JP2007025618A - 多機能照明オーディオ装置 - Google Patents

Abstract

【課題】 音楽とこの音楽に適した色彩信号とが一つのコード化された色彩音楽ファイルを構成し，上記色彩音楽ファイルを利用することで，全体的な構成が簡単であり，システムの構成費用も少ない，最適化された照明およびオーディオシステムを実現できる多機能照明オーディオ装置を提供する。
【解決手段】 色彩音楽ファイルを保存する色彩音楽保存部１３と；色彩音楽保存部１３に保存された上記色彩音楽ファイルに収録された色彩音楽データを上記音楽データと上記色彩照明データに分離し，分離された各データに基いて音楽信号と色彩照明信号を出力する出力制御部１５と；出力制御部１５から上記色彩照明信号を受けて色彩照明を出力する照明部２２と；出力制御部１５から上記音楽信号を受けて音を出力するオーディオ部１６と；色彩音楽保存部１３に保存された色彩音楽データを操作する操作部４０と；を含む多機能照明オーディオ装置を構成する。

【選択図】 図２

Description

本発明は，多機能照明オーディオ装置に関する。

従来から，感性照明オーディオシステムに関する技術が提案されている。例えば，図１は，特許文献１に開示された感性照明オーディオシステムの全体構成図である。図１に示されたように，上記感性照明オーディオシステムは，照明スタンドに配置された一般的な照明ランプ１７０と，ＣＤプレーヤー１０１と，スピーカ１９０と，照明ランプ１７０のカラーを変換するカラーフィルタ１８０およびそのカラーフィルタ選択部１８１，１８２と，ＣＤプレーヤー１０１から出力されるオーディオ信号に基づいて検出された音楽パラメータ，または，自動モードが選択された場合に予め定められたプログラムにしたがって照明ランプ１７０の明るさが調節され，かつ，カラーフィルタ１８０が選択されることによって多様なカラーを出力する感性照明制御装置１００と，から構成される。

ここで，感性照明制御装置１００は，オーディオ信号の入力を受け，照明を制御するための音楽パラメータを検出する音楽パラメータ検出部１１０と，自動モードと複数の手動モードの中から１のモードを選択し，さらに，その他の制御動作も操作するためのキーボード１３０と，音楽の和音，メロディー，リズムおよび周波数などに基づいて照明のカラーおよび明るさを調節するために予め実験によって求められた最適の感性データを保存する感性データベース１４０と，キーボード１３０により選択されたモードが，手動モードのときにはモード別に予め定められた音楽パラメータによって，また，自動モードのときには音楽パラメータ検出部１１０から検出された音楽パラメータによって，感性データベース１４０から，照明の明るさ制御値およびカラー制御値を読み出して，カラーを制御するカラー制御信号と明るさを制御する明るさ制御信号を出力する制御部１２０と，制御部１２０の上記明るさ制御信号に基づいて照明ランプ１７０の明るさを制御する明るさ制御部１５０と，制御部１２０の上記カラー制御信号に基づいて照明ランプ１７０のカラーフィルタ１８０を選択するカラーフィルタ選択部１８１，１８２を制御するフィルタ制御部１６０と，から構成される。

上記のように構成された感性照明オーディオシステムにおいて，使用者は，電源をオンにした後，ＣＤプレーヤー１０１を作動するか，外部のオーディオ信号を入力し，キーボード１３０から感性照明のモードを選択する。このとき，モードの選択としては，手動モードおよび自動モードのいずれか一つを選択する。手動モードでは，複数種類のモードから１のモードを設定した後，各モード別に音楽の種類によって予め実験的に求められた照明制御プログラムが作動し，実際に入力される音楽のパラメータは検出されずに，予め定まった上記照明制御プログラムによって制御する。
一方，自動モードでは，実際に入力されるオーディオ信号が分析されることで上記音楽パラメータが検出され，このパラメータに基づいて，感性データベース１４０から検索された，明るさ制御データおよびカラー制御データに基いて明るさおよびカラーが制御される。

明るさ制御において，明るさ制御部１５０は，照明ランプ１７０の電圧または電流を制御することで所望の明るさに調節する。また，カラー制御において，フィルタ制御部１６０は，ステップモータ１８１を制御して所望のカラーフィルタ１８０を選択する。すなわち，フィルタ制御部１６０は，現在調節しようとするカラーフィルタの位置を示すフィルタの位置情報を把握し，ステップモータ１８１を動作させた後，該当するフィルタが照明ランプ１７０の前に位置するとステップモータ１８１を停止させる。よって，所望のカラーフィルタを照明ランプ１７０の前に位置させることで，照明されるカラーを調節する。

