JP2007028706A - ステータ及びブラシレスモータ - Google Patents

ステータ及びブラシレスモータ Download PDF

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Terumitsu Takahashi
輝充 高橋
Kazutoshi Ito
一敏 伊藤
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Abstract

【課題】小型化を図ることができ、組付けが容易であるステータを提供する。
【解決手段】ステータ20は、リング状の環状部21と該環状部21から径方向に延びる複数のティース22とを備えたステータコア23と、ティース22の外径側端部22aが内周面24aに固定され、その外周面24bがモータの外周面をなす磁性体からなる円筒状のヨーク24とを備える。ティース22の外径側端部22aの外周面22bはヨーク24の内周面24aに沿った曲面形状とされており、該外径側端部22aの外周面22bがヨーク24の内周面24aに圧入固定されることで、ステータコア23がヨーク24に固定されている。ティース22の外径側端部22aの周方向中央部に、軸方向に延びた凹部27が形成されている。ヨーク24の内周面24aには、該内周面24aから突出し軸方向に延びた、凹部27に係合される凸部28が設けられている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、インナロータ型のブラシレスモータにおけるステータ及びブラシレスモータに関するものである。
従来、インナロータ型のブラシレスモータにおいて、例えば、特許文献1に開示されているようなステータコアを備えたものがある。
上記公報のステータコアは、リング状のアウタコアと、径方向に直線状に延び巻線を巻回するためのティースが周方向に等間隔に複数個配設され内側端部にて周方向にリング状に連結され更にその内周部にはロータ収容孔を形成してなるインナコアとを備え、アウタコアの内周部とティースの外側端部とが連結されている。そして、アウタコアの外周面に対してヨークの内周面が圧入固定されることで、ステータコアに巻線を巻回してなるステータは有底円筒状のヨークの内周面に固定されている。
このようなステータコアにおいては、アウタコアとインナコアとを連結する前に、インナコアのティースに巻線を巻回することができ、しかもこの場合、ティースの外側から巻線を巻回することができるので、巻線作業が容易で、巻線の占積率を向上することができる。
特開2004−64925号公報
ところで、上記従来の構成であると、アウタコアとヨークとが径方向に重なり、モータの大型化を招いていた。また、インナコアのアウタコアへの固定部は複数であって凹凸圧入嵌合であるため、これらの固定部を周方向及び径方向に圧入するためには固定部を高精度に加工する必要があり、その組付け作業は容易ではなかった。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、小型化を図ることができ、組付けが容易であるステータ及びブラシレスモータを提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、リング状の環状部と該環状部から径方向に延びる複数のティースとを備えたステータコアと、前記ティースの外径側端部が内周面に固定され、その外周面がモータの外周面をなす磁性体からなる円筒状のヨークと、を備えた。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のステータにおいて、前記ティースの外径側端部の外周面はヨークの内周面に沿った曲面形状とされており、該外径側端部の外周面がヨークの内周面に圧入固定されることで、前記ステータコアが前記ヨークに固定されている。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のステータにおいて、前記ティースの外径側端部は、前記ティースの周方向中心線から周方向外側に向けて前記ヨークの内周面に対する圧入代が徐々に大きくなるように設定されている。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のうち何れか1項に記載のステータにおいて、前記ティースの外径側端部の周方向中央部に、軸方向に延びた凹部が形成されている。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のステータにおいて、前記ヨークの内周面には、該内周面から突出し軸方向に延びた、前記凹部に係合される凸部が設けられてい。