JP2007044247A - 遊技機のハーネス仮止め装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 筐体本体を傷つけたり汚損したり等することなく、ハーネスを筐体内に仮止めできるようにする。
【解決手段】 筐体本体11内に電気・電子機器を取付ける前、端部にコネクタCを有したハーネスH1,H2,H3,H4を筐体本体11内に設けられたリールユニット載置板26上に載置したうえで、メダル補給口30を閉塞するための補給口カバー31をリールユニット載置板26に結合し、補給口カバー31とリールユニット載置板26との間にハーネスH1,H2,H3,H4を挟持固定する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、スロットマシン等の遊技機において、筐体内に電気・電子機器が取付けられる前の段階で、電気・電子機器同士を電気的に接続するハーネスを筐体内に仮止めしておく遊技機のハーネス仮止め装置に関する。
遊技機の一種であるスロットマシンは、遊技者がメダルを投入したうえで3つのリールの回転及び停止操作を行い、全てのリールが停止した状態における図柄の並び方に応じた枚数のメダルを獲得するというものである。このスロットマシンは、全体としてほぼ直方体状に形成された筐体と、この筐体内に備えられた種々の電気・電子機器とから構成されており、電気・電子機器同士は複数のハーネスによって電気的に接続されている。筐体は天板、底板、左右の側板及び背板から構成されて前方に開口した筐体本体と、この筐体本体の前面に蝶番を介して筐体本体に対して開閉自在に取付けられた前面扉とから構成されており、リールユニット、ホッパーユニット、電源ボックスなどの遊技動作機器及びその動作制御を行う制御基板からなる電気・電子機器はこの筐体内に取付けられる。また、筐体本体の外郭を構成する背板にはメダル補給口が設けられており、このメダル補給口を介してホール(遊技場)側から筐体内に(詳細にはホッパー内に)メダルが供給されるようになっている。
このような構成のスロットマシンは、先ず筐体本体と前面扉とをそれぞれ組み立てたうえで別の作業現場へ搬送し、その搬送先の作業現場において、筐体本体側及び前面扉側に電気・電子機器を取付け、最後に筐体本体と前面扉とを蝶番で結合して組み立てる。ここで、筐体本体の単体を組み立てた直後においては、電気・電子機器はまだ筐体本体には取付けられていないものの、これら電気・電子機器同士を接続するハーネスは筐体本体の側板の内面側にハーネス固定具(バンドなど)によって固定される。このため、筐体本体内及び前面扉に電気・電子機器を取付ける工程が終了した後には、ハーネスを探すことなくすぐに配線工程に取り掛かることができる。また、ハーネスが筐体本体と一緒に運ばれることになるため、ハーネスを別途保管する必要がなく、ハーネスを紛失する心配もない。
特開平8−308984号公報 特開2005−124900号公報
しかしながら、上記のようにハーネスを筐体本体に固定しておいた場合、ハーネスの端部に取付けられたコネクタはまだ電気・電子機器と接続されていないためハーネスとともにぶらついた状態となっており、筐体本体の運搬中等において筐体本体の内壁等と接触して破損に至るおそれがある。このような事態を防止するためにはコネクタそのもの或いはハーネスのコネクタに近い部分を筐体本体の内壁にテープ等で固定することが考えられるが、テープを剥がした後に粘着糊が筐体本体の内壁表面に残ってしまったり、テープの剥がし方が悪い場合には筐体本体の表面を傷つけたり汚損したりしてしまうおそれがある。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、筐体本体を傷つけたり汚損したり等することなく、ハーネスを筐体内に仮止めできるようにした遊技機のハーネス仮止め装置を提供することを目的としている。
第1の本発明に係る遊技機のハーネス仮止め装置は、前方に開口し、前面側に取付けられる前面扉と結合して筐体を構成する筐体本体と、端部にコネクタを有し、筐体内に設けられる電気・電子機器同士を接続するハーネスと、筐体本体の外郭を構成する部材(例えば、実施形態における背板25)を貫通して設けられ、筐体の外部から補給される遊技媒体(例えば、実施形態におけるメダル)の入口となる補給口(例えば、実施形態におけるメダル補給口30)と、補給口に着脱自在に取付けられて補給口を閉塞する補給口カバーと、補給口カバーと結合可能であり、結合状態における補給口カバーとの間に、筐体本体内に電気・電子機器が取付けられる前の段階におけるハーネス(例えば、実施形態におけるハーネスH1,H2,H3,H4)を挟持固定する筐体本体内部部材(例えば、実施形態におけるリールユニット載置板26)とを有する。
第2の本発明に係る遊技機のハーネス仮止め装置は、前方に開口し、前面側に取付けられる前面扉と結合して筐体を構成する筐体本体と、端部にコネクタを有し、筐体内に設けられる電気・電子機器同士を接続するハーネスと、筐体内に備えられる電源ボックスに着脱自在に取付けられて電源ボックスを保護する電源ボックスカバーと、電源ボックスカバーと結合可能であり、結合状態における電源ボックスカバーとの間に、筐体本体内に電気・電子機器が取付けられる前の段階におけるハーネス(例えば、実施形態におけるハーネスH1,H2,H3,H4)を挟持固定する筐体本体内部部材(例えば、実施形態におけるリールユニット載置板26)とを有する。
ここで、上記遊技機が、電気・電子機器としてリールユニットを有したスロットマシンからなるのであれば、筐体本体内部部材は、リールユニットを載置するように水平に配置されたリールユニット載置板であることが好ましい。
