JP2007036406A - 画像編集装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 編集に用いる2つの画像データを容易に特定する。
【解決手段】 MFPは、画像データを入力する画像データ入力部10と、用紙に画像を形成する画像形成部と、入力されたオリジナル画像データを画像形成部に画像形成させるオリジナル画像データ入力部11と、オリジナル画像データ51と画像形成されたことを示す履歴データ52とを記憶する記憶部102と、履歴データ52に基づいて、記憶部102に記憶されたオリジナル画像データを特定する画像データ指定部14と、用紙に形成された画像を読み取る差替画像データ入力部12から差替画像データが出力されると、オリジナル画像データを差替画像データを用いて編集する編集部22とを備える。
【選択図】 図3

Description

この発明は、画像編集装置に関し、特に、画像データを他の画像データで編集する画像編集装置に関する。
過去に読み込ませた画像の一部を差し替えたり、新たな画像を挿入したりする画像処理システムが知られている。特開平8−317155号公報(特許文献1)には、文書をスキャナで読み取りファイリングする際に、ある文書がすでにファイリングされている文書Aの更新文書Bである場合、上記文書Bと上記文書Aとを比較して追加情報画像を抽出し、上記追加情報画像を上記文書Aに階層的に追加するファイリング方法が記載されている。また、ファイリング文書Cをプリントする際に、選別符号をプリント上に印刷し、新しい情報が追加された上記選別符号付き文書Dをスキャナで読み取る際に、上記選別符号から元のファイリング文書Cを認識し、文書Dと文書Cを比較して追加情報画像を抽出して、追加情報画像を上記文書Cに階層的に追加するファイリング方法が記載されている。
しかしながら、特開平8−317155号公報に記載のファイリング方法では、既にファイリングされている文書Aを特定するのが困難である。ファイリングされている文書の数が多くなるほど文書Aの特定が困難になる。また、選別符号で元の文書Cを特定することができるが、文書が複数ページである場合には全てのページを比較しなければならない。
特開平8−317155号公報
この発明は上述した問題点を解決するためになされたもので、この発明の目的の1つは、編集に用いる2つの画像データを容易に特定することができ、画像データを編集することが可能な画像形成装置を提供することである。
この発明の他の目的は、編集対象となる画像データが複数ページの場合であっても編集の対象となるページを容易に特定することができ、画像データを編集することが可能な画像形成装置を提供することである。
この発明のさらに他の目的は、編集に用いる2つの画像データを容易に特定することができ、画像データを編集することが可能な画像編集システムを提供することである。
上述した目的を達成するためにこの発明のある局面によれば、画像形成装置は、画像データを入力する入力手段と、与えられた画像データに基づいて、記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、入力手段に入力された第1の画像データを画像形成手段に画像形成させる制御手段と、第1の画像データと画像形成されたことを示す履歴データとを記憶する記憶手段と、履歴データに基づいて、記憶手段に記憶された画像データのうちから第1の画像データを特定する特定手段と、入力手段は、記録媒体に形成された画像を読み取り、画像データを出力する読取手段を含み、前読取手段から第2の画像データが出力されると、特定された第1の画像データを第2の画像データを用いて編集する編集手段とを備える。
この発明に従えば、第1の画像データが画像形成されると、第1の画像データと画像形成したことを示す履歴データとが記憶される。そして、履歴データに基づいて、第1の画像データが特定され、原稿を読み取って第2の画像データが出力されると、第1の画像データが第2の画像データを用いて編集される。このため、履歴データから第1の画像データが特定されるので、編集の対象となる画像データを容易に特定することができる。また、原稿を読み取って第2の画像データが出力されると編集されるので、原稿を読み取らせる操作で編集に用いる画像データを特定することができる。その結果、編集に用いる2つの画像データを容易に特定することができ、画像データを編集することが可能な画像形成装置を提供することができる。
好ましくは、編集手段は、特定された第1の画像データの少なくとも一部を第2の画像データの少なくとも一部に置き換える置換手段を含む。
この発明に従えば、第1の画像データの少なくとも一部が第2の画像データの少なくとも一部に置き換えられるので、編集前の画像データの一部を、別の画像データにすることができる。
好ましくは、編集手段は、特定された第1の画像データの少なくとも一部と第2の画像データの少なくとも一部との差分を、第1の画像データに付加する差分付加手段を含む。
この発明に従えば、差分を元の画像データに付加するので、第1の画像データの画質が劣化するのを防止することができる。
好ましくは、編集手段は、特定された第1の画像データに第2の画像データの少なくとも一部を追加する追加手段を含む。
この発明に従えば、新たな画像データを追加することができる。
好ましくは、第2の画像データの少なくとも一部は、画像形成手段により第1の画像データに基づいて記録媒体に形成された画像を読取手段により読み取って得られる。
この発明に従えば、たとえば、第1の画像データに基づいて画像を形成した記録媒体に、押印またはサインなどしたものを読み取って第2の画像データが得られれば、第1の画像データを押印またはサイン付の画像データとすることができる。
好ましくは、編集手段は、第2の画像データの少なくとも一部と、特定された第1の画像データの少なくとも一部とを比較する比較手段を含む。
この発明に従えば、第2の画像データの少なくとも一部と、特定された第1の画像データの少なくとも一部とを比較するので、第1の画像データのうち編集対象となる部分を自動的に決定することができる。
この発明の他の局面によれば、画像形成装置は、画像データを入力する入力手段と、与えられた画像データに基づいて、記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、入力手段に入力された第1の画像データに識別情報をページごとに付与する識別情報付加手段と、第1の画像データとページごとに付与された識別情報とを関連付けて記憶する記憶手段と、第1の画像データの各ページとページごとに付与された識別情報とを合成した識別情報付画像データを生成する合成手段と、識別情報付画像データを画像形成手段に与える制御手段と、入力手段は、記録媒体に形成された画像を読み取り画像データを出力する読取手段を含み、読取手段から出力される第2の画像データから識別情報を分離する識別情報分離手段と、分離された識別情報に基づき、記憶手段に記憶された画像データのうちから第1の画像データを特定する画像データ特定手段と、特定された第1の画像データの抽出された識別情報が付与されたページを、識別情報と分離された第2の画像データに置換える編集手段と、を備える。
