JP2007029964A - レーザ加工装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
レーザ加工機において、反射光の減衰に起因するSN比の低下を防止する。
【解決手段】
レーザ加工機100は、基板11上にレーザ光5を照射して基板をレーザ加工する。レーザ発振器4がレーザ光を発振する。レーザ発振器から発射されたレーザ光をビームスキャン光学系が位置決めする。ビームスキャン光学系は、2軸スキャナ8およびfθレンズ9を有する。fθレンズと被加工品間に被加工品からの反射光を偏光する1/4波長板を配置する。
【選択図】 図1

Description

本発明はレーザ光を用いて穴の加工や、切断等を行うレーザレーザ加工装置に関する。
従来のレーザ加工装置の例が、特許文献1に記載されている。この公報に記載のレーザ加工装置では、多層基板に対して高精度に穴あけできるように、加工対象物をレーザ加工の加工予定領域と非加工予定領域とに分け、レーザ光の反射光を用いて加工領域が非加工予定領域に達したことを検出したら、さらにレーザ光の強度を増している。また、筒型反射器を設けて、加工対象物からの反射レーザビームの光路がずれ、反射光検出器の検出部以外に入射するような場合であっても、検出部に反射レーザビームを導入できるようにしている。さらに、ノイズ成分となる余分な光を排除する波長フィルタを設けて、加工対象物の穴加工の状態を示す反射レーザ光強度をより的確に検出している。
従来のレーザ加工装置の他の例が、特許文献2に記載されている。この公報に記載のレーザ加工装置では、穴が絶縁層を貫通したことを的確にかつ容易に検出するために、プリント配線板の絶縁層の上層の導体と下層の導体とを導通させる穴を加工する際に、加工用レーザの波長と異なる波長の電磁波を放射する処理層を設け、レーザ加工時に処理層から発せられる信号の変化を計測して、絶縁層の残存状態を判定している。
特開平10−85976号公報 特開2001−102720号公報
上記従来のレーザ加工装置においては、例えば特許文献1に記載のものでは、基板の表面状況により光路がずれることについては考慮されているものの、表面粗さにより反射光強度が減衰することについては、考慮されていない。表面粗さにより反射光強度が減衰するとSN比が低下し、検出の信頼性が低下するという不具合を生じる。一方、特許文献2に記載のレーザ加工装置では、基板内に加工状態を検出する処理層を設ける必要があり、一般に使用される基板には適用できない、という不具合がある。また、このような特殊な基板を製造することは、基板製造に係わるプロセスが増えて費用および製造時間の増大を招く。
本発明は上記従来の技術の不具合に鑑みなされたものであり、その目的は、特別な処理層を基板に設けることなく、レーザ加工装置が信頼性高く基板の加工状態を検出できることにある。
上記目的を達成する本発明の特徴は、被加工品上にレーザ光を照射して被加工品をレーザ加工するレーザ加工機において、レーザ光を発振するレーザ発振器と、このレーザ発振器から発射されたレーザ光を加工品上に位置決めするスキャナおよび加工レンズを含むビームスキャン光学系と、加工レンズと加工対象物間に配置され被加工品からの反射光を偏光する1/4波長板とを有することにある。
そしてこの特徴において、ビームスキャン光学系はガルバノミラーを有し、このミラーから外れた被加工品からの反射光を受光する検出手段を、ミラーよりも反被加工品側に配置するのがよい。
また、ビームスキャン光学系とレーザ発振器との間に、レーザ発振器から発射されたレーザ光よりも大きい開口を有する光検出手段を、レーザ光の光軸とほぼ同軸に配置してもよい。
上記目的を達成する本発明の他の特徴は、被加工品上にレーザ光を照射して被加工品をレーザ加工するレーザ加工機において、レーザ光を発振するレーザ発振器と、このレーザ発振器から発射されたレーザ光を加工品上に位置決めするスキャナおよび加工レンズを含むビームスキャン光学系と、加工レンズと被加工品間に配置されたビームスプリッタとを有し、このビームスプリッタで反射したレーザ光で被加工品を加工することにある。
