案されている。
これらの技術は現用パスに対する予備パスを予め事前に設計し、故障発生時には設計によって決定されている予備パスに故障パスの代替パスを設定する技術である。この方法は事前に迂回経路と割当リソースが決定されているため極めて高速な復旧が可能である。しかしながら、多重故障を想定して多くの経路に専用の予備リソースの割当てを行い、その情報の管理を行うことは、コストの観点から非現実的であるため、現状では単一故障のみを想定して設定が行われ、単一故障の100%の復旧を目的として実装されている。
このように、事前に想定する故障ケースを限って設計が行われるため設計で想定していない故障については、想定外の多重故障の際、復旧に利用可能なトポロジの接続性が存在し、かつ使用可能なリソースが存在する場合でも、決められた経路しか選択できないために復旧が行えない場合がある。
K.shimano,A.Sahara,M.Koga,Y.Takigawa,and K.Sato:"Demonstration of Fast Restoration for Distributed Control Plane on Photonic Network,"ECOC2002,Copenhagen,Denmark,Sept.2002. IETF RFC 3209. IETF RFC 3480. IETF RFC 2328. IETF RFC 1771. IETF RFC 1142.
従来の事前設計型復旧技術では、方式上の制約により、多重故障に対しては故障復旧技術による復旧が不可能なケースがある。また、動的設計型復旧方式では復旧速度に対する要件を満たすことが困難である。
本発明の解決する課題は、従来技術である事前設計型の復旧方式と同等の高速性を担保しつつ、従来方式を改良または補完することにより、復旧可能な故障ケースを増やし、ネットワークにおける多重故障復旧時のパスの復旧率を向上させることである。
本発明は、通信ノード間で制御メッセージを交換する機能と、ポリシに従ったネットワークのパス設定機能と、パス故障の際にポリシに従い代替パスを設定する機能と、パスと代替パス設定時のポリシの記憶手段とを備えた通信ノードと、パス収容設計機能と通信ノードとの情報交換手段を備えた管理ノードと、それら装置からなるネットワークとで実施される故障復旧方法である。
故障復旧処理は、パスに故障が発生した際、故障を自動的に検出し、各ノードがシグナリングプロトコルのメッセージを交換して通信を行い、自律分散的に故障復旧処理を行うことが可能である。この復旧処理は通信ノードによる故障の検知、あるいは、通信ノード間で交換するメッセージがトリガとなって行われる。
本方法は、複数の故障復旧方式を事前に設定されたシナリオに従い段階的に適用し、その際、スイッチの設定とリソース予約とを事前に行うことにより高速な処理が可能な事前設計型の復旧方式(非特許文献1参照)で可能な限り多くの本数のパスを復旧し、復旧できないパスが存在する場合にはより適応性の高い動的設計型復旧方式に復旧方式を遷移させることで、高速性を担保したまま、適応性を高め復旧率を向上させることができる。
また、本発明では、前段と後段の復旧方式の切替制御点を変化させることで、経路探索の柔軟性を向上させ、発見する経路数を増加させ、復旧率の向上を行う。さらに、故障復旧シナリオに従った復旧処理を実行中に、高速性が重視される段階では、高速復旧可能な切替制御点を選択することで、高速な復旧を行う。
図1、図2に本発明の動作フロー概要の一例を示す。図1はパスの運用開始時の手順を示すフローチャートである。図2は故障復旧処理の手順を示すフローチャートである。本発明においては、運用開始時に図1のように現用パスと事前パスとを予め設定されたポリシに従いパスを収容設計する。続いて、収容設計の結果に従いシグナリングにより現用パスおよび事前設定パス予備パスの設定を行う。
故障発生時には、図2のように第一の故障復旧方式を用いて故障パスを復旧し(一次復旧)、一次復旧では復旧できないパスが存在した場合はシナリオに従って復旧方式を遷移させ、別の復旧方式でポリシに従って復旧(二次復旧)を行う。
一次復旧に高速な事前設計型の復旧方式を適用し、二次復旧に一次復旧より適応的に故障を復旧できる動的復旧方式を用いることで、高速性を担保したままパスの復旧率を向上させることができる。本発明においては、ネットワーク全体を管理する管理ノードを備え、管理ノードで現用パスと事前予約型復旧方式とを適用した予備パスの収容設計が可能である。また、通信ノードで故障復旧を行う際、次のポリシを適用して復旧を行うことが可能である。
以下に、二次復旧において、復旧率を向上させるためのポリシについて説明する。ポリシa)、b)は、復旧率の向上を図るポリシであり、ポリシc)は高速化のためのポリシである。
a)複数の故障パスが発生し、複数の対地から複数の代替パスが設定される際に、それらの代替パスが同一リンクを通り、故障パス間でリソースの奪い合いが発生した場合には、故障したパスの始点ノードから終点ノードまでに設定可能なノード独立経路の本数qまたはq本の独立経路で設定可能なリソースの和Qを比較し、qもしくはQの小さい故障パスを優先して復旧を行う。
Qおよびqの説明を図3に示す。図3はNode−1を始点、Node−6を終点とした場合のNode−1、Node−6間のノード独立経路とそのリソースを示す図である。図3のネットワークはNode−1からNode−6までのノードと、Link−1からLink−7までのリンクからなるネットワークである。また、全てのリンクにリンクの持つリソースを付した。ここで、Node−1を始点、Node−6を終点とした場合に、Node−1からNode−6まで、互いにノードを共有しないノード独立経路を最大限確保するとS1、S2、S3の3経路が確保可能である。この場合には、Node−1からNode−6までのq=3となる。
また、S1、S2、S3は次のリンクから構成される。
S1:Link1→Link2→Link−3
S2:Link−4
S3:Link−5→Link−6→Link−7
S1、S2、S3、それぞれを構成するリンクのうち、最小のリソースを挙げると次のようになる。
