JP2007049125A - レーザモジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】ピッグテール型のレーザモジュールにおいて、放熱用部材を別途設けることなく、放熱性を向上させる。
【解決手段】レーザモジュール1は、レーザ素子11が気密封止されたレーザパッケージ10を含むレーザユニット2と、集光光学系31を含む集光光学系ユニット3と、集光された光が入射する光ファイバ51とから構成され、レーザユニット2はレーザパッケージ10を保持するホルダ本体21及び連結部材22とからなるレーザパッケージホルダ20を備え、集光光学系ユニット3は集光光学系31を保持するホルダ本体41及び連結部材42とからなる集光光学系ホルダ40を備え、連結部材22と連結部材42とが互いに溶接されたものであり、レーザパッケージホルダ20のホルダ本体21の熱伝導率が、レーザパッケージホルダ20の連結部材22及び集光光学系ホルダ40の連結部材42の熱伝導率より大きく設定されたものである。
【選択図】図1

Description

本発明はレーザモジュールに係り、特に、レーザ素子と、レーザ素子からの出射光を集光する集光光学系と、集光光学系により集光された光が入射する光ファイバとを備え、レーザ素子と集光光学系とがユニット化されたレーザモジュールに関するものである。
光出射用の透光性窓を備えたパッケージ内にレーザ素子が気密封止されたレーザパッケージと、レーザパッケージからの出射光を集光する集光光学系と、集光光学系により集光された光が入射する光ファイバとを備え、少なくともレーザパッケージと集光光学系とがユニット化された、いわゆるピッグテール型のレーザモジュールが開示されている。
例えば、特許文献1には、レーザパッケージと集光光学系とが同一のホルダに収容され、さらに光ファイバの光入射側端部も該ホルダ内に収容されたレーザモジュールが開示されている。特許文献2には、レーザパッケージと集光光学系とが異なるホルダに各々収容され、レーザパッケージと集光光学系のホルダ同士が溶接され、集光光学系のホルダに光ファイバの光入射側端部を受容するレセプタクルが取り付けられたレーザモジュールが開示されている。
上記ホルダの材質としては、部材同士の溶接が容易である・汎用材料である等の理由から、ステンレス(SUS304)が一般に使用されている。ステンレス(SUS)は熱伝導率が16W/mK程度と比較的低い材質であり、熱拡散性が低いため溶接に好適である。
上記レーザ素子としては、従来、発振波長980nm/出力90mWの赤外半導体レーザ素子など、比較的低出力のレーザ素子が用いられていた。赤外半導体レーザ素子の電気/光変換効率は40〜60%であり、出力90mW時のレーザ素子からの発熱は60〜135mWと見積もられる。
近年、上記レーザ素子として、より高出力、例えば出力200〜500mWのGaN系等の紫外半導体レーザ素子(ブロードエリア半導体レーザ素子)を用いることが検討されている。GaN系等の紫外半導体レーザ素子は、電気/光変換効率が20〜25%であり、出力500mW時のレーザ素子からの発熱は1.5〜2Wと見積もられる。この放熱は赤外系の約5〜6倍と大きいため、熱伝導性の低いステンレス(SUS304)製のホルダではレーザ素子からの発熱を充分に放熱することができない。
また、レーザ素子のタイプによらず、複数のレーザ素子が気密封止されたレーザパッケージを用いる合波モジュールでは、レーザ素子の数が増えるにつれて、レーザパッケージ内の総発熱量が大きくなるため、熱伝導性の低いステンレス(SUS)製のホルダではレーザ素子からの発熱を充分に放熱することができない。
レーザ素子からの発熱が充分に放熱されないと、レーザ素子等の熱劣化によるモジュールの低寿命化を招いてしまう。特許文献1には、背景技術として、レーザパッケージにペルチェ素子等の温度制御ユニットを取り付けて放熱させる放熱構造が記載されている。また、特許文献1には、レーザパッケージに熱伝導性が良好なCuW等の材質からなる断面視L字状のステム(2)を取り付けて、温度制御ユニットを搭載せずに放熱性を高める放熱構造が開示されている。
特開2004-288879号公報 特開平7-168064号公報
しかしながら、放熱性を高めるために、レーザパッケージに温度制御ユニットや断面視L字状のステム(2)を取り付けることは、部品点数の増加、コスト増、モジュールの大型化に繋がり、好ましくない。
また、レーザパッケージと集光光学系とが異なるホルダに各々収容され、レーザパッケージと集光光学系のホルダ同士が溶接された特許文献2に記載のレーザモジュールにおいては、高出力レーザ素子を用いた場合の放熱構造について開示がない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、放熱用部材を別途設けることなく、レーザ素子からの発熱に対する放熱性が向上され、レーザパッケージ内の発熱量が多い系(GaN系等の高出力レーザ素子を用いる系や複数のレーザ素子を用いる系)にも対応可能な小型のピッグテール型のレーザモジュールを提供することを目的とするものである。