本発明に係る遊技機のハーネス仮止め装置によれば、補給口カバー或いは電源ボックスカバーを筐体本体内部部材(例えば遊技機がスロットマシンである場合におけるリールユニット載置板)に取付けることによってハーネス(筐体本体の組み立て後に筐体本体に中間部が固定されたハーネス)を筐体本体内部部材に固定(仮止め)することができ、このため筐体本体の組み立て後、筐体本体の内部に電気・電子機器を取付ける前に、筐体本体に固定したハーネスが筐体本体内でぶらついてその端部に設けられたコネクタが筐体本体の内壁等にぶつかり、破損するような事態が防止される。そして、コネクタやハーネスをテープ等により筐体本体に固定するものではないので筐体本体を傷つけたり汚損したりする心配がない。しかも、これら補給口カバーや電源ボックスカバーはハーネスを筐体本体内部部材に固定する役目を果たした後は補給口の閉塞、或いは電源ボックスの保護という本来の使用に供されるので、ハーネス固定のための部品を別途製造する必要がなく、コストをかけることなく、確実なコネクタの破損防止を行うことが可能である。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施形態について説明する。図1は本発明の一実施形態に係るハーネス仮止め装置が適用されたスロットマシン1の正面図、図2は同スロットマシン1の前面扉12を開扉した状態での正面図、図3は前面扉12を取付けていない状態における筐体本体11の斜視図、図4、図5、図6はそれぞれ前面扉12及び電気・電子機器を取付けていない状態における筐体本体11の正面図、斜視図及び背面図である。図7は筐体本体11の背板25に形成されたメダル補給口30に取付けられる補給口カバー31の斜視図、図8は補給口カバー31をメダル補給口30に取付けた状態を示す図である。また、図9は筐体本体11内に取付けられる電源ボックス50をそのカバー(電源ボックスカバー60)とともに示す図であり、図10は補給口カバー31を筐体本体11内に設けられたリールユニット載置板(中央仕切り板)26に取付けてハーネスH1,H2,H3,H4を仮支持した状態を示す図である。また、図11はハーネスの固定に用いられる電源ボックスカバー160の斜視図であり、図12はこの電源ボックスカバー160をリールユニット載置板26に取付けてハーネスH1,H2,H3,H4を仮支持した状態を示す図である。
スロットマシン1は全体としてほぼ直方体状に形成された筐体10及びこの筐体10内に備えられたリールユニット70、ホッパーユニット80、電源ボックス50などの遊技動作機器及びその動作制御を行う制御基板からなる電気・電子機器から構成されており、筐体10は前方に開口した筐体本体11と、この筐体本体11の前面側に取付けられた前面扉12とからなっている。
筐体本体11は横長矩形状の天板21、同じく横長矩形状の底板22、下底が上底よりも寸法が大きい台形状の左側板23及び右側板24、そして縦長矩形状の背板25から構成されており、筐体本体11の中央部にはリールユニット載置板26が左側板23と右側板24とに両端部が支持されて水平姿勢に配置されている。本実施形態では、筐体本体11の外郭を構成する部材(天板21、底板22、左側板23、右側板24及び背板25)は木製であり、リールユニット載置板26はアルミニウム等の金属からなっている。
図3及び図5に示すように、天板21は矩形状の上部放熱開口27が横方向に2つ並設されており、底板22の上面側には後述するホッパーユニット80を取付けるための左右のホッパーユニット取付け金具29が互いに平行かつ筐体10の前後方向に延びて設けられている。これら左右のホッパーユニット取付け金具29はそれぞれ左右外側に位置する部分が底板22の上面側に螺着されており、左右内側に位置する部分はやや底板22から浮き上がるように屈曲して延びてレール受容部29aを形成している。
背板25の上部には後述する主基板101を取付けるための全体として矩形枠状の主基板取付け部材28が設けられており(図3、図4及び図5参照)、同じく背板25の中央部には矩形状のメダル補給口30と円形のセンサ取出し用孔32とが横方向に並んで設けられている(図6参照)。このメダル補給口30は本スロットマシン1がホール(遊技場)に設置されたときにのみ使用されるものであり、スロットマシン1のホールへの設置後、このメダル補給口30内にホール側の設備であるメダル補給ホース(図示せず)を挿入しておくことにより、本スロットマシン1の遊技媒体であるメダルをホッパーユニット80内に自動補給することができるようになっている。なお、スロットマシン1の組み立てが完了してからホールへの設置が終了するまでの間は、メダル補給口30には補給口カバー31が着脱自在に取付けられて閉塞される(同時にセンサ取出し用孔32も突起31dによって閉塞される)。また、センサ取出し用孔32はホッパーユニット80と繋がり、このホッパーユニット80内のメダルの蓄積量を検知するメダル蓄積量センサ(図示せず)の配線を筐体本体11の外部に引き出すためのものであり、同じくスロットマシン1がホールに設置された後に使用される。
補給口カバー31は図7に示すように長方形状に形成された薄厚の基部31aと、この基部31aの一面側から面外方向に突出して延びた矩形枠状の突起部(枠状突起31b)とを有し、枠状突起31bにおける基部31aの長辺と平行な部分にはその長辺の延びる方向に延びた切欠き部31cが設けられている。枠状突起31bは基部31aにおける一方の短辺寄り側に設けられており、基部31aにおける他方の短辺寄り側の部分には、枠状突起31bが突出する方向と同じ方向に突出して延びた円筒状の突起部(円筒突起31d)が設けられている。また、枠状突起31bにおける基部31のaの短辺と平行に延びる部分の中央部には、枠状突起31bと同じ方向に延び、かつ枠状突起31bよりも足が長く、先端部に断面三角状(先端部にいくほど狭まる鏃形状)の係止部31fを有した係止片31eが設けられている。これら2つの係止片31eは基部31aの長辺に沿った方向(図10(B)中に示す矢印が向く方向)に弾性変形することが可能である。
