JP2007045107A - インクジェットヘッド駆動方法、インクジェットヘッドおよび、インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェットヘッド駆動方法、インクジェットヘッドおよび、インクジェット記録装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明のインクジェットヘッドの駆動方法は、インク吐出するインク室の場所によらず、同じ吐出速度を実現出来るインクジェット駆動方法を提供する。
【解決手段】 インク吐出をさせない程度の電圧又はパルス幅の第二の駆動パルス信号を、すくなくとも、被記録媒体の印刷領域に隣接した非印刷領域に対向するインク吐出可能なインク室に設けられたアクチュエータに入力する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、例えば、プリンタ、ファックスなどに適用されるインクジェット記録装置と、それに用いられるインクジェットヘッド、およびそのインクジェットヘッドの駆動方法に関する。
従来、分極した圧電部材で形成したインク室を複数並べて設け、この各インク室の両壁内面に電極をそれぞれ配設し、この各電極に駆動パルス信号を選択的に入力することで圧電部材を変形させ、インク室に連通した複数のノズルからインクを吐出させるインクジェットヘッドを用いて被記録媒体に文字や画像を記録するインクジェット記録装置が知られている。かかるインクジェット記録装置は、インクジェットヘッドが搭載されたキャリッジを被記録媒体に対して主走査方向に移動させながらインクジェットヘッドのノズルからインクを吐出して所定領域にドットのパターンを印刷し、一回の主走査が終わると被記録媒体を副走査方向に所定量移動させ、これらの動作を繰り返すことによって所望の全ての領域の印刷を行うものである。
このようなインクジェットヘッドは、隣接するインク室同士で側壁を共有するため、周辺のインク室の駆動状態が、当該インク室のインク吐出に影響を与える。また、駆動によりインク室内の圧力が変動しているため、直前の駆動の有無も当該インク室のインク吐出に影響を与える。
ここで、仮にインクジェットヘッドを左から右に移動させながらインクジェットヘッドの連続した所定部分のノズル(吐出部)からインクを吐出することにより直線を印刷しようとした場合、図10に示すように端の曲がった直線が印刷されてしまう問題がある。図10の(a)はこの時着弾したインクの様子を示し、(b)はこの直線を印刷したノズルプレートの模式図である。このように端の曲がった直線となる原因は、インクを吐出していない非吐出部に近いノズルほど、インクの吐出速度が遅く、吐出狙い位置でインク滴が着弾しないことに原因がある。つまりこの吐出速度のずれが、被記録媒体へのインク滴の着弾時間のずれ、すなわちドット位置のずれとなり印刷品質が悪くなる原因となっている。具体的には、並設された吐出部ノズル開口28のうち、最も非吐出部に近い位置にあるノズル開口28aからのインクのインク吐出速度は、吐出部の真中にあるノズル開口28xからのインクのインク吐出速度の7割から8割となっている。
このように、非吐出部に近いノズルからのインク吐出速度が遅くなる要因としては、そのノズルに対応するインク室内の圧力変動が小さいことが考えられる。すなわち、この種のインクジェットヘッドチップは一枚の圧電セラミックプレートを削ることによって側壁を共有し並設したインク室を作成していることから、隣接するインク室内部の圧力振動が当該インク室に伝わり、当該インク室の内部圧力振動に影響を与える。そして、周辺のインク室がすべて駆動している場合に比べて、片方の隣接インク室しか駆動していない場合には当該インク室内の圧力変動が小さくなってしまうと考えられる。このような傾向は、それまでにインク室の駆動がなくて、印刷を開始した直後の印刷に顕著に見られ、罫線や文字の印字をした場合にはその直線の曲がりが目だってしまう。
そこで、このようなインク室からのインク滴の吐出速度のずれを補正するために、特許文献1で示すように、今回駆動するまでの間に隣接する両インク室が駆動したか否かを判定し、判定結果によって異なった駆動パルスの波形を印加するインクジェット記録ヘッドの駆動方法が提案されている。
