JP2007040145A - 車両用マフラ - Google Patents

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Abstract

【課題】 導風板を用いることなく車両床下の風をスムーズに車両後方へ導くことができる車両用マフラの提供。
【解決手段】 金属製板材を筒状に多重に巻回してシェル(インナシェル7とアウタシェル8に相当)を形成すると共に、該シェルの両端開口縁部にそれぞれエンドプレート(インナエンドプレート3a,3b及びアウタエンドプレート4a,4bに相当)を一体化させることによりマフラ本体1を形成し、マフラ本体1の長手方向を車幅方向に向けて配置した車両用マフラにおいて、マフラ本体1の外形を車両前方側に向けて先鋭となるように形成した。
【選択図】 図3

Description

本発明は、車両用マフラに関し、特に、マフラ本体の長手方向を車幅方向に向けて配置した車両用マフラに関する。
従来、金属製板材を筒状に巻回してシェルを形成すると共に、該シェルの両端開口縁部にそれぞれエンドプレートを一体化させることによりマフラ本体を形成した車両用マフラの技術が公知になっている(特許文献1参照)。
また、図8に示すように、エンジン015に接続されるエキゾーストマニホールド016と、触媒コンバータ017と、サブマフラ018と、メインマフラ019から構成される排気系において、例えばマインマフラ019のマフラ本体の長手方向を車幅方向に向けて配置する所謂横置きの車両用マフラが採用される場合もある(特許文献2参照)。
特開2005−201152号公報 特開2001−82142号公報
しかしながら、従来の車両用マフラにおいて、横置きの車両用マフラは、車両床下を通過する風の抵抗を大きく受けるため、車両のcd値(空気抵抗係数)が増大して燃費の悪化を招く虞がある。
そこで、図8に示すように、マフラ本体の車両前方側に車幅方向に亘って略三角柱形状の導風板020を設けることにより、風(図中波線矢印で図示)の抵抗を小さくすることが考えられるが、この場合、導風板とマフラ本体をブラケット等を用いて固定する必要がある上、導風板の設置スペースが完全に無駄になってしまうという問題点があった。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、導風板を用いることなく車両床下の風をスムーズに車両後方へ導くことができる車両用マフラを提供することである。
本発明の請求項1記載の発明では、金属製板材を筒状に多重に巻回してシェルを形成すると共に、該シェルの両端開口縁部にそれぞれエンドプレートを一体化させることによりマフラ本体を形成し、前記マフラ本体の長手方向を車幅方向に向けて配置した車両用マフラにおいて、前記マフラ本体の外形を車両前方側に向けて先鋭となるように形成したことを特徴とする。
本発明の請求項1記載の発明にあっては、金属製板材を筒状に多重に巻回してシェルを形成すると共に、該シェルの両端開口縁部にそれぞれエンドプレートを一体化させることによりマフラ本体を形成し、前記マフラ本体の長手方向を車幅方向に向けて配置した車両用マフラにおいて、前記マフラ本体の外形を車両前方側に向けて先鋭となるように形成したため、導風板を用いることなく車両床下の風をスムーズに車両後方へ導くことができる。
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
以下、実施例1を説明する。
図1は本実施例1の車両用マフラの斜視図、図2は同分解図、図3は図2のS3−S3線における断面図、図4は本実施例1の車両用マフラの内部構造を説明する図(インナシェルとアウタシェルはそれぞれ二重巻きであるが一重巻きで図示)、図5は本発明の実施例1の車両用マフラの排気系を示す全体図である。
先ず、全体構成を説明する。
図1、2に示すように、本実施例1の車両用マフラでは、マフラ本体1が、シェル本体2と、インナエンドプレート3a,3bと、アウタエンドプレート4a,4bと、インレットパイプ5と、テールパイプ6が備えられている。
図3に示すように、前記シェル本体2は、1枚の金属製板材を二重に巻回したインナシェル7と、このインナシェル7をさらに同一板材で連続して二重に巻回したアウタシェル8で構成され、両シェル7,8の周方向両端部同士は、シェル本体2の長手方向の数カ所でスポット溶接Sされることにより固定されている。
なお、インナシェル7とアウタシェル8は一重であっても良いし、また、アウタシェル8のみ二重にしても放射音の発生は低減できる。
また、インナシェル7の外形は略楕円形となるように形成され、アウタシェル8の外形は、車両前方側へ向けて先鋭となるように形成され、これによって、アウタシェル8の車両前方側には先鋭部9が形成されると共に、この先鋭部9とインナシェル7との間には空間Oが形成されている。
