JP2007024885A - 航空機のホイール用タコメータ - Google Patents
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Abstract
【課題】コンパクトなタコメータを提供する。
【解決手段】本発明は、回転軸の周囲を回転するために、車軸上に取付けられる航空機のホイール用のタコメータに関し、タコメータは、車軸に固定するための固定部品とホイールにより回転駆動されるための回転部品を具備していて、固定部品と回転部品のうちの一つは、ホイールの回転の速度についての情報を発信するために、センサに向き合っている他の部品により支持される表示要素と協働するようになっている遠隔センサを含んでいて、固定部品と回転部品は、半径方向に互いに向き合って延びる部分を有していて、遠隔センサと表示要素は、半径方向で互いと整合するように、部分により支持されている。本発明によって、回転部品に固定される部分は車軸の内部に延びる。
【選択図】図1
【解決手段】本発明は、回転軸の周囲を回転するために、車軸上に取付けられる航空機のホイール用のタコメータに関し、タコメータは、車軸に固定するための固定部品とホイールにより回転駆動されるための回転部品を具備していて、固定部品と回転部品のうちの一つは、ホイールの回転の速度についての情報を発信するために、センサに向き合っている他の部品により支持される表示要素と協働するようになっている遠隔センサを含んでいて、固定部品と回転部品は、半径方向に互いに向き合って延びる部分を有していて、遠隔センサと表示要素は、半径方向で互いと整合するように、部分により支持されている。本発明によって、回転部品に固定される部分は車軸の内部に延びる。
【選択図】図1
Description
本発明は、航空機のホイール用のタコメータに関する。
タコメータは、車軸に取付けられ回転軸の周囲を回転する、航空機のホイールで周知である。タコメータは、車軸に固定するための固定部品と、ホイールにより回転されるための回転部品を具備する。大体は固定部品である部品のうちの一つは、ホイールの回転の速度についての情報を発信するために、もう一方の部品により支持される表示要素と協働するようになっている遠隔センサを含む。例えば、センサは、可変な磁気抵抗型から成る。
そのようなセンサは、特許文献1から周知である。固定部品と回転部品とは、半径方向に向かい合わせに延びる部分を具備し、遠隔センサと表示要素は半径方向で互いに整合するように前記部分により支持されている。この場合に、表示要素を支持する回転部品の部分は、遠隔センサを支持する固定部品の部分の周囲に延びる。
従って、センサと表示要素を設置することを可能にするために、車軸の端部を超える十分な空間を確保し、それによってタコメータの容量を増大することが必要である。
米国特許第2001/0052258号明細書
本発明の目的は、コンパクトなタコメータを提供することである。
この目的を達成するため、本発明は、車軸に取付けられ回転軸の周囲を回転する航空機のホイール用のタコメータを提供し、タコメータは、車軸に固定するための固定部品とホイールにより回転駆動されるための回転部品を具備していて、固定部品と回転部品のうちの一つは、ホイールの回転の速度についての情報を発信するために、センサに向き合っている他の部品により支持される表示要素と協働するようになっている遠隔センサを含んでいて、固定部品と回転部品は、半径方向に互いに向き合って延びる部分を有していて、遠隔センサと表示要素は、半径方向に互いに整合するようにそれぞれの部分により支持されている。
本発明によると、操作時に、回転部品に固定される部分は、車軸の内部に延びる。
本発明によると、操作時に、回転部品に固定される部分は、車軸の内部に延びる。
従って、センサと表示要素を少なくとも一部は車軸の内部に配置でき、それによって、本発明のタコメータを軸方向に一層コンパクトにすることができる。
本発明は、添付図を参照して示される以下の説明に照らしてより良く理解される。
図1を参照すると、本発明のタコメータは、航空機の車軸1の端部に取付けられる。車軸1は、図にリムの部分を示す航空機のホイール2を収納する。ホイールは、ホイール2が車軸1の対称軸と一致する軸Xの周囲を回転することが可能であるように、円錐状の転がり軸受け3(外部の軸受け要素が示されている)により車軸上で回転される。
タコメータは、車軸1の端部に挿入される固定部品10を有し、また停止手段(ここには示されない)、例えばねじにより、固定部品が回転しないようにする。このために、固定部品10は、車軸1の中に十分に延び、また固定部品10を車軸1上に心出しするための心出し部材を形成する、中空の円筒型部分15を含む。
固定部品10は、相補的コネクタ(車軸1の内部側面に沿って進むケーブルによって、タコメータを航空機の装置に接続するための)を受容するようになっているコネクタ12を受承している端部隔壁11を有する。
コネクタ12は、タコメータの信号を処理するための電子機器を持っていて、また端部隔壁11の後ろに延びる区画に収納されるプリント回路基板13に接続される。