本発明の第1のレーザモジュールは、光出射用の透光性窓を備えたパッケージ内に単数又は複数のレーザ素子が気密封止されたレーザパッケージを含むレーザユニットと、前記レーザパッケージからの出射光を集光する集光光学系を含む集光光学系ユニットと、前記集光光学系により集光された光が入射する光ファイバとを備え、前記レーザユニットと前記集光光学系ユニットとが連結されたレーザモジュールにおいて、
前記レーザユニットは、前記レーザパッケージを保持し収容するホルダ本体と、該ホルダ本体に固定され、前記集光光学系ユニットとの連結用である連結部材とからなるレーザパッケージホルダを備え、
前記集光光学系ユニットは、前記集光光学系を保持し収容するホルダ本体と、該ホルダ本体に固定され、前記レーザユニットとの連結用である連結部材とからなる集光光学系ホルダを備え、
前記レーザパッケージホルダの前記連結部材と前記集光光学系ホルダの前記連結部材とが互いに溶接されたものであり、
前記レーザパッケージホルダの前記ホルダ本体の熱伝導率が、前記レーザパッケージホルダの前記連結部材及び前記集光光学系ホルダの前記連結部材の熱伝導率より大きく設定されたことを特徴とするものである。
本発明の第1のレーザモジュールにおいて、前記レーザパッケージホルダの前記ホルダ本体の熱伝導率が150W/mK以上であり、前記レーザパッケージホルダの前記連結部材及び前記集光光学系ホルダの前記連結部材の熱伝導率が30W/mK以下であることが好ましい。
本明細書において、熱伝導率は、一定の断面形状を持つ試料に熱を流し、試料の一定の長さの温度差を熱電対などの素子により測定することにより、算出するものとする。
本発明の第2のレーザモジュールは、光出射用の透光性窓を備えたパッケージ内に単数又は複数のレーザ素子が気密封止されたレーザパッケージを含むレーザユニットと、前記レーザパッケージからの出射光を集光する集光光学系を含む集光光学系ユニットと、前記集光光学系により集光された光が入射する光ファイバとを備え、前記レーザユニットと前記集光光学系ユニットとが連結されたレーザモジュールにおいて、
前記レーザユニットは、前記レーザパッケージを保持し収容するホルダ本体と、該ホルダ本体に固定され、前記集光光学系ユニットとの連結用である連結部材とからなるレーザパッケージホルダを備え、
前記集光光学系ユニットは、前記集光光学系を保持し収容する集光光学系ホルダを備え、
前記レーザパッケージホルダの前記連結部材と前記集光光学系ホルダとが互いに溶接されたものであり、
前記レーザパッケージホルダの前記ホルダ本体の熱伝導率が、前記レーザパッケージホルダの前記連結部材及び前記集光光学系ホルダの熱伝導率より大きく設定されたことを特徴とするものである。
本発明の第2のレーザモジュールにおいて、前記レーザパッケージホルダの前記ホルダ本体の熱伝導率が150W/mK以上であり、前記レーザパッケージホルダの前記連結部材及び前記集光光学系ホルダの熱伝導率が30W/mK以下であることが好ましい。
本発明の第1、第2のレーザモジュールの好適な態様としては、前記集光光学系ホルダに、前記光ファイバの光入射側端部を受容するレセプタクルと、該レセプタクルに取り付けられた前記光ファイバの光入射面に当接して該光入射面を保護する透光性保護部材とが設けられたものが挙げられる。かかる態様においては、前記透光性保護部材の光入射面に入射する光のパワー密度を10W/mm以下とすることが好ましい。
本明細書において、「光パワー密度」は、MELLES GRIOT社製「熱型パワーメータ 13PEM001」を用いて、測定するものとする。
本発明の第1、第2のレーザモジュールは、前記レーザ素子の発振波長が350〜500nmである場合などに有効である。
本発明の第1のレーザモジュールは、レーザユニットがレーザパッケージを保持し収容するホルダ本体と連結部材とからなるレーザパッケージホルダを備え、集光光学系ユニットが集光光学系を保持し収容するホルダ本体と連結部材とからなる集光光学系ホルダを備え、レーザパッケージホルダの連結部材と集光光学系ホルダの連結部材とが互いに溶接されたものである。
本発明の第1のレーザモジュールはまた、レーザパッケージホルダのホルダ本体の熱伝導率が、レーザパッケージホルダの連結部材及び集光光学系ホルダの連結部材の熱伝導率より大きく設定されたものである。レーザパッケージホルダのホルダ本体の熱伝導率が150W/mK以上であり、レーザパッケージホルダの連結部材及び集光光学系ホルダの連結部材の熱伝導率が30W/mK以下であることが好ましい。
