JP2007025287A - プロジェクタ装置及びdmd素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】 DMD素子を用いたプロジェクタ装置において、クロスダイクロイックプリズムを利用し、小サイズで光路長(DMD素子−投影レンズ間)の短いプロジェクタ装置及びDMD素子を提供する。
【解決手段】 クロスダイクロイックプリズム12の2つのクロスダイクロイック面16の交線方向が水平方向となり、クロスダイクロイック面で分解された各色光の反射方向が垂直方向になるようにクロスダイクロイックプリズム12を配置し、且つ、DMD素子13の長手方向が該交線方向と一致するように各DMD素子13を配置する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、プロジェクタ装置及びDMD素子に関する。
プロジェクタ装置として、米テキサスインスツルメンツ社(以下、TI社)が開発したDMD素子(Digital Micromirror Device)を用いたDLP(Digital Light Processing)方式のプロジェクタ装置が知られている。DLP方式のプロジェクタ装置は、光ビームをDMD素子で反射し、投影レンズを介してスクリーンなどに投影する。
DMD素子の構成を図9に示す。DMD素子13は、正方形形状でミクロンサイズのミラー(マイクロミラーエレメント)を数十万個マトリクス状に並べた半導体型投射デバイスであり、各ミラーが画素に対応し、光源からの光を反射することで映像を投影する。該ミラーの対角の2点はそれぞれ支柱で支持され、対角線(45°)を中心に所定の角度(「振れ角」)で振れ動作する。
振れ角は、±10°あるいは±12°であり、例えば振れ角が+12°のミラーに当たった光は投影レンズを介してスクリーン上に投影され(ライトON)、振れ角が−12°のミラーに当たった光はプロジェクタ装置内の光吸収板に吸収される(ライトOFF)。この振れ角の切り替えは1秒間に数千回と言うハイスピードで行なわれており、このON/OFF比率の調整により濃度調整がなされる。
DMD素子を用いたDLPプロジェクタの特徴としては、液晶のように偏光光を用いる必要がないので光利用効率が高い点、反射ミラーであるので光損失が少ない点、輝度の高さや階調再現などのカラー再現性が優れている点、応答速度が速く動画に対応することができる点、などが挙げられる。
このようなDLP方式のプロジェクタには、用いるDMD素子が1チップであるタイプ(以下、1チップ方式プロジェクタ)と、用いるDMD素子が3チップであるタイプ(以下、3チップ方式プロジェクタ)の2タイプがある。
1チップ方式プロジェクタは、光源からの光を光の3原色に分解するカラーホイールを有し、これを利用して時系列的に色分解し、各色光を順番に一つのDMD素子で反射し、スクリーン上に投影する。従って、スクリーン上には各色で構成される映像が投影されるが、この切り替わりスピードは極めて高速なので、眼の残像現象により切り替わり自体は知覚されず、結果としてフルカラーの映像が見られることになる。
この1チップ方式プロジェクタは、用いるDMD素子が1つで済むためコスト面で有利となるが、カラーホイールで3色に分解するため、原則的に1/3の光量しか有効利用できず、大画面に対応させるのが困難である。
3チップ方式プロジェクタは、フィリップスタイプスプリズムなどの3色分解プリズムを有し、これを利用して空間的に色分解し、分解された各色光を各色光毎に設けられたDMD素子で反射し、これを合成してスクリーン上に投影する。この3チップ方式によれば、全部の光量を有効活用することができるので大画面に対応させることができる。
3チップ方式プロジェクタの構成に関する技術としては次のものが知られている。特許文献1では、フィリップスタイプスプリズムから構成されるプロジェクタ装置が提案されている。
また、特許文献2では、図10に示すようなフィリップスタイプスプリズム20の前段に全反射型光路分離プリズム11を設けたプロジェクタ装置が提案されている。この全反射型光路分離プリズム11を設けることにより、DMD素子13と投影レンズ14の間の距離を縮めることを可能とし、これにより光利用効率や投影光学系構成の観点で極めて有利なものとなっている。
しかし、3色分離プリズムとしてフィリップスタイプスプリズム20を用いると、形状が複雑になる、光路が長くなりDMD素子13と投影レンズ14の間の距離の短縮量に限界があるという難点ある。
