JP2007037290A - 電力補償装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、電力貯蔵装置及び電力変換器より成るセルを直列に接続することで、高電圧化及び大容量化に対応させた電力補償装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 U相、V相、W相それぞれに対して、電力貯蔵装置が備えたセルパワーモジュールu1〜u4,v1〜v4,w1〜w4を直列に接続して、三相交流の電圧系統に対応した電力補償装置を構成する。これにより、セルパワーモジュールu1〜u4,v1〜v4,w1〜w4の容量を小さくすることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電力系統の瞬低補償や負荷平準化を行うために電力貯蔵装置を備えた電力補償装置に関する。
近年、情報技術の進歩のため、各産業において情報システム化が成されている。この情報システム化に伴い、システムへの電力供給を行う電力系統における信頼性が問題となり、電力系統における瞬低(瞬時電圧低下)補償や負荷平準化が求められる。この電力系統における瞬低補償や負荷平準化を行うために、電池、コンデンサ、SMES(Superconducting Magnetic Energy Storage System)、フライホールなどの電力貯蔵装置を備えた電力補償装置が提供されている。
このような電力補償装置を備えた無停電電源システムが構成されるが、この無停電源電源システムとして、フライホイールを備えることで短時間停電や瞬低に対応させた無停電電源装置や(特許文献1参照)、コンデンサ又は電気二重層コンデンサ又はフライホイールもしくは超電導電力貯蔵のいずれかを備えることで電力貯蔵を行う電力供給システムなど(特許文献2参照)が提供されている。又、従来の電力補償装置は、上述した電力貯蔵装置と電力系統との間に、電力貯蔵装置からの電力エネルギーを単相又は三相の電力に変換して電力系統に出力するとともに電力系統からの電力を電力貯蔵装置に供給させる電力変換器が、設置される。
例えば、フライホイールを電力貯蔵装置として備えるとき、図6のように構成される。この図6の電力補償装置によると、電力貯蔵装置として動作するフライホイール100の機械エネルギーによって動作する発電電動機101からの交流の電力が、コンバータ102で直流に変換され、コンバータ102からの直流の電力が平滑コンデンサ103によって平滑化される。そして、この平滑コンデンサ103で平滑化された直流の電力がインバータ104で交流に変換され、電力系統に出力される。又、電力系統からの交流電力がインバータ104で直流に変換され、平滑コンデンサ103を介してコンバータ102に与えられ、再び、交流に変換される。そして、この交流の電力により発電電動機101が動作することで、フライホイール100が回転駆動し、電力エネルギーが機械エネルギーに変換されて貯蔵される。
即ち、図6の電力補償装置では、コンバータ102、平滑コンデンサ103、及びインバータ104が電力変換器として動作する。又、瞬低や停電時における電力補償や負荷変動時の平準化補償を行う場合、上述の動作を行うことで、フライホイール100の機械エネルギーが電気エネルギーに変換されて電力系統に供給される。このとき、インバータ104の動作制御が行われて、電力系統に応じて、単相又は三相の交流電力を発生する。このように、従来の電力補償装置は、単機の電力貯蔵装置と電力変換器とを組み合わせることによって構成される。
特開2003−235179号公報 特開2001−61238号公報
従来の電力補償装置においては、電力系統からの要求による高電圧や大容量化に対して、電力補償装置を単機で構成する電力貯蔵装置や電力変換器での高電圧化や大容量化を実施する必要があった。しかしながら、電力貯蔵装置や電力変換器単機での高電圧化や大容量化については、技術的に対応が困難である。
それに対して、複数台の電力貯蔵装置を並列に接続するとともに同期運転を行うことで、電力系統からの要求による高電圧や大容量化に対応していた。そして、図6のようにフライホイール100と発電電動機101によって電力貯蔵装置が構成される場合、電力変換器において、複数台の電力貯蔵装置の発電電動機101に接続された複数台のコンバータ102が平滑コンデンサ103に対して並列に接続される。しかしながら、このように複数台の電力貯蔵装置によって高電圧化及び大容量化に対応したとき、電圧変換器における入出力負荷の配分の均等化が困難となる。
