JP2007043382A - フレーム処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 不要なメッセージの処理に関わるプロセッサの負荷を低減させることができるフレーム処理装置を提供する。
【解決手段】 初めて受信したメッセージを比較の基準である基準メッセージとし、以降受信して分類されたメッセージに対して、基準メッセージとの一致比較を行うメッセージ一致比較部2300と、一致したメッセージに対して当該メッセージが受信済みであるか否かを判定する冗長メッセージ判定部2400と、を有し、冗長メッセージ判定部2400は、基準メッセージを受信した時刻からの受信経過時間が判定基準値の範囲内にある場合には当該メッセージを廃棄し、受信経過時間が判定基準値を超過している場合には基準メッセージをクリアする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ネットワークインタフェースを通じてイーサネット(登録商標)などのフレームを送受信処理する装置において、フレームを識別して、受信フレームの廃棄、通過、またはフレーム送出等の制御を行うフレーム処理装置に関する。
ネット家電の普及に伴い、UPnPに代表される、ユーザの手間を削減しつつ接続性を確保する制御プロトコルの実装が必須となってきているが、実装に際しては下記のような課題が想定される。
・ユーザの手間を減らす分、機器間でやり取りされるメッセージが増大する。
・トラヒック制御等の余計な機能の実装はコスト上制限されるため、制御フレームがバースト的に出力される。
・コスト面の制約から、ネット家電では高性能なプロセッサが使用できないため、このようなトラヒックの処理負荷が負担となる。
従来の技術としては、MACとIP層の間に簡易TCP/UDP処理を設けることでフレームの廃棄を行い、プロセッサの処理負荷を低減させるものがあった(例えば、特許文献1参照)。この従来技術では、MACとIP層の間に簡易TCP/UDP処理を設けることにより下記の処理を行う。まず、TCPの場合は簡易TCP/UDP処理が現在通信を行っているTCPポート番号と、次に受信すべきシーケンス番号、次に自ホストが送るべきシーケンス番号、相手に送出したが確認ACKが来ていないシーケンス番号とを入手する。そして、次に受信すべきシーケンス番号より小さい番号であれば再送データと判断し、そのデータは廃棄して次に受信すべき正しい番号を指定したACKを送出し、次に自ホストが送るべきシーケンス番号より小さい番号のACKであれば廃棄を行う。また、UDPの場合はプロセッサが処理対象としている宛先アドレス・ポート番号を入手し、対象外のフレームを廃棄する。このようにしてTCP及びUDP通信において、プロセッサが処理する必要のないフレームを廃棄して処理負荷を低減させていた。
特開2001−333096号公報(第3頁−第5頁、図1)
UPnPの規定では、機器制御に利用する制御メッセージに、有効期間に関する情報を付与しており、UPnP対応機器はこの有効期間に基づいた間隔で同じ内容の制御メッセージを繰り返し送出する。制御メッセージは他のUPnP対応機器で受信され、発出したUPnP対応機器の制御情報が現在も有効であると認識する。
その他に、伝送路の状態により制御メッセージが他の機器に到達しないことを避けるため、上記有効期間に基づいた間隔で制御メッセージを送出する際に、予備として同じ内容の制御メッセージを続けて送出することが規定されている。しかし、予備としての制御メッセージは、UPnP対応機器にて上記有効期間に基づいた制御メッセージが正常に受信された場合、機器にとって不要なメッセージとなる。
現状のホームネットワークでは接続される機器が少ないため顕在化していないが、将来ネット家電の普及により接続機器台数が増大した場合、機器にとっては上記不要なメッセージを大量に処理しなければならないことになる。
不要なメッセージはHTTP等のUDPより上位のアプリケーションレイヤのメッセージとして流れている。従って、プロセッサでアプリケーションレイヤの処理を行う通常の構成では、受信したイーサネットフレームに既に受信済みで不要なメッセージが含まれているか否かは、プロセッサにて通常のフレーム受信処理を行い、フレームからメッセージを取り出して受信済みのメッセージとの比較処理を行うまで判別できない。つまり、上記不要なメッセージが増大すると、処理する必要がないにも関わらずプロセッサの処理負荷が増大してしまう。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、不要なメッセージの処理に関わるプロセッサの負荷を低減させることができるフレーム処理装置を提供することを目的とする。
本発明のフレーム処理装置は、通信装置において受信したフレームの中から判別した特定のフレームの通過又は廃棄を決定するフレーム処理装置であって、フレームのヘッダ情報及びペイロード情報を用いて抽出した、フレームに含まれる制御用のメッセージを分類する分類手段と、分類されたメッセージ毎に初めて受信したメッセージを比較の基準である基準メッセージとして、以降受信して分類されたメッセージに対して、前記基準メッセージとの一致比較を行うメッセージ一致比較手段と、前記基準メッセージと一致したメッセージに対して当該メッセージが既に受信済みである同一メッセージであるか否かを判定する冗長メッセージ判定手段と、を有し、前記冗長メッセージ判定手段が、前記基準メッセージを受信した時刻からの受信経過時間を測定する測定手段を備え、判定対象となるメッセージを受信するまでの受信経過時間が、時間に基づいて規定される判定基準値の範囲内にある場合には当該メッセージを既に受信済みであると判定して廃棄し、前記受信経過時間が前記判定基準値を超過している場合には前記基準メッセージをクリアし、前記測定手段が当該メッセージを受信した時刻から新たに受信経過時間を測定するものである。
上記構成によれば、受信済みメッセージを含むフレームを廃棄する為、不要なメッセージの処理に関わるプロセッサの負荷を低減させることができる。
また、本発明のフレーム処理装置は、前記判定基準値が、予め外部より設定されるものである。
上記構成によれば、不要なメッセージの処理に伴うプロセッサの負荷を低減させることができる。
また、本発明のフレーム処理装置は、前記判定基準値が、メッセージから算出されるメッセージの有効期間情報を用いて算出される値、または、当該有効期間情報とヘッダ情報及びペイロード情報にて特定されたプロトコルの規定に基づき算出されるメッセージのリフレッシュ間隔情報とを用いて算出される値であるものである。
