JP2007046335A - 軸組み壁構造 - Google Patents

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JP2007046335A JP2005231971A JP2005231971A JP2007046335A JP 2007046335 A JP2007046335 A JP 2007046335A JP 2005231971 A JP2005231971 A JP 2005231971A JP 2005231971 A JP2005231971 A JP 2005231971A JP 2007046335 A JP2007046335 A JP 2007046335A
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Abstract

【課題】 剛性があるだけでなく、弾性があって復元力もある柔軟性を具備し、高い耐震性を備える剛柔構造からなる新規な軸組み壁構造及びこの壁構造用のパネルを提供するものである。
【解決手段】 土台又は梁1と、これら土台又は梁1上に起立した少なくとも2本の柱2,2と、柱2の上端間に架設した上部梁3と、これら土台又は梁1、2本の柱2,2及び上部梁3とによって囲まれた空間内に配置した壁パネル5とからなり、柱2と壁パネル5との間に込栓6を打ち込んで結合してなるものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、土台又は梁と、この土台又は梁上に起立する少なくとも2本の柱と、上記柱間に架設した上部梁と、これら土台又は梁と柱と上部梁とに囲まれた空間中に組み込まれる壁パネルとから構成される軸組み壁構造に関する。
従来、土台又は梁と、この土台又は梁上に起立する2本の柱と、上記2本の柱間に架設した上部梁と、これら土台又は梁と柱と上部梁とに囲まれた空間中に壁パネルを組み込み構成した軸組み壁構造は知られている。
上記公知の軸組み壁構造は、壁パネルが柱に釘等により固着していたため、壁構造全体としては剛構造になっていた。そのため、大きい地震等により大きな外力を受けた際、柔軟性に欠け、特に土台又は梁と柱との接合部が破損するという課題があった。
本発明は、上記課題に鑑み、剛性があるだけでなく、弾性があって復元力もある柔軟性を具備し、高い耐震性を備える剛柔構造からなる新規な軸組み壁構造及びこの壁構造用のパネルを提供するものである。
そのため、本発明軸組み壁構造は、土台又は梁と、これら土台又は梁上に起立した少なくとも2本の柱と、柱の上端間に架設した上部梁と、これら土台又は梁、2本の柱及び上部梁とによって囲まれた空間内に配置した壁パネルとからなり、柱と壁パネルとの間に込栓を打ち込んで結合してなるものである。
本発明軸組み壁構造は、上記込栓を柱の垂直面に対して斜めに打ち込んであるものである。
また、本発明軸組み壁構造は、上記梁と壁パネル間に込栓を打ち込んである。
上記請求項3に記載の軸組み壁構造であって、梁と壁パネル間に打ち込んだ込栓を水平面に対して斜めにしてある。
さらに、本発明軸組み壁構造は、柱と壁と土台間に垂直面に対して斜めに込栓を打ち込んである。
特に、本発明軸組み壁構造は、壁の中心位置に核抜き孔を形成してあるものである。
本発明軸組み壁構造用のパネルは、壁の中心位置に核抜き孔を形成してある。
また、本発明軸組み壁構造用のパネルは、多数の角材を平行に並べて集合したパネルを構成し、各角材のその長手方向に直交して連通する込栓打ち込み用孔を穿設し、この込栓打ち込み用孔に込栓を打ち込んで一体化してなるものである。
そして、本発明軸組み壁構造用のパネルは、中心位置に核抜き孔を形成してある。
さらに、本発明軸組み壁構造用のパネル用の込栓は、上記請求項8及び9に記載の軸組み壁構造用のパネルに使用する込栓であって、円柱体の相反する両側部分を僅かに切除した形状にしてある。
本発明の軸組み壁構造は、土台又は梁と、これら土台また梁上に起立した少なくとも2本の柱と、柱の上端間に架設した上部梁と、これら土台又は梁、2本の柱及び上部梁とによって囲まれた空間内に配置した壁パネルとからなり、柱と壁パネルとの間に込栓を打ち込んで結合してなるものである。即ち、柱と壁の結合が込栓であるから、この結合構造に弾力性があり、ねばりを伴った復元力があり、剛柔構造になり、高い耐震性を発揮する効果がある。
また、本発明の軸組み壁構造は、上記込栓を柱の垂直面に対して斜めに打ち込んであるから、振動の方向性に拘らず、込栓に引張方向、圧縮方向の摩擦力が働き、ねばり強い剛柔構造になり、高い耐震性を発揮できる効果がある。
本発明の軸組み壁構造は、上記の如く、柱と壁の結合のみならず、上記梁と壁パネル間にも込栓を打ち込んであるから、振動の方向に無関係に弾力性があり、剛柔構造になり、高い耐震性を発揮できる。
また、本発明軸組み壁構造は、梁と壁パネル間に打ち込んだ込栓を水平面に対して斜めにしてあるから、振動の方向性に関係なく込栓に引張方向、圧縮方向の摩擦力が働き、ねばり強い剛柔構造になり、高い耐震性を発揮できる効果がある。
さらに、本発明軸組み壁構造は、柱と壁と土台間に垂直面に対して斜めに込栓を打ち込んであるから、基礎、土台部分も剛柔性を高め、高い耐震性を発揮する効果がある。
本発明軸組み壁構造は、壁の中心位置に核抜き孔を形成してあるから、壁自体の柔軟性を高め、これにより壁構造を剛柔構造として高い耐震性のある軸組み壁構造となし得た効果がある。
