JP2007035990A - 窒化ガリウム系化合物半導体発光素子及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 窒化ガリウム系化合物半導体層中に発生する電界分布を可能な限り広げることで、電流分布の偏りを低減し、光取出し効率が向上した窒化ガリウム系化合物半導体発光素子を提供すること。
【解決手段】 窒化ガリウム系化合物半導体発光素子は、複数の窒化ガリウム系化合物半導体層がエピタキシャル成長法により積層された直方体状の半導体積層体7を有するとともに、最上層の窒化ガリウム系化合物半導体層上に形成された四角形状のp側導電層9と、窒化ガリウム系化合物半導体層の一部を除去した露出部に形成された鉤状のn側導電層11とが、半導体積層体7の同じ主面側に平面視で全体として一つの四角形状を成すように相補的に配置されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、複数の窒化ガリウム系化合物半導体層が積層された半導体積層体の一方の主面側にp側導電層及びn側導電層が形成された窒化ガリウム系化合物半導体発光素子に関する。
近年、紫外光領域から青色あるいは緑色を発光する発光ダイオードとして、AlGaIn1−x−yN(0≦x≦1,0≦y≦1,x+y≦1)で表される窒化ガリウム系化合物半導体(窒化物系半導体)を用いた発光素子が注目されている(例えば、特許文献1〜特許文献5を参照)。このような窒化ガリウム系化合物半導体は、一般に絶縁性基板であるサファイア製の基板の上に成長されるため、基板の裏面に電極を設けることができず、結晶成長した窒化ガリウム系化合物半導体層の表面に、p側電極とn側電極の両方を形成しなければならない。
図1に従来の窒化ガリウム系化合物半導体発光素子の斜視図を示す。絶縁性のサファイア製の基板1上に、n型窒化ガリウム半導体層2とp型窒化ガリウム半導体層3をエピタキシャル成長させ、その後エッチングによりp型窒化ガリウム半導体層3の一部を除去した露出部を形成する。このn型窒化ガリウム半導体層2の露出部にはワイヤーボンディングのためのn側電極(電極パッド)4が設けられ、またp型窒化ガリウム半導体層3のほぼ全面に透明電極(p側導電層)5が形成されるとともに、透明電極5上にワイヤーボンディング用のp側電極6が設けられている。
なお、n側電極4の下層側にはn側導電層が形成されており、n側電極4はn側導電層を介してn型窒化ガリウム半導体層2上に設けられている。
特開平2−42770号公報 特開平2−257679号公報 特開平5−183189号公報 特開平6−196757号公報 特開平6−268257号公報
図1のような構成の場合、可能な限り発光領域を広げるために、p側窒化ガリウム半導体層3に形成されたp側導電層5の面積を大きくすることが望ましい。しかしながら、p側導電層5の面積を大きくすると、n型窒化ガリウム半導体層2に形成されたn側電極4およびn側導電層の面積は反対に小さくなるので、窒化ガリウム半導体層中において電流が均一に広がらず、p側導電層5とn側導電層とが近接する部位に電界が集中する。また、図1に示すように、p側導電層5とn側導電層とが近接する部位は、その沿線距離が短いため、電界の集中の度合いがきわめて大きくなる。その結果、窒化ガリウム半導体層全域にわったて均一な発光が得られないため、光取り出し効率が著しく低下する。
したがって、本発明は上記従来の技術における問題点に鑑みて完成されたものであり、その目的は、窒化ガリウム半導体層中における電界を可能な限り広げることで、電流分布の偏りを低減し、光取出し効率が従来よりも著しく改善された窒化ガリウム系化合物半導体発光素子を提供することである。
本発明の窒化ガリウム系化合物半導体発光素子は、複数の窒化ガリウム系化合物半導体層がエピタキシャル成長法により積層された直方体状の半導体積層体を有するとともに、最上層の前記窒化ガリウム系化合物半導体層上に形成された四角形状のp側導電層と、前記窒化ガリウム系化合物半導体層の一部を除去した露出部に形成された鉤状のn側導電層とが、前記半導体積層体の同じ主面側に平面視で全体として一つの四角形状を成すように相補的に配置されていることを特徴とする。