上記構成によれば、制御メッセージ内容に応じてプロトコル規定に基づいた判定基準値の算出を行うことができ、冗長メッセージ判定手段による不要なメッセージの廃棄を確実に行ってプロセッサの処理負荷をより低減させることができる。
また、本発明のフレーム処理装置は、前記メッセージ一致比較手段が、前記基準メッセージと前記メッセージ一致比較手段の比較対象となる比較対象メッセージとを、ビット単位、オクテット単位、またはそれらの組み合わせによる比較、若しくは、ハッシュ演算等の一定長へのデータ変換演算を用いた比較を行い、一致不一致を判定するものである。
上記構成によれば、メッセージの全体一致による判定を行うことができ、メッセージの比較を短期間で行うことができる。
また、本発明のフレーム処理装置は、前記メッセージ一致比較手段が、前記比較に先立ち、メッセージ内の各情報要素フィールドのフォーマットが規定されたフォーマット情報を用いてメッセージ内の情報要素フィールドを並べ替え、前記基準メッセージのフォーマットと前記比較対象メッセージのフォーマットとを整合させるものである。
上記構成によれば、メッセージ内の情報要素の順序が入れ替わっていても一致比較を行うことができる。
また、本発明のフレーム処理装置は、前記メッセージ一致比較手段が、前記比較に先立ち、前記基準メッセージ及び前記比較対象メッセージそれぞれに含まれるスペース・タブ文字列を削除するものである。
上記構成によれば、メッセージ内のスペース・タブ数が異なっていても一致比較を行うことができる。
また、本発明のフレーム処理装置は、応答を行うべき受信フレームのヘッダ情報及びペイロード情報を検出する検出手段と、前記検出手段の検出結果から前記受信フレームに対応する送出フレームを特定する特定手段と、送出フレーム流から、特定した送出フレームを抽出する抽出手段と、抽出した送出フレームの複製フレームを作成して前記送出フレーム流に挿入する挿入手段と、を有する。
上記構成によれば、受信したメッセージに対応した応答メッセージを送出することができ、応答を行うためのプロセッサ処理負荷を低減させることができる。
また、本発明のフレーム処理装置は、前記挿入手段が、前記複製フレームを前記送出フレーム流に挿入する際、予め設定された値に基づいたフレーム間隔を付与する付与手段を有するものである。
上記構成によれば、複製した送出フレームと他のフレームとの間隔を調整することができ、他の機器がそれら送出フレームを受信する際の処理負荷を低減させることができる。
本発明によれば、受信済みメッセージを含むフレームを廃棄する為、不要なメッセージの処理に関わるプロセッサの負荷を低減させることができる。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態に係るフレーム処理装置について詳細に説明する。
[実施の形態1]
図1は本発明の実施の形態1におけるフレーム処理装置の構成を示す図である。フレーム処理装置は、ネットワークインタフェース機能1000、フレーム通過・廃棄・応答機能1100、フレーム処理機能1200を備える。
ネットワークインタフェース機能1000は、接続しているLAN等のネットワークよりイーサネットフレームを送受信する。フレーム通過・廃棄・応答機能1100は、ネットワークから受信したフレームのうち既に受信済みで不要なフレームを廃棄する。フレーム処理機能1200は、プロトコル処理やルーティング処理等を行い、これを必要に応じてネットワークインタフェース1000や図示しない他のネットワークインタフェースへ送信する。
図2は、本発明の実施の形態1におけるフレーム処理装置の、フレーム通過・廃棄・応答機能の構成を示す図である。ネットワークインタフェース1000からの受信フレーム2000は、通過/廃棄判定部2600にて、ヘッダ分類機能判定対象外通過・廃棄通知2130、メッセージ種別分類機能判定対象外通過・廃棄通知2230、通過・廃棄判定結果2510の情報を用いて通過または廃棄が決定される。そして、その結果によりフレーム処理機能1200へ転送されるか、フレーム通過・廃棄・応答機能1100にて廃棄される。
次に、上記構成のフレーム通過・廃棄・応答機能の処理について説明する。
はじめに、受信フレーム2000の情報がヘッダ分類部2100へ入力され、このフレーム通過・廃棄・応答機能にて予め設定された情報に基づきヘッダに基づく分類を行ってプロトコルを特定し、メッセージ分類の有無及び通過・廃棄を決定する。メッセージ分類の対象外とされた場合、ヘッダ分類部判定対象外通過・廃棄通知2130により通過/廃棄機能2600へ通知され、通過・廃棄の決定結果に基づき処理を行う。一方、メッセージ分類の対象とされた場合、対応するプロトコルのメッセージ種別分類部2200へ分類指示2110を用いて指示を行い、併せてペイロード情報2120を引き渡す。
指示を受けたメッセージ種別分類部2200は、予め設定された情報に基づき、ペイロード情報に含まれるメッセージが、各プロトコルにて規定されているどのメッセージ種別に該当するかを、メッセージに含まれるヘッダ情報より特定し、メッセージ内容一致比較の有無及び通過・廃棄を決定する。メッセージ内容一致比較の対象外とされた場合、メッセージ種別分類部判定対象外通過・廃棄通知2230により、通過/廃棄機能2600へ通知され、通過・廃棄の決定結果に基づき処理を行う。一方、メッセージ内容一致比較対象とされた場合、対応する複数のメッセージ内容一致比較部2300へ比較指示2210を用いて指示を行い、併せてフォーマット情報/メッセージ内容/プロトコル規定2220を引き渡す。
指示を受けたそれぞれのメッセージ内容一致比較部2300は、特定のメッセージ種別における様々なメッセージ内容がどのメッセージに相当するかを判定するため、基準メッセージ情報に基づき、メッセージ内容の一致比較を行う。そして、不一致であった場合はその旨を不一致通知2310を用いて通過/廃棄判定機能2500へ通知する。一方、一致した場合は対応する冗長メッセージ判定部2400へ一致通知2320を用いて通知を行い、併せてメッセージ内容/プロトコル規定2330を引き渡す。
通知を受けたそれぞれの冗長メッセージ判定部2400は、同一内容の複数のメッセージからどのメッセージが冗長であるかを判定するため、判定基準値を用いて受信したメッセージが冗長メッセージであるかの判定を行う。そして、冗長メッセージである場合は通過/廃棄判定部2500へ、通過・廃棄指示2410を用いて廃棄の指示を行う。一方、冗長メッセージでない場合は同様に通過の指示を行う。
通過/廃棄判定部2500は、受信した複数の通過・廃棄指示2410及び不一致通知2500を用いて通過/廃棄の判定を行い、通過・廃棄判定結果2510を用いて結果を通過/廃棄部2600へ通知する。
