JP2007029282A - 空気清浄機 - Google Patents

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卓 小濱
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文昭 清水
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Abstract

【課題】使用者が、室内空気の汚染状況や、空気清浄機の運転状況を容易に確認することのできる空気清浄機を提供する。
【解決手段】一定値以上の汚れ度を検知すると、清浄運転による最大風量よりも大きい風量で短時間の間、送風機4を回転する。この高回転によって発生する送風機4の動作音により、センサ34、35が正常に動作していること、室内空気が汚れていることを使用者に報知することができる。報知後、清浄運転を開始する。
【選択図】図6

Description

本発明は、空間内の空気を清浄にする空気清浄機に関する。
空気清浄機は、集塵フィルタ、脱臭フィルタ等の清浄手段をキャビネット内に有し、同じくキャビネット内に配置されたファンによって、室内空気をキャビネット内に吸い込み、清浄手段を通過させる。清浄手段により空気中の粉塵や臭気が取り除かれ、清浄となった空気が室内に放出される。
また、ガスセンサや埃センサ等の室内空気の汚れ度を検知する汚れセンサを設け、室内空気の汚れ度に応じて自動的に風量を制御する空気清浄機がある。室内空気中の汚れ度が高くなると風量が多くなるように制御するので、室内空気中の粉塵や臭気の除去を早めることができる。
そして、使用者が空気清浄機の動作を認識するために、汚れセンサから出力される室内空気の汚染度や空気清浄機の運転状況を、LEDなどの表示装置を用いて視覚的に報知するのが一般的である(特許文献1)。
特開2001−74301号公報(段落0026参照)
しかしながら、空気清浄機の設置場所や、使用者の居場所によっては、LED等の表示装置が見えない場合がある。使用者は、室内空気の汚染状況や空気清浄機の運転状況を把握できない。
本発明は、上記課題に鑑み、使用者が、室内空気の汚染状況や、空気清浄機の運転状況を容易に確認することのできる空気清浄機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、吸込口から室内空気をキャビネット内に吸い込み、吹出口から室内に吹き出させる送風機と、吸い込まれた空気を清浄にする清浄手段と、空気清浄機に対する外的な変動を検知する検知手段と送風機の風量制御を行う制御装置とが設けられ、制御装置は、外的な変動の検知によって、機器の運転状態に拘わらず送風機を高回転させる高速浄化運転を行い、その急激な音響変化により外的な変動があったことを報知することを特徴とする空気清浄機である。
清浄手段としては、例えば、集塵フィルタや脱臭フィルタ等のフィルタ、集塵機、イオン発生装置が挙げられるが、これらに限定されるものではない。また、2種以上を組み合わせてもよい。イオン発生装置は、マイナスイオン及びプラスイオンを発生し、空気中の細菌を除去し、ウイルスを不活性化する。
空気清浄機に対する外的な変動としては、例えば、室内空気の汚れの増減や、リモコン、操作ボタン等の入力手段による入力操作、人の有無、タイマセット時の設定時間の到来が挙げられるが、特に好ましくは、空気清浄機の動作変更の起因となるものが好ましい。例えば、送風機の風量変更が必要となる程度の室内空気の汚れの増減や、運転切替のための入力操作、タイマセット時の設定時間の到来が挙げられる。なお、これらに限定されるものではない。
室内空気の汚れ度を検知する手段としては、ガスセンサ、埃センサ、臭いセンサ等の汚れセンサが挙げられるが、空気の汚れ度を検知できるものであれば、これらに限定されるものではない。また、2種以上を組み合わせてもよい。