S1:1
S2:3
S3:2
この場合Qはこれら三つの値の和でQ=6と表される。
それぞれのパスについて始点ノードから終点ノードまでの独立経路の本数を通信ノードで予め計算して保持する。独立経路の本数は、図3の例では、S1、S2、S3の3本である。奪い合いが生じた場合は、独立経路の本数の少ないパスの代替パスを、異経路に再設定させることで奪い合いを回避する。独立経路の本数の多いパスは、別の経路に代替パスを設定可能である確率が高くなるため、以上のようにすることで、復旧率を高めることができる。
b)二次復旧を行う際にリソースシェア率の低いリンクを優先的に選択して代替パスの設定を行う。
リソースシェア率Rshareはそれぞれのリンク毎に異なる値である。あるリンクiにおいて、リソースのシェアを行って予備パスのために割当てられた予約された予備リソースをλi、リソースをシェアしない場合のリンクiを通過するn本の予備パスのリソースの和をBkとした際、次の式で表される。
Figure 2007049336
故障パスを復旧するために代替パスを設定する際、同時発生した他の故障パスの復旧のために既にリソースが占有されている可能性がある。このような状況の発生確率を抑えるために、リソースシェア率の低い予備リソースを選択して代替パスを設定する。
リソースシェア率の高い予備リソースほど、故障によって使用状態になる頻度が高い。したがって、動的復旧にリソースシェア率の高いリンクを避け、リソースシェア率の低いリンクを優先して選択して代替パスを設定することで、他の故障パスと予備リソースを奪い合う状況の発生確率を避け、復旧の際のパス設定失敗を減少させることができる。
c)二次復旧を行う際に、リソース予約済みの事前設計パスを最大限活用する。二次復旧において、代替パスを設定する際、一次復旧で利用を試みた事前設計パスの故障区間以外の利用可能な区間を部分的に使用し、二次復旧において新たに経路探索およびリソース割当てを行う範囲を最小限に抑える。このようにすることでリソース予約の終了している経路の設定処理の一部を省略し、パスの設定を高速化することができる。
また、本発明は、上記のポリシを適用した故障復旧を行うために、リンク毎にリソースシェア率を算出する手段と、パス始点および終点間の独立経路の本数qの計算手段と、リソースシェア率およびqの値を記録する手段とを備える。
リソースシェア率は、ルーティングプロトコルとシグナリングメッセージとによって収集されるリソース情報を利用して決定される。通信ノードではリソース情報データベース、管理ノードでは網管理データベースに物理的に実装されているリソースが登録されている。
現用パス、予備パス設定の際に、現用パスに割当てられたリソースと、予備パスに割当てられたリソースとを、シグナリングメッセージから読み取り、それに従ってリソース情報データベース、網管理データベースが更新される。このデータベースの情報を利用してシェア率が計算される。
また、ルーティングプロトコルにより集められたトポロジ情報が、経路情報データベースと、網管理データベースにトポロジを表すグラフとして記録される。このグラフを用いて、経路計算機能部、もしくは収容設計エンジンでqおよびQの値が計算される。
上記のポリシを適用してパス収容設計および復旧処理を行うことで、方式を遷移させることによる復旧率の向上度合いを最大化することが可能である。
すなわち、本発明の第一の観点は、複数の通信ノードと、これらの通信ノード間を接続するリンクとにより構成され、いずれかの通信ノード間でパスを設定して通信を行うネットワークに適用され、現用パスに故障が発生した際に、通信ノードが現用パスの代替パスを設定する故障復旧方法である。
ここで、本発明の特徴とするところは、前記通信ノードには、パス設定方法またはリソース予約方法の異なる複数の故障復旧手順とそれら複数の故障復旧手順の適用順序とが設定された故障復旧シナリオが予め記憶され、前記通信ノードは、故障が発生した際には、前記故障復旧シナリオに従い、最初に一つの故障復旧手順を実施し、その故障復旧手順で代替パスが設定できない場合には、パス設定方法またはリソース予約方法が最初に実施した故障復旧手順とは異なる故障復旧手順を次に実施するところにある。
これにより、パス毎に復旧率、高速性などの要求条件に見合ったパス復旧が可能となる。また、前段の故障の際に故障の情報の収集が可能となり、それを後段の復旧に活用することで、復旧方式を単一で利用する場合に比べ、より効率の良い経路選択、リソース割当てが可能となり、単一の復旧方式適用時には対処できない二重故障等の故障ケースに対しても復旧率の高い復旧処理や高速な復旧処理が可能となる。さらに、単一の復旧方式で利用する場合にはなしえなかった効率の良い復旧パスへのリソース割当て優先制御が可能となる。
また、前記故障復旧手順における前記通信ノード間で交換するメッセージの中に、最初の故障復旧手順とはパス設定方法またはリソース予約方法が異なる故障復旧手順を次に実施するか否かの情報を含めることができる。これにより、各通信ノードでは、次の異なる故障復旧手順の実施に必要な準備を予め進めることができる。
また、前記故障復旧手順における前記通信ノード間で交換するメッセージの中に、最初の故障復旧手順とはパス設定方法またはリソース予約方法が異なる故障復旧手順を次に実施する旨を示す情報と故障の情報とその復旧動作に関わる情報とを含めることができる。
これにより、各通信ノードでは、受け取った情報を利用することで、より適応的な経路計算を行うことができ、復旧が必要なパスの情報を新たに設定する代替パスのシグナリングメッセージに含めることにより、代替パスを設定すべき通信ノードに必要な情報を伝えることができる。この情報は代替パスを新しく設定される通信ノードにおいて、リソース割当ての優先制御や、経路計算に利用することができる。
ここで、故障の情報とその復旧動作に関わる情報とは、故障したリンクID、インタフェースID、制御網のリンクのID、故障リンクに接続する通信ノードID、故障したパスの本数、復旧可能なパスの本数、それらの識別子、帯域、始点通信ノードおよび終点通信ノードのIPアドレスとネットワークアドレス、経路および経路設定方法、通過エリア、パス設定ポリシ、パスのプライオリティ、切替を実施するか否かの命令等である。