通知を受けた通過/廃棄部2600は、ヘッダ分類部判定対象外通過・廃棄通知2130及びメッセージ種別分類部判定対象外通過・廃棄通知2230を共に用いて受信したフレームの通過/廃棄を決定して、対応した処理を行う。
次にUPnPを想定した上記各機能の動作の流れを説明する。
全体の動作としては、ある機器からメッセージの意味としては同一であるが、フィールドの記述順序が異なるものや、不要な文字列が挿入されたものが混在し、且つメッセージそのものが同一内容である複数のNOTIFYメッセージがマルチキャストで送信され、これを自装置にて受信し、定期的に送出される状態通知メッセージと共に発出される予備メッセージの廃棄を行う。
図3は、本発明の実施の形態1におけるフレーム処理装置で、ネットワークより入力されるフレームフォーマットを示す図である。下位層から順にEthernet/IP/UDP/SSDPが適用されるフレームである。また、図4は、本発明の実施の形態1におけるフレーム処理装置で、ネットワークより入力されるフレームのトラヒックパターン及びペイロード情報の内容を示す図である。
ここで、図1に示すフレーム処理装置に、図3に示すフォーマットのフレームが、図4に示すトラヒックパターンにて入力される場合について説明する。
ネットワークインタフェース1000はプリアンブルの検出によるフレーム認識を行い、自装置宛またはブロードキャスト・マルチキャストフレームを受信し、FCSを計算して正常なフレームを内部へ転送する機能を有する。入力されたフレームは、図3に示すEthernet宛先アドレスDA3000がマルチキャストを示すものであるため、ネットワークインタフェース機能1000にて受信され、プリアンブル3800が除去され、FCSの計算結果が正しければ正常フレームとしてFCS3900を除去したあとフレーム通過・廃棄・応答機能1100に転送される。転送されたフレームは、フレーム2000(図2参照)としてヘッダ分類部2100に入力される。
図5は、本発明の実施の形態1におけるフレーム処理装置の、フレーム通過・廃棄・応答機能におけるヘッダ分類部の内部構成を示す図である。分類テーブル5000には、各エントリにヘッダ情報として送信元MACアドレス、宛先MACアドレス、イーサタイプ、VLAN PID、プロトコル識別子、送信元IPv4アドレス、宛先IPv4アドレス、送信元IPv6アドレス、宛先IPv6アドレス、送信元ポート番号、宛先ポート番号といったパラメータ及び対応するメッセージ種別分類機能が予め設定されている。
ここでは、エントリAのパラメータ値として宛先MACアドレス:01:00:5E:7F:FF:FA、送信元MACアドレス:MAC-A、イーサタイプ:0x0800、VALN PID:なし、プロトコル識別子:0x11、送信元IPv4アドレス:IP-A、宛先IPv4アドレス:239.255.255.250、送信元IPv6アドレス:なし、宛先IPv6アドレス:なし、送信元ポート番号:PortA、宛先ポート番号:1900、メッセージ種別分類機能:α(プロトコル:SSDP、送信元IPv4アドレス:IP-A)が設定されているものとする。
入力されたフレーム2000は、ヘッダ分類機能5100にてヘッダ情報と、分類テーブル5000との比較が行われる。一致するエントリがある場合には対応する分類指示及びペイロード情報5200〜5500が出力され、一致するエントリがない場合には予め設定されている指示に従い、判定対象外通過・廃棄指示5600が出力され、その情報に基づき通過/廃棄部2600にて通過または廃棄の操作を行う。
この場合はエントリAに一致し、対応するメッセージ種別分類機能がαであるため、分類指示α5200がメッセージ種別分類部2200(図2参照)へ出力され、併せて入力フレーム2000のペイロード情報がペイロード情報α5300として出力される。
図6は、本発明の実施の形態1におけるフレーム処理装置の、フレーム通過・廃棄・応答機能におけるメッセージ種別分類部の内部構成を示す図である。メッセージ種別分類部は、SSDP等の対応するプロトコル毎のメッセージ分類機能及びそれに付属するテーブルから構成される。
ここではメッセージ分類機能6000(SSDP用)に関する部分を説明するが、他のメッセージ分類機能についても動作は同じである。
分類テーブル6020には、各エントリにプロトコル毎のメッセージ識別情報としてUPnPにおけるNOTIFYやM-SERCHメソッドのリクエスト行といったパラメータが予め設定され、プロトコル規定情報6010にはプロトコル毎の規定情報として、各メッセージのフォーマット情報、有効期間、リフレッシュ間隔、繰り返し回数といったパラメータが予め設定されているものとする。ここでは、分類テーブル6020のエントリAとしてNOTIFYメソッドを表す『NOTIFY * HTTP/1.1』が設定され、プロトコル規定情報6010のエントリAとしてフォーマット情報『NOTIFY\r\n、HOST:\r\n、CACHE-CONTROL:\r\n、LOCATION:\r\n、NT:\r\n、NTS:\r\n、SERVER:\r\n、USN:\r\n、\r\n』、有効期間:120[sec]、リフレッシュ間隔:1/4、繰り返し回数:2、有効期間ヘッダ:CACHE-CONTROL:max-age=、及び対応する比較指示α-A6001が設定されているものとする。
メッセージ分類機能6000は、入力された分類指示に従い起動される。併せて入力されたペイロード情報において先頭から最初の行終了コード『\r\n』までの文字列が抽出され、これをメッセージ種別識別情報として、予め設定された分類テーブル6020との比較が行われる。そして、一致するエントリがある場合には、そのエントリに設定された対応するメッセージ種別の比較指示が出力され、対応するメッセージ内容一致比較機能2300(図2参照)が起動される。一方、一致するエントリがない場合には判定対象外通知が対象外判定機能6200へ通知され、ここで予め設定されている指示に従い、判定対象外通過・廃棄指示6201が出力され、その情報に基づき通過/廃棄機能2600にて通過または廃棄の操作が行われる。
この場合のペイロード情報5300は、エントリAに一致するので、対応する比較指示6001がメッセージ内容一致比較機能2300へ出力され、併せてフォーマット情報6002、メッセージ内容6003、プロトコル規定情報6004が出力される。
図7は、本発明の実施の形態1におけるフレーム処理装置の、フレーム通過・廃棄・応答機能におけるメッセージ内容一致比較部の内部構成を示す図である。メッセージ内容一致比較部は、メッセージ種別毎に複数のメッセージ内容一致比較機能から構成され、一つの比較指示に対して複数のメッセージ内容一致比較機能が動作する。ここではメッセージ内容一致比較機能7000に関する部分を説明するが、他のメッセージ内容一致比較機能についても動作は同様である。