制御装置は、検知手段から外的な変動を検知したとき、送風機を高回転させる高速浄化運転を緊急的に実行する。高回転とは、室内にいる使用者が送風機の動作音(回転音又は送風音)を認識でき、かつ、通常の運転時よりも高い回転数である。この動作音の急激な音響変化によって、外的な変動があったことを使用者に報知する。この報知により、何も入力操作をしていないときであれば、汚れセンサが正常に動作していることや、室内空気が汚れていることを確認することができる。また、入力操作しているときであれば、入力が確実に行われたこと、入力操作によって運転切替が行われたことを認識することができる。また、このように、報知手段として送風機を高回転させることにより、多くの空気を清浄することができるので、室内空気の清浄効果が高まる。
報知の時間としては、使用者が送風機の動作音を認識するのに十分な時間であればよく、例えば約1〜30秒間、好ましくは約3〜10秒間、より好ましくは約5秒間である。これらの範囲より短くなると、使用者は動作音を認識しにくく、また、長くなると、使用者は動作音をうるさく感じ、不快なものとなってしまう。
詳しくは、制御装置が、検知された室内空気の汚れ度に応じて送風機の風量制御を行う風量自動運転モードを備えている場合、一定値以上の汚れ度を検知すると、風量自動運転モードによる最大風量よりも大きい風量で送風機を運転させることによって報知する。風量自動運転モードの最大風量よりも大きい風量で送風機を運転すれば、送風機の動作音によって、使用者は汚れセンサの正常動作及び室内空気の汚染を確認することができる。制御装置は、一定時間報知した後、風量自動運転モードで運転する。
また、制御装置が、一定の風量で運転を行う風量固定運転モードを備えている場合、制御装置は、一定値以上の汚れ度を検知すると、風量固定運転モードによる風量よりも大きい風量で送風機を運転することによって報知する。風量固定運転モードの風量よりも大きい風量で送風機を運転すれば、送風機の動作音によって、使用者は汚れセンサの正常動作及び室内空気の汚染を確認することができる。制御装置は、報知後、風量固定運転モードで運転する。
本発明によると、空気清浄機の設置場所や、使用者の位置にかかわらず、送風機の動作音により、使用者は室内空気の汚染状況や、空気清浄機の運転状況を確認することができる。また、風量を上げることにより、多くの室内空気を清浄することができるので、報知後の清浄効率が向上する。また、報知した後は、風量を落とすので、使用者には不快感を与えない。
本発明の空気調節装置の一実施形態であるイオン発生装置を搭載した空気清浄機を図1〜3に示す。図中、1はキャビネット、2は前板、3は清浄手段のフィルタ、4は送風機のファン、5はファンモータ、6は吹出口、7は清浄手段のイオン発生装置、8はベース、9は操作部である。
キャビネット1は、前後に2分割され、キャビネット1の前面を覆うように、前板2が設けられている。キャビネット1の前側に、フィルタ3を収納する収納部10が配されている。収納部10は、前面が開口した凹部として形成され、収納部10の背面に、吸い込んだ空気の通過孔が放射状に形成されている。そして、背面の通過孔の中央部分に送風機が取り付けられている。
前板2は、キャビネット1の前面から一定の隙間をあけて配されている。前板2の中央に、上下方向に前面吸込口11が形成され、前板2とキャビネット1との四方の隙間が側面吸込口12とされる。したがって、キャビネット1の前面から内部に空気が吸い込まれる。
フィルタ3は、プレフィルタ、脱臭フィルタ、集塵フィルタの3種類から構成される。吸込口側からプレフィルタ、脱臭フィルタ、集塵フィルタの順に配置され、着脱自在に装着されている。