この発明に従えば、第1の画像データの各ページを、ページごとに付与された識別情報と合成した識別情報付画像データが記録媒体に画像形成され、その記録媒体に形成された画像を読み取って得られる第2の画像データから識別情報が抽出されるので、原稿を読み取らせるだけで第1の画像データの差替えの対象となるページを抽出することができる。その結果、編集対象となる画像データが複数ページの場合であっても編集の対象となるページを容易に特定することができ、画像データを編集することが可能な画像形成装置を提供することができる。
好ましくは、制御手段は、第2の画像データが入力されることに応じて、編集手段により編集された後の第1の画像データを画像形成手段に与える。
好ましくは、ユーザを認証する認証手段をさらに備え、記憶手段は、第1の画像データをユーザの認証情報と関連付けて記憶し、制御手段は、認証手段により認証されたユーザの認証情報が、第1の画像データに関連付けられた認証情報と一致することを条件に、編集手段により編集された後の第1の画像データを画像形成手段に与える。
この発明に従えば、認証手段により認証されたユーザの認証情報が、第1の画像データに関連付けられた認証情報と一致することを条件に、編集された後の第1の画像データが画像形成されるので、第1の画像データが他人に勝手に画像形成されることがない。
好ましくは、記憶手段に記憶された第1の画像データを画像形成する指示が入力された場合、該第1の画像データが編集手段により編集されていないことを条件に警告する警告手段をさらに含む。
この発明に従えば、第1の画像データを後に編集することが前提とされている場合に、第1の画像データをプリントアウトする指示が入力された時点で警告するので、編集されていない第1の画像データが誤って出力されるのを防止することができる。
この発明のさらに他の局面によれば、画像編集システムは、コンピュータと画像形成装置とからなる画像編集システムであって、コンピュータは、第1の画像データと画像形成されたことを示す履歴データとを記憶する記憶手段と、履歴データに基づいて、記憶手段に記憶された画像データのうちから第1の画像データを特定する特定手段と、第2の画像データが入力されると、特定された第1の画像データを第2の画像データを用いて編集する編集手段とを備え、画像形成装置は、画像データを入力する入力手段と、与えられた画像データに基づいて、記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、入力手段にコンピュータから入力された第1の画像データを画像形成手段に画像形成させる制御手段と、入力手段は、記録媒体に形成された画像を読み取り画像データを出力する読取手段を含み、読取手段から第2の画像データが出力されると、該第2の画像データをコンピュータに送信する送信手段とを備える。
この発明に従えば、編集に用いる2つの画像データを容易に特定することができ、画像データを編集することが可能な画像編集システムを提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。以下の説明では同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
<第1の実施の形態>
図1は、本発明の実施の形態の一つにおける画像編集システムの全体概要を示す図である。図1を参照して、画像編集システムは、ネットワーク3にそれぞれ接続されたMFP(Multi Function Peripheral)1と、パーソナルコンピュータ(以下「PC」という)2,2A,2Bとを含む。PC2,2A,2Bは、一般的なコンピュータであり、その構成および機能は周知であるのでここでは説明を繰り返さない。
なお、ここでは3台のPC2,2A,2Bがネットワーク3に接続される例を示しているが、台数を限定するものではない。ネットワーク3は、ローカルエリアネットワーク(LAN)であり、接続形態は有線または無線を問わない。またネットワーク3は、LANに限らず、インターネットなどのワイドエリアネットワーク(WAN)、一般公衆回線を用いたネットワーク等であってもよい。
図2は、本実施の形態におけるMFPの概略構成を示すブロック図である。図2を参照して、MFP1は、制御部100と、原稿を読取るための画像読取部120と、画像データに基づいて紙などの記録媒体に画像を形成するための画像形成部130とを含み、画像読取機能、複写機能、ファクシミリ送受信機能を備えている。
画像読取部120は、自動原稿搬送装置を有し、複数ページの原稿を連続して読み取ることができる。画像読取部120が出力する画像データは、複数ページの原稿を読み取って得られ、複数ページを含む。
制御部100は、それぞれがバス111に接続されたCPU(Central Processing Unit)101と、記憶部102と、画像読取部120が出力する画像データを処理する入力画像処理部104と、画像データを画像形成部130に出力するのに適したデータに変換する処理を行う出力画像処理部105と、ネットワークインターフェイス(I/F)107と、モデム108と、操作パネル109と、カードI/F110とを含む。
CPU101は、MFP1の全体を制御する。記憶部102は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)及びEEPROM(Electrically Erasable/Programable ROM)などの半導体メモリおよびハードディスクドライブ(HDD)等の磁気記憶装置を含む。
入力画像処理部104は、画像読取部120が出力する画像データが入力される。入力画像処理部104は、入力された画像データに対して、色補正処理、解像度変換処理などの画像処理を実行して、処理した画像データを記憶部102に記憶する。出力画像処理部105は、記憶部102から画像データを読み出して、色変換処理、スクリーン制御処理、スムージング処理、濃度補正処理、パルス幅変調(PWM)などの画像処理を実行して、処理後の画像データを画像形成部130に出力する。
記憶部102には、CPU101で実行するための画像編集プログラムが記憶されており、CPU101は、記憶部102に記憶された画像編集プログラムを実行する。