プリント回路基板13は、固定部品10の中空の円筒型部分15の端部のハウジングに配置され、また軸Xの半径方向に向いている検出領域を提供するホール効果センサ14に接続される。
タコメータはさらに、本発明に記載の、ホイール2に固定される回転部品50を具備する。
回転部品50は、固定部品10の円筒型部分15と半径方向で整合し、その結果磁気ターゲット51がホール効果センサ14と半径方向で整合する状態になるように、固定部品10内に突き通る回転部品50の円筒型部分52の円筒型外部表面上で支持される、磁気ターゲット51、この場合は永久磁石、を有する。円筒型部分52は、図2に図示できるように、車軸の端部を保護し、またタコメータの外部から目に見える部分を形成するキャップ形成構造体53に固定される。キャップ53と円筒型部分52は基本的に、共通の回転軸に延びている回転体である。
本発明に従って、キャップ53は、ホイール2に嵌め込まれ、またこのために、キャップ53は、ホイール2に対しキャップ53を心出しし、ひいては円筒型部分52を回転軸X上に心出しするように、ホイール2の相補的な軸受け面と協働する円筒型軸受け面54を有する。回転部品50は、キャップ53の円錐状の軸受け面とホイール2のリムの対称な円錐状軸受け面と一緒にクランプする周縁のクランピング・カラー55によって、固定され、またホイール2上で回転しないようにされる。
キャップ53をホイール2上で心出しすることにより、回転部品50と固定部品10は同様に、いずれかの回転式誘導装置を必要として固定部品10と回転部品50との間を拡げることなく、同一軸X上で心出しされる。固定部品10と回転部品50は従って、関連要素(ホイールもしくは車軸)上に互いに独自に取付けできる二つの独自要素を構成する。本発明のタコメータは従って、従来のタコメータよりも簡素でまた製造するのが安価である。
操作時に、磁気ターゲット51がホール効果センサ14の正面を通過するとき、磁気ターゲットは周知の方法によりホイール2の回転の速度に関する情報を発信する。航空機のホイールの寸法と心出し許容値が定まれば、センサ14の適正な操作を保証するために十分なセンサ14と磁気ターゲットとの間の距離であって、ミリメートルのオーダの許容値により決定される一定の距離を保証することができる。
回転部品と固定部品との間の軸方向位置の不確実性は、数ミリメートルのオーダから成る大きな場合がある。磁気ターゲット51と半径方向で協働するセンサ14を有することは、固定部品10に対する回転部品50の軸方向配置に対するタコメータの感度を顕著に低減することを可能にする。そのような感度を解消するためには、図示したように磁気ターゲット51の軸方向長さを、固定部品に対する回転部品の軸方向配置に係らず(位置の最大限の範囲内で)、磁気ターゲット51が常にセンサ14と半径方向で整合したままであるように設定するだけで十分である。
本発明において、センサ14は、センサがほぼ車軸1の端部に延びるように、円筒型部分15により支持される。回転部品50の円筒型部分52は、固定部品10の円筒型部分15と整合するように車軸1内に突き通り、またそれは即ち、車軸1の内部で磁石51がセンサ14と整合するようにさせる。
従って、センサ14により、また磁石51により形成された組立品は、車軸1に収納され、それによって本発明のタコメータが軸方向に一層コンパクトであることを可能にしている。
本発明の具体的様相において、回転部品は、図2に図示できるように、リムにより支持されるタイア(ここでは示されない)の内部に存在する圧力を測定するために、キャップ53から突出するケーブルの端部で延び、またホイールのリム2内に差し込まれる圧電型の補助圧力センサ60を含む。
圧力センサ60の圧電要素は、回転部品50に配置される電子回路65に接続される。電子回路65は、キャップ53により内部で支持され、また固定部品10により支持される相補的な第二のコイル62の近傍に延びていて、またプリント回路基板13に電気的に接続される第一のコイル61に接続される。
第一のコイル61は、第一のコイル61の電磁気特性が、圧力センサ60の電気的状態、ひいてはタイアの内部に存在する圧力に応じた閉回路を形成するために、圧力センサ60及び電子回路65と協働する。
二つのコイル61と62は、電磁気的に相互作用する。操作時に、第二のコイル62は電気を供給され、また第二のコイル62の端子にかかる電圧は、第一のコイル61の電磁気的特性、ひいてはタイア内の圧力に従属する。第二のコイル62の端子にかかる電圧は従って、タイアの内部に存在する圧力を表す信号を構成する。
速度信号と同類の圧力信号は従って、タコメータの固定部品10と回転部品50との間のなんらの接触もしくは誘導なしに発信される。
本発明は前述の記載に限定されず、それどころか請求項により規定される範囲内で生ずるいずれの改良型にも及ぶ。
具体的には、タコメータは、回転部品により支持される表示要素(電磁気的ターゲット)と遠隔的に協働するために、固定部品に取付けられた回転速度センサを有するものとして示されるが、センサを回転部品に、また表示要素を固定部品に取付けることが可能であるのは当然であろう。回転の速度についての情報の代理機能性を与えるように二つ以上のセンサを与えることも可能であろう。
