JP2007023414A - 衣服 - Google Patents

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Abstract

【課題】 違和感なく快適に着用できる衣服の提供。
【解決手段】 内側の合わせ部と外側の合わせ部とを有し、該外側の合わせ部は内側の合わせ部におけるスライドファスナをその外側で覆う前立てを有し、該前立てが衣服本体の前身ごろに係止具を介して開閉される衣服であって、前記前立ての上部に、着用者の顎が当接可能で柔軟な生地からなる顎当て部を設けていることを特徴とする衣服。
【選択図】 図1

Description

本発明は、魚釣りの際に着用するレインスーツなどの衣服に関する。
雨天時の魚釣りの際にレインスーツが着用されることがあり、この種の衣服は従来から種々提案されている(例えば、特許文献1参照)。この種の衣服には、防水性や防寒性を高めるために、衣服の前面に前立てを設けて、合わせ部を前後二重にして、前立てを衣服の前面に重ねるようにしたものがある。
特開2004−44005号公報
防水性や防寒性を高めるためにはそれらに応じた生地を用いることが好ましいが、そうすると着用者の顎が衣服に擦れるなどした際に着用者に不快感がしょうじてしまう。
そこで本発明は上記課題に鑑み、違和感なく快適に着用できる衣服の提供を課題とする。
本発明の衣服は、内側の合わせ部と外側の合わせ部とを有し、該外側の合わせ部は内側の合わせ部におけるスライドファスナをその外側で覆う前立てを有し、該前立てが衣服本体の前身ごろに係止具を介して開閉される衣服であって、前記前立ての上部に、着用者の顎が当接可能で柔軟な生地からなる顎当て部を設けていることを特徴としている。
上記構成によれば、内側の合わせ部を合わせ、外側の合わせ部を合わせて着用者が衣服を着用した際に、外側の合わせ部の上部に顎が当っても、そこには柔軟な生地からなる顎当て部があってこれにより顎が保護され、違和感なく快適に着用できる。
本発明の衣服は、内側の合わせ部におけるスライドファスナの上部のさらに内側に着用者の顎とスライドファスナとの接触を防止するための顎ガードを設けていることが好ましい。
上記構成によれば、顎ガードによってスライドファスナの上部が着用者の顎に当るのを防止し、さらに、外側の合わせ部の上部に顎が当っても顎当て部により顎が保護されるから、違和感なく快適に着用できる。
本発明の衣服では、顎当ては、その上端部で内側と外側に折返された生地が前立てに縫着されてなる構成であることが好ましい。
顎当ての上端部には着用者の顎が当り易いが、上記構成のように、顎当てはその上端部で内側と外側に折返した生地とすることで、顎当ての縫着部分を顎に当らなくすることが可能となり、顎当ては柔軟な生地であるから快適な着用ができる。
本発明の衣服は、外側の合わせ部の係止具をスライドファスナとし、該スライドファスナを、顎当て部を回避する構成としていることが好ましい。
上記構成によれば、顎が当る部分にスライドファスナの上部がないから、スライドファスナの上部が顎に当らなくなり、且つそこには顎当てがあって顎当ては柔軟であるから、衣服を快適に着用できる。
本発明の衣服では、内側のスライドファスナと外側のスライドファスナとが上下方向に沿って平行であり、且つ両スライドファスナが互いに左右幅方向に位置ずれしていることが好ましい。
スライドファスナは他の部分に比べて密封性は劣るが、上記構成のように、両スライドファスナを互いに左右幅方向に位置ずれさせることで、外側のスライドファスナから内側のスライドファスナに至る空気や水など気体の浸入路が長くなる。したがって、顎当てによって快適な着用性を確保しつつ、気体の浸入路が長くなった分だけ密封性を確保することが可能となる。
本発明の衣服では、内側の合わせ部におけるスライドファスナは上下方向に沿い、外側の合わせ部におけるスライドファスナはその下部が衣服本体の左右幅方向中心に近く且つ上部ほど左右幅方向中心から左右幅方向外方に位置ずれしていることが好ましい。
この構成のように、スライドファスナの上部ほど左右幅方向中心から左右幅方向外方に位置ずれしていることにより、スライドファスナの開閉操作をその上端部から行う際に衣服が着用者の肩に近い部分で支持されることになるから、その分だけスライドファスナの開閉操作が楽になり、着用性が良好になる。
