JP2007048350A - 光ディスク記録装置、光ディスクの初期化方法及びカメラ一体型光ディスク記録装置 - Google Patents

光ディスク記録装置、光ディスクの初期化方法及びカメラ一体型光ディスク記録装置 Download PDF

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Abstract

【課題】2層光ディスクに対して効率的にパディング処理を行う。
【解決手段】 ビデオカメラ10は、撮影画像データを、レーザ光が一方の面側からのみ入射される2つの記録層を有する書き換え可能な2層光ディスク1に対して記録する。ビデオカメラ10は、2層光ディスク1が装着されている状態において初期化処理を行う命令が与えられた場合には、2層光ディスク1の第1の記録層の管理情報領域に対して管理情報を書き込む管理情報書き込み処理を行い、管理情報書き込み処理の終了後に2層光ディスク1の第2の記録層の情報記録領域に対して擬似データの書き込みを行うパディング処理を行い、パディング処理の終了後に初期化終了に伴う処理を行い、さらに、パディング処理中に中断要因が発生した場合には、擬似データの書き込みを中止し、初期化終了に伴う処理を行う。
【選択図】図6

Description

本発明は、レーザ光が一方の面側からのみ入射される2つの記録層を有する書き換え可能な光ディスクに対してデータを記録する光ディスク記録装置、この光ディスクに初期化を行う初期化方法、並びに、この光ディスクを記録媒体として用いるカメラ一体型光ディスク記録装置に関するものである。
近年、書き換え可能型の片側2層光ディスクが登場している。
片側2層光ディスクとは、図18に示すように、一枚のディスクに記録層が2層設けられており、レーベルが貼り付けられる面とは逆の面からのみレーザ光が入射され、レーザ光の焦点をディスクの厚み方向にずらすことにより、それぞれの記録面に対してデータの記録及び再生が行われる光ディスクである。
なお、片側2層光ディスクにおいて、レーザ光の入射側の面から見て(すなわちピックアップ側から見て)手前側の記録層のことを以下第1の記録層(又はレイヤー#0)という。また、レーザ光の入射側の面から見て奥側の記録層のことを以下第2の記録層(又はレイヤー#1)という。
このような片側2層光ディスクでは、いわゆるオポジット記録方式での記録が望ましいとされている。
図19は、オポジット記録を行った場合のディスクレイアウトを示している。
オポジット記録を行った場合、レイヤー#0の最内周にリードインが配置され、リードインから外周側に続けて、ファイルシステムの管理情報やDVDの管理情報が記録され、その後、これらの管理情報に続けて内周側から外周側に向かって実体データが記録されてゆく。レイヤー#0の記録が終わると、レイヤー#1に対する記録が行われる。レイヤー#1では、レイヤー#0とは逆方向に、外周側から内周側に向けて実体データが記録されてゆく。レイヤー#1には、最後にファイルシステムのバックアップ用の管理情報(以下、ボーダークローズという。)が記録され、最内周にリードアウトが配置される。
ここで、片側2層光ディスクにおいて、オポジット記録を行った場合、レイヤー#0の終了位置とレイヤー#1の開始位置にそれぞれミドルゾーンと呼ばれる領域が形成される。ミドルゾーンは、80mmのDVDディスクであれば半径70mmの位置から外側に設けられる。ミドルゾーンは、レイヤー#0に対してはリードアウト、レイヤー#1に対してはリードインのような機能を果たし、レイヤー#0からレイヤー#1に記録が亘る場合に、ドライブに対して折り返し地点を明示することができる。
以上がオポジット記録方式での記録方法である。
ところで、片側2層光ディスクの場合、レイヤー#1(第2の記録層)に物理的に記録が行われていない部分がある時には、その未記録部分の同じ半径位置のレイヤー#0(第1の記録層)に記録されている情報を、再生専用機により再生することが困難であるという課題がある。
このため、レイヤー#1(第2の記録層)に未記録領域が存在する場合には、図20に示すように、ファイナライズ時において、未記録領域になんらかのダミーのデータ(以下、擬似データという。)を記録する必要がある。この擬似データを記録する処理をパディング処理という。
なお、ファイナライズとは、再生専用機器により再生が可能となるように、再生専用フォーマットに規定された管理情報等の所定の情報を追加記録等する処理であり、通常、ディスク取り出し時等に行われる最終処理である。一旦、ファイナライズを行うと、その後、追加記録をすることができなくなるが、管理情報等の所定の情報を削除するアンファイナライズを行えば、その光ディスクに対して追加記録をすることが可能となる。
ところが、ファイナライズ時おいてパディング処理を行うと、未記録領域が少なければ特に問題はないが、図21のように、レイヤー#1のほとんどが未記録領域となっている場合には、パディング処理に非常に長い時間を費やしてしまうことなる。
本発明は、2層光ディスクに対して効率的にパディング処理を行うことができる光ディスク記録装置、光ディスクの初期化方法及びカメラ一体型光ディスク記録装置を提供することを目的とする。