この補給口カバー31の枠状突起31bの外周縁は背板25に形成されたメダル補給口30の内周縁よりも若干小さいサイズを有しており、補給口カバー31を基部31bの長辺が横方向に向く姿勢に(但し円筒突起31が正面視右側になるように)して、枠状突起31bを背板25の後側から(筐体本体11の外部から)メダル補給口30に嵌入させることによって補給口カバー31をメダル補給口30に取付けることができる。また、このように補給口カバー31をメダル補給口30に取付けた状態では、補給口カバー31の基部31aに設けられた円筒突起31dが背板25におけるメダル補給口30の正面視右側に設けられたセンサ取出し用孔32(図4及び図6参照)内に嵌入するようになっており、補給口カバー31の取付け方向(向き)の誤りを未然に防止し得るとともに、センサ取出し用孔32を閉塞し得るようになっている(図2、図4及び図8参照)。なお、図2及び図4はメダル補給口30に補給口カバー31が取付けられている状態を示しており、図6はメダル補給口30に補給口カバー31が取付けられていない状態を示している。
また、左側板23及び右側板24におけるリールユニット載置板26が取付けられた部分よりも若干下方の位置には、左側板23及び右側板24を厚さ方向に貫通して設けられた取っ手開口41が設けられている(図3及び図5参照)。これら左右の取っ手開口41は筐体本体11(或いは完成したスロットマシン1)を運搬するときに手を掛けることができる部分であり、取っ手開口41に差し込んだ手(指)はリールユニット載置板26の下面を支持し得るようになっている。従って、完成したスロットマシン1(リールユニット載置板26の上には重量物であるリールユニット70が載置固定されている)を運搬する者は、筐体本体11とともにリールユニット70をリールユニット載置板26ごと持ち上げるようになり、運搬時におけるリールユニット載置板26及びその取付け部(すなわち左側板23と右側板24)に作用する負荷が軽減される。
また、背板25には長穴からなる背面放熱穴42が複数個所に設けられており、背板25の正面視左側下部には長方形状の電源ボックス用放熱開口43が上下方向に延びて設けられている(図4、図5及び図6参照)。また、電源ボックス用放熱開口43の正面視右側には円形の電源コード取出孔44が設けられている。筐体本体11を構成する天板21、底板22、左側板23及び右側板24それぞれの内側前方領域には筐体本体11の開口に沿って延びる補強金具(天板部補強金具45、底板部補強金具46、左側板部補強金具47、右側板部補強金具48)が各々螺設されている。これら補強金具45,46,47,48は隣接するもの同士がその端部において結合されてフレーム構造を構成しており、筐体本体11の強度を向上させている。
リールユニット70は、図3に示すように、中央部に前後方向に抜ける空間を有して構成されたリール保持枠71内に、同一の水平軸まわりに回転自在に配置されてリール保持枠71の内部で回転自在な3つのリール72,73,74を備えた構成を有する。リール保持枠71はリールユニット載置板26の上面に載置された状態で複数の固定螺子75によって固定されており、3つのリール72,73,74はそれぞれ同一の水平軸上に回転軸が配置された3つのステッピングモータ(図示せず)の回転軸に取付けられている。リール保持枠71の上面側には各ステッピングモータの回転起動及び停止動作制御を行う回胴装置基板102が取付けられている。なお、各リール72,73,74はそれぞれ対応するステッピングモータと組み合わされたリール駆動ユニットとして構成されており、リールユニット70は、これらリール駆動ユニットをリール保持枠71の前面側から挿入して固定することによって組み立てられる。なお、図3に図示はしないが、3つのリール72,73,74それぞれの近傍位置には、対応するリールが現在どの図柄を表示しているかを検出する図柄検出センサが設けられており、各図柄検出センサが検出した情報は、図示しないハーネス介して回胴装置基板102に送られるようになっている。
ホッパーユニット80はメダルを貯留するホッパータンク81と、このポッパータンク81の下部に位置し、ホッパータンク81から供給されたメダルを整列させたうえでメダル払出口95(後述)に放出するホッパー本体82等を有して構成されている。ホッパー本体82の下部には、互いに平行かつ筐体本体11の前後方向に延びた左右のレール部83(図2参照)が設けられており、これら左右のレール部83を底板22に設けられた前述のホッパーユニット取付け金具29のレール受容部29aと底板22上面との間にスライドさせながら挿入することによってホッパーユニット80を筐体本体11の底板22に取付けることができる。
