JP2007042460A - 色素増感型太陽電池及びその封止方法 - Google Patents

色素増感型太陽電池及びその封止方法 Download PDF

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淳矢 高島
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Abstract

【課題】 製造時の熱による増感色素の脱離等を抑制し電極及び電解液の封止を行うことができる色素増感型太陽電池及びその封止方法を提供することを課題とする。
【解決手段】 本色素増感型太陽電池は、対極基板11と、対極基板の一面側に対向して配置されたガラス製の透光性基板12と、対極基板の該一面側に配設された触媒電極13と、透光性基板の対極基板に対向する一面側に配設された増感色素を有する半導体電極14と、触媒電極及び半導体電極の間に充填された電解液17と、対極基板及び透光性基板の間、且つ触媒電極及び半導体電極の周囲に周設された壁部18と、を備え、壁部及び透光性基板が、透光性基板側の垂直方向から、透光性基板となるガラス基板の壁部と接合されることとなる被接合面に照射されたレーザ光によって被接合面を融解、凝固させて形成した接合層181によって接合されていることを特徴とする。
【選択図】 図4

Description

本発明は、製造時の熱による増感色素の脱離等を抑制し電極及び電解液の封止を行うことができる色素増感型太陽電池及びその封止方法に関する。
現在、太陽光発電では、単結晶シリコン、多結晶シリコン、アモルファスシリコン及びこれらを組み合わせたHIT(Heterojunction with Intrinsic Thin-layer)等を用いた太陽電池が実用化され、主力技術となっている。これらの太陽電池では光電変換の効率も20%近くあり優れている。しかし、シリコン系太陽電池は素材製造にかかるエネルギーコストが高く、環境負荷などの面でも課題が多く、価格及び材料供給等における制限もある。一方、Gratzel等により提案された色素増感型太陽電池が安価な太陽電池として注目されている(例えば、非特許文献1及び特許文献1参照。)。この太陽電池は、増感色素を担持させた多孔質チタニアを用いた半導体電極と対極との間に電解液を介在させた構造を有し、現行のシリコン系太陽電池に比べて光電変換効率は低いものの、材料、製法等の面で大幅なコストダウンが可能である。
また、多孔質電極、対極及び電解液は、透光性基板と対極基板との間であり、且つ周囲を壁部によって囲まれた空間内に収容されている。この壁部は透光性基板を加熱して融解させたり、接着性樹脂を用いて硬化を促進させるために加熱したりして、約100℃以上の高温に晒すと増感色素が半導体電極から脱離するため未加熱に比べて電池の性能が低くなっていた。
このように、増感色素の温度が上昇することなく壁部を形成するために、透光性基板及び対極基板の端面に向けてレーザ光を照射することにより必要な部分に限って加熱する方法が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
Nature誌(第353巻、pp.737−740、1991年) 特開平1−220380号公報 特開2003−170290号公報
しかし、特許文献2のように側面方向から照射して加熱する場合、透光性基板及び対極基板の側面を揃えないと境界面にレーザ光が到達しにくくなり、十分な加熱がされない。このため、壁部を有する全ての端面を揃える必要があった。
本発明は、上記の状況に鑑みてなされたものであり、製造時の熱による増感色素の脱離等を抑制し電極及び電解液の封止を行うことができる色素増感型太陽電池及びその封止方法を提供することを目的とする。
本発明の色素増感型太陽電池及びその封止方法は、以下の通りである。
1.対極基板11と、該対極基板11の一面側に対向して配置されたガラス製の透光性基板12と、該対極基板11の該一面側に配設された触媒電極13と、該透光性基板12の該対極基板11に対向する一面側に配設された増感色素を有する半導体電極14と、該半導体電極14の少なくとも一部に含有され、且つ該触媒電極13及び該半導体電極14の間に充填された電解液17と、該対極基板11及び該透光性基板12の間、且つ該触媒電極13及び該半導体電極14の周囲に設けられた壁部18と、を備え、該壁部18及び該透光性基板12が、該透光性基板12側の垂直方向から、該透光性基板12となるガラス基板の該壁部18と接合されることとなる被接合面に照射されたレーザ光によって該被接合面を融解、凝固させて形成した接合層181によって接合されていることを特徴とする色素増感型太陽電池。
2.対極基板11と、該対極基板11の一面側に対向して配置された透光性基板12と、該対極基板11の該一面側に配設された触媒電極13と、該透光性基板12の該対極基板11に対向する一面側に配設された増感色素を有する半導体電極14と、該半導体電極14の少なくとも一部に含有され、且つ該触媒電極13及び該半導体電極14の間に充填された電解液17と、該対極基板11及び該透光性基板12の間、且つ該触媒電極13及び該半導体電極14の周囲に設けられた壁部18と、を備え、該壁部18及び該透光性基板12が、該透光性基板12側の垂直方向から、該壁部18となるガラス含有材の該透光性基板12と接合されることとなる被接合面に照射されたレーザ光によって該被接合面を融解、凝固させて形成した接合層181によって接合されていることを特徴とする色素増感型太陽電池。
3.対極基板11と、該対極基板11の一面側に対向して配置された透光性基板12と、該対極基板11の該一面側に配設された触媒電極13と、該透光性基板12の該対極基板11に対向する一面側に配設された増感色素を有する半導体電極14と、該半導体電極14の少なくとも一部に含有され、且つ該触媒電極13及び該半導体電極14の間に充填された電解液17と、該対極基板11及び該透光性基板12の間、且つ該触媒電極13及び該半導体電極14の周囲に設けられた壁部18と、を備え、該壁部18及び該透光性基板12は、該透光性基板12の該壁部18と接合されることとなる被接合面と、該壁部18の該透光性基板12と接合されることとなる被接合面との間に充填された接着性樹脂を、該透光性基板12側の垂直方向から照射されたレーザ光によって硬化させて形成した接合層182によって接合されていることを特徴とする色素増感型太陽電池。