本発明に係る光ディスク記録装置は、レーザ光が一方の面側からのみ入射される2つの記録層を有する書き換え可能な2層光ディスクに対して記録を行う光ディスク記録装置において、光ディスクが装着され、当該光ディスクに対して記録再生を行う記録再生部を備え、前記記録再生部は、前記書き換え可能な2層光ディスクが装着されている状態において初期化処理を行う命令が与えられた場合には、前記2層光ディスクの第1の記録層の管理情報領域に対して管理情報を書き込む管理情報書き込み処理を行い、管理情報書き込み処理の終了後に前記2層光ディスクの第2の記録層の情報記録領域に対して擬似データの書き込みを行うパディング処理を行い、パディング処理の終了後に初期化終了に伴う処理を行い、さらに、前記パディング処理中に中断要因が発生した場合には、擬似データの書き込みを中止し、初期化終了に伴う処理を行うことを特徴とする。
本発明に係る光ディスクの初期化方法は、光ディスク記録装置において実行される光ディスクの初期化方法において、レーザ光が一方の面側からのみ入射される2つの記録層を有する書き換え可能な2層光ディスクが装着されているか否かを判断し、前記書き換え可能な2層光ディスクが装着されていると判断される場合には、前記2層光ディスクの第1の記録層の管理情報領域に対して管理情報を書き込む管理情報書き込み処理を行い、管理情報書き込み処理の終了後に前記2層光ディスクの第2の記録層の情報記録領域に対して擬似データの書き込みを行うパディング処理を行い、パディング処理の終了後に初期化終了に伴う処理を行い、さらに、前記パディング処理中に中断要因が発生した場合には、擬似データの書き込みを中止し、初期化終了に伴う処理を行うことを特徴とする。
本発明に係るカメラ一体型光ディスク記録装置は、レーザ光が一方の面側からのみ入射される2つの記録層を有する書き換え可能な2層光ディスクに対して記録が可能なカメラ一体型光ディスク記録装置において、被写体を撮像して撮像信号を生成し、生成した撮像信号をビデオデータストリームに変換する撮像部と、光ディスクが装着され、当該光ディスクに対して上記撮像部から出力されたビデオデータストリームの記録を行う記録部を備え、前記記録部は、前記書き換え可能な2層光ディスクが装着されている状態において初期化処理を行う命令が与えられた場合には、前記2層光ディスクの第1の記録層の管理情報領域に対して管理情報を書き込む管理情報書き込み処理を行い、管理情報書き込み処理の終了後に前記2層光ディスクの第2の記録層の情報記録領域に対して擬似データの書き込みを行うパディング処理を行い、パディング処理の終了後に初期化終了に伴う処理を行い、さらに、前記パディング処理中に中断要因が発生した場合には、擬似データの書き込みを中止し、初期化終了に伴う処理を行うことを特徴とする。
本発明では、初期化時における管理情報書き込み処理の終了後に、2層光ディスクの第2の記録層の情報記録領域に対して擬似データの書き込みを行うパディング処理を行い、パディング処理中に中断要因が発生した場合には、擬似データの書き込みを中止し、初期化終了に伴う処理を行う。
このことにより本発明では、初期化時を利用して効率的にパディング処理を行うことができ、例えばファイナライズ時のユーザの待機時間を短くすることができる。
本発明が適用されたカメラ一体型のDVD記録装置(以下、単にビデオカメラと呼ぶ。)について説明をする。
図1は、本発明が適用されたビデオカメラ10の外観斜視図である。
ビデオカメラ10は、図1に示すように、片手で持ち運びできる程度の小型の動画像撮像装置である。ビデオカメラ10は、カメラ装置とDVD記録装置とが一体的に構成されている。ビデオカメラ10は、動画像の撮影をして動画像信号及び音声信号を生成し、生成した動画像信号及び音声信号を所定の符号化方式で圧縮符号化し、光ディスクメディアであるDVDディスク1に記録を行う。
(メディアの説明)
ビデオカメラ10が用いているDVDディスク1は、直径80mmのDVD+RWディスク又はDVD−RWディスクである。
DVDディスク1は、書き換え可能型の片側2層光ディスクである。DVDディスク1は、オポジット記録方式でデータの記録がなされる。従って、図2に示すように、レイヤー#0(第1の記録層)の内周側から外周側へ記録がされ、続いて、レイヤー#1(第2の記録層)の外周側から内周側へ記録がされる。また、DVDディスク1には、セクタ毎に論理アドレス(LSN)が設定されている。論理アドレス(LSN)は、レイヤー#0の最内周が0とされ、記録方向(レイヤー#0の内周側→レイヤー#0の外周側→レイヤー#1の外周側→レイヤー#1の内周側)に沿って昇順に設定され、レイヤー#1の最外周が最大値(MAX)とされている。
DVDディスク1は、ファイナライズを行うことにより“DVDフォーラム”により規定されている再生専用のDVD(DVD-VIDEO)とのフォーマットの互換性が取られる。
DVDディスク1の記録領域には、図3に示すように、記録方向に沿って、第1のFSエリア2と、VMGエリア3と、VTSエリア4と、第2のFSエリア5とが形成されている。
第1のFSエリア2及び第2のFSエリア5には、UDF(ユニバーサルディスクフォーマット)ファイルシステムが記録される。UDFファイルシステムは、当該記録領域内に記録されている全ファイルの管理を行うための情報であり、各ファイルの開始位置及びサイズ、ファイル名、記録日時等の情報が記述されている。第1のFSエリア2はレイヤー#0の最内周に形成されており、第2のFSエリア5はレイヤー#1の最内周に形成されている。
VMGエリア3は、レイヤー#0の内周側の第1のFSエリア2の外周側に形成されている。VMGエリア3には、DVD-VIDEO規格で規定されているVMG(Video Manager)が記録される。VMGは、VTSエリア4に記録されている各VTSの記録アドレス、VTS数等の情報、及び、タイトルを再生するためのユーザインタフェース画面であるメニュー画面を表示及び制御させるためのメニューデータ(MPEG-2データム及び管理制御データ)が記録されている。