本発明の衣服は、外側の合わせ部におけるスライドファスナのスライド方向を上下方向に対して直線状に傾斜させていることが好ましい。
上記構成によれば、着用者はスライドファスナの開閉操作を無理な姿勢をとることなく楽に行える。
本発明によれば、外側の合わせ部の上部に顎が当ってもそこには柔軟な生地からなる顎当て部があってこれにより顎が保護され、そたがって衣服を違和感なく快適に着用できる。
以下、本発明の実施形態に係る衣服は、魚釣りの際に着用される衣服を、レインスーツの上衣を例に図面に基づいて説明する。図1は着用状態を示す正面図、図2は着用状態を示す上衣の上部の斜視図、図3は第一スライドファスナを閉じ前立てを開いた状態の全体正面図、図4および図5は第一スライドファスナを閉じ前立てを途中まで開いた状態の部分拡大正面図、図6はネック部での平面断面図、図7は合わせ部を開いた状態の全体正面図、図8は顎ガードを外側に露出させた状態の部分拡大正面図である。
図1ないし図3に示すように、上衣1は左右の前身ごろ3A,3Bからなる前身ごろ3と、後身ごろ4と、左右の袖6を有し、さらに左前身ごろ3Bに前立て5を設けて内外(前後)の第一,第二スライドファスナ7,8で左右の身ごろ3A,3Bそれぞれを内側および外側の左右合わせ部20,21で合わせる構成である。また、左右の前身ごろ3A,3Bはそれぞれポケット10,10を有する。
上衣1は、ネック部(カラー)11の高いハイネック状の構成を有する。そして該ネック部11の上端部まで第一,第二スライドファスナ7,8が達していて、着用者Hの顎17に対して外側に第一スライドファスナ7の上端部7aが位置する。上衣1の外皮生地は防水性、防寒性に優れたものを用いており、またネック部11が高いため、上衣1は防寒性に優れる。
図3および図4に示すように、内側の第一スライドファスナ7は上衣1の左右幅方向中心Pに設けられて、内側の左右合わせ部20,20どうしを合わせるものである。内側の第一スライドファスナ7は、そのテープ部12,13を上衣1の左右幅方向中心に上下方向(丈方向)に沿うよう縫着することで左右合わせ部20,20に設けられている。第一スライドファスナ7の開閉操作は引手7bを把持してスライダ7cを上下にスライドさせることで行う。
前記前立て(左前立て)5は、左右の前身ごろ3A,3Bにおける内側の左右合わせ部20,20の外側を覆うように設けられている。該前立て5はネック部11まで達している。前立て5は左端辺部29において左前身ごろ3Bの前面生地(外皮生地)3bに縫着され、その縫着による取付け部25を支点として左右に回動可能となっている。前立て5は正面視して、下端部5aの左右幅方向の幅B1が小さく、且つ上方に移行するほど一定の増加率で左右幅方向の幅B2が大きくなる形状に形成されている。さらに具体的に、この場合では、前立て5は細縦長の台形形状に形成されており、右端辺部(図1において正面視して左側の端辺)30は、その上端部30aが左右幅方向中心から所定距離だけ右側に位置ずれするよう上下方向に対して直線状に傾斜している。また、左端辺部29は右端辺部30と反対方向の傾斜を有している。
第二スライドファスナ8は係止具の一例であり、その下端部8bは左右幅方向中心Pから右側へ距離δ1だけ位置ずれしており、第二スライドファスナ8の上端部8cは左右幅方向中心Pから右側へ距離δ2だけ位置ずれしている。
前立て5に、外側の第二スライドファスナ8の一方のエレメント14aがテープ部14を介して縫着されている。右前身ごろ3Aの外側の左右合わせ部21,21に、第二スライドファスナ8の他方のエレメント15aが他方のテープ部15を介して縫着されている。該他方のエレメント15a(テープ部15)は一方のエレメント14aと同一の傾斜を有する。第二スライドファスナ8の下端部8bは、左右幅方向中心から右側に位置ずれして配置されている。
そして、上記構成により、第一スライドファスナ7と第二スライドファスナ8を閉じて内外方向(前後方向)に投影した場合、両スライドファスナ7,8は左右幅方向に重なる領域を有することなく、該左右幅方向に位置ずれしている。換言すれば、両スライドファスナ7,8は正面視して互いに左右幅方向に位置ずれしている。
なお、第二スライドファスナ8は、そのテープ部14,15およびエレメント14a,15aの表面側に塩化ビニル等の防水カバー8aを施したタイプのものを用いており、これによりテープ部14,15に対する防水性を担保している。