本発明の第1のレーザモジュールでは、レーザパッケージホルダのホルダ本体の熱伝導率が相対的に大きく設定されているので、放熱用部材を別途設けることなく、レーザ素子からの発熱に対する放熱性を向上させることができる。また、互いに溶接されるレーザパッケージホルダの連結部材及び集光光学系ホルダの連結部材については熱伝導率を相対的に小さく設定しているので、溶接熱のレーザパッケージホルダ内への伝導が抑えられる。本発明の第1のレーザモジュールによれば、レーザパッケージ内の発熱量が多い系(GaN系等の高出力レーザ素子を用いる系や複数のレーザ素子を用いる系)にも対応可能で、モジュール構造が簡易で小型なピッグテール型のレーザモジュールを提供できる。
本発明の第2のレーザモジュールは、レーザパッケージホルダの連結部材と集光光学系ホルダとが互いに溶接され、レーザパッケージホルダのホルダ本体の熱伝導率が、レーザパッケージホルダの連結部材及び集光光学系ホルダより大きく設定されたものである。本発明の第2のレーザモジュールは、基本的な構造が上記の本発明の第1のレーザモジュールと同様であるので、同様の効果を奏する。
図面を参照して、本発明に係る実施形態のレーザモジュールの構造について説明する。図1及び図2は、後記レセプタクルと光ファイバとが接続された状態、これらの接続途中の状態を各々示す図(光軸を通る断面図)である。
本実施形態のレーザモジュール1はいわゆるピッグテール型のレーザモジュールであり、光源であるレーザ素子11が気密封止されたレーザパッケージ10を含むレーザユニット2と、レーザパッケージ10からの出射光Lを集光する集光レンズ(集光光学系)31を含む集光光学系ユニット3と、集光レンズ31により集光された光Lが入射する光ファイバ51とを備え、レーザユニット2と集光光学系ユニット3とが連結されユニット化されたモジュールである。
レーザパッケージ10は、缶パッケージ15内に1個のレーザ素子11が気密封止されたものである。缶パッケージ15は、円板状のパッケージベース13と光出射用の透光性窓14aを備えた断面視略コ字状のキャップ14とからなり、パッケージベース13とキャップ14とは互いに気密に抵抗溶接されている。缶パッケージ15内には、不活性ガスが封入されていることが好ましい。
パッケージベース13の材質としては、パッケージベース13とキャップ14の溶接時の熱拡散を抑えるために、熱伝導率が低くリード線の封止材料と熱膨張係数が近い低熱膨張係数のものが使用され、Fe−Ni−Co合金(熱伝導率:10W/mK)、Fe−Ni合金(熱伝導率:10W/mK)、CuW(熱伝導率:200W/mK)等が主に用いられる。キャップ14の材質としては、Fe−Ni−Co合金(熱伝導率:14W/mK)、Fe−Ni合金(Fe含有量42%、熱伝導率:14W/mK)等が使用される。透光性窓14aの材質はガラス等が使用される。
パッケージベース13としては、Cu板を基板とし、そのキャップ14との溶接部分にFe−Ni−Co合金等の低熱伝導部材を接合したものや、Fe/Cu/Fe積層構造体(この場合、キャップ14との溶接部分の表面は低熱伝導性材料のFe)等を用いることもできる。かかるパッケージベース13では、リード線の封止部分はCuからなり、熱応力がより低減されるので、該部分における気密封止性の点で好ましい。
レーザ素子11としては特に制限なく、GaN系(370〜450nm)、AlGaInP系(580〜690nm)、InGaP系(650〜1000nm)、AlGaAs系(700〜1000nm)、GaAsP系(700〜1000nm)、InGaAs系(1000〜3500nm)、InAsP系(1000〜3500nm)等の半導体レーザ素子等が挙げられる。()内の数字は発振波長域を示す。
本実施形態のレーザモジュール1は、従来一般に使用されている比較的低出力の赤外半導体レーザ素子はもちろんのこと、高出力の紫外半導体レーザ素子(GaN系等、発振波長350〜500nm、例えば出力200〜500mW)の使用にも対応可能なものである。
レーザ素子11は、缶パッケージ15のパッケージベース13に突設された放熱ブロック12に、公知方法にてろう材(AuSnやIn等)を介して実装されている。放熱ブロック12の材質としては、Cu(熱伝導率:395W/mK)等が好ましく用いられる。レーザ素子11は、光出射面が缶パッケージ15の透光性窓14aと対向するよう配置されている。レーザ素子11に駆動電流を供給するリード線等の配線類17が、缶パッケージ15のパッケージベース13から外部に引き出されている。
パッケージベース13としてFe/Cu/Fe積層構造体を用いる場合には、Fe/Cu/Fe積層構造体を用いて、プレス加工等により放熱ブロック12及びパッケージベース13を一体成形することもできる。この場合は、キャップ14との溶接部分の表面はFe層であるので、溶接を良好に行うことができ、放熱ブロック12及びパッケージベース13の内部はCuで構成されるので良好な放熱性が得られ、好ましい。一体成形なので、コスト面でも有利である。
レーザユニット2は、レーザパッケージ10の他に、レーザパッケージ10を保持し収容するホルダ本体21と、ホルダ本体21に固定され、集光光学系ユニット3との連結用である連結部材22とからなるレーザパッケージホルダ20を備えている。