例えば、前記複数の故障復旧手順には、代替パスの経路計算を故障発生前に行う事前設計型故障復旧手順と、代替パスの経路計算を故障発生後に行う動的設計型故障復旧手順とを含む。
この事前設計型復旧手順は、経路計算とリソース割当ての計算とを予め行っているため、動的設計型復旧手順に比べ、大幅に高速な復旧処理が可能である。よって、事前設計型復旧手順で復旧するシナリオを与えておくことで、故障パスの復旧時間を大幅に短縮することができる。
本発明では、故障発生確率が相対的に高い単一故障については、事前設計型復旧手順により、高速な故障救済を実施する。その一方、故障発生確率が相対的に低い多重故障については、動的設計型復旧手順により、その都度故障発生状態に適応しながら故障復旧を実施する。
このように、故障発生確率の高い故障シナリオについては、事前設計型復旧手順により高速な故障復旧を図りつつ、その一方で、故障発生確率の低い故障シナリオについては動的設計型復旧手順により故障復旧を実施し、事前設計型復旧手順で必要となる事前設計の負荷を軽減しつつ、故障救済に成功する確率を高めることができる。
事前設計型の復旧方式は、経路計算とリソース割当ての計算とを予め行っているため、動的設計型復旧方式に比べ、大幅に高速な復旧処理が可能である。事前設計型の復旧方式で復旧することが可能なパスには、事前設計型の復旧方式で復旧する復旧シナリオを与えておくことで、故障パスの平均の復旧時間を大幅に短縮することができる。
また、前記複数の故障復旧手順には、現用パス全体を故障区間として現用パスの両端で代替パスに切り替える故障復旧手順と、現用パスの一部分を故障区間として、故障区間のみを別の経路に切替えて代替パスとする故障復旧手順とを含むことができる。これにより、大まかではあるが高速な故障復旧手順と、高速性は多少低くなるが冗長となる代替パスが少なく、ネットワークリソースを有効利用できる故障復旧手順とを適応的に使い分けることができる。
また、リンクに故障が発生した際に、故障になる現用のパスの本数と、代替パスが設定できるパスの本数の情報とを、通信ノードもしくは管理ノードに保持し、通信ノードもしくは管理ノードで、故障になる現用パスの本数が代替パスが設定できるパスの本数よりも大きい場合には、事前に通信ノードもしくは管理ノードに設定されたポリシに基づき代替パスを設定する現用パスを選択することができる。
これにより、故障になる現用パスの本数が代替パスが設定できるパスの本数よりも大きい場合であっても、各通信ノードもしくは管理ノードは、事前に決められたポリシに基づき、自律的に復旧するパスを選択することができる。このことにより、無駄なシグナリングメッセージの送信およびパスの設定処理を回避することができ、通信ノードの負担を低減させることができる。
さらに、無駄なシグナリングメッセージを無くすことで、不要なリソース競合を回避することができ、結果として全ての故障パスの復旧処理完了までの時間を短縮することができる。
また、前記事前設計型故障復旧手順を用いて故障が発生した全てのパスの代替パスが設定できない場合には、現用パスの始点から終点までの互いにノード独立に設定できる代替パスの経路の本数またはそれらの経路で確保できる帯域から代替パスを設定する現用パスを選択することができる。これにより、奪い合いが生じた場合は、独立経路の本数の少ないパスの代替パスを、異経路に再設定させることで奪い合いを回避することができる。独立経路の本数の多いパスは、別の経路に代替パスを設定可能である確率が高くなるため、以上のようにすることで、復旧率を高めることができる。
また、前記動的設計型故障復旧手順では、リソースシェア率が比較的小さいリンクを優先的に選択することができる。これにより、動的復旧にリソースシェア率の高いリンクを避け、リソースシェア率の低いリンクを優先して選択して代替パスを設定することで、他の故障パスと予備リソースを奪い合う状況の発生確率を避け、復旧の際のパス設定失敗を減少させることができる。
また、事前設計型故障復旧手順の後に動的設計型故障復旧手順を行い、当該動的設計型故障復旧手順では、現用パスおよび前記事前設計型復旧で利用するために予め設定された事前設計パスの故障区間以外の区間を部分的に活用することができる。これにより、二次復旧において新たに経路探索およびリソース割当てを行う範囲を最小限に抑えることができ、その設定の簡略化の分だけパスの設定処理を高速化することができる。
また、前記故障復旧手順における代替パス設定経路上の一つのリンクでリソース不足状態が生じた場合には、リソース割当ての優先順位が高いパスに対し、既に割当てられているリソース割当ての優先順位の低いパスのリソースを流用して割当ててパス設定を行う手順を有し、代替パス設定経路上の一つのリンクでリソースの流用が発生した場合には、その代替パスの経路上の他のノードにリソース流用が発生したパスの情報を伝達し、当該代替パス経路上の他の全てのリンクで、リソースの不足が発生しているかいないかに関わらず、前記リソース流用が発生した低優先度のパスのリソースを流用する手順を含むことができる。
このように、いったんリソース流用が発生した低優先度のパスのリソースを優先的に故障復旧に投入することにより、他の有用なパスのリソースを温存させておくことができる。また、他の場所で故障が発生した場合に、故障復旧の復旧率を向上させることができる。
本発明の第二の観点は、本発明の故障復旧方法における手順を実行する管理ノードであって、パス毎に設定されたパス設定方法またはリソース予約方法が異なる故障復旧手順の適用シナリオを記憶する復旧シナリオ記憶手段と、故障発生時には、この復旧シナリオ記憶手段に記憶された復旧シナリオの設定を参照して復旧手順を決定する復旧シナリオ管理手段と、管理メッセージを用いて前記復旧手順を前記通信ノードに伝達する手段とを備えたことを特徴とする。