VMGは、具体的には、VMGIIFO、VMGM_VOBS、VMGIBackupで構成されている。VMGM_VOBSには、メニューデータの実体データ(MPEG-2データ等)が記述されている。VMGIは、メニューデータを再生するとともにメニュー画面を制御するための管理データが記述されている。VMGIBackupは、VMGIのバックアップデータである。
VTSエリア4は、レイヤー#0のVMGエリア3の外周側から、レイヤー#1の第2のFSエリア5の内周側に亘って、形成されている。
VTSエリア4には、DVD-VIDEO規格で規定されているVTS(Video Title Set)等が記録される。VTSは、タイトルの管理単位であり、管理データと実体データとから構成されるタイトルセットとなる。
図4は、VTS、タイトル、チャプタの関係を示す図である。
DVD−VIDEO規格では、記録するコンテンツを“タイトル”及び“チャプタ”という再生単位で管理をしている。“タイトル”とは、例えば、映画の1作品や音楽アルバムの1作品等の1つのコンテンツの再生単位を示す概念である。VTSは、このようなタイトルが複数集合した管理単位である。“チャプタ”とは、タイトル内を複数に分割した単位であり、検索等を容易にするために設定された単位である。
また、VTSエリア4の未記録領域には、パディング処理により(擬似データ)が記録される。
図5は、DVDディスク1の記録のためのゾーンを示した図である。
DVDディスク1は、図5に示すように、半径方向に複数のゾーンに分割されており、このゾーン単位で記録再生についての管理がされている。
(ビデオカメラの内部構成)
つぎに、ビデオカメラ10の内部構成について説明をする。
図6は、ビデオカメラ10の内部構成を示すブロック図である。
ビデオカメラ10は、図6に示すように、カメラ部11と、マイクロフォン部12と、モニタ13と、AV入出力部14と、符号化/復号部15と、DVDドライブ16と、操作入力部17と、PCインタフェース部(PCI/F部)18と、データ制御部19と、主制御部20とを備えている。
カメラ部11は、被写体からの光が入射される光学系、光学系を介して被写体像光を受光して画像信号に変換するイメージセンサ、イメージセンサにより生成された画像信号に対して各種信号処理を行ってデジタルの動画像信号を生成するカメラ信号処理部等を備えている。カメラ部11から出力されたデジタルの動画像信号は、AV入出力部14に供給される。
マイクロフォン部12は、外部音を検出して音声信号に変換するマイクロフォン、検出された音声信号に対してデジタル化等の処理を行ってデジタルの音声信号を生成する音声処理回路を備えている。マイクロフォン部12から出力されたデジタルの音声信号は、AV入出部14に供給される。
モニタ13は、例えば小型液晶モニタであり、AV入出力部14から出力されたデジタルの動画像信号を表示する。モニタ13は、例えば、カメラ部11により撮影されている動画像をリアルタイムで表示してファインダとして機能したり、DVDディスク1に記録されている動画像を表示して再生用モニタとして機能したり、主制御部20から出力されるユーザインタフェース画像を表示してユーザインタフェースとして機能したりする。
AV入出力部14は、符号化/復号部15と、カメラ部11,マイクロフォン部12,モニタ部13との間の動画像及び音声の入出力制御処理を行う。
符号化/復号部15は、静止画像及び動画像の符号化及び復号処理を行う。符号化/復号部15は、静止画像エンコーダ/デコーダ21と、動画像エンコーダ/デコーダ22と、メモリ23と、基準時刻発生部24とを備えている。
静止画像エンコーダ/デコーダ21は、静止画の撮影画像信号のフレーム内2次元空間圧縮/伸張、具体的にはJPEGによる圧縮/伸張を行う。動画像エンコーダ/デコーダ22は、動画の撮影画像信号のフィールド/フレーム内2次元空間圧縮およびフィールド/フレーム間の時間軸を追加した3次元圧縮/伸張、具体的にはMPEG2,MPEG4,H.264/MPEG4AVCによる圧縮/伸張を行う。メモリ23は、静止画の圧縮/伸張、動画像の圧縮/伸張の際に使用するメモリ領域である。基準時刻発生部24は、静止画像、動画像の圧縮の際に圧縮データストリーム中に付加する基準時刻を発生する。
DVDドライブ16は、DVDディスク1の着脱が行われ、当該DVDディスク1に光記録及び再生を行う記録生成部16-1を備えている。DVDドライブ16は、DVDディスク1が記録再生部16-1に装着されている状態の時に当該DVDディスク1にデータを記録する。DVDドライブ16は、データ制御部19に蓄積されたストリームデータがパケット化されて供給され、DVDディスク1に記録する。例えば、データ制御部19に10Mバイト程度蓄積されたところでまとめてDVDディスク1に書き込む。
操作入力部17は、録画開始ボタン、停止ボタン等を含んだユーザインタフェースであり、当該ビデオカメラ10の筐体外部に設けられている。また、モニタ13がタッチパネルで構成されていれば、当該タッチパネルからの操作入力の受付け等も行う。
PC I/F18は、当該ビデオカメラ10とコンピュータと接続するためのUSB等のインタフェースである。PC I/F18にコンピュータが接続されると、ビデオカメラ10はそのコンピュータのスレーブ機器として動作する。