また、特許文献3、特許文献4では、DMD素子に代えて反射型液晶(LCOS)を、全反射型光路分離プリズムに代えて偏光ビームスプリッタを、3色分離プリズムとしてクロスダイクロイックプリズムを用いたプロジェクタ装置が提案されている。クロスダイクロイックプリズムを用いることにより、格段に光路長を短くすることを可能としている。また、プリズム自体のサイズも小さいので、プロジェクタ装置のサイズの小型化をも可能としている。
特開平7−209621号公報 特表2003−504696号公報 特開平11−133528号公報 特開2001−142141号公報
ここで、DMD素子13と全反射型光分離プリズム11とクロスダイクロイックプリズム12とを組み合わせたプロジェクタ装置を想定する。このような構成のプロジェクタ装置において問題となるのが、DMD素子への光ビームの入射角である。
DMD素子に光ビームを入射させる際には、構成要素であるマイクロミラーエレメントの振れ角に対応させて入射角を斜めにする必要がある。現状のマイクロミラーエレメントの振れ角は10°あるいは12°であるので、入射角は20°、24°(振れ角の2倍)に設定する必要がある。
この入射角を確保するためにはクロスダイクロイックプリズム12の所定の大きさが要求される。それゆえ、クロスダイクロイックプリズム12を特許文献2のLCOS液晶プロジェクタ装置のように小さくできず、それどころか実際にレイアウトしてみると、図11に示すように光路長はフィリップスプリズムを用いた場合(図10参照)より長くなってしまう。光路長が長くなってしまうと、装置サイズの大型化や、光利用効率の低下などのデメリットが生じてしまう。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、DMD素子を用いたプロジェクタ装置において、クロスダイクロイックプリズムを利用し、小サイズで光路長(DMD素子−投影レンズ間)が短いプロジェクタ装置及びDMD素子を提供することを目的とする。
また、もう一つの問題としてDMD素子の振れ角方向が挙げられる。上述のように、DMD素子を構成するマイクロミラーエレメントの振れ角方向はマイクロミラーエレメントの対角線方向である。それゆえ、DMD素子を正面から見て45°方向から光ビームを入射させる必要があるが、このことは光路の複雑化、装置の大型化に大きく寄与している。
TI社のDMD/DLP技術資料を見る限り、DMD素子について45°以外の振れ角方向を言及していない。この点について、図12を参照して説明する。なお、なお、図12は、フィリップスタイプスプリズム20と光ビームとをスクリーン側から見た図であり、光ビームは完全な平行光としている。
該技術資料によれば、図12(a)に示すように、フィリップスタイプスプリズム20を斜めに傾けて配置したプロジェクタ構成をとっているが、このような構成では光路が複雑であるばかりでなく画像そのものが斜めになってしまうため、DMD素子13サイズを有効に利用することができず、解像度が低くなってしまう。他方、DMD素子13を水平に配置しようとすれば、図12(b)に示すようにフィリップスタイプスプリズム20および全反射型光分離プリズム11は分厚いものになってしまう。
本発明は、上記問題点にも鑑みてなされたものであり、DMD素子の振れ角方向が45°であるために生じる上記の問題を解決することのできるプロジェクタ装置及びDMD素子を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、光分離プリズムとクロスダイクロイックプリズムと3つのDMD素子とから構成される3チップ方式のプロジェクタ装置において、前記クロスダイクロイックプリズムは、2つのクロスダイクロイック面の交線方向が水平方向となるように配置され、前記3つのDMD素子は、長手方向が前記クロスダイクロイック面の交線方向と一致するように配置されていることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のプロジェクタ装置において、前記DMD素子にマトリクス状に配列されるマイクロミラーエレメントの振れ角方向が前記DMD素子の長手方向と一致していることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、光分離プリズムとクロスダイクロイックプリズムとDMD素子とから構成される1チップ方式のプロジェクタ装置において、前記DMD素子にマトリクス状に配列されるマイクロミラーエレメントの振れ角方向が前記DMD素子の長手方向と一致していることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、マイクロミラーエレメントから構成されるDMD素子において、前記DMD素子にマトリクス状に配列される前記マイクロミラーエレメントの振れ角方向が前記DMD素子の長手方向と一致していることを特徴とする。