カードI/F110には、ICカード110Aが装着される。CPU101は、カードI/F110を介してICカード110Aにアクセスが可能である。ネットワークI/F107は、MFP1をネットワーク3と接続する。ネットワークI/F107は、データを所定の通信プロトコルに従ってネットワーク3に出力し、ネットワーク3から所定の通信プロトコルに従ってデータを受信する。CPU101は、ネットワークI/F107を介してネットワーク3に接続されたPC2,2A,2Bと通信することが可能となる。このため、MFP1は、PC2,2A,2Bとの間で画像データの送受信が可能である。
モデム108は、MFP1を電話回線113と接続する。モデム108は、データをファクシミリの通信プロトコルに従ってファクシミリ通信を可能とする。モデム108は、ファクシミリ受信されたデータを記憶部102のHDDに記憶する。また、モデム108は、電話回線113に接続されたコンピュータとの通信を可能とするためNCU(Network Control Unit)を含む。モデム108により他のコンピュータから受信された画像データは、記憶部102のHDDに記憶される。
操作パネル109は、入力部109Aと表示部109Bとを含む。入力部109Aは、MFP1のユーザによる操作の入力を受付けるためのタッチパネル、キーボードまたはマウス等の入力装置である。表示部109Bは、液晶表示装置または有機EL(Electro−Luminescence)ディスプレイパネルである。入力部109Aに透明な部材からなるタッチパネルを用いる場合には、表示部109B上にタッチパネルを重ねて設置することで、表示部109Bに表示されたボタンの指示を検出することができる。これにより、種々の操作の入力が可能となる。
なお、CPU101が実行する画像編集プログラムは、記憶部102のROMに記憶されたものに限られず、EEPROMに記憶するようにしてもよい。EEPROMに記憶するようにすれば、プログラムを書き換えるまたは追加して書き込みすることが可能となる。このため、ネットワーク3に接続された他のコンピュータが、MFP1のEEPROMに記憶されたプログラムを書換える、または、新たなプログラムを追加して書き込むことができる。さらに、MFP1が、ネットワーク3に接続された他のコンピュータからプログラムをダウンロードして、そのプログラムをEEPROMに記憶することができる。さらに、プログラムをICカード110Aに記憶するようにし、CPU101がカードI/F110に装着されたICカード110Aに記録された画像編集プログラムをロードして実行するようにしてもよい。
ここでいうプログラムは、CPU101により直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム形式のプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
なお、プログラムを記憶する記録媒体としては、ICカード110Aに限られず、フレキシブルディスク、カセットテープ、光ディスク(CD−ROM(Compact Disc−ROM)/MO(Magnetic Optical Disc/MD(Mini Disc)/DVD(Digital Versatile Disc))、光カード、マスクROM、EPROM、EEPROMなどの半導体メモリ等の固定的にプログラムを担持する媒体でもよい。
図3は、第1の実施の形態におけるMFPのCPUの機能を示す機能ブロック図である。図3を参照して、CPU101は、入力画像処理部104から画像データが入力される画像データ入力部10と、ユーザ認証するためのユーザ認証部16と、画像データの指定を受付ける画像データ指定部14と、ユーザに対して警告を出力する警告部18と、画像データ入力部10に入力された画像データと記憶部102に記憶されている画像データとを比較する比較部20と、比較部20による比較結果に基づいて、記憶部102に記憶されている画像データを編集する編集部22とを含む。
ユーザ認証部16は、操作パネル109に接続されており、操作パネルからユーザ情報が入力される。ユーザ情報は、ユーザ識別情報とパスワードとを含む。MFP1には、MFP1を使用するユーザが登録されており、登録されたユーザのユーザ情報が記憶部102に予め記憶されている。ユーザ認証部16は、操作パネル109から入力されるユーザ情報を予め登録されたユーザ情報と比較し、一致すれば真のユーザとして認証する。
画像データ入力部10は、画像読取部120で原稿を読み取って得られる画像データまたは、ネットワークI/F107を介してPC2,2A,2Bから受信された画像データが入力画像処理部104から入力される。画像データ入力部10は、オリジナル画像データ入力部11と、差替画像データ入力部12とを含む。ユーザが画像読取部120から原稿を読み込ませる際、操作パネル109からユーザ情報と、オリジナル画像データまたは差替画像データの別を入力する。画像データがPC2,2A,2Bから受信される場合には、画像データとともにユーザ情報と、オリジナル画像データまたは差替画像データの別が受信される。
画像読取部120でオリジナル画像データとして原稿が読み取られた場合、または、PC2,2A,2Bからオリジナル画像データが受信される場合、オリジナル画像データ入力部11は、入力されたオリジナル画像データを記憶部102に記憶する。これにより、記憶部102には、オリジナル画像データ51が記憶される。また、オリジナル画像データ入力部11は、入力された画像データを出力画像処理部105に出力し、画像形成部130に画像形成させる。オリジナル画像データ入力部11は、画像データを画像形成させるジョブの履歴データを生成して記憶部102に記憶する。これにより記憶部102に履歴データ52が記憶される。
図4は、履歴データのフォーマットの一例を示す図である。図4を参照して、履歴データは、ジョブを識別するためのジョブ識別情報と、画像データを識別するための画像データ識別情報と、画像形成された日時を示す印刷日時と、記憶部102の位置を示すデータ保存アドレスと、ユーザ識別情報と、パスワードと、編集フラグとを含む。ジョブ識別情報は、MFP1が付与するシリアルな番号である。画像データ識別情報は、画像データに付されたファイル名である。履歴データは、画像データと、ユーザ識別情報とを関連付けたデータである。編集フラグは、後述する画像編集処理の処理対象とされたか否かを示す情報であり、画像編集処理が実行された場合に「1」とされ、されていなければ「0」とされる。
