JP2007040734A - 送信モードリコメンドシステム、ソーナーシステム、送信モードリコメンド方法、そのプログラム及び記録媒体 - Google Patents
送信モードリコメンドシステム、ソーナーシステム、送信モードリコメンド方法、そのプログラム及び記録媒体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007040734A JP2007040734A JP2005222707A JP2005222707A JP2007040734A JP 2007040734 A JP2007040734 A JP 2007040734A JP 2005222707 A JP2005222707 A JP 2005222707A JP 2005222707 A JP2005222707 A JP 2005222707A JP 2007040734 A JP2007040734 A JP 2007040734A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transmission mode
- transmission
- sound wave
- level
- evaluation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)
Abstract
【解決手段】テスト音波としてインパルス送信部1からインパルスを水中に送信し、受波器2で受信した受信信号からインパルス応答解析部13でインパルス応答を取得し、評価送信モード設定部11で設定した複数の評価送信モードの送信音波それぞれとインパルス応答とをたたみ込み積分計算部14で演算して、評価送信モードそれぞれにおける残響レベル、雑音レベルを求め、エコーレベル計算部16で算出した当該評価送信モード時のエコーレベルとシグナルエクセス計算部17で比較した結果に基づいて、探知距離及び/又は探知領域及び/又は目標存在圏のカバー率を算出することにより最適な送信モードを選択して表示部18に表示する。
【選択図】図1
Description
(2)最適の送信モードを評価対象の複数の前記評価送信モードの中から抽出するために、該評価送信モードの送信音波それぞれが水中の捜索対象となる前記水中物体に達して反射してきた受信音波の音圧レベルであるエコーレベルを算出する際に、前記評価送信モードの送信音波それぞれの送信音圧レベル及び水中の伝搬損失と、前記水中物体への入力音圧レベルと反射音圧レベルとのレベル差であるターゲットストレングスと、に基づいて、前記評価送信モードそれぞれのエコーレベルを算出する上記(1)の送信モードリコメンドシステム。
(3)最適の送信モードを評価対象の複数の前記評価送信モードの中から抽出するために、該評価送信モードの送信音波それぞれを水中に送信した場合の前記水中物体の探知可能領域と探知不可能領域とを算出する際に、前記テスト音波における前記受信信号から予測された、前記評価送信モードの送信音波それぞれにおける残響レベル、雑音レベルを少なくとも含む前記受信信号の音圧レベルと、該評価送信モードの送信音波それぞれが前記水中物体に達して反射してきた受信音波の音圧レベルであるエコーレベルとを比較したシグナルエクセス結果に基づいて、前記評価送信モードそれぞれにおける前記水中物体の探知可能領域と探知不可能領域とを算出する上記(1)又は(2)の送信モードリコメンドシステム。
(4)最適の送信モードを評価対象の複数の前記評価送信モードの中から抽出する際に、前記評価送信モードの送信音波それぞれを水中に送信した場合の前記水中物体の探知可能領域と探知不可能領域とに基づいて、探知距離及び/又は探知領域及び/又は目標存在圏のカバー率を算出し、探知距離及び/又は探知領域及び/又は目標存在圏のカバー率が最も大きい送信モードを最適の送信モードとして複数の前記評価送信モードの中から選択してリコメンドする上記(3)の送信モードリコメンドシステム。
(5)最適の送信モードを評価対象の複数の前記評価送信モードの中から抽出する際に、最適の送信モードの選択基準として、複数の前記評価送信モードの送信音波それぞれについて探知距離、探知領域、目標存在圏のカバー率のうちいずれか1乃至複数予め指定した項目が最大となる送信モードを選択してリコメンドする上記(4)の送信モードリコメンドシステム。
(6)広帯域の周波数成分を有する前記テスト音波として、広帯域にフラットな周波数特性となるインパルス性音波を用い、水中の残響レベル、雑音レベルを少なくとも含む受信信号を受信して、平滑化したインパルス応答を取得し、前記テスト音波における前記受信信号とする上記(1)乃至(5)のいずれかの送信モードリコメンドシステム。
(7)広帯域の周波数成分を有する前記テスト音波として、急峻な立ち上がり特性を有する複数のパルス性の信号を用い、水中の残響レベル、雑音レベルを少なくとも含むそれぞれの受信信号を受信して、平均化したインパルス応答を取得し、前記テスト音波における前記受信信号とする上記(1)乃至(5)のいずれかの送信モードリコメンドシステム。