特開平10−16212号公報
しかしながら、特許文献1のようにインクの吐出ごとに当該インク室に隣接する両インク室がそれまでに駆動したかどうかを判定するためには、特別な専用回路や制御が必要となりコスト高になってしまう。
そこで、本発明はこのような事情に鑑み、簡単な制御で、吐出するノズル列からのインクの吐出速度の誤差を無くすことを目的とする。
上記課題を解決する本発明の第一の態様は、インク吐出をさせる第一の駆動パルス信号を、外部回路からの記録データに基づいて被記録媒体の印刷領域に対向するインク室に設けられた、インク室の容積を個別に変化させるアクチュエータに入力する工程と、インク吐出をさせない程度の電圧又はパルス幅の第二の駆動パルス信号を、すくなくとも、被記録媒体の印刷領域に隣接した非印刷領域に対向するインク吐出可能なインク室に設けられたインク室の容積を個別に変化させるアクチュエータに入力する工程と、からなるインクジェットヘッド駆動方法にある。このようにインク吐出するインク室に隣接するがインクの吐出を行わないインク室にも、弱い振動を与えることにより、インク吐出ノズル同士のインク吐出速度を一定にすることが出来る。
また、本発明の第二の態様は、第一の駆動パルス信号が、インク室の容積を一時的に増大させる予備駆動パルス信号と、予備駆動パルス信号に連続してインク室内の容積を一時的に減少させる吐出駆動パルス信号とからなり、第二の駆動パルス信号が予備駆動パルス信号に対応して発生されるインクジェットヘッド駆動方法にある。これにより、側壁に与える負荷を小さくしつつ、効果的にインク吐出速度をそろえることが出来る。
また、本発明の第三の態様は、第二の駆動パルスが、予備駆動パルス信号と同時に入力されるインクジェットヘッド駆動方法にある。これにより、インク室内の圧力振動の位相を合わせインクの吐出安定性を確保することが出来る。
また、本発明の第四と第五の態様は、第二の駆動パルス信号のパルス幅が予備駆動パルス信号のパルス幅の30%から60%であり、電圧値が予備駆動パルス信号と同じであるインクジェットヘッド駆動方法にある。入力する駆動パルス信号を所定のパルス幅にすることにより、余計なインク吐出がなく、効果的にインク吐出速度の安定性が確保される。
また、本発明の第六の態様は、第一の駆動パルス信号入力前に、被記録媒体の印刷領域に対向するインク室に、インク吐出をさせない程度の電圧又はパルス幅の第三の駆動パルス信号を入力するインクジェットヘッド駆動方法にある。これにより、インク吐出開始直後から最適速度のインク吐出を実現することが出来る。
また、本発明の第七の態様は、第三の駆動パルス信号が、第二の駆動パルス信号と同じ波形であるインクジェットヘッド駆動方法にある。これによって、従来の駆動回路を変更することなく、駆動波形の設定を変更するのみで、インクを吐出する際の各インク室の状態を均一にすることが出来る。
また、本発明の第八の態様は、インク室が、両側にそれぞれ電極が設けられた側壁によって分離され複数並列的に並んだインク室であるインクジェットヘッド駆動方法にある。シェアドウォール型のインクジェットヘッドに本発明の駆動方法を適用することにより、効果的にインク吐出速度の安定を実現することが出来る。
また、本発明の第九の態様は、インク供給部から供給されたインクを収容する複数のインク室とインク室の容積を変化させるアクチュエータとから成るインクジェットヘッドチップと、インク吐出をさせる第一の駆動パルス信号を、外部回路からの記録データに基づいて被記録媒体の印刷領域に対向するインク室に設けられたアクチュエータに入力し、インク吐出をさせない程度の電圧またはパルス幅の第二の駆動パルス信号を、すくなくとも、被記録媒体の印刷領域に隣接した非印刷領域に対向するインク吐出可能なインク室に設けられたアクチュエータに入力する駆動手段と、からなるインクジェットヘッドにある。
また、本発明の第十の態様は、第九の態様のインクジェットヘッドと、インクジェットヘッドにインクを供給するインク供給部と、インクジェットヘッドからインクが吐出される被記録媒体を搬送する被記録媒体搬送手段と、からなるインクジェット記録装置にある。これにより、印刷品質の優れた被記録媒体を提供することが出来る。