このような問題を鑑みて、本発明は、電力貯蔵装置及び電力変換器より成るセルを直列に接続することで、高電圧化及び大容量化に対応させた電力補償装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の電力補償装置は、三相の電力系統の電力補償を行う電力補償装置において、補償する電力を貯蔵する電力貯蔵部と、該電力貯蔵部の充放電を行って単相電力と直流電力との変換を行う単相インバータと、を有するセルパワーモジュールを、前記電力系統の各相に対してN台(Nは2以上の整数)設置することで、相互に絶縁された3N台の該セルパワーモジュールを備え、前記電力系統の相毎に設置されたN台の前記セルパワーモジュールの前記単相インバータの単相電力側を直列に接続するとともに、前記単相インバータの直流電力側に前記電力貯蔵部を接続することを特徴とする。
このような電源装置において、各相に対して直列に接続されたN台の前記セルパワーモジュールにおいて一方の端部に配置された前記セルパワーモジュール同士の前記単相インバータを接続して中性点とすることで、3N台の前記セルパワーモジュールによってY結線接続が形成される。
このとき、前記セルパワーモジュールそれぞれが、前記電力貯蔵部と前記単相インバータとの間に接続されて前記電力貯蔵部及び前記単相インバータからの直流電圧を平滑化する直流中間電圧部を備え、更に、前記直流中間電圧部がコンデンサによって構成されるものとしても構わない。
又、前記セルパワーモジュールそれぞれが、前記電力系統と異なる電源により前記直流中間電圧部における直流電力を補償する電力補償部を備えるものとしても構わない。この前記電力補償部が、前記電力貯蔵部と並列に前記直流中間電圧部と接続された整流器と、該整流器に交流電力を供給する変圧器と、該変圧器で変圧する前の交流電力を発生するとともに該変圧器と接続されることで前記電力補償部と絶縁された交流電源と、を備える。そして、前記交流電源が、インバータを備え、該インバータを駆動する制御信号に基づいて前記変圧器に供給する交流電力の電圧を可変とし、更に過電流制限を実施するものとしても構わない。又、前記直流中間電圧部の初期充電が前記電力補償部からの電力によって行われるものとしても構わない。
更に、前記電力貯蔵部が、直流電力と交流電力とを変換するとともに、直流電力側が前記単相インバータと接続され、入力される制御信号によって交流電力側の電圧を可変としたコンバータと、該コンバータの交流電力側に接続された発電電動機と、該発電電動機に与えられた電力エネルギーを機械エネルギーに変換して貯蔵するとともに、貯蔵した機械エネルギーにより該発電電動機を発電機として駆動するフライホイールと、を備えるものとしても構わない。
又、前記電力貯蔵部が、超電導エネルギーとして電力エネルギーを貯蔵する超電導コイルを有するSMESによって構成されるものとしても構わない。このとき、前記電力貯蔵部が、前記超電導コイルに接続されるとともに前記直流中間電圧部と組み合わさることによって前記超電導コイルからの電流を電圧に変換する電流電圧変換回路を備える。
又、前記電力貯蔵部が、二次電池又は電力貯蔵を目的とするコンデンサにより構成されるものとしても構わない。
本発明によると、電力貯蔵部及び単相インバータより成るセルパワーモジュールの単相インバータの単相電力側を直列に接続することで電力補償装置を構成するため、セルパワーモジュールそれぞれにおける電圧及び容量を分割することができる。よって、容量の小さいセルパワーモジュールを複数用いることで、高電圧化及び大容量化した電力系統に対応した電力補償装置を形成することができる。又、この電力補償装置を用いた電力系統システムを、低損失で且つ高効率となるシステムとすることができる。
本発明の実施の形態について、以下に説明する。又、以下の各実施形態において、電力系統が3相の電力系統である場合を例に挙げて説明するものとし、電力補償装置から3相の電力が出力されるものとする。
<第1の実施形態>
本発明の第1の実施の形態について、図面を参照して以下に説明する。図1は、本実施形態における電力補償装置の構成を示すブロック図である。又、図2は、図1の電力補償装置におけるセルパワーモジュールの構成を示すブロック図である。
図1の電力補償装置は、位相差が120度となるU相、V相、W相をY結線で接続したもので、U相、V相、W相それぞれに直列に接続されたセルパワーモジュールu1〜u4,v1〜v4,w1〜w4によって構成される。即ち、セルパワーモジュールu1,v1,w1それぞれが中性点Nで接続され、セルパワーモジュールu1〜u4それぞれが直列に、セルパワーモジュールv1〜v4それぞれが直列に、セルパワーモジュールw1〜w4それぞれが直列に、それぞれ接続され、セルパワーモジュールu4,v4,w4それぞれが電力系統のU相、V相、W相に接続される。又、セルパワーモジュールu1〜u4,v1〜v4,w1〜w4はそれぞれ、絶縁されている。