(8)広帯域の周波数特性を有する前記テスト音波を実際に水中に送信することにより取得した前記受信信号と前記評価送信モードの送信音波それぞれとの間でたたみ込み積分を行う場合、前記評価送信モードの送信音波それぞれについて、時間軸上で複数のインパルス性音波に分割し、分割した複数のインパルス性音波それぞれと取得した前記受信信号との乗算結果を時間軸上で合成することにより、前記評価送信モードそれぞれのたたみ込み積分を行う上記(6)又は(7)の送信モードリコメンドシステム。
(9)広帯域の周波数成分を有する前記テスト音波として、擬似雑音系列のM系列信号(Maximum Length Sequence信号)を用い、水中の残響レベル、雑音レベルを少なくとも含む受信信号を受信して、送信した前記M系列信号との両者に基づいて、送信パワースペクトルと送受信間のクロスパワースペクトルとを算出することにより、伝達関数を求め、更に、フーリエ逆変換によりインパルス応答を取得し、前記テスト音波における前記受信信号とする上記(1)乃至(5)のいずれかの送信モードリコメンドシステム。
(10)選択した送信モードで水中に音波を送信し、水中からの反響音を受信することによって、水中に潜在する水中物体を捜索するソーナーシステムにおいて、送信する音波の送信モードを選択する手段として、上記(1)乃至(9)のいずれかの送信モードリコメンドシステムを用いるソーナーシステム。
(11)水中に潜在する水中物体を捜索するために水中に送信する送信音波の周波数、波形、パルス幅に代表される送信音波の送信モードとして、評価対象となる複数の評価送信モードの中から、水中の環境条件に最適の送信モードをリコメンドする送信モードリコメンド方法において、水中の残響レベル、雑音レベルに対して探知距離及び/又は探知領域及び/又は目標存在圏のカバー率が最も大きい最適の送信モードを評価対象の複数の評価送信モードの中から抽出するために、水中の環境条件を反映した残響レベル、雑音レベルを予測する際に、広帯域の周波数成分を有するテスト音波を水中に実際に送信して、水中の残響レベル、雑音レベルを少なくとも含む該テスト音波における受信信号を取得し、取得した前記受信信号と複数の前記評価送信モードの送信音波それぞれとの間で、たたみ込み積分を行うことにより、前記評価送信モードの送信音波それぞれを水中に送信した際の残響レベル、雑音レベルを少なくとも含む受信信号を予測する送信モードリコメンド方法。
(12)最適の送信モードを評価対象の複数の前記評価送信モードの中から抽出する際に、前記評価送信モードの送信音波それぞれの送信音圧レベル及び水中の伝搬損失と、前記水中物体への入力音圧レベルと反射音圧レベルとのレベル差であるターゲットストレングスと、に基づいて、前記評価送信モードそれぞれのエコーレベルを算出し、更に、前記テスト音波における前記受信信号から予測された、前記評価送信モードの送信音波それぞれにおける残響レベル、雑音レベルを少なくとも含む前記受信信号の音圧レベルと、該評価送信モードの送信音波それぞれが前記水中物体に達して反射してきた受信音波の音圧レベルであるエコーレベルとを比較したシグナルエクセス結果に基づいて、前記評価送信モードそれぞれにおける前記水中物体の探知可能領域と探知不可能領域とを算出した結果を用いて、探知距離及び/又は探知領域及び/又は目標存在圏のカバー率を算出し、探知距離及び/又は探知領域及び/又は目標存在圏のカバー率が最も大きい送信モードを最適の送信モードとして複数の前記評価送信モードの中から選択してリコメンドする上記(11)の送信モードリコメンド方法。
(13)最適の送信モードを評価対象の複数の前記評価送信モードの中から抽出する際に、最適の送信モードの選択基準として、複数の前記評価送信モードの送信音波それぞれについて探知距離、探知領域、目標存在圏のカバー率のうちいずれか1乃至複数予め指定した項目が最大となる送信モードを選択してリコメンドする上記(12)の送信モードリコメンド方法。
(14)広帯域の周波数成分を有する前記テスト音波として、広帯域にフラットな周波数特性となるインパルス性音波を用い、水中の残響レベル、雑音レベルを少なくとも含む受信信号を受信して、平滑化したインパルス応答を取得し、前記テスト音波における前記受信信号とする上記(11)乃至(13)のいずれかの送信モードリコメンド方法。
(15)広帯域の周波数成分を有する前記テスト音波として、急峻な立ち上がり特性を有する複数のパルス性の信号を用い、水中の残響レベル、雑音レベルを少なくとも含むそれぞれの受信信号を受信して、平均化したインパルス応答を取得し、前記テスト音波における前記受信信号とする上記(11)乃至(13)のいずれかの送信モードリコメンド方法。
(16)広帯域の周波数成分を有する前記テスト音波として、擬似雑音系列のM系列信号(Maximum Length Sequence信号)を用い、水中の残響レベル、雑音レベルを少なくとも含む受信信号を受信して、送信した前記M系列信号との両者に基づいて、送信パワースペクトルと送受信間のクロスパワースペクトルとを算出することにより、伝達関数を求め、更に、フーリエ逆変換によりインパルス応答を取得し、前記テスト音波における前記受信信号とする上記(11)乃至(13)のいずれかの送信モードリコメンド方法。