プレフィルタは、空気の通過抵抗の大きいポリプロピレン製とされ、室内から吸い込んだ空気中の塵や埃等の大きい異物を捕集する。脱臭フィルタは、長方形をした外周枠に、上、下面にポリエステルの不織布を接着し、上、下面の不織布の間に活性炭を均一に入れたものであり、空気中の臭いの成分のアセトアルデヒド、アンモニア、酢酸などを吸着する。集塵フィルタは、トレミクロン、骨材を含浸した瀘材を折りたたんだ状態でHAPシートを上、下側に熱圧着したものを枠材に挿入し、枠材を溶着した構造とされ、空気中の塵や埃を捕集する。
このようなフィルタ構成において、プレフィルタにより、室内から吸い込んだ空気中の塵や埃を捕集し、脱臭フィルタにより、空気中の臭いの成分であるアセトアルデヒド、アンモニア、酢酸などを吸着し、最後に集塵フィルタにより、プレフィルタを通過した微細な塵や埃を捕集する。したがって、フィルタを通過した空気は臭いや塵、埃のない清浄な空気となる。
キャビネット1の背面側に送風機が配され、送風機はフィルタ3の下流側に位置する。送風機のファン4の形態はターボ状をなし、ファン径より厚みを大きくして、静音効果を発揮するようにしている。また、ファンモータ5は、制御性を重視した直流モータを使用している。ファン4の上方に、吹出口6が設けられている。
吹出口6は、キャビネット1の上面の背面側に位置している。吹出口6には、ルーバが設けられ、吹き出す空気の向きを変えることができる。送風機を駆動することにより、吸込口11、12からフィルタ3を通じて吸い込んだ空気は、吹出口6から上方に向かって吹き出される。なお、図示しないが、キャビネットの前面上部にも前吹出口が設けられている。前吹出口と吹出口6との切換えはダンパによって行われる。
イオン発生装置7は、イオン発生素子20と、イオン発生素子20に高電圧を供給する電圧印加回路とから構成される。イオン発生素子20は、ファン4と吹出口6との間に設けられ、ファン4から吹出口6に至る送風経路に面して配置されている。
図4に示すように、イオン発生素子20は、平板状の誘電体21の表面に設けられた放電電極22と、放電電極22に電力を供給するための放電電極接点23と、誘電体20の内部に埋設されかつ放電電極22と平行に設けられた誘導電極24と、誘導電極24に電力を供給するための誘導電極接点25と、抵抗を溶着する抵抗接点を有している。
誘電体21の材料について、有機物としては、耐酸化性に優れた材料が用いられる。例えばポリイミド又はガラスエポキシ等の樹脂を使用できる。また、無機物としては、純度の高いアルミナ、結晶化ガラス、フォルステライト、ステアタイト等のセラミックが使用される。耐食性の面を考えれば、無機系の材料が適している。更に成形性や後述する電極の構成の容易性を考えれば、セラミックを用いて成形するのが好適である。また、材料内部の密度ばらつきが少なく、誘電体21の絶縁率が均一であると、放電電極22と誘導電極24との間の絶縁抵抗が均一となる。
誘電体21の形状は、円板や楕円板、多角形板等の他の形状であってもよく、更には円柱状であってもよい。生産性を考えると、図4に示すように板状とするのが好適である。この板状としては、円板状および直方体状のいずれをも含む。なお、誘電体21は、2枚の板を積層して形成される。
放電電極22は、導電性を有する金属等の導電材料からなる。このとき、放電によって溶融する等の変形を起こさないものであることが条件となる。放電電極22は、誘電体21の表面に誘電体21と一体に形成される。誘電体21の表面より誘導電極24側に放電電極22を設ける場合、表面からの深さを均一とし、あるいは誘電体21の表面より突出して放電電極22を設ける場合、厚みを均一とする。
放電電極22の形状は、面状、格子状、線状等の何れの形状であってもよい。格子状や線状のように電界の集中が起こりやすい形状にすれば、放電電極22と誘導電極24との間に印加する電圧が低くても放電させることができる。