本発明により、クロスダイクロイックプリズムとDMD素子を用いたプロジェクタ装置において、クロスダイクロイックプリズムのサイズを小さくすることが可能となる。これにより、小型で光路長が短く、簡易な構成のプロジェクタ装置を実現することが可能となる。
以下、本発明について、実施の形態に即して説明する。
<第1の実施形態>
まず、本発明のプロジェクタ装置の第1の実施形態について説明する。図1は、本実施形態のプロジェクタ装置の後段部(投影系)の構成を示す。なお、(a)はプロジェクタ装置後段部の上面図であり、(b)はプロジェクタ装置後段部の側面図である。
本実施形態のプロジェクタ装置の後段部は、全反射型光分離プリズム11と、クロスダイクロイックプリズム12と、DMD素子13(R,G,B)と、投影レンズ14と、から構成される。本実施形態のプロジェクタ装置は、DMD素子13が各色光毎それぞれ1つづつ計3つ設けられている3チップ方式プロジェクタである。
なお、本実施形態では、DMD素子13として、図9に示す従来DMD素子、すなわちマイクロミラーエレメントの振れ角方向が対角線方向(45°)のDMD素子を用いている。
なお、プロジェクタ装置の前段部は、光源や光インテグレータ、レンズなどにより構成される。
プロジェクタ装置前段部では、光源から出力された光ビームに対し、光インテグレータによる照度の均一化処理、レンズによる光ビームの平行化などの必要な処理が行われる。この必要処理の施された光ビームは、プロジェクタ装置後段部の全反射型光分離プリズム11に水平方向(上下方向)に角度を持って入射する。
全反射型光分離プリズム11に入射した光ビームは、該プリズム11の全反射面15で全反射され、クロスダイクロイックプリズム12へ向かう。
クロスダイクロイックプリズム12に入射した光ビームは、クロスダイクロイックプリズム12の2つのクロスダイクロイック面16において、RGB(レッド、グリーン、ブルー)の3原色に分解される。この分解された各色光は、互いに直交する3方向に向かう。
各色に分解された光ビームは、各色光に対応して設けられたDMD素子13R、13G、13Bに入射する。各DMD素子13は、マイクロミラーエレメントをON/OFF制御することで各色光に対応する画像を形成し、これを反射する。
各DMD素子13で反射された各色光はクロスダイクロイックプリズム12で再合成され、その後合成され、投影レンズ14に向かう。そして、投影レンズ14からスクリーン上に投影され、カラー映像を形成する。
なお、本実施形態のプロジェクタ装置では、クロスダイクロイックプリズム12の2つのクロスダイクロイック面16の交線(平面と平面が交わってできる線)の方向が水平方向(横方向)となり、クロスダイクロイック面で分解された各色光の反射方向が垂直方向(上下方向)になるようにクロスダイクロイックプリズム12を配置している。また、各DMD素子13については、DMD素子13の長手方向(画素長手方向)がクロスダイクロイック面16の交線方向と一致するように配置している。
上記のようにクロスダイクロイックプリズム12及び各DMD素子13を配置することにより、DMD素子13の振れ角に対応した入射角を小サイズのクロスダイクロイックプリズム12で確保することができる。よって、クロスダイクロイックプリズム12のサイズが小さくなり、プロジェクタ装置の投影系の小型化、プロジェクタ装置自体の小型化を達成することが可能となる。また、DMD素子13から投影レンズ14までの光路長を短くすることができるので、光利用効率を上昇させることが可能となる。
なお、本実施形態のプロジェクタ装置の構成では、従来のフィリップスタイプスプリズムを用いたプロジェクタ装置と比べて、DMD素子13から投影レンズ14までの距離(光路長)を約3/4に縮めることができた。参考として、本実施形態のプロジェクタ装置の光路長と従来フィリップスタイプスプリズムを用いたプロジェクタ装置の光路長を比較したものを図2に示す。
<第2の実施形態>
次に、本発明のプロジェクタ装置の第2の実施形態について説明する。本実施形態のプロジェクタ装置は、第1の実施形態のプロジェクタ装置において、従来のDMD素子13(図9参照)の代わりに、以下に説明するDMD素子17を用いている。