(17)上記(11)乃至(16)のいずれかの送信モードリコメンド方法をコンピュータにより実行可能なプログラムとする送信モードリコメンドプログラム。
(18)上記(17)の送信モードリコメンドプログラムをコンピュータにより読み出し可能な記録媒体に記録するプログラム記録媒体。
(エコーレベル)=(送信レベル)−2×(伝搬損失レベル)
+(ターゲットストレングス)
次に、本発明による送信モードリコメンドシステムの異なる実施形態について説明する。図5は、本発明による送信モードリコメンドシステムの構成の他の実施形態を示すブロック図である。図5に示す送信モードリコメンドシステム10Aにおいては、海洋内に送信音波を送信する送信部の構成が、図1の送信モードリコメンドシステム10の構成とは異なり、インパルス送信部1の代わりに、送信モード設定部3と送波器4とから構成され、その応答を解析する部分が、インパルス応答解析部13の代わりにインパルス応答解析部13Aが用いられている。
本発明の送信モードリコメンドシステムは、前述のように、処理量が大きな予察部における残響レベルの計算を処理量が少ない方式で行い、汎用のパソコンのような処理性能の計算機であっても、短時間で送信音波の最適な送信モードをリコメンドすることが可能である。
10,10A 送信モードリコメンドシステム
11 評価送信モード設定部
12 海洋環境データ入力部
13,13A インパルス応答解析部
14 たたみ込み積分計算部
15 伝搬損失レベル計算部
16 エコーレベル計算部
17 シグナルエクセス計算部
18 表示部
2 受波器
20 送信モードリコメンドシステム
21 送信モード設定部
22 海洋環境データ入力部
23 予察部
24 表示部
3 送信モード設定部
31 送信及び受信地点
32,32A 探知可能領域
33,33A 探知不可能領域
34 目標存在圏
4 送波器
Claims (18)
- 水中に潜在する水中物体を捜索するために水中に送信する送信音波の周波数、波形、パルス幅に代表される送信音波の送信モードとして、評価対象となる複数の評価送信モードの中から、水中の環境条件に最適の送信モードをリコメンドする送信モードリコメンドシステムにおいて、水中の残響レベル、雑音レベルに対して探知距離及び/又は探知領域及び/又は目標存在圏のカバー率が最も大きい最適の送信モードを評価対象の複数の評価送信モードの中から抽出するために、水中の環境条件を反映した残響レベル、雑音レベルを予測する際に、広帯域の周波数成分を有するテスト音波を水中に実際に送信して、水中の残響レベル、雑音レベルを少なくとも含む該テスト音波における受信信号を取得し、取得した前記受信信号と複数の前記評価送信モードの送信音波それぞれとの間で、たたみ込み積分を行うことにより、前記評価送信モードの送信音波それぞれを水中に送信した際の残響レベル、雑音レベルを少なくとも含む受信信号を予測することを特徴とする送信モードリコメンドシステム。
- 最適の送信モードを評価対象の複数の前記評価送信モードの中から抽出するために、該評価送信モードの送信音波それぞれが水中の捜索対象となる前記水中物体に達して反射してきた受信音波の音圧レベルであるエコーレベルを算出する際に、前記評価送信モードの送信音波それぞれの送信音圧レベル及び水中の伝搬損失と、前記水中物体への入力音圧レベルと反射音圧レベルとのレベル差であるターゲットストレングスと、に基づいて、前記評価送信モードそれぞれのエコーレベルを算出することを特徴とする請求項1に記載の送信モードリコメンドシステム。
- 最適の送信モードを評価対象の複数の前記評価送信モードの中から抽出するために、該評価送信モードの送信音波それぞれを水中に送信した場合の前記水中物体の探知可能領域と探知不可能領域とを算出する際に、前記テスト音波における前記受信信号から予測された、前記評価送信モードの送信音波それぞれにおける残響レベル、雑音レベルを少なくとも含む前記受信信号の音圧レベルと、該評価送信モードの送信音波それぞれが前記水中物体に達して反射してきた受信音波の音圧レベルであるエコーレベルとを比較したシグナルエクセス結果に基づいて、前記評価送信モードそれぞれにおける前記水中物体の探知可能領域と探知不可能領域とを算出することを特徴とする請求項1又は2に記載の送信モードリコメンドシステム。
- 最適の送信モードを評価対象の複数の前記評価送信モードの中から抽出する際に、前記評価送信モードの送信音波それぞれを水中に送信した場合の前記水中物体の探知可能領域と探知不可能領域とに基づいて、探知距離及び/又は探知領域及び/又は目標存在圏のカバー率を算出し、探知距離及び/又は探知領域及び/又は目標存在圏のカバー率が最も大きい送信モードを最適の送信モードとして複数の前記評価送信モードの中から選択してリコメンドすることを特徴とする請求項3に記載の送信モードリコメンドシステム。
- 最適の送信モードを評価対象の複数の前記評価送信モードの中から抽出する際に、最適の送信モードの選択基準として、複数の前記評価送信モードの送信音波それぞれについて探知距離、探知領域、目標存在圏のカバー率のうちいずれか1乃至複数予め指定した項目が最大となる送信モードを選択してリコメンドすることを特徴とする請求項4に記載の送信モードリコメンドシステム。