筐体本体11の正面視左側下部には電源ボックス50が設けられている。この電源ボックス50は図9に示すように全体として縦長の直方体形状をしており、その下部には螺子取付け穴51aが穿設された下部支持板51が取付けられており、左側面部には螺子取付け穴52aが穿設された側面部支持板52が取付けられている。下部支持板51及び側面部支持板52はそれぞれ螺子取付け穴51a,52aから取付けられる図示しない螺子によって底板22及び左側板23に螺着固定されている。電源ボックス50の後面からは図示しない電源コードが延びており、この電源コードは背板25の下部に設けられた前述の電源コード取出孔44から筐体本体11の外部に出されている。また、電源ボックス50の後面は背板25の下部に設けられた前述の電源ボックス用放熱開口43と対向しており、電源ボックス50から放熱された熱は、この電源ボックス用放熱開口43を介して筐体本体11の外部に放散されるようになっている。
電源ボックス50の上面には上面パネル53が設けられており(図9参照)、この上面パネル53には数個のコネクタ差込口54が前後方向に並設されるとともに、これらコネクタ差込口54の側方には多数の冷却フィン55が左右2列に並んで設けられている。上面パネル53の下側には電源基板103(図9には図示せず。図2参照)が設けられており、上記複数のコネクタ差込口54に差し込まれた相手方コネクタ(ハーネスの端部に設けられたコネクタ)は、この電源基板103と接続するようになっている。また、電源ボックス50の前面には正面パネル56が設けられており、この正面パネル56の上部には設定キー差込口57が設けられている(図9(A)参照)。この設定キー差込口57にはホール関係者が管理する設定キー(図示せず)を差し込むことができるようになっており、設定キー差込口57に設定キーを差し込んだ状態でこれを捻り操作等することにより、入賞態様等を所望に設定することが可能である。なお、本スロットマシン1がホールに設置された後は、電源ボックス60を保護(詳細には遊技者等による不正を防止)するため、電源ボックスカバー60が正面パネル56に着脱自在に取付けられる(図9(B)参照)。
この電源ボックスカバー60は、正面パネル56の外縁56aの形状にほぼ合致する上下方向に長い長方形形状を有しており、その外周部には正面パネル56側に突出した矩形の枠部61が設けられている。電源ボックスカバー60の左側長辺の上下2箇所には爪部62が突設されており、これら2つの爪部62を正面パネル56の左方上下2箇所に形成された爪係止穴58に嵌入させて位置決めをしたうえで揺動させ、電源ボックスカバー60を電源ボックス50の正面パネル56の表面に押し付けるようにすれば、電源ボックスカバー60の上記枠部61が正面パネル56の外縁56aに外嵌して電源ボックスカバー60が電源ボックス50に装着されるようになっている。なお、装着された電源ボックスカバー60を電源ボックス50から脱着するときには、電源ボックスカバー60の前面側に設けられた把持部63をつかんでこれを電源ボックス50の前方へ引っ張ればよい。
前面扉12は図1及び図2に示すように筐体本体11の前面開口部とほぼ同じ大きさの外径を有する矩形状部材からなっており、正面視中央部のやや上方位置には筐体本体11内部に取付けられた前述のリールユニット70を構成する3つのリール72,73,74の図柄を所定範囲に限って表示させる表示窓91が設けられており、この表示窓91右下方にはメダルの投入口であるメダル投入口92が設けられている。表示窓91の左下方にはリール72,73,74を回転起動させる操作のためのスタートボタン93が設けられており、表示窓91の中央下方にはリール72,73,74の回転を停止させる操作のためのストップボタン94a,94b,94cが設けられている。
前面扉12の中央下部にはメダルが払い出されるメダル払出口95が設けられており、このメダル払出口95の下方にはメダル払出口95より払い出されたメダルを受けるメダル受皿96が設けられている。また、表示窓91の上方には種々の情報を表示可能な表示装置97が取付けられており、この表示装置97の左右下部及びメダル受皿96のやや上方の左右位置には効果音を発生させるスピーカ98が設置されている。
図2に示すように、筐体本体11と前面扉12とは、前面扉12の閉扉状態における正面視左端上下に設けられた2つの蝶番13により結合されており、前面扉12は筐体本体11に対して開閉(揺動)自在になっている。また、この前面扉12は正面視中央右端部に設けられた施錠装置99(図1参照)から図示しない施錠キーによって施錠を行うことにより閉扉状態にすることができる。なお、本スロットマシン1は前面扉12がこのように閉扉された状態で遊技に供される。
筐体本体11に設けられた前述の主基板取付け部材28には本スロットマシン1が行う遊技動作の主な制御を行う主基板101が取付けられている。また、図2に示すように、前面扉12の裏面側(筐体本体11の内部と対向する側)の上部領域(表示装置97の裏側)にはサブ制御基板104が設けられており、同じく前面扉12の裏面側中央部領域(表示窓91の下側)には中央表示基板105が左右方向に延びて設けられている。これら主基板101、サブ制御基板104及び中央表示基板105のほか、前述の回胴装置基板102及び電源基板103はリールユニット70やホッパーユニット80をはじめとする各遊技動作機器の動作制御を行うものであり、これら遊技動作機器と制御基板、或いは制御基板同士は図3及び図5に示す4本のハーネスH1,H2,H3,H4を含む数本のハーネスによって電気的に接続されている。