誘導電極24は、放電電極22と同様、導電性を有する材料からなる。また、放電電極22と誘導電極24との間の絶縁抵抗を均一にするため、誘導電極24は、放電電極22と平行とする。すなわち、誘電体21の内部において、誘導電極24は、放電電極22と対向させて平行に配置し、放電電極22と誘導電極24との距離(以下、電極間距離と称す)が一定になるように設ける。これにより、放電電極22と誘導電極24との間の放電状態が安定し、プラスイオンおよびマイナスイオンを効率よく発生させることができる。
したがって、誘電体21を板状にする場合、放電電極22を平面状に形成して、誘導電極24を放電電極22と平行の平面状に形成する。誘電体21を円柱状とする場合、放電電極22を円柱の外周表面に形成するとともに、誘導電極24を軸状に形成する。これによって、電極間距離を一定とすることができる。
放電電極接点23は、放電電極22と導通する接点であり、この接点23に銅線、アルミ線等のリード線の一端を結線し、リード線の他端は電圧印加回路の接点に接続される。放電電極接点23は、リード線との接続の容易性から誘電体21の表面に設けるとよい。放電電極22と同じ電位となるものであるため、誘導電極24と放電電極接点23との距離が電極間距離よりも長くなるようにする。このように構成することにより、安定した放電状態を得ることができる。
誘導電極接点25は、誘導電極24と導通する接点であり、この接点25に銅線等からなるリード線の一端を結線し、リード線の他端は電圧印加回路の接点に接続される。誘導電極接点25は、リード線との接続の容易性から誘電体21の表面に設けるとよい。誘導電極24と同じ電位となるものであるため、放電電極22と誘導電極接点25との距離が電極間距離よりも長くなるようにする。このように構成することにより、安定した放電状態を得ることができる。
また、放電電極接点23と誘導電極接点25との距離についても、電極間距離よりも長く形成する。さらに、放電電極接点23および誘導電極接点25を共に放電電極22を設けた面(以下、上面と称す)と相対する面(以下、下面と称す)に設けると、プラスイオンおよびマイナスイオンが発生する放電電極22を設けた上面にリード線等の配線は存在しない。この上面に空気を送風する構成とした場合に、リード線によって空気の流れが乱れるようなことはない。このような効果は、放電電極接点23および誘導電極接点25を上面以外の位置に設けることによっても同様に得ることが可能である。
なお、放電電極22、誘電電極24、電圧印加回路の接続は、放電電極22と誘導電極24とを共に電圧印加回路に接続して、両電極22、24に電圧を印加する形態以外に、放電電極22をグランドに接続して接地電位とし、誘導電極24を電圧印加回路に接続する形態、放電電極22を電圧印加回路に接続し、誘導電極24をグランドに接続して接地電位とする形態がある。
イオン発生素子20が1つの場合に、プラスイオンとマイナスイオンの両方を発生させるためには、電圧印加回路による放電電極22と誘導電極24との間の印加電圧は、交番電圧であることが必要である。この交番電圧は、一般的に商用電源に用いられているような正弦波状の交番電圧(以下、正弦波状の交番電圧を交流電圧と称す)に限られるものではなく、矩形波状の交番電圧であってもよく、他の波形を用いて交番電圧を印加してもよい。
具体的には、イオン発生素子20の誘電体21は、幅15mm×長さ37mm×厚み0.9mmの直方体状とされる。誘電電極24は、誘電体21の上面と平行に、約6.0mm×10mmのニ字形状に形成され、幅5mmの2本の誘電電極24が対向して配される。誘電体21の上面には、2本の誘導電極24に対してヨ字形状(幅9mm、横手方向9mm)の放電電極22が配置されている。放電電極22の電界集中部の形状は、誘導電極24の上に交点になるようにヨ字形状の各辺より内側に向かって三角状に突出した形状とされる。
放電電極接点23は、誘電体21の下面に設けられている。放電電極接点23の一端は放電電極22に導通され、他端は誘電体21の上面の放電電極22のコーナ内側に形成された位置において放電電極22と導通している。