4.上記透光性基板12の上記壁部18との接合面に上記半導体電極14と電気的に接続され、且つレーザ光を吸収する集電電極161を更に具備する上記3.記載の色素増感型太陽電池。
5.上記対極基板11はセラミックス製である上記1.乃至4.のいずれかに記載の色素増感型太陽電池。
6.上記壁部18は、上記対極基板11と一体に形成されている上記1.乃至5.のいずれか1項に記載の色素増感型太陽電池。
7.対極基板11と、該対極基板11の一面側に対向して配置されたガラス製の透光性基板12と、該対極基板11の該一面側に配設された触媒電極13と、該透光性基板12の該対極基板11に対向する一面側に配設された増感色素を有する半導体電極14と、該半導体電極14の少なくとも一部に含有され、且つ該触媒電極13及び該半導体電極14の間に充填された電解液17と、該対極基板11及び該透光性基板12の間、且つ該触媒電極13及び該半導体電極14の周囲に設けられた壁部18と、を備える色素増感型太陽電池の封止方法であって、該透光性基板12となるガラス基板の該壁部18と接合されることとなる被接合面に光吸収材及びガラスフラックスを付着させ、次いで、該光吸収材に該透光性基板12側の垂直方向からレーザ光を照射して該ガラス基板を融解させ、その後、凝固させて該透光性基板12と該壁部18とを接合することを特徴とする色素増感型太陽電池の封止方法。
8.対極基板11と、該対極基板11の一面側に対向して配置された透光性基板12と、該対極基板11の該一面側に配設された触媒電極13と、該透光性基板12の該対極基板11に対向する一面側に配設された増感色素を有する半導体電極14と、該半導体電極14の少なくとも一部に含有され、且つ該触媒電極13及び該半導体電極14の間に充填された電解液17と、該対極基板11及び該透光性基板12の間、且つ該触媒電極13及び該半導体電極14の周囲に設けられた壁部18と、を備える色素増感型太陽電池の封止方法であって、該壁部18となるガラス含有材の該透光性基板12と接合されることとなる被接合面に光吸収材及びガラスフラックスを付着させ、次いで、該光吸収材に該透光性基板12側の垂直方向からレーザ光を照射して該ガラス含有材を融解させ、その後、凝固させて該透光性基板12と該壁部18とを接合することを特徴とする色素増感型太陽電池の封止方法。
9.上記光吸収材は、上記ガラスフラックスに含まれる上記7.又は8.記載の色素増感型太陽電池の封止方法。
10.対極基板11と、該対極基板11の一面側に対向して配置された透光性基板12と、該対極基板11の該一面側に配設された触媒電極13と、該透光性基板12の該対極基板11に対向する一面側に配設された増感色素を有する半導体電極14と、該半導体電極14の少なくとも一部に含有され、且つ該触媒電極13及び該半導体電極14の間に充填された電解液17と、該対極基板11及び該透光性基板12の間、且つ該触媒電極13及び該半導体電極14の周囲に設けられた壁部18と、を備える色素増感型太陽電池の封止方法であって、該壁部18及び該透光性基板12は、該透光性基板12の該壁部18と接合されることとなる被接合面と、該壁部18の該透光性基板12と接合されることとなる被接合面との間に光吸収材及び接着性樹脂を充填し、次いで、該光吸収材に該透光性基板12側の垂直方向からレーザ光を照射して該熱硬化性樹脂を硬化させて、該透光性基板12と該壁部18とを接合することを特徴とする色素増感型太陽電池の封止方法。
11.上記光吸収材は、上記接着性樹脂に含まれる上記10.記載の色素増感型太陽電池の封止方法。
12.上記透光性基板12の上記被接合面に上記半導体電極14と電気的に接続され、且つ上記光吸収材として機能する集電電極161を更に具備する上記10.又は11.記載の色素増感型太陽電池の封止方法。
13.上記壁部18は、上記対極基板11と一体に形成されている上記7.乃至12.のいずれかに記載の色素増感型太陽電池。
14.上記対極基板11はセラミックス製である上記7.乃至13.のいずれかに記載の色素増感型太陽電池の封止方法。
本各発明の色素増感型太陽電池及びその封止方法によれば、透光性基板12と壁部18との接合を、レーザ光によって透光性基板12となるガラス基板を加熱して行うことで、接合工程を短時間で容易に行うことができる。また、更に、透光性基板12と壁部18との接合を、レーザ光によって壁部18となるガラス含有材を加熱して行っても、同様にして接合工程を短時間で容易に行うことができる。更に、透光性基板12と壁部18との接合を、レーザ光によって接着性樹脂を加熱して行うことで、接合工程を短時間で容易に行うことができる。
更に、接合が必要な部分に限定して加熱することができるため、熱に弱い半導体電極14及び電解液17等の温度が上昇して、増感色素が脱離したり、電解液が劣化したりすることを抑制することができる。また、図1に例示するように、対極基板11及び透光性基板12と、壁部18との位置関係によらず、周辺及び中央等の任意の部位を接合することができるため、色素増感型太陽電池を容易に作製することができる。
更に、透光性基板12の集電電極16を透光性基板12及び壁部18の間にも設け、光吸収材として用いる場合は、他の光吸収材を用意することなくレーザを用いた透光性基板12及び壁部18の接合を容易に行うことができる。
また、対極基板11をセラミックス製とする場合は、構造を安定にすることができ、製造及び取付けを容易にすることができる。更に、対極基板11上にタングステン等を焼結して集電電極15等を形成しても対極基板11の変形等がない。また、レーザ光によって対極基板11が加熱されても対極基板11としての機能の劣化をすることがなく、電解液17等を容易に封止することができる。
更に、壁部18が対極基板11と一体に形成されている色素増感型太陽電池及びその封止方法によれば、壁部18の形成工程を簡略にすることができ、また、厚さをより容易に均一にすることができる。更に、対極基板11がセラミック基板であっても壁部18は、焼成前に加工すればよく、工数に負担が掛からない。
光吸収材をガラスフラックス内に含有させる場合は、ガラスフラックスのレーザ光による加熱をより均一に行うことができ、接合を容易にすることができる。
光吸収材を接着性樹脂に含有させる場合は、接着性樹脂の硬化を短時間に行うことができ、レーザ光による加熱をより効率よくし、接合することができる。
以下、例えば図1〜14を例にして本発明の色素増感型太陽電池及びその封止方法を詳細に説明する。