また、図6ないし図8に示すように、上衣1は、左前身ごろ3B(ネック部11)の上端部に上下方向に長く全体として略長方形の顎ガード22を有している。該顎ガード22は第一スライドファスナ7の内側(着用者Hの身側)に位置し、左端部において左前身ごろ3Bの内面に縫着され、その縫着による取付け部26を支点として左右に回動可能となっている。顎ガード22の右端部上部22aは斜め(C面取り状)に切欠かれている。また、顎ガード22は下方側に向けて先細り形状となっている。
該顎ガード22は、第一スライドファスナ7の上部を内側から覆う構成である。したがって、上衣1の着用時には、左右の前身ごろ3A,3Bの第一スライドファスナ7の内側に顎ガード22が位置することにより第一スライドファスナ7に顎17が触れることを防止している。
顎ガード22を構成する表地22bおよび裏地22cは同じ生地から構成することも可能であるが、この実施形態では表地22bには起毛加工されていない生地が使用され、裏地22cには起毛加工、あるいはメッシュ構造を有する生地(織物や編物)など、肌触りの良好なものが使用されている。
図5および図6に示すように、両スライドファスナ7,8を閉じた際に、両スライドファスナ7,8の間に入り込む阻止片31(挿入片)が設けられている。この阻止片31は、風水の浸入を阻止するもので、上下方向全域に亙って第二スライドファスナ8の他方のテープ部15の内側で右前身ごろ3Aの前面生地3aに縫着されている。そしてその右端部においてその縫着による取付け部27を支点として左右に回動可能となっている。
阻止片31は、正面視して下端部31aの左右幅方向の幅が小さく、且つ上方に移行するほど左右幅方向の幅が大きくなる形状、この場合、細長の台形形状に形成されていて、その上端辺31bは左右幅方向外方に向けて下傾斜している。すなわち、阻止片31は第一,第二スライドファスナ7,8を閉じた際に両スライドファスナ7,8の間に生じる隙間をほぼ充填する幅および厚みを有する。あるいは少なくとも第一スライドファスナ7の幅方向領域を覆う幅を有する。また、上端辺31bを左右幅方向外方に向けて下傾斜させることで、上衣1の着用時に阻止片31の上部が着用者Hの顎17に触れないよう構成されている。
さらに阻止片31に、特に防水機能のための折返し片32(堰片)が設けられている。この折返し片32は、阻止片31の左右幅方向途中に上下方向に縫着されており、阻止片31と同等の高さを有する。折返し片32は所定の左右幅方向幅(阻止片31の左右幅方向幅より小さい幅)を有して、上下端辺部32a,32bはそれぞれ阻止片31に縫着されて右側を開放した細長の袋形状に形成されている。右前身ごろ3Aに設けた第二スライドファスナ8のテープ部15と折返し片32との左右幅方向の距離Lが上方に移行するのに伴って大きくなるよう構成されている。
前立て5の上端部5bの左右幅方向中心領域に顎当て部35が設けられている。この顎当て部35は、上部の左右幅B3が下部の左右幅B4に比べて長い形状に形成されている。この場合、前立て5の上端部5bを下方に向けて突出するよう湾曲する正面視半円形に切欠き、この切欠いたスペースを補うよう、柔軟性を有する生地を、前立て5の切欠部周縁部に縫着して固定することで顎当て部35としている。この柔軟性を有する生地は、上衣1の外皮生地に比べて柔軟性を有するものである。したがって顎当て部35は上衣1の外皮生地に比べてやや防寒、防水性に劣る。この顎当て部35は柔軟性を有する一枚の生地を上端辺35aで内外に折曲げて袋状に形成している。その上端辺35aは前立て5の上端部5bと面一にある。この顎当て部35は、両スライドファスナ7,8を閉じた際に、顎ガード22の外側にほぼ対応する位置に存在することになる。そして、顎当て部35を、一枚の生地を上端辺35aで内外に折曲げて構成することにより、最も顎17に当り易い部分に縫着部分がないから顎当て部35に顎17が当っても快適な着用感覚が得られる。
