JP2007036734A - 通信システム、通信装置、通信方法、通信制御方法、通信制御プログラム、及びプログラム記憶媒体 - Google Patents
通信システム、通信装置、通信方法、通信制御方法、通信制御プログラム、及びプログラム記憶媒体 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】 安全かつ容易に設定できる無線通信システムを提供する。
【解決手段】 送信信号の出力レベルを低下させるとともに受信信号の信号レベルが所定値よりも小さな受信データを破棄するように設定して第1のシステム情報による通信可能状態として(ST1、ST2)、第1の通信装置と第2の通信装置との間で第1のシステム情報による接続処理が開始されると(ST3、ST4)、第1の通信装置が認証情報を生成してユーザに認識可能に提示し(ST5)、ユーザが第2の通信装置に認証情報を入力すると(ST7)、入力された認証情報を第1の通信装置に送信し(ST8)、第1の通信装置で自身の生成した認証情報と受信した認証情報を参照することにより認証処理が行われ(ST9)、第1の通信装置により送られてくる第2のシステム情報を受信し(ST10)、第1の通信装置および第2の通信装置が第2のシステム情報を設定して第2のシステム情報に基づくデータ通信を行う。
【選択図】 図5
【解決手段】 送信信号の出力レベルを低下させるとともに受信信号の信号レベルが所定値よりも小さな受信データを破棄するように設定して第1のシステム情報による通信可能状態として(ST1、ST2)、第1の通信装置と第2の通信装置との間で第1のシステム情報による接続処理が開始されると(ST3、ST4)、第1の通信装置が認証情報を生成してユーザに認識可能に提示し(ST5)、ユーザが第2の通信装置に認証情報を入力すると(ST7)、入力された認証情報を第1の通信装置に送信し(ST8)、第1の通信装置で自身の生成した認証情報と受信した認証情報を参照することにより認証処理が行われ(ST9)、第1の通信装置により送られてくる第2のシステム情報を受信し(ST10)、第1の通信装置および第2の通信装置が第2のシステム情報を設定して第2のシステム情報に基づくデータ通信を行う。
【選択図】 図5
Description
本発明は、複数の通信装置間で無線通信を行う通信システム、通信装置、通信方法、通信制御方法、通信制御プログラム、及びプログラム記憶媒体に関する。
近年、複数の情報処理端末で通信を行う際に、無線LAN(Local Area Network)通信手段を用いるものがある。このような無線LAN通信手段を用いる際に、通信する無線LANを特定するための識別情報設定、接続開始時に認証を行って、以降のデータ通信を暗号化するためのセキュリティ情報設定が必要であり、セキュリティ方式に関してはIEEE802.11規格であるWEP(Wired Equivalent Privacy)方式、またはIEEE802.11i規格である事前共有鍵方式など様々なセキュリティ方式規格が従来から用いられている。
無線通信は、電波を使用するため通信範囲を限定することが困難であり、高性能なアンテナと無線装置を用いられた場合、物理的に離れた場所から悪意をもった第3者に不正に無線通信を傍受される危険性がある。このような通信の傍受から不正にアクセスされるのを阻止するため、無線LAN通信は、IEEE802.11規格であるWEP(Wired Equivalent Privacy)方式、またはIEEE802.11i規格である事前共有鍵方式などの規格化されたセキュリティ方式が用いられている。しかし、このような認証及び暗号方式のアルゴリズムは、悪意をもった第3者に破られる場合もあり、通信データが不正にアクセスされるという危険がある。
また、これらのセキュリティ方式は、無線LAN通信を開始する前に、ユーザが予め認証・暗号化に必要な情報を、無線通信を行う双方の情報処理端末に設定しておく必要がある。さらに、通信する無線LANを識別するためのSSID(Service Set Identifier)情報を双方の情報処理端末に設定しておく必要がある。よってこれらの設定を行うためには、ユーザへ必要な情報をネットワーク管理者が書類またはインターネット回線等で事前に通知しておかなければならないので、大変不便である。そこで、この不便さを解消するために、より簡単な情報設定方法が期待される。
本発明は、このような上述した実情に鑑みて提案されたものであり、立ち入る人物が限定されている場所において、ユーザが安全且つ容易に通信接続設定を行うことができる通信システム、通信装置、通信方法、通信制御方法、通信制御プログラム、及びプログラム記憶媒体を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明に係る通信システムは、所定のシステム情報を通信装置に設定することによって、複数の通信装置間で所定の通信規格に従った通信を行うようになされた通信システムであって、システム情報を設定して通信を可能にする通信制御手段と、上記通信制御手段により設定されたシステム情報に基づく通信を行う通信手段と、通信を行う際の認証情報を生成する認証情報生成手段と、認証情報をユーザに認識可能に提示する認証情報提示手段と、上記認証情報提示手段により提示した認証情報に基づく認証処理を行う認証処理手段とからなる第1の通信装置と、システム情報を設定して通信を可能にする通信制御手段と、上記通信制御手段により設定されたシステム情報に基づく通信を行う通信手段と、認証情報を入力するための認証情報入力手段とからなる第2の通信装置とを備え、上記第1の通信装置は、上記通信制御手段により、送信信号の出力レベルを低下させるとともに受信信号の信号レベルが所定値よりも小さな受信データを破棄するように設定し、共通のシステム情報を設定して上記通信手段を通信可能状態とし、上記第2の通信装置から共通のシステム情報に基づく通信により送られてくる接続開始を示す信号を上記通信手段を介して受信すると、上記認証情報生成手段により認証情報を生成して上記認証情報提示手段によりユーザに認識可能に提示し、上記第2の通信装置から共通のシステム情報に基づく通信により上記通信手段を介して送られてくる認証情報と上記提示した認証情報による認証処理を上記認証処理手段により行い、上記認証処理手段により認証された上記第2の通信装置に共通のシステム情報に基づく通信により新たなシステム情報を上記通信手段を介して送信し、送信した新たなシステム情報を設定して当該新たなシステム情報に基づく通信を上記第2の通信装置との間で上記通信手段を介して行い、上記第2の通信装置は、上記通信制御手段により、送信信号の出力レベルを低下させるとともに受信信号の信号レベルが所定値よりも小さな受信データを破棄するように設定し、共通のシステム情報を設定して上記通信手段を通信可能状態とし、共通のシステム情報に基づく通信により接続開始を示す信号を上記通信手段を介して上記第1の通信装置に送信し、上記認証情報入力手段により認証情報が入力されると、上記通信手段を介して上記第1の通信装置に送信し、上記第1の通信装置により上記認証情報に基づき認証されて送られてくる新たなシステム情報を上記通信手段を介して受信し、受信した新たなシステム情報を設定して当該新たなシステム情報に基づく通信を上記第2の通信装置との間で上記通信手段を介して行うことを特徴とする。