上記目的を達成する本発明のさらに他の特徴は、被加工品上にレーザ光を照射して被加工品をレーザ加工するレーザ加工機において、レーザ光を発振するレーザ発振器と、このレーザ発振器から発射されたレーザ光を加工品上に位置決めしスキャナおよび加工レンズを含むビームスキャン光学系と、加工レンズと被加工品間に配置されたダイクロイックミラーとを有し、このダイクロイックミラーで反射したレーザ光で被加工品を加工するものである。
上記目的を達成するさらに他の特徴は、被加工品上にレーザ光を照射して被加工品をレーザ加工するレーザ加工機において、レーザ光を発振するレーザ発振器と、このレーザ発振器から発射されたレーザ光を加工品上に位置決めするとともにスキャナおよび加工レンズを有するビームスキャン光学系と、加工レンズと被加工品間に配置され被加工品で発生した光を透過させる光学部品と、この光学部品を透過した光を検出する検出手段とを有するものである。
本発明によれば、レーザ加工装置が加工時に発生する発光プルームや加工レーザの反射光を1/4波長板やビームスプリッタ、ダイクロイックミラー等を介してfθレンズに導いているので、検出信号のSN比が向上する。その結果、検出信号が微弱でも確実に加工状態を判定でき、高品質な加工が可能になる。
以下、本発明に係るレーザ加工装置のいくつかの実施例を、図面を用いて説明する。図1に、本発明に係るレーザ加工装置100の一実施例を、ブロック図で示す。X−Yテーブル12上に載置された基板11を位置決め制御する位置決め制御部3と、基板11に照射するレーザ光5を制御するレーザ制御部2とを、加工機制御部1は有している。レーザ制御部2にはレーザ発振器4が接続されており、レーザ制御部2の指令に基づいてレーザ発振器4がレーザ光5を出射する。
レーザ発振器4の下方にはマスク6が配置されており、マスクのさらに下方には偏光ビームスプリッタ7が配置されている。レーザ発振器4から出射されたレーザ光5は、マスク6を経て偏光ビームスプリッタ7に入射する。偏光ビームスプリッタ7は、レーザ光5の光路に対して45度に配置されており、レーザ光5の向きを90度変える。進行方向を変えられたレーザ光5は、詳細を後述する2軸スキャナ8に導かれる。2軸スキャナ8の下方には、fθレンズ9が配置されており、fθレンズ9と基板11の間には、1/4波長板10が配置されている。2軸スキャナ8はfθレンズ10に入射するレーザ光5の角度を制御する。そして、1/4波長板10を経て基板11の所定の位置にレーザ光5を照射する。
基板11に照射されたレーザ光5は、基板11が有する銅箔部で反射し、基板反射光13を生成する。基板反射光13は、レーザ発振器から出射されたレーザ光5と逆方向に光路を進む。すなわち1/4波長板10、fθレンズ9、2軸スキャナ8から偏光ビームスプリッタ7に到る。この偏光ビームスプリッタ7で、レーザ光5とは異なり反射しないで偏光ビームスプリッタ7を透過する。偏光ビームスプリッタ7の奥側には透過した基板反射光13が導かれる集光レンズ15が配置されており、この集光レンズ15で集光された基板反射光13は光検出器16に導かれる。光検出器16は基板反射光13を電気信号に変換する。変換された信号は、加工エラー診断部17に送られ、加工エラーが判断される。
図6に、2軸スキャナ8を斜視図で示す。2軸スキャナ8は、2個のガルバノミラー20、21を有している。一方のガルバノミラー20は、水平軸回りに揺動可能であり、XYステージ12上に載置された基板11の被加工領域上のX軸方向にレーザ光5を走査する。他方のガルバノミラー21は、垂直軸回りに揺動可能であり、基板11の被加工領域上のY軸方向にレーザ光5を走査させる。2個のガルバノミラー20、21は直交配置されている。ガルバノミラー20、21の回転角度を、位置決め制御部3が制御する。2軸スキャナ8を用いた被加工領域での加工が終了すると、XYステージ12は2軸スキャナ8の走査域に基板11の次の被加工領域を設定し、位置決めする。
図7の模式図を用いて、偏光ビームスプリッタ7および1/4波長板10の動作を、以下に説明する。偏光ビームスプリッタ7は、振動方向が紙面に対して平行な光であるP偏光を透過させ、振動方向が紙面に対して垂直な光であるS偏光を反射させる特性を有する。したがって、レーザ発振器4から出射されるレーザ光5をS偏光すると、偏光ビームスプリッタ7で100%反射され、2軸スキャナ8で角度制御されてfθレンズ9に入射する。fθレンズ9は、収差等を補正する複数枚のレンズ9a、9b、…で構成されており、各レンズ9a、9b、…の両面には、反射防止膜が施されている。