基準メッセージ情報には、過去に分類された『NOTIFY * HTTP/1.1』等の同一のメッセージ識別情報を持つがそれぞれ他のフィールドの内容が異なるメッセージの情報が登録されている。ここでは基準メッセージ情報7020として、図4のメッセージ4120に示す内容が登録されているものとする。
比較指示6001を受けたメッセージ内容一致比較機能7010は、受信したフォーマット情報6002及びメッセージ内容6003を用いて、それぞれ基準メッセージ7020との比較を行う。
比較の際には、まず、基準メッセージ7020を先頭から検索してスペース及びタブに該当するキャラクタコードの削除を行い、これをメッセージ終了コードである『\r\n\r\n』が発見されるまで行う。これにより、単にスペースやタブ数の違いによって不一致判定が行われる事態を防止することができる。
次に、フォーマット情報6002を先頭から検索し、行終了コードである『\r\n』の次から『\r\n』が発見されるまでの文字列を取得し2行目の『HOST:』を得る。これを1回目の比較基準とし、スペース及びタブに該当するキャラクタコードの削除後の基準メッセージを先頭から検索し、行終了コードである『\r\n』の次から始まる文字列を次の行終了コードである『\r\n』まで取得して『HOST: 239.255.255.250:1900』を得る。これを比較基準文字列『HOST:』と先頭部分を比較する。
この場合は同一の文字列であるため、同様の処理を3行目以降も行ってこれをフォーマット情報にてメッセージ終了コード『\r\n\r\n』が発見されるまで繰り返す。一方、一致しない場合は基準メッセージにおける次の『\r\n』までの文字列を取得して比較を繰り返し行い、一致した場合はその文字列を2行目としてメッセージ内の行を入れ替えてフォーマット情報の3行目以降について同じ処理を行う。メッセージ終了コードである『\r\n\r\n』が発見されるまで一致しなかった場合は、比較対象外メッセージと判定して不一致通知7002を出力して処理を終了する。
上記処理をスペース及びタブに該当するキャラクタコード削除後のメッセージ内容についても同様に行う。これにより、単に行の入れ替わりによって不一致判定が行われる事態を防止することができる。
以上の方法でフォーマット整形を行った基準メッセージとメッセージ内容とは、ビット単位、オクテット単位、またはそれらの組み合わせ、ハッシュ演算等の一定長へのデータ変換演算、などを用いて比較される。
図4のメッセージ4120、4220、4320、4420の内容が入力された場合にはいずれも一致と判定され、冗長メッセージ判定部2400へ一致通知7003が出力され、併せて基準メッセージの内容7001が出力される。
尚、不一致の場合は比較エントリ機能7200へ不一致通知7002が出力される。比較エントリ機能7200ではそれらの結果を不一致結果収集機能7210で集計し、全てのメッセージ種別の内容一致比較結果が不一致であれば、比較対象メッセージではないとして通過/廃棄判定部2500へ不一致通知7201を出力する。また、同じ情報をエントリ登録・更新・クリア機能7230へ出力する。これを受けたエントリ登録・更新・クリア機能7230は、エントリ情報保持機能7220を用いて空きエントリまたは更新可能なエントリを有するメッセージ種別内容一致比較機能を検索して受信したメッセージ内容を登録・更新して次回同様のメッセージ内容を受信した場合に一致比較の対象とする。
図8は、本発明の実施の形態1におけるフレーム処理装置の、フレーム通過・廃棄・応答機能における冗長メッセージ判定部の内部構成を示す図である。冗長メッセージ判定部は、メッセージ内容一致比較機能に対応した複数の冗長メッセージ判定機能から構成され、一つのメッセージ内容一致比較機能に一つの冗長メッセージ判定機能が対応する。ここでは冗長メッセージ判定機能8000に関する部分を説明するが、他の冗長メッセージ判定機能についても動作は同様である。
判定基準値抽出・演算機能8010は受信した基準メッセージ内容7001からプロトコル規定情報6004に基づき必要な情報を抽出し、他の規定情報と併せて判定基準値8011を算出する。
ここでは、基準メッセージ内容がメッセージ4120であり、プロトコル規定情報にてリフレッシュ間隔:1/4、有効期間ヘッダ:CACHE-CONTROL:max-age=、との情報を得て、基準メッセージ内容を先頭から検索し、行終了コードである『\r\n』の次から『\r\n』が発見されるまでの文字列を取得する。これを1回目の比較対象とし、この文字列の先頭部分が『CACHE-CONTROL:max-age=』であるかを比較する。
一致する場合はその後に続く文字列を取得してそれを有効期間とするが、一致しない場合は基準メッセージにおける次の『\r\n』までの文字列を取得して連続して比較を行って、有効期間を取得する。
上記をメッセージ4120に適用すると、有効期間として120が得られ、これとリフレッシュ間隔:1/4を乗算して判定基準値8011として30[sec]が得られる。
ここで、図4に示す複数のフレームを受信した場合、PacketA4100を受信すると前段の判定機能により一致通知7003が出力される。このタイミングで判定基準値比較機能8020にて判定基準値8011(30[sec])とタイマ8030の出力値とを比較する。PacketA4100受信以前は充分時間が空いていると考えると、この場合は判定基準値よりタイマ値が大きいため、判定基準値比較機能8020はこれが新規に受信したメッセージであると判定し、通過指示8021を出力してタイマリセット指示8023をタイマ8030に出力してタイマを初期値に戻す。続いてPacketB 4200を受信すると、これも前段の判定機能により一致通知7003が出力される。このタイミングで判定基準値比較機能8020にて判定基準値8011(30[sec])とタイマ8030の出力値とが比較される。
PacketA4100とPacketB4200の時間間隔は4110(0.02[sec])であり判定基準値より小さいため、判定基準値比較機能8020はこれを既に受信済みで不要な冗長メッセージと判定し、廃棄指示8022を出力する。続いてPacketC 4300を受信すると、前段の判定機能により一致通知7003が出力される。このタイミングで判定基準値比較機能8020にて判定基準値8011(30[sec])とタイマ8030の出力値とを比較する。PacketA 4100とPacketC 4300の時間間隔は4110(0.02[sec])+4210(31[sec])であり判定基準値より大きいため、判定基準値比較機能8020はこれを新規に受信したメッセージであると判定し、通過指示8021を出力してタイマリセット指示8023をタイマ8030に出力してタイマを初期値に戻す。