ここで、図3及び図5に示す4本のハーネスH1,H2,H3,H4はいずれも筐体本体11を構成する左側板23の上部(リールユニット載置板26の上方)に取付けられた複数の固定バンドFBによってその中間部同士が束ねられた状態で固定されており、この状態でそれぞれのハーネスH1,H2,H3,H4の両端部に取付けられたコネクタCを対応する相手方コネクタに差し込むことができるようになっている。具体的には、ハーネスH1は主基板101に設けられた主基板第1コネクタ101aとサブ制御基板104に設けられたサブ制御基板コネクタ104aとを接続(すなわち筐体本体11側の電気電子機器と前面扉12側の電気・電子機器とを接続)するものであり、ハーネスH2はサブ制御基板に設けられたサブ制御基板コネクタ104bと回胴装置基板102に設けられた回胴装置基板第1コネクタ102aとを接続(すなわち筐体本体11側の電気電子機器と前面扉12側の電気・電子機器とを接続)するものである。また、ハーネスH3は主基板101に設けられた主基板第2コネクタ101bと電源基板103に設けられた図示しない電源基板コネクタ(この電源基板コネクタは前述した複数のコネクタ差込口54の1つと繋がっている)とを接続(すなわち筐体本体11側の電気・電子機器同士を接続)するものであり、ハーネスH4は主基板101に設けられた主基板第3コネクタ101cと中央表示基板105に設けられた中央表示基板コネクタ105aとを接続(すなわち筐体本体11側の電気電子機器と前面扉12側の電気・電子機器とを接続)するものである。また、図示しない他のハーネスにより、主基板101に設けられた主基板第4コネクタ101dと回胴装置基板102に設けられた図示しない回胴装置基板第2コネクタとが電気的に接続されている。
ところで、このスロットマシン1は、先ず筐体本体11と前面扉12とをそれぞれ別個に組み立てたうえで別の作業現場へ搬送し、その搬送先の作業現場において、筐体本体11及び前面扉12側に電気・電子機器を取付け、最後に筐体本体11と前面扉12とを蝶番13で結合して組み立てる。このようなスロットマシン1の組み立て過程において、筐体本体11はその単体の組み立てが終わった後、別の作業現場へ搬送される前に、ハーネスの一部であるハーネスH1,H2,H3,H4が筐体本体11の左側板23に前述の固定バンドFBによって取付けられる。このように固定バンドFBによって筐体本体11に固定されたハーネスH1,H2,H3,H4はそれぞれの両端部に取付けられたコネクタCがぶらぶらしてしまい、筐体本体11の運搬中等において筐体本体11の内壁等(左右の側板23,24や背板25、リールユニット載置板26等)にぶつかって破損に至るおそれがあるため、これらハーネスH1,H2,H3,H4はリールユニット載置板26の中央部に固定しておく。これらハーネスH1,H2,H3,H4のリールユニット載置板26への固定は、ハーネスH1,H2,H3,H4をリールユニット載置板26の上面に筐体本体11の前後方向に延びるように(但しリールユニット載置板26の中央部に設けられた2つの係止穴33の間に)載置したうえで、補給口カバー31をリールユニット載置板26の上面に取付け、この補給口カバー31とリールユニット載置板26とによって、ハーネスH1,H2,H3,H4を挟持することによって行う。
補給口カバー31のリールユニット載置板26への取付けは、図5に示すように、補給口カバー31をリールユニット載置板26の上方において、基部31aの長辺が筐体本体11の横方向に向き、かつ枠状突起31bが下方に向くようにしたうえで、補給口カバー31に設けられた2つの係止部31fをリールユニット載置板26に設けられた上記2つの係止穴33に上方から差し込むことによって行う。ここで、各係止穴33の幅(筐体本体11の前後方向寸法)W1(図5参照)は係止片31eの幅W2(図7参照)よりも若干大きく、両係止穴33の間隔(筐体本体11の横方向外端部同士の距離)L1は2つの係止片31eの間隔(筐体本体11の横方向外端部同士の距離)L2とほぼ等しくなっているため、補給口カバー31に設けられた2つの係止片31eは係止穴33の通過中に係止部31fがこれら係止穴33の内壁によって押されて双方近寄る方向(図10(B)中に示す矢印が向く方向)に弾性変形した後、係止穴33を通過した後にはもとの状態に復帰し、係止部31fがリールユニット載置板26の下面側に突出して係止穴33の内壁に係止される。このとき補給口カバー31に形成された枠状突起31bの端部はリールユニット載置板26の上面に当接することになるが、枠状突起31bに形成された前述の切欠き部31cとリールユニット載置板26との間には空間SPができるので、ハーネスH1,H2,H3,H4がこの空間SP内に収められるようにする。これによりハーネスH1,H2,H3,H4は補給口カバー31とリールユニット載置板26の上面とによって挟持された状態となり、リールユニット載置板26上に仮止めされる(図10参照)。
上記のように補給口カバー31をリールユニット載置板26の上面に取付けることによって挟持固定されたハーネスH1,H2,H3,H4はリールユニット載置板26の上面に固定(仮止め)されることになるので、筐体本体11の運搬中等においてもこれらハーネスH1,H2,H3,H4が筐体本体11内でぶらつくことはなく、従ってこれらハーネスH1,H2,H3,H4の端部に設けられたコネクタCが筐体本体11の内壁等にぶつかって破損するような事態が防止される。なお、ハーネスH1,H2,H3,H4は、それぞれの端部に取付けられたコネクタCの近傍付近が補給口カバー31とリールユニット載置板26とによって挟持されるようにすることが好ましく、これによりコネクタCをリールユニット載置板26上にしっかりと固定することができ、コネクタCの破損をより確実に防止することが可能となる。