上述したように本発明のインクジェット記録装置およびインクジェットヘッド駆動方法は、簡単な制御でインク吐出速度のズレを無くしインクの吐出安定性を高め、画質の改良を可能とするものである。また、インクの吐出前にも予め弱い駆動を与えておくことにより、印刷開始直後から全ノズルについて最適速度のインク吐出を行うことが出来る。これにより、被記録媒体に対する印刷スピード、印刷品質等の信頼性を向上させることが出来る。
以下に本発明を実施形態に基づいて詳細に説明する。
図1はインクジェット記録装置の概略斜視図である。図示するように、色毎に設けられた複数のインクジェットヘッド10と、このインクジェットヘッド10が主走査方向に複数並設されて搭載されたキャリッジ110と、フレキシブルチューブからなるインク供給管101を介してインクを供給するインクカートリッジ111とを具備し、キャリッジ110は、一対のガイドレール112a、112bの長軸方向に移動自在に搭載されている。また、ガイドレール112a、112bの一端側には駆動モータ113が設けられており、この駆動モータ113による駆動力が、当該駆動モータ113に連結されたプーリ114aと、ガイドレール112a、112bの他端側に設けられたプーリ114bとの間に掛け渡されたタイミングベルト115に伝わり、これによりタイミングベルト115の所定の位置に固定されたキャリッジ110が搬送されるようになっている。
また、キャリッジ110の搬送方向と直交する方向で、破線で示すケースの両端側には搬送手段として、ガイドレール112a、112bに沿ってそれぞれ一対の搬送ローラ116、117が設けられている。これらの搬送ローラ116、117は、キャリッジ110の下方に当該キャリッジ110の搬送方向とは直交する方向に被記録媒体Sを搬送するものである。
そして、これらの搬送ローラ116、117によって被記録媒体Sを送りつつキャリッジ110をその方向とは直交する方向に走査することにより、インクジェットヘッド10によって被記録媒体S上に文字および画像等が記録される。
ここで、インクを吐出させるインクジェットヘッドの一例について説明する。なお、図2は本実施形態に係るインクジェットヘッドの斜視図であり、図3はインクジェットヘッドチップの分解斜視図である。
図示するように、本実施形態のインクジェットヘッド10は、インクジェットヘッドチップ20と、この一方面側に設けられる流路基板30と、インクジェットヘッドチップ20を駆動するための駆動回路42等が搭載された配線基板40とを有す。これらの各部材は、それぞれアルミニウム等で出来たヘッド支持部材であるベースプレート50に固定されている。また、これらの部材同士は、熱伝導性の良い接着剤や両面テープ等で結合されている。
インクジェットヘッドチップ20を構成する圧電セラミックプレート21は、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)などで出来ており、ノズル開口28に連通する複数のインク室22が並設され、各インク室22は、側壁23で隔離されている。各インク室22の長手方向の一端部は圧電セラミックプレート21の一端部まで延設されており、他端部は、他端面まで延びておらず、深さが徐々に浅くなっている。また、各インク室22の幅方向両側の側壁23には、インク室22の開口側に長手方向に亘って、インク室22ごとに独立した駆動信号が出力される電極24が形成されている。
圧電セラミックプレート21に形成される各インク室22は、例えば円盤状のダイスカッターにより形成され、深さが徐々に浅くなった部分は、ダイスカッターの形状により形成されている。また、各インク室22内に形成される電極24は、例えば公知の斜め方向からの蒸着により形成される。このように、本発明のインクジェットヘッドチップ20は、PZTで出来た側壁23に挟まれ、その容積を変動させるためのアクチュエータを有する複数のインク室が側壁を共有しながら並んでいる(シェアドウォール)構造となっている。ただしここで言うアクチュエータは、側壁23とそれに設けられた電極24を指している。
また、圧電セラミックプレート21のインク室22の開口側には、インク室プレート25が接合されている。インク室プレート25には、貫通して形成された共通インク室26が並設されたインク室22全体に亘って設けられている。