ホルダ本体21は、その内面がパッケージベース13の周面に当接してレーザパッケージ10全体を周面側から覆う筒状部材(好ましくは鏡筒)である。本実施形態において、レーザパッケージ10とホルダ本体21とは圧入により組み立てられている。かかる構成では、レーザパッケージ10とホルダ本体21とが互いに良好に接触して、レーザパッケージ10からホルダ本体21に効率よく放熱が行われる。
ホルダ本体21は、円筒から集光光学系ユニット3側の端部外面側を部分的に切欠した形状を呈する部材である。部分的に切欠された形状の部分を切欠部21aと称す。連結部材22は金属リング等からなり、圧入等によりホルダ本体21の上記切欠部21aに固定されている。連結部材22は集光光学系ユニット3側の端面がホルダ本体21より突出するよう、厚みが設計されている。
集光レンズ31は、缶パッケージ15の透光性窓14aと対向配置された、光入射面と光出射面に各々凸レンズ面を有するレンズである。
集光光学系ユニット3は、集光レンズ31の他に、集光レンズ31を保持し収容するホルダ本体41と、ホルダ本体41に固定され、レーザユニット2との連結用である連結部材42とからなる集光レンズホルダ(集光光学系ホルダ)40を備えている。
ホルダ本体41は内径が光入射側から段階的に変えられた筒状部材からなり、その光出射側端面41Xには、光ファイバ51の光入射側端部を受容するレセプタクル43が取り付けられている。本実施形態では、光出射側端面41X上に光Lの集光点が位置するよう調整されている。
ホルダ本体41においては、光入射側の端部41aの内径Daは集光レンズ31の径に略等しく設定され、該部分に集光レンズ31が嵌着されて保持されている。端部41aに続く部分41b、41cの内径Db、DcはDaより順次小さく設定され、光出射側の端部41dの内径DdはDcより大きく設定されている。
符号41cで示す部分は集光点よりはレーザユニット2側であるが、光Lがある程度集光された部分であり、その内径Dcは該部分を通過する光束の最大径と略等しく設定されている。光出射側の端部41dの内空洞部には、レセプタクル43に光ファイバ51が取り付けられた際に、光ファイバ51の光入射面に当接して該面を保護する透光性保護部材46が着脱自在に嵌着されている。透光性保護部材46としては、円柱状ガラスブロック等が好ましい。符号41cで示す部分が透光性保護部材46のストッパをなしている。
連結部材42は、光入射側端部42aの外径がその他の部分42bの外径より大きく、ホルダ本体41の外径に略等しい内径を有する筒状部材である。連結部材42の外径が小さい部分42bの内側にホルダ本体41の光入射側端部41aが光軸方向に摺動自在に嵌め込まれるようになっている。連結部材42に対してホルダ本体41を相対摺動させて、光出射側端面41X上に光Lの集光点が位置するよう集光レンズ31の位置を調整してから、ホルダ本体41と連結部材42とは溶接固定されている(溶接箇所に符号Y1を付してある)。また、連結部材42の外径が大きい光入射側端部42aが、レーザパッケージホルダ20の連結部材22に当接して、これらが溶接固定されている(溶接箇所に符号Y2を付してある)。これら部材間の溶接方法としては特に制限されず、調芯と固定の効率の点でYAG溶接等が好ましい。
従来は、レーザパッケージホルダのホルダ本体及び連結部材、集光レンズホルダのホルダ本体及び連結部材は、すべて熱伝導率の比較的低いステンレス(SUS)により構成されていた。
これに対して、本実施形態では、レーザパッケージホルダ20のホルダ本体21の材質が、レーザパッケージホルダ20の連結部材22及び集光レンズホルダ40の連結部材42とは異なっている。そして、レーザパッケージホルダ20のホルダ本体21の熱伝導率が、レーザパッケージホルダ20の連結部材22及び集光レンズホルダ40の連結部材42の熱伝導率より大きく設定されている。レーザパッケージホルダ20のホルダ本体21の熱伝導率が150W/mK以上であり、レーザパッケージホルダ20の連結部材22及び集光レンズホルダ40の連結部材42の熱伝導率が30W/mK以下であることが好ましい。集光レンズホルダ40をなすホルダ本体41と連結部材42とは、溶接容易性等を考慮すれば、同一材質からなることが好ましい。
レーザパッケージホルダ20のホルダ本体21の材質としては、アルミニウム(熱伝導率238W/mK)又はその合金、銅(熱伝導率395W/mK)又はその合金等が好ましく用いられる。
レーザパッケージホルダ20の連結部材22、集光レンズホルダ40のホルダ本体41及び連結部材42の材質としては、熱伝導率が30W/mK以下の低熱伝導性材料であり、しかも部材同士の溶接が容易で汎用材料であることから、ステンレス(SUS304、熱伝導率16W/mK)等が好ましく用いられる。