図3に戻って、画像読取部120で差替画像データとして原稿が読み取られた場合、またはPC2,2A,2Bから差替画像データが受信された場合には、差替画像データ入力部12は、入力された画像データを差替画像データとして比較部20に出力する。差替画像データは、オリジナル画像データに基づいて画像形成された用紙を含む原稿を、画像読取部120で読取って得られる画像データである。たとえば、差替画像データは、オリジナル画像データに基づいて画像形成された用紙に押印、サイン、または手書きで書き込みされた用紙を画像読取部120で読取って得られる画像データである。
画像データ指定部14は、操作パネル109に接続されており、画像読取部120で差替画像データが読み取られると、オリジナル画像データを特定するための画像データ指定画面を操作パネル109に表示させ、ユーザにオリジナル画像データの指定を促す。画像データ指定部14は、記憶部102に記憶されている履歴データ52を読み出し、履歴データ52に含まれる画像データ識別情報を一覧表示する画像データ指定画面を表示する。ユーザは、表示された画像データ指定画面に一覧表示された画像データ識別情報のうちからいずれか1つを指定することにより、オリジナル画像データ51を指定することが可能となる。
画像データ指定部14は、ユーザ認証部16により認証されたユーザのユーザ識別情報と、ユーザにより指定されたオリジナル画像データ51と履歴データによって関連付けられたユーザ識別情報とが一致することを条件に、ユーザによる画像データ識別情報の指定を有効とする。画像データ指定部14は、一致しない場合には指定を無効として、操作パネル109にエラーメッセージを表示させる。画像データ指定部14は、ユーザにより有効に指定されたオリジナル画像データ51の画像データ識別情報を比較部20に出力する。
画像データ指定部14は、ユーザ認証部16により認証されたユーザのユーザ識別情報を含む履歴データを抽出して、抽出した履歴データに含まれる画像データ識別情報を画像データ指定画面に一覧表示するようにしてもよい。これにより、認証されたユーザが過去に読み込ませたオリジナル画像データのみの画像データ識別情報が一覧表示されるので、表示される画像データ識別情報の数が少なくなり、オリジナル画像データを指定し易くなる。
比較部20は、画像データ指定部14からオリジナル画像データ51の画像データ識別情報が入力され、差替画像データ入力部12から差替画像データが入力される。比較部20は、画像データ識別情報で特定されるオリジナル画像データ51を記憶部102から読出し、差替画像データとページごとに比較する。そして、比較の結果、類似するページがあれば、オリジナル画像データにおいて差替画像データと類似するとされたページを特定する情報と、それに対応する差替画像データのページを特定する情報と、オリジナル画像データと、差替画像データとを編集部22に出力する。
編集部22は、オリジナル画像データの類似するページを、差替画像データの対応するページに置き換える。たとえば、オリジナル画像データが企画書である場合を例に説明すると、承認前の企画書がオリジナル画像データとして画像形成された後、承認されると、企画書の最初のページに押印がされる。押印された最初のページが画像読取部120で読み取られて差替画像データが入力されると、オリジナル画像データの最初のページだけが、差替画像データと差替えられる。このため、2ページ以降はオリジナル画像データを画像形成されるので、画質が劣化するのを最小限に抑えることができる。また、企画書の押印された最初のページだけを読み込ませるだけでよいので、読取時間を短くして作業の効率化を図ることができる。
編集部22は、操作パネル109と接続されており、差替画像データのオリジナル画像データと類似しない残りのページに対する処理内容の入力を操作パネル109から受付ける。編集部22は、操作パネル109に処理内容を入力するための処理内容指定画面を表示させ、処理内容の指定を受付ける。処理内容は、差替処理と、追加処理とを含む。処理内容に差替処理が指定されると、オリジナル画像データの差替えの対象となるページの指定と、差替画像データの差替えの対象となるページの指定が受付けられる。処理内容に追加処理が指定されると、オリジナル画像データに追加する位置情報(ページ番号とその前後の情報)と、差替画像データの追加の対象となるページの指定とが受付けられる。編集部22は、操作パネル109から入力される処理内容に従って、オリジナル画像データ51を差替画像データで編集する。そして、編集後のオリジナル画像データ51を出力画像処理部105に出力する。また、編集部22は、履歴データ52の編集フラグを「1」に設定する。オリジナル画像データ51が差替画像データに基づいて編集された履歴を記憶するためである。
履歴データ52の編集フラグが「0」の場合、その履歴データ52で特定されるオリジナル画像データは、編集部22により編集されていないことを示している。警告部18は、操作パネル109に接続され、編集フラグが「0」の履歴データ52が読み出されて、その履歴データ52で特定される編集前のオリジナル画像データの画像形成処理が指示された場合に、未だ編集されていないことを示す警告メッセージを操作パネル109に出力する。
編集部22は、オリジナル画像データの類似するページを、差替画像データの対応するページに置き換えるようにしたが、オリジナル画像データの類似するページに、そのページと差替画像データの対応するページとの差分を付加するようにしてもよい。これにより、たとえば、押印された部分が差分として抽出され、押印された部分の画像がオリジナル画像データの類似するページに付加される。これにより、オリジナル画像データの画質が劣化するのを最小限に抑えることができる。
図5は、第1の実施の形態におけるMFPで実行される画像編集処理の流れを示すフローチャートである。図5を参照して、MFP1のユーザの認証が行われる(ステップS01)。ユーザ認証されれば、ステップS02へ進み、されなければ待機状態となる。ステップS02では、オリジナル画像データが入力されたか否かが判断される。オリジナル画像データが入力されればステップS03に進み、そうでなければステップS06に進む。
ステップS03では、履歴データが生成される。履歴データは、オリジナル画像データとステップS01で認証されたユーザのユーザ識別情報とを関連付けたデータである。そして、オリジナル画像データと履歴データとが記憶部102に記憶される(ステップS04)。その後、オリジナル画像データが出力画像処理部105に出力されて、オリジナル画像データが画像形成される(ステップS05)。
ステップS06では、オリジナル画像データが指定されたか否かが判断される。指定されればステップS07に進むが、指定されなければ処理を終了する。ステップS06では、図6に示すオリジナル画像データ指定処理が実行される。