- 広帯域の周波数成分を有する前記テスト音波として、広帯域にフラットな周波数特性となるインパルス性音波を用い、水中の残響レベル、雑音レベルを少なくとも含む受信信号を受信して、平滑化したインパルス応答を取得し、前記テスト音波における前記受信信号とすることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の送信モードリコメンドシステム。
- 広帯域の周波数成分を有する前記テスト音波として、急峻な立ち上がり特性を有する複数のパルス性の信号を用い、水中の残響レベル、雑音レベルを少なくとも含むそれぞれの受信信号を受信して、平均化したインパルス応答を取得し、前記テスト音波における前記受信信号とすることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の送信モードリコメンドシステム。
- 広帯域の周波数特性を有する前記テスト音波を実際に水中に送信することにより取得した前記受信信号と前記評価送信モードの送信音波それぞれとの間でたたみ込み積分を行う場合、前記評価送信モードの送信音波それぞれについて、時間軸上で複数のインパルス性音波に分割し、分割した複数のインパルス性音波それぞれと取得した前記受信信号との乗算結果を時間軸上で合成することにより、前記評価送信モードそれぞれのたたみ込み積分を行うことを特徴とする請求項6又は7に記載の送信モードリコメンドシステム。
- 広帯域の周波数成分を有する前記テスト音波として、擬似雑音系列のM系列信号(Maximum Length Sequence信号)を用い、水中の残響レベル、雑音レベルを少なくとも含む受信信号を受信して、送信した前記M系列信号との両者に基づいて、送信パワースペクトルと送受信間のクロスパワースペクトルとを算出することにより、伝達関数を求め、更に、フーリエ逆変換によりインパルス応答を取得し、前記テスト音波における前記受信信号とすることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の送信モードリコメンドシステム。
- 選択した送信モードで水中に音波を送信し、水中からの反響音を受信することによって、水中に潜在する水中物体を捜索するソーナーシステムにおいて、送信する音波の送信モードを選択する手段として、請求項1乃至9のいずれかに記載の送信モードリコメンドシステムを用いることを特徴とするソーナーシステム。
- 水中に潜在する水中物体を捜索するために水中に送信する送信音波の周波数、波形、パルス幅に代表される送信音波の送信モードとして、評価対象となる複数の評価送信モードの中から、水中の環境条件に最適の送信モードをリコメンドする送信モードリコメンド方法において、水中の残響レベル、雑音レベルに対して探知距離及び/又は探知領域及び/又は目標存在圏のカバー率が最も大きい最適の送信モードを評価対象の複数の評価送信モードの中から抽出するために、水中の環境条件を反映した残響レベル、雑音レベルを予測する際に、広帯域の周波数成分を有するテスト音波を水中に実際に送信して、水中の残響レベル、雑音レベルを少なくとも含む該テスト音波における受信信号を取得し、取得した前記受信信号と複数の前記評価送信モードの送信音波それぞれとの間で、たたみ込み積分を行うことにより、前記評価送信モードの送信音波それぞれを水中に送信した際の残響レベル、雑音レベルを少なくとも含む受信信号を予測することを特徴とする送信モードリコメンド方法。
- 最適の送信モードを評価対象の複数の前記評価送信モードの中から抽出する際に、前記評価送信モードの送信音波それぞれの送信音圧レベル及び水中の伝搬損失と、前記水中物体への入力音圧レベルと反射音圧レベルとのレベル差であるターゲットストレングスと、に基づいて、前記評価送信モードそれぞれのエコーレベルを算出し、更に、前記テスト音波における前記受信信号から予測された、前記評価送信モードの送信音波それぞれにおける残響レベル、雑音レベルを少なくとも含む前記受信信号の音圧レベルと、該評価送信モードの送信音波それぞれが前記水中物体に達して反射してきた受信音波の音圧レベルであるエコーレベルとを比較したシグナルエクセス結果に基づいて、前記評価送信モードそれぞれにおける前記水中物体の探知可能領域と探知不可能領域とを算出した結果を用いて、探知距離及び/又は探知領域及び/又は目標存在圏のカバー率を算出し、探知距離及び/又は探知領域及び/又は目標存在圏のカバー率が最も大きい送信モードを最適の送信モードとして複数の前記評価送信モードの中から選択してリコメンドすることを特徴とする請求項11に記載の送信モードリコメンド方法。
- 最適の送信モードを評価対象の複数の前記評価送信モードの中から抽出する際に、最適の送信モードの選択基準として、複数の前記評価送信モードの送信音波それぞれについて探知距離、探知領域、目標存在圏のカバー率のうちいずれか1乃至複数予め指定した項目が最大となる送信モードを選択してリコメンドすることを特徴とする請求項12に記載の送信モードリコメンド方法。