データ制御部19は、DVDドライブ16と符号化/復号部との間のデータの転送の制御を行う。具体的には、データ制御部19は、圧縮されたストリームデータをファイルシステム管理情報とIFOデータとともにファイルとしてパックを最小単位で集合させたVOBUをMPEGの1GOPに対応させた、複数VOBU集合であるRUV(DVDアプリケーションフォーマットではパケットと呼んでいる)を生成し蓄積し、DVDディスク1への記録開始の待機をする。
主制御部20は、当該ビデオカメラ10の全体の制御を行う。主制御部20は、プログラムメモリから動作開始とともに必要なプログラムを読み出して、実行を開始する。例えば、主制御部20は、DVDアプリケーションプログラム20-1、ファイルシステム制御プログラム20-2、エンコード/デコード制御プログラム20-3、ドライブ制御プログラム20-4、及び、ユーザI/F制御プログラム20-5等を読み出して、これらのプログラムに従って各部の制御を行う。
DVDアプリケーションプログラム20-1は、DVDディスク1(DVD+RW,DVD-RW)に対応する動画/静止画アプリケーションフォーマットのIFOファイル、動画/静止画ストリームファイルのエンコード、生成、ストリームファイル生成等を行うプログラムである。
ファイルシステム制御プログラム20-2は、UDFファイルシステム及びVideoフォーマットの中間状態ファイルシステムデータの生成や管理をしている。
エンコード/デコード制御プログラム20-3は、静止画像エンコーダ/デコーダ21及び動画像エンコーダ/デコーダ22の動作制御を行うプログラムである。
ドライブ制御プログラム20-4は、ドライブインターフェース、例えばATA/ATAPIインタフェースを制御して、DVDドライブ16内のファーム情報、ドライブメディア状態、メディア記録再生の制御を行っている。
ユーザI/F制御プログラム20-5は、操作入力部17及びモニタ13に表示するユーザインタフェース情報等の制御を行う。
以上のようなビデオカメラ10の撮影動作は次のようになる。
ビデオカメラ10は、操作入力部17の録画開始ボタンがユーザにより押されると、カメラ部11から出力されている動画像信号及び音声信号を、符号化/復号部15がMPEG-1,2等の所定の符号化方式で符号化する。主制御部20は、管理制御情報を生成する。データ制御部19は、符号化/復号部15により生成された符号化データ及び主制御部20により生成された管理情報を蓄積し、適宜DVDドライブ16に転送する。DVDドライブ16は、所定のフォーマットに従い、転送されてきたデータをDVDディスク1に記録する。そして、ビデオカメラ10は、操作入力部17の停止ボタンがユーザにより押されると、撮影動作及び記録動作を停止する。
(初期化処理)
つぎに、DVDディスク1の初期化処理について説明をする。
初期化処理とは、DVDディスク1を初期化する処理であり、何らデータが記録されていないバージンディスクであれば新たにファイルシステム管理情報等を書き込む処理が行われ、また、既にデータが記録されているディスクであれば以前のファイルシステム管理情報等の上に初期状態の管理情報を上書きする処理となる。
初期化処理は、DVDディスク1をDVDドライブ16に装着している状態で、ユーザが操作入力部17を操作して初期化開始を命令することにより、開始がされる。
以下、片側2層ディスクに対して初期化する際の処理を、図7のフローチャートを参照して説明をする。
ビデオカメラ10の主制御部20は、まず、ステップS11において、装着されているディスクが、未ファイナライズ状態の書き換え可能型のディスク(未ファイナライズ状態のDVD+RW又はDVD−RWディスク)であるかを判断する。具体的には、主制御部20は、ATAPIの標準で実装されているMountFujiコマンドをDVDドライブ16に送出し、DVDドライブ16から指定された様式でのコマンドレスポンスのパケットデータを受信し、その受信した情報に基づき判別している。
未ファイナライズ状態な書き換え可能型のディスクではない場合(つまり、既にファイナライズがされているディスクや再生専用のディスクである場合)には、当該初期化処理を終了する。
装着されているディスクが、未ファイナライズ状態な書き換え可能型のディスクである場合、主制御部20は、続く、ステップS12に進む。
続いて、ステップS12において、ビデオカメラ10の主制御部20は、装着されているディスクが片側2層光ディスクであるか否かを判断する。具体的には、主制御部20は、ATAPI層、その上のファイルシステム層から、光ディスクのディスクプロファイルを確認して、片側2層光ディスクであるか否かを判別する。
装着されている光ディスクが片側2層光ディスクではないと判断した場合(ステップS12のNO)には、主制御部20は、ステップS13において、通常処理によりファイルシステム及びIFO管理情報の書き込みを行う。
装着されている光ディスクが片側2層光ディスクであると判断した場合(ステップS12のYES)には、主制御部20は、続くステップS14において、ファイルシステム及びIFO管理情報をそのディスクに書き込む。具体的には、主制御部20は、ファイルシステムによる光ディスクメディアの物理的フォーマットとUDFファイルシステムのファイル作成処理、ファイルオープン処理に必要な最低限のメディア管理イメージデータである論理レイアウト的フォーマットデータおよび、アプリケーションフォーマット処理として実ストリームデータがまだ記録されていない状態のIFOファイルのファイルオープンに必要な最低限の管理情報を書き込む。なお、このファイルシステムとアプリケーションフォーマット初期化記録処理中は、たとえ操作者からの中断要求があっても中断要求を受け付けさせて処理中断すると光ディスクの初期化処理自体が失敗し、望ましくないメディア状態を招くので、先ず中断要求受付け禁止状態として本ステップS14を実行し、ファイルシステムとアプリケーションフォーマットの管理情報書き込みの初期化処理が完了したのちに中断要求受付け許可状態に入れる。