本発明軸組み壁構造用のパネルは、壁の中心位置に核抜き孔を形成してあるから、壁パネルの柔軟性を高め、これによって高い耐震性のある軸組み壁構造を提供できる効果がある。
本発明軸組み壁構造用のパネルは、多数の角材を平行に並べて集合したパネルを構成し、各角材のその長手方向に直交して連通する込栓打ち込み用孔を穿設し、この込栓打ち込み用孔に込栓を打ち込んで一体化してなるものである。従って、間伐材を有効に使用してパネルを構成し、特に各角材の長手方向に直交して連通する込栓打ち込み用の孔を穿設してあるから、多数の角材を集合した状態で込栓打ち込み用の孔を長いドリルを使用して穿設することもでき、一本一本の角材に各別に寸法を一致させて込栓打ち込み用の孔を穿設しておいて、多くの角材を集合することもできる利点がある。
本発明軸組み壁構造用のパネルは、中心位置に核抜き孔を形成してあるから、壁パネルの柔軟性を高め、これによって高い耐震性のある軸組み壁構造を提供できる効果がある。 さらに、請求項10で請求する本発明込栓は、上記請求項8及び9に記載の軸組み壁構造用のパネルに使用する込栓であって、円柱体の相反する両側部分を僅かに切除した形状にしてあるから、各角材の込栓打ち込み用孔に打ち込む込栓の向きによって、角材の繊維方向に直交する力を加えず、込栓の打ち込みによって角材がはじけることを防止できる効果がある。
図面に示した好ましい実施例により本発明の詳細を説明する。
図中1が土台又は梁で、これら土台又は梁1上に少なくとも2本の柱2,2を起立してあり、これら柱2,2の上端間に上部梁3を架設してある。そして、これら土台又は梁1、2本の柱2,2及び上部梁3によって囲まれた空間4内に壁パネル5を組み込んである。この壁パネル5の組み込みは、図2に示すように従前公知の組み込み手段であってもよい。
本発明では、柱2と壁パネル5とに柱側から複数の込栓6を打ち込んで、柱2と壁パネル5とを結合してある。
この込栓6の打ち込み方向は、柱2の垂直面に直交して打ち込んでもよいが、柱の垂直面に対して斜めに打ち込むことがより効果的である。
即ち、この柱2と壁パネル5の結合を込栓6にしたことにより、この込栓6の弾性で、釘打ち結合等の剛構造に比し、弾力性があり、ねばりを伴った復元力があり、壁構造として剛柔構造となり、高い耐震性を発揮する。
また、上記込栓6を柱2の垂直面に対して斜めに打ち込んであるものでは、振動の方向性に拘らず、込栓6に引張方向、圧縮方向の摩擦力が働き、よりねばり強い剛柔構造となり、高い耐震性を発揮できる。
さらに、図1に示すように上部梁3と壁パネル5との間でも上部梁3から壁パネル5に向けて込栓6を打ち込んであり、この込栓6も上部梁3の水平面に対して斜めに打ち込んであることが望ましい。
この上部梁3と壁パネル5との込栓6による結合で、これらの結合に弾力性をもたせ、ねばりの伴った復元力をもたせて、剛柔結合にした。
また、同じく図1に示すように、柱2と壁パネル5と土台又は梁1との間に柱2から壁パネル5と土台又は梁1との間に柱2から垂直面にたいして45°に向けて込栓6を打ち込んであり、最も柔軟な結合が望まれる土台又は梁1と柱2と壁パネル5との間の結合を、ねばりを伴った復元力のある剛柔構造となし得たものである。
上記壁パネル5は一枚の無垢板により構成してあるが、一枚の無垢板は剛構造であり、もろい。そこで、図示してないが、この無垢板の中心にある核部分に孔を穿って核抜き孔を形成してあることがよい。この核抜き構造により壁パネルそのものの剛構造を剛柔構造にすることができる。
図3乃至図6には、本発明軸組み壁構造用のパネルにして好都合の多数の角材を集合したパネルを示してある。この多数の角材は間伐材を使うことができて好都合である。図中7が角材で、多数の角材7を平行に並べて集合してある。図5に示すように、夫々の角材7に凹凸部を形成し、これをかみ合わせて集合させると結合がより強固になり好都合である。この壁パネル5は、各角材7を貫通する込栓6により結合してある。そして、この壁パネル5には各角材7の長手方向に直交して連通する込栓打ち込み用の孔を穿設してあり、この込栓打ち込み用孔に込栓6を角材に直交して打ち込んで結合してある。
この角材7の長手方向に直交して連通する込栓打ち込み用孔を穿設したことは、多数の角材7を集合した状態で、込栓打ち込み用孔を長いドリルを使って一度に穿設することもでき、一本一本の角材7に各別に寸法を一致させて込栓打ち込み用の孔を穿設しておいて、多くの角材を集合し、その後に込栓を打ち込むこともできる。
この図3乃至図6に示した壁パネル5にも核抜き孔8を穿設してあり、図3に示した実施例では、その形状を菱型形状に、図6に示した実施例では十字型形状にしてあり、この形状は円形形状でも楕円形状でもよい。要はパネルの核の部分を抜いてあればよい。
図7に請求項10で請求する込栓6は、円柱体の相反する両側部分9,9を僅かに切除した形状にある。これによって角材7の込栓打ち込み用孔10に打ち込む込栓6の向きによって、即ち、角材7の繊維方向と同じ方向に上記切除した両側部分9,9を位置付ければ、込栓打ち込みの際に角材7の繊維方向によってはじける方向に直交する力を加えず、込栓6による結合を強固なものとすることができる。
本発明軸組み壁構造の正面図。 図1のA−A線に沿う断面図。 壁パネルの一例を示す正面図。 図3図示の壁パネルの側面図。 壁パネルの一例の平面図。 核抜き孔の形状を別にした壁パネルの正面図。 込栓を示す斜視。
符号の説明
1 土台又は梁
2 柱
3 上部梁
4 空間
5 壁パネル
6 込栓
7 角材
8 核抜き孔
9 両側部分
10 込栓打ち込み用孔