続いてPacketD 4400を受信すると、これも前段の判定機能により一致通知7003が出力される。このタイミングで判定基準値比較機能8020にて判定基準値8011(30[sec])とタイマ8030の出力値とを比較する。PacketC 4300とPacketD 4400の時間間隔は4310(0.02[sec])であり判定基準値より小さいため、判定基準値比較機能8020はこれを既に受信済みで不要な冗長メッセージと判定し、廃棄指示8022を出力する。以上の方法で冗長メッセージを判定し、その結果を出力する。
尚、この形態では判定基準値抽出機能8010がプロトコル規定情報を用いて判定基準値を算出する例を示したが、この値を外部設定8012を用いて設定してもよい。
図9は、本発明の実施の形態1におけるフレーム処理装置の、フレーム通過・廃棄・応答機能における通過・廃棄判定部の内部構成を示す図である。通過・廃棄判定部はメッセージ種別毎の通過・廃棄判定機能から構成され、一つのメッセージ種別毎に一つの通過・廃棄判定機能が対応する。ここでは通過・廃棄判定機能9000について説明するが、他の通過・廃棄判定機能についても動作は同様である。
通過・廃棄判定機能9000は、比較指示6001にて起動される。不一致通知7201を受信した場合は比較対象外のメッセージ内容であると判定し、冗長メッセージか否かの判定が出来ないとして判定結果9005を通過として出力する。通過指示8021〜8121のいずれかを受信した場合、メッセージ種別及び内容が一致するメッセージにおける新規に受信したメッセージであると判定し、判定結果9005を通過として出力する。廃棄指示8022〜8122のいずれかを受信した場合、メッセージ種別及び内容が一致するフレームの中で既に受信しており不要な冗長メッセージであると判定し、判定結果9005を廃棄として出力する。
これを受信した最終判定機能9200は、その結果を通過廃棄判定結果9201として、通過/廃棄部2600へ出力する。通過/廃棄部2600はこの情報に基づき、実際のフレームの通過/廃棄制御を行う。
以上のように、実施の形態1のフレーム処理装置によれば、UPnPのNOTIFYメソッドに代表される、メッセージ内容が同一にも関わらず既に受信済みで冗長なメッセージが混在するトラヒックにおいて、不要なメッセージのみを判定してこれを取り除くことができ、フレーム処理機能の負荷を低減させることができる。また、ホームネットワークに接続されているUPnP対応機器により定期的に送出される状態通知用のメッセージは処理を行い、状態通知用メッセージの予備として送出される不要なメッセージは廃棄することができ、従って、各UPnP機器の最新の状態を保持しつつ、不要なメッセージの処理に伴うプロセッサの負荷を低減させることができる。
[実施の形態2]
実施の形態2のフレーム処理装置は、実施の形態1のそれに機能を付加した形態となっているため、以降の説明では実施例1にて説明済みの構成要素については同じ符号を付与し、説明を省略するものとする。
実施の形態2のフレーム処理装置は、実施の形態1のフレーム処理装置と同様に、ネットワークインタフェース機能1000、フレーム通過・廃棄・応答機能1100、フレーム処理機能1200を備える。
図10は、本発明の実施の形態2におけるフレーム処理装置の、フレーム通過・廃棄・応答機能の構成を示す図である。送信フレームに対する構成要素についてのみ説明を行う。まず、送信フレームにおける構成要素11100〜111000は受信フレームに対する構成要素における、通過廃棄指示2410にて『廃棄』の指示が出力されるまでは動作を停止しており、通過/挿入部11600は送信フレーム11000を常に通過させる。
通信廃棄指示2410にて『廃棄』指示が出力された場合、その直前に通過した同一内容の受信フレームに対応して、フレーム処理機能1200から挿入対象となるフレームが送出される。このため、この情報が起動・停止機能111000に通知され、この機能にて各構成要素11100〜11900が起動される。起動・停止機能111000は予め適切な値を保持または外部から設定された値を保持しており、各構成要素起動後一定時間が経過すると挿入対象とするフレームがないとして各構成要素の機能を停止させる。また、挿入完了通知11610が出力されると、挿入対象フレームが発見され、挿入処理を完了したとして各構成要素の機能を停止させる。
ヘッダ分類情報作成機能11700は、起動後、廃棄の対象となっている受信フレーム2000に関するヘッダ情報11710を受信ヘッダ分類部2100より入手する。この情報に基づき、受信フレームに対応する送信ヘッダ情報を作成してこのヘッダを有するフレームを挿入対象と判定するようヘッダ分類部11100に設定する。
メッセージ種別分類情報作成機能11800は、起動後廃棄の対象となっている受信フレーム2000に関するフォーマット情報11810を受信メッセージ種別分類部2200が出力するフォーマット情報2220より入手する。この情報に基づき、受信メッセージに対応する送信メッセージ種別情報を作成してこのメッセージ種別を有するフレームを挿入対象と判定するようメッセージ種別分類部11200に設定する。
メッセージ内容分類情報作成機能11900は、起動後廃棄の対象となっている受信フレーム2000に関するメッセージ内容11910を受信メッセージ種別分類部2200が出力するメッセージ内容2220より入手する。この情報に基づき、受信メッセージに対応する送信メッセージ内容情報を作成してこのメッセージ内容を有するフレームを挿入対象と判定するようメッセージ内容一致比較部11300に設定する。
送信フレーム11000は既に受信済みで不要な冗長メッセージとして廃棄される受信フレーム2000より以前に受信されたフレームに対する応答メッセージか否かを判定される。このため、フレーム処理機能から転送された送信フレーム11000の情報はヘッダ分類部11100へ入力される。そして、この機能にてヘッダ分類情報作成機能11700により設定された情報に基づきヘッダに基づく分類を行って、対象となるヘッダを有するフレームかを判断し、メッセージ分類の有無及び通過を決定する。メッセージ分類の対象外とされた場合、ヘッダ分類部判定対象外通過通知11130により通過/挿入部11600へ通知され、通過処理を行う。一方、メッセージ分類の対象とされた場合、対応するプロトコルのメッセージ種別分類部11200へ分類指示11110を用いて指示を行い、併せてペイロード情報11120を引き渡す。