筐体本体11が組み立てられ、その後別の作業現場へ運搬されて筐体本体11内に電気・電子機器を取付ける段になったら、補給口カバー31をリールユニット載置板26から取り外してハーネスH1,H2,H3,H4のリールユニット載置板26への固定を解除する。この補給口カバー31のリールユニット載置板26からの取り外しは、リールユニット載置板26の下面側に突出した2つの係止部31fを片方の手で摘んだうえで、もう片方の手で補給口カバー31をリールユニット載置板26の上方に引き抜けばよい。2つの係止部31fを手で摘むと、2つの係止片31eは係止穴33内で係止部31f同士が互いに近づく方向(図10(B)中に示す矢印が向く方向)に弾性変形するので、両係止部31fの係止穴33への係止がはずれて補給カバー31をリールユニット載置板26から容易に引き抜くことができるようになる。
ここで、リールユニット載置板26から取り外された補給口カバー31は、スロットマシン1の組み立てが終了した後、ホールに設置されてホール側の設備であるメダル補給ホース(図示せず)がメダル補給口30に挿着されるまでの間、メダル補給口30に取付けられる。その取付けの要領は前述した通りである。
上述のように構成されてホールに設置されたスロットマシン1で遊技を行うには、遊技者は先ずメダル投入口92よりメダルを投入し、スタートボタン93を押す。これにより3つのリール72,73,74が同時に回転起動されるので、遊技者はこれら回転している3つのリール72,73,74を所望の順序及びタイミングで停止させる。3つのリール72,73,74の停止操作はストップボタン94a,94b,94cを押すことによって行う。ここで、メダルの投入、3つのリール72,73,74の回転起動及び停止操作は前面扉12の内部に設けられたメダル投入センサ、リール回転起動操作センサ及びリール回転停止操作センサ(いずれも図示せず)によって検知される。そして、その検知信号は中央表示基板105及びこの中央表示基板105に繋がるハーネスH4を経由して主基板101に送られ、主基板101はその検知信号に基づいて回胴装置基板102にリール72,73,74の回転起動及び停止命令を与える。これら命令が与えられた回胴装置基板102は、その命令に従って3つのリール72,73,74に対応する3つのステッピングモータ(図示せず)の動作制御を行う。
回転していた3つのリール72,73,74が全て停止すると、前述の図柄検出センサによって検出された各リールの図柄によって入賞図柄の判定、すなわち当たりかはずれかの判定が行われる。そして、図柄の組み合わせが予め定められた入賞図柄の組み合わせに該当したときには、ホッパーユニット80よりメダル払出口95へ入賞図柄の組み合わせに応じた枚数のメダルが払い出される。なお、このとき表示装置97においてランプ表示がなされ、これと同時に各スピーカ98より効果音が発生する。このように本スロットマシン1で遊技を行う遊技者は、表示された図柄が予め定められた組み合わせに該当しなかったとき(はずれのとき)には投入した遊技メダルを失うが、表示された図柄が予め定められた組み合わせに該当したとき(当たりのとき)には投入した枚数以上の遊技メダルを獲得することができる。
上述の説明は、補給口カバー30に取付けて用いられる補給口カバー31を利用してハーネスH1,H2,H3,H4をリールユニット載置板26上に固定するものであったが、補給口カバー31の代わりに電源ボックス50の正面パネル56を保護する電源ボックスカバー60を用いることも可能であるので、以下にその例を示す。
図11はハーネス固定用に用いられる電源ボックスカバー160である。この電源ボックスカバー160は前述の電源ボックスカバー60に下に述べる2つの可折爪部162と2つの係止片164を設けたものであり、前述の電源ボックスカバー60と同じ構成部分には同じ符号を付してある。この電源ボックスカバー160は、2つの爪部62と対向する位置にこれら爪部62と鏡面対称となるように設けた2つの可折爪部162と、枠部61の対向する2つの短辺部の中央部それぞれに設けた2つの係止片164とを有している。各係止片164は把持部63が設けられた側とは反対の面外方向に真っ直ぐに延びており、それぞれの先端部には断面三角状(先端部にいくほど狭まる鏃形状)の係止部165が設けられている。
この電源ボックスカバー160を用いたリールユニット載置板26へのハーネスH1,H2,H3,H4の固定は、補給口カバー31を用いたリールユニット載置板26へのハーネスH1,H2,H3,H4の固定と同様の要領で行う。すなわち、先ずハーネスH1,H2,H3,H4をリールユニット載置板26の上面に筐体本体11の前後方向に延びるように(但しリールユニット載置板26の中央部に設けられた2つの係止穴33′の間に)載置したうえで、電源ボックスカバー160をリールユニット載置板26の上面に取付け、電源ボックスカバー160とリールユニット載置板26とによって、ハーネスH1,H2,H3,H4を挟持することによって行う。
ここで、電源ボックスカバー160のリールユニット載置板26への取付けは、補給口カバー31のときと同様に、電源ボックスカバー160をリールユニット載置板26の上方において、長手方向が筐体本体11の横方向に向き、かつ枠部61が下方に向くようにしたうえで、電源ボックスカバー160に設けられた2つの係止部165をリールユニット載置板26に設けられた上記2つの係止穴33′に上方から差し込むことによって行う。ここで、各係止穴33の幅(筐体本体11の前後方向寸法)は係止片164の幅W2′(図11参照)よりも若干大きく、両係止穴33′の間隔(筐体本体11の横方向外端部同士の距離)L1は2つの係止片165の間隔(筐体本体11の横方向外端部同士の距離)L2′とほぼ等しくなっているため、電源ボックスカバー160に設けられた2つの係止片164は係止穴33′の通過中に係止部165がこれら係止穴33′の内壁によって押されて双方近寄る方向(図12(B)中に示す矢印が向く方向)に弾性変形した後、係止穴33′を通過した後にはもとの状態に復帰し、係止部165がリールユニット載置板26の下面側に突出して係止穴33′の内壁に係止される。このとき、電源ボックスカバー160に形成された4つの爪部(2つの爪部62と2つの可折爪部162)の端部はリールユニット載置板26の上面に当接することになるが、両爪部62,62の間及び両可折爪部162,162の間には空間SPができるので、ハーネスH1,H2,H3,H4がこの空間SP内に収められるようにする。これによりハーネスH1,H2,H3,H4は電源ボックスカバー160とリールユニット載置板26の上面とによって挟持された状態となり、リールユニット載置板26上に仮止めされる(図12参照)。