誘導電極接点25は、誘電体21の下面であって誘導電極24と対向する放電電極22が形成されていない任意の個所に設けられている。放電電極接点23と誘導電極接点25の距離は、電極間距離より長く形成される。
上記のイオン発生素子20に電圧を印加した場合について説明する。電圧印加回路が作動すると、放電電極22と誘導電極24との間にピーク電圧約3.5kVの交流高電圧が印加され、プラスイオンとマイナスイオンを略同等量発生する。送風機により、除菌したい空間にプラスイオンとしてのH(HO)(nは任意の自然数)と、マイナスイオンとしてのO (HO)(mは任意の自然数)を送出すると、上記のイオンが空気中の浮遊細菌に付着して化学反応し、そのとき発生する活性種である過酸化水素(H)および/または水酸基ラジカル(・OH)の分解作用をもって、空間中の浮遊細菌を除去することができる。また、印加する電圧波形を変えることにより、各イオンの発生比率を変えることができ、マイナスイオンがプラスイオンに比べて多く発生する。
操作部9には、運転切換ボタン、切タイマボタン、表示ランプおよびリモコンからの信号を受ける受光部が設けられている。表示ランプは、切タイマ表示ランプ、自動運転ランプ、花粉運転ランプ、風量ランプから構成されている。リモコンにも操作部9と同様に運転切換ボタンが設けられている。なお、表示ランプは設けられていない。
運転切換ボタンは、運転入/切のものであり、このボタンを押すと、運転を開始し、自動運転モードでの運転になり、自動運転ランプが点灯する。運転切換ボタンを押すごとに、自動運転⇒静音運転⇒急速運転⇒花粉運転⇒15分間運転⇒自動運転と順々に運転モードが切換わる。これに合わせて表示ランプも、自動運転ランプ⇒静音ランプ⇒中〜強〜急速運転ランプ⇒花粉運転ランプ⇒15分間運転ランプ⇒自動運転ランプと運転モードに応じて消灯、点灯が切換わる。
切タイマボタンは、運転を自動的に停止させるために運転時間の設定を行うものである。切タイマボタンを押すごとに、1時間⇒4時間⇒8時間⇒取消し⇒1時間と設定時間が切換わる。これに応じて、表示ランプも1時間ランプ⇒4時間ランプ⇒8時間ランプ⇒消灯⇒1時間ランプと切換わる。タイマにより設定された時間が経過すると、運転は停止する。
そして、空気清浄機は、操作部9およびセンサからの入力に応じて空気清浄機の運転を制御する制御装置30を備えている。図5に示すように、マイコンからなる制御装置30には、イオン発生駆動回路31、送風駆動回路32、リモコン受信回路33、埃センサ34、臭いセンサ35、人体センサ36が接続されている。また、電源回路、電源クロック回路を備えている。なお、34、35が汚れセンサである。
電源回路は、商用電源を電流ヒューズおよび温度ヒューズを経てダイオードブリッジで整流、平滑して、ファンモータ用電源およびスイッチング電源の入力として供給する。
電源クロック回路は、電源回路の一次側電圧波形を方波形信号に変換する。出力が一定時間以上High信号またはLow信号を継続すると、制御装置30は停電と判定し、臭いセンサ35、埃センサ34、人体センサ36の駆動および表示出力を停止する。
イオン発生駆動回路31は、電圧印加回路を駆動するものである。制御装置30からの指令により、クラスターイオン自動、クリーン、イオンコントロール、クラスターイオン切の各イオン運転モードに切り換えられ、イオン運転モードに応じたイオンが発生する。
送風駆動回路32は、送風機の運転中、制御装置30からの出力に基づいて、制御電源とPWMパルスを供給して、ファンモータ5の回転制御を行う速度指令直流電圧を作成し、電圧の大きさに応じてファンモータ5を回転駆動する。すなわち、風量が静音、弱〜強の複数段階の強さとなるように送風機の回転数が設定されており、送風駆動回路32は、制御装置30からの指令に応じて回転数を選択する。回転数が低いほど風量は少なく、また騒音も低い。逆に回転数が高いと、風量は多く、騒音が大きくなる。