回転速度センサはホール効果型の磁気センサであると記載されるが、例えば、磁気抵抗もしくは磁気ひずみ型センサ、あるいは実際には光学センサなどの他の非接触センサを使用できる。
補助圧力センサを取付けられるタコメータが示されるが、本発明のタコメータは、その具体的配置に限定されず、またなんら補助センサを保持する必要がない、あるいはタコメータは実際には、他の型の補助センサ、例えば車軸の曲りを測定するための歪ゲージを保持する場合がある。
回転部品をホイール上で心出しするための心出し手段はこの場合、円筒型の心出し軸受け面を具備するが、例えば、円錐状の心出し軸受け面、もしくは実際には回転部品がホイール上で心出しされることを確保するようになっているペグによる配置などのいずれか他の心出し手段が選定される場合がある。
同様に、この場合の回転式駆動手段はクランピング・カラーを具備するが、例えば、ドッグねじもしくは取付けねじなどのいずれか他の駆動部材が選定される場合がある。
最終的に、センサもしくは表示要素のうちの一つを支持するために車軸内に延びる回転部品の部分は、固定部品と整合する部分の内部に延びると記載されるが(この場合は固定部品を車軸上に心出しするために機能する円筒型部分により構成される)、センサと表示要素のうちのもう一つを支持する固定部品の部分は、回転部品と整合する部分の内部に延びることを選定することも可能である。この場合には、固定部品の部分はもはや固定部品を車軸上に心出しするための機能を果たせない。固定部品は従って、前記部分とは異なる心出し部材を含む必要がある。
1 車軸
2 ホイール
3 転がり軸受け
10 固定部品
11 端部隔壁
12 コネクタ
13 プリント回路基板
14 ホール効果センサ
50 回転部品
51 磁気ターゲット(磁石)
52 円筒型部分
53 キャップ形成構造体
54 円筒型軸受け面
55 クランピング・カラー
60 補助圧力センサ
61 第一のコイル
62 第二のコイル
X 軸
2 ホイール
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10 固定部品
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53 キャップ形成構造体
54 円筒型軸受け面
55 クランピング・カラー
60 補助圧力センサ
61 第一のコイル
62 第二のコイル
X 軸
Claims (10)
- 回転軸の周囲を回転するために、車軸上に取付けられる航空機のホイール用のタコメータであって、
前記車軸に固定するための固定部品及び前記ホイールにより回転駆動されるための回転部品を具備していて、
前記固定部品及び前記回転部品のうちの一つは、前記ホイールの回転の速度についての情報を発信するために、センサと向き合っている他の部品により支持される表示要素と協働するようになっている前記遠隔センサを含んでいて、
前記固定部品及び前記回転部品は、半径方向で互いに向き合って拡張する部分を有していて、
前記遠隔センサ及び前記表示要素は、半径方向で互いと整合するように、前記部分により支持されていて、
操作時に、前記回転部品に固定される前記部分は、前記車軸の内部に延びる、
タコメータ。 - 前記回転部品に固定される前記部分は、前記固定部品の部分の内部に延びる、請求項1に記載のタコメータ。
- 前記固定部品の前記部分は、前記車軸のほぼ端部で前記センサもしくは前記表示要素を支持するようになっている、請求項2に記載のタコメータ。
- 前記回転部品は前記車軸用の保護キャップを具備し、心出し軸受け面は前記キャップ上に延びていて、また同様な前記ホイールの心出し軸受け面と協働するようになっている、請求項1に記載のタコメータ。
- 前記キャップを前記ホイール上に固定するために、前記キャップと前記ホイールの前記円錐状の軸受け面と協働するクランピング・カラーを具備している、請求項4に記載のタコメータ。
- 前記センサは磁気型から成り、また前記表示要素は複数の磁気ターゲットを具備する、請求項1に記載のタコメータ。
- 前記表示要素が前記回転部品により支持されるとき、前記センサは前記固定部品により支持され、前記センサは、前記固定部品により支持される電子機器に電気的に接続されている、請求項1に記載のタコメータ。
- 前記回転部品は、前記固定部品により支持される第二のコイルの近傍に延びるために、前記回転部品により支持される第一のコイルに電気的に接続される圧力センサを有し、前記圧力センサは、前記第一のコイルの電磁気特性に作用を及ぼすに適切になっている、請求項1に記載のタコメータ。
- 前記圧力センサは、前記回転部品により支持される電子機器に接続される、請求項8に記載のタコメータ。
- 前記第二のコイルは、前記固定部品により支持される電子機器に接続される、請求項8に記載のタコメータ。
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