また、本発明に係る通信装置は、所定のシステム情報を共通に設定することによって、複数の通信装置間で所定の通信規格に従った通信を行うようになされた通信システムにおける通信装置であって、システム情報を設定して通信を可能にする通信制御手段と、上記通信制御手段により設定されたシステム情報に基づく通信を行う通信手段と、通信を行う際の認証情報を生成する認証情報生成手段と、認証情報をユーザに認識可能に提示する認証情報提示手段と、上記認証情報提示手段により提示した認証情報に基づく認証処理を行う認証処理手段とを備え、上記通信制御手段は、送信信号の出力レベルを低下させるとともに受信信号の信号レベルが所定値よりも小さな受信データを破棄するように設定し、共通のシステム情報を設定して上記通信手段を通信可能状態とし、他の通信装置から共通のシステム情報に基づく通信により送られてくる接続開始を示す信号を上記通信手段を介して受信すると、上記認証情報生成手段により認証情報を生成して上記認証情報提示手段によりユーザに認識可能に提示し、上記他の通信装置から共通のシステム情報に基づく通信により上記通信手段を介して送られてくる認証情報と上記提示した認証情報による認証処理を上記認証処理手段により行い、上記認証処理手段により認証された上記他の通信装置に共通のシステム情報に基づく通信により新たなシステム情報を上記通信手段を介して送信し、送信した新たなシステム情報を設定して当該新たなシステム情報に基づく通信を上記他の通信装置との間で上記通信手段を介して行うことを特徴とする。
また、本発明に係る通信装置は、所定のシステム情報を共通に設定することによって、複数の通信装置間で所定の通信規格に従った通信を行うようになされた通信システムにおける認証情報提示手段により提示した認証情報に基づく認証処理を行う認証処理手段を備える通信装置との間で通信を行う他の通信装置であって、システム情報を設定して通信を可能にする通信制御手段と、上記通信制御手段により設定されたシステム情報に基づく通信を行う通信手段と、認証情報を入力するための認証情報入力手段とを備え、上記通信制御手段は、送信信号の出力レベルを低下させるとともに受信信号の信号レベルが所定値よりも小さな受信データを破棄するように設定し、共通のシステム情報を設定して上記通信手段を通信可能状態とし、共通のシステム情報に基づく通信により接続開始を示す信号を上記通信手段を介して送信し、上記認証情報入力手段により認証情報が入力されると、入力された認証情報を上記通信手段を介して送信し、上記認証情報に基づき認証されて送られてくる新たなシステム情報を上記通信手段を介して受信し、受信した新たなシステム情報を設定して当該新たなシステム情報に基づく通信を上記通信手段を介して行うことを特徴とする。
また、本発明に係る通信方法は、所定のシステム情報を共通に設定することによって、複数の通信装置間で所定の通信規格に従った通信を行うようになされた通信システムにおける通信方法であって、第1の通信装置は、送信信号の出力レベルを低下させるとともに受信信号の信号レベルが所定値よりも小さな受信データを破棄するように設定し、共通のシステム情報を設定して通信可能状態とし、第2の通信装置から共通のシステム情報に基づく通信により送られてくる接続開始を示す信号を受信すると、認証情報を生成してユーザに認識可能に提示し、上記第2の通信装置から共通のシステム情報に基づく通信により送られてくる認証情報と上記提示した認証情報による認証処理を行い、認証された上記第2の通信装置に共通のシステム情報に基づく通信により新たなシステム情報を送信し、送信した新たなシステム情報を設定して当該新たなシステム情報に基づく通信を上記第2の通信装置との間で行い、上記第2の通信装置は、送信信号の出力レベルを低下させるとともに受信信号の信号レベルが所定値よりも小さな受信データを破棄するように設定し、共通のシステム情報を設定して通信可能状態とし、共通のシステム情報に基づく通信により接続開始を示す信号を上記第1の通信装置に送信し、認証情報が入力されると、上記第1の通信装置に送信し、上記第1の通信装置により上記認証情報に基づき認証されて送られてくる新たなシステム情報を受信し、受信した新たなシステム情報を設定して当該新たなシステム情報に基づく通信を上記第2の通信装置との間で行うことを特徴とする。
また、本発明に係る通信制御方法は、所定のシステム情報を共通に設定することによって、複数の通信装置間で所定の通信規格に従った通信を行うようになされた通信システムにおける通信装置の通信制御方法であって、送信信号の出力レベルを低下させるとともに受信信号の信号レベルが所定値よりも小さな受信データを破棄するように設定し、共通のシステム情報を設定して通信可能状態とし、他の通信装置から共通のシステム情報に基づく通信により送られてくる接続開始を示す信号を受信すると、認証情報を生成してユーザに認識可能に提示し、上記他の通信装置から共通のシステム情報に基づく通信により送られてくる認証情報と上記提示した認証情報による認証処理を行い、認証された上記他の通信装置に共通のシステム情報に基づく通信により新たなシステム情報を送信し、送信した新たなシステム情報を設定して当該新たなシステム情報に基づく通信を上記他の通信装置との間で行うことを特徴とする。
