JP2007040265A - 燃料噴射装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 燃料供給手段による実際の燃料吐出量と目標吐出量とのずれを小さくして、蓄圧器1内の燃料圧力を精度よく且つ速やかに制御する。
【解決手段】 燃料供給手段Pの各個体に共通の基本制御目標値と、燃料供給手段Pの各個体毎に決定された補正値とにより、制御目標値が決定される燃料噴射装置において、燃料供給手段Pがエンジンに搭載される前に燃料供給手段Pの機差を測定して、燃料供給手段Pの各個体毎の補正値を決定する。これにより、補正値の誤差が小さくなり、燃料供給手段Pによる実際の燃料吐出量と目標吐出量とのずれが小さくなる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、蓄圧器の高圧燃料を内燃機関の気筒内に噴射する燃料噴射装置の製造方法に関する。
ディーゼルエンジン用の蓄圧式燃料噴射装置では、吐出量可変の燃料供給手段から蓄圧器に高圧燃料を供給して蓄圧器内に高圧燃料を蓄圧し、蓄圧器に連通する噴射弁から所定のタイミングで各気筒に燃料を噴射するようになっている。また、噴射弁からのリーク燃料および燃料供給手段からのリーク燃料が燃料タンクに戻されるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
上記の燃料供給手段は、燃料を加圧して蓄圧器に吐出する高圧ポンプ、高圧ポンプに燃料を供給する低圧ポンプ、低圧ポンプから高圧ポンプに供給される燃料の流量を制御する電磁式調量弁等から構成されている。そして、高圧ポンプに供給される燃料の流量を調量弁にて制御することにより、燃料供給手段の吐出量が制御される。
また、燃料噴射装置の制御装置は、蓄圧器内の燃料圧力を目標圧に制御するために必要な燃料供給手段の目標吐出量を算出し、目標吐出量を調量弁の駆動電流値に変換して基本制御目標値を求める。さらに、燃料供給手段を構成する機器は、製造上のばらつき等による個体間の特性のばらつき(以下、機差という)があるため、燃料供給手段の各個体毎に決定された補正値により基本制御目標値を補正して制御目標値を決定する。そして、調量弁に供給される電流を制御目標値に制御することにより、高圧ポンプに供給される燃料の流量を制御する。
ここで、燃料供給手段の各個体毎に決定される補正値は、エンジンがある一定の条件で運転されているとき(例えば、アイドリング時)に燃料供給手段を構成する機器の機差を推定し、この推定した機差に基づいて決定される。
特開2001−82230号公報
しかしながら、以下詳述するように、エンジンが運転されている状態で機差を正確に推定することは困難である。
図4は、調量弁のコイルに供給される電流の値と燃料供給手段の燃料吐出量との関係を示す特性図であり、制御装置には、図4に実線で示されたSCV電流の値と燃料吐出量との関係を定義するマップが記憶されている。この実線の特性線は、設計目標の特性を示すものである。そして、制御装置は、燃料供給手段の目標吐出量を算出した後、マップから基本制御目標値を求める。
ところで、アイドリング時にコイルに供給される電流の設計目標値がi1で、アイドリング時にコイルに実際に供給されている電流がi2であった場合、設計目標電流i1と実際の電流i2との差が機差として推定され、当該燃料供給手段の実際の特性は図4の二点鎖線のようにみなされる。
つまり、アイドリング時の設計目標電流i1に対応する設計目標吐出量はQ1であるが、アイドリング時の実際の吐出量が設計目標吐出量Q1と一致しているという前提で、機差の推定がなされている。
しかし、例えば前述したリーク燃料の量が設計目標値よりも多い場合、図4に示すようにアイドリング時の実際の吐出量Q2は設計目標吐出量Q1よりも多くなるため、当該燃料供給手段の実際の特性は図4の一点鎖線のようになる。
このように、エンジンが運転されている状態では、燃料供給手段による実際の燃料吐出量が不明であるため、機差を正確に推定することは困難である。したがって、不正確な機差に基づいて決定される補正値は誤差が大きくなってしまい、燃料供給手段による実際の燃料吐出量と目標吐出量とのずれを十分に小さくすることができず、蓄圧器内の燃料圧力を精度よく且つ速やかに制御することが困難であった。