図6は、図5のステップS06で実行されるオリジナル画像データ指定処理の流れを示すフローチャートである。図6を参照して、オリジナル画像データ指定処理では、まず、記憶部102に記憶されている履歴データを読み出す(ステップS21)。そして、履歴データに含まれる画像データ識別情報を一覧表示する画像データ指定画面を表示する(ステップS22)。ユーザは、表示された画像データ指定画面に一覧表示された画像データ識別情報のうちからいずれか1つを指定することにより、オリジナル画像データ51を指定することが可能となる。そして、画像識別情報の指定が受付けられたか否かを判断する(ステップS23)。指定が受付けられた場合には処理を画像編集処理に戻すが、受付けられなければステップS22へ戻る。なお、ステップS22では、ユーザ認証部16により認証されたユーザのユーザ識別情報を含む履歴データを抽出して、抽出した履歴データに含まれる画像データ識別情報を画像データ指定画面に一覧表示するようにしてもよい。これにより、認証されたユーザが過去に読み込ませたオリジナル画像データのみの画像データ識別情報が一覧表示されるので、表示される画像データ識別情報の数が少なくなり、オリジナル画像データを指定し易くなる。
図5に戻って、ステップS07では、指定されたオリジナル画像データが、ステップS01で認証されたユーザにより記憶されたものか否かが判断される。具体的には、ステップS01で認証されたユーザのユーザ識別情報と、ステップS06で指定されたオリジナル画像データと履歴データによって関連付けられたユーザ識別情報とが一致するか否かが判断される。一致すればステップS08に進み、一致しなければステップS20に進む。ステップS20では、警告メッセージを操作パネル109に表示して処理を終了する。これにより、オリジナル画像データが他人によってユーザの知らないうちに画像形成されるのを防止することができる。
ステップS08では、ステップS06で指定されたオリジナル画像データが記憶部102より読み出される。そして、差替画像データが入力される(ステップS09)。この差替画像データは、ステップS05においてオリジナル画像データに基づいて画像形成された用紙を含む原稿を、画像読取部120で読取って得られる画像データである。
そして、ステップS08で読みだされたオリジナル画像データ51と、ステップS09で入力された差替画像データとをページごとに比較する(ステップS10)。差替画像データのページが順に処理対象ページとされ、差替画像データの処理対象ページと、オリジナル画像データの全てのページとが比較される。そして、比較の結果、類似するページがあるか否かが判断される(ステップS11)。類似するページがあればステップS12に進み、なければステップS13に進む。ステップS12では、オリジナル画像データの類似するページを、差替画像データの対応するページに差替える。その後、ステップS17に進む。
ステップS13では、操作パネル109に処理内容を入力するための処理内容指定画面を出力させる。そして、指定された処理内容が判断され(ステップS14)、処理内容が差替処理であればステップS15に進み、処理内容が追加処理であればステップS16に進む。ステップS15では、オリジナル画像データの差替えの対象となるページの指定と、差替画像データの差替えの対象となるページの指定が受付けられ、指定されたオリジナル画像データのページが、指定された差替画像データのページに差替えられる。その後ステップS17に進む。ステップS16では、オリジナル画像データに追加する位置情報(ページ番号とその前後の情報)と、差替画像データの追加の対象となるページの指定とが受付けられ、指定されたオリジナル画像データの位置に、指定された差替画像データのページが追加(挿入)される。その後、ステップS17に進む。
ステップS17では、差替画像データに未だ処理対象ページとされていないページが存在するか否かが判断され、存在すればステップS10に戻り、存在しなければステップS18に進む。
ステップS18では、ステップS06で指定されたオリジナル画像データの履歴データを更新する。具体的には、履歴データ52の編集フラグを「1」に設定する。そして、ステップS12、ステップS15またはステップS16で差替えまたは追加されたオリジナル画像データが画像形成部130で画像形成される(ステップS19)。
上述した画像編集処理をPC2,2A,2Bのいずれかに実行させるようにしてもよい。ここでPC2に実行させる場合について説明すると、図3に示したオリジナル画像データ51および履歴データ52は、PC2に記憶される。また、ユーザ認証部16、画像データ指定部14、警告部18、比較部20、編集部22は、PC2で画像編集処理プログラムが実行されることによりCPUで実現される。PC2のCPUでは、図5に示した画像編集処理が実行されることになる。MFP1のCPU101は、画像データ入力部10のみを備え、画像読取部120により入力されるオリジナル画像データまたは差替画像データは、ネットワークI/F107からPC2に送信される。または、オリジナル画像データまたは差替画像データが、ネットワークI/F107によりPC2から受信される。操作パネル109に表示する画面は、PC2からネットワークI/F107により受信され、操作パネル109に入力されるユーザの操作は、ネットワークI/F107を介してPC2に送信される。
以上説明したように、第1の実施の形態におけるMFP1は、オリジナル画像データが画像形成されると、オリジナル画像データと履歴データとを記憶部102に記憶する。そして、オリジナル画像データ指定画面でオリジナル画像データが指定される。このため、編集の対象となる画像データを容易に特定することができる。画像形成されたオリジナル画像データの原稿が画像読取部120で読み取られると、オリジナル画像データが差替画像データを用いて編集されるので、原稿を読み取らせる操作で編集に用いる画像データを特定することができる。その結果、編集に用いる2つの画像データを容易に特定することができ、画像データを編集することができる。
また、編集処理は、オリジナル画像データのページを差替画像データのページに置き換えるので、オリジナル画像データの一部を、別の画像データにすることができる。
また、編集処理は、オリジナル画像データのページと差替画像データのページとの差分を、オリジナル画像データのページに付加するので、オリジナル画像データの画質が劣化するのを防止することができる。
また、編集処理は、オリジナル画像データに差替画像データのページを追加するので、新たな画像データを追加することができる。