本実施形態では、パッケージベース13に当接したレーザパッケージホルダ20のホルダ本体21の熱伝導率が相対的に大きく設定されているので、放熱用部材を別途設けることなく、レーザ素子11からの発熱をパッケージベース13及びレーザパッケージホルダ20のホルダ本体21を介して、外部に効率よく放熱させることができる。
また、単にレーザパッケージホルダ20の熱伝導率を相対的に大きく設定するだけでは、レーザパッケージホルダ20と集光レンズホルダ40との溶接時に、溶接熱がレーザパッケージホルダ20全体に伝導されやすくなり、内部に収容されたレーザ素子11等に影響を与える恐れがある。
本実施形態のレーザモジュール1では、互いに溶接されるレーザパッケージホルダ20の連結部材22及び集光レンズホルダ40の連結部材42については熱伝導率を相対的に小さく設定している。かかる構成により、溶接熱のレーザパッケージホルダ20内への伝導が抑えられている。
本実施形態ではさらに、連結部材22の集光光学系ユニット3側の端面をホルダ本体21より突出させて、連結部材22及び連結部材42の接合面とホルダ本体21とを空間を介して隔絶する構成としている。かかる構成により、溶接熱のレーザパッケージホルダ20内への伝導が一層抑えられるので、溶接に必要な熱エネルギーが少なくて済み、しかも、溶接部分周辺の部材の温度上昇が抑えられて溶接による歪みが抑えられ、高精度に溶接を実施することができる。
本実施形態では以上の構成によって、レーザ素子11等の熱劣化が高レベルに抑制され、高寿命化が図られている。
本実施形態において、光ファイバ51は、レセプタクル43に嵌着されるコネクタ53を備えたコネクタ付き光ファイバ50の形態で、レセプタクル43に着脱自在に取り付けられるようになっている。コネクタ付き光ファイバ50は、光ファイバ51の光入射側端部がフェルール52に挿入固定され、フェルール52及びその近傍部分がコネクタ53内に光軸方向に摺動自在に取り付けられたものである。コネクタ53には、レセプタクル43に嵌着された時にフェルール52を透光性保護部材46に押圧するバネ部材54が内蔵されている。
レセプタクル43は、同心円状に配置され互いに嵌着された内部材44と外部材45との二重構造を有している。内部材44には、フェルール52の外面とコネクタ53の内面との間に入り、フェルール52の外面に略当接して該面を支持する筒状の内スリーブ44aと、コネクタ53の外面に係合して該面を支持する筒状の外スリーブ44bとが設けられている。外スリーブ44bとコネクタ53には各々、互いに係合する係合部44cおよび53aが設けられている。外部材45は、内部材44とコネクタ53との接続部分等を覆って保護する筒状部材である。
レセプタクル43にコネクタ53を接続すると、フェルール52はバネ部材54により付勢されて透光性保護部材46に押し付けられ、光ファイバ51の光入射面が透光性保護部材46に当接される。
レセプタクル43の内スリーブ44aの内径バラツキは2μm以下、フェルール52の外径バラツキは1μm以下とすることが好ましい。かかる寸法精度とすれば、光Lの集光点とフェルール52及びこれに保持された光ファイバ51とを3μm以下の位置精度で合わせることができ、光ファイバ51のコアに光Lを低損失で入射させることができる。
レーザ素子11として高出力レーザ素子を用いる場合、光ファイバ51の光入射面が露出していると、集光点及びその近傍は光のパワー密度が高いため、周囲に浮遊する塵埃の集塵や、周囲に揮発している有機物のレーザ光との化学反応によって生成される分解物の付着等が起こり、長期使用後に光ファイバ51の光入射面が汚染され、透過率等の光学特性が低下する恐れがある。本実施形態では、集光レンズホルダ40のホルダ本体41に透光性保護部材46を設けているので、光ファイバ51の光入射面が汚染から保護され、長期使用安定性に優れている。
本実施形態では、透光性保護部材46の光入射面46Xに入射する光のパワー密度が10W/mm以下となるよう設計することが好ましい。透光性保護部材46の光入射面46Xにおける光のパワー密度は集光点よりも小さいが、ある程度集光された部分であり、比較的パワー密度が大きい部分である。本発明者は、露出した透光性保護部材46の光入射面46Xにおける光のパワー密度を上記のように小さく規定することで、該面における汚染を良好に抑制できることを見出している。
図3は、透光性保護部材46の光入射面46Xにおける光パワー密度と、レーザモジュール1の寿命との関係を示すデータ例であり、透光性保護部材46を交換しなかった場合のデータである。レーザ素子11の出力は250mWとした。寿命は、レーザモジュール1の出力パワーが、初期出力パワーの60%になった時点で定義している。光入射面46Xにおける光パワー密度が大きい程、モジュールの劣化が大きく、透光性保護部材46の光入射面46Xに入射する光のパワー密度を10W/mm以下とすることで、18000時間程度以上の寿命が得られることが示されている。なお、特開2004-253783号公報記載のレーザモジュールのように光ファイバの光入射面を大気に曝さないように完全に気密封止したレーザモジュールの製品寿命は20000時間程度であり、本実施形態のレーザモジュール1では、完全密封時の寿命に対する寿命の低下が10%以下に抑えられている。完全密封することなく、かかる高寿命モジュールを提供できることは、モジュールの低コスト化に繋がる。
