JP2007030455A - シート成形装置およびロール間隙制御方法 - Google Patents

シート成形装置およびロール間隙制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ロール間隙を所定値に保つロール間隙制御において、ロール間隙制御を安定性よく行い、押付荷重の変動を抑えて良質のシート製品を得ること。
【解決手段】ロール間隙の制御偏差ΔGを押付荷重の制御目標値F*に変換し、第1ロール11に作用する押付荷重が制御目標値F*になるようにロール間隙を調整するカスケード制御を行う。
【選択図】図2

Description

この発明は、シート成形装置およびロール間隙制御方法に関し、特に、二つのロール間にシートを通し、当該二つのロールにシートの表裏面が接触する状態でシート成形を行うタッチロールによるシート成形装置およびそのシート成形装置のロール間隙制御方法に関するものである。
押出成形法によるシート成形装置として、間隙をおいて並列に配置された二つのロールを有し、回転駆動されている二つのロール間にシート(Tダイよりの溶融樹脂)を通し、当該二つのロールにシートの表裏面が接触する状態でシート成形を行うものがある(例えば、特許文献1、2)。
従来のシート成形装置では、二つのロールの各々のロール支持ハウジング(軸受けハウジング)間に、くさび部材を入れ、一方のロール支持ハウジングを油圧シリンダ装置によって他方のロール支持ハウジングに押し付け、二つのロール支持ハウジング間に対するくさび部材の入れ量によってロール間隙を調整している。
このシート成形装置では、二つのロール支持ハウジング間にくさび部材が挟み込まれているため、二つのロール間で成形しているシートに実際にどれだけの力(荷重)が作用しているかを定量的に計測することができず、ロール間隙を一定にすることしかできない。
サーボ制御系を用いてロール間隙を所定値に保つロール間隙制御を行う場合、その制御下において、ロール位置を所定位置に保持するために、ロール間隙が繰り返し僅かに変動することは制御上、避けられない。
このことに対し、成形中のバンク部の溶融樹脂は、冷却されて温度低下を生じているから、粘性が高く、ロール間隙の僅かな変動によってもロールに作用する押付荷重が大きく変動する。このため、ロール間隙の変動周波数が高いと、ロールに作用する押付荷重の変動も大きくなり、この押付荷重の変動によって、シート表面に欠陥が生じたり、成形したシートの内部残留応力が大きく変動し、良質のシート製品を得ることができない。
特開平9−155948号公報 特開平10−34748号公報
この発明が解決しようとする課題は、ロール間隙を所定値に保つロール間隙制御において、ロール間隙制御を安定性よく行い、押付荷重の変動を抑えて良質のシート製品を得ることである。
この発明によるシート成形装置は、間隙をおいて並列に配置された二つのロールを有し、回転駆動されている前記二つのロール間にシートを通し、当該二つのロールにシートの表裏面が接触する状態でシート成形を行うシート成形装置において、前記二つのロールのうちの少なくとも一方のロールの配置位置を変位させてロール間隙を増減するロール間隙調整手段と、前記二つのロールの間隙が所定の制御目標値になるように前記ロールに作用する押付荷重の制御目標値を設定し、前記ロールに作用する押付荷重が前記制御目標値になるように前記ロール間隙調整手段によってロール間隙を調整するロール間隙制御手段とを有する。
この発明によるシート成形装置は、間隙をおいて並列に配置された二つのロールを有し、回転駆動されている前記二つのロール間にシートを通し、当該二つのロールにシートの表裏面が接触する状態でシート成形を行うシート成形装置において、前記二つのロールのうちの少なくとも一方のロールの配置位置を変位させてロール間隙を増減するロール間隙調整手段と、前記二つのロールの間隙を計測するロール間隙計測手段と、前記ロールに作用する押付荷重を計測する押付荷重計測手段と、前記ロール間隙計測手段によって計測されるロール間隙と所定の制御目標値との偏差に基づいて前記ロールに作用する押付荷重の制御目標値を設定し、押付荷重計測手段によって計測される押付荷重と設定された前記押付荷重の制御目標値との偏差が零になるように前記ロール間隙調整手段によってロール間隙を調整するロール間隙制御手段とを有する。
この発明によるシート成形装置は、好ましくは、前記ロール間隙制御手段は、前記ロールの回転位置に応じて前記押付荷重の制御目標値を補正し、ロール偏心補償を行う。