また、差替画像データは、画像形成されたオリジナル画像データの原稿を画像読取部120で読み取って出力されるデータなので、オリジナル画像データを押印またはサイン付の画像データに編集することができる。
また、オリジナル画像データのページと差替画像データのページとを比較して、類似するページを差し換えるのでオリジナル画像データのうちから差し換えの対照となるページを自動的に決定することができる。
また、オリジナル画像データと差替画増データとを入力したユーザが一致することを条件に、オリジナル画像データを差替画像データで編集して画像形成するので、オリジナル画像データが他人に勝手に画像形成されることがない。
さらに、履歴データに編集フラグを設け、編集フラグが「0」であり編集されていないオリジナル画像データを画像形成する指示が入力された場合に警告するので、編集されていないオリジナル画像データが誤って出力されるのを防止することができる。
<第2の実施の形態>
次に第2の実施の形態における編集システムについて説明する。第2の実施の形態における画像編集システムの全体概要およびMFPの概略構成は、図1および図2に示したのとそれぞれ同じである。ここでは説明を繰り返さない。図7は、第2の実施の形態におけるMFPのCPUの機能を示す機能ブロック図である。図7を参照して、CPU101は、画像データ入力部10と、ユーザ認証部16と、識別情報付加部24と、識別情報抽出・分離部26と、編集部22とを含む。画像データ入力部10およびユーザ認証部16は、図3で説明したのと同じなのでここでは説明を繰り返さない。
識別情報付加部24には、オリジナル画像データ入力部11からオリジナル画像データが入力される。識別情報付加部24は、オリジナル画像データのそれぞれのページに、ユニークな識別情報を付加する。ここでは、識別情報を、画像データ識別情報にページ番号を付加した情報としている。識別情報の画像データへの付加には、画像合成処理を用いる。識別情報をバーコードに変換してバーコード画像を生成し、画像データとバーコード画像とを合成するのである。これにより、オリジナル画像データのそれぞれのページに識別情報のバーコードを付した識別情報付画像データが生成される。識別情報付加部24は、生成した識別情報付画像データを出力画像処理部105に出力し、画像形成部130に画像形成させる。また、識別情報付加部24は、オリジナル画像データそれぞれのページに付した識別情報を履歴データ52に追加する。これにより履歴データ52は、画像データ識別情報と、各ページの識別情報とを関連付けたデータとされる。
識別情報抽出・分離部26には、差替画像データ入力部12から差替画像データが入力される。差替画像データは、オリジナル画像データに基づいて画像形成された用紙を含む原稿を、画像読取部120で読取って得られる画像データである。このため、差替画像データには、識別情報のバーコードが含まれているものが含まれる。識別情報抽出・分離部26は、差替画像データのページごとに識別情報を抽出する。そして、抽出された識別情報を編集部22に出力する。これにより、編集部22では、入力される識別情報から記憶部102に記憶されているオリジナル画像データを特定して読み出すことができる。また、識別情報は、オリジナル画像データのページごとに付される情報なので、編集部22では、差替画像データの識別情報が抽出されたページと、オリジナル画像データのいずれかのページとを対応付けることができる。また、識別情報抽出・分離部26は、差替画像データの識別情報を含むページについて、識別情報とそれ以外の画像とを分離することにより、差替画像データから識別情報を除去する。そして、識別情報を除去した差替画像データを編集部22に出力する。
編集部22には、識別情報抽出・分離部26から識別情報と、識別情報が除去された差替画像データが入力される。編集部22は、識別情報で特定されるオリジナル画像データ51を記憶部102から読出し、オリジナル画像データ51の識別情報で特定されるページを、その識別情報が抽出された差替画像データのページに置き換える。差替画像データからは識別情報が除去されているので、置換後のオリジナル画像データは、識別情報を含まない。
なお、編集部22は、オリジナル画像データのページを、差替画像データの対応するページに置き換えるようにしたが、オリジナル画像データのページに、そのページと差替画像データの対応するページとの差分を付加するようにしてもよい。これにより、オリジナル画像データの画質が劣化するのを最小限に抑えることができる。
また、編集部22は、操作パネル109と接続されており、差替画像データのうち識別情報が抽出されなかったページに対する処理内容の入力を操作パネル109から受付ける。編集部22は、操作パネル109に処理内容を入力するための処理内容指定画面を表示させ、処理内容の指定を受付ける。編集部22は、入力される処理内容に従って、オリジナル画像データ51を差替画像データで編集する。そして、編集後のオリジナル画像データ51を出力画像処理部105に出力する。また、編集部22は、履歴データ52の編集フラグを「1」に設定する。オリジナル画像データ51が差替画像データに基づいて編集された履歴を記憶するためである。
図8は、第2の実施の形態におけるMFPで実行される画像編集処理の流れを示すフローチャートである。図8を参照して、MFP1のユーザの認証が行われる(ステップS31)。ユーザ認証されれば、ステップS32へ進み、されなければ待機状態となる。ステップS32では、画像データが入力されたか否かが判断される。画像データが入力されればステップS33に進み、そうでなければ待機状態となる。
ステップS33では、入力された画像データから識別情報が抽出されるか否かが判断される。画像データにバーコードが含まれていれば、それを検出して解析することにより識別情報が抽出される。識別情報が抽出されなければステップS34に進み、抽出されたならばステップS38に進む。識別情報が抽出される画像データは、差替画像データであると判断してステップS38以降の処理を実行するが、識別情報が抽出されない画像データはオリジナル画像データとしてステップS34以降の処理を実行する。画像データが複数ページ含まれる場合には、少なくとも1つのページに識別情報が含まれていれば、差替画像データとしてステップS38に進む。画像データに追加ページが含まれている場合があるからである。