また、圧電セラミックプレート21とインク室プレート25との接合体の一端部は、ノズルプレート27が接合されており、ノズルプレート27の各インク室22に対向する位置にはノズル開口28が形成されている。このノズルプレート27は、ポリイミドフィルムなどに、例えば、エキシマレーザ装置を用いてノズル開口28を形成したものである。また、ノズルプレート27の被記録媒体に対向する面には、インクの付着等を防止するための撥水性を有する撥水膜が塗布されている。
なお、本実施形態では、圧電セラミックプレート21とインク室プレート25との接合体の一端面の周囲には、ノズル支持プレート29が配置されている。そしてインクジェットヘッドチップ20は、ノズルプレート27の外側面および圧電セラミックプレート21とインク室プレート25との接合体にノズル支持プレート29を嵌合接着することにより形成されている。
また、インク室プレート25の一方面(図3における上面)には、流路基板30が接合され、共通インク室26の一方面は、この流路基板30によって封止されている。具体的には、この流路基板30はインク室プレート25の一方面に接着され、図示しないねじ部材等によってベースプレート50に固定されている。
また、流路基板30の上面には連結部31が設けられ、圧力調整部60に設けられたインク連通管100とOリング等を介して接合されている。この圧力調整部の他端側はインクカートリッジ等のインクタンクにインク供給管101を介して接続されており、所定量のインクを一時的に貯留する役割を果たしている。
また、配線基板40の表面には、駆動回路42やその他の制御回路等が配設されており、ICチップである駆動回路42の各端子とインクジェットヘッドチップ20の各電極24に接続する駆動線43とが電気的に導通するように、例えばワイヤボンディング又はワイヤレスボンディング等を介して接続されている。
ここで、各インク室22内の側壁23に設けられた一対の電極24に駆動信号を出力する駆動手段について説明する。なお、図4は駆動回路とインクジェットヘッドチップとの配線の接続状態を示す概略図である。
インクジェットヘッド10上の配線基板40に設けられた駆動回路42には、外部からの電源と記録データ等の外部信号とが外部回路41からの外部配線44を通じて入力される。また、駆動回路42は駆動線43を介して各インク室22内の側壁23に設けられた一対の電極24にそれぞれ接続されている。これにより、駆動回路42に入力された外部信号は、各インク室22内の電極24に駆動パルス信号としてそれぞれ入力されることになる。
次に、通常のインク吐出時およびインク非吐出時の、インク室に与える駆動パルス信号とその時の圧電セラミックプレートの断面の様子について説明する。図5はこの通常のインクジェットヘッドの駆動方法を示した図である。
ここで、外部回路41からの記録データに基づいて、今から印刷が行われる被記録媒体上の領域を「印刷領域」と呼び、印刷が行われない領域を「非印刷領域」と呼ぶことにする。そして、今からこの印刷領域にインク吐出を行うインク室は「印刷領域に対向するインク室」ということになり、インク吐出のサイクルとしてはインク吐出可能であるが、非印刷領域であるためにインク吐出を行わないインク室は「非印刷領域に対向するインク室」ということになる。また、「印刷領域に対向するインク室」からのインクを吐出するノズル開口28は「吐出部」と呼び、「非印刷領域に対向するインク室」からのインクを吐出する(実際には吐出しない)ノズル開口を「非吐出部」と呼ぶことにする。もちろん、記録データの内容に沿って印刷領域と非印刷領域は刻々と移動する。本実施例では、現時点でインク吐出可能なインク室22bと22eのうち、インク室22bからインク吐出を行い、インク室22eからはインクの吐出を行わないという信号が入力されたとする。
インク吐出の前は、図5(A)で示すように駆動電圧を電極24a〜24fに印加していないので、側壁23a〜23fの変形はない。従ってインクは吐出されない。次に、図5(B)で示すように、インク室22bの電極24bに正の駆動電圧を印加し、その他の電極には駆動電圧を印加しない。すると、側壁23aはインク室22a側に、側壁23bはインク室22c側に突出するように変形してインク室22bの容積を増加させ、インクの吐出準備を行う。これは、PZTから成る側壁23が上下方向に分極されており、電圧を印加すると歪むためである。