この発明によるシート成形装置のロール間隙制御方法は、間隙をおいて並列に配置された二つのロールを有し、回転駆動されている前記二つのロール間にシートを通し、当該二つのロールにシートの表裏面が接触する状態でシート成形を行うシート成形装置のロール間隙制御方法において、前記二つのロールの間隙が所定の制御目標値になるように前記ロールに作用する押付荷重の制御目標値を設定し、前記ロールに作用する押付荷重が前記制御目標値になるようにロール間隙を制御する。
この発明によるシート成形装置は、二つのロールの間隙が所定の制御目標値になるようにロールに作用する押付荷重の制御目標値を設定し、ロールに作用する押付荷重が設定された制御目標値になるようにロール間隙を調整するカスケード制御を行う。
ロール間隙を計測するロール間隙計測手段(変位計)の測定分解能は、一般的には、1μm程度であり、実際には、ロール間隙は数Hzの周波数で±2μm程度、変動する。ロール間隙が数Hzの周波数で±2μm程度、変動すると、ロールに作用する押付荷重は数パーセント変動する。
このことにより、ロール間隙一定制御において、位置計測だけによるロール間隙のフィードバック制御より、押付荷重を計測してカスケード式のフィードバック制御を行うほうが、分解能がよくなるから、ロール間隙制御の安定性が向上する。
この発明によるシート成形装置の一つの実施形態を、図1を参照して説明する。
シート成形装置は、固定基台10上に第1ロール11と第2ロール12を有する。第1ロール11と第2ロール12は互いに並列(平行)に配置されている。
第1ロール11は、左右の軸端部15R、15Lを左右の軸受ハウジング16R、16Lより回転可能に支持され、自身の中心軸線周りに回転可能になっている。軸受ハウジング16R、16Lは、固定基台10上に設けられた左右のリニアガイド17R、17Lに変位可能に係合している。これにより、第1ロール11は第2ロール12に対してロール間隙を増減する方向Aに変位可能になっている。つまり、第1ロール11の配置位置が第2ロール12とのロール間隙を増減する方向Aに変位(変更)可能になっている。
第2ロール12は、左右の軸端部23R、23Lを、固定基台10に固定装着された左右の軸受ハウジング24R、24Lより回転可能に支持され、自身の中心軸線周りに回転可能になっている。
固定基台10上には取付部材31、連結筒体32R、32Lによって左右の油圧シリンダ装置33R、33Lが取り付けられている。油圧シリンダ装置33R、33Lのピストンロッド34R、34Lは、各々先端にて軸受ハウジング16R、16Lに固定連結されている。油圧シリンダ装置33R、33Lは、各々ピストン71の両側にシリンダ室72、73を有する複動型のものである。
これにより、油圧シリンダ装置33R、33Lが第1ロール11の配置位置を変位させてロール間隙を増減するロール間隙調整手段をなし、油圧シリンダ装置33R、33Lの油圧動作によって左右の軸受ハウジング16R、16Lが個別にロール間隙増減方向Aに変位する。
油圧シリンダ装置33R、33Lのシリンダ室72、73に対する油圧の給排は、サーボモータ75R、75Lによって駆動される双方向ポンプ74R、74Lによって行われる。
油圧シリンダ装置33R、33Lは、変位計(位置センサ)41R、41Lを内蔵している。変位計41R、41Lは、油圧シリンダ装置33R、33Lのピストン位置を計測するのであり、第1ロール11の位置計測、ついては、第1ロール11と固定配置の第2ロール12とのロール間隙を計測するロール間隙計測手段として機能する。
固定基台10には、左右の軸受ハウジング16R、16Lの位置を検出する変位計(リニアスケール)42R、42Lが取り付けられている。変位計42R、42も、軸受ハウジング16R、16Lの位置計測によって第1ロール11と固定配置の第2ロール12とのロール間隙を計測するロール間隙計測手段として機能する。
ロール間隙計測手段は、油圧シリンダ内蔵の変位計41R、41Lか、軸受部の変位計42R、42Lの何れか一方が設けられればよい。油圧シリンダ内蔵の変位計41R、41Lが用いられる場合には、既存の変位計内蔵型の油圧シリンダ装置を用い、部品点数の削減を図ることができる。これに対し、軸受部の変位計42R、42Lが用いられる場合には、ピストンロッド34R、34Lやピストンロッド34R、34Lの軸受ハウジング16R、16Lとの締結部の変形の影響を受けることなく、ロール間隙の計測を高精度に行うことができる。これらのことは、要求スペックに応じて選定されればよい。