本発明の第三の観点は、本発明の故障復旧方法における手順を実行する通信ノードであって、パス設定のためのポリシ設定を記憶するポリシ記憶手段と、パス毎に設定されたパス設定方法またはリソース予約方法が異なる故障復旧手順の適用シナリオを記憶する復旧シナリオ記憶手段と、故障発生時には、当該復旧シナリオ記憶手段に記憶された復旧シナリオを読み取り、ネットワーク全体のルート情報およびリソース情報および自ノードのリソース情報およびその閉塞状況を参照して具体的なパス設定手順およびポリシをパス毎に決定する手段とを備えたことを特徴とする。
本発明の第四の観点は、本発明の管理ノードと、本発明の通信ノードとから構成されたネットワークである。
本発明の第五の観点は、情報処理装置にインストールすることにより、その情報処理装置に、本発明の管理ノードまたは本発明の通信ノードに相応する機能を実現させるプログラムである。
本発明の第六の観点は、本発明のプログラムが記録された前記情報処理装置読取可能な記録媒体である。本発明のプログラムは本発明の記録媒体に記録されることにより、前記情報処理装置は、この記録媒体を用いて本発明のプログラムをインストールすることができる。あるいは、本発明のプログラムを保持するサーバからネットワークを介して直接前記情報処理装置に本発明のプログラムをインストールすることもできる。これにより、汎用の情報処理装置を用いて、本発明の管理ノードまたは本発明の通信ノードを実現することができる。
本発明によれば、複数の故障復旧を段階的に適用することにより、従来技術と比べてより柔軟に故障パスの代替パスが設定可能となり、故障に対する適応性、特に多重故障に対する適応性が向上する。また、故障復旧を多段に適用することを考慮したパス設計ポリシをノードに設定することで、上記手法の適応性向上効果を最大化することができる。
発明の効果を示すために以下のシミュレーションを行い、その結果を図6に示す。図4は物理網の概念を示す図である。図5はパス網の概念を示す図である。図6は本発明による復旧率改善効果を示す図である。図4に示す物理網に、図5(a)、(b)、(c)の現用光パス網をそれぞれ収容し、これに必要となるリソースを割当てる。続いて、任意の単一リンク故障を仮定し、これを100%復旧可能な予備光パスを収容し予備リソースを割当てる。また、事前設計型復旧の割合は、パス網Aが95%、パス網Bが92%、パス網Cが84%とした。
次に、上記の通りに設計したネットワークにおいて、次式で表される値Rを復旧率と定義し、算出する。
Figure 2007049336
m:数リンク数
S:全リンクからなる集合
p(i,j):リンクi,リンクjの故障により影響を受ける現用光パス数
p’(i,j):p(i,j)の内、残存リソースを利用することにより復旧可能な光パス数
Rを、(1)事前設計に従って復旧した場合、(2)事前設計により復旧し、続いて動的設計により復旧した場合のそれぞれパス網のケースについて求める。
図5に示すように、結果は、本発明により復旧率が向上し、適応性が改善されることを示している。
また、一般的に事前設計型の復旧時間は数百msecのオーダであり、動的設計型の復旧時間は数秒のオーダである。本発明においては、二重故障復旧において、復旧可能であるパス全体の内、事前設計で復旧されるパスの割合を算出したところ次のようになり、多くのパスを数百msecのオーダで復旧可能であることがわかる。動的設計のみを利用して復旧を行う場合は全てのパスを数秒程度の時間をかけて復旧する必要があるため、その場合と比較し、本発明により大幅な高速化が可能であることが証明できる。
以上により基幹網における通信の信頼性を飛躍的に向上させることが可能である。
本発明実施例の故障復旧方法を図7ないし図18を参照して説明する。図7はネットワークの構成例を示す図であるが、本発明実施例を、図7に示すように、接続されたリンクにより互いに通信を行う複数の通信ノード1〜7と、通信ノード1〜7を管理する管理ノード8から構成されるネットワークの例で説明する。本実施例の故障復旧方法は、通信ノード1〜7同士または通信ノード1〜7と管理ノード8とがメッセージを交換することにより実施される。
管理ノード8は収容設計エンジンで計算したパスを、管理メッセージを通じて通信ノード1〜7に設定するよう要求することが可能であり、通信ノード1〜7はそのメッセージを受けてパスを設定する。また、通信ノード1〜7がパス設定要求を出して経路を計算し、パスを設定することも可能である。また、故障復旧の際は、通信ノード1〜7において故障を検出したことを契機に、通信ノード1〜7が現用パス削除要求と、代替パス設定要求を出し、自律分散的に復旧動作を行う。また、故障が発生していない場合においても、管理ノード8や通信ノード1〜7において、代替パスへの切替要求を出すことで、現用パスから代替パスへの切替動作が可能である。
図8は管理ノードの概要を示す図であるが、図8に示すように、管理ノード8には、ネットワークにパス設定を行う収容設計エンジン81と、ネットワークの情報を管理する網管理データベース80と、通信ノード1〜7とメッセージ交換するための管理メッセージ交換用リンク82と、復旧シナリオ管理機能部83と、復旧シナリオデータベース84とを備える。復旧シナリオデータベース84には、異なる故障復旧手順の適用シナリオをパス毎に設定することができ、復旧シナリオ管理機能部83は、復旧シナリオデータベース84の設定を参照して復旧手順を決定し、管理メッセージを用いて、その適用手順およびポリシを、通信ノードに伝達することができる。
図9に通信ノード1〜7の概要を示す。通信ノード1〜7は、スイッチングハードウェア11とスイッチングハードウェア管理制御機能部10とからなり、図10に通信ノード1〜7のスイッチングハードウェア11の構成を示し、図11に通信ノード1〜7のスイッチングハードウェア管理制御機能部10の構成を示す。
通信ノード1〜7は他ノードとデータを送受信するデータ通信用リンク12を介して他ノードと接続され、通信データの送受信およびパスの切替えを行う。