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のうち何れか1項に記載のステータにおいて、前記ティースの外径側端部には、該ティースに対して周方向両側に延びるように、径方向幅が前記ティースの周方向幅の2分の1以上、且つ、周方向幅が前記ティースの周方向幅の2分の1以上である鍔部が形成されており、該鍔部により前記ステータコアが前記ヨークの内周面に固定されている。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のうち何れか1項に記載のステータにおいて、前記ヨークの外周面において、前記ステータコアが圧入された外側の部分に、磁性体からなる円筒状の環状磁気部材を更に設けた。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7に記載のステータにおいて、前記ステータコアはスキューされたスロットを有している。
請求項9に記載の発明は、請求項1〜8のうち何れか1項に記載のステータと、前記ステータの内側に回転可能に配設され、該ステータにて発生する回転磁界によって回転されるロータと、を備えたことを特徴とするブラシレスモータである。
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載のブラシレスモータにおいて、前記ブラシレスモータは、エンジン燃焼室に流入させるエアの速度又は方向を制御する吸気管内に設けられた弁を開閉する。
(作用)
請求項1に記載の発明によれば、ステータコアがヨークに固定されることでステータが構成されるため、ステータがインナコアとアウタコアとを備え、それらがヨーク内に挿入固定されてヨークが構成される場合と比較して、ステータが小径化され小型化される。また、ステータを構成する部品点数が低減されるため、コスト低減を図ることができる。また、ステータコアをヨークの内周面に固定することでステータを形成することができるため、容易に組付けすることができる。従って、モータの小型化を図ることができ、組付けが容易である。
請求項2に記載の発明によれば、ティースの外径側端部の外周面はヨークの内周面に沿った曲面形状とされているため、ティースの外径側端部の外周面がヨークの内周面に圧接され、ティースの外径側端部の外周面すべてが磁気の通り面となる。このため、ティースからヨークに効率よく磁束が流れ、この部分に磁気抵抗がある場合と比較して、ヨークの板厚を小さくすることができ、ステータを小型化することができる。
請求項3に記載の発明によれば、ティースの外径側端部は周方向中心から周方向外側に向けてヨークの圧入代が徐々に大きくなるように設定されているため、ティースの外径側端部の外周面において、ティースの周方向中心を挟んで周方向両側の部分がヨークの内周面に等しく当接することになる。このため、ティースの周方向中心を挟んだ外径側端部の外周面におけるヨークに対する磁束の流れが同一となり、モータをスムーズに回転させることができる。また、ヨークの内周面のティースに対向する部分において、ティースの外径側端部の周方向中心に対向する部分が、ティースの外径側端部の周方向両側に対向する部分に比べ、径方向内側に僅かであるが歪むので、ティースはヨークの内周面において周方向に係止されて空転防止される。なお、圧入代とは、ティースの外径側端部において、ヨークの内周面に圧入される部分の径方向長さのことである。
請求項4に記載の発明によれば、ステータコアがヨーク内に圧入される際に、ヨークの内周面がティースの外径側端部の周方向中央部に形成された凹部に向けて僅かに歪むため、ティースはヨークの内周面において周方向に係止されて空転防止される。
請求項5に記載の発明によれば、ヨーク内周面に設けられた凸部がティースの外径側端部に形成された凹部に係合されるため、ステータコアはヨーク内で周方向に確実に係合され、空転が防止される。
請求項6に記載の発明によれば、ティースの外径側端部の周方向両側に形成された鍔部は、周方向幅がティースの周方向幅の2分の1以上とされ、径方向幅がティースの周方向幅の2分の1以上とされている。このため、ティースに流れる磁束が確実にヨークへと流れる。例えば、ティースの外径側端部の中央部に、凹部等の磁気抵抗となるものが形成されていても、磁束損失を生じさせない。また、鍔部により、ステータコアの空転トルクが大きくなるため、ステータコアはヨーク内で確実に固定される。