本色素増感型太陽電池1は図4に例示するように、対極基板11と、該対極基板11の一面側に対向して配置された透光性基板12と、該対極基板11の該一面側に配設された触媒電極13と、該透光性基板12の該対極基板11に対向する一面側に配設された増感色素を有する半導体電極14と、該半導体電極14の少なくとも一部に含有され、且つ該触媒電極13及び該半導体電極14の間に充填された電解液17と、該対極基板11及び該透光性基板12の間、且つ該触媒電極13及び該半導体電極14の周囲に設けられた壁部18と、を備える。
上記「対極基板11」は、透光性基板12に対向して配置される。この対極基板11は、透光性を有していてもよいし、有していなくてもよい。透光性を有していない対極基板11は特に限定されないが、例えばセラミックスにより形成することができる。セラミック基板を用いた対極基板11は強度が大きく、支持基板となって優れた耐久性を有する色素増感型太陽電池とすることができる。また、触媒電極13及び対極側集電電極15を焼成することができる。更に、対極基板11、触媒電極13及び対極側集電電極15を同時焼成することができる。
セラミック基板の形成に用いられるセラミックスは特に限定されず、酸化物系セラミック、窒化物系セラミック及び炭化物系セラミック等の各種セラミックスを用いることができる。セラミックスとしては、アルミナ、窒化ケイ素及びジルコニア等が好ましく、アルミナが特に好ましい。アルミナは耐腐食性が高く、強度が大きく、電気絶縁性にも優れ、アルミナからなる対極基板11とすることで、より優れた耐久性を有する色素増感型太陽電池とすることができる。
対極基板11がセラミックスからなる場合、その厚さは特に限定されないが、100μm〜5mm、特に500μm〜5mm、更に1〜5mmとすることができ、300μm〜3mmとすることが好ましい。対極基板11の厚さが100μm〜5mm、特に300μm〜3mmであれば、支持層として十分な強度を有し、優れた耐久性を有する色素増感型太陽電池とすることができる。
透光性を有する対極基板11はガラス板及び樹脂シート等を用いて形成することができる。
対極基板11がガラス板からなるとき材質は特に限定されず、例えば、シリカガラス、ソーダ石灰ガラス、ホウケイ酸ガラス、アルミノケイ酸ガラス及びアルミノホウケイ酸ガラス等を用いることができる。また、対極基板11が樹脂シートからなるとき材質は特に限定されず、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステル、ポリフェニレンスルフィド、ポリカーボネート、ポリスルフォン、ポリエチリデンノルボルネン等を用いて作製することができる。対極基板11の厚さは材質によっても異なり、特に限定されないが、透光性の指標である下記の透過率が60〜99%、特に85〜99%となる厚さであることが好ましい。
ここでいう透光性とは、波長400〜900nmの可視光の透過率が10%以上であることを意味する。この透過率は60%以上、特に85%以上であることが好ましい。以下、透光性の意味及び好ましい透過率はすべて同様である。
透過率(%)=(透過した光量/入射した光量)×100
上記「透光性基板12」は対極基板11に対向して配置される。この透光性基板12は、上記対極基板11が透光性を有する場合と同様に、融解凝固によって対極基板11と接合するときはガラス板、接着性樹脂を用いて接合するときはガラス板及び樹脂シート等を用いて形成することができる。ガラス板及び樹脂シートは特に限定されず、上記対極基板11と同様に、各種ガラス板及び各種樹脂からなるシートが挙げることができる。
透光性基板12の厚さは材質によっても異なり、特に限定されないが、上記の透過率が60〜99%、特に85〜99%となる厚さであることが好ましい。
上記「触媒電極13」は、対極基板11の一面側に配設される(例えば図4参照)。この触媒電極13は、触媒活性を有する物質により形成することができる。また、触媒活性を有さない、金属、後述の触媒電極15に使用される透光性導電膜の形成に用いられる導電性酸化物及びポリアニリン、ポリピロール等の導電性高分子などと、触媒活性を有する物質とを用いて形成することもできる。
触媒活性を有する物質としては、白金、ロジウム等の貴金属(但し、金及び銀は電解液等に対する耐腐食性が低いため好ましくない。以下、電解液等が接触し得る部分には同様に銀は好ましくない。)、カーボンブラック等が挙げられ、これらは併せて導電性を有する。触媒電極13は、触媒活性を有し、且つ電気化学的に安定な貴金属により形成することが好ましく、触媒活性が高く、電解液に対する耐腐食性が高い白金を用いることが特に好ましい。この触媒電極13の厚さは特に限定されないが、単層及び多層のいずれの場合も、3nm〜10μm、特に3nm〜2μmとすることができる。触媒電極13の厚さが3nm〜10μmであれば、十分に抵抗の低い触媒電極13とすることができる。
触媒活性を有する物質からなる触媒電極13は、触媒活性を有する物質の微粒子を含有するペーストを、対極基板11等の表面にスクリーン印刷法、ドクターブレード法等の任意の塗布方法を用いて塗布形成することができる。また、触媒活性を有する物質を含有する金属、導電性酸化物からなる触媒電極13も、触媒活性を有する物質の場合と同様の方法により形成することができる。更に、これらの触媒電極13は、スパッタリング法、蒸着法、イオンプレーティング法等により、対極基板11等の表面に金属等を堆積させて形成することもできる。
上記「半導体電極14」は、透光性基板12の一面側に配設される(例えば図4を参照)。この半導体電極14は、半導体電極基体と、この半導体電極基体に付着した増感色素とを有する。半導体電極基体は、チタニア、酸化スズ、酸化亜鉛等の金属酸化物、硫化亜鉛、硫化鉛等の金属硫化物等により形成することができる。
半導体電極基体の作製方法は特に限定されず、例えば、金属酸化物、金属硫化物等の半導体微粒子を含有するペーストを、透光性基板12等の表面にスクリーン印刷法及びドクターブレード法等の任意の塗布方法を用いて塗布して未焼成半導体電極基体を形成し、その後、焼成することにより作製することができる。
焼成の条件は特に限定されないが、焼成温度は400〜600℃、特に450〜550℃とすることができ、焼成時間は10〜300分、特に20〜40分とすることができる。焼成雰囲気は、大気雰囲気等の酸化雰囲気又はアルゴン等の希ガス雰囲気及び窒素ガス雰囲気等の不活性雰囲気とすることができる。