また、本発明に係る通信制御方法は、所定のシステム情報を共通に設定することによって、複数の通信装置間で所定の通信規格に従った通信を行うようになされた通信システムにおける認証情報提示手段により提示した認証情報に基づく認証処理を行う認証処理手段を備える通信装置との間で通信を行う他の通信装置の通信制御方法であって、送信信号の出力レベルを低下させるとともに受信信号の信号レベルが所定値よりも小さな受信データを破棄するように設定し、共通のシステム情報を設定して通信可能状態とし、共通のシステム情報に基づく通信により接続開始を示す信号を送信し、認証情報が入力されると、入力された認証情報を送信し、上記認証情報に基づき認証されて送られてくる新たなシステム情報を受信し、受信した新たなシステム情報を設定して当該新たなシステム情報に基づく通信を行うことを特徴とする。
また、本発明に係る通信制御プログラムは、所定のシステム情報を共通に設定することによって、複数の通信装置間で所定の通信規格に従った通信を行うようになされた通信システムにおける通信装置に搭載されるコンピュータにより実行される通信制御プログラムであって、送信信号の出力レベルを低下させるとともに受信信号の信号レベルが所定値よりも小さな受信データを破棄するように設定し、共通のシステム情報を設定して通信可能状態とし、他の通信装置から共通のシステム情報に基づく通信により送られてくる接続開始を示す信号を受信すると、認証情報を生成してユーザに認識可能に提示し、上記他の通信装置から共通のシステム情報に基づく通信により送られてくる認証情報と上記提示した認証情報による認証処理を行い、認証された上記他の通信装置に共通のシステム情報に基づく通信により新たなシステム情報を送信し、送信した新たなシステム情報を設定して当該新たなシステム情報に基づく通信を上記他の通信装置との間で行う通信制御をコンピュータにより実行させることを特徴とする。
また、本発明に係る通信制御プログラムは、所定のシステム情報を共通に設定することによって、複数の通信装置間で所定の通信規格に従った通信を行うようになされた通信システムにおける認証情報提示手段により提示した認証情報に基づく認証処理を行う認証処理手段を備える通信装置との間で通信を行う他の通信装置に搭載されるコンピュータにより実行される通信制御プログラムであって、送信信号の出力レベルを低下させるとともに受信信号の信号レベルが所定値よりも小さな受信データを破棄するように設定し、共通のシステム情報を設定して通信可能状態とし、共通のシステム情報に基づく通信により接続開始を示す信号を送信し、認証情報が入力されると、入力された認証情報を送信し、上位認証情報に基づき認証されて送られてくる新たなシステム情報を受信し、受信した新たなシステム情報を設定して当該新たなシステム情報に基づく通信を行う通信制御をコンピュータにより実行させることを特徴とする。
また、本発明に係るプログラム記憶媒体は、所定のシステム情報を共通に設定することによって、複数の通信装置間で所定の通信規格に従った通信を行うようになされた通信システムにおける通信装置に搭載されるコンピュータにより実行される通信制御プログラムを記憶したプログラム記憶媒体であって、送信信号の出力レベルを低下させるとともに受信信号の信号レベルが所定値よりも小さな受信データを破棄するように設定し、共通のシステム情報を設定して通信可能状態とし、他の通信装置から共通のシステム情報に基づく通信により送られてくる接続開始を示す信号を受信すると、認証情報を生成してユーザに認識可能に提示し、上記他の通信装置から共通のシステム情報に基づく通信により送られてくる認証情報と上記提示した認証情報による認証処理を行い、認証された上記他の通信装置に共通のシステム情報に基づく通信により新たなシステム情報を送信し、送信した新たなシステム情報を設定して当該新たなシステム情報に基づく通信を上記他の通信装置との間で行う通信制御プログラムをコンピュータにより読み取り実行可能に記憶したことを特徴とする。
また、本発明に係るプログラム記憶媒体は、所定のシステム情報を共通に設定することによって、複数の通信装置間で所定の通信規格に従った通信を行うようになされた通信システムにおける認証情報提示手段により提示した認証情報に基づく認証処理を行う認証処理手段を備える通信装置との間で通信を行う他の通信装置に搭載されるコンピュータにより実行される通信制御プログラムであって、送信信号の出力レベルを低下させるとともに受信信号の信号レベルが所定値よりも小さな受信データを破棄するように設定し、共通のシステム情報を設定して通信可能状態とし、共通のシステム情報に基づく通信により接続開始を示す信号を送信し、認証情報が入力されると、入力された認証情報を送信し、上記認証情報に基づき認証させて送られてくる新たなシステム情報を受信し、受信した新たなシステム情報を設定して当該新たなシステム情報に基づく通信を行う通信制御プログラムをコンピュータにより読み取り実行可能に記憶したことを特徴とする。
本発明に係る無線通信システムは、通信装置の送信出力を低下することで通信範囲を限定した状態で通信が開始される。このことにより、無線通信用の電波の到達範囲を限定することで、第3者によるネットワークへの不正なアクセスの危険性が低減される。さらに、無線通信システムは、通信が開始された後に、第1の通信装置が認証情報をユーザに提供し、上記認証情報をユーザが第2の通信装置に入力することにより認証が行われる。従って、電波の到達範囲を不正なアクセスから守るため十分に限定できない場合、ユーザが第1の通信装置から提供された認証情報を第2の通信装置に入力する認証方法は、上述した通信出力を低下する方法の補填的な役割を果たし、従来の無線通信規格による認証方式に対して安全にデータ通信を行うことができる。また、従来の書類またはインターネット回線等によるシステム情報の提供に対して、認証完了後に、自動的にシステム情報が共有されてデータ通信可能な状態となるので、ユーザはより簡単にシステム情報の設定を完了することが出来る。
以下、本発明を適用した無線LANシステムについて、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明を適用した無線LANシステム1を示した構成図である。
無線LANシステム1は、図1に示すように、無線LAN通信手段をもつ通信装置であるベース部2と、ベース部2と無線LAN通信手段を介して通信し、その通信データである画像データを表示するモニタ部3とから構成される。
なお、本実施形態では、ベース部2から画像データをモニタ部3へ送信し、モニタ部3はその画像データを表示する場合を考えているが、このような形態に限らず、音声データを通信する場合も良く、モニタ部3とスピーカとを組み合わせて使用するようにしてもよい。
ここで、ベース部2の構成について図2を用いて説明する。