連結筒体32R、32Lにはロードセル43R、43Lが取り付けられている。ロードセル43R、43Lは、押付荷重計測手段であり、連結筒体32R、32Lに作用する荷重を、第1ロール11に作用する押付荷重と等価の荷重して計測する。なお、ロードセル43R、43Lは、ピストンロッド34R、34Lの先端の軸受ハウジング16R、16Lとの連結部に設けられてもよい(図4参照)。また、押付荷重計測手段は、ロードセル43R、43Lに代えて、油圧シリンダ装置33R、33Lの供給油圧を計測する圧力センサ45R、45Lでもよい。
図には示されていないが、第1ロール11、第2ロール12の各々には、各々個別にロール回転駆動用の電動モータが連結され、第1ロール11は半時計廻り方向に、第2ロール12は時計廻り方向に各々回転駆動される。
第1ロール11と第2ロール12とのロール間隙部上方にはロール軸線方向に長いTダイ100が設けられている。Tダイ100は、リップ部より溶融樹脂を第1ロール11と第2ロール12とのロール間隙部に向けて溶融樹脂を吐出する。これにより、第1ロール11と第2ロール12とのロール間隙上部に溶融樹脂によるメルトバンクMBができる。
そして、第1ロール11が半時計廻り方向に、第2ロール12が時計廻り方向に各々回転駆動されていることにより、第1ロール11と第2ロール12とのロール間隙部において当該両ロールにシートSの表裏面が接触する状態で、タッチロール式にシート成形が行われる。
ロール間隙制御手段としてマイクロコンピュータによる電子制御式のロール間隙制御装置50が設けられている。ロール間隙制御装置50は、変位計41R、41Lあるいは42R、42Lと、ロードセル43R、43Lあるいは圧力センサ45R、45Lの各々よりセンサ信号(計測情報)を入力し、第1ロール11と第2ロール12とのロール間隙制御のために、サーボモータ75R、75Lを制御する。
ロール間隙制御装置50は、第1ロール11と第2ロール12とのロール間隙が所定の制御目標値になるように第1ロール11に作用する押付荷重の制御目標値を設定し、第1ロール11に作用する押付荷重が制御目標値になるようにロール間隙を調整する制御を行う。
ロール間隙制御装置50によるロール間隙制御の詳細を、図2を参照して説明する。図2に示されているロール間隙制御装置50は、左右の油圧シリンダ装置33R、33Lについて個別に存在する。
ロール間隙制御装置50は、ロール間隙の制御目標値(隙間設定値)G*を設定され、制御目標値G*は偏差演算部51に入力される。
偏差演算部51は、油圧シリンダ装置33R、33L、第1ロール11がなすシリンダ・ロール系52より、変位計41R、41Lあるいは42R、42Lによるロール間隙計測値Gを入力し、制御目標値G*とロール間隙計測値Gとの制御偏差ΔGを演算する。
なお、変位計41R、41Lあるいは42R、42Lの出力は、数10Hz程度の周波数で変動することがあるので、偏差演算部51には、ハイカットフィルタ53によって高周波数成分を除去されたロール間隙計測値Gが入力される。
ロール間隙の制御偏差ΔGは、押付荷重演算部54に入力される。ロール間隙と押付荷重とは相関性があり、押付荷重演算部54は、予め同定されたロール間隙と押付荷重との相関性に従って、ロール間隙の制御偏差ΔGより押付荷重の制御目標値(荷重設定値)F*を演算する。
制御目標値F*は、ロール間隙の制御偏差ΔGが負の値の場合、増加し、正の値の場合、減少する。なお、制御目標値F*は、この実施形態では、PI制御による制御目標値として演算される。
押付荷重の制御目標値F*はフィードフォーワード補正用の補正演算部55に入力される。補正演算部55は、ロール回転による荷重変動パターンに応じて補正値を設定された補正値設定部56より第1ロール11の回転位置に応じて補正値を入力し、制御目標値F*を補正し、ロール偏心補償を行う。補正後の制御目標値F*cは偏差演算部57に入力される。
ここで、このロール偏心補償について説明する。
2つのロールの軸受間距離を固定して成型した場合、ロールのわずかな偏芯によりロール隙間が変化する。ロール隙間が変化するため、押付荷重もロールの回転に対応して変化する。このとき、ロール偏心による押付荷重の変動をキャンセルするように軸受間距離を変動させた方が、実際のロール隙間は一定になるが、実際の偏心量を成形温度で正確に灘定することは難しい。また、押付荷重を一定にすると、偏心量以上に隙間が変動してしまう。
そこで、この実施形態では、軸受間距離を一定に保ち、なおかつ隙間の変動をすくなくするため、下記の要領でロール偏心補償を行う。