リモコン受信回路33は、リモコンから送られてきた赤外線信号を受光ユニットにより受信して、High信号またはLow信号に変換し、制御装置30に出力する。
埃センサ34は、発光素子と受光素子の組み合わせた光センサとされ、室内の埃の量を検出する。埃の量が多いほど出力電圧が上昇する。出力電圧は制御装置30に入力され、制御装置30は、予め設定した値との差に応じて汚れ度を判定し、汚れ度に応じて運転モードを変える。埃センサ34は、運転中のみ駆動され、停止中は駆動停止される。
また、埃センサ34で検出される粒子が大きいと、出力が高くなる。つまり、たばこの煙では連続的に出力し、埃では高い出力が不連続に出力する。花粉等の粒子は、埃より大きい出力で不連続に出力するので、たばこの煙、埃、花粉を区分けすることができる。
臭いセンサ35は、金属酸化物半導体からなるセンサを用い、センサ表面にガス成分が吸着すると抵抗値が変化することを利用して、たばこ、生活臭などの臭いを検出する。臭いセンサ35の出力電圧は制御装置30に入力され、制御装置30は、予め設定した値との差に応じて汚れ度を判定し、運転モードを変える。臭いセンサ35は、運転中は常時駆動され、停止中も間欠的に一定時間駆動される。
人体センサ36は、赤外線等の光や超音波を照射して、その反射の状態により人の有無、動き、距離を検出する。あるいはCCDカメラのように画像から人体を検出してもよい。人体センサ36の検知信号は制御装置30に入力され、制御装置30は、検知信号に基づいて人の有無、動き、位置を判断して、運転モードを変える。人体センサ36は、運転中は常時駆動され、停止中も間欠的に一定時間駆動される。
各運転モードにおいて、自動運転モードは、各センサ34、35が検知した空気の汚れ度に応じて、風量を強〜弱・静音に自動的に切換える。すなわち、風量自動運転モードである。静音運転モードは、風量を静音に固定する。すなわち、風量固定運転モードである。花粉運転モードは、風量強の運転を一定時間した後、風量を弱、強にした運転を一定時間繰り返す。15分間運転モードは、風量強の運転を一定時間した後、その後は自動運転をする。また、制御装置は、外的な変動があったとき、機器の運転状態に拘わらず一時的に送風機を高回転させる高速浄化運転を実行する。この高速浄化運転にって生じる動作音の急激な音響変化により、外的な変動があったことを報知する。このときの回転数は、変更後の運転モードの最大回転数よりも高くされる。
上記構成の空気清浄機の運転動作を図6及び図7を用いて説明する。操作部9の運転切換ボタンにより風量自動運転モードを選択して、運転を開始すると、制御装置30は、臭いセンサ35や埃センサ34の出力に基づいて空気の汚れを判断する。汚れ度の出力が一定値以下である場合は、送風機を低回転で一定の風量で運転する。また、汚れ度の出力が一定値以上である場合は、室内空気を清浄にするための清浄運転を行う。清浄運転は、送風機の回転数を室内空気の汚れ度合いに応じて高くして風量を上げ、室内空気の清浄化と共に段階的に風量を下げていく運転である。清浄運転では、送風機の最大回転数は570rpm以下に設定される。この範囲であれば、動作音は35dB以下に抑えられるため、使用者に不快とならないですむ。
しかし、この清浄運転を行う前に、超高回転の高速浄化運転を実行することにより報知を行い、その後、清浄運転に移行するのである。この報知は、約5秒間の短時間の間行う。送風機の超高回転は、清浄運転による最大風量よりも大きい風量となる回転数であって、約600rpmとされる。この高回転による送風機の動作音によって、センサ34、35の正常動作や室内空気が汚れていることを使用者に報知することができる。したがって、報知するために別途にブザーや発生装置を設ける必要がなく、既存の部材を利用できる。