続いて、ステップS15において、ビデオカメラ10の主制御部20は、ディスクのアンマウント及びマウント処理を行う。アンマウント及びマウント処理を行うことによって、ファイルシステム及びIFO管理情報が確実に書き込めたかを判断することができる。
続いて、ビデオカメラ10の主制御部20は、ステップS16において、先行パディング処理を行う。
そして、先行パディング処理が完了、又は、先行パディング処理が中断した場合には、続くステップS17において、初期化終了処理を行い、当該初期化時における処理を終える。
図8(A)は、ステップS15の先行パディング処理の処理フローを示した図である。
ビデオカメラ10の主制御部20は、先行パディング処理(ステップS15)中には次のステップS21〜ステップS23の処理を行う。
まず、ステップS21において、ビデオカメラ10の主制御部20は、ユーザインタフェース制御部25-5から中断要求が発行されているか否かを判断する。中断要求が発行されていれば(ステップS21のYES)、当該先行パディング処理を終了する。中断要求が発行されていなければ(ステップS21のNO)、続くステップS22に進む。
中断要求は、図8(B)に示すように、動画の撮影開始のスタンバイ操作入力がユーザによりなされた場合(S25)、静止画の撮影開始のスタンバイ操作入力がユーザによりなされた場合(S26)、及び、パワーオフボタンの操作入力がユーザによりなされた場合(S27)に、ユーザインタフェース制御部25-5から発行される(S28)。なお、中断要求は、先行パディング処理を終了させなければならない状態となった時に発行されるものであり、上記の3つの場合には限られない。
続いて、ステップS22において、ビデオカメラ10の主制御部20は、レイヤー#1(第2の記録層)に対してパディング処理を行う。このパディング処理とは、記録エリアにパディングデータ(擬似データ)を書き込む処理である。ここでは、ビデオカメラ10の主制御部20は、図9に示すように、レイヤー#1の最外周のゾーンから、ゾーン単位で、内周側のゾーンに向かいパディングデータを書き込んでいく。
続いて、ビデオカメラ10の主制御部20は、図10に示すように、レイヤー#1のミドルゾーンまでパディングデータの書き込みを終えると、ステップS23において、パディング完了と判断し、当該先行パディング処理を終了する。パディング完了をしていない場合には、ステップS21に戻り、パディングデータの書き込みを続行する。
そして、ビデオカメラ10の主制御部20は、図11に示すように、パディングデータの書き込み中に中断要求が発行された場合には、ステップS21からループを抜けて、パディングデータの書き込みを途中終了する。
なお、どのゾーンまでパディング処理を行ったかが後でわかるように(ファイナライズ時にわかるように)、ビデオカメラ10の主制御部20は、先行パディング処理終了時にパディング済みのゾーン番号をDVDディスク1のいずれかの記録領域に書き込んでおく(或いはシステムのメモリに記憶させておく。)。また、ゾーン途中で中断要求が発行された場合には、書き込み中のゾーンに対する処理を終えてから終了処理をさせてもよいし、そのゾーンに対する書き込みを未完了とし、その一つ前のゾーンまでのパディング処理を終えたものとして終了処理をさせてもよい。
以上のように、ビデオカメラ10では、DVDディスク1の初期化処理にパディング処理を行うようにしている。さらに、このパディング処理中に撮影開始又はパワーオフがなされた場合にはパディング処理を中断するようにしている。
このことから、初期化処理後の余剰時間を利用してパディング処理を行うことができるので、ファイナライズ時のパディング処理の時間を短縮することができる。
なお、ビデオカメラ10では、パディング処理の進捗状況を示すパディング書込み進捗バー表示を行っても良い。
また、先行パディング処理では、レイヤー#1(第2の記録層)に対してのみパディング処理を行うものとしているが、レイヤー#1の全てのゾーンにパディングデータを書き込みした後に、レイヤー#0の外周側から内周側に向いパディングデータの書き込みを続行してもよい。
(ファイナライズ)
つぎに、DVDディスク1のファイナライズについて説明をする。
ファイナライズとは、再生専用機器により再生が可能となるように、再生専用フォーマットに規定された管理情報等の所定の情報を追加記録等する処理であり、通常、ディスク取り出し時等に行われる最終処理である。
以下、片側2層ディスクに対してファイナライズする際の処理を、図12のフローチャートを参照して説明をする。
ファイナライズ前のDVDディスク1の状態は、例えば、図13に示すように、1又は複数の動画像チャプタが記録されている。動画像チャプタは、レイヤー#0(第1の記録層)の内周側から記録されている。また、ファイナライズ前のDVDディスク1には、先行パディング処理により記録された擬似データも、レイヤー#1(第2の記録層)の外周側から内周側に向い記録されている。なお、残りの領域は、未記録領域(未パディング領域)である。