請求項7に記載の発明によれば、ステータコアの外側の部分に磁性体からなる環状磁気部材を設けることで、この環状磁気部材によりヨークの外側で磁気回路を形成することができるため、ヨークの板厚を小さくすることで磁気回路以外の部分を小さくし、ステータ並びにモータを径方向に小型化し、軽量化することができる。
請求項8に記載の発明によれば、ヨークの内周面にステータコアを圧入することで容易にスキュー固定ができ、ディテントトルクの低減を図ることができる。
請求項9に記載の発明によれば、従来のインナコアとアウタコアとからなるステータを備えたブラシレスモータと比較して、ティースとヨークの間の磁気抵抗が少なく磁束の流れがスムーズであり、また、ステータを構成する部品点数が低減されるため、ブラシレスモータは径方向に小型化され軽量化される。
請求項10に記載の発明によれば、従来のインナコアとアウタコアとからなるステータを備えたブラシレスモータと比較して、ティースとヨークの間の磁気抵抗が少なく磁束の流れがスムーズとされたブラシレスモータにより弁が開閉される。このため、ブラシレスモータに発生する音・振動が低減され、弁の制御が容易となる。
本発明によれば、モータの小型化を図ることができ、組付けが容易であるステータステータ及びブラシレスモータを提供することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1は、本発明にかかるステータ及びブラシレスモータが適用された、自動車のエンジンに装着されるスロットルバルブ装置1の概略構成図である。スロットルバルブ装置1は自動車のエンジン燃焼室の燃焼状態を好適に制御するためにエンジン燃焼室へ吸気されるエアの量を制御調整するための装置であり、ブラシレスモータはエンジン燃焼室に流入させるエアの速度又は方向を制御する吸気管内に設けられた弁を開閉するものである。
スロットルバルブ装置1は、吸気管2が形成されたスロットルボディ3と、吸気管2に設けられた弁としてのスロットルバルブ4と、スロットルバルブ4を駆動するブラシレスモータ5と、ブラシレスモータ5の駆動を制御する制御部6とを備えている。吸気管2は図示しないエンジンシリンダに接続されている。
スロットルバルブ4はスロットルボディ3に支持された回転軸7を中心に回転可能とされており、吸気管2内で回転軸7を中心に回転することで吸気管2を開閉し、吸気管2を通過してエンジン燃焼室へ流入させるエアの量を調整する。回転軸7は、一端側がピニオン8及び減速ギア9を介してブラシレスモータ5の出力軸5aと連結されており、他端側にスロットルバルブ4が固定されている。なお、回転軸7には戻しばね10が設けられており、この戻しばね10はスロットルバルブ4が吸気管2を閉じる方向に回転するように回転軸7を常時付勢している。
この構成により、ブラシレスモータ5が駆動されて回転軸7が回転し、スロットルバルブ4が吸気管2を開閉するように回転する。そして、スロットルバルブ4が吸気管2を開けるようにブラシレスモータ5が駆動されないときは、戻しばね10により付勢されてスロットルバルブ4は吸気管2を閉じている。
また、スロットルボディ3には、スロットルバルブ4の開度に応じた検出信号を出力する開度センサ11が設けられている。制御部6は、開度センサ11からの検出信号、自動車の室内に設けられたアクセルペダルの踏込み量、エンジン回転数、車速等の信号を入力し、それらの信号に基づいてブラシレスモータ5を制御する。つまり、制御部6は、アクセルペダルの踏込み量、エンジン回転数、車速等の信号に応じて、吸気管2に接続されたエンジンシリンダ(図示せず)内に流入させるエアの速度及び方向を制御する。
詳しくは、制御部6は、信号を入力するとそれらの信号に基づいてスロットルバルブ4の目標開度を設定し、開度センサ11からの検出信号がその目標開度に達するようにブラシレスモータ5を駆動する。そして、スロットルバルブ4の開度が目標開度に達したとき、ブラシレスモータ5の通電電流量を維持することにより、スロットルバルブ4の開度を保持する。
次に、上記ブラシレスモータ5について説明する。図2(a)は、ブラシレスモータ5の断面図である。ブラシレスモータ5は、ステータ20とロータ30とを備えている。
ステータ20は、リング状の環状部21と該環状部21から径方向に延びる複数のティース22とを備えたステータコア23と、ティース22の外径側端部22aが内周面24aに固定され、その外周面24bがブラシレスモータ5の外周面5bをなす磁性体からなる円筒状のヨーク24とを備えている。