そして、セルパワーモジュールu1〜u4,v1〜v4,w1〜w4それぞれが、図2のように構成される。図2に示すセルパワーモジュールは、回転動作により機械エネルギーを蓄積するフライホイール1と、フライホイール1に接続されて機械エネルギーと電気エネルギーの変換を行う発電電動機2と、発電電動機2からの交流の電力を直流に変換するコンバータ3と、コンバータ3からの直流電力を単相交流電力に変換して出力するとともに外部からの交流電力を直流電力に変換してコンバータ3に与える単相インバータ4と、コンバータ3及び単相インバータ4の間に接続されるとともにコンバータ3又は単相インバータ4から出力される直流電力を平滑化する平滑コンデンサCと、を備える。
更に、発電電動機2が三相交流電力によって駆動する発電電動機2であり、図2のように、U相、V相、W相それぞれの交流電力を入出力する端子U,V,Wを備え、コンバータ3に、端子Uにアノード及びカソードそれぞれが接続されたダイオードDu1,Du2と、端子Vにアノード及びカソードそれぞれが接続されたダイオードDv1,Dv2と、端子Wにアノード及びカソードそれぞれが接続されたダイオードDw1,Dw2と、が設置されるとともに、端子Uにエミッタ及びコレクタが接続されたIGBT(Insulated gate bipolar transistor 絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)素子Tu1,Tu2と、端子Vにエミッタ及びコレクタが接続されたIGBT素子Tv1,Tv2と、端子Wにエミッタ及びコレクタが接続されたIGBT素子Tw1,Tw2と、が設置される。
そして、コンバータ3において、ダイオードDu1,Dv1,Dw1それぞれのカソードが、IGBT素子Tu1,Tv1,Tw1それぞれのコレクタに接続されるとともに平滑コンデンサCの一端に接続され、ダイオードDu2,Dv2,Dw2それぞれのアノードが、IGBT素子Tu2,Tv2,Tw2それぞれのエミッタに接続されるとともに平滑コンデンサCの他端に接続される。又、ダイオードDu1,Dv1,Dw1,Du2,Dv2,Dw2が、コンバータ3による発電電動機2に対する入出力が切り替わるときに発生する電流を流すための環流ダイオードとして動作する。更に、IGBT素子Tu1,Tv1,Tw1,Tu2,Tv2,Tw2のゲートに与えられる制御信号を制御することによって、端子U,V,Wに流れる電流量及び平滑コンデンサCに与える電流量を制限する。これにより、コンバータ3からの過電流を制限することができる。
このように接続されるとき、IGBT素子Tu1〜Tw1,Tu2〜Tw2それぞれのゲートに与える制御信号を制御することによって、端子U,V,Wに入力される三相交流によって駆動し、発電電動機2を電動機として動作させる。逆に、発電電動機2がフライホイール1により発電機として動作するとき、端子U,V,Wで発生した三相交流電力が、IGBT素子Tu1〜Tw1,Tu2〜Tw2それぞれのゲートに与える制御信号を制御することによって整流されて、直流の電力としてコンデンサCに出力され、コンデンサCで平滑化される。
又、単相インバータ4は、コンデンサCの一端にコレクタが接続されたIGBT素子Ta1,Tb1と、コンデンサCの他端にエミッタが接続されたIGBT素子Ta2,Tb2と、コンデンサCの一端にカソードが接続されたダイオードDa1,Db1と、コンデンサCの他端にアノードが接続されたダイオードDa2,Db2と、を備える。そして、この単相インバータ4において、IGBT素子Ta1のエミッタ及びIGBT素子Ta2のコレクタとダイオードDa1のアノード及びダイオードDa2のカソードが接続されて一方の出力端子O1となるとともに、IGBT素子Tb1のエミッタ及びIGBT素子Tb2のコレクタとダイオードDb1のアノード及びダイオードDb2のカソードが接続されて他方の出力O2となる。
又、ダイオードDa1,Db1,Da2,Db2が、単相インバータ4による電力系統に対する入出力が切り替わるときに発生する電流を流すための環流ダイオードとして動作する。更に、IGBT素子Ta1,Tb1,Ta2,Tb2のゲートに与えられる制御信号を制御することによって、電力系統に流れる電流量及び平滑コンデンサCに与える電流量を制限する。これにより、単相インバータ4からの過電流を制限することができる。
このように接続されるとき、IGBT素子Ta1,Ta2,Tb1,Tb2それぞれのゲートに与える制御信号を制御することによって、単相交流の電力を出力する。このとき、U相、V相、W相それぞれに設置されるセルパワーモジュールu1〜u4,v1〜v4,w1〜w4における単相インバータ4におけるIGBT素子Ta1,Ta2,Tb1,Tb2を直列多重PWM(Pulse Width Modulation)制御で動作することで、各相を単相交流とすることができる。又、IGBT素子Ta1,Ta2,Tb1,Tb2それぞれのゲートに与える制御信号を制御することによって、出力端子O1,O2に接続された電力系統からの交流電力を直流電力に変換してコンデンサCに出力すると、この直流電力がコンデンサCで平滑化される。