また、静音運転モードを選択して、運転を開始すると、制御装置30は、まず、臭いセンサ35や埃センサ34の出力に基づいて空気の汚れを判断する。汚れ度の出力が一定値以下である場合は、送風機を一定の回転数で回転させた風量固定運転をする。図7に示すように、汚れ度の出力が一定値以上である場合は、約5秒間の短時間の間、送風機を高回転させる高速浄化運転を実行することにより報知を行う。送風機の高回転は、風量固定運転による風量よりも大きい風量となる回転数であって、約600rpmとされる。この高回転による送風機の動作音で、センサの正常動作や室内空気の汚染状況を使用者に報知することができる。この約5秒間の報知後、風量固定運転をする。風量固定運転では、送風量を使用者の操作により静音以外の強〜弱に設定できるようにしておくとよい。
上記のように、センサ34、35からの汚れ度の出力が一定値以上である場合に、高回転による送風機の動作音で報知することにより、使用者は、センサ34、35が正常に動作していること、室内空気が汚れていることを確認することができる。また、送風機を高回転させることにより、多くの室内空気を清浄することができるので、報知後の運転における室内空気の清浄効率が上がる。さらにまた、送風機を利用して報知するため、LEDやブザー等の報知のための装置を別個に設ける必要がない。
また、イオン発生装置7では、風量自動運転スタートと同時に、制御装置30は、各センサ34、35、36の出力に基づいて、イオン運転モードを選択する。臭いセンサ35の出力が一定値以下、埃センサ34の出力が一定値以下、人が無のとき、制御装置30からの指令は第1運転モードとされ、イオン発生駆動回路31を通じて電圧印加回路に通電され、所定の電圧がイオン発生素子20に印加される。このイオン運転モードでは、マイナスイオンとしてのO (HO)が最も安定に生成される。発生したマイナスイオンが3種類のフィルタ3を通過した臭いや塵、埃のない清浄な空気と混合され、調節された空気としてマイナスイオンを3万個/CC(吹出口から10cmの距離でイオンカウンタにより測定したイオン量、以下同様)含む空気流となって、吹出口6から室内に放出される。このマイナスイオンにより、リラックス効果が得られる。
臭いセンサ35の出力が一定値以下、埃センサ34の出力が一定値以下、人が有のとき、制御装置30からの指令は第2運転モードとされる。このイオン運転モードでも、マイナスイオンが多く発生され、マイナスイオンが3種類のフィルタ3を通過した臭いや塵、埃のない清浄な空気と混合され、調節された空気としてマイナスイオンを3万個/CC含む空気流となって、前吹出口から室内に放出される。このマイナスイオンが人の周囲に素早く到達し、快適な空間ができる。
臭いセンサ35および埃センサ34の少なくともいずれか一方の出力が一定値より大、人が無のとき、制御装置30からの指令は第3運転モードとされる。このイオン運転モードでは、プラスイオンとしてのH(HO)(nは任意の自然数)と、マイナスイオンとしてのO (HO)(mは任意の自然数)が最も安定に生成される。清浄な空気と調節されたプラスイオンとマイナスイオンをそれぞれ約3万個/CC含んだ空気流が吹出口6から室内に放出される。空気中の浮遊細菌に付着させて化学反応させ、そのとき発生する活性種である過酸化水素(H)および/または水酸基ラジカル(・OH)の分解作用をもって、空間中の浮遊細菌を殺菌、除去する。
臭いセンサ35および埃センサ34の少なくともいずれか一方の出力が一定値より大、人が有のとき、同様にマイナスイオンとプラスイオンを含んだ空気流が前吹出口から室内に放出される。キャビネット1前方の空間の浮遊細菌を殺菌、除去することができる。