ティース22は、略同じ周方向幅B(図2(b)参照)で径方向に直線状に延び、周方向に等間隔に10個配設されている。環状部21において、各ティース22間を連結する部分には、薄肉部21aが設けられている。この薄肉部21aは、隣接するティース22間の漏れ磁束を低減すべく磁気抵抗を増加させるために設けられている。 図3に示すように、ステータコア23は、磁性金属板材をプレス打抜き加工してなるコアシート23aを複数枚積層して構成される積層型のコアである。そして、各ティース22にはインシュレータ25を介して巻線(図示せず)が巻回されている。また、ヨーク24は有底円筒状とされている。
図2(b)に示すように、ティース22の外径側端部22aには、該ティース22に対して周方向両側に延びるよう鍔部26が設けられている。各鍔部26は、径方向幅がティース22の周方向幅Bの2分の1以上、且つ、周方向幅がティース22の周方向幅Bの2分の1以上とされている。また、各鍔部26の外周面26a、即ちティース22の外径側端部22aの外周面22bは、ヨーク24の内周面24aに沿った曲面状とされており、鍔部26(外径側端部22a)がヨーク24の内周面24aに圧入固定されることで、ステータコア23がヨーク24に固定されている。つまり、各ティース22の外径側端部22aにおいて周方向両側に延びる各鍔部26の外周面26aが内周面24aに圧接されることで、各ティース22の外周面22bはティース22の周方向幅B分だけ確実に内周面24aに圧接され、それだけ磁束が流れる面が確保される。
また、外径側端部22aの外周面22bの周方向中央部、つまり鍔部26の間には、軸方向に延びた凹部27が形成されている。各凹部27は、径方向外側が開口しており、径方向外側に向かうほど周方向に対向する辺が互いに離間するような略台形状をなしている。
また、ヨーク24の内周面24aには、前記各ティース22に対応する位置に、該内周面24aから突出し軸方向に延びた、前記凹部27に係合される凸部28が設けられている。なお、この凸部28は内周面24aに新たに突条部を設けることで形成してもよいし、ヨーク24を内側に変形させることで形成してもよい。
このような構成のステータ20は、先ず、コアシート23aを軸方向に複数枚積層してステータコア23が構成される。次いで、ステータコア23にインシュレータ25が装着され、各ティース22に巻線が巻回される。そして、ステータコア23の凹部27とヨーク24の凸部28とを位置合わせし、凹部27が凸部28に嵌合するように、ステータコア23がヨーク24内に圧入される。このとき、ステータコア23がヨーク24内に圧入されることで、凸部28は凹部27に沿って嵌合され、ステータコア23はヨーク24に対して周方向に係止される。また、ステータコア23は、鍔部26の外周面26a(ティース22の外周面22b)が、ヨーク24の内周面24aに対して圧接した状態で固定され、周方向にがたを生じさせない。
一方、図2(a)に示すように、ロータ30はステータ20の内側に回転可能に配設され、前記制御部6(図1参照)からの出力信号に基づいて、ステータ20にて発生する回転磁界によって回転される。ロータ30は、その外周面に周方向に異極となる複数のマグネット31が固定されており、前記出力軸5a(図1参照)をその端部に有する回転軸32を中心に回転可能とされている。
次に、上記実施形態の特徴的な作用効果を以下に記載する。
(1)ステータコア23がヨーク24に固定されることでステータ20が構成されるため、ステータがインナコアとアウタコアとヨークとを備えて構成される場合と比較して、ステータ20が小型化される。また、ステータ20を構成する部品点数が低減されるため、コスト低減を図ることができる。また、ステータコア23をヨーク24の内周面24aに固定することでステータ20を形成することができるため、容易に組付けすることができる。従って、ブラシレスモータ5の小型化を図ることができ、組付けが容易である。
(2)ティース22の外径側端部22aの外周面22bはヨーク24の内周面24aに沿った曲面形状とされているため、ティース22の外径側端部22aの外周面22bがヨーク24の内周面24aに圧接され、ティース22の外径側端部22aの外周面22bすべてが磁気の通り面となる。このため、ティース22からヨーク24に効率よく磁束が流れ、この部分に磁気抵抗がある場合と比較して、ヨーク24の板厚を小さくすることができ、ステータ20を小型化することができる。
(3)ヨーク24の内周面24aに設けられた凸部28がティース22の外径側端部22aに形成された凹部27に係合されるため、ステータコア23はヨーク24内で周方向に確実に係合され、空転が防止される。