本発明は上記点に鑑みて、燃料供給手段による実際の燃料吐出量と目標吐出量とのずれを小さくすることを目的とする。
本発明は、制御目標値に基づいて燃料供給手段(P)の燃料吐出量を可変制御する制御装置(3)を備え、燃料供給手段(P)の各個体に共通の基本制御目標値と、燃料供給手段(P)の各個体毎に決定された補正値とにより、制御目標値が決定される燃料噴射装置の製造方法であって、燃料供給手段(P)が内燃機関に搭載される前に、燃料供給手段(P)の実際の燃料吐出量、または燃料供給手段(P)の燃料吐出量に影響を及ぼす物理量を測定し、実際の燃料吐出量または物理量に基づいて補正値を決定し、燃料供給手段(P)と組み合わせて使用される制御装置(3)が決定された後に、補正値を制御装置(3)に記憶させることを第1の特徴とする。
これによると、燃料供給手段が内燃機関に搭載される前に機差を測定するため、機差を正確に求めることができ、ひいては、補正値の誤差を小さくすることができる。したがって、燃料供給手段による実際の燃料吐出量と目標吐出量とのずれを小さくすることができ、蓄圧器内の燃料圧力を精度よく且つ速やかに制御することができる。
なお、特許請求の範囲およびこの欄で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の一実施形態について説明する。図1は本発明の一実施形態に係る製造方法を適用する燃料噴射装置の全体構成を示す図、図2は図1の燃料供給手段Pの具体的な構成を示す図である。
図1に示すように、燃料噴射装置は、高圧燃料が蓄圧される蓄圧器1を備えている。蓄圧器1には複数の噴射弁2が接続され、噴射弁2は、制御装置(以下、ECUという)3に制御されて所定の時期に所定の期間開弁して、ディーゼルエンジン(図示せず)の各気筒内に燃料を噴射する。ここでは、4気筒エンジンの1つに対応する噴射弁2のみを示し、他の気筒に対応する噴射弁については図示を省略している。
蓄圧器1に蓄圧される高圧燃料は、高圧流路4を介して燃料供給手段Pから供給される。燃料供給手段Pは、燃料タンク5からフィルタ6を介して燃料を吸入し、吸入した燃料を高圧に加圧して高圧流路4に圧送する。なお、燃料供給手段Pの詳細については後述する。
蓄圧器1には蓄圧器1から燃料タンク5へ燃料を戻すためのリリーフ流路7が接続されており、リリーフ流路7にはリリーフ流路7を開閉する電磁式の減圧弁8が設置されている。この減圧弁8は、ECU3に制御され、例えば減速時やエンジン停止時に開弁して蓄圧器1内の燃料圧力を減圧させる。また、噴射弁2からのリーク燃料および燃料供給手段Pからのリーク燃料も、それぞれ流路9、10を経て燃料タンク5に戻される。
ECU3は、図示しないCPU、ROM、RAM等からなる周知のマイクロコンピュータを備え、マイクロコンピュータに記憶したプログラムに従って演算処理を行うものである。ECU3には、蓄圧器1内の圧力を検出する燃料圧センサ11からの信号が入力されるとともに、各種センサSからエンジン回転数、アクセル開度等の種々の情報が随時入力される。
そして、ECU3は、エンジンや車両の運転状態に応じた最適の噴射時期、噴射量(噴射期間)を算出して、各噴射弁2の開弁時期および開弁期間を制御する。また、ECU3は、エンジンや車両の運転状態に応じて、減圧弁8の作動を制御する。
さらに、ECU3は、燃料供給手段Pの目標吐出量を算出して燃料供給手段Pに制御信号を出力し、燃料供給手段Pの吐出量を制御する。因みに、燃料供給手段Pの目標吐出量は、噴射量、リーク予測量、および蓄圧器1の燃料圧力を目標圧力に追従させるための調整量の合計である。
図3は、燃料供給手段Pの調量弁のコイル(詳細後述)に供給されるSCV電流の値と燃料供給手段Pの燃料吐出量との関係を示す特性図であり、ECU3には、図3に実線で示されたSCV電流の値と燃料吐出量との関係を定義するマップが記憶されている。この実線の特性線は、設計目標の特性を示すものである。