尚、直列多重PWM制御について、U相を構成するセルパワーモジュールu1〜u4を例に挙げて、以下に簡単に説明する。セルパワーモジュールu1〜u4の単相インバータ4におけるIGBT素子Ta1,Ta2,Tb1,Tb2のゲートに与えるPWM信号を異なるものとし、IGBT素子Ta1,Ta2,Tb1,Tb2の動作タイミングを異なるものとする。尚、図3のように、セルパワーモジュールu1の出力端子O1が中性点Nに接続され、セルパワーモジュールu1の出力端子O2にセルパワーモジュールu2の出力端子O1が、セルパワーモジュールu2の出力端子O2にセルパワーモジュールu3の出力端子O1が、セルパワーモジュールu3の出力端子O2にセルパワーモジュールu4の出力端子O1が、それぞれ接続され、セルパワーモジュールu4の出力端子O2にU相となる単相の電力が出力される。
このように制御することで、セルパワーモジュールu1〜u4の単相インバータ4の出力端子O1,O2からの出力を、スイッチタイミングの異なる出力とする。そして、セルパワーモジュールu1〜u4が直列に接続されるため、セルパワーモジュールu1〜u4のスイッチタイミングの異なる電力出力が加算されて、セルパワーモジュールu1〜u4の間に現れるU相の電力出力が単相の電力出力となる。そのため、セルパワーモジュールu1〜u4それぞれの単相インバータ4においてスイッチタイミングを分配することができる。
よって、個々の単相インバータ4に与えるPWM周波数をスイッチングロスの少ない低キャリア周波数としても、セルパワーモジュールu1〜u4の出力を組み合わせることで、全体的にPWMキャリア周波数を高くすることができる。又、このとき、U相のセルパワーモジュールu1〜u4、V相のセルパワーモジュールv1〜v4、及び、W相のセルパワーモジュールw1〜w4の間において、120度毎に位相差が現れるように、各相の直列多重PWM制御が行われる。
セルパワーモジュールu1〜u4,v1〜v4,w1〜w4がそれぞれ図2のように構成されるとき、電力系統が通常通りの出力がある場合、セルパワーモジュールu1〜u4,v1〜v4,w1〜w4それぞれに設けられたフライホイール1に機械エネルギーが蓄積される。電力系統から、U相の単相電力が、直列に接続されたセルパワーモジュールu1〜u4それぞれの単相インバータ4に与えられ、V相の単相交流電力が、直列に接続されたセルパワーモジュールv1〜v4それぞれの単相インバータ4に与えられ、W相の単相電力が、直列に接続されたセルパワーモジュールw1〜w4それぞれの単相インバータ4に与えられる。
そして、セルパワーモジュールu1〜u4,v1〜v4,w1〜w4それぞれの単相インバータ4において、IGBT素子Ta1,Ta2,Tb1,Tb2それぞれのゲートに与える制御信号を制御することによって、単相交流電力が直流に変換された後、平滑コンデンサCで平滑化されて、コンバータ3に与えられる。よって、コンバータ3では、コンデンサCを介して直流電力が供給されるとともに、IGBT素子Tu1〜Tw1,Tu2〜Tw2がON/OFF制御されることで、三相交流電力に変換されて発電電動機2の端子U,V,Wに与えられ、発電電動機2が回転駆動する。そのため、発電電動機2の回転駆動がフライホイール1に伝達されることで、フライホイール1が回転駆動する。このようにして、セルパワーモジュールu1〜u4,v1〜v4,w1〜w4それぞれのフライホイール1に機械エネルギーが蓄積される。
又、電力系統に瞬低や停電や負荷変動が発生したとき、瞬低補償や負荷平準化を行うために、セルパワーモジュールu1〜u4,v1〜v4,w1〜w4それぞれのフライホイール1に蓄積された機械エネルギーを電力エネルギーに変換して電力系統に出力する。セルパワーモジュールu1〜u4,v1〜v4,w1〜w4それぞれにおいて、フライホイール1が蓄積された機械エネルギーに応じて回転駆動することで、この回転が発電電動機2に伝達して、発電電動機2が回転駆動して、発電電動機2の端子U,V,Wに電力が発生する。よって、この発電電動機2の端子U,V,Wにおいて発生する三相交流電力がコンバータ3に与えられ、IGBT素子Tu1〜Tw1,Tu2〜Tw2がON/OFF制御されることで直流に変換されると、平滑コンデンサCで平滑化されて単相インバータ4に与えられる。
そして、セルパワーモジュールu1〜u4,v1〜v4,w1〜w4それぞれの単相インバータ4において、コンデンサCを介して直流電力が供給されるとともに、IGBT素子Ta1,Tb1,Ta2,Tb2がON/OFF制御される。即ち、セルパワーモジュールu1〜u4,v1〜v4,w1〜w4毎に、120度位相がずれるように、それぞれの単相インバータ4におけるIGBT素子Ta1,Tb1,Ta2,Tb2を直列多重PWM制御することで、電力系統に三相交流電力を出力する。