ベース部2は、図2に示すように、所定の演算処理を行うCPU(Central Processing Unit)10と、各種制御プログラム等を記憶保持するROM(Read Only Memory)11と、CPU10のワークメモリとしてのRAM(Random Access Memory)12と、予め定められた無線LANシステム情報を記憶するフラッシュROM13と、モニタ部3と通信を行う無線LAN通信部14と、ベース部2全体の電源のオン/オフを制御する電源制御部15と、電源制御部15にオン/オフ信号を入力する電源キー16と、無線LAN通信部14の送信出力を制御する送信出力制御部17と、ベース部2の所定位置に配置された設定キー18の状態を検出するキー状態検出部19と、無線LANシステムの認証設定に関する情報等をユーザに対して表示するLED(Light Emitting Diode)20と、LED20の表示を制御する表示制御部21とを有し、これらがバス22を介して相互に接続されている。
CPU10は、無線LAN通信部14から与えられるモニタ部3からの各種制御命令及び各種データ、または、ROM11に格納された各種プログラムに基づいて各種制御処理を実行する。
無線LAN通信部14は、設定された無線LANシステム情報を用いてモニタ部3との間で通信が開始され、モニタ部3から送信された各種制御命令または各種データを、無線LAN通信部14に接続されているアンテナ23を介して受信すると、バス22を介してCPU10に送出する。
電源制御部15は、ベース部2の所定位置に配置された電源キー16がユーザによって押圧操作されると、図示しない電源回路を制御して各回路に対する駆動電流の供給を開始または停止させることにより、ベース部2全体の電源をオン/オフさせる。
キー状態検出部19は、設定キー18の状態を常時監視し、該当設定キー18がユーザによって押圧操作されると、この操作をCPU10に通知する。この操作がCPU10に通知されると、CPU10はROM11に格納された無線LANシステム情報設定プログラムを読み出し、この無線LANシステム情報設定プログラムに記述された命令に従って無線LANシステム情報を無線LAN通信部14に設定する。
ここで、モニタ部3の構成について図3を用いて説明する。
モニタ部3は、図3に示すように、所定の演算処理を行うCPU30と、各種制御プログラム等を格納するROM31と、CPU30のワークメモリとしてのRAM32と、モニタ部3について予め定められた無線LANシステム情報を記憶するフラッシュROM33と、ベース部2と通信を行う無線LAN通信部34と、モニタ部3全体の電源のオン/オフを制御する電源制御部35と、電源制御部35にオン/オフ信号を入力する電源キー36と、無線LAN通信部34の送信出力を制御する送信出力制御部37と、LCD(Liquid Crystal Display)38を制御する表示制御部39と、LCD38に配設されたタッチパネル40と、ユーザがタッチパネル40を操作して得られた座標位置を検出する座標検出部41とを有し、これらがバス42を介して相互に接続されることにより構成されている。
CPU30は、無線LAN通信部から与えられるベース部2からの各種制御コマンドや、ROM31に格納された各種プログラムに基づいて各種制御処理を実行する。
無線LAN通信部34は、設定された無線LANシステム情報を用いてベース部2から送信された各種制御命令を、無線LAN通信部34に接続されているアンテナ42を介して受信した場合には、バス41を介してCPU30に送出する。
電源制御部35は、モニタ部3の所定位置に配設された電源キー36がユーザによって押圧操作されたか否かを常時監視し、該当電源キー36が押圧操作されると、電源回路を制御して各回路に対する駆動電流の供給を開始または停止させることにより、モニタ部3の電源をオン/オフさせる。
CPU30は、無線通信部34にベース部2との接続及びデータ通信に必要な無線LANシステム情報が設定されていない場合は、例えばROM31に格納された各種制御プログラムに基づく画像データを表示制御部39に与えることにより、無線LANシステム情報設定用の所定のGUI(Graphical User Interface)画面をLCD38に表示させる。
LCD38にGUI画面が表示されると、CPU30は、無線LANシステムを設定すべき旨の入力があったことを座標検出部41の検出結果に基づいて認識して、ROM31に格納された無線LANシステム情報設定プログラムを読み出し、この無線LANシステム情報設定プログラムに記述された命令に従って、無線LANシステム情報を無線LAN通信部34に設定する。
次に、ベース部2の無線LAN通信部14の具体的構成を図4に示す。
無線LAN通信部14は、図4に示すように、RF(Radio Frequency)/IF(Intermediate Frequency)処理部50と、ベースバンド処理部51と、MAC(Media Access Control)処理部52から構成されている。
まず、送信処理について説明する。MAC処理部52は、バス22を介して与えられる各種データに対し、該当無線LANシステム情報に含まれる暗号化情報に従った暗号化処理、フレームフォーマットの変換、送出タイミング制御などの所定のMAC処理52を施し、得られたフレームデータD1をベースバンド処理部51に送出する。
ベースバンド処理部51は、供給されるフレームデータD1をIQ信号S10に変調し、これをRF/IF処理部50に送出する。またベースバンド処理部51は、MAC処理部52に設定されている送信出力レベルの設定値に応じた送信出力制御信号S11をRF/IF処理部50に送出することにより、当該RF/IF処理部50内の図示しない増幅器のゲインを当該設定値に応じた値に設定する。
RF/IF処理部50は、ベースバンド処理部51から与えられるIQ信号S10を中間周波(IF)信号に変換し、さらに高周波(RF)信号にアップコンバートし、このRF信号S12を増幅処理し、アンテナ23を介して、通信相手のモニタ部3に送信する。
次に、受信処理について説明する。アンテナ23が、通信相手のモニタ部3から送信された信号を受信する。RF/IF処理部50は、受信した高周波信号S13を中間周波信号にダウンコンバートするとともに、この中間周波信号をさらにIQ信号S14に変換してベースバンド処理部51に送出する。またRF/IF処理部50は、図示しない内部の検波回路における検出結果を検波信号S15としてベースバンド処理部51に送出する。