スイッチングハードウェア管理制御機能部10はスイッチングハードウェア11を管理するソフトウェアの実装された装置であり、制御メッセージ通信用の制御メッセージ用リンク20を介して、他ノードのスイッチングハードウェア管理制御機能部10とパスの設定に必要な制御メッセージを交換する。
図10に示すように、スイッチングハードウェア11は光スイッチユニット(OPconnユニット制御部)30、光送信ユニット(OPCユニット制御部)31、光受信ユニット(OPCユニット制御部)32から構成される。ここで、光スイッチユニット30は、隣接ノードから伝送されてきたか、もしくは、光送信ユニット32から出力された信号を入力とし、隣接ノードもしくは光受信機ユニット31に光信号を出力する。インタフェース(IF)は、パスの故障を検出する機能を有し、検出した故障情報はスイッチングハードウェア11から、スイッチングハードウェア管理制御機能部10へ伝達することが可能である。
図11に示すように、スイッチングハードウェア管理制御機能部10のシグナリングプロトコル処理部21はパス設定、切替、削除等を行うシグナリングプロトコルを処理する機能部であり、スイッチングハードウェア管理制御機能部10の制御メッセージ用リンク20を通して他ノードと通信を行う。また、パス毎にセッションを管理し、設定されているパスおよびパスのシグナリングに関する情報を保持する。経路計算機能部22はシグナリングメッセージを送信しパスを設定する経路を計算する機能部である。
ルーティングプロトコル処理部23は、ルーティングプロトコルを処理する機能部であり、制御メッセージ用リンク20を介して他ノードとメッセージを交換することで、ネットワークのルート情報とリソース情報とを収集する。
スイッチングハードウェア制御ミドルウェア24は、シグナリングプロトコルによるスイッチ設定要求などの制御情報、スイッチからの故障警報などを、各機能部とスイッチングハードウェア11との間で仲介して受け渡しをする機能部である。
ポリシ情報DB(データベース)25は、パス設定のためのポリシ設定を保持するデータベースであり、経路計算の際に経路計算機能部22に参照される。経路情報DB26はルーティングプロトコルによって収集されたネットワーク全体のトポロジ情報とリソース情報とが保存されるデータベースである。
リソース情報データベース27は自ノードにあるスイッチングハードウェア11のリソース量とその閉塞状況が記憶されるデータベースである。シグナリングプロトコルにはRSVP−TE(例えば、非特許文献2参照)、LDP(例えば、非特許文献3参照)等、ルーティングプロトコルにはOSPF−TE(例えば、非特許文献4参照)、BGP4(例えば、非特許文献5参照)、ISIS(例えば、非特許文献6参照)を利用することができる。
本実施例におけるシグナリングはRSVP−TE等の2wayシグナリングを適用する。これは、パスの始点ノードからPathメッセージがパスの終端ノードまで送信され、パスの終端ノードがResrveメッセージを始点まで返送する形態である。現用パスや事前予約無しの代替パス設定の場合には、Pathメッセージでリソースの空き状況が確認され、Reserveメッセージでスイッチの設定が行われる。
復旧シナリオデータベース29は、異なる故障復旧手順の適用シナリオをパス毎に記憶する記憶媒体であり、管理ノードからの管理メッセージにより設定するか、または、直接通信ノードに設定することができる。復旧シナリオ管理機能部28は、復旧シナリオデータベース29に設定された復旧シナリオを読み取り、具体的なパス設定手順およびポリシをパス毎に決定し、シグナリングプロトコル処理部21にその情報を伝達する機能部である。
図12に復旧シナリオデータベース29に設定される設定情報の一例を示す。図12に示すように、復旧シナリオデータベース29には、第一に適用可能な故障復旧手順の種類が設定される。第二に、その故障復旧手順を組み合わせた復旧シナリオが定義される。第三に、パスID毎に適用される復旧シナリオが設定される。
図13にシグナリングによるパス設定の概要を示す。Pathメッセージをパス上の各通信ノードが中継する際、各通信ノードはリソースが確保可能であるかチェックを行う。リソース確保が不可能である場合は、Pathメッセージの転送を中止しErrorメッセージを返信する。Errorメッセージはパスの始点まで返送される。また、パスの削除はdeleteメッセージを、パスを構成する通信ノードに転送することによって行われる。
また、代替パスの事前予約を行う場合は、パスReserveメッセージの返送時に、スイッチの設定は実行せず、リソースの予約のみが行われる。これは、リソースを予約状態にすることで、予備リソースを共有するためである。事前予約パスを運用状態にするためには、故障発生後、予約経路上に改めてシグナリングを行う必要がある。ただし、このシグナリング処理は経路およびリソース計算が不要なため通常のパス設定より高速な処理が可能である。
本方法においては、パスの設定は経路計算機能部22がポリシ情報DB25に設定されたポリシに従って決定した経路上に、シグナリングプロトコル処理部21の作成するシグナリングメッセージを転送することで行われる。
本方法においては、一次復旧には予め代替パスを設定する事前設計型復旧方式を適用し、二次復旧には代替パスを故障発生後に即時的に設定する動的設計型復旧方式を適用する。
一次復旧用の事前設定予備パスは、故障に先立ち現用パスの設定と同時に、事前設定パス用のシグナリング処理により設定する。
故障復旧方式の遷移機能はシグナリングプロトコル処理部21と経路計算機能部22とが連携して実現される。また、故障の情報は光スイッチユニット30のIFが検出し、スイッチングハードウェア管理制御機能部10へと通達される。
スイッチングハードウェア管理制御機能部10に故障発生が通達されると、故障情報がパスの始点まで、シグナリングプロトコル処理部21がシグナリングメッセージを予備経路上に送信し、各通信ノード1〜7でスイッチの切替が行われることで代替パスの設定が行われる。