- 広帯域の周波数成分を有する前記テスト音波として、広帯域にフラットな周波数特性となるインパルス性音波を用い、水中の残響レベル、雑音レベルを少なくとも含む受信信号を受信して、平滑化したインパルス応答を取得し、前記テスト音波における前記受信信号とすることを特徴とする請求項11乃至13のいずれかに記載の送信モードリコメンド方法。
- 広帯域の周波数成分を有する前記テスト音波として、急峻な立ち上がり特性を有する複数のパルス性の信号を用い、水中の残響レベル、雑音レベルを少なくとも含むそれぞれの受信信号を受信して、平均化したインパルス応答を取得し、前記テスト音波における前記受信信号とすることを特徴とする請求項11乃至13のいずれかに記載の送信モードリコメンド方法。
- 広帯域の周波数成分を有する前記テスト音波として、擬似雑音系列のM系列信号(Maximum Length Sequence信号)を用い、水中の残響レベル、雑音レベルを少なくとも含む受信信号を受信して、送信した前記M系列信号との両者に基づいて、送信パワースペクトルと送受信間のクロスパワースペクトルとを算出することにより、伝達関数を求め、更に、フーリエ逆変換によりインパルス応答を取得し、前記テスト音波における前記受信信号とすることを特徴とする請求項11乃至13のいずれかに記載の送信モードリコメンド方法。
- 請求項11乃至16のいずれかに記載の送信モードリコメンド方法をコンピュータにより実行可能なプログラムとすることを特徴とする送信モードリコメンドプログラム。
- 請求項17に記載の送信モードリコメンドプログラムをコンピュータにより読み出し可能な記録媒体に記録することを特徴とするプログラム記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005222707A JP2007040734A (ja) | 2005-08-01 | 2005-08-01 | 送信モードリコメンドシステム、ソーナーシステム、送信モードリコメンド方法、そのプログラム及び記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005222707A JP2007040734A (ja) | 2005-08-01 | 2005-08-01 | 送信モードリコメンドシステム、ソーナーシステム、送信モードリコメンド方法、そのプログラム及び記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007040734A true JP2007040734A (ja) | 2007-02-15 |
Family
ID=37798878
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005222707A Pending JP2007040734A (ja) | 2005-08-01 | 2005-08-01 | 送信モードリコメンドシステム、ソーナーシステム、送信モードリコメンド方法、そのプログラム及び記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007040734A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009028591A1 (ja) * | 2007-08-30 | 2009-03-05 | Nec Corporation | 超音波伝播時間測定システム |
JP2013535680A (ja) * | 2010-08-05 | 2013-09-12 | ヴァレオ・シャルター・ウント・ゼンゾーレン・ゲーエムベーハー | 車両周囲環境検出のためのテスト信号を発生させる方法および装置、並びに車両周囲環境検出装置 |
JP2015190914A (ja) * | 2014-03-28 | 2015-11-02 | 川崎重工業株式会社 | 送受信装置配置決定装置及び方法 |
CN110174666A (zh) * | 2019-05-22 | 2019-08-27 | 河海大学 | 一种水下声光设备精度测试方法 |
JP2019197969A (ja) * | 2018-05-08 | 2019-11-14 | 株式会社Ihi | 通信状態制御システム |
JP7116852B1 (ja) | 2021-07-08 | 2022-08-10 | 自然資源部第一海洋研究所 | 並列結合海洋音響予測システム及び操作方法 |
JP7467992B2 (ja) | 2020-03-06 | 2024-04-16 | 日本電気株式会社 | 水中物体捜索支援装置、水中物体捜索支援方法及びそのプログラム |
JP7496972B2 (ja) | 2021-01-22 | 2024-06-10 | 株式会社安藤・間 | 音場解析装置、音場解析方法及びプログラム |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6375581A (ja) * | 1986-09-18 | 1988-04-05 | Agency Of Ind Science & Technol | 音響映像シミュレーション方法 |