予め、油圧サーボの位置制御モードでシートを成形し、その時の押付荷重を測定し、押付荷重の変動パターンを記憶しておく。2つのロール径が異なる場合には、周長の最小公倍数の距離に相当する回転数の分だけ記憶する。押付荷重の測定は、記憶する回転数の整数倍の回転数行い、その平均パターンを求める。また、ロールの回転位置と平均パターンから、その時点(回転位置)での押付荷重を求める。その押付荷重を目標荷重とし、その押付荷重との偏差と、目標隙間との偏差から計算した押付荷重の補正値との和を目標荷重とし、荷重制御する。このようにすることにより、ロール偏芯による荷重変動がある場合でも、軸受間の距離を正確に一定に保つことができる。
偏差演算部57は、ロードセル43R、43Lより第1ロール11に作用する押付荷重の計測値Fを入力され、押付荷重の制御目標値F*cと押付荷重計測値Fとの制御偏差ΔFを演算する。制御偏差ΔFはモータ操作量演算部58に入力される。
モータ操作量演算部58は、制御偏差ΔFに基づいて、制御偏差ΔFが零になるサーボモータ75R、75Lの回転数を演算し、モータの回転指令値をモータ駆動部59に出力する。
これにより、サーボモータ75R、75Lが、補正後の制御目標値F*cに基づいて駆動され、双方向ポンプ74R、74Lによって油圧シリンダ装置33R、33Lのシリンダ室72、73に対する油圧の給排が制御される。
このように、ロール間隙が所定の制御目標値G*になるように、第1ロール11に作用する押付荷重の制御目標値F*を設定し、つまり、ロール間隙の制御偏差ΔGを押付荷重の制御目標値F*に変換し、第1ロール11に作用する押付荷重が制御目標値F*になるようにロール間隙を調整するカスケード制御が行われる。
ロール間隙一定制御において、位置計測だけによるロール間隙のフィードバック制御に比して押付荷重を計測してカスケード式のフィードバック制御を行うほうが、分解能がよいことから、上述のカスケード制御により、ロール間隙制御の安定性が向上する。
これにより、成形されるシートSの厚さが安定し、シート厚にばらつきがなく、シート表面性がよい良質のシート製品を得ることができる。
なお、上述の実施形態では、油圧シリンダ装置33R、33Lのシリンダ室72、73に対する油圧の給排を、サーボモータ75R、75Lによって駆動される双方向ポンプ74R、74Lによって行ったが、油圧シリンダ装置33R、33Lのシリンダ室72、73に対する油圧の給排は、図3に示されているように、電気サーボ弁35R、35Lによって行うこともできる。この場合、電気サーボ弁35R、35Lには、油タンク36、サーボモータ37によって駆動される油圧ポンプ38による給油配管39R、39Lと、ドレン配管40R、40Lが接続され、これらが左右の油圧シリンダ装置33R、33Lに対する油圧の給排を個別に制御する電気−油圧サーボ系を構成する。
この実施形態でも、上述の実施形態と同様のカスケード制御が行われることにより、ロール間隙一定制御において、ロール間隙制御の安定性が向上し、シート厚にばらつきがなく、シート表面性がよい良質のシート製品を得ることができる。
また、図4に示されているように、ロール間隙調整手段として、サーボモータ駆動の送りねじ方式のものを採用することもできる。サーボモータ駆動の送りねじ方式による実施形態を、図4を参照して説明する。なお、図4において、図1に対応する部分は、図1に付した符号と同一の符号を付けて、その説明を省略する。
軸受ハウジング16R、16Lには各々左右の送りねじ部材18R、18Lの先端が第1ロール11に作用する押付荷重を計測する押付荷重計測手段であるロードセル43R、43Lを介して固定連結されている。なお、この実施形態では、第1ロール11に作用する押付荷重は、後述のサーボモータ21R、21Lの出力トルク値と等価の電流値より検出することもできる。
固定基台10上には左右の送りナット支持台19R、19Lが固定配置されている。送りナット支持台19R、19Lは左右の送りナット部材20R、20Lを回転可能に支持している。送りナット部材20R、20Lには送りねじ部材18R、18Lが各々個別にねじ係合している。送りナット支持台19R、19Lには左右のサーボモータ21R、21Lが搭載されている。サーボモータ21R、21Lは、歯車列22R、22Lによって送りナット部材20R、20Lと駆動連結され、送りナット部材20R、20Lを回転駆動する。