Claims (10)

  1. 土台又は梁と、これら土台また梁上に起立した少なくとも2本の柱と、柱の上端間に架設した上部梁と、これら土台又は梁、2本の柱及び上部梁とによって囲まれた空間内に配置した壁パネルとからなり、柱と壁パネルとの間に込栓を打ち込んで結合してなる軸組み壁構造。
  2. 上記込栓を柱の垂直面に対して斜めに打ち込んである上記請求項1に記載の軸組み壁構造。
  3. 上記梁と壁パネル間に込栓を打ち込んである上記請求項1又は2に記載の軸組み壁構造。
  4. 上記請求項3に記載の軸組み壁構造であって、梁と壁パネル間に打ち込んだ込栓を水平面に対して斜めにしてある上記請求項3に記載の軸組み壁構造。
  5. 柱と壁と土台間に垂直面に対して斜めに込栓を打ち込んである上記請求項1乃至4の何れかに記載の軸組み壁構造。
  6. 壁の中心位置に核抜き孔を形成してある上記請求項1乃至5の何れかに記載の軸組み壁構造。
  7. 壁の中心位置に核抜き孔を形成してある上記請求項1乃至6の何れかに記載の軸組み壁構造用のパネル。
  8. 多数の角材を平行に並べて集合したパネルを構成し、各角材のその長手方向に直交して連通する込栓打ち込み用孔を穿設し、この込栓打ち込み用孔に込栓を打ち込んで一体化してなる上記請求項1乃至5の何れかに記載の軸組み壁構造用のパネル。
  9. 中心位置に核抜き孔を形成してある上記請求項8に記載の軸組み壁構造用のパネル。
  10. 上記請求項8及び9に記載の軸組み壁構造用のパネルに使用する込栓であって、円柱体の相反する両側部分を僅かに切除した形状にしてある込栓。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019015127A (ja) * 2017-07-10 2019-01-31 株式会社芳賀沼製作 木軸材構成の耐力面材及びこれを用いた木造軸組構法の耐力面構造
JP7511302B1 (ja) 2024-02-28 2024-07-05 合同会社良品店 耐火性を有する木質壁

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