本発明の窒化ガリウム系化合物半導体発光素子において好ましくは、四角形状の前記p側導電層における鉤状の前記n側導電層と反対側の2辺の合計の長さをA、前記n側導電層における前記p側導電層と反対側の2辺の合計の長さをBとしたとき、A≦Bであることを特徴とする。
また、本発明の窒化ガリウム系化合物半導体発光素子において好ましくは、四角形状の前記p側導電層における鉤状の前記n側導電層の曲がり部に対向する角部が曲線状となっていることを特徴とする。
また、本発明の窒化ガリウム系化合物半導体発光素子において好ましくは、前記p側導電層は透光性導電層から成ることを特徴とする。
また、本発明の窒化ガリウム系化合物半導体発光素子において好ましくは、前記p側導電層及び前記n側導電層は光反射層から成ることを特徴とする。
また、本発明の窒化ガリウム系化合物半導体発光素子において好ましくは、前記半導体積層体は透明な基板上にエピタキシャル成長法によって形成されて成ることを特徴とする。
本発明の窒化ガリウム系化合物半導体発光素子の製造方法は、上記本発明の窒化ガリウム系化合物半導体発光素子の製造方法であって、基板上に前記半導体積層体をエピタキシャル成長法によって形成した後に前記半導体積層体から前記基板を除去し、次に前記半導体積層体を前記基板よりも透明な支持体上に接着することを特徴とする。
本発明の窒化ガリウム系化合物半導体発光素子は、複数の窒化ガリウム系化合物半導体層がエピタキシャル成長法により積層された直方体状の半導体積層体を有するとともに、最上層の窒化ガリウム系化合物半導体層上に形成された四角形状のp側導電層と、窒化ガリウム系化合物半導体層の一部を除去した露出部に形成された鉤状のn側導電層とが、半導体積層体の同じ主面側に平面視で全体として一つの四角形状を成すように相補的に配置されていることから、従来と同程度に大面積のp側導電層を形成できるとともに、p側導電層とn側導電層の対向する部位の沿線距離が大幅に増大する結果、p側導電層から窒化ガリウム半導体層中を通ってn側導電層に流れる電流分布が広がり、窒化ガリウム半導体層における発光が従来よりも均一になり、光取出し効率が向上する。
本発明の窒化ガリウム系化合物半導体発光素子は好ましくは、四角形状のp側導電層における鉤状のn側導電層と反対側の2辺の合計の長さをA、n側導電層におけるp側導電層と反対側の2辺の合計の長さをBとしたとき、A≦Bであることから、p側導電層とn側導電層の対向する部位の沿線距離がさらに増大する結果、p側導電層から窒化ガリウム半導体層中を通ってn側導電層に流れる電流分布がさらに広がり、窒化ガリウム半導体層における発光がより均一になり、光取出し効率がより向上する。
また、本発明の窒化ガリウム系化合物半導体発光素子は好ましくは、四角形状のp側導電層における鉤状のn側導電層の曲がり部に対向する角部が曲線状となっていることから、p側導電層の面積が増加し、それに伴い発光面積も増加するため、光取出し効率がさらに向上する。
また、本発明の窒化ガリウム系化合物半導体発光素子は好ましくは、p側導電層は透光性導電層から成ることから、窒化ガリウム半導体層内部で発光した光のうち、電極側に放出された光は、電極に遮られることなく外部へ効率よく取り出せるという効果がある。
また、本発明の窒化ガリウム系化合物半導体発光素子は好ましくは、p側導電層及びn側導電層は光反射層から成ることから、窒化ガリウム半導体層内部で発光した光のうち電極側に放出された光は、光反射層からなるp側導電層及びn側導電層で基板側に反射され、例えば透明な基板側から外部へ効率よく放出することが可能となる。
また、本発明の窒化ガリウム系化合物半導体発光素子は好ましくは、半導体積層体は透明な基板上にエピタキシャル成長法によって形成されて成ることから、例えば窒化ガリウム半導体層内部で発光した光のうち光反射層からなるp側導電層及びn側導電層で基板側に反射された光を、透明な基板側から外部へ効率よく放出することが可能である。