そして、ECU3は、燃料供給手段Pの目標吐出量を算出した後、目標吐出量に対応するSCV電流の値をマップから求め、さらに、燃料供給手段Pの各個体毎に決定された補正値(詳細後述)によりSCV電流の値を補正し、この補正後のSCV電流値に相当する電流を燃料供給手段Pの調量弁のコイルに供給する。なお、マップから求めたSCV電流の値は、本発明の基本制御目標値に相当する。また、補正後のSCV電流の値は、本発明の制御目標値に相当する。
次に、図2により燃料供給手段Pについて説明する。燃料供給手段Pは、燃料を加圧して蓄圧器1に吐出する高圧ポンプ50、燃料タンク5から吸入した燃料を高圧ポンプ50へ供給する低圧ポンプ60、および、この低圧ポンプ60から高圧ポンプ50へ供給される燃料の流量を調整する調量弁70を備えている。
高圧ポンプ50は、プランジャ51がシリンダ52内に摺動自在に収納されており、プランジャ51とシリンダ52とによって加圧室53が形成されている。加圧室53には、低圧ポンプ60から調量弁70を介して燃料が供給され、その燃料はプランジャ51により高圧化されて、加圧室53の出口側の逆止弁54を経て蓄圧器1へ吐出される。一方、加圧室53の入口側にも逆止弁55が設けられ、加圧室53から調量弁70側への高圧燃料の逆流を防止している。プランジャ51は、スプリング56によって駆動部側に付勢されている。
駆動部は、駆動軸57、カム58、カムリング59からなり、駆動軸57は、エンジンのクランク軸に連結されて回転駆動される。カム58は、この駆動軸57に偏心して取り付けられ、駆動軸57の回転により駆動軸57を中心として公転する。カムリング59は、メタルブッシュ(図示せず)を介してカム58を収容し、カム58の公転により駆動軸57を中心として公転する。また、カムリング59にプランジャ51が当接している。そして、カムリング59の公転により、プランジャ51はシリンダ52内を往復運動する。
低圧ポンプ60は、エンジンまたは電動モータにより駆動されて、燃料タンク5から吸入した燃料を低圧で圧送するポンプ部61と、ポンプ部61から吐出される燃料の圧力が所定圧を超えないように調整するリリーフ弁62とからなる。
調量弁70は、ハウジング71を備え、ハウジング71には、低圧ポンプ60から供給された燃料を吸入する吸入口72と、この吸入口72から吸入された燃料を高圧ポンプ50へ向けて吐出する吐出口73が形成されている。ハウジング71内には、弁体74が摺動自在に収容されており、弁体74の位置に応じて吐出口73の開口面積が調整される。
ハウジング71内には、吐出口73の開口面積が増加する向きに弁体74を付勢するスプリング75が収納されている。また、調量弁70は、電磁力を発生して弁体74を駆動するコイル76を備えており、弁体74は、コイル76の電磁力によって吐出口73の開口面積が減少する向きに付勢される。なお、吐出口73と弁体74は本発明の弁部を構成する。
そして、ECU3からの指令によってコイル76への通電が停止されると、弁体74は、スプリング75の弾性力によって付勢されて吐出口73を完全に開放する。すなわち、吐出口73は全開となる。
一方、ECU3からの指令によってコイル76に通電がなされると、コイル76は電流値に応じた電磁力を発生して、吐出口73を閉鎖する方向に弁体74を付勢する。そして、コイル76に供給される電流の値に応じて弁体74の位置が連続的に変化し、吐出口73は電流値に応じた開口面積に調整される。
上記構成になる燃料噴射装置は、高圧ポンプ50の駆動軸57の回転に伴ってカム58およびカムリング59が回転すると、プランジャ51が往復動する。プランジャ51の往復動により、加圧室53に燃料が吸入され、その燃料が加圧されて蓄圧器1へ吐出される。
このときの燃料の吐出量は、加圧室53への燃料の吸入量によって制御され、吸入量の制御は、調量弁70における吐出口73の開口面積を制御することによって行うことができる。そして、吐出口73の開口面積は、コイル76に供給される電流の値に応じて変化する。したがって、コイル76に供給される電流の値を制御することにより、燃料供給手段Pから蓄圧器1へ吐出される燃料の量が制御される。