指示を受けたメッセージ種別分類部11200は、メッセージ種別分類情報作成機能11800により設定された情報に基づき、ペイロード情報に含まれるメッセージが、プロトコルにて規定されているどのメッセージ種別に該当するかを、メッセージに含まれるヘッダ情報により特定し、メッセージ内容一致比較の有無及び通過を決定する。メッセージ内容一致比較の対象外とされた場合、メッセージ種別分類部判定対象外通過通知11230により、通過/挿入機能11600へ通知され処理を行う。一方、メッセージ内容一致比較対象とされた場合、メッセージ内容一致比較部11300へ比較指示11210を用いて指示を行い、併せてフォーマット情報/メッセージ内容/プロトコル規定11220を引き渡す。
指示を受けたメッセージ内容一致比較部11300は、特定のメッセージ種別における様々なメッセージ内容がどのメッセージに相当するかを判定する。このため、メッセージ内容一致比較部11300は、メッセージ種別分類情報作成機能11900により設定された基準メッセージ情報に基づき、メッセージ内容の一致比較を行い、一致または不一致の判定結果を一致通知11320または不一致通知11310を用いて通過/挿入判定機能11500へ通知する。
通知を受けた通過/挿入判定部11500は、受信した一致通知11320及び不一致通知11310を用いて通過/挿入の判定を行い、通過・挿入判定結果11510を用いてその結果を通過/挿入部11600へ通知する。
通知を受けた通過/挿入部11600は、ヘッダ分類部判定対象外通過通知11130及びメッセージ種別分類部判定対象外通過通知11230を共に用いて受信したフレームの通過または挿入を決定する。通過時には受信したフレームをそのまま通過させ、挿入時には受信したフレームを複製して送出する処理を行い、廃棄された受信フレームに対応する処理が終了したとして、挿入完了通知11610を起動・停止機能111000へ出力して各構成要素を停止させ、再び受信フレームの廃棄が行われるまで待機する。
次にUPnPを想定した上記各機能の動作の流れを説明する。
図11は、本発明の実施の形態2におけるフレーム処理装置で、ネットワークより入力されるフレームフォーマットを示す図である。下位層から順にEthernet/IP/UDP/SSDPが適用されるフレームである。また、図12は本発明の実施の形態2におけるフレーム処理装置で、ネットワークより入力されるフレームのトラヒックパターン及びペイロード情報の内容を示す図である。ペイロード情報は、ペイロード情報3700(PacketA/B)及びペイロード情報12700(PacketC/D)である。
ここで、実施の形態2のフレーム処理装置に、図11に示す受信フレームが、図12に示すトラヒックパターンで入力される場合について説明する。
受信時の処理の詳細については実施例1で述べたので省略するが、結果として、図12に示すPacketB13200が冗長メッセージとして廃棄される。
この廃棄は通過・廃棄指示2410として起動・停止機能111000へ出力され(図10参照)、各機能が起動される。
ヘッダ分類情報作成機能11700は、ヘッダ分類部2100よりヘッダ情報11710として廃棄対象としたPacketBに対応するエントリAのパラメータ値として、図11のフォーマット3000〜3600に示すように、宛先MACアドレス:01:00:5E:7F:FF:FA、送信元MACアドレス:MAC-A、イーサタイプ:0x0800、VALN PID:なし、プロトコル識別子:0x11、送信元IPv4アドレス:IP-A、宛先IPv4アドレス:239.255.255.250、送信元IPv6アドレス:なし、宛先IPv6アドレス:なし、送信元ポート番号:PortA、宛先ポート番号:1900、メッセージ種別分類機能:α(プロトコル:SSDP、送信元IPv4アドレス:IP-A)を取得して、対応する送信フレームの分類情報を作成する。
具体的には、アドレスに関する各パラメータの送信元を送信先とし、送信元として予め保有する自装置のパラメータを設定し、ポート番号に関しては送信元と送信先を入れ替える。
このようにして送信フレームの分類情報として、図11の12000〜12600に示すように、宛先MACアドレス:MAC-A、送信元MACアドレス:MAC-B、イーサタイプ:0x0800、VALN PID:なし、プロトコル識別子:0x11、送信元IPv4アドレス:IP-B、宛先IPv4アドレス:IP-A、送信元IPv6アドレス:なし、宛先IPv6アドレス:なし、送信元ポート番号:1900、宛先ポート番号:PortA、メッセージ種別分類機能:α(プロトコル:SSDP、送信元IPv4アドレス:IP-B)を取得する。
図13は、本発明の実施の形態2におけるフレーム処理装置の、フレーム通過・廃棄・応答機能におけるヘッダ分類部の内部構成を示す図である。ヘッダ分類情報作成機能11700により作成された情報は、外部設定情報14400として分類テーブル14000に設定される。この情報に基づき入力されたフレーム11000は、分類テーブル14000との比較が行われ、一致する場合には分類指示14200及びペイロード情報14300が出力され、一致するエントリがない場合には判定対象外通過指示14600が出力される。そして、この情報がヘッダ分類部判定対象外通過通知11130として通過/挿入部11600に通知され、この機能にて通過の操作を行う。
この場合は一致するため、分類指示14200がメッセージ種別分類部11200(図10参照)へ出力され、併せて入力フレーム11000のペイロード情報がペイロード情報11120として出力される。
メッセージ種別分類情報作成機能11800は、メッセージ種別分類部2200よりフォーマット情報として、廃棄対象としたPacketBに対応するフォーマット情報11810『M-SEARCH\r\n、Host:\r\n、Man:\r\n、MX:3\r\n、\r\n』を取得する。この情報において先頭から最初の行終了コード『\r\n』までの文字列が抽出され、『M-SERCH』を取得する。
この情報に基づき、予め設定された、プロトコル規定によるメッセージ対応情報に基づいた応答メッセージ種別及びフォーマット情報を作成する。具体的には、『M-SERCH』に対応するのはプロトコル規定により『HTTP/1.1 200 OK』であるのでこれをメッセージ種別識別情報として分類テーブル15020に外部設定情報15400として設定する。併せてフォーマット情報としてM-SERCHの応答としてプロトコル規定にて定められているフォーマット『HTTP/1.1 200 OK\r\n、CACHE-CONTROL:\r\n、Location:\r\n、SERVER:\r\n、ST:\r\n、EXT:\r\n、USN:\r\n、\r\n』を分類テーブル15020に外部設定情報15400として設定する。