ビデオカメラ10の主制御部20は、まず、ステップS31において、レイヤー#0(第1の記録層)の内周側にファイルシステムを書き込み、続いて、ステップS32においてIFO管理ファイルを書き込む。書込みが行われていない新品のディスクメディアのメニュー付きファイナライズ処理は、一般に、数分〜10数分という長時間かかる場合が多いため、ビデオカメラでは途中の電池切れや不意の電源外れがあっても再度接続起動すれば残りを続行できることが望ましい。このため、ファイナライズ進捗ステップをマーク符号としてステップ毎にフラッシュメモリへのマーク符号データのバックアップを行い進捗管理しつつファイナライズ処理されるのが望ましい。ここではファイナライズが途中中断された場合にも中断再開可能に対応するために、ファイナライズの各進捗プロセスステップに入る前、完了して次に進む際に、フラッシュメモリにマーク符号データをバックアップしつつファイナライズ処理することによってファイナライズの中断再開が可能に構成されている。たとえば、ファイナライズ開始マークを開始直前にフラッシュメモリにバックアップしてからファイナライズ開始し、ビデオタイトル管理情報であるビデオタイトルセット(VTS)のIFOファイルとBUPファイル作成開始マークをバックアップしてからVTSのIFOファイル書き込みを行い、ボリューム管理情報であるVMGI作成開始マークをバックアップしてからVMGのIFOファイル生成し、VMGI作成完了マークをバックアップしてから、撮影記録チャプタの見出し画ボタン付きDVDメニューページであるI−Pictureのメニューページ画像データをページ数分含むVMGM_VOBSファイルを生成し、生成が済んだら全メニューページ作成終了マークをバックアップしてからVMGのBUPファイルを生成してファイナライズ最終ステップ開始マークをバックアップする。これによってファイナライズの各ステップの途中で予想外の強制中断事故があっても電源復旧すれば再開処理続行を可能に構成しておく。
続いて、主制御部20は、ステップS33において、初期化時の先行パディング処理時で行われたパディング済みのゾーンを、ファイルシステムから取得する。
続いて、主制御部20は、ステップS34において、レイヤー#0(第1の記録層)の空き領域に対してパディングデータ(擬似データ)を書き込む。
ステップS34まで処理が終了した時のDVDディスク1の状態を図14に示す。
続いて、ステップS35において、主制御部20は、レイヤー#1(第2の記録層)に未パディング領域があるか否かを判断する。
未パディング領域がある場合には、ステップS36において、レイヤー#1(第2の記録層)の未パディング領域に対して、擬似データを書き込む。
ステップS35において未パディング領域がないと判断し、又は、ステップS36でパディングが全て完了したときは、ステップS37において、ボーダークローズの書き込みを行う。また、必要な場合には、ミドルゾーンへの書き込みを行う。
ステップS37まで処理が終了した時のDVDディスク1の状態を図15に示す。
以上のようなステップS31からステップS37の処理が終了すると、ファイナライズが完了する。
ビデオカメラ10では、先行パディング処理を行うことによって、ステップS36のパディング処理を短縮することができる。
(アンファイナライズ処理)
アンファイナライズとは、一旦ファイナライズした後のDVDディスク1に対して追加して動画等の記録をするために、再生専用フォーマットに規定された管理情報等の所定の情報を消去する処理である。
具体的には、図16に示すように、ファイルシステム、IFO管理ファイル及びボーダークローズを消去することにより行う。
(動作例)
つぎに、ビデオカメラ10の具体的な動作例について、図17のタイミングチャートを参照して説明する。
図17のタイミングチャートの(A)はユーザ操作層で、ボタン操作を受け付ける信号処理を示している。図17の(B)はユーザインタフェースの表示処理部の動作を示している。図17の(C)及び(D)は、DVDアプリケーションの動作を示しており、(C)がDVDアプリケーションの初期化制御部の動作、(D)がIFO(アプリケーションファイル生成変更削除実処理)部の動作を示している。図17の(E)はファイルシステム制御部の動作を示している。図17の(F)はエンコード制御処理を示している。図17の(G)は、ドライブに対する制御処理を示している。図17の(H)は、ビデオカメラ10自身の状態を示している。
まず、初期化開始ボタンが押されてからのタイムチャートを説明する。
初期化開始ボタンが押されると、表示制御部は、初期化開始をモニタ表示させるとともに、DVDアプリケーションの初期化制御部に対して初期化開始コマンドを受け渡す。これを受けた初期化制御部は、ファイルシステム制御部にFS初期データ生成/書込み命令信号を渡す。これを受けたファイルシステム制御部は、FS初期化データをドライブ制御部に受け渡し、ドライブ制御部は、このデータをDVDディスク1に書き込む。また、DVDアプリケーションの初期化制御部は、IFO部に対してIFO初期データ生成と書込み命令信号を渡す。これを受けたIFO部は、ファイルシステム制御部をファイル生成書込み手段として使ってIFO初期化データをDVDディスク1に書き込む。
ビデオカメラ10では、ここまでの処理では中断要求は受け付け禁止状態にされている。
続いて、DVDアプリケーションフォーマット部は、IFO部、ファイルシステム制御部に対して初期化データの書き込まれたメディアのアンマウント及びマウント処理の実行命令を発する。
アンマウント及びマウントが成功したら、初期化に必要な最低限のファイルデータの書き込みが成功されたことがわかる。
続いて、DVDアプリケーションの初期化制御部は、表示制御部に対して、指定されたVideo、VRのアプリケーションフォーマットを示す図形アイコンを表示して、フォーマットの成功したことを示す。また、DVDアプリケーションの初期化制御部は、中断要求の受付可能な状態に設定する。