現在供用されている反射防止膜は、相当程度に反射を防止できるが完全に反射を防止することが困難である。通常、0.1%程度の反射が各面で生じるのを、許容せざるを得ない。このように、0.1%程度の反射がレンズ9a、…の各面で生じると、レンズ9a、…の枚数分のレンズ反射光14として、偏光ビームスプリッタ13に入射する。偏光ビームスプリッタ13では、透過せずに反射光となってレーザ発振器4側に向かう。
ところで、fθレンズ9を透過したレーザ光5は、基板11の加工に用いられる。このとき、多層に形成された基板11が有する絶縁層と導体層では、レーザ光5の吸収に大きな差があるので、基板反射光13も吸収の差に応じて変化する。一般的には導体層の方が絶縁層に比べて反射が大きい。したがって、反射光5を検出すれば、絶縁層と導体層のどちらを加工しているかのモニタリングが可能となる。
反射光13の検出は、基板11の表面粗さが少なく平滑な面とみなせる場合には容易である。しかしながら、基板11の導体層の表面粗さと照射するレーザ光5の波長との関係で、反射光13が乱反射状態になる場合もある。この場合、基板11で反射して光検出器16に戻る反射光13の光量は僅かになり、fθレンズの各面で反射するレンズ反射光14がノイズとして無視できなくなる。この基板11の表面粗さは、波長が短いレーザを用いたときにその影響が顕著になる。
そこで、本実施例ではこの不具合を解消するために、基板11とfθレンズ9間に1/4波長板10を配置した。レーザ光5が1/4波長板10を透過する(往路)と、1/4波長板10を透過したレーザ光5は円偏光になる。一方、基板11で反射して基板反射光13として再び1/4波長板10を透過する(復路)と、偏光方向が90度回転する。
レンズ反射光14と基板反射光13は共に同じ光路を戻り、偏光ビームスプリッタ7に達する。偏光ビームスプリッタ7では、レンズ反射光14は、その偏光状態がS偏光のままなので反射する。しかしながら基板反射光13は、偏光状態が90度回転してP偏光になっているので、偏光ビームスプリッタ7を透過する。上述したように透過した基板反射光13は、集光レンズ15をへて光検出器16に導かれる。
本実施例によれば、レーザ加工装置が、1/4波長板10をfθレンズ9と基板11の間に有しているので、1/4波長板10の偏光特性により、基板11で反射する光だけを検出することが可能となる。これにより、基板11からの反射光が少なく、検出信号が微弱でも確実に基板11の加工状態を判定できる。
本発明に係るレーザ加工装置100の他の例を、図2のブロック図を用いて説明する。図2では、反射光の経路部だけを示している。本実施例が上記実施例と異なるのは、偏光板23を追加したことにある。偏光板23を追加したので、反射光13を検出する光学系の配置も上記実施例と相違する。レーザ光5は、2軸スキャナ8によりfθレンズ10に入射する角度が制御される。これにより、基板11の所定の位置にレーザ光5が照射され、基板11に穴が加工される。その際、基板11から基板反射光13が放出される。
ここで、基板11の導体層の表面粗さが著しく粗い場合、基板反射光13はかなり拡がった乱反射状態となる。そして、拡がりが広い場合には、2軸スキャナ8のガルバノミラー20の周辺からも乱反射光が洩れる。fθレンズ10で反射するレンズ反射光14も、レンズ9a、…の形状や構成により拡がりを有する場合があり、ガルバノミラー20の周辺から洩れることもある。ガルバノミラー20の周辺から洩れる基板反射光13は、1/4波長板10を往復するとレンズ反射光14とは偏光方向が90°回転した光となる。したがって、偏光板23を基板反射光13が透過する方向に一致させれば、レンズ反射光14は偏光板23で遮光される。その結果、集光レンズ15を経て光検出器16が受光する光は、基板反射光13のみになる。
本実施例によれば、偏光板23がレンズ反射光13を遮光するので、基板11で反射する光だけを検出することができる。したがって、基板11の導体層の表面粗さが著しく粗くて、2軸スキャナ部まで乱反射光が到達するような場合であっても、微弱な基板反射光13を検出でき、確実に加工状態を判定できる。