図3に、本実施形態のプロジェクタ装置で用いるDMD素子17を示す。DMD素子17は、複数のマイクロミラーエレメントをマトリクス状に配列した構造を持つ。このDMD素子17は、マイクロミラーエレメントの振れ角方向を45°方向ではなく、DMD素子17の長手方向(画素長手方向)としている。すなわち、マイクロミラーエレメントは、対角の2点で支持されるのではなく、DMD素子17の長手方向と平行な2辺の中点で支持される。
なお、DMD素子17の振れ角は従来のDMD素子と同様に、±10°あるいは±12°である。
図4に、本実施形態のプロジェクタ装置、すなわちDMD素子17を適用したプロジェクタ装置の後段部を示し、(a)はプロジェクタ装置後段部の上面図であり、(b)はプロジェクタ装置後段部の側面図である。なお、DMD素子以外の構成は第1の実施形態のプロジェクタ装置のものと同一であるので、重複する構成については説明を省略する。
本実施形態のプロジェクタ装置では図3に示すDMD素子17を用いるので、振れ角方向が45°方向ではなく長手方向となる。また、本実施形態のプロジェクタ装置では、第1の実施形態のプロジェクタ装置と同様に、DMD素子17の長手方向がクロスダイクロイック面の交線方向と一致するようにDMD素子17を配置するが、この交線方向は水平方向であるので必然的にDMD素子17の振れ角方向は水平方向となる。よって、入射する光ビームは水平方向(水平面内)で処理されることになるので、全反射型光分離プリズム11に対し水平に光ビームを入射させることが可能となり、全反射型光分離プリズム11の垂直方向(上下方向)のサイズを小さくすることが可能となる。
図5は、従来DMD素子13と本実施形態に係るDMD素子17のマイクロミラーエレメントの振れ角方向と光ビームの関係を示したものであり、図中(a)が従来DMD素子13を、(b)が本実施形態に係るDMD素子17を示す。この図から、従来DMD素子13では、入射ビームが上下左右全方向に架かるが、本実施形態DMD素子17では上下方向には振れず、水平面内でのみ処理されていることがわかる。
また、本実施形態のプロジェクタ装置では、上述のように光ビームがDMD素子17の長手方向である水平方向でしか振れない。なので、DMD素子17の短手方向に対応するクロスダイクロイックプリズム12の各辺の長さは、DMD素子17の短手方向の長さをカバーできる長さがあれば足りる。よって、クロスダイクロイックプリズム12のサイズをも小さくすることが可能となり、プロジェクタ装置の投影系の小型化、プロジェクタ装置自体の小型化を達成することが可能となる。また、これにより、DMD素子13から投影レンズ14までの光路長を短くすることができるので、光利用効率を上昇させることが可能となる。
なお、本実施形態のプロジェクタ装置の構成では、従来のフィリップスタイプスプリズムを用いたプロジェクタ装置と比べて、DMD素子17(13)から投影レンズ14までの距離を約1/2に縮めることができた。参考として、本実施形態のプロジェクタ装置の光路長と従来フィリップスタイプスプリズムを用いたプロジェクタ装置の光路長を比較したものを図6に示す。
<第1/第2の実施形態と従来技術との比較>
図7は、各プリズム及びDMD素子からなる投影系(プロジェクタ装置後段部)の構成を立体視したものであり、図中(A)は図12(a)で示される従来技術のプロジェクタ装置の投影系の立体視像、(B)は図12の(b)で示される従来技術のプロジェクタ装置の投影系の立体視像、(C)は第1の実施形態の投影系の立体視像、(D)は第2の実施形態の投影系の立体視像である。また、図中の矢印は全反射型光分離プリズム11に入射する光ビーム、DMD素子13で反射して投影レンズに向かう光ビームを示す。
図7から、従来の投影系よりも本実施形態の投影系のほうが、サイズが小さく、光路長が短いことがわかる。また、その構成の複雑さも小さくなっていることがわかる。
<第3の実施形態>
次に、本発明のプロジェクタ装置の第3の実施形態について説明する。本実施形態のプロジェクタ装置は、第2の実施形態で用いたDMD素子17を1チップ方式のプロジェクタ装置に適用した構成をとる。
図8を参照して具体的に説明する。図8は本実施形態のプロジェクタ装置の後段部(投影系)の構成を示す。なお、図8(a)は本実施形態のプロジェクタ装置後段部の上面図であり、(b)はその側面図である。また、(c)は従来DMD素子13を用いた1チップ方式プロジェクタ装置の側面図である。