これらの動作は，音楽に合わせて，または，手動モードによって選択された各モード別プログラムに合わせて制御される。この制御には，音楽パラメータによるデータベースが活用されている。
大韓民国特許公開１９９８ー００８３３５０号

しかしながら，上記感性照明オーディオシステムは，音楽パラメータ検出部からオーディオ信号を直接分析して音楽パラメータを検出した後，照明を制御するように構成されるため，システムの構造が複雑であり，音楽パラメータ検出部の構成に費用が多くかかるという問題点があった。

また，上記感性照明オーディオシステムは，音楽パラメータを検出した後，データベースから該当する明るさおよびカラー制御データを探して照明を制御するように構成されており，データベースに保存されたデータのみを用いている。これにより，データベースの保存されてない新しい音楽に合う照明の実現に，または，データベースに保存された音楽であっても，その音楽自体の特色に合う最適化された照明の実現には，限界があるという問題点があった。

そこで，本発明は，上記問題に鑑みてなされたものであり，本発明の目的とするところは，音楽とこの音楽に適した色彩信号とが一つのコード化された色彩音楽ファイルを構成することで，最適化された照明およびオーディオシステムを実現することが可能な，新規かつ改良された多機能照明オーディオ装置を提供することにある。

また，本発明は，色彩音楽ファイルに記録されたデータを出力制御部で分離し，上記照明および上記オーディオシステムを実現するように構成されることで，全体的な構成が簡単であり，システムの構成費用も少ない多機能照明オーディオ装置を提供することを目的とする。

上記課題を解決するために，本発明のある観点によれば，音楽がコード化された音楽データと，その音楽に合わせて色彩照明を変化させるパターンをデータ化した色彩照明データと，を含む色彩音楽データを保存する色彩音楽保存部と；上記色彩音楽保存部に保存された上記色彩音楽データを上記音楽データと上記色彩照明データに分離し，分離された各データを基いて音楽信号と色彩照明信号を出力する出力制御部と；上記出力制御部から上記色彩照明信号を受けて色彩照明を出力する照明部と；上記出力制御部から上記音楽信号を受けて音を出力するオーディオ部と；上記色彩音楽保存部に保存された色彩音楽データを操作する操作部と；を含むことを特徴とする，多機能照明オーディオ装置が提供される。

上記色彩音楽データは，オンラインでコード化され，かつ，上記音楽データおよび上記色彩照明データが一緒にデータベース化されたオンラインデータであってもよい。

上記照明部は，上記出力制御部から上記色彩照明信号を受けて色彩照明の出力を制御する発光制御部と，上記発光制御部から上記発光制御信号を受けて出力する発光部材と，を含んでいてもよい。

上記照明部は，ＬＥＤを用いるように構成されていてもよい。

上記オーディオ部は，上記出力制御部から上記音楽信号を受けて音楽出力を制御するオーディオ制御部と，上記オーディオ制御部の出力する制御信号を増幅する増幅器および音楽を出力するスピーカと，を含んでいてもよい。

以上説明したように本発明によれば，音楽とこの音楽に適した色彩信号とが一つのコード化された色彩音楽ファイルを構成し，出力制御部で色彩信号と音楽信号とを分離して出力することで，上記音楽自体の特色に合う最適化された照明およびオーディオを実現できるという効果がある。

また，本発明にかかる多機能照明オーディオ装置は，上記色彩音楽ファイルに記録されたデータを出力制御部で分離して上記照明および上記オーディオシステムを実現するように構成されることで，従来のように別途の音楽パラメータ検出部などが不要で，かつ，全体的な構成が簡単となり，システムの構成費用も低く抑えることができるという効果がある。

以下に添付図面を参照しながら，本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお，本明細書および図面において，実質的に同一の機能構成を有する構成要素については，同一の符号を付することにより重複説明を省略する。

以下，本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。

図２は，本実施形態による多機能照明オーディオ装置を示したブロック図である。

図２に示したように，本実施形態による多機能照明オーディオ装置は，上記色彩音楽ファイルを保存する色彩音楽保存部１３と，上記色彩音楽ファイルに収録された上記色彩音楽データを音楽データと色彩照明データとに分離し，オーディオ部を制御する音楽信号と照明のカラーと明るさを制御する色彩照明信号を出力する出力制御部１５と，この出力制御部１５から受けた色彩照明信号によって色彩照明を出力する照明部２２と，上記出力制御部１５から受けた音楽信号によって音を出力するオーディオ部１６と，上記色彩音楽ファイルを操作するための操作部４０と，から構成される。