ベースバンド処理部51は、RF/IF処理部50から与えられるIQ信号S14を復調し、得られたフレームデータD2をMAC処理部52へ送出するとともに、このときRF/IF処理部50から与えられる検波信号S15に基づいて受信信号(すなわち受信した高周波信号)の強度を表すRSSI(Received Signal Strength Indicator)値を検出し、検出結果をRSSI値情報D3としてMAC処理部52に送出する。
MAC処理部52は、ベースバンド処理部51から与えられるフレームデータD2を当該無線通信システム情報に含まれる暗号化情報に従って復号して、必要なデータを抽出し、これを、バス22を介して、CPU10などの対応するブロックに送出する。この際、無線LAN通信部14は、RSSI値情報D3に基づき認識される受信信号のRSSI値がCPU10またはCPU30により予め設定された所定の値よりも小さいときに、そのフレームデータD2を破棄する。
このように無線LAN通信部14は、必要に応じて信号レベルの低いフレームデータを破棄しながら、通信相手と規格に応じた通信を行えるようになっている。
なお、モニタ部34の無線LAN通信部34は、上述した無線LAN通信部14と同様の送信処理及び受信処理を行う。
次にこの無線LANシステム1のベース部2及びモニタ部3における無線LANシステムの設定処理について、図5を参照して説明する。
無線LANシステム1は、ベース部2の設定キー17を押圧操作するとともにモニタ部3のLCD38に所定のGUIを表示させてタッチパネル40を操作することによって、ベース部2とモニタ部3との間で通信を行う。無線LANシステム情報を共有して、無線LAN通信部14及び無線LAN通信部34にそれぞれ設定する無線LAN情報設定機能は、ベース部2及びモニタ部3にそれぞれ搭載されている。なお、図5のフロー図は、左側が無線LANシステム情報設定プログラムの記述に応じたベース部2の動作の時間的な流れを示し、右側が無線LANシステム情報設定プログラムの記述に応じたモニタ部3の動作の時間的な流れを示している。
ステップST1において、ベース部2の無線LAN通信部14の設定を説明する。
ステップST1−1において、ベース部2のCPU10は、ユーザが無線LANシステム情報設定プログラムを起動する目的で設定キー18を押圧操作したことをキー状態検出部19から通知される。
ステップST1−2において、CPU10は、キー状態検出部19から無線LANシステム情報設定プログラムを起動する旨が通知されると、ROM11から無線LANシステム情報設定プログラムを読み出し、これをRAM12に展開する。
ステップST1−3において、CPU10は、無線LANシステム情報設定プログラムに記述された命令に従い、送信信号の出力レベルを予め定められた最低レベルにまで低下させるように、所定値を無線通信部14のMAC処理部52に設定する。
ステップST1−4において、CPU10は、無線LANシステム情報設定プログラムに記述された命令に従い、無線通信部14に対して受信信号の信号レベルが所定の閾値よりも小さな受信データを破棄させるように設定をする。具体的には、CPU10は、無線LAN通信部14が常時検出する受信信号のRSSI値の下限値として、予め定められた所定値を無線LAN通信部14のMAC処理部52に設定する。
ステップST2において、ベース部2と同様に、モニタ部3の無線LAN通信部34の通信設定について説明する。
ステップST2−1において、モニタ部3のCPU30は、ユーザがタッチパネル40を操作し、無線LANシステム情報を設定する旨の情報が、座標検出部41から通知される。
ステップST2−2において、座標検出部41からの通知を認識すると、CPU30は、ROM31から無線LANシステム情報設定プログラムを読み出し、これをRAM32に展開する。
ステップST2−3において、CPU30は、無線LANシステム情報設定プログラムに記述された命令に従い、送信信号の出力レベルを予め定められた最低レベルにまで低下させるように、所定値を無線通信部34のMAC処理部52に設定する。
ステップST2−4において、CPU30は、無線LANシステム情報設定プログラムに記述された命令に従い、無線通信部34に対して受信信号の信号レベルが所定の閾値よりも小さな受信データを破棄させるように設定をする。
このように無線LAN通信部14及び無線LAN通信部34は、設定時における送信信号の出力レベルを低下させることで、悪意のある第三者に通信を傍受されないようにする。
そこで、この無線LANシステム1は、ベース部2及びモニタ部3に対して無線通信システム情報を設定する際に、ベース部2とモニタ部3とを極至近距離に位置させることを前提として、送信出力を抑えて電波が到達する距離を制限する。また、ベース部2及びモニタ部3は、至近距離から送信されたと考えられるデータのみを受信し、これ以外のデータを破棄することにより、無線LANシステム1を設定する際の安全性を向上させ得るようになされている。
この結果、無線LAN通信部14及び無線LAN通信部34は、受信信号のRSSI値を常時監視し、この値がCPU10及びCPU30により設定された値以上のデータのみを受信し、これ以外のデータについては破棄することとなる。
無線LAN通信システム1は、無線LAN通信部14及び無線LAN通信部34において、上述した通信に関する設定が完了すると、通信を開始する。
ステップST3において、ベース部2のCPU10は、ステップST1の後に、無線LANシステム情報設定プログラムに記述された命令に従い、規格化された無線LANシステム情報を無線LAN通信部14のMAC処理部52に設定し、モニタ部3が接続するのを待機する。
ステップST4において、モニタ部3のCPU30は、無線LANシステム情報設定プログラムに記述された命令に従い、規格化された無線LANシステム情報を無線通信部34のMAC処理部52に設定し、ベース部2と通信を開始する。
ステップST5において、ベース部2とモニタ部3との間で接続されると、ベース部2のCPU10は、無線LANシステム情報設定プログラムに記述された命令に従ってLED20を点滅させる点滅パターンを生成し、表示制御部21に対し生成された点滅パターンを認証情報として与え、LED20を点滅させる。ここで、ユーザは、LED20の点滅パターンに基づく認証情報を認識する。
なお、ユーザに対して認証情報を認識させる方法は、LED20の点滅パターンに限らず、ブザー音などを用いるようにしてもよい。