サーボモータ21Rによって送りナット部材20Rが回転することにより、送りねじ部材18Rが軸線方向(ロール間隙増減方向A)に移動し、右側の軸受ハウジング16Rがサーボモータ21Rの回転角(回転量)に応じてロール間隙増減方向Aに変位する。また、サーボモータ21Lによって送りナット部材20Lが回転することにより、送りねじ部材18Lが軸線方向(ロール間隙増減方向A)に移動し、左側の軸受ハウジング16Lが、右側の軸受ハウジング16Rとは個別に、サーボモータ21Lの回転角(回転量)に応じてロール間隙増減方向Aに変位する。
これにより、第1ロール11の左右両軸端部分に各々個別のロール間隙調整手段が構成される。
この実施形態でも、上述の実施形態と同様のカスケード制御が行われることにより、ロール間隙一定制御において、ロール間隙制御の安定性が向上し、シート厚にばらつきがなく、シート表面性がよい良質のシート製品を得ることができる。
この発明によるシート成形装置の一つの実施形態を示す全体構成図である。 本実施形態のシート成形装置におけるロール間隙制御装置の詳細を示すブロック図である。 この発明によるシート成形装置の他の実施形態を示す全体構成図である。 この発明によるシート成形装置の他の実施形態を示す全体構成図である。
符号の説明
10 固定基台
11 第1ロール
12 第2ロール
16R、16L 軸受ハウジング
17R、17L リニアガイド
18R、18L 送りねじ部材
19R、19L 送りナット支持台
20R、20L 送りナット部材
21R、21L サーボモータ
22R、22L 歯車列
23R、23L 軸端部
24R、24L 軸受ハウジング
33R、33L 油圧シリンダ装置
41R、41L、42R、42L 変位計
43R、43L ロードセル
45R、45L 圧力センサ
50 ロール間隙制御装置
51 偏差演算部
52 シリンダ・ロール系
53 ハイカットフィルタ
54 押付荷重演算部
55 補正演算部
56 補正値設定部
57 偏差演算部
58 モータ操作量演算部
59 モータ駆動部
74R、74L 双方向ポンプ
75R、75L サーボモータ
100 Tダイ

Claims (4)

  1. 間隙をおいて並列に配置された二つのロールを有し、回転駆動されている前記二つのロール間にシートを通し、当該二つのロールにシートの表裏面が接触する状態でシート成形を行うシート成形装置において、
    前記二つのロールのうちの少なくとも一方のロールの配置位置を変位させてロール間隙を増減するロール間隙調整手段と、
    前記二つのロールの間隙が所定の制御目標値になるように前記ロールに作用する押付荷重の制御目標値を設定し、前記ロールに作用する押付荷重が前記制御目標値になるように前記ロール間隙調整手段によってロール間隙を調整するロール間隙制御手段と、
    を有するシート成形装置。
  2. 間隙をおいて並列に配置された二つのロールを有し、回転駆動されている前記二つのロール間にシートを通し、当該二つのロールにシートの表裏面が接触する状態でシート成形を行うシート成形装置において、
    前記二つのロールのうちの少なくとも一方のロールの配置位置を変位させてロール間隙を増減するロール間隙調整手段と、
    前記二つのロールの間隙を計測するロール間隙計測手段と、
    前記ロールに作用する押付荷重を計測する押付荷重計測手段と、
    前記ロール間隙計測手段によって計測されるロール間隙と所定の制御目標値との偏差に基づいて前記ロールに作用する押付荷重の制御目標値を設定し、押付荷重計測手段によって計測される押付荷重と設定された前記押付荷重の制御目標値との偏差が零になるように前記ロール間隙調整手段によってロール間隙を調整するロール間隙制御手段と
    を有するシート成形装置。
  3. 前記ロール間隙制御手段は、前記ロールの回転位置に応じて前記押付荷重の制御目標値を補正し、ロール偏心補償を行う請求項1または2記載のシート成形装置。
  4. 間隙をおいて並列に配置された二つのロールを有し、回転駆動されている前記二つのロール間にシートを通し、当該二つのロールにシートの表裏面が接触する状態でシート成形を行うシート成形装置のロール間隙制御方法において、
    前記二つのロールの間隙が所定の制御目標値になるように前記ロールに作用する押付荷重の制御目標値を設定し、前記ロールに作用する押付荷重が前記制御目標値になるようにロール間隙を制御するシート成形装置のロール間隙制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013233761A (ja) * 2012-05-10 2013-11-21 Toshiba Mach Co Ltd 転写装置および転写方法

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