次に、図5(C)において電極24a、24c、24d、24e、24fに正の駆動電圧を印加し、電極24bには駆動電圧を印加しない。すると側壁23aと23bがインク室22b側に突出するように変形してインク室22bの容積を減少させ、インク室内の圧力を増加させることにより、ノズル開口28からインクが吐出される。
そして、インクが吐出された後は、図5(D)に示すように電極24a〜24fに駆動電圧を印加しないので、側壁23a〜23fは図5(A)に示すように基の形に戻る。
この後印刷を続ける場合には、再び図5(A)〜図5(D)の駆動を連続して順に隣のインク室22に与えることにより、インクの吐出を続けることができる。これらの、駆動電圧の印加時間は、インクジェットヘッドのアクチュエータ各部の寸法やインクの特性で決まるが、一般的なパルス幅は数μsから数十μsである。
また、例えば図5(B)の時点で、インク室22cの容積は減少するが、この変化量はインク吐出時の容積変化量の四分の一程度となっているため、インクは吐出しない。このためにも、インクを吐出させるインク室22の隣のインク室の側壁(この例では側壁23c)を変形させてはならない。したがって、本インクジェットヘッド10の吐出は、全ノズルを同時に行うことはできず、3ノズルサイクルで行っていく必要がある。つまり、シェアドウォール型の本インクジェットヘッド10は、全ノズルからインクを吐出させるために3回に分けて吐出を行う(スリーサイクル)。
また、図5のインク室24d〜24fに与えた駆動パルス信号からもわかるように、インクを吐出しない場合には、当該インク室(22e)およびその両隣のインク室(22d、22f)に同じ駆動パルス信号を入力する。従って、側壁23に歪みは起こらず、インク室22e内の圧力変化も起こらないため、ノズル開口28からのインク吐出はない。
しかし、このようなインクジェットヘッドの駆動を行うと、図10で先に示したようにインク室22aの左隣にもインク吐出を行うインク室が並設されている場合、これらのインク室22に対応するノズル開口28から吐出されるインクよりも、インク室22aに対応するノズル開口28から吐出されるインクの方が速度が遅くなってしまう。
これに対して以下に、本発明のインクジェットヘッドの駆動方法について詳細に説明する。
図6は本発明に係る第一の実施形態のインクジェットヘッドの駆動方法であり、印刷領域に対向するインク室(22b)に与える駆動パルス信号と、印刷領域に隣接する非印刷領域に対向するインク室(22e)に与える駆動パルス信号とインク室の様子について説明する。
ここで、外部回路41の記録データである外部信号から、現時点でインク吐出可能なインク室22bと22eのうち、インク室22bからインク吐出を行い、インク室22eからはインクの吐出を行わないという信号が入力されたとする。また、インク室22aの左隣にも同じようにインク吐出を行うインク室が連続して並設されており、インク室22fの右隣にはインク吐出を行わないインク室が連続して並設されているとする。言い換えると、インク室22cより左に並ぶインク室は、被記録媒体の印刷領域に対向し、インク室22dより右に並ぶインク室は、被記録媒体の非印刷領域に対向していることとなる。
インク吐出の前は従来のインクジェットヘッド駆動方法と同様、図6(A)で示すように駆動電圧を電極24a〜24fに印加していないので、側壁23a〜23fの変形はない。従ってインクは吐出されない。次に、図6(B)で示すように、インク吐出を行うインク室22bの電極24bに正の駆動電圧を印加する(予備駆動パルス信号)。また、インク吐出可能であるがインク吐出を行わないインク室22eの電極24eにも正の駆動電圧を印加する(第二の駆動パルス信号)。そして、その他の電極には駆動電圧を印加しない。すると、側壁23aはインク室22a側に、側壁23bはインク室22c側に突出するように変形してインク室22bの容積を増加させ、インクの吐出準備を行う。また、側壁23dはインク室22d側に、側壁23eはインク室22f側に突出するように変形する。