光入射面46Xにおける光パワー密度は、透光性保護部材46の光軸方向の厚み等を設計することで、調整できる。
例えば、レーザ素子11の出力250mW、光ファイバ51のNA0.22、集光ビームの入射NA0.2の条件で、透光性保護部材46として屈折率1.5のガラスを使用する場合、透光性保護部材46内の集光ビームのNAは0.1217となる。この条件では、透光性保護部材46の厚みが0.7mmのときに、光入射面46Xにおける光パワー密度は10W/mmとなる。同様の条件で、レーザ素子11の出力を1Wとすると、透光性保護部材46の厚みが1mmのときに、光入射面46Xにおける光パワー密度は10W/mmとなる。したがって、上記条件では、レーザ素子11の出力が250mWの場合には透光性保護部材46の厚みを0.7mm以上とし、レーザ素子11の出力が1Wの場合には透光性保護部材46の厚みを1.0mm以上とすれば、光入射面46Xにおける光パワー密度を10W/mm以下とすることができる。
本実施形態では、図1及び図2に示す如く、コネクタ53はレセプタクル43に対して着脱自在であり、透光性保護部材46は集光レンズホルダ40に対して着脱自在である。透光性保護部材46の着脱は、レセプタクル43の内スリーブ44a内を通過させて行われる。本実施形態では、長期使用後に透光性保護部材46の光入射面等が汚染した際には、透光性保護部材46のクリーニングや透光性保護部材46の交換を容易に行うことができる。本実施形態では、光Lの集光点とレセプタクル43内のスリーブ44a、44bの位置は変わらないため、透光性保護部材46や光ファイバ51を交換しても、集光点と光ファイバ51の位置精度が良好に維持される。
(製造方法)
本実施形態のモジュール1の製造方法について概略説明する。
はじめに、レーザ素子11を缶パッケージ15の放熱ブロック12に実装し、必要に応じて脱気処理・不活性ガス導入等を実施してから、パッケージベース13とキャップ14とを抵抗溶接して気密封止し、レーザパッケージ10を調製する。このレーザパッケージ10をレーザパッケージホルダ20のホルダ本体21の一端から圧入固定する。ホルダ本体21には、レーザパッケージ10の圧入固定前又は圧入固定後に、連結部材22を圧入固定する。以上の手順を経て、レーザユニット2が調製される。
別途、集光レンズホルダ40の連結部材42に、あらかじめ透光性保護部材46を嵌着したホルダ本体41を嵌め込み、光出射側端面41X上に光Lの集光点が位置するよう位置調整する。位置調整後、集光レンズホルダ40のホルダ本体41と連結部材42とを溶接する。以上の手順を経て、集光光学系ユニット3が調製される。
本実施形態では、光ファイバ51の光入射面に当接して該面を保護する透光性保護部材46を設ける構成とし、光ファイバ51の光入射面が露出しない構成になっているので、集光レンズホルダ40に高気密性は要求されない。したがって、集光レンズホルダ40のホルダ本体41と連結部材42との溶接には、それ程大きな気密性は要求されず、溶接ではなく接着剤や半田等による固定でも構わない。
次に、レーザユニット2と集光光学系ユニット3とを合わせて調芯し、レーザパッケージホルダ20の連結部材22と集光レンズホルダ40の連結部材42とを溶接する。
次に、レセプタクル43を、集光レンズホルダ40のホルダ本体41の光出射側端面41Xに固定する。レセプタクル43は、光Lが最も効率よく光ファイバ51に集光して入射する位置に固定される。最後に、レセプタクル43にコネクタ付き光ファイバ50を嵌着して、本実施形態のレーザモジュール1が完成する。
本実施形態のレーザモジュール1は、レーザパッケージホルダ20のホルダ本体21の熱伝導率が、レーザパッケージホルダ20の連結部材22及び集光レンズホルダ40の連結部材42の熱伝導率より大きく設定されたものである。レーザパッケージホルダ20のホルダ本体21の熱伝導率が150W/mK以上であり、レーザパッケージホルダ20の連結部材22及び集光レンズホルダ40の連結部材42の熱伝導率が30W/mK以下であることが好ましい。
本実施形態では先に詳述したように、レーザパッケージホルダ20のホルダ本体21の熱伝導率を相対的に大きく設定しているので、放熱用部材を別途設けることなく、レーザ素子11からの発熱に対する放熱性を向上させることができる。本実施形態のレーザモジュール1では、互いに溶接されるレーザパッケージホルダ20の連結部材22及び集光レンズホルダ40の連結部材42については熱伝導率を相対的に小さく設定しているので、溶接熱のレーザパッケージホルダ20内への伝導が抑えられるようになっている。本実施形態では、これら双方の効果が相俟って、レーザ素子11等の熱劣化が高レベルに抑制され、高寿命化が図られている。