このように構成することで、各相毎に直列に接続されたセルパワーモジュールによって得られる電力量の総和が、電力系統の求める電力量となるようにすれば良いため、各セルパワーモジュールに求められる電力量を小さくすることができる。よって、各セルパワーモジュールによる貯蔵電力容量を小さくすることができ、各セルパワーモジュールにおける高電圧化及び大容量化を抑制することができる。又、直列多重PWM制御により各セルパワーモジュールでの制御信号を低キャリア周波数とし、そのスイッチタイミングをずらして与えるため、高調波を改善することができるとともに、低損失での対応が可能となる。
<第2の実施形態>
本発明の第2の実施の形態について、図面を参照して以下に説明する。本実施形態において、第1の実施形態と同様に、電力補償装置が図1のような構成となるが、セルパワーモジュールの構成が、第1の実施形態と異なる構成となる。尚、図4は、本実施形態の電力補償装置におけるセルパワーモジュールの構成を示すブロック図であり、図2のセルパワーモジュールの構成と同一の目的で使用する部分については、同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。
図4に示すセルパワーモジュールは、図2のセルパワーモジュールの構成に、電力系統とは独立した外部電源10から供給される電力を三相交流に変換する三相インバータ5と、三相インバータ5からの三相交流出力の電圧変換を行う変圧器6と、変圧器6で変圧された三相交流電力を整流する整流器7と、が付加された構成である。このように構成されるとき、三相インバータ5が、外部電源10の一方の端子とコレクタが接続されたIGBT素子Tu3,Tv3,Tw3と、この外部電源10の同一端子にカソードが接続されたダイオードDu3,Dv3,Dw3と、外部電源10の他方の端子とエミッタが接続されたIGBT素子Tu4,Tv4,Tw4と、この外部電源10の同一端子にアノードが接続されたダイオードDu4,Dv4,Dw4と、で構成される。
又、このIGBT素子Tu3〜Tv3それぞれのエミッタにIGBT素子Tu4〜Tw4のコレクタが接続され、それぞれの接点Xu,Xv,Xwが変圧器6に接続される。この三相インバータ5と変圧器6が、電流制限を備えた電圧可変のインバータとして働く。更に、ダイオードDu3のアノード及びダイオードDu4のカソードが接点Xuに接続され、ダイオードDv3のアノード及びダイオードDv4のカソードが接点Xvに接続され、ダイオードDw3のアノード及びダイオードDw4のカソードが接点Xwに接続される。
又、変圧器6が、三相インバータ5における接点Xu,Xv,Xwに接続されたΔ結線のコイルL1u,L1v,L1wと、コイルL1u,L1v,L1wそれぞれと磁気結合したY結線のコイルL2u,L2v,Lw2と、によって構成される。即ち、接点Xu,Xvの間にコイルL1uが、接点Xv,Xwの間にコイルL1vが、接点Xw,Xuの間にコイルL1wが、それぞれ接続され、又、コイルL2u〜L2wそれぞれの一端が中性点一点で接続される。この変圧器6によって、三相インバータ5と整流器7との間が絶縁される。
そして、コイルL2u〜L2wの他端からの電力が整流器7に与えられる。更に、この整流器7に、コイルL2uの他端にアノード及びカソードそれぞれが接続されたダイオードDu5,Du6と、コイルL2vの他端にアノード及びカソードそれぞれが接続されたダイオードDv5,Dv6と、コイルL2wの他端にアノード及びカソードそれぞれが接続されたダイオードDw5,Dw6と、が設置される。そして、ダイオードDu5,Dv5,Dw5それぞれのカソードが平滑コンデンサCの一端に接続され、ダイオードDu6,Dv6,Dw6それぞれのアノードが平滑コンデンサCの他端に接続される。
このように構成されることによって、電力系統に瞬低や停電や負荷変動が発生して、セルパワーモジュールu1〜u4,v1〜v4,w1〜w4それぞれのフライホイール1に蓄積された機械エネルギーを電力エネルギーに変換して電力系統に出力するとき、平滑コンデンサCに現れる直流電圧に対するセルパワーモジュール間の不釣り合いが、整流器7からの直流電圧によって補われる。即ち、コンバータ3から平滑化コンデンサCに与えられた直流電力が小さい場合、その直流電力を補うために、外部電源10と接続された三相インバータ5を駆動する。
このとき、三相インバータ5を構成するIGBT素子Tu3〜Tw3,Tu4〜Tw4の駆動タイミングを制御することによって、三相インバータ5より発生する電力を、コンバータ3から平滑化コンデンサCに与えられた直流電力によって不足する電力とする。そして、この三相インバータ5より発生する三相電力を変圧器6で変圧した後、整流器7で直流電力に変換して、平滑コンデンサCに供給して、コンバータ3による不足分の電力を補う。