上記「増感色素」としては、光電変換の作用を向上させる錯体色素及び有機色素を用いることができる。錯体色素としては金属錯体色素が挙げられ、有機色素としてはポリメチン色素、メロシアニン色素等が挙げられる。金属錯体色素としてはルテニウム錯体色素及びオスミウム錯体色素等が挙げられ、ルテニウム錯体色素が特に好ましい。更に、光電変換がなされる波長域を拡大し、光電変換効率を向上させるため、増感作用が発現される波長域の異なる2種以上の増感色素を併用することもできる。
半導体電極基体に増感色素を付着させる方法は特に限定されず、例えば、増感色素を有機溶媒に溶解させた溶液に半導体電極基体を浸漬し、溶液を含侵させ、その後、有機溶媒を除去することにより付着させることができる。また、この溶液を、半導体電極基体に塗布し、その後、有機溶媒を除去することにより付着させることもできる。
上記「電解液17」は、半導体電極14及び触媒電極13の各々の少なくとも一部に含有され、且つ半導体電極14と触媒電極13との間に充填されている。電解液17は、通常、半導体電極14及び触媒電極13のそれぞれの全体に含有されており、これにより光電変換効率を向上させることができる。半導体電極14と触媒電極13との間隔は特に限定されないが、200μm以下、特に50μm以下(通常、1μm以上)とすることができる。この厚さが200μm以下であれば、十分な発電効率を有する色素増感型太陽電池とすることができる。
電解液17には、電解質の他、通常、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート等のカーボネート類などの溶媒及び各種の添加剤物等が含有される。この電解質は特に限定されず、各種の電解質を用いることができる。電解質としては、Iと、LiI及びピリジニウムヨーダイド、イミダゾリウムヨーダイド等の4級アンモニウム化合物のヨウ素塩とを組み合わせてなる電解質が特に好ましい。電解質は1種のみを用いてもよいし、2種以上を用いてもよい。
電解液を用いる場合、この溶液は、対極基板11、透光性基板12及び壁部18によって形成される空間に電解液を注入し、含有させ、充填させることができる。この空間への電解液の注入は、対極基板11の側からでも、透光性基板12の側からでもよく、穿孔し易い側に注入口を設け、この注入口から注入することが好ましい。尚、注入口は1個でよいが、空気抜きのため更に他の孔を設けることもできる。このように空気抜きのための孔を設けることで、電解液をより容易に注入することができる。
上記「壁部18」は、電解液17が区画外へ漏出しなければよく、任意の材質を選択することができる。この材質としては、接着性樹脂及びガラス等を例示することができる。また、壁部18となる部材をレーザ光で融解凝固させる場合は、ガラス等を例示することができる。更に、ガラス成分を含有する「ガラス含有材」を用いることができる。尚、「ガラス成分」は、シリカガラス等の他、ガラス状態にあり、レーザ光で融解凝固可能な物質も含まれる。
また、上記「接着性樹脂」としては、対極基板11、透光性基板12及び壁部18を接着可能な任意の樹脂を用いることができ、ポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリアミド及びポリアセタール等の熱可塑性樹脂、並びにエポキシ樹脂、ウレタン樹脂及び熱硬化性ポリエステル樹脂等の熱硬化性樹脂を例示することができる。更に、ガラスを用いる場合は、透光性基板12及び透光性を有する対極基板11と同種のガラスを用いることができる。特に長期の耐久性を必要とする太陽電池では、ガラスにより封着することが好ましい。
また、壁部18は対極基板11と別体に形成することができる。例えば、図14の色素増感型太陽電池1Dに例示するように、上記材質の壁部18Bを形成することができる。更に、壁部18は対極基板11と同一の材質を用いて一体に形成してもよい(例えば、図4、7を参照)。対極基板11がセラミック基板の場合、焼成前に形成することによって壁部18を容易に形成することができ、レーザ光による加熱に対しても強いため、本発明に特に適する。尚、壁部18となるセラミックからなる部材をレーザ光で融解凝固させる場合であっても、レーザ光によってセラミック自体、又はセラミックに含まれるガラス成分が融解凝固して、透光性基板12及び壁部18を接合することができれば、その部材を壁部18として本発明に用いることができる。
更に、壁部18と、透光性基板12とを接合する方法として、1.透光性基板12に用いるガラス基板の一部をレーザ光によって融解凝固させて接合する方法、2.壁部18に用いるガラス含有材の一部をレーザ光によって融解凝固させて接合する方法、及び3.接着性樹脂を接着剤として用い、レーザ光によって該接着性樹脂を硬化させる方法を挙げることができる。
1.透光性基板12に用いるガラス基板の一部をレーザ光によって融解凝固させる方法とは、例えば、(1)透光性基板12の、壁部18が接合されることとなる面である、上記「被接合面」に光吸収材3及びガラスフラックス4を付着させ(例えば図2を参照)、次いで、(2)透光性基板12と、壁部18を予め設けた対極基板11とを積層した後、透光性基板12の光吸収材3に該透光性基板12側の垂直方向からレーザ光を照射して、光吸収材3、ガラスフラックス4及び透光性基板12の被接合面を加熱して融解させ(例えば、図2を参照)、その後、(3)該融解物を該壁部18に接触させた後、凝固させることによって接合層181を形成して接合する方法を挙げることができる(例えば、図3を参照)。
2.壁部18に用いるガラス含有材の一部をレーザ光によって融解凝固させる方法とは、例えば、(1)壁部18Aの、透光性基板12が接合されることとなる面である、上記「被接合面」に光吸収材3及びガラスフラックス4を付着させ(例えば図11を参照)、次いで、(2)透光性基板12と、壁部18Aを予め設けた対極基板11Aとを積層した後、透光性基板12の光吸収材3に該透光性基板12側の垂直方向からレーザ光を照射して、光吸収材3、ガラスフラックス4及び壁部18Aの被接合面を接合を加熱して融解させ(例えば、図11を参照)、その後、(3)該融解物を該透光性基板12に接触させた後、凝固させることによって接合層183を形成して接合する方法を挙げることができる(例えば、図12を参照)。