次に、図6(C)において電極24a、24c、24d、24e、24fに正の駆動電圧を印加し、電極24bには駆動電圧を印加しない(吐出駆動パルス信号)。すると側壁23aと23bがインク室22b側に突出するように変形してインク室22bの容積を減少させ、インク室内の圧力を増加させることにより、インク室22bに対応するノズル開口28からインクが吐出される。この予備駆動パルス信号と吐出駆動パルス信号を合わせて、第一の駆動パルス信号と呼ぶ。
これに対して、インク室22eの容積は元の状態に戻るのみで減少しないので、インク室22eに対応するノズル開口28からはインクの吐出が行われない。しかし、側壁23d、23eにも第二の駆動パルス信号が与えられていることから振動が生じている。このように、インク吐出時に、印刷領域に隣接した非印刷領域に対向したインク吐出を行わないインク室に対しても第二の駆動パルス信号を入力することにより、インク吐出を行うインク室と行わないインク室との内部の振動エネルギー差を小さくすることが出来る。この結果、インク吐出を行うノズル列(吐出部)の端に位置するノズル開口からでも、真ん中に位置するノズル開口からと同じ速度でインク吐出を行うことが出来るようになる。
またこの際、印刷領域に隣接しない非印刷領域に対向するインク室22には、図5のインク室22eに与えたのと同様に、両隣のインク室22と同じ駆動パルス信号を入力し、側壁23の歪みを生じさせない。このように、印刷領域に隣接する非印刷領域に対向するインク室のみに第二の駆動パルス信号を入力することにより、その他の部分の側壁23に余計な歪みを与えることがないため信頼性の向上につながり、消費電力の削減にもなる。
またインク吐出時に、実際にインク吐出を行うインク室22bの電極24bに駆動電圧(駆動パルス信号)が印加されているのではなく、両隣のインク室に設けられた電極(24a、24c)に駆動電圧を印加することによって、インク室22bの容積を変化させている。このことからも分かるように、本発明で言う「駆動パルス信号」は必ずしも容積変化を起こさせるインク室22自身に設けられた電極24に入力されるものではなく、容積変化を起こさせるインク室22の両隣のインク室に設けられた電極24に入力して、当該インク室の容積を変化させることも含むものである。
ここで、インク吐出を行うインク室22に印加する正の駆動電圧である予備駆動パルス信号と、インク吐出可能であるがインク吐出させないインク室22に印加する正の駆動電圧である第二の駆動パルス信号とについて詳細に説明する。
第二の駆動パルス信号は、第一の駆動パルス信号のうちの予備駆動パルス信号と同時に入力される。このように、インク吐出を行うインク室に与える駆動パルス信号と位相を合わせることにより、吐出の安定性を確保することが出来る。また、第二の駆動パルス信号の電圧値は、予備駆動パルス信号の電圧値と同じであることが望ましい。また第二の駆動パルス信号のパルス幅は、予備駆動パルス信号のパルス幅の30%から60%であることが望ましい。つまり図7で示すように、予備駆動パルス信号及び第二の駆動パルス信号の入力開始時刻をt1、第二の駆動パルス信号の入力終了時刻をt2、予備駆動パルス信号の入力終了時刻をt3とすると、0.3(t3−t1)≦t2−t1≦0.6(t3−t1)となることが望ましい。
図8は、本実施形態に係る駆動パルス信号のパルス幅の割合に対するインク吐出速度の
割合の推移を示したグラフであり、横軸に予備駆動パルスのパルス幅に対する第二の駆動パルス信号のパルス幅の割合を示している。縦軸は、印刷領域に対向するインク室のうち、中央部に位置するインク室に対応するノズル開口(図10の28x)からのインク吐出速度に対する、最も非吐出部に近い位置のノズル開口(図10の28a)からのインク吐出速度の割合を示している。
パルス幅の割合が0%のときは、第二の駆動パルス信号が入力されていないため、最も非吐出部に隣接する位置のノズル開口からのインク吐出速度は、中央部のノズル開口からのインク吐出速度に比べて7割から8割となっている。これに対して、パルス幅の割合を大きくしていくと、インク吐出速度の割合も増加し、やがて両者のインク吐出速度が同じ(100%)になる。具体的には、パルス幅の割合が30%より少ない場合にはインク吐出速度改善に対して十分な効果が得られない。(図8のP領域)。これに対してパルス幅の割合が60%を超えると、インク吐出速度の割合は100%となるが、第二の駆動パルス信号が入力されたインク室に対応する非吐出部のノズル開口からもインクの吐出が起きてしまう(図8のR領域)。従って、本発明のインクジェット駆動方法では、予備駆動パルス信号のパルス幅に対して第二の駆動パルス信号のパルス幅が30%から60%のときに効果が発揮される(図8のQ領域)。