図4に示すように、インナシェル7の両端開口縁部には、それぞれ対応する皿状のインナエンドプレート3a,3bが内嵌された状態でその全周に亘って溶接X1で固定され、アウタシェル8の両端開口縁部にはそれぞれ対応する皿状のアウタエンドプレート4a,4bが外嵌された状態でその全周に亘って溶接X2で固定され、これによって、アウタシェル8とアウタエンドプレート4a,4bで囲まれた第1消音室10と、インナシェル7とインナエンドプレート3a,3bで囲まれた第2消音室11が形成されている。
なお、インナシェル7とインナエンドプレート3a,3bとの固定や、アウタシェル8とアウタエンドプレート4a,4bとの固定は溶接X1,X2に限らずロックシーム加工により加締め固定しても良い。
インレットパイプ5は、アウタシェル8のアウタエンドプレート4aに貫通した状態でその全周に亘って溶接X3で固定される他、その一端部は第1消音室10に連通され、且つ、他端部は後述する中間パイプ12に接続するためのフランジFが設けられている。
テールパイプ6は、インナエンドプレート3aとアウタエンドプレート4aに貫通した状態でその全周に亘って溶接X4で固定される他、その一端部は第2消音室11に連通され、且つ、他端部は外部に連通されている。
なお、インレットパイプ5とテールパイプ6は溶接X3,X4以外の加締め加工にて固定しても良い。
その他、インナシェル7には、第1消音室10と第2消音室11を連通状態にする開口部13が形成されている。なお、開口部13はインナシェル7を巻回する前の金属製板材の際に予め開口部13となる部分に開口を設けておけば容易に形成することができる。
次に、作用を説明する。
このように構成された車両用マフラは、図5に示すように、エンジン15のシリンダヘッドに接続されるエキゾーストマニホールド16と、触媒コンバータ17と、サブマフラ18と、メインマフラ19から構成される排気系のうち、メインマフラ19として採用され、この際、マフラ本体1の長手方向を車幅方向に向けた状態で、且つ、先鋭部9を車両前方側に向けた状態で配置される。
また、インレットパイプ5のフランジFがサブマフラ18の後方に接続された中間パイプ12に連結される。
そして、図4に示すように、エンジン側からインレットパイプ5を介してマフラ本体1に流入した排気ガス(波線矢印で図示)と共に流入した音波は、先ず、第1消音室10に流入することにより拡張作用を得て消音される。
次に、開口部から第2消音室11に流入することにより拡縮作用を得て消音された後、テールパイプ6を介して外部へ排出される。
従って、本実施例1では、先鋭部9の内側に形成された第1消音室10を拡張室として機能させることができる。
また、図5に示すように、車両床下を通過する風(波線矢印で図示)を、アウタシェル8の先鋭部9によって整流でき、これにより、風の抵抗を大きくすることなくスムーズに車両後方側へ流すことができ、車両性能が向上する。
ここで、従来の発明にあっては、横置きの車両用マフラは、車両床下を通過する風の抵抗を大きく受けるため、この対応としてマフラ本体の車両前方側に車幅方向に亘って略三角柱形状の導風板を設けると、導風板とマフラ本体をブラケット等を用いて固定する必要がある上、導風板の設置スペースが完全に無駄になってしまうという問題点があった
これに対し、本実施例1では、マフラ本体1の外形が車両前方側に向けて先鋭となる形状に形成されているため、車両床下を通過する風をアウタシェル8の先鋭部9によって整流した後、スムーズに車両後方側へ流すことができる。
従って、マフラ本体1の風の抵抗を小さくでき、換言すると、車両のcd値(空気抵抗係数)を小さくして燃費の向上を実現できる。
また、導風板やブラケットを設けた場合に比べて、部品点数、組み付け工数、重量を削減できる。
また、アウタシェル8の先鋭部9の内側を第1消音室10として有効利用できる。
さらに、本実施例1では、1枚の金属製板材を多重に巻回してインナシェル7とアウタシェル8を一体的に形成すると同時に、インナシェル7とアウタシェル8との間で第1消音室10を形成したため、インナシェル7とアウタシェル8を別体で構成した場合に比べて部品点数及び組み付け工数を大幅に削減できる。
次に、効果を説明する。
以上、説明したように、本実施例1の車両用マフラにあっては、金属製板材を筒状に多重に巻回してシェル(インナシェル7とアウタシェル8に相当)を形成すると共に、該シェルの両端開口縁部にそれぞれエンドプレート(インナエンドプレート3a,3b及びアウタエンドプレート4a,4bに相当)を一体化させることによりマフラ本体1を形成し、マフラ本体1の長手方向を車幅方向に向けて配置した車両用マフラにおいて、マフラ本体1の外形を車両前方側に向けて先鋭となるように形成したため、導風板を用いることなく車両床下の風をスムーズに車両後方へ導くことができる。