上記のように電源ボックスカバー160をリールユニット載置板26の上面に取付けることによって挟持固定されたハーネスH1,H2,H3,H4はリールユニット載置板26の上面に固定(仮止め)されることになる。従って、筐体本体11の運搬中等においてもこれらハーネスH1,H2,H3,H4が筐体本体11内でぶらつくことはなく、これらハーネスH1,H2,H3,H4の端部に設けられたコネクタCが筐体本体11の内壁等にぶつかって破損するような事態が防止されるのは補給口カバー31によってハーネスH1,H2,H3,H4をリールユニット載置板26に固定した場合と同様である。
筐体本体11が組み立てられ、その後別の作業現場へ運搬されて筐体本体11内に電気・電子機器を取付ける段になったら、電源ボックスカバ−160をリールユニット載置板26から取り外してハーネスH1,H2,H3,H4のリールユニット載置板26への固定を解除する。この電源ボックスカバー160のリールユニット載置板26からの取り外しは、リールユニット載置板26の下面側に突出した2つの係止部165を片方の手で摘んだうえで、もう片方の手で電源ボックスカバー160をリールユニット載置板26の上方に引き抜けばよい。2つの係止部165を手で摘むと、2つの係止片164は係止穴33′内で係止部165同士が互いに近づく方向(図12(B)中に示す矢印が向く方向)に弾性変形するので、両係止部165の係止穴33′への係止は容易にはずれる。
リールユニット載置板26から取り外された電源ボックスカバー160は、スロットマシン1の組み立て工程の終了後、2つの可折爪部162と2つの係止片164をそれぞれ根元から折って枠部61から切り離し、前述の電源ボックスカバー60として電源ボックス50の正面パネル56に取付けて使用する。
以上説明したように、本発明に係る遊技機のハーネス仮止め装置によれば、補給口カバー31或いは電源ボックスカバー160をリールユニット載置板26に取付けることによってハーネス(筐体本体11の組み立て後に筐体本体11に中間部が固定されたハーネス)H1,H2,H3,H4をリールユニット載置板26に固定(仮止め)することができ、このため筐体本体11の組み立て後、筐体本体11の内部に電気・電子機器を取付ける前に、筐体本体11に固定したハーネスH1,H2,H3,H4が筐体本体11内でぶらついてその端部に設けられたコネクタCが筐体本体11の内壁等にぶつかり、破損するような事態が防止される。そして、コネクタCやハーネスH1,H2,H3,H4をテープ等により筐体本体11に固定するものではないので筐体本体11を傷つけたり汚損したりする心配がない。しかも、これら補給口カバー31や電源ボックスカバー160はハーネスH1,H2,H3,H4を中央支持板26に固定する役目を果たした後はメダル補給口30の閉塞、或いは電源ボックス50の保護という本来の使用に供されるので、ハーネス固定のための部品を別途製造する必要がなく、コストをかけることなく、確実なコネクタの破損防止を行うことが可能である。筐体本体11の組み立て後、その内部に電気・電子機器を取付ける前に筐体本体11に固定されるハーネスは、筐体本体11側の電気・電子機器と前面扉12側の電気・電子機器とを接続する比較的長いもの(ハーネスH1,H2,H4がこれに相当)が多いため、筐体本体11の運搬中において、筐体本体11における固定部(固定バンドFBの部分)を支点にぶらつく可能性が大きく、本発明に係るハーネス仮止め装置によってハーネスを(コネクタを)前もって固定しておく効果は大である。
これまで本発明の好ましい実施形態について説明してきたが、本発明の範囲は上述の実施形態に示したものに限定されない。例えば、上述の実施形態では、リールユニット載置板26に固定されるハーネスの数は4本であったが、これは一例に過ぎず、何本であってもよい。また、リールユニット載置板26は補給口カバー31或いは電源ボックスカバー60と結合可能になっていればよく、その結合方法は補給口カバー31に設けられた係止部31f或いは電源ボックスカバー60に設けられた係止部165をリールユニット載置板26に設けられた係止穴33(或いは33′)に取付けて係止するものに限られない。また、ハーネスを固定する際に補給口カバー31或いは電源ボックスカバー60が取付けられる筐体本体11内部の部材はリールユニット載置板26に限られるわけではなく、筐体本体11内部の部材であれば、その他の部材であってもよい(例えば左側板23)。また、メダル補給口30が設けられるのは、筐体本体11の外郭を構成する部材であればよく、必ずしも背板25でなくてもよい(筐体本体11内におけるホッパーユニット80等の配置構成にもよるが、例えば左側板23や右側板24も候補として考えられる)。