ステップST6において、モニタ部3のCPU30は、無線LANシステム情報設定プログラムに記述された命令に従い、表示制御部38に対して、ユーザが認証情報を入力するための画面を表示させる。
ステップST7において、モニタ部3に認証情報設定画面が表示されると、ユーザは、ベース部2から認識した点滅パターンに基づく情報を、モニタ部3が有するタッチパネル34等の入力手段を用いて、LCD38の入力画面に従って入力する。
ステップST8において、CPU30は、無線LANシステム設定プログラムに記述された命令に従い、ユーザにより入力された認証情報をベース部2の無線LAN通信部14へ送信する。
ステップST9において、ベース部2のCPU10は無線LAN通信部14を介してこの認証情報を受信すると、CPU10は、無線LANシステム情報設定プログラムに記述された命令に従い、ベース部2とモニタ部3との間で認証を完了する。ここで、ベース部2のCPU10は、ST5において生成した認証情報と、モニタ部3から受信した認証情報とを参照して認証処理をする。
ステップST10において、ベース部2とモニタ部3との間で認証が完了すると、ベース部2のCPU10は、無線LANシステム情報設定プログラムに記述された命令に従って、新たなシステム情報を生成し、無線通信部14を介して新たなシステム情報をモニタ部3へ送信後、新たなシステム情報を無線LAN通信部14のMAC処理部52に設定する。ここで、規格化された無線LANシステム情報が不特定多数の通信装置と通信を行う情報であるのに対して、新たなシステム情報は、ベース部2とモニタ部3との間に限定して通信を行うための情報である。
ステップST11において、モニタ部3が新たなシステム情報をベース部2から受信すると、CPU30は、無線LANシステム情報設定プログラムに記述された命令に従い、この情報を無線LAN通信部34のMAC処理部52に設定する。
新たなシステム情報が無線LAN通信部14及び無線LAN通信部34のMAC処理部52に設定されると、上述した一連のシステム情報の設定が終了し、ベース部2とモニタ部3との間で実質的なデータの通信が開始される。
ステップST12において、ベース部2のCPU10は、ステップST10の後に、無線LANシステム情報設定プログラムに記述された命令に従い、フラッシュROM13に新たなシステム情報を保存させる。
ステップST13において、モニタ部3のCPU30は、ステップST11の後に、無線LANシステム情報設定プログラムに記述された命令に従い、無線LANシステム情報設定プログラムに記述された命令に従い、フラッシュROM33に認証情報を保存させる。
フラッシュROM13及びフラッシュROM33にシステム情報を記憶させることにより、ベース部2及びモニタ部3が再起動された場合も、接続を確立するためのシステム情報が保持されているので、無線LANシステム1は、一度設定が完了すれば、接続に関する設定操作を行わなくても無線通信を行うことができる。
なお、上述の実施形態においては、ST10においてシステム情報を新たに生成する場合について述べたが、これに限らず、例えば事前にベース部のフラッシュROM13に保存されているシステム情報を読み出し、それを新たなシステム情報としてモニタ部3に対して送信することによってベース部2およびモニタ部3との間で新たなシステム情報を共有し、新たなシステム情報をベース部2及びモニタ部3内においてそれぞれ無線通信部14及び無線通信部34に設定するようにしても良い。
このように、ベース部2のLED20が点滅したパターンに基づく情報を、ユーザがモニタ部3に入力する認証方法は、電波の到達範囲を限定する場合が困難な場合に、上述した出力レベルを低下する方法の補填的な役割を果たし、より安全に無線LAN通信システム1の設定が行うことができる。
なお、本発明は上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは勿論である。
1 無線LANシステム、2 ベース部、3 モニタ部、10 CPU、11 ROM、12 RAM、13 フラッシュROM、14 無線LAN通信部、15 電源制御部、16 電源キー、17 送信出力制御部、18 設定キー、19 キー状態検出部、20 LED、21 表示制御部、22 バス、23 アンテナ、30 CPU、31 ROM、32 RAM、33 フラッシュROM、34 無線LAN通信部、35 電源制御部、36 電源キー、37 送信出力制御部、38 LCD、39 表示制御部、40 タッチパネル、41 座標検出部、42 バス、43 アンテナ
Claims (20)
- 所定のシステム情報を通信装置に設定することによって、複数の通信装置間で所定の通信規格に従った通信を行うようになされた通信システムであって、
システム情報を設定して通信を可能にする通信制御手段と、上記通信制御手段により設定されたシステム情報に基づく通信を行う通信手段と、通信を行う際の認証情報を生成する認証情報生成手段と、認証情報をユーザに認識可能に提示する認証情報提示手段と、上記認証情報提示手段により提示した認証情報に基づく認証処理を行う認証処理手段とからなる第1の通信装置と、
システム情報を設定して通信を可能にする通信制御手段と、上記通信制御手段により設定されたシステム情報に基づく通信を行う通信手段と、認証情報を入力するための認証情報入力手段とからなる第2の通信装置とを備え、
上記第1の通信装置は、上記通信制御手段により、送信信号の出力レベルを低下させるとともに受信信号の信号レベルが所定値よりも小さな受信データを破棄するように設定し、共通のシステム情報を設定して上記通信手段を通信可能状態とし、上記第2の通信装置から共通のシステム情報に基づく通信により送られてくる接続開始を示す信号を上記通信手段を介して受信すると、上記認証情報生成手段により認証情報を生成して上記認証情報提示手段によりユーザに認識可能に提示し、上記第2の通信装置から共通のシステム情報に基づく通信により上記通信手段を介して送られてくる認証情報と上記提示した認証情報による認証処理を上記認証処理手段により行い、上記認証処理手段により認証された上記第2の通信装置に共通のシステム情報に基づく通信により新たなシステム情報を上記通信手段を介して送信し、送信した新たなシステム情報を設定して当該新たなシステム情報に基づく通信を上記第2の通信装置との間で上記通信手段を介して行い、