本発明の窒化ガリウム系化合物半導体発光素子の製造方法は、上記本発明の窒化ガリウム系化合物半導体発光素子の製造方法であって、基板上に半導体積層体をエピタキシャル成長法によって形成した後に半導体積層体から基板を除去し、次に半導体積層体を基板よりも透明な支持体上に接着することから、基板を除去する前よりも光取り出し効率がさらに向上する窒化ガリウム系化合物半導体発光素子を製造することができる。また、従来のサファイア製の基板のように、窒化ガリウム系化合物半導体と熱伝導率や熱膨張係数などの物性が大きく異なる基板よりも、これらの物性値が窒化ガリウム系化合物半導体により近似した材料を選択することが可能になるので、信頼性の高い窒化ガリウム系化合物半導体発光素子を作製できる。
本発明の窒化ガリウム系化合物半導体発光素子について図面を参照しつつ以下に詳細に説明する。
図2は本発明の窒化ガリウム系化合物半導体発光素子について実施の形態の一例を示す平面図である。また、図3は図2の窒化ガリウム系化合物半導体発光素子の断面図である。これらの図において、同様の箇所には同一の符合を付し、重複する説明を省略する。
図3において、7は窒化ガリウム系化合物半導体層を複数層積層して成る半導体積層体であり、7aは発光層、7bは第1導電型(p型)窒化ガリウム系化合物半導体層、7cは第2導電型(n型)窒化ガリウム系化合物半導体層、8は窒化ガリウム系化合物半導体層をエピタキシャル成長するために用いた透明な基板、9はp側導電層、10はp側電極、11はn側導電層、12はn側電極である。
本発明の窒化ガリウム系化合物半導体発光素子は、図2に示すように、複数の窒化ガリウム系化合物半導体層がエピタキシャル成長法により積層された直方体状の半導体積層体7を有するとともに、最上層の窒化ガリウム系化合物半導体層上に形成された四角形状のp側導電層9と、窒化ガリウム系化合物半導体層の一部を除去した露出部に形成された鉤状のn側導電層11とが、半導体積層体7の同じ主面側に平面視で全体として一つの四角形状を成すように相補的に配置されている構成である。
本発明の半導体積層体7は、発光層7aを、第1導電型(この例ではp型)窒化ガリウム系化合物半導体層7b及び第2導電型(この例ではn型)窒化ガリウム系化合物半導体層7cで挟んだ構成である。この場合、第1導電型窒化ガリウム系化合物半導体層7b及び第2導電型窒化ガリウム系化合物半導体層7cはそれぞれ、発光層7a側にインジウム(In)もしくはアルミニウム(Al)を含有する窒化ガリウム系化合物半導体層を複数層を積層したものとしてもよく、禁制帯幅が発光層7aよりも広くなるように組成をそれぞれ制御することができる。
また、発光層7aは、禁制帯幅の広い障壁層と禁制帯幅の狭い井戸層とから成る量子井戸構造が複数回繰り返し規則的に積層された超格子である多層量子井戸構造(MQW:Multi Quantum Well)としてもよい。
なお、第1導電型窒化ガリウム系化合物半導体層7b及び第2導電型窒化ガリウム系化合物半導体層7cは、n型窒化ガリウム系化合物半導体層及びp型窒化ガリウム系化合物半導体層であっても構わない。
p側導電層9及びn側導電層11は、発光層7aが発生した光を損失なく反射し、かつそれぞれ第1導電型窒化ガリウム系化合物半導体層7b及び第2導電型窒化ガリウム系化合物半導体層7cと良好なオーミック接続がとれる材質から成る表面が滑らかな層状のものを用いるのがよい。即ち、p側導電層9及びn側導電層11は、光反射層からなることがよい。
そのような材質のものとしては、例えばアルミニウム(Al)、チタン(Ti)、ニッケル(Ni)、クロム(Cr)、インジウム(In)、錫(Sn)、モリブデン(Mo)、銀(Ag)、金(Au)、ニオブ(Nb)、タンタル(Ta)、バナジウム(V)、白金(Pt)、鉛(Pb)、ベリリウム(Be)、酸化インジウム(In)、金−シリコン合金(Au−Si合金)、金−ゲルマニウム合金(Au−Ge合金)、金−亜鉛合金(Au−Zn合金)、金−ベリリウム合金(Au−Be合金)等を用いればよい。これらの中でも、アルミニウム(Al)または銀(Ag)は、発光層7aが発光する青色(波長450nm程度)〜紫外(波長350nm程度)の光に対して反射率が高いので好適である。また、アルミニウム(Al)はn型である第2導電型窒化ガリウム系化合物半導体層7cとのオーミック接合の点でも特に好適である。また、上記材料の中から選択した複数層を積層したものとしても構わない。