よって、本実施形態によると、各セルパワーモジュール間において、フライホイール1及び発電電動機2又はコンバータ3及び単相インバータ4内の半導体素子における損失差により、平滑コンデンサCによる直流中間部の電圧の不釣り合いが生じるが、三相インバータ5及び変圧器6及び整流器7が動作することで、この損失による不釣り合いを補うことができる。
又、外部電源10のような独立した別の電源によって補う電力として、コンバータ3による不足分の電力以上の電力が供給できるものとした場合、コンバータ3及び単相インバータ4による主回路の待機時において、コンバータ3及び単相インバータ4の充放電動作を不要として停止することができ、待機時の主回路の損失を軽減することができる。このとき、主回路の待機時において、コンバータ3及び単相インバータ4内のIGBT素子Tu1〜Tw1,Tu2〜Tw2,Ta1,Ta2,Tb1,Tb2を完全にOFFとすることができる。
更に、外部電源10からの電力を、三相インバータ5及び変圧器6及び整流器7を介して供給するものとしたが、平滑コンデンサCに与える電圧と同じ電圧出力の直流電源であれば、別の構成であっても構わない。又、このように外部電源10からの電力供給が可能な構成とすることで、単相インバータ4の運転開始前に、外部電源10からの電力を平滑コンデンサCに対して供給することで、平滑コンデンサCの初期充電を行うことができる。
<第3の実施形態>
本発明の第3の実施の形態について、図面を参照して以下に説明する。本実施形態において、第1及び第2の実施形態と同様に、電力補償装置が図1のような構成となるが、セルパワーモジュールの構成が、第1及び第2の実施形態と異なる構成となる。尚、図5は、本実施形態の電力補償装置におけるセルパワーモジュールの構成を示すブロック図であり、図4のセルパワーモジュールの構成と同一の目的で使用する部分については、同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。
図5に示すセルパワーモジュールは、図4のセルパワーモジュールの構成と異なり、フライホイール1及び発電電動機2の代わりに、超電導状態材料により構成されたコイルLによるSMES11を備えるとともに、コンバータ3の代わりに、SMES11の充放電を行うとともに平滑コンデンサCと接続されたチョッパ回路12と、を備える。このチョッパ回路12は、平滑コンデンサCの一端にカソードが接続されたダイオードDd1及びコレクタが接続されたIGBT素子Tc1と、平滑コンデンサCの他端にアノードが接続されたダイオードDc2及びエミッタが接続されたIGBT素子Td2と、を備える。ここで、SMESとは、超電導の電気抵抗がゼロとなる現象を用いて超電導状態のコイルに電気を流し続けることで電気エネルギーを貯蔵する装置であり、雷などによる瞬低の影響を解消することなどを目的とした装置である。
又、チョッパ回路12において、IGBT素子Tc1のエミッタとダイオードDc2のカソードとが超電導コイルLの一端に接続されるとともに、IGBT素子Td2のコレクタとダイオードDd1のアノードとが超電導コイルLの他端に接続される。そして、IGBT素子Tc1,Td2のON/OFF制御を行うことにより、充放電それぞれにおけるチョッパ動作を行う。
このチョッパ回路12は、IGBT素子Tc1をONとするとともにIGBT素子Td2をOFFとする状態(「状態A」とする)と、IGBT素子Tc1をOFFとするとともにIGBT素子Td2をONとする状態(「状態B」とする)と、IGBT素子Tc1,Td2をともにOFFとする状態(「状態C」とする)と、を切り換えることによって、SMES11の放電動作を行い、又、状態Aと、状態Bと、IGBT素子Tc1,Td2をともにONとする状態(「状態D」とする)と、を切り換えることによって、SMES11の充電動作を行う。
即ち、チョッパ回路12によってSMES11の放電動作を行うときは、まず、状態Cとすることで、ダイオードDc2,Dd1が通電することによって、超電導コイルLからの電力が平滑コンデンサCに与えられる。その後、状態Aとして、IGBT素子Tc1とダイオードDd1が通電することにより、超電導コイルLからの放電を停止させて待機状態とする。次に、再び、状態Cとすることで、超電導コイルLからの電力を平滑コンデンサCに与えた後、状態Bとして、IGBT素子Td2とダイオードDc2が通電することにより、超電導コイルLからの放電を停止させて待機状態とする。
このように、チョッパ回路12の状態を状態C→状態A→状態C→状態Bの切り換える動作を繰り返し行うことで、平滑コンデンサCを通じて直流電力をインバータ4に供給する。このとき、状態A及び状態Bとする時間と状態Cとする時間との比がデューティ比となり、このデューティ比によって平滑コンデンサCに与える電力が決定される。