前述したように、ECU3は、燃料供給手段Pの目標吐出量を算出した後に基本となるSCV電流の値をマップから求め、さらに、燃料供給手段Pの各個体毎に決定された補正値により基本となるSCV電流の値を補正している。この補正値は、以下の手順(a)〜(d)にてECU3に記憶させる。
(a)まず、調量弁70の特性をベンチにて測定して、調量弁70の機差を測定する。このベンチには、特性が既知の高圧ポンプ50および特性が既知の低圧ポンプ60が搭載されている。そして、このベンチに測定対象となる調量弁70を搭載し、SCV電流の値を変化させて、各SCV電流値毎に燃料供給手段Pの燃料吐出量を測定する。因みに、図3の一点鎖線は、測定結果の一例を示している。
(b)次に、手順(a)で測定したデータを基に、今回測定した調量弁70の固有の補正値として、オフセット補正値dI及び傾き補正値dISを決定する。
因みに、図3に示すように、オフセット補正値dIは、燃料供給手段Pの吐出量に拘わらず一定の値であり、本実施形態では、燃料供給手段Pの吐出量が0のときの設計目標のSCV電流値と、燃料供給手段Pの吐出量が0のときの今回測定した調量弁70のSCV電流値との差である。傾き補正値dISは、燃料供給手段Pの吐出量毎に変化する値である。
(c)次に、手順(b)で決定したオフセット補正値dI及び傾き補正値dISを、今回測定した調量弁70の固有の補正値として、今回測定した調量弁70の特定位置にマーキングして記録する。
(d)次に、今回測定した調量弁70と組み合わせて使用されるECU3が決定された後に、今回測定した調量弁70にマーキングされた補正値を読み取り、その補正値を、組み合わせて使用されるECU3に書き込んで記憶させる。具体的には、オフセット補正値dIがECU3に記憶されるとともに、燃料供給手段Pの吐出量と傾き補正値dISとの関係を定義するマップがECU3に記憶される。
以上のようにして製造された燃料噴射装置においては、ECU3は、燃料供給手段Pの目標吐出量を算出した後に、目標吐出量に基づいてマップから基本となるSCV電流の値を求め、目標吐出量に基づいてマップから傾き補正値dISを求め、さらにオフセット補正値dIを読み出す。そして、ECU3は、基本となるSCV電流の値を、傾き補正値dISより傾き分を補正するとともに、オフセット補正値dIによりオフセット分を補正して、最終的なSCV電流の値を決定する。
本実施形態では、燃料供給手段Pがエンジンに搭載される前に機差を測定しているため、機差を正確に求めることができ、ひいては、補正値の誤差を小さくすることができる。したがって、燃料供給手段Pによる実際の燃料吐出量と目標吐出量とのずれを小さくすることができ、蓄圧器1内の燃料圧力を精度よく且つ速やかに制御することができる。
(他の実施形態)
上記実施形態では、ECU3は、基本となるSCV電流の値を調量弁70固有の補正値により補正したが、燃料供給手段Pがエンジンに搭載される前に高圧ポンプ50や低圧ポンプ60の機差を測定し、その高圧ポンプ50や低圧ポンプ60の固有の補正値を決定して、基本となるSCV電流の値を高圧ポンプ50固有の補正値や低圧ポンプ60固有の補正値により補正してもよい。
この場合、ECU3は、調量弁70固有の補正値、高圧ポンプ50固有の補正値、および低圧ポンプ60固有の補正値のうち、少なくとも1つに基づいて基本となるSCV電流の値を補正してもよいし、それらの補正値のうちの2つに基づいて基本となるSCV電流の値を補正してもよいし、それらの補正値の全てに基づいて基本となるSCV電流の値を補正してもよい。
因みに、高圧ポンプ50固有の補正値は、例えば、幾何学的吐出量に対する実際の吐出量の割合から求めた補正値である。また、低圧ポンプ60固有の補正値は、例えば、リリーフ弁62にて調整されるポンプ部61の吐出側燃料圧力から求めた補正値である。
また、上記実施形態では、SCV電流値毎に測定した燃料供給手段Pの実際の燃料吐出量に基づいて調量弁70の補正値を決定したが、燃料供給手段Pの燃料吐出量に影響を及ぼす物理量、例えば、弁体74の各位置に対応する吐出口73の開口面積に基づいて調量弁70の補正値を決定してもよい。