(4)ティース22の外径側端部22aの周方向両側に形成された鍔部26は、周方向幅がティース22の周方向幅Bの2分の1以上とされ、径方向幅がティース22の周方向幅Bの2分の1以上とされている。このため、ティース22に流れる磁束が確実にヨーク24へと流れる。例えば、ティース22の外径側端部22aの中央部に、凹部等磁気抵抗となるものが形成されていても、磁束損失を生じさせない。また、鍔部26により、ステータコア23の空転トルクが大きくなるため、ステータコア23はヨーク24内で確実に固定される。
(5)従来のインナコアとアウタコアとからなるステータを備えたブラシレスモータと比較して、ティース22とヨーク24の間の磁気抵抗が少なく磁束の流れがスムーズとされたブラシレスモータ5によりスロットルバルブ4が開閉される。このため、ブラシレスモータ5に発生する音・振動が低減され、スロットルバルブ4の制御が容易となる。
尚、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施の形態では、ティース22の外径側端部22aの外周面22b(即ち、鍔部26の外周面26a)は、ヨーク24の内周面24aに沿った曲面形状とされているものとしたが、外周面22b(26a)はこの形状に限定されない。例えば、上記実施形態において、ティース22に換えて図4(a)に示すティース40を用いてもよい。なお、この場合、ステータが圧入される前のヨーク24には凸部28が設けられていないものとする。図4(a)に示すように、ティース40の外径側端部41は、ティース40の周方向中心から周方向外側に向けてヨーク24の内周面24aに対する圧入代が徐々に大きくなるように設定されている。なお、圧入代とは、ティース40の外径側端部において、ヨーク24の内周面24aに圧入される部分の径方向長さのことである。また、外径側端部41の外周面41aの周方向中央部には凹部42が形成されている。このように構成すると、ティース40の外径側端部41の外周面41aにおいて、ティース40の周方向中心を挟んで周方向両側の部分がヨーク24の内周面24aに等しく当接することになる。
つまり、このように構成すると、ステータコアがヨーク24に圧入される際、外径側端部41においては、ヨーク24の内周面24aが完全な真円でなくても、ティース40の周方向中心を挟んで周方向両側の部分がヨーク24の内周面24aに等しく当接することになる。このため、ティース40の周方向中心を挟んだ外径側端部41の外周面41aにおけるヨーク24に対する磁束の流れが同一となり、磁束はティース40から周方向両側に流れるから、磁束の流れが片側に偏らない。従って、ブラシレスモータをスムーズに回転させることができる。
また、ヨーク24の内周面24aのティース40に対向する部分において、ティース40の外径側端部41の周方向中心、即ち凹部42に対向する部分が、ティース40の外径側端部41の周方向両側に対向する部分に比べ、径方向内側に僅かであるが歪む。これは、ヨーク24の内周面24aにおいて、外径側端部41の周方向両側(圧入代が大きい部分)に対向する部分が、外径側端部41の外周面41aに沿って径方向外側に僅かに変形されるためである。このため、ティース40はヨーク24の内周面24aにおいて周方向に係止されて空転防止される。
・上記実施の形態において、図5に示すように、ヨーク24の外周面において、ステータコア23が圧入された外側の部分に、磁性体からなる円筒状の環状磁気部材50を設けた構成としてもよい。このように構成すると、環状磁気部材50によりヨーク24の外側で磁気回路を形成することができるため、ヨーク24の板厚を小さくすることで磁気回路以外の部分を小さくし、ステータ20並びにブラシレスモータ5を径方向に小型化し、軽量化することができる。なお、環状磁気部材50はCリング状のものとしてもよい。
・上記実施の形態において、ステータコア23はスキューされたスロットを有するものとしてもよい。この場合、ヨーク24の内周面24aにステータコア23を圧入することで容易にスキュー固定が可能であり、ディテントトルクの低減を図ることができる。
・上記実施の形態では、各ティース22の周方向中央部に凹部27を形成し、ヨーク24の内周面24aにおいて各凹部27に対応する位置に凸部28を設けたが、凹部27及びそれに対応する凸部28の数や形状、位置を適宜変更してもよい。
・上記実施の形態では、各ティース22に凹部27を設けたが、必ずしも凹部27を設けなくてもよい。凹部27を設けなくても、ティース22の外径側端部22aはヨーク24の内周面24aに圧入され固定される。その場合、ヨーク24に凸部28を設けなくてもよい。