代替パスの設定も現用パスの設定と同様に、PathメッセージとReserveメッセージとを転送することにより行われる。代替パスの設定が失敗して代替パスの設定シグナリングを開始した始点の通信ノードにerrorメッセージが通知されると、errorメッセージの発生した通信ノードにおいて一次復旧が失敗したと判断され、二次復旧が開始される。
経路計算機能部22において故障したリンクを通過しない迂回路が計算され、その経路に二次復旧の代替パス設定シグナリングメッセージが送信される。現用パスと同様にスイッチが設定された代替パスの設定が完了する。
一次復旧と、二次復旧とを行う場合の概要を図14、図15に示す。図14は現用パスと事前設計予備パスの経路設定例を示す図である。図15は現用パスと事前設計予備パスの設定シーケンスおよび故障復旧シーケンスの例を示す図である。図15において、Pathメッセージ1、Reserveメッセージ1は現用パスの設定処理(シグナリング)を表す。Pathメッセージ2、Reserveメッセージ2は事前設定パスの予約設定処理を表す。Pathメッセージ3は通信ノードAB間のリンク故障を契機に、現用パスから予備パスへの切替を行うため、事前設定パスの運用状態に変化させるための設定処理である。
故障が無い場合では、事前設定パスと同一経路にメッセージが転送されるが、図15の例では、通信ノードCD間のリンク故障のため通信ノードCにおいてこの設定処理は中断され、通信ノードCから通信ノードAにerrorメッセージ3が転送される。
通信ノードAではこのerrorメッセージに含まれる情報により、一次復旧が失敗したと判断し、加えてerrorメッセージを発した通信ノードおよび故障リンクを特定する。さらに、故障リンクを経路計算トポロジから除き、故障リンクを迂回する経路を二次復旧のために計算する。Pathメッセージ4、Reserveメッセージ4の転送は通信ノードAが故障を受けて計算した経路に従い設定される動的復旧の処理である。
また、一次復旧にパス全体を復旧区間とする方式、二次復旧にパス上の一区間を復旧区間とする方式を適用した場合の経路設定例を図16に示す。この場合についても上記に基準のパス設定手順で一次復旧、二次復旧を行う。一次復旧に利用する事前設定パスの計算については現用パス全体で迂回させるように経路計算を行い、二次復旧の経路計算を行う場合には、故障リンクのみを経路計算トポロジから除外し、故障リンクのみを迂回させるような経路計算を行う。
a)複数の故障パスが発生し代替パスが設定される際に、それらの代替パスが同一リンクを通り、故障パス間でリソースの奪い合いが発生した場合には、故障したパスの始点の通信ノードから終点の通信ノードまでの独立経路の本数qを比較し、qの小さい故障パスを優先して復旧を行う。
シグナリングの手順については以下のように行う。
故障パスが発生した場合には、前述したように故障情報がパスの始点の通信ノードに通知され、始点の通信ノードがパスメッセージを送信することで、代替パス設定のシグナリングが開始される。Pathメッセージを転送する際、各通信ノードはシグナリング経路上で自分の下流側(終点ノード側)のリンクのリソースの空き状況を確認し、空いている場合はReserveメッセージを下流に転送する。
また、パス設定のシグナリングは他のシグナリングプロトコルと区別を可能にするために固有のIDを持ち、PathメッセージにはそのシグナリングセッションのIDが含まれていて、そのセッションIDと始点の通信ノードID、終点の通信ノードIDを各通信ノードで管理することによりネットワーク上でそのシグナリングのセッションが一意に識別される。
複数の代替パスの設定を同時並行して行う場合には、Reserveメッセージが返送されてくるまでの時間に他の代替パスシグナリングのPathメッセージが到着する。これら複数のパスメッセージを受け付ける場合には、リソースが枯渇する場合がある。リソースが枯渇してもなおPathメッセージが到着する場合には、既にPathメッセージを下流に転送した設定中の代替パスを含めて代替パス設定の優先順位を決定し、優先順位の低いパスがリソースを使用している場合は優先順位の低いパスのリソースを優先順位の高いパスに割当て、優先順位の低いパスの設定を中止する。
既にPathメッセージを下流に転送済みのパスについてはReserveメッセージが返送されてきた際にReserveメッセージをerrorメッセージに変更して上流に転送し、始点ノードに代替パスの失敗を通知する。
優先順位の低いパスから優先順位の高いパスへのリソース再割当てを実行する場合には、リソース再割当て実施のトリガとなるリソース枯渇後に到着したパスメッセージは、設定中止となった優先順位の低いパスのセッションID、TunnelID等の識別情報を含み、その識別情報によって、リソースが枯渇していないリンクにおいても、パス設定中止となった低優先パスのリソースをバンピングして再利用することができる。以上のような手順を図17に示す。図17はシグナリング時に優先順位の高いパスへのリソース再割当てが発生する場合のシーケンスを表す図である。また、図18は図17のシーケンスを実行可能なネットワークの構成例である。
また、各通信ノードでルーティングプロトコル等によりネットワーク全体の各リンクの空きリソース量が把握できている状態では上に説明したようにパス設定処理時に設定パスの選定を行う方法の他に、通信ノードで故障したパスの内、代替パス設定処理をするパスを優先順位に基づいて選定し、選定したパスに対してのみ設定処理を行う方法が存在する。
図18で選定されたパスに通信ノードAは現用パス♯1、現用パス♯2、現用パス♯3の設定処理毎に通信ノードA、通信ノードB間を通過するパスをカウントしてその本数情報を自通信ノードで保持すると同時に、ルーティングプロトコル等によりネットワークの空きリンク情報を収集して自通信ノードで保持する。
通信ノードA、通信ノードB間のリンクに故障が発生した際に通信ノードAは空きリソース範囲で何本のパスが復旧可能であるかを集めた空リソース情報を基に計算を行う。通信ノードAは各故障パスの切替端ノード(切替制御を行う通信ノード、パス端切替の場合にはIngressノード)に切替を行うか否かの判断結果を含めたメッセージを送信し、各故障パスの切替端ノードでは受信したメッセージ内容を読み取り、“切替を行う”と判断されていた場合に限り故障パスの切替処理を行う。