3.接着性樹脂を接着剤として用い、レーザ光によって該接着性樹脂を硬化させる方法とは、例えば、(1)壁部18及び透光性基板12が互いに接合されることとなる上記「被接合面」の間に接着性樹脂5を充填し(例えば、図5を参照)、且つ透光性基板12の、壁部18が接合されることとなる上記被接合面に、光吸収材3を付着させ、次いで、(2)透光性基板12と、壁部18を予め設けた対極基板11とを積層した後、透光性基板12の光吸収材3に該透光性基板12側の垂直方向からレーザ光を照射して、光吸収材3及び接着性樹脂5を加熱して、接着性樹脂5を硬化させて接合層182を形成して方法を挙げることができる(例えば、図6を参照)。
上記「付着」は、被接合面に光吸収材3を任意の手段で設けることをいい、例えば、塗布、印刷、接着、粘着及び貼付等を挙げることができる。
尚、ガラスフラックス、光吸収材及び接着性樹脂を付着する対象は上記説明に限られず、透光性基板12及び壁部18のいずれでもかまわないし、両方に付着させてもよい。また、光吸収材は、ガラスフラックス及び接着性樹脂に含有してもよい。
「透光性基板12の融解」又は「接着性樹脂の硬化」に用いるレーザは、通常の加熱用途に用いられるものであればよく、例えば、通常、YAGレーザ、炭酸ガスレーザ等を用いることができる。レーザ周波数、入力電流値等の照射条件は、壁部18の組成及び厚さ等により、効率よく硬化させることができるように適宜設定することができる。
また、レーザ光は、透光性基板12の垂直方向から照射するのが好ましい(例えば、図1、2、5、8を参照)。レーザ光を垂直方向から照射することで、透光性基板12の通過距離を最短として途中の損失を最小にすることができ、且つ対極基板11及び透光性基板12の周縁部及び中央部等の任意の位置の接合を行うことができるからである。更に、レーザ光は、光吸収材に焦点が合うように照射するのが好ましい。
尚、上記「垂直方向」は、厳密な垂直に限られず、垂直から±15°、特に好ましくは±10°の傾きがあってもかまわない。このようなわずかな傾斜があっても実質垂直のときと同じ効果が得られるからである。また、照射対象は光吸収材に限られずガラスフラックス、接着性樹脂及び透光性基板12も照射の対象にすることができる。更に、対極基板11が透光性である場合は、対極基板11側から光吸収材に照射してもよい。
上記「光吸収材」は、レーザ光を吸収することができればよく、通常のレーザ光加工に用いられる光吸収材を用いることができる。この例として黒鉛、有機色素及び金属等を挙げることができる。集電電極16等の本色素増感型太陽電池の構成要素がレーザ光を吸収することができれば、それを光吸収材として用いることができる(例えば、図8における集電電極161を参照)。このようなレーザ光を吸収する構成要素は、使用するレーザ光の波長を吸収しやすい材質(例えば有色であること等)を用いたり、レーザ光が散乱しやすい構造(例えば多孔質構造等)を備えたものである。
上記「ガラスフラックス」は、ガラスを用いた透光性基板12と、対極基板11とを接合するため、透光性基板12を融解しやすくするための融剤である。この融剤は、通常用いられるものを用いることができ、例えば硝酸ソーダ、硝酸カリ及び棚砂を挙げることができる。このガラスフラックスは、透光性基板12の被接合面とともに融解し、凝固して壁部18を形成する。
また、触媒電極13に隣接する集電電極15、及び/又は半導体電極14に隣接する集電電極16を設けることができる(例えば図4に示す集電電極15、16を参照。)。集電電極15、16を設けることで、触媒電極13及び半導体電極14の導電性を高めて、色素増感型太陽電池の内部抵抗を低くすることができる。この集電電極15、16は、格子状等の任意のパターンからなる金属及び炭素等の導電体、透光性導電膜、並びに導電体及び透光性導電膜の両方を用いたもの等を例示することができる。
このうち、金属においてはタングステン、チタン及びニッケル等の耐食性に優れたものが好ましい。また、透光性導電膜の材質は特に限定されず、導電性酸化物からなる薄膜、金属薄膜、炭素薄膜等が挙げられる。導電性酸化物としては、酸化スズ、フッ素ドープ酸化スズ、酸化インジウム、スズドープ酸化インジウム及び酸化亜鉛等が挙げられる。この透光性導電膜の厚さは材質によっても異なり、特に限定されないが、表面抵抗が100Ω・cm以下、特に1〜10Ω・cmとなる厚さであることが好ましい。
集電電極15、16の形成方法は特に限定されず、例えば金属、導電性酸化物等の微粒子を含有するペーストを、対極基板11及び/又は透光性基板12の表面にスクリーン印刷法、ドクターブレード法等の任意の塗布方法を用いて形成することができる。また、集電電極15、16は、金属、導電性酸化物等を用いたスパッタリング法、真空蒸着法及びイオンプレーティング法等により形成することもできる。
尚、対極基板11側の集電電極15を透光性にする場合は、透光性基板12側の集電電極16と同様の構成にすることができる。
本発明の色素増感型太陽電池の製造方法は特に限定されず、例えば、対極基板11及び透光性基板12に集電電極15、16を形成し、また、対極基板11の一面側に触媒電極13を形成し、透光性基板12の一面側に半導体電極14を形成し、その後、触媒電極13と半導体電極14とを対向させて対極基板11及び透光性基板12を接合し、次いで、半導体電極14の少なくとも一部等に電解液17を含有させる方法を挙げることができる。
以下、実施例により本発明の色素増感型太陽電池及びその封止方法を具体的に説明する。
本実施例1は図4に示すように、透光性基板12の一部を融解させて壁部18と接合した色素増感型太陽電池1である。この色素増感型太陽電池1は、以下の手順に従って作製した。
(1)対極基板11側の作製
アルミナ粉末を含有するスラリーをシートとし、次いで、溶剤を揮発させ、セラミック対極基板11となるアルミナグリーンシートを得た。その後、このアルミナグリーンシートに厚さが約150μmであり、壁部18の形状に形成された窓枠状の他のアルミナグリーンシートを積層した。次いで、セラミック対極基板11となる積層済みのアルミナグリーンシートに、集電電極15となるタングステンペーストをスクリーン印刷法によって塗布して、未焼成体を得た。その後、この未焼成体を焼成して、集電電極15及び壁部18を一体化した対極基板11を得た。次いで、集電電極15上に触媒電極13となる白金薄膜をスパッタリングで形成した。
(2)半導体電極14を設けた透光性基板12の作製