また、本発明において、p側導電層9は透光性導電層から成ることが好ましい。この場合、窒化ガリウム半導体層内部で発光した光のうち、電極側に放出された光は、電極に遮られることなく外部へ効率よく取り出せるという効果がある。このような透光性導電層としては、酸化インジウム錫(ITO)、酸化亜鉛(ZnO)、酸化錫(SnO)等から成るものがよい。また、透光性導電層の厚みは50Å〜10μm程度である。
本発明において、図2に示すように、四角形状のp側導電層9と鉤状のn側導電層11とが、半導体積層体7の同じ主面側に平面視で全体として一つの四角形状を成すように相補的に配置されている構成であるが、これによりp側導電層9とn側導電層11の対向する部位の沿線距離が大幅に増大する結果、p側導電層9から窒化ガリウム半導体層中を通ってn側導電層11に流れる電流分布が広がり、窒化ガリウム半導体層における発光が従来よりも均一になり、光取出し効率が向上する。
p側導電層9とn側導電層11の対向する部位の沿線距離は、平面視で一辺が300μmの正方形をした半導体積層体とした場合、450μm〜500μm程度であることが好ましい。450μm未満では、p型窒化ガリウム系化合物半導体層7bの全域に亘り電流が十分に広がらない点で不都合があり、500μmを超えると、発光面積が減少する点で不都合がある。
また、平面視でp側導電層9とn側導電層11の対向する部位の隙間は、5μm〜20μm程度であることがよい。5μm未満では、p型窒化ガリウム系化合物半導体層7bとn型窒化ガリウム系化合物半導体層7cの表面を伝わって流れる電流が発生するため、発光層に電流が流れなくなり易く、20μmを超えると、発光面積が減少し易くなる。
また、p側導電層9とn側導電層11との面積比は、5:1程度であることがよい。1未満では、発光面積が減少することとなり、5を超えると、n型導電層11の上にワイヤーボンディングを行うための面積が確保できなくなる。
また、p側導電層9とn側導電層11の対向する部位の沿線距離をさらに増大させるために、上記対向する部位に波形部(サインカーブ状部)を形成してもよい。
また、本発明において、四角形状のp側導電層9における鉤状のn側導電層11と反対側の2辺1a,2aの合計の長さをA、n側導電層11におけるp側導電層9と反対側の2辺1b,2bの合計の長さをBとしたとき、A≦Bであることが好ましい。この場合、p側導電層9とn側導電層11の対向する部位の沿線距離がさらに増大する結果、上記と同様の作用効果によって光取出し効率がより向上する。また、この場合、四角形状のp側導電層9と鉤状のn側導電層11から相補的に構成される全体形状がより四角形状に近似したものとなるため、ウエハから素子を分離する際に複雑な形状に分断する必要がなく、縦方向と横方向に分断するだけで容易な素子分離が可能である。
また、本発明において、四角形状のp側導電層9における鉤状のn側導電層11の曲がり部に対向する角部が曲線状となっていることが好ましい。この場合、p側導電層9の面積が増加し、それに伴い発光面積も増加するため、光取出し効率がさらに向上する。さらに、p側導電層9の曲線状の角部は円弧状であるのがよく、p側導電層9の角部における電界集中を抑制できるという効果がある。
また、本発明において、半導体積層体7は透明な基板上にエピタキシャル成長法によって形成されて成ることが好ましい。この場合、例えば窒化ガリウム半導体層内部で発光した光のうち光反射層からなるp側導電層9及びn側導電層11で基板側に反射された光を、透明な基板側から外部へ効率よく放出することが可能となる。この透明な基板としてはサファイア,炭化ケイ素(SiC)等からなるものがよい。
また、p側導電層9及びn側導電層11上には、それぞれ外部との電気的接続をとるための導線等を接続するp側電極10とn側電極12が設けられている。両電極は、例えばチタン(Ti)層、またはチタン(Ti)層を下地として金(Au)層を積層したものを用いればよい。
上記本発明の構成によれば、p側導電層9とn側導電層11とに順方向バイアス電圧を印加することによって、半導体積層体7にバイアス電流を流すと、従来よりもp側導電層9の面積が増加することで発光領域が広がり、また平面視でp側導電層9とn側導電層11の対向する部位の沿線距離が大幅に長くなって、バイアス電流が均一に分布するため、光の取り出し効率が飛躍的に向上する。