JP2004101251A (ja) * | 2002-09-06 | 2004-04-02 | Nec Corp | 水中物体の捜索運用方式及び捜索用プログラム |
JP2004125598A (ja) * | 2002-10-02 | 2004-04-22 | Mitsubishi Electric Corp | 車両周辺監視装置 |
JP2004325127A (ja) * | 2003-04-22 | 2004-11-18 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 音源検出方法、音源分離方法、およびこれらを実施する装置 |
-
2005
- 2005-08-01 JP JP2005222707A patent/JP2007040734A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6375581A (ja) * | 1986-09-18 | 1988-04-05 | Agency Of Ind Science & Technol | 音響映像シミュレーション方法 |
JP2004101251A (ja) * | 2002-09-06 | 2004-04-02 | Nec Corp | 水中物体の捜索運用方式及び捜索用プログラム |
JP2004125598A (ja) * | 2002-10-02 | 2004-04-22 | Mitsubishi Electric Corp | 車両周辺監視装置 |
JP2004325127A (ja) * | 2003-04-22 | 2004-11-18 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 音源検出方法、音源分離方法、およびこれらを実施する装置 |
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2009028591A1 (ja) * | 2007-08-30 | 2010-12-02 | 日本電気株式会社 | 超音波伝播時間測定システム |
US8280692B2 (en) | 2007-08-30 | 2012-10-02 | Nec Corporation | Ultrasonic wave propagation time measuring system |
JP5568986B2 (ja) * | 2007-08-30 | 2014-08-13 | 日本電気株式会社 | 超音波伝播時間測定システム |
WO2009028591A1 (ja) * | 2007-08-30 | 2009-03-05 | Nec Corporation | 超音波伝播時間測定システム |
JP2013535680A (ja) * | 2010-08-05 | 2013-09-12 | ヴァレオ・シャルター・ウント・ゼンゾーレン・ゲーエムベーハー | 車両周囲環境検出のためのテスト信号を発生させる方法および装置、並びに車両周囲環境検出装置 |
JP2015190914A (ja) * | 2014-03-28 | 2015-11-02 | 川崎重工業株式会社 | 送受信装置配置決定装置及び方法 |
JP7003830B2 (ja) | 2018-05-08 | 2022-01-21 | 株式会社Ihi | 通信状態制御システム |
JP2019197969A (ja) * | 2018-05-08 | 2019-11-14 | 株式会社Ihi | 通信状態制御システム |
CN110174666A (zh) * | 2019-05-22 | 2019-08-27 | 河海大学 | 一种水下声光设备精度测试方法 |
CN110174666B (zh) * | 2019-05-22 | 2023-10-03 | 河海大学 | 一种水下声光设备精度测试方法 |
JP7467992B2 (ja) | 2020-03-06 | 2024-04-16 | 日本電気株式会社 | 水中物体捜索支援装置、水中物体捜索支援方法及びそのプログラム |
JP7496972B2 (ja) | 2021-01-22 | 2024-06-10 | 株式会社安藤・間 | 音場解析装置、音場解析方法及びプログラム |
JP7116852B1 (ja) | 2021-07-08 | 2022-08-10 | 自然資源部第一海洋研究所 | 並列結合海洋音響予測システム及び操作方法 |
JP2023010540A (ja) * | 2021-07-08 | 2023-01-20 | 自然資源部第一海洋研究所 | 並列結合海洋音響予測システム及び操作方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Chapman et al. | Benchmarking geoacoustic inversion methods for range-dependent waveguides | |