ガラス板製基板の一面に集電電極16となるFTO製透明導電膜を、半導体電極14を接続できるパターンで形成した。次いで、粒径が5〜300nmのチタニア粒子を含有するペースト(Ti-Nanoxide D/SP 13um/300um)をスクリーン印刷法によって塗布し、120℃、30分乾燥して未焼成半導体電極基体を形成した。次いで、未焼成半導体電極基体を焼成した。
その後、ルテニウム有機錯体([Ru-2,2bipyridil-4,4-dicarboxylate(TBA)2(NCS)2])をアセトニトリル・t−ブタノール混合溶媒に溶解させ、5×10−4Mアセトニトリル・t−ブタノール溶液を調製した。この溶液に、半導体電極基体を18時間浸漬し、電極表面に増感色素となるルテニウム錯体を担持させ、半導体電極14を積層した透光性基板12を作製した。
次いで、透光性基板12の壁部18が接合されることとなる被接合面に、光吸収材及びガラスフラックスをそれぞれスクリーン印刷によって塗布した。尚、光吸収材は、黒色の油性塗料を用いた。また、ガラスフラックスは、硝酸ソーダを用いた。
(3)対極基板11及び透光性基板12の接合
次いで、対極基板11及び透光性基板12を、触媒電極13及び半導体電極14が対向した状態で配置した(図2を参照)。その後、YAGレーザ2を透光性基板12側であり、且つ透光性基板12に対して垂直な方向から透光性基板12の被接合面に付着した光吸収材3に照射して(図2を参照)、透光性基板12の被接合面を加熱及び融解させ、その融解物を壁部18に接触させた後凝固させた融解凝固物である接合層181とし、透光性基板12及び壁部18を接合した(図3を参照)。次いで、これらによって形成される空間にヨウ素電解液を別途設けた注入口から注入した後、接着剤を充填して注入口を封止した(図4を参照)。
尚、ヨウ素電解液は、ブチロニトリルに、0.1モルのヨウ化リチウム、0.05モルのヨウ素、0.5モルの4−tert−ブチルピリジン及び0.6モルの1,2−ジメチル−3−プロピルイミダゾリウムヨーダイドを溶解させたものを用いた。
このように作製した色素増感型太陽電池1は、図4に示すように、対極基板11と、対極基板11の一面側に対向して配置された透光性基板12と、対極基板11の一面側に配設された集電電極15及び触媒電極13と、透光性基板12の対極基板11に対向する一面側に配設された集電電極16及び増感色素を有する半導体電極14と、半導体電極14の少なくとも一部に含有され、且つ触媒電極13及び半導体電極14の間に充填された電解液17と、を備える。また、電解液17は、周囲に形成された壁部18によって色素増感型太陽電池1内に保持される。更に、透光性基板12及び壁部18は、壁部18の一部を構成する融解凝固物である接合層181を介して接合されている。
本色素増感型太陽電池1は、集電電極15、16を壁部18から延出して形成された接続端子(図示せず)によって外部回路に接続することができる。
本実施例2は図7に示すように、接着性樹脂を硬化させて透光性基板12と壁部18と接合した色素増感型太陽電池1Aである。この色素増感型太陽電池1Aは、以下の手順に従って作製した。
(1)対極基板11側の作製
実施例1と同様に、集電電極15及び壁部18を一体に形成し、触媒電極13となる白金薄膜を形成した対極基板11を得た。次いで、壁部18の透光性基板12と接合されることとなる被接合面に、接着性樹脂として厚さが約50μmであるアイオノマー樹脂シートを積層した。
(2)半導体電極14を設けた透光性基板12の作製
実施例1の(2)半導体電極14を設けた透光性基板12の作製と同様にして、半導体電極14を積層した透光性基板12を作製した。次いで、透光性基板12の壁部18が形成されることとなる被接合面に、光吸収材を塗布した。尚、光吸収材は、実施例1と同じ黒色油性塗料を用いた。
(3)対極基板11及び透光性基板12の接合
次いで、対極基板11及び透光性基板12を、壁部18を挟むように配置した。その後、実施例1と同じ条件でYAGレーザを透光性基板12側であり、且つ図5に示すように透光性基板12に対して垂直な方向から光吸収材に照射して熱可塑性樹脂シート5を加熱硬化させて、図6に示すように硬化した熱可塑性樹脂シートである接合層182を形成し透光性基板12及び壁部18を接合した。次いで、これらによって形成される空間に実施例1と同じ電解液を別途設けた注入口から注入した後、接着剤を充填して注入口を封止した。
このように作製した色素増感型太陽電池1Aは、図7に示すように、対極基板11と、対極基板11の一面側に対向して配置された透光性基板12と、対極基板11の一面側に配設された集電電極15及び触媒電極13と、透光性基板12の対極基板11に対向する一面側に配設された集電電極16及び増感色素を有する半導体電極14と、半導体電極14の少なくとも一部に含有され、且つ触媒電極13及び半導体電極14の間に充填された電解液17と、を備える。また、電解液17は、周囲に形成された壁部18によって色素増感型太陽電池1A内に保持される。更に、透光性基板12及び壁部18は、壁部18の一部を構成する接合層182を介して接合されている。
このような本色素増感型太陽電池1Aは、集電電極15、16を壁部18から延出して形成された接続端子(図示せず)によって外部回路に接続することができる。
本実施例3は図10に示すように、熱可塑性樹脂を硬化させて透光性基板12と壁部18と接合した色素増感型太陽電池1Bである。また、本実施例4は集電電極161を光吸収材として用いた。この色素増感型太陽電池1Bは、以下の手順に従って作製した。
(1)対極基板11側の作製
実施例1と同様に、集電電極15及び壁部18を一体に形成し、触媒電極13となる白金薄膜を形成した対極基板11を得た。次いで、壁部18の透光性基板12と接合されることとなる被接合面に、厚さが約50μmである実施例1と同じ熱可塑性樹脂シートを積層した。
(2)半導体電極14を設けた透光性基板12の作製
実施例1の(2)ガラス板製基板の一面に集電電極161の一部となるFTO製透明導電膜を、半導体電極14を接続できるパターンで形成した。次いで、集電電極161の他部となり、且つ光吸収材として機能する直径10μmのタングステン線162を、パターンの長尺方向に30μm間隔で平行に配列した。その後、半導体電極14を設けた透光性基板12の作製と同様にして半導体電極基体を形成して、透光性基板12を作製した。
尚、集電電極161は、壁部18と接合することとなる被接合面上にも形成されており、光吸収材として機能する。
(3)対極基板11及び透光性基板12の接合