上記のような構成の上衣1は、左右の前身ごろ3A,3Bどうしを第一スライドファスナ7を閉じて内側の左右合わせ部20,20で合わせ、第二スライドファスナ8を閉じると、第一スライドファスナ7の外側を前立て5で覆うようにして左右合わせ部21,21で合わせるようになる。このように上衣1は内外側に左右合わせ部20,21を有しているからその分だけ防寒性、防水性に優れ、且つ両スライドファスナ7,8を閉じた際に、両スライドファスナ7,8の間に入り込む阻止片31が設けられているから、さらに効果的な防寒性、防水性が得られる。また、第二スライドファスナ8を閉じると、外側の左右合わせ部21,21どうしは同一平面内で閉じられ、左右の前身ごろ3A,3Bの左右合わせ部21,21どうしに段差が生じない。このため、左右の前身ごろ3A,3Bを面ファスナ等を用いて内外で合わせる場合に比べて、水密性および気密性すなわち密封性が向上する。さらに、ネック部11が高いため、防寒性に優れる。
特に、第一スライドファスナ7と第二スライドファスナ8とは、これらを閉じて内外方向(前後方向)に投影した場合、スライドファスナ7,8どうしは左右幅方向に重なる領域を有することがないよう、互いに左右幅方向に位置ずれしている。一般に、縫着部からは、水や空気(風)が入り易いといえる。しかしながら、この実施形態における上衣1では、第一スライドファスナ7と第二スライドファスナ8とは左右幅方向に位置ずれしており、そのテープ部12,13,14,15も左右幅方向に位置ずれしている。したがって、第二スライドファスナ8のテープ部14,15の縫着部から仮に水が浸入したとしても、内側にある第一スライドファスナ7のテープ部12,13の縫着部には、第二スライドファスナ8のテープ部14,15の縫着部から浸入した水が直接的に至りにくい。換言すれば、水や空気の浸入路がその分だけながくなるから密封性に優れる。
また、両スライドファスナ7,8を閉じた際に、両スライドファスナ7,8の間に入り込む阻止片31を設けているから、この阻止片31によって内側への水の浸入や風の入り込みが抑えられることは前述した通りであり、さらに阻止片31には折返し片32を設けているから、第二スライドファスナ8のテープ部14,15の縫着部から浸入した水は、折返し片32の開放側から入って堰き止められるから、内側への水の浸入防止が確かになる。
さらに、前述のように、右前身ごろ3Aに設けた第二スライドファスナ8のテープ部15と折返し片32との左右幅方向の距離Lが上方に移行するのに伴って大きくなるよう構成されている。一般的に、雨は上衣1の上部から上衣1の内側に浸入し易いといえる。しかし上記構成のように、テープ部15と折返し片32との左右幅方向の距離Lを上方に移行するのに伴って大きく設定しているから、その分だけ上衣1の上部では水が内側に浸入しにくい。
上衣1は顎ガード22を有しているから、第一スライドファスナ7の上端部7aが着用者Hの顎17に当らなく、顎ガード22の裏地22cには起毛加工されている生地、あるいはメッシュ構造を有する生地が使用されているから、肌触りおよび気密性が良好であり、ハイネックの構成を有していても快適な着用感覚が得られる。
ところで上衣1は内側外側の両側で左右合わせ部20,21を有して、この左右合わせ部20,21はネック部11まで達しているから、着用者Hの顎17は外側でネック部11に接触することが考えられる。しかしながら、ネック部11には顎当て部35が設けられており、この顎当て部35は柔軟な生地から構成されているから、仮に着用者Hの顎17が顎当て部35に当っても肌触りが良好であり、快適な着用感覚が得られる。一方で、このような柔軟な生地は水密性や気密性にやや劣るのが一般的である。しかしながら、顎当て35の上端辺35aは着用者Hの顎17が左右幅方向に動いてもその領域に相当する充分な上部の左右幅B3に設定しつつ、下部の左右幅B4を小さくした形状により、水密性や気密性を担保する。なお、水密性や気密性をいっそう確実にするために、顎当て35を構成する生地の裏面に樹脂製のフィルムを施すことも考えられる。
さらに、前立て5は正面視して下端部5aの左右幅方向の幅B1が小さく、且つ上方に移行するほど一定の増加率で左右幅方向の幅B2が大きくなる形状とし、この前立て5に第二スライドファスナ8の一方のテープ部14を縫着し、右前身ごろ3Aの左右合わせ部21,21に、第二スライドファスナ8の他方のテープ部15を縫着することで、上記のように第二スライドファスナ8を傾斜させてネック部11の左右幅方向中心に配置した顎当て部35を回避している。