本実施形態ではまた、集光レンズホルダ40に、光ファイバ51の光入射側端部を受容するレセプタクル43と、レセプタクル43に光ファイバ51が取り付けられた際に、光ファイバ51の光入射面に当接して該面を保護する透光性保護部材46とを設けたものであるので、光ファイバ51の光入射面の汚染が抑制され、高寿命化が図られている。
また、透光性保護部材46の光入射面46Xに入射する光のパワー密度を10W/mm以下とすることで、該面における汚染も抑制され、好ましい。
本実施形態では、レーザ素子11を1個備えたレーザモジュールについて説明したが、本発明は複数のレーザ素子11を使用して、複数のレーザ素子11からの出射光を合波して1個の光ファイバ51に入射する合波モジュールにも適用可能である。複数のレーザ素子11を使用する場合には、レーザ素子11を各々異なる放熱ブロック12に実装して、缶パッケージ15内に複数の放熱ブロック12を並べて配置することが好ましい。
本発明によれば、レーザパッケージ10内の発熱量が多い系(GaN系等の高出力レーザ素子を用いる系や複数のレーザ素子を用いる系)にも対応可能で、モジュール構造が簡易で小型の高寿命なレーザモジュールを提供できる。本実施形態は、レーザ素子11として、発振波長が350〜500nmの高出力の紫外半導体レーザ素子を使用する場合などに有効である。
(設計変更)
本発明は上記実施形態に制限されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において、適宜設計変更可能である。
上記実施形態では、ホルダ本体41と連結部材42とからなる集光レンズホルダ40についてのみ説明したが、これらが一体化された1個の部材からなる集光レンズホルダを用い、レーザパッケージホルダ20の連結部材22と集光レンズホルダとを溶接して固定することも可能である。かかる構成では、レーザパッケージホルダ20のホルダ本体21の熱伝導率を、レーザパッケージホルダ20の連結部材22及び集光レンズホルダの熱伝導率より大きく設定すればよい。この場合、レーザパッケージホルダ20のホルダ本体21の熱伝導率が150W/mK以上であり、レーザパッケージホルダ20の連結部材22及び集光レンズホルダの熱伝導率が30W/mK以下であることが好ましい。かかる態様でも、上記実施形態と同様の効果が得られる。
1個の集光レンズ31により集光光学系を構成する場合について説明したが、平行光束化するコリメートレンズと集光レンズなど、レンズを組み合わせて集光光学系を構成することもできる。コリメートレンズと集光レンズを組み合わせて使用する場合には、コリメートレンズの位置を調整して調芯をしてもよい。
集光レンズホルダ40と光ファイバ51の接続態様等は適宜設計変更できる。
本発明に係る実施例について説明する。
(実施例1)
(株)ソフトウェア クレイドル社製の3次元熱流体システムを用いて、上記実施形態のレーザモジュール1の放熱性をシミュレーション評価した(図4参照)。レーザ素子11の素子温度とパッケージベース13の下面温度とはある一定の温度差を保ったままほぼ同じ温度変化の挙動を示すため、レーザ素子11の素子温度の代わりにパッケージベース13の下面中央部の温度をシミュレーションで求めた。シミュレーション条件は以下の通りとした。
レーザ素子11:出力500mW、電気/光変換効率23%の1個の高出力レーザ素子。
パッケージ15:Cu板を基材とし、キャップ14との溶接部分にFe−Ni−Co合金を接合した構造体をパッケージベース13とする5.6mmφの缶パッケージ。
レーザパッケージホルダ20のホルダ本体21の熱伝導率:150W/mK以上。
放熱ブロック12の温度を20℃に保つ条件でシミュレーションを実施したところ、パッケージベース13の下面中央部の温度は24℃以下と温度上昇が小さく抑えられており、レーザモジュール1は良好な放熱性を有することが確認された。
(実施例2)
レーザ素子11として出力200mWのGaN系半導体レーザ素子を1個用い、レーザパッケージ10の放熱ブロック12の材質をCu(熱伝導率:395W/mK)、パッケージベース13の材質を冷間圧延鋼板SPC(熱伝導率:71W/mK)、レーザパッケージホルダ20のホルダ本体21の材質をアルミニウム合金(熱伝導率:200W/mK)とし、レーザパッケージ20の連結部材22、集光レンズホルダ40のホルダ本体41及び連結部材42の材質をいずれもステンレス(SUS304、熱伝導率:16W/mK)とし、上記実施形態に記載の方法に従い、レーザモジュール1を製造した。
<評価及び結果>
パッケージベース13の下面温度をサーミスタを用いて実測した。放熱ブロック12の温度を20℃に保ち、パッケージベース13の下面中央部の温度を実測したところ25℃であり、ホルダ本体21に対する温度上昇は5℃に抑えられており、レーザモジュール1は良好な放熱性を有することが確認された。これは、実施例1のシミュレーション結果とほぼ一致している。