図14は、本発明の実施の形態2におけるフレーム処理装置の、フレーム通過・廃棄・応答機能におけるメッセージ種別分類部の内部構成を示す図である。メッセージ種別分類情報作成機能11800(図10参照)により作成された情報は、外部設定情報15400として分類テーブル15020に設定される。
メッセージ分類機能15000は、入力された分類指示に従い起動される。併せて入力されたペイロード情報において先頭から最初の行終了コード『\r\n』までの文字列が抽出される。これをメッセージ種別識別情報として、予め設定された分類テーブル15020との比較が行われ、一致する場合には、比較指示が出力され、対応するメッセージ一致比較手段11300(図10参照)が起動される。一方、一致するエントリがない場合には判定対象外通過指示15201が出力され、この情報がメッセージ種別分類部判定対象外通過通知11230(図10参照)として通過/挿入部11600に通知され、この機能にて通過の操作を行う。
この場合のペイロード情報14300は一致し、比較指示15001がメッセージ一致比較手段11300へ出力され、併せてフォーマット情報15002、メッセージ内容15003が出力される。
メッセージ内容分類情報作成機能11900(図10参照)は、メッセージ種別分類部2200よりメッセージ内容として、廃棄対象としたPacketBに対応するメッセージ内容11910を取得する。具体的な内容は図12のメッセージ13220に示す通りである。
この情報に基づき、予め設定された、プロトコル規定によるメッセージ対応情報及び自装置の情報に基づいた基準応答メッセージを作成する。具体的には、メッセージ種別分類部から出力された、応答メッセージのフォーマット情報『HTTP/1.1 200 OK\r\n、CACHE-CONTROL:\r\n、Location:\r\n、SERVER:\r\n、ST:\r\n、EXT:\r\n、USN:\r\n、\r\n』に対して、廃棄されたメッセージ内容『M-SEARCH * HTTP/1.1\r\n、Host:239.255.255.250:1900\r\n、ST:urn:schemas-upnp-org:device:InternetGatewayDevice:1\r\n、Man:"ssdp:discover"\r\n、MX:3\r\n、\r\n』及び自装置にて予め設定された情報から必要な情報を抽出して各パラメータを挿入する。
まず、『CACHE-CONTROL:』には自装置にて予め設定された情報『max-age=120』を挿入し、『Location:』には同じく自装置にて予め設定された情報『IGD-HTTP/1.1 UPnP/1.0 UPnP-Device-Host/1.0』を挿入し、『ST:』にはメッセージ内容から抽出した『urn:schemas-upnp-org:device:InternetGatewayDevice:1』を挿入し、『EXT:』には自装置にて予め設定された情報『』(null)を挿入し、『USN:』には自装置にて予め設定された情報『uuid:0208591c-00dc0301::』及びメッセージ内容から抽出した『urn:schemas-upnp-org:device:InternetGatewayDevice:1』を挿入する。これを基準メッセージ情報16020へ外部設定情報16202として設定する。
図15は、本発明の実施の形態2におけるフレーム処理装置の、フレーム通過・廃棄・応答機能におけるメッセージ一致比較部の内部構成を示す図である。
比較指示15001を受けたメッセージ内容一致比較機能16010は、受信したフォーマット情報15002及びメッセージ内容15003を用いて、それぞれ基準メッセージ16020との比較を行う。
比較の際には、まず、基準メッセージ16020を先頭から検索してスペース及びタブに該当するキャラクタコードの削除を行い、これをメッセージ終了コードである『\r\n\r\n』が発見されるまで行う。これによりスペース、タブ数の違いによる不一致判定結果を防止する。これと同じ操作をメッセージ内容15003についても行う。
次に、フォーマット情報15002を先頭から検索し、行終了コードである『\r\n』の次から『\r\n』が発見されるまでの文字列を取得し2行目の『CACHE-CONTROL:』を得る。これを1回目の比較基準とし、スペース及びタブに該当するキャラクタコードの削除後の基準メッセージを先頭から検索し、行終了コードである『\r\n』の次から始まる文字列を次の行終了コードである『\r\n』まで取得して『CACHE-CONTROL: max-age=120』を得る。これを比較基準文字列『CACHE-CONTROL:』と先頭部分を比較する。
この場合は同一の文字列であるため、同様の処理を3行目以降も行ってこれをフォーマット情報にてメッセージ終了コード『\r\n\r\n』が発見されるまで繰り返す。一方、一致しない場合は基準メッセージにおける次の『\r\n』までの文字列を取得して比較を繰り返し行い、一致した場合はその文字列を2行目としてメッセージ内の行を入れ替えてフォーマット情報の3行目以降について同じ処理を行う。メッセージ終了コードである『\r\n\r\n』が発見されるまで一致しなかった場合は、比較対象外メッセージと判定して不一致通知16201を出力して処理を終了する。
これをスペース及びタブに該当するキャラクタコードの削除後のメッセージ内容についても同様に行う。これにより、単に行の入れ替わりによって不一致判定が行われる事態を防止することができる。
以上の方法でフォーマット整形を行った基準メッセージとメッセージ内容とは、ビット単位、オクテット単位、またはそれらの組み合わせ、ハッシュ演算等の一定長へのデータ変換演算、などを用いて比較される。
PacketCである13400のメッセージ内容が入力された場合には一致と判定され、通過・挿入判定部11500へ一致通知16003が出力される。
判定結果に基づき、通過/挿入判定部11500は送信フレーム11000の通過・挿入判定結果11510を通知する。通知を受けた通過/挿入部11600では通過指示の場合は何もせずに送信フレーム11000を通過させ、挿入指示の場合は図12に示すようにPacketC13400の複製を作成し、PacketD13300として挿入を行い、挿入完了通知11610を出力して起動・停止機能111000に対し停止指示を行う(図10参照)。尚、この挿入操作の際に、予め設定した情報に基づき、PacketD13300の送出タイミングを一定時間経過後行うようにしても良い。
通知を受けた起動・停止機能111000は各構成要素の停止を行い、次回の受信フレーム廃棄が発生するまで待機を行う。