・上記実施形態のブラシレスモータ5の構成を上記以外で適宜変更してもよい。例えば、ステータコア23にティース22を等間隔に配置したが、その配置は等間隔でなくてもよい。また、ティース22の数も10個以外であってもよい。
・上記実施の形態では、ステータ20及びブラシレスモータ5がスロットルバルブ装置1に適用された場合について説明したが、スロットルバルブ装置1以外の装置に適用してもよい。
スロットルバルブ装置の概略構成図。 (a)はブラシレスモータの断面図。(b)は(a)の部分拡大図。 ブラシレスモータの軸方向断面図。 (a),(b)は変形例のティースを説明する断面図。 変形例のステータを説明する断面図。
符号の説明
2…吸気管、4…弁としてのスロットルバルブ、5…ブラシレスモータ、5b…モータの外周面、20…ステータ、21…環状部、22,40…ティース、22a,41…ティースの外径側端部、22b,41a…ティースの外周面、23…ステータコア、24…ヨーク、24a…ヨークの内周面、24b…ヨークの外周面、26…鍔部、26a…鍔部の外周面、27,42…凹部、28…凸部、30…ロータ、50…環状磁気部材、B…ティースの周方向幅。

Claims (10)

  1. リング状の環状部と該環状部から径方向に延びる複数のティースとを備えたステータコアと、
    前記ティースの外径側端部が内周面に固定され、その外周面がモータの外周面をなす磁性体からなる円筒状のヨークと、
    を備えたことを特徴とするステータ。
  2. 請求項1に記載のステータにおいて、
    前記ティースの外径側端部の外周面はヨークの内周面に沿った曲面形状とされており、
    該外径側端部の外周面がヨークの内周面に圧入固定されることで、前記ステータコアが前記ヨークに固定されていることを特徴とするステータ。
  3. 請求項1に記載のステータにおいて、
    前記ティースの外径側端部は、前記ティースの周方向中心線から周方向外側に向けて前記ヨークの内周面に対する圧入代が徐々に大きくなるように設定されていることを特徴とするステータ。
  4. 請求項1〜3のうち何れか1項に記載のステータにおいて、
    前記ティースの外径側端部の周方向中央部に、軸方向に延びた凹部が形成されている
    ことを特徴とするステータ。
  5. 請求項4に記載のステータにおいて、
    前記ヨークの内周面には、該内周面から突出し軸方向に延びた、前記凹部に係合される凸部が設けられていることを特徴とするステータ。
  6. 請求項1〜5のうち何れか1項に記載のステータにおいて、
    前記ティースの外径側端部には、該ティースに対して周方向両側に延びるように、径方向幅が前記ティースの周方向幅の2分の1以上、且つ、周方向幅が前記ティースの周方向幅の2分の1以上である鍔部が形成されており、該鍔部により前記ステータコアが前記ヨークの内周面に固定されていることを特徴とするステータ。
  7. 請求項1〜6のうち何れか1項に記載のステータにおいて、
    前記ヨークの外周面において、前記ステータコアが圧入された外側の部分に、磁性体からなる円筒状の環状磁気部材を更に設けたことを特徴とするステータ。
  8. 請求項1〜7に記載のステータにおいて、
    前記ステータコアはスキューされたスロットを有していることを特徴とするステータ。
  9. 請求項1〜8のうち何れか1項に記載のステータと、
    前記ステータの内側に回転可能に配設され、該ステータにて発生する回転磁界によって回転されるロータと、
    を備えたことを特徴とするブラシレスモータ。
  10. 請求項9に記載のブラシレスモータにおいて、
    前記ブラシレスモータは、エンジン燃焼室に流入させるエアの速度又は方向を制御する吸気管内に設けられた弁を開閉することを特徴とするブラシレスモータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007308486A (ja) * 2006-04-19 2007-11-29 Japan Polypropylene Corp メタロセン系触媒における新規な遷移金属化合物
JP2013187924A (ja) * 2012-03-06 2013-09-19 Mitsubishi Electric Corp 回転電機及び回転電機のステータコアの固定方法
JP2021093789A (ja) * 2019-12-06 2021-06-17 日産自動車株式会社 回転電機のステータ、及び回転電機のステータの製造方法

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