次いで、対極基板11及び透光性基板12を、壁部18を挟むように配置した。その後、図8に示すように実施例1と同じ条件でYAGレーザを透光性基板12側であり、且つ透光性基板12に対して垂直な方向から被接合面に位置するタングステン線162に照射して熱可塑性樹脂シート5を加熱硬化させて、図9に示すように硬化した熱可塑性樹脂シートである接合層182を形成し透光性基板12及び壁部18を接合した。このとき、レーザ光を照射されて加熱した集電電極161のタングステン線162が光吸収材3として機能し、熱可塑性樹脂シートを加熱する。
その後、これらによって形成される空間に、実施例1と同じように電解液17を注入した。
このように作製した色素増感型太陽電池1Bは、図10に示すように、対極基板11と、対極基板11の一面側に対向して配置された透光性基板12と、対極基板11の一面側に配設された集電電極15及び触媒電極13と、透光性基板12の対極基板11に対向する一面側に配設された集電電極161及び増感色素を有する半導体電極14と、半導体電極14の少なくとも一部に含有され、且つ触媒電極13及び半導体電極14の間に充填された電解液17と、を備える。また、電解液17は、周囲に形成された壁部18によって色素増感型太陽電池1B内に保持される。更に、透光性基板12及び壁部18は、壁部18の一部を構成する接合層182を介して接合されている。
本色素増感型太陽電池1Bは、集電電極15、161を壁部18から延出して形成された接続端子(図示せず)によって外部回路に接続することができる。
本実施例4は図13に示すように、壁部18Aの一部を融解させて透光性基板12と接合した色素増感型太陽電池1Cである。この色素増感型太陽電池1Cは、以下の手順に従って作製した。
(1)対極基板11A側の作製
壁部18Aを一体に形成したガラス板製基板の一面に集電電極15となるFTO製透明導電膜を形成した。次いで、集電電極15上に触媒電極13となる白金薄膜をスパッタリングで形成した。その後、壁部18Aの透光性基板12が接合されることとなる被接合面に、光吸収材及びガラスフラックスを実施例1と同様に塗布した。
(2)半導体電極14を設けた透光性基板12の作製
実施例1と同様にしてガラス板製基板の一面に半導体電極14及び集電電極16を形成した透光性基板12を作成した。
(3)対極基板11A及び透光性基板12の接合
次いで、対極基板11A及び透光性基板12を、触媒電極13及び半導体電極14が対向した状態で配置した(図11を参照)。その後、YAGレーザ2を透光性基板12側であり、且つ透光性基板12に対して垂直な方向から壁部18Aの被接合面に付着した光吸収材3に照射して(図11を参照)、壁部18Aの被接合面を加熱及び融解させ、その融解物を透光性基板12に接触させた後凝固させた融解凝固物である接合層183とし、透光性基板12及び壁部18Aを接合した(図12を参照)。
その後、これらによって形成される空間に、実施例1と同じように電解液17を注入した。
このように作製した色素増感型太陽電池1Cは、図13に示すように、対極基板11Aと、対極基板11Aの一面側に対向して配置された透光性基板12と、対極基板11Aの一面側に配設された集電電極15及び触媒電極13と、透光性基板12の対極基板11Aに対向する一面側に配設された集電電極16及び増感色素を有する半導体電極14と、半導体電極14の少なくとも一部に含有され、且つ触媒電極13及び半導体電極14の間に充填された電解液17と、を備える。また、電解液17は、周囲に形成された壁部18Aによって色素増感型太陽電池1C内に保持される。更に、透光性基板12及び壁部18Aは、壁部18Aの一部を構成する接合層183を介して接合されている。
本色素増感型太陽電池1Cは、集電電極15、16を壁部18Aから延出して形成された接続端子(図示せず)によって外部回路に接続することができる。
尚、本発明では、上記の実施例の記載に限られず、目的、用途等によって、本発明の範囲内で種々変更した実施例とすることができる。例えば、電解液17としては、不揮発性のイミダゾリウム塩等のイオン性液体及びこのイオン性液体をゲル化させたもの、並びにヨウ化銅、チオシアン化銅等の固体を用いることもできる。
レーザ光を照射して壁部を形成する様子を説明するための模式斜視図である。 光吸収材にレーザ光を照射する様子を説明するための模式断面図である。 レーザ光によって透光性基板の一部を溶解させたのち、凝固させて壁部を接合した様子を説明するための模式断面図である。 本実施例の壁部が透光性基板と接合されている色素増感型太陽電池の構造を説明するための模式断面図である。 光吸収材にレーザ光を照射して接着性樹脂を硬化させる様子を説明するための模式断面図である。 硬化した接着性樹脂によって透光性基板及び壁部が結合された様子を説明するための模式断面図である。 本実施例の壁部が透光性基板と接着されている色素増感型太陽電池の構造を説明するための模式断面図である。 光吸収材として機能する集電電極にレーザ光を照射して接着性樹脂を硬化させる様子を説明するための模式断面図である。 硬化した接着性樹脂によって透光性基板及び壁部が結合された様子を説明するための模式断面図である。 本実施例の壁部が透光性基板と接着されている色素増感型太陽電池の構造を説明するための模式断面図である。 壁部側の光吸収材にレーザ光を照射する様子を説明するための模式断面図である。 レーザ光によって壁部の一部を溶解させたのち、凝固させて透光性基板を接合した様子を説明するための模式断面図である。 本実施例の壁部が透光性基板と接合されている色素増感型太陽電池の構造を説明するための模式断面図である。 接着性樹脂によって形成された壁部を具備する色素増感型太陽電池の構造を説明するための模式断面図である。
符号の説明
1、1A、1B、1C、1D;色素増感型太陽電池、11、11A;対極基板、12;透光性基板、13;触媒電極、14;半導体電極、15、16、161;集電電極、17;電解液、18、18A、18B;壁部、2;レーザ光、3;光吸収材、4;ガラスフラックス、5;接着性樹脂。

Claims (14)

  1. 対極基板11と、該対極基板11の一面側に対向して配置されたガラス製の透光性基板12と、該対極基板11の該一面側に配設された触媒電極13と、該透光性基板12の該対極基板11に対向する一面側に配設された増感色素を有する半導体電極14と、該半導体電極14の少なくとも一部に含有され、且つ該触媒電極13及び該半導体電極14の間に充填された電解液17と、該対極基板11及び該透光性基板12の間、且つ該触媒電極13及び該半導体電極14の周囲に設けられた壁部18と、を備え、