以下，このように構成された本実施形態による多機能照明オーディオ装置の主要構成部を詳しく説明する。

まず，上記色彩音楽保存部１３は，ダウンロードされた上記色彩照明ファイルを受け，該色彩照明ファイルを保存するメモリを含んでいる。

この色彩音楽保存部１３は，コンピュータ５にダウンロードされた上記色彩音楽ファイルをＵＳＢポート１１などのポートを通して上記メモリに保存してもよい。また，この保存された色彩音楽ファイルを上記コンピュータ５または操作部４０により保存／修正／削除しうる。

ここで，上記色彩音楽ファイルとしては，音楽データおよび色彩照明データが一緒に収録されたファイルが好ましい。しかし，出力制御部１５に入力されるデータは上記色彩音楽ファイルの形式に限定されることなく，それぞれ別途に与えられた音楽データと色彩照明データが出力制御部１５に入力され，上記音楽信号と上記色彩照明信号が出力される形態でもよい。

また，出力制御部１５は，通常の処理装置であるＣＰＵなどで構成される。

また，照明部２２は，出力制御部１５から受けた上記色彩照明信号によって照明の色彩と輝度を制御する発光制御部２３と，この発光制御部２３の発光制御信号によって色彩照明を出力する発光部材３０と，から構成してもよい。

照明部２２は，ＬＥＤを用いるように構成されることが好ましい。このとき，発光制御部２３は，出力制御部１５からＲ（Ｒｅｄ），Ｇ（Ｇｒｅｅｎ），Ｂ（Ｂｌｕｅ）の色信号を受けて上記発光制御信号を出力するＬＥＤ制御部２５と，複数のＲ，Ｇ，ＢのＬＥＤにより構成され，ＬＥＤ制御部２５から受けた上記発光制御信号によって多様な色を発光するＬＥＤモジュール２７と，からなり，ＬＥＤモジュール２７の前面には，光学設計されたフィルタ２９および発光部材３０が備わる。

オーディオ部１６は，出力制御部１５の上記音楽信号によって音響出力を制御するオーディオ制御部１７と，このオーディオ制御部１７の出力信号を増幅する増幅器１９および増幅された該出力信号から音を出力するスピーカ２０と，から構成してもよい。

操作部４０は，保存された複数の色彩音楽ファイルの中から出力したい上記色彩音楽ファイルの選択を可能にする。

一方，色彩音楽保存部１３，出力制御部１５およびオーディオ制御部１７は，一つのモジュールとして制御部１０を構成してもよい。

図３〜図５は，本実施形態による多機能照明オーディオ装置の多様な実施形態を示した図である。

（第１の実施形態）
図３は，本実施形態による多機能照明オーディオ装置５０を円筒構造のスタンド形状にした例示図であり，本体部５１および発光部材３０により構成される。

ここで，本体部５１には，色彩音楽保存部１３，出力制御部１５，オーディオ部１６および操作部４０’が含まれる。

（第２の実施形態）
図４は，本実施形態による多機能照明オーディオ装置５２のパネル型発光部材３０’の構造を示した例示図である。後側には発光制御部２３’が，前側には発光部材３０’がそれぞれ配置される。このパネル型発光部材３０’は，本実施形態にかかる多機能照明オーディオ装置の他の構成要素を含む。

（第３の実施形態）
図５は，図４に示したパネル型発光部材を組み合わせて構成した組合せ型発光部材３０’を含む多機能照明オーディオ装置５２を示した例示図である。組合せ型発光部材３０’には，操作部４０，制御部１０およびスピーカ２０が連結されて構成される。

以下，上記のように構成される本実施形態による多機能照明オーディオ装置の作用を説明する。

本実施形態は，発光部材３０およびスピーカ２０を通して色彩音楽を表現するシステムであり，上記色彩音楽データのダウンロードを受けて出力制御部１５で色彩信号と音楽信号とを分離した後，色彩信号は照明部２２に，音楽信号はオーディオ部１６にそれぞれ出力することで，色彩照明および音楽表現が可能になる。

ここで，上記色彩音楽は，ウェルビーイング（Ｗｅｌｌーｂｅｉｎｇ），ヨガおよび瞑想などのように人間の生の質を向上する等の目的で多様に開発してもよく，色彩音楽を表現するようにコード化されたデータベースを予め構築するか，追加的に開発することも可能である。