以下、実施例2を説明する。
なお、本実施例2において前記実施例1と同様の構成部材については同一の符号を付してその説明は省略し、相違点のみ詳述する。
図6は本実施例2の車両用マフラの内部構造を説明する図である(インナシェルとアウタシェルはそれぞれ二重巻きであるが一重巻きで図示)。
本実施例2の車両用マフラは、前記実施例1の車両用マフラに比べてその内部構造が異なる。
具体的には、インレットパイプ5は、インナエンドプレート3aとアウタエンドプレート4aに貫通した状態でその全周に亘って溶接X5で固定される他、その一端部は第2消音室11に連通され、その他端部は中間パイプ12に接続するためのフランジFが設けられている。
その他、マフラ本体1の左右両側にそれぞれテールパイプ6a,6bが設けられる他、第1消音室10と第2消音室11を連通状態にする開口部13には連通パイプ20が挿通された状態でその全周に亘って溶接X6で固定されている。
従って、図6に示すように、エンジン側からインレットパイプ5を介してマフラ本体1に流入した排気ガス(波線矢印で図示)と共に流入した音波は、先ず、第2消音室11に流入することにより拡張作用を得て消音される。
次に、排気ガスはテールパイプ6a,6bから外部へ排出されると同時に、一部の排気ガスと共に音波は、連通パイプ20を介して第1消音室10に流入することにより共鳴作用を得て車室内のこもり音等を防止できる。
従って、本実施例2では先鋭部9の内側に形成された第1消音室10を共鳴室として機能させることができる。
また、前記実施例1と同様に、車両床下を通過する風をアウタシェル8の先鋭部9で整流してスムーズに車両後方側へ流すことができる。
また、実施例1の発明に比べてテールパイプ6a,6bを設けたことによってマフラ本体1内の排気抵抗を軽減することができる。
以上、本実施例を説明してきたが、本発明は上述の実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
例えば、マフラ本体1の内部構造については適宜設定できる。例えば、消音室1,2をバッフルプレートで複数の部屋に仕切ったり、適宜の部位にバルブを設けることは当然考えられる。
また、本実施例1では、インナシェル7に開口部13を形成して第1消音室10と第2消音室11を連通状態にしたが、図7に示すように、開口部13を省略してインナエンドプレート3aに連通パイプ30を設けても良い。
また、本実施例1では先鋭部9の先端はR形状に限らず、鋭角な角部にしても良く、詳細な部位の形状変更については本発明の範疇となる。
さらに、インナシェル7とアウタシェル8を材料の異なる別体で構成しても良いし、その際、インナシェル7の周方向外側端部とアウタシェル8の周方向内側端部を複数箇所に亘ってスポット溶接することにより両者を一体化しても良い。
本実施例1の車両用マフラの斜視図である。 本実施例1の車両用マフラの分解図である。 図2のS3−S3線における断面図である。 本実施例1の車両用マフラの内部構造を説明する図である(インナシェルとアウタシェルはそれぞれ二重巻きであるが一重巻きで図示)。 本発明の実施例1の車両用マフラの排気系を示す全体図である。 本実施例2の車両用マフラの内部構造を説明する図(インナシェルとアウタシェルはそれぞれ二重巻きであるが一重巻きで図示)である。 その他の実施例の車両用マフラの内部構造を説明する図(インナシェルとアウタシェルはそれぞれ二重巻きであるが一重巻きで図示)である。 従来の車両用マフラを説明する図である。
符号の説明
F フランジ
O 空間
S スポット溶接
X1、X2、X3、X4、X5、X6 溶接
1 マフラ本体
2 シェル本体
3 インナエンドプレート
4a、4b アウタエンドプレート
5 インレットパイプ
6、6a、6b テールパイプ
7 インナシェル
8 アウタシェル
9 先鋭部
10 第1消音室
11 第2消音室
12 中間パイプ
13 開口部
15 エンジン
16 エキゾーストマニホールド
17 触媒コンバータ
18 サブマフラ
19 メインマフラ
20、30 連通パイプ

Claims (1)

  1. 金属製板材を筒状に多重に巻回してシェルを形成すると共に、該シェルの両端開口縁部にそれぞれエンドプレートを一体化させることによりマフラ本体を形成し、
    前記マフラ本体の長手方向を車幅方向に向けて配置した車両用マフラにおいて、
    前記マフラ本体の外形を車両前方側に向けて先鋭となるように形成したことを特徴とする車両用マフラ。
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