又、チョッパ回路12によってSMES11の充電動作を行うときは、まず、状態Dとすることで、IGBT素子Tc1,Td2が通電することによって、平滑コンデンサCからの電力を超電導コイルLに供給する。その後、状態Aとして、IGBT素子Tc1とダイオードDd1が通電することにより、超電導コイルLへの充電を停止させて待機状態とする。次に、再び、状態Dとすることで、平滑コンデンサCからの電力を超電導コイルLに供給した後、状態Bとして、IGBT素子Td2とダイオードDc2が通電することにより、超電導コイルLへの充電を停止させて待機状態とする。
このように、チョッパ回路12の状態を状態D→状態A→状態D→状態Bの切り換える動作を繰り返し行うことで、インバータ4からの直流電力を、平滑コンデンサCを通じてSMES11に供給する。このとき、状態A及び状態Bとする時間と状態Dとする時間との比がデューティ比となり、このデューティ比によって平滑コンデンサCよりSMES11に与えられる電力が決定される。
上述したように、SMES11に対してチョッパ回路12で超電導コイルLを短絡させる待機状態を切り換える短絡電流循環運転を行うことで、超電導コイルLの短絡時におけるチョッパ回路12の半導体素子による損失を経時的に半分にすることができるとともに、各素子の温度上昇の均等化を図ることができる。これにより、SMES11に対する待機時の許容短絡電流の最大化を図ることができる。
又、SMES11を充電する場合において、チョッパ回路12のIGBT素子Tc1,Td2をPWM制御によりスイッチング制御するとき、このスイッチング制御を行うための信号のキャリア周波数を低減させると、平滑コンデンサCのリップル電流が増加することがある。その場合、IGBT素子Tc1,Td2のスイッチング周波数を、電力系統からインバータ4に入力される電力の周波数とし、IGBT素子Tc1,Td2をスイッチング制御することで得られるコンバータ側充放電電流を、インバータ4を流れる電流と相殺するように同期させることで、平滑コンデンサCのリップル電流を最小にすることができる。これにより、平滑コンデンサCの設備容量の低減化や長寿命化を図ることができる。
尚、本実施形態において、第2の実施形態と同様、外部電源10のような独立した別の電源によって、SMES11から平滑コンデンサCに供給する電力を補うものとしたが、第1の実施形態と同様、この外部電源10のような独立した別の電源により電力を補う回路部分について省いたものとしても構わない。又、電力貯蔵装置として、第1及び第2の実施形態ではフライホイールを用い、又、第3の実施形態ではSMESを用いたが、電気二重層コンデンサや二次電池を用いるものとしても構わない。このように、電気二重層コンデンサや二次電池を用いるとき、直流中間電圧部となる平滑コンデンサCとの間にチョッパ回路を接続して、電気二重層コンデンサや二次電池と平滑コンデンサCとの間で変圧される電圧が調整されるものとしても構わないし、電気二重層コンデンサや二次電池が平滑コンデンサCに接続されるものとしても構わない。
又、本実施形態においても、第2の実施形態と同様、外部電源10からの電力を、三相インバータ5及び変圧器6及び整流器7を介して供給するものとしたが、平滑コンデンサCに与える電圧と同じ電圧出力の直流電源であれば、別の構成であっても構わない。このように外部電源10からの電力供給が可能な構成とすることで、単相インバータ4の運転開始前に、外部電源10からの電力を平滑コンデンサCに対して供給することで、平滑コンデンサCの初期充電を行うことができる。
更に、上述の各実施形態において、三相となる電力系統の各相に対して、図1のように、4台のセルパワーモジュールが設置されるものとしたが、4台に限定されるものではなく、2台以上の複数のセルパワーモジュールが設置されるものであればよい。即ち、上述の各実施形態のように、各相毎に4台のセルパワーモジュールよりなる電圧型2レベルインバータとしても構わないし、各相毎に8台のセルパワーモジュールよりなる電圧型3レベルインバータとしても構わない。
尚、上述の各実施形態において、インバータ及びコンバータに設ける半導体スイッチング素子としてIGBT素子を用いたが、接合型トランジスタやMOSトランジスタなどといった他の種類のトランジスタやサイリスタなどのスイッチング素子によってインバータ及びコンバータが構成されるものとしても構わない。
又、第2及び第3の実施形態において、平滑コンデンサCに対する電力補償部として、外部電源10から変圧器6及び整流器7が変圧器6及び整流器7の順番に接続されるものとしたが、この変圧器6及び整流器7の接続される順番を入れ替えた構成とすることも可能である。