以上の状態においては、DVDディスク1には、レイヤー#1のLSNの最大側から(外周側から)ゾーン毎にパディングデータが記録されていく。
なお、初期化制御部は、1ゾーンのパディングが済むごとに中断要求のフラグ信号が立っているかどうかを見る。つまり、ここにいたるまでのどこかでキャンセル要求入力があったことは、このキャンセル判断処理ポイントを通過するたびに、キャンセル要求フラグが立っているかどうかを見ることで中断するかどうかの処理制御を実施する。
また、表示制御部は、フォーマット進捗バーをパディング処理がゾーン毎に進行するに従って、表示バーも伸びる形で表示してゆく。100%の表示は、この場合、レイヤー#1(第2の記録層)のΦ70mmの物理的位置までである。
続いて、撮影開始ボタンが押されると、DVDアプリケーションは、撮影開始命令をエンコード部に発行する。また、表示制御部は、撮影ストリーム記録開始表示及び記録時間進表示を行う。
エンコード部は、撮影を開始して、映像及び音声データのエンコードを開始してストリームファイルを生成し、一旦バッファリングし、数十秒期間毎にストリームファイルをDVDディスク1に書き込む。
また、初期化制御部は、撮影開始命令を受け付けて、すなわち、中断要求を受けて、パディング停止命令をファイルシステム制御部に受け渡す。ファイルシステム制御部は、現在書き込み中のゾーンに対するパディングデータの書き込みの終了を待ち、書き込みが完了通知をドライブ制御部から受けると、それを初期化制御部に返信する。
初期化制御部は、書き込みの完了通知を受けて、フォーマットが成功したことを表示制御部に通知する。また、初期化制御部は、書き込みの完了通知を受けると、エンコード制御部に、バッファからDVDディスク1への書き込み開始許可命令を与える。
表示制御部は、フォーマットの成功を受けると、その旨を表示する。
エンコード制御部は、書き込み許可命令を受けると、DVDディスク1に対してバッファイリングしているストリームファイルの書き込みを開始する。
(効果等)
以上のように、記録再生が可能な2層メディアであるDVDディスク1に対してファイナライズ処理時間の短縮が可能となって、特にビデオカメラにおける2層光ディスクのフォーマット初期化処理において、フォーマット開始して、次に撮影開始するまでの時間を有効活用してパディング記録を予め実施することによって、撮影終了の際のファイナライズ処理完了待ち時間の大きな時間短縮を図ることができる。
なお、2層RWメディアのアプリケーションフォーマット方法をもつビデオカメラ10は、上述のDVDビデオフォーマットの図示例にのみ限定されるものではなく、光ディスクのBlu−Ray同じく青色レーザー記録、さらに現在研究されているホログラフィックレーザー記録の2層光ディスク記録においても、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明が適用されたビデオカメラの外観斜視図である。 前記ビデオカメラの記録媒体として用いられるDVDディスクの記録方向及びアドレスを説明するためのレイアウトを示した図である。 前記DVDディスクに記録される情報を示した図である。 VTS、タイトル、チャプタの関係を示す図である。 前記DVDディスクの記録のためのゾーンを示した図である。 前記ビデオカメラのブロック構成を示した図である。 初期化時の処理フローを示した図である。 先行パディング処理の処理フローを示した図である。 先行パディング処理を行っている時のDVDディスクの状態を示した図である。 先行パディング処理が完全に完了した後のDVDディスクの状態を示した図である。 先行パディング処理を途中中断した場合のDVDディスクの状態を示した図である。 ファイナライズの処理フローを示した図である。 ファイナライズ前のDVDディスクの状態を示した図である。 ファイナライズの途中のDVDディスクの状態を示した図である。 ファイナライズ後のDVDディスクの状態を示した図である。 アンファイナライズ後のDVDディスクの状態を示した図である。 ビデオカメラの具体的な動作例を示したタイミングチャートである。 片側2層光ディスクの構成を示した図である。 オポジット記録方式について説明するためのディスクレイアウトを示す図である。 パディング処理を説明するためのディスクレイアウトを示す図である。 長時間にパディング処理を行わなくてはならない場合のディスクレイアウトを示す図である。
符号の説明
1 DVDディスク、10 ビデオカメラ

Claims (13)

  1. レーザ光が一方の面側からのみ入射される2つの記録層を有する書き換え可能な2層光ディスクに対して記録を行う光ディスク記録装置において、
    光ディスクが装着され、当該光ディスクに対して記録再生を行う記録再生部を備え、
    前記記録再生部は、
    前記書き換え可能な2層光ディスクが装着されている状態において初期化処理を行う命令が与えられた場合には、前記2層光ディスクの第1の記録層の管理情報領域に対して管理情報を書き込む管理情報書き込み処理を行い、管理情報書き込み処理の終了後に前記2層光ディスクの第2の記録層の情報記録領域に対して擬似データの書き込みを行うパディング処理を行い、パディング処理の終了後に初期化終了に伴う処理を行い、
    さらに、前記パディング処理中に中断要因が発生した場合には、擬似データの書き込みを中止し、初期化終了に伴う処理を行うこと
    を特徴とする光ディスク記録装置。
  2. 前記第1の記録層は、レーザ光の入射側の面から見て手前側の層であり、