本発明に係るレーザ加工装置100のさらに他の実施例を、図3のブロック図を用いて以下に説明する。図3では、図2と同様に反射光の検出部だけを示している。本実施例では、図1に示した実施例に、偏光板24と光ファイバアレイ25を追加し、集光レンズを省いている。光ファイバアレイに25は、検出器16が接続されている。これに伴い、反射光13を検出する光学系の配置も相違している。
レーザ光5は、光ファイバアレイ25とレーザ光5のビーム径よりもやや大きい穴を有する偏光板23を通過して、2軸スキャナ8に到る。2軸スキャナ8でfθレンズ10に入射するレーザ光5の角度が制御され、基板11の所定の位置に照射位置が位置決めされる。基板11をレーザ光5で加工する際には、基板11から基板反射光13が放射される。この基板反射光13は、レンズ反射光14とともに往路を戻る。基板反射光13とレンズ反射光14は、乱反射やレンズの曲率の影響で、レーザ光5よりも太いビームになる。そのため、基板反射光13とレンズ反射光の一部は、偏光板24の穴を通過することができず、穴の周囲にある偏光板24に入射する。
基板反射光13は、1/4波長板を往復したから、レンズ反射光14とは偏光方向が90°回転している。したがって、偏光板24を基板反射光13が透過する方向に一致させれば、レンズ反射光14が偏光板24で遮光される。その結果、光ファイバアレイ25を通過して光検出器16で受光される光は、基板反射光13だけになる。本実施例によれば、偏光板24でレンズ反射光14を遮光し、基板反射光13を光ファイバアレイ25で光検出器16に導いているので、基板で反射する光だけを検出することができる。その結果、検出信号が微弱でも確実に加工状態を判定できる。
本発明に係るレーザ加工装置100のさらに他の実施例を、図4のブロック図を用いて説明する。図1に示した実施例では、ビームスプリッタをレーザ発振器と2軸スキャナ8間に配置していたが、本実施例ではfθレンズ9と基板11間にビームスプリッタ18を配置した。そして、fθレンズ9と基板11間に配置していた1/4波長板を省いている。
レーザ発振器4から出射されたレーザ光5は、マスク6を経て直接2軸スキャナ8に入射する。2軸スキャナ8でこの2軸スキャナ8の側方に配置されたfθレンズ10に入射する角度を制御された後、レーザ光5の大部分は、光路に対して45度に配置されたビームスプリッタ18で90度向きを変えられる。そして、基板11の所定の位置に照射され、基板11に穴加工する。ここで、ビームスプリッタ18におけるレーザ光5の反射と透過の比率は99:1程度である。
基板11で反射して発生した基板反射光13の一部は、ビームスプリッタ18を透過し、集光レンズ15で集光された後、光検出器16に入射する。光検出器16は基板反射光13を電気信号に変換する。その後は、図1に示した実施例と同様に処理される。本実施例では、光検出器16に導かれるレーザ光が、基板反射光13だけであるから、fθレンズ9におけるレンズ反射光の影響を受けず、微弱な基板反射光13の信号でも確実に加工状態を把握できる。
なお本実施例では、fθレンズ9と基板11の間にビームスプリッタ18を配置し、ビームスプリッタ18で反射した光を用いて基板11を加工している。ここで、透過光ではなく反射光で加工したのは、以下の理由による。すなわち、斜め45度に配置した並行平板型のビームスプリッタ18に対してレンズ等で集光した光を透過させると、非点収差が発生し、集光点付近でビームスポットの形状が長方形なる不具合を生じるためである。
本発明にレーザ加工装置のさらに他の実施例を、図5に示したブロック図を用いて説明する。本実施例は、図4に示した実施例とfθレンズ9と基板11間に配置する光学部品が相違するのみである。すなわち、図4の実施例ではビームスプリッタ18を配置していたが、本実施例ではダイクロイックミラー19を配置している。ダイクロイックミラー19を用いたので、基板11の加工状態を発光プルーム22で判断する。