以上のように、本発明によれば、光取り出し効率が大幅に改善された高性能な窒化ガリウム系化合物半導体発光素子を提供することができる。
本発明の窒化ガリウム系化合物半導体発光素子の製造方法は、基板上に半導体積層体7をエピタキシャル成長法によって形成した後に半導体積層体7から基板を除去し、次に半導体積層体7を基板よりも透明な支持体上に接着するものである。この場合、基板を除去する前よりも光取り出し効率がさらに向上する窒化ガリウム系化合物半導体発光素子を製造することができる。また、従来のサファイア製の基板のように、窒化ガリウム系化合物半導体と熱伝導率や熱膨張係数などの物性が大きく異なる基板よりも、これらの物性値が窒化ガリウム系化合物半導体により近似した材料(例えば、硼化ジルコニウム等)を選択することが可能になるので、信頼性の高い窒化ガリウム系化合物半導体発光素子を作製できる。
なお、本発明は以上の実施の形態の例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変更、改良を施すことは何等差し支えない。
従来の窒化ガリウム系化合物半導体発光素子の一例を示す斜視図である。 本発明の発光素子の実施の形態の一例を示す模式的な平面図である。 本発明の発光素子の実施の形態の一例を示す模式的な断面図である。
符号の説明
1・・・基板
2・・・n型窒化ガリウム半導体層
3・・・p型窒化ガリウム半導体層
4・・・n側電極
5・・・透明電極
6・・・p側電極
7・・・窒化ガリウム系化合物半導体層
7a・・・発光層
7b・・・第1導電型半導体層
7c・・・第2導電型半導体層
8・・・透明基板
9・・・p側導電層
10・・・p側電極
11・・・n側導電層
12・・・n側電極

Claims (7)

  1. 複数の窒化ガリウム系化合物半導体層がエピタキシャル成長法により積層された直方体状の半導体積層体を有するとともに、最上層の前記窒化ガリウム系化合物半導体層上に形成された四角形状のp側導電層と、前記窒化ガリウム系化合物半導体層の一部を除去した露出部に形成された鉤状のn側導電層とが、前記半導体積層体の同じ主面側に平面視で全体として一つの四角形状を成すように相補的に配置されていることを特徴とする窒化ガリウム系化合物半導体発光素子。
  2. 四角形状の前記p側導電層における鉤状の前記n側導電層と反対側の2辺の合計の長さをA、前記n側導電層における前記p側導電層と反対側の2辺の合計の長さをBとしたとき、A≦Bであることを特徴とする請求項1記載の窒化ガリウム系化合物半導体発光素子。
  3. 四角形状の前記p側導電層における鉤状の前記n側導電層の曲がり部に対向する角部が曲線状となっていることを特徴とする請求項1または2記載の窒化ガリウム系化合物半導体発光素子。
  4. 前記p側導電層は透光性導電層から成ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載の窒化ガリウム系化合物半導体発光素子。
  5. 前記p側導電層及び前記n側導電層は光反射層から成ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載の窒化ガリウム系化合物半導体発光素子。
  6. 前記半導体積層体は透明な基板上にエピタキシャル成長法によって形成されて成ることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか記載の窒化ガリウム系化合物半導体発光素子。
  7. 請求項1乃至5のいずれか記載の窒化ガリウム系化合物半導体発光素子の製造方法であって、基板上に前記半導体積層体をエピタキシャル成長法によって形成した後に前記半導体積層体から前記基板を除去し、次に前記半導体積層体を前記基板よりも透明な支持体上に接着することを特徴とする窒化ガリウム系化合物半導体発光素子の製造方法。

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