    前記第2の記録層は、レーザ光の入射側の面から見て奥側の層であること
    を特徴とする請求項1記載の光ディスク記録装置。
  3. 管理情報が書き込まれる管理情報領域は、第1の記録層の内周側又は外周側の一方に設けられており、
    前記記録再生部は、前記パディング処理時において、内周側又は外周側のうち前記管理情報領域が設けられている側から他方側へ順次に擬似データを書き込むこと
    を特徴とする請求項1記載の光ディスク記録装置。
  4. 前記2層光ディスクは、記録領域が径方向に複数のゾーンに分割されており、
    前記記録再生部は、前記パディング処理時において、ゾーン毎に擬似データの書き込みを行い、中断要因が発生していない場合には、次のゾーンに擬似データの書き込みを行い、中断要因が発生した場合には、そのゾーンへの記録終了後又はそのゾーンへの記録を途中終了して、初期化終了に伴う処理を行うこと
    を特徴とする請求項1記載の光ディスク記録装置。
  5. 光ディスク記録装置において実行される光ディスクの初期化方法において、
    レーザ光が一方の面側からのみ入射される2つの記録層を有する書き換え可能な2層光ディスクが装着されているか否かを判断し、
    前記書き換え可能な2層光ディスクが装着されていると判断される場合には、前記2層光ディスクの第1の記録層の管理情報領域に対して管理情報を書き込む管理情報書き込み処理を行い、
    管理情報書き込み処理の終了後に前記2層光ディスクの第2の記録層の情報記録領域に対して擬似データの書き込みを行うパディング処理を行い、
    パディング処理の終了後に初期化終了に伴う処理を行い、
    さらに、前記パディング処理中に中断要因が発生した場合には、擬似データの書き込みを中止し、初期化終了に伴う処理を行うこと
    を特徴とする光ディスクの初期化方法。
  6. 前記第1の記録層は、レーザ光の入射側の面から見て手前側の層であり、
    前記第2の記録層は、レーザ光の入射側の面から見て奥側の層であること
    を特徴とする請求項5記載の光ディスクの初期化方法。
  7. 管理情報が書き込まれる管理情報領域は、第1の記録層の内周側又は外周側の一方に設けられており、
    前記パディング処理時において、内周側又は外周側のうち前記管理情報領域が設けられている側から他方側へ順次に擬似データを書き込むこと
    を特徴とする請求項5記載の光ディスクの初期化方法。
  8. 前記2層光ディスクは、記録領域が径方向に複数のゾーンに分割されており、
    前記パディング処理時において、ゾーン毎に擬似データの書き込みを行い、中断要因が発生していない場合には、次のゾーンに擬似データの書き込みを行い、中断要因が発生した場合には、そのゾーンへの記録終了後又はそのゾーンへの記録を途中終了して、初期化終了に伴う処理を行うこと
    を特徴とする請求項5記載の光ディスクの初期化方法。
  9. レーザ光が一方の面側からのみ入射される2つの記録層を有する書き換え可能な2層光ディスクに対して記録が可能なカメラ一体型光ディスク記録装置において、
    被写体を撮像して撮像信号を生成し、生成した撮像信号をビデオデータストリームに変換する撮像部と、
    光ディスクが装着され、当該光ディスクに対して上記撮像部から出力されたビデオデータストリームの記録を行う記録部を備え、
    前記記録部は、
    前記書き換え可能な2層光ディスクが装着されている状態において初期化処理を行う命令が与えられた場合には、前記2層光ディスクの第1の記録層の管理情報領域に対して管理情報を書き込む管理情報書き込み処理を行い、管理情報書き込み処理の終了後に前記2層光ディスクの第2の記録層の情報記録領域に対して擬似データの書き込みを行うパディング処理を行い、パディング処理の終了後に初期化終了に伴う処理を行い、
    さらに、前記パディング処理中に中断要因が発生した場合には、擬似データの書き込みを中止し、初期化終了に伴う処理を行うこと
    を特徴とするカメラ一体型光ディスク記録装置。
  10. 前記第1の記録層は、レーザ光の入射側の面から見て手前側の層であり、
    前記第2の記録層は、レーザ光の入射側の面から見て奥側の層であること
    を特徴とする請求項9記載のカメラ一体型光ディスク記録装置。
  11. 管理情報が書き込まれる管理情報領域は、第1の記録層の内周側又は外周側の一方に設けられており、
    前記記録部は、前記パディング処理時において、内周側又は外周側のうち前記管理情報領域が設けられている側から他方側へ順次に擬似データを書き込むこと
    を特徴とする請求項9記載のカメラ一体型光ディスク記録装置。
  12. 前記2層光ディスクは、記録領域が径方向に複数のゾーンに分割されており、
    前記記録部は、前記パディング処理時において、ゾーン毎に擬似データの書き込みを行い、中断要因が発生していない場合には、次のゾーンに擬似データの書き込みを行い、中断要因が発生した場合には、そのゾーンへの記録終了後又はそのゾーンへの記録を途中終了して、初期化終了に伴う処理を行うこと
    を特徴とする請求項9記載のカメラ一体型光ディスク記録装置。
  13. 前記中断要因は、動画又は静止画の撮影開始のスタンバイとなった場合、又は、パワーオフボタンの操作入力がされた場合であること
    を特徴とする請求項9記載のカメラ一体型光ディスク記録装置。
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