なお、この第二の駆動パルス信号は、被記録媒体の印刷領域に対向してインク吐出するインク室のすぐ隣の、非印刷領域に対向してインク吐出しないインク室一つに入力されることに限らず、印刷領域に隣接する非印刷領域に対向する複数のインク室に入力されることでより効果的にインク吐出を行うことが出来る。具体的には、印刷領域に隣接する非印刷領域に対向するインク室のうち、6インク室程度に第二の駆動パルス信号を入力することにより、印刷領域に対向するインク室すべてから同じ速度のインク吐出を行うことが出来る。
また本発明のインクジェットヘッド駆動方法の第二の実施形態として、図9(A´)(B´)(C´)で示すように、被記録媒体の印刷領域に対向するか非印刷領域に対向するかに係わらず、インク吐出開始直前のすべてのインク室22に第三の駆動パルス信号を入力することも可能である。ただし、図9の(A)(B)(C)のサイクルでインク吐出可能なインク室はインク室22bとインク室22eであったが、図9(A´)(B´)(C´)のサイクルでインク吐出なインク室は、インク室22aとインク室22dであるため、ここに入力するインク吐出しない程度の電圧またはパルス幅の駆動パルス信号を第三の駆動パルス信号とする。このように、予めすべてのインク室22に弱い振動を与えておくことにより、インク吐出開始直後から最適のインク吐出速度で印刷を行うことが出来る。このようにインク吐出前に入力する、インク吐出しない程度の第三の駆動パルス信号のパルス幅は、インクジェットヘッド自体の仕様やインクの特性などによって適切な値に設定される。
また、インクジェットヘッド10の消費電力を考慮して、印刷領域に対向するインク室22にのみ、インク吐出直前に第三の駆動パルス信号を入力することでも一定の効果を発揮できる。
もちろん、第三の駆動パルス信号の波形を、第二の駆動パルス信号の波形と同じものにすることも可能である。
このように、インク吐出開始前のインク室22と、インク吐出稼動中に印刷領域に隣接する非印刷領域に対向するインク室22とに、インク吐出しない程度の第二の駆動パルス信号を与えることによって、印刷開始直後から全てのインク室から最適なインク吐出速度を実現することが出来、印刷スピードの高速化や印刷品質の安定につながる。
また、本発明の第一の実施形態または第二の実施形態においては、インク吐出直前のインク室と印刷領域に隣接した非印刷領域に対向するインク室に第二の駆動パルス信号を入力したが、吐出サイクルとしてはインク吐出可能であるがインク吐出していないインク室22すべてに第二の駆動パルス信号を印加することも可能である。すると、通常は非印刷領域に対向するインク室であるので、両隣のインク室22と同じ波形の駆動パルス信号を入力し、側壁にひずみを与えないようにしていたインク室22各々に、第二の駆動パルス信号を入力することになり、従来の駆動回路を変更することなく駆動波形の設定を変更することのみで、連続吐出部の両端のインク室から吐出されるインクの速度低下を改善し、画質の改良を可能とすることが出来る。
また、上述の実施形態では、各インク室22内の側壁23に一対の電極を設けたインクジェットヘッドを例示して説明したが、本発明のインクジェットヘッド駆動方法およびインクジェット記録装置に搭載されるインクジェットヘッドはこれに限定されるものではない。例えば、インクの充填されるインク室のそれぞれの間にインクの充填されないダミーインク室が設けられたタイプのインクジェットヘッドであってもよい。インク室内に設けた電極に駆動パルス信号を入力して、インク室内の容積を変化させるタイプのインクジェットヘッドであれば、上述した実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、本発明はインクジェットヘッドが主走査方向に移動するシリアル型のインクジェット記録装置を例示して説明したが、インクジェットヘッドが固定されたライン式のインクジェット記録装置等、特に限定されない。