EP1975645B1 (en) | Detection device, detection program and detection method | |
JP2007040734A (ja) | 送信モードリコメンドシステム、ソーナーシステム、送信モードリコメンド方法、そのプログラム及び記録媒体 | |
EP3039419B1 (en) | System and method for defect monitoring | |
Abadi et al. | Blind deconvolution for robust signal estimation and approximate source localization | |
JP5383374B2 (ja) | 水中探知装置 | |
JP5110529B2 (ja) | 物標探査装置、物標探査プログラム及び物標探査方法 | |
España et al. | Acoustic scattering from a water-filled cylindrical shell: Measurements, modeling, and interpretation | |
Conan et al. | Using the trapped energy ratio for source depth discrimination with a horizontal line array: Theory and experimental results | |
JP4140322B2 (ja) | 水中物体の捜索運用方式及び捜索用プログラム | |
Chu et al. | Statistics of echoes from a directional sonar beam insonifying finite numbers of single scatterers and patches of scatterers | |
JP2011058906A (ja) | 水中物体捜索支援装置、水中物体捜索支援方法、及びそのプログラム | |
JP2008076294A (ja) | 水底下探査方法及び装置 | |
RU2510608C1 (ru) | Способ измерения толщины льда с подводного носителя | |
JP5317176B2 (ja) | 物体探査装置及び物体探査プログラム、物体探査方法 | |
JP2006292435A (ja) | マルチスタティック計測方法及び方式 | |
JP2006194627A (ja) | 音源位置推定方法及び装置並びにソーナー | |
RU2510045C2 (ru) | Фазовый гидролокатор бокового обзора | |
Reeder et al. | Walking on snow-covered Arctic sea ice to infer ice thickness | |
Becker et al. | The impact of water column variability on horizontal wave number estimation and mode based geoacoustic inversion results | |
CN113191307B (zh) | 一种基于贝叶斯估计的浅海波导简正波阶数判定方法 | |
RU2798390C1 (ru) | Способ пассивного определения координат шумящего объекта | |
KR101071200B1 (ko) | 가변 송신 신호를 이용한 선박의 기포 항적에 대한 음향 특성 측정장치 | |
Ozard et al. | Matched-field processing in a range-dependent shallow water environment in the Northeast Pacific Ocean | |
Chu et al. | Effect of Suspended Sediment on Acoustic Detection Using the Navy's CASS-GRAB Model |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20080222 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080611 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20091211 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20091214 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101221 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20110426 |