図18で、通信ノードA、通信ノードB間の故障で影響を受ける三本のパスの復旧優先順位度を現用パス♯1>現用パス♯2>現用パス♯3とすると、この場合のネットワークの空リソース情報により復旧可能な本数は1本と判断できるので、通信ノードAは、現用パス♯1の切替ノード(ここでは通信ノードEであるとする)に対して、“切替を行う”と判断された情報を含めたメッセージを送信し、現用パス♯2の切替ノード(ここでは通信ノードAとする)に対して、“切替を行わない”と判断した情報を含めたメッセージを転送し、現用パス3の切替ノード(ここでは通信ノードAとする)に対して“切替を行わない”と判断した情報を含めたメッセージを転送する。この結果、切替を行わせる情報を含んだ現用パス♯1の切替ノードのみが代替パス設定処理を行い、現用パス♯1のみが復旧される。
独立経路の本数qについては次のように管理する。
現用パス設定に先立ち、シグナリングを開始する通信ノードの経路計算機能部22でパス始点から終点までの独立経路の本数qを計算する。シグナリングメッセージを転送する際、qをメッセージに含め、設定されるパス経路上に転送する。経路上の通信ノードは、そのシグナリングのセッションでqの本数を管理する。故障復旧シグナリングが実行される場合には、故障復旧シグナリングのPathメッセージに含まれたqの情報を比較し、qが小さいシグナリングセッションに優先的にリソースを割当てる。
b)二次復旧を行う際にリソースシェア率の低いリンクを優先的に選択して代替パスの設定を行う。
一次復旧に事前設計型の故障復旧方式を適用する場合には、異なる予備パス同士でリソースをシェアする予備パス設定方式がある。本発明においては、各通信ノードにおいて通信ノードに接続されるリンクのリソースシェア率を算出し、リソース情報DB27に保持する。このリソースシェア率はルーティングプロトコルにより、各通信ノード間で交換され、ネットワーク全体の全リンクのリソースシェア率が各通信ノードにおいて保持されている。二次復旧において経路を選択する場合は、リソースシェア率によりルーティングコストを重み付けして迂回経路の計算を行う。
c)二次復旧を行う際に、リソース予約済の事前設計パスを最大限活用する。
上記に述べたように、一次復旧のシグナリング失敗時のエラーメッセージの始点ノードへの通知が二次復旧開始のトリガとなる。このエラーメッセージに事前設計パスの経路情報を含め、始点ノードの経路計算機能部が二次復旧で設定する代替パスの経路計算において、errorメッセージから受け取った経路情報を利用する。二次復旧の経路計算においては、事前設定パスとして、事前にリソース予約を行っている経路を最大限包含し、新たにリソース検索を行う経路を可能な限り小さくするように経路を選択する。このような経路選択手法を図19に示す。このようにして決定した経路に従って二次復旧のシグナリングを行い、パスを設定する。
すなわち、図19に示すように、現用パスと事前設定パス(予備パス)を設定し(S1)、現用パスの故障を検出したら(S2)、まず、事前に設定した予備パスに切替えを行う(S3)。このときに、予備パスの設定に失敗したら(S4)、故障した現用パスの経路情報と事前設定パスの経路情報とを取得する(S5)。現用パスおよび事前設定パスとリンク独立な経路s1を経路計算機能部22により求め、その経路のホップ数をNとする(S6)。故障リンクに直接接するリンク端ノードを始点および終点とし、故障リンクを迂回する経路tを求め、tのホップ数をMとする(S7)。ここで、N≦Mならば(S8)、s1を二次復旧の復旧経路として採用し(S9)、決定した経路に代替パスを設定し(S11)、復旧を終了する(S12)。ここで、N>Mならば(S8)、現用パスの経路において、故障リンクに該当する部分をtで置き換えた経路s2を求め、s2を二次復旧の復旧経路として選択し(S10)、決定した経路に代替パスを設定し(S11)、復旧を終了する(S12)。
本実施例は、汎用の情報処理装置にインストールすることにより、その情報処理装置を、上述の通信ノードあるいは管理ノードとして機能させるプログラムとして実施することができる。このプログラムは、記録媒体に記録されて情報処理装置にインストールされ、あるいは通信回線を介して情報処理装置にインストールされることにより当該情報処理装置を上述の通信ノードあるいは管理ノードとして機能させることができる。
本発明によれば、従来技術と比べてより柔軟に故障パスの代替パスが設定可能となり、故障に対する適応性、特に多重故障に対する適応性が向上するので、ネットワーク管理者およびユーザの双方に対する信頼性および利便性を向上させることができる。
パスの運用開始時の手順を示すフローチャート。 故障復旧処理の手順を示すフローチャート。 Node−1を始点、Node−6を終点とした場合のNode−1、Node−6間のノード独立経路とそのリソースを示す図。 物理網の一例を示す図。 パス網の例を示す図。 本発明による復旧率改善効果を説明するための図。 ネットワークの構成を示す図。 管理ノードの概要を示す図。 通信ノードの概要を示す図。 スイッチングハードウェアの概要を示す図。 スイッチングハードウェア管理制御機能部の概要を示す図。 復旧シナリオデータベースに設定される設定情報の一例を示す図。 シグナリングの概要を示すシーケンス図。 現用パスと事前設計予備パスの設定例を示す図。 現用パスと事前設計予備パスの設定例を示すシーケンス図。 一次復旧のために事前に設定した経路と二次復旧の経路の例を示す図。 シグナリング時の競合回避の概要を示すシーケンス図。 シグナリング時の競合回避の概要を説明するためのネットワーク構成図。 経路選択手法の手順を示すフローチャート。
符号の説明
1〜7、A〜F 通信ノード
8 管理ノード
10 スイッチングハードウェア管理制御機能部
11 スイッチングハードウェア
12 データ通信用リンク
20 制御メッセージ用リンク
21 シグナリングプロトコル処理部
22 経路計算機能部
23 ルーティングプロトコル処理部