実施例1及び2の評価結果から、本発明によれば、高出力で電気/光変換効率が低く発熱量が大きな200〜500mWのレーザ素子を用いる場合にも、良好な放熱性が得られることが確認された。
本発明のレーザモジュールは、光通信、レーザ加工機、固体レーザ励起用光源等の用途に好ましく利用できる。
本発明に係る実施形態のレーザモジュールのレセプタクルと光ファイバとが接続された状態を示す断面図 本発明に係る実施形態のレーザモジュールのレセプタクルと光ファイバとの接続途中の状態を示す断面図 透光性保護部材の光入射端面におけるパワー密度と寿命の関係を示すグラフ 放熱性シミュレーション結果を示すグラフ
符号の説明
1 レーザモジュール
2 レーザユニット
3 集光光学系ユニット
10 レーザパッケージ
11 レーザ素子
14a 透光性窓
15 缶パッケージ
20 レーザパッケージホルダ
21 ホルダ本体
22 連結部材
31 集光レンズ(集光光学系)
40 集光レンズホルダ(集光光学系ホルダ)
41 ホルダ本体
41X 集光レンズホルダの光出射側端面
42 連結部材
43 レセプタクル
46 透光性保護部材
46X 光入射面
51 光ファイバ
L 光
Y1、Y2 溶接箇所

Claims (7)

  1. 光出射用の透光性窓を備えたパッケージ内に単数又は複数のレーザ素子が気密封止されたレーザパッケージを含むレーザユニットと、前記レーザパッケージからの出射光を集光する集光光学系を含む集光光学系ユニットと、前記集光光学系により集光された光が入射する光ファイバとを備え、前記レーザユニットと前記集光光学系ユニットとが連結されたレーザモジュールにおいて、
    前記レーザユニットは、前記レーザパッケージを保持し収容するホルダ本体と、該ホルダ本体に固定され、前記集光光学系ユニットとの連結用である連結部材とからなるレーザパッケージホルダを備え、
    前記集光光学系ユニットは、前記集光光学系を保持し収容するホルダ本体と、該ホルダ本体に固定され、前記レーザユニットとの連結用である連結部材とからなる集光光学系ホルダを備え、
    前記レーザパッケージホルダの前記連結部材と前記集光光学系ホルダの前記連結部材とが互いに溶接されたものであり、
    前記レーザパッケージホルダの前記ホルダ本体の熱伝導率が、前記レーザパッケージホルダの前記連結部材及び前記集光光学系ホルダの前記連結部材の熱伝導率より大きく設定されたことを特徴とするレーザモジュール。
  2. 前記レーザパッケージホルダの前記ホルダ本体の熱伝導率が150W/mK以上であり、前記レーザパッケージホルダの前記連結部材及び前記集光光学系ホルダの前記連結部材の熱伝導率が30W/mK以下であることを特徴とする請求項1に記載のレーザモジュール。
  3. 光出射用の透光性窓を備えたパッケージ内に単数又は複数のレーザ素子が気密封止されたレーザパッケージを含むレーザユニットと、前記レーザパッケージからの出射光を集光する集光光学系を含む集光光学系ユニットと、前記集光光学系により集光された光が入射する光ファイバとを備え、前記レーザユニットと前記集光光学系ユニットとが連結されたレーザモジュールにおいて、
    前記レーザユニットは、前記レーザパッケージを保持し収容するホルダ本体と、該ホルダ本体に固定され、前記集光光学系ユニットとの連結用である連結部材とからなるレーザパッケージホルダを備え、
    前記集光光学系ユニットは、前記集光光学系を保持し収容する集光光学系ホルダを備え、
    前記レーザパッケージホルダの前記連結部材と前記集光光学系ホルダとが互いに溶接されたものであり、
    前記レーザパッケージホルダの前記ホルダ本体の熱伝導率が、前記レーザパッケージホルダの前記連結部材及び前記集光光学系ホルダの熱伝導率より大きく設定されたことを特徴とするレーザモジュール。
  4. 前記レーザパッケージホルダの前記ホルダ本体の熱伝導率が150W/mK以上であり、前記レーザパッケージホルダの前記連結部材及び前記集光光学系ホルダの熱伝導率が30W/mK以下であることを特徴とする請求項3に記載のレーザモジュール。
  5. 前記集光光学系ホルダに、前記光ファイバの光入射側端部を受容するレセプタクルと、該レセプタクルに取り付けられた前記光ファイバの光入射面に当接して該光入射面を保護する透光性保護部材とが設けられたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のレーザモジュール。
  6. 前記透光性保護部材の光入射面に入射する光のパワー密度が10W/mm以下であることを特徴とする請求項5に記載のレーザモジュール。
  7. 前記レーザ素子の発振波長が350〜500nmであることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のレーザモジュール。
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