具体的には、光路に対して45度にダイクロイックミラー19を配置する。レーザ光5は、ダイクロイックミラー19で反射されて、基板11の所定の位置に照射され、基板11に穴加工する。ところで、基板11をレーザ光5で加工すると、基板反射光13と共に材料特有の発光プルームが22放出される。ダイクロイックミラー19は特定の波長の光のみ反射可能なので、レーザ光5の波長だけを反射するダイクロイックミラー19を用いる。基板反射光13をダイクロイックミラー19で反射させると、発光プルーム22だけがダイクロイックミラー19を透過し、集光レンズ15に集光される。その後の処理は、上記各実施例と同様である。本実施例によれば、光検出器16には基板反射光13だけが導かれ、レンズ反射光の影響を受けないので、確実に基板の加工状態を把握できる。
なお、本実施例では、fθレンズ9と基板11の間に配置したダイクロイックミラー19を、使用するレーザ光5の波長で反射するようにしている。ここで、透過光ではなく反射光を用いる理由は、以下による。斜め45度に配置した平行平板型のビームスプリッタ18に対してレンズ等で集光した光を透過させると非点収差が発生すること、その結果、集光点付近でビームスポットの形状が長方形になること、および基板11の材料を変えたときに発光プルーム22の波長が変化しても、発光プルーム22を検出できるようにするためである。
本発明に係るレーザ加工装置の一実施例のブロック図である。 本発明に係るレーザ加工装置の他の実施例のブロック図である。 本発明に係るレーザ加工装置のさらに他の実施例のブロック図である。 本発明に係るレーザ加工装置のさらに他の実施例のブロック図である。 本発明に係るレーザ加工装置のさらに他の実施例のブロック図である。 図1ないし5に示したレーザ加工機に用いる2軸スキャナの斜視図である。 本発明に係るレーザ加工装置における検出方法を説明する図である。
符号の説明
4…レーザ源、6…マスク、7…偏光ビームスプリッタ、8…2軸スキャナ、9…fθレンズ、10…1/4波長板、11…基板(被加工品)、18…ビームスプリッタ、19…ダイクロイックミラー。

Claims (6)

  1. 被加工品上にレーザ光を照射して被加工品をレーザ加工するレーザ加工機において、レーザ光を発振するレーザ発振器と、このレーザ発振器から発射されたレーザ光を加工品上に位置決めするスキャナおよび加工レンズを含むビームスキャン光学系と、前記加工レンズと被加工品間に配置され被加工品からの反射光を偏光する1/4波長板とを有することを特徴とするレーザ加工装置。
  2. ビームスキャン光学系はガルバノミラーを有し、このミラーから外れた被加工品からの反射光を受光する検出手段を、ミラーよりも反被加工品側に配置したことを特徴とする請求項1記載のレーザ加工装置。
  3. 前記ビームスキャン光学系とレーザ発振器との間に、前記レーザ発振器から発射されたレーザ光よりも大きい開口を有する光検出手段を、前記レーザ光の光軸とほぼ同軸に配置したことを特徴とする請求項1記載のレーザ加工装置。
  4. 被加工品上にレーザ光を照射して被加工品をレーザ加工するレーザ加工機において、レーザ光を発振するレーザ発振器と、このレーザ発振器から発射されたレーザ光を加工品上に位置決めするスキャナおよび加工レンズを含むビームスキャン光学系と、前記加工レンズと被加工品間に配置されたビームスプリッタとを有し、このビームスプリッタで反射したレーザ光で被加工品を加工することを特徴とするレーザ加工装置。
  5. 被加工品上にレーザ光を照射して被加工品をレーザ加工するレーザ加工機において、レーザ光を発振するレーザ発振器と、このレーザ発振器から発射されたレーザ光を加工品上に位置決めするスキャナおよび加工レンズを含むビームスキャン光学系と、前記加工レンズと被加工品間に配置されたダイクロイックミラーとを有し、このダイクロイックミラーで反射したレーザ光で被加工品を加工することを特徴とするレーザ加工装置。
  6. 被加工品上にレーザ光を照射して被加工品をレーザ加工するレーザ加工機において、レーザ光を発振するレーザ発振器と、このレーザ発振器から発射されたレーザ光を加工品上に位置決めするとともにスキャナおよび加工レンズを有するビームスキャン光学系と、前記加工レンズと被加工品間に配置され被加工品で発生した光を透過させる光学部品と、この光学部品を透過した光を検出する検出手段とを有することを特徴とするレーザ加工装置。
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