は、本発明の各実施形態における電力補償装置の構成を示すブロック図である。 は、第1の実施形態の電力補償装置におけるセルパワーモジュールの構成を示すブロック図である。 は、セルパワーモジュールの関係を示すブロック図である。 は、第2の実施形態の電力補償装置におけるセルパワーモジュールの構成を示すブロック図である。 は、第3の実施形態の電力補償装置におけるセルパワーモジュールの構成を示すブロック図である。 は、従来の電力補償装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 フライホイール
2 発電電動機
3 コンバータ
4 単相インバータ
C 平滑コンデンサ
5 三相インバータ
6 変圧器
7 整流器
10 外部電源
11 SMES
12 チョッパ回路

Claims (12)

  1. 三相の電力系統の電力補償を行う電力補償装置において、
    補償する電力を貯蔵する電力貯蔵部と、該電力貯蔵部の充放電を行って単相電力と直流電力との変換を行う単相インバータと、を有するセルパワーモジュールを、前記電力系統の各相に対してN台(Nは2以上の整数)設置することで、相互に絶縁された3N台の該セルパワーモジュールを備え、
    前記電力系統の相毎に設置されたN台の前記セルパワーモジュールの前記単相インバータの単相電力側を直列に接続するとともに、前記単相インバータの直流電力側に前記電力貯蔵部を接続することを特徴とする電力補償装置。
  2. 各相に対して直列に接続されたN台の前記セルパワーモジュールにおいて一方の端部に配置された前記セルパワーモジュール同士の前記単相インバータを接続して中性点とすることで、3N台の前記セルパワーモジュールによってY結線接続を形成することを特徴とする請求項1に記載の電力補償装置。
  3. 前記セルパワーモジュールそれぞれが、前記電力貯蔵部と前記単相インバータとの間に接続されて前記電力貯蔵部及び前記単相インバータからの直流電圧を平滑化する直流中間電圧部を備えることを特徴とする請求項2に記載の電力補償装置。
  4. 前記直流中間電圧部がコンデンサによって構成されることを特徴とする請求項3に記載の電力補償装置。
  5. 前記セルパワーモジュールそれぞれが、前記電力系統と異なる電源により前記直流中間電圧部における直流電力を補償する電力補償部を備えることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の電力補償装置。
  6. 前記電力補償部が、
    前記電力貯蔵部と並列に前記直流中間電圧部と接続された整流器と、
    該整流器に交流電力を供給する変圧器と、
    該変圧器で変圧する前の交流電力を発生するとともに該変圧器と接続されることで前記電力補償部と絶縁された交流電源と、
    を備えることを特徴とする請求項5に記載の電力補償装置。
  7. 前記交流電源が、インバータを備え、該インバータを駆動する制御信号に基づいて前記変圧器に供給する交流電力の電圧を可変とし、更に過電流制限を実施することを特徴とする請求項6に記載の電力補償装置。
  8. 前記直流中間電圧部の初期充電が前記電力補償部からの電力によって行われることを特徴とする請求項3〜請求項7のいずれかに記載の電力補償装置。
  9. 前記電力貯蔵部が、
    直流電力と交流電力とを変換するとともに、直流電力側が前記単相インバータと接続され、入力される制御信号によって直流電力側に対する交流電力側の電圧を可変としたコンバータと、
    該コンバータの交流電力側に接続された発電電動機と、
    該発電電動機に与えられた電力エネルギーを機械エネルギーに変換して貯蔵するとともに、貯蔵した機械エネルギーにより該発電電動機を発電機として駆動するフライホイールと、
    を備えることを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載の電力補償装置。
  10. 前記電力貯蔵部が、超電導エネルギーとして電力エネルギーを貯蔵する超電導コイルを有するSMESによって構成されることを特徴とする請求項2〜請求項8のいずれかに記載の電力補償装置。
  11. 前記電力貯蔵部が、前記超電導コイルに接続されるとともに前記直流中間電圧部と組み合わさることによって前記超電導コイルからの電流を電圧に変換する電流電圧変換回路を備えることを特徴とする請求項10に記載の電力補償装置。
  12. 前記電力貯蔵部が、二次電池又は電力貯蔵を目的とするコンデンサにより構成されることを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載の電力補償装置。
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