さらに、高圧ポンプ50の補正値は、燃料供給手段Pの燃料吐出量に影響を及ぼす物理量、例えば、プランジャ51とシリンダ52との間のクリアランス量に基づいて決定してもよい。
また、本発明は、図1に示すリリーフ流路7及び電磁式の減圧弁8を備えていない燃料噴射装置にも、適用可能である。
本発明の一実施形態に係る製造方法を適用する燃料噴射装置の全体構成を示す図である。 図1の燃料供給手段の具体的な構成を示す図である。 図1の装置の作動説明に供するもので、燃料供給手段における電流の値と燃料吐出量との関係を示す特性図である。 従来の装置の作動説明に供するもので、燃料供給手段における電流の値と燃料吐出量との関係を示す特性図である。
符号の説明
1…蓄圧器、2…噴射弁、3…制御装置、P…燃料供給手段。

Claims (7)

  1. 高圧燃料が蓄圧される蓄圧器(1)と、
    前記蓄圧器(1)の高圧燃料を内燃機関の気筒内に噴射する噴射弁(2)と、
    前記蓄圧器(1)に高圧燃料を供給する燃料供給手段(P)と、
    制御目標値に基づいて前記燃料供給手段(P)の作動を制御して、前記燃料供給手段(P)の燃料吐出量を可変制御する制御装置(3)とを備え、
    前記燃料供給手段(P)の各個体に共通の基本制御目標値と、前記燃料供給手段(P)の各個体毎に決定された補正値とにより、前記制御目標値が決定される燃料噴射装置の製造方法であって、
    前記燃料供給手段(P)が前記内燃機関に搭載される前に、前記燃料供給手段(P)の実際の燃料吐出量、または前記燃料供給手段(P)の燃料吐出量に影響を及ぼす物理量を測定し、
    前記実際の燃料吐出量または前記物理量に基づいて前記補正値を決定し、
    前記燃料供給手段(P)と組み合わせて使用される前記制御装置(3)が決定された後に、前記補正値を前記制御装置(3)に記憶させることを特徴とする燃料噴射装置の製造方法。
  2. 前記実際の燃料吐出量または前記物理量に基づいて決定した前記補正値を、前記燃料供給手段(P)に記録し、
    前記燃料供給手段(P)に記録された前記補正値を前記制御装置(3)に記憶させることを特徴とする請求項1に記載の燃料噴射装置の製造方法。
  3. 前記燃料供給手段(P)は、燃料を加圧して前記蓄圧器(1)に吐出する高圧ポンプ(50)と、前記高圧ポンプ(50)に燃料を供給する低圧ポンプ(60)と、前記低圧ポンプ(60)から前記高圧ポンプ(50)に供給される燃料の流量を制御する調量弁(70)とを備え、
    前記高圧ポンプ(50)固有の補正値、前記低圧ポンプ(60)固有の補正値、および前記調量弁(70)固有の補正値のうち少なくとも1つを、前記制御装置(3)に記憶させることを特徴とする請求項1または2に記載の燃料噴射装置の製造方法。
  4. 前記調量弁(70)は、弁体(74)の位置に応じて流路の開口面積が決定される弁部(73、74)と、電磁力を発生して前記弁体(74)を駆動するコイル(76)とを備え、前記コイル(76)に供給される電流の値に応じて前記弁体(74)の位置が決定されるように構成され、
    前記制御目標値は、前記コイル(76)に供給される電流の目標値であることを特徴とする請求項3に記載の燃料噴射装置の製造方法。
  5. 前記実際の燃料吐出量は、前記コイル(76)に供給される電流の値をパラメータとして測定した、前記燃料供給手段(P)の燃料吐出量であることを特徴とする請求項4に記載の燃料噴射装置の製造方法。
  6. 前記物理量は、前記弁体(74)の各位置に対応する前記流路の開口面積であることを特徴とする請求項4に記載の燃料噴射装置の製造方法。
  7. 前記高圧ポンプ(50)は、シリンダ(52)内をプランジャ(51)が往復動して燃料を吐出する構成であり、
    前記物理量は、前記シリンダ(52)と前記プランジャ(51)との間のクリアランス量であることを特徴とする請求項3に記載の燃料噴射装置の製造方法。
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