また、上述の実施形態では、補給口カバー31と電源ボックスカバー60(160)とは互いに別の部材であったが、補給カバー31を電源ボックスカバー60として使用できる形状とすることにより、これを筐体本体11の組み立て直後はハーネスの仮支持装置の一部材として、スロットマシン1の組み立て完了後ホールへ運搬するまでは補給口カバーとして、更にスロットマシン1をホールへ設置した後は電源ボックスカバーとして使用できるようにしてもよい。また、上述の実施形態では、遊技媒体がメダルであるスロットマシン1を例にして本発明に係るハーネス仮止め装置の構成を説明したが、本発明は必ずしもメダルを遊技媒体とする遊技機に限られず、その他、球などを遊技媒体とする遊技機に対しても同様に適用することが可能である。
本発明の一実施形態に係るハーネス仮止め装置が適用されたスロットマシンの正面図である。 スロットマシンの前面扉を開扉した状態での正面図である。 前面扉を取付けていない状態における筐体本体の斜視図である。 前面扉及び電気・電子機器を取付けていない状態における筐体本体の正面図である。 前面扉及び電気・電子機器を取付けていない状態における筐体本体の斜視図である。 前面扉及び電気・電子機器を取付けていない状態における筐体本体の背面図である。 筐体本体の背板に形成されたメダル補給口に取付けられる補給口カバーの斜視図である。 補給口カバーをメダル補給口に取付けた状態を図4の矢視VIII−VIIIから見た断面図である。 筐体本体内に取付けられる電源ボックスをそのカバー(電源ボックスカバー)とともに示す図であり、(A)は電源ボックスから電源ボックスカバーを取り外した状態、(B)は電源ボックスに電源ボックスカバーを取付けた状態をそれぞれ示している。 (A)は補給口カバーをリールユニット載置板に取付けてハーネスを仮支持した状態を示す斜視図であり、(B)は(A)における矢視XB−XBから見た断面図である。 ハーネスの固定に用いられる電源ボックスカバーの斜視図である。 (A)は電源ボックスカバーをリールユニット載置板に取付けてハーネスを仮支持した状態を示す斜視図であり、(B)は(A)における矢視XIIB−XIIBから見た断面図である。
符号の説明
1 スロットマシン(遊技機)
10 筐体
11 筐体本体
12 前面扉
13 蝶番
21 天板
22 底板
23 左側板
24 右側板
25 背板
26 リールユニット載置板(筐体本体内部部材)
27 上部放熱開口
28 主基板取付け部材
29 ホッパーユニット取付け金具
29a レール受容部
30 メダル補給口(補給口)
31 補給口カバー
31a 基部
31b 枠状突起
31c 切欠き部
31d 円筒突起
31e 係止片
32 センサ取出し用孔
33 係止穴
33′ 係止穴
41 取っ手開口
42 背面放熱穴
43 電源ボックス用放熱開口
44 電源配線取出孔
45 天板部補強金具
46 底板部補強金具
47 左側板部補強金具
48 右側板部補強金具
50 電源ボックス
51 下部支持板
51a 螺子取付け穴
52 側面部支持板
52a 螺子取付け穴
53 上面パネル
54 コネクタ差込口
55 冷却フィン
56 正面パネル
56a 正面パネルの外縁
57 設定キー差込口
58 爪係止穴
60 電源ボックスカバー
61 枠部
62 爪部
63 把持部
70 リールユニット
71 リール保持枠
72,73、74 リール
75 固定螺子
80 ホッパーユニット
81 ホッパータンク
82 ホッパー本体
83 レール部
91 表示窓
92 メダル投入口
93 スタートボタン
94a,94b,94c ストップスイッチ
95 メダル払出口
96 メダル受皿
97 表示装置
98 スピーカ
99 施錠装置
101 主基板
101a 主基板第1コネクタ
101b 主基板第2コネクタ
101c 主基板第3コネクタ
101d 主基板第4コネクタ
102 回胴装置基板
103 電源基板
104 サブ制御基板
104a サブ制御基板コネクタ
105 中央表示基板
105a 中央表示基板コネクタ
160 電源ボックスカバー
162 爪部
164 係止片
165 係止部

Claims (3)

  1. 前方に開口し、前面側に取付けられる前面扉と結合して筐体を構成する筐体本体と、
    端部にコネクタを有し、前記筐体内に設けられる電気・電子機器同士を接続するハーネスと、
    前記筐体本体の外郭を構成する部材を貫通して設けられ、前記筐体の外部から補給される遊技媒体の入口となる補給口と、
    前記補給口に着脱自在に取付けられて前記補給口を閉塞する補給口カバーと、
    前記補給口カバーと結合可能であり、結合状態における前記補給口カバーとの間に、前記筐体本体内に前記電気・電子機器が取付けられる前の段階における前記ハーネスを挟持固定する筐体本体内部部材とを有したことを特徴とする遊技機のハーネス仮止め装置。
  2. 前方に開口し、前面側に取付けられる前面扉と結合して筐体を構成する筐体本体と、
    端部にコネクタを有し、前記筐体内に設けられる電気・電子機器同士を接続するハーネスと、
    前記筐体内に備えられる電源ボックスに着脱自在に取付けられて前記電源ボックスを保護する電源ボックスカバーと、
    前記電源ボックスカバーと結合可能であり、結合状態における前記電源ボックスカバーとの間に、前記筐体本体内に前記電気・電子機器が取付けられる前の段階における前記ハーネスを挟持固定する筐体本体内部部材とを有したことを特徴とする遊技機のハーネス仮止め装置。
  3. 前記遊技機が、前記電気・電子機器としてリールユニットを有したスロットマシンからなり、前記筐体本体内部部材が、前記リールユニットを載置するように水平に配置されたリールユニット載置板からなることを特徴とする請求項1又は2記載のハーネス仮止め装置。
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