上記実施形態では、係止具としてスライドファスナを用いたがこれに限定されるものではなく、充分な気密性を確保可能であれば、スライドファスナの代わりに面ファスナを用いて左右合わせ部21,21を開閉するよう構成してもよい。この場合、左右合わせ部21,21は前後に重なる構成となる。しかし、左右合わせ部21,21の少なくとも内側に位置する合わせ部21における着用者Hの顎17に当る領域に顎当てを設けておくことで、上衣1を快適に着用することができる。
尚、顎ガード22の有無とは無関係(もしくは内外側に合わせ部を有する構成とは無関係)に、スライドファスナを用いて合わせ部を開閉する衣服において、該スライドファスナのスライド方向を着用者の顎に対応する領域から回避させる方向とするとともに、合わせ部の上部における着用者の顎に対応する領域に柔軟な生地からなる顎当てを設ける構成とすることで、スライドファスナを閉じた際にその上端部が着用者の顎に当ることがなく、且つ顎には顎当てが当るから不快感なく着用でき、特に、スライドファスナを上下方向(丈方向)に対して傾斜させることで、着用者にとってスライドファスナのスライド操作、すなわち開閉操作がし易くなる。
また、上記実施形態では、阻止片31は第二スライドファスナ8の他方のテープ部15の内側で右前身ごろ3Aとは別体のものをその前面生地3aに縫着した構成としたが、これに限定されるものではない。例えば、阻止片31は右前身ごろ3Aの前面生地3aを縦長の袋状に絞込んで前面生地3aと一体に形成し、取付け部27を支点として左右に回動可能とすることも考えられる。
本発明の実施形態を示す上衣の着用状態を示す正面図。 同じく着用状態を示す上衣の上部の斜視図。 同じく第一スライドファスナを閉じ前立てを開いた状態の全体正面図。 同じく第一スライドファスナを閉じ前立てを途中まで開いた状態の部分拡大正面図。 同じく第一スライドファスナを閉じ前立てを途中まで開いた状態の部分拡大正面図。 同じくネック部での平面断面図。 同じく合わせ部を開いた状態の全体正面図。 同じく顎ガードを外側に露出させた状態の部分拡大正面図。
符号の説明
1…上衣、3A,3B…左右の前身ごろ、3…前身ごろ、5…前立て、5a…前立ての下端部、7…第一スライドファスナ、8…第二スライドファスナ、8a…防水カバー、11…ネック部、12〜15…テープ部、17…顎、20,21…左右合わせ部、22…顎ガード、31…阻止片、31a…阻止片の下端部、31b…阻止片の上端辺、32…折返し片、35…顎当て部、H…着用者、P…上衣の左右幅方向中心、B1…下端部の左右幅方向

Claims (7)

  1. 内側の合わせ部と外側の合わせ部とを有し、該外側の合わせ部は内側の合わせ部におけるスライドファスナをその外側で覆う前立てを有し、該前立てが衣服本体の前身ごろに係止具を介して開閉される衣服であって、前記前立ての上部に、着用者の顎が当接可能で柔軟な生地からなる顎当て部を設けていることを特徴とする衣服。
  2. 内側の合わせ部におけるスライドファスナの上部のさらに内側に着用者の顎とスライドファスナとの接触を防止するための顎ガードを設けていることを特徴とする請求項1記載の衣服。
  3. 顎当ては、その上端部で内側と外側に折返された生地が前立てに縫着されてなる構成であることを特徴とする請求項1または請求項2記載の衣服。
  4. 外側の合わせ部の係止具をスライドファスナとし、該スライドファスナを、顎当て部を回避する構成としていることを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れかに記載の衣服。
  5. 内側のスライドファスナと外側のスライドファスナとが上下方向に沿って平行であり、且つ両スライドファスナが互いに左右幅方向に位置ずれしていることを特徴とする請求項4記載の衣服。
  6. 内側の合わせ部におけるスライドファスナは上下方向に沿い、外側の合わせ部におけるスライドファスナはその下部が衣服本体の左右幅方向中心に近く且つ上部ほど左右幅方向中心から左右幅方向外方に位置ずれしていることを特徴とする請求項4記載の衣服。
  7. 外側の合わせ部におけるスライドファスナのスライド方向を上下方向に対して直線状に傾斜させていることを特徴とする請求項6記載の衣服。
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