    該壁部18及び該透光性基板12が、該透光性基板12側の垂直方向から、該透光性基板12となるガラス基板の該壁部18と接合されることとなる被接合面に照射されたレーザ光によって該被接合面を融解、凝固させて形成した接合層181によって接合されていることを特徴とする色素増感型太陽電池。
  2. 対極基板11と、該対極基板11の一面側に対向して配置された透光性基板12と、該対極基板11の該一面側に配設された触媒電極13と、該透光性基板12の該対極基板11に対向する一面側に配設された増感色素を有する半導体電極14と、該半導体電極14の少なくとも一部に含有され、且つ該触媒電極13及び該半導体電極14の間に充填された電解液17と、該対極基板11及び該透光性基板12の間、且つ該触媒電極13及び該半導体電極14の周囲に設けられた壁部18と、を備え、
    該壁部18及び該透光性基板12が、該透光性基板12側の垂直方向から、該壁部18となるガラス含有材の該透光性基板12と接合されることとなる被接合面に照射されたレーザ光によって該被接合面を融解、凝固させて形成した接合層183によって接合されていることを特徴とする色素増感型太陽電池。
  3. 対極基板11と、該対極基板11の一面側に対向して配置された透光性基板12と、該対極基板11の該一面側に配設された触媒電極13と、該透光性基板12の該対極基板11に対向する一面側に配設された増感色素を有する半導体電極14と、該半導体電極14の少なくとも一部に含有され、且つ該触媒電極13及び該半導体電極14の間に充填された電解液17と、該対極基板11及び該透光性基板12の間、且つ該触媒電極13及び該半導体電極14の周囲に設けられた壁部18と、を備え、
    該壁部18及び該透光性基板12は、該透光性基板12の該壁部18と接合されることとなる被接合面と、該壁部18の該透光性基板12と接合されることとなる被接合面との間に充填された接着性樹脂を、該透光性基板12側の垂直方向から照射されたレーザ光によって硬化させて形成した接合層182によって接合されていることを特徴とする色素増感型太陽電池。
  4. 上記透光性基板12の上記壁部18との接合面に上記半導体電極14と電気的に接続され、且つレーザ光を吸収する集電電極161を更に具備する請求項3記載の色素増感型太陽電池。
  5. 上記対極基板11はセラミックス製である請求項1乃至4のいずれか1項に記載の色素増感型太陽電池。
  6. 上記壁部18は、上記対極基板11と一体に形成されている請求項1乃至5のいずれか1項に記載の色素増感型太陽電池。
  7. 対極基板11と、該対極基板11の一面側に対向して配置されたガラス製の透光性基板12と、該対極基板11の該一面側に配設された触媒電極13と、該透光性基板12の該対極基板11に対向する一面側に配設された増感色素を有する半導体電極14と、該半導体電極14の少なくとも一部に含有され、且つ該触媒電極13及び該半導体電極14の間に充填された電解液17と、該対極基板11及び該透光性基板12の間、且つ該触媒電極13及び該半導体電極14の周囲に設けられた壁部18と、を備える色素増感型太陽電池の封止方法であって、
    該透光性基板12となるガラス基板の該壁部18と接合されることとなる被接合面に光吸収材及びガラスフラックスを付着させ、次いで、該光吸収材に該透光性基板12側の垂直方向からレーザ光を照射して該ガラス基板を融解させ、その後、凝固させて該透光性基板12と該壁部18とを接合することを特徴とする色素増感型太陽電池の封止方法。
  8. 対極基板11と、該対極基板11の一面側に対向して配置された透光性基板12と、該対極基板11の該一面側に配設された触媒電極13と、該透光性基板12の該対極基板11に対向する一面側に配設された増感色素を有する半導体電極14と、該半導体電極14の少なくとも一部に含有され、且つ該触媒電極13及び該半導体電極14の間に充填された電解液17と、該対極基板11及び該透光性基板12の間、且つ該触媒電極13及び該半導体電極14の周囲に設けられた壁部18と、を備える色素増感型太陽電池の封止方法であって、
    該壁部18となるガラス含有材の該透光性基板12と接合されることとなる被接合面に光吸収材及びガラスフラックスを付着させ、次いで、該光吸収材に該透光性基板12側の垂直方向からレーザ光を照射して該ガラス含有材を融解させ、その後、凝固させて該透光性基板12と該壁部18とを接合することを特徴とする色素増感型太陽電池の封止方法。
  9. 上記光吸収材は、上記ガラスフラックスに含まれる請求項7又は8記載の色素増感型太陽電池の封止方法。
  10. 対極基板11と、該対極基板11の一面側に対向して配置された透光性基板12と、該対極基板11の該一面側に配設された触媒電極13と、該透光性基板12の該対極基板11に対向する一面側に配設された増感色素を有する半導体電極14と、該半導体電極14の少なくとも一部に含有され、且つ該触媒電極13及び該半導体電極14の間に充填された電解液17と、該対極基板11及び該透光性基板12の間、且つ該触媒電極13及び該半導体電極14の周囲に設けられた壁部18と、を備える色素増感型太陽電池の封止方法であって、
    該壁部18及び該透光性基板12は、該透光性基板12の該壁部18と接合されることとなる被接合面と、該壁部18の該透光性基板12と接合されることとなる被接合面との間に光吸収材及び接着性樹脂を充填し、次いで、該光吸収材に該透光性基板12側の垂直方向からレーザ光を照射して該熱硬化性樹脂を硬化させて、該透光性基板12と該壁部18とを接合することを特徴とする色素増感型太陽電池の封止方法。
  11. 上記光吸収材は、上記熱硬化性樹脂に含まれる請求項10記載の色素増感型太陽電池の封止方法。
  12. 上記透光性基板12の上記被接合面に上記半導体電極14と電気的に接続され、且つ上記光吸収材として機能する集電電極161を更に具備する請求項10又は11記載の色素増感型太陽電池の封止方法。
  13. 上記壁部18は、上記対極基板11と一体に形成されている請求項7乃至12のいずれか1項に記載の色素増感型太陽電池。
  14. 上記対極基板11はセラミックス製である請求項7乃至13のいずれか1項に記載の色素増感型太陽電池の封止方法。
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