オンラインでコード化された色彩音楽のデータベースを予め構築した後，コンピュータ５で，色彩音楽データのダウンロードを受け，ＵＳＢポート１１などを通して色彩音楽保存部１３に保存する。この保存された色彩音楽データは，操作部４０を通して選択され，所望の色彩音楽が出力されうる。また，保存された色彩音楽データは，操作部４０を通して操作することが可能であるとしてもよい。また，上記色彩音楽データは，コンピュータ５を通して改変されうる。

色彩音楽の色彩は，多彩な色調を表現するために，赤，緑，青の３原色を組み合わせて活用し，各音楽が内包している雰囲気，すなわち，音調，リズム，和音などに合うようにアルゴリズム化されていることが好ましい。このような色彩表現は，照明部２２の備えるＲ，Ｇ，ＢのＬＥＤを組み合わせて発光させることで表現が可能になる。

以下，コード化された色彩音楽ファイルの構成例を示す。
１（コード化された色彩音楽ファイル）＝色彩（１’）＋音楽（１”）
２（コード化された色彩音楽ファイル）＝色彩（２’）＋音楽（２”）
３（コード化された色彩音楽ファイル）＝色彩（３’）＋音楽（３”）
などから構成される。

一方，本実施形態は，Ｒ，Ｇ，Ｂの３色ＬＥＤを基本とするため，使用者所望の色を選択でき，３色の組み合わせによって一般の照明色である白色も実現できるため，通常，一般の照明の代りとしても活用できる。

上記色彩音楽データのダウンロードを受けて，そのダウンロードしたデータが直接用いられるか，メモリに予め保存された色彩音楽データを用いることによって，本実施形態の多機能照明オーディオ装置による，音楽表現とそれに適合した色彩表現を実現することができる。本実施形態の多機能照明オーディオ装置は，入力形式を，音楽データと色彩照明データとが統合された上記色彩音楽データである場合に限定することなく，上記音楽データと上記色彩照明データが独立して与えられたとしても色彩音楽を描写することができる。

以上，添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが，本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば，特許請求の範囲に記載された範疇内において，各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり，それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。

本発明は，照明システムおよびオーディオシステムを同時に実現できる多機能照明オーディオ装置に適用可能である。

従来の感性照明オーディオシステムを示したブロック図である。 本実施形態による多機能照明オーディオ装置を示したブロック図である。 本発明による多機能照明オーディオ装置の第１実施形態を示した斜視図である。 本発明による多機能照明オーディオ装置の第２実施形態を示した斜視図である。 本発明による多機能照明オーディオ装置の第３実施形態を示した斜視図である。

符号の説明

１０ 制御部
１３ 色彩音楽保存部
１５ 出力制御部
１６ オーディオ部
１７ オーディオ制御部
１９ 増幅器
２０ スピーカ
２２ 照明部
２３ 照明制御部
２５ ＬＥＤ制御部
２７ ＬＥＤモジュール
２９ フィルタ
３０ 発光部材
４０ 操作部

Claims (5)

1. 音楽がコード化された音楽データと，その音楽に合わせて色彩照明を変化させるパターンをデータ化した色彩照明データと，を含む色彩音楽データを保存する色彩音楽保存部と；
   前記色彩音楽保存部に保存された前記色彩音楽データを前記音楽データと前記色彩照明データに分離し，分離された各データに基いて音楽信号と色彩照明信号を出力する出力制御部と；
   前記出力制御部から前記色彩照明信号を受けて色彩照明を出力する照明部と；
   前記出力制御部から前記音楽信号を受けて音楽を出力するオーディオ部と；
   前記色彩音楽保存部に保存された色彩音楽データを操作する操作部と；
   を含むことを特徴とする，多機能照明オーディオ装置。
2. 前記色彩音楽データは，オンラインでコード化され，かつ，前記音楽データおよび前記色彩照明データが一緒にデータベース化されたオンラインデータであることを特徴とする，請求項１に記載の多機能照明オーディオ装置。
3. 前記照明部は，
   前記出力制御部から前記色彩照明信号を受けて色彩照明の出力を制御する発光制御部と，
   前記発光制御部から前記発光制御信号を受けて色彩照明を出力する発光部材と，
   を含むことを特徴とする，請求項１に記載の多機能照明オーディオ装置。
4. 前記照明部は，ＬＥＤを用いるように構成されることを特徴とする，請求項１〜３のいずれか１項に記載の多機能照明オーディオ装置。
5. 前記オーディオ部は，
   前記出力制御部から前記音楽信号を受けて音楽出力を制御するオーディオ制御部と，
   前記オーディオ制御部の出力する制御信号を増幅する増幅器および音楽を出力するスピーカと，
   を含むことを特徴とする，請求項１に記載の多機能照明オーディオ装置。
   
   
   

Images