24 スイッチングハードウェア制御ミドルウェア
25 ポリシ情報データベース
26 経路情報データベース
27 リソース情報データベース
28 復旧シナリオ管理機能部
29 復旧シナリオデータベース
30 光スイッチユニット
31 光送信ユニット
32 光受信ユニット
80 網管理データベース
81 収容設計エンジン
82 管理メッセージ交換用リンク
83 復旧シナリオ管理機能部
84 復旧シナリオデータベース

Claims (15)

  1. 複数の通信ノードと、これらの通信ノード間を接続するリンクとにより構成され、いずれかの通信ノード間でパスを設定して通信を行うネットワークに適用され、現用パスに故障が発生した際に、通信ノードが現用パスの代替パスを設定する故障復旧方法において、
    前記通信ノードには、パス設定方法またはリソース予約方法の異なる複数の故障復旧手順とそれら複数の故障復旧手順の適用順序とが設定された故障復旧シナリオが予め記憶され、前記通信ノードは、故障が発生した際には、前記故障復旧シナリオに従い、最初に一つの故障復旧手順を実施し、その故障復旧手順で代替パスが設定できない場合には、パス設定方法またはリソース予約方法が最初に実施した故障復旧手順とは異なる故障復旧手順を次に実施することを特徴とする故障復旧方法。
  2. 前記故障復旧手順における前記通信ノード間で交換するメッセージの中に、最初の故障復旧手順とはパス設定方法またはリソース予約方法が異なる故障復旧手順を次に実施するか否かの情報を含める請求項1記載の故障復旧方法。
  3. 前記故障復旧手順における前記通信ノード間で交換するメッセージの中に、最初の故障復旧手順とはパス設定方法またはリソース予約方法が異なる故障復旧手順を次に実施する旨を示す情報と故障の情報とその復旧動作に関わる情報とを含める請求項1記載の故障復旧方法。
  4. 前記複数の故障復旧手順には、代替パスの経路計算を故障発生前に行う事前設計型故障復旧手順と、代替パスの経路計算を故障発生後に行う動的設計型故障復旧手順とを含む請求項1記載の故障復旧方法。
  5. 前記複数の故障復旧手順には、現用パス全体を故障区間として現用パスの両端で代替パスに切り替える故障復旧手順と、現用パスの一部分を故障区間として、故障区間のみを別の経路に切替えて代替パスとする故障復旧手順とを含む請求項1記載の故障復旧方法。
  6. リンクに故障が発生した際に、故障になる現用のパスの本数と、代替パスが設定できるパスの本数の情報とを、通信ノードもしくは管理ノードに保持し、通信ノードもしくは管理ノードで、故障になる現用パスの本数が代替パスが設定できるパスの本数よりも大きい場合には、事前に通信ノードもしくは管理ノードに設定されたポリシに基づき代替パスを設定する現用パスを選択する請求項1記載の故障復旧方法。
  7. 前記事前設計型故障復旧手順を用いて故障が発生した全てのパスの代替パスが設定できない場合には、
    現用パスの始点から終点までの互いにノード独立に設定できる代替パスの経路の本数またはそれらの経路で確保できる帯域から代替パスを設定する現用パスを選択する
    請求項4記載の故障復旧方法。
  8. 前記動的設計型故障復旧手順では、リソースシェア率が比較的小さいリンクを優先的に選択する請求項4記載の故障復旧方法。
  9. 事前設計型故障復旧手順の後に動的設計型故障復旧手順を行い、
    当該動的設計型故障復旧手順では、現用パスおよび前記事前設計型復旧で利用するために予め設定した事前設定パスの故障区間以外の区間を部分的に活用する
    請求項4記載の故障復旧方法。
  10. 前記故障復旧手順における代替パス設定経路上の一つのリンクでリソース不足状態が生じた場合には、リソース割当ての優先順位が高いパスに対し、既に割当てられているリソース割当ての優先順位の低いパスのリソースを流用して割当ててパス設定を行う手順を有し、
    代替パス設定経路上の一つのリンクでリソースの流用が発生した場合には、その代替パスの経路上の他のノードにリソース流用が発生したパスの情報を伝達し、当該代替パス経路上の他の全てのリンクで、リソースの不足が発生しているかいないかに関わらず、前記リソース流用が発生した低優先度のパスのリソースを流用する手順を含む
    請求項1記載の故障復旧方法。
  11. 請求項1ないし10のいずれかに記載の故障復旧方法を実行する管理ノードであって、
    パス毎に設定されたパス設定方法またはリソース予約方法が異なる故障復旧手順の適用シナリオを記憶する復旧シナリオ記憶手段と、
    故障発生時には、この復旧シナリオ記憶手段に記憶された復旧シナリオの設定を参照して復旧手順を決定する復旧シナリオ管理手段と、
    管理メッセージを用いて前記復旧手順を前記通信ノードに伝達する手段と
    を備えたことを特徴とする管理ノード。
  12. 請求項1ないし10のいずれかに記載の故障復旧方法を実行する通信ノードであって、
    パス設定のためのポリシ設定を記憶するポリシ記憶手段と、
    パス毎に設定されたパス設定方法またはリソース予約方法が異なる故障復旧手順の適用シナリオを記憶する復旧シナリオ記憶手段と、
    故障発生時には、この復旧シナリオ記憶手段に記憶された復旧シナリオを読み取り、ネットワーク全体のルート情報およびリソース情報および自ノードのリソース情報およびその閉塞状況を参照して具体的なパス設定手順を前記ポリシ保持手段に保持されたポリシ設定に基づいてパス毎に決定する手段と
    を備えたことを特徴とする通信ノード。
  13. 請求項11記載の管理ノードと、請求項12記載の通信ノードとから構成されたネットワーク。
  14. 情報処理装置にインストールすることにより、その情報処理装置に、請求項11記載の管理ノードまたは請求項12記載の通信ノードに相応する機能を実現させるプログラム。
  15. 請求項14記載のプログラムが記録された前記情報処理装置読み取り可能な記録媒体。
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