ステップS34では、履歴データが生成される。履歴データは、オリジナル画像データとステップS31で認証されたユーザのユーザ識別情報とを関連付けたデータである。そして、オリジナル画像データと履歴データとが記憶部102に記憶される(ステップS35)。そして、オリジナル画像データにページごとに識別情報が付加される(ステップS36)。識別情報の付加は、オリジナル画像データの各ページに、識別情報のバーコード画像を合成して識別情報付画像データを生成する。また、オリジナル画像データのページごとに付加された識別情報の全てが、履歴データに追加される。これにより、履歴データは、画像データ識別情報と、ページごとに付加された識別情報とを関連付けたデータとなる。このため、履歴データを用いて識別情報からオリジナル画像データを特定することができる。その後、識別情報付画像データが出力画像処理部105に出力されて、識別情報が付加されたオリジナル画像データが画像形成される(ステップS37)。
ステップS38では、差替画像データの入力を指示したユーザが、オリジナル画像データの入力を指示したユーザと一致するか否かが判断される。具体的には、ステップS33で抽出された識別情報を含む履歴データが記憶部102から抽出され、その履歴データに含まれるユーザ識別情報が検出される。このユーザ識別情報は、オリジナル画像データの入力を指示したユーザのユーザ識別情報である。ステップS31で入力されたユーザ識別情報は、差替画像データの入力を指示したユーザのユーザ識別情報である。ステップS38では、両ユーザ識別情報が一致すれば、ステップS39に進み、一致しなければステップS50に進む。ステップS50では、警告メッセージを操作パネル109に表示して処理を終了する。これにより、オリジナル画像データが他人によってユーザの知らないうちに画像形成されるのを防止することができる。
ステップS39では、オリジナル画像データが記憶部102から読み出される。ここで読み出されるオリジナル画像データは、ステップS33で抽出された識別情報が付与されたページを含むオリジナル画像データである。オリジナル画像データは、ステップS33で抽出された識別情報を含む履歴データが記憶部102から抽出され、その履歴データに含まれる画像識別情報で特定される。
ステップS40では、差替画像データのページからオリジナル画像データの対応するページが特定されるか否かが判断される。差替画像データの処理対象ページに識別情報が含まれる場合にステップS41に進み、識別情報が含まれなければステップS43に進む。ステップS41では、差替画増データの処理対象ページから識別情報を分離する。そして、オリジナル画像データの分離した識別情報で特定されるページを、差替画増データの処理対象ページと置き換える差替処理を実行する。そして、ステップS47に進む。
一方、ステップS43では、操作パネル109に処理内容を入力するための処理内容指定画面を出力させる。そして、指定された処理内容が判断され(ステップS44)、処理内容が差替処理であればステップS45に進み、処理内容が追加処理であればステップS46に進む。ステップS45では、オリジナル画像データの差替えの対象となるページの指定と、差替画像データの差替えの対象となるページの指定が受付けられ、指定されたオリジナル画像データのページが、指定された差替画像データのページに差替えられる。その後ステップS47に進む。ステップS46では、オリジナル画像データに追加する位置情報(ページ番号とその前後の情報)と、差替画像データの追加の対象となるページの指定とが受付けられ、指定されたオリジナル画像データの位置に、指定された差替画像データのページが追加(挿入)される。その後、ステップS47に進む。
ステップS47では、差替画像データで処理対象とされていないページが存在するか否かが判断され、存在すればステップS40に戻り、存在しなければステップS48に進む。
ステップS48では、ステップS39で読み出されたオリジナル画像データの履歴データを更新する。具体的には、履歴データ52の編集フラグを「1」に設定する。履歴データ52の編集フラグが「0」の場合、その履歴データ52で特定されるオリジナル画像データは、編集部22により編集されていないことを示している。このため、編集フラグが「0」の履歴データ52が読み出されて、その履歴データ52で特定される編集前のオリジナル画像データの画像形成処理が指示された場合に、未だ編集されていないことを示す警告メッセージを操作パネル109に出力することができる。
そして、ステップS42、ステップS45またはステップS46で差替処理または追加処理が実行されたオリジナル画像データが画像形成部130で画像形成される(ステップS49)。
上述した画像編集処理をPC2,2A,2Bのいずれかに実行させるようにしてもよい。ここでPC2に実行させる場合について説明すると、図7に示したオリジナル画像データ51および履歴データ52は、PC2に記憶される。また、ユーザ認証部16、識別情報付加部24、識別情報抽出。分離部26および編集部22は、PC2で画像編集処理プログラムが実行されることによりCPUで実現される。PC2のCPUでは、図8に示した画像編集処理が実行されることになる。MFP1のCPU101は、画像データ入力部10のみを備え、画像読取部120により入力されるオリジナル画像データまたは差替画像データは、ネットワークI/F107からPC2に送信される。または、オリジナル画像データまたは差替画像データが、ネットワークI/F107によりPC2から受信される。操作パネル109に表示する画面は、PC2からネットワークI/F107により受信され、操作パネル109に入力されるユーザの操作は、ネットワークI/F107を介してPC2に送信される。
以上説明したように第2の実施の形態におけるMFP1では、オリジナル画像データの各ページを、ページごとに付与された識別情報と合成した識別情報付画像データを画像形成する。識別情報付画像データを画像形成した用紙を読み取って得られる差替画像データから識別情報が抽出されるので、原稿を読み取らせるだけでオリジナル画像データの差替えの対象となるページを抽出することができる。その結果、編集対象となる画像データが複数ページの場合であっても編集の対象となるページを容易に特定することができ、画像データを編集することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態の一つにおける画像編集システムの全体概要を示す図である。 本実施の形態におけるMFPの概略構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態におけるMFPのCPUの機能を示す機能ブロック図である。 履歴データのフォーマットの一例を示す図である。 第1の実施の形態におけるMFPで実行される画像編集処理の流れを示すフローチャートである。 図5のステップS06で実行されるオリジナル画像データ指定処理の流れを示すフローチャートである。 第2の実施の形態におけるMFPのCPUの機能を示す機能ブロック図である。 第2の実施の形態におけるMFPで実行される画像編集処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1 画像編集システム、2,2A,2B PC、3 ネットワーク、10 画像データ入力部、11 オリジナル画像データ入力部、12 差替画像データ入力部、14 画像データ指定部、16 ユーザ認証部、18 警告部、20 比較部、22 編集部、24 識別情報付加部、26 識別情報抽出・分離部、51 オリジナル画像データ、52 履歴データ、100 制御部、102 記憶部、104 入力画像処理部、105 出力画像処理部、108 モデム、109 操作パネル、109A 入力部、109B 表示部、110A ICカード、113 電話回線、120 画像読取部、130 画像形成部、107 ネットワークI/F、110 カードI/F。