インクジェット記録装置の概略斜視図 インクジェットヘッドの斜視図 インクジェットヘッドチップの分解斜視図 駆動回路とインクジェットヘッドチップとの配線の接続状態を示す概略図 通常のインクジェットヘッドの駆動方法 本発明に係る第一の実施形態のインクジェットヘッドの駆動方法 本発明に係る駆動パルス信号 本発明に係る駆動パルス信号のパルス幅の割合に対するインク吐出速度の割合 の推移を示したグラフ 本発明に係る第二の実施形態によるインクジェットヘッド駆動方法 従来のインクジェットヘッドの駆動方法により印刷した直線の様子
符号の説明
10 インクジェットヘッド
20 インクジェットヘッドチップ
21 圧電セラミックプレート
22 インク室
23 側壁(アクチュエータ)
24 電極(アクチュエータ)
28 ノズル開口
30 流路基板
40 配線基板
41 外部回路
42 駆動回路
43 駆動線
44 外部配線
50 ベースプレート
60 負圧調整部
101 インク供給管
110 キャリッジ
111 インクカートリッジ(インク供給部)
116 搬送ローラ(被記録媒体搬送手段)
117 搬送ローラ(被記録媒体搬送手段)
S 被記録媒体

Claims (10)

  1. インク吐出をさせる第一の駆動パルス信号を、外部回路からの記録データに基づいて被記録媒体の印刷領域に対向するインク室に設けられた、インク室の容積を個別に変化させるアクチュエータに入力する工程と、
    インク吐出をさせない程度の電圧又はパルス幅の第二の駆動パルス信号を、すくなくとも、前記被記録媒体の印刷領域に隣接した非印刷領域に対向するインク吐出可能なインク室に設けられた前記アクチュエータに入力する工程と、からなるインクジェットヘッド駆動方法。
  2. 前記第一の駆動パルス信号が、前記インク室の容積を一時的に増大させる予備駆動パルス信号と、前記予備駆動パルス信号に連続して前記インク室内の容積を一時的に減少させる吐出駆動パルス信号とからなり、前記第二の駆動パルス信号が前記予備駆動パルス信号に対応して発生される請求項1記載のインクジェットヘッド駆動方法。
  3. 前記第二の駆動パルスが、前記予備駆動パルス信号と同時に入力される請求項2記載のインクジェットヘッド駆動方法。
  4. 前記第二の駆動パルス信号のパルス幅が前記予備駆動パルス信号のパルス幅の30%から60%である請求項2または3記載のインクジェットヘッド駆動方法。
  5. 前記第二の駆動パルス信号の電圧値が前記第一の駆動パルス信号の電圧値と同じである請求項1から3のいずれか1項記載のインクジェットヘッド駆動方法。
  6. 前記第一の駆動パルス信号入力前に、前記被記録媒体の印刷領域に対向するインク室に、インク吐出をさせない程度の電圧又はパルス幅の第三の駆動パルス信号を入力する請求項1から5のいずれか1項記載のインクジェットヘッド駆動方法。
  7. 前記第三の駆動パルス信号が、前記第二の駆動パルス信号と同じ波形である請求項6記載のインクジェットヘッド駆動方法。
  8. 前記インク室が、両側にそれぞれ電極が設けられた側壁によって分離され複数並列的に並んだインク室である請求項1から7のいずれか1項記載のインクジェットヘッド駆動方法。
  9. インク供給部から供給されたインクを収容する複数のインク室と前記インク室の容積を個別に変化させるアクチュエータとから成るインクジェットヘッドチップと、
    インク吐出をさせる第一の駆動パルス信号を、外部回路からの記録データに基づいて被記録媒体の印刷領域に対向する前記インク室に設けられた前記アクチュエータに入力し、 インク吐出をさせない程度の電圧またはパルス幅の第二の駆動パルス信号を、すくなくとも、前記被記録媒体の印刷領域に隣接した非印刷領域に対向するインク吐出可能な前記インク室に設けられた前記アクチュエータに入力する駆動手段と、からなるインクジェットヘッド。
  10. 請求項9記載のインクジェットヘッドと、
    前記インクジェットヘッドにインクを供給するインク供給部と、前記インクジェットヘッドからインクが吐出される被記録媒体を搬送する被記録媒体搬送手段と、からなるインクジェット記録装置。
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