以上のように、実施の形態2のフレーム処理装置によれば、既に受信済みで不要な冗長メッセージと判定して廃棄したメッセージに対応した応答メッセージを送出することができ、複製した送出フレームと他のフレームとの間隔を調整することができる。
本発明は、受信済みメッセージを含むフレームを廃棄する為、不要なメッセージの処理に関わるプロセッサの負荷を低減させることができる効果を有し、ネットワークインタフェースを通じてイーサネットなどのフレームを送受信処理する装置において、フレームを識別して、受信フレームの廃棄、通過、またはフレーム送出等の制御を行うフレーム処理装置等に有用である。
本発明の実施の形態1におけるフレーム処理装置の構成を示す図 本発明の実施の形態1におけるフレーム処理装置の、フレーム通過・廃棄・応答機能の構成を示す図 本発明の実施の形態1におけるフレーム処理装置で、ネットワークより入力されるフレームフォーマットを示す図 本発明の実施の形態1におけるフレーム処理装置で、ネットワークより入力されるフレームのトラヒックパターン及びペイロード情報の内容を示す図 本発明の実施の形態1におけるフレーム処理装置の、フレーム通過・廃棄・応答機能におけるヘッダ分類部の内部構成を示す図 本発明の実施の形態1におけるフレーム処理装置の、フレーム通過・廃棄・応答機能におけるメッセージ種別分類部の内部構成を示す図 本発明の実施の形態1におけるフレーム処理装置の、フレーム通過・廃棄・応答機能におけるメッセージ内容一致比較部の内部構成を示す図 本発明の実施の形態1におけるフレーム処理装置の、フレーム通過・廃棄・応答機能における冗長メッセージ判定部の内部構成を示す図 本発明の実施の形態1におけるフレーム処理装置の、フレーム通過・廃棄・応答機能における通過・廃棄判定部の内部構成を示す図 本発明の実施の形態2におけるフレーム処理装置の、フレーム通過・廃棄・応答機能の構成を示す図 本発明の実施の形態2におけるフレーム処理装置で、ネットワークより入力されるフレームフォーマットを示す図 本発明の実施の形態2におけるフレーム処理装置で、ネットワークより入力されるフレームのトラヒックパターン及びペイロード情報の内容を示す図 本発明の実施の形態2におけるフレーム処理装置の、フレーム通過・廃棄・応答機能におけるヘッダ分類部の内部構成を示す図 本発明の実施の形態2におけるフレーム処理装置の、フレーム通過・廃棄・応答機能におけるメッセージ種別分類部の内部構成を示す図 本発明の実施の形態2におけるフレーム処理装置の、フレーム通過・廃棄・応答機能におけるメッセージ一致比較部の内部構成を示す図
符号の説明
1000 ネットワークインターフェース機能
1100 フレーム通過・廃棄・応答機能
1200 フレーム処理機能
2100 ヘッダ分類部
2200 メッセージ種別分類部
2300 メッセージ一致比較部
2400 冗長メッセージ判定部
2500 通過/廃棄判定部
2600 通過/廃棄部
11100 ヘッダ分類部
11200 メッセージ種別分類部
11300 メッセージ一致比較部
11500 通過/挿入判定部
11600 通過/挿入部

Claims (8)

  1. 通信装置において受信したフレームの中から判別した特定のフレームの通過又は廃棄を決定するフレーム処理装置であって、
    フレームのヘッダ情報及びペイロード情報を用いて抽出した、フレームに含まれる制御用のメッセージを分類する分類手段と、
    分類されたメッセージ毎に初めて受信したメッセージを比較の基準である基準メッセージとして、以降受信して分類されたメッセージに対して、前記基準メッセージとの一致比較を行うメッセージ一致比較手段と、
    前記基準メッセージと一致したメッセージに対して当該メッセージが既に受信済みである同一メッセージであるか否かを判定する冗長メッセージ判定手段と、を有し、
    前記冗長メッセージ判定手段は、前記基準メッセージを受信した時刻からの受信経過時間を測定する測定手段を備え、判定対象となるメッセージを受信するまでの受信経過時間が、時間に基づいて規定される判定基準値の範囲内にある場合には当該メッセージを既に受信済みであると判定して廃棄し、前記受信経過時間が前記判定基準値を超過している場合には前記基準メッセージをクリアし、前記測定手段が当該メッセージを受信した時刻から新たに受信経過時間を測定するフレーム処理装置。
  2. 前記判定基準値は、予め外部より設定される請求項1記載のフレーム処理装置。
  3. 前記判定基準値は、メッセージから算出されるメッセージの有効期間情報を用いて算出される値、または、当該有効期間情報とヘッダ情報及びペイロード情報にて特定されたプロトコルの規定に基づき算出されるメッセージのリフレッシュ間隔情報とを用いて算出される値である請求項1記載のフレーム処理装置。
  4. 前記メッセージ一致比較手段は、前記基準メッセージと前記メッセージ一致比較手段の比較対象となる比較対象メッセージとを、ビット単位、オクテット単位、またはそれらの組み合わせによる比較、若しくは、ハッシュ演算等の一定長へのデータ変換演算を用いた比較を行い、一致不一致を判定する請求項1から3のいずれか一項記載のフレーム処理装置。
  5. 前記メッセージ一致比較手段は、前記比較に先立ち、メッセージ内の各情報要素フィールドのフォーマットが規定されたフォーマット情報を用いてメッセージ内の情報要素フィールドを並べ替え、前記基準メッセージのフォーマットと前記比較対象メッセージのフォーマットとを整合させる請求項4記載のフレーム処理装置。
  6. 前記メッセージ一致比較手段は、前記比較に先立ち、前記基準メッセージ及び前記比較対象メッセージそれぞれに含まれるスペース・タブ文字列を削除する請求項4記載のフレーム処理装置。
  7. 応答を行うべき受信フレームのヘッダ情報及びペイロード情報を検出する検出手段と、
    前記検出手段の検出結果から前記受信フレームに対応する送出フレームを特定する特定手段と、
    送出フレーム流から、特定した送出フレームを抽出する抽出手段と、
    抽出した送出フレームの複製フレームを作成して前記送出フレーム流に挿入する挿入手段と、
    を有する請求項1記載のフレーム処理装置。
  8. 前記挿入手段は、前記複製フレームを前記送出フレーム流に挿入する際、予め設定された値に基づいたフレーム間隔を付与する付与手段を有する請求項7記載のフレーム処理装置。
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JP2013110586A (ja) * 2011-11-21 2013-06-06 Hitachi Ltd 通信システム、通信装置及び通信方法

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