(c)に示すように、従来のDMD素子13を用いた1チップ方式プロジェクタ装置では、水平方向に対して所定の角度を持たせて全反射型光分離プリズム11に光ビームを入射させなければならないので、光路確保のため該プリズム11を厚いものにしなくてはならない。これを嫌ってDMD素子13を斜めに取り付ければ光路を水平面内に納めることができるが、DMD素子の画素マトリックス全体が傾き、有効画素が減り解像度が落ちてしまう。
本実施形態のようにDMD素子として、マイクロミラーエレメントの振れ角方向をDMD素子の長手方向(画素長手方向)としたDMD素子17を用いると、DMD素子を斜め配置せずとも光路を水平面内に収めることが可能となり、全反射型光分離プリズム11を薄くすることができる。よって、解像度を落とすことなく薄型の1チッププロジェクタ装置を実現することが可能となる。
<その他の実施形態>
第1〜第3の実施形態のプロジェクタ装置は、全反射型光分離プリズム11を省略した構成であってもよい。このような構成であってもプロジェクタ装置としての機能を得ることはできるが、入射光と反射光のなす角度により光源系および投影レンズをプリズムに近づけることが困難なため、短光路化ということではあまり効果がなく、この点では上記実施形態のプロジェクタ装置と比較して不利となる。しかし、部品点数の削減を達成することはできるので、構成の簡易化、コスト低減の観点では有効な構成となる。
<付記事項>
なお、上述の実施形態は本発明の好適な実施形態の一例を示すものにすぎず、本発明の実施の形態を限定する趣旨のものではない。よって、本発明は上述の実施形態に限定されることはなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形実施を行うことが可能である。例えば、DMD素子17の振れ角は、±10°あるいは±12°に限らず他の角度であってもよい。
第1の実施形態のプロジェクタ装置の後段部の構成を示す図である。 第1の実施形態のプロジェクタ装置と従来のプロジェクタ装置の光路長の違いを説明するための図である。 第2の実施形態に係るDMD素子の構成を説明するための図である。 第2の実施形態のプロジェクタ装置の後段部の構成を示す図である。 第2の実施形態のDMD素子と従来のDMD素子の違いを説明するための図である。 第2の実施形態のプロジェクタ装置と従来のプロジェクタ装置の光路長の違いを説明するための図である。 第1、第2の実施形態のプロジェクタ装置の投影系と従来プロジェクタ装置の投影系を立体視した図である。 第3の実施形態のプロジェクタ装置の後段部の構成を示す図である。 従来のDMD素子の構成を説明するための図である。 特許文献2のプロジェクタ装置の構成を示す図である クロスダイクロイックプリズムを取り付けたプロジェクタ装置を説明するための図である。 従来プロジェクタ装置におけるDMD素子の振れ角方向の問題について説明するための図である。
符号の説明
11 全反射型光分離プリズム
12 クロスダイクロイックプリズム
13 DMD素子
14 投影レンズ
15 全反射面
16 クロスダイクロイック面
17 DMD素子
20 フィリップスタイプスプリズム

Claims (4)

  1. 光分離プリズムとクロスダイクロイックプリズムと3つのDMD素子とから構成される3チップ方式のプロジェクタ装置において、
    前記クロスダイクロイックプリズムは、2つのクロスダイクロイック面の交線方向が水平方向となるように配置され、
    前記3つのDMD素子は、長手方向が前記クロスダイクロイック面の交線方向と一致するように配置されていることを特徴とするプロジェクタ装置。
  2. 前記DMD素子にマトリクス状に配列されるマイクロミラーエレメントの振れ角方向が前記DMD素子の長手方向と一致していることを特徴とするプロジェクタ装置。
  3. 光分離プリズムとクロスダイクロイックプリズムとDMD素子とから構成される1チップ方式のプロジェクタ装置において、
    前記DMD素子にマトリクス状に配列されるマイクロミラーエレメントの振れ角方向が前記DMD素子の長手方向と一致していることを特徴とするプロジェクタ装置。
  4. マイクロミラーエレメントから構成されるDMD素子において、
    前記DMD素子にマトリクス状に配列される前記マイクロミラーエレメントの振れ角方向が前記DMD素子の長手方向と一致していることを特徴とするDMD素子。
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