Claims (11)

  1. 画像データを入力する入力手段と、
    与えられた画像データに基づいて、記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、
    前記入力手段に入力された第1の画像データを前記画像形成手段に画像形成させる制御手段と、
    前記第1の画像データと画像形成されたことを示す履歴データとを記憶する記憶手段と、
    前記履歴データに基づいて、前記記憶手段に記憶された画像データのうちから第1の画像データを特定する特定手段と、
    前記入力手段は、記録媒体に形成された画像を読み取り、画像データを出力する読取手段を含み、
    前記読取手段から第2の画像データが出力されると、特定された前記第1の画像データを前記第2の画像データを用いて編集する編集手段とを備えた、画像形成装置。
  2. 前記編集手段は、特定された前記第1の画像データの少なくとも一部を前記第2の画像データの少なくとも一部に置き換える置換手段を含む、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記編集手段は、特定された前記第1の画像データの少なくとも一部と前記第2の画像データの少なくとも一部との差分を、前記第1の画像データに付加する差分付加手段を含む、請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記編集手段は、特定された前記第1の画像データに前記第2の画像データの少なくとも一部を追加する追加手段を含む、請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記第2の画像データの少なくとも一部は、前記画像形成手段により前記第1の画像データに基づいて記録媒体に形成された画像を前記読取手段により読み取って得られる、請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記編集手段は、前記第2の画像データの少なくとも一部と、特定された前記第1の画像データの少なくとも一部とを比較する比較手段を含む、請求項1に記載の画像形成装置。
  7. 画像データを入力する入力手段と、
    与えられた画像データに基づいて、記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、
    前記入力手段に入力された第1の画像データに識別情報をページごとに付与する識別情報付加手段と、
    前記第1の画像データと前記ページごとに付与された識別情報とを関連付けて記憶する記憶手段と、
    前記第1の画像データの各ページと前記ページごとに付与された識別情報とを合成した識別情報付画像データを生成する合成手段と、
    前記識別情報付画像データを前記画像形成手段に与える制御手段と、
    前記入力手段は、記録媒体に形成された画像を読み取り画像データを出力する読取手段を含み、
    前読取手段から出力される第2の画像データから識別情報を分離する識別情報分離手段と、
    前記分離された識別情報に基づき、前記記憶手段に記憶された画像データのうちから前記第1の画像データを特定する画像データ特定手段と、
    前記特定された第1の画像データの前記抽出された識別情報が付与されたページを、前記識別情報と分離された前記第2の画像データに置換える編集手段と、を備えた画像形成装置。
  8. 前記制御手段は、前記第2の画像データが入力されることに応じて、前記編集手段により編集された後の前記第1の画像データを前記画像形成手段に与える、請求項1または7に記載の画像形成装置。
  9. ユーザを認証する認証手段をさらに備え、
    前記記憶手段は、前記第1の画像データをユーザの認証情報と関連付けて記憶し、
    前記制御手段は、前記認証手段により認証されたユーザの認証情報が、前記第1の画像データに関連付けられた認証情報と一致することを条件に、前記編集手段により編集された後の前記第1の画像データを前記画像形成手段に与える、請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記記憶手段に記憶された前記第1の画像データを画像形成する指示が入力された場合、該第1の画像データが前記編集手段により編集されていないことを条件に警告する警告手段をさらに含む、請求項1または7に記載の画像形成装置。
  11. コンピュータと画像形成装置とからなる編集システムであって、
    前記コンピュータは、
    第1の画像データと画像形成されたことを示す履歴データとを記憶する記憶手段と、
    前記履歴データに基づいて、前記記憶手段に記憶された画像データのうちから第1の画像データを特定する特定手段と、
    第2の画像データが入力されると、特定された前記第1の画像データを前記第2の画像データを用いて編集する編集手段とを備え、
    前記画像形成装置は、
    画像データを入力する入力手段と、
    与えられた画像データに基づいて、記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、
    前記入力手段に前記コンピュータから入力された第1の画像データを前記画像形成手段に画像形成させる制御手段と、
    前記入力手段は、記録媒体に形成された画像を読み取り画像データを出力する読取手段を含み、
    前記読取手段から第2の画像データが出力されると、該第2の画像データを前記コンピュータに送信する送信手段とを備えた、画像編集システム。
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