上記第2の通信装置は、上記通信制御手段により、送信信号の出力レベルを低下させるとともに受信信号の信号レベルが所定値よりも小さな受信データを破棄するように設定し、共通のシステム情報を設定して上記通信手段を通信可能状態とし、共通のシステム情報に基づく通信により接続開始を示す信号を上記通信手段を介して上記第1の通信装置に送信し、上記認証情報入力手段により認証情報が入力されると、上記通信手段を介して上記第1の通信装置に送信し、上記第1の通信装置により上記認証情報に基づき認証されて送られてくる新たなシステム情報を上記通信手段を介して受信し、受信した新たなシステム情報を設定して当該新たなシステム情報に基づく通信を上記第2の通信装置との間で上記通信手段を介して行うこと
を特徴とする通信システム。 - 上記システム情報及び上記認証情報は、ネットワーク内で共通の当該ネットワークの識別情報及び通信時の暗号化に関する情報であることを特徴とする請求項1記載の通信システム。
- 所定のシステム情報を共通に設定することによって、複数の通信装置間で所定の通信規格に従った通信を行うようになされた通信システムにおける通信装置であって、
システム情報を設定して通信を可能にする通信制御手段と、
上記通信制御手段により設定されたシステム情報に基づく通信を行う通信手段と、
通信を行う際の認証情報を生成する認証情報生成手段と、
認証情報をユーザに認識可能に提示する認証情報提示手段と、
上記認証情報提示手段により提示した認証情報に基づく認証処理を行う認証処理手段とを備え、
上記通信制御手段は、送信信号の出力レベルを低下させるとともに受信信号の信号レベルが所定値よりも小さな受信データを破棄するように設定し、共通のシステム情報を設定して上記通信手段を通信可能状態とし、他の通信装置から共通のシステム情報に基づく通信により送られてくる接続開始を示す信号を上記通信手段を介して受信すると、上記認証情報生成手段により認証情報を生成して上記認証情報提示手段によりユーザに認識可能に提示し、上記他の通信装置から共通のシステム情報に基づく通信により上記通信手段を介して送られてくる認証情報と上記提示した認証情報による認証処理を上記認証処理手段により行い、上記認証処理手段により認証された上記他の通信装置に共通のシステム情報に基づく通信により新たなシステム情報を上記通信手段を介して送信し、送信した新たなシステム情報を設定して当該新たなシステム情報に基づく通信を上記他の通信装置との間で上記通信手段を介して行うこと
を特徴とする通信装置。 - 上記システム情報及び上記認証情報は、ネットワーク内で共通の当該ネットワークの識別情報及び通信時の暗号化に関する暗号化情報であることを特徴とする請求項3記載の通信装置。
- 所定のシステム情報を共通に設定することによって、複数の通信装置間で所定の通信規格に従った通信を行うようになされた通信システムにおける認証情報提示手段により提示した認証情報に基づく認証処理を行う認証処理手段を備える通信装置との間で通信を行う他の通信装置であって、
システム情報を設定して通信を可能にする通信制御手段と、
上記通信制御手段により設定されたシステム情報に基づく通信を行う通信手段と、
認証情報を入力するための認証情報入力手段とを備え、
上記通信制御手段は、送信信号の出力レベルを低下させるとともに受信信号の信号レベルが所定値よりも小さな受信データを破棄するように設定し、共通のシステム情報を設定して上記通信手段を通信可能状態とし、共通のシステム情報に基づく通信により接続開始を示す信号を上記通信手段を介して送信し、上記認証情報入力手段により認証情報が入力されると、入力された認証情報を上記通信手段を介して送信し、上記認証情報に基づき認証されて送られてくる新たなシステム情報を上記通信手段を介して受信し、受信した新たなシステム情報を設定して当該新たなシステム情報に基づく通信を上記通信手段を介して行うこと
を特徴とする通信装置。 - 上記システム情報及び上記認証情報は、ネットワーク内で共通の当該ネットワークの識別情報及び通信時の暗号化に関する暗号化情報であることを特徴とする請求項5記載の通信装置。
- 所定のシステム情報を共通に設定することによって、複数の通信装置間で所定の通信規格に従った通信を行うようになされた通信システムにおける通信方法であって、
第1の通信装置は、送信信号の出力レベルを低下させるとともに受信信号の信号レベルが所定値よりも小さな受信データを破棄するように設定し、共通のシステム情報を設定して通信可能状態とし、第2の通信装置から共通のシステム情報に基づく通信により送られてくる接続開始を示す信号を受信すると、認証情報を生成してユーザに認識可能に提示し、上記第2の通信装置から共通のシステム情報に基づく通信により送られてくる認証情報と上記提示した認証情報による認証処理を行い、認証された上記第2の通信装置に共通のシステム情報に基づく通信により新たなシステム情報を送信し、送信した新たなシステム情報を設定して当該新たなシステム情報に基づく通信を上記第2の通信装置との間で行い、
上記第2の通信装置は、送信信号の出力レベルを低下させるとともに受信信号の信号レベルが所定値よりも小さな受信データを破棄するように設定し、共通のシステム情報を設定して通信可能状態とし、共通のシステム情報に基づく通信により接続開始を示す信号を上記第1の通信装置に送信し、認証情報が入力されると、上記第1の通信装置に送信し、上記第1の通信装置により上記認証情報に基づき認証されて送られてくる新たなシステム情報を受信し、受信した新たなシステム情報を設定して当該新たなシステム情報に基づく通信を上記第2の通信装置との間で行うこと
を特徴とする通信方法。 - 上記システム情報及び上記認証情報は、ネットワーク内で共通の当該ネットワークの識別情報及び通信時の暗号化に関する暗号化情報であることを特徴とする請求項7記載の通信方法。
- 所定のシステム情報を共通に設定することによって、複数の通信装置間で所定の通信規格に従った通信を行うようになされた通信システムにおける通信装置の通信制御方法であって、
送信信号の出力レベルを低下させるとともに受信信号の信号レベルが所定値よりも小さな受信データを破棄するように設定し、共通のシステム情報を設定して通信可能状態とし、他の通信装置から共通のシステム情報に基づく通信により送られてくる接続開始を示す信号を受信すると、認証情報を生成してユーザに認識可能に提示し、上記他の通信装置から共通のシステム情報に基づく通信により送られてくる認証情報と上記提示した認証情報による認証処理を行い、認証された上記他の通信装置に共通のシステム情報に基づく通信により新たなシステム情報を送信し、送信した新たなシステム情報を設定して当該新たなシステム情報に基づく通信を上記他の通信装置との間で行うこと