また、運転初期には、臭いセンサ35、埃センサ34の出力に関係なく、人体センサ36の出力に基づいて、人が有のときには、プラスイオンとしてのH(HO)(nは任意の自然数)と、マイナスイオンとしてのO (HO)(mは任意の自然数)が最も安定に生成される。同様にマイナスイオンとプラスイオンを含んだ空気流が吹出口6から室内に放出される。室内の浮遊細菌を殺菌、除去することができる。
人が無のときには、マイナスイオンとしてのO (HO)が最も安定に生成される。同様にマイナスイオンを含んだ空気流が吹出口6から室内に放出される。このマイナスイオンにより、リラックス効果が得られる。
このように、室内の汚れ具合と人の有無に応じてイオンを含んだ空気を選択された吹出口6から吹き出すことにより、素早く浮遊する細菌を不活化し、快適な空間を創出することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正および変更を加え得ることは勿論である。空気清浄機能を有する空気調和機、除湿機、加湿器、冷蔵庫、ファンヒータ等にも本発明を適用可能である。
また、上記実施形態では、汚れセンサ34、35により一定値以上の汚れ度を検知したときに報知したが、リモコン等の入力操作により運転切替を行うときに、送風機を高回転させる高速浄化運転を実行して報知するようにしてもよい。報知後に、変更後の運転を行う。使用者は、報知により、入力が確実に行われたこと、入力操作によって運転切替が行われたことを確認することができる。
また、室内に人がいないときには報知の必要が無いので、人体センサを利用して、人がいないときには報知を行わないようにし、人がいるときにだけ報知を行うようにしてもよい。
本発明の空気清浄機の平面図 空気清浄機の正面図 空気清浄機の断面図 イオン発生素子の断面図 空気清浄機の制御ブロック図 風量自動運転モード時における送風機の動作を示すタイミングチャート 風量固定運転モード時における送風機の動作を示すタイミングチャート
符号の説明
1 キャビネット
3 フィルタ
4 ファン
5 ファンモータ
6 吹出口
7 イオン発生装置
9 操作部
20 イオン発生素子
30 制御装置
34 埃センサ
35 臭いセンサ
36 人体センサ

Claims (4)

  1. 吸込口から室内空気をキャビネット内に吸い込み、吹出口から室内に吹き出させる送風機と、吸い込まれた空気を清浄にする清浄手段と、空気清浄機に対する外的な変動を検知する検知手段と、前記送風機の風量制御を行う制御装置とが設けられ、
    前記制御装置は、外的な変動の検知によって、機器の運転状態に拘わらず送風機を高回転させる高速浄化運転を行い、その急激な音響変化により外的な変動があったことを報知することを特徴とする空気清浄機。
  2. 吸込口から室内空気をキャビネット内に吸い込み、吹出口から室内に吹き出させる送風機と、吸い込まれた空気を清浄にする清浄手段と、室内空気の汚れ度を検知する汚れセンサと、前記送風機の風量制御を行う制御装置とが設けられ、
    前記制御装置は、検知された室内空気の汚れ度に応じて前記送風機の風量制御を行う風量自動運転モードを備え、一定値以上の汚れ度を検知すると、前記風量自動運転モードによる最大風量よりも大きい風量で前記送風機を運転させることによって報知することを特徴とする空気清浄機。
  3. 前記制御装置は、一定時間報知した後、風量自動運転モードで運転することを特徴とする請求項2記載の空気清浄機。
  4. 吸込口から室内空気をキャビネット内に吸い込み、吹出口から室内に吹き出させる送風機と、吸い込まれた空気を清浄にする清浄手段と、室内空気の汚れ度を検知する汚れセンサと、前記送風機の風量制御を行う制御装置とが設けられ、
    前記制御装置は、一定の風量で運転を行う風量固定運転モードを備え、一定値以上の汚れ度を検知すると、風量固定運転モードによる風量よりも大きい風量で前記送風機を運転することによって報知することを特徴とする空気清浄機。
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