を特徴とする通信制御方法。 - 上記システム情報及び上記認証情報は、ネットワーク内で共通の当該ネットワークの識別情報及び通信時の暗号化に関する暗号化情報であることを特徴とする請求項9記載の通信制御方法。
- 所定のシステム情報を共通に設定することによって、複数の通信装置間で所定の通信規格に従った通信を行うようになされた通信システムにおける認証情報提示手段により提示した認証情報に基づく認証処理を行う認証処理手段を備える通信装置との間で通信を行う他の通信装置の通信制御方法であって、
送信信号の出力レベルを低下させるとともに受信信号の信号レベルが所定値よりも小さな受信データを破棄するように設定し、共通のシステム情報を設定して通信可能状態とし、共通のシステム情報に基づく通信により接続開始を示す信号を送信し、認証情報が入力されると、入力された認証情報を送信し、上記認証情報に基づき認証されて送られてくる新たなシステム情報を受信し、受信した新たなシステム情報を設定して当該新たなシステム情報に基づく通信を行うことを特徴とする通信制御方法。 - 上記システム情報及び上記認証情報は、ネットワーク内で共通の当該ネットワークの識別情報及び通信時の暗号化に関する暗号化情報であることを特徴とする請求項11記載の通信制御方法。
- 所定のシステム情報を共通に設定することによって、複数の通信装置間で所定の通信規格に従った通信を行うようになされた通信システムにおける通信装置に搭載されるコンピュータにより実行される通信制御プログラムであって、
送信信号の出力レベルを低下させるとともに受信信号の信号レベルが所定値よりも小さな受信データを破棄するように設定し、共通のシステム情報を設定して通信可能状態とし、他の通信装置から共通のシステム情報に基づく通信により送られてくる接続開始を示す信号を受信すると、認証情報を生成してユーザに認識可能に提示し、上記他の通信装置から共通のシステム情報に基づく通信により送られてくる認証情報と上記提示した認証情報による認証処理を行い、認証された上記他の通信装置に共通のシステム情報に基づく通信により新たなシステム情報を送信し、送信した新たなシステム情報を設定して当該新たなシステム情報に基づく通信を上記他の通信装置との間で行う通信制御をコンピュータにより実行させることを特徴とする通信制御プログラム。 - 上記システム情報及び上記認証情報は、ネットワーク内で共通の当該ネットワークの識別情報及び通信時の暗号化に関する暗号化情報であることを特徴とする請求項13記載の通信制御プログラム。
- 所定のシステム情報を共通に設定することによって、複数の通信装置間で所定の通信規格に従った通信を行うようになされた通信システムにおける認証情報提示手段により提示した認証情報に基づく認証処理を行う認証処理手段を備える通信装置との間で通信を行う他の通信装置に搭載されるコンピュータにより実行される通信制御プログラムであって、
送信信号の出力レベルを低下させるとともに受信信号の信号レベルが所定値よりも小さな受信データを破棄するように設定し、共通のシステム情報を設定して通信可能状態とし、共通のシステム情報に基づく通信により接続開始を示す信号を送信し、認証情報が入力されると、入力された認証情報を送信し、上位認証情報に基づき認証されて送られてくる新たなシステム情報を受信し、受信した新たなシステム情報を設定して当該新たなシステム情報に基づく通信を行う通信制御をコンピュータにより実行させること
を特徴とする通信制御プログラム。 - 上記システム情報及び上記認証情報は、ネットワーク内で共通の当該ネットワークの識別情報及び通信時の暗号化に関する暗号化情報であることを特徴とする請求項15記載の通信制御プログラム。
- 所定のシステム情報を共通に設定することによって、複数の通信装置間で所定の通信規格に従った通信を行うようになされた通信システムにおける通信装置に搭載されるコンピュータにより実行される通信制御プログラムを記憶したプログラム記憶媒体であって、
送信信号の出力レベルを低下させるとともに受信信号の信号レベルが所定値よりも小さな受信データを破棄するように設定し、共通のシステム情報を設定して通信可能状態とし、他の通信装置から共通のシステム情報に基づく通信により送られてくる接続開始を示す信号を受信すると、認証情報を生成してユーザに認識可能に提示し、上記他の通信装置から共通のシステム情報に基づく通信により送られてくる認証情報と上記提示した認証情報による認証処理を行い、認証された上記他の通信装置に共通のシステム情報に基づく通信により新たなシステム情報を送信し、送信した新たなシステム情報を設定して当該新たなシステム情報に基づく通信を上記他の通信装置との間で行う通信制御プログラムをコンピュータにより読み取り実行可能に記憶したこと
を特徴とするプログラム記憶媒体。 - 上記システム情報及び上記認証情報は、ネットワーク内で共通の当該ネットワークの識別情報及び通信時の暗号化に関する暗号化情報であることを特徴とする請求項17記載のプログラム記憶媒体。
- 所定のシステム情報を共通に設定することによって、複数の通信装置間で所定の通信規格に従った通信を行うようになされた通信システムにおける認証情報提示手段により提示した認証情報に基づく認証処理を行う認証処理手段を備える通信装置との間で通信を行う他の通信装置に搭載されるコンピュータにより実行される通信制御プログラムであって、
送信信号の出力レベルを低下させるとともに受信信号の信号レベルが所定値よりも小さな受信データを破棄するように設定し、共通のシステム情報を設定して通信可能状態とし、共通のシステム情報に基づく通信により接続開始を示す信号を送信し、認証情報が入力されると、入力された認証情報を送信し、上記認証情報に基づき認証させて送られてくる新たなシステム情報を受信し、受信した新たなシステム情報を設定して当該新たなシステム情報に基づく通信を行う通信制御プログラムをコンピュータにより読み取り実行可能に記憶したこと
を特徴とするプログラム記憶媒体。 - 上記システム情報及び上記認証情報は、ネットワーク内で共通の当該ネットワークの識別情報及び通信時の暗号化に関する暗号化情報であることを特徴